2015年3月20日19時28分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都工芸繊維大学の下水から法律の基準値を超える濃度の水銀が検出された問題で、大学は20日、水銀を不適切に取り扱っていたとして、男性教授を停職6か月の懲戒処分とした。
処分を受けたのは、大学院工芸科学研究科の男性教授。
大学によると、水銀は法律などによって鍵のかかる場所に保管し、処理せずに下水に流すことを禁止しているが、この教授は、平成3年ごろから水銀を保管庫の外に放置したり、水銀を含む廃液を下水にそのまま流したりするなどの不適切な取り扱いをしていたという。
また、健康被害を心配した学生に対し、「お前らの健康なんて知ったことではない」などの不適切な発言もしていたという。
大学では、職務上の義務に違反する行為で、大学の信用を傷つけたとして、男性教授を20日付で停職6か月の懲戒処分とした。
大学の調べに対し男性教授は、「使う頻度が多くなかった上、量もそれほど多くなかったので水で薄めれば下水に流しても大丈夫だと思った。反省しています」と話しているという。
京都工繊大の森迫理事は、「学生や社会に対し深くお詫び申し上げます。全力で信頼の回復に努めてまいります」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013342991.html?t=1426886164478
3月20日18時40分に産経新聞westから、3月21日9時27分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
京都工繊大は20日、実験に使う水銀を実験室の流し台に捨てた上、処理方法の不備を指摘した大学院の女子学生に暴言を吐いたとして、大学院工芸科学研究科の60代の男性教授を停職6カ月の懲戒処分にした。
大学によると、男性教授は1991年ごろから実験に水銀を使用。大学に無届けだった上、処理の際には学内の専用施設に持ち込むことが内規で定められていたが、水銀を含む廃液を流し台に捨てていた。
また、2013年6月、教授の研究室に所属していた女子大学院生が問題を指摘したが、「おまえの健康なんて知ったこっちゃない」などと暴言を吐いた。
大学院生は教授の暴言にショックを受け、その後、別の研究室に移ったという。
大学は、「被害を受けた学生だけでなく、社会に対してもおわび申し上げる」とした。
男性教授は、「配慮が足らなかった」と反省しているという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150320/wst1503200058-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150320-OYT1T50142.html?from=ysns_ycont
(2016年10月29日 修正1 ;追記)
2016年10月28日8時9分に読売新聞から、大学が教授に排水管撤去費用などの損害賠償を求めて提訴していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同大学が、教授を相手取り、排水管の撤去費用など約1550万円の損害賠償を求めて、京都地裁に提訴していたことがわかった。11日付。
訴状では、教授は1991~2014年、大学の内規に反して、水銀を含んだ廃液を実験室の流し台から捨てたり、除染せずに水銀を放置したりし、排水管や排水溝、実験室などを汚染させたと主張。
大学は、排水管の除染や撤去、実験装置の廃棄などで受けた損害約2500万円のうち、約1400万円の負担を教授に求めている。
問題は14年9月に発覚。
教授は15年3月、停職6か月の懲戒処分を受けた。
教授の代理人弁護士は、「排水管の入れ替えの必要性などに疑問があり、裁判の中で反論していきたい」としている。
出典
『流し台から水銀捨てた教授…大学が賠償求め提訴』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161028-OYT1T50001.html
(2018年12月28日 修正2 ;追記)
2018年12月26日18時50分に京都新聞から、元教授に賠償金支払い命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
実験で使用した水銀を排水に流すなどの不適切な扱いを続けていたとして、京都工芸繊維大が、同大学の60代の元教授の男性に水銀除去費用を求めた訴訟の判決が26日、京都地裁であった。
井上裁判官は、「水銀を拡散させない措置や、学生への健康配慮がなかった」として、元教授に1550万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、元教授は1991~2014年まで、同大学の実験室で水銀を使用。
07年以降は水銀を取得・使用した際に大学に報告せず、実験で水銀がこぼれ落ちることを認識しながら、学生に保護具を装着させるなどの指導を行わなかった。
残留水銀は流し台から排出され、「少なくとも4kg、推計分も含めると約40kgの水銀を流出させた」と認定。
キャンパス内の排水路や最終貯留槽を水銀で汚染したとして、汚泥の撤去費用の賠償を命じた。
大学側は、14年に行った学内のアンケート調査で、「水銀を水道に廃棄してよいと指導している教授がいる」との記載から問題を把握。
元教授から汚泥の撤去費用の支払いがなかったため、16年に提訴した。
出典
『実験で使った水銀、そのまま流す 京都工繊大元教授に賠償命令』
https://this.kiji.is/450600016425190497?c=39546741839462401
2015年3月17日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月16日23時2分に朝日新聞から、3月17日11時40分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時20分ごろ、平塚市入野の市立金田小学校の理科室で、上下可動式の黒板がコンクリートの壁からはがれて倒れ、清掃をしていた4年生男子児童の頭部に黒板の一部が当たった。
児童は近くの病院に搬送されたが、額に軽いけがをしただけで出血もなく、CTスキャンでも異常は発見されなかったという。
平塚市教委によると、倒れたのは上下2枚組のホーロー製黒板(1枚あたり縦1.8m、横3.6m、厚さ4cm、重さは全体で82kg)で、壁面に固定していたアルミ製の枠ごと落下した。
けがをした児童は清掃中で、上の黒板が汚れていたので下に下ろそうとしたところ枠ごと倒れたという。
黒板は2000年に設置されたもので、枠をコンクリート壁に固定する鉄製のビスが11カ所とも外れていた。
上下可動式の黒板が倒れる事故は、昨年12月に相模原市の小学校でも起き、児童がけがをしている。
この事故を受けて平塚市教委でも全小中学校に点検を指示したが、今回落下した黒板は、その点検時には異常はなかったという。
市教委施設課は、今後、金具などでこれらの黒板の補強を行う方針。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20150317ddlk14040201000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASH3J5V96H3JULOB01L.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150317-OYT1T50060.html
(ブログ者コメント)
昨年12月の点検時、市教委からは、どのような指示が出されたのだろうか?
単に「点検せよ」という指示だけでは、対応にバラツキが出る恐れあり
「この部分を、こういうふうに点検せよ」といった指示は出ていたのだろうか?
2015年3月6日19時18分にABCニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日正午前、京都市左京区にある市立修学院小学校の職員から、「理科の実験中、児童の服に火がついた」と消防に通報があった。
警察によると、当時、小学6年の児童およそ30人と教師2人がグラウンドに出て、カセットコンロを使ってロウを溶かしロウソクを作る実験をしていた。
その際、小学6年の女の子が火のついているカセットコンロに近づきすぎたため、着ていたトレーナーに引火。女の子はすぐに燃えた服を脱いだが、腹部などに軽いやけどを負った。
他の児童らにけがはなかった。
京都市教育委員会は、指導方法などに問題がなかったか、今後、担当教員から聞き取り調査を実施して詳しく調べる方針。
出典URL
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_004_20150306009.html
3月6日22時10分にNHK京都からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時50分頃、修学院小学校から「グラウンドで理科の実験を行っていたところ児童の服に火がついた」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、6年生の女子児童1人が胸や背中、それに左腕などにやけどを負っていて、病院に運ばれた。意識ははっきりしているという。
警察や消防によると、学校では当時、6年生がグループに分かれて様々な理科の実験を行っていて、やけどを負った児童は、屋外でカセットコンロを使ってキャンドル作りをしていた際、物を取ろうと手を伸ばしたところ、コンロの火が上着の裾に着火したという。
警察では、教職員がそばにいたかどうかも含め、当時の状況を詳しく調べている。
京都市教育委員会総務部総務課の山田主任は、「今後、不適切な点があれば、しっかりと指導をしていきます」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015980131.html?t=1425647451
3月7日付で朝日新聞京都市内版(聞蔵)からも、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6年生約30人がグループに分かれ、教師2人の指導のもと、それぞれが決めたテーマで理科の実験をしていた。
女児はロウソク作りをしており、コンロを使ってロウソクを溶かすなどしていたという。
警察は、火が付いたか確認しようとコンロを覗きこんだ女児の服に火が燃え移ったとみて、詳しい原因を調べている。
2015年2月23日23時56分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ハワイ沖を航行中、乗船していた函館水産高(北斗市)2年の男子生徒(16)が行方不明となった実習船「北鳳丸」(664トン)について、道教委渡島教育局は23日、生徒が船内から甲板へ出たとみられる時間帯に、甲板への出入り口付近に設置された夜間監視装置(赤外線センサー)の電源が入っていなかったと発表した。
函館市内で記者会見した同局の成田局長は、「重大な人為的ミス。心からおわび申し上げます」と陳謝した。
成田局長は会見で、「装置が稼働していれば早期に捜索に着手できた可能性があった」とした。
男子生徒は、現地時間17日朝の点呼でいなくなっていることが発覚。
その後、船内のビデオカメラの映像で、同17日午前0時すぎ(日本時間17日午後9時すぎ)、後部の出入り口から甲板に出る姿が映っていたのが確認された。
同局によると、同17日午前3時半(同18日午前0時半)ごろ、警報音が鳴らないことに乗組員が気付いた。
その後の調べで、日没前の同16日午後4時半(同17日午後1時半)に電源を入れる担当だった男性乗組員が、「電源を入れ忘れた」と話したという。
同局は日本時間23日夜、北鳳丸に乗船中の生徒38人の保護者51人にも経緯を説明した。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/594210.html
2月23日23時29分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ハワイ・カウアイ島沖で海洋実習船「北鳳丸」に乗船していた北海道立函館水産高校の2年生男子生徒(16)が行方不明になった問題で、北海道教育委員会は23日、甲板の出入り口に設置していた夜間監視装置(センサー)が当時、稼働していなかったと発表した。
生徒は海に転落したとみられ、センサーが稼働していれば、操舵室にチャイム音がして異常に気付いた可能性があったという。
センサーは、生徒が禁止されている夜間に甲板に出ないよう設置されている。
発表によると、北鳳丸では日没時、航海灯の点灯と同時にセンサーを起動させるルールだったが、道教委職員の男性船員が現地時間の16日午後4時半にスイッチを入れ忘れた。
17日午前3時半に別の船員がスイッチを入れたが、同6時35分の朝の点呼に男子生徒の姿はなかった。
船内ビデオで、生徒は17日午前0時4分に甲板に出たことがわかっている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150223-OYT1T50102.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
監視装置の入れ忘れもさることながら、今回の事故の一番の原因は、ルールを破ったことだ。
そういったルール不順守対策の一つとして考えられるのが、なぜルールを守らねばならないのか、その理由を十分に納得させること。
今回の事例で考えると、夜間に甲板に出てはいけない理由を、どのように教えていたのだろうか?
仮に、「暗くてつまずく恐れがあるから」などとだけ教えていたとすれば、それだけでは説得力に欠けていたかもしれない。
なぜなら、「そういうことなら、注意しておけば大丈夫」などと思ってしまったことも考えられるからだ。
「夜間に甲板に出て万一転落すると、真っ暗な海では捜索不可」程度のことを教えておけば、出てはいけない理由を少しは納得できていたかもしれない。
もし、そこまで教えていたのに出たとすれば、安全教育上、他に妙案は浮かんでこない。
2014年11月20日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
19日午後2時半ごろ、浦安市の東海大学付属浦安高校の化学実験室で化学の授業中に火柱が立ち、実験を担当していた3年生の女生徒(18)が顔に全治2ケ月のやけどを負った。
警察は、事故原因について詳しく調べる。
警察によると、授業で行われていたのは、カリウムやリチウムを溶かした水にメタノールを加えて火を着け、炎の色で溶けている元素を判別する「定性分析実験」。
実験は3人1班で行われており、女生徒の班は火がなかなか着かなかったため、メタノールを目分量で追加した後、女生徒がライターで火を着けたところ、突然、高さ70cm程度の火柱が上がったいう。
教諭2人が立ち会っていた。
女生徒は覗きこむようにしており、至近距離で火を顔に受けたらしい。
女生徒は入院し、治療を受けている。
2014年11月17日13時35分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時ごろ、京都市左京区松ケ崎橋上町、京都工芸繊維大・松ケ崎キャンパス内にある創造連携センター1階の実験室でフラスコが破裂し、学生ら21~23歳の男女4人が、飛び散ったガラス片で顔や手を切るなどの軽傷を負った。
警察などによると、4人は同大学の大学院生と4年生。
「アジドエタノール」を合成する実験で、2種の試薬が入ったフラスコをバーナーで熱していた際、フラスコが突然、破裂したという。
同じ実験室にいたという大学院生(24)は、「突然『ドン』という地響きがして、いすから跳び上がりそうになった。何かが焦げたにおいがし、ガラス片が6mぐらい離れた所にいた僕の足元まで飛んでいた」と話した。
同大学は、「原因を調査し、再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141117000066
11月17日20時51分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、4人を含む同じ研究室の5人が、化学物質「アジドエタノール」を作るため、急に熱すると爆発の恐れがあるアジ化ナトリウムを加熱していたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141117-OYT1T50155.html?from=ycont_top_txt
2014年10月28日19時25分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月29日付で朝日新聞大阪市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時半ごろ、堺市中区学園町の大阪府立大中百舌鳥キャンパスで「実験中に爆発が起きたようだ」と119番があった。
マグネシウムが激しく燃え、大学院工学研究科の20代の男子学生が顔にやけどを負った。意識はあり、命に別条はないとみられる。
消防などによると、この大学院生と男子学生(23)が工学系の研究室が入るB5棟1階の実験室で実験中、難燃性のマグネシウムを溶かして固める過程で、爆発が起きたという。
近くにあった布巾に燃え移った。
消防が現場に到着した際、既に火は消し止められていた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141028/wst1410280071-n1.html
2014年10月29日19時2分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月29日10時51分に熊本放送から、10月30日付で毎日新聞熊本版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市の小学校できのう午後、理科室での実験中に器具が破裂し、飛び散った破片で児童と教諭の合わせて4人が軽いけがをした。
熊本市教委によると、熊本市中央区にある白川小学校の理科室できのうの6時限目、複数の学年の児童が参加する「科学あそびクラブ」の活動として、児童22人が6班に分かれ、亜鉛が入った三角フラスコの中に水で薄めた塩酸を入れ、発生させた水素に火を近づけて音を出す実験をしていたところ、フラスコが破裂した。
この事故で、4年生から6年生までの男子児童3人と指導していた男性教諭の合わせて4人が、飛び散った破片で顔や手などに切り傷などの軽いけがをした。
市教委によると、実験では、フラスコで発生させた水素を細い管を通して石けん水の中に出し、泡状になった水素入りのシャボン玉に火をつけて爆発させる。
本来は引火を防ぐため、火をつける際は管を石けん水から出すが、誤って石けん水につけたまま火をつけたという。
白川小学校の坂口校長は、「授業中の事故で子どもたちにけがをさせて大変申し訳ありません。今後、安全管理を徹底し、再発防止に努めます」と話している。
また、市教委はきょう、市内のすべての市立小中学校と高校に対し、理科の実験中の安全管理を徹底するよう求める通知をメールで送った。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5005784371.html?t=1414622007103
http://rkk.jp/news/backno_page.php?id=NS003201410291051490111
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20141030ddlk43040355000c.html
2014年10月9日12時58分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月8日19時31分にNHK津からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時40分頃、三重県名張市丸之内の市立名張中学校2階の理科室で、プラスチック製のごみ箱が燃えているのを、理科担当の男性教諭(42)が見つけた。
通報で、消防車など5台が出動したが、男性教諭が消火器を使い、ごみ箱と流し台の一部を焼いただけで間もなく消し止めた。
当時、理科室は無人で、生徒たちも教室から体育館に避難し、けが人はなかった。
消防などによると、男性教諭が、午前10時から始まる2時限目の授業の準備で、午前9時20分頃、前日の授業で行った硫化鉄を作る実験の後片付けをし、試験管約10本に残っていた鉄粉と硫黄計約50gを集めてごみ箱に捨てた。
男性教諭は鍵を閉めて理科室を出たが、約20分後に理科室の火災警報器が鳴ったため、確認に行ったところ、ごみ箱から炎が上がり、室内に煙が充満しているのを発見。近くにあった消火器で消したという。
消防は、鉄粉と硫黄が何らかの原因で化学反応を起こして発熱、ごみ箱に入っていた紙くずやほこりなどが燃えたとみている。
学校によると、硫黄と鉄粉を混ぜると高い熱が発生するため、実験後は水に浸して1週間程度経ってから捨てることになっているというが、男性教諭は微量だったため問題ないと考え、ゴミ箱に捨てたという。
※別報道;校長によると、男性教諭は、既に化学反応は終了しているものと思い、そのまま集めてごみ箱に捨てたという。
校長は「危機管理に対する配慮が欠けていた。今後、マニュアルを作るなどしていきたい」と話していた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141009-OYT1T50054.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075232761.html?t=1412807107908
(ブログ者コメント)
ほとんど同じ事例が、今年、神奈川県と千葉県でも起きている。
2014年6月4日掲載
2014年5月28日 千葉県鎌ケ谷市の中学校で理科の化学反応実験終了後に教員が鉄粉と硫黄をゴミ箱に捨て、9時間後に火災報知機が発報
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3954/
2014年2月7日掲載
2014年1月29日 神奈川県横浜市の中学校で理科室のごみ箱などが焼ける、理科室ではこの日、鉄と硫黄の化合物を作る実験をしていた模様
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3636/
2014年8月16日10時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月17日11時51分に読売新聞からも、同趣旨の記事が掲載されていた。
岐阜県大垣市立東中学校で6月、理科の実験中にペットボトルが破裂し、生徒4人が軽いけがをしていたことが分かった。
市教委は担当の50代の男性教諭を文書訓告、校長を厳重注意としたが、事故を公表していなかった。
市教委学校教育課によると、事故は6月2日午前の2年生のクラスで起きた。
密閉状態で化学反応をさせても、物質の重さが変わらないことを確かめるため、50歳代の男性教諭がペットボトルに希塩酸とマグネシウムを入れてふたをし、水素が発生した後の重さを量ろうとしたところ、破裂。
生徒たちは約1m離れた所で見学していたが、破片や液体が飛び散って、男子生徒4人の顔や腕などにあたったという。4人とも病院で手当を受けたが、軽いけが。
市教委は、水素の発生量が多かったのが原因として、各学校に予備実験の徹底などを注意喚起した。
市教委は「生徒と保護者に謝罪し、けがの程度も軽かったので公表しなかった」と説明している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140816k0000e040170000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140816-OYT1T50114.html
(ブログ者コメント)
原因としては、マグネシウムの入れ過ぎ、あるいはペットボトルに傷があったことなどが考えられる。
2014年7月24日0時29分に名古屋テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月23日23時36分に中日新聞から、7月24日付で毎日新聞中部版から、7月25日6時57分にCBC NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日、三重県津市の県立津高校の化学室で試験管が爆発し、生徒4人が顔や腕などに軽いけがをした。
津高校によると、23日午後2時45分ごろ、化学部員の生徒5人が化学室で、塩素酸カリウムとアルミニウムの粉末を数gずつ混ぜ入れた試験管を炎であぶり金属発光を確認する、課外活動の実験をしていたところ、アルミニウムが突然激しく燃え出し、試験管が爆発したという。
近くにいた1、2年生の男女4人に飛び散ったガラス片が鼻の下や眉、腕などにあたり、4人は救急車で病院に運ばれたが、軽傷という。
実験内容は生徒たちが提案し、顧問の化学教員(30代)も承諾。
部員11人が2班に分かれ、2時半ごろから実験していた。
顧問が実験を指導していたが、爆発時には化学室隣の準備室にいた。
化学部では、これまでも塩素酸カリウムと別の金属粉末を使った同様の実験をしており、学校側は、「アルミニウムの粉末が多すぎたことが原因として考えられる」、「アルミニウム粉末も少量で、問題ないと思っていた。認識が甘かった」と話している。
顧問は、「あれほど激しく燃えるとは思わなかった」と話しているという。
出典URL
http://www.nagoyatv.com/news/?id=83221&p=1http://www.nagoyatv.com/news/?id=83221&p=1
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014072390233654.html
http://mainichi.jp/area/news/20140724ddq041040018000c.html
http://hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=0003A3A0
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月24日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
4人は、試験管に塩素酸カリウム粉末とアルミニウム粉末を混ぜ合せ、炎色反応を見る実験をしていた。
生徒たちは事前に実験の計画書を顧問の教諭(31)に提出していたが、顧問はアルミニウムを含んでも爆発しないと考え、許可したという。
2014年7月17日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立竹園高校で16日、3年生の化学の実験中に、薬品の入った試験管から液体が噴き出す事故があり、別の班で実験をしていた女子生徒3人が病院に運ばれた。
1人は耳たぶに軽いやけどを負い、2人は事故に驚いて過呼吸症候群となった。
警察によると、同日午前10時20分ごろ、加熱した濃硫酸にエタノールを入れてエチレンガスを発生させる実験をしていたところ、事故が起きた。
本来は、濃硫酸の入った試験管をガスバーナーから外した後にエタノールを入れる手順だが、生徒が試験管を熱したままエタノールを入れたため、薬品が噴き出した可能性があるという。
2014年7月6日16時22分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市の県立高校で、教師が閉めた校門に女子生徒が挟まれて死亡した事故から6日で24年になり、現地で追悼の催しが開かれた。
24年前の7月6日、神戸市西区の県立神戸高塚高校で、遅刻を防ぐために登校する生徒の指導にあたっていた教師が鉄製の校門を閉め、当時1年生だった女子生徒が挟まれて死亡した。
6日の朝は、生徒の同級生の親や当時の教師など20人あまりが集まり、校門の周りに花を供えた。
そして、事故が起きた8時半になると黙とうして、女子生徒を追悼した。
当時、この学校の教師だった高橋さんは、「女子生徒はおとなしくまじめな印象だった。生徒数が増加していく中で、厳しく管理することが当然のようになり、現場の教師が声を上げても変えることができなかった」と当時をふり返った。
また、同級生の父親の柴垣さんは、「事故を知ったときは、学校でまさかそんなことがと、びっくりした。今でも、いじめなどの問題で、学校が安全な場とは言えずもう一度、どこに問題があったか立ち返って欲しい」と話していた
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025628101.html?t=1404679212162
(ブログ者コメント)
この事故はブログ者も覚えているが、24年も経った後に追悼が行われようとは、思ってもみなかった。
24というのはキリがよい数字でもないところから考えると、毎年実施?
事故を風化させてはいけないという思いもあってのことかと思い、紹介する。
(2020年7月4日 修正1 ;追記)
2020年7月4日10時15分に神戸新聞から、事故の風化防止活動をしてきた団体がメンバー高齢化のため活動を止めるという下記趣旨の記事が、当時の現場検証中の写真付きでネット配信されていた。
兵庫県立神戸高塚高校(神戸市西区)で、男性教諭が閉めた校門に女子生徒=当時(15)=が頭を挟まれ死亡した事件から6日で30年になる。
厳しい指導と規則で生徒を縛る「管理教育」の象徴ともいわれた事件を風化させまいと、元教員らでつくる市民団体が追悼行事や情報発信を続けてきたが、メンバーの高齢化を理由に、活動に区切りをつける。
「学校で命が失われた事実を忘れないで」。
歩みを記念誌にまとめ、変わらぬ願いを口にする。
事件は1990年7月に起きた。
全国の学校では80年代から校内暴力など学校の荒れが問題化し、90年代に入っても管理教育が続いていた。
同校も、「遅刻すれば校庭を2周走る」などの罰則や、校門の前で生徒の服装をチェックする「校門指導」を強化。
そして、午前8時半のチャイムに合わせ登校した女子生徒の頭を、教諭が閉めた重さ約230キロの鉄製門扉が押しつぶした。
「あの日は1学期の期末試験があり、部活動の朝練もなかった。生徒はぎゅうぎゅう詰めで最寄りの市営地下鉄西神中央駅から学校になだれ込んだ」。
当時、同校の教員で、今も追悼の活動を続ける高橋さん(女性、78歳)=神戸市西区=は振り返る。
「女子生徒は普段、遅刻するような生徒ではなかった。管理教育の犠牲者だった」
◆
事件後、管理教育の見直しを求める教員や保護者、弁護士らが「ぐる~ぷ 生命の管理はもうやめて!」を結成。
93年には、神戸高塚高が事件現場の校門をまだ新しいのに撤去したことを問題視して民事訴訟を起こし、裁判ニュースを発行した。
その後も「高塚門扉」とタイトルを変えて会報を出し、事件発生日に門の前で追悼集会を続けた。
「マンモス校で起こるべくして起きた悲惨な出来事だった」とメンバーら。
当時の神戸市内は大規模開発で人口が急増。
同校も西神ニュータウンの人口が増え、全校生約1500人のマンモス校に膨れあがっていた。
教員数は追いつかず、管理教育に頼っていたという。
長年、会報の編集作業を担った所さん(女性、67歳)=同市中央区=の長男は当時中学3年生。
女子生徒と同世代だった。
ゆとり教育が導入されるなど、学校と生徒を取り巻く環境は様変わりしたが、「当時は長男が犠牲になっていてもおかしくないと感じた。その思いが活動を支えてきた」と振り返る。
記念誌は、今回で最後となる90号の会報の中から原稿を選び、複数のメンバーが30年の思いをつづった。
今年も6日午前8時半から校門前で追悼集会をする。
記念誌はA4判、534ページ、2020円。
希望者は高橋さんTEL078・995・2933(月-土曜の午後1~4時)
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神戸高塚高校では3日午前、仲山校長が校内放送で「生徒一人一人を大切に、安全で安心して学べる学校であり続ける」と全校生に語り掛けた。
仲山校長は「事件を風化させず、教訓を受け継いでいく」と話した。
【神戸高塚高校校門圧死事件】
1990年7月6日、兵庫県立神戸高塚高校で、登校してきた1年の女子生徒が、遅刻指導として男性教諭が閉めた鉄製門扉に頭部を挟まれ、死亡した。
懲戒免職になった男性教諭は、業務上過失致死罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた。
当時の校則至上主義を象徴する事件として全国的に注目され、管理教育を見直すきっかけになった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013480113.shtml
2014年7月3日付で朝日新聞三河版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月2日11時57分に毎日新聞から、7月2日9時8分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岡崎市の市立矢作中学の体育館で1日夕、照明が落下して女子生徒がけがをした事故で、照明が倒れないよう、チェーンを巻きつけるなど、必要な安全措置がとられていなかったことが分かった。
同日、市教委が会見で明らかにした。
説明では、2階通路に置かれたスタンド式の照明(高さ約1.2m)が倒れて、ヘッド部分(重さ約10kg)が落下し、約3m下のフロアーで部活動中だった3年女子生徒(14)の頭に当たった。
生徒は、後頭部を3針縫うけがを負った。
市教委によると、落下した照明器具は、体育館で行事などの際、壇上などを照らすためのもの。
だがピンはなく、いずれの対策もとられていなかったことが分かったという。
5月中旬に使用した後、失念して放置したことが原因だとみられる。
事故当時は、2階通路には誰もいなかった。
熱中症対策のため窓を開けており、風に揺られたカーテンが引っかかって照明が倒れ、その衝撃でヘッド部分が外れて落下した可能性が高いという。
フロアーでは約90人の生徒が部活動をしていた。
事故を受けて市教委は、市立小中学校に対し、校内の安全点検を行うよう指示するとともに、ピンがなかった理由についても調べている。
県教委も今後、各市町村教委に注意喚起する予定だという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000e040249000c.html
2014年6月16日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月17日8時9分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま市浦和区の市立常盤小学校で5月12日、6年生家庭科の調理実習授業で、児童が洗剤を食用油と誤認して使用し、一部の児童が食べていたことが16日、分かった。
市コンプライアンス推進課が同日に発表した5月の事務処理ミス、事件、事故の発生状況で明らかになった。
市教育委員会指導1課によると、家庭科の主任教諭が6年生の授業前に、各調理テーブルに洗剤を小分けして入れたポンプ式容器を準備。
このクラスの授業を担当した家庭科の専科教諭が、ポンプ式容器の中身を食用油と誤認したまま指導し、調理を行ったという。
調理後にフライパンを洗った際、誤使用に気付いた。
児童36人のうち、11人が味見などで少量を口にしたという。
同校は誤って食べた児童の自宅を訪問し、状況説明と健康確認などを行ったが、被害報告はなかったとしている。
同校は発生当日、市教委に事故を報告。
市教委は翌13日、コンプライアンス推進課に事故を届け出たが、個別の発表は行わなかった。
発表しなかった理由について指導1課は、「状況確認に時間がかかったのと、健康被害がなかったため」と釈明。「容器を移し替える際には内容物がわかるようにするとともに教員の連絡を密にすることを徹底していく」とコメントした。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/06/17/03.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140617-OYT1T50028.html
2014年6月11日11時2分に室蘭民放(北海道ニュースリンク)から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
10日午後1時10分ごろ、室蘭市水元町の室蘭工業大学教育・研究1号館A101機械材料実験室で、化学薬品の調合中に爆発事故が発生した。
実験をしていた学生3人のうち、2人が腕や腹にやけどなどのけがを負い、室蘭市内の病院に搬送されたが、命に別条はない。
警察などで爆発の原因を調べている。
室工大によると、けがをしたのは生産システム工学系専攻の博士前期課程1年の男性(24)と、機械航空創造系学科4年の女性(21)。
1人は両腕のやけどと腹部にガラスの破片が刺さるけがを負った。もう1人は左腕にガラスの破片が刺さるけが。2人とも意識があるという。
実験は、機械創造工学系専攻の博士前期課程2年の男子学生と3人で行っており、この男子学生にけがはなかった。
2人は、アルミニウムの腐食に関する研究を行う研究室に所属。
事故当時、防護容器であるドラフトチャンバー(高さ1.5m、奥行き1m、幅1.8m)内に2人が腕を入れて外気に触れない中で化学薬品を調合する実験を行い、アセチルアセトンと過酸化水素水を調合していたという。
担当教員は当時、講義中のため不在だったが、同大によると、教員が内容を把握した上で、学生のみで実験をすることもあるという。
当時は、男子学生が女子学生の卒業研究の指導をしていたという。
同大では「二つの薬品を混ぜただけでは爆発が起こることは考えにくい」といい、警察などが詳しい原因などを調べている。
学生2人がけがを負った室蘭工業大学の爆発事故。消防車とパトカーが入り乱れ、構内は一時騒然となった。
爆発で破損したドラフトチャンバーは、ガラス壁と換気扇を組み合わせた大型の実験器具。
事故後、室内にはガラス片などが飛び散り、衝撃の程を物語っていた。
現場の実験室の上の階にいた機械航空創造系学科の男子学生は、「突然『バン』と物が倒れるような音がした。消防車が来たのでみんな驚いていた」と当時の状況を語った。
事故により2講座が休講になったが、付近住民にも大きな混乱はなかった。
同創造系学科の男子学生は「けがをしないため実験には気を付けようと、他の学生と話し合った」と、事故を冷静に受け止めていた。
出典URL
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=20245
6月11日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
処理を早めるために加熱をしたところ、爆発が起きたという。
(2014年9月9日 修正1 ;追記)
2014年9月5日付で室蘭民報から、原因調査結果が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
室蘭工業大学は4日夜会見し、爆発事故に関する調査結果を公表した。
それによると、事故は、過酸化水素水などを含む化学薬品の取り扱いなど複合的な要因が推定され、今後は「安全教育の周知徹底や安全マニュアルの機能チェックが不可欠である」と再発防止に向けて取り組む方針を明らかにした。
事故は、機械材料実験室で大学院工学研究科博士前期課程1年の学生が、ガリウムを過酸化水素水とアセチルアセトンの混合液で溶解させるため、ドラフトチャンバー内でホットスターラーで加熱、気泡が発生した後、準備してあった水槽で冷やすため、ビーカーを持ち上げた瞬間に爆発した。
ガラス片で博士前期課程1年の学生と同実験室で別の実験を行っていた学部4年の学生が腕や背中などに裂傷を負ったほか、爆発音で耳の聞こえが悪くなった。またドラフトチャンバーや実験器具が損傷した。
この事故を受け、同大は、外部の専門家を加えた9人で爆発事故調査委員会(委員長・空閑良壽理事)を設置。
6月10日~8月25日までに4回にわたり、関係する教員や学生にヒアリングなどを実施した。
この日の記者会見は、空閑委員長と委員会メンバーの齊藤康志同大副学長・ゼネラルマネジャーが行った。
推定される事故原因は、過酸化水素水とアセチルアセトンの混合液の発熱反応と著しく早い化学反応変化などによる複合的要因が重なったことが挙げられる。
また、今回用いられた過酸化水素水の濃度が60%と高濃度であり、「取り扱いには注意が必要だった」とした。
今後は、安全マニュアルや薬品のSDS(安全データシート)を十分に把握するよう、「教職員や学生への安全教育の必要性」などを述べた。
さらに、「常に事故は起こりうるものと理解し、保護用アクリル板衝立(ついたて)、安全ゴーグルの着用などの安全措置を講ずる」など、学生らの安全に万全を期すことの徹底が必要とした。
負傷した学生は日常生活に支障がない状態に回復し、通常どおりの学生生活を送っているという。
今後は室工大安全衛生委員会でマニュアルなどのチェックを行い、危機管理委員会に報告する。
出典URL
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/09/05/20140905m_01.html
(ブログ者コメント)
事故のフォロー報道は有難いのだが、記事の内容が、いまひとつスッキリしない。
「複合的要因」とは、具体的にどういうことなのだろうか?
「発熱反応」と「著しく早い化学反応」とでは、「複合的要因」とは呼べないような気がする。
単に、高濃度の過酸化水素水を使ったため反応が急激に進んだ、ということだろうか?
他に情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
2014年5月29日付の毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月29日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
鎌ケ谷市立第四中学の第二理科室で28日早朝、ごみ箱などを焼くぼやがあった。市教委によると、理科教員が前日、鉄と硫黄をごみ箱に捨てたのが原因と考えられるという。
午前5時15分ごろ、理科室の火災報知機が作動し、消防署員が駆けつけて消火したところ、プラスチック製のごみ箱が燃えていたほか、床が焦げ、流しの配管も溶けていた。
この教室では前日、2学級が鉄と硫黄を化学反応させる実験をした。
理科教員は午後8時ごろ、実験で使った鉄粉31gと硫黄18gをごみ箱に捨てたという。
鉄と硫黄の混合物は水分を含むと化学反応で発熱するため、1週間ほどかけて化学反応を終わらせてから捨てるように教科書にも書かれている。
ごみ箱の中でも化学反応が進んで発熱し、出火したとみられる。
市教委は「処理方法が不適切だった」として、教員の処分を検討する。
出典URL
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20140529ddlk12040087000c.html
2014年4月20日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後1時20分ごろ、鶴岡市の市立鶴岡第四中学校から「理科室で火災があった」と119番通報があった。
警察によると、火は教職員らによって消し止められ、理科室の教壇の一部が焼けた。
授業参観で校内には生徒や保護者約600人がいたが、けが人はいなかった。
学校によると、午後1時10分ごろに火災報知機が作動し、教職員が調べて理科室から煙が出ているのに気付いたという。
理科室は無人だったが、2年生が4時限目の理科の授業で昼過ぎまで松ぼっくりの炭作りをしていた。
炭にした松ぼっくりは観察後に水をかけずゴミ箱に入れたといい、松ぼっくりの炭が火元とみられる。
校長は、「手で触って熱くなかったので、そのままゴミ箱に入れてしまったようだ。学校の管理ミスで迷惑をかけてしまい、大変申し訳ない」と話している。
一方、4月20日付で読売新聞山形版からは、上記とは異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の発表などによると、理科室では同日午前11時35分~午後0時20分、空き缶に入れた松ぼっくりをガスバーナーで熱し、炭化させる実験が行われていた。
実験済みの松ぼっくりは水に浸した後、机わきのプラスチック製ゴミ箱に捨てていたといい、警察は、一部に火が残っていた可能性があるとみて調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20140419-OYTNT50364.html
(ブログ者コメント)
「手で触って熱くなかったので・・・」というくだりが、いかにもありそうなことだと感じたので、紹介する。
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月20日付の山形新聞紙面に、担当教諭が捨てたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
担当教諭が十分に消火しないまま、炭化した松ぼっくりを教卓のそばにあるごみ箱に捨てたのが原因とみられる。
2014年4月5日18時48分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、4月5日15時46分に和歌山放送からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時過ぎ、有田市内の保育所で、この保育所に通う3歳の男の子が敷地内の門扉に登って揺すって遊んでいたところ門扉がレールから外れて倒れ、男の子が下敷きになった。
男の子は額と後頭部を打って病院に運ばれたが、額にこぶができるほどの軽傷。
この保育所では、5日の午前中に入所式が行われたが、けがをした男の子は新入生を迎えるため式に参加し、終わった後に1人で遊んでいたという。
保育所には、5日の入所式のため29人の子どもが来ていたが、ほかの子どもにはけがはなかった。
倒れた門扉は鉄製で、高さが1m24cm、長さが5m15cm、厚さが6cmあり、保育所ではこれまでは倒れるようなことはなかったと話している。
警察では、男の子が揺さぶったために門扉がレールから外れたものとみて調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043525421.html?t=1396737255839
http://wbs.co.jp/news/2014/04/05/40304.html
(ブログ者コメント)
開閉時あるいは風などによってスライド式の門扉が倒れる事故は、しばしば発生している。
本ブログでも6件紹介済。
※ブログ内検索(キーワード「門扉」など)で参照可能。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。