2020年7月20日20時13分に山梨放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後、JR甲府駅の駅ビルの壁面から懸垂幕を吊るす金属製の部品が外れ、約14メートル下に落下した。
けが人はいなかったものの、20日の点検でも新たに複数の不具合が見つかり、応急対策が行われた。
JR甲府駅ビル「セレオ甲府」によると、19日午後3時ごろ、建物の南側の壁に懸垂幕を吊るすために取り付けられていた重さ1.3キロの金属製の部品が、約14m下の歩道に落下した。
付近には複数の人が歩いていたが、けがはなかった。
落下した部品はステンレスでできたリベットと呼ばれる部品。
壁に固定されていたが、確認したところ、7つあるリベットのうち3つが折れ、4つがなくなっていたという。
セレオ甲府は2年ごとに目視で点検しているが、直近の点検の際に異常は確認できておらず、経年劣化が原因だとみられるという。
20日に緊急点検を行なったところ、リベットが外れた場所が他にも複数見つかり、セレオ甲府は応急処置を行ない、対策を検討している。
https://www.ybs.jp/tv/wnews/news16504991.html
7月20日19時48分にNHK山梨からは、点検は地上から双眼鏡を使っての目視点検だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時ごろ、駅ビルの南側の外壁に取り付けられている、懸垂幕をかけるための枠から縦10センチ、横およそ1.2メートル、重さ1.3キログラムのステンレス製の枠の一部が歩道に落下しました。
これによるけが人はいませんでした。
会社によりますと、落下した枠は地上からおよそ14メートル上の外壁に金属製の留め具で固定されていましたが、落ちた枠を調べたところ、留め具が折れてなくなっていたということで、会社では、経年劣化が原因だとみています。
この枠は、昭和60年の駅ビルの開業時から設置されていて、去年9月に地上から双眼鏡を使い目視で行った定期点検では、異常はみられなかったということです。
会社は、20日夕方から外壁に設置している8つの枠すべての点検を行い、別の1つの枠でも同様に留め具の一部がなくなっているのが見つかったということで、留め具がなかった部分などを針金で補強するとともに、枠の修理や交換の方法などを検討しています。
「セレオ甲府」の野田店長は、「落下事故を未然に防げず申し訳なく思っている。駅前の歩道は通行量が多く、危険性が高いと認識して対応すべきだった。定期点検はこれまでも行っているが、今後は目視だけでなく、点検方法を見直していきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20200720/1040010339.html
(ブログ者コメント)
以下は、山梨放送映像の5コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。