2024年1月10日19時34分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時半ごろ、北九州市八幡東区清田で、道路の掘削作業を行っていた北九州市若松区の会社員、太平さん(男性、51歳)がコンクリートや砂利の下敷きになりました。
太平さんは搬送先の病院で手当てを受けていましたが、およそ2時間後に亡くなりました。
警察によりますと、太平さんは水道管工事のため、地面に掘られた穴の中で作業を行っていたところ、崩れ落ちてきたコンクリートや砂利の下敷きになったということです。
掘られた穴は幅がおよそ50センチ、長さはおよそ4メートル50センチ、深さはおよそ1メートルで、現場には太平さんを含めて7人が工事に従事していましたが、穴の中で作業をしていたのは太平さんだけだったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20240110/5020014864.html
1月10日21時30分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、穴の内側のコンクリート(厚さ30cm)が倒れてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時半ごろ、北九州市八幡東区清田の下水道工事現場で、「作業員にアスファルトがかぶさって動かせない」と消防に通報がありました。
北九州市若松区の会社員、太平さん(男性、51歳)が病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
太平さんは水道管の移設のため、深さ1メートルの穴の中で作業していたところ、穴の内側のコンクリートが倒れて下敷きになったということです。
倒れたのは縦160センチ、横50センチ、厚さ30センチほどの大きさで、警察はコンクリート、市はアスファルトと発表しています。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、工事の関係者に話を聞くなどして事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d5e4b4467c6e41edaea1a72fffae53de58f0957
(2024年9月1日 修正1 ;追記)
2024年8月30日18時18分にNHK北九州からは、現場では下水道工事と、それに伴う水道管移設工事が違う業者で行われており、全体の安全管理を統括する業者は指名されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事を発注した北九州市上下水道局は、法律で義務づけられている工事全体の安全衛生管理を統括する業者の指名を行わなかったとして、今月13日に労働基準監督署から是正勧告を受けたことを30日、明らかにしました。
上下水道局によりますと、現場では下水道の工事と、それに伴う水道管の移設の2つの工事が行われていて、上下水道局の2つの部署がそれぞれ別の業者に発注していたため、全体の安全衛生管理を統括する業者を指名していなかったということです。
上下水道局は30日付けで労働基準監督署に対し、職員への周知徹底を行い再発防止に努めることなどを報告しました。
北九州市上下水道局は「作業員が亡くなる残念な事故が2度と起きないよう、安全管理を徹底していく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20240830/5020016400.html
2024年1月10日6時29分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市中央区南5条西5丁目にあるビル7階の飲食店で、きのう午後5時40分ごろ、「爆発音がした」と消防に通報がありました。
警察によりますと、59歳の男性店長がガスオーブンレンジを使おうとしたところ火がつかず、ふたを開けて覗き込みながら点火スイッチを回したところ引火したということです。
男性店長はひたいに軽いやけどを負いました。
警察はレンジが異常燃焼を起こし、中にたまったガスに引火したとみて事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8aa00d3e74544ddb3f590f3a01c29ff83fe2c62
2024年1月8日21時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時15分ごろ、佐賀県鳥栖市の佐賀競馬場で「従業員と馬がぶつかった」と119番があった。
競馬場を運営する県競馬組合や消防によると、レース出走前のゲート内で競走馬が暴れ、そばにいた男性従業員が巻き込まれた。
男性はけがをしたとみられ、病院に搬送されたが、意識はあるという。
同組合によると、午後7時10分出走の第9レース(9R、ダート1400メートル)で、競走馬(8歳)がゲート入りの際に暴れた。
従業員は発走係で、この馬をゲート内に入れる作業などをしていた。
佐賀競馬場は1972(昭和47)年開設の地方競馬場。
この日は12レースが予定され、9Rもその後、予定通り実施された。
同組合の担当者は取材に「容体や経緯を確認中だ」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20240108/k00/00m/040/202000c
2024年1月9日19時7分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都文京区の田中角栄元首相の旧邸宅が全焼した火災で、火元の住宅1階の仏壇付近が激しく燃えていたことが、警視庁への取材でわかった。
長女の田中真紀子元外相(79)は「線香を上げていた」と説明しており、警視庁は線香の火が出火原因とみている。
警視庁は9日、消防と合同で現場の実況見分を行った。
真紀子氏と夫の直紀元防衛相(83)も立ち会った。
警視庁幹部によると、真紀子氏は8日昼頃、仏壇のろうそくにマッチで火をつけ、線香2本を上げた後、ろうそくの火は消したと説明。
「窓ガラスが割れるような音がしたので外を見たら、煙が上がっていた」と話しているという。
火災は8日午後3時15分頃に発生。
木造2階建て住宅約800平方メートルが全焼し、敷地内の平屋住宅の一部も焼けた。
真紀子氏夫婦は当時、普段生活する平屋住宅におり、けがはなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240109-OYT1T50200/
1月9日21時41分に毎日新聞からは、仏壇周りの火災は後を絶たない、線香のような火は無炎燃焼と呼ばれているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都文京区の故田中角栄元首相の旧邸宅で起きた火災を巡り、長女で元外相の真紀子さん(79)は「線香をあげていた」と説明しているという。
火力が弱そうな線香だが、過去には死者が出たケースもあり、油断は禁物だ。
注意するポイントを消防庁に聞いた。
東京消防庁によると、仏壇などで使用するロウソクや線香による火災は2013~17年に182件発生し、2人が死亡した。
落下した線香が座布団を燃やしたり、燭台(しょくだい)にサイズの合わないロウソクを挿したために根元が割れたロウソクが傾いて、仏壇の周辺が燃えたりする事例が確認されている。
月別では、親族が集まることが多い1月が最多で23件。
次いで、春のお彼岸の3月が21件、秋のお彼岸となる9月が18件だった。
仏壇に線香を供える機会が増えるタイミングと重なっており、18年以降も、同様の火災は後を絶たないという。
線香に起因する火災は、炎が無い状態でくすぶり続けることから「無炎燃焼」と呼ばれる。
無炎燃焼が続いている状態で、風の吹き込みや他の可燃物との接触があれば炎があがり、大きな火災に発展するおそれがある。
総務省消防庁の浜田・予防課長補佐は、対策として、
▽火から目を離さない
▽カーテンや紙、ゴミなど火だねとなるものを仏壇の周囲に置かない
▽電池式の線香、ロウソクを使う
を挙げる。
その上で、「線香は倒れると、まわりの物を燃やす危険性があります。供える際に(線香を折るなどして)短くすれば、倒れにくくなるし、燃焼時間が短くなります。線香に火が付いている間は、その場を離れないでください」と呼び掛けている。
https://mainichi.jp/articles/20240109/k00/00m/040/203000c
2024年1月5日16時47分にTBS NEWS(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年8月、島根県隠岐の島町で作業中のクレーンが倒れ3人がけがをした事故について、隠岐の島警察署は、現場責任者ら男性2人を業務上過失傷害の容疑で書類送検しました。
島根県警隠岐の島警察署によりますと、5日、松江地方検察庁に書類を送られたのは、いずれも隠岐郡隠岐の島町に住む、現場責任者で会社役員の男性(61)と、クレーンを操縦していて自身も事故で軽いけがをした男性会社員(57)の2人です。
2人は、2023年8月4日午前9時半頃、隠岐の島町北方の重栖港岸壁で、漁に使う網の清掃中、網を吊り上げていたクレーンが突然倒れたため、作業中のアルバイト男性(60代)と、男性会社員(30代)に胸や肩の骨折など、全治3か月のけがをさせた業務上過失傷害の疑いです。
警察の捜査で、2人が業務上必要な注意を怠って、クレーンを安定させるアウトリガーを十分な長さで外側に張り出していなかったのが転倒の原因と判明しました。
調べに対し2人は容疑を認めているということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/bss/927294?display=1
(ブログ者コメント)
写真では、アウトリガーがほとんど張り出されていないように見える。
2024年1月7日17時30分にYAHOOニュース(CNN)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米オレゴン州のポートランド国際空港当局者は5日、アラスカ航空の旅客機が離陸直後に機体の一部が吹き飛ばされる異常事態に遭遇し、同空港に緊急着陸を強いられたと述べた。
ポートランド空港からカリフォルニア州オンタリオへ向かった1282便機で、機種は米ボーイング社製の737MAXシリーズの9型機。
同機は空港へ無事に戻った。
同航空によると、乗客171人と乗務員6人が搭乗していた。
地元の消防当局などによると、重傷を負った乗客らはいないが、1人が病院へ搬送された。
米連邦航空局(FAA)によると、同機の乗務員は空港へ引き返す前、「機内の与圧の問題を報告していた」という。
飛行状況の追跡サイト「FlightAware」によると、同便は現地時間の5日午後5時07分ごろに離陸し、空港に戻ってきたのは同5時27分ごろだった。
離陸後には一時、高度約1万6000フィート(約4800メートル)に到達していたという。
乗客の1人はCNNの取材に、離陸直後に窓や壁部分などが吹き飛んだと証言。
SNS上には、窓部分が消え、大きく開いた穴を通じ乗客が外気に直接さらされる格好になっている様子をとらえた動画が流れた。
この被害が起きた場所の数列後方から撮影したものとみられ、機内のあちこちで酸素マスクが頭上から垂れ下がっていることも確認された。
破損した場所のすぐ後ろには、少なくとも乗客2人が着席してもいた。
別の乗客は地元テレビ局に、大きな爆発音のようなものが機内後部の左側で聞こえたと述べた。
機内に出現した穴の影響でシャツが脱げそうになっている少年の体を押さえる母親の姿も目撃されていた。
非常ドアも吹き飛ばされたとの情報もある。
航空無線サイト「Liveatc.net」上の交信記録によると、1282便の操縦士は管制塔に「降下したい。緊急事態を宣言している。1万フィートまで高度を下げる必要がある」と伝えていた。
この許可が下りると「減圧している」とも報告していた。
アラスカ航空は今回の騒ぎを受け、保有する同型機の運用を一時的に停止することを決めた。
FAAも同型機の緊急点検が必要として、暫定的な運航停止を命じた。
同型機は計約171機あるという。
MAXシリーズはボーイング社の稼ぎ頭でもある旅客機。
同シリーズの8型機は以前、海外で墜落事故を2起こし、約2年の運航停止を命じられてもいた。
FAAなどのデータによると、問題が今回起きたアラスカ航空の9型機の路線での利用は過去3カ月間のみとなっており、昨年10月以降での飛行回数は約150回となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59f3a0a63c8ba558121f43ae8c8a53b0c472ccea
1月8日14時2分にYAHOOニュース(BBC)からは、吹き飛んだのが離陸直後でなければ死者が出ていた可能性あり、事故機は燃費の点で人気機種だが安全性に疑問符がついていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フライトのもっと遅い段階で不具合が起きていたら、様相は大きく違っていた可能性がある。
737MAXの巡航高度は約3万8000フィート(約1万1600メートル)となっている。
この高さだと機内と機外の気圧差ははるかに大きい。
もしここでドアが吹き飛んでいたら、突然の空気の流れはもっと激しく、死者を出した可能性があった。
・・・
機内の温度も劇的に低下したはずだ。
このような高度の空気は通常、非常に冷たく、零下57度前後となっている。
・・・
事故があった航空機は、ボーイングの主力機737の最新世代である737MAXの改良型だった。
この型は以前の型よりはるかに燃費がよくなるよう設計されており、航空会社にとっての人気機種となっている。
だが、安全に関する記録はひどく傷ついている。
・・・
これらの事故により、全世界の737 MAXは1年半以上にわたって運航停止となり、問題の修正とさらなる安全性チェックが実施された。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f64f70e307602095991f912ff449d43cf3734d25
1月9日7時39分にYAHOOニュース(中央日報)からは、音声記録装置は2時間で上書きされるタイプ、自動遮断装置が作動していなかったため事故時の音声は消えていた、直前3回の運航でも気圧異常警告があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
米国家運輸安全委員会(NTSB)のホメンディ氏は、操縦室内での会話の内容や管制機関との交信内容を記録するCVRを分析した結果、事故当時の音声の上に別の録音が重なっていて、いかなる資料も捜すことができなかったと明らかにした。
ホメンディ氏はフライトレコーダーとCVRをNTSB研究室に送って判読を試みたが、CVRの以前のデータは消され、録音が再び始まる2時間地点までの資料が見つからなかったと説明した。
ホメンディ氏は「非常に混乱している」とし「CVRの自動遮断機が作動していなかった」と述べた。
航空機のブラックボックスの一つであるCVRは過去の録音が消されて、新しい音声が記録されるタイプのものであるため、NTSは録音時間を25時間まで延長する案を推進してきた。
あわせて今回の事故機は直前3回の運航でも気圧装置の異常警告灯の点灯が報告されていたことが分かった。
この表示灯点灯と事故の間に関連があるかどうかはまだ明らかになっていない。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/576efb4bd3194676d531d70b7f65dadc1aec4a4f
1月8日21時1分にYAHOOニュース(AFP)からは、事故機のドアプラグが発見されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米国家運輸安全委員会(NTSB)は7日、オレゴン州の学校教師が自宅の裏庭で事故機のドアの一部を発見したと発表した。
発見されたのは「ドアプラグ」だと述べた。
ドアプラグとは、座席数が少ない機体で不要な非常口をふさぐためのカバーパネル。
・・・
NTSBはパネルに近い二つの座席には誰も座っていなかったと説明しているが、現地紙オレゴニアンは乗客の話として、この列に座っていた少年が突然の減圧でシャツを裂かれ、軽傷を負ったと報じた。
航空業界誌アビエーションウィークによると、航空会社が同型機で座席配置数の少ないモデルを選択した場合は、この部分の非常ドアを密閉することができる。
内側からは普通の窓のように見える。
737MAXシリーズは、2018年と19年に相次いで墜落事故を起こし、計346人が死亡。
世界中で運航が一時停止されていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/547fbc6e1b57a18e86080e272553c01907b825b5
1月9日8時50分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、他社が同型機を点検したところ窓などを固定するボルトが緩んでいた機体が10機近くあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同型機を79機保有するユナイテッド航空は8日、機体の検査を行った結果、窓などを固定するボルトの緩みが見つかったと発表しました。
ロイター通信によりますと、ボルトが緩んでいた機体はこれまでのところ10機近くにのぼり、さらに増える可能性があるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a327416f588368c04b17ca55b76caefb717b505
1月9日22時14分にYAHOOニュース(Bloomberg)からは、まだ見つかっていない4本のドアパネル固定ボルトが原因究明の焦点となっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米当局による調査では、所在を確認できていない4本のボルトが焦点に浮上している。
このボルトは、今回の事故で突然緩んだドアパネルを固定するためのものだった。
適切に締めてあれば、パネルを機体に固定する12個のストッパータブを越えてパネルが上方にスライドするのを防ぐ。
米運輸安全委員会(NTSB)のエンジニア、クリント・クルックシャンクス氏は8日夜の記者会見で、「パネルが垂直に動くのを抑える4本のボルトをまだ回収していない」と説明。
「ボルトがそこに存在したかどうか現時点で分からない」として、プラグを研究所に持ち帰ることで判明するだろうと述べた。
・・・
NTSBの調査官によると、今回の事故ではドアパネルが上方に移動して外れ、機体の急速な減圧を引き起こしたと断定された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/830bff35b70fcb221268ac421eba04b1ab2b704b
(2024年1月30日 修正1 ;追記)
2024年1月25日5時38分にYAHOOニュース(ロイター)からは、当該ドアプラグはボーイングが修理目的で取り外し、再度取り付けていたなど下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ボーイングが同機のドアプラグを修理目的で取り外し、再度取り付けていたことが分かった。
米紙シアトル・タイムズが24日、関係筋の情報として報じた。
ドアプラグは使わない非常口をふさぐための部品。
ロイターも先に、米航空機部品大手スピリット・エアロシステムズが製造した部品の取り付けと検査でボーイングが重要な役割を果たしていたと報じていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b4ed9f1db9d2781a195b3d73817cce4bcfa7524
1月30日6時7分にYAHOOニュース(共同通信)からは、ドアプラグをボルトで固定していなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は29日、飛行中に胴体側面の部品が吹き飛んだアラスカ航空のボーイング製小型機737―9(MAXシリーズ)について、昨年10月末に納入された時点で部品を固定するボルトがなかったとみられると報じた。
ボーイング社などの関係者の話としている。
吹き飛んだ部品は、設計上非常口となっているが、座席の配置などの関係で非常口として使わない開口部をふさぐ「ドアプラグ」。
同紙によると、ボルトで固定された痕跡がなかった。
ドアプラグは西部ワシントン州の工場での最終工程でいったん取り外され、その際の作業で不適切な点があったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0122100f3a99c507a371531c9d3fd3f2d2931c33
1月30日4時41分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、取り外したドアプラグを復旧する際にボルトを戻さなかったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、工場から出荷した時点で、必要なボルトが取り付けられていなかった可能性があると報じました。
関係者の話として、ボーイング社などは、同社の従業員が機体の一部を取り外し、再び取り付ける際にボルトを戻さなかったとの見方を強めているということです。
FAA=アメリカ連邦航空局は、事故を受けて同型機の一斉点検と運航の一時停止を命じていましたが、24日、検査後の機体について運航再開を認めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a0fc771eeef3d6bebc06e98a41892a0a6ce1f3
(ブログ者コメント)
ボーイング社の修理ミスが原因だった可能性が出てきた。
もし、そうだったとすれば、圧力隔壁の修理ミスが原因だった御巣鷹山日航ジャンボ機墜落事故とイメージは重なる。
(2024年8月8日 修正2 ;追記)
2024年8月7日11時33分にYAHOOニュース(CNN)からは、運輸安全委員会の聴き取りによれば工場の作業量が膨大だったり、機体製造会社の従業員とボ社従業員間の意思疎通に不具合などがあったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年1月に飛行中の機体からドアプラグが吹き飛ぶ事故が発生した米航空機大手ボーイング「737MAX」の製造に携わった作業員らが、米国家運輸安全委員会(NTSB)による聴き取り調査に参加し、勤務の実態について明らかにした。
6日に公開された証言内容からは、迅速な作業を要求される現場の圧力の中、ミスが必然的に生じかねない状況だったことが示唆される。
NTSBの調査員らはボーイングの作業員に対し、同社の安全にまつわる問題について質問。
それが同社の機体を利用する乗客にとって何を意味し得るかを尋ねた。
NTSBは以前、ドアプラグが吹き飛んだ機体について、必要なボルト4本を装着しないまま工場を後にしたと述べていた。
聴き取り調査は事故後の7カ月をかけて行われた。
名前を伏せたある作業員は、工場での作業量が膨大でミスを防げないと主張。
過度に迅速な作業を目指すため、事故機を扱っていた際も多忙な状況だったと振り返った。
737MAXの胴体は、スピリット・エアロシステムズが製造してボーイングに供給している。
ボーイングの工場にはスピリットの従業員も作業しているが、聴き取り調査の記録によれば、彼らとボーイングの従業員との意思疎通はうまくいっていなかったという。
身元を明かさないスピリットの従業員は、NTSBの調査員に対し、「基本的に、我々は工場のゴキブリだ」と語った。
また工場の指揮を担うボーイング側の従業員も、調査員に対し、従業員のモラルの低さや離職率の高さといった問題が存在するのを認めた。
離職率が高いのは過重労働によるストレスに起因する可能性があるという。
事故につながった作業ミスについては、刑事訴追に発展する可能性もある。
米連邦捜査局(FBI)は既に、当該の機体の乗客と乗務員に対し、刑事事件の被害者として扱う可能性があると通知している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c5afaaac2389611eb654067bbecebd27f7d1ee
2024年1月4日20時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【なぜだかだんだん「眠くなる」理由とは】
乗る前は眠くなかったのに、クルマに乗ると不思議となぜかいつも「眠くなる」……。
どうして眠くなるのか、その「仕組み」と、眠くならないための「予防策」について紹介します。
クルマに乗ると眠くなる原因はいくつか考えられます。
まず考えられるのが「走行中の音や振動」です。
クルマに限らず、電車に乗っても同様に眠くなるという人は多いかと思いますが、単調な音や振動という環境が続く走行中の車内は、人の眠気を誘いやすいといいます。
日本機械学会誌に掲載されている木村仁教授の研究によると、ヒトは2Hz(ヘルツ:1Hzは1秒間に1周期の振動をする揺れ)以下の低周波振動を多く含み、10Hzから20Hzの振動があまりない振動パターンにおいて、眠気を誘われるとのこと。
デコボコしていない高速道路を走っていると、フワフワとした乗り心地に感じることがありますが、ちょうどあのくらいの上下の揺れが1Hzから2Hzです。
10Hzから20Hzというのは、荒れた道を走った特のようなブルブルするような振動に相当します。
このブルブル振動があまりない舗装された道を走行していると、眠気を誘われるようです。
また、人間の生体リズムも関係しているようです。
日本自動車研究所がまとめた「居眠り運転に関する交通事故統計データの分析」によると、ヒトの睡眠覚醒リズムは、約1日を周期とする概日リズムのほか、約0.5日を周期とする概半日リズムという生体リズムもあり、これによって14時ごろにも覚醒度が低下する傾向があるそう。
実際、同分析結果によると居眠りによる交通事故がもっとも多いのは深夜から早朝ではあるものの、14時頃にもピークが存在しているとのこと。
この生体リズムによって眠くなってしまった結果、事故が発生したことが考えられます。
ほかにもドライバーであれば、高速道路など、景色や状況の変化が少ない環境が長く続くことで緊張感をなくしがちになり、睡魔に襲われやすくなるということも考えられます。
さらに、食事をとった後であれば、血糖値が急激に上昇して急低下することで、脳に供給される糖が不足し、強い眠気を引き起こすことが考えられます。
また、カーエアコンを内気循環していることによる二酸化炭素濃度の上昇も、疲れや眠気を感じやすくなる原因となっているようです。
【サクッと「仮眠」がただちにできない場合はどうしたら良いのか】
もし運転中にぼんやりとしはじめたら、どうするのが良いのでしょう。
やはり理想は、15分未満程度の「仮眠」をしたいところです。
ポイントは、あくまでも15分以内の仮眠にとどめること。
仮眠が長くなると寝起きが悪くなり、睡眠リズムの乱れを引き起こしてしまうので、逆効果だといいます。
しかし、そうはいっても、どうしても先を急がなければならない場合や、高速道路走行中でただちに休憩できる適切な場所がない時には、どうしたら良いのでしょうか。
すぐできるオススメの目覚まし方法としては、走行中に窓を開けたり、冷房を最低温度で強めに効かせたりして「身体を急激に冷やす」ことです。
メントール入りの目薬も、ちょっと前のテレビCMのように「キター!!」と一時的に覚醒を促し、清涼感と目覚め効果は抜群です。
ただし運転中にさすのは安全運転義務の違反となる危険行為なので、安全な場所にクルマをとめてから行うほかありません。
また「大声で歌う」のもおすすめできます。
ラジオから聞こえる曲に合わせて歌っても良く、アカペラで好きな曲を歌ってみるのも効果的でしょう。
ポイントは、できるだけ口を大きく開けて大声で歌うこと。
顎や頬の筋肉を動かすことで、脳に刺激が伝わり、眠気を飛ばすことができるのです。
また「息を止める」ことでも眠気解消ができます。
10秒程度ではなくもっと長く、限界近くまで止めたうえで深呼吸をすることで、脳に酸素を一気に送り、頭をすっきりさせます。
ほかにも、するめなどの噛み応えのあるおやつや、眠気防止のツボを刺激したり、同乗者と会話をする、というのも案外効果的だったりします。
それでもどうにもならない場合は、しっぺ、デコピン、つねる、モモを叩く、耳を引っ張るなど、身体に刺激を与えて目を覚ます荒療治もあります。
こうした方法のうちいくつかを組み合わせば、より効果を得られると考えられます。
眠気がどうにもならない場合、試してみる価値はありそうです。
スマートフォンには、眠気覚まし対策のアプリがあります。
内蔵カメラで表情やまばたきの様子をモニタリングし、眠気を感知した場合にはアラームで知らせてくれるものです。
これを利用すれば、本格的に眠くなる前に休憩できるので、眠気に悩まされている人は一度試してみてください。
そもそも、運転中に眠くならないようにするため、事前の対策も重要です。
当たり前のことですが、普段から十分に睡眠をとって、日頃の疲れをためないようにしておくことが大事なのは言うまでもありません。
また、運転前に風邪薬やアレルギー薬は控えることや、運転前に食事をとる際は量を控えめにしておくことも大切なことです。
特に、糖質の高い食べ物を控えめにしておくと、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、眠くなりにくくなるといいます。
これから迎える年末年始には、クルマで移動する機会も増えます。
ドライブの前には、まずしっかりと睡眠や休息をとったうえで眠気対策も行い、安全運転を心がけましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7099505b1d182faa9a95e46e7090bbd0451419fa
2024年1月3時22時55分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が地図付きでネット配信されていた。
3日午後3時10分ごろ、北九州市小倉北区魚町1で「建物が燃えている」と通行人から119番があった。
古い飲食店が建ち並ぶ「鳥町食道街」や、魚町銀天街付近で延焼し、大規模な火災となっている。
市消防局によると、出火から約4時間半後に延焼は食い止めたが、午後10時時点で鎮火していない。
人的被害の情報は入っていない。
現場はJR小倉駅から南に約200メートルの商店街。
鳥町食道街は太平洋戦争直後の闇市がルーツとされる。
魚町銀天街から東に延びる長さ約70メートルの路地沿いに定食屋や中華料理店、ウナギ店など木造の飲食店約30店舗が密集。
焼きうどん発祥の店とされる「だるま堂」などが軒を連ね、長年市民に親しまれてきた。
北九州市では2022年にも小倉北区の旦過(たんが)市場一帯で大規模火災が2回発生。
消防などによると、22年4月の火災で42店舗、22年8月には47棟が焼けた。
今回の現場に近い魚町銀天街でも14年2月に11棟が焼ける火災があった。
・・・
鳥町食道街にある焼きうどん店「だるま堂」店主の竹中さん(55)は、「木造密集地なので一度火が出れば延焼する。旦過市場での2度の火災後、消防の指導も厳しくなり、自分たちも『3度目は起こさない』と気をつけていただけに衝撃だ」と黒煙を見つめた。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20240103/k00/00m/040/269000c
1月4日18時4分に産経新聞からは、35店舗が焼けた、消防は直前に防火指導していた、周囲はビルなどに囲まれていたので延焼は阻止されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市の小倉駅近くで35店舗ほどが焼けた火災で、焼損した街区を東西に貫く飲食店街「鳥町食道街」の22店舗全てが被害に遭ったとみられることが4日、北九州市消防局の調査で分かった。
令和4年に市内の旦過市場一帯で大規模火災が2度発生し、市は対策を強化。
旦過市場と同様に木造店舗が多い鳥町食道街について、消防局は直前に防火指導をしていた。
消防局によると、全長約60メートルに及ぶ食道街の細い路地の両側に立ち並ぶ飲食店が激しく焼損。
周囲は耐火性能の高いビルなどに囲まれ、延焼は街区内で阻止された。
通りの中央付近にある店が火元とみられ、消防局や福岡県警が詳しく調べる。
市は4年11月から消防OBを独自に「防火指導員」として採用。
鳥町食道街は昨年12月22日に防火指導を受けたばかりだった。
https://www.sankei.com/article/20240104-ECIBUKEEFVMHBIRNHUAIIJ6IZI/
1月5日19時8分にNHK北九州からは、防火指導では店舗ごとに消火器での消火訓練を行った、火災時は水が屋根にあたり燃えている場所に届かず、焼け落ちた瓦礫で建物内部にも入りにくかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市消防局は5日、これまでに実施した防火指導の詳しい実施状況などを明らかにしました。
それによりますと、おととし旦過市場で起きた大規模火災のあとに行っている防火指導員による防火指導は「鳥町食堂街」にある22の飲食店のうち19店舗で実施し、各店舗ごとに消火器を使用した消火訓練も行ったということです。
また、22の飲食店のうち15店舗に消防職員が行った立ち入り検査などでは、少なくとも12店舗で消火器が設置されていることを確認していたということです。
このほか、今回の火災の最終的な鎮火の確認に40時間以上かかったことについては、放水した水が各店舗の屋根にあたり、建物内で燃えていた火に直接かけることが十分にできなかったことや、焼け落ちたがれきが狭い通路におおいかぶさっていたため、被災した建物の内部に入りにくかったことなどが要因となったとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/
1月5日21時11分に毎日新聞からは、火元では油の入った鍋を火にかけたまま外に出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火直後を知る周辺店の関係者によると、火元とみられる飲食店は煙が充満し、電気は消えた状態で、中に店関係者の姿は見えなかった。
この飲食店の関係者は、その後の捜査や周囲に対し、油の入った鍋を火にかけたまま外に出ていたと説明していたという。
2022年8月に同区の旦過(たんが)市場一帯であった火災では、火元の飲食店経営者だった女性が、油などを入れて火にかけたフライパンから離れ、過熱で発火させ焼損させたとして、業務上失火容疑で書類送検された。
https://mainichi.jp/articles/20240105/k00/00m/040/295000c
(ブログ者コメント)
正月早々、1日には能登大震災、2日には羽田で航空機炎上事故が起こり、今年はどうしたもんだろうと思っていたところに、3日も大規模な火災が発生した。
絶句・・・としか言いようがない。
2024年1月7日7時19分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
釣りをしていて海に落ちたニュージーランド人男性が、腕時計に反射した光を利用して救難信号を送り、24時間後に劇的に救助された。
3日(現地時間)、英国BBCは匿名の男性が、2日に約12メートルの長さのボートに乗って1人で釣りに行ったところ海で遭難し、約1日後に他の釣り人に救助されたと報じた。
ニュージーランドのワンガマタ警察は、この男性がニュージーランドの北島から東に約55キロメートル離れた海でマカジキを釣っていたところ、事故で海に落ちたと説明した。
彼は自分のボートに再び泳いで戻ろうとしたが、ボートも流されていた。
近くの陸地に泳いで戻ろうとした男性は海流に巻きこまれ、陸地からさらに遠ざかった。
海で寒い夜に耐えた彼は疲労困憊して泳ぐことができず、海に浮いているしかなかった。
彼は自分のにおいをかいで近づいてきたサメを見て恐怖に震えたが、幸い、サメは彼を放置して去っていった。
男性の運命は翌日午後2時頃、3人の釣り人が水に映った奇妙な姿を発見したことで、奇跡的に逆転した。
釣り人一行のうちの1人が、海の遠くでかすかに光る物体を見て、その物体を調べてみるために光っている場所まで船を運転した。
彼らが目撃した光は、男性の腕時計に反射した光だった。
男性が腕時計のガラスで光を反射させ、必死に救難信号を送ったのだ。
男性を発見した釣り人たちは「会えてうれしい」と言い、彼を救助した。
釣り人たちは疲れきった男性に水とクランベリージュースを飲ませ、すぐに陸地に戻った。
ニュージーランドのワンガマタ警察のウィル・ハミルトン氏は、現地メディアのニュージーランド・ヘラルド紙に「今回の事件のような大団円は珍しい。ワシの目を持った釣り人に心から感謝したい」として、「ボートは流れていってしまったが、漂流した人には腕時計があった」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f41f1adef81d9af882b41ca3572363315adf65
【事故の概要】
2024年1月2日20時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都大田区の羽田空港のC滑走路で、日本航空(JAL)の516便から発火、炎上した事故について、政権幹部によると、JALの機体と衝突したのは海上保安庁の飛行機だった。
海保の飛行機は能登半島地震の被災地に救援物資を届ける予定だったという。
海保の飛行機に搭乗していたのは6人で、うち5人の死亡が確認された。
JALや東京消防庁によると、516便の乗客・乗員計379人全員が脱出し、うち4人が負傷した。
海保や東京消防庁によると、海保機も炎上。
警視庁によると、搭乗していたのは6人で、機長1人が負傷、5人の死亡が確認された。
https://www.asahi.com/articles/ASS126CW1S12UTFK010.html
【海保機への指示は「1番目、滑走路停止位置まで走行せよ」】
1月6日1時0分に産経新聞からは、管制官から海保機には1番目で滑走路停止位置まで走行せよとの指示だった、副機長も聞いていたはずなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
交信記録によると2日午後5時45分、管制官が「1番目。C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」と海保機に指示。
機長は8秒後に「向かいます」と復唱したが、そのまま滑走路に進入し、約40秒間停止。
直後に着陸した日航機と同47分に衝突した。
海保関係者によると、当時、海保機には機長と死亡した5人の計6人が搭乗。
全員がヘッドホンとマイクが一体化した航空用ヘッドセットを装着し、管制塔との無線交信を聞き取れる状況だった。
通常、管制からの指示は機長と副機長が仰ぐことになっており、機長はこれまでの聞き取りに「許可を得て進入した」と説明。
その後の聞き取りで「他のクルーにも(管制指示を)確認した」と話したという。
国交省によると、離着陸の順番を示す管制用語に優先離陸を促す特別な用語はない。
海保機は能登半島地震の被災地へ支援物資を運ぶ予定だったが、交信記録には滑走路への進入を許可した記載はなかった。
https://www.sankei.com/article/20240106-WUBKW2V5BBNHXMJXBM3RUYXNIY/
【長く停止していたため機体の灯火が他の灯火と混じってしまった?】
1月4日21時25分にNHK首都圏からは、NHKのカメラによれば海保機は誘導路から止まることなく滑走路に出た、滑走路での停止時間が長かったため機体の灯りが他の灯火と混じってしまった可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海上保安庁の機長は事故のあと、「エンジン出力を上げたところ後ろから突っ込まれた」と話していることが関係者への取材でわかりました。
・・・
専門家は、日本航空機のパイロットが事故を避けるための時間は一定程度あったとしたうえで、「長く停止していたことでかえって見えづらくなった可能性もある」と指摘しています。
NHKが羽田空港に設置したカメラには、事故を起こした海上保安庁のものとみられる航空機の衝突前の様子が映っています。
この航空機は誘導路からほとんど止まることなく、C滑走路に進入しています。
そして、滑走路に入ったあと、日本航空機と衝突するまで滑走路上でおよそ40秒間、停止していました。
日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは、「停止していた時間が比較的長かったことで機体の明かりがほかの灯火と混ざってしまい、かえって日本航空機のパイロットや管制官から見えづらくなった可能性がある」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240104/1000100732.html
【滑走路と誘導路の管制官は別、当時は2~3分に1本離着陸】
1月6日5時0分に朝日新聞からは、C滑走路は滑走路と誘導路を別の管制官が担当、当時2~3分に1本離着陸していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
当時、管制塔全体は14~15人の管制官で担当していた。
事故が起きたC滑走路は、滑走路と誘導路をそれぞれ1人ずつで担当していた。
現状では、管制官は1人で複数の機体を監視している。
事故当時、C滑走路では、2~3分に1本のペースで航空機が離着陸していたという。
https://www.asahi.com/articles/ASS157FMLS15UTIL011.html
【ハリーアップ症候群の可能性も】
1月5日20時32分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、背景にハリーアップ症候群があるかもしれないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部国際空港や那覇空港で管制官をしていた田中さんに、管制官の目線から事故をひも解いていただきます。
田中さん:
「様々ある背景の中で一因として考えられているのが、「ハリーアップ症候群」です。
急ぐがあまり通常の判断ができない、あるいは自分に都合の良い解釈をしてしまう衝動で、その可能性があると思います。」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dcc9252d15e7565e56b01a509a17706edc7596a
【画面の注意表示を見落とし?混雑ゆえ同じ滑走路で離着陸運用】
1月6日21時41分に毎日新聞からは、着陸機接近中に離陸機が滑走路に出ると画面に注意喚起されるが警報は鳴らない、混雑する羽田では着陸機接近中でも同じ滑走路から別機を離陸させる運用を行ってきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
羽田空港には、レーダーなどを使って滑走路や誘導路を監視するシステムがあり、システムには「滑走路占有監視支援機能」という注意喚起を表示する機能がある。
着陸機の接近中に離陸する機体が滑走路に進入すると、画面上で滑走路が黄色に点滅し、機体は赤色に表示される仕組みだ。
警告音は鳴らないという。
当時もこの機能は正常に作動し、注意表示も出ていたとみられ、管制官が表示を見落とした可能性がある。
ただ、注意表示は今回のような重大事故につながる事態のみに出るわけではない。
航空機の発着が多い羽田空港では、着陸機が接近している場合でも、着陸前に同じ滑走路から別の機体を離陸させる運用を普段から行っており、こうした際にも注意表示が出ることがあるという。
この点、国交省の担当者は、「管制官が機体の位置を常時把握するという規則はなく、画面を凝視することを求められるものではない。モニター画面は目視での監視を補助するものだ」と説明する。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20240106/k00/00m/040/220000c
【機体は炭素繊維強化複合材製だった、今後安全への寄与度を検証】
1月5日15時35分にニューズウイークからは、機体が炭素繊維強化複合材製だったことにも注目が集まっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は、炭素繊維(カーボンファイバー)で強化した複合材を使った新世代旅客機の大火災時の安全性を検証する初めての機械になろうとしている。
・・・
A350は、胴体や尾翼と主翼の大部分など全体の53%に炭素繊維強化複合材が使われている。
複数の専門家は、機体構造が維持されていた間に、乗員乗客全員が安全に脱出したという事実は、特別な条件付きで認証されたこの複合材に対する信頼を新たにすることになると話す。
とはいえ、現時点ではまだ、A350の外殻がどのように火災から一定時間持ちこたえたのか、あるいはどんな技術的教訓が得られるか、全面的な結論を導き出すのは時期尚早だとくぎを刺した。
・・・
航空業界の情報を扱うフェルム氏は、炭素繊維強化複合材の機体はアルミ製機体に対して幾つかの優位性があると説明する。
例えば、アルミは摂氏約600度で溶解して熱を伝導するが、炭素繊維はその約6倍の高熱に耐え、溶解せず炎も出さずにくすぶり続けるという。
・・・
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/post-103344.php
【過去事例の教訓が活かされ消火開始まで4分だった】
1月6日16時58分に産経新聞からは、衝突4分後に消火活動を開始していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
空港消防は衝突4分後に消火活動を開始していた。
・・・
常の消防車両とは異なり、いち早く現場に着くために100キロ以上のスピードが出る「空港用化学消防車」を使用。
走行しながらの消火活動ができるほか、強力な放射力を有するという。
・・・
平成19年に那覇空港(那覇市)で起きた中華航空機の炎上事故を機に、国交省はすべての空港で消防車の通行訓練を行うことを通達。
管制官との連携などを強化している。
離着陸の多い羽田空港では夜間帯などに定期的に行われているという。
https://www.sankei.com/article/20240106-QLK5LQCDZRLTXPYX4SZMD6EYGI/
【CAが自己判断でドアを開けたのは想定外にも備えた訓練の成果】
1月3日22時53分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海保機に乗っていた6人中5人が死亡する一方で、JAL機は乗客乗員379人の全員が脱出に成功した。
国外でもこの事故への注目度は高く、この脱出劇を「奇跡」だと評価する報道が相次いだ。
・・・
後方のCAは、さらに踏み込んだ判断を迫られた。
安全推進本部長の堤氏によると、「前方からの(脱出)指示を待っていたが、ないということだった。着陸の際に機内に煙が入り始めて、かなり濃い煙が充満してきたということだ。外を窓越しに見たところ、オレンジ色のものが見えたので、火だと認識した」。
右側後方のR4は「火が見えたため開けられない」として、他のドアに誘導。
左側後方のL4は「火災がなく、脱出シュートを展開する余裕もあった」ため、ドアを開けた。
本来ならば機長の指示が必要だが、インターホンが使えないため、「最終的に脱出指示を自分で判断してお客様を外にご案内した」という。
ただ、こういった手順は事前に決まっており、その手順を訓練してきた成果が出たとみている。
さらに、パニックを抑えながら、どのドアを開けるべきか適切に判断できたと評価している。
「非常事態に関してもしっかりと訓練を受けており、その中のプログラムで、コックピットと連絡がつかない場合、どう判断するかということも、もちろん盛り込んである。そういった訓練を通して、日々ケーススタディーをしながら備えてきた成果が出たと評価している」(堤氏)
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdaf832374d6dc3f09da117f2943546e8be3c2fe
【JAL乗務員訓練の質は非常に高い】
1月8日6時1分にYAHOOニュース(FLASH)からは、JALの訓練の質は非常に高い、社員研修にも注力など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界中で “奇跡” と称されている脱出劇の要因を「CAらが夢に出てくるほど頭に叩き込んだ『STS五項目』の徹底」と語るのは、航空評論家の秀島一生氏だ。
秀島氏の言う「STS五項目」とは、離着陸の際の必須確認事項のことだ。
(1)衝撃防止の体勢
(2)乗客のパニックコントロール
(3)脱出可否の判断
(4)脱出経路の調整
(5)脱出の誘導
からなる。
「『STS』とは、サイレント・サーティ・セカンズ―不測の事態に備える『沈黙の30秒』という意味です。
この間に、脱出経路や手順を的確に判断する。
今回の脱出は、そうした日ごろから意識していた基本がうまくいったからでしょう」
実際、複数の航空評論家が「JALの訓練の質は非常に高い」と口を揃える。
・・・
JAL元パイロットの杉江弘氏は「緊急脱出に関する訓練と施設は、JALが飛び抜けている」と太鼓判を押す。
「JALの場合、パイロットとCAは、年に一度の厳しい訓練を受けないと、搭乗できないという規定になっています。
訓練施設には、CAがもたもたしていると怒鳴る『鬼教官』がたくさんいて、指導が厳しいことで有名です(笑)。
施設内には巨大な屋内プールがあり、海上着水を想定し、救命いかだを出して飛行機から避難する訓練をするんです。
私が知っている限り、海外でもプールまで造っている航空会社はありませんよ」
・・・
JALの人材育成を、人事ジャーナリストの溝上憲文氏はこう評価する。
「JALは、人材育成にお金と時間をかける会社になったんです。
顕著なのは、社員一人あたりの研修費用。
一般企業では、一人あたり平均3万円といわれますが、2018年度のJALは約47万円なんです」
コロナ禍、CAが家電量販店のノジマに出向した際、『接客態度が素晴らしい』と、お客さんから店にお礼の手紙が届いたといいますよ」(同前)
破綻企業から、人材育成に注力する優良企業に――。
「奇跡の脱出劇」は、再建された社風から生み出されたものだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1239929c548da110ed81cb61831b916d6e945917
【奇跡の根幹に90秒ルール】
1月3日12時33分にYAHOOニュース(ハフポスト)からは、44席以上の旅客機は特定の条件下で90秒以内に脱出できることを実証すべしというルールがあり、そのルールにのっとってJALも訓練しているらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
航空界には「90秒ルール」と呼ばれる世界基準がある。
アメリカ連邦航空局(FAA)が1967年に航空機メーカーに出した要件で、44席以上の旅客機については、いずれの機種でも特定の条件下で90秒以内に全員が脱出できることを実証しなければならないというもの。
航空機がお客さんを乗せて商用運航するには、FAAが機種ごとに出すお墨付きが必要になる。
航空機メーカーは、このお墨付きなしでは、製造した機体を旅客機として販売することができない。
90秒ルールを満たしていると示すために、航空機メーカーは実際の機体を使って緊急脱出ができると実証するか、試験と分析を組み合わせて実証するかの、いずれかの方法を用いなければならない。
実機を使っての実証では、照明や乗客役として参加しているボランティアの属性、通路に置かれたバッグや枕、毛布といった障害物の位置などについて細かな条件が設定されている。
具体的には、照明は薄暗がりであること、乗客は男女が混じっていること(4割以上が女性であること)や35%が50歳超であること、2歳以下の幼児がいるという想定で、実物大の人形3体を抱えること。
さらに、出口の半分が使えないという条件のもとで90秒で乗客全員を脱出させられると証明することが求められている。
JALもこの基準にのっとって訓練しているとされ、すべての乗客の命を救った。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/17b7040ff34fbcb6d495c6e158a2ac6fc1db0284
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
【JAL機長が機体を滑走路上に停止させたことが避難成功の最大要因】
1月5日20時33分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、避難成功の最大要因は滑走路で停止できたこと、それを成し遂げた機長の技術は素晴らしいという趣旨の下記記事がネット配信されていた。
・・・
元日本航空機長・小林宏之さん:
「今回の避難が成功した一番の重要なところは、滑走路で停止できたこと」
「緊急避難は機長が完全に飛行機を停止して脱出を決断するので、停止できなかったり、それたり、海に落ちていたら避難はできないので」
現場を上空から見てみると、すぐそばには海が・・・。
衝突の衝撃で、海に落ちる危険性もありました。
小林宏之さん:
「相当難しかったと思う。
ただでさえ離陸・着陸の時に、センターレーンをキープして走るのはかなり難しい。
色々な状況が悪かったと思うが、その中でしっかりセンターラインをキープして滑走路内で停止させたのは機長の技術だった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e166aa2c6717e556954d89082805b4ca898afe8
【機内の様子;CAは冷静に対応、取り乱している乗客もおらず】
1月5日7時1分に読売新聞からは、CAは冷静に対応、周辺に取り乱している乗客はいなかったという乗客の証言が、下記趣旨でネット配信されていた。
乗客の男性(63)が、当時の様子を語った。
・・・
機体は間もなく停止したが、主翼のエンジン部分が発火しているのが窓から見え、「やばい」と感じた。
客室乗務員(CA)が冷静に対応し、取り乱しているような乗客は周辺にはいなかったという。
数分後に避難誘導があり、パソコンや財布などが入ったリュックを置いて前方右側の脱出用シューターに向かった。
座席から近かったため、比較的早めに脱出できたが、シューターを滑り降りる際、途中で止まる乗客もいて避難の流れはやや詰まった。
「機首が傾いていたからか、シューターの角度が緩くなっていた」という。
脱出後は、人数把握のため、10人ずつ手をつないで円陣を組むようCAから指示された。
その後、機体への放水をいったん終えた消防車の後ろについて滑走路を横断するなどし、午後7時頃、ターミナルビルの出発ロビーに到着した。
ここで、日航社員から住所や氏名などを書く連絡用の紙を渡された。
・・・
男声は「荷物を取り出そうとする人は、少なくとも自分の周りにはいなかったし、落ち着いて避難していた。」と話していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240105-OYT1T50040/
【茨城空港ではスカ社が契約していたバスで乗客を送迎】
1月5日17時54分にNHK茨城からは、茨城空港では臨時着陸したスカイマーク2機の乗客を、事前に協力契約していたバス会社のバスでJR駅に送迎したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新千歳発羽田行きのスカイマークの2便は、目的地を茨城空港に変更して午後6時32分と38分にそれぞれ着陸し、乗客あわせておよそ350人が降り立ちました。
到着後の時間帯は路線バスの運行がありましたが、会社などによりますと、乗客へ補償の対応が続いて、乗客はすぐには空港を離れられなかったほか、急きょ乗客が増えたため、路線バスを使うのも難しい状況でした。
このとき、SNS上では緊急対応を評価する声の一方、茨城空港一帯は農地が広がっていて交通機関が乏しく、周辺にホテルや飲食店が少ないことを心配する声も上がっていました。
こうした中、関東鉄道によりますと、スカイマークの依頼を受けてバス会社3社のバス8台が希望する乗客全員を最寄りのJR石岡駅まで輸送しました。
スカイマークによりますと、運航の遅延や行き先変更などに備えて、バス会社に協力を求める契約を事前に結んでいて、年始でもバス会社の協力を得られたことから、スムーズな対応につながったとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20240105/1070023116.html
【ペット同乗可否で議論沸騰】
1月4日16時4分にYAHOOニュース(女性自身)からは、ペット2匹が貨物室にいたということでペットを機内に同伴したいという意見とそれに反対する意見が出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故をめぐって、ネットを中心に議論が巻き起こっているのは“ペット問題”だ。
「SmartFLASH」が3日に公開した記事によれば、JALの広報部は衝突した日航機にはペットの預かりが2件あったと明かしている。
・・・
記事が掲載されたYahoo!のコメント欄には、すでに7500件以上ものコメントが書き込まれている。
“ペットは家族の一員”との考えから、緊急時にペットと避難できるよう、客室に同伴させるべきだと考える人も少なくない。
オンライン署名サイト「change.org」では、今回の事故を受けて、「飛行機のペット貨物室積み込みを禁止しましょう」というタイトルで署名が1月2日より始まっており、4日15時時点で1万6000人以上の署名を集めている。
その一方で、動物が苦手な人やアレルギーを持つ人もいることから、反対の声も上がっている。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6b95753e7df0f78c4836f85d22218e8e824150f
【事故原因究明に支障をきたす警察の捜査に航空団体から注文】
1月5日12時22分にYAHOOニュース(乗りものニュース)からは、航空安全連絡会議は報道機関などに憶測コメント排除を要望、また事故原因ではなく犯罪有無に主眼を置く警察の捜査についても注文をつけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空関係のさまざまな労働組合からなる民間団体、JFAS(航空安全推進連絡会議)は2024年1月3日、前日に羽田空港で起きたJAL機と海上保安庁機の衝突炎上事故に関して、緊急声明を出しました。
要望というのは、憶測を排除し、運輸安全委員会による慎重かつ正確な事故調査が実施されるべきであるという内容です。
これに関連して、報道機関やSNSなどでのコメントは、憶測や想像を排除し、正確な情報のみを扱うように、というものでした。
またJFASは、警察の捜査に関しても注意が必要との内容を明記しています。
それによると、日本国内で航空機事故が発生した場合、警察が事故原因を特定することを目的に捜査することが通例ですが、これはICAO(国際民間航空条約)が求める事故調査ではないとのこと。
これまで日本において発生した航空機事故では、警察が調査したことで原因の究明に大きな支障をきたしたという事例がいくつもあったと明言しています。
警察の調査はあくまでも犯罪捜査であり、事故原因を究明するための捜査ではないとしています。
日本では、運輸安全委員会の事故調査結果が刑事捜査や裁判の証拠に利用されるものの、これについても明らかな犯罪の証拠が認められる場合を除いて、調査結果の利用を禁止するICAOの規定に逸脱した行為になり、容認できないと断言しています。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfef857e746c902da51da968a57094964d61a668
(ブログ者コメント)
まさか1月1日能登大地震の翌日に、このような大事故が起きるとは・・・。
それも、能登大地震に関連する事故だったとは・・・。
2024年は大変な年になるかも・・・と感じたのはブログ者だけではないだろう。
2024年1月5日19時32分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国の道路をとらえた防犯カメラの映像。
画面奥から手前に向けて、霧のような白い気体が広がっていく。
この気体があたり一面を覆い尽くした次の瞬間、大きな爆発が起こった。
周辺に大きな被害を出したこの爆発は、なぜ起きたのだろうか。
これは、ドライブレコーダーがとらえた爆発事故の瞬間。
画面奥で爆発が起きたあと、炎があっという間に広がり、あたり一帯が火の海と化した。
現場は、2018年にオリンピックが開催された韓国の平昌(ピョンチャン)。
爆発は元日の夜9時ごろに起きた。
事故発生前の映像では、画面奥から白い気体が徐々に広がっていく様子が確認できる。
この気体の正体は、近くのガススタンドから漏れ出した“LPガス”。
このガスが、あたり一帯を覆い尽くしたあとに爆発が起きた。
ガススタンドから200メートル以上離れた場所の映像を見てみると、画面左側が明るくなると同時に、爆発音が聞こえる。
近隣住民:
「爆弾が落ちたと思った。今も足が震えて歩くのが大変です...」
近隣住民:
「戻ったら(家が)灰になっていました...」
現地の対策本部によると、この事故で16人がけが。
また、建物は全焼した9軒を含め、22軒が被害に遭い、車22台が燃えたという。
現地警察は、ガスを移し替える際にタンクローリーが移動したため、ガスが流出し、爆発につながった可能性があるとみて捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29f7510709828d48da951f06ca9c4701e19cd0a
(ブログ者コメント)
〇白いLPGベーパーは、道路上を這うように、ジョギング程度の速度で拡がってきた。
そして、走行中の車?の下部付近が?光った直後、爆発が起きたように見える。(5番目&最後の画像)
それが着火源?
その後、オレンジ色の炎が急速に近づいてきたが、その前触れというか、周辺で・・というか、青白い炎が走っていた。
今回の現象は、LPG漏洩の災害想定や対策を考える、あるいは見直す上で役に立つ情報ではないかと感じた。
〇以下はユーチューブ配信映像。
https://www.youtube.com/watch?v=TZUzhltgjio
(2024年1月14日 修正1 ;追記)
2024年1月11日11時5分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、ガス漏れに気付いた近所の人たちは声をかけあって避難した、避難し始めて10分後に爆発が起きた、爆発20分前から消防に多数のガス漏れ通報があったなど、下記趣旨の記事がローリー車の写真付きでネット配信されていた。
1月1日に発生した江原道平昌郡のLPガススタンド爆発事故現場で、全身にやけどを負った60代の男性が市民の避難を助けていたことが分かった。
江原道の民間放送局「G1放送」が10日に報道した。
報道によると、事故発生時、車に乗ってスタンドの前を通りかかり、ガス爆発で全身にやけどを負ったイさん(62)は痛みに苦しみながらも、ある一家を安全な場所に避難させたとのことだ。
宿泊施設に泊まっていたこの一家は、爆発現場から建物の裏側に慌てて逃げたが、どこに避難すればいいのか分からずにいた時、イさんに助けてもらったという。
イさんの助けで避難した人は「(イさんが)『こちらに避難して』と教えてくれた。私たちは当時、爆発現場がどこなのか正確に分かっていない状況だった」と語った。
イさんは現在、ソウル市内のやけどを専門とする病院で手術し、治療を受けているが、全身にやけどを負っており、危険な状態だという。
爆発を最初に通報したキム・テチョルさんも、素早い対応で大惨事を防いだ。
スタンドから20メートルほどの所に住んでいるキム・テチョルさんは、ガスが漏れ始めたのに気付いてすぐ住民に避難するように知らせ、112番と119番に通報したという。
住民のチェ・デチョルさんは「私たちが出て2分後、約100メートル離れた時に(爆発が)起きた。あの人たちがいなかったら、私たちは死んでいただろう」と言った。
1日午後9時3分ごろ、江原道平昌郡のあるガススタンドで火災が発生し、5人が重軽傷を負い、28人が被災した。
カンさん(36)とイさんの2人が全身にやけどを負い、シンさん(57)ら3人もやけどなどで近くの病院に搬送された。
爆発が起きる約20分前から消防には「ガススタンドからガスがたくさん漏れている」という通報が寄せられていた。
住民たちも「町全体に霧がかかったようになった。その霧のようなものは膝の高さまであった」と話している。
漏れたLPガスはわずか10秒で近隣の道路を覆い、約1分で防犯カメラが設置されている宿泊施設周辺を取り囲んだとのことだ。
事態の深刻さを認識した住民たちが避難し始めてわずか10分後の午後9時3分ごろ、爆発が発生した。
迅速な避難で人的被害は減らすことができたが、被害住民の多くは不安を訴えているとのことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6efb03324a5e9fc55d54763b5504938f780582dc
【地震の概要】
2024年1月2日23時16分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後4時10分、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で震度7の揺れを観測した。
同県によると、2日午後9時半現在、55人の死亡が確認された。
気象庁は1日午後4時22分に同県能登に大津波警報を発表するなど、北海道から長崎県の日本海側の広い範囲に津波警報・注意報を出し、2日午前10時までに全て解除した。
気象庁によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・6と推定され、震源の深さは16キロ。
1日午後4時21分に輪島市に高さ1・2メートル以上の津波が到達するなどした。
気象庁は今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけている。
・・・
今回の地震では、石川県七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町でも震度6強を記録した。
この地震を含め1日午後4時~2日午後6時に震度1以上を観測した地震が218回あり、石川県で最大震度5強を観測する地震も2日までに4回発生。
今回の一連の地震について、気象庁は「令和6年能登半島地震」と命名した。
・・・
気象庁によると、大津波警報の発表は2011年の東日本大震災以来。
震度7の大地震は18年の北海道胆振東部地震以来で、石川県では初めて。
能登地方では23年5月5日にも最大震度6強の地震が発生している。
https://mainichi.jp/articles/20240102/k00/00m/040/381000c
【東日本大震災に匹敵する加速度】
1月2日16時41分に産経新聞からは、震度7の志賀町では最大加速度2826ガルを記録、これは東日本大震災の2934ガルに匹敵する大きさだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁は2日、能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町の揺れの最大加速度が2826ガルを記録し、2011年の東日本大震災で震度7だった宮城県栗原市の2934ガルに匹敵する大きさだったと明らかにした。
他に最大震度7を観測した地震の加速度は、04年の新潟県中越地震で震度7だった長岡市の1722ガル、18年の北海道地震で震度6強だった安平町の1796ガル。
一般的に加速度が大きいほど、揺れや被害が大きくなると想定される。
ただ、周期など他の要素も関係するため、加速度が比較的小さくても揺れが大きい場合もあり、16年の熊本地震で震度7だった益城町は817ガルだった。
https://www.sankei.com/article/20240102-PRYQBXLAQ5I3JBEOPKG3ZZ43BY/
【地下の水が断層運動を誘発した可能性あり】
1月2日20時44分に毎日新聞からは、歪がたまった断層の一つに地下の水が入り込み、滑りやすくした可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
どんなメカニズムが考えられるのか。
・・・
複数の専門家が指摘するのが、地下の水(流体)が、断層運動を誘発した可能性だ。
加藤愛太郎・東大地震研究所教授(地震学)によると、一連の群発地震も、地下深くから上昇した流体が起こしている。
断層の隙間(すきま)に入り込んですべりやすくさせたり、体感できないほどゆっくり断層をすべらせたり、長時間かけて岩石を変形させ、地震を起こすひずみをためたりしているとみられる。
加藤さんは「これまでの群発地震活動によって、ひずみがたまった領域の断層の一つに流体が入り込んですべりやすくさせ、地震につながった可能性がある」とみる。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20240102/k00/00m/040/337000c
【3つの断層がずれ動いた可能性あり】
1月7日22時22分に毎日新聞からは、45秒間で3つの断層がずれ動いたとみられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
半島北西部を含む長さ約120キロ、幅約20キロの範囲で45秒間に少なくとも三つの断層がずれ動いていたとみられるという分析結果を、筑波大の八木勇治教授(地震学)がまとめた。
小さい断層の破壊が、枝分かれのように広がり、最終的に大きな破壊につながったと考えられるという。
・・・
八木教授は「既知の活断層が動いた可能性が高い」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20240107/k00/00m/040/238000c
【消防ポンプ車の車庫シャッター破損、消火用水確保困難】
1月6日20時49分に毎日新聞からは、消防ポンプ車の車庫シャッターが変形していて出すのに苦労した、消火用水の確保も困難だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
輪島市地元消防団長の川端さん(70)は、まだ火災は起きていなかったが、警戒のため消防団の車庫に向かった。
放水に使うポンプ車を取りに行ったが、地震の影響で車庫のシャッターが大きくゆがんでいた。
別のポンプ車を保管していた倉庫もシャッターが壊れかけており、3人がかりで窓ガラスを割って進入。
ポンプ車を出すのに約20分かかった。
火災現場に戻ると、既に北側の住宅に延焼していた。
防火水槽は、地震で崩れたがれきに覆われていた。
仕方なく、地区西側を流れる河原田川に、「いろは橋」からポンプ車のホースを下ろした。
だが、津波による引き波の影響からか、川を流れる水の幅が普段の半分しかなく、水をくみ上げることも容易ではない。
約30人の消防団員としては、延焼を食い止めるすべがなかった。
・・・
火災は1日午後6時ごろ発生。
数台の消防車が出動したが、断水により消火栓が使えず、電柱が倒れて道路を塞いだため、放水に使う防火水槽に消防車がたどり着けなかったという。
このため、川の水を使って放水するしかなかった。
https://mainichi.jp/articles/20240106/k00/00m/040/192000c
【化学工場で配管破損により塩酸が川に流出】
1月5日14時53分にNHK富山からは、高岡市では化学工場で配管が破損し塩酸が川に流出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県高岡市の化学工場では、塩酸をためているタンクの配管が破損したため、基準濃度を越える塩酸の処理水が近くの小矢部川に流れ出ていたことがわかりました。
県などによりますと、これまでに人や魚などへの影響は確認されていないということです。
地震のあと、異常を知らせる装置が作動して塩酸の漏えいが分かったということで、酸性濃度を中和するための水酸化ナトリウムを追加で投入したため、高濃度の塩酸は川に流れ出ていないとしています。
・・・
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20240105/3060015442.html
【NHKアナの絶叫調避難呼びかけに驚きの声】
1月2日18時45分に毎日新聞からは、NHKのアナは絶叫調で避難を呼びかけたが、それは東日本大震災時の反省からマニュアルが見直されていたためなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日に発生した能登半島地震で、NHKのアナウンサーが「東日本大震災を思い出してください!」「今すぐ逃げること!」といった強い口調で視聴者に避難を呼び掛けたことが、インターネット上で話題を呼んでいる。
・・・
こうしたアナウンサーの呼び掛けに、ネット交流サービス(SNS)では「びっくりしたけど、緊迫感や危険意識が高まった」「危機感を伝える魂がこもっていた」といった意見が多数書き込まれた。
NHKでは、東日本大震災で避難の呼び掛けが十分に届かなかったという反省の下、災害発生時のアナウンスのマニュアルを見直し、大きな災害発生時にはアナウンサーが冷静沈着さを捨てて、強い口調で繰り返し避難を呼び掛けることを決めた。
独自の命令口調「逃げること」という呼び掛けの言葉も盛り込まれた。
普段から災害発生を想定した「緊急報道訓練」も繰り返し行われているといい、今回の報道ではこうしたマニュアルの見直しや日ごろの訓練が生かされた形だ。
https://mainichi.jp/articles/20240102/k00/00m/040/327000c
【和倉温泉では避難所に旅館から食料や布団が持ち込まれた】
1月5日16時20分に産経新聞からは、和倉温泉では避難所に複数の旅館から食料が持ち込まれ、加賀屋からは布団も持ち込まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石川県七尾市の老舗温泉街「和倉温泉」でも甚大な被害が発生した。
利用客や地元住民からは、避難誘導や物資の支援に尽力した旅館側に対して感謝の声も上がっている。
・・・
「加賀屋」ではエレベーターが止まったため、最上階の20階まで従業員が駆け上がって避難を呼び掛けた。
激しい揺れのためにアスファルトは割れ、避難所まで利用客を送迎した車の何台かはタイヤがパンクしたという。
足の不自由な利用客の車いすを必死に押して避難所へ連れていった。
当時、旅館内では300人程度の従業員が勤務しており、利用客の誘導のほか、避難所に布団を持ち込んだり、食事のおにぎりを届けるなど、それぞれが役割を分担して対応に当たった。
・・・
避難所の運営を担っている市職員は「来た人は拒めないので避難所に定員はない」と話すが、備蓄物資は明らかに不足。
食料は、加賀屋をはじめとした複数の旅館から持ち込まれた分で何とかしのいだという。
・・・
2日から母(89)と体育館で暮らしている田端さん(63)は、1日は学校前の坂道に車を止めて車内で一夜を明かしたが、「旅館の従業員に誘導され、寒そうにしながら校内へと入っていく浴衣姿の観光客を100人くらいは見た。その後で、たくさんの布団を荷台に積んだトラックが次々と通り過ぎていった。初めて見た光景だった」と話す。
https://www.sankei.com/article/20240105-5RFMAMOYB5P2VOQKDJRTMISDHI/
【トイレ問題が深刻化】
1月6日11時30分に毎日新聞からは、トイレ問題が深刻化しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被災地では、断水などの影響により、避難所に限らずトイレの問題が深刻化している。
NPO法人「日本トイレ研究所」の加藤篤代表理事に、断水時に建物内のトイレを利用する方法を聞いた。
・・・
避難所などでトイレの衛生環境が悪化すると、感染性胃腸炎などの集団感染のリスクが高まる。
汚いトイレに行くことを避けるため、水分や食事の摂取を控えれば、脱水症状や栄養不足、エコノミークラス症候群など震災関連の疾患にもつながる。
加藤さんは、「トイレは一人になれる空間で、日常生活を支えるもの。仮設トイレの設置も含めて、緊急的な改善が必要だ」と指摘する。
https://mainichi.jp/articles/20240106/k00/00m/100/026000c
【クラッシュ症候群にも注意】
1月1日21時22分に産経新聞からは、クラッシュ症候群にも注意など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
今回の地震では、倒れた家屋にはさまれるなどしたとして、救助を求める声がSNS上で相次いだ。
重いものに身体が数時間圧迫されると、筋肉が損傷して組織が壊死する。
その後、圧迫から解放されると、壊死した組織の内容物が一気に血液中に漏れ、心停止や急性腎不全を起こすことがある。
「クラッシュ症候群」と呼ばれるもので、人工透析や点滴、輸血などの治療が必要となる。
7年の阪神大震災では、約400人が発症し、このうちおよそ50人が亡くなったとされる。
仮に救助隊などより早く、挟まれによる要救助者を発見した場合、むやみに障害物を動かすのは、かえって危険な可能性がある。
低体温症の防止のため本人に毛布をかけるなどし、隊の到着を待つほうがよいこともある。
https://www.sankei.com/article/20240101-5ASXNNNT7NG5NH2WT4YBRI23K4/
【冷たい床で雑魚寝する場合もエコノミークラス症候群に注意】
1月1日21時54分に産経新聞からは、冷たい床で雑魚寝する場合もエコノミークラス症候群に要注意など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
避難所や車中泊で懸念される「エコノミークラス症候群」を調査してきた新潟大の榛沢(はんざわ)和彦・特任教授は、車中泊だけでなく体育館などの冷たい床で雑魚寝を余儀なくされる場合も脚の静脈に血の塊(血栓)ができやすいとして、注意を呼びかけている。
・・・
https://www.sankei.com/article/20240101-YKT4OKYLYBJF5FY6CUQY4HILME/
【早急な物資発送やボランティア参加は現地の混乱を招くだけ】
1月5日20時6分に毎日新聞からは、物資発送やボランティア参加はしばらく待つよう熊本市長がSNSで発信したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「一般の皆さんには発災直後はしばらく待機していただくことが重要で、発災直後の現場の混乱を避けることになります」。
熊本市の大西一史市長は2日、自身のX(ツイッター)に、そう投稿した。
大西市長は毎日新聞の取材に、「被災地の受け入れ態勢が整わないうちに大量の物資が届けば支援が生かせないこともある」と語った。
Xでは、「必要に応じて各自治体や関連団体から情報発信されますので、それを待ってください」とも訴えた。
市の震災記録誌によると、熊本地震の発生直後は個人・民間企業などから支援物資が大量に届いた。
しかし、対応する職員や場所が不足。
物資の内容が明記されていない段ボール箱も多く、負担が増した。
・・・
https://mainichi.jp/articles/20240105/k00/00m/040/080000c
【偽情報が出回っているのは広告収益目当て?】
1月2日17時44分に毎日新聞からは、旧ツイッターで偽情報が出回っているが、その背景の一つは広告収入目当てのインプレッション稼ぎだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
X(ツイッター)には、偽の被害を訴える投稿が相次いだ。
・・・
偽情報が出回る背景の一つに、フォロワーが500人以上▽過去3カ月のインプレッション(表示回数)が500万件以上――などの条件を満たすと、広告収益が配分される仕組みがある。
ツイッターは東日本大震災当時、電話がつながらない中でも情報を共有できる手段として注目された。
だが、22年に実業家のイーロン・マスク氏が買収してXに改称して以降、広告収益の分配化などで偽情報があふれていると指摘される。
X上には「東日本大震災の時に頼りになったツイッターはもういない……インプレッション稼ぎ、フェイクだらけ」と嘆く声も見られた。
https://mainichi.jp/articles/20240102/k00/00m/040/195000c
【震災当日、避難所に自販機破壊泥棒が出現した】
1月6日6時38分に読売新聞からは、地震発生4時間後に避難所となった高校の自販機が壊され飲料やカネが盗まれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
避難所となっている県立穴水高校で自動販売機が壊され、中から飲料と金銭が盗まれていたことが5日、目撃者の証言でわかった。
・・・
1日午後8時頃、校庭に金沢ナンバーの車が見え、40~50歳代の男女4、5人の集団が校内に入ってきた。
集団は「緊急だから」とだけ話し、女の指示を受けた複数の男がチェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだという。
目撃者の男性は「けたたましい音が学校中に響き渡っていた。避難所はパニックになり、誰も止められなかった」と、おびえた表情で語った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240105-OYT1T50183/
(ブログ者コメント)
〇新年早々、甚大な災害が起きてしまった。
トイレ問題が最も深刻とお見受けするが、被災地の皆様のご苦労、お察します。
〇それにしても、能登半島では以前から群発地震が続いており、道路網の寸断も想定されていたと思うのだが、それでも救援活動や支援物資の供給に支障が出ているとのこと。
ずいぶん先の話しになるだろうが、想定のどこが甘かったのか、検証が待たれる。
それにより、他の自治体の対策見直しに活かされる部分があるかもしれないので・・・。
〇NHKアナの絶叫&命令調の避難呼びかけの件、ブログ者も「今回はすごいなあ・・・冷静でいるべきNHKのアナウンサーがこんなにも感情的になっていいのだろうか?」などと感じながら聞いていた。
(2024年1月20日 修正1 ;追記)
2024年1月20日5時3分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、破壊した自販機の飲料は避難者に配ったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
販機を管理する北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)は、石川県警に被害届を提出した。
飲料は、同校に避難していた人たちに配られたとみられるが、同社や同校には無断で壊されたという。
県警は器物損壊事件に当たる可能性もあるとみて、関係者から話を聞いている。
目撃した男性らによると、5人の男女が「緊急だから」と周囲に告げながら校内にある自販機を工具でこじ開け、内部も破壊し、飲料を取り出して避難者らに配ったという。
校長によると、校舎には当時、同校の教諭や事務員はおらず、自販機を破壊する許可は出していなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0631a1ee97166be1ae062e2568c0e8b6aff184cc
1.総括
総じて、特段の大きな事故は起きなかった1年だった。
2.2023年の事故・トラブルの傾向
〇同じ工事現場で多数の施工不良が明らかになった事例が3件あった。
・札幌市に建設中の高層ビルで鉄骨ズレ70カ所やコンクリ厚さ不足245カ所(3月24日掲載)
・和歌山県に建設中のトンネルで多数のコンクリ厚さ不足や支保工位置ずれ(8月3日掲載)
・群馬県が発注した道路工事現場32カ所で規格外側溝が使われていた(9月10日掲載)
〇事故が多発しているアンダーパスが報道で取り上げられた。
・徳島市の吉野川橋では15年間で34件(4月20日掲載)
・呉市の宝町線路下では2023年に14件(12月27日報道)
〇危険物を容器に入れて持ち歩き中の破裂事故が2件あった。
・西新井駅で券売機横のアルミ缶が破裂し1人負傷、業務用洗剤持ち帰り中だった(5月8日)
・東北新幹線で乗客のペットボトルから濃硫酸漏れ、4人やけど(10月9日)
〇地面などから突き出ているクギなどでけがした事故が3件あった。
・杉並区の小学校グラウンドで転倒時にクギで負傷、調査結果544本発見(4月13日)
・大野市の公園でサッカー練習中に鉄パイプで大けが(6月3日)
・延岡市の新築体育館で壁から出ていた釘で負傷(10月29日)
3.ブログ者の印象に残った『狭義』の産業事故
・白老町の工場で高圧水洗浄中、外れたホースの直撃を受けて死亡(5月19日)
・三原市の工場で遠隔操作せず配管の放射線検査をして若干の被曝(6月3日)
・糸魚川市の工場で配管切断中、残留していた乾燥危険物質が爆発して3人死傷(6月14日)
・[番外]韓国でフッ化水素酸を水と間違え飲んで脳死状態(6月28日)
・蘭越町で地熱掘削中、水蒸気が噴き出し16人が硫化水素中毒(6月29日)
・静岡市の高架橋建設現場で据え付け中の橋げたが落下(7月6日)
・倉敷市の製油所に落雷があり重油ポンプ付近で火災発生(8月23日)
4.ブログ者の印象に残った『広義』の産業事故
・八潮市で給食海藻をマニュアルに反し冷蔵保管せず3400人が食中毒(1月13日掲載)
・六本木マンションでスプレー缶多数ガス抜き中、ライターをハンマーで叩き爆発(1月16日)
・亀岡市の保津川下りで舵が空を切った船頭が転落、船は転覆、2人死亡(4月5日)
・札幌市の球場で高校女子野球部員がケージ運搬中、下敷きになって死亡(5月6日)
・事故が相次ぐ中学の鉄硫黄混ぜ実験には身近なリスク実感目的もある(6月17日掲載)
・新橋のガス設備なき飲食店でガス爆発、上階の店の工事でガスが漏れていた(7月3日)
・厚木市のパチンコ店駐車場で大規模火災、火元の車の構造不備?(8月20日)
・徳島県が高校に配布したタブレット端末で故障が相次ぐ、3000台以上(10月15日掲載)
・ダイハツで車の認証試験時に数々の不正(12月27日掲載)
5.これまで聞いたことがなかった事故トラブル
・[番外]韓国でコップに入ったフッ化水素酸を水と間違え飲んで脳死状態(6月28日)
・伊東市の海岸で釣り人が「一発大波」にさらわれ転落、救助された(8月5日)
・棺に入った故人を見ようと顔を近づけすぎCO中毒で死亡(9月11日掲載)
・[番外]韓国で車が池に落ちたが車内にエアポケットができて運転手無事(10月23日)
・秀吉の兵糧攻め時、リフィーディング症候群が起きていた模様(12月12日掲載)
6.ブログ者の印象に残った、その他の情報&トピックス
(日付はブログ掲載日)
・ストーブにガソリンを入れると最初は灯油と同様だが30分すると炎が上がり始める(1月16日)
・袋状のベルトコンベヤーが騒音や粉じん対策として注目されている(3月5日)
・石見空港にバードストライク防止装置が設置された、カモとカラスに効果あり(3月23日)
・安静時54cal/hrの熱が皮膚から放散、33℃以下の水に浸かると体温低下(4月30日)
・愛媛県のトンネルで非常警報誤作動頻発、3回とも上空に積乱雲があった(8月9日報道)
7.読者の方とのコミュニケーション
なし。
8.ブログ作成上の特記事項(変化点、工夫点、配慮点など)
・10月中旬からアーカイブサイトに接続できなくなった。
パソコンの問題かと思ったがスマホからも接続できず。
ネットで調べても確たる情報なし。
原因不明のまま年を越した。
ちなみに全記事、コピーをとっているので、原文を確認したい方はブログ者まで。
以上
2023年12月31日18時10分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【まっているクルマに吸い寄せられる現象!? 】
帰省や旅行などで長距離移動する機会が増える年末年始は、高速道路で長距離ドライブする機会も増えます。
高速道路は似たような景色が淡々と続くことから、思わぬ事故を起こすリスクがあるといいます。
高速道路は道路環境が整っている分、似たような景色が淡々と続く傾向にあります。
そのため、ドライバーが(現実とは違うことを)錯覚してしまう現象が起こりやすいといいます。
なかには、路肩に停車中のクルマを走行中だと「錯覚」してしまう事例もあるそうです。
なぜ、そのようなことが起きるのでしょうか。
全国の高速道路を管轄するNEXCO各社によると、近年は、車両トラブルや道路工事などのために路肩に停車中の車両に、後方から走行してきたクルマが衝突する事故が多発していると警鐘を鳴らしています。
脇見運転なども考えられますが、路肩に停車中のクルマを走行中だと錯覚し突っ込んでしまった、ということもあるといいます。
その原因のひとつとして考えられるのが「仮現現象」です。
仮現現象とは、実際には動いていないものが動いて見える現象のこと。
踏切の警報機が代表的な事例で、左右に付けられた信号が交互に光ることで警報していますが、ぼーっと眺めていると、光が左右に動いているようにみえてくることがあります。
クルマのシーケンシャルウインカー(流れるウインカー)も、この仮現現象を利用したものです。
路肩に停車中のクルマがハザードランプを点灯させていると、ハザードランプの「チッカチッカ」という点滅がこの仮現現象を誘発してしまい、そのクルマが動いていると錯覚。
その結果、ブレーキや回避が遅れ、追突してしまうのです。
それでも、走行車線を守って走っていれば、路肩に停車中のクルマに(かすめることはあったとしても)真後ろから衝突することは避けられそうな気がします。
しかし事故事例の中には、あたかも吸い寄せられるように、路肩に停車中のクルマの真後ろに衝突してしまっている事例も少なくないとのこと。
【衝突は複数の要因が絡んでいた!】
この原因として考えられるのは、意識があるにもかかわらず、正常な判断ができなくなってしまう「半覚醒現象」です。
高速道路はハンドル操作もそれほど必要なく、景色が単調で刺激もないことから、眠っていなくても脳が休んでしまい、判断能力が鈍ってしまった結果、路肩に停車中のクルマを先行車両だと勘違いして車線を逸脱し、追突してしまうのです。
高速道路ではまた、睡眠や疲労がなくても、判断力や注意力が低下し、意識が遠のいてしまう「高速催眠現象」とよばれる現象も発生しやすいとNEXCO各社は分析します。
特に夜間の高速道路となると、昼間と比べて視界から入る情報が極端に減ることによって陥りやすくなります。
こうした衝突事故を予防するため、西日本高速道路では、「USIMPACT(ウルトラソニックインパクト)」という装置を試験的に導入しています。
ウルトラソニックインパクトとは、走行中のクルマへ超指向性のスピーカーで超音波を発射し、居眠りや漫然運転の防止、注意喚起を促す世界初の技術とのこと。
超音波が車体に当たると、車内に「ピロリン」といった電子音が発生する仕組みです。
人には聞こえない高い周波数(約20kHz以上)の超音波ですので、仮に道路上に立っていても音は聞こえません。
道路工事や落とし物改修など、高速道路上で作業をする場合に、作業員の安全を守る方策として、期待されています。
※ ※ ※
こうした現象に陥ることを防ぐには、やはりドライバーがこまめな休憩をとることが大切です。
高速道路での事故は大事故に繋がりやすく、過信は禁物です。
先を急がず、十分に休憩をとりながら、安全運転を心がけましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb893be8d1ef2ebdc18c1a6a01b7076025586e25
2023年12月30日10時10分にYAHOOニュース(WEB CARTOP)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路をよく利用する人は、「トンネルの照明が以前よりも明るくなった」あるいは「照明が白くなった」と感じたことがあるのではないでしょうか。
場所にもよりますが、新しく造られた道路や、都心近郊の広めの道路などにあるトンネルでよく出会う気もします。
近頃は、コンビニなどの店舗の照明だったり、家庭でも多く使われるようになっているので、「ああ、道路の照明にもLED化の波が来ているんだな」とクールな感想を持っている人がいる一方で、「昔はオレンジだったのになぁー」とノスタルジーな感想が漏れるのは、けっこう高い年代の人だけでしょうか。
まだ地域によっては残っているところもあるにはありますが、昭和の時代はトンネルといえば「オレンジの照明」というのが当たり前でした。
なかには「ねぇパパ~、トンネルってなんでオレンジなの?」と無邪気な質問に答えられずに悶々とした経験のあるベテランのドライバーもいるでしょう。
ここでは、トンネルの照明がなぜオレンジ色に統一されていたのか? という疑問に答えるべく情報を集めてみましたので、それを紹介していきましょう。
【オレンジ色の照明には時代の背景が密接に関わっていた】
たま~に山奥の一車線の道の途中にあるトンネルなどで照明のないケースに出くわすことがありますが、日中の明るい環境から身構えずに真っ暗なトンネルに差しかかったとき、トンネル内部がまるで見えないせいで黒い穴に突っ込むような怖さを感じて思わずアクセルから足を離してしまいます。
そして内部に突入すると、一瞬、視界が奪われたような感覚に陥ります。
そんな経験があれば、真っ暗なトンネルがいかに危険かを実感できていると思いますが、多くの人はそんな経験がないのではないでしょうか。
いまや、ほとんどのドライバーは照明で照らされたトンネルにあたりまえのように接していますが、トンネルに照明が付けられるようになったのは昭和の40年代からだというからビックリです。
その頃のクルマのヘッドライトは、いまの感覚で見ると“薄暗い”と言われそうな照度しかありませんので、それで真っ暗なトンネルに入ったら、徐行レベルまで速度を落とさないと恐かったのでは? と言ったら言い過ぎでしょうか?
ともあれ、そうして徐々にトンネルに照明が普及していったようですが、そのころに使われていた照明は「低圧ナトリウムランプ」と呼ばれる照明でした。
簡単に言ってしまうと「水銀灯」の仲間で、体育館や工場の天井に吊されたものや、公園などの広い場所を照らすための照明の仲間です。
「ナトリウムランプ」の特徴は、色が「オレンジ」な点です。
トンネルには、このオレンジ色の特徴が活用されているのです。
それはなぜかというのが今回のお題ですね。
オレンジ色の「ナトリウムランプ」が使われた理由は、「排気ガスが充満したトンネル内で視認性を良くするため」なのです。
昭和40年代の日本というと、高度成長期に沸き立つなかで急速に産業が発展して、街を走る自動車の数も急速に増えていた時期です。
まだ排気ガス対策が行われていないので、クルマが通ると排気ガスでモクモクだったことでしょう。
ましてや閉じられた空間であるトンネルの内部は、ガード下の焼き鳥店の焼き場並みだったことが想像されます。
その煙で充満した環境で、少しでも視認性を上げようと採用されたのがオレンジ色の「ナトリウムランプ」というワケなのです。
良く見える理由を乱暴に言ってしまうと、フォグランプと同じだと考えてください。
霧が立ちこめた環境では、ごく微細な水の粒が無数に散らばっている状態です。
そこに強い光を当てると水の粒が光を吸収&拡散させてしまうため、その多くが遠くに届く前に散らされてしまいます。
光のなかでは黄色の成分は吸収&拡散されにくい特性を持っているので、遠くまで届きやすく、視認性が確保できるというわけです。
また、色には人間の目が認知しやすい、コントラストがクッキリ伝わりやすい色味というのがあります。
これはシチュエーションで異なりますが、当時の研究の結果として、トンネルのなかではオレンジの光が有効だと判断されたのだと思われます。
【なぜオレンジの照明が絶滅しかけているのか?】
そんな特徴が活かされて、ほとんどのトンネルには「ナトリウムランプ」が使われるというところまで広がりましたが、いまでは採用され続けている箇所を探すほうが難しいという状況になっています。
それはなぜなのでしょう?
まず第一に、「排気ガスがクリーンになった」という理由が挙げられます。
もともとが排気ガスが立ちこめるなかでの視認性確保という目的で採用されていたので、排気ガス自体が少なくなった今では、視認性の面での有用性はなくなってしまったという状況ですね。
そして、もうひとつの理由は、運用面でのメリットが薄くなったという点です。
「ナトリウムランプ」の性能は、実際に使われていた「低圧ナトリウムランプ」で消費電力が約450W、寿命が約9000時間です。
その後に採用された効率の良い「高圧ナトリウムランプ」は消費電力が約300Wで寿命は2倍以上の2万4000時間と、高効率になりましたが、それでも年に一度の交換が必須だったようです。
それに対して、いま普及している「LEDランプ」は、消費電力が約100Wまで抑えられ、寿命は6万時間まで引き上げられていますので、効率の違いは比べるまでもないレベルに向上しています。
ちなみにいま現在では、「ナトリウムランプ」を製造しているところが激減しているようで、がんばって使い続けるより「LEDランプ」に交換した方が何かと有利という状況になっているようです。
【オレンジ色の有効性は視認性だけではない?】
そんな理由で絶滅の一途を辿っていると思われるオレンジ色の照明ですが、じつは一部の特殊な環境ではまだ有効に働いているところがあるらしいんです。
そのひとつは粉雪がしょっちゅう舞い散っているような山間部や雪国の一部地域です。
排気ガスや濃霧の状況と同じように、雪の細かい粒子が舞っている状況では、照明の光が散らされて遠くに届きにくくなりますので、粒子に散らされにくいオレンジの光が有効に活用されます。
そしてもうひとつのポイントが「誘虫性が低い」という点です。
「誘虫性」というのは虫を誘う効果の度合いのことです。
虫は夜間に光を求めて集まる習性があることはみなさんご存じだと思いますが、その色味によって集めやすさが異なるようなんです。
ザックリ言うと、色味が白い(色温度が高い)ほうが虫を集めやすく、色味が赤い(色温度が低い)ほうは虫を集める特性が低いとのこと。
ということで、オレンジの光は白色の光より虫を集めにくいので、虫の多い山間部などではオレンジ色の照明を使うというケースがあるとのことです。
ちなみに光源の種類で比べると、「LEDランプ」より「ナトリウムランプ」のほうが虫を寄せにくいそうですが、先述のように「ナトリウムランプ」は運用面で難があるため、いまはオレンジ色の「LEDランプ」が使われているようです。
ということで、オレンジ色のトンネル照明が使われていた理由と絶滅しかけている理由を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
個人的には、真っ白で明るすぎる印象すらある今のLEDのランプにはまだ馴染めない感覚もあったりして、オレンジの照明にたまに出くわすと「なんか落ち着く」という気分になるので、そちらのほうが好ましいと思っていますが、実際は事故率の軽減などを考えると、LED化は必然の流れでしょう。
ただ、オレンジの照明がまったく絶滅してしまったわけではないということなので、ひとまず気持ちを落ち着かせたいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9c32817445d5b5bd3bef5d4860984236a27854
2023年7月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13314/
(2024年1月7日 修正2 ;追記)
2023年12月29日18時39分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、橋桁を支えている台がしっかり固定されていなかったためセッティングビームが台から落ち、橋桁とセッティングビームをつないでいるボルトが破断して橋桁が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故からまもなく半年。
Daiichi-TVのカメラが初めて、橋げたが落下した現場に入りました。
現場には今も事故の痕跡が…
(静岡国道事務所 静川 副所長):
「こちらが、橋げたがあたったところです」
(徳増 キャスター) :
「傷ついているように見えますが、これが落下したときの痕跡ですか?」
(静川 副所長) :
「そうです。大きな力がかかっていたことが分かると思います」
(徳増 キャスター):
「金属の部分が削れて少し変形しています」
・・・
(徳増 キャスター) :
「ここはかなり広いスペースですが、当日はどんな作業をしていたんでしょうか」
(静川 副所長) :
「レールで組み立てた橋げたをスライドさせて、最後に一番端に、桁をつないで完成ということになる」
重さ140トンもの橋げたは、なぜ落下したのでしょうか。
(徳増 キャスター):
「ここがまさに、その橋げたが落下した場所になりますよね」
(静川 副所長) :
「横にスライドして一番端のところにつながるわけですけれども、そことこちらの支障といいまして、橋げたを支える部分に、こちらに落として固定することで設置が完了することになります」
当時、現場では橋げたを11メートル横にずらす作業が行われました。
その後、橋げたに「セッティングビーム」と呼ばれる補助具をつけて橋脚におろす作業が行われましたが、20センチほどずれてしまったといいます。
(静川 副所長) :
「作業をしていると横にずれるということもありますので、めずらしいことではないですね」
(徳増 キャスター):
「ずれたときの対処法は?」
(静川 副所長) :
「現場の作業員の方が見ながら、機械を動かしながら作業をしている」
当時も“ずれ”を直すために、もう一度、橋げたを持ち上げましたが、土台が不安定な状態に…。
橋げたが、バランスを崩して落ちたということです。
現場で用いられたのは、橋げたをかけるための一般的な工法でしたが、国の事故調査委員会は「土台をしっかり固定していなかったこと」が主な原因とみています。
(静川 副所長) :
「事故のときは、この橋げたを支えている台が全体的に固定がなされておらず、不安定になりまして、このセッティングビームが台から落ちて、橋げたにあたり、橋げたとセッティングビームをつないでいる部分に大きな力がかかり、ボルトが破断して橋げたが落下した」
1月末には、事故が起きた区間で工事が再開される予定です。
工事は、これまでの業者が引き続き行いますが、「橋げたを支える土台をしっかり固定すること」に加えて、正確に設置できているか工程ごとに確認しながら行うということです。
(静川 副所長) :
「(橋げたのずれが)大きくなる前に確認をして、異常かどうかを確認しながらやるということになります」
(徳増 キャスター) :
「対処の仕方は、そこまで決められていなかったということでしょうか?」
(静川 副所長) :
「決められていなかったので、新たに安全を確保するということで設定している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4e9e6e73b5817db6c261cd096579f803bf98a9
2023年12月29日16時12分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車の違反処理について、警察庁の有識者検討会が反則金通告制度、いわゆる“青切符”を導入する報告書(良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する中間報告書)をまとめました。
2023年12月26日、松村祥史国家公安委員長は、この導入について次のように話しました。
「違反の処理につきましては、自転車利用者による交通違反を交通反則通告制度の対象とすることが提言をされておりますが、制度の運用にあたっては、指導・警告をまず原則といたします」
運転免許が必要な車両と同様に、自転車の違反処理を行う方針を打ち出した有識者検討会は報告書で、自転車の取締りの課題をこうまとめていました。
《自転車の交通違反が検挙された際には赤切符等によって処理されているが、犯罪行為として例外なく刑事手続きの対象とされており、重すぎる面がある一方、送致されたとしても、結果として不起訴になることが多く、違反者に対する責任追及が不十分であるという問題も指摘されている》
青切符が適用される“反則”は犯罪行為に当たりません。
違反者が同意すれば裁判手続きが不要で、反則金を納付することで決着します。
一方で、制度が導入されると、自転車を対象にした手軽な摘発が行われるのではないか、という不信感も利用者の間に広がりました。
現実にクルマの違反摘発では、運転者から見えない場所での摘発を問題視するSNSの書き込みが絶えません。
同じことが、自転車でも起きるのではないか、という懸念が広がっています。
ただ、松村委員長は、これを打ち消します。
「報道等では、違反即、青切符というようなイメージが残っておりますが、交通ルールを守っていただき、結果的に事故が起こらないことが、私どもの目的でございます」
ただ、青切符導入のきっかけは、交通事故全体に占める自転車が関係する事故の割合が上昇し続けていることや、自転車と歩行者の事故件数も増加傾向であることなどが原因です。
「自転車は取締りを受けない」という誤解の元に、違反者が警察官の指導に従わないこともありました。
反則金の納付を求める場合は、こうしたケースです。
松村氏は話します。
「指導・警告に従わないなどの特に悪質、あるいは危険な違反に限っては、青切符による取締まりを行うことにより、(取締りの)目的である違反者の行動改善を促すこと、こういった取り組みをしっかりとやってまいりたいと考えております」
その一方で、飲酒運転や、他の交通への妨害運転、交通の妨げになる携帯電話の運転中の使用には、今までと同じく刑事事件としての処理“赤切符”を活用します。
警察庁は2024年の次期通常国会で、この報告書の案に沿って法改正を行う方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8337f66327ad2fec296ee28d7abd015a5c6e59c1
2023年12月27日22時15分にYAHOOニュース(サンキュ!)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
初冬を迎え、道のあちこちに色とりどりの落ち葉が見られる季節になりました。
紅葉が終わってしまった寂寥感と初冬の情緒にしみじみ浸りたい時期ですが…、その落ち葉、ちょっと注意が必要。
もしかしたら、大きな事故やケガにつながるかもしれません。
【画像】落ち葉のすべりやすさは雪並み⁉モミジとイチョウはどちらがより危険?気象予報士が解説
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、意外とあなどれない"落ち葉の怖さ"について解説します。
【落ち葉はなぜすべる?】
落ち葉が降り積もった道を歩いたり運転したりしていて、スリップしてしまった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
じつは落ち葉がすべりやすいのは、植物が自らを守るための知恵の結果。
植物は水がないと生きることはできませんから、せっかく体内に取り込んだ水分はできるだけ逃さないようさまざまな工夫をしています。
その1つが、葉の表面を覆う「クチクラ層」と呼ばれるものです。
「クチクラ層」には、水をとおさないよう脂質が分泌されています。
脂質、つまり油の仲間ですから当然ながらすべりやすいです。
一般に、落ち葉の積もった地面は積雪路面や凍結路面と同じくらいスリップしやすいと言われています。
歩くときはもちろん、自転車や自動車を運転するときも注意が必要ですし、とくに落ち葉が多くなる初冬の時期は電車がスリップして遅延する例もあるほど。
落ちたあとの葉にあまり興味のない人もいるかもしれませんが、意外と私たちの生活への影響が大きいのですね。
【とくに注意が必要な状況は?】
「クチクラ層」に含まれる油分が、表面から浮き出てくるという現象が起きるときがあります。
それは、水にふれたとき。
ただでさえすべりやすい落ち葉が、まるでワックスをかけたようにさらにスリップしやすくなります。
前日あるいは当日に雨が降った場合だけでなく、冷え込む時期は朝露でぬれてしまうこともあるので、晴天続きのときでも油断大敵。
落ち葉が大量に積み重なった状態でなく、数枚落ちているだけでもすべりやすくなってしまうので、いつも以上に慎重に歩いたり運転したりするのがおすすめです。
【モミジとイチョウはどちらがより危険?】
前述の「クチクラ層」の油分というのは、サラダ油のような油ではなく、ロウソクのロウに近いタイプの油分です。
モミジとイチョウを表面を比べると、イチョウのほうがロウのようなスベスベ感があります。
つまり、降り積もった落ち葉ですべりやすくなる効果は、イチョウのほうが大きいのです。
もちろん、落ち葉であればそれ自体注意が必要ですが、イチョウ並木のある道を通るときは、さらに慎重になる必要があるのです。
【今のうちに歩きやすい靴の用意を】
このさき年が明けて1月から2月、いわゆる「真冬」とされる時期に入ってくると、都市部でも路面が凍結したり雪が降ったりすることが出てきます。
そうなると今のうちに、"落ち葉で練習する"つもりで、歩きやすい靴を用意したり、スリップしにくい歩きかたや運転方法を確認したりしておくのがよさそう。
もともとすべりにくい靴を買っていたつもりでも、長く使っていると底の溝が減ってしまって効果が失われている場合も。
いつもは見ない靴の裏をしっかり確認して、早めに買い直すのも手です。
また、スリップしにくい歩き方というのは、できるだけ真上から足を踏み下ろして足の指で地面をつかむ感覚で、かつ小さめの歩幅で歩く、いわばペンギンみたいな歩き方です。
これは積雪や凍結した道を歩くときにも役立ちます。
そしてスリップしにくい運転は、急発進や急ハンドルをしない、つまり「安全で正しい運転」。
こちらに関しては季節を問わず習慣にしておきたいですね。
■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。
また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。
野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fab17570390508e24b6cc845d5344a6bdf4e489
2023年12月27日20時29分にYAHOOニュース(広島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後、JR呉線の線路をくぐるアンダーパスで、トラックが橋に衝突しました。
ケガ人はいませんでした。
アンダーパスは、周辺よりも低くなっている道路のことです。
トラックが橋に衝突した直後で、車体の上部が破損してます。
事故があったのは、呉市宝町の県道です。
警察によると27日午後1時15分ごろ、アンダーパスを通ろうとしたトラックが、上部の橋に衝突しましたが、ケガ人はいませんでした。
橋の高さは2.6メートルで、手前には高さの制限を知らせる看板を設置。
衝突したトラックは制限以下の高さでしたが、走行の際に上下に動くため衝突しました。
運転手は「通れると思った」と話しているということです。
同様の事故は、今年に入って14件目となります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ff36a60347ac22b687d60f12d8b9f88027f93c1
※関連情報として1ケ月ほど前、2023年11月20日付で中国新聞からは、途中で「当たるかも」と気付いても後続車があった場合は止まれないかも・・・という現場を見た記者の感想など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県呉市宝町にある、JR呉線の線路と歩道をくぐる県道のアンダーパスで、制限高を超えるトラックなどが上部の架道橋などと接触する事故が後を絶たない。
橋の底のコンクリートに刻まれた傷が事故の多さを物語る。
道路を管理する県などは制限高を知らせる予告ゲートなどを設け、注意喚起に努めてきた。
それでも接触して身動きが取れなくなるケースが相次ぐ。
背景を探った。
現場は呉駅南東約200メートル。
呉線が通る架道橋と歩道橋の2本の下を、県道が通る。
市中心部と大和ミュージアムや呉中央桟橋ターミナルを結ぶ主要道路で、周囲には大型商業施設もあり交通量は多い。
15日午後1時ごろ、貨物車が歩道橋と接触。
動けなくなり、約1時間半にわたって片側交互通行となった。
付近には2・6メートルの制限高や、並行して踏切を渡る迂回(うかい)路を知らせる標識が複数ある。
だが、県西部建設事務所呉支所によると、少なくとも2021年は6件、22年は7件の接触事故が発生。
今年は6件(19日現在)起きているという。
呉署は、勾配が比較的緩やかで見通しが良いため、ドライバーの注意がおろそかになっている面があるとみる。
また、社用車など乗り慣れていない車を運転する場合、車の高さを把握していないケースもあるという。
担当者は「標識がどれだけあっても、意識して運転しないと事故の根絶は難しい」。
同支所は「車の高さをよく把握してほしい」としている。
「当たるかも」と途中で気付いても、片側1車線しかない環境で後続に多くの車がいる状況だったら…。
焦って突っ込んでしまった車もあるのではないか。
現場を見て、そうも感じた。
入念な準備と冷静な運転を心がけたい。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/387744
(ブログ者コメント)
〇高さ制限表示は、ピチピチの数字ではなく、ある程度の余裕を見て決められている数字のはずだ。
たとえば今回の事故場所だと、表示は2.6mとなっているが、実際の高さは2.8mとか3mとか・・・。
詳細不明だが、今回の運転手、自分の車は表示された高さ制限ギリギリだが、余裕を見込んだ制限高さゆえ通れるだろう的に考えた・・・そういうことはなかっただろうか?
〇10月19日までに事故は6件。
それが12月27日の事故で14件目ということは、直近2ケ月の間に8件の事故が起きたことになる。
本当かな?と思い、他にも情報源がないか調べてみたところ、11月15日にも貨物車が挟まった事故があった。
『アンダーパスで貨物車が上部の歩道との間に挟まり立ち往生 呉市の県道で一時片側交互通行 どうやって動かした?』
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/385641
報道されないような小さな事故もあると思うので、2ケ月で8件起きていても不思議ではないかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。