2023年2月7日18時36分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日 静岡県御前崎市のバイオマス発電所で事故があり、11人が体調不良に、うち1人が死亡しました。
現場付近からは許容濃度の6倍の一酸化炭素が検出されており、警察が当時の状況を調べています。
鈴木記者:
「警察が厚労省などと一緒に現場の見分を行っています。あちら赤茶色の建物の内部を覗いているように見えます」
7日 御前崎港にある建設中のバイオマス発電所で、設計や施工をしたメーカー立ち会いのもと、警察が見分を行いました。
この発電所では6日 溶接作業中の作業員など11人が体調不良になり、このうち70歳の男性が心肺停止の状態で搬送され、その後 死亡が確認されました。
11人全員に一酸化炭素中毒の症状があったということです。
御前崎港バイオマスエナジー・若狭発電所長:
「この度はご迷惑・ご心配をかけ申し訳ありません。溶接作業をしていた作業員が最初に倒れ、その後 おそらくはっきり確定ではないが、救護にあたった人も同じく一酸化炭素中毒で倒れたと」
これまでに、事故は、排気ガスを浄化する装置の溶接作業中に起きたことが分かっています。
また、消防が現場に駆け付けた際には、許容濃度の6倍の一酸化炭素が検出された場所もあったということです。
警察は、当時の状況や事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3feb3499c5fd3bed9e07fb0263afd08aeb4d4d1f
2月7日12時27分にNHK静岡からは、大型ダクトの中で溶接していた、突然倒れた2人を助けようとして複数の人が巻き込まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社の説明によりますと、6日は午後2時半ごろから、ばいじんをろ過する「バグフィルター」につながる大型のダクトの中で、溶接作業をしていた作業員2人が突然、倒れたということです。
「バグフィルター」の周辺では、複数の作業員が工事にあたっていて、2人を助けようとして複数の人が巻き込まれたとみられるということです。
この発電所は、木質のバイオマス燃料をボイラーで燃やして蒸気で発電する仕組みで、ことし7月の運転開始を予定していますが、事故を受けて工事を中止しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230207/3030019166.html
2月7日20時14分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、通報時に測定した酸素濃度は17%だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<野田記者>:
「事故は茶色い建物の中、バグフィルター設備内で起こりました」
「バグフィルター」とは、発電設備から出た粉じんなどを集める装置です。
死亡した作業員ともう一人の作業員は、このバグフィルターの上部で溶接作業をしていたところ、一酸化炭素中毒になったものとみられています。
関係者によりますと、通報時にバグフィルター上部で測定した酸素濃度は、一時17%だったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a9c1e03cc79308c293464e992e54d3e5d17d9ec
(2025年1月22日 修正1 ;追記)
2025年1月21日11時39分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、つながった場所で実施した乾燥焚きと溶接の作業調整を怠っていたとして現場責任者らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
磐田労働基準監督署は1月20日、労働安全衛生法違反の疑いで工事の元請け業者と現場責任者だった男性を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで、静岡地方検察庁浜松支部に書類送致されたのは、工事の元請け業者と当時の現場責任者だった男性(49)です。
この事故は2023年2月、御前崎市で建設が進むバイオマス発電所で合わせて11人が一酸化炭素中毒となり、このうちバグフィルター内で溶接作業をしていた男性作業員(70)が死亡しました。
磐田労働基準監督署によりますと、元請け業者と現場責任者の男性は、事故があった当日、ボイラーの内部で一酸化炭素が発生する恐れがある「乾燥焚き」の作業が行われていたにもかかわらず、別の下請け業者に対して作業の調整や連絡を怠った疑いが持たれています。
死亡した作業員の男性は、「乾燥焚き」をしていたボイラーとつながるバグフィルターで溶接作業をしていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/196388827c6079da62a42644bcca033fa653b545
1月20日15時48分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、乾燥焚き作業によって一酸化炭素が発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年、御前崎市で建設中のバイオマス発電所で、作業員1人が死亡した事故。
下請け業者の間で必要な連絡や調整をしていなかったとして、千葉市の会社と現場の代理人が書類送検されました。
この事故は2023年2月、静岡県御前崎市のバイオマス発電所建設工事現場で、溶接作業をしていた下請け業者の男性作業員(70)が一酸化炭素中毒で死亡したものです。
事故発生時、近くでは別の下請け業者の作業員が乾燥焚き作業を行っていて、一酸化炭素などが発生していたということです。
磐田労働基準監督署は、作業員が一酸化炭素中毒になる恐れがあるにも関わらず、作業を止めさせるなどの連絡や調整をしていなかったとして、元請け会社の東洋エンジニアリングと現場代理人を労働安全衛生法違反の疑いで、静岡地方検察庁浜松支部に書類送検しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f878c92bb5653d7a0f8c9c43c52366c62d44cfa
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。