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2016年2月25日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後5時ごろ、松江市八束町江島のたこ神社で、木に登って伐採作業をしていた森林組合臨時職員の男性(78)が高さ7mから落下し、胸などを打って、約1時間半後に出血性ショックのため死亡した。
警察によると、男性は命綱を枝に結んで作業していたが、枝が折れて枝ごと落下したとみられる。
(ブログ者コメント)
命綱のフックをかけていた場所が強度的に不十分で転落した事故は、過去にも起きている。
2013年5月3日 掲載
2013年4月26日 鳥取市の山中で鉄塔解体中、命綱をつけていた鉄塔の部品が外れて転落し意識不明 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2829/
2016年2月27日9時21分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後3時半ごろ、富山市あるホームセンター「M」の店内で、従業員3人が、ステンレス製の角材、あわせて700本を台車に乗せて運んでいたところ、カーブを曲がろうとしたときにバランスを崩して、台車から角材が落下した。
警察によると、落下した角材の一部が近くのレジに並んでいた60歳の男性のひざの裏側に落下し、男性が倒れ込んだあと、足の上にさらに複数の角材が落下したという。
この事故で、男性は両足の骨を折るなどの大けがをした。
また、資材を運んでいた26歳の従業員の男性も、右足の骨を折る大けがをした。
警察によると、ステンレス製の角材は、あわせて1トンほどあり、長さや幅が異なる複数の種類が一緒に台車の上に積み上げられていて、最も長いものは4mほどあるという。
また、角材はバンドでひとつに束ねられていたということで、警察は、従業員から話を聞くなどして、角材が落下した状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063245151.html?t=1456695740245
2014年6月15日付の第3報修正5版がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第4報修正6として掲載します。
第3報(修正3~5)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3817/
(2016年3月4日 修正6 ;追記)
2016年1月10日付の中日新聞紙面に、県警は過去の発火事故時に踏み込んだ調査をしていなかったとして責任者らを書類送検する方針だという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
三重県警は、事前の安全対策を怠ったとして、当時の工場の責任者ら数人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針を固めた。
県警は、家宅捜索で押収した資料や専門家への聞き取りなどから、爆発の原因物質やメカニズムを解析。
捜査関係者によると、爆発事故の前にも同様の作業で複数回の発火事故を起こしており、会社側が踏み込んだ調査をしていれば危険性を予見できたとして、立件に踏み切る判断をした。
工場では、半導体の材料である多結晶シリコンを製造しており、熱交換器には、その過程で可燃性の不純物がたまる。
同社の調査委員会は、2014年6月、この不純物を洗い流す準備過程で、想定外の「爆発威力の強い化合物」が生成され、蓋を開けた衝撃で爆発したと結論づけた。
しかし、工場では、過去にも同様の作業中に発火事故を起こしていたが、水素による爆発が原因と考えて処理していたことが判明。
県警は、この発火事故の際にも爆発事故と同様の化合物が生成されていたことを特定したとみられる。
(ブログ者コメント)
同社の調査報告書については、第3報参照。
(2017年12月9日 修正7 ;追記)
2017年12月6日0時38分にNHK三重から、当時の工場長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日21時47分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は5日、当時の工場長(60)と副工場長(58)が、熱交換器の内部に十分に水を加え乾燥を防ぐよう指示するなどの安全管理を怠ったとして、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
一方、この工場では過去に2度、熱交換器をめぐる事故が起きていたほか、事故の半年前にはアメリカの子会社でも類似の爆発事故が起きていたが、警察は、これらの事故の仕組みは同一ではなく、爆発の発生場所や原因などが異なるため、今回の事故が十分に予見できたとは言えないとして、起訴を求めない意見をつけた。
捜査関係者は、「過失を立証することは難しい」と説明した。
出典
『三菱マテリアル爆発事故書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073268393.html
『三菱マテ工場爆発 「起訴求めず」元工場長ら2人書類送検』
https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00m/040/143000c
12月6日0時38分にNHK三重からは、事故の概要など、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
・・・・・
この熱交換器には、両端にカバーがとりつけられていた。
一連の作業では、まず、下部のカバーがとりはずされた。
そして次に、上部のカバーがとりはずされた。
ここで、なんらかの衝撃が発火源となり、生成された爆発力の高い物質が爆発したと見られている。
・・・・・
事故報告書では、「爆発した物質の威力は、安全対策上の想定危険性を大幅に超えるものだった」と結論づけた。
「あらかじめ事故が防げたとは言えない」とするこの報告書の存在などによって、会社側の過失を証明することが極めて難しい捜査となった。
・・・・・
三菱マテリアルによると、この事故のあと、今まで人が立ち会う必要があった熱交換器の洗浄作業は、すべて自動で行うように改めたという。
また、会社では、教訓を風化させないため、爆発事故の経緯などを説明するビデオなども作り、従業員の安全教育にも力を入れているという。
出典
『爆発事故書類送検 解説』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073268392.html
2016年2月25日23時18分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後9時すぎ、千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所で、「鉄粉から火が出た」と消防に通報があった。
消防やJFEスチールによると、製鉄所の一角にあるステンレス工場で、屋外に置かれた鉄製の容器に入っていた鉄粉が焼け、くすぶったという。
消防車10台余りが出て放水を行ったところ、およそ1時間半後の午後10時半ごろに、ほぼ消し止められたという。
けが人はいなかった。
消防とJFEスチールが、火が出た原因などを調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086933441.html?t=1456438682342
2016年2月26日7時2分に産経新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時20分ごろ、玉村町のA運送会社駐車場で、大型トラックの下で作業をしていた会社員のKさん(男性、50歳)が、この大型トラックにひかれた。
Kさんは前橋市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、約1時間半後に出血性ショックで死亡した。
警察によると、Kさんは同社の整備士で、同1時ごろから大型トラックの下で車両整備の作業をしていた。
その際に同社の男性社員(51)が、荷物を引き取りに行くため、みなかみ町に向かおうとトラックを発進させたという。
警察では、トラックを運転していた社員らから詳しい状況を聴き、事故原因を調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/160226/rgn1602260045-n1.html
2016年2月25日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月27日9時3分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時半ごろ、さいたま市岩槻区本町2丁目の3階建て雑居ビルでエレベーターが落下、点検作業をしていたエレベーター点検会社社員のKさん(男性、38歳)が下敷きになり、死亡した。
警察や消防によると、同10時すぎ、点検会社の男性社員から「エレベーターが落下した。点検中の作業員が下にいる」と119番があった。
消防が駆け付けると、Kさんがエレベーターの下敷きになり、既に死亡していたという。
エレベーターは貨物用で、幅1.5m、高さ2.1m、奥行き1.5m。
昨年末に異音を発する不具合が見つかり、昇降を休止していた。
この日午前、Kさんは営業担当の同僚とビルを訪れて1人でエレベーターの下部に入り、点検作業をしていた。
入居会社の社員が「ドスン」という音で事故に気付き、Kさんの同僚が119番した。
Kさんは、さいたま市浦和区に営業所があるエレベーターメンテナンス会社で点検業務を担当していた。
警察で、エレベーターが落下した原因や事故の経緯などを詳しく調べている。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/02/26/02.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160225-OYT1T50172.html
2016年2月25日9時57分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後1時15分ごろ、神戸市灘区灘浜東町の神戸製鋼所で、敷地内にある鉄鋼スラグの処理場で水蒸気爆発が起き、近くに駐車していたブルドーザー1台から出火しているのを同社の男性従業員が見つけ、消防に連絡した。
ブルドーザーは全焼。
周囲にいた従業員約20人に、けがはなかった。
警察などによると、処理場では、製鋼の際にできるスラグと水が接触し、化学反応を起こした結果、加熱された水が一気に蒸発する水蒸気爆発が発生。
その際に飛び散ったスラグがブルドーザーに当たり、引火したとみられるという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/160225/wst1602250023-n1.html
2016年2月24日12時32分にNHK松江から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時20分ごろ、奥出雲町三成の山林で鉄塔に登って電気工事をしていた会社員の男性(25)が心肺停止になっているとの通報があり、病院に運ばれたが、およそ3時間後に死亡した。
死因は感電死だという。
警察や中国電力によると、男性は老朽化した鉄塔の撤去作業の準備のため、高さおよそ20mの鉄塔に登ってアースを取り付けていたという。
警察は、男性と一緒に作業していた人から話を聞くなどして、当時の状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4033145601.html?t=1456352301018
2月23日22時48分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業を発注した中国電力などによると、男性は、高さ約20mの鉄塔の最上部で、部品を交換するため寸法などを測っていた。
救出に伴い送電を止めたため、奥出雲町などの約1万1200戸が、約1時間にわたり停電した。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/160223/wst1602230121-n1.html
2月24日付の山陰中央新報紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
中国電力島根支社などによると、男性は、高さ20mの鉄塔の部品を交換する調査のため、地上約18m付近でアースの取り付け作業をしていた。
電線から鉄塔にアースを架けようとした際、感電したとみられる。
当時、男性を含めて計7人が現場にいた。
同支社によると、鉄塔には計6本の電線(各11万ボルト)が張られており、作業する3本の送電は止まっていたという。
2016年2月24日19時9分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後、JR帯広駅に近い帯広市大通南13丁目にある雑居ビルで火事があり、けが人はいなかったものの、ビルの内部が全焼した。
これについて帯広市は記者会見を開き、23日午前中、市の上下水道部の職員2人が隣の建物の漏水を止めるために栓を探そうと、凍り付いていた地面のコンクリートの板に15分ほどガスバーナーを当てたことを明らかにした。
作業中に建物に火がついたことは確認できなかったとしているが、バーナーの火が壁の下の隙間から内部に入ったとみられるという。
帯広市の伊藤・公営企業管理者は、「被災した方や近隣の方だけでなく市民に多大な迷惑と心配をかけたことを深くおわびします」と陳謝した。
帯広市では、今後、再発を防ぐためのマニュアルを作成し、安全を最優先に作業したいとしている。
一方、警察では、失火の可能性もあるとみて、詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160224/3159681.html
2月25日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
帯広市は、24日、市上下水道部の男性職員2人が漏水防止作業で使用したガスバーナーの火が引火し、木造2階建ての雑居ビル1棟延べ200m2が全焼したと発表した。
記者会見した伊藤・公営企業管理者は、「市民の財産を失わせる結果となり、おわびしたい」と謝罪。
ビル所有者や入居者と、補償について協議する方針。
市によると、火災は23日午後1時15分ごろ発生。けが人はいなかった。
職員2人は、約3時間前、全焼したビルから約15cm離れた場所に止水栓の蓋があると思い込み、約15分間にわたって周囲をガスバーナーで解凍。
この際、同ビル壁面に燃え移ったとみられる。
ビルには理容店しか入居しておらず、火災当日は休みで、ビル内に火の気がなかった。
また、作業した周辺壁面の燃え方が激しかったことから、市は、ガスバーナーの火が引火したと判断した。
漏水は隣接するビルで発生し、実際の止水栓の蓋は、別のところにあった。
図面で確認して作業すれば、火災を防げた可能性もあるという。
警察は、失火の疑いもあるとみて捜査している。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160225/ddl/k01/040/063000c
2月25日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上下水道部の職員2人が、理髪店と隣家の間で地中の止水栓を探すため、地面のコンクリート板をガスバーナーで温めた。
止水栓は別の場所で見つかったため、職員らは板に雪をかけて、その場を離れたという。
市消防本部の検分で、コンクリート板の熱が理髪店の柱材を炭化させて火災に至ったと断定したという。
(ブログ者コメント)
図面で確認しなかった作業員のミスにより、第三者に多大の損害を与えてしまった。
木造2階建てとはいえ、ビル1棟が全焼となると、その損害は結構な額になるかもしれない。
補償金は、誰が支払うことになるのだろうか?
一昨日に情報提供した2015年の小学校プール漏水事故では、校長、教頭とミスした教諭の3人が全額を弁済している。
一方、その昔、ブログ者が勤務していた事業所では、3/4インチのバルブが製造ミスか何かで破損して油が噴出し、かなり広範囲に油が飛び散って、後始末に多大の費用と労力を費やした事故があったが、バルブメーカーが弱小企業だったため、補償は求めなかった。
プール漏水事故の情報にもあったように、関係者や関係組織の支払い能力などを勘案し、ケースバイケースで判断するしかないのかもしれない。
2016年2月23日20時25分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時半すぎ、札幌市中央区南4条西4丁目で70代の女性が歩道を歩いていたところ、頭上から落ちてきたレンガに当たって、頭に軽いけがをした。
警察が調べたところ、落下したレンガは歩道に隣接している8階建ての商業ビル「ススキノラフィラ」の屋上にあったとみられ、縦・横それぞれ10cm、重さはおよそ500gあるという。
当時、ビルの屋上に人はいなかったが、鳥の足跡が複数あったということで、警察は、カラスなどの鳥が屋上にあったレンガを落としたものとみて、詳しい原因を調べている。
カラスの生態に詳しい『NPO法人札幌カラス研究会』の中村さんによると、カラスには、気に入ったものをくわえながら飛んだり、地面に落として遊んだりする習性があるという。
中村さんは、「朝はカラスが活発に活動する時間帯で、好奇心旺盛なカラスが遊んでいて落としたか、食べ物の目印にしていたものを勢いよくどけて落下したことなどが考えられる」と話している。
そのうえで、「建物の屋上にはカラスなどが運べるようなものを置かないようにする対応も必要だ」と指摘している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160223/3116092.html アカスミ
(ブログ者コメント)
映像を見ると、ビルの屋上に敷かれたレンガのところどころが破損していて、周辺に大小のレンガ破片が散らばっていた。
5Sの不徹底は思わぬところに被害を及ぼすこともあるという、教訓的事例のように感じた。
keyword ;小動物
2016年2月22日付で読売新聞兵庫版から、下記趣旨の記事が、試作服の写真付きでネット配信されていた。
姫路市消防局は、消防隊員ら37人が死傷した2012年の化学プラント火災を教訓に、耐熱性などを高めたベストを重ね着するなどし、高温の物質の飛散などから上半身を守る新しい防火服の開発を、県立大、帝国繊維(東京都)と産官学共同で進めている。
10月からの配備を目指す。
総務省消防庁は、「実体験に基づく創意工夫で素晴らしい」と評価している。
12年9月、化学メーカー「日本触媒」姫路製造所(網干区)で、アクリル酸の貯蔵タンクが爆発。
市消防局では、高温のアクリル酸を浴びた隊員1人が死亡、24人が重軽傷を負う被害を出した。
高温にさらされるタンク火災などでは、通常、特殊な繊維にアルミを蒸着した耐熱服を着用する。
しかし、現場に当時、炎はなく、隊員が通常火災用の防火服で活動中に、突然、爆発が発生。
高温のアクリル酸が防火服を焼いた。
市消防局によると、耐熱服は石油コンビナート火災などで使用。
管内にコンビナートなどがある市内4消防署に、計18着を化学消防車などと配備している。
耐熱服は重く、視界や動きも制限されるため、通常は、主に最前線の隊員が身に着ける。
しかし、今後も同様に、耐熱服を着用していない隊員が巻き込まれる事故の可能性があり、市消防局は、「防火服並みに動きやすく、耐熱服に近い性能があって、通常の火災時に兼用できる装備が必要」と判断。
13年12月頃から、帝国繊維、県立大と開発を始めた。
防火服に高温や化学薬品への耐久性を高めたベストを重ね着するデザインを採用。
材質などの実験を重ね、防火服を約2.7kgと、従来型から約10%軽量化し、また、袖の部分にアルミを蒸着した耐熱生地を取り付けて腕を熱から守るとともに、ベストもアルミ蒸着生地製で約0.5kgに仕上げた。
ベストを着た状態で、上半身をほぼ、高温などから守れるという。
開発に携わった県立大環境人間学部の深江亮平教授(繊維材料)は、「耐熱性と運動性を両立できた」と話す。
現在は、2着目の試作品を製作中。
隊員に現場で使ってもらいながら改良し、今年10月頃から2年間で、約550人分を配備するという。
新年度予算案に6900万円を計上した。
市消防局は、「新しい防火服で隊員が安心して出動することで、市民の安全を守りたい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20160221-OYTNT50143.html
(ブログ者コメント)
日本触媒の事故は、下記記事参照。
2012年9月29日 姫路市の日本触媒でアクリル酸中間タンク内で重合反応が起きて爆発、消防士1人が死亡、従業員ら36人が重軽傷
第1報(2012年10月7日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2319/
第2報(2013年4月6日掲載)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2775/
第3報(2014年3月25日掲載
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3773/
(2017年1月17日 修正1 ;追記)
2017年1月11日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、開発した新型防火服が技術賞を受賞したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルを若干修正した)
姫路市消防局の塚原さん(54)が中心となり、産学官で開発した新型の化学プラント火災用防火服が、今年度の消防防災科学技術賞を受賞した。
同賞は、消防防災の優れた機器などの開発・改良や科学に関する論文・原因調査の事例報告に対して、消防庁長官が表彰する。
16年度は計87件の応募があり、23件が受賞。
防火服での受賞は姫路市消防局だけ。
防火服開発のきっかけとなった日本触媒の爆発火災で、当時、消防課係長として損害調査に当たった塚原さんは、防火服の損傷が激しく、役にたってないことに気付いた。
県立大学の教授や繊維メーカーの社員とともに、実際に燃焼したアクリル酸を不着させた試験を実施。
従来の防火服は、アクリル酸の液体が生地に浸透した。
ヘルメットは、内外装ともに焼け抜けた。
このため、新型の防火服では、液体が浸透しないようにアルミを蒸着した生地を採用。
ヘルメットも、難燃ウレタン製の内装にした。
防火服は、ハーフコート式の上着の上からベストを重ね着する仕組みで、ベストの表面にアルミを蒸着させ、化学薬品の浸透を防ぎ、火災による放射熱も反射できる。
ベストはコートにボタンで留める形で、化学薬品が付着しても、ベストを素早く脱ぎ捨てることができる。
塚原さんは「同じような石油コンビナートを抱える全国の消防で採用され、化学プラントなどの火災による死傷者が出ないようになれば」と話している。
2016年2月23日11時55分に東日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日7時35分にNHK東北NEWS WEBから、2月24日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
利府町の特別養護老人ホームでエレベーターの点検中に事故があり、作業していた男性が死亡した。
事故があったのは、利府町にある2階建ての特別養護老人ホーム。
警察によると、22日午後4時半ごろ、エレベーターを点検していた会社員の斎藤さん(男性、53歳)が、エレベーターが上下に動く空間の底にいたところ、下がってきた重りと床に設置されているバネの間に挟まっているのが発見された。
斎藤さんは塩釜市内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
点検は2人1組で行っていて、エレベーターの半地下部分に入った斎藤さんと、かごに乗った同僚の男性が互いに声をかけあって作業を進めていた途中で、突然、斎藤さんの声が聞こえなくなったため、男性が様子を確認したところ、挟まって動けなくなっていたという。
警察は、安全管理上の問題が無かったかなどを調べている。
出典URL
http://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/201602231200010.html
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20160223/3112521.html
2016年2月21日10時9分に大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時55分ごろ、佐伯市長良の工事現場で「土砂が崩れて人が生き埋めになっている」と、工事関係者から119番通報があった。
土砂の中から会社員の男性(30)を救助し、市内の病院に搬送したが、約1時間後に死亡が確認された。
死因は窒息死。
警察によると、土砂崩れが起きたのは、のり面の補強工事現場。高さ15m、幅20m、奥行き10mにわたって、土砂が流れ出た。
男性ら3人は、のり面に隣接する寺に土砂が飛ばないよう設置していた防護柵の鉄板(高さ3m、幅50cm)を撤去する作業をしていた。他の2人にけがはなかった。
警察は、土砂崩れの原因を調べている。
工事を発注した県南部振興局によると、治山ダムの建設に伴い、山中に重機を入れるため、のり面を補強しながら仮設の作業道を造っていた。
のり面に金網を張ったため、防護柵を撤去していたという。
来週にも、モルタルを吹き付ける予定だった。
大分地方気象台によると、佐伯では19日深夜から断続的に雨が降り、20日午前10時までの1時間に9.5ミリの雨量を観測した。
出典URL
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/21/000145708
2月21日5時5分にTBS News iからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は最近まで、土砂災害を防ぐため斜面の補強工事が実施されていて、男性は、他の作業員2人と工事で使用した鉄板を撤去していて、逃げ遅れたとみられている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2707758.html
2月20日17時44分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
気象台によると、20日の県内は低気圧や前線の影響でまとまった雨となり、佐伯市では、降り始めから正午までに44ミリの雨を観測していた。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2016/02/20/07322902.html
2016年2月19日19時48分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、19日、2011~14年にバスの火災が全国で58件あったと発表した。
金沢市と群馬県沼田市で起きた火災では、乗客計4人が軽傷を負った。
出火原因の約6割を整備不良が占めており、同省は、業界団体を通じて、各社に整備の徹底を要請した。
国交省によると、全国のバスの平均車齢は約12年だが、17年を超えると火災発生率が大幅に高かった。
原因別では、部品交換を怠るなどの整備不良が25件、部品を誤って取り付けるなどの作業ミスが11件だった。
出火場所は、エンジンルームやシャシー、運転席などで大半を占めた。
出典URL
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201602/2016021900855&g=soc
2月19日22時54分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
国土交通省は、19日、2011〜14年に全国で起きたバス火災58件のうち、約6割は点検・整備作業に起因していたと発表した。
古い車体で火災が多い傾向があった。
国交省は、日本バス協会に保守管理の徹底を求めた。
国交省によると、4年間のバス火災58件のうち、出火原因の最多は「点検整備不十分」の25件。
「整備作業ミス」の11件と合わせると、全体の62%に達した。
整備を長期間しなかったり、部品の取り付けを間違ったりしたため、燃料漏れや電気配線のショートを引き起こしたケースが目立ったという。
07〜10年のバス火災は61件発生していたが、整備不十分と整備ミスが占める割合は49%で、11〜14年は13ポイント増えたことになる。
58件中、16件は燃料やエンジンオイルの漏れ、12件は電気配線のショートが原因。
サイドブレーキや補助ブレーキをかけたまま発進し、ブレーキが過熱して火災になったケースも7件あった。
全バス会社が所有するバスの平均車齢は11.8年。
火災58件の車齢別では、17年が最多で8件、19年6件、21年5件の順。
国交省の担当者は、「車齢が高いと経年劣化に注意しなければならない。より入念な整備が必要だ」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160220/k00/00m/040/145000c
(ブログ者コメント)
国交省から出された資料は、下記参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001119909.pdf
一方、過去にも同様の資料(2003年~2006年に事業用バスの火災は86件)が発表されていた。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090216/01.pdf
2016年2月19日12時59分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日21時32分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今年に入り、大分市の新日鉄住金大分製鉄所で、労災とみられる死亡事故が3件相次いでいることから、大分労働局は19日、製鉄所に対し、緊急点検を行って事故防止対策をとるよう要請した。
労働局によると、事故が連続して起きたことを重く見た措置で、全国的にも異例という。
新日鉄住金によると、大分製鉄所構内で1月9日、高さ約10mの足場から作業員が転落して死亡。
2月12日には、作業員が溶けた金属を浴びて全身やけどを負って亡くなり、16日には、高さ約7mのクレーン現場から作業員が転落して死亡した。
これを受けて、大分労働局は新日鉄住金大分製鉄所の所長を呼び、事故防止に向けた緊急点検を行うよう、要請した。
要請では、大分労働局の局長が、「1か月あまりの間に3件の死亡災害が発生し、事業所内での安全衛生管理が徹底されていないのではないかと危惧される」と述べた。
そのうえで、事故防止に向けた取り組みを来月25日までに提出するよう、求めている。
これに対し所長は、「死亡災害が構内で発生してしまったことはきわめて重大なことと認識している。今回の要請を謙虚に受け止め、再発防止に努めたい」と述べた。
大分労働局によると、県内では、今年に入って労働災害で、去年の同じ時期に比べて2人多い、3人が亡くなっている。
所長は、「事故の原因究明を行うとともに、現場の作業が実際どう行われているかや手順書通りに実施されているかなどについて、直ちに調査したい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073009321.html?t=1455913706924
http://this.kiji.is/73029227804575224?c=39546741839462401
2月18日付で毎日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所で、16日、作業中の男性が転落死する労災事故が起きた。
同製鉄所では、1月と2月12日にも死亡事故が起きており、今年に入り約1カ月半で3人の死者が出る異例の事態になっている。
警察や製鉄所によると、16日午後8時ごろ、所内の荷揚場で、会社員の男性(29)がクレーンの通路部分(高さ約7m)から誤って転落し、17日に死亡した。
1人で清掃作業の準備中だったとみられる。
警察は、大分労基署と合同で実況見分し、原因を調べている。
12日には、所内の製鋼工場で作業をしていた男性が全身やけどで死亡し、1月9日にも、足場を設置中の男性が転落死した。
相次ぐ事故を受け、所長が、社内や協力会社などに注意喚起したばかりだった。
同製鉄所は、17日、「このような事故を発生させたのは痛恨の極みで、深く反省している。早急に原因を究明し、再発防止と信頼回復に取り組みます」とのコメントを発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160218/ddl/k44/040/375000c
2月20日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
所長は、取材に対し、1月の事故は安全ベルトの装着が徹底されていなかったと説明した。
(ブログ者コメント)
2月12日と16日の事例は、下記参照。
(1月9日の事例は、報道記事が見当たらなかった)
2016年2月20日掲載
2016年2月12日 大分市の新日鉄で溶けた鉄から窒素や酸素などを取り除く設備の部品を交換するためバーナーで切断中、飛び散った鉄が耐火服に付着して燃え上がり、全身やけどで死亡
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5668/
2016年2月23日掲載
2016年2月16日 大分市の新日鉄で鉄鉱石運搬用ベルトコンベアの清掃準備中、7m下に転落して死亡、現場には柵が設置されていたが、出入り用の開閉部があった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5677/
それにしても、ここでも、続く時は続くものだ。
(2017年2月18日 修正1 ;追記)
2月16日19時17分に大分放送から1月9日の事故に関し、協力会社の社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分労基署は、安全ベルトの着用を徹底させるなど管理体制が不十分だったとして、男性作業員が勤めるF社と男性社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『労基署が新日鉄労災事故2件で書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02160036599&day=20170216
(ブログ者コメント)
2月12日の事例についても書類送検されたと報じられているが、それは当該記事中に追記した。
2016年2月18日11時46分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同志社大(京都市)から出たごみを業者が無許可で処分したとされる事件で、京都府警生活経済課は、18日、学校法人同志社の施設部長、Y容疑者(59)ら3人を、廃棄物処理法違反(委託基準違反)容疑で逮捕した。
府警は、同日、法人の理事長室などを家宅捜索し、19日にも法人を同容疑で書類送検する。
逮捕容疑は、昨年4月、収集運搬の許可を持っていない同法人の子会社と契約を結び、同大キャンパスから出た一般廃棄物の収集運搬を委託したとしている。
府警などによると、Y容疑者は法人施設を管理する事務を担当しており、委託料は1カ月約200万円だった。
府警は、容疑についての認否を明らかにしていない。
事件を巡っては、市の許可を得ないまま、同大キャンパスから出た一般廃棄物を同市伏見区の焼却施設に運んだとして、府警が1月19日、法人の子会社社長(57)ら6人を廃棄物処理法違反(無許可収集・運搬)容疑で逮捕した。
京都地検は、今月9日に6人を処分保留で釈放し、在宅で捜査している。
学校法人同志社は、1月の記者会見で、無許可業者への委託の違法性を昨年2月に市から指摘されながら、約10カ月間、放置したことを明らかにした。
府警は、今後、法人がごみ処分を子会社に委託した経緯などを調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160218/k00/00e/040/196000c
以下は、1月19日の報道記事。
(2016年1月19日10時20分 産経新聞west)
京都市に無許可で大学施設内の一般廃棄物を収集運搬したとされる事件で、京都府警は、19日、廃棄物処理法違反(無許可収集運搬)の疑いで、学校法人同志社の子会社「同志社エンタープライズ」社長を務める法人事務部長、K容疑者(57)や建物管理会社「コスモスビルメンテナンス」役員、Y容疑者(68)ら6人を逮捕した。
法人事務部長は、学校法人同志社の事務部門のトップ。
捜査関係者によると、同志社エンタープライズ社は、学校法人同志社から一般廃棄物の収集運搬を受託。コスモスビルメンテナンスが実務を担当していたという。
両社はいずれも、市の収集運搬業の許可を得ていなかった。
逮捕容疑は、平成27年11月27日、同法人が運営する同志社大学今出川キャンパスなどの大学施設内で、廃棄された紙くずなどの一般廃棄物約900kgを市の許可を受けずに収集し、同市伏見区の市南部クリーンセンターに運搬したとしている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/160119/wst1601190028-n1.html
(2016年1月19日12時20分 京都新聞)
府警によると、2005年に設立されたエンター社は、同志社の100%出資会社で、受託したごみ収集業務をコスモス社に担わせていた。
逮捕されたエンター社員の1人は、「学校法人に利益を還元するために会社をつくった」と供述しているという。
府警は、ゴミ収集事業で得た利益が寄付金として同志社に還流していたとみて、慎重に調べる。
市は、12年10月以降、同志社や2社に無許可収集を改善するよう、計7回、指導していた。
同志社のM理事長は、「今後、このような事態が起こらぬよう、指示を徹底したい」とのコメントを出した。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160119000073
(ブログ者コメント)
コンプライアンスの重要性を学生に教えるべき大学で、いまどき、いくら子会社といっても、無許可の業者に廃棄物の収集運搬を委託していたとは・・・。
まったく信じられない。それも、7回の指導を無視して。
最近は、名前を聞いたこともないような小さな会社ですら、ISO14001認証取得などを通じて、契約している廃棄物業者の許可証を定期的にチェックしているというのに・・・。
一方、子会社2社が収集運搬の許可をとらなかったのには、なにか理由があるのだろうか?
大学HPに、「第三者委員会を設置して淵源を明らかにする」という「重要なお知らせ」が掲示されているが、直接原因・間接原因だけでなく、背景などにも踏み込んで調査してほしいものだ。
http://www.doshisha.ac.jp/news/2016/0219/news-detail-3173.html
2016年2月17日20時10分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府は、沿岸のコンビナートのガスタンクが大規模に爆発した場合の被害想定を、初めてまとめた。
今回の想定は、プロパンガスなど可燃性ガスを高圧で貯蔵し、個々を堤で仕切っていない府内のタンク83基を選定。
これらが火災による熱などで壊れ、貯蔵物質が気化、爆発した場合の影響を分析した。
それによると、放射熱と呼ばれる熱でやけどのおそれのある範囲が、沿岸から3kmほどまで達するほか、窓ガラスが割れるおそれのある爆風が1.5kmほどまで及び、大阪府は、物陰に隠れるなどすれば被害を回避できるとして、住民に行動を周知することにしている。
東日本大震災で、千葉県市原市にあるコスモ石油の製油所では、液化石油ガスを備蓄するタンクが倒壊して爆発し、空中にファイヤーボールと呼ばれる大きな火の玉が出る現象が発生した。
これを受けて大阪府は、堺・泉北臨海地区にある高圧のガスタンクが大規模に爆発した場合の被害想定を初めてまとめ、17日に開かれた防災の専門家の会議で報告した。
それによると、爆発する確率は低いものの、津波警報が出て消火活動ができないなどの状況で爆発し、ファイヤーボールが発生した場合は、
▽放射熱と呼ばれる熱が出て、30秒以上さらされるとやけどのおそれのある範囲が、沿岸から3kmほどまで達する
▽窓ガラスが割れるおそれのある爆風が、1.5kmほどまで及ぶ
としている。
大阪府では、被害を回避するための行動として
▽屋外にいて熱を感じた場合は、木陰や建物の陰に隠れる
▽屋内では、窓から離れる
▽津波からの避難で屋外に出る場合は、できるだけ肌の露出をなくす
などを具体的に示し、17日の会合で了承された。
大阪府によると、被害の回避行動を具体的にまとめたのは、全国で初めてだということで、来月末にも防災計画に盛り込み、住民に周知することにしている。
検討部会の部会長で火災に詳しい神戸大学の室崎益輝名誉教授は、
▽ブレービーという高圧ガスの爆発が起きて、大きな火の玉のようなファイヤーボールが発生したときに、危害が人が住んでいるところまで及ぶということがポイントだ
▽事前にタンクの耐震化とか火災の防止対策を講じていて、発生する確率は極めて低いが、万が一起きるかもしれないので、危険性をしっかり住民に伝えないといけない。
▽住民が正しく行動すれば、被害を防ぐことができるので、行政と事業所と住民がしっかりとコミュニケーションをとって、対策を取っていくことが大切だ
と話している。
大阪府は、平成26年、石油タンクから最大4万4千kℓの石油類が流出する恐れがあるとの被害想定を公表したが、住宅地での人的被害には触れていなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160217/5976111.html
http://www.sankei.com/west/news/160217/wst1602170076-n1.html
(ブログ者コメント)
○どのような災害想定なのか、イマイチ、分からない。、
選定した83基のタンク全てで同時にブレービーが発生するという想定なのだろうか?
もしそうだとすれば、それはありえない想定。
83基全てでブレービーが発生するにしても、時間差はあるはずだ。
83基の中の数基が同時にとか、最大貯蔵量のタンクが、ということなら、理解できるのだが・・・・。
大阪府のHPなどを調べてみたが、分からなかった。
○東日本大震災時のコスモ石油LPGタンク爆発事故の原因ならびに状況は、下記記事参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/473/
原因を要約すれば、タンクの点検を終え、内部の空気を抜くために水を入れた状態で12日間キープしていた時に震度5弱の揺れが襲い、当該タンク倒壊により、近くのタンクからLPGが漏れ、火災になって爆発した、ということだった。
状況としては、2.5km離れた小学校で窓ガラスが割れ、熱風も伝わってきた。
また、最遠で6.2km先に飛散物が落下した。
2016年2月17日7時1分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲府市は、16日の市議会経済建設委員会で、昨年12月に市管理の甲府駅北口通路の天井ガラスで見つかったびび割れの原因について、「ガラスの製造過程で混入した異物の膨張のためと推測される」と報告した。
市道路河川課によると、市は、一般財団法人「日本文化用品安全試験所ガラス製品試験センター」(大阪府東大阪市)に原因分析を依頼。
同センターが1月20日付でまとめた推測結果を、16日に市議会に報告したという。
同センターは、市が提供したガラスの破断面から、硫化ニッケルの微粒子とみられる不純物を発見。
この硫化ニッケルが、温度変化のために4%程度、膨張したことにより、圧力でガラスにヒビが入った、と推測している。
同課によると、ガラスは中国製で、ガラス交換工事に約260万円を要したという。
しかし、「瑕疵担保責任期間が過ぎ、故意または重大な過失もなかった」(Y課長)として、メーカーの責任は問わず、施工会社に交換したガラス代(12万4千円)のみを請求する方針という。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/160217/rgn1602170051-n1.html
(以下は昔の報道)
2015年12月9日7時4分に産経新聞山梨版から、ヒビが入った当時の状況について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月9日付で毎日新聞山梨版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR甲府駅北口のペデストリアンデッキの天井として施されたガラスのうち、1枚の全面にひびが入っていたことが、8日、明らかになった。
管理する甲府市は7日夜からガラスの交換工事に入っており、10日未明に終了する予定。
同市は、10月上旬にひびを確認したが、「安全性に問題がない」と、公表を避けていた。
ガラスの真下には、多数の市民や来訪客ら、駅利用者が利用するエスカレーターと階段があり、市の姿勢が厳しく問われそうだ。
現場の天井は、階上の駅改札口から北口のバス、タクシー乗り場に向かい、エスカレーターでほぼ降り切った地点の真上で、地上からの高さは約14m。
市道としてペデストリアンデッキを管理する甲府市道路河川課によると、このガラスは、大屋根の天井を構成する計40枚のうちの1枚。
樹脂製のシートを挟んだ上下2枚1組のガラスで、縦約141cm、横約76cm、重さは約32kgあるという。
10月1日、ハトの糞害の状況を調べていた職員が、ガラスにひびをみつけた。
翌2日に市と施工業者が高所作業車で確認した結果、二重構造になったガラスの外側のほぼ全面に、細かい破片状のひび割れが広がっていた。
同課は、同日、ガラスの下に防護ネットを張り、対処。
資材の準備が整ったため、7日から工事に入ったとしている。
だが、同課は、「ガラスの内側は無傷で、設置にガタつき、ゆがみがなく、安全性に問題ないと判断した」(Y課長)と、2カ月間以上も公表や歩行者の通行規制をしなかった。
さらに、市長にも報告していなかった。
同課は、「原因は分からないが、外から何らかのダメージを受けたと思う。今思えば、公表すべきだった」としている。
甲府市では、今年2月に市庁舎4階から重さ約100kgのガラス窓が落下した際も、すぐに公表せず、批判を受けていた。
甲府駅を利用する同市平瀬町の女性(63)は、「本当に怖い。こんなことならガラスよりもテント張りにした方がよかったのでは」と話していた。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/151209/rgn1512090074-n1.html
http://mainichi.jp/articles/20151209/ddl/k19/040/029000c
(ブログ者コメント)
甲府市HPに2015年12月10日付で、割れたガラスの写真などが掲載されている。
https://www.city.kofu.yamanashi.jp/dorokasen/kitaguchigarasu.html
2016年2月17日18時30分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日18時56分にわかやま新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう(17日)午後2時前、和歌山市の化学製品を製造しているH社の工場から「トルエンが燃えている」と、消防に通報があった。
この火事で鉄骨2階建て工場(建坪約65m2)が全焼し、火は午後2時40分頃、消し止められた。
ケガ人などはなかった。
警察によると、工場では電子材料の中間物質の製造をしており、可燃性のトルエンなど2種類の化学物質を使っていたところから火が出たものとみて、原因などを調べている。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2016/02/17/76497.html
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/02/20160218_58334.html
2月18日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
工場では、電子材料の中間体を製造しており、トルエンやヘプタンなどを使用している際に出火したという。
Keyword;静電気?
2016年2月17日19時22分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後0時半すぎ、足利市山川町の住宅に住む女性から、「夫が、敷地内の車の中で動けなくなっている」と消防に通報があった。
警察が確認したところ、この住宅に住む農業男性(74)が、ワンボックスタイプの軽トラックの天井と手押し式の耕うん機との間に首を挟まれているのが見つかった。
男性は病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、午前から庭で農作業をしていたが、昼になっても戻らず、妻が探しに出たところ、庭先に止めた車の中で動けなくなっているのが見つかったという。
警察は、現場の状況などから、男性が、耕うん機を後ろ向きに動かしながら車の中に入れようとしていて操作を誤り、首を挟まれてしまったのではないかと見て、原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095983621.html?t=1455748321632
2月17日16時34分に下野新聞から、2月18日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後0時25分ごろ、足利市、農業男性(74)方で、男性が軽四輪貨物自動車内で農機具に挟まれているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性は、ワンボックスタイプの車内の天井と手押し式耕運機のハンドルに首を挟まれた。
車の荷室ドア部分には、スロープが取り付けられていた。
昼になっても男性が農作業から戻ってこないため、妻が庭先を確認し発見、消防に通報した。
出典URL
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160217/2238631
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。