2018年6月14日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
つくば市教育局は14日、市立竹園西小学校(同市竹園)で13日に行われたプールの授業中、児童11人がプール底面の剥がれた箇所で足を切るなどのけがを負ったと発表した。
プール底面に張ってあったプラスチックの裂け目に触れたのが原因。
うち、男子児童1人が足の裏を8針縫うけが。
市教育局によると、同日午後2時ごろ、3年生130人のプールの授業中、児童らがプール内の端を歩き、水の流れを作っていたところ、男子児童1人が片方の足の裏を切った。
ほかの児童も擦り傷を負った。
5月28日、底面に張ってあるプラスチックがプール本体から浮き上がっているのを学校関係者が発見。
浮き上がった部分3カ所を取り除き、裂け目を防水テープで補修した。
6月12日に補修部分の上にビニール製マットを敷き、13日から使用を始めたばかりだった。
門脇教育長は、「底面の全面的な改修を検討し、市内全小中学校に対しても安全確認を行うよう指導する」としている。
出典
『プール底面で11人けが つくば・竹園西小 授業中、裂け目触れる』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15289842836725
6月15日付で読売新聞茨城版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
つくば市教育委員会は14日、市立竹園西小の小学3年の児童11人が13日午後2時頃、水泳の授業中、プール底から剥がれたプラスチック片でけがをしたと発表した。
うち男児1人は足の裏を切り8針縫った。
市教委教育施設課によると、同小から5月28日に底がひび割れているなどと連絡があり、剥がれた箇所を取り除き防水テープを貼り、水圧で抑える専用マットを敷いた。
事故は、マットがずれて修繕箇所が露出したのが原因とみられる。
市教委は、今後、同小のプールの全面的な改修を検討する。
他の学校にも点検を指示した。
出典
『小学校のプールで3年生11人がけが…つくば』
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20180615-OYTNT50060.html
6月14日19時20分にNHK茨城からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このプールでは先月28日、プールの底3か所でプラスチックがはがれているのが確認され、応急処置として、ゴム製のマットを敷いて対応していたという
出典
『プールの底はがれ児童11人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180614/1070002868.html
2018年6月12日18時56分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時前、春日市春日原南の春日原小学校で、授業を受けていた5年生の男女あわせて7人が吐き気などの体調不良を訴え、病院に搬送された。
市教委によると、7人の児童の症状は軽く、命に別状はないということで、いずれも過呼吸の症状だと診断されたという。
市教委によると、この教室では当時、算数の授業をしていて、7人が体調不良を訴える前に、別の児童がおう吐したため、教員が教室の床に消毒用のアルコールスプレーを吹き付けたという。
7人は、この後、体調不良を訴えたということで、警察などが関連がないか原因を調べている。
出典
『授業中体調不良訴え児童7人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180612/0001113.html
2018年6月8日21時42分にgooニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時25分ごろ、兵庫県三田市の市立上野台中学校で、特別支援学級に通う1年の女子生徒(12)が校舎3階の教室の窓から、約5.6m下の玄関のひさしの上に転落した。
右足首3カ所を骨折する重傷。
市教委によると、当時は給食後の休憩時間で担任はおらず、教室にはこの生徒1人だけだったという。
市教委によると、窓は床から約80cmの高さにあり、転落防止用の安全バーを設置していたが、窓の手前に高さ約90cmの棚が置いてあった。
女子生徒が棚の上に乗った後、誤って窓から落ちたとみている。
生徒は軽度の知的障害があり、保護者に「扉の向こうに何があるのか押してみた」などと話しているという。
市教委は、窓の前に棚を置いていたことについて「安全への配慮が足らず、対策が十分ではなかった」としている。
出典
『中学校舎から女子生徒が転落 右足首3カ所骨折の重傷 兵庫』
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20180608018.html
6月11日20時0分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上野台中学校(兵庫県三田市志手原)で、特別支援学級に通う1年の女子生徒(12)が校舎3階から転落した事故を受け、市立の幼稚園や小中学校など全38校園は11日、校舎の緊急安全点検を行った。
事故は8日、給食後の休憩時間に発生。
当時、教室にいたのは女子生徒1人だけで、市教委は、生徒が窓の手前にあった棚に上った後、誤って落ちたとみている。
生徒は足首を骨折する重傷を負った。
各校は、窓の前に棚などがないか、手すりは破損していないかなどを点検。
天井や掲示板、コンセントの不具合などもチェックした。
市教委は、調査結果の報告は求めていないという。
市内では2015年12月、八景中(八景町)で男子生徒が校舎4階の教室から転落し、一時、意識不明となる事故が発生した。
市教委は再発防止策として、各校で月1回、担任らが教室の安全確認をするよう求めていたという。
一方、11日の市議会福祉教育常任委員会で、上野台中の事故について、市教委の岡崎学校教育部長は「学校の安全管理に問題があった」と陳謝。
市議からは「八景中の事故から3年たち、点検に緩みがあったのではないか」などの声が上がった。
出典
『上野台中転落事故受け 全校園で安全点検 三田』
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201806/0011344433.shtml
2018年5月26日0時55分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県富士見市は25日、5月1日と14日の2日間に市立小、中学校に提供された給食を食べた小学生3人と中学生1人の計4人(いずれも男子)がじんましんなどのアレルギー症状を発症したと発表した。
小学生1人は1日入院したが、2日後から通学。
ほかの3人は投薬後に回復し、翌日から通学している。
市教委などによると、両日とも、アレルギーの原因とされる卵、乳、小麦入りの「ミートボールのしょうゆ煮」が提供されていた。
同市の小、中学校計17校には、学校給食センターの給食が提供されている。
同センターは毎月、アレルギーのある生徒の保護者に対し、調理素材にアレルギーの原因になる物質の有無を明記した「食物アレルギー食品対象表」を配布。
食物アレルギーの生徒らは、この対象表を事前に確認し、給食を選別している。
ただ、両日の対象表には、アレルギーの原因物質は記述されていなかったため、生徒らはそのまま食べた。
調査により、ミートボールの納入業者が、原因物質のある食材とない食材の2種類の規格書を同センターに提出。
職員が、原因物質のない食材の規格書を見て、対象表に記載していたことが分かった。
星野光弘市長は、「4人の児童、生徒や家族にはおわびしたい。子どもたちが安心しておいしく食べられる給食の信頼を失墜してしまった。今後は二度とこのようなことがないように、再発防止と職員の確認作業の徹底を図りたい」としている。
出典
『アレルギー発症…富士見市立小、中学校で給食食べた4人 ミートボールに原因物質、連絡なくそのまま食べる』
https://this.kiji.is/372775459454207073?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
2種類の規格書が提出されたという件、それはルール通りなのだろうか?
規格書は1種類だけとし、アレルギー食材には〇印をつけるなどの運用にすれば、間違いは起きないと思うのだが?
2017年8月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7514/
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月24日23時1分にYAHOOニュース(埼玉新聞)からは、専任監視者を配置しなかったことなどを問題視する報告書が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
市社会福祉審議会の特定教育・保育施設等重大事故検証専門分科会(会長;刀根洋子・和洋女子大学看護学部長)は24日、事故の検証報告書を清水市長に提出した。
報告書は、本来配置すべき専任の監視者がおらず、目を離した隙に事故が起きたことを問題視。
傾斜地に設置したプールに異なる年齢の園児を一緒に入れる危険性なども指摘し、再発防止策を提言した。
分科会は市長の諮問を受けた市の第三者機関で、弁護士や幼稚園、医師会関係者ら委員5人で構成。
昨年10月から4回にわたり会議を開き、本年度のプール開きを前に審議結果を答申した。
報告書によると、事故が起きたのは昨年8月24日午後3時38分ごろ。
女児がプールで浮かんでいるのが発見され、翌25日に死亡した。
死因は明らかになっていない。
国は、プール活動中の事故を防ぐために、2人以上の職員を配置し、うち1人は監視に専念するよう通知している。
しかし同園では、監視中の保育士2人が事故発生の3分前からプール内の滑り台の撤去作業を始め、1分間、園児から目を離していた。
報告書は「プール監視中は、その他の業務を行ってはならない」とし、十分な監視体制が確保できない場合はプール活動の中止も選択肢に入れるよう提言。
国の通知を確認したのが園長だけで、ほかの保育士らに周知されていなかった点も課題に挙げた。
プールは園庭の傾斜地に設置され、水深は24~66cmだった。
女児は身長1m余りで、水深55cmの場所で発見された。
報告書は、プール活動の目的が水泳指導なのか、水遊びなのか曖昧だったとし、「実施目的と各年齢に適した水深にすべきで、水遊びならば最も背の小さい子どもに合わせるべき」と指摘した。
3歳~5歳の異なる年齢の園児20人を同じプールに入れていた点も、「体格差の大きい園児がぶつかった場合、どうなるかはたやすく想像できる。原則禁止すべき」とした。
市は、再発防止に向けて、市内の認可保育所など299施設を対象に、プール運営に関するアンケート調査を実施。
その結果を受けて、今夏、公立保育園も含めて立ち入り調査する。
また、報告書の内容を踏まえ、プールに特化した危機管理マニュアルも作成する。
刀根会長は、「プール活動に携わる方々は、次の瞬間には何が起きるか分からないことを常に意識して、子どもたちの目線で安全確保を考え、実践することが大切。報告書を多くの関係者に活用してもらいたい」とコメントした。
県警は、業務上過失致死の疑いも視野に調べている。
出典
『<プール女児死亡>さいたまの保育園で事故、保育士ら目を離した1分間 プール開き前に分科会が報告書』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00010007-saitama-l11
(2018年8月28日 修正2 追記;)
2018年8月28日付で埼玉新聞からは、園長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は27日、業務上過失致死の疑いで、園長(68)と当時勤務していた女性保育士(31)の2人を書類送検した。
県警によると、園長らはいずれも容疑を認めている。
県警などによると、国のガイドラインや通知では、監視を行う人とプール指導を行う人を分けて配置するよう求められているが、園長は「1人でいい」と誤認識。
プールでは3~5歳の園児約20人が遊んでいて、保育士はプールに設置された滑り台の片付けなどをしていたため、3分程度、園児から目を離したという。
園長は「通知文の内容を精査しなかったので、監視が1人でも、監視を怠らなければいいと解釈していた」、当時の保育士は「滑り台などの取り外しを行い、園児の様子を把握しきれていなかった」などと、容疑を認めているという。
出典
『プールで溺れ女児死亡、さいたまの保育園 容疑の園長、保育士ら書類送検 3分ほど目を離し、浮く女児発見』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/08/28/05_.html
8月27日6時32分に朝日新聞からは、国のガイドラインの骨子に関する下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
国のガイドラインは、2011年に神奈川県大和市の幼稚園プールであった男児の死亡事故などをきっかけに、16年に内閣府などが策定し、自治体を通じて全国の保育所などに通知。
プール遊びの際は複数の担当者を置き、監視に専念する人と指導役で役割分担することなどを求めている。
出典
『プール4歳死亡、保育園長ら書類送検へ 監視に過失疑い』
https://www.asahi.com/articles/ASL8V53CYL8VUTNB00H.html
(2020年2月16日 修正3 ;追記)
2020年2月15日11時25分に埼玉新聞からは、園長と派遣社員だった保育士に執行猶予付きの有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決公判が14日、さいたま地裁で開かれた。
北村和裁判官は元園長に禁錮1年、執行猶予4年、派遣社員の被告に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡した。
求刑は、いずれも禁錮1年。
判決理由で北村裁判官は、「過失が大きく結果も重大」と指摘。
一方で、「責任を痛感し、法廷で述べられた遺族の切実な思いも受け止めて、深く反省している」などと述べた。
元園長については、事故防止のためのガイドラインを園内で周知することなく、人員面での安全確保体制を講じることがなかった過失を認定。
派遣社員の被告については、20人の園児を同時にプールに入れながら、目を離して滑り台の片付けを行った点を「誤った判断だった」とした。
https://www.47news.jp/localnews/4523388.html
(ブログ者コメント)
保育士は派遣社員だった由。
派遣社員は、人手が余ればすぐに解雇される。
そういう不安定な立場だったにせよ、責任感をもって業務にあたっていたとは思うが、いざ、責任を問われて有罪判決を受けたとなると、何かやるせない気分になる。
2018年5月19日11時21分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県と山口の中学校で、今月、理科の実験中に生徒が体調を崩して病院に運ばれる事故が相次いで起きた。
実は、同じような事故がこれまでにも全国各地の中学校で発生。
事故防止のため、県教委が実験方法の見直しを求めたケースもある。
実験は毎年5~6月に行われることが多く、現場の教員からも改善を求める声が上がっている。
事故が起きているのは、鉄と硫黄の混合物を加熱して硫化鉄を作り、それに塩酸を加える手順の実験。
混合物を加熱する際に二酸化硫黄が、塩酸を加えると硫化水素が、それぞれ発生する。
いずれの気体も有毒で、高濃度だと命に関わる。
事故の多くは、気体を吸い込んで起きたとみられる。
11日には千葉市立千城台西中、山口県下関市立豊洋中で事故が発生。
生徒計10人あまりが救急搬送された。
16日にも千葉県野田市立木間ケ瀬中で7人が搬送された。
昨年は、埼玉、長野、大阪、広島の各府県の中学生数10人が病院に運ばれた。
症状は、のどの痛みや吐き気などで、いずれも軽かったが、過去には硫化水素中毒と診断されて入院したケースもあった。
報道された事例など、過去3年間に少なくとも10都府県で起きている。
実験は中学2年のカリキュラムとなっており、例年5~6月に行われることが多い。
全5社の検定教科書には、実験例とともに、手であおいでにおいを確認することや、換気をよくすることが記されている。
文科省は事故件数をまとめていないが、相次ぐ事故を受け、昨年改訂の学習指導要領解説に「適切な実験の方法や条件を確認する」との文言を付け加えた。
埼玉、長野、広島の3県では、昨年5月、複数の中学校で事故が起きたことを受け、県教委が市町村教委に通知を出した。
教員が実験を行うよう検討することや、換気について留意するよう求めている。
教師歴40年の前橋市立第七中学校の富田教諭(61)は、昨秋、理科教育の民間組織「科学教育研究協議会」が発行する雑誌「理科教室」に、この実験の危険性について投稿した。
「実験自体の安全性が問題視されてこなかったのは、重症化した事例がなかったせいではないか」と警鐘を鳴らす。
富田教諭は、事故に結びつきやすい要因として、理科室で実験が続いて有毒な気体が室内にこもったり、実験の過程で二酸化硫黄を吸った後に硫化水素をかぐことで、相乗作用を及ぼしたりすることで体調不良になる可能性を指摘する。
事故を無くすために、場合によっては、一般的な空調設備しかない中学校の理科室での生徒による実験は取りやめ、教師が実験を示してみせる、実験の動画を見せる、においの確認は微量で体験させる、などを提唱。
「発生する気体が及ぼす影響は、生徒によって違う。持病があったり風邪だったりする場合は、特別な配慮も必要だ」と話している。
出典
『中学の理科実験、体調不良で搬送相次ぐ 有毒の気体吸い』
https://www.asahi.com/articles/ASL5C5G65L5CUHNB009.html
(ブログ者コメント)
〇この事例は、本ブログでも過去に10件ほど紹介スミ。
あまりにも同じようなトラブルが続くため、昨年5月、特段のものでない限り事例紹介しないと宣言したほどだ。
(今年は5月に3件続いたため掲載)
〇過去記事のコメントでも触れたことだが、この実験の必要性と万一の事態になった場合のリスクを評価すると、そろそろ、カリキュラムから外すなど抜本的対策を考えるべき時にきているのではないだろうか?
2018年5月19日18時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日12時36分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時半ごろ、青森県おいらせ町向山4丁目の町道で、八戸学院光星高校(八戸市)のスクールバスが道路脇に転落した。
警察や学校によると、乗っていたのはサッカー部員32人と教員や監督を含めた計35人。
全員が医療機関に搬送され、男性教員(24)が腰の骨を折る重傷を負ったほか、生徒1人が頭にけがをするなどしたが、いずれも命に別条はないという。
現場は片側1車線で、警察などによると、バスは男性教員(38)が運転していた。
走行中に反対車線にはみ出し、そのまま道路脇に転落したとみられる。
バスが対向車を避けようとした可能性があるという。
雨のため、路面はぬれていた。
警察が、くわしい事故原因を調べている。
出典
『高校のサッカー部員乗せたバス横転、35人搬送 青森』
https://www.asahi.com/articles/ASL5M44TPL5MUBNB007.html
『サッカー部員のバス、横転し転落…38人搬送』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180519-OYT1T50061.html
5月21日19時42分にNHK青森からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線を越えてガードレールを突き破り、道路脇の畑に横転した。
事故のあと、学校が当時の状況について生徒たちに話を聞いたところ、大半の生徒がシートベルトを着用していなかったと答えていることが、高校への取材で分かった。
平成20年の道路交通法の改正以降、シートベルトの着用はバスの後部座席でも義務づけられているが、当時、バスを運転していた教諭は、生徒への着用を指示していなかったという。
このため高校は、生徒への適切な対応を怠っていたとして、22日、保護者会を開いて謝罪することにしている。
八戸学院光星高校は、「生徒の命にかかわりかねない問題で事態を重く受け止めている。今後は法令順守を徹底するよう指導していきたい」と話している。
出典
『大半の生徒がシートベルトせず』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180521/6080001033.html
2018年5月17日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月16日18時21分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時50分ごろ、野田市立木間ケ瀬中学校(生徒312人)で、2年生の理科実験中に生徒が「気分が悪くなった」と相次いで訴え、男子7人が病院に救急搬送された。
いずれも軽症だが、3人は大事を取って1日入院するという。
警察などは、何らかのガスが発生したとみて、原因を調べている。
同市教委によると、20代の男性教諭が担当する3時間目(午前10時半~11時20分)の授業で発生。
男女生徒34人が、鉄と硫黄の粉を混ぜ合わせて加熱し、化学変化を調べる「化合」の実験を行った。
加熱から5~10分後、生徒約10人が頭痛や腹痛などを訴え、廊下に移動。
うち6人は授業終了後も回復せず、教頭が119番通報し、救急搬送。
給食後には別の男子生徒も体調不良を訴え、計7人が病院に運ばれた。
診察の結果、7人とも異常は見られなかったが、うち3人が念のため1日入院するという。
実験は、教室の窓をすべて開いて行っており、換気扇4台も使用。
市教委は、「実験手順に問題はなかったが、粉の分量が教科書と異なり、二酸化硫黄が発生した可能性がある」と説明している。
小島校長は、「5月11日に千葉市の中学校で理科実験中の事故があり、安全確認の徹底を指導していたが、心配を掛けて申し訳ない」とコメントした。
出典
『理科実験で3人入院 野田の中学、ガス発生か』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/499127
『理科実験で中学生7人体調不良』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180516/1080002249.html
(2018年5月26日 修正1 ;追記)
2018年5月24日15時9分にNHK千葉から、千葉県教委から注意文書が出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、鉄と硫黄の粉末を混ぜて加熱する理科の実験中に体調不良を訴える生徒が相次いだことから、千葉県教委は県内の中学校などに対して文書を送り、実験の際の安全確認の徹底を呼びかけた。
その中では、実験を行う教員が薬品の量や濃度を確認し、発生する気体の量が多すぎないか必ず事前に確認しておくことや、参加する生徒の数が多いときには順番に実験を行うなど、影響が出ない実施方法を検討することなどを求めている。
この実験をめぐっては各地で同じような事故が相次いでいることから、去年改訂された学習指導要領の解説書にも「適切な方法や条件を検討する」という文言が追加されている。
さらに文科省も、全国の教育委員会の担当者が集まる会議などで、改めて安全対策の周知徹底を行う方針だという。
出典
『鉄と硫黄の実験 安全徹底の文書』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180524/1080002308.html
2018年5月11日20時31分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市教委は11日、大阪市平野区の市立摂陽(せつよう)中学校で、教諭がプールの清掃後に排水栓を閉め忘れ、3日間にわたって水が排水され続けていたと発表した。
流れた水の量や水道料金は、今後、詳しく調べる。
授業や部活動、周辺地域への影響はなかった。
市教委によると、4月28日午前9時ごろ、水泳部顧問の教諭2人が、今月から始まる水泳部の練習に備えてプール(長さ25m、幅13m)の清掃を開始。
正午ごろ終了し、プールに水をためようと給水を始めた。
しかし、その際、排水栓を閉めるのを忘れたため、給水と排水が同時に行われる状態に。
プールは通常、約3日間で満水になるが、今月1日に満水になっていなかったことから、排水栓の閉め忘れが発覚した。
プールは体育館の屋上にあり、水をためている間はプールの様子を誰も確認しなかったという。
市教委は「各学校でプール管理にかかわる手順の周知徹底を図り、再発防止に努める」としている。
出典
『教諭がプールの水張り時に排水栓閉め忘れ…3日間流れっぱなし 大阪の中学』
http://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110098-n1.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に何件か同種事例を紹介スミ。
2018年5月11日18時55分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後4時20分ごろ、東京都港区のJR新橋駅前で「体調不良を訴えている高校生がいる」と消防や警察に通報があった。
消防や警察によると、女子高校生7人が体調不良を訴えて倒れており、病院に搬送された。
いずれも軽症で、意識はあるという。
警察は、精神的な不安や極度の緊張状態などが原因で過呼吸の状態になる「過換気症候群」とみて調べている。
警察などによると、7人はいずれも横浜市内の県立高校に通う高校2年生。
同校の生徒約340人と引率の教員10人が遠足で都内を訪れ、JR新橋駅前の広場に集合していた。
複数の生徒が集合時間に遅れたため、教員が注意していたところ、遅れた生徒を含む7人が過呼吸になり次々と倒れたという。
過換気症候群は若い女性に多くみられ、過呼吸に続いて手足のしびれや動悸、失神などが引き起こされる。
発作が起きた場合は、ゆっくりと落ち着いて呼吸したり、紙袋を使って呼吸したりすると落ち着く例が多いという。
過去にも、2010年に大阪市の中学校で女子生徒7人が同症候群で病院に搬送された。
13年にも、兵庫県で女子高校生18人が同症候群とみられる症状で搬送されている。
出典
『新橋駅前で女子高生7人倒れる 過呼吸、全員が軽症』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30381280R10C18A5CC1000/
5月11日19時21分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、生徒らは都内に遠足に来ており、新橋駅に午後3時半に集合する予定だった。
約340人のうち20~30人が遅刻し、教師に叱責されていたところ、直前に駆け付けた生徒4人が気持ち悪くなり、座り込むように倒れた。
近くにいた他の3人も連鎖的に体調不良を訴えたという。
出典
『女子高生7人搬送=新橋駅前、叱責され過呼吸か-東京』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051101197&g=soc
5月11日17時57分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べによると、7人はいずれも神奈川県内にある高校の2年生で遠足で都内に来ていて、このうち4人が待ち合わせの時間に遅れたため走ってきたうえ、教師に注意されて過呼吸のような症状になったという。
このあと、近くにいた3人も体調不良を訴えたという。
出典
『新橋駅前女子高校生7人体調不良』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180511/0011604.html
(ブログ者コメント)
〇気象庁のデータによれば、11日16時の東京の天気は晴れで、気温は20.8℃、湿度は53%、風速は4.4mだった。
〇過呼吸事例については、本ブログでも過去に何件か紹介している。
2018年5月11日19時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時半ごろ、千葉市若葉区の市立千城台西中学校の養護教諭から「生徒が理科の実験中に硫化水素を吸い込み、のどの痛みを訴えている」と119番通報があった。
救急車や化学消防車、ヘリコプターなど計16台が出動し、中学2年の男子生徒3人が市内の病院に搬送された。
3人はいずれも軽傷という。
同校の武満教頭は、「生徒が試験管に顔を直接近づけて嗅いだのが原因と思われる。安全管理に問題はなかった」としている。
出典
『理科実験中に硫化水素吸い3人搬送 千葉市の中学』
http://www.sankei.com/affairs/news/180511/afr1805110012-n1.html
5月11日18時56分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時30分ごろ、千葉市若葉区にある市立千城台西中学校で、「硫化水素発生の実験中に体調不良を訴えた子が数人いる」と、女性教諭から消防に通報があった。
消防や市教委によると、2年生が理科の授業で硫化水素を発生させる実験を行っていたところ、男子生徒4人と女子生徒1人のあわせて5人が体調不良を訴え、病院に運ばれた。
5人はいずれも軽症。
市教委によると、当時、教室では窓を開け、換気をしていたという。
出典
『理科の実験中に体調不良、生徒5人搬送』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3366964.html
(ブログ者コメント)
〇下関市の中学校で事故が起きたのと同じ日に、千葉市の中学校でも同じ事故が起きた。
同種事例は過去に何件も紹介しているが、同じ日に起きたのは、ブログ者が把握している範囲では初めてだ。
〇今回の千葉市の事例は、試験管に顔を近づけて臭いをかいだことが原因だったらしいとのこと。
本件、下関市の事例を報道したNHKの映像では、当該実験の教科書のページらしきものが映されていたが、そこには試験管の口を手であおぐ説明図付きで、「手であおいでにおいをかぐ」と記されている。
ということは、マニュアル不順守による事故だったのかもしれない。
2018年5月11日22時33分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時半ごろ、山口県下関市の豊洋中学校で「理科の授業中に生徒が気分が悪いと訴えている」と、教員から消防に通報があった。
下関市教委によると、2年生の男女9人が体調不良を訴えて市内の病院に運ばれたが、いずれも意識ははっきりしていて元気だという。
授業では、理科室の隣にある準備室で硫化鉄に塩酸を加える実験を行っていて、数人ずつが交代で硫化水素のにおいをかいで化学反応を確認していたところ、体調不良を訴えたという。
準備室は8畳ほどの広さで、当時はドアを開けて換気扇を回していたが、窓は閉まっていたという。
硫化水素は、高濃度になると意識を失うなどの事故につながるおそれがあるが、微量であれば人体に影響はない。
警察や下関市教委は、生徒や教師から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
豊洋中学校の数井校長は、「子どもたちが体調を崩したことについては、大変申し訳く思う。今後、同じことがないよう、教育委員会と相談して対応にあたりたい」と話している。
出典
『理科の実験で中学生9人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180511/4060000357.html
5月11日12時55分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、ベテランの教諭が指導し、理科室の窓は開けていたという。
生徒約35人が授業を受けており、終了後の休憩時間に生徒が気分が悪いと訴えたという。
出典
『硫化水素発生させる理科実験で異臭、生徒9人搬送 山口』
https://www.sankei.com/west/news/180511/wst1805110050-n1.html
5月12日13時10分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、男子2人が大事を取って入院したという。
同校によると、教員が理科準備室で鉄と硫黄を化学変化させ、隣の理科室で待機していた生徒が交代で準備室に入り、発生した硫化水素の臭いを確認する実験だった。
手順に誤りはなかったが、授業中に2人、その後7人が体調不良を訴えた。
当時、廊下側のドアは開いていたが、窓は閉めた状態だった。
数井校長は取材に対し、「換気にもっと気をつけていればよかった。申し訳ない」と話した。
出典
『窓閉め理科の実験、硫化水素で9人搬送2人入院』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180512-OYT1T50073.html
2018年4月26日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後1時40分ごろ、春日部市粕壁東の県立春日部女子高校の養護教諭が「学校内で理科の実験に失敗、二酸化硫黄が発生し、学生が不快を訴えている」と119番した。
県高校教育指導課によると、1年生11人と女性教諭(26)が喉の痛みや息苦しさ、気持ち悪さなどの体調不良を訴え、同市内の4病院に救急搬送された。
うち3人が大事を取って入院したが、命に別条はない。
実験は化学室で実施し、1年生41人と女性教諭1人、実習助手1人が参加。
硫黄の粉末を入れた試験管を加熱、冷却し、硫黄の状態の変化を確認する実験を行っていた。
加熱した硫黄に対し、本来、試験管の中に水を流し込み冷やすところを、生徒が誤って試験管ごとビーカー内の水に浸し、水から引き上げると試験管が割れ、拡散した内容物が空気中の酸素と反応して、二酸化硫黄が発生したという。
同課は「今後、さらに生徒に対する指導を徹底するよう、学校を指導していく」とコメントした。
出典
『生徒や教諭ら12人搬送、理科の実験で事故 春日部女子高 試験管割れ二酸化硫黄発生、4病院に救急搬送』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/04/27/02_.html
2018年4月2日21時45分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時半ごろ、東京都江東区有明の埠頭に接岸中の帆船「日本丸」で、マストに登る訓練をしていた国立波方海上技術短期大学校(愛媛県今治市)2年の男子学生(19)が約10m下の甲板に落下した。
病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
警察が詳しい状況を調べている。
同校を運営する独立行政法人「海技教育機構」(横浜市)などによると、日本丸には当時、学生約100人が乗船。
3班に分かれ、はしごを使ってマストに登る訓練をしていたところ、降りる際に1人が落下した。
船上には教官もおり、必要な安全措置は講じていたという。
日本丸は全長約110mの練習船で、船員を目指す学生らが訓練に使用。
死亡した学生らは1日に乗船し、5日から約3カ月の航海実習に出る予定だったという。
出典
『マストから落下、学生死亡=帆船「日本丸」で訓練中-東京・有明』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040200972&g=soc
4月2日19時18分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後、東京・有明のふ頭に接岸していた練習船で、19歳の男子実習生が高さ10mほどの場所からデッキに転落し、死亡する事故があった。
警察などによると、2日午後2時半ごろ、東京・有明の多目的ふ頭に接岸していた練習船「日本丸」で、国立波方海上技術短期大学校の19歳の男子実習生がマストの高さ10m付近からデッキ上に転落した。
実習生はすぐに病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
当時、練習船では転落した男子実習生を含め35人ほどが3本のマストに分かれ、マストの上から下りる訓練を行っていたという。
警察は、男子実習生が何らかの原因でマストから誤って転落したとみて、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『実習生転落死 マストから下りる訓練中に…』
http://www.news24.jp/articles/2018/04/02/07389482.html
4月2日20時32分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・江東区のふ頭に停泊していた練習船で、マストを上り下りする訓練をしていた船員の養成学校の19歳の男子学生が甲板に転落して死亡した。
男子学生はマストを下りる際、転落防止用のロープなどはつけていなかったという。
出典
『訓練中マストから転落し学生死亡』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180402/0010036.html
2018年4月1日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県府中町立府中中学校で2009年、教員の指示で窓を開ける際に校舎4階から転落し、重い障害を負ったとして、元生徒の20代女性と家族が町に約1億4000万円の損害賠償を求めた訴訟で、広島地裁は30日、学校側の過失を認め、町に約1億1000万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は当時2年生で、卓球部に所属。
4階廊下で練習中、顧問の女性教員から高さ約2mの位置にある窓を開けるよう指示を受けた。
窓は上下2段の構造で、女性は開いた状態の下の窓の枠に足を掛け、上の窓を開けようとして誤って約10m下の駐車場の屋根に落ち、重度の後遺障害が残った。
判決は、教員が日常的に同じ方法で上の窓を開けていたことを指摘。
「(指示をすれば)生徒が同様に窓枠に上り、バランスを崩して転落する危険性を予見できた」とし、脚立を使うよう指導するなど転落防止措置をとるべきだったと判断。
後遺障害による逸失利益などの支払いを命じた。
出典
『損害訴訟 校舎転落後遺症 広島・府中町に1.1億円賠償命令』
https://mainichi.jp/articles/20180401/ddm/041/040/074000c
3月30日18時50分にテレビ新広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9年前、府中町の中学校で女子生徒が校舎の4階の窓から転落し後遺症を負った事故で、広島地裁は学校側が転落を防止するための措置を怠っていたとして、1億1000万円あまりを支払うよう命じた。
この事故は2009年8月、府中町立府中中学校で、校舎4階の廊下でクラブ活動をしていた当時2年生の女子生徒が、上下2段に分かれた窓の上の窓を開けようとして外側にバランスを崩し、およそ10m下の屋根に転落したもの。
元女子生徒は右目を失明し、高次脳機能障害などの後遺症を負った。
元女子生徒と両親は、学校が安全措置を怠ったとして損害賠償を求めていたが、広島地裁の龍見裁判長は、「窓枠に手すりなどの転落を防止するための器具は設置されておらず、教師から脚立の使用などの指導や指示もなかった」と指摘し、学校側の責任を認めた。
その上で、府中町に1億1200万円あまりを支払うよう命じる判決を言い渡した。
出典
『広島 中学女子転落事故で町に約1億1千万の賠償命令』
http://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000001036.html
(ブログ者コメン)
テレビ新広島から放映された写真によると、広い廊下に卓球台が数台、1列に並べられている。
そして、廊下の天井は高さ3mほど、窓の高さは上下とも1mほどのように見える。
2018年3月24日22時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市清水区の市立中学校の生徒が昨年9月、学校の水銀を持ち出し、自宅玄関前で飛散させた問題で、清水署は23日、水銀の管理が不適切だったなどとして、学校の校長と教諭の2人を毒劇物取締法違反の疑いで書類送検した。
同市教委によると、生徒は昨年9月25日夕、学校の理科準備室の机の上にあった水銀入りガラス瓶を自宅に持ち帰り、玄関前で誤って落とした。
約500gの水銀が地面にこぼれたという。
出典
『中学生が水銀持ち帰り飛散 管理不適切で校長ら書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL3S4556L3SUTPB007.html
※当時の状況に関し、複数のメディアから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(2018年1月27日7時57分 静岡新聞)
静岡市は26日、清水区内の中学校の生徒が2017年9月25日、理科の実験で使う水銀約500g(40cc)を清水区の自宅に持ち帰り、屋外の自宅敷地内に誤って落とし、飛散させていたと発表した。
今月18日に飛散箇所の土壌と敷地の大気を調査したところ、速報値で、大気で環境省の安全指針値の約4倍、土壌で環境基本法で定める環境基準の約20倍の汚染が確認された。
市保健所によると、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないという。
現時点で健康被害の報告はない。
市教委によると、生徒は理科の授業後の休み時間に担当の男性教諭(48)が理科準備室の実験台の上に放置していたガラス瓶入りの水銀をポケットに入れて持ち出した。
飛散させた当日に保護者から学校に連絡があるまで、持ち出されたことにも気付いていなかったという。
水銀は通常、薬品庫に施錠して保管し、記録簿に使用日を記入するが、教諭は記入を怠っていた。
学校と市教委は、飛散日から3日間かけて土壌計53kgを回収し、安全を確保したと判断。
事故から約2カ月後の昨年12月に開かれた市の庁内会議で汚染状況を調査すべきとの声が上がり、飛散から約4カ月後にようやく調査を行った。
26日まで公表しなかった理由については、不特定多数が往来する場ではないことと、生徒への教育上の配慮と説明した。
市は、汚染が分かった26日、飛散場所をビニールで覆い、立ち入り禁止とした。
27日から専門業者が汚染の除去作業を行う。
出典
『民家敷地に水銀飛散 静岡の中学生、学校から持ち出す』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/450942.html
(2018年1月28日11時22分 産経新聞)
生徒は学校に対し「自宅で実験してみたかった」と話しているという。
学校などが現場の土約53kgを処分するとともに、専門業者に検査を依頼。
今月26日になって結果が判明した。
出典
『中学生が学校の水銀持ち出し 自宅でこぼし土壌汚染 静岡』
http://www.sankei.com/affairs/news/180128/afr1801280009-n1.html
2018年3月23日18時30分に青森放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後3時頃、青森市桜川8丁目の青森高校でフラスコが破裂し、生徒がけがをしたと消防に通報があった。
高校によると、校舎1階の廊下で男子生徒が持っていたフラスコが突然破裂し、この生徒と近くにいた男女2人の生徒が顔や手にけがをして病院で手当てを受けているという。
けがをしたのは、いずれも自然科学部の生徒だった。
学校では、この春入学する新1年生のための説明会が開かれ、1階の廊下では様々な部活動の生徒たちが新1年生を勧誘するための準備をしていたという。
けがをした自然科学部の生徒たちも勧誘の準備をしていたもので、学校の聞き取りに対し、「薬品を混ぜて泡ができるところを見せるつもりだった」と話しているという。
青森高校の成田校長は、「薬品を扱う場合は教員による指導を徹底するなど、再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典
『フラスコ破裂 高校生3人けが』
3月24日0時5分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自然科学部の生徒がフラスコの中に過酸化水素水と塩化鉄を入れて持ち運んでいたところ、フラスコが破裂した。
青森高校では、この日、新年度の入学説明会が開かれていて、終了後に部活動の勧誘が行われていた。
この一環として、自然科学部の生徒が泡を発生させるための実験を披露するためにフラスコを運んでいたという。
出典
『青森高校で部活動の勧誘中にフラスコ破裂 3人けが』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000123572.html
3月23日20時3分にNHK青森からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フラスコが破裂して破片などが飛び散り、あわせて生徒3人が病院に搬送されて手当を受けた。
いずれも、けがの程度は軽いという。
高校によると、23日は来月入学予定の生徒を対象にした説明会が開かれていて、当時、1階の廊下では、自然科学部に所属する女子生徒が実験を披露するためのフラスコを運んでいる途中だったという。
出典
『青森高校で実験器具破裂3人軽傷』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180323/6080000468.html
3月24日10時3分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警の発表や同校によると、3人は1年生と2年生。
実験は酸素を発生させるのが狙いで、部室として使っている部屋で混ぜたという。
同校によると、この部活の顧問は実験を把握していなかったという。
出典
『部活勧誘で実験、フラスコ破裂し生徒3人けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180324-OYT1T50014.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像では、廊下の天井に直径30cm程度の薄茶色のシミがついていた。
アップで映されていたことから考えると、液が飛び散った跡かもしれない。
2016年11月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6497/
(2018年3月28日 修正3 ;追記)
2018年3月22日19時43分にNHK福岡から、3人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡地検は、その後の捜査の結果、園長など4人について、いずれも、22日までに起訴しない処分を決めた。
処分の詳しい内容は明らかにせず、理由については「諸般の事情を考慮した」としている。
出典
『保育所事故 園長ら不起訴処分』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20180322/0000273.html
2018年3月22日10時17分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時20分ごろ、埼玉県川越市立富士見中学校(同市東田町)で、「塩酸による実験で水素爆発が起きた」と119番通報があった。
消防などが駆けつけたところ、男性教員が顔にやけどとけがを負っていた。
病院に搬送され、手当てを受けたという。
消防などによると、男性教員は同日午後4時15分ごろ、同校で科学の部活動中、塩酸などで水素ガスを発生させる実験を生徒らに見せていたが、使用していたガラス製のフラスコにマッチの火を近づけた際に引火。
フラスコが破裂し、男性教員は飛び散ったガラスの破片が顔に当たりけがをしたほか、熱気で顔にやけどを負った。
爆発当時、男性教員の近くには複数の生徒がいたが、けがはなかった。
また、火は校舎には燃え移らなかったという。
出典
『中学校の科学部、実験中に爆発 フラスコ割れ教員けが 埼玉・川越』
http://www.sankei.com/affairs/news/180322/afr1803220015-n1.html
2018年3月2日14時6分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
児童宅を家庭訪問し、犬にかまれてけがをした甲府市立小学校の教諭、Fさん(男性、57歳)が、公務災害と認めるよう求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は2月28日、請求を棄却した一審甲府地裁判決を取り消し、公務災害に当たるとする逆転勝訴の判決を言い渡した。
二審判決によると、Fさんは平成24年8月26日、勤務していた小学校の学区内であった防災訓練に参加する途中で、担任するクラスの児童宅を訪問した際、飼い犬にかまれて約2週間のけがをした。
地方公務員災害補償基金に公務災害認定を求めたが退けられたため、提訴していた。
斉木裁判長は、市教育委員会が訓練への参加を教職員に呼び掛けていたことなどを挙げ、「参加は校長の黙示的な職務命令に基づく。家庭訪問は児童に訓練への参加を呼び掛けるためだった」とし、公務災害に該当すると判断した。
判決後に記者会見したFさんは、「児童と信頼関係をつくるのに家庭訪問は有効だと考えて一生懸命やってきた。事故が起きても補償しないという判断を覆せてよかった」と話した。
基金は「関係者と協議して対応を決めたい」としている。
出典
『犬にかまれけが、「公務災害」と認定 家庭訪問の教諭が逆転勝訴』
http://www.sankei.com/affairs/news/180302/afr1803020029-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。