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2016年4月20日22時0分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時前、都城市横市町の九州電力の鉄塔で、電線を張り替える作業をしていた「K社」の社員の男性(24)がおよそ50mの高さから転落したと、消防を通じて警察に通報があった。
男性は救急車で病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、現場では15人が出て、古い鉄塔から新しい鉄塔に送電線を張り替える作業を行っていたということで、男性は電線につなげるタイプの命綱をつけていたが、突然、電線が緩んで垂れ下がり、男性も一緒に落ちたという。
警察が、電線が緩んだ原因や当時の詳しい状況を調べている。
出典
『電線工事の作業員 転落死』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064708621.html?t=1461191086012
2016年4月21日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本千葉支社は、20日、総武線の三鷹発千葉行き下り電車(10両編成)が幕張駅に到着した際、車掌が誤って本来開閉すべきドアとは反対側のドアを開閉し、そのまま出発するミスがあったと発表した。
電車の両側にホームがある構造だったため、線路に転落するなどしてけがをした乗客はいなかった。
同支社によると、電車は同日午前10時25分ごろ駅に到着。
車掌は進行方向右側のドアを開閉し、本来ドアが開くはずの左側のホームで待っていた25人が乗車できなかったという。
車掌が到着ホームを勘違いしたのが原因で、同支社は、「基本動作の徹底に努めたい」とコメントした。
出典
『反対側ドア開閉、25人乗車できず 総武線・幕張駅』
http://mainichi.jp/articles/20160421/ddl/k12/040/081000c
4月20日16時13分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本千葉支社によると、20日午前10時半前、千葉市花見川区のJR総武線の幕張駅に三鷹発千葉行きの下りの各駅停車が止まった際、車掌が、本来は下りホーム側のドアを開けるところを誤って反対の上りホーム側のドアを開けたという。
このため、千葉方面に向かおうと下りのホームで待っていた乗客25人がこの電車に乗車できず、後続の電車に乗車したという。
車掌が停車したホームを勘違いしていたのが原因だということで、JR東日本千葉支社は、「乗客の方にご迷惑をかけてしまい申し訳ありません。乗務員による確認を徹底し再発防止に努めていきます」と話している。
出典
『電車ドア開閉ミスで乗客乗れず』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160420/4710121.html
キーワード ;ヒューマンエラー
2016年4月20日20時43分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前9時35分ごろ、三重県紀宝町鵜殿の北越紀州製紙紀州工場で「事故があった」と119番があった。
警察などによると、タンクには再生紙の原料となるパルプが保管され、上部が爆発の影響で破損した。
他にけが人はいなかった。
男性は、タンクの配管の亀裂を補修していた。
警察は、内部で発生したガスが作業中に引火した可能性があるとみて、原因を調べている。
出典
『三重の製紙工場でタンク爆発 38歳の作業員1人死亡』
http://www.sankei.com/west/news/160420/wst1604200091-n1.html
古紙から再生したパルプを貯蔵しているタンクが爆発した。
当時、この男性作業員は、タンクの上で配管を補修するための溶接作業の準備をしていて、突然、爆発が起き、転落したという。
現場の工場は和歌山県との県境を流れる熊野川の河口付近に位置していて、近くには住宅などもあるが、警察によると、爆発の影響は特になかったという。
出典
『製紙工場で爆発 1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074707541.html?t=1461190591724
4月20日19時33分にCBC NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は、他の4人と一緒に配管の亀裂の補修作業をしていたという。
タンクには、溶剤を使って色抜き作業をした古紙が入っていた。
出典
『製紙工場で爆発事故 三重・紀宝町』
https://hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=000403D7
4月20日21時15分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は下請け会社の作業員で、同僚4人とタンクの配管を修理していた。
爆発が起きた時、男性はタンクの上部で、電気系統を1人で確認していた。
警察は、何らかの原因で内部でガスが発生し、爆発につながったとみて調べている。
出典
『貯蔵タンク爆発、修繕中の男性死亡 三重・紀宝町の製紙工場』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016042090211517.html
2016年4月19日19時1分に日テレNEWS24(ミヤギテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今日午前11時半頃、登米市のE食品工場で爆発事故があり、改修工事中の作業員3人がヤケドなどの軽傷。壁の一部やシャッターなどが破損。
当時、工場は製造ラインを入れ替える改修工事中で、作業員が誤ってガスの配管を外してしまったという。
出典
『食品工場で爆発3人軽傷』
http://www.news24.jp/nnn/news8736907.html
4月19日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場にいた工事業者の20~60代の男性作業員3人が、顔や足などにやけどをした。意識はあるという。
警察と工場によると、作業員がガスが残った管を開けた際、ナットを締める電動工具の火の粉が引火したとみられる。
現場では、新しい製造ラインに入れ替える工事をしていた。
消防車5台が出動し、約30分後に鎮火した。
工場には従業員約50人がいたが、避難して無事だった。
出典
『E社食品工場爆発3人けが』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160419_13059.html
2016年4月19日0時17分に下野新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後3時50分ごろ、宇都宮市下平出町の建設関連会社の事務所兼資材置き場で、会社員の男性(43)が小型油圧ショベルをトラックに積載するため、同ショベルを運転し、地面から荷台に立て掛けた板を上っていたところ、同ショベルごと転落。
頭を強く打つなどして、間もなく死亡した。
警察によると、近くで作業していた人が事故に気付き、119番した。
出典
『作業機械ごと転落、男性が死亡 』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160419/2300218
2016年4月18日15時32分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日夜9時45分頃、台湾の台北から成田空港に到着したLCC=格安航空会社のバニラ・エア104便の乗客159人が誤って国内線の到着口に誘導されるトラブルがあった。
航空会社によると、旅客機はターミナルビルから離れたところに到着し、乗客をバスで国際線の到着口に誘導する予定だったという。
この便は、強風の影響でいったん中部空港に着陸して給油したあと到着したため、バス会社が国内線の乗客だと勘違いして運転手に連絡し、誤って国内線の到着口に誘導してしまったという。
成田空港会社によると、強風の影響で、目的地を他の空港に変更した旅客機と貨物機あわせて52便が成田空港に引き返すなど、ダイヤが乱れていたという。
航空会社は、到着した乗客から「入国手続きをしていない」という連絡を受けて、国際線の到着口に改めて乗客を誘導したが、外国人9人を含む47人が、手続きをしないまま入国したという。
乗客の多くは日本人だが、外国人も10人ほどいるということで、航空券を購入する際に登録された乗客の携帯電話に連絡して、手続きを呼びかけているという。
出典
『国際便乗客ミスで手続せず入国』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160418/4628981.html
4月19日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
リムジンバスが乗客を国内線到着口に誘導したミスの背景に、航空会社とバス会社の連絡態勢の不備があったことが、両社への取材で分かった。
同社によると、航空機から到着口へバスで乗客を運ぶ際、通常はファクスで情報交換している。
強風の影響で一度、中部国際空港への代替着陸をした今回のように、到着に変更があった場合は、電話連絡のみになっていた。
同社は、「104便が中部国際空港から午後9時45分に到着すると伝えた。ただ、強風で成田空港は混雑しており、着陸時間が近かった他の国内線と勘違いした可能性もある。国際線と伝えるべきだった」と話す。
一方、リムジンバスを運行する東京空港交通(本社・東京)は、「中部国際空港からとは聞いていたが、国際線かの確認は、忙しさの中で失念していたのかもしれない」としており、両社は改善策を検討する。
出典
『バニラエア 入管経ず入国 バス会社と連絡不備と説明』
http://mainichi.jp/articles/20160419/ddm/041/040/128000c
4月23日付で読売新聞千葉版から、再発防止策に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バニラ・エアは、22日、配車依頼の書面変更や、担当者によるバスの降車場所の確認などの再発防止策を、国土交通省に報告した。
問題を受け、同社は同日、石井会長と五島社長を減給20%(1か月)とする処分を発表した。
未手続きの乗客が乗っていたのは、17日午後9時45分に到着した便。
バニラ・エアから委託を受けたバス会社「東京空港交通」(東京)の配車係がバスに誤った指示を出し、乗客が駐機場から第3旅客ターミナルビルの国内線到着口に運ばれた。
乗客159人のうち一部が入国手続きをせずに入国。
国交省は19日、「保安上、極めて遺憾」として同社を厳重注意していた。
再発防止策には、17日にバニラ・エアからの配車依頼を電話だけで済ませた反省から、
〈1〉ファクスと電話で確認
〈2〉ファクス書面は、国内線と国際線を区別した書式に変更
を盛り込み、既に導入。
28日からは、担当者を新たに配置して、バスの出発前に運転手と一緒に降車場所の確認を行う。
一方で、バニラ・エアは、未手続きで入国したのは計48人と訂正した。
手続きが済んでいないのは、22日現在、外国人2人を含む29人。
うち日本人6人とは、手続きの日程調整ができていない。
出典
『バニラ・エアが再発防止策…入国未手続き』
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20160422-OYTNT50411.html
(ブログ者コメント)
4月19日付でバニラエア社HPに、対策等に関する下記趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
1. 概要
成田国際空港周辺の悪天候(強風)により、バニラエアJW104便(台北発成田行き、乗客159名)は中部国際空港にダイバート後、成田国際空港に到着したところ、ランプ構内バスの配車及び運行を実施している委託先が当該便を国内線と誤認識したため、お客様を誤って国内線到着口へ案内する事象が発生いたしました。
3. 当面の再発防止策
○ランプ構内バス運行会社への配車連絡方法を国際線、国内線の別をより分かりやすく、誤認防止となるように変更した。(4月18日実施済み)
○到着時刻変更等による配車変更時は、電話やFAXなどを併用した相互確認を強化、徹底した。(4月18日実施済み)
引き続き、関係機関と連携を取り、対応してまいります
http://www.vanilla-air.com/jp/news/1737
キーワード ;ヒューマンエラー
2016年4月23日3時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市北区の西大路通を運行中の市バスが、17日午前11時40分ごろ、後部ドアを閉めずに発車し、約90mにわたってそのまま走行していたことが、22日、分かった。
バスには、ドアを閉めないと発車できない安全装置が付いているが、男性運転手(52)は、あらかじめ装置を解除していた。
乗客3人に、けがはなかった。
市交通局によると、「衣笠校前」バス停で、立命館大学前行きバスがドアを閉めずに発進。
警報が鳴り、運転手は約90m先の信号で停止して、ドアを閉めた。
その間、時速は最高で約20km出ていたという。
バスは、ドアを閉めないとギアが入らない仕組みだが、運転手は、早く発進させるために、自ら安全装置を切っていた。
このバスの運行は京阪バス(京都市南区)が受託しており、市交通局は、同社を19日付で厳重注意した。
ドアを開けたまま走るバスの動画がインターネット上に出ていることを市交通局が確認し、調査していた。
同局自動車部運輸課は、「ひとつ間違えば重大事故につながる行為で、再発防止を徹底する」としている。
出典
『ドア開けバス走行、動画で発覚 京都、安全装置外す』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160423000001
(1/2から続く)
『アパートの屋根が吹き飛ばされる 強風で新潟・上越中心に50棟被害、6人重軽傷』
(4月17日21時11分 産経新聞)
上越市によると、上越市国府4丁目のスーパー近くで女性(75)が風にあおられて転倒し右脚を骨折したほか、同市中央4丁目の公園で高さ約3mの防波堤から男性(34)が落ち、右足を骨折するなど、市内で3人が負傷した。
新潟市でも、3人が軽いけがをした。
また、上越市北城町4丁目で午前8時半ごろ、アパートの屋根が吹き飛ばされて市道に散乱。けが人はなかったが、市道が一時通行止めになった。
上越市の建物被害は、約40棟に上った。
http://www.sankei.com/affairs/news/160417/afr1604170051-n1.html
『西・北日本で強風…富山で38・7m、転倒死も』
(4月17日23時22分 読売新聞)
富山県滑川市のショッピングセンター駐車場では、午前9時10分頃、テナントのスーパーの男性社長(62)が転倒し、頭の骨を折って死亡した。
千葉県では、午後2時頃、船橋市潮見町の東京湾でウェットスーツ姿の男性が浮いているのが見つかり、死亡が確認された。
警察は、サーフィン中に強風を受けて海中に落ちたとみて、身元を調べている。
四街道市では、60歳代の女性が強風で転倒し、頭に重傷を負った。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160417-OYT1T50108.html?from=ycont_top_txt
『プレハブ強風で倒れ女性大けが』
(4月18日9時20分 NHK山形)
17日午後5時40分ごろ、鶴岡市矢引で住宅の敷地内にあったプレハブ小屋が強風で横倒しになり、隣に住む41歳の女性が下敷きになった。
女性は腰の骨を折るなどの大けがをして病院で手当てを受けているが、意識はあり、命に別状はないという。
倒れたプレハブ小屋は縦2.4m、横3.7m、高さ2.3mで、物置に使われていたという。
当時、女性は、強い風で小屋が揺れ動いているのを窓から見たため、様子を確認しに行ったところ、突然、小屋が倒れ、下敷きになったという。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024623601.html?t=1461016702892
『強風でフェリーが桟橋に接触』
(4月19日6時16分 NHK北海道NEWS WEB)
17日午後8時45分ごろ「津軽海峡フェリー」が運航する青森発函館行きのカーフェリー「びなす」7198トンが、函館港のフェリーふ頭に着岸しようとしたところ、強風を受けて流され、ふ頭からおよそ250m離れたコンクリート製の桟橋に接触した。
この事故で、フェリーは船体の右側が2m四方にわたってへこむ傷ができたが、浸水などはなく、乗客・乗員あわせて139人にけがはなかった。
フェリーは、17日午後5時すぎに青森港を出港したが、その時点で、すでに青森側も函館側も暴風と波浪の警報が出されていて、海保によると、事故当時、函館港内では平均でおよそ17mの強い風が吹いていたという。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160419/4647952.html
(ブログ者コメント)
ブログ者の近所の神社でも、ご神木かと思われるほど大きな木の、これまた大きな枝が、引き裂かれるように石段のある側に折れていた。
それを見て想起したのは、南砺市の事故。
国道沿いのブナの巨木が空洞状態で倒れレア車が下敷きになったのは、県の管理不足が原因だとして、所有者らが提訴した一件だ。
2014年6月15日掲載
2014年6月8日 富山県南砺市で国道沿いに生えていたブナの巨木が倒れ、通りかかったトヨタ2000GTが直撃を受けて大破、運転していた人は軽いけが (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3991/
そこで、もしや空洞でも・・・と思い断面を見たが、空洞にはなっていなかった。
ただ、断面をつまんでみると、ボロボロと崩れる状態。
そのような状態だったのに、外皮は堅牢に見える。
おそらく、外見からは判別困難だっただろう。
南砺市事例の場合、原告側主張によれば、現場周辺には空洞になった木が複数あったとのこと。
しかしながら、その情報を県が得ていたとして、どこまで拡大展開して目視以外の方法で調べておけばよかったのか、難しいところだ。
4月17日(日)は全国的に強風が吹き荒れ、各地で電柱や足場倒壊、通行人などが転倒するといった事故が相次いだ。
台風通過時でも、これほどの被害が出ることは珍しいと感じたので、目についた報道を掲載しておく。
『全国で4月最大風速、36地点で更新』
(4月18日 毎日新聞東京版朝刊)
前線を伴って急速に発達した低気圧の影響で、17日は西日本から北日本で大気が不安定な状態となり、各地で最大瞬間風速30mを超える非常に強い風が吹いた。
長野県や神奈川県などでは、一時、竜巻注意情報が出された。
気象庁によると、金沢市で最大瞬間風速37.5m、千葉市で同36.3mを観測。
東京都心でも、午後1時45分に28.8mを観測した。
石川県輪島市の35.7m、鹿児島市の24.9メートルは、4月としては過去最大だった。
最大風速も、36地点で4月の記録を更新した。
低気圧は、17日夜には北海道に達し、18日朝には千島近海に進む。
東日本や北海道では、18日昼前まで風が強い状態が続く見通し。
気象庁は、暴風や高波に対する注意を呼びかけている。
http://mainichi.jp/articles/20160418/ddm/041/040/090000c
(以下は、タイトルと記事の主要部分)
『強風で電柱倒れる』
(4月17日13時6分 NHK松山)
17日午前4時すぎ、新居浜市篠場町の住宅街で電柱が倒れているのを近所の人が見つけ、警察や四国電力などに連絡した。
電柱はコンクリート製で、高さが16mほどあり、付け根部分から折れていて、脇にある愛媛県立新居浜南高校のフェンスに倒れかかって、フェンスの一部が壊れた。
警察によると、けが人などはいないという。
現場には、近くの建物から飛ばされてきたと見られるトタン屋根が散乱していて、四国電力は、このトタン屋根が電線に引っかかって風にあおられたことで電柱が倒れたのではないかとみている。
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160417/4607881.html
『突風で野球用防護ネット倒れ、2人けが…香川』
(4月17日18時52分 読売新聞)
17日午後0時50分頃、香川県三木町の私立高松中央高校のグラウンドで、野球用の防護ネットが突風にあおられて倒れた。
少年野球を観戦していた徳島市内の68歳と69歳の女性に当たり、2人は頭と腰を打つけがをした。
防護ネットはコの字型になっていて、高さ2m、幅8m、奥行き6mで、支柱は鉄製。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160417-OYT1T50080.html
『強風で転倒、66歳男性死亡…石川・志賀』
(4月17日19時16分 読売新聞)
17日午前10時50分頃、石川県志賀町梨谷小山の町道で、近くに住む無職桜井さん(66)が強風にあおられて転倒した。
桜井さんは後頭部を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、桜井さんは長女と一緒に、強風で飛ばされた納屋の扉を自宅敷地内に運んでいたという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160417-OYT1T50087.html
『列島各地で強風被害 都内で足場倒壊相次ぐ』
(4月17日20時25分 朝日新聞)
午前10時20分ごろ、多摩市の京王線聖蹟桜ケ丘駅前で、解体工事中の9階建てビルを覆う足場やパネル(縦40cm、横180cm)数10枚が強風で落下した。けが人はいなかった。
午後1時45分ごろには、足立区の千住本町商店街で、建設中の7階建てのビルの足場が高さ約30m、幅約50mにわたって崩れた。けが人はなかった。
成田空港では、着陸をやり直したり、目的地を変更したりする航空機が相次いだ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4K5SDJJ4KUTIL02L.html
(2/2に続く)
2016年4月16日付で現代ビジネスから、『「熊本地震は南海トラフ地震の前兆かもしれない」専門家が警告』というタイトルの立命館大学高橋教授の寄稿文?(各地震ステージの解説図付き)が、下記趣旨でネット配信されていた。
4月14日21時26分に北緯32.7°、東経130.8°、深さ11kmを震源とした、震度7、M6.5の地震が熊本県で発生した。
いわゆる内陸直下型地震であり、2004年に起きた中越地震同様に、多くの余震が続いている。
この地震は、非常に「いやな位置」で発生した地震である。
というのも、この震源が阿蘇山のすぐふもとを走る布田川断層であると考えられるからだ。
阿蘇山というのは、長野、静岡、愛知、和歌山から四国を突き抜け、九州に至る巨大な断層の集中帯の上にある。
このことを考慮すると、最悪の場合、長野や静岡、四国、九州で、今回と同じような内陸直下地震が立て続けに起こる可能性があるのだ。
そして、その先には、南海トラフの巨大地震が控えている。
イメージとして、今回の熊本の地震は、2011年3月11日に起こった東北地方・太平洋沖地震(東日本大震災)に先立って発生した、岩手・宮城内陸地震(08年)と類似していると考えていただきたい。
というのも、熊本地震が発生する以前、福岡の警固(けご)断層や兵庫県の山崎断層で、震度1に満たないような地震が頻発していたからだ。
これは、宮城内陸地震の前兆と似ている。
そう考えると、またひとつ大きな地震が起きる、とも推測できる。
また、熊本では、2月12日以降、深さ10kmでM1.7~M2.7の地震が発生していた。
これらの地震は規模が小さく、とるに足りないようにみえた。
しかし、これらの地震を発生させているエネルギーの流れを詳しく見ていくと、台湾~琉球諸島~西日本~中部日本~東日本の一部の位置するユーラシアプレートと、その下にもぐり込んで圧縮しているフィリピン海プレートにまでたどり着く。
こうしたプレートの動き全体をみる必要性があり、今回の熊本の地震だけでは収まらないと考えるのが、自然なのである。
事実、4月1日には、東南海地震を彷彿させるM6.1の地震が、紀伊半島沖で発生している。
さらに、4月10日には、兵庫県神戸市南東部の六甲断層系でM4.3とM3.5の地震が続いた。
ここに至り、台湾から東日本の一部までを全体として捉え、それらの地震を関連付けて考えるのは間違いでないと、確信するようになった。
筆者はすでに、プレートの動きと、内陸直下型地震、火山噴火、プレート(海溝)型地震の関係を図のように整理している。
結論を先に言うと、台湾~沖縄~西日本~東日本の一部ではステージ3以降を、東日本ではステージ4以降に注意をはらう必要がある。
【ステージ1】
フィリピン海プレートや太平洋プレートがユーラシアプレートや北米プレートに沈み込み、その圧力でユーラシアプレートや北米プレートが割れ、内陸直下型地震が生じる。
兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)などが、これにあたる。
このときのマグニチュードはM7.2で、日本では、5年に3回程度起きる地震である。
兵庫南部地震の場合、神戸という大都市直下で地震が発生したため、マグニチュードに比して震度が大きく、建物の倒壊などの被害相次いだ。
【ステージ2】
ユーラシアプレートや北米プレートにあるマグマ溜まりが圧縮されて、火山が噴火する。
口永良部島、桜島、阿蘇山などが、この例である。
この段階の火山噴火は、マグマ溜まりにあるマグマが噴出してしまえば一段落するので、それ以上大きくはならない。
2009年から現在まで続く九州各地の火山がこれにあたる。
【ステージ3】
ユーラシアプレートや北米プレートが耐えかねて跳ね上がり、巨大なプレート型(海溝型)地震が発生する。
その前に、ステージ1のように、内陸直下型地震が起きることがある。
今回の熊本の地震は、おそらくこれにあたると筆者は考えている。
【ステージ4】
プレート間の摩擦が減少したため、従来よりも数倍の速い速度で、太平洋プレートやフィリピン海プレートが北米プレートやユーラシアプレートの下にもぐり込み、二つのことが引き起こされる。
一つは、もぐり込んだプレートが溶けてマグマとなり、火山の巨大噴火を引き起こすことだ。
もう一つは、沈み込むプレートの速度が速くなり過ぎて、太平洋プレートやフィリピン海プレートがちぎれて(正断層)、再び、海底でアウターライズ型地震(再度、大きな地震が発生すること)が発生すること。
今回、もうひとつ気にかかるのは、4月14日前後に、日本だけではなく、フィリピン海プレートとインド・オーストラリアプレート境のフィリピン海、太平洋プレートとインド・オーストラリアプレート境のバヌアツ、太平洋プレートと北米プレート境のカムチャッカ半島でも、大規模な地震が起きていることである。
フィリピン海プレートは比較的小さなプレートで、その東側と北側には太平洋プレートがもぐり込んでいる。
これまで、あまり注目されてこなかったプレート同士ではあるが、フィリピン海プレートの圧力を受けている桜島の噴火が2009年頃から急増し、2011年にピークに達したことや、西之島新島が形成されたことなどをみると、今後、フィリピン海プレートと太平洋プレートの関係にも注目していかねばならない。
特に、首都直下型地震の可能性を考える場合、これらの関係は極めて重要である。
今回の熊本の地震は、ステージ3の南海トラフ地震の「前奏曲的」な意味合いが強いと考えられる。
筆者は、2020年東京オリンピックまでに、南海トラフ地震の発生が懸念される状況にあると考えている。
筆者の推計では、南海トラフ地震の津波被害者は、47~50万人である。
熊本地震を単体のものとしてとらえず、日本全体の「危機の前兆」と認識し、対策を講ずる必要があるのだ。
出典
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48455
(ブログ者コメント)
熊本地震の数日後に、南米エクアドルでM7.8の地震が起きた。
プレート図で見ると、震源は太平洋プレートの東端と境を接するココスプレートの東端のように見える。
熊本地震と何らかの関係があるのだろうか?
2016年4月16日付で読売新聞宮城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警と仙台市消防局は、15日、パトカーや救急車などの緊急車両が優先的に交差点を通行できるよう、信号を制御する「現場急行支援システム」の運用を市中心部で始めた。
搬送患者の救命率の向上や緊急車両の事故防止などが狙いだ。
同様のシステムは東京都や青森県などで導入されているが、県内では初めて。
対象路線は、県道仙台泉線上杉木町交差点(同市青葉区)~仙台バイパス鹿又交差点(同市太白区)の約7kmと、北四勾当台通り交差点(同市青葉区)~国道48号晩翠通り交差点(同)の約0.4km。
東北大病院や仙台市立病院が立地し、渋滞の起きやすい区間を選んだ。
両区間には信号が36か所ある。
同システムは、道路に設置された車両感知器で専用装置を搭載した緊急車両の位置情報を把握し、県警交通管制センターへ送信する仕組み。
センターは、緊急車両の進行ルートで、青信号を延長したり赤信号を短縮したりして交差点を通過しやすくし、現場や病院などへの到着時間を短くする。
導入費は約1億600万円。
パトカーなど警察車両30台、市消防局の救急車32台が利用できる。
県警交通規制課は、「効果を検証し、区間の延伸も検討したい」としている。
出典
『緊急車両優先へ信号制御 仙台中心部』
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160415-OYTNT50329.html
(ブログ者コメント)
どのようなシステムか調べたところ、社)UTMS協会のHPに、『現場急行支援システム(FAST)』の説明記事が掲載されていた。
当該記事によれば、このシステムは15県で導入されている由。
また、説明用の動画では、以下のようなナレーションが流されていた。
『パトカーなどの緊急車両は個別IDが割り振られた車載装置を搭載しています。緊急走行中に光ビーコンの下を通過すると、光ビーコンを介して個別IDが交通管制センターに送信されます。・・・』
一方、当該協会のHPでは、これ以外に、高度交通管制システム(ITCS)や交通情報提供システム(AMIS)、公共車両優先システム(PTPS)などのシステムも紹介されている。
http://www.utms.or.jp/japanese/system/fast.html
2016年4月16日18時34分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日正午すぎ、鹿沼市の採石場のベルトコンベアーの近くで、採石場を管理する会社の作業員の男性(67)が意識不明の状態で倒れているのを、同僚が見つけた。
男性は左腕をベルトコンベアーに挟まれていて、市内の病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
警察によると、事故当時、男性は1人で、ベルトコンベアーを動かしたまま油を差すメンテナンス作業をしていたということで、ベルトコンベアーには、男性が引きずられたような跡が残っているという。
警察は、男性が作業中に誤ってベルトコンベアーに巻き込まれたとみて、事故の原因を調べている。
出典
『採石場で作業員が死亡 鹿沼』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094601081.html?t=1460843951529
2016年4月17日10時22分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時5分ごろ、郡山市のガソリンスタンド「U」から「ガスが発生した」と119番通報があった。
男性従業員2人が「頭が痛くて気持ちが悪い」などと体調不良を訴え、病院に運ばれ入院したが、軽症とみられる。
消防と同店によると、30代の男性従業員が午前10時ごろ、店舗西側の倉庫で、洗車などに使う地下水の浄化装置に溶剤を補充していたところ、誤って別の溶剤を流し込んだという。
有害な塩素ガスが発生し、この従業員と、ガスの発生を知り倉庫に向かった20代の男性従業員が体調不良を訴えた。
消防は、ガスが倉庫外に漏れた可能性があるとして、周辺住民に窓を閉めるよう注意を呼び掛け、近隣住民から体調不良の訴えなどはなかったという。
ガスの発生は、午後1時ごろまで止まった。
同店は、再発防止に向けて従業員の指導を徹底するとしている。
出典
『ガソリンスタンドで塩素ガス発生、従業員2人が入院』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160417-066736.php
(ブログ者コメント)
溶剤の入れ間違いという報道だが、水の浄化装置で塩素が発生した点から考えると、PACと次亜塩素酸ソーダの入れ間違いだったのではないだろうか?
2016年4月16日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時10分ごろ、北九州市小倉南区の花火製造販売会社「W社」の倉庫付近から出火し、約50m2が全焼。約30kgに及ぶとみられる火薬が燃えた。
従業員ら約15人がいたが、けがはなかった。
出火当時、倉庫では従業員らが花火用の火薬玉の選別作業をしており、自然発火した可能性があるという。
4月16日6時34分にテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
火事があったのは北九州市小倉南区呼野の花火工場で、15日午後2時過ぎ、ステンレスのボールに入れて、天日干ししていた火薬玉から煙が出ているのを従業員が発見し、消防に通報した。
消防車18台が駆けつけ、消火活動にあたったが、火薬やわらなどを保管していた資材倉庫を全焼し、1時間半後に消し止められた。けが人はいなかった。
消防は、何らかの原因で火薬が自然発火したものとみて調べている。
出典URL
http://www.tnc.co.jp/sp/news/articles/1875
2016年4月15日19時27分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月15日16時14分にチューリップテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日正午すぎ、射水市奈呉の江にある三協立山のアルミ工場で、「同僚が足場から落ちた」と、一緒に作業をしていた従業員から消防に通報があった。
落下した男性は、三協立山から委託を受けて作業を手伝っていた、会社役員の渡邊さん(男性、43歳)で、高岡市内の病院に運ばれ手当てを受けたが、全身を強く打っていて、約2時間後に死亡した。
警察によると、渡邊さんは15日朝から、工場の天井を修復するために組んだ足場の解体を行っていて、高さが約14mの足場から転落したと見られるという。
解体作業は7人程度で行われていて、警察は、同僚の作業員から話を聞くなどして、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『三協立山工場で転落 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064575381.html?t=1460758370477
『射水市 足場から転落 男性死亡』
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20160415162754
2016年4月14日7時5分に産経新聞埼玉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県内で車に燃料を給油する際、ガソリンと軽油などを入れ間違えたとして、昨年12月の1カ月間でJAF(日本自動車連盟)に18件の救援依頼があったことが分かった。
JAF埼玉支部は、セルフ式給油スタンドを利用するドライバーに対し、慎重な給油を呼びかけている。
同埼玉支部によると、「軽自動車は軽油だと思った」、「うっかりした」、「普段乗らない車だった」など、ドライバーの認識不足や勘違いが誤給油の原因として多いという。
ガソリン車に軽油を給油した場合、しばらく走った後に止まってしまい、噴射ポンプなどの故障につながることがある。
調査は、JAFが47都道府県の支部を通じて実施。
全国では、燃料の給油間違いによる救援依頼が269件あった。
県内の18件はすべて一般道で、東京都、神奈川県の各21件、大阪府の19件に次ぎ、4番目に多かった。
出典
『車の誤給油、気をつけて 昨年12月18件、JAFに救援依頼 埼玉』
http://www.sankei.com/region/news/160414/rgn1604140065-n1.html
(ブログ者コメント)
○2016年3月22日付でJAFのHPに、上記記事のネタ元と思われる以下のような記事が、全国救援件数の一覧表とともに、本部広報名で掲載されていた。
JAF(一般社団法人日本自動車連盟、会長小栗七生)は、燃料の給油間違いによるトラブルの注意を呼びかけるため、燃料の給油間違いによるJAFへの救援依頼件数を発表しました。
2015年12月の1カ月間に、ドライバーから寄せられた救援依頼のうち、「入れ間違えた」との申出があったものが、全国で269件ありました。
実際には、ドライバーが入れ間違いに気付かず、走行不能などのトラブルとなって救援依頼されたケースも考えられるため、さらに多いことが予想されます。
入れ間違いの原因としては、「うっかりしていた」「普段乗らない車だった」「軽自動車は軽油と思った」といったものが多く、ドライバーの認識不足や勘違いがトラブルに繋がっていることが見受けられました。
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2015_55.htm
○4年前にも同様な記事を掲載しているが、間違えた理由は、今回報道と似たようなものだった。
2012年8月17日掲載
2012年8月6日報道 「軽自動車だから軽油を入れた」など、JAFによるトラブル事例調査結果
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2140/
2016年4月18日10時30分に読売新聞から、今回の熊本地震の概要を伝える下記趣旨の記事が、数枚の写真付きでネット配信されていた。
【17日、自衛隊や警察の捜索続く…死者42人に】
14日夜以降、熊本県を中心に続く地震で、大規模な土砂崩れが発生した同県南阿蘇村では、17日、新たに女性1人の死亡が確認された。
一連の地震の死者は42人となった。
同村で、依然、7人の安否が分からず、自衛隊や警察などが捜索を続けている。
震度1以上の地震は、18日午前0時現在、492回に上った。
熊本、大分両県では、11万人以上が避難所へ身を寄せ、深刻な物資不足に対応するため、政府は、17日、全省庁幹部らによる「被災者生活支援チーム」を設置した。
【本震の発生は16日…M7.3】
16日午前1時25分頃、熊本県を震源とする地震があり、熊本市中央区や同県南阿蘇村などで震度6強を記録したほか、大分県別府市、佐賀県で震度6弱~5強を観測、その後も地震が断続的に発生した。
(ブログ者注;16日の地震も震度7だったと4月20日に修正された。一連の地震活動で震度7が2回あるのは観測史上初めてとのこと)
【交通網、工場、通信障害…生活に大きな影響】
「九州新幹線「再開見通せず」…損傷100か所」
JR九州は、17日、九州新幹線の設備上の損傷が、熊本県を中心に約100か所にのぼることを明らかにした。
壁の落下や駅ホームの柱の損壊などが多く、JRは「修復には相当な時間がかかる。運行再開の時期は見通せない」としている。
「工場生産、遠い再開…国内全体に影響波及も」
熊本県を震源とした地震により、影響を受けた多くのメーカーの生産拠点は、復旧の見込みが立っていない。
トヨタ自動車で国内全体の生産に影響が出始めるなど、事態は深刻化している。
「トヨタ15工場、停止へ…熊本からの供給滞り」
トヨタ自動車は、17日、熊本地震を受け、国内で完成車の組み立てを行う15工場での生産を23日までの間、段階的に停止すると発表した。
被災した熊本県内の自動車部品メーカーからの供給が滞るためで、影響は九州だけでなく、関連会社を含め愛知県や東京都、宮城県など全国の工場に波及することになった。
「携帯の通信障害続く…基地局バッテリー切れも」
携帯大手3社では17日も、熊本、大分両県の一部地域で通信障害が続いている。
復旧する地域がある一方、基地局の災害用バッテリーが切れて、新たに携帯電話がつながらない、または、つながりにくい地域もある。
【歴史的建造物にも深刻な被害】
「阿蘇神社楼門など崩壊、熊本城も櫓など4棟倒壊」
16日未明に熊本県などを襲った地震による強い揺れは、歴史的な建造物にも深刻な被害を及ぼした。
阿蘇神社(阿蘇市)では、国指定重要文化財の楼門や拝殿が崩壊。
加藤清正が築いた国の特別史跡の熊本城(熊本市中央区)でも、石垣が崩れていた場所がさらに広がり、櫓など国の重要文化財4棟が倒壊する被害が出た。
出典
『熊本地震まとめ…避難11万人、7人安否不明』
http://www.yomiuri.co.jp/matome/20160415-OYT8T50000.html
(ブログ者コメント)
被災状況や支援上の問題点など今回の地震に関する報道は多岐にわたるが、現時点では、この記事がコンパクトに地震の概要を伝えている感があるので、代表記事として掲載しておく。
それにしても、阪神大震災に比肩する今回の大地震。
いまだ地震活動が収まる気配はなく、被災者の方々のご苦労や、いかばかりのことか。
私事ではあるが、ブログ者には、数年前に水前寺公園の近くに引っ越した友人がいる。
避難所にいるのだろうか?
心配だ。
2016年4月13日21時42分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月13日21時7分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
重大事故を起こした企業の刑事責任を問う「組織罰」の法制化を模索してきた尼崎JR脱線事故の遺族らが、13日、大阪市内で会見し、業務上過失致死罪に両罰規定を設ける特別法の制定を目指すと発表した。
今月23日に「組織罰を実現する会」を立ち上げ、署名活動や関係省庁、国会議員などへの働きかけを進める。
2013年9月、JR西日本の歴代3社長の刑事責任が問われた神戸地裁判決で、無罪(上告中)が出たことなどを受け、14年3月に「組織罰を考える勉強会」が発足。
山梨県の笹子トンネル事故の遺族らとも連携し、専門家らの意見を聴いて、法制化の中身を決めた。
制定を目指すのは、「業務上過失致死罪の法人処罰に関する法律」。
条文の素案では、国なども含めた法人の業務で発生した死亡事故に罰金刑を科すとし、企業の規模に応じて額を引き上げられる規定も盛り込んだ。
事務局を担う津久井弁護士(兵庫県弁護士会)によると、高度経済成長期に公害が社会問題化し、企業を罰する特別法「公害処罰法」が成立した経緯を参考にしたという。
脱線事故で長女を失った勉強会代表の大森さん(67)は、会見で、「大きな組織が引き起こした事故の場合、責任が多くの部署に分散して現行の司法では裁けない。尊い命が奪われたのに、誰も責任を取らないのは納得できない。社会が安全になるシステムを確立するために、組織を罰する法律が必要だ」と、組織罰の必要性を強調。
これまでの勉強会では、「刑法に両罰規定はなじまない」、「原因究明の妨げになる」などの指摘も出ており、「一般の人の理解を得られるよう、丁寧に取り組みを広げていきたい」と話した。
【両罰規定】
業務に関して法律に違反した個人だけでなく、その個人が所属する企業などの法人にも罰則を科す規定。
業務上過失致死傷罪など、刑法の罪は処罰対象が個人に限られており、両罰規定は存在しない。
「業務上過失致死罪の法人処罰に関する法律(素案)」
第1条
法人の業務において発生した事故に関して、代表者又は代理人、使用人その他の従業者が刑法211条(業務上過失致死傷等)の罪を犯し、人を死亡させたときは、法人を500万円以下の罰金刑に処する。
第2条
前条の罰金は、国及び地方公共団体を除き、当該会社の前事業年度における純資産額に相当する金額以下とすることができる。
出典
『加害企業に罰金刑を 尼崎脱線事故遺族ら法制化へ団体』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201604/0008986963.shtml
『組織罰を実現する会23日正式発足 死亡したら企業に罰金を』
http://www.sankei.com/west/news/160413/wst1604130106-n1.html
(ブログ者コメント)
○「組織罰」については、2013年4月24日にNHKのクローズアップ現代でも取り上げられていた。以下は、冒頭の記事。
107人が亡くなったJR福知山線脱線事故から8年。
“企業の罪”を問おうと、歴代社長の裁判が展開されてきたが、個人の責任しか問うことが出来ない日本の法制度の限界が今、明らかになりつつある。
一方、イギリスは2007年に「組織罰」を導入。
企業を1つの人格とみなし、企業上層部全体の過失を罪に問えるようにした。
すると、安全対策に取り組む企業が増え、事故が3割減少した。
脱線事故の遺族の6割が望む「組織罰」。
裁判のあり方や社会は「組織罰」の導入でどう変わるのか。
イギリスなど海外の事例を交えて検証する。
・・・・・・・・
『“企業の罪”は問えるのか ~JR福知山線脱線事故8年~』
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3340/index.html
○この報道があった少し前、奇しくもテレビで「衝動殺人 息子よ」という映画が放映されていた。
それは、通り魔に一人息子を殺された主人公が犯罪被害者支援制度の創設を訴え続け、ついには三菱重工爆破事件を契機に政府を動かす・・・・というストーリー。
ブログ者に今回の動きは、それと重なってみえる。
さて、今回の動きは、今後、どのように進展していくのだろうか?
2016年4月13日付で毎日新聞西部版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
携帯電話やスマートフォン(スマホ)を使いながら自転車を運転して発生した交通事故が、過去5年間で800件を超えていることが、警察庁のまとめで分かった。
遮断機が下りた踏切に棒を折って侵入し、はねられるなど、死亡した例も4件あった。
日本自動車連盟(JAF)の実験では、視野が狭まり、加害者になる可能性も高い。
福岡市では、小学校の児童がチラシ配りをするなど、危険性を周知するための啓発活動が広がる。
警察庁によると、全国の交通事故のうち、携帯電話やスマホを使用した自転車の運転者が被害者や加害者になった事例は、2011年は154件、12年209件、13年158件、14年166件、15年128件と推移し、15年までの5年間で815件起きた。
このうち死亡事故は4件で、いずれも自転車側が被害者だった。
京都市では、13年3月、自転車の女性が電車にはねられ死亡した。
遮断機は下りていたが、イヤホンをつけて音楽を聴き、スマホの画面を操作しながら運転しており、棒を折って踏切内に入った。
同じ3月、東京都町田市の踏切で、携帯電話を使用しながら自転車を運転していた女性が電車にはねられ死亡。
同9月には滋賀県近江八幡市、15年8月には青森市で、いずれも携帯電話やスマホで通話中の男性が車にはねられ死亡した。
事故多発を受け、JAFは実験を実施。
15年2月、「ながらスマホの危険」と題した動画をホームページにアップした。
自転車運転中の人に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用して質問を次々と送信。
運転者は、返信しながら自転車で進む。
すると、飛び出してきた「歩行者」と衝突しそうになってぎりぎりで回避したり、マネキンと衝突したりした。
赤信号と認識できずに横断してしまう運転者もいた。
JAF交通環境部調査研究課の宮沢さん(32)は、「『ながらスマホ』は視線が画面に集中し、視野が狭くなる。また、たとえ視野に入っていても、回避行動が遅れて危険」と訴える。
福岡市博多区の市立那珂小学校では、15年に通学中の児童が自転車に衝突され、相手が逃走する事故が2件起きた。
このため、同12月、学校の前で児童ら約30人が「携帯電話を使用しての運転は禁止」などと書かれたチラシを自転車利用者らに配布。
今年度も、同様の活動をする。
多発する自転車事故を防ごうと、福岡県立柏陵高校(福岡市南区)は、06年、全国の高校で初めて自転車の免許制度を導入した。
1年生全員を対象に、福岡・南署員が携帯使用の禁止など道路交通法に関する講義をし、実技、筆記の各試験に合格し免許証をもらわないと、自転車通学できない。
県警によると、免許制度は15年9月時点で、県内45の中高校が導入しているという。
「ながらスマホ」への法規制は強化されている。
2015年6月に施行された改正道路交通法で、携帯使用時の事故や信号無視など、14項目が「危険行為」と定められた。
14歳以上の人が危険行為を理由に3年以内に2回以上、交通違反切符を切られた場合、3時間の講習を受けなければならない。
受講命令を無視すれば、5万円以下の罰金だ。
警察庁によると、全国の自転車が絡んだ交通事故は、11年14万4062件、12年13万2051件、13年12万1040件、14年10万9269件、15年9万8700件。
うち、自転車側に道交法違反があったのは、11年9万7730件、12年8万7985件、13年8万1074件、14年7万3176件、15年6万5682件と、毎年全体の6割以上を占めている。
【改正道路交通法が定めた「危険行為」の例】
・携帯電話を使用中に事故を起こす
・信号無視
・歩道や路側帯を通行中に歩行者を妨害
・ブレーキのない自転車を運転
・酒酔い運転
・交差点で車などに注意せず安全な速度を 超える
出典
『追跡 自転車スマホ事故800件、死亡例も4件 音楽や通話、SNS…画面に集中 11〜15年』
http://mainichi.jp/articles/20160413/ddp/041/040/029000c
(ブログ者コメント)
JAFの動画に関しては、検証結果を記した記事はあったものの、動画は公開が終了していた。
http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2014_66.htm
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。