2018年6月18日17時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で震度6弱の地震を観測した。
気象庁によると、震源は大阪府北部で深さ約13km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.1と推定される。
大阪府内で震度6弱が観測されたのは、統計を取り始めてから初めて。
総務省消防庁の午後5時時点でのまとめでは、大阪府で3人が死亡、2府4県で307人が重軽傷を負った。
大阪府と兵庫県では火災が計4件発生。
松井・大阪府知事は、自衛隊に災害派遣を要請した。
気象庁によると、震度6弱を観測したのは、大阪市北区や大阪府の高槻市、枚方(ひらかた)市、茨木市、箕面(みのお)市の5市区。
震度5強は、大阪市都島区や大阪府の寝屋川市、京都市中京区など、18市区町に上った。
震度5弱は滋賀県南部と兵庫県南東部、奈良県だった。
また、近畿地方を中心に、関東地方から九州地方の一部にかけて、広い範囲で震度4~1を観測。
気象庁は、揺れの強かった地域では1週間程度、震度6弱程度の地震のおそれがあるとして、警戒を呼びかけている。
大阪府災害対策本部などによると、高槻市で市立寿栄小学校のプールの塀が倒れ、4年生の女児(9)が下敷きになり死亡。
大阪市東淀川区では、民家の外壁の下敷きなった男性(80)が死亡し、茨木市では、倒れてきた本棚に挟まれて男性(85)が亡くなった。
関西電力によると、大阪府内で約17万戸、兵庫県内で約500戸が一時停電。
国交省によると、停電や揺れの影響でエレベーターが止まり、午後3時現在で、大阪や京都、兵庫など2府3県で、計163件の閉じ込めが発生した。
関電によると、福井県内の原発に被害はない。
大阪ガスによると、大阪府内の約11万戸でガスの供給を停止。
全面復旧は26~30日になる見込み。
運転を見合わせていた東海道新幹線の米原~新大阪間は、上下線ともに午後0時50分に運行を再開。
山陽新幹線も、午後3時までに新大阪~岡山が上下線で運行を再開した。
京阪神のJR在来線は一部で運行を再開したが、大半の路線は午後5時以降再開の見込みで、終日、運転を見合わせる路線もある。
私鉄では、阪急は神戸線と宝塚線を除いて運転を見合わせている。
阪神、南海、近鉄、京阪は全線、大阪メトロは一部の路線で運転を再開。
大阪モノレールは18日の運行を終日取りやめ、再開の見通しは立っていない。
空の便にも乱れが出て、関西エアポートによると、18日午後3時までに大阪(伊丹)空港で82便が欠航した。
防衛省によると、大阪府北部の地震を受け、松井府知事から自衛隊に対し災害派遣要請があった。
自衛隊は、吹田市の国立循環器病研究センターへの給水支援にあたっている。
大阪府教育庁は、18日午前の地震の影響で、府内北部の府立高23校、府立支援学校18校を休校にした。
また、府教育長によると、13市町の小中学校が休校になっているという。
大阪市教委は、市立の幼稚園と小中学校、高校の全493の園・校で休校することを決めた。
出典
『大阪北部地震3人死亡307人負傷 一時17万戸停電』
https://www.asahi.com/articles/ASL6L35C6L6LPTIL01V.html
6月19日13時47分に朝日新聞からは、モノレールの運転再開はモノレールゆえの特殊性で遅れているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪空港と門真市などを結ぶ大阪モノレールでは、全線で運行再開のめどがたっていない。
モノレールを運営する大阪高速鉄道によると、復旧に時間がかかるのはモノレールの特性に理由がある。
地震の発生で緊急停車したモノレールは18台。
乗客を避難させて安全確認を始めたが、レールの点検に使う作業車も同じレールを走るため、停車中のモノレールが障害になる。
停車中のモノレールの区間まで点検が終わると、いったん作業車をバックさせ、モノレールも車庫に戻す。
この繰り返しだという。
19日午前9時現在、18台のうち、車庫に戻せたのは7台。
担当者は「まだまだ時間がかかる」と話した。
出典
『モノレールの特性、再開の妨げに 復旧めど立たず』
https://www.asahi.com/articles/ASL6M32JQL6MPTIL00L.html
6月20日10時34分に日本経済新聞からは、モノレール復旧状況に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転見合わせが続いていた大阪モノレールは20日、始発から大阪空港駅~万博記念公園駅間で運転を再開した。
全線の運転再開には22日ごろまでかかる見込み。
出典
『日常の足やっと 大阪モノレール再開、地震3日目』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31992820Q8A620C1AM1000/?n_cid=NMAIL007
6月19日18時51分にNHK関西からは、3か所で破損した水道管はいずれも50年以上前に設置されたものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日の地震では、震度6弱の揺れを観測した高槻市で水道管が破損し、道路が冠水したり、広い範囲で断水したりするなどの被害が出た。
また、吹田市でも水道管の破損で道路が陥没したほか、大東市では、現在使われていない水道管が破損し、近くの住宅が浸水した。
この3か所の水道管は、大阪市をのぞいた府内全域に送水している大阪広域水道企業団が設置したものだった。
水道管の耐用年数は法律で40年と定められているが、3か所の水道管はいずれも50年以上前に設置され、耐震化はされていなかったという。
企業団によると、これまで大阪府内で耐震化が終わった水道管は全体の31.3%にとどまっていて、今回、破損した場所では、当面の間、耐震化の計画はなかったという。
水道を所管する厚労省によると、多くの水道管が一斉に更新時期を迎えていることや、人口減少で水道料金の収入が落ち込んでいることなどから、全国的に耐震化は遅れているという。
大阪広域水道企業団の諸角計画課長は、「工事にはさまざまな調整が必要で、時間がかかるため、破損した場所は優先順位が低くなってしまっていた。今後、老朽化している水道管の耐震化を進めていきたい」と話している。
出典
『老朽水道管が破損 耐震化進まず』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180619/0001629.html
(2/2へ続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。