2018年1月26日14時33分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前、沖縄県那覇市の那覇空港国際線ターミナルビルと国内線ターミナルビルの間にある工事現場の高所から、男性作業員2人が転落した。
消防によると、転落した作業員2人は負傷しており、うち40代の男性1人は心肺停止で病院に搬送されたが、午後1時21分に死亡が確認された。
10代の男性は意識がある状態で搬送されたが、けがの程度は判明していないという。
警察や消防、労基署が事故原因を調べている。
消防によると、作業員2人が作業をしていた場所のコンクリート製の梁と鉄骨が崩れており、2人が巻き込まれた可能性があるという。
26日午前11時51分ごろ、工事関係者から「高所作業中の作業員が転落した」との119番通報があった。
消防によると、転落した作業員2人は、高さ12~13mの地点で作業員落下防止用ネットを取り付ける作業中だった。
当時、事故の現場付近では4人が作業しており、転落した作業員以外の2人は大きな音を聞いて現場から避難したという。
出典
『那覇空港で作業員2人が転落 1人死亡、1人けが 作業員落下防止用ネット取り付け中に』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-653724.html
1月26日13時22分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防などによると、ターミナル増設工事現場で鉄骨や足場が崩れ、30代の男性作業員が倒れてきた足場に挟まれたほか、別の男性作業員1人が約12mの高さから転落した。
足場に挟まれた男性はまもなく消防に救出されたが、意識不明の重体。
転落した男性は、意識はあるという。
当時、現場にいた人の話によると、突然、ドーンという大きな音がして、その後、次々と足場のようなものが崩れたという。
那覇空港のターミナルの連結工事は国内線と国際線ターミナルを結ぶもので、去年1月に着工して今年12月の完成を目指している。
出典
『那覇空港の工事現場で足場崩落 作業員1人が重体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000119563.html
1月26日21時24分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設3階部分にあるコンクリート製の梁の一部が落下しており、警察は梁が崩れた影響で2人が転落したとみて、詳しい状況を調べる。
現場では那覇空港ビルディングが、国内線と国際線の旅客ターミナルビルを連結する4階建ての施設を建設していた。
同社によると、2人は当時、高所作業車2台のアーム先端の作業台にそれぞれ乗り、3階部分の床を設置するため、資材落下防止のネットを張る作業をしていたという。
梁は、骨格部分として設置されていたとみられる。
出典
『那覇空港の転落事故で1人死亡を確認…梁崩落影響か』
http://www.sankei.com/west/news/180126/wst1801260098-n1.html
(2021年1月27日 修正1;追記)
2021年1月25日18時32分にNHK沖縄からは、計画されていた支保工が現場の判断で作られていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
2018年の1月、那覇空港の国内線ターミナルと国際線ターミナルをつなぐ連結ターミナルの建設工事で、3階部分のコンクリート製のはりが崩れ落ち、近くで作業をしていた2人が巻き込まれました。
この事故で、うるま市の会社員の天願さん(男性、当時43歳)が死亡し、同じく会社員で沖縄市の当時18歳の男性が大けがをしました。
警察の調べによりますと、工事計画では、はりの工事をする際、支保工と呼ばれる支えを事前に作ることになっていましたが、実際には現場の判断で作られていなかったということです。
警察は、本来行うべき工事を行わず事故を起こしたとして、いずれも福岡県の建設会社の社員で、53歳の現場代理人と50歳の現場監督の2人を25日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検しました。
2人は、警察の調べに対して「事故が起きると思わなかった」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20210125/5090012975.html
1月26日16時20分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、工期が遅れていたため、この程度なら大丈夫と判断して当該作業を怠ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、当時の建設計画では、はりの崩落を防ぐため支えとなる部分を作る予定でしたが、工期が遅れていたため、2人は「この程度なら大丈夫」だと判断し、この作業を怠っていました。
2人は容疑を認めているということです。
1月25日20時20分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)からは、梁の重さは25トンだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
那覇空港では、2018年1月に連結ターミナルを造る工事をしていた際、3階部分に使われていた重さ25tのコンクリート製の梁が崩れ落ちて男性2人が巻き込まれ、1人が死亡、もう1人が重傷を負いました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4f8631b1b22b9c6d6e54817c41784bce8c8aa2
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。