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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202412101830分にNHK宮城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午後1時40分ごろ、仙台市青葉区荒巻にある東北大学の研究施設、「未来産業技術共同研究館」で、「化学実験中に化学反応が起きて煙が出た」と建物の管理人から消防に通報がありました。

消防車両17台とヘリコプター1台が出動して消火作業にあたり、煙はおよそ40分後に消し止められましたが、警察によりますと、30代の大学職員の男性に薬品がかかり、両足にやけどを負うなどのけがをしたということです。

大学によりますと、当時、職員は研究室で化学薬品を使った実験中で、何らかの原因でビーカーが割れて薬品が体にかかったということで、警察が詳しい状況を調べています。

東北大学では先月24日にも研究室で延長コードから煙が出て消防車両16台が出動する騒ぎが起きています。

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20241210/6000029682.html

 

12101611分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、リン酸と黄リンを使った実験をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消防によりますと、キャンパス内にある未来産業技術共同研究館の2階で、リン酸と黄リンを使った化学実験を行っていたところ、煙が充満したということです。

消防からポンプ車など16台が出て消火にあたり、火は約40分後に消し止められました。

消防によりますと、30代の男性職員が仙台市内の病院に運ばれましたが、当時、会話ができる状態で意識はあったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/81bc1ee534135b7e3be34c1ab354a22e10bed81d  

 

1210168分にYAHOOニュース(宮城テレビ)からは、実験していた研究員は薬品をこぼしたと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察と消防によると、10日午後1時半過ぎ、「実験中に物質同士の化学反応が起きて発火し、煙が出ている」と建物の管理人から通報があったという。

消防がポンプ車など18台を出して消火にあたり、火は約35分後に消し止められた。

当時実験を行っていた30代の研究員の男性が液体の薬品をこぼしと話しているという。

男性は両足を火傷し、市内の病院に搬送されたが、意識がある状態で命に別状はないという。

東北大学生:
「煙かわからないけど2階から上がっていた」

警察と消防が詳しい原因を調べている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5c78667060fc736d78179f43d243b1700b9d98e6  

 

 

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20241129627分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

名古屋市千種区の名古屋大学で1129日未明、実験中に装置が爆発する事故があり、学生1人が軽いケガをしました。

消防によりますと午前3時半すぎ、千種区不老町の名古屋大学の研究所で「実験中に装置が爆発した」と学生から通報がありました。  

消防16台が出動し対応にあたり、大きな火事などには至りませんでしたが、この事故で、実験にあたっていた男子大学生1人が指に軽いケガをしました。  

爆発があったのは超高圧電子顕微鏡室で、当時エタノールや硫酸ナトリウム、圧縮酸素などを扱っていたということで、警察と消防が爆発に至った経緯をくわしく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/494734401b835921ca8ae85daa8bcc1b7b3705ee

 

11月29日16時4分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、かける電圧を間違えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午前3時半すぎ、名古屋大学東山キャンパスの研究施設「超高圧高温発生装置室」で装置が爆発したと消防に通報があり、20代の男子大学院生が指に軽いケガをしたほか、施設の窓ガラスが割れました。  

男子大学院生は、エタノールや硫酸ナトリウムなどを混ぜて実験をしていたとみられ、「かける電圧を間違えた」などと説明しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc2fadb9de282da710941a45ecf140ec56c3265 

 

  

 

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20241126557分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡県久留米市の小学校のグラウンドにある遊具から児童が転落し、腰の骨を折っていたことが分かりました。

久留米市教育委員会によりますと、7日、市内の小学校のグラウンドにあるはしご状の遊具で遊んでいた児童が、つかんでいた高さ1.6メートルほどの横棒が回転したはずみで手を放して地面に落ち、腰椎(ようつい)を骨折する重傷を負いました。

経年劣化によって棒の固定部分が緩んでいたことが原因とみられます。

去年12月の定期点検で異常はなく、事故を受けての調査で他2校の市立学校でも同じ種類の遊具で劣化が確認されました。

教育委員会は「管理に瑕疵(かし)があった」とし、児童側に損害賠償金として治療費を支払う方針です。





https://news.yahoo.co.jp/articles/77fb2c0a1d238864496801b2d3d5987f8db90ce4

 

 

 

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20241120日付で伊賀タウン情報ユーから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

三重県名張市教育委員会は1120日、記者会見を開き、同日朝に市立名張小学校(丸之内)で小学6年生の男子児童が校庭のシーソーなどに催涙スプレーを噴射し、近くにいた他の児童7人が救急搬送された事案について説明した。

同市教委によると、男子児童はこの日、父親が1年前にインターネットで購入し、かばんに入れていた催涙スプレーを無断で自宅から学校に持参。

午前8時ごろに友人の5年生児童に見せて話をする中で「におってみな」などと言いながらシーソーや教室の引き戸などに噴射した。

男子児童や友人の5年生児童には症状が出なかったが、その後、知らずにシーソーで遊んだり、教室の引き戸に触ったりした他の児童9人が目の痛みなどを訴え、うち4年生の男女3人と6年の女児1人が救急搬送された。

同校の廣岡校長によると、男子児童が使った催涙スプレーのボトルは「USA」や「PEPPAR」などと全て英語で書かれていた。

男子児童が催涙スプレーだと認識していなかった可能性もあるという。

救急搬送された7人は全員、軽傷と診断された。

6人は治療後に授業に復帰し、1人はアレルギーがあるため大事を取って自宅で静養したという。

今後の対応について、西山教育長は「人権があるので持ち物検査は差し控えたいが、児童が不要物を持ってこないよう保護者へ啓発したい」と話した。

市教委は同日夜に学校で緊急保護者説明会を開き、保護者へ経緯を説明する。

スクールカウンセラーの派遣も県教委に要請しており、21日以降に子どもたちの心のケアを進める。

https://www.iga-younet.co.jp/2024/11/20/97206/

 

11211632分にメーテレからは、催涙スプレーは非殺傷武器だが関税法上は武器など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日、三重県名張市の小学校で、6年生の男子児童が遊具などに催涙スプレーを吹き付け、児童7人が救急搬送された事故。

販売の実態や所持する際に気をつけなければいけないことは――。

「校庭のシーソーのまわりにはコーンが置かれていて利用が制限されています」(記者)

「びっくりしました。小学校で起きると予想していなかった」(名張小学校の保護者)

20日、三重県名張市の名張小学校で6年生の男児が催涙スプレーをシーソーや教室のドアに吹き付け、近くにいた4年生と6年生の児童7人が目の痛みを訴え、救急搬送される事故がおきました。

防犯対策として学校など常備されることもある催涙スプレー。

いわゆる“護身用品”の正しい使い方などを普及・推進する日本護身用品協会の寺田会長に聞きました。

「日本に輸入されている催涙スプレーの99%OCスプレー。
トウガラシの刺激成分を抽出して、それを水で薄めて使っているスプレーが大半。
スタンガンとか催涙スプレーも含めて、全部自分でテストします。
催涙スプレーはもうたまんない、のたうち回るよ。
刺激は水で洗うと取れるんですよ。
そのヒリヒリ感とかそういうのは、1時間から2時間すると引いてくる」

■催涙スプレーなど護身用品の販売・所持に関する明確な規制はない

本来、犯罪の危険から身を守るための催涙スプレー。

現在、日本では、催涙スプレーなど護身用品の販売・所持に関する明確な規制はなく、インターネット通販でも手に入れることが可能です。

寺田さんはその状況に警鐘を鳴らし、協会が認定する販売店では「譲渡の禁止」や「管理の徹底など」の誓約書とあわせ免許証の提示を独自に義務付けているといいます。

「催涙スプレーは非殺傷武器だけど、基本的に関税法上も武器です。
ちゃんと覚悟と決心がないと買ってはいけない道具。
子どもが簡単に触れるようなところに置いておくこと自体が間違っている」
(寺田会長)

今回の名張市の児童は父親が購入し、かばんに入れていたものを勝手に持ち出し使っていました。

■持ち歩きは違法?

使い方や持ち歩き方次第では犯罪に触れる可能性もあると、『ドデスカ+』のコメンテーター、三輪弁護士は指摘します。

「催涙スプレーは人の体に、害を加えることができるものであると言えるので、催涙スプレーを隠して携帯すると、正当な理由がない場合は、軽犯罪法に抵触する可能性がある程度になります。
今回(名張市)のケースでいうと、器具に吹き付けてその器具を触ったり、近くにいた児童が目の痛みを訴えたということで、暴行の故意はないと思う。
そもそも小学生は刑事責任能力がないので、当然犯罪は成立しません」
(三輪記子弁護士)

ただ、刑事責任にならなくても、重症で治療日数がかかる場合などは、慰謝料や治療費の負担が生じる可能性もあると言います。

そのうえで、三輪弁護士は催涙スプレーそのものではなく使い方の問題だと主張します。

「例えば包丁の方がやっぱり危険だが、包丁を売るなという話にはならない。
取り扱いの注意を家族内でしっかりすることが大事かと思います」
(三輪弁護士)

https://www.nagoyatv.com/news/?id=027472

 

 

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2024117211分に朝日新聞から下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

兵庫県西宮市立小学校に通っていた女児が校庭の遊具から転倒しけがをした事故をめぐり、女児側が西宮市に約750万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が7日、大阪高裁であった。

嶋末裁判長は、遊具を安全に使うための指導を学校が怠ったと認めて市に約400万円の支払いを命じた、一審・神戸地裁尼崎支部判決を支持。
市側の控訴を棄却した。

支部判決によると、遊具は、盛り土で作られた高さ約4メートルの山の斜面にコンクリートが張られ、滑り台などがつけられたもの。

20214月、当時小学1年生だった女児が休み時間中に、遊具の頂上から歩いて降りる際、転倒して左大腿(だいたい)骨を骨折した。

高裁判決は、遊具は本来滑り台として降りるものだが「児童による利用の態様は画一的でなく様々だった」と指摘。

手すりや衝撃吸収材がなく、「立って降りることを禁じるなどの措置を講じるべきだった」とした。

原告の両親は判決後、「賠償責任を認めていただき、暗闇に光が差した。西宮市には、ほんの少しでも児童に寄り添う気持ちを持っていただけたらと願っている」とコメントした。

市教育委員会の担当者は「しっかりと受け止めたい。ただ、判決文が届いていないため、詳細なコメントは控える」とした。

https://www.asahi.com/articles/ASSC73DZ9SC7PIHB015M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

 

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2024118613分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午前1140分ごろ、唐津市内の小学校で理科の授業中に塩酸がこぼれ、6年生の児童2人の足首と教師の顔、手の甲にかかった。

うち児童1人は直径5センチほどの範囲が一時赤くなったが、他の児童と教師に腫れや痛みはないという。

市教育委員会によると、塩酸のにおいを調べる実験が理科室で行われ、教師が各グループの机に濃度35%の塩酸の瓶を持って回った。

教師が教卓に戻る際、足が延長コードに引っかかり転倒。

弾みで塩酸約30ミリリットルが外に飛び出した。

児童2人に靴下の上から塩酸がかかったため、靴下を脱がせて薬品を洗い流して応急処置を行い、病院を受診。

足首が一部赤くなった児童は塗り薬と飲み薬の処方を受けた。

実験では希釈した塩酸を使う予定だったが、においがあまりしなかったため希釈前の塩酸を使った。

市教育委員会は全ての市立小中学校に注意喚起の通知を出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d8f1f98186af9d1cbc3fd49dfaaa0307dbdd3df

 

1181012分に毎日新聞からは、教師を含め3人に塩酸がかかったが治療を受けたのは1人だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

持っていた瓶から塩酸約30ミリリットルが飛散し、担当教諭の顔と手の甲、近くに座っていた児童2人の足首に靴下の上からかかった。

塩酸がかかった児童2人は病院で受診し、1人は足首が直径5センチほど赤くなる軽傷を負った。

もう1人は異常は見当たらないと診断を受けた。

担当教諭に特段の異常はなかった。

https://mainichi.jp/articles/20241108/k00/00m/040/029000c 

 

1172029分にNHK佐賀からは、教員向けの指導書では希釈して使うことになっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

当時、授業では塩酸の臭いを確かめる実験が行われていて、教員向けの指導書では、塩酸は希釈して使うように定められているということですが、臭いがあまり感じられなかったことから、教員の判断で希釈せずに使用していたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20241107/5080018334.html 

 

11月7日19時18分に佐賀テレビからは、児童全員ゴーグルを着けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

児童全員がゴーグルなど防具を身に着けていましたが、唐津市教育員会は塩酸を扱う際には注意するよう各小学校に通知したということです。

https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2024110718249

 

(ブログ者コメント)

〇延長コードは何の目的でどのように置かれていたのだろうか?
調べてみたが情報は見つからなかった。

〇こういった事例は以前から起きている。
ブログ者の現役時代も、会議室などで延長コードを使う場合には、丸めず伸ばした状態でガムテープ固定していた。

 

 

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20241018190分にYAHOOニュース(宮城テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県教育委員会は、小学校に勤務していた講師の教員免許が失効したことに気付かず、この講師が約3か月授業を続けていたと発表した。

宮城県教委によると、宮城県内の小学校で勤務していた講師は「教員臨時免許」の有効期限が今年7月に失効していたが、発覚する前の109日まで授業を続けていたという。

「臨時免許」は3年の有効期限があり、失効前に県教委の事務所が更新を促す必要があるが、今回 期限の確認を怠り更新を促さなかったという。

失効が発覚した翌日からは、別の教員が授業を担当しているという。

県教委では「臨時免許」の有効期限を緊急点検したが、他に同様の問題はなかったという。

また、講師を任用する際は、必要な免許の保有状況と有効期限の確認を徹底するなど再発防止に努めるとしている。

なお、「臨時免許」は、失効しても手続きをすれば再度取得することができるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/16eaec3e1db06fbda689de3389d45f193dc2bb49

 

1019110分に朝日新聞からは、41日から1115日までの期間限定で採用されていたが免許有効期限は718日までだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県教育委員会は18日、仙台教育事務所管内の小学校で学級担任をしていた女性講師の「臨時免許状」(臨免)が失効していたと発表した。

失効して2カ月以上が過ぎて発覚し、女性講師は失職。

学校は19日に保護者説明会を開くという。

臨免は、正規の教員免許状を持たない人に3年の期限付きで発行される。

教員不足が深刻化する中、臨免で教える教員は各地で増えている。

今回の女性講師は、育児休業に入る教員の代わりとして今年41日に採用された。

期間は1115日までだったが、臨免の有効期限は718日までだった。

通常なら仙台教育事務所や教委側が更新手続きを促す必要があったが、怠っており、109日になって同事務所が期限切れに気づいたという。

一方、県教委は、臨免が失効した719日以降の授業については「適切に実施されている」とし、補講などを実施する予定はないとしている。

県教委は、仙台市立をのぞく県内市町村立学校と県立学校で教えている講師の臨免の有効期限を緊急点検したが、ほかに失効していた事例はなかったとしている。

https://www.asahi.com/articles/ASSBL4222SBLUNHB00CM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n  

 

 

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20249202127分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日午前9時半すぎ、川崎市の百合丘小学校で理科の授業でアンモニア水など水溶液の性質を確かめる実験を行っていた際、6年生の児童8人が「頭が痛い」とか「気持ちが悪い」などと訴えました。

このうち3人はすぐに体調が回復しましたが、残る5人は症状がおさまらなかったため、教員や保護者と一緒に病院に行って手当てを受けました。

現在はいずれの児童も体調は回復しているということです。

実験は教室の窓を開けて換気をしながら行われていましたが、教員が試験管よりも容量が大きいボトルに入ったアンモニア水のにおいを児童に嗅がせたところ、体調不良を訴える児童が相次いだということです。

学校は理科の実験のしかたや妥当性を再検討して、再発防止に努めることにしています。

川崎市教育委員会学校教育部指導課は、「複数の児童が体調を崩す事態を招き、申し訳ありません」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240920/1050022196.html

 

920日付で市の教育委員会からは、試験管では無臭と感じたため容量の大きいボトルの蓋を開けて嗅がせた、エアコン再稼働によって臭気が循環したなど、下記趣旨の報道発表資料が公表されていた。

・・・

(3)経過

9:00 理科室にて授業開始(参加児童27名)。稼働していた
        エアコンを停止

9:15 実験開始。実験の一環として児童が試験管内の液体の
        臭いを嗅ぐ。

9:35 エアコン再稼働

9:45 授業中に児童らが異臭による体調不良を訴える。
        それぞれ自力歩行で保健室来室

10:00 3名が体調回復

10:15 授業者から校長に報告

10:20 1名が嘔吐

11:00 校長が学校医に相談

11:10 校長が麻生区・教育担当に第一報

11:35 麻生区・教育担当指導主事が当該校に到着し、児童らの
          様子を確認

11:40 養護教諭が当該児童らの保護者に連絡

12:15 体調不良児童5名のうち1名は保護者とともに医療機関
          へ、残り4名は教員とと もに医療機関へ向かう。

15:00 体調不良児童5名とも血液検査の結果異常なく、体調が
          回復したため順次帰宅

(4)原因(現時点までの調査)

小学6年理科の単元「水よう液の性質」の実験で、5種類の水溶液の性質を確かめる実験を行っ た。

水溶液を入れた試験管内の液体では児童らは無臭と感じたため、授業者が容量のより大きいアンモニア水(適切な濃度)が入ったボトルの蓋を開けて臭いを嗅がせたことや、エアコンを再稼働したため臭気が室内に循環した可能性があることが考えられる。

・・・

https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/cmsfiles/contents/0000169/169635/0920houdou.pdf  

 

 

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20249131750分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

13日午前10時すぎ、山口市小郡下郷の市立小郡中学校の教頭から、「生徒が理科の実験で発生した塩素ガスを吸い込んだ」と消防に通報がありました。

消防と警察が現場に駆けつけたところ、理科の実験をした1年生29人のうち、男女8人の生徒が、せき込んだり、吐き気を訴えたりしていて、いずれも市内の病院に搬送されました。

8人はいずれも軽症だということです。

警察によりますと、実験は40代の男性教諭が行い、市販の塩素系漂白剤に薄めた塩酸を混ぜて塩素ガスを発生させることを実演するもので、その様子を生徒が見ていたということです。

また、小郡中学校の教頭によりますと、当時は、塩素の性質を学ぶ授業を行っていたということです。

警察が詳しい状況を調べています。

今回の事態について、山口市教育委員会は、「実験で塩素系の漂白剤に薄めた塩酸を混ぜて有毒な塩素を発生させたことは不適切だと考えている」とコメントしました。

文部科学省教育課程課によりますと、中学校の教科書には、「塩素系の漂白剤と塩酸を混ぜてはいけない」と記載されているということです。

そのうえで、山口市の中学校の授業の実験の際の詳細な状況についてはわからないものの、「気体の発生や特性を学ぶ授業で『決して混ぜるな』と注意喚起されているものを使い、塩素ガスのような有毒な気体を発生させる実験は想定していない」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20240913/4060021183.html 

 

9131923分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、教員が生徒を呼び寄せ塩素の色や臭いを示した、一部の窓を開け換気扇を使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校や警察によりますと13日午前9時ごろ、山口市の小郡中学校で1年生29人が理科の授業で塩素を発生させる実験を見学した後、複数の生徒がひどい咳や吐き気を訴えました。

午前1020分ごろ、学校が消防に「理科の実験で体調不良者がいる」と通報し、生徒あわせて8人が市内の病院に救急搬送されました。

実験では教員が生徒29人を呼び寄せ、市販の液体漂白剤と希釈した塩酸を混ぜて塩素を発生させ、その色やにおいを示したということです。

1年生で習う理科の内容ではなかったものの、教員がこれまでにも行っていた方法で実験を行ったということです。

理科室の一部の窓は開け、換気扇は使っていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a09d8a9c1b0f4ef660ab8ed0c7192c393ffb7e00 

 

913日付で山口朝日放送からは、集気びんの中に塩素を発生させた、冒頭情報とは異なり、この実験は学習指導要領に従い、これまでも実施されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

小郡中学校によりますと、1年生29人が気体の性質を学ぶ授業で、40代の理科の男性教諭が市販の漂白剤と薄めた塩酸を混ぜて集気びんの中に塩素を発生させました。

この実験は学習指導要領に従い、これまでも実施されていて、生徒たちは塩素の色や臭いを確認しました。

病院に搬送された8人はいずれも症状は軽く、既に帰宅したということです。

https://www.yab.co.jp/news-list/202409133868 

 

913175分にFNN PRIME(テレビ西日本)からは、授業終了後、40分後に体調不良を訴え始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校では、生徒29人が午前9時過ぎから理科室で授業を受けていて、塩素ガスを発生させる実験を行っていました。

実験中、窓を開けて換気していたということですが、授業が終わって約40分後に、生徒たちが体調不良を訴え始めたということです。

https://www.fnn.jp/articles/-/758567

 

 

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20249121613分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12日午後050分ごろ、京都市西京区の市立桂東小学校の教員から「理科の実験中に気化した塩酸を吸って多数の児童が気分不良を訴えている」と119番通報があった。

市消防局や市教育委員会によると、児童9人がのどや目の痛みなどの体調不良を訴え、救急搬送された。
全員意識はあるという。

京都府警西京署によると、当時、6年生24人が理科の授業で塩酸のにおいを確認する実験をしていたという。

過呼吸の児童もいたが回復し、症状の重い児童はいないという。

https://www.asahi.com/articles/ASS9D1RR2S9DPLZB00BM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

9121333分にYAHOOニュース(ABCニュース)からは、ビーカーに入れた希釈塩酸を試験管に移して嗅ぐ実験をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

京都市消防局などによりますと、午前1140分ごろ、理科室で塩酸のにおいを嗅ぐ実験をしていたところ、小学6年生の児童が相次いで目やのどの痛み、せきなどの症状を訴え出したということです。  

男子児童6人、女子児童3人のあわせて9人が病院に搬送されましたが、全員軽症とみられます。  

ビーカーに入れた薄めた塩酸を試験管に移してにおいを嗅ぐ実験をしていて、女性の教師が1人で授業にあたっていたということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ec52fa49c7f01141270e7012c966d489edcd7c61 

 

9121748分にNHK京都からは、9人はばらばらな場所にいた、塩酸などの水溶液の違いを比べる実験だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

搬送された9人は一か所にいたのではなく、ばらばらな場所にいたということです。

京都市教育委員会によりますと、桂東小学校で行われていた授業は、小学6年生の理科で学習する「水溶液の性質」という内容で、塩酸のほか、薄めたアンモニアなど、水溶液のにおいや見た目の違いを比べるという内容です。

文部科学省では、理科の実験中に児童や生徒が搬送されるケースが全国的にみられることから年に2回、都道府県の教育委員会などに理科の授業での薬品の扱いに十分注意するよう呼びかけているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20240912/2010020958.html 

 

9121723分にFNN PRIME(関西テレビ)からは、臭いを嗅いだ後、徐々に気分不良を訴え始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

当時、小学校ではアンモニアと塩酸のにおいの違いを確かめる実験が行われていて、においを嗅いだ後、徐々に児童が気分不良を訴え始めたということです。

https://www.fnn.jp/articles/-/757967 

 

9121930分にmBS NEWSからは、窓は閉め切られていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

教室では当時、冷房を付けて窓を閉め切っていたとみられていて、警察は学校側から話を聞くなどして状況を調べています。

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240912/GE00060426.shtml

 

(2024年9月28日 修正1 ;追記)

20249261954分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、薄い塩酸ではにおいがしなかったため教員が濃い塩酸をスポイトで試験管に足していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)

京都市西京区の桂東小で理科の実験中に児童9人が気分不良となり救急搬送された事故で、誤って濃い塩酸を扱うなど学校側の安全対策に不備があったことが26日までに分かった。

事故は12日、6年の1クラス24人が塩酸のにおいを確かめる実験をしていた時に発生した。

児童9人が気分不良を訴えて搬送され、うち2人は1日入院した。  

市教委によると、最初、児童は試験管に入れた薄い塩酸を用いて実験していたが、児童から「においがしない」との声が上がったという。

このため、教員が濃い塩酸をスポイトで試験管に足していたところ、児童が次々に目やのどの痛みを訴えた。

塩酸から塩化水素が発生したとみられ、せきをしたり、過呼吸になったりした児童もいたという。

理科室の換気や防護眼鏡の着用も徹底できていなかったといい、

市教委は「においの感じ方には個人差があるため、塩酸を濃くする必要はなかった」として、市立小全校に注意喚起の通知文を出した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e67da3ec0c94d180177892658e14e7239a74094 

 

 

  

 

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20249112214分に上越妙高タウン情報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日(月)、上越市内の小学校で食物アレルギーのある低学年の児童1人が給食終了後に症状を発症し、緊急搬送されたことがわかりました。

この日の給食には、かきたま汁が提供されましたが、この児童には卵を除去した食事が提供されていて、現時点で給食によるアレルギーの誤食事故ではないとみられています。

上越教育委員会によりますと、9日の給食終了後の午後055分ごろ、当該児童の左肘が同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたということです。

児童が学級担任に触れたことを申し出て、児童の左肘を流水で洗い、保健室に連れて行きました。

その後、学級担任は保護者に連絡。

児童の体に症状が表れ始めたため、児童は内服薬を服用しエピペンを注射。

学校職員が救急搬送を要請し、午後239分に救急搬送されました。

この日は様子を見るために入院しましたが、翌日10日(火)に退院。

10日と11日は学校に不安があるため欠席したということです。

教育委員会では、アレルギー症状が発症した要因は、この児童の左肘が、同級生のかきたま汁が入っていた食器に触れたことによるものみており、食器はかきたま汁が飲み干されていたのか、一部残っていた状況かを確認中だということです。

状況の確認検証が終わり次第、改めて情報提供をする予定だということです。

https://www.joetsu.ne.jp/261618 

 

912630分に朝日新聞からは、自分の食器を片付けて席に戻った際にかきたま汁が入っていた食器に触れた、市教委ではアレルギー食材が給食に使われた際は黙食を指導しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

市教委によると、搬送されたのは9日午後の給食終了後。

児童は卵に対するアレルギーがあり、午後055分ごろ、食器を片付けて席に戻った際に、同級生のかきたま汁が入っていた食器に左ひじが触れた。

水道で洗い流すなどしたが、約1時間後に湿疹の症状が現れた。

連絡を受けて駆けつけた母親が内服薬を飲ませ、症状を緩和する自己注射「エピペン」を打ち、午後240分ごろに救急搬送された。

市教委の担当者は「誤食ではないケースで、あまり例を聞いたことがない」と話す。

市教委では通常、アレルギー食材が給食に使われた際は、口から飛ぶなどした食材がアレルギーのある子どもに触れないように黙食を指導しているという。

https://www.asahi.com/articles/ASS9C4FDCS9CUOHB00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

914182分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、学校は5分以内に判断して内服薬を飲ませるというマニュアルがあったのに、それに従った対応をしていなかった、上越市では去年の給食アレルギー事故を受け研修会などを開いていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

児童は発疹やかゆみが出たものの、学校側はすぐに薬を飲ませておらず、約1時間後に駆けつけた保護者が薬を飲ませたものの、児童に軽いせきの症状が出ていたことからエピペンを注射。

児童はその後、市内の病院に運ばれたという。

上越市のマニュアルでは「軽度のかゆみなどの反応があれば、5分以内に判断して内服薬を飲ませる」とされているが、マニュアル通りに対応していなかったことが明らかとなった。

上越市では去年10月にも給食を食べた児童が救急搬送されるアレルギー事故が発生。

このときも対応の遅れが指摘されていたことから、教職員を対象にした研修会などを開き、対策を強化していた。

今回、救急搬送された児童はすでに退院しているが、のどの腫れが続いていて、登校できていないという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/713230c73bb44297da49fa020e0246fc174a8ae7 

 

913日付で上越タウンジャーナルからは、搬送時の症状について保護者は学校側の説明と違い重篤だったと話している、内服薬もエピペン注射も救急車要請も全て保護者が対応した、保護者はこれまで皮膚についただけでは症状はでていないと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

市教委は今回、搬送当時の児童の症状について「重篤な状態ではなかった」としているが、保護者は「重篤なアナフィラキシーショックを起こしていた」としているなど、双方の認識も食い違っている。

・・・

児童は卵成分を除いた除去食の給食を食べ終わった後、手を洗いに行って教室に戻ったら、同級生のかきたま汁の食器が自席に置いてあり、左肘が食器に触れたという。

■市教委の発表内容(時系列)は次の通り(全文ママ)

・・・

■事実と異なる発表 緊急対応はすべて保護者

市教委の発表では、症状が現れ始めたのは午後210分頃とされている。

保護者によると、午後120分頃に担任から電話を受けた際、児童が首をかゆがっていると伝えられたという。

さらに約30分後の午後2時前に保護者は学校に電話し、再度、症状を確認。

その際に児童本人と直接電話で話したときにもかゆみを訴えていたという。

その後午後2時頃、保護者は学校に到着。

保護者が確認したところ、全身にじんましんが広がっていたため、主治医に電話で指示を仰ぎ、内服薬を飲ませた。

その後、児童は腹痛を訴え、声もかすれてきたことから午後230分頃、保護者がエピペンを注射し、教職員に救急車を呼ぶよう依頼したという。

保護者の説明を市教委発表の時系列に追加すると、次のようになる(赤字が保護者の認識。黒字は市教委の発表)。

・・・

■マニュアル無視 保護者「1時間以上放置された」

上越市のマニュアルでは、児童がアレルギー原因物質に触れた可能性を認識した場合、まず人を集めてエピペンと内服薬を持ってくるように指示する。

5分以内に緊急性が高い症状か否かを判断し、緊急性が高い場合はただちにエピペン注射、そうでない場合は内服薬を飲ませるか保健室へ移動させ、5分ごとに症状を判断して、軽度のかゆみなどの症状があれば内服薬を飲ませ、一定の症状の場合はただちにエピペン注射することになっている。

今回のケースでは、学校は午後120分頃にかゆみの症状を認識しているにもかかわらず、内服薬を服用させていない。

服用させたのは保護者で、少なくとも50分が経過している。

内服薬もエピペンも学校にあったが、いずれも使用したのは学校の職員ではなく、保護者だった。

エピペンの使用は、発症から1時間以上経っていた。

さらに保護者によると、救急車についても、保護者が職員に呼ぶように依頼したという。

保護者は「救急搬送先の医師からは『エピペンの使用があと少し遅ければ命の危険があった』と言われた。学校で子どもは1時間以上放置された」と話している。

■誤食ではないのか?

また、保護者は「これまでの経験から、皮膚についただけではアナフィラキシーは起きない」と、皮膚への接触が原因とする市教委の発表に疑問を呈している。

https://www.joetsutj.com/2024/09/13/034000 

 

 

 

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202495日付で毎日新聞京都版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午前835分ごろ、城陽市寺田の市立寺田南小学校から「殺虫スプレーを使用中、児童が体調不良を起こした」との119番通報があった。

のどの痛みや吐き気、頭痛を訴えた4年生15人(男6人、女9人)が救急搬送されたが、全員軽症だという。

市教委によると、午前85分ごろに担任が教室内でハチを見つけ、備え付けの殺虫スプレーを使用。

窓と扉は開いていたという。

当時は始業前で、搬送された中には隣のクラスの児童も含まれていた。

他の児童は別の教室に一旦退避し、消防が安全を確認。

休校の措置などはとらなかった。

本田・学校教育課長は、「殺虫剤使用の際の量や換気に関する注意点を、教育現場で共有する」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20240905/ddl/k26/040/181000c

 

 

 

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2024713日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13993/

 

(2024年9月10日 修正2;追記)

2024831190分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

内容的には、ほぼ第1報とかぶっているが、よくまとめられた記事だと感じたので、紹介する。

高知市で今年7月、小4男児が水泳の授業中に亡くなった。

小学校のプールが設備故障し、近くの中学校で授業を行っていた。

824日に開かれた事故検証委員会では、当日のプールは男児の身長よりも水深が深く、事故以前にも死亡男児を含め3人の児童が溺れかけていたことが明らかになった。

関係者が「何度も立ち止まる機会があった」と悔やむ今回の事故。

なぜ防げなかったのか。

 

■足のつかないプール

事故は75日に起きた。

市教委によると、当時のプールの水深は1141325センチ。

亡くなった男児の身長は1138センチで、一番浅いところでも足がつかない状態だった。

水中で足がつかないというのは、大人でも恐怖を覚える環境だ。

市教委は専門家らによる検証委員会を設置、

824日に初会合が開かれた。

会合は冒頭以外は非公開で進められたが、そこで示された事故の経緯や当日の状況などをまとめた資料からは、情報共有の不備と現場の危機意識の欠如が浮かびあがる。

資料などによると、6月上旬に被害男児の通っていた長浜小のプール濾過(ろか)ポンプの故障が発覚。

修理に時間を要するとして、13年は近隣の別の小学校、46年は事故現場となった南海中で授業を行うことを長浜小の校長が提案した。

校長らが南海中のプールを現地調査したところ、満水時には最大水深140センチになるが、65日の計測では深いところで120センチ程度と、長浜小と同じだった。

市教委は「水深が長浜小と変わらない」との報告を受け、安全性が確保できるとして、南海中のプール使用を決定。

長浜小は保護者に対し、連絡文書で「南海中のプールは、水深1214メートルですが、水を浅く張っているため長浜小のプールの深さ(10メートル~12メートル)とあまり変わりありません。尚、細心の注意を払い水泳指導を行います」と通知した。

南海中のプールを使った初めての授業は611日に行われた。

校長はプールの水位が10センチ程度上がっていることを確認。

21日も満水になっていたが、教員らは「苦手な子は浅いところにいること」などと注意喚起し、授業を強行した。

この日、今年度初めての水泳授業を受けた被害男児は、最も浅い場所で浮きの練習をしていたが、水面が頭の上だったため、教員1人が「半分付きっきりで対応した」という。

また、バタ足練習では被害男児を含め3人が教員に救い上げられる場面があり、校長に「溺れかけた児童がいる」と報告したという。

 

■空白の10

そして事故が起きた75日を迎える。

授業は23時間目に行われ、4年児童36人が参加した。

教員2人が指導にあたり、教頭1人がプールサイドで監視していた。

授業は午前1010分から体操、シャワーと進む。

教頭によると、被害男児は水慣れの前に「怖い」と言っていたという。

授業が進み、泳ぎの得意なグループと苦手なグループに分かれたのは午前1042分ごろ。

教員1人がプールサイドを歩いている被害男児を目撃している。

そして、午前105254分ごろ、児童の「先生」と呼ぶ声を聞いた教員2人がプールサイドに引き上げられた男児を確認したが、すでに意識不明だった。

教員がプールサイドで確認してから約10分の間に溺れたとみられる。

 

■「水位変化、考え及ばず」

水位変化などを受け、授業中止を判断できなかったのか。

検証委員会のあと、取材に応じた松下教育長には報道陣から質問が相次いだ。

松下教育長は、中学校での授業実施については「長浜小と水位が同じということで安全と判断した」と説明。

授業実施の段階で水位が高くなったことについては「調査後に水を足していて、それ自体は水質管理上適切だったが、その後水位が変化することに考えが及ばなかった」と釈明した。

「いずれにせよ、立ち止まる機会は何度もあった」と後悔をにじませた松下教育長。

検証委は年度内を目標に報告書を取りまとめる予定だ。

検証委の委員長を務める中内功弁護士は、「原因と再発防止策を検討するためにも、事故が発生した経緯をしっかり解明することが重要だ」と話していた。

 

■「危機意識が不十分」

安全教育学が専門の桐蔭横浜大スポーツ教育学科の井口成明教授に聞いた。

プールの水深に明確な基準はないが、全く泳げない児童なら身長の半分ぐらいが適切で、足がつかない状態はありえない。

本来なら泳力別にグループを分け、底に踏み台を沈めたり腕浮輪を使うなどの対策が必要だった。

監視の目も不十分で、児童が恐怖を覚える環境で授業を進めたのは危機意識が不十分と言わざるを得ない。

水泳教育は水の危険から身を守るすべを身に付ける学習で、児童を危険にさらすのは本末転倒だ。

学校現場は、水泳授業の基本的な安全対策の在り方をしっかりと研修し実践する必要がある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8cf8bfbc58ee2e89f509ec16a8b50943c147685e  

 

 

 

 

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20248291841分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道・道東の根室高校の校舎内に大量のカビが発生し、複数の生徒が体調不良を訴えていたことがわかりました。

高校は現在、臨時休校となっていて、職員らによるカビの除去作業が続いています。

夏休みが明けて、本来であれば授業が再開しているはずの教室。 2024年8月29日、生徒の姿はなく、アルコールを使っていすや机の清掃作業が行われていました。

校内には、送風機や除湿機、合わせて30台を設置、昼夜を問わずに換気が続けられています。

(根室高校 木部教頭):
「結露からカビが出てくると。(床が)びしゃびしゃになっていますので、生徒も危ない。そういうことできのうから臨時休校」

(武田記者):
「こちらの窓枠には、上から下までびっしりとまだら模様のカビが残されています。手前の窓枠が膨張して開かないため、ふき取る作業ができない状況」

8月は平均湿度が連日80パーセントを超え、蒸した日が続いた根室。

まちはきょうも、視界がきかないほど霧が立ち込めていました。

根室高校は現在、外装工事でシートに覆われ、建物内の風通しが悪く、お盆期間の数日間は閉め切った状態が続きました。

その結果、8月15日に、校舎全体にカビが広がっているのが見つかったのです。

(木部教頭):
「外装の工事もしているので、いつもと違って風通しが悪い。ことしは特に根室も湿度が高いのもあって」

根室高校ではカビの除去作業を進め、8月26日に始業しましたが、これまでに生徒4人がのどの痛みや目の充血など、体調不良を訴える事態に―。

あすまで3日間の臨時休校を余儀なくされました。

(木部教頭):
「まずはこの3日間でできるかぎりのことをしたい。安心して学校に通学できる体制を全力でととのえているのでご理解いただければと思っている」

根室市は、9月1日まで自習スペースとして市内の施設の空き部屋を無料開放。

29日、早速、高校生が勉強に励んでいました。

(高校3年生):
「頑張らないといけない時期なので勉強しないといけないけど、学校を使えないのは辛い」

(高校3年生):
「先生に聞きたいこと聞けないので大変ですけど、きれいになると思うので、それまで頑張ります」

来週から定期試験を控える根室高校。

いまは業者も加わってカビの除去作業が続いていて、来週から授業を再開する予定だということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d75ae61865b460d9e896ec3ffe0c3b93ed4e853f 

 

8281058分に読売新聞からは、道東沿岸は夏場に温かく湿った空気が寒流の親潮で冷やされ霧が発生しやすい、カビ発見後に教職員や生徒が自主的に清掃したが除去しきれなかったなど、下記趣旨の記事がシートで覆われた校舎の写真付きでネット配信されていた。

北海道根室市の道立根室高校は校舎内にカビが大量に発生したため、28日から3日間、臨時休校する。

専門業者に依頼し、休校中にカビの除去と清掃を行う。

カビは教室や廊下の壁のほか、机や椅子、上履きにも及んでおり、夏休みで校舎を閉鎖していた15日に見つかった。外壁の塗装工事のため校舎をシートで覆っていたため、湿気がたまり発生したとみられる。

根室市など道東沿岸は、夏場に暖かく湿った空気が寒流の親潮で冷やされ霧が発生しやすい。

例年はお盆明けには涼しくなるが、今夏は蒸し暑さが続いていた。

カビ発見後、教職員や生徒が自主的に清掃し、夏休みが明けた26日に始業したが、天井などは除去しきれず、結露も悪化したため、生徒の健康に配慮して休校を決めた。

木部教頭は、「清掃はほとんど終わったが、今後のことを考えて、休校して環境を整えたい」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240828-OYT1T50075/

 

 

 

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2024851432分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前8時前頃、静岡市清水区の小学校で「服と左足の膝まで、プールのろ過装置に挟まっている」と、動けなくなった女性本人から消防に通報がありました。

消防や学校によりますと、夏休み期間中は少年団にプールを貸し出していて、保護者の40代の女性がプールを使用する準備のために、機械室で塩素を入れようとしたところ、ろ過装置のモーターに服が巻き込まれ、動けなくなったということです。

当時、女性の娘が一緒にいました。

女性は自分で119番通報し、駆けつけた救急隊が服をハサミで切ったあと、女性は病院に運ばれました。

病院に運ばれたとき、女性は会話できる状態だったということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3674d0dec56b5e7ffc220ef5e733e2ee822ff59

 

(ブログ者コメント)

この保護者女性はプール準備の専任者?
それとも当番制?
いずれにせよ、塩素剤投入を含め、どの程度、安全について教育を受けていたのだろうか?

 

 

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20247291844分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後6時前、大村市森園町にある大村工業高校で、「実習棟の2階の部屋から煙が出ている」と学校の関係者から消防に通報がありました。

通報を受け、消防が駆けつけましたが、およそ10分後に鎮火が確認されたということです。

警察によりますと、煙が出ていたのは実習棟の2階にある実験室で、薬品などが燃えていたということです。

高校では、29日日中に実験室でワックスを作る実験をしており、片づけをしたあとしばらくたってから実験室の火災報知器が鳴り、煙が出ているのを確認したということです。

警察によりますと、この火事でけがをした人はいないということです。

警察は、学校関係者から話を聞くなどして、火事の原因について調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20240729/5030021467.html

 

7301119分にTBS NEWS(長崎放送)からは、オープンスクールでワックスを作る実験をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察と消防によりますと、29日午後545分頃、大村市森園町の大村工業高校の関係者から「実習棟2階の化学室から煙が見える」と消防に通報がありました。

火は10分あまりで消し止められ、けが人はいませんでした。

学校によりますと、29日は夏休み中でオープンスクールが行われ、出火した化学室ではワックスを作る実験を行ったということです。

出火当時、化学室は施錠されていて中に人はいなかったこということで、警察と消防で出火原因などを調べています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nbc/1326084?display=1#:~:text=29%E6%97%A5%E5%A4%95%E6%96%B9%E3%80%81%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C%E7%AB%8B,%E3%81%AB%E9%80%9A%E5%A0%B1%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

 

 

キーワード;自然発火

 

 

 

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20247291920分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

28日午後1時半ごろ、大阪府東大阪市の近畿大東大阪キャンパス内の大学院総合理工学研究科研究室で発火事故があり、20代の男性大学院生2人が腕などにやけどの軽傷を負った。

近大によると、2人が金属製の実験機器を可燃性の高いヘキサンやメタノールで拭き掃除をした後、別の工具の熱で早く乾かそうとして発火したとみられるという。

https://www.sankei.com/article/20240729-2RLTSKLTBNPQVE423MJ3YKLKLU/

 

729日付で同大HPには、ヒートガンを使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

令和6年(2024年)728日(日)1330分頃、近畿大学大学院総合理工学研究科の研究室において、大学院生2名が実験機器(グローブボックス(1))を清掃中、拭き掃除の洗浄剤として使用していたヘキサン(2)とメタノールが発火する事故が発生しました。

発火は瞬間的なもので延焼には至りませんでしたが、清掃を行っていた大学院生2名が火傷を負い、八尾徳洲会総合病院で治療を受けて当日のうちに帰宅しました。

1.事故概要

大学院生2名がグローブボックスの内部を清掃するために、まずヘキサンを用いて拭き、次にメタノールを用いて拭きました。

その後、早く乾かそうとヒートガン(3)で加熱したところ引火しました。

2.事故原因

可燃性の高いヘキサンとメタノールに対し、高温になるヒートガンを用いたことが原因であると考えられます。

3.怪我の程度

大学院生A:右手が度熱傷。右腕と顔・首が度熱傷。(軽度)
大学院生B:左腕が度熱傷。(軽度)

・・・

https://www.kindai.ac.jp/news-pr/important/2024/07/043232.html 

 

 

 

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20247111913分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

学校プールの水が出しっぱなしになり、多額の損害が出る事案が全国で相次いでいることを受け、文部科学省は10日、プールの管理責任を特定の教員に負わせず、組織的に管理することなどを求める通知を出した。

給水を止め忘れてプールの水が出しっぱなしになる事案は各地で起きている。

今年も6月以降、宮城、大阪、東京、石川の4都府県で、少なくとも計約400万円の損害が生じている。

昨年は川崎市教育委員会が約95万円の賠償を校長や担当の教員に求め、校長側が払った。

文科省は通知で、特定の教員が学校プールの管理を任せられ、損害賠償の責任を負う可能性がある中で働く状況は「望ましくない」と指摘。

プール管理は「必ずしも教師が担う必要のない業務」と整理されていることも紹介した。

その上で、教員の負担軽減のために、学校プールの指定管理者制度の導入や民間への委託の検討を求めた。

学校で管理する場合は、教員でない管理員の配置や、自動で給水を止めるシステムの導入、複層的なチェック体制の構築など、特定の教員に任せきりにせず、組織的な管理体制を整えることも求めた。

https://www.asahi.com/articles/ASS7C31YPS7CUTIL02DM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n

 

7111254分に毎日新聞からは、通知では損害が発生しても校長や教員に賠償を請求しないよう求めているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

全国の学校プールで教員が水を止め忘れる事案が相次いでいることを受け、文部科学省が、プールの管理体制を検討するよう求める通知を全国の教育委員会などに出した。10日付。

管理業務の外部委託など教員の負担軽減につながる対策を検討するよう求めている。

通知は「学校プールの管理業務が教師にとって過度な負担につながっている」と指摘。

指定管理制度や管理業務の民間委託、外部のプールの活用といった負担軽減策が考えられるとした。

その上で、ミスで水があふれるなどして水道代の損害が発生しても、校長や教員に賠償を請求しないよう求めている。

学校プールを巡っては、川崎市で2023年、水を出しっ放しにしたミスがあったとして市が教諭と校長に水道代の一部を請求。

今年に入っても横浜市や福島市、東京都江戸川区などでプールの水をあふれさせるミスが判明しており、一部では校長が損害の自己負担を申し出ていた。

https://mainichi.jp/articles/20240711/k00/00m/040/072000c

 

 

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2024751333分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県栗原市は4日、市立志波姫中で6月、教諭がプールの水を約31時間にわたって流し続けるミスがあったと明らかにした。

プール1杯分に相当する約600トンの水が流出し、損害額は約41万円に上るという。

発表によると、6月28日午後1時50分頃、体育を担当する教諭がプールの水温を下げようと注水を始めたが、水を止めるのを忘れたまま帰宅した。

水道使用量が増えているのに気付いた市上下水道部の職員が翌29日に同校を訪れて判明した。

市教育委員会は故意ではないとして教諭に損害賠償は請求せず、複数の教員による確認を徹底するほか、止め忘れを知らせる装置の導入を検討するとしている。

市教委教育部の菅原次長は「市民に申し訳ない。再発防止を徹底する」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240705-OYT1T50045/

 

741827分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、授業前に給水を開始したが授業後に止めるのを忘れた、市の職員は地区の水道使用量が多いことに気が付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

栗原市教育委員会によりますと、6月28日午後1時50分ごろ栗原市立志波姫中学校で、授業を控えた教諭が水温を調整するためプールに水を入れました。  

教諭は授業を終えた後も水を止めることを忘れていて、翌日午後9時ごろまでの約31時間にわたり、水が流れ続けていたということです。  

市の職員が地区の水道使用量が多いことに気が付き、発覚しました。  

今後、プールに水を入れる際は職員同士で情報を共有することや、退勤前にプールの状況を確認するなど、全小中学校で対策を徹底するとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b3aa2588339b32d10595c1841b3d6a5b0f0ba7a

 

74190分にYAHOOニュース(宮城テレビ)からは、放課後の校舎見回りの際にも気が付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

放課後の校舎の見回りの際にも気がつかず、28日午後2時から翌日午後9時まで約31時間水を出し続けていた。

市の教育委員会は、プール日誌等に注水・止水の時刻や担当者を記載することや、職員室の黒板に「プール注水中」の表示を掲げることなどを行い管理体制を強化するとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7714b90879a156e319581d0b283012580e555d7d

 

(ブログ者コメント)

使用量が多いことに気がついた職員の方、他所事例を知っていたため、学校を含む地区での使用量増加にピンときた、ということだろうか?
調べてみたが情報は見つからなかった。

 

 

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202476150分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市教育委員会は6日に記者会見し、市立長浜小学校の水泳の授業中に4年生の男児1人がおぼれて意識不明となり、その後に死亡したと明らかにした。

小学校のプールが故障して使えず、市教委の判断で、水深が十数センチ深い中学校のプールで行われていた。

原因究明と再発防止のため、第三者による検証委員会を設置するという。

市教委によると、児童がおぼれたのは5日午前11時ごろ。

直前まで同級生とプールサイド近くでバタ足の練習をしていたという。

水中に沈んでいるのを同級生が見つけ、教諭に伝えた。

教諭が人工呼吸や自動体外式除細動器(AED)による処置をしたが、意識と呼吸のない状態だったという。

児童が通う小学校のプールは水深100119センチだが、今年6月に濾過(ろか)装置の故障が判明し、使用できなくなった。このため、市教委の判断で、水泳の授業は近くの市立南海中学校のプール(水深1141325センチ)を使って行われた。

児童が見つかった周辺の水深は約130センチだったという。

水泳の授業には4年生の36人が参加し、教頭と学級担任2人の計3人で分担して指導していた。

学級担任の2人は水に入ってバタ足の指導をしていて、プール全体を見渡せていなかったという。

また、プールサイドにいた教頭は泳ぎの得意なグループを見ていて、児童がおぼれていることに気づけなかったという。

これまでの水泳の授業の様子から、児童について担任教諭は「泳力がしんどい」と校長に報告していた。

担任教諭に抱きかかえてもらって泳ぐこともあったといい、この日も担任教諭は、児童に浅いところで泳がせるなど危険がないように配慮していたという。

松下・市教育長は会見の冒頭で「ご家族、ご親族の皆様に深く、深くおわびを申し上げます」と謝罪した。

その上で、「(中学のプールを使うのではなく)他の方法を採ることができなかったか、悔やむばかりだ。しっかり検証していくのが私たちの仕事だ。責任を感じている」と述べた。

https://www.asahi.com/articles/ASS761QN4S76PLXB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n  

 

761128分に読売新聞からは、近くにいた児童2人が溺れた男児に気付きプールサイドに引き上げた、男児は水泳が苦手な児童のグループに入りバタ足の練習をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

高知市長浜の市立長浜小の4年生の2クラス36人が、近くの市立南海中学校のプールで水泳の授業を受けていたところ、男児が溺れた。

近くにいた児童2人が気付き、プールサイドに引き上げた。

男児は意識がなく、呼吸もしていない状態で、引率していた教諭が心臓マッサージをした後、市内の病院に救急搬送されたが、同日夜に死亡した。

水泳の授業は教頭と担任教諭2人の計3人が引率。

男児は十分に泳げなかったため、水泳が苦手な児童のグループに入り、プールの縁をつかんでバタ足の練習をしていた。

グループは20人で、教諭2人がプールの中から10人ずつを監視していたが、男児が溺れたことに気付かず、救助された後に状況を把握した。

男児は小柄で、溺れた場所の水深は130センチ。
同小のプールの水深(100~119センチ)よりも深かった。

長浜小では6月にプールの 濾過(ろか) ポンプの故障が判明し、水泳の授業を1~3年生は近隣の小学校で、4~6年生は同中で実施。

男児が同中で水泳の授業を受けるのは3回目だったという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240706-OYT1T50058/

 

761231分にNHK NEWS WEBからは、故障していた濾過ポンプは耐用年数20年を10年以上超えていたが財政状況を理由に更新されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

会見を開いた市の教育委員会によりますと、男子児童は小柄で十分泳げず、溺れる前に2回行われた水泳の授業で教諭に抱きかかえられる場面があったということです。

小学校のプールが使えない要因となったろ過ポンプは平成3年に設置され、耐用年数は20年だったものの、市の財政状況を理由に10年以上、更新されていなかったということです。

今年度に入ってろ過ポンプが故障していることが判明し、修理に必要な部品が調達できないことから、急きょ、中学校のプールを使用することになったということです。

高知市教育委員会は「事故の原因の一つには小学生を中学校のプールで泳がせたことにある」として謝罪し、事故の経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240705/k10014503221000.html  


 
78175分に毎日新聞からは、市は今年度の水泳授業を中止する、校長らは事前に中学校に出向きプール授業可と判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、市教育委員会は小中学校など全市立校で今年度、水泳の授業を中止することを決めた。

7日開催した臨時の校長会で、松下教育長が方針を伝えた。

市教委は今後、第三者による委員会を設置し、事故を検証する。

それを踏まえて、監視体制など水泳授業の在り方を見直す考えで、再開は来年度以降になる見通しだ。

・・・

市教委によると、長浜小の中村校長や教員が南海中に出向いてプールを確認した上で、「4年生以上の授業は可能」と判断。

市教委も了承したという。

事故当時、プールには4年生36人のほか、教頭、学級担任2人の計3人の教員がいた。

市教委によると、担任2人はプールに入って水泳が苦手なグループを指導。

教頭はプールサイドに立って、泳げるグループを見守っていた。

死亡した男児は小柄で、水泳が苦手なグループだった。

プールの縁をつかんでバタ足を練習している時に溺れたとみられ、他の児童2人が見つけて引き上げた。

教員3人は溺れたことに気づかなかったと話しているという。

https://mainichi.jp/articles/20240708/k00/00m/040/086000c 

 

 710191分にYAHOOニュース(高知放送)からは、事前確認時、中学校のプール深さは最深部で120㎝だったが、その後の雨で水かさが増していたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

ろ過ポンプの故障が見つかった後、中村校長らが南海中のプール利用を検討するため翌5日に南海中に行き、プールの水深を測りました。

その際、一番深いところは120センチだったため、中村校長は長浜小のプールの深さとさほど変わらないと判断し、高知市教育委員会の学校環境整備課に南海中のプール利用を伝えました。

そして、市教委と学校の間でそれ以上安全性に対する協議が行われないまま、6日の中学校のプール利用が決まったということです。

事故が起きた75日。
水深は深いところで132.5センチありました。

中村校長は雨で水かさが増した可能性があるとしますが、学校は様々な天候条件を想定し児童生徒の命を守るよう務めなければなりません。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a5c01476e06d458abfcb2c72e71d142d9d484c 

 

(2024年8月26日 修正1 ;追記)

事故を検証する第三者委員会の初会合が24日、同市で開かれた。
詳細は後日、報告書が公表されると思うので、ここではポイントのみ紹介する。

8242149分 毎日新聞);練習時にあっぷあっぷして救い上げられる場面もあった

621日の4年生が南海中プールを初めて使う授業時、指導する2人の教諭とも「プールが満水」で5日より水位が高いことを目視で確認。

教諭が亡くなった児童(身長1138センチ)の足がつくかを確認すると、水位は頭の上だったという。

ビート板を使ったバタ足練習では、亡くなった児童を含む3人が「あっぷあっぷ」して、両教諭にすくいあげられる場面があったという。

この情報は校長にも伝えられていた。

事故当日、75日の3回目の授業では、指導教諭は水深は初回より10センチ程度浅いと感じたものの、泳ぎが苦手の亡くなった児童はプールサイドで「怖い」と言っていたという。

https://mainichi.jp/articles/20240824/k00/00m/040/189000c 

 

824210分 産経新聞);校長は水位10㎝上昇を認識

65日、使用する中学のプールを視察し、最深部が小学校のものと同じ約120センチと市教委に報告して授業実施の許可を得た。

だが同11日に校長が改めて視察し、水位がさらに10センチ高くなっていたのを認識した。

男児の身長は4月時点で1138センチ。

https://www.sankei.com/article/20240824-6DG6DRMBLBI2VP7JTWIYGPQN2E/

 

8251050分 読売新聞);少なくとも7分は目を離していた

委員会では、長浜小のプールの授業が南海中で実施されるまでの検討状況や事故当日の経緯をまとめた資料が開示された。

同じ授業を受けていた児童への聞き取りなどから、男児の居場所はバタ足の前から確認できていなかった。

事故当日、監視していた教頭は、男児が「怖い」と言うのを聞いていたが、教頭、教諭2人とも、溺れた男児が水中から引き上げられるまで、少なくとも7分間は目を離した状態となっていた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240824-OYT1T50197/ 

 

8251030分 朝日新聞);水深調整台も必要

松下教育長は会合後、身長の低い児童のための水深調整台を沈めておくなどの手立てを講じていなかったとし、「水深調整台も必要。学校側に指示すべきで、安全対策が不十分だった」と話した。

https://www.asahi.com/articles/ASS8S4FPTS8SPLPB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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