2015年11月18日7時16分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後5時すぎ、新ひだか町静内田原にある農場で、この農場を経営する男性(61)が牛のふん尿をためるタンクの中に倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
警察や消防によると、タンクは地下の部分に設置されていて深さは2mほどあり、当時は半分くらいまでふん尿がたまって、硫化水素とみられるガスが充満していたという。
タンクの中では死んだ子牛も見つかっていて、警察は、男性がタンクに落ちた子牛を助けようとして誤って転落した可能性もあるとみて、当時の状況や詳しい死因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151118/3595401.html
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月18日付の北海道新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、男性は同日午後2時半ごろ、妻に「子牛が貯留槽に沈んでいるかもしれない」と言い、外出したという。
貯留槽の深さは約2mで、子牛の死体も沈んでいたという。
2015年9月25日18時48分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後6時半前、恩納村の前兼久漁港からおよそ400mの沖合で、「男性が意識を失っている」と消防に通報があった。
男性は恩納村の59歳の漁師で、仲間の漁師らが陸に引き上げたが、その場で死亡が確認された。
海保によると、漁を終える時間になっても男性が帰って来ないのを不審に思った仲間の漁師らが付近を探したところ、無人の船が見つかり、船の近くの水深3mほどの海底で、男性はほぼ直立した状態で沈んでいたという。
男性は、24日午前10時半ごろから「フーカー漁」と呼ばれる、船の上のコンプレッサーからホースを通して空気を送る潜水方法で1人で漁をしていたということで、海保は、男性が何らかの原因で溺れたと見て、潜水器具に異常がなかったか、さらに詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095179461.html?t=1443215740556
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、もし給油式のコンプレッサーを使っていたなら、CO中毒の可能性も考えられるかと思い、事例として紹介する。
2015年9月24日21時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日22時51分に朝日新聞から、9月24日19時27分にNHK広島NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
整備不良と知りながら代車を貸し出し、排ガスの充満で顧客を死亡させたとして、広島県警は24日、広島市東区の自動車販売・整備会社の専務(63)ら5人を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
県警は、エンジン警告灯が点灯していたのに、うち1人が黒いビニールテープを貼って故障を隠したとしている。
専務以外の4人は、常務(50)と販売部長(60)、30歳と56歳の自動車整備士2人。
販売部長は、「正常な車に交換してほしいと言われるのが面倒なので、(故障を知らせるエンジン警告灯に)テープを貼った」と容疑を認め、他の4人は、「覚えていない」と否認しているという。
発表では、5人は、新車の納車を待っていた社会福祉士の男性(当時30歳)に対し、整備不良と伝えないまま昨年8月23日頃に代車を提供。
同9月24日早朝、男性が広島市の中国自動車道サービスエリアでエンジンをかけて休憩中に排ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒で死亡させた疑い。
代車は、排ガス浄化装置の一部の「O2センサー」が故障していたうえ、マフラーが劣化して断裂しており、高濃度の一酸化炭素を含む排ガスが漏れていた。
また、県警は、昨年1月に、この故障車の虚偽の保安基準適合証を軽自動車検査協会に提出したとして、5人のうち整備士の男2人を、虚偽有印公文書作成などの容疑でも書類送検した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150924-OYT1T50110.html?from=ycont_top_txt
http://www.asahi.com/articles/ASH9S4VMBH9SPITB009.html
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150924/5158751.html
2015年8月11日20時7分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時半すぎ、石巻市魚町で「マンホールの中で2人が倒れて救出をしている」と近くにいた男性から消防に通報があった。
消防や警察によると、倒れたのは47歳と41歳の男性で、2人はまわりの人から助け出されたあと、救急車で病院に運ばれ手当てを受けているが、いずれも命に別状はないという。
警察によると、2人は下水道管を新しくつくるためにマンホールの中で汚水が流れないよう工事した場所の点検作業をしていて、確認を終えて外に出ようとした時に1人が倒れ、救出しようと戻ったもう1人も体調を崩したという。
警察によると、マンホールの中からは硫化水素が検出されたということで、詳しい状況を調べている。
現場は、石巻漁港近くの魚市場や水産加工関連の会社が立ち並ぶ工業団地で、震災で被害を受けた道路や下水道を復旧する工事が行われていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150811/4068401.html
2015年7月29日22時43分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後2時半前、旭川市東旭川町の給食センターに設置された貯水タンクの中で、作業員の原口さん(男性、48歳)が倒れているのをほかの作業員が見つけ、消防に通報した。
原口さんは一時意識不明となり、病院に運ばれ手当てを受け、警察によると、命に別状はないという。
この貯水タンクは、幅がおよそ1m、奥行きが1m50cm、高さが2m50cmで、原口さんは当時、タンクの中に入って内側を塗装する作業をしていた。
警察によると、原口さんは20分に1度、休憩のためにタンクの外に出ていたが、途中で出てこなくなったため確認したところ、中で倒れていたという。
警察では、当時の詳しい状況や原口さんが倒れた原因を、詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150729/3732901.html
(ブログ者コメント)
映像には、シンナーと読めるラベルが貼られた缶を警察が調べているシーンが映っていた。
2015年7月29日23時1分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日11時29分に読売新聞から、7月30日付で毎日新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時20分ごろ、八戸市金浜の養豚場から「人が倒れている」と消防に通報があった。
警察によると、養豚場にある豚のふん尿を液体と固形物に処理する施設の中と外で男性2人が倒れているのが見つかり、このうち、施設内で倒れていた八戸市大久保の会社員、松橋さん(52)が死亡した。
もう1人の39歳の男性は、約1週間の入院が必要というが、命に別状はないという。
青森労働局によると、松橋さんが倒れていたのは、深さ50cmほどの所まで液体が入った水槽(縦約6.8m、横約3m、高さ約3m)の中で、水槽内に設置された水位を感知するセンサーの点検作業を行っていたと見られるという。
付近からは硫化水素が検出されたということで、警察は、2人が硫化水素を吸って倒れた可能性があると見て、現場の状況を詳しく調べている。
39歳の男性が松橋さんを発見し、別の作業員に救急車の手配を頼んだという。
施設は2階建てで、2階に出入口があり、水槽は1階部分にあった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083724441.html?t=1438204373165
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150730-OYT1T50046.html
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150730ddlk02040096000c.html
7月31日12時39分に産経新聞から、7月30日19時13分にNHK青森からは、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
八戸労基署は31日、この施設に義務付けられている酸素や硫化水素の濃度測定器が設置されていなかったことを明らかにした。
同署は、労安法違反を視野に調査。
青森県警も、業務上過失致死容疑の可能性があるとみて捜査を進めている。
八戸労基署によると、労安法などは、ふん尿処理施設を酸素が欠乏する危険場所と定め、安全講習を受けた人が作業前に酸素や硫化水素の濃度を測定しなければならないとしている。
しかし、養豚場内にそれらの測定器はなかった。
また作業時の安全確保のため監視役が必要だが、発見時の状況から、亡くなった松橋さんは単独で作業していたとみられる。
これまでの調べで、松橋さんが倒れていた水槽の中からは、法律で危険とされる基準のおよそ3倍にのぼる、高濃度の硫化水素が検出されたことが分かっている。
県警は、松橋さんの死因を低酸素脳症と断定。今後、体内の硫化水素の濃度などを調べ、詳しい死因を調べる。
県内では2013年7月にも、弘前市の養豚場で2人が死亡する事故が発生。警察は死因について、硫化水素中毒か窒息によるものと発表した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150731/afr1507310017-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083757471.html?t=1438287454070
(ブログ者コメント)
浄化槽などを清掃、点検中に硫化水素中毒になった事例は、本ブログでも何件か紹介済。
弘前の事例は、下記参照。
2013年7月21日掲載
2013年7月13日 弘前市の養豚場で浄化槽修理中、硫化水素中毒で2人死亡 (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3052/
2015年7月4日7時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時頃、愛媛県宇和島市住吉町の宇和島港に停泊している県立宇和島水産高校の実習船・えひめ丸(499トン)から、船底部で作業をしていた専攻科1年生の男子生徒(19)が気を失って倒れた、と119番があった。
男子生徒や男性乗組員ら計5人が頭痛などを訴え、消防が病院へ搬送した。
現場からは、硫化水素が検出された。
消防や警察などによると、5人のうち3人が硫化水素中毒と診断されて入院。専攻科1年生で、18歳の男子生徒2人が自力で病院を訪れて受診した。7人は、いずれも症状は軽いという。
専攻科1年生の男子生徒2人と男性乗組員2人が、船底部で船内のトイレと浄化槽をつなぐパイプの汚れを取り除く作業をしていた。
パイプを取り外して間もなく異臭がし、頭痛や吐き気がするなど気分が悪くなったという。
別の男性乗組員と、自力で病院へ行った生徒2人は、別の場所にいた。
消防の救助隊が、ガス検知器で微量の硫化水素を検出。
男子生徒らは洗剤などを使わずに掃除していたといい、警察は、パイプや浄化水槽などの汚泥から何らかの原因で硫化水素が発生したとみて、調べている。
船には、専攻科1年の男子生徒10人と男性乗組員14人がいた。
9月3日からハワイ沖での遠洋航海実習を予定し、7月13日からの事前航海に備えて点検作業を行っていたという。
宇和島水産高校の田上校長は、「生徒や保護者、近隣の皆さんに迷惑をかけたことをおわびしたい。今後は換気を十分に行うなど安全管理を徹底したい」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150704-OYT1T50006.html
7月4日付で毎日新聞めちゃ関西版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時50分ごろ、愛媛県宇和島市住吉町3の樺崎第1号岸壁で、停泊中の県の水産実習船「えひめ丸」船内から有毒ガスが発生。
船内で作業中の専攻科1年の男子生徒2人(ともに19歳)と、男性船員2人(31歳と67歳)が、ガスを吸って救急搬送された。
さらに、消防の検分に立ち会っていた男性船員(41)も、気分が悪くなって搬送された。
生徒1人と船員2人が念のため入院したが、5人とも軽症。
警察などによると、発生したガスは微量の硫化水素とみられる。
3日午前9時10分ごろから、生徒10人と船員ら14人が船底で、トイレの汚水パイプを掃除していた。
男子生徒が金属製パイプ(直径5cm、長さ約1m)を取り外したところ、意識がもうろうとなったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150704ddn012040017000c.html
7月3日20時41分にNHK 四国 NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浄化槽のあるトイレは船底付近にあり、消防が浄化槽の付近を調べたところ、微量の硫化水素が確認されたということで、警察や消防では、浄化槽から何らかの原因で硫化水素ガスが発生して周辺に充満し、生徒や船員が吸い込んだと見ている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20150703/3060051.html
7月3日21時16分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校によると、2日に薬剤を使って清掃したという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH736FHMH73PFIB00Y.html
2015年6月17日23時1分にNHK津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月18日付で毎日新聞三重版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、6月18日付の伊勢新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
17日午後5時前、四日市市のコンビナートにある化学メーカー「石原産業」の工場で「塩素ガスがもれて気分が悪くなった作業員がいる」と、工場から消防に通報があった。
消防によると、塗料などの原料となる「酸化チタン」を製造するプラントで塩素ガスが発生し、近くで別の作業をしていた外部の業者の作業員8人がガスを吸って気分が悪くなり、病院に搬送されたという。
警察によると、8人はいずれも意識はあり、症状は軽いという。
同社や消防によると、プラントで粉状の酸化チタンと水を混ぜて懸濁液を作るために循環ポンプを使用中、排出側の配管が何らかの理由で破損して液体が飛び散り、そこから塩素ガスが発生して起きたと見られるという。
警察と消防では、工場の担当者から事情を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075653341.html?t=1434563291081
http://mainichi.jp/area/mie/news/20150618ddlk24040211000c.html
6月17日付で石原産業HPにも、同趣旨のプレスリリースがネット配信されていた。
2.事故の内容
2)事故内容
四日市工場/塩素法酸化チタン工場(非危険物施設、非高圧ガス施設)の配管が破損し、配管内の酸化チタン懸濁液が漏洩したものです。
この液体は製造した酸化チタンを処理するために水に懸濁させたものですが、液の成分に塩素ガスを含みます。
漏洩が発生した後直ちに装置を停止させ、漏洩は止まりましたが、付近で作業をしていた工事関係者の方の気分が悪くなり、計8 名が救急搬送されました。
3.周辺への影響
工場敷地境界では異常を感知しておりません。また、これによる近隣から異臭、被害等の連絡はありませんでした。
出典URL
http://www.iskweb.co.jp/cgi-pdf-n/newsrelease/1434547446_1.pdf
(2015年7月19日 修正1 ;本文修正追記)
伊勢新聞紙面に掲載されていた記事を、本文中に追記した。
2015年6月8日11時29分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前0時40分ごろ、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区西工場(千葉市中央区川崎町)内の、溶けた鉄の成分調整を行う製鋼工場で、材料を投入するクレーンの一部が焼ける火災があった。
同3時に鎮火、けが人はいなかった。
また、同日午前1時10分ごろ、西工場内のガス貯蔵設備付近で、配管のガス抜き作業をしていた男性作業員(35)が地上約10mの場所で倒れているのを仲間が発見。
男性は病院に搬送されたが、意識はあるという。
同社は、それぞれの出火・事故原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/260596
(ブログ者コメント)
2つの事故ともに原因は不明だが、製鉄所から出るガスにはCOが含まれているということで、とりあえず、この情報は「中毒」カテゴリーに入れておく。
2015年5月22日17時3分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月22日16時16分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時前、千葉県館山市の館山港に停泊していた砂利運搬船「光徳丸」で、作業をしていた男性2人が意識不明になっていると、消防に通報があった。
警察によると、60代と20代の男性2人が病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。
2人は、バラストタンクという船のバランスをとるためのタンクの中で、油圧パイプを交換するため溶接作業をしていたということで、作業中に火柱があがったという。
また、館山港を管理する館山港港湾管理事務所によると、船内で火災が発生したという連絡があったという。
警察などによると、タンク内で油圧パイプの油漏れがみつかり、2人が修理のため溶接作業をしていた。
タンク内からは一酸化炭素が検出されており、警察は、一酸化炭素中毒の可能性もあるとして捜査している。
港湾管理事務所によると、船は館山市の海運会社のもので、土砂の陸揚げのために、同日朝から停泊していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086833591.html?t=1432331078428
http://www.sankei.com/affairs/news/150522/afr1505220026-n1.html
関連記事のURL
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052201001842.html
http://www.asahi.com/articles/ASH5Q42GSH5QUDCB00L.html
(2015年9月17日 修正1 ;追記)
2015年9月15日12時59分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし5月、館山市の港に停泊していた砂利運搬船「光徳」で、船のバランスをとる「バラストタンク」にある油圧パイプの交換作業を行っていたところ、火災が発生し、作業員の男性2人が一酸化炭素中毒で死亡した。
木更津労基署が調べた結果、ガスの火を噴射して油圧パイプを切断する作業をした際、パイプ内の油を完全に取り除かずに作業を続けたため、油に引火して火災が起きた可能性が高いとして、同署は、市内の船舶修理会社「極洋船舶工業」と55歳の取締役を、労安法違反の疑いで14日、書類送検した。
同署の調べに対し取締役は、「危険だという認識はあったが、そのまま作業を続けてしまった」と話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084956891.html?t=1442348400323
9月15日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察は、配管のつなぎ目のボルトをアセチレンガスの溶断装置を使って焼き切ろうとした際に出た炎か火花が作動油に引火して爆発、火災が起きたとみて、詳しい原因を調べている。
2015年4月28日付で読売新聞秋田版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙北市の温泉にある源泉近くで先月、市企業局職員ら3人が死亡した事故で、仙北市は27日、事故を教訓にした「温泉事業安全作業マニュアル」を作成したと発表した。
作業時、ガス測定器と防毒マスクの携帯・使用を徹底し、安全確保の作業チェックシートも盛り込んだ。
市は来月、専門家ら第三者による事故調査委員会を発足させることも、明らかにした。
仙北市企業局では従来、担当者間だけで作業の安全管理の方法を引き継いでいたという。
マニュアルはA4判29ページ。
第1章で硫化水素の基礎知識や危険性を説明し、第2章で市職員や委託業者を対象にした作業管理の方法を示した。
第3章で温泉利用施設側の対応をまとめ、第4章は緊急時連絡先などの資料編とした。
職員や委託先の作業員を対象にしたチェックシートには、「換気」「ガス濃度測定」「マスク装着」など24項目を列記し、チェック欄も設けた。
委託先に任せきりにせず、市が定期的に作業現場をパトロールする。
一方、事故調査委員会のメンバーは6人。
火山が専門の東京工業大・野上健治教授ら2人を専門委員として招き、残る委員4人には、県、消防署、民間企業、温泉利用施設から加わってもらう。
事故原因と安全対策を取りまとめ、8月中の報告書提出を目指す。
記者会見で門脇市長は、「(死亡した)3人は命をかけて警鐘を鳴らしてくれた。同じ事案を引き起こしてはならない」と、再発防止を誓った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150427-OYTNT50531.html
(ブログ者コメント)
事例は下記参照。
2015年3月24日掲載
2015年3月18日 秋田県仙北市の温泉で源泉の湯量調節のため雪穴の中で配管の空気抜き作業中、硫化水素中毒で2人が倒れ、救出しようとした人とあわせ3人が死亡 (第1報、第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4716/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4717/
※関連記事URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014210631.html?t=1430168311677
2015年4月27日7時33分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後3時20分ごろ、神戸市北区の「F社」神戸工場で、酸化チタンを製造するタンク(内径1.6m、高さ2m)の中で従業員の男性(45)が倒れているのを別の従業員が発見し、119番した。
男性は病院に運ばれたが、軽症。
警察によると、男性は、同日午後1時半ごろからシンナーを使って、1人でタンク内を清掃していたという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150427/wst1504270012-n1.html
2015年4月10日20時45分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月10日21時34分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前から昼すぎにかけ、浜松市東区白鳥町の三立製菓白鳥工場で、作業中の従業員7人が頭痛や吐き気を訴えて病院に運ばれた。全員、命に別条はない。
警察が、一酸化炭素中毒の可能性があるとみて原因を調べるとともに、業務上過失傷害の疑いも視野に捜査する方針。
警察や工場によると、病院に運ばれた従業員はいずれも、ガスオーブン室の隣室で菓子の成型作業中だった。
午前9時半ごろに1人が体調不良を訴えて救急搬送された。
一時作業を中断して現場の安全確認をした後、再開したが、その約1時間後に他の6人が相次いで同様の症状を訴えたという。
6人の発症を受け、同じ部屋で作業していた10数人は、別室に避難した。
警察などによると、ガスオーブンが何らかの原因で不完全燃焼を起こした可能性が高いという。
発生当時、工場では約100人の従業員が働いていた。
同工場の担当者は、「従業員や皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない。原因を究明し、対策を講じて製造を再開したい」と話した。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/1174185358.html
4月10日21時34分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
三立製菓によると、工場2階のパイ製造ラインで午前9時35分ごろ、生地にレーズンを載せる作業などをしていた女性が倒れたという。
一度ラインを止めたが、個人的な体調不良と考えて午前10時から製造を再開すると、ほかの従業員も頭痛を訴え、6人が搬送された。
7人は、20~50代の男女だという。
消防によると、7人に重症者はいないが、3人は中程度の症状だという。
工場側は、プロパンガスを使ったオーブンの不完全燃焼で、一酸化炭素が排出された可能性があると話している。
工場では、105人が働いていたという。
三立製菓は、浜松市中区に本社を置く1921年創立の老舗メーカーで、「源氏パイ」などで知られる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH4B5198H4BUTPB013.html
2015年3月30日21時39分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後2時半ごろ、大阪府東大阪市の「Ⅾ社」のメッキ工場で、下水から硫化水素が出ていると市の職員が119番した。
異臭が立ち込め、周辺の住民や工場にいた作業員ら約300人が一時避難した。
近隣の工場の40代の女性従業員が病院に搬送されたが、命に別条はない。
警察などによると、メッキ工場では、亜鉛と硫化ソーダを中和させて廃液として下水に流す処理をしていた。
何らかの原因で中和できず、流れた硫化ソーダに水分が加わって硫化水素が発生したとみられる。
近隣の工場が「異臭がする」と届け出て、市が職員を派遣していた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150330/wst1503300075-n1.html
2015年3月19日6時34分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後7時すぎ、茨城県かすみがうら市のフィルム製造メーカー「K社」の工場の男性の作業員から、「作業中にフッ化水素ガスが発生した」と消防に通報があった。
警察などによると、工場内にいた30代から40代の男性作業員4人が、刺激臭を感じたあと気分が悪くなり、隣の土浦市内の病院で手当てを受けたということだが、いずれも症状は軽いという。
警察によると、太陽光パネルに使うフィルムを製造する作業中に機械が高温となった結果、有毒なフッ化水素ガスが発生したとみられるということで、その後、機械を停止し、ガスの発生は止まっているという。
工場内には、手当てを受けた4人のほかに12人の作業員がいたが、けがなどはないという。
工場の外には、ガスは漏れ出していないということで、警察が詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150319/3320951.html
(2015年6月19日 修正1 ;追記)
2015年3月20日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
作業をしていた従業員の男性4人が、目に異常を訴えた。
4人は病院で診察を受けたが、健康上の問題はなかった。
警察によると、太陽光パネルの裏面に貼るシールを製造する作業中に機械が高温になり、フッ素ガスが発生したとみられる。
機械を停止し、ガスの発生も止まった。
(1/2)から続く。
(3月23日19時48分 NHK秋田)
当初、4人は午前中に合流して現場に向かったと見られていたが、実際には、市の職員2人が午前中から作業を始めていた一方、土木建設会社の従業員2人は午後から作業を始めたという。
警察の調べでは、従業員2人は当日の午後2時から3時ごろに死亡したと推定されていることから、仙北市は、従業員2人は湯を送る配管の調整をしようと、この日、最初に掘った雪の穴で倒れたものと見ている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013378471.html?t=1427145332273
(ブログ者コメント)
この事故を受け、ブログ者が把握しているだけでも、長野県や岩手県、富山県では温泉事業者などに注意喚起し、また宝塚市では源泉施設の緊急立ち入り検査を行うなど、各自治体で横展開対応が図られている。
(2015年3月30日 修正1 ;追記)
2015年3月28日付で毎日新聞秋田版から、各地の源泉管理者が使っている安全管理マニュアルを参考にマニュアルを作成するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は27日、冬場に営業していない周辺温泉施設が再開される4月下旬までに、作業管理マニュアルを完成する方針を示した。
具体的には、神奈川県の箱根温泉郷や栃木県の那須温泉郷など、全国各地の源泉管理者が使っている安全管理マニュアルを参考に、硫化水素に詳しい有識者に意見を聞きながら取りまとめるという。
事故が起こった際、周囲は深い雪に覆われていたことから、積雪時の対応も盛り込む。
一方、現場付近で立ち入りを禁止されていた黒湯温泉は、来月18日の営業再開を予定しており、警察と協議の上で除雪作業を行う。
除雪後、硫化水素の濃度が高く危険だと判断される地点3カ所を、立ち入り禁止にする。
事故後、市が周辺のホテルや旅館に確認したところ、温泉の湯の量や温度の低下は特にないという。
市の源泉を供給している52の事業所と市は、温泉利用連絡協議会を設置。
各施設にガス検知器を少なくとも1台を配給し、安全管理の徹底をアピールする。
出典URL
http://mainichi.jp/area/akita/news/20150328ddlk05040217000c.html
(2015年8月23日 修正2 ;追記)
2015年8月21日15時59分にNHK秋田から、現場の改修工事が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙北市は21日、施設の改修工事を行った。
工事では、ガスの検知器を持ってマスクを身につけた作業員が、施設から有毒なガスを外に出すための管を、これまでのものより太くて長いものに交換した。
市では、今回の改修によって、あらかじめガスを取り除く能力を高め、事故が起きる危険性を減らしたいとしている。
市は、週明けにも硫化水素の濃度が下がっているか測定した上で、今月27日に開かれる事故調査委員会に対策の効果を報告することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014249351.html?t=1440186931479
(2015年10月9日 修正3 ;追記)
2015年10月7日19時31分に日テレNEWS24(秋田放送)から、設備改修後もガス濃度が上昇傾向にあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月7日19時13分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調査委員会の4回目の会合が、7日、開かれた。
仙北市では、今年8月、源泉を集める「集湯槽」に硫化水素ガスを効率的に抜くため、管を取り付ける工事をした。
しかし、濃度が改善されないため、市でモニタリング調査を続けていたが、その後の調査で、硫化水素ガスの濃度が多くの地点で改修前よりも上昇傾向にあることが分かった。
委員会によると、「集湯槽」の前に沢水と火山ガスを組み合わせて温泉を作る「造成塔」でも、濃度が高くなっている可能性が高いという。
委員会では、原因を科学的に分析するため、硫化水素ガスの濃度のほか、沢水の量や温度など5つの項目について毎日データを取るよう、調査の継続を仙北市に要請した。
このため、次回の委員会で予定していた報告書の提出は延期となった
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news8618983.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015188401.html?t=1444251340695
また、2015年10月7日19時43分に産経新聞から、再現実験によれば硫化水素濃度は少なくとも5000ppmと推定されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の第三者の調査委員会は7日、積雪の中に滞留していた硫化水素ガスを職員らが吸ったことが原因とする報告書案をまとめた。
事故現場ではガス抜き管が地面に出ており、その上に数メートルの雪が積もっていた。
管から漏れたガスの熱で管の周りの雪がとけて空洞ができ、ガスが滞留しやすい状態だったという。
職員は、雪をかき分けて作業していた際に、滞留していたガスを吸い中毒を起こしたとみられる。
調査委の委員が4月に行った再現実験では、雪の中に滞留していた硫化水素の濃度は少なくとも5000ppmと推定され、致死濃度である1000ppmを大きく上回っていた可能性が高いことがわかった。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151007/afr1510070023-n1.html
(2015年10月20日 修正4 ;追記)
2015年10月16日19時20分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、安全対策を怠っていたとして、市の元職員を業務上過失致死の疑いで、16日、書類送検した。
当時、作業を指示した責任者だった元市職員は、配備されていたガスマスクを装着することや十分な換気を行うことなどを指示していなかったという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015749311.html?t=1445026084223
2015年3月18日23時32分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月19日16時29分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後5時頃、秋田県仙北市の温泉にある源泉付近で、「作業をしていた男性3人が倒れた」と仙北市から消防に通報があった。
警察などによると、3人は病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察などは、硫化水素による中毒とみて調べている。
警察によると、死亡したのは市職員の柴田さん(男性、42歳)、管工事会社社員の坂本さん(男性、78歳)、同羽根川さん(男性、67歳)。
市によると、源泉の湯を引いている施設から「湯の量が少なくなり、温度も下がった」と市に連絡があり、3人は、もう1人の市職員と計4人で、温泉から約1km離れた源泉に、湯の温度や湯量の調整に向かった。
3人は、源泉から約200m離れたくぼ地で倒れていた。
周辺は2.5mほどの積雪。
仙北市企業局によると、源泉はカラ吹源泉と呼ばれ、硫化水素を含む水蒸気が噴き出し、水蒸気に水を加えて温泉として供給する設備がある。
源泉は掘削から40年ほど経過し、設備は以前から老朽化が指摘されていた。
2010年には蒸気が漏れる事故があり、応急措置として蒸気管の一部をコンクリートで埋める修繕工事を行っていた。
源泉付近は有毒な硫化水素が発生するため、一般の立ち入りは禁止されており、市は看板を立てて注意を呼びかけていた。
仙北市企業局の高橋局長は、「作業員は経験が豊富で、ガスの危険性は十分に認識していたはずだが」と話した。
管工事会社の男性従業員(70)は今年2月、同じように源泉施設付近で作業中、めまいがしたという。「現場で座って休んでいると10~20分ほどで気分がよくなったので、会社にも市にも報告していない」と話した。
一緒に作業していた別の男性従業員(76)は、この男性について「顔が真っ青になっていた」と話す。
当時、今回死亡した坂本さん(78)も一緒だったという。
同社の社長は、「ガスマスクは常備していない」と説明した。
秋田県では2005年12月、湯沢市の温泉で、湯で解けてできた雪穴に落ちるなどした一家4人が、たまっていた高濃度の硫化水素ガスを吸って死亡する事故が起きている。
温泉地では、硫化水素による事故がたびたび起こっている。
硫化水素は、高濃度になると嗅覚をまひさせるため、気づかない場合も多く、死亡例も多い。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150318-OYT1T50138.html?from=ycont_top_txt
http://www.asahi.com/articles/ASH3M35NNH3MUBUB00G.html
以降、情報量が多いのでポイントのみ紹介する。
(3月19日19時39分 共同通信)
仙北市長は19日夕記者会見し、死亡した1人を含め、現場に向かった市職員2人がガスマスクや検知器を持参していなかったことを明らかにした。
ガスマスクなどは、職場の机の上に置いたままだった。
市は、「源泉での作業もあり危険性の認識はあったはずだ」とするが、作業時の行動に関する規定やマニュアルはなく、出発前にチェックしたこともないという
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015031901001762.html
(3月20日17時45分 読売新聞 ;図解付き)
3人は18日朝、別の男性職員と4人で温泉郷から約700mの源泉付近に湯量などの調整に向かった。
源泉から約200mの引湯管の空気バルブ付近で分かれ、夕方、柴田さんらが戻ると、雪に開いた深さ約2mの穴の中で坂本さんと羽根川さんが倒れていた。
柴田さんは、穴に入って2人の足をさするなどしていて倒れたという。
穴は雪面から約0.8mまではスコップで掘った跡があったが、地表に近い約1.2mは、バルブから出た熱気で自然に解けた空洞だった。
空気バルブは、引湯管の流れを悪くする管内のガスを自動放出する仕組みで、バルブのコックは通常、開いているという。
仙北市のカラ吹源泉から温泉の供給を受ける田沢湖高原温泉郷では、温度の低下や湯量の減少で、市にたびたび改善を要望していた。
駒ヶ岳グランドホテルの見上副支配人は、「冬場に温泉の温度が下がったり、量が少なくなったりするのは日常茶飯事だった」と話す。
温泉を各施設に分配する分湯槽を週に2回、点検したり、温泉成分が固まった湯の花を取り除いたりするが、それでも改善しない場合は市企業局に源泉施設の調整を依頼していた。
先週も、同ホテルのタンクに供給される温泉の温度が通常より約5℃低くなったため、企業局に点検を依頼していたという。
今回の事故について見上副支配人は、「人が亡くなるほどの危険があるとは思いもしなかったので、驚いている。掃除や点検での安全対策も考えなければ」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150320-OYT1T50054.html
(3月20日18時53分 NHK秋田)
夕方に市が記者会見を開き、現場検証の結果について説明した。
それによると、3人が倒れていた深さ2mの雪の穴には、底の部分まで雪で階段のようなものが作られていたという。
19日の時点で市は、深さ80cmまでスコップで掘られた跡があり、その下は熱で溶けて空洞になっていたため、最初に倒れた作業員2人は意志に反して穴に落ちた可能性も否定できないとしていたが、20日になって、その可能性は低いという見方を示した。
最後に倒れた市の職員も、先に倒れていた2人を助けるために自ら階段を降りたのではないかと説明している。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013349271.html?t=1426885437693
(2/2へ続く)
2015年2月2日22時54分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前9時15分ごろ、北海道長万部町のJR函館線二股駅構内にある倉庫で、除雪作業員の西亦さん(78)が倒れているのを、JR作業員が見つけた。
西亦さんは病院で死亡が確認された。
警察によると、死因は一酸化炭素(CO)中毒。
発見時、倉庫では除雪機のエンジンが掛かったままで、シャッターは閉まっていたという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150202/afr1502020033-n1.html
(ブログ者コメント)
空気流れが悪い閉所でエンジンを駆動させていたためのCO中毒事故は、過去に数多く発生している。
本ブログでもかなりの数の事例を紹介済。
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月3日付の北海道新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
倉庫はコンクリート製平屋約5m2。窓はなく、シャッターも閉まった密閉状態だったという。
臨時職員の男性(78)は、駅周辺の除雪を担当していた。
2014年12月1日21時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月1日18時47分と12月2日18時30分にNHK水戸から、12月1日22時44分にTBS News iから、12月1日19時8分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時40分頃、茨城県神栖市東和田の化学製品製造会社「K社」で、「ドスン」という音がして、塩素ガスを送る屋外の金属管(直径約30cm)から煙が出ているのを従業員が発見した。
同社はガスを供給する栓を閉め、飛散防止の散水などを行ったが、工場に隣接する発電所の屋外で作業をしていた従業員ら約20人が体調不良を訴え、のどの痛みや吐き気の症状が出た男性5人(38~55歳)が病院に搬送された。
いずれも軽症という。
塩素ガスを供給する別の会社から工場に受け入れる配管に破裂したような破断した跡がみられ、また爆発音とみられる音を聞いた人もいるという
現場検証の結果、ガス漏れがあったとみられる現場付近の配管の一部が吹き飛ばされ、周囲に焼けたような跡が見つかったということで、何らかの原因で爆発が起きたとみられるという。
「K社」は接着剤や塗料に使われる樹脂の原料を製造していて、当時は屋外にある金属配管の一部が破裂して黒煙が上がり、その付近から塩素ガスが漏れたとみられるという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141201-OYT1T50112.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1073629072.html?t=1417466148755
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1073642281.html?t=1417555701012
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2362223.html
http://www.asahi.com/articles/ASGD15DRGGD1UJHB02R.html
(ブログ者コメント)
○K社のHPに、下記趣旨のお詫び文書が掲載されていた。
・近隣企業および外注作業委託先の従業員約20名が被災し、うち2名が入院したが退院。
・今回の事故は、塩素ガス受入れ配管の一部において発生した。
○塩素は支燃性ガス。どこかから可燃性物質が混入した、ということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。