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2017年6月18日付で毎日新聞宮城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日9時34分にNHK東北からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
塩釜地区消防本部は16日、多賀城消防署の男性署員(55)が機材の救助マットを点検中に同署2階ベランダから転落し、頭の骨を折って意識不明の重体となったと発表した。
署員はヘルメットなどを着けておらず、同本部の柴次長は記者会見で、「安全管理が行き届いていなかった。指導を徹底する」と話した。
同本部によると、15日午前、多賀城市鶴ケ谷の同署駐車場で、同署2階のベランダから、はしご車搭載の空気式救助マットに飛び降りた際、着地に失敗して頭部などをアスファルトの路面に強打したという。
男性は、この日、他の署員3人と一緒に同マットの定期点検作業をしていた。
出典
『多賀城消防署 救助マット点検 着地失敗し重体 /宮城』
https://mainichi.jp/articles/20170618/ddl/k04/040/088000c
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170616/4311781.html
6月20日9時33分にNHK東北からは、事故時のやや詳しい状況ならびに男性が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性が19日、入院先の病院で亡くなった。
男性は、救助に使う厚さおよそ2m、直径4mほどある救助マットを点検するため、高さおよそ6mのところに組まれた足場から地面に置いたマットに飛び降りた際、中心から外れて、マットのふちからアスファルトの地面に頭から転落した。
出典
『マット点検で転落の消防士死亡』
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170620/4412061.html
6月20日12時12分に東北放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は6月15日、多賀城消防署で、空気で膨らませる救助マットに穴が空いていないかなどの点検を行っていた際、高さ4mの庁舎からマットに飛び降りたところ、バランスを崩して地面に落下し、頭を打って意識不明の重体となっていた。
消防署がつくる点検項目の中に、実際に飛び降りての確認は求められていなかった。
出典
『救助マットから転倒の消防署員死亡』
http://skip.tbc-sendai.co.jp/01news_2/20170620_29226.htm
(ブログ者コメント)
救助マットの不具合有無は、実際に人間が飛び降りてみないと分からない・・・といった動機でもあったのだろうか?
それとも、人間相当の重しを落とす設備がなかったためだろうか?
2017年1月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6713/
(2017年6月22日 修正2;追記)
2017年6月14日20時25分にNHK関西から、事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
石油元売り大手の「JXTGエネルギー」は、ことし1月に和歌山県有田市の工場で起きた大規模な火災について、「配管に開いた穴から可燃性のガスが漏れ、静電気などで火がついた」とする最終報告を公表した。
それによると、火災が起きたプラントでは配管に18か所の穴が見つかり、このうち、いずれかの穴から配管を流れる可燃性のガスが漏れ、静電気などで火がついたとみられるという。
また最終報告では、穴ができた原因について、潤滑油を精製する際に発生する硫化水素を含んだ廃液が配管を腐食させたとしていて、会社は来年2月までに、廃液の濃度を薄める設備をプラントに設置するという。
JXTGエネルギーは、「再発防止策を確実に実行し、全社を挙げて安全の確保に努めます」とコメントしている。
出典
『和歌山の製油所火災で最終報告』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170614/4263101.html
6月17日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、同装置の内部にある配管が急激に腐食したことから水素ガスなどが漏れ、静電気によって着火したと結論づけた。
急激な腐食は、製造過程で生成される、アンモニア水に硫化水素が溶解した「アルカリサワーウォーター」によるもので、「(急激な腐食は)予見できなかった」とした。
再発防止策として、製造装置内への洗浄水注入設備などの設置などを挙げた。
(ブログ者コメント)
〇該社HPに事故報告書(全63ページ)が掲載されていた。
以下は抜粋。
(9ページ)
出火のシナリオとして以下を推定した。
①.運転データから15:37に 第二潤滑油抽出水添精製装置水添精製部門(PT-2 HD )の高圧パージガスライン系統において、大量に可燃性ガスが漏えいする開口が発生したと推定される。
②.漏えいしたガスは臨界速度で噴出し、漏えい後速やかに着火したと推定される。
ガス漏えい開始推定場所近傍には着火源がないため、着火源としてはガス漏えい時の静電気や衝突した微粉の火花が推定される。
③.白煙を伴うガス火災が最初に発生したと推定される。
(17ページ)
当該系の通常運転温度は約30℃であり、運転中に開口に至る可能性のある現象は以下の通りである。
①.腐食による減肉
②.割れ
③.フランジからの漏えい
(23ページ)
① アンモニウムバイサルファイドによるアルカリサワーウォーター腐食
潤滑油系脱硫装置においても反応塔下流の高圧高温分離槽の頂部流体中には、一般的な燃料油系脱硫装置と同様に、NH3に比べてH2Sが過剰に存在する。
上記環境下では、冷却されて生成した凝縮水中に溶解度の高いNH3が優先して溶解し、NH4+イオンが形成される。
その結果凝縮水がアルカリ性を帯び、H2SはHS-イオンとして凝縮水に溶解しやすくなる。
PT-2 HD装置の運転は、処理量に大きな変化はないものの、製品需要の変化に伴い原料油組成の重質原料油の処理比率が年々増加している。
これに伴い、PT-2 HD装置で生成されるNH3の総量が年々増加し、1994年に比べると2007年以降は約2倍となっている(資料-IV-22 運転状況の詳細)。
このため、NH3生成量増加に伴い、凝縮水中のアンモニウムバイサルファイド濃度が上昇し、サワーウォーターの腐食性が増加したと考えられる。
http://www.noe.jxtg-group.co.jp/newsrelease_jxtg/2017/20170614_01_1150234.html
〇報告書中、「着火源としてはガス漏えい時の静電気や衝突した微粉の火花が推定される」と記されている。
ただ、「衝突した微粉の火花」は噴出帯電現象の一つと考えることもできるので、本ブログのタイトルでは、着火源は静電気ということで一本化した。
2017年6月14日8時57分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
災害時の人命救助に解体工事業の技術や特殊機材を役立てようと、「奈良県解体工事業協会」(同県橿原市)は13日、同県と「大規模災害時における解体・撤去の協力に関する協定」を締結した。
生き埋めなどになった被災者の生存率が急激に下がる災害発生後「72時間」以内をめどに、被災建物の解体や撤去に協力する。
県によると、同様の協定は、兵庫県や大阪府などに次いで全国4例目。
同協会と県は、平成21年にも、災害によって発生したがれきなどの廃棄物の解体・撤去作業で協力協定を結んだが、同協会から今回、災害直後の人命救助でも協力したいとの申し出があったという。
この日、奈良市の県庁で開かれた協定締結式で、同協会の竹島会長は、「コンクリートの壁を破砕したり、壁に穴を開けたり、私たちは消防にはない特殊な機械や工具を持っている。もしもの際に、これらの機械や技術が役に立てばうれしい」と語った。
今後、同協会は県が主催する防災訓練に参加し、消防などとの連携を確認。
災害時には、県からの応援要請に基づいて出動し、被災地では消防の指示に従って、被災者救出のための建築物などの解体・撤去作業を行う。
訓練や作業にかかる費用は、全額、協会が負担する。
県の中危機管理監は、「協会の人員、資機材、技術力を生かし、迅速かつ安全に人命救助を行えるようになる。東日本大震災や熊本地震など大規模地震が多発し、南海トラフ巨大地震の発生も危惧される中、協力が得られたのは心強い限りだ」と話した。
出典
『災害時の人命救助 解体工事業にお任せ…奈良県と協会が協定』
http://www.sankei.com/west/news/170614/wst1706140019-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、県から出された6月6日付の報道資料。
http://www.pref.nara.jp/secure/180323/290606houdou.pdf
2017年6月15日23時13分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津市は15日、同市一里山3丁目の瀬田東市民センター前の石碑が倒れ、市立中学1年の男子生徒(12)が左脚を挟まれて骨折するなど重傷を負ったと発表した。
市によると、14日午後4時10分ごろ、重さ約200kgの石碑(縦70cm、横120cm、厚さ15cm)に男子生徒が座って前後に体を揺すっていると、石碑が後方に倒れた。
一緒にいた友人8人が石碑を持ち上げて助けたが、中1の女子生徒(12)が左手を挟まれて軽傷を負った。
石碑には市民憲章が刻まれており、1992年に設置された。
2つの石製台座にはめられており、固定はされていなかった。
市自治協働課は、「市施設で事故が起き、重く受け止める」としている。
出典
『市民憲章の石碑倒れ中学生骨折 大津、上に座って体揺する』
http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170615000175
6月15日17時57分にNHK滋賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後4時すぎ、大津市一里山の瀬田東市民センターで、市内の中学校に通う1年生の男子生徒が、建物の玄関近くに設置された、高さ70cm、重さ200kgの市民憲章が書かれた石碑の上に座っていたところ、石碑が倒れた。
男子生徒は、地面と石碑の間に足が挟まれ、左足のふくらはぎや右足首の骨を折る大けがをして、病院で手当てを受けた。
また、男子生徒を助けようとした近くにいた女子生徒も手に軽いけがをしたという。
大津市によると、倒れた石碑は平成4年から設置されていて、建物の責任者が日常的に手を触れて点検しているということで、前日の朝も異常はなかったという。
また、男子生徒は、石碑の上で足をぶらつかせて友人と話をしていたという。
今回の事故を受け、市は、ほかの市内35か所の市民センターにも同じような石碑があることから、石碑にのらないよう、注意を呼びかけている。
出典
『大津で石碑倒れ中学生大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064293551.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、石碑は2つの足の、見た目、深さ4~5cm程度の凹みに嵌め込まれていて、石碑、凹み部ともに、欠けたような様子は映像からは見て取れなかった。
2017年6月14日19時8分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時前、熊本市南区城南町にある食肉加工会社「Fジョイ」の工場と事務所を兼ねた建物で「ガスボンベから出火した」と、従業員の女性から消防に通報があった。
消防車など12台が出て消火活動にあたり、火は3時間余りたって消し止められたが、木造平屋立ての建物1棟、およそ300m2が全焼した。
警察と消防によると、当時、工場と事務所では社長や従業員など23人が勤務していて、従業員のうち、60代の女性が右腕の骨を折る大けが、10代から60代の男女4人がやけどをするなど、合わせて5人がけがをした。
また、消防隊員の男性1人が気分が悪くなり、合わせて6人が市内の病院に搬送された。
警察によると、いずれも意識ははっきりしていて、命に別条はないという。
警察は、従業員の話などから、工場にあったガスボンベに何らかの理由で引火したとみて、詳しい火事の原因を調べている。
出典
『食肉加工会社で火事 5人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004257061.html
6月15日付で毎日新聞熊本版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時ごろ、熊本市南区城南町下宮地の食肉加工会社「Fジョイ」のガスボンベが爆発し、木造平屋の事務所兼加工場約300m2を全焼した。
女性従業員(65)が右の手脚を骨折する重傷で、17~63歳の従業員男女4人も顔などにやけどを負った。
警察などによると、ボンベから漏れたガスが生肉などの加熱処理を行う部屋で引火し、爆発したとみている。
建物には、事務所や生肉などの処理室・加熱室などがあったという。
出火時は事務所にいたという女性従業員(28)は、「爆発音は聞こえなかったが、爆風で部屋のドアの一部が吹き飛んだ。従業員から火事と聞いて急いで逃げ出した」と振り返った。
出典
『火災 食肉加工会社の事務所兼工場が全焼 5人重軽傷 熊本 /熊本』
http://mainichi.jp/articles/20170615/ddl/k43/040/252000c
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月15日付の熊本日日新聞紙面に、当時の作業状況が下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
加工肉に焦げ目をつける作業中だった。
2017年6月15日4時13分にgooニュース(西日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県柳川市は、14日、保管期間が過ぎた30〜50年前の中学校の指導要録など文書約400枚を、廃棄処分にするため運搬中、誤って同県八女市立野の県道に落としたと発表した。
警察に落とし物の届け出があって発覚。
職員25人で現場の県道沿い1kmを3時間半にわたって捜索し、ほぼ全てを回収したという。
会見した成松副市長は、「個人情報が記載された文書を一時紛失し、誠に申し訳ない」と謝罪した。
市の説明によると、落としたのは旧矢留中と旧両開中の生徒の指導要録と成績一覧表。
指導要録には、当時の生徒の氏名、住所、保護者名、生年月日に加え、成績や行動の記録、出欠日数などが記入されていた。
両校の合併でできた柳南中から同日午前、柳川市クリーンセンターに持ち込まれ袋詰めにされた後、市廃棄物対策課の職員2人が、再生利用するため、八女市の製紙会社にダンプで運んでいた。
柳川市は「袋の口の結び方が緩かった」とみている。
袋はロープで荷台にくくりつけていたが、覆いはしていなかった。
成松副市長は再発防止策として、「袋を閉める際の職員による二重チェックと、廃棄文書の搬送車に覆いを掛けることを徹底する」と述べた。
出典
『学校文書400枚落とす、職員25人で3時間半捜索しほぼ回収 廃棄運搬中、福岡県柳川市』
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20170615120854806.html
6月15日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、同日、2校統合後の市立柳南中の職員が、市クリーンセンターに廃棄文書が入った段ボールを持ち込み、袋に詰め替えして4トントラックで運搬中だった。
文書が入った9袋のうち、1袋の上部のヒモが緩んでいたのが原因という。
2017年6月15日7時8分に読売新聞から、火災発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロンドン西部の高層公営住宅で、14日午前1時(日本時間14日午前9時)頃、火災が発生し、建物全体に燃え広がった。
発生から15時間以上を過ぎても消火活動が続いており、死傷者が多数出ている模様だ。
住民らは、「防火扉があるので、火事の際には自室で待機するように」との指導を受けていた。
これが被害拡大の一因になった可能性がある。
火災が起きたのは、24階建てで約120世帯が入居できる「グレンフェル・タワー」。
1974年に建てられた。
ロンドン消防当局によると、14日午前0時54分に最初の通報があり、消防車40台、消防士200人以上が出動して消火に当たっている。
出典
『英高層住宅火災、「自室待機」指導で被害拡大か』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170614-OYT1T50085.html
6月14日16時27分に日テレNEWS24からは、冷蔵庫が爆発したという話しがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イギリスメディアによると、マンションの住民は「4階の部屋にある冷蔵庫が爆発して火事になった」と話しているという。
また、火災の警報装置が作動しなかったという話もある。
出典
『英タワーマンション火災「冷蔵庫が爆発」』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/14/10364222.html
6月16日8時31分に産経新聞からは、昨年までの大改修時に外壁材料として燃えやすい樹脂などを使ったため15分程度で建物に火が回ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日0時41分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察当局は15日、昨年までに大規模改修を行った際、見栄え重視で外壁に燃えやすい素材を使用したため、出火から15分程度で建物全体に炎が広がったとの疑いを強めた。
施工業者から事情を聴いている。
火災のあった高層アパートは、ケンジントンチェルシー区が改修に取り組み、昨年までの2年間で約1000万ポンド(約14億円)をかけ、内装、暖房システムのほか、防水効果を高める外壁工事を終えたばかりだった。
英メディアによると、施工業者の計画書では「建物の見栄えを良くして、外観を現代風にする」との目的が強調されており、低コストで美観を得るため、表面を覆う外壁に燃えやすい樹脂などの素材が使われていた。
出典
『見栄え重視の外壁 火の回り早める? 出火から15分で全体が炎上』
http://www.sankei.com/world/news/170616/wor1706160023-n1.html
『ロンドン高層住宅火災、数十人が行方不明 死者17人に』
http://www.asahi.com/articles/ASK6H6FQNK6HUHBI022.html
6月19日0時50分に産経新聞からは、英国では禁止されている外壁材を使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
英国のハモンド財務相は18日、BBC放送に、改修工事で使用した安価で耐火性の低い外壁材が「欧州や米国と同様に、英国で使用が禁止されているもの」と述べた。
英メディアは、外壁材は2種類あるうち、より安価で耐火性が低い方が使用されていたと報じている。
出典
『ハモンド財務相「外壁材は英国で禁止」 安価で耐火性の低いものを使用』
http://www.sankei.com/affairs/news/170619/afr1706190002-n1.html
6月16日付でBBC NEWS JAPANからは、古い建物ゆえ設置義務の遡及適用がなくスプリンクラーは設置されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イングランドでスプリンクラーの設置が義務付けられているのは、2007年以降に建てられ、高さ30m以上の建物のみだ。
この決まりは、過去にさかのぼって適用されないため、1974年に完成したグレンフェル・タワーにも適用されなかった。
建物の構造や使用方法に根本的な変更を加える場合は、既存の高層建築にもスプリンクラーを設置しなくてはならない。
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅にスプリンクラーがついていないのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40298255
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
6月16日10時0分にBBC NEWS JAPANからは、新たに設置した外装パネルと既にある壁との隙間が煙突効果を果たした可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
約870万ポンド(約12億円)が投じられた改修工事は昨年完了した。
自治体の文書によれば、断熱・防音効果を高めるため、新しい外壁材が使用され、窓が交換された。
建物の外装に断熱層を設置するのはよくあることだが、一部の建築家や建築安全の専門家は、それによる火災のリスクを認識している。
通常は断熱材で埋められる新たな外装パネルと、すでにある壁のすき間が、建物の側面に沿って炎が立ち上る経路となる恐れがあるからだと、専門家は指摘する。
・・・・・
出典
『ロンドンのタワーマンション火災 改修計画に「防火壁」はなかった』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7810_1.php
6月15日付でBBC NEWS JAPANからは、自室に影響ない火事なら室内にとどまれというマニュアルだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
グレンフェル・タワー内に掲示されていた火災時行動マニュアルは、自室で発生した、もしくは自室に影響を与えている火事でなければ、室内に留まるよう住民に勧告している。
・・・・・
これは、大型集合住宅において比較的スタンダードな勧告だ。
・・・・・
元消防士で防火対策専門家のエドワーズさんは、「自室に留まる」方針は、火事に直接影響を受けない住民が不要に避難して通路をふさがないようにするためだと話す。
大事なポイントとなるのは、炎の広がり方だ。
英国の防火対策の基本は、鎮圧可能な規模の火事を前提としている。
高層集合住宅は、通常、たとえ1カ所で出火しても、建物全体には広がらないよう設計されている。
個別の住宅はそれぞれ独立して、延焼を防ぐように設計されているはずだ。
しかしグレンフェル・タワー火災の場合、炎が瞬く間に建物全体に燃え広がった。
その速度は前例がないとエドワーズさんは言う。
・・・・・
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅の住民は「室内に留まる」よう指示されるのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40284049
6月14日22時44分に産経新聞からは、日本で同様の火災が起きる可能性は低いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タワーマンションなどの日本国内の高層住宅は、延焼防止構造や防災設備の設置が義務付けられ、今回のロンドンと同様の火災が起きる可能性は低いとされるが、適切に管理されていることが前提となる。
総務省消防庁によると、はしご車が届かない11階建て以上の建物は高層ビルと位置づけられ、建築基準法や消防法で規制される。
マンションの場合、各部屋の鉄扉の外側に廊下が設置され、ベランダ側も仕切りで分断。
11階以上はスプリンクラーの設置が義務付けられ、どの部屋で火災報知機が作動しても管理室を通じて全部屋に知らせる仕組みが取られている。
平成27年に全国で起きた高層マンション火災は計477件で、うち死亡火災は13件(14人)。
だが、高層マンション火災全体の平均焼失面積は3.4m2にとどまる。
同庁予防課の担当者は、「国内では、焼けても1室だけで済む例が多く、大規模な延焼や逃げ遅れは考えにくい」と話す。
ただ、不適切な管理で危険が生じたケースもある。
平成元年8月、東京都江東区の28階建てマンションから出火、24階の約100m2が焼け、子供ら7人が一時取り残された火災では、発生を知らせる放送に不具合があったという。
神戸大学都市安全研究センターの北後明彦教授(60)=防火避難計画=は、「設備の点検も人の手で行うことなので、過信しすぎてはいけない。法律は最低限の安全対策」と訴えた。
出典
『日本の高層マンションなら…専門家「燃えても1室だけ」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170614/afr1706140032-n1.html
(ブログ者コメント)
写真を見た瞬間、木造建築でもないのに、なぜ建物全体が燃えているのだろう?と思った今回の火災。
まさか、外壁材に燃えやすいものが使われていたとは・・・。
設計施工に携わった人の中に、危険予知した人はいなかったのだろうか?
2017年3月11日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6874/
(2017年6月21日 修正4 ;追記)
2017年6月13日8時17分に産経新聞westから、御坊市が調達したきざみのりゆえ営業停止は不当と調理委託業者が提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県御坊市の市立給食センターで一括調理された学校給食を食べた小中学生ら800人以上が下痢や腹痛などの症状を訴えた集団食中毒で、県から営業停止処分を受けた同センターを運営する調理委託業者の「Sサービス」(東京都)が、処分の取り消しを求め、和歌山地裁に提訴していたことが分かった。5月1日付。
6月12日の定例会見で仁坂知事は、「当然、争わないといけない」と述べた。
訴状などによると、大阪市の食品加工業者が提供した「きざみのり」を使用したが、御坊市が調達した食材であり、過失はなく、営業停止処分は違法などとしている。
今年1月下旬の集団食中毒の発生後、県は、同社が運営する同センターの運営状況を調査。
14日間の営業停止処分を出した。
今年2月に東京都内の小中学校で発生した集団食中毒の原因が、御坊市の調達先と同じ大阪市の食品加工業者が提供した「きざみのり」と判明した。
処分後、同社は県内外の24自治体の給食事業の参加資格の停止や指名停止を受けており、同社は、「食中毒の過失はなく、創業以来食中毒事故がなかった当社のブランドが毀損された」と主張している。
一方、県側は答弁書をまとめ、近日中に同社側に送付する方針。
営業停止処分について、県食品生活衛生課の担当者は、「県内でこれ以上、食中毒の被害が拡大しないようにとった適切な対応。処分の取り消しに応じることはできない」と争う方針を示している。
出典
『給食食中毒のり訴訟 業者「御坊市が提供」VS和歌山県知事「当然争う」』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130015-n1.html
(ブログ者コメント)
他社から支給された物品を使用して、その物品が原因で事故が起きた場合、責任はどちらが負うべきなのだろうか?
ブログ者は、以前、安全保護具を安易に貸し借りして、その保護具の不具合で事故が起きた場合、貸した側の責任が問われることがあると聞いたことがあるのだが・・・。
2017年6月13日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、実験装置の写真付きでネット配信されていた。
水に浸ると発電する水電池の特性を活用した警告灯で河川の水位上昇を知らせる、国交省による初の実証実験が、山形県高畠町で始まった。
水電池を設置した高さに水位が達すると、町道脇に設置された警告灯が自動的に点灯する仕組み。
視覚的に知らせることで、緊急避難の目安を示すことを狙った。
国交省山形河川国道事務所(山形市)が県・町と共同で、同町中瀬地区を流れる1級河川・和田川に警告灯1基を設置し、11日から実験を始めた。
同地区は、山形・新潟両県で100人以上が死んだ「羽越水害」(1967年8月)で被害を受けたが、和田川は、国や県による洪水予報の指定河川ではないため、避難の指標がなかった。
警告灯の構造は、上部に赤と黄色の警告灯を各1基、下部には町道下50cmと同25cmの高さに水電池を設置。
50cmの高さまで水位が上昇すると、「危険」を示す黄色灯がついて、高齢者らの避難を促す。
25cmに達すると、黄色灯に加え、全員避難の目安となる「退避」の赤色灯がつく。
今回の警告灯は、水電池自体が水位を関知するセンサーとなるため、従来タイプより確実性が高いという。
同河川国道事務所は、「水電池式は簡易で単価も安い。他地域での展開を検討していきたい」としている。
出典
『水電池警告灯 浸ると光る 水位上昇を告知、山形で初の実証実験』
https://mainichi.jp/articles/20170613/ddm/012/040/079000c
2017年6月13日0時22分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は12日、都立小岩高校(江戸川区)で行われた1泊2日の防災訓練に参加した1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴え、訓練中の食事による集団食中毒と断定したと発表した。
炊かずに食べられるアルファ化米を使った非常用食料のワカメご飯セットが原因の可能性が高く、症状はいずれも軽いという。
都福祉保健局によると、訓練は5月19、20日に、1年生約350人が参加して実施。
19日の夕食は、米と乾燥ワカメのセットを生徒たちがお湯で調理して食べ、翌朝の朝食として乾パンとクラッカー、水が配布された。
発症者1人の便とワカメの検体からウエルシュ菌が検出された。
ただ、都は「ウエルシュ菌は自然界に広く分布しており、発症には多くの量が必要で、検査結果からは食中毒の原因とは断定できない」としている。
ワカメご飯セットは都教育委員会が業者に発注した特注品で、全都立高校に計15万食以上を配布している。
都教委は全校に、この製品を使用しないよう通知した。
6月上旬に防災訓練で同じセットを食べた他の都立高2校でも体調不良を訴える生徒が出ており、福祉保健局が経緯などを調べている。 〔共同〕
出典
『防災訓練で112人食中毒 都立高、非常食が原因か』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17592560S7A610C1CR8000/
以下は、6月12日付で東京都から発表された資料の趣旨抜粋。
防災訓練参加者は、高校一年生(9クラス)358名。
・参加した生徒には、訓練の一環で、乾パン、クラッカー、水、及び各クラスの代表者2~4名ずつが高校の調理室を利用して調理したわかめごはん(アルファ化米)が提供された。
・防災訓練で提供された食事を喫食したことが判明している355名中112名が、5月19日(金)午後9時頃から5月22日(月)午後8時頃にかけて、腹痛、下痢等の症状を呈していた。
江戸川保健所では、6月9日(金)、下記の理由により、本件を防災訓練において提供された食事による食中毒と断定した。
・患者の共通食は、当該防災訓練で提供された食事の他にはなかった。
・発症者の主な症状は腹痛、下痢等で共通している。
・患者が食事をしてから発症するまでの潜伏時間が類似して
いた。
・感染症を疑うエピソードがなかった。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/saishin/pressshokuhin170612.html
2017年6月15日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線への飛び出し事故を防ぐため、全国の高速道路で「ワイヤロープ」の試行設置が進む。
関市の東海環状道で13日夜、全国で初めて試行設置区間での事故対応訓練があり、中日本高速道路や県警高速隊などが連携を深めた。
中央分離帯がない片側1車線の対面通行区間は「暫定2車線」と呼ばれ、ラバーポールで区切られている場所が多い。
ポールを倒したりすり抜けたりして車が飛び出す危険性が高く、国交省によると、2015年には全国で334件の飛び出し事故が起き、12人が死亡。
県内では09年以降、7人が死亡している。
死亡事故の発生率は4車線区間の約2倍という。
支柱の間を5本の鋼製ロープを通す構造のワイヤロープは、柵の役割を果たす。
衝撃緩和性に優れ、支柱を外せば、滞留車の運び出しや救急車などの通行が簡単にできる。
今年4月から高速道路各社が全国で試行設置を始め、県内では、東海環状道の富加関インターチェンジ~美濃関ジャンクション間の計1.8kmに設置されている。
管轄する県警高速隊各務原分駐隊によると、4月以降、ロープに衝突する4件の事故が発生。
安江隊長は、「いずれも飛び出し事故になる可能性があった。ロープの効果を実感している」と話す。
13日の訓練は、事故を起こした4トントラックが道を塞いだ状況を想定し、専用工具でロープを緩めて1本ずつ抜き取り、支柱6本を取り外すなどした。
県警高速隊の後藤隊長は、「迅速な現場対応は早期の捜査開始にもつながる。検証を重ねれば、まだまだ速くできそうだ」と話した。
出典
『岐阜)対向車線飛び出し防ぐワイヤロープ 試行設置進む』
http://www.asahi.com/articles/ASK6G3HZ9K6GOHGB002.html
(ブログ者コメント)
暫定2車線区間におけるロープ試行設置については、下記記事参照。
2017年3月15日掲載
2017年3月8日報道 高速道路でのはみだし事故を減らすため国の研究機関がセンターラインに設置するワイヤーロープを開発、実験結果は良好、国交省は全国12路線で試験的に設置する
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6893/
2017年6月13日18時46分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日13時10分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時すぎ、「掛川市の工場で液化天然ガスが漏れ出している」と、工場の関係者から消防に通報があった。
ガスが漏れ出したのはY水産化学工業の掛川工場で、消防などによると、燃料を貯蔵する施設にガス会社「Sガス」のタンクローリーから液化天然ガスを補充しようとしたところ、ガスが漏れ出したという。
工場では食品調味料の原料を生産していて、当時、工場内には13人の従業員がいたが、けがはなかった。
このガス漏れで、一時、周辺の道路の通行が規制されたほか、工場の従業員が避難するなど騒然としたが、市消防本部とガスを運搬していたSガスが対応に当たり、約2時間半後に漏えいを止め、規制は解除された。
Sガスによると、タンクローリーからガスを移し替える際に使う配管には、圧力を調整するための安全弁が設置されているが、この弁に何らかの不具合が生じ、ガスが漏れたとみられるということで、消防などが詳しい原因を調べている。
出典
『食品工場で「液化天然ガス」漏れ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034212561.html
『工場でLNG漏れ 道路を一時規制 掛川』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369547.html
2017年6月13日11時34分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日18時55分に和歌山新報から、6月13日18時24分にNHK和歌山から、6月15日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時ごろ、和歌山市湊の新日鉄住金和歌山製鉄所で「男性が倒れている」と119番があった。
市消防局の隊員が駆けつけたところ、男性従業員(20)が敷地内で倒れており、市内の病院に搬送された。
消防局によると、一時、意識不明となったが、同日午後2時ごろ、病院で意識を取り戻したという。
配管から漏れたガスを吸ったことによる一酸化炭素中毒の疑いがある。
警察によると、男性従業員は屋外で1人で施設の配管を点検していた。
男性従業員と無線で連絡が取れなくなったことから同僚が不審に思い捜しに行って、倒れているのを発見したという。
製鉄所によると、敷地は約470万m2。
現場は平成21年に火入れを行った新第一高炉で、事故当時は同高炉の定期補修が終わり、作業員3人で立ち上げ作業を行っていたという。
男性従業員は、12日午後11時から勤務していた。
高炉の近くの屋外で倒れており、配管内には一酸化炭素など有毒な成分が含まれているという。
警察が、詳しく原因を調べている。
出典
『新日鉄住金で従業員が意識不明 一酸化炭素中毒か 和歌山製鉄所』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130031-n1.html
『配管点検中に作業員意識不明 新日鐵住金』
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/06/20170613_70296.html
『製鉄所で従業員倒れガス中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044212321.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、高さ20mほどはあろうか、大きな塔のようなものが6本固まって立っていて、そのてっぺん付近にある円筒状のダクト?の側の作業床上に、数人の人が集まっていた。
2017年6月13日19時4分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月14日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島市の新交通システム・アストラムラインの軌道に、上を走る高速道路の高架橋からコンクリート片が剥がれ落ちているのが見つかり、アストラムラインは、13日朝から一部の区間で7時間あまりにわたって運転を見合わせ、およそ5000人に影響が出た。
広島市の新交通システム・アストラムラインを運行する広島高速交通などによると、13日、始発前の点検中に、作業員が軌道の上にコンクリート片があるのを発見した。
コンクリート片は撤去され、アストラムラインは始発から運転を開始したが、その後、ネクスコ西日本が調べたところ、コンクリート片は上を走る「広島自動車道」の高架橋から剥がれ落ちていたことが分かったという。
このためアストラムラインは、高架橋の点検作業のため、13日午前7時前から、長楽寺駅~広域公園前駅の間の上下線で運転を見合わせた。
見合わせは7時間あまりにわたって続いたあと、午後1時50分すぎに安全が確認できたとして運転が再開されたが、この区間で上り42本、下り41本が運休となり、広島高速交通では、貸し切りバス6台と路線バスで代替輸送を行ったが、およそ5000人に影響が出た。
ネクスコ西日本によると、軌道上に落下していたコンクリート片は4つで、最も大きなもので10cmから15cm四方、重さがおよそ1kgあり、軌道の下を走る県道にも複数、落下していたという。
ネクスコ西日本は、剥がれ落ちる危険性があるコンクリートを除去するとともに、落下防止用のネットを設置した。
現場の高架橋は昭和60年に設置され、去年実施した定期点検では異常は見られなかったという。
コンクリート片の落下を受け、ネクスコ西日本中国支社保全サービス事業部の矢嶋部長らが緊急に記者会見を開き、「通勤や通学などでアストラムラインや県道を利用していただいている方に、深くおわび申し上げます」と陳謝したうえで、施設の管理状況や今後の対応を説明した。
それによると、会社側では高速道路などについて、5年に1度、ハンマーでたたいて異常がないかを確認する打音検査など行うのに加え、鉄道と交差する場所は年に1度、目視で点検しているという。
今回の高架橋は、おととしの5年に1度の詳細な点検で損傷が確認されたものの、機能低下への影響はないとして継続的に監視することになり、去年9月に行った目視による点検でも問題はなかったという。
会社側は、点検のあり方の見直しを検討するとともに、今回の現場のように高速道路と鉄道などが交差する中国支社管内のおよそ100か所について、速やかに点検を行うことを明らかにした。
広島高速交通によると、始発から運転を見合わせるまでに7本の列車が現場の軌道を通行したが、作業員2人を配置し、異常がないか確認を続けていたということで、その後、高架橋に更に剥がれ落ちる危険のあるコンクリート片(長さ約130cm、幅約55cm)が見つかったため、急きょ、運転を見合わせることにしたという。
広島高速交通では、「対応に問題はなかった」としている。
出典
『コンクリ片落下一時運転見合わせ』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170613/4210785.html
6月14日19時13分にNHK広島からは、対象100か所のうち54か所を14日に目視で緊急点検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を受けてネクスコ西日本中国支社は、管内にある鉄道などと交差する高速道路の高架橋100か所のうち、今年に入って点検が行われていない54か所について、14日、一斉に緊急点検を行った。
このうち、広島市安佐南区緑井のJR可部線の線路の上を走る山陽自動車道の高架橋では、担当者3人が目視による点検を行った。
この高架橋は昭和63年に設置され、おととし4月に打音検査などを行った際は異常はみられなかったということだが、担当者は当時の検査結果と見比べながら、双眼鏡を使ってコンクリートが剥がれ落ちそうな所がないか点検していた。
一斉に行われた14日の緊急点検は目視による点検だったが、地上から赤外線カメラを使ってコンクリートの浮きがないかを調べる検査も報道各社に公開され、ネクスコ西日本では、今後、効果的な点検方法として本格的な導入を検討したいとしている。
道路や橋などのインフラの老朽化対策は、自治体にとっても大きな課題だ。
このうち、今回問題となったような高架橋を含めた橋についてみてみると、広島県が管理するものだけで4000か所以上あり、建設から50年以上経過しているものが4割を占め、今後20年では7割を超える見通しだという。
・・・・・
出典
『コンクリート片落下一斉緊急点検』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170614/4247121.html
出典
『高架橋点検で問題見つからず』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170616/4335001.html
2017年6月12日20時43分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、主な製品に含まれるカフェイン量の図解付きで、ネット配信されていた。
カフェインを多く含んだ眠気防止の薬や清涼飲料による中毒で、2011年度からの5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、うち3人は死亡したことが、日本中毒学会の実態調査でわかった。
ほかにも重大事故が起きており、若者を中心に「乱用」されている可能性がある。
カフェインは興奮作用があり、短時間に大量摂取すると、吐き気、心拍数の増加、興奮などの中毒症状が現れる。
個人差が大きいが、成人では1g以上で症状が出る可能性が指摘されている。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、コーヒーには100mℓ当たり0.06g、煎茶には同0.02g、広く使われている市販の眠気防止薬には1錠0.1gほど含まれ、かぜ薬や、若者を中心に人気の炭酸飲料「エナジードリンク」にも使われている。
深夜勤務に就いていた九州の20代男性がエナジードリンクとカフェイン製剤を一緒に飲み過ぎて死亡する事故が15年に報告された。
その後も、急性中毒で病院に運ばれるケースが相次ぎ、学会が初めて実態調査した。
調査に協力した全国の38救急医療施設に搬送され、カフェイン中毒と分かったケースを集計した。
患者は11年度10人、12年度5人だったが、13年度は24人に急増。15年度は37人だった。
計101人中、97人は眠気防止薬を使っており、7人が心停止、うち3人が死亡した。
心停止した人は、いずれもカフェインを6g以上取っていた。
エナジードリンクだけの中毒は4人だった。
患者の年齢の中央値は25歳で、18歳以下が16人いた。
調査した埼玉医科大の上條吉人教授は、「激しい嘔吐や動悸で非常に苦しむ症例が多い。自殺目的の過量服用もあるが、眠気覚ましのために乱用しているケースもある」と指摘する。
・・・・・
出典
『カフェイン中毒、5年で101人搬送 若者中心に乱用?』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D4D3RK6DPLBJ004.html
6月13日18時45分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コーヒーやエナジードリンクなどに含まれる「カフェイン」。
眠気覚ましに飲む人も多いと思われるが、この過剰摂取による「カフェイン中毒」で、5年間で3人が死亡していたことがわかった。
気をつけるべきポイントとは―
【運ばれてくる多くが「若者」】
日本中毒学会の実態調査で、2011年度からの5年間に、少なくとも101人がカフェイン中毒で病院に運ばれ、そのうち3人が死亡していたことが判明した。
どんなケースが多いのだろうか?
今回の調査を行った救急医療の専門家によると―
「(搬送された)多くの方が若者なんですね」
「(病院に)興奮状態で来られる方もいますね。心拍数、脈拍数が上がって、動悸を訴える方もいます。さらにひどくなると、不整脈を起こすんですね。命にかかわる不整脈を起こして心停止、心臓が止まるケースもある」
(埼玉医科大学医学部・上條吉人教授)
過剰摂取による激しいおう吐や動悸などを引き起こすという急性カフェイン中毒。
学会の調査によると、中毒により病院に運ばれた患者の数は、年々増加傾向にあるという。
【致死量の目安は「コーヒー25杯分」】
カフェインの致死量には様々な説があるが、専門家によると、短時間で摂取した場合の目安は3gほど。
コーヒーの場合は、濃度によって変わるが、1杯200mℓに0.12gのカフェインが含まれているので、つまり、致死量の目安である3gのカフェインは、コーヒー25杯分にあたる。
また、カフェインが含まれるものには、薬局などで売られている眠気覚まし用の薬もある。
中には、1日の使用量でコーヒー数杯分にあたるカフェインが含まれていることがある。
そして、コンビニなどでも販売されている眠気防止のドリンクや、いわゆるエナジードリンク。
これらもカフェインを多く含んでいるものがあり、自主的に容器に「1日当たり1本を目安に」と表示しているものもある。
【錠剤使用でリスク上昇】
上條教授は、これらの中でも、
「錠剤の方が簡単に大量に摂取できる」
「調べると、圧倒的に錠剤で中毒になる方が多い」
と話す。
・・・・・
【具体的な死亡事例では―】
容量などの使い方を誤ると死に至ることもあるというカフェイン。
実際に、死亡事例も相次いで報告されている。
2015年12月には、20代の男性が、カフェインが含まれたエナジードリンクなどを飲み過ぎたことでカフェイン中毒となり死亡。
男性は24時間営業の店舗に勤務していて、眠気覚ましのために日常的にエナジードリンクを飲み、亡くなった日は、嘔吐したあと意識を失ったという。
遺体からは、カフェイン錠剤とみられるものも見つかっている。
また、2016年12月には、岐阜県垂井町の山の上で35歳の男性が「急性カフェイン中毒」で死亡。
眠気覚ましのためにカフェインの錠剤を大量に飲んでしまったことが原因とみられている。
他にも2016年、兵庫県で睡眠時無呼吸症候群の男性が、日中の眠気のためにカフェイン製品を常用して中毒で亡くなったケースなどもあるという。
【専門家「購入上限も検討すべき」】
上條教授は、対策について、
「海外を見ると、例えばスウェーデンは、1回に購入できる錠剤の数を30錠以内に制限した。そうしたらカフェイン中毒の死亡者がかなり減った事案がある」
「日本ではカフェインの錠剤は制限なく手に入る。そういった購入の制限が必要になってくると思う」
と指摘する。
出典
『急増するカフェイン中毒、危険の目安は?』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/13/07364134.html
2017年6月12日16時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時50分ごろ、大阪府田尻町吉見の空き家から出火し、木造2階建ての建物延べ計約100m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察などによると、火元の空き家は以前アパートとして使用されていた建物で、今月5日から解体作業が行われていた。
出火当時は作業員が3人おり、グラインダー(工作機械)を使っていたところ、火花が出て引火したとみられる。
出典
『解体中の元アパートが全焼 工作機械の火花が引火か 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120032-n1.html
2017年6月12日18時39分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工場で作業中に鉄とコンクリートの塊が崩れ落ち、下敷きになった作業員の男性が死亡した。
12日午前11時半ごろ、北九州市の日本コークス工業の工場で、ダクトを切断中、鉄とコンクリート製のカバーが崩れ、作業員の男性(56)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
男性は7人で、屋外の敷地で老朽化したダクトの切断作業をしていた。
警察は、事故の原因などを詳しく調べている。
出典
『工場で作業員死亡 ダクト切断中に下敷きに 北九州』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102962.html
6月13日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダクトの解体作業をしていた下請け会社の作業員の男性が、崩れたダクトの下敷きになった。
ダクトは鉄製で、高さ約6m、幅1~2m。
工場から運び出され、地面に置かれていた。
男性は、下部を切断していたという。
2017年6月13日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日付で毎日新聞静岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時10分ごろ、静岡市のJR静岡貨物駅構内の訓練線で「車両から出火した」と、現場にいたJR東海の職員から119番通報があった。
警察によると、解体作業中だった保守用の車両1台が全焼したが、火は約1時間後に消し止められた。
列車の運行に影響はなかった。
警察は、車両を切断した際に、火花がプラスチック部分に引火したとみて調べている。
作業員は、「作業に夢中で、気づいた時には手に負えないほど燃えていた」などと話しているという。
JR東海によると、新幹線や在来線の運行に影響はなかった。
現場はJR東静岡駅から北東へ約1.1km。
出典
『火災 静岡の線路上、工事車両出火 解体中、けが人なし /静岡』
http://mainichi.jp/articles/20170613/ddl/k22/040/203000c
6月13日7時47分に静岡新聞からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市駿河区聖一色のJR東海道線の線路上で12日午前、保守用車両を焼いた火災で、作業員が車両内部の金属部分を溶断していた際、積んでいたウレタンの資材に着火したとみられることが、同日、消防への取材で分かった。
JR東海静岡支社によると、車両を廃棄する目的で、作業員3人が同日午前9時半から解体を行っていたという。
現場はJR東静岡駅東側の柚木基地内。
車両は炎と黒煙を上げ、全焼した。
出典
『溶断作業中に 資材に着火か JR火災 静岡』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369406.html
2017年6月12日17時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前1時20分ごろ、苫小牧市真砂町、出光興産北海道製油所の構内で、沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜の会社員の男性(28)が、重油から硫黄を取り除くためのチップ状の触媒の中に埋まり、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察などによると、男性は製油所の定期補修工事を請け負った企業の関連会社社員で、触媒の交換作業をしていたところ、積み上げられた触媒の山が崩れて中に埋もれたという。
出典
『触媒チップに埋まり男性死亡 苫小牧の出光興産北海道製油所』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0409586.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。