2014年8月14日19時30分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月15日付の読売新聞鹿児島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前8時前、姶良市脇元のJR重富駅で、駅員が大きな音を聞いて外に出てみると、地上から高さ2m余りの駅舎の屋根に取り付けられていた雨どいが化粧板や金具とともに地面に落下しているのが見つかった。
落下した雨どいは鉄製で長さが7m余りあり、化粧板や金具もあわせると重さは40kg余りあるという。
ただ、落下した当時、付近には人はおらず、けが人はいなかった。
JR九州鹿児島支社によると、重富駅は昭和24年に建てられ、雨どいもその時に取り付けられたものとみられている。
7月の点検で異常はなかったが、支社が落下した雨どいを調べたところ、灰がたまっていた。
JRでは、これまでに降り積もった火山灰の重さで落ちたのではないかとみて、落下の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5053812471.html?t=1408051172207
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20140814-OYTNT50310.html
(ブログ者コメント)
特殊な事例ではあるが、灰を雪に置き換えれば・・・ということが頭に浮かんだので紹介する。
2014年8月6日17時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月7日付で毎日新聞大阪版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後3時40分ごろ、大阪府吹田市山手町3丁目の関西大学千里山キャンパスで、校舎1階の通路兼休憩スペースのつり天井が幅3m、長さ16mにわたって崩落し、校舎の耐震補強工事にあたっていた38歳~59歳の作業員3人が下敷きとなった。
3人はすぐに救出されたが、重傷とみられる。全員意識はあるという。
天井はモルタルコンクリート製とみられ、総重量は約4.4トンあった。
作業員3人は、ほかの場所で出たがれきを搬出するために通り、下敷きになったとみられる。
消防などによると、現場付近は工事関係者以外立ち入り禁止としており、学生らへの被害はなかった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG865RGSG86PTIL01M.html
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20140807ddlk27040454000c.html
2014年7月5日22時22分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後0時半ごろ、大阪市北区角田町の市営地下鉄御堂筋線梅田駅の北改札と中北東改札をつなぐ連絡通路で、広告掲示に使う重さ約40kgのステンレス製の枠が高さ約50cmの位置から落下しているのを駅員が発見した。けが人はなかった。
市交通局によると、枠は縦1.1m、横3.1m、厚さ5cm。
広告枠はトイレの改修工事に伴い、先月27日に連絡通路に移設されていた。
金具と接着テープで壁面に取り付けられていたが、移設によって接着強度が弱まったとみられる。
落下事故を受け、市交通局は今後、市営地下鉄全駅の広告枠を点検する。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140705/waf14070522220021-n1.htm
2014年7月7日12時48分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日、盛岡市の消防署でコンクリート製の外壁がはがれ、隣の駐車場の乗用車の上に落下した事故で、外壁のはがれた部分は老朽化していたのにも関わらず、建物の建設後、一度も補修工事が行われていなかったことが分かった。
この事故は5日午前1時すぎ、盛岡市内丸にある盛岡中央消防署の6階部分でコンクリート製の外壁がはがれ、隣にある県議会の議員会館の駐車場に止まっていた乗用車の上に落下したもの。
この事故では、落下した外壁で屋根がつぶれるなど乗用車が大きく壊れたが、当時、近くに人はいなかったため、けが人はいなかった。
落下した外壁は消防署の庁舎の裏側にあり、縦4m、横1.5mにわたって崩れていた。
この部分は昭和50年に建設されて以来、およそ40年にわたって、一度も補修工事が行われていなかった。
これについて盛岡中央消防署の畑中副署長は、「庁舎の裏側で人通りが少なく、人目につかない場所だったので、補修工事を行っていなかった」と説明している。
消防署では現在、はがれ落ちた部分にネットを張り、その下の部分を通行禁止にする措置をとっているが、8日から工事業者による点検を行った上で、補修工事を始める予定だという。
盛岡中央消防署の庁舎は、老朽化のため、盛岡駅近くに新しい庁舎を建設することが決まっている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045774141.html?t=1404764351064
2014年6月27日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森市教育委員会の定例会が26日あり、市内松原一丁目の中央市民センター利用者に負傷事故があったことが報告された。
センターによると、7日午前10時半ごろ、3階の中会議室で、音楽サークルが楽器の練習中に、天井から金属製の枠がついたスピーカーカバーが落下し、20歳前後の男性の頭に当たった。
男性は、頭に1cmほどの傷を負い、出血した。病院で検査の結果、軽傷だったという。
スピーカーカバーは約30cm四方で、厚さ約1cm。金属製の枠は、幅1cmだった。
スピーカーカバーは、周囲4カ所をビス留めして天井に設置されていたが、点検していなかったという。
2014年6月16日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日8時57分にmsn産経ニュースwestから、6月16日11時39分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時50分ごろ、姫路市十二所前町の市道で、街路灯に固定していた同市の放置自転車対策を啓発する木製看板(縦約2m、横約1m、重さ約15kg)が倒れ、歩いていた母娘(70歳、47歳)に当たった。
2人は、頭や右足に打撲の軽傷を負った。
市建設総務課によると、看板は昨年10月に設置。
上下2カ所に釘を打ち、針金を巻きつけて固定していたが、針金が外れたという。
同課は、風にあおられたとみている。
市は事故を受け、約40カ所の同種の看板を調べ、針金を締め直した。
同課は、「設置後、点検していなかった。市民にけがをさせてしまい申し訳ない」、「今後、設置方法に問題がなかったか調べる」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140616/waf14061608570009-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140616-OYT1T50040.html
2014年6月9日18時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東武鉄道は9日、東京都足立区のスカイツリーライン北千住駅の地下自由通路で、天井から重さ5.8kgの石こうボードが落下する事故があったと発表した。けが人はなかったという。
同社によると、8日午後7時40分頃、駅利用者から連絡を受けた駅員が確認したところ、高さ4.7mの天井から、石こうボードの一部(縦60cm、横90cm、厚さ2.4cm、重さ5.8kg)が通路に落下して砕けていた。
通路の上は飲食店のテラスになっており、同社では、5日頃から降り続いた大雨の水が流れ込んだことが原因とみて調べるとともに、東武線全駅で緊急点検を行う。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140609-OYT1T50075.html
2014年3月30日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
また、3月30日22時17分に毎日新聞から、3月30日18時37分に朝日新聞からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
30日午後4時55分ごろ、横浜市中区山下町の中華街で「外壁が崩れてけが人がいる」と通行人の男性から110番通報があった。
警察によると、2階建て中華料理店の高さ約7mの部分からモルタル製の外壁の一部(縦2m、横5m、厚さ1.5cm)が崩れ、通行人の男女6人(9~75歳)が頭や肩などに軽傷を負った。
建物は築50年以上といい、老朽化と強風ではがれ落ちたとみて調べている。
横浜地方気象台によると、同日の県内の最大瞬間風速は、同区山手町で午後3時24分に観測した24.4m。
東京湾アクアライン上下線で午後3時から同6時半まで通行止めとなったほか、久里浜(横須賀市)と金谷(千葉県)を結ぶ東京湾フェリーは計13便が欠航した。
110番通報した通行人の男性は、「強風で揺れていた」と話しているという。
店の前の雑貨店で働く女性(26)は、「当時は突風がすごかった。壁が落ちてきた瞬間、キャーという叫び声が聞こえ、通行人が頭から血を流して横たわっていた。周りの通行人も逃げ回っていた」と話した。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1403300025/
http://mainichi.jp/select/news/20140331k0000m040092000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASG3Z5SY2G3ZULOB00X.html
2013年11月1日18時38分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前、日田市天瀬町馬原の国道210号線の境橋で、橋の下の河川敷に縦・横およそ30cm、重さ4.5kgのコンクリートの塊りが剝がれ落ちているのが見つかり、国交省九州地方整備局は1日、原因調査を行った。
調査に加わった九州大学大学院工学研究院の園田佳巨教授によると、橋の上の道路のアスファルトの舗装を剝がして補修を行う工事をしていたため、その際の振動で、コンクリートの塊りが剝がれ落ちたとみられるという。
橋には、コンクリートが劣化しているところが数カ所見つかったが、空洞などは見つからず、今後、コンクリートが剝がれ落ちる可能性は低いとみられるという。
園田教授は「コンクリートが剝がれ落ちた部分だけにネットを張るなどの対策をとればいいと思う」と話していた。
また、九州地方整備局大分河川国道事務所の田中副所長は、「橋のすべての部分でコンクリートに異常がないかどうか点検し、調査を踏まえたうえで今後、橋の上を通る道路の工事方法について検討したい」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5075727121.html?t=1383342555511
2013年10月14日21時25分にNHK東北NEWS WEBから、10月14日19時16分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時ごろ、JR仙台駅前にある商業施設「エスパル仙台」の2階の入り口近くで、天井からつり下げられていた案内板が突然落下した。
案内板は、縦30cm、横1m30cmのアクリル製のボードで、重さはおよそ2kgあり、店が調べたところ、ワイヤーを固定していたステンレス製のボルトが2本とも折れていたという。
店によると、落下した案内板は2000年に設置したが、その後、点検はしていなかったという。
現場は、仙台駅のペデストリアンデッキに面した入り口の近くで、当時、付近に客2人がいたが、けがはなかった。
13日の県内は、発達中の低気圧の影響で強い風が吹いていて、仙台市では午前10時半過ぎに、全国の観測点で最も強い25.5mの最大瞬間風速を観測した。
店では、ドアが開いたとき、店内に吹き込む強い風にあおられワイヤーを固定していたボルトが折れたのが原因とみて、店内を緊急点検したうえで、同じ方法で設置していた案内板30枚を撤去した。
店では、安全な取り付け方法を検討したうえで、改めて案内板を設置することにしている
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20131014/5259451.html
http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013101401001786.html
(ブログ者コメント)
突風にあおられてステンレス製のボルトが2本とも折れるなど、ブログ者は想像したこともなかった。
せいぜい曲がる程度だろうと思っていたのだが・・・。
2013年10月11日12時4分に読売新聞から、10月11日付で毎日新聞山形版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時20分頃、山形県新庄市の新庄合同庁舎1階の新庄公共職業安定所で、石こう製の天井板1枚が落下、助成金の申請手続きに訪れていた女性会社員(59)の頭を直撃した。
女性は首に捻挫の軽傷を負った。
山形労働局によると、落下したのはカウンター型の相談窓口の天井。女性は職員と打ち合わせ中だった。
警察などによると、天井板は縦75cm、横30cm、厚さ1.5cmで重さは約1.4kg。
天井板は、アルミ製のレールにはめ込む形で設置されていた。
レールや落下した天井板の端の部分に破損がないことから、警察は、経年劣化によるゆがみが原因で落下したとみて調べている。
庁舎を建設した国交省東北地方整備局によると、官公庁では建築基準法などに基づき、庁舎内の天井板については3年以内ごとに天井裏に入り、目視または打音により、天井板をつり下げる棒や接続部分のボルトが、正常な状態かどうかを点検する必要がある。
山形労働局によると、同じ構造で設置された天井板は、地上4階、地下1階の庁舎内に約150枚ある。
しかし、「日常業務の中で職員が天井を目視で確認している」(総務課)として、新庄合同庁舎が完成した1985年以降、天井裏に入っての点検は一度も行ってこなかったという。
今回の事故を受けて、東北地方整備局は11日午前から、庁舎内の天井板すべてについて、強度などの点検を行う予定。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131011-OYT1T00371.htm
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20131011ddlk06040023000c.html
また、2013年10月12日付で読売新聞山形版から、08年にも落下したことがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2008年にも職安所内の天井板が落下していたことが11日、関係者の話で分かった。
当時の職員は、建物を管理する山形労働局に報告しておらず、同局は内規に抵触する可能性があるとして、事実関係について調査を始めた。
関係者によると、08年夏の朝に職員が出勤すると、床に天井板1枚が落下していた。割れていなかったため、そのまま天井にはめ直し、透明のテープを貼って補強した。
今回の天井板と同じタイプだが、落下した場所は異なるという。
同局によると、職安所が入る新庄合同庁舎は厚生労働省が管理。建物の破損などが見つかった時は、国有財産法施行規則に基づく同省の内規により、損害の見積もりを行い、500万円を超える場合は同省などに報告する必要がある。
同局の堀総務課長は「今回の落下事故以前に天井板が落ちたという話は聞いたことがない」と述べ、早急に事実確認を行うとした。
天井板落下から一夜明けた11日、国交省東北地方整備局の職員2人が現地を訪れ、事故現場を確認した。その上で、所長らに対し、再発防止に努めるよう口頭で指導した。
この日の山形労働局の調査で、天井板がはめ込まれていたアルミ製のレールがゆがみ、正常な状態よりも広がっていたことが明らかになった。
東日本大震災などでレールがゆがんだことが、天井板落下につながった可能性があるとみて、同局は原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131011-OYT8T01335.htm
2013年9月29日11時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
28日午前10時頃、静岡県伊豆市柏久保にある精肉店の2階建て店舗で、2階の外壁が縦約1.8m、横約8.4mにわたり崩落。
店の前の路上を歩行中の男性(68)の全身に当たり、頭や腕などに約3週間のけがを負った。
店舗は築40年で老朽化していたとみられ、警察が原因を調べている。
警察によると、外壁に貼られたタイルが下地のモルタルごとはがれ、1階のひさしを突き破って落ちた。
近くの美容師の女性(63)は「大きな音に驚いて外に出てみると、道路いっぱいにがれきが広がり、男性が応急処置を受けていた。壁は台風でも崩れず、危なそうな様子はなかったのに」と驚いていた。
現場は、伊豆箱根鉄道修善寺駅前の商店街の一角。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130928-OYT1T01103.htm
(ブログ者コメント)
写真を見ると、大小様々な破片が広範囲に散らばっている。
突然落ちてきたら逃げる暇などなかっただろう・・・そう思わせるほどの散乱状況だ。
笹子トンネル天井崩落事故の時もそうだったが、このような事故のたびに思うのが、もう1分、通りかかるのがずれていたら・・・ということだ。
まこと、事故というもの、運・不運にも左右されるところがある。
2013年9月27日7時5分に福井新聞から写真付きで、また9月27日19時58分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井市の県有施設「ふくい健康の森」温水プールで今月10日、天井の空調ダクトを固定するためのリング状金具(直径約40cm、重さ200gほど)が営業中に落下していたことが、26日分かった。けが人はなかった。
同様の金具は少なくとも天井の数十カ所に設置され、ほかにも天井4か所で金具が外れダクトに引っかかっただけになっているのが見つかり、落下の危険性があるとして現在、施設は休止している。大規模な点検と補修が必要で、再開のめどは立っていない。
この施設には25mプールや流水プール、幼児用プールがあり、10m以上の高さのある天井一面に、暖房用のダクトが走っている。
問題の金具はステンレス製で天井の骨組みに取り付けてあり、そこから金属棒が延び、ダクトがずれないように固定している。
金具は10日午前11時半ごろ、出入り口付近の25mプールサイドに落下した。当時20人超の利用者がおり、「ドン」という大きな音に気づいた人もいたという。金具はさびたように腐食し、先端部は破損していた。
トラブル当日の午後と11日は落下場所周辺を立ち入り禁止にした上で営業を継続。12日に全面使用休止とした。
同施設は現在、指定管理者の県健康管理協会が運営している。
両者によると、1997年にオープンし、これまでこの金具を交換したことはない。
建築基準法に基づき3年に1度、点検を行っているが、金具は地上からの目視のみだったという。
県は「プールは湿度が高く蒸気に塩素も含まれるため、金具も想像以上に傷みが進んでいる」と説明。専門業者による点検と補修を検討している。
同協会は利用定期券を約500人に販売している。再開の見通しが立たないことから謝罪文を送り、返金に応じている。「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。一日も早く安全を確保し再開したい」としている。
出典URL
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/45922.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054850062.html?t=1380323551224
(ブログ者コメント)
写真で見ると、天井はかなり高い。
下から望遠鏡などで見ただけでは、よほどじっくり見ない限り、外れているかどうかの見極めは難しいのかもしれない。
ちなみに点検状況に関し、NHKからは、上記福井新聞の記事とは若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金具については、県の指定を受けて施設を運営する財団法人が年に一度、法律に基づいて目視で点検していたが、ことし3月の時点では異常が見つからなかったとしている。
2013年9月2日19時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前0時35分ごろ、東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅の天井から、重さ約11kgのステンレス板が、出入り口に上がるエスカレーター乗り場の踊り場付近に落下した。
同社によると、エスカレーターに乗ろうとしていた客2人の間に落ち、けが人はいなかった。
ステンレス板は天井からの水漏れを防ぐためのもので、L字形(縦約20cm、横約10cm、長さ約366cm)。
天井のアルミ製の化粧板に24本の鉄製のねじで固定されていたが、劣化したねじがさびるなどして抜けて、落下したという。
ステンレス板の落下は初めてで、2001年5月に設置した後、目視でしか点検をしていなかった。
同社は今後、全駅の同様の箇所で打音や手で触るなどの緊急検査をするとしている。
同社広報部は「大変ご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます。今後このようなことがないよう適切な対処をしていきます」とコメントしている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY201309020349.html
2013年8月3日23時32分にmsn産経ニュースwestから、また8月4日付の毎日新聞大阪版からは写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前11時半ごろ、大阪市北区大深町の「梅北地下道」(全長約200m)で、天井のコンクリートが崩れているのを通行人が発見し、警察に通報した。
警察が調べたが、けが人はなかった。
警察によると、地下道の西側入り口から50m付近の天井に直径約10cmの穴があき、縦約1.8m、横約0.6mにわたってコンクリートが剥がれ落ちていた。
地下道の上には今年3月に営業を終えた旧JR貨物梅田駅があり、地質調査のため地上でボーリングしていた業者が誤って深く掘り過ぎたため、地下道の天井を貫通したとみられるという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130803/waf13080323360028-n1.htm
http://mainichi.jp/area/news/20130804ddn041040026000c.html
2013年7月12日21時6分にNHK甲府から、7月13日付で山梨日日新聞と朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後0時半すぎ、JR甲府駅の1番線ホームで、天井板と板の回りについていたアルミ製の枠が落ちているのを駅員が見つけた。
落ちていたのは、ホームから5mほどの高さにある、渡り廊下の下の部分にあった重さ約250gのアルミ製の枠と、長さ2mあまり、幅15cmほどの重さ約2kgの強化セメント製天井板。
落下した現場は線路側の反対のホームの奥まった部分で、この落下によるけが人はいないという。
JR東日本によると、落下した天井板は昭和59年に設置され、天井に取り付けられた枠に、接着剤で固定されていた。
目視による点検が年3回あり、今年4月の点検では異常は見つからなかったという。
12日朝の巡回でも、異常は見られなかったという。
天井板は設置された後、一度も補修や改修をしていないことから、JR東日本は固定していた接着剤が劣化し、落下したのではではないかとみて原因を調べている。
落下後、甲府駅の同じ素材の天井は撤去したという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043011551.html?t=1373663597707
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/07/13/1.html
(ブログ者コメント)
笹子トンネル天井板落下も、接着剤劣化が事故の一因だった。
(2013年7月27日 修正1 ;追記)
2013年7月13日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
落下したセメント製の天井板は、長さ約2.1m、幅約15cm、厚さ約3mmで、ホームから約5m高さに設置されていた。
厚さ約0.5mmのL字型のアルミ製の枠に接着剤を付けて天井板を下から支える構造になっていたが、枠も一緒に落下した。
大阪市は2日、同市都島区中野町4の市道で1日、道路脇の支柱(高さ約8m)の先端から、アルミ製の照明器具(長さ約85cm、幅約40cm、重さ約23kg)が落下し、走行中のトラックに当たる事故があったと発表した。けが人はなかった。
管理する市建設局によると、1日午前10時半ごろに落下し、トラックのサイドミラーが壊れた。
この街灯は2011年3月に設置。
照明器具は4本のボルトで支柱に固定されていたが、ボルトごと抜け落ちていた。
支柱に車が接触したような跡があったが、落下の原因は分からないという。
同様の街灯は市内に約8万5000基が設置されているが、落下は初めてという。
市建設局は、「メーカーと共同で落下の原因を調べる」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130703k0000m040085000c.html
29日午後1時25分ごろ、近鉄奈良線生駒駅中央改札口付近で、高さ約4mの天井から、最大で長さ3mの金属部品2本が落下した。人通りは少なくけが人はいなかった。
近鉄によると、落下した金属部品2本はアルミ製のL型で、1本は長さ3m、重さ約800g。もう1本は縦約2.3m、重さ約600g。
天井のはりに接着剤で取り付けられており、落下原因は接着面の劣化とみられる。
近鉄は「乗客に身近な場所を優先して点検したい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130629/waf13062919490021-n1.htm
27日午後4時40分ごろ、静岡市清水区の静岡鉄道桜橋駅周辺を通過しようとした上り電車の運転士が、線路内に大きな鋼板が落ちているのを発見し、電車を緊急停車させた。
けが人はなかったが、この影響で電車に約4分の遅れが生じた。
鋼板は長さ74cm、幅50cm、重さは9kgもあった。
静岡市などが確認したところ、線路の上に架かる桜橋のコンクリート底板の底面を覆うように設置されている鋼板1枚が剝がれ落ちていた。
落下した部分は腐食が激しく、経年劣化が原因と考えられる。
桜橋を管理する静岡市と静岡鉄道は、28日未明の運行終了後、橋全体の打音検査を行い、ほかに落下しそうな部材がないことを確認。
静岡鉄道は28日は始発から通常通り運行している。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130629/szk13062902070002-n1.htmその間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。