2021年12月3日20時31分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前8時半すぎ、佐伯市の県立佐伯鶴城高校で、2年生の男子生徒が高さ1メートルのロッカーの上から転落し、いすの背もたれや床に後頭部を打ちつけました。
生徒は意識があったものの、後頭部から出血していたため、ドクターヘリで由布市内の医療機関に搬送され、緊急手術を受けました。
現在の容体については把握していないということです。
この学校では、来週から暖房の使用を始めるのを前に、生徒たちに教室のエアコンのフィルターの取り付けをさせていましたが、転落した生徒はロッカーの上に乗って作業していた際、バランスを崩したということです。
壁に据え付けられたエアコンの下にはロッカーがあり、床に固定されていました。
学校側は、生徒たちがロッカーに乗って作業するのを把握していたということです。
事故を受けて、県教育委員会はすべての公立学校に通知を出し、事前に安全な清掃方法を指導することなどを求めました。
県教育委員会高校教育課の三浦課長は会見で、「学校の管理下で重大な事故が発生したことをおわび申し上げる」と陳謝しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20211203/5070011390.html
12月4日付で毎日新聞大分版からは、県内の高校で7年前に起きた事故を受け、屋外への転落には注意していたが・・・とブログ者が読み取った、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教委によると、男子生徒は3日午前8時35分ごろ、3階教室の窓際で高さ約1メートルのロッカーに乗り、エアコンのフィルターの取り換えをしていた。
誤って転落し、椅子の背もたれや床で頭を打ったものの、意識はあったという。
目撃した生徒が別の教室の教諭に知らせた。
県内では2014年に県立高校で生徒が窓の清掃中に4階から転落する事故が発生。
県教委はその際、転落防止策の一環として、「窓のそばのロッカーで立ち上がらない」などとする通知を出した。
三浦・高校教育課長は、「窓は閉めた状態で、外に転落する可能性はなかったが、高所での作業で安全配慮に欠けた面はあった」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20211204/ddl/k44/040/470000c
12月3日20時27分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、7年前の事故では男子生徒が死亡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県内の高校では7年前に、中津南高校で大掃除をしていた男子生徒が校舎の4階の窓から2階に転落し亡くなる事故が起きている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/38fa5641b1598d5ce74d2494dcb03256653c9742
2021年11月26日21時51分にYAHOOニュース(京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小学校の校外行事で児童がけがを負ったとして、児童と両親が京都市に対し、計500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、京都地裁であった。
増森珠美裁判長は「教諭らの過失で事故が発生した」として、市に21万円の賠償を命じた。
判決によると、当時4年の児童は2019年5月、松陽小(西京区)の2泊3日の体験学習で、京都市野外教育センター奥志摩みさきの家(三重県志摩市)を訪れた。
同日夜、児童5~6人の班で同施設の敷地内を歩くナイトウオークを行っていたところ、山の主に扮(ふん)した校長に遭遇した児童らが慌てて走りだし、ランタンを持った仲間とはぐれた児童は側溝に落ちて転倒。
前歯2本の先端を折るけがを負った。
児童側は、過去にも側溝に転落する事故は複数起きており、教諭らが隠れて見守るなど事故を予防する措置を怠ったなどと主張。
市側は、安全に十分配慮していたと反論していた。
判決理由で増森裁判長は、「何かの拍子に驚いた児童らが暗闇の中で側溝に転落する危険性を教諭らは予見できた」と指摘。
けがを負った児童に対する慰謝料など21万円の支払いを命じた。
両親の精神的苦痛は認められないとして請求を退けた。
市教委は、「けがをされた児童にお見舞い申し上げる。教育活動での事故防止の徹底に努める」とコメントした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/666c93362d6220d505d718b36241a9e2eb0506be
2021年11月20日10時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県登米市の保育施設「Tこども園」で今月9日、刃物を持った男が侵入した事件。
県警は、建造物侵入の疑いで同市豊里町の無職、大槻容疑者(31)を逮捕したが、子供や園職員への被害はなかった。
「最低でも2人以上殺して死刑になりたかった」と供述するなど、大惨事につながる可能性もあった今回の事件、子供の命を救ったのは、日頃の訓練と、マニュアルにはない職員のとっさの判断だった。
【4人がかりで確保】
「普段人がいない所に人がいる。何かおかしい」
園の近くをうろついていた大槻容疑者を見た職員は不審に感じ、とっさに「目くばせ」や小声で、子供を園庭で遊ばせていた他の6人の職員に知らせた。
当時、園庭では71人の子供が遊んでいた。
まだ、遊び足りない様子の子供をパニックにさせないため、「雨が降りそうだから中に入ろうね」などと声をかけ、保育室に避難させたという。
そのころ、大槻容疑者は中に入るタイミングをうかがうかのように、園の周辺を徘徊(はいかい)。
不審に思った職員が「どうされましたか?」と声をかけるも、終始無言で、給食室付近の約1メートルの柵を乗り越えようとした。
このため、職員が手で大槻容疑者を押し戻そうとしたところ、柵から落ちるような格好で園に侵入。
その際、落とした刃渡り約12センチの刃物を拾い向かってきたが、職員2人が前後から抑え、他の2人も加わり、4人がかりで大槻容疑者の身柄を確保した。
【隠語で伝達】
大槻容疑者が取り押さえられている頃、園内では子供全員が建物内に避難し、職員が施錠してカーテンを閉めた。
建物内の職員同士では、子供を怖がらせないよう、事前に決めていた不審者を示す隠語「いかのおすし」を使って、コミュニケーションを取ったという。
「いかのおすし」は、子供たちが自分自身で犯罪被害から身を守るための行動標語「(知らない人について)行かない」、「(他人の車に)乗らない」、「大声を出す」、「すぐ逃げる」、「(何かあったらすぐ)知らせる」をつなげたもの。
職員らは不審者のことを「いかのおすし」と表現していた。
園は今年4月に開園したばかりだが、不審者の侵入を想定して、訓練をすでに2回実施していた。
マニュアル通り、5分程度という短時間で園児を建物内に避難させ、結果的に、園庭にいた71人を含む園児204人と職員46人にけがなどはなかった。
【子供を守るため】
しかし、マニュアルでは犯人を捕まえることは〝想定外〟だった。
上野園長(59)は、「職員も子供たちと一緒に安全を確保し、(警察への)通報を早くするのがマニュアル」と説明。
実際、「相手に立ち向かうより、子供たちを避難させることが一番の目的だ」(上野園長)として、園には相手の動きを封じる刺股のような用具はなかった。
大槻容疑者を素手で取り押さえた職員は、「(犯人と対峙(たいじ)しないという)マニュアルは頭にあったが、犯人が至近距離にいた。このまま逃げたら、子供に危害が加わってしまうと考えた」と振り返る。
別の職員も、「犯人と対峙したときは怖かったが、子供を守らないといけないという気持ちが勝った」などと話し、とっさに行動したという。
今後は、相手の動きを封じる用具の導入を検討するという。
【マニュアルと訓練と機転】
今回の事件は、マニュアルに沿った迅速な対応と、最後は職員の機転を利かせた行動が子供らの命を救った。
しかし、一歩間違えれば平成13年6月に大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)で起きた児童殺傷事件のような大惨事になりかねなかったのも事実だ。
あらゆる場面を想定したマニュアルと、それを実践できる訓練を積み重ねられるか。
今回の事件を機に、子供たちを預かる現場では改めて考え直す必要に迫られている。
https://www.sankei.com/article/20211120-P4RHCBFWXZLRHNTTEFG6G4PC4I/
11月11日22時0分にFNN PRIMEからは、取り押さえた職員4人は全員男性だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県登米市のこども園に刃物を持った男が侵入し逮捕された事件で、男を取り押さえた園の職員などが会見を開きました。
この事件は11月9日、登米市のTこども園に、近くに住む無職・大槻容疑者(31)が包丁を隠し持って侵入し、その場にいた男性職員4人に取り押さえられたものです。
当時、園庭にいた園児71人と職員7人にけがはありませんでした。
豊里こども園 上野園長:
「職員の防犯意識の高さが日々の打ち合わせを含め共有できたと思う」
事件を受け11日夜、報道機関の取材に応じた豊里こども園の職員は、容疑者の侵入を防いだ状況などを明らかにしました。
男性職員:
「刃物が見えたときは正直『怖いな』というのが本音だったが、自分の後ろに子供たちがいるというのを心に持って対応しなければと思ったので、取り押さえることができたのかなと思う」
男性職員:
「子供たちを守らなければいけないという思いが勝っていたので、そういう行動に移ったんだと思う」
園では今後、不審者に対応するための装備の導入や、専門家による園児の心のケアに力を入れたいとしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/268862
2021年11月17日6時1分にYAHOOニュース(信濃毎日新聞)から下記趣旨の記事が、倒れる前の石碑の写真付きでネット配信されていた。
16日午前10時35分ごろ、長野市通明小学校(篠ノ井御幣川)で5年の男児(10)が、同校中庭にある石碑を抱えて体重をかけた際、石碑が倒れて下敷きになった。
市教委によると、男児は腹や右脚の痛みを訴え、市内の病院に搬送された後、ドクターヘリで松本市内の病院に運ばれた。
捜査関係者によると内臓が損傷しており、重傷のもよう。
長野南署が詳しい状況や原因を調べている。
同校などによると、男児は2時間目の授業終了後の休み時間に1人で石碑を抱えたところ、あおむけに倒れて石碑の下敷きになったという。
目撃した周囲の児童が近くを通り掛かった男性教諭2人に伝えて助け出し、同校が119番通報。
男児は1、2分ほど下敷きになっていたとみられる。
市教委によると、石碑の大きさは高さ75センチ、幅62センチ、厚さ6センチ、重さは不明。
1989年に同校PTA創立40周年を記念して設置された。
高さ21センチ、幅92センチ、奥行き24センチの台座に施された数センチの溝に収まっていたが、固定方法は不明。
同校が月1回、校内施設を点検する際に石碑も点検対象にしており、今月1日に点検した際は異常はなかったという。
同校の高野校長(59)は、「子どもに大きなけがをさせてしまい、責任を痛感している。申し訳ない」とし、再発防止に向け「しっかり対応したい」とした。
17日以降、全校児童に事故を報告する。
市教委学校教育課の上石課長は、「まずは児童の回復を待ちたい。警察に協力し、詳細把握と再発防止に努める」とした。
市教委は16日、全市立小中高校に、校内にある石碑を揺らすなどして安全確認するよう通知。
危険がある場合の報告や安全対策も求めた。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021111600741
11月16日20時31分にYAHOOニュース(信越放送)からは、基礎から台座が外れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5年生の男子児童が休み時間に、中庭にある高さ75センチの石碑に体重をかけたところ、基礎から台座がはずれ、石碑の下敷きになりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08815998fa99effcb5adc34ce5e733b9dd5c3b99
11月17日20時0分にYAHOOニュース(信越放送)からは、最近のはピンやボンドで固定するが昔のはモルタル接着だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石碑は30年ほど前に立てられたもので、倒れた部分はおよそ1メートル。
平均的な小学5年の男児は身長1メートル40センチ、体重35キロです。
男子児童は「石碑を抱きかかえるようにして体重をかけたら仰向けに倒れた」などと話しているということです。
石材を扱う県内の業者は、「(重さは)だいたい80キロ、台座で100キロ近くではないか」とし、基礎と台座をつないでいたモルタルが劣化したのではないかと推測。
「施工はちゃんとしてあり、30何年の歴史の中で、子どもがゆすったりしていればつなぎ目が切れていたと思う」と話します。
最近では、石材を専用のピンやボンドで固定するということですが、30年前はこの方法をとらないものも多く、身のまわりに同じ状態の石碑があってもおかしくないといいます。
一方、子どもの事故に詳しい松本短期大学の福田明准教授は、学校であっても危険が潜んでいると意識することが大事だといい、「子どもは、今回のような石碑だけではなくて、ブロック塀や木などつかまったり登ったりするものに興味があり、日頃から倒れたりしないかといった点検が必要になる、過去にこんな事故が起きたということを周知する場をつくったり、ここの場所はどんな危険が起きるといった会話をしてみたらいいのでは」としています。
通明小学校の高野校長は、「大きなけがをさせてしまったことを校長として大変申し訳なく思う、いままで確認してきた中では転倒が予想されるような状況はないと認識していた」としています。
学校では月に1度、校内施設の安全点検を行っていましたが、石碑の具体的な点検方法が決まっていたわけではなく、安全管理の見直しが求められることになりそうです
https://news.yahoo.co.jp/articles/35d7960bb45da72cbd111f1ededfc67200efa525
11月18日17時48分にYAHOOニュース(テレビ信州)からは、長野県内で調査したところ37校で石碑や銅像などのぐらつきがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県教育委員会は17日、市町村の教育委員会と高校に対し、学校敷地内の建造物の安全点検をするよう通知しました。
テレビ信州が県内77市町村に取材したところ、少なくとも16の市町村にある小中学校37校で、石碑や銅像がぐらつくといった異常がみられることがわかりました。
異常があったものは周囲を囲ったりするなど、安全対策を行っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b303ea302ac50637122d2ebfc502e6311cfb57be
11月19日18時2分にNHK信州からは、文科省が全国の教育委員会などに安全点検するよう要請したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、文部科学省は19日、全国の教育委員会などに対し、速やかに安全の点検を行うよう要請しました。
要請では、倒壊や落下などで重大な事故につながるおそれがある校内の石碑や遊具のうち、目視による点検では安全性の判断が困難で、専門的な点検が行われていない箇所などについて、子どもの目線や多様な行動なども考慮して安全点検を行うよう求めています。
学校での事故をめぐっては、文部科学省が、ことし4月に宮城県の小学校で校庭のボールネットの柱が折れて児童2人が死傷した事故を受け、ことし5月にも緊急点検を要請する通知を出していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20211119/1010020590.html
(2022年2月17日 修正1 ;追記)
2022年2月14日15時1分にNHK信州からは、市の緊急点検で安全と判断できなかった15基について石材業者が調査し始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて市が、学校に設置されている石碑などを緊急点検したところ、市内12校の15基が安全かどうか判断できず、14日から石材業者の組合による調査が始まりました。
担当者たちはブロンズ像の土台の割れた石の大きさを測ったり、押すとぐらつく門柱のつなぎ目などを確認したりして、どのような補修ができるか調べていました。
市の教育委員会によりますと、事故の後、各地の学校では子どもたちが石碑などに近づけないように三角コーンや張り紙で注意を促しているということです。
市の教育委員会では、調査結果を踏まえて、補修の必要性や方法について検討することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220214/1010021591.html
2021年10月20日19時30分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市は20日、19日に同市立小学校で給食終了後、3年生男子児童(8)が食物アレルギー反応を起こし、市内の病院に救急搬送されたと発表した。
児童は喉の痛みや息苦しさなどの症状が見られたが、意識はあり、命に別条はない。
児童はくるみアレルギーだった。
担任教諭の30代男性は配膳の際、本来、「タラの唐揚げ」に「キノコあんかけ」をかけるところ、誤って「くるみのみそ」をかけるように指示した。
市教育委員会によると、献立表のイラストで、あんかけ部分が茶色に描かれていたことから、男性教諭はみそと勘違いしたとみられる。
児童は自身が携帯していたアドレナリン自己注射薬を男性教諭に打ってもらい、病院に搬送されたが、20日に退院した。
午後からは通常通り授業を受けている。
同校は同日から、給食を配膳する際、別の職員と二重チェックする対応を取っている。
21日に小中校長会を開き、他の小中学校にも同様の対応をするように周知する。
https://www.gifu-np.co.jp/news/20211020/20211020-115685.html
10月20日21時9分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、給食献立のイラストが紛らわしかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日の給食には「くるみの味噌」がかかった小松菜の和え物があり、男子児童には、くるみを除いたものが配膳されていました。
しかし、担任の教師が指示を誤り、くるみの味噌がかかった「タラのからあげ」がクラス全員に配膳され、男子児童も口にしてしまったということです。
岐阜市教委は、給食の献立のイラストが紛らわしかったのが間違いの原因とし、今後は教師2人で確認し、配膳のミスを防ぎたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90d64c6c3f2a2ef8c157ef527cd35b225a5c7550
(ブログ者コメント)
献立の文字を見ることなく、イラストだけで判断したということだろうか?
それとも、「くるみみそあえ」という言葉がタラの唐揚げのイラストの上にかかっていたため間違った、ということだろうか?
2021年10月14日19時3分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、遊具の写真付きでネット配信されていた。
14日午前10時20分ごろ、岡山市北区富原の認可保育園「S保育園」から、2歳の男児が園庭の遊具に首が挟まった状態で見つかった、と119番通報があった。
男児は病院に運ばれたが、意識不明の重体。
遊具は園が独自に改修し、その部分で事故が起きたとみられ、岡山西署は業務上過失傷害容疑を視野に原因を調べている。
岡山西署や園の説明によると、男児を含む2歳児クラスの17人が午前9時50分ごろから園庭で遊んでいた。
その後、滑り台やうんていが一体となった複合型の遊具に男児が入ったまま戻ってこないことに保育士が気づいた。
捜したところ、遊具の柵と高床の隙間に首を挟まれた状態の男児が見つかった。
体を立てたまま、ぐったりしていたという。
園によると、当時、保育士3人が園庭の園児の見守りを担当していた。
柵は2008年の開園後、園児らが通り抜ける際に頭部をぶつけることがあったため、園側が独自に設置。
男児が挟まれた幅20センチ前後の隙間は、その際にできたという。
平松園長は取材に、「園児と家族には大変申し訳ない。柵をつけた際、隙間をつくらず全面をふさいでしまえばよかった」と話した。
近く、保護者向けの説明会を開くという。
園のホームページによると、園は0~5歳児を預かり、定員は80人。
【保育所の事故は年々増加、遊具では滑り台が最多】
保育所や幼稚園で起きる子どもの事故の報告件数は年々増えている。
内閣府によると、2020年に全国の教育・保育施設で起きた事故は過去最多で2015件。
意識不明となったケースは14件あり、これとは別に5人が死亡した。
事故の起きた場所は園庭を含む室外が最も多く994件。
室内が次いで826件だった。
施設別では、認可保育所での発生が最も多く1081件だった。
今回の事故は、保育所の園庭にある遊具で起きた。
消費者庁によると、09年9月~15年12月に報告のあった、遊具で起きた12歳以下の子どもの事故は1518件。
親が目を離したすきに滑り台から落下、滑り台の手すり部に服が引っかかって首が締め付けられた、滑り台の柵を越えて遊んでいて落下したなど、遊具の種類が特定できた中では、滑り台での事故が440件で最も多い。
同庁は、遊具の対象年齢を守ることや保護者など大人が付き添うこと、ひもやフードのついた服は遊具に引っかかる危険性があるため、服装や持ち物に注意することなどを呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASPBG574TPBGPPZB00L.html
10月14日21時7分に毎日新聞からは、挟まれた場所は遊具を上るための板の向こう側で、保育士からは死角になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警岡山西署などによると、約20分前から男児ら17人が園庭で遊んでいた。
滑り台やうんていが一体になった複合遊具から男児が出てこなかったため、保育士が遊具の中をのぞき込んで発見した。
男児は背丈ほどの高さにある2階部分の床板(高さ約1メートル)と、約20センチ下にある仕切り板の隙間に首が挟まった状態で、足は地面に着いていた。
当時は担任の保育士ら3人が園庭で見守っていたが、遊具を登るための板の向こうに男児がいたため、死角になっていたという。
同園によると、遊具は2008年の開園当初からあるが、男児が挟まった仕切り板は子どもが中を走り回って頭をぶつけるなどしないよう、後から設置したという。
https://mainichi.jp/articles/20211014/k00/00m/040/237000c
10月14日16時19分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、隙間が生じることになった仕切り板は、遊具内で頭を打ち園児が相次いだため、通れなくする目的で設置したなど下記趣旨の記事が、挟まれた隙間のマーキング写真付きでネット配信されていた。
挟まれた隙間は、遊具の脚の間にある仕切り板と高床部分の間。
男児は頭を入れ、立ったような状態だった。
隙間は男児の首の位置くらいの高さにあり、男児が頭を入れて抜けなくなったとみられるという。
同署は、業務上過失傷害容疑も視野に調べている。
園によると、複合遊具は2008年の開園当初から設置されていたが、遊具内に三輪車で入った園児が相次いで頭を打ったため、後から仕切り板を取り付けたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/deba3922721d05abe6eb8c2ddc0eec2cd9870ad7
※以下は、挟まれた隙間のクローズアップ映像。
(10月14日16時57分 NHK岡山)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211014/4020010650.html
10月15日17時31分にNHK岡山からは、挟まれた場所は遊具の壁に隠れていた、トンネル状の仕切り板は遊具会社に依頼して取り付けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や保育園によりますと、男の子は同じクラスの16人の園児と一緒に遊んでいて、そばには3人の保育士がいましたが、事故が起きた柵のある場所は、一部が遊具の壁に隠れて、周囲から見えにくかったということです。
また、この柵は、平成20年に開園したあと、子どもたちが柱の間を通り抜ける際に頭をぶつけることがあったため、保育園が安全のため遊具を製造した会社に依頼して取りつけたということで、その際に隙間ができました。
(以下は音声のみの情報)
・・・この遊具の下を三輪車などに乗って走り回り、頭をぶつけてしまう園児が相次いだという。
そこで、クッションをつけたりしたが、かがんで歩くようにしたほうが安全だと考え、遊具を製造した会社に依頼してトンネルの柵を付けたという・・・
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20211015/4020010663.html
10月15日19時54分に山陽新聞からは、岡山市や県は保育施設などに対し遊具の再点検などを求める通知を出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山、倉敷市は15日、遊具を再点検し、安全管理を徹底するよう、保育施設などに通知した。
岡山市は、認可外を含む保育施設、幼稚園、認定こども園計356施設に通知。
子どもの首や頭、体などが挟まる隙間はないか、大型遊具などが使用年齢に適したものかを点検するとともに、保育や見守り体制について確認するよう求めている。
市保育・幼児教育課は、「各園で、いま一度、安全点検を進めてほしい」としている。
県も、同市を除く市町村に対し、文書で遊具の再点検を求めた。
県子ども未来課によると、約500施設が対象で、これを踏まえ、倉敷市は保育園や認定こども園など約200施設に事故防止に努めるよう通知。
同市教委は、公立幼稚園、小学校でも事故につながる可能性のある遊具がないか確認している。
https://www.sanyonews.jp/article/1186297?rct=area_okayama
(2021年11月16日 修正1 ;追記)
2021年11月16日0時7分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、男児は死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
男児が15日、入院していた同市の病院で死亡した。
県警への取材で分かった。
県警によると、男児は集中治療室(ICU)に入っていたが、同日午前、医師が死亡を確認したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d28dfe0fbb688539534544c5cf052372232f25f8
(2022年11月15日 修正2 ;追記)
2022年11月14日16時22分にNHK岡山からは、それまで事故がなかったので危険意識が低かったなどと指摘した事故報告書を審議会が提出した、会長の児童精神科医は安全と思われる遊具でも子どもはいろいろなトライをするので様々な想定で安全対策することが大事だなどと述べたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した事故について検証してきた岡山市の審議会は、再発防止に向けた提言などを盛り込んだ報告書を大森市長に提出しました。
市に対して保育体制の拡充や、事故の事例などを迅速に保育施設どうしで共有することなどを求めています。
・・・
この中では、当時、基準を上回る保育士が配置されていたものの、事故が起きた箇所について、それまではけがや事故がなく危険だという意識が低かったことや、園庭から見て死角になっているため、子どもの様子を確認しづらい状態だったことが重なり、発見が遅れ、重大事故につながった可能性があると指摘しています。
その上で、再発を防止するため、市に対し、保育体制の拡充などを求めています。
具体的には、
▽子どもの視点で遊具の点検などを行い、実施の有無を確認すること
▽人員体制の充実に向けて配置基準の見直しについて国に働きかけること
▽事故やいわゆる“ヒヤリハット”の事例の収集に努めた上で、迅速に保育施設どうしで共有し研修を実施すること
などを挙げています。
・・・
審議会の会長を務める、児童精神科医の中島洋子さんは、報告書を提出した後の記者会見で「今回の一番の問題点は、遊具の危険箇所について、危険だという認識が薄く、見守りが薄かったことに加え、その場所が死角になってしまっていたことだ」と指摘しました。
その上で、中島会長は「子どもたちは安全だと思えるような遊具でさえ、いろいろなトライをするので『ひょっとしたら』というようなさまざまな想定をして、安全対策をすることが大事だ」と述べました。
また、「子どもたちにはしっかりと園庭で体を動かして遊ばせたいので、『あれもだめ、これもだめ』ではなく、子どもたちの遊びに寄り添えるような保育計画も大切だ。また市には、遊具に関する実例を交えた研修などもしっかり行ってほしい」と求めました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20221114/4020014748.html
2021年10月1日6時50分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前0時20分ごろ、長岡市上富岡町の長岡技術科学大学から「建物から火が出ている」と消防に通報がありました。
消防から消防車など12台が出て消火作業にあたり、火はおよそ1時間後にけしとめられましたが、「機械建設2号棟」とよばれる建物の5階にある研究室1部屋が焼けました。
これまでの調べによりますと、この研究室には無人の状態で継続して薬品の反応を調べる装置が備え付けられているということで、出火当時も無人で実験が続けられていたということです。
警察は、この装置の故障で火が出たのではないかと見て調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211001/1030018453.html
10月1日12時2分にgooニュース(新潟総合テレビ)からは、薬品からの出火も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前0時半前、「建物から煙が出ている」と長岡技術科学大学の警備員が消防に通報しました。
火は約1時間後に消し止められましたが、物質の研究などを行っているという、機械建設2号棟・5階の研究室1部屋が焼けました。
当時、研究室に人はおらず、けが人はいませんでした。
警察によりますと、この研究室では9月30日夕方から無人で薬品を使う研究が行われていたということです。
警察は1日朝から実況見分を行っていて、研究に使われていた機械か薬品が何らかの原因で出火したとみて、火事の詳しい原因を調べています。
https://news.goo.ne.jp/article/nsttv/region/nsttv-06848.html
2021年9月30日18時58分にYAHOOニュース(佐賀テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月29日午後3時40分ごろ、鳥栖市内の自動車教習所で教習生の20代の男性がバイクの教習を受けていた際、技能検定員の40代の男性をはねる事故がありました。
この事故で、検定員の男性が頭などを強く打ち、頭蓋骨骨折による急性くも膜下出血や右足首の骨を折るなどのけがをしました。
命に別条はないということです。
警察によりますと、当時、教習生は400ccのバイクで長さ15メートル、幅30センチ、高さ5センチの一本橋を渡る教習を受けていて、橋の真ん中付近で左側に落ちた後、そのまま前方に15メートルほど走り、検定員の男性をはねたということです。
当時、現場は晴れていて、路面も乾いていたことから、警察は教習生が運転操作を誤った可能性もあるとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5655bd40c22b1417b6b44917111a8195b337c1
2021年8月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11849/
(2021年9月24日 修正6 ;追記)
2021年9月16日20時25分に毎日新聞からは、福岡県はバス送迎などに関するガイドライン(都道府県単位では初)を作成した、今後は毎年の監査対象とするなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事件を受け、県は16日、バス送迎などに関する独自ガイドライン(安全管理標準指針)を公表した。
事件では、1人でバスを運行していたことが明らかになっており、職員ら複数人での運行を原則とすると明記。
乗車した園児を名簿で確認し、保育園での出欠確認の際に再度突き合わせることなどを求めた。
県によると、都道府県単位で独自ガイドラインを策定したのは全国初とみられる。
ガイドラインでは「送迎時は運転手は他の業務は一切行わない」とし、「運転手以外の職員を1人以上添乗させる。2人以下の園児の乗用車などによる送迎でも職員が同乗することが望ましい」と規定。
送迎対象は原則、満1歳以上と定めた。
今後は、毎年度実施する県の監査対象とする。
県は県内約2200の保育施設にガイドラインを送付し、全施設を対象に研修会を開くなどして周知を図る。
送迎バスに関する県の実態調査では、100施設が無断欠席した園児の保護者に連絡をしていないことが判明しており、研修会では出欠確認の徹底も求める。
服部誠太郎知事は県議会で、「今回のようなことは二度と繰り返してはならない。保育所への定期監査に加え、抜き打ち監査も実施していく」と述べた。
事件を巡っては、バスの1人運行の他、保護者への欠席確認の連絡がなかったことなどが明らかになっている。
これまで送迎バスに特化した国の安全規定はなく、行政の監査対象にもなっていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20210916/k00/00m/040/296000c
(2021年9月26日 修正7 ;追記)
2021年9月24日19時50分にNHK北九州からは、これまで県から2度再提出を求められた園側の報告書が3度目に受理されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事件を受けて8月、福岡県は保育園を運営する法人に対して児童福祉法に基づく特別監査を行い、園側に園長などへの厳正な対処や出欠確認のルールの見直しなどを求めていました。
園側はこれまで2度に渡って改善報告書を提出しましたが、県は一部の内容について改善内容が不十分だとして再提出を求めていました。
3度目の提出期限の24日、園側から報告書が提出され、県は、信頼回復を目指して開く保護者説明会の内容について中間市との協議が不十分だった点が改善されたほか、園の組織体系や職員の役割分担を明確にしたことなどが確認できたとして、報告書を受理しました。
一方、双葉保育園をめぐっては、今回の事件のほかにも不適切な保育があったという情報があり、県は引き続き特別監査を行っています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210924/5020009633.html
9月25日9時22分に毎日新聞からは、報告書の内容などに関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園側は、県と市が児童福祉法などに基づいて出した改善勧告に対する報告書を提出した。
園側は組織内での役割の明確化や保護者に対する信頼回復の取り組みなどを盛り込み、県に対する報告は全て終えた。
市への報告は一部残っており、市は30日までの提出を求めている。
園の報告書によると、園長や主任、副主任などの役割を明確化するとし、3歳以上の園児を2クラスに編成して担任も明確にした。
園と市で協議をした上で保護者説明会も開催する方針を示した。
市立保育園の保育士が園の主任保育士となる見込みだという。
県は、「今後、報告内容の実施状況を定期的に確認する」とした。
園側は一連の報告の中で、前園長や前理事長の退任など責任の明確化や送迎バス廃止の方針なども示した。
https://mainichi.jp/articles/20210925/k00/00m/040/032000c
(2021年10月22日 修正8 ;追記)
2021年10月21日16時34分にNHK北九州からは、頭をたたくなどの不適切行為があったとして2度目の改善勧告が出されたが園側は否定したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県は8月、保育園を設置する社会福祉法人に対し、安全対策に問題があったとして改善勧告を出しましたが、保護者へのアンケートの中で不適切な保育が行われていたという複数の指摘があり、先月から再び特別監査をしていました。
その結果、職員が園児に対して、頭をたたいたり、足をつかんで逆さに持ち上げたりするなどの行為や、バスタオルで巻いた状態で長時間トイレに放置するなどの行為、「好かん」、「ばか」といった暴言などが確認されました。
また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したことも確認されたということです。
このため、福岡県は21日、保育園を設置する社会福祉法人に対し、2度目の改善勧告を出しました。
・・・
福岡県が改善勧告を出したことを受けて、保育園側の代理人を務める弁護士が会見を開き、職員に不適切な行為があったと指摘されたことについて、「納得できない」などと主張しました。
会見の中で弁護士は、県の特別監査の結果、職員が園児をたたいたり暴言を発したりするなどの不適切な行為を行ったと指摘されたことについて、「ほとんどが初耳の話で、何度も保護者への調査などを行う中で全く出ていないので、納得できない」と述べました。
また、特別監査の前に、特定の職員が別の職員に対して、こうした事実を証言しないように依頼したなどと指摘されたことについて、「監査に対してしっかり話すよう園長が職員に指導している。仮に誰かが証言しないように依頼していたとしても、それに対して園側が問題があるかのように指摘されるのは違う」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20211021/5020009808.html
(2021年11月4日 修正9;追記)
2021年10月29日20時2分にYAHOOニュース(テレビ西日本)からは、行われていたのは不適切行為ではなく虐待だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
園内では“虐待行為”も。
◆元保護者:
「泣いている子の口に何回も、飲み込んでないのにご飯入れてたりとか、早く食べろって感じでした。味噌汁の中にご飯入れてガシャーって」
こう証言するのは、3年ほど前に子供を双葉保育園に通わせていた元保護者。
元園児にも話を聞くと、「ある存在」が浮かび上がりました。
◆4年前に卒園した元園児:
「ちょっと椅子に当たって、それで倒れただけで押し入れ部屋に入れられて、倉庫みたいなところに閉じ込められた。そこに連れて行かれる人は多かったです」
そう語るのは、4年前まで通っていた男の子。
そして、その姉もー
◆7年前に卒園した元園児:
「私も1回(押し入れ部屋に)入れられたことがあって…。床が濡れていたんですよ。私がその水の1番近かったから…こぼしたのかみたいな感じになって、違うんですって否定したけど、いや、あなたしかいないんじゃんみたいな」
罰として閉じ込められたという“押し入れ部屋”。
そこはどんな部屋なのでしょうか?
見せてくれたのは、4年前に行われた卒園式の映像。
ここに、押し入れ部屋が映り込んでいるといいます。
◆4年前に卒園した元園児:
「先生が座っている後ろが押し入れ部屋です」
ホールの右手に見える扉。
ここが「押し入れ部屋」だったといいます。
その位置関係を書いてもらうと…
◆元保護者:
「ここが年長さんのお部屋なんですよね、その横にあるんですよ、布団部屋が」
◆7年前に卒園した元園児:
「だから、年長さんが1番連れて行かれやすい場所ではある」
そこは、年長のエリアに近い、布団を収納する部屋だったといいます。
中の様子は…
◆7年前に卒園した元園児:
「すごい狭くて暗くて光が当たらないんですよ。すごくなんか不気味でそこにバンッって入れられて、反省しなさいってドア閉められて、最初は泣いてたんですよ。なんかごめんなさいしか言葉が出なくなって、時間は分からないんですけど、落ち着いた時に先生が来て『反省しました』って言ったら、じゃあ外出ていいよって、やっと開放された」
さらに、この保育園の元職員も内情を教えてくれました。
◆元職員:
「押し入れ部屋は1カ所だけではありません。2歳児用のトイレや、別の倉庫など、3カ所以上ありました。おととし、2歳の子を布団です巻き状態にして、トイレに4時間以上放置しているのを見ました」
元職員によると、「押し入れ部屋」に閉じ込める行為は常態化していたといいます。
事故の後、福岡県と中間市は、園に対して特別監査を実施。
その結果ー
◆福岡県 子育て支援課 浦田課長:
「頭を叩く、げんこつで叩く、腕を強く引っ張るといった行為を日常的に職員が行っていた」
職員らによる複数の園児への体罰や、「バカ」「あんた嫌い」などの暴言が繰り返されていたことが確認され、園は改善勧告を受けました。
一方、県から虐待の報告を受けた、園側の弁護士はー
◆弁護士:
「行政はどこをどう認定したのかという過程が全然示されてないので分からないですが、我々の調べた範囲ではそういうものは出てきておりません。納得できない」
事故から3カ月。
遺族の思いはー
◆冬生ちゃんの親族:
「体罰とかなんとかっていうのは全然、僕は夢にも思ってなかったです」
「新しい保育園になってもらわないと、冬生の亡くなったことが浮かばれないと思います」
今回の事故を受けて中間市は、送迎バスについて、利用は原則満1歳以上とすることや、園児が無断欠席した際の連絡を徹底することなどを明記した独自の安全管理マニュアルを作成。
市内にある6つの保育園に送付することにしています。
また、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e715925504e1ff60a4920f295ab23febb235863b
2021年9月9日12時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市教育委員会は8日、市立弁天小学校(大阪市港区)で、排水弁を開けたまま1週間にわたってプールに給水し続けるミスがあったと発表した。
無駄になった水量は、今後、調査する。
市教委の発表によると、8月24日夕、同小教員が給水のボタンを押し、水がたまり始めているのを確認。
しかし、1週間後の31日になっても満水にならなかったため、同小の相談を受けて市教委が確認したところ、排水弁が全開になっていた。
給水前にプールの排水弁を操作した際、開閉の手順を取り違えたことが原因とみられる。
同小では昨夏、給水装置の不具合で水がたまるまで日数を要したことがあったことから、様子を見ていたという。
プールは長さ25メートル、幅約11メートル、深さ0・9~1・2メートルで、通常は半日程度で満水になるという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210909-OYT1T50103/
9月9日11時13分に朝日新聞からは、排水弁を閉める際、逆の方向に回転させてしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、8月24日にプール清掃があり、排水弁のバルブを閉めてから給水するはずだった。
だが担当教諭がバルブを逆の方向に回転させてしまい、排水弁は開いたままになっていた。
その後、プールの水がなかなかたまらないことに学校が気づき、9月1日に市教委が調査したところ、排水弁が開いていたことがわかった。
https://www.asahi.com/articles/ASP993JH9P98PTIL01S.html
(ブログ者コメント)
〇プールに水が溜まらないというトラブル対応は、職務分掌上、市教委の管轄になっているのだろうか?
市教委に相談する前に、学校として原因調査するのが正解だと思うのだが?
〇担当教諭がバルブを逆方向に回転させてしまったという件だが、現場でのバルブ操作ならハンドルを右方向に回転させて閉めるはず。
開閉ボタンを押し間違えた、ということだろうか?
2021年8月11日5時0分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市の初月小学校で7月、教員がプールの給水を丸7日間止め忘れて水があふれ、下水道料が290万円に上る事案があった。
例年なら同校の下水道料は月18万円。
10日に公表した同市教委は「お金だけでなく水も無駄にした。あってはならないこと」と陳謝した。
市教委によると、7月14日午前、担当教員がプールの水位調整のために給水ポンプを稼働。
悪天候で水泳の授業が中止となったが、別の授業があったため、給水停止を後回しにした。
その後も「職員会などが続き、行けなかった」、「放課後にプールの安全確認を行う教員が気づくと思い込んだ」という。
21日午後に、別の教員が給水ポンプが作動中になっていることに気づいた。
7月の排水量は7681トン(例年591トン)に上り、単純計算ではプール16杯分の水を無駄にしたという。
給水は井戸水のため、上水道料は発生していない。
市教委は再発防止策として、給水中であることを職員室に掲示するほか、給水の自動停止タイマーの導入などを検討。
下水道料を教員に求めるかどうかは協議中という。
同市では2016年にも、神田小で3日間給水し続け、上下水道料金が当時の試算で約112万円に上った事案があった。
このほか、給水時の排水栓の閉め忘れなど、給水トラブルは年1~2回起きているという。
https://www.kochinews.co.jp/article/478669/
(2021年12月24日 修正1 ;追記)
2021年12月24日6時37分にNHK高知からは、ミスした教員らに損害賠償が求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、高知市の小学校でプールの水を1週間止め忘れ、余分に水道料金がかかったことから、高知市は止め忘れた過失は大きいとして、教員など3人に対し、130万円余りの支払いを求めることを決めました。
高知市によりますと、ことし7月、高知市の初月小学校で教員が水泳の授業に備えて給水したプールの水を止め忘れ、別の教員が気付くまで1週間、放置されていました。
この教員は、放課後のプール当番だった別の教員が水を止めると思い込んでいたということです。
この月の下水道の使用料は、例年の同じ時期と比べて10倍以上にあたる290万円余りに上りました。
高知市は、水を止めなかった過失は大きいとして、この教員と、管理する立場の校長と教頭合わせて3人に対し、過去に裁判になった同じようなケースを参考にして、半分程度の130万円余りの支払いを求めることを決めました。
この学校は今後、職員室に給水中であることを示すパネルを掲示するなどの対策を取ることにしています。
高知市は、「教員が市民の財産である学校施設の管理を怠り、無駄な税金を使うことになった責任は重いと判断した。今後、このような事態が起きないよう、再発防止策の周知を徹底する」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20211224/8010013494.html
(ブログ者コメント)
業務上ミスをした自治体職員に賠償を求めるケースが増えているという情報を、2021年12月21日に紹介している。
今回のケースも、その一つだ。
2021年8月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11838/
(2021年8月13日 修正1 ;追記)
2021年8月6日16時20分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、バス送迎のマニュアルは作成されていたが形骸化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスを運転していた園長は、福岡県などが実施した特別監査に対し、「安全管理のマニュアルはない」と説明していましたが、その後、保育園にあるパソコンからマニュアルが見つかったということです。
このマニュアルは10年ほど前に作られたとみられていて、「園児の人数を確認してからバスを降りる」などのチェック項目が書かれていたということです。
ただ、ここ数年は職員の間で共有されておらず、福岡県などは、マニュアルが形骸化していたとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/317965ec45d005fb213e63842a18b3b9c844031b
8月10日22時9分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、再現実験では車内温度は50℃を超えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が行った再現実験でバス車内の温度が50度超に達していたことが、捜査関係者への取材で分かった。
県警は、事故当日も車内温度が急上昇し、男児が短時間で熱中症になった可能性があるとみている。
今後も事故当日と気象条件の近い日を選んで実験を行い、当時の状況を確認する方針。
再現実験は今月5日の朝から夕方にかけて実施。
男児が乗っていたバスを保育園の駐車場に止め、窓を閉めた状態で車内の温度や湿度の変化を調べた。
福岡管区気象台によると、現場に近い北九州市八幡西区の事故当日の最高気温は33・1度。
再現実験を行った5日は35・3度だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d8aba02cba2d7dc1159a3933968134aa14a62f
(2021年8月25日 修正2;追記)
2021年8月24日19時5分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、福岡県の調査ではバスなどで送迎している保育施設は506施設で、そのうち189施設で送迎マニュアルがなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は24日、県内全2543の保育施設を対象に実施した送迎バスに関する実態調査の結果を公表した。
506施設が送迎バスを運行し、このうち20施設が運転手1人の単独送迎、189施設で送迎マニュアルがなかった。
県は再発防止のため、9月中旬にもガイドラインを策定する予定。
調査は認定こども園や認可外施設、公立と私立の幼稚園などに実施し、2341施設が回答。
送迎に関しては、バスではなく乗用車などで実施している施設もあるという。
また、108の施設が、園児が無断欠席した場合に「保護者に確認連絡をしていない」と答えた。
7施設は、出欠状況を職員間で共有していないとした。
送迎バスの安全管理に関する国のマニュアルはないため、県はガイドラインを策定後、指針を周知し、必要に応じて施設への改善指導も行う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3506f739a681ded901d408280ee2137e4334fb44
8月24日21時18分に毎日新聞からは、送迎していると回答したのは239施設だったなど、西日本新聞の報道とは数字が大きく異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県が実施した県内の認可・認可外保育施設の実態調査で、バスなどで送迎している239施設のうち、8施設が運転手1人で運行していたことが判明した。
24日に調査結果を公表した県は、バス送迎時は職員ら複数人での運行を原則とする独自のガイドラインを9月中旬までに策定する方針。
調査は8月5~18日に実施し、認可保育1384施設、認可外保育646施設の計2030施設が回答した。
調査結果によると、無断欠席の園児の保護者に確認をしていないのは計100施設に上った。
結果を受け、県は監査の対象項目に加えてチェックするなど確認の徹底を図る。
県によると、保育施設は保護者による送迎が一般的で、国が定めた事故防止のガイドラインの他に送迎バスに特化した規定はないことから、監査の対象になっていなかった。
https://mainichi.jp/articles/20210824/k00/00m/040/364000c
(ブログ者コメント)
両報道で数字が違う理由について、県のHPなどを調べてみたが、分からなかった。
(2021年8月30日 修正3 ;追記)
2021年8月29日18時38分にNHK福岡からは、園の運営に疑問を抱きつつも雰囲気に流されてしまった保育士の話しが下記趣旨でネット配信されていた。
園の運営状況について、この保育園で以前勤務していた保育士がNHKの取材に応じました。
この中で保育士は、数年前から園長が1人で送迎バスを運行することがあったとしたうえで、「バスの運転士が行けなくなったり園児の人数が少なかった時は1人で乗っている時があった。『大丈夫ですか』と声をかけても、園長先生に『大丈夫だよ』と言われると、それ以上言えなかった」と話しています。
また、園児の出欠確認に関する明確なルールがなかったことについて、「『普通ではない』と思っていた。無断欠席の際には何かトラブルがあったのかもしれないので、確認した方がいいと疑問に思っていたが、言える環境ではなかった。先輩の保育士たちが受け入れている状態だったので、受け入れてうまくやっていかないといけないのかな、という雰囲気だった」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210829/5010013126.html
(2021年9月6日 修正4 ;追記)
2021年9月5日17時23分に朝日新聞からは、女性園長は辞任するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性園長が5日付で辞任し、6日から新しい園長に交代することが園側への取材でわかった。
運営する社会福祉法人の理事長らも代わる予定という。
園の弁護士によると、園長は事故当初から、責任を取って辞任する意向を示していた。
8月30日の運営法人の理事会で交代が承認され、代わって、F保育園の評議員を務めたことがある別の保育園長経験者が新園長に就く。
女性園長は法人の理事といった役員にも残らず、園の運営から完全に退くという。
県と市は8月31日、園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出し、園長らの責任の明確化や、登園時の出欠確認のルールの見直しなどを求めていた。
福岡県警は業務上過失致死の疑いで調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASP95569NP95TIPE00F.html
(2021年9月11日 修正5 ;追記)
2021年9月10日21時0分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、園から報告書が提出されたが不十分だとして再提出を求められたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(後日、再提出して受理された)
事故を受けて福岡県と中間市が、園を運営する社会福祉法人「S会」に5項目にわたる改善勧告を行いましたが、10日までに回答するよう求めていた「園長らの責任の明確化」「登園時の出欠確認ルールの見直し」の2項目について、報告書が提出されました。
しかし、県は保育全体の総括がなされていないことや、園の体制の見直しが不十分な点などを指摘して、今月14日までに再提出するよう求めたということです。
また県は、調査の過程で園児への不適切な対応があったとして、9日から改めて双葉保育園に対する特別監査を実施していることを明らかにしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3c79f37e11625bb882a39b82af754312e4c3721
9月10日19時35分にYAHOOニュース(RKB毎日)からは、再提出理由は出欠確認がマニュアルに記載されていないこと、また園児虐待の容疑も出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、園が報告した改善案について、園長が朝の段階で出欠確認をすることがマニュアルに記載されていないなど不十分な点があったため、再提出を求めたということです。
また、保護者への聞き取りで園児への虐待を指摘する意見があったため、県は再び特別指導監査を実施し、事実関係を確認しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4170742a9e249a4aa5ba9d7aca36899a8aff2d5
9月10日20時15分にNHK北九州からは、もう1つの再提出理由は責任明確化不十分だったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、保育園では園長は替わったものの、理事長を兼務する主任保育士が園に残るかどうかの調整が内部でついておらず、責任を明確化して厳正に対処したとは言えないことや、出欠確認のマニュアルが不十分なことが理由だということです。
保育園側は「前向きに検討する」と回答したということで、県は来週火曜を再提出の期限としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210910/5020009554.html
2021年7月31日8時30分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、送迎バス車内の見取り図付きでネット配信されていた。
5歳の男児が炎天下の送迎バスの中に取り残されて死亡した。なぜ起きたのか。
福岡県警によると、問題が起きた29日朝の送迎バスは40代の園長が運転し、他に職員は乗っていなかった。
バスは大型ワンボックスカーを改造したつくりで、亡くなった冬生(とうま)ちゃん(5)は後方寄りに座っていたとみられる。
園に到着して子どもを降ろした際、園長や出迎えた職員らは車内を点検しなかったという。
保護者らによると、この園では普段から園長が1人で運転することが多かった。
ある保護者は、「園長から『今は保育士がつかない形になってるんですよ』と説明をされた。ちょっと大丈夫かなと思った」と話す。
【乗車の人数確認も不十分か】
乗車人数や下車時の点呼も、普段から不十分だった可能性がある。
保護者によると、園では乗車時に名前と健康状態などを書いた紙を職員に手渡すことになっていたが、最近は、子どものバッグに紙を入れておけばいい運用になっていたという。
保育園や幼稚園の関係者からは、疑問の声があがる。
福岡県内の私立幼稚園の園長は、「ドライバーは運転に集中しなければならない。添乗者がいなければ、子どもの体調不良など、不慮の事態に対応できない」。
別の保育園園長は、「0歳時からいる保育園では、数分おきに『誰々ちゃんいる?』と確認するのが基本。どうしてこんなことが起こったのか、言葉もない」と首をひねる。
ただ、送迎バスは不特定の客を乗せる路線バスなどと違い、法的には一般の乗用車と変わらない扱いだ。
内閣府が自治体や施設向けに定めた幼稚園や保育園などでの事故防止のガイドラインにも、送迎バスの安全管理についての規定はないという。
厚生労働省の担当者は、「ガイドラインに全て書き込むことは難しいが、詳細を確認し、必要な点は対応を検討したい」と話す。
【炎天下の車内、15分で「危険」レベルに】
炎天下の車内に取り残されると、どうなるのか。
厚労省の専門委員会がまとめた報告書によると、車内に置き去りにされ、熱中症や脱水で亡くなった子どもは、2003年7月~19年3月に少なくとも25人にのぼる。
日本自動車連盟(JAF)の実験では、外気温が35度の場合、エンジンを切ったミニバンの車内の熱中症指数は15分間で「危険」レベルに達し、温度は2時間で50度に上昇した。
29日の最高気温は、中間市に隣接する北九州市八幡西区で33・1度。
JAF福岡支部の担当者は、「広いバスであっても、温度は急激に上がる」と話す。
熱中症に詳しい大阪国際大の井上芳光教授(温熱生理学)は、熱中症の事故では人手不足で目が行き届かないことが原因になることが多いという。
「人員に余裕があれば複数のチェックが働き、守るべきルールも徹底できる。保育園がどのような運営態勢をとっていたか検証が求められる」と話す。
【車内に子どもが取り残された主な事例】
2003年3月 岐阜県羽島市の私立幼稚園で、通園バスに3歳女児が4時間放置される。けがなどはなし
2007年7月 北九州市小倉北区で、保育園の送迎用ワゴン車に2歳男児が放置され、熱射病で死亡
2016年7月 栃木県芳賀町の駐車場に止めた軽乗用車内で2歳男児が死亡。熱中症とみられる
2017年9月 さいたま市岩槻区の私立幼稚園で、3歳男児が送迎バスに5時間放置される。健康上の異常なし
2019年8月 那覇市の住宅敷地内に止めた乗用車内で、3歳女児が熱中症で死亡。誤って車に乗り込んだとみられ、後部座席のドアに「チャイルドロック」がかかっていた
2020年8月 福岡県久留米市の私立保育園で、送迎バスの担当者が2歳男児を降ろし忘れ、約10分間放置。けがなどはなし
9月 高松市の駐車場に止めた乗用車内で6歳と3歳の姉妹が熱中症で死亡
(年齢はいずれも当時)
https://digital.asahi.com/articles/ASP7Z6V9KP7ZTIPE01B.html?pn=4
7月30日19時40分にNHK北九州からは、死因は熱中症だった、園に到着した際は別の職員が手伝ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しく調べた結果、死因は熱中症であることが新たにわかりました。
警察によりますと、バスは40代の女性の園長が運転し、ほかに同乗した職員などはいませんでしたが、保育園に到着して園児を降ろす際には、別の職員1人が手伝ったということです。
園長は警察に対し、「保育園で降りたと思っていたが、確認はしていない。バスには鍵をかけた」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009161.html
7月31日18時2分にNHK北九州からは、バスが公開されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は31日、送迎バスを詳しく調べた後、報道陣にバスを公開しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210731/5020009167.html
7月31日23時36分に毎日新聞からは、泣いている子がいたりしたため降車後の車内確認をしなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園の代理人弁護士によると、29日午前8時半ごろ、園にバスが到着した際、他の職員が園児らを園舎まで誘導。
園長は運転席から後部座席を目視で確認し、全員が降りたと誤信したという。
その後、運転席を降りて乗降口に回り、1、2歩入って車内を見た際も、冬生ちゃんが残っていることは確認できなかった。
31日の保護者会に参加した保護者によると、園長は「普段は後部座席まで行って忘れ物がないかなどの確認をする。
この日は泣いている子がいたり、1歳児を降ろしたりなどが重なり、確認を徹底できなかった」と説明したという。
代理人弁護士によると、園では勤務時間を減らして人件費を削減するため、朝の迎えのバスは園長が1人で乗り込み、2コースを運転していたという。
https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/383000c
7月31日20時47分に朝日新聞からは、出迎えた職員ともども車内確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バスは園長の40代女性が運転し、園児7人が乗車。
午前8時半ごろ園に到着し、別の職員が出迎えて園児たちをバスから降ろした。
しかし、2人は車内を確認する手順を守らなかったという。
市によると、園長は、当時別の女児が泣いていたため「泣いている子をなだめるのに気をとられていた」と話したという。
https://www.asahi.com/articles/ASP706K81P70TIPE009.html
7月31日23時49分に毎日新聞からは、初の保護者会が開かれたが園長の説明に納得していない保護者もいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園は31日午後6時から事件後初の保護者会を開いた。
終了後に出てきた出席者らは、園の説明に憤りをあらわにした。
ある保護者は、「園長は『普段できていることが(今回に限って)できなかった』と説明したが、到底納得できない。誰もが『言い訳だ』『うそだ』と怒っていた。これから子供を通わせるのに、不安しかない」と語気を強めた。
園児の点呼について、この保護者によると園長は「日ごろはしているがこの日だけしていなかった。園児が連絡なしに休んでいる場合も確認することになっているが、この日は園内でコミュニケーションが取れず気づかなかった」と釈明を重ねたという。
https://mainichi.jp/articles/20210731/k00/00m/040/351000c
8月1日12時45分にYAHOOニュース(九州朝日放送)からは、その日に限って出来ないことが重なるのか?と保護者会で追及されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
説明会に参加した保護者は、「日常的にはそれができているって。その日だけそんなに出来ないことが重なるのかって皆さんに言われていた」「言い訳ばかり」と話していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3328c0a58bcb27e06bfc4dd3dc28ee6e3b40ee76
8月1日9時42分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、園児欠席時の保護者への確認は日頃から行っていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園児が事前連絡なしに欠席した場合の保護者への出欠確認を、園が日頃から行っていなかったとみられることが関係者への取材で分かった。
複数の保護者の証言では、氏名や健康状態を記した紙を登園時に職員に渡す仕組みで、送迎バスの場合は園児のバッグに紙を入れることもあった。
出欠確認に使っていたとみられるが、欠席連絡を数回しそびれた保護者によると、園からの確認はなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d317fec3e70a78d939021dd9eb372eb975da1fc
7月31日付で毎日新聞からは、中間市の別の4つの保育園ではすべて2人で送迎しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中間市内で送迎バスを運行する別の四つの保育園に取材したところ、4園とも、送迎は運転手と職員の2人体制で実施すると答えた。
ある保育園の職員は、「降ろし忘れを防ぐため」と語った。
市の担当課は、国や自治体の取り決めはないとしたうえで、「普通は2人体制で送迎する」と疑問視した。
https://mainichi.jp/articles/20210731/ddm/041/040/113000c
7月30日18時46分にNHK北九州からは、県は送迎時などの安全確認を徹底するよう保育施設に通知を出した、送迎時の安全管理は保育施設のマニュアルに盛り込まれていないことが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、福岡県は、市町村を通じて県内すべての保育施設に対し、園児の安全確認を徹底するよう通知を出しました。
福岡県子育て支援課が、県内の保育園や認定こども園など、合わせて2300余りの保育施設に対して出した通知では、園児が送迎バスなどを使って登園や降園をする際、園児の人数や状況の確認を徹底することや、各保育施設で作成している事故防止のマニュアルを再度見直し、必要に応じて訂正することなどを求めています。
一方、県によりますと、保育施設の安全管理について定めている国の指針には、施設内外の安全点検に努めることや、安全対策のための体制作りを図ることなどは記載されていますが、送迎についての具体的な記載はなく、この指針をもとに各保育施設が作成しているマニュアルにも、盛り込まれていないことが多いということです。
このため、県が行う監査の対象には入らず、指導も難しいのが現状だということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210730/5020009157.html
8月1日23時13分に毎日新聞からは、帰りのバスを運転していた担任が冬生くんの保護者が迎えに来ているのを見て登園していないことに気付いたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月31日夜に園で開かれた保護者会の音声データを毎日新聞が入手した。
約2時間にわたる会議のやりとりを抜粋し、詳報する。
・・・
帰りのバスの担当職員が冬生君の担任であり、欠席と信じたまま、他の園児を朝の迎えに使ったのとは別のバスで送りに行った。
送迎バス(の乗降場所)に冬生君の保護者が来ているのを確認し、欠席だと信じていたのにおかしいと思って職員が声をかけたところ、保護者から「登園した」と言われた。
職員が保育園に連絡し、保育園で捜し、朝の迎えに使用したバスの中で発見した。
・・・
(以降、詳細なやりとりが報じられているが、転載は割愛する)
https://mainichi.jp/articles/20210801/k00/00m/040/269000c
8月2日22時10分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、バス運行時の安全マニュアルは作成されていなかった、出欠管理に使うカードを園長運転のバスでは使っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
園がバス運行時の安全対策マニュアルを作成していなかったことが2日、県と市が合同で行った特別監査で分かった。
市によると、園長が1人で送迎していたバスでは、毎朝提出される体調管理カードを保護者から直接受け取らず、園児のバッグに入れてもらっていた。
カードは出欠管理にも使うことになっていたが、実際には園児の体調に変化があるなど必要なときだけに取り出し、出欠管理には使われていなかったことも判明した。
バスは2台あり、1台は園長1人で乗車することが常態化。
もう1台のバスは付き添いの職員が乗車し、カードを受け取らないと乗れない運用になっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fed93335acbe54c4817ee2dd8079960ecfc5af65
8月3日22時7分に毎日新聞からは、欠席連絡があった園児の名前はホワイトボードに書かれることになっていて、担任はボードに名前がないことに気づいていたが、園長らに確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
担任保育士が、冬生ちゃんの欠席連絡がないことを知りながらも、園内に姿がない冬生ちゃんの所在を園長らに確認していなかったことが、県と市の特別監査で判明した。
市などによると、双葉保育園では園児の欠席連絡が保護者からスマートフォンのアプリや電話を通じてあった場合は、事務員らが事務室のホワイトボードに欠席者の名前を書く仕組みだった。
欠席連絡がなく、バスの送迎中に欠席が判明した場合も、園長や保育士で作る連絡網で情報を共有し、欠席が分かった順にボードに書いていく手順だった。
しかし、担任は、登園してきた園児の中に冬生ちゃんがおらず欠席と認識。
その後、ホワイトボードに冬生ちゃんの名前がなく欠席の連絡も入っていないことを把握しながらも、園長や事務員らに「登園してきていない」と確認しなかったという。
園の関係者によると、園長も「ホワイトボードに(冬生ちゃんの)名前がないことで異変に気づけなかったのだろうか」と周囲に話しているという。
https://mainichi.jp/articles/20210803/k00/00m/040/435000c
8月4日6時0分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、給食の数を確定させる際にも欠席確認しなかった、2台あるうちの1台のバスは人手の関係から園長1人で運転するのが常態化していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
担任はホワイトボードやラインを見ていたが、冬生ちゃんの姿が教室になかったため、欠席と思い込んだという。
午前10時ごろ、給食の数を確定させる必要があり、在園児を把握して欠席者の保護者に連絡する職員もいたが、確認するかどうかは各自の判断に任され、この担任はしていなかった。
園の代理人弁護士によると、在園児は約140人で、バス利用者は約30人、大半は保護者が送迎していた。
園での出迎えに人手がかかるため、2台ある送迎バスのうち1台は、園長1人で運行するのが常態化していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48508f37eb081bba1112b0d8f1f32799df6de44
(ブログ者コメント)
続々と報じられている管理不備の状況。
管理不備で起きた産業事故についても、この10分の1でいいから、続報記事を出していただきたいものだ。
2021年6月26日8時41分にYAHOOニュース(埼玉新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県加須市の男子中学生が市立騎西小5年生だった2017年6月、高温のみそ汁が入った食缶を運搬中に転倒して脚にやけどを負ったのは学校側が安全配慮を怠ったのが原因として、市を相手取り慰謝料など約792万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、さいたま地裁で開かれ、斎藤清文裁判長(代読・沖中康人裁判長)は市に約297万円の支払いを命じた。
判決理由で斎藤裁判長は、給食当番として2人一組で運ぶルールになっていた約10キロの食缶を、相手の生徒が委員会活動で呼び出されたため1人で運んだ点について、「(男子生徒に)落ち度はなく、過失相殺の対象ではない」と、生徒側の責任は認められないと説明。
食缶を1人で運んだ結果、約90度の高温のみそ汁を脚にこぼして全治6カ月のやけどを負い、合わせて手のひら4倍以上の痕が残っていて、後遺障害等級では「12級(労働能力喪失率14%)に相当する」と、同14級を主張した市側の訴えを退けた。
判決後、取材に応じた男子生徒の父親(52)は、「判決は妥当だと思っている。市側の過失が認められて安堵(あんど)している」と語った。
父親は、事故後から市教育委員会からの正式な謝罪がないことに加え、再三の詳細調査の求めに応じないなど、改めて市側の対応を問題視した。
加須市学校教育課は、「判決文が届いていておらず、確認できないので、現段階ではコメントを控えるが、判決文が届いたら誠意を持って対応したい」と述べ、詳細調査を行わなかった理由については、「事故直後から調査していて、事実確認ができたことと再発防止策を講じた」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a94dc782ab3fa164face64bd588963b3be339840
6月25日18時10分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、父親はこれを機に市は配膳環境を改善してほしいと話したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決によると、元児童は給食当番だった2017年6月、本来は2人1組で運ぶ重さ約10キロの食缶を、相手が委員会活動で不在だったために1人で運搬。
バランスを崩して転倒し、90度のみそ汁を左脚に浴びて6カ月のやけどをした。
判決は「学校側は事故防止の注意義務があり、教職員が児童2人で運搬しているかを確認すべきだった」と指摘。
「元児童に一定の過失があった」とした市側の主張を退けた。
判決後、元児童の父親(52)が取材に応じ、「子どもに過失がないと認められ、妥当な判決だ。市はこれを機に、配膳環境を改善してほしい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e38989939b3de5744347352a9fc2087edd47c4f5
6月26日15時36分に読売新聞からは、配膳室から教室まで1人で運ぶ途中でバランスを崩したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
訴状などによると、児童は一緒に給食を運ぶはずだった別の児童が不在だったため、高温のみそ汁が入った約10キロの食缶を1人で配膳室から教室まで運搬。
途中でバランスを崩してみそ汁がこぼれ、左足に重いやけどを負い、痕が残った。
訴訟で市側は、児童が危険性を理解した上で1人で食缶を運んでおり、一定の過失があると主張していた。
判決は「危険を理解することができたとしても、事故時には2人で運ぶなどの対応は困難」として、児童には過失がないとした。
父親は判決後、報道陣に「子どもに責任があるという市の主張は到底受け入れられるものではなかった。判決は妥当だ」と語った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210626-OYT1T50116/
2021年6月12日6時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夏を思わせる暑さが続いています。
この時期、運動会の演目や体育の授業などで、子どもたちが長時間、「はだし」で過ごしていませんか?
校庭の表面が思わぬ熱さになっていて、「やけど」を負うことも。
実際に診療した医師が注意を呼びかけている。
【足の裏に水ぶくれが】
「足の裏が痛くて、歩くのがつらい……」
6月初旬、横浜市の「ふくろ皮膚科クリニック」を受診した小学校高学年の女子児童がこう訴えた。
袋秀平院長が診察すると、女子児童の足の裏には、親指の付け根などに水ぶくれができていた。
「低温やけど」の症状だ。
やけどによる皮膚損傷の度合いは、3段階中の2度だった。
痛みを和らげるため、炎症を抑える塗り薬を処方し、経過観察中だ。
受診の前日、児童は校庭で行われた運動会に参加しており、ダンスなどの演目に出ていた。
1時間近く、足元はずっとはだしの状態。
途中から足裏に痛みを感じはじめ、終わるころには、友達の肩を借りないと歩けない状況になった。
1日経っても痛みが引かないことから受診したという。
袋院長によると、こうした症例が目立ち始めたのは2019年ごろから。
いずれも、運動会の練習や当日、はだしのまま校庭で長時間過ごしていたことが共通していた。
低温やけどは、短時間の皮膚の接触では問題ない温度(約45~50度)でも、連続して皮膚と接することで起きるやけどだ(46度で30分~1時間、50度では数分程度)。
熱さに気づかずに触れ続け、皮膚の奥深くまで損傷することがある。
袋院長は「校庭の地面が、やけどを引き起こすほどの熱を持つことは、ほとんど知られていないのではないか」と危惧する。
これまでにも、気温が27度前後のときでも、はだしで低温やけどになったケースもあったという。
【夏場の校庭、高いリスク】
建設大手の大成建設の研究(大成建設技術センター報38号)では、気温が32・6度の場合、土の校庭の地表面の温度は52度にも達するとの結果が出た。
日照時間や風通しなどで変化すると考えられるが、夏場の校庭のリスクは高いことがうかがえる。
また、子どもたちがはだしで過ごす中、指導する教職員らは靴をはいており、気づきにくい可能性を袋院長は指摘する。
「そのときの気温だけではなく、熱が地面にどのくらいこもっているか、摩擦が起きる活動か、なども影響する。はだしでやるべきかどうか、慎重に判断してほしい」と話す。
文部科学省によると、学習指導要領にはだしでの活動を求める項目はないといい、「あくまでも学校現場の判断で選択されている」とする。
横浜市では、19年に複数の事例が報告されたことから、同年5月、市内の小中高校に対し、校庭での足裏やけどや熱中症について注意喚起する通知を出している。
運動会のダンスや組み体操など、はだしで行う活動は以前からあったが、最近は、夏前でも気温が上がる日が多いことが影響しているのでは、とする。
担当者は「コロナで軒並み行事が中止・延期となった昨年に比べ、今年は運動会を行う学校も多い。十分に注意を呼びかけていきたい」と話す。
https://www.asahi.com/articles/ASP6B6RQMP68UTFL00P.html
2021年5月20日18時24分にYAHOOニュース(新潟テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県十日町市で20日、高さ2mの道路標識が倒れ、登校中の小学生が軽いけがをしました。
倒れた標識は、19日に乗用車がぶつかり傾いていましたが、その場で元に戻しただけで、安全を確保する処置が行われていませんでした。
警察によりますと20日午前8時前、十日町市立松代小学校の関係者から「子どもたちが道路標識を押したところ、倒れてぶつかった」と、近くにいたパトカーに届け出がありました。
倒れたのは、十日町市松代の国道と県道の交差点にある横断歩道の道路標識で、集団登校をしていた小学生4人の頭や腰などにぶつかりました。
6年生1人が病院に運ばれましたが、頭にこぶができる程度の軽傷です。
標識の大きさは2m。
重さもあり、大けがになる危険性もあった今回の事故。
実は19日夜、乗用車がバックした際、標識にぶつかる単独事故があり、警察も現場に駆け付けていました。
標識はその際、傾いていて、当事者が自分たちで戻し、警察もただちに危険はないとして、安全を確保するなどの処置をしていませんでした。
警察は、19日夜の事故が20日朝の小学生の事故につながった可能性があるとみて調べるとともに、緊急で市内の道路標識を一斉点検しています。
十日町署は「対応に問題があったかどうかは、今後の捜査の結果を見て判断する」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7efc9407c04fab809d4d18c10f12c9e0b9f2753
5月20日19時27分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、現場に駆け付けた警官が揺らすなどした結果、すぐに折れる危険性はないと判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や目撃者によりますと、20日午前7時40分ごろ、集団登校中だった松代小学校の児童1人が歩道に設置された道路標識を触ったところ突然折れ、児童4人に当たりました。
このうち6年生の女子児童が頭を打撲するケガをし、病院に搬送されましたが、軽傷だということです。
ほかの3人にケガはなく、そのまま登校しています。
警察によりますと、19日午後6時半ごろ、自動車が標識にぶつかる自損事故が発生しました。
現場に駆け付けた警察官が標識に亀裂が入っていたことを確認しましたが、標識を揺らすなどした結果、すぐに折れる危険性はないと判断したということです。
警察は、折れた原因が事故によるものか、それとも劣化によるものなのか調べています。
道路標識は警察が管理するもので、警察は「標識が倒れてケガしたことについては遺憾に思います」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/211cc6e5171a565f2152166d97f4a8db23d726ab
2021年5月10日19時45分にテレビ愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後1時ごろ、松山市太山寺町の松山市立北中学校で「理科の実験中に体調不良者が多発している」と消防に通報がありました。
消防が駆け付けたところ、複数の生徒が体調不良を訴えていて、生徒21人が病院に搬送されました。
いずれも意識はあり、命に別条はないということです。
学校によりますと、10日は2年生の3クラス90人が1時間目から3時間目にかけて理科の授業で硫化水素を発生させる実験をしていました。
しかし、実験のあと、気分が悪くなり保健室で手当てを受ける生徒が相次いだことから、学校が消防に通報したということです。
松山市立北中学校・森田校長:
「(実験は)教科書にも出ていますし、教育課程上、やっても問題はない。みなさんにご心配をおかけしまして、申し訳ないと思っております。今は子どもたちの回復を願っています」
実験中は窓を開けて換気をしていたということで、消防と警察が詳しい原因を調べています。
http://www.ebc.co.jp/news/data/index.asp?sn=EBC2021051005648
5月10日17時1分にはNHK四国からは、硫化鉄を使った燃焼実験中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日正午すぎ、松山市立北中学校から「理科の実験で体調不良者が多数出た」と消防に通報がありました。
学校や消防によりますと、いずれも2年生の生徒13人が救急車などで病院に搬送されたほか、生徒8人が学校が手配したタクシーで病院に運ばれました。
いずれも症状は軽いということです。
学校によりますと、午前中、2年生が理科の授業で理科室で硫化鉄を使った燃焼実験を行い、いずれも授業に出席した生徒が体調不良を訴えたということです。
学校は、燃焼実験では独特のにおいなどが発生するため十分に換気をしていたとしています。
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20210510/8000009552.html
2021年4月27日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がイメージ図付きでネット配信されていた。
3年前の秋、東京都内のある私立中学で、2年の男子生徒が3階の窓から転落する事故が起きた。
男子生徒は半年間の闘病の末に死亡。
14歳だった。
文部科学省の指針に基づく「詳細調査」に相当する調査が実施されたが、国には提出されず、教訓として共有されていなかった。
学校側が作成した事故報告書によると、現場となったのは校舎3階。
窓枠から室内にせり出したスペース(奥行き16センチ、床からの高さ72・5センチ)があった。
男子生徒は、この部分に上がって歩いていて、中腰になった際、バランスを崩して窓から転落。
約7・2メートル下の1階中庭テラス(コンクリートのタイル製)に落ち、意識不明の重体で都内の病院に運ばれた。
当時、窓は全開だったが、遮光カーテンが引かれ、室内からは窓の状況が分からない状態だった。
転落防止の観点から、窓には16センチしか開かないようにするためのストッパーが設置されていたが、壊されて機能していなかった。
男子生徒は頭を強く打ち、頭蓋骨(ずがいこつ)を外して脳にメスを入れる手術を繰り返した。
意識は戻らない。
髄膜炎や水頭症も発症。
それでも、医師と看護師による懸命の治療で命をつないだ。
事故から約1週間が過ぎ、父のスマートフォンに当時の校長から電話が入った。
「(事故は)防げたかどうか分からない」。
無責任な態度に言葉を失い、両親は学校側の面会の申し出を一切断った。
事故は本当に、防げないものだったのだろうか――。
両親は息子の死後、その問いと向き合い続けた。
学校は事故直後から経緯を調査。
事故から3カ月後、詳細な調査内容をまとめ、両親に示した。
その報告書によると、この学校では10年にも窓から生徒が転落する事故があり、生徒が骨折した。
この際は旧校舎で、この事故をきっかけに、現校舎には、窓が全開にならないようストッパーを取り付けていた。
だが、生徒のいたずらでストッパーが解除される事案が相次ぎ、事故前から教諭たちも問題視していた。
男子生徒の事故が起きる5カ月前の18年5月下旬、他の窓のストッパーが解除されているのを、男子生徒の担任教諭が発見。
この教諭が生徒たちに対し、過去の事故に触れ、「厳しく注意を行った」という。
その後、点検を重ね、男子生徒の事故直前の10月上旬にも、全担任教諭が全教室の窓について、ストッパーが正常か目視で点検していた。
さらに毎日の教室清掃時にも、担任教諭が窓の開閉と目視によってストッパーが利くかを確認してきたという。
ただ、調査の結果、現場となった窓のストッパーが壊されているかどうかは、一見しただけでは分からない状態だった。
一方で、生徒たちへのヒアリングで、ストッパーが壊されていたり、ストッパーが利かずに窓が全開になったりすることを認識している生徒がいたことが分かった。
つまり、学校側が行っていた点検は、十分に機能していなかった可能性が高い。
こうした経緯がありながら、初めて両親に示された報告書では、事故の発生との因果関係には触れず、「ストッパーの解除が発見された際に注意を行ったが、何が起こるか分からない万一の事態に対し、予見と検討が至らなかった点につき深く反省する」と記すにとどまった。
学校側の責任を避けるような言及に、両親は「このままでは終われない」と感じた。
報告書が出た後も、両親は学校に対し、粘り強く事故原因の分析を再考するよう要求。
その結果、事故から9カ月後の報告書では、事故原因は「ストッパーが壊れている状態」にあり、「その危険性が浸透していなかった」「中学生目線でリスク管理をすべきだったのかもしれない」と記された。
「防げたかどうか分からない」という事故直後の当時の校長の発言についても、文書上で「非常に残酷で無責任な言葉」だったと謝罪した。
報告書の取り扱いにも問題があった。
文科省が16年に「詳細報告書」を蓄積する指針を出したにもかかわらず、提出されていなかったのだ。
指針では、詳細調査は私立校の場合、「必要に応じて都道府県等担当課が支援・助言を行う」と定めている。
学校側弁護士は「調査結果を提出するか否かは都の助言を踏まえるもので、都にイニシアチブがある」と述べ、教頭は都から「調査を報告する必要はないと聞いた」と説明する。
取材に対し、都は個別の事案について詳細を明らかにしていない。
そもそも、国は指針で、詳細調査の実施を「望ましいもの」とするにとどめ、提出も義務とはしていない。
こうした中途半端な検証体制について、男子生徒の母は「ヒヤリハット(重大事故につながる可能性がある小さな事故)の積み重ねが、命を失う事故になる。二度と同じような事故が起きないよう、調査結果の共有を義務づけてほしい」と求める。
https://mainichi.jp/articles/20210427/ddm/003/040/085000c
2021年4月29日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、イメージ図付きでネット配信されていた。
27日午後3時ごろ、宮城県白石市の市立白石第一小学校で、校庭に設置されていた防球ネットの支柱が折れ、同小6年の松野さん(11)=白石市長町=ら男子児童2人を直撃した。
松野さんは病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、死亡が確認された。
一緒にいた別の児童も、あごの骨を折る大けがをした。
県警白石署などによると、建物などにボールが当たるのを防ぐネットを支える柱2本のうち1本が根元から折れ、児童が下敷きになった。
支柱は木製で重さ約40キロ、直径約17センチ、高さ約6メートル。
事故があったのは放課後で、男子児童6~7人が防球ネットに寄りかかったり、引っ張ったりして遊んでいた。
当時、校庭に教職員はおらず、児童が支柱をどけた後、職員室にいた教諭を通じて救急車を呼んだ。
松野さんの死因は、外傷性くも膜下出血だった。
市教育委員会によると、防球ネットがいつから校庭にあり、誰が設置したかなどは不明。
生涯スポーツや少年野球の練習などで使われていたという。
市教委は年に1度、業者に依頼して市内の学校に設置された遊具の安全点検をしているが、事故が起きた支柱は点検の対象外だった。
教職員が月に1度目視などで点検し、今月12日に確認したときは異常がなかったという。
白石署が詳しい事故の経緯を調べている。
28日に記者会見した市教委の半沢教育長は、「安心安全であるべき学校で、あってはならない事故が起きた。児童への指導が足りなかったと言わざるをえない」と謝罪した。
https://mainichi.jp/articles/20210429/ddm/041/040/041000c
4月28日18時44分にNHK東北からは、子供たちが引っ張った方向に柱が倒れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委は「子どもたちが引っ張った方向に柱が倒れたと推察される」としています。
白石市の小学校で起きた事故を受けて、県教育委員会は、県立学校と県内のすべての市町村の教育委員会に対して、学校の校庭にあるポールや柱を含む施設や設備について、安全かどうか点検するよう求める通知を出しました。
また、仙台市教育委員会も、学校の敷地内にあるネットを支える柱が安全かどうかを点検するよう、市立のすべての小中学校などに通知を出しました。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210428/6000014592.html
4月28日20時4分に朝日新聞からは、遊具は業者に依頼して点検していたが、この柱は教職員が目視や触って点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
折れた支柱は留め具などで固定はされていなかった。
このネットの設置記録は学校に残っていないという。
市教委は、学校の遊具に対しては年1回の点検を業者に依頼しているものの、このネットは対象外だった。
学校の教員が毎月1回、目視したり触ったりして点検していたが、今月12日の点検時に異常は確認できなかったという。
https://www.asahi.com/articles/ASP4X3T3BP4XUTIL00C.html
4月28日19時49分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、柱は遊具と違うので、そこに落とし穴があったのかもしれないと教育長が述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
白石市教育委員会 半沢教育長
「遊具は基本的には、ものを使って遊ぶためにあるので目が届くが、防球ネットはブランコや滑り台のように、それを使って遊ぶことが目的ではないことから落とし穴があったかもしれない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6ea512d41316469a56986ca4889249b64596657
4月29日19時33分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ネットは31~32年前に設置されたものだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校の卒業生によりますと、このネットは1989年に設置されたとみられることが取材で分かりました。
「31年か32年ぐらい前、私が小学6年生の時。平成元年くらいの時にできたと思う。当時は白いネットで登ってはいけないという注意を(学校から)受けた記憶がある」(小学校の卒業生)
左は1989年5月に行われた運動会の写真です。
この時は、まだネットはありません。
一方の右側、同じ年の9月に撮影された修学旅行の出発式の写真ではネットが確認できます。
「サッカーゴールに見立ててシュートを打ったり、(当時)そのような遊び方をした」(小学校の卒業生)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f1971f4a266cfbf3b7e429e6fce3848b2fd0dd
4月30日6時20分にYAHOOニュース(河北新報)からは、工事用のネットだったかもと推測する卒業生もいるという下記趣旨の記事が、割と鮮明な工事時の写真付きでネット配信されていた。
倒れた防球ネットの支柱は32年前の1989年に設置された可能性があることが29日、分かった。
89年設置の根拠は当時の卒業アルバム。
5月の運動会の写真には支柱が写っていないが、9月の修学旅行の出発式と見られる写真には工事の足場を組んだ体育館の手前に木製支柱が少なくとも2本写っている。
当時のネットは現在の防球ネットとは色や目の大きさが異なる。
卒業生の男性は「何のために設置したかを知らされた記憶はないが、新しいネットだった。最初はスポーツ用でなく、工事の資材や車両を守るように設置されたのでないか」と推測する。
半沢市教育長は時期特定の意義を「木製の物が(経年変化で)どうなるのか、時期を調べることが学校防災に役立つ」と説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e2d5861bb81cb037c67457811b1bab63e322af
(ブログ者コメント)
〇何らかの目的で設置したものは、その目的を終えた後は遅滞なく撤去すべき・・・そういった教訓事例のようにも感じた。
〇この事例の横展開対応として、名古屋市では注意喚起文書が配布されたという記事もネット配信されていた。
国や県などからの指示を待つことなく、他市の事例を横展開対応しているところもあるということで紹介する。
(4月28日21時5分 NHK東海)
27日、宮城県白石市の小学校で、校庭のネットを支える長さ6メートルの木製の柱が折れて男子児童2人にぶつかり、このうち1人が死亡しました。
この事故を受けて、名古屋市教育委員会は28日夕方、名古屋市立の小中学校や高校などに注意喚起の文書を送りました。
文書では、それぞれの校内に宮城の学校と同じような木製の柱がないかを確認することや、木製の柱や樹木などの腐食が進んでいないかなどを日常的に点検するよう求めています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210428/3000016440.html
(2021年5月26日 修正1 ;追記)
2021年5月25日13時27分に産経新聞からは、事故を受け文科省は倒壊落下恐れのある学校設備を総点検するよう具体例を挙げて全国の教委に通知したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
文部科学省は25日、宮城県白石市立小で防球ネットの木製支柱が折れて小6男児が死亡した事故を受け、倒壊や落下の恐れがある学校設備を総点検するよう全国の教育委員会に通知した。
教職員の目視で安全性が判断できない場合は専門業者に依頼するようにも明記した。
通知では、防球ネット以外の点検対象を具体的に例示。
児童生徒が触ったりぶら下がったりする可能性がある設備として、国旗掲揚のポールやバスケットゴール、フジ棚などを挙げた。
校舎内のスピーカーや天井からつり下げているテレビは落下の恐れがあるため、接合部分に腐食がないか確認するよう求めた。
https://www.sankei.com/affairs/news/210525/afr2105250007-n1.html
(2021年10月15日 修正2 ;追記)
2021年10月14日18時29分にNHK東北からは、専門的な知識を持った人材の活用などを提言した報告書が答申されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
白石市は、再発防止策などを検討する調査委員会を設置し、建築士や大学院の教授など5人の委員が議論を重ねた結果、14日、報告書を市に答申しました。
それによりますと、支柱が折れた防球ネットは、平成元年7月に設けられたことは分かったものの、誰が設置したかは不明で、学校や地域の危険性に対する意識も低く、安全管理が不十分だったとしています。
さらに、設置の目的や経緯が記録されず、木の腐食への認識が欠けていたため、教育委員会による指導も不十分で、学校の教職員による目視程度の点検になっていたと指摘しました。
その上で、提言として、構造や材質の劣化など専門的な知識を持った人材を活用し、行政の支援の在り方も含めて、点検方法を改善することや、施設の設置目的や用途を明確にし、耐用年数を踏まえながら管理することなどを求めています。
答申を受け、白石市教育委員会は、今月中に具体的な対策を決めたいとしています。
調査委員会の委員長を務めた宮城教育大学教職大学院の本図愛実教授は、「今回示した再発防止策を講じていれば、十分防げた事故だと判断した。真摯に反省をし、安全で安心な教育環境を子どもたちに提供してほしい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20211014/6000016618.html
10月15日6時0分にYAHOOニュース(河北新報)からは、報告書では不十分だった安全管理として4つの要因を列挙したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
有識者でつくる事故調査委員会は14日、「事故原因は学校などの不十分な安全管理」とする報告書を市教委に答申した。
調査委は、不十分な安全管理について「支柱設置の目的や経緯の記録がなく、劣化への認識が欠如していた」などと、四つの要因を列挙。
そのうち、防球ネットがサッカーゴールとして利用され、児童が日常的に支柱やネットに寄り掛かっていたことに関しては「等閑視(とうかんし)されてきた」と指摘した。
再発防止策では、
「多元的な視点による点検と改善」
「(設置物の)用途の明確化と登録」
「(点検内容や項目の)重点化」
を提言した。
具体的には、施設老朽化や自然災害の大規模化を念頭に、「前年度踏襲の安全点検計画や方法のままでよいはずがない」と、日常的な改善の必要性を強調した。
宮城教育大教職大学院教授の本図愛実委員長は、「支柱は風景と化して倒れないものと思われていた。30年間、登録や引き継ぎがされなかったのが問題」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f23aadef1258dab21a7ac0932714f65bde059e7
10月14日19時23分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの支柱はもともとNTTから贈られた電柱だったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、防球ネットは、1989年7月4日、NTT大河原電報電話局から贈られた電柱を学外のスポーツ団体が設置したものとみられます。
また、事故原因については、「支柱の設置時期や経緯が記録されておらず、支柱に多数の亀裂がありながら劣化という認識が欠如していた。」、「学校で月に一度、点検がされていたが目視で確認する程度だった」などとし、学校などの不十分な安全管理が事故を招いたと結論付けました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d92d4eebf4ec3981b66c1cd0148be70063f56db
10月14日18時18分にYAHOOニュース(東北放送)からは、ネットの設置者は不明、報告書では設備の登録制度を作ることも提言されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
答申書では、防球ネットは1989年に設置されたとしたものの、設置者は不明としました。
そして、ネット設置の記録がなく、正確な設置時期や耐用年数が把握されていなかったことや、学校が行っていた安全点検が不十分だったことなどが事故の要因と指摘しました。
そのうえで再発防止策として、設備の登録制度を作り、耐用年数や使用方法などを明確化することや、教職員だけでなく、専門家なども入れ、点検を行うことなどを示しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/135563b48f6dbe885cef65509a02debe238515eb
(2022年2月18日 修正3 ;追記)
2022年2月11日18時1分にYAHOOニュース(FNN PRIME:仙台放送)からは、校長と主幹教諭が書類送検された、校長らは古い木柱だとは思っていたが危険性は認識していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(前回紹介した内容より詳しい新報道があったので、前記事を差し替えた)
警察は、この事故について2022年2月3日、小学校の男性校長(60歳)と校舎の安全管理や点検方法を指導する立場の男性の主幹教諭(57歳)の2人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警察によると、校長と主幹教諭は事故を防ぐ注意義務があったにも関わらず、必要な点検や、防球ネット付近で遊ぶことを禁止するといった児童への指導を怠り、放置したことで2人を死傷させた疑いがもたれている。
警察によると、2人は「古い木柱だとは思っていたが、倒壊という具体的な危険性は認識しておらず、具体的な点検方法などを指示していなかった」という趣旨の話をしているという。
亡くなった松野さんが眠る白石市内のお墓。
事故の発生から9カ月となった1月27日。
月命日に墓前で手を合わせる男性校長の姿があった。
男性校長:
「毎月、お墓には職員が学年ごとに、自宅には教育委員会と学校が伺っている
記者:
毎月どんな思いで
男性校長:
「『再発防止に努めて学校もやっています』と松野君にお話ししている。二度と同じようなことを起こさないと、学校職員、精一杯やっているところ」
遺族は仙台放送の取材に、 「校長と主幹教諭に一定の責任はあると思うが、それよりも長年見過ごされてきたことに問題がある。二度とこのようなことが起きないようにすることが一番大切」 とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/881dae7ef7c2a44a1a4456a6022844726baf79ab
2月14日19時45分にYAHOOニュース(東北放送)からは、台帳を使った点検が教職員によって行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、再発防止のため点検項目などを記した台帳を使って、市内の小学校で遊具などの安全点検が行われました。
14日は、宮城県白石市の白川小学校で教職員8人が手分けして校庭の遊具や校舎内の備品などに危険がないか確認しました。
点検では、市教委が各学校に整備を進めている学校施設や設備を一覧化した台帳を初めて活用し、複数の職員が設備を確認して、記録をつけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7acd713caa3bcbc2c5f2788a5724acafa82569
2月14日19時16分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、市は来年度から学校安全委員会を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
白石市の山田裕一市長は14日の定例会見で、来年度から学校の危険箇所を見直す学校安全委員会の設置や専門家による施設の点検などを強化することを明らかにした。
白石市は去年11月に再発防止策をまとめ、学校設備の設置時期や使用頻度などを台帳をもとに電子化し、学校と白石市が老朽化をダブルチェックしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df5664797ac9bd73612cc9de2329b5a41764c544
2021年4月24日7時6分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日、札幌市の小学校で、授業中に突然、黒板が落下し、教員の頭を直撃する事故がありました。
黒板が落下する事故があったのは、札幌市立厚別東小学校の4年1組の教室です。
札幌市教育委員会によりますと、23日の午前9時半過ぎ、2時間目の授業中に、教室にあった上下にスライドする黒板が2.3メートルの高さから落下し、教員の後頭部を直撃しました。
黒板が落下する大きな音が聞こえたため、隣の教室の教員が駆け付けると、後頭部を打った教員は、その場で頭をかかえてうずくまっていたということです。
その後、後頭部を打った教員は、病院で検査を受けましたが、異常はありませんでした。
札幌市教委は、この小学校にある、同じスライドタイプの黒板をすべて取り外したほか、市内すべての小学校に同じタイプの黒板を点検するよう伝えました。
厚別東小学校は、来週の授業ではホワイトボードを使用する予定です。
黒板の大きさは、縦、約1.2メートル、横、約3.6メートル、スライド幅は57センチで、事故当時、黒板は一番上までスライドされた状態でした。
札幌市教委によりますと、黒板の一斉点検などは、ふだん行っておらず、異常の報告があった学校に限り、点検や修理を行っているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f84aa5bdf6d4316a0e7d1be29e30f6d8df7b2e7e
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。