2017年12月30日9時32分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後3時55分頃、愛知県刈谷市東境町のマンホール内(深さ2.35m)で、清掃作業員の男性が倒れていると、同僚から119番があった。
駆けつけた消防隊員が男性を救助したが、間もなく死亡が確認された。
現場では硫化水素が検知され、警察は死亡との因果関係を調べている。
発表によると、亡くなったのは同県豊明市の会社員Iさん(男性、41歳)。
警察や市によると、この日、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、市職員とIさんら作業員3人の計4人が現場に向かった。
下水道管の詰まりが原因とわかり、Iさんが清掃作業のために内部を写真撮影しようと、マンホールから下水道管に入ったという。
1分後に市職員が声をかけても返事がなかったため、マンホールをのぞいたところ、ぐったりとしているIさんを見つけた。
下水道管から強い異臭がしたため、消防隊員が調べたところ、硫化水素が検知されたという。
出典
『マンホール内で作業員死亡、硫化水素を検知』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171230-OYT1T50006.html
2017年12月29日21時45分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市職員の男性も気分が悪いと訴え、病院に搬送された。
中を確認しようと1人でマンホールに入ったIさんが出てこないため、捜していた市職員が下水道内でうずくまっているのを発見した。
内部には腐卵臭のような臭いがしていたといい、警察が原因を調べている。
出典
『作業員死亡 下水道清掃の41歳男性 愛知・刈谷』
https://mainichi.jp/articles/20171230/k00/00m/040/108000c
12月29日21時30分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の職員は自力で外に出て、意識はあり、命に別状はないという。
現場は伊勢湾岸自動車道の刈谷ハイウェイオアシスの近くで、警察によると、マンホールの中で硫化水素が検知されたという。
出典
『下水管内で作業していた男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20171229/4027271.html
12月31日11時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警刈谷署は30日、亡くなった会社員男性(41)の死因は硫化水素中毒の可能性が高いと発表した。
一方、作業を委託した刈谷市が事前の硫化水素濃度測定を業者側に指導していなかったことも判明。
男性は測定せずマンホールに入ったとみられ、同市は「再発防止に努めたい」としている。
市によると、「マンホールから水があふれている」との通報を受け、29日午後3時30分頃、市職員1人と作業員3人の計4人が現場に到着。
交通誘導などで市職員ら3人が現場を離れている間に、男性が下水道管内の写真を撮影しようと、1人で別のマンホールから入ったといい、数分後に現場に戻った作業員が、男性がマンホール内で倒れているのを見つけた。
救急隊員が内部の硫化水素濃度を測ると、致死濃度の700ppmを大幅に上回る10000ppmに達していたという。
出典
『マンホール作業員死亡、硫化水素測定を指導せず』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171231-OYT1T50018.html
12月31日10時0分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、Iさんは清掃作業の準備のため1人で深さ2.4mの下水道内に入り、写真撮影などをしていて、急に倒れた。
市によると、マンホール内を測定したところ、人体への許容濃度(10ppm)の約1000倍の硫化水素が検出された。
市が当時、現場にいた同僚の作業員2人と市職員に聞き取ったところ、ガス検知器は作業車内にあり、Iさんは検知器を持たずにマンホールに入ったことが分かった。
市は30日、マンホールでの作業前に義務づけられている硫化水素の濃度測定が行われていなかったとみられると発表した。
出典
『硫化水素の測定、清掃前に行わず 刈谷で作業員死亡』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017123190095338.html
2017年12月14日17時50分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前11時ごろ、神戸製鋼所加古川製鉄所(兵庫県加古川市)で、高炉で作業をしていた社員2人が病院に運ばれた。一酸化炭素中毒による症状とみられる。
30歳の男性と28歳の男性がともに軽症。
警察によると、2人は高炉でコークスや鉄鉱石などで鋼を造る作業をしていた。
配管が詰まったため取り除こうとしたところ、30歳の男性が倒れ、28歳の男性が近くにいた同僚に知らせたという。
警察は、何らかの原因で一酸化炭素濃度が上昇したとみて、業務上過失傷害の疑いで調べている。
2人とも、一酸化炭素の吸入を防ぐマスクはしていなかったという。
同社は、「設備に異常はなく、手順に誤りがなかったか調査する」としている。
出典
『神鋼加古川製鉄所で一酸化炭素中毒か 2人軽症』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201712/0010817572.shtml
2017年12月7日19時20分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時ごろ、各務原市の那加第二小学校で、給食の調理室の外側に設置してあったガスボンベを業者が交換する際にガスが漏れ、給食の調理を行っていた調理員4人が吐き気と頭痛を訴えた。
また、調理室の近くの校舎にある3年生の教室では、ガスの臭いがするとして児童らが隣の教室に避難し、このうち女子児童1人が頭痛を訴えた。
体調不良を訴えた5人は、一時、病院で手当てを受けたが、その後、回復したという。
市教委によると、ガスボンベは市内のガス業者が1人で交換していたが、ホースで連結されているほかのボンベの口を閉め忘れた上に、ホースの逆流防止弁が機能しなかったため、数10秒間ガスが漏れ出したとみられるという。
業者は、市内のほかの小中学校のガスの交換も請け負っているということで、市教委は安全確認の徹底を指導した。
出典
『小学校でガス漏れ 児童ら手当て』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083395911.html
12月7日21時8分に東海テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調理場に併設された部屋にあるガスボンベを交換中、ガス管の接続部分のバルブを閉め忘れ、LPガスが漏れ出した。
業者の男性はガスの臭いに気付き、すぐにバルブを閉じたが、数10秒にわたってガスが漏れた。
当時、調理場では火を使って給食の準備が行なわれていた。
出典
『小学校で調理場近くからガス漏れ 児童ら5人頭痛訴え 当時調理場で火使い給食準備中 岐阜』
http://tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=40688&date=20171207
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、容器置場には「貯蔵量50kg×50本」と掲示されていた。
2017年11月14日8時19分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月13日20時2分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時半ごろ、富士市依田橋の国道1号バイパス高架下作業通路で、高架橋の補修作業をしていた男性作業員3人が倒れた。
このうち、いずれも40代の2人が意識のない状態で病院に搬送され、その後、1人は意識が回復したもよう。
20代の作業員は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
警察によると、3人は焼津市に本社がある建設会社の従業員。
40代の2人は、高架下の高さ約10mの位置に設置された板張りの通路がある区画で、ガソリンや発動発電機を使用し、塗装の剝離作業をしていた。
20代の作業員は遅れて現場に行き、2人が倒れているのを発見した後に倒れたとみられる。
現場の通路は換気がしにくい構造で、3人は一酸化炭素中毒の可能性があるという。
現場では、同日午前9時半ごろから作業が行われていた。
警察は事故原因などを調べている。
出典
『作業員3人倒れる 富士の高架橋、1人意識不明』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/426498.html
『橋げた作業の作業員3人倒れ搬送』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035670311.html
11月14日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20代の男性が遅れて現場に到着したところ、2人が倒れているのを見つけた。
会社関係者に連絡した後、自らも体調不良を訴えたという。
2017年10月25日7時59分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月26日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時50分ごろ、11月4日に開通を控え工事中の福島市飯坂町中野の東北中央道中野トンネルで、工事現場の監督者から「男性3人がガスを吸い、トンネルの中で倒れている」と119番通報があった。
消防などによると、同トンネル脇の工事用トンネルで作業中だった男性3人が同市の病院に運ばれた。
3人とも一酸化炭素(CO)中毒の可能性が高いものの、命に別条はないという。
3人は、いずれも田村市の30代男性と60代男性2人。
30代男性と60代男性の1人は、トンネル内に駐車していた車内で意識がもうろうとした状態で、別の60代男性は車外で倒れていたという。
現場に駆け付けた工事関係者が3人をトンネルの外へ運び出し、119番通報した。
近くには発電機があり、車のエンジンがかかったままだったという。
トンネルを管理する福島河川国道事務所と工事の元請け会社によると、工事用トンネルは高さ、幅がともに約5mで長さは約100m。
3人は、工事用トンネルを埋め戻すため、コンクリートを受け止める木枠をはめ込む作業中だった。
トンネルをふさぐ作業のため空気の流れが悪くなった可能性があるという。
同事務所は、「工事用トンネルでの事故。本道は開通に支障がない状態と認識している」とした。
元請け会社は福島民友新聞社の取材に、「しっかり対策を取っていれば起こらない事故で、重く受け止めている。真摯に対応したい」とした。
出典
『工事用トンネル3人倒れる CO中毒か、東北中央道・中野トンネル』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171025-214781.php
10月24日21時4分にNHK福島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は当時、建設中の自動車専用道路のトンネルの近くにあるトンネル状の通路で、車両を動かすなどの作業を行っていて、消防によると、消防隊員が現場に駆けつけた時、トンネルの中の一酸化炭素の濃度が外よりも高かったという。
東北中央自動車道は、福島県の相馬地方を起点に山形県の内陸部を通り、秋田県の横手地方に至る全長268kmの自動車専用道路で、現場はこのうち、来月4日に開通する予定の福島市と米沢市を結ぶ区間にある。
出典
『道路工事現場で作業員3人倒れる』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055101171.html
10月25日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ライトバンのエンジンや発電機が作動したままで、一酸化炭素中毒の疑いがあり、警察が原因を調べている。
福島河川国道事務所によると、本線のトンネルにつながる作業用通路を通路側からふさぐ工事の担当で、当時は3人とも車内にいたとみられる。
出典
『<東北中央道>作業用通路で一酸化炭素中毒か、3人搬送 福島・飯坂』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171025_63024.html
10月28日付で朝日新聞山形版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
照明用の発電機を動かしていたが、換気が不十分だったために、一酸化炭素の濃度が上昇したとみられる。
2017年10月22日付で毎日新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時半ごろ、渋川市北橘町真壁の地下にある取水トンネルで、清掃作業中の男性3人が意識もうろうの状態となり、救急搬送された。
うち1人が意識不明の重体。残り2人は軽症。
県警は、一酸化炭素中毒の可能性もあるとみて調べている。
県警によると、作業していたのは、沼田市の土木作業員のTさん(男性、68歳)と吉岡町の会社員の男性(50)、安中市の土木作業員の男性(73)の3人。
このうちTさんが意識不明の重体。
トンネルは地下6~7m。
ガソリンなどで動く発電機につながれた高圧洗浄機を使って、内壁を清掃していたという。
出典
『一酸化炭素中毒か トンネル清掃の3人を救急搬送 1人重体 渋川』
http://mainichi.jp/articles/20171022/ddl/k10/040/017000c
10月23日10時34分に産経新聞からは、Tさんが死亡したなど、下記趣旨の下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県警は、23日までにTさん(68)が搬送先の病院で死亡したと明らかにした。
一酸化炭素(CO)中毒の疑いがあり、死因を詳しく調べる。
県警によると、Tさんは20日午後、トンネル内に発電機を置き、高圧洗浄機を使って清掃作業をしていた際に意識がもうろうとなり、搬送された。
一緒に作業をしていた男性2人も軽症。
出典
『トンネルで清掃中に重体、作業員の男性が死亡 群馬 一酸化炭素中毒か』
http://www.sankei.com/affairs/news/171023/afr1710230025-n1.html
(2018年3月24日 修正1 ;追記)
2018年3月23日19時17分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、渋川市にある地下トンネルの中で、換気を十分しないままガソリンを燃料とする発電機を使い、清掃作業をしていた3人が一酸化炭素中毒になり、このうち当時68歳の男性が死亡した。
前橋労基署は、この事故を調べた結果、工事を請け負っていた吉岡町の建設会社の「I組」と現場の安全管理者の51歳の工事課長が作業員の健康被害を防止する措置をとらなかったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『労災死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180323/1060001509.html
3月24日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
前橋労基署によると、社員3人がエンジン式の高圧洗浄機を使って清掃作業をする際、自然換気が不十分なのに、換気などの安全対策を講じなかった疑いがある。
2017年9月25日20時47分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月26日9時3分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県横須賀市にある海上自衛隊の基地に停泊している護衛艦「いずも」の艦内で、清掃作業をしていた作業員のほか隊員あわせて11人が一酸化炭素中毒になり、病院に運ばれた。
海自によると、全員意識はあり、命に別状はないという。
海自によると、25日午前10時半ごろ、横須賀市にある海上自衛隊横須賀基地に停泊していた護衛艦「いずも」の艦内で、汚水タンクの清掃にあたっていた民間の作業員1人が気分が悪くなったと訴えたという。
この作業員を艦の外に出そうとした別の作業員4人と自衛隊員6人も気分が悪くなり、あわせて11人が基地内にある病院に搬送されたという。
11人は一酸化炭素中毒と診断されたが、全員意識があり、命に別状はないという。
海自で、11人が一酸化炭素中毒になった原因などを調べている。
護衛艦「いずも」は、艦橋を甲板の片側に寄せた空母のような形が特徴の、全長およそ250mにおよぶ、海上自衛隊で最大級の艦艇。
現在、修理中で、今回の清掃作業もその一環として行われていた。
当時、タンク内には送風機で空気を送り込んでいたという。
出典
『護衛艦で11人が一酸化炭素中毒』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170925/0000985.html
『護衛艦「いずも」、清掃で11人一酸化炭素中毒』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170926-OYT1T50006.html
9月25日18時43分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時半ごろ、神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地に停泊中のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の艦内で、海自隊員ら11人が一酸化炭素(CO)中毒になり、病院に搬送された。
横須賀地方総監部によると、いずれも意識ははっきりしており軽症。
艦内では午前8時すぎから、民間業者がふん尿をためるタンク内の清掃中だった。
作業員1人が体調不良を訴えたため、近くにいた隊員6人と他の作業員4人が助け出そうとして、同じく気分が悪くなった。
全員が病院でCO中毒と診断された。
出典
『海自護衛艦「いずも」でCO中毒、11人軽症 横須賀基地』
http://www.sankei.com/affairs/news/170925/afr1709250023-n1.html
(2017年12月9日 修正1 ;追記)
2017年12月6日12時14分に産経新聞から、送風機を動かしていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
横須賀労基署は6日、労安法違反の疑いで、同市の清掃会社「Y社」と男性代表社員(40)を書類送検した。
書類送検容疑は、9月25日、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」のタンク内を清掃する際、携帯式送風機が停止したままガソリンエンジン式高圧洗浄機を作業員に使用させたとしている。
洗浄機の排出ガスで作業員4人と海自隊員数人がCO中毒となったとしている。
出典
『海自艦清掃事故で書類送検 作業員らがCO中毒 神奈川・横須賀』
http://www.sankei.com/affairs/news/171206/afr1712060029-n1.html
12月6日13時5分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労基署によると、男性代表社員は9月25日、護衛艦内の汚水タンクの清掃でガソリンエンジン式の高圧洗浄機を使う際、送風機を使って作業を行うなど、排ガスで作業員らが一酸化炭素中毒になるのを防ぐ措置を怠った疑いがある。
出典
『護衛艦「いずも」で清掃中にCO中毒、業者ら書類送検』
http://www.asahi.com/articles/ASKD641N6KD6ULOB00Q.html
2017年6月13日11時34分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日18時55分に和歌山新報から、6月13日18時24分にNHK和歌山から、6月15日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時ごろ、和歌山市湊の新日鉄住金和歌山製鉄所で「男性が倒れている」と119番があった。
市消防局の隊員が駆けつけたところ、男性従業員(20)が敷地内で倒れており、市内の病院に搬送された。
消防局によると、一時、意識不明となったが、同日午後2時ごろ、病院で意識を取り戻したという。
配管から漏れたガスを吸ったことによる一酸化炭素中毒の疑いがある。
警察によると、男性従業員は屋外で1人で施設の配管を点検していた。
男性従業員と無線で連絡が取れなくなったことから同僚が不審に思い捜しに行って、倒れているのを発見したという。
製鉄所によると、敷地は約470万m2。
現場は平成21年に火入れを行った新第一高炉で、事故当時は同高炉の定期補修が終わり、作業員3人で立ち上げ作業を行っていたという。
男性従業員は、12日午後11時から勤務していた。
高炉の近くの屋外で倒れており、配管内には一酸化炭素など有毒な成分が含まれているという。
警察が、詳しく原因を調べている。
出典
『新日鉄住金で従業員が意識不明 一酸化炭素中毒か 和歌山製鉄所』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130031-n1.html
『配管点検中に作業員意識不明 新日鐵住金』
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/06/20170613_70296.html
『製鉄所で従業員倒れガス中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044212321.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、高さ20mほどはあろうか、大きな塔のようなものが6本固まって立っていて、そのてっぺん付近にある円筒状のダクト?の側の作業床上に、数人の人が集まっていた。
2017年4月22日17時50分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、世田谷区玉川のパン店の従業員から、「一酸化炭素中毒かもしれない。2、3人が具合が悪い」と通報があった。
警察などによると、当時、店は開店準備中で、パン窯から一酸化炭素が発生したとみられ、30代から40代の従業員ら4人が病院に救急搬送された。
4人の命に別状はないという。
10日ほど前には、同じ世田谷区内の別のパン店でも、開店準備中に窯から一酸化炭素が発生したとみられ、従業員が救急搬送されている。
出典
『世田谷でパン店の従業員搬送 窯からCO発生し中毒』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000099216.html
4月22日8時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区玉川1丁目のパン店で、30~40代の男性従業員4人が体調不良になったと119番通報があった。
消防によると、パン店は開店準備中でガス釜を使用しており、店内からは高濃度の一酸化炭素が検出された。
4人とも救急搬送されたが、全員意識があり、命に別条はないという。
11日早朝には、世田谷区代田の別のパン店でも4人が体調不良で救急搬送され、調理スペース内から一酸化炭素が検出されていた。
出典
『パン店で従業員4人体調不良 一酸化炭素検出』
http://www.asahi.com/articles/ASK4Q2Q0YK4QUTIL003.html
※以下は、4月11日に起きた同種事例。
(2017年4月11日11時54分 テレビ朝日)
11日午前7時前、世田谷区代田のパン店から「一酸化炭素中毒の疑いがある」などと、従業員の119番通報があった。
警察などによると、店内では従業員6人が働いていて、20代から50代の男女4人が倒れたりめまいがするなどして、病院に運ばれた。
全員、意識ははっきりしていて、命に別状はない。
当時、店は開店前の準備中で、パン生地を発酵させる窯から一酸化炭素が発生した疑いがあるという。
店は1日にオープンしたばかりで、警察が、一酸化炭素中毒が発生した原因などを詳しく調べている。
出典
『世田谷のパン店で4人倒れ搬送 一酸化炭素中毒か』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000098382.html
(2017年4月11日9時14分 朝日新聞)
11日午前6時50分ごろ、東京都世田谷区代田1丁目のパン店の従業員女性から、「店で従業員4人が倒れている」と119番通報があった。
警察や消防によると、調理スペースにいた20~50代の店長と従業員の男女計4人が病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
調理スペース内のパン生地を発酵させる機械から一酸化炭素が検出されているという。
出典
『パン店で一酸化炭素中毒か 男女4人が搬送』
http://www.asahi.com/articles/ASK4C2RZTK4CUTIL003.html
2017年3月30日21時28分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月31日7時1分に産経新聞から、3月30日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時40分ごろ、仙台市宮城野区の東北電力新仙台火力発電所で、26歳と49歳の男性作業員2人がアンモニアガスを吸って気分が悪くなり、病院に運ばれた。
警察などによると、1人が嘔吐し、もう1人が目に違和感を訴えたが、いずれも意識はあるという。
別の作業員が119番通報した。
新仙台火力発電所はLNGを原料としていて、アンモニアは、LNGを燃やした際に出る排ガスに含まれる有害物質を分解するために使っているという。
東北電力によると作業員は、点検のため空にしたタンクの中で作業をしていたが、配管で結ばれた別のタンクからアンモニアが流れ込み、ガスを吸ったとみられるという。
東北電力は、配管の弁が何らかの原因で開いていたとみて調べている。
タンクローリーから貯蔵タンクにアンモニアを入れる作業もしていたという。
一方、周辺に設置されたアンモニアの濃度を調べる機械の数値に変化はなく、周辺にアンモニアガスは漏れていないという。
出典
『別のタンクからアンモニア流入か』
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170330/5144671.html
『アンモニア吸い2人搬送 新仙台火力発電所で点検中』
http://www.sankei.com/region/news/170331/rgn1703310007-n1.html
『<新仙台火力>アンモニア吸入2人搬送』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170330_13064.html
(ブログ者コメント)
〇「配管の弁が何らかの原因で開いていたとみて調べている」と報道されている件、本当だろうか?
弁を閉めただけでは、シート漏れなどでガスが流入する恐れがある。
タンク内部に人が入る場合は、タンクにつながるアンモニアや窒素などの配管に仕切り板を入れる、あるいはダブルバルブを閉めてブロック&ブリードするなどの方法をとっていると思うのだが?
〇アンモニアは毒性ガスだ。
十分な安全対策をとっていれば問題はないのだが、それでも、今回のような万一の事態を考え、隣接するタンクの片方に人が入り、片方にアンモニアを受け入れるという作業日程の、どちらかをずらせなかったのだろうか?
2017年3月26日21時1分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月26日16時57分にNHK熊本から、3月26日19時47分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前8時頃、熊本県苓北町都呂々のビニールハウスで、近くの農業男性(87)と妻(86)が倒れているのを家族が見つけ、119番した。
救急隊員らが駆け付けたが、すでに2人とも死亡していた。
警察によると、死因は一酸化炭素(CO)中毒。
消防によると、ビニールハウスには一酸化炭素が充満していたという。
警察は、最後に目撃された25日夕から夜にかけて死亡したとみている。
ビニールハウスは奥行き10m、幅5mで、夫婦が稲の苗床を作る作業場として使っていた。
入り口付近に置かれた金属製バケツに木炭を燃やした跡があり、2人は暖をとっていたらしい。
ハウスでは換気は行われておらず、警察は、2人が閉めきった状態で木炭を燃やしたことが原因ではないかとみて、詳しい状況を調べている。
現場は、天草空港から南西におよそ8kmの山あいの地域。
出典
『農業用ハウスで80代夫婦死亡…一酸化炭素中毒』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170326-OYT1T50074.html?from=ycont_top_txt
『CO中毒か ハウスで2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005027321.html
『ビニールハウスで夫婦がCO中毒死 熊本』
http://www.news24.jp/articles/2017/03/26/07357402.html
(ブログ者コメント)
〇3社中、2社が「木炭」、1社が「木材」と報じていたが、本ブログでは多数決で「木炭」と記載した。
〇日テレ映像によれば、奥行き10mということで、さほど大きくは感じられないビニールハウスだ。
〇ワカサギ釣りのテント内とか、先日も紹介した「かまくら」内でのCO中毒はタマに報道されることがあるが、ビニールハウス内での事例は珍しい。
そこで、ビニールハウス内での事例が他にないか調べたところ、炭火が原因ではないが、以下の事例が見つかった。
ご参考まで。
『ビニールハウス内に発生した一酸化炭素で中毒』
(職場のあんぜんサイト;厚労省)
「発生状況」
事業者は所有する約5ヘクタールの農地で、三つ葉等の野菜を生産している。
三つ葉は、3年前より栽培をしており、ビニールハウス(38m×5.4m×2.6m、アーチ状)で、冬期にはハウス内を暖房しながら栽培をしていた。
このハウスは栽培箇所と収穫した三つ葉の加工箇所に区分されている。
災害はビニールハウスの栽培箇所で発生した。
災害当日の作業は午前7時ごろから始まった。
栽培箇所では事業者が三つ葉の収穫作業をしていた。
午前10時ごろ事業者は室内の温度調節用温風器の設定温度を5度から12度に変更するため温風器(油燃焼方式)のサーモスイッチを切り替えたとき、ドカンという音がして煙突が飛び、ハウスの天井に当たりビニールを破った。
事業者は温風器の運転スイッチを停止にして、煙突の補修をして再び温風器を作動させたところ、煙突の継目から黒い煙が発生した。そこで温風器は停止させた。
その後修理を外部に依頼し、修理を終え、午後5時に再び温風器の運転スイッチを押した。
午後6時30分に事業者は胸が苦しくなり、その他の者も、頭痛、風邪症状、嘔気を訴えた。
一酸化炭素中毒を疑い近医を受診し、一酸化炭素中毒と診断された。
休業者数5人。
「原因」
1.排気煙突内に取り付けられた断熱材が、温風器のバックファイヤーの爆風ではがれ落ち煙突内を閉塞し温風器が不完全燃焼し、一酸化炭素ガスがハウス内に充満したこと。
2.バックファイヤーの原因はメーカー指定の配線方法等を実施していなかったこと。
3.作業者に、作業の安全または衛生に係る事項について教育を行っていなかったこと。
「対策」
1 ハウス内は密閉度が高いため、換気設備を稼働させ新鮮な空気を取り入れ一酸化炭素中毒を防止すること。
2 温風器の据付に際して、メーカー指定の安全な配線方法を行い、トラブル防止対策を実施すること。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=000805
2017年3月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6503/
第2報は下記参照
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6918/
(2017年3月26日 修正3 ;追記)
2017年3月18日付で山口新聞から、現場責任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月17日13時46分にNHK山口から、3月18日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
下松署は17日、換気装置の点検など安全確認をせず、換気が不十分なまま作業をさせたとして、事故当時の現場責任者だった元請け会社「S社」の男性社員(60)を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
同署によると、容疑を認めているという。
容疑は、換気装置の作動状況の点検やトンネル内のCO濃度の測定などを怠り、換気が不十分な状態で作業員に作業をさせた疑い。
同署によると、事故当時、坑内にはエンジン式発電機やコンプレッサー、水中ポンプなど計21台の機材が持ち込まれ、うちガソリンが燃料の発電機4台と水中ポンプ1台、軽油で動くコンプレッサー5台の計10台を稼働させていた。
出入り口に換気用の送風機を2台設置していたが、動かしていたのは1台だけで、男性は、装置を点検していなかったうえ、CO測定器や酸素マスクを持ち込まず、濃度やトンネル内の風量を一度も測定していなかった。
男性は、作業現場が約1.5kmと出入り口から近かったため、「半分程度の換気で十分だろう」と判断。
「工期に間に合わせることで頭がいっぱいで、安全管理がおろそかになっていた。換気装置さえ稼働していれば、事故になることはないだろうと、軽く考えていた」と供述しているという。
病院に搬送された9人に後遺症などはなく、昨年11月27日までに全員退院した。
工事を発注した県企業局は、今月14日に事故検証報告書を公表した。
県は17日、S社に対し、3月21日から4月20日まで1カ月間の指名停止とすることを決めた。
出典
『元請け社員を書類送検 下松トンネルCO中毒事故』
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0318/10.html
『下松トンネル事故で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064803241.html
『業過傷害疑いで男性書類送検 下松CO中毒事故』
(2017年11月16日 修正4 ;追記)
2017年11月13日19時29分にNHK山口から、対策を取って1年ぶりに工事が再開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月13日20時0分にYAHOOニュース(テレビ山口)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故からおよそ1年となる13日に、施工業者を変えて工事が再開された。
作業員たちはトンネルへの入り口で一酸化炭素濃度を測定して安全を確認したうえで、マスクなどを携えてはしごで中に入っていった。
今回の工事から、一酸化炭素の発生を抑える対策として、中に入る作業用の軽トラックを10台から3台に減らしたほか、一部の発電機の使用をやめてリチウム電池を使った蓄電器で動く発電機に切り替えたという。
出典
『事故のトンネルで工事再開』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065575311.html
『下松・トンネルCO事故工事再開』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000003-tysv-l35
2016年11月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6503/
(2017年3月23日 修正2 ;追記)
2017年3月14日付で読売新聞九州版から、県企業局が検証報告書を公表したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月15日付で山口新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
工事を発注した県企業局は14日、受注した建設会社「S社」(山口市)が厚労省の「建設業における一酸化炭素中毒予防のためのガイドライン」の留意事項をほとんど実施していなかったとする検証報告書を明らかにした。
厚労省の指針では、作業中は継続的にCO濃度を測定し、送風機の風量を使用前に確認するよう定めている。
報告書は、建設会社の現場代理人が指針の存在を知らず、濃度測定や送風機の風速測定などを怠ったと指摘し、送風機の管がトンネル内に届いていないなど、換気効果が不十分だったことが、事故の一因になったと結論づけた。
また、作業中は発電機などCOが発生する機械が使われていたが、事故が発生した場合の避難や連絡に関しての作業員への説明もなかったという。
事故当時のトンネル内のCO濃度は最大500ppmだったとみられるが、COが充満したことについて、「当時の換気効果は、本来の30%程度しかなかったと推定できる」と指摘。
送風機の換気能力が不十分だったことなどを原因にあげた。
再発防止策としては、設計、施工計画、作業時の各段階で指針が守られているかどうかを県が業者に確認し、山口労働局と連携して安全講習を実施することなどを挙げた。
出典
『受注会社「CO中毒予防指針守らず」、下松トンネル事故で県が検証報告書』
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20170314-OYS1T50060.html
『国の予防指針、守られず 下松トンネル事故、県企業局が報告書』
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0315/4.html
3月15日14時1分に産経新聞westからは、下記表現の記事がネット配信されていた。
県企業局が検証報告書をまとめたことが、15日、分かった。
工事を受注した建設会社が、厚労省の指針にある留意事項を実施していなかったなどとする内容。
県企業局の聞き取り調査に、業者側は、現場監督も指針を知らなかったと回答したという。
出典
『山口のトンネル一酸化炭素中毒、業者が指針順守せず』
http://www.sankei.com/west/news/170315/wst1703150065-n1.html
(ブログ者コメント)
厚労省のガイドラインは下記参照。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/hor/hombun/hor1-39/hor1-39-11-1-0.htm
県企業局の報告書は下記参照。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a40100/kohsui/tokuyamajiko/jikohoukoku.html
報告書(本編)の記載ポイントは以下のとおり。
〇CO濃度測定器は車に置いたままで、1度も測定せず。(22ページ)
〇事前計算結果、700m3/分の換気量が必要と判明。それには送風機2台が必要。
しかし工事時に送風機1台分のダクトが間に合わなかったため、300m3/分の1台のみで換気。(22ページ)
〇そうしたのは、3年前に同じトンネルを工事した際、300m3/分の1台で10km区間を換気して問題なく、今回の区間は1.5kmだったから。
〇トンネル内では、工事区間外の部分と吸気ダクト挿入口をブルーシートで目張りし、送風機1台でトンネル内の空気を吸引。図では、ダクトは奥までは入っていない。(5ページ図解)
〇ブルーシートは構造物に設置された釘などに掛け、下部を土のうで押さえてある程度。
坑内の密閉性は高くなく、計画通りの換気効果が得られなかったと考えられる。(35ページ)
〇会社は、工事ごと該当するガイドラインを徹底している。(22ページ)
〇会社として、この工事は4回目。3年前の工事ではCOなど測定している。
今回の現場代理人は、その時、サブとして配置していたので、大丈夫と思っていた。(22ページ)
〇施工計画書ではCOとO2濃度を午前と午後に測定し記録するとなっていたが、事故当時は測定も記録もされていない。(40ページ)
〇CO濃度が上昇するという認識が低かった。(主語不明、22ページ)
〇今回の工事は過去の工事と工事内容が異なるため、これまでよりも多くの発電機やエンジンコンプレッサーを使用していた。(41ページ)
〇事後検証として、風速1m/分から0m/分まで何ケースかに分け、トンネル内CO濃度の経時変化を計算している。(45ページから)
2017年3月4日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6841/
(2017年3月17日 修正1 :追記)
2017年2月26日付と2月27日付の中日新聞紙面に、元請けは有機溶剤入り塗料の使用を認めたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防の担当者によると、3人が倒れていたのは、地下を延びてきた農水管が安藤川をまたぐため、地上に垂直に折れ曲がるL字形の底の部分。
垂直部分の高さは4.5mあり、救急隊員が中に入った時には、管内の上方から縄ばしごが掛かっていた。
管への出入り口は、そこから川へ向かって27m延びたところにあり、近くに換気のための送排風機が置いてあった。
管の内部は塗料のシンナーの臭いが強くしたため、先行した隊員が酸素ボンベ3本を開放。
酸素濃度や可燃性ガスの有無を調べてから、救助にあたった。
また、現場に止まっていた工事車両の荷台に有機溶剤入りの塗料が積んであり、元請け業者に確かめたところ、設計通りの塗料を使っていなかったことを認めた。
(2017年7月28日 修正2 ;追記)
2017年7月25日付で毎日新聞中部版から、乾燥が早いトルエン含有塗料を勝手に使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警西尾署は25日、工事の元請け会社の社員で現場監督の男(58)=西尾市=を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
また、作業主任でトルエン中毒で死亡した下請け会社の男=名古屋市南区、当時61歳=も業務上過失傷害容疑で書類送検した。
送検容疑は2月25日、県が発注した西尾市小島町での農業用水管の塗装工事で、作業効率を上げるため、人体に有害なトルエン含有の塗料を適切な届け出や安全対策を取らずに使い、トルエン中毒で男性作業員1人を死亡させ、2人に軽傷を負わせたとしている。
同署によると、県は塗料について人体に無害なものの使用を指示していたが、男2人は乾燥の早いトルエン含有のものに勝手に変更していたという。
事故当時、作業員3人は地下3mの管の内部で作業中だったが、換気設備を設けていなかった。
出典
『愛知・西尾の用水管死亡事故 現場監督らを書類送検 業過致死傷容疑』
https://mainichi.jp/articles/20170725/ddh/041/040/008000c
7月26日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場監督は塗料の変更を了承し、適切な届出と労働者の安全管理を怠った疑いがあり、死亡した作業員は塗料の変更を申し出て現場監督から了承を得たものの、換気設備の設置などの安全対策を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いが持たれている。
現場監督は容疑を認めているという。
2017年2月26日2時34分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日22時20分に朝日新聞から、2月26日9時23分にNHK東海NEWS WEBから、2月26日18時14分にCBCニュースから、2月27日12時42分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時すぎ、愛知県西尾市の安藤川沿いで、農水管内部で男性3人が倒れているのが発見され、病院へ搬送後、一人の男性の死亡が確認された。
警察によると、事故があったのは西尾市小島町の安藤川沿いの農業用水を流す農水管の内部で、さび止めの塗装作業中に男性3人が倒れていたのを現場監督の男性が発見し、119番通報した。
3人は病院へ搬送されたが、名古屋市南区の自営業Iさん(男性、61歳)の死亡が確認された。
他に49歳の男性が意識不明の重体で搬送されたが、その後、会話ができるまで回復したという。
もう一人の49歳の会社員は、意識がもうろうとしているが、軽傷という。
警察などによると、農水管は直径約1mで、地下から垂直に突き出して地面の1.5mほど上で直角に曲り、そばにある川の上を渡る構造で、3人は垂直部分の地下3mのあたりで倒れていたという
警察によると、消防隊が送水管に入った時、中でシンナーのようなにおいがしていたという。
県の西三河農林水産事務所によると、近くにとめてあった工事用車両の荷台に有機溶剤の「トルエン」が含まれる塗料の缶が置いてあり、塗装に使われた疑いがあるという。
県では、有機溶剤は揮発性が高く吸い込むと有害なことから、換気がしにくい今回の送水管の工事では使わないよう、発注の仕様書で指示していたという。
警察は、事故の原因や安全管理に問題がなかったかなどを調べている。
出典
『農水管内でさび止め塗装 1人死亡1人重体』
http://www.news24.jp/articles/2017/02/26/07355107.html
『さび止め塗装作業中、3人倒れ1人死亡 愛知・西尾』
http://www.asahi.com/articles/ASK2T6DGBK2TOIPE00Q.html
『送水管で倒れ1人死亡1人重体』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170226/4246501.html
『愛知・西尾の送水管作業事故で実況見分』
https://hicbc.com/smart/news/detail.asp?cl=c&id=00042F6D
『揮発性高い有機溶剤で塗装か』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170227/4264151.html
2月25日23時18分に読売新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
3人は、同日午前8時半から、管の中でさび止めのための塗装作業をしていた。
発見時、地中2~3mの管の底部に折り重なるように倒れており、救急隊員らが約2時間半かけて順次ロープで引き上げ、病院に搬送した。
管の中は、強いシンナー臭がしたという。
3人とも、作業が終わる時間にもかかわらず姿が見えないことから、現場監督の男性が管の中をのぞいたところ、倒れているのを見つけたという。
出典
『農業用水管で塗装作業中、男性3人が死傷…愛知』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170225-OYT1T50095.html
2月26日0時16分に中日新聞からも、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
警察によると、3人は南区の同じ塗装店に勤務。Iさんが代表を務めている。
25日午前8時半ごろに作業を始め、現場監督は、しばらくして別の仕事のため、その場を離れた。
監督が戻った時、3人がいなかったため管の中に入ると、中で折り重なるように倒れていたという。
塗装作業は、愛知県西三河農林水産事務所が発注した。
作業は、水を抜いた状態で行われていた。
出典
『農水管塗装中に1人死亡 西尾、1人重体』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017022590195655.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、空気呼吸器を装着した消防隊員が、川の上を渡っている配管部から配管内部に入っていた。
作業員の方も、同じところから配管内部に入ったと思われる。
とすれば、直径1mの狭い管の中、それも配管内に入ったところから4~5mほど下に立ち下がったそのような窮屈な場所で、3人が一緒に作業していたとは考え難い。
1人が中毒で倒れ、助けに行った人も次々と・・・という可能性も考えられる。
2016年8月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6172/
(2017年2月21日 修正2 ;追記)
2017年2月14日17時57分に産経新聞westから、換気扇8台のうち吸気用2台が故障していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月14日9時44分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルを修正した)
複数ある換気扇の一部が壊れた状態で実習を続けていたことが、14日、経産省九州産業保安監督部(福岡市)への取材で分かった。
同部は、故障で換気が不十分になった可能性があるとみている。
同部によると、実習室には換気扇が計8つあり、室内の空気を外に出す4つは全て動いていたが、外気を取り込む4つのうち2つが壊れていたため、室内の気圧が低くなっていたとみられる。
当時、窓を閉め切ったままガスオーブンを加熱しており、オーブンのダクトを通って排出されるはずのガスが、気圧低下の影響で室内に逆流した可能性が高いという。
ガスオーブンには、故障などはなかったという。
出典
『調理実習室、換気扇が故障 15人手当ての宮崎・門川高』
http://www.sankei.com/west/news/170214/wst1702140055-n1.html
『換気扇故障し排気ガス逆流か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063891811.html?t=1487104605763
(2017年9月16日 修正3 ;追記)
2017年9月13日6時42分にNHK宮崎から、再発防止として警報器2台設置など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発生からおよそ1年が経過し、学校は12日夜、保護者向けの説明会を開き、およそ40人が参加した。
説明会は非公開で行われ、学校によると、外から空気を取り込む換気扇のうち2つが故障し、換気が不十分だったということで、消防や経産省の指導を受けて、安全に授業を行う環境を整えたことを説明した。
具体的には、故障していた換気扇を取り替えたほか、一酸化炭素の発生を知らせる警報器2台を設置したという。
そのうえで、今月下旬から実習室での授業を再開する方針を示した。
2年生の生徒の母親は、「学校がしっかり対応してくれたことがわかり、安心して子どもを通わせることができる」と話していた。
門川高校の奥平教頭は、「今後、機器が作動するかを最終的に確認をしたうえで、実習を再開する。安全管理を徹底したい」と話していた。
出典
『門川高校 実習室の使用再開へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063881741.html
2017年2月13日19時47分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時40分ごろ、室蘭市仲町にある三菱製鋼の子会社、「三菱製鋼室蘭特殊鋼」の工場で、鋼材の製造過程で発生する粉じんを回収する作業を行っていた下請け会社の社員の男性(41歳)が倒れているのを、同僚が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、その後、死亡が確認され、警察が遺体を詳しく調べたところ、硫化水素による中毒症状で死亡した疑いがあることがわかった。
警察によると、粉じんを回収する作業では、人体に有害な化学物質を取り込まないように薬品が使われるということで、警察は、男性が使う薬品の種類を誤って中毒になった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『製鋼会社で男性死亡 薬品中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170213/3884921.html
2017年2月1日付で朝日新聞但馬版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊岡市城崎町の市営上山住宅(鉄筋コンクリート4階建て)の改修工事で、請負業者がガス給湯器の吸排口を誤って塞いだため、30日夜、入居者の1歳男児が一酸化炭素中毒で救急搬送された。
男児は翌日に退院し、意識はしっかりしているという。
同市が31日、発表した。
市建築住宅課によると、業者が外壁の塗装をするため、30日昼に養生シートを施した。
同日午後8時ごろ、入浴後の男児が、一時、意識がはっきりしない状態になり、救急搬送されたという。
吸排気口が塞がれていたため、風呂の給湯器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生したらしい。
同住宅には13戸が居住。7部屋は空き部屋になっている。
市は、居住者がいる部屋には養生をしないよう指示していたが、業者が間違えたという。
1月31日21時16分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男児は市内の病院に一時入院し、回復したという。
同市によると30日午後8時ごろ、同住宅の一室で、風呂から上がった男児が不自然にうとうととした様子を見せ、母親が119番した。
男児以外の家人に異常はないという。
同住宅は昨年11月から屋根などを工事しており、工事の請負業者が男児がいた部屋を空き室と間違えて、30日、外壁塗装のため、部屋のガス給湯器の吸排気口をシートで覆ったことが原因とみられる。
市建築住宅課は、「安全確認などを徹底し、再発防止に努める」とコメントし、住民にも近く説明するという。
出典
『工事ミスで1歳児一酸化中毒 兵庫・豊岡の市営住宅』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-00000013-kobenext-l28
2017年2月1日付で毎日新聞兵庫版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊岡市は、31日、市が発注した市営上山住宅(城崎町上山)の外壁・屋根改修工事に関連し、同住宅の1歳男児が一酸化炭素(CO)中毒で救急搬送されたと発表した。
市によると1月30日、請負業者が外壁塗装工事のため、住宅内の部屋のガス給湯器の給排気口をシートで覆った。
その後、住人が風呂に湯をためる際、不完全燃焼で一酸化炭素が発生し、部屋にいた男児が眠気におそわれた。
午後8時ごろ119番通報で病院に運ばれたが、31日に退院したという。
他の家族に異常はなかった。
市は、給排気口をシートで覆うのは空き室のみと決めていたが、業者が空き室と間違えてシートを使ったという。
業者は豊岡市内の建設会社。
市は、再発防止策として、住人がいる部屋の給湯器の給排気口はシートで覆わないよう徹底するとしている。
出典
『CO中毒 豊岡の市営住宅、男児が救急搬送 工事影響』
http://mainichi.jp/articles/20170201/ddl/k28/040/407000c
2013年6月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。(修正2もこちらに転載)。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2943/
(2014年8月22日 修正2 ;追記)
2014年8月21日8時48分にNHK長崎から、警察が書類送検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
清掃作業は、この旅館の経営会社で、福岡県に本社を置く「Y社」の53歳の担当者が安全管理の責任者を務めていたが、警察は、当時、この責任者がタンク内に硫化水素が充満していることを予想できたにも関わらず、従業員にマスクをつけさせたり、タンクの外に監視のための人を配置したりするなどの必要な安全管理を怠ったとして、20日、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033943131.html?t=1408659128770
2014年8月20日20時21分に朝日新聞長崎版から、労基が書類送検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
島原労基署は20日、硫化水素の特性を十分理解していない従業員に、基準値以上の硫化水素が充満する温泉タンクの清掃をさせたとして、旅館を経営する「Y社」と元管理課長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG8N5J9KG8NTOLB00J.html
(2016年12月26日 修正3 ;追記)
2016年12月20日付で長崎放送から、死亡した2人の遺族に対する計約1億円の賠償支払い判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月20日付で長崎文化放送から、12月20日22時34分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した男性2人の遺族が旅館側を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、長崎地裁は、旅館側に約1億円の支払いを命じる判決を言い渡した。
訴えを起こしていたのは、死亡した、当時59歳と35歳の男性従業員の遺族。
訴状によると、事故当時、タンク内には硫化水素が発生する可能性があったにもかかわらず、旅館側は、危険性について必要な指導を行わなかったほか、立入禁止などの対策を取らなかったとして安全配慮義務違反を訴え、当時59歳の男性の遺族が約5540万円、当時35歳の男性の遺族が約7350万円の、総額1億1200万円の損害賠償を求めていた。
20日行われた判決言い渡しで、長崎地裁の田中裁判長は、「硫化水素の有毒性や危険性を正しく理解させる説明や立ち入り禁止の明確な指示もしておらず、被告の安全配慮義務違反の程度は著しいものである」などとして遺族の訴えを認め、旅館側に、2人の遺族あわせて約1億円の支払いを命じた。
この事故をめぐり、同社と旅館の安全管理者は労安法違反の疑いで書類送検され、14年12月に、それぞれ罰金10万円の略式命令を受けた。
出典
『事故で判決』
https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/detail/?$dai=0
『硫化水素で2人死亡 旅館側に損害賠償命令』
『硫化水素事故で従業員死亡、温泉旅館側に1億円賠償命令』
http://www.asahi.com/articles/ASJDN4WVJJDNTOLB00K.html
2016年12月16日21時6分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスレンジの火力調整作業が原因で一酸化炭素中毒になったとして、東京都の50代女性が、家庭用品の輸入販売会社「T社」(同)に約1900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、16日、東京地裁であった。
松村裁判長は、「作業が原因の不完全燃焼で一酸化炭素中毒になった」と認め、同社に約620万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は2006年、自宅の米国製ガスレンジの火力が弱かったために、輸入販売元の同社に調整を依頼。
同社の従業員がノズル交換などで火力を強めたが、その後、女性に頭痛や吐き気などの症状が出て、10年に一酸化炭素中毒と診断された。
判決は、ノズル交換で送り込まれる空気が不足し、不完全燃焼が起きたと認定。
同社や従業員が、ガス機器の専門家として「万が一にも不完全燃焼を発生させない義務があったのに怠った」とした。
同社は取材に対し、「判決の中身を承知しておらず、現時点ではコメントできません」としている。
出典
『ガスレンジ調整後に一酸化炭素中毒 販売会社に賠償命令』
http://www.asahi.com/articles/ASJDJ5TPFJDJUTIL04V.html
(2017年9月12日 修正1 ;追記)
2017年9月7日21時18分に朝日新聞から、2審で逆転判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ガスレンジを修理した際の部品交換が原因で一酸化炭素中毒になったとして、東京都の50代女性がレンジの輸入販売元「T商事」(東京都)に約1900万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が7日、東京高裁であった。
大段裁判長は、同社に約620万円の支払いを命じた一審・東京地裁判決を取り消し、女性の請求を棄却した。
高裁判決によると、女性は2006年、自宅に備え付けられた米国製ガスレンジの火力が弱かったため、同社に調整を依頼。
ノズルの交換で火力は強くなったが、女性は10年に一酸化炭素中毒と診断された。
16年12月の一審判決はノズル交換で不完全燃焼が起きたと認定し、同社に賠償を命じた。
だが、高裁は「交換後、しばらくは問題なかった。(中毒発症までに)同社以外の業者も調整している」と指摘。
「同社のノズル交換で不具合が生じたとは断定できない」と結論づけた。
出典
『「ガスレンジ修理で一酸化炭素中毒」 控訴審で請求棄却』
http://www.asahi.com/articles/ASK976753K97UTIL02W.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。