2017年12月16日10時45分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時50分ごろ、上郡町尾長谷にある関西電力の変電所で「作業員が倒れた」と消防に通報があり、警察や消防が駆けつけたところ、大阪・住之江区の作業員、Kさん(男性、43歳)が変圧器のそばで倒れているのが見つかった。
Kさんは、その後、病院に搬送されたが、16日午前7時すぎに死亡が確認されたという。
警察などによると、Kさんは、当時、ほかの2人の作業員とともに、変圧器の上に上って変電所の建屋の壁を修繕する作業をしていたという。
変圧器の下には高圧の電流が流れる送電線があり、Kさんの腕や太ももにやけどのあとがあったことから、警察は誤って送電線に接触して感電したとみて、安全管理に問題がなかったかなど詳しく調べている。
出典
『変電所で感電か 作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023661641.html
12月16日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、当時、変圧器を収めた建物の内部で3人の作業員が防音用の吸音材を貼り付ける作業をしており、うち1人が感電しているのを別の作業員が見つけた。
(2019年3月7日 修正1 ;追記)
2019年3月6日11時47分にNHK兵庫から、安全対策を怠っていたとして現場監督らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が事故の状況を調べた結果、変圧器の下には高圧の電流が流れる送電線があったにもかかわらず、
▽事前に電流を止めず作業を行わせた
▽電気を通さない防護服を着用させるなどの安全対策が取られていなかった
ことが、捜査関係者への取材でわかった。
このため警察は、こうした対策を怠ったことが事故につながったとして、作業を請け負った会社の79歳の男性の現場監督と、その下請け会社の46歳の男性の作業責任者を、5日、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
出典
『男性作業員感電死事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190306/2020003254.html
3月6日12時42分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警捜査1課と相生署は、6日までに業務上過失致死の疑いで、当時の現場監督だった電気工事会社員の男(79)と作業責任者だった建設会社員の男(46)を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、送検容疑は2017年12月15日午前、上郡町尾長谷の変電所で、建設会社の男性従業員=当時(43)=に変圧器修理工事をさせた際、近くを通る送電線に囲いを設けたり、送電を停止したりする危険防止措置を取らず、従業員を送電線に接触させ、感電死させた疑い。
出典
『変電所で従業員が感電死 現場監督ら書類送検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201903/0012121675.shtml
(2019年4月9日 修正2 ;追記)
2019年4月8日21時10分に神戸新聞から、2人は証拠不十分で不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死の疑いで書類送検された男性2人について、神戸地検は8日、いずれも嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は「捜査を尽くして収集した証拠を検討した結果、起訴には至らないと判断した」とする。
出典
『変電所で感電死 現場監督と作業責任者を不起訴 神戸地検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201904/0012224598.shtml
2017年9月13日9時25分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後6時ごろ、西尾市寺津町の農機具部品メーカー工場で男性が倒れているのを別の会社の作業員が見つけ、消防に通報した。
警察と消防がかけつけたところ、西尾市江原町の会社員Fさん(男性、54歳)が工場内のパイプにもたれかかるように倒れていて、その場で死亡が確認された。
腕には感電したような痕があったという。
Fさんは、この日、工場内に非常灯を設置する作業を1人で行っていたという。
警察は,Fさんが作業中に何らかの理由で感電したとみて、死因を特定するとともに、詳しいいきさつを調べている。
出典
『工場内で男性死亡 作業中感電か』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170913/3882371.html
(2017年9月27日 修正1 ;追記)
2017年9月14日付で朝日新聞三河版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、配電管にもたれかかった状態で倒れていて、その場で死亡が確認された。
死因は感電死だった。
警察によると、男性は一人で非常誘導灯の位置を動かす作業をしていたという。
2017年9月8日11時32分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅などの屋根に設置されている太陽光パネルが、災害などで壊れても発電を続け感電するおそれがあるのに、およそ6割の自治体が感電の危険性を認識していなかったことが、総務省の調査でわかった。
総務省は、環境省と経済産業省に対し、適切な対応を取るよう勧告した。
総務省によると、太陽光パネルは、地震や大雨による災害や火災などで壊れても、日光に当たっていると発電を続けるため、接触して感電するおそれがある。
総務省が、太陽光パネルの導入が進んでいたり、去年とおととしの2年間で地震や大雨などの災害に遭ったりした全国21の自治体を対象に、9月までの半年間にわたって太陽光パネルの廃棄や処理の状況などについて調査した。
その結果、61%にあたる13の自治体が、災害などで太陽光パネルが壊れても発電を続け感電する危険性を認識していなかったことがわかった。
さらに、災害で被害を受けた6つの自治体では、最大で9か月間、感電を防ぐ対策が十分取られず、住民への注意喚起も行われていなかったという。
総務省は環境省に対して、感電防止の措置や住民への呼びかけなどを徹底するよう、また環境省と経済産業省に対して、太陽光パネルの適切な回収や処理について検討するよう、8日、勧告した。
出典
『太陽光パネル 感電危険周知勧告』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170908/3693011.html
(ブログ者コメント)
水に浸った太陽光パネルの危険性については、本ブログでも過去に紹介スミ。
2016年9月21日掲載
2015年9月15日報道 栃木県は豪雨被害の復旧作業時、浸水した太陽光発電の設備や壊れたパネルに触れると感電する恐れがあるとして注意を呼びかけ
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5230/
2017年8月6日7時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時50分ごろ、京都市右京区梅津神田町のK染織梅津工場敷地内で、屋根の解体作業中だった同区の会社員の男性(38)が足場の上で倒れているのを別の男性作業員が発見し、119番した。
男性は病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。
警察によると、鉄製の足場には一部むき出しになった電線が接触していたといい、感電した可能性があるとみて調べている。
出典
『解体作業中に感電か 作業員男性が死亡 京都』
http://www.sankei.com/west/news/170806/wst1708060019-n1.html
8月5日23時30分に京都新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時50分ごろ、京都市右京区梅津神田町の染織工場の敷地内で、建物の解体作業をしていた同区嵯峨野、会社員(38)が高さ4.9mの足場の上で倒れているのを別の作業員が見つけ、搬送先で死亡が確認された。
警察によると、会社員はトタン屋根を外す作業中で、近くに電線があったという。
胸や膝にはやけどの痕があり、感電死とみられるという。
出典
『建物解体作業中、感電死か 京都』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170805000137
2017年7月23日22時59分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時25分ごろ、千葉県市川市高谷新町の運搬会社「F港運」で、屋内に備え付けたクレーンの点検作業をしていた会社員の男性(44)=同市大野町=が、約8mの高さで宙づりになっているのに同僚が気付いて119番通報した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認され、警察が死因や詳しい事故の状況を調べている。
警察によると、男性らはクレーンの点検、整備を請け負う会社の社員。
腰に装着していた安全帯で宙づりになっていた。
近くに2人の同僚がいたという。
出典
『クレーンで宙づり死亡 千葉・市川、点検作業中』
http://www.sankei.com/affairs/news/170723/afr1707230027-n1.html
7月24日付の千葉日報紙面には、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
119番通報では「ボルトを締める作業中に感電した」などと話しており、警察は、死因など詳しい事故原因を調べている。
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、機械を点検補修する場合に動力源を切っておかないと、急に動き出した機械に挟まれるといった危険以外、感電する危険もあるという事例なのかもしれない。
あるいは、人体に流れた電流は死ぬほどのものではなかったが、電撃を受けて転落した際、安全帯を正しく装着していなかったために体が締め付けられて死亡した・・・といった事例だったのかもしれない。
2017年6月10日13時0分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前2時すぎ、JR北陸線の南福井駅の構内で、線路脇の電柱に上って作業をしていた金沢市の電気工事会社の社員、Nさん(男性、41歳)が感電した。
Nさんは全身にやけどを負い、福井市内の病院に運ばれたが、重体となっている。
警察やJRによると、Nさんは事故当時、電線を支える鋼鉄製のブラケットと呼ばれる部品を電柱に取り付ける作業をしていたが、何らかの理由でブラケットが電線に接触し、感電したとみられるという。
事故当時、地上には他に17人の作業員がいたが、けがはなかった。
警察では、事故の状況や原因を詳しく調べている。
また、この事故で停電がおきたため、JR北陸線は上り線の鯖江駅から芦原温泉駅の間で、一時、運転を見合わせた。
出典
『電柱作業で男性感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054154391.html
2017年3月4日12時26分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月4日付の福井新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。また、3月3日付で北陸電力HPにも、事故の概略を伝える記事が掲載されていた。
3日正午ごろ、越前市南1丁目の国道365号線沿いにある電柱で、「電気工事をしていた男性が感電し、意識や呼吸がない」と、一緒に作業していた男性から消防に通報があった。
この事故で、電気工事会社の社員のSさん(男性、21歳)が市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体となっている。
警察によると、Sさんは同僚の社員4人と現場周辺の電柱で作業をしていて、感電した当時、電柱の高さ約10mの位置に上って作業をしていたという。
工事を委託した北陸電力によると、電柱を移設するための配電線工事を行っていたところ、誤って高圧充電部に触れたという。
警察によると、男性は安全ベルトをしていたため、落下はしていない。
この事故で、周辺の約1500戸が約1分間、停電した。
警察が、詳しい状況を調べている。
出典
『電柱作業の男性が感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054430391.html?t=1488659955671
『本日(3月3日)発生の停電について』
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17030301.pdf
(2017年3月19日 修正1 ;追記)
2017年3月17日13時7分にNHK福井から、Sさん死亡、通電中との情報が伝わっていなかった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
Sさんが16日、死亡した。
北陸電力は、電線に電流が流れているという情報がSさんに伝わっていなかった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
当時、Sさんは同じ会社の社員4人と、新しく設置した電柱の配線工事を行い、家庭に送電するための部品をとりつける作業をしていたが、ゴム手袋などの感電を防ぐ保護具をつけていなかったという。
電気工事を行った会社によると、工事で止めていた電流を電線に流したことを作業の責任者から現場の社員に伝えていたが、Sさんに伝わっていたかは確認できていないという。
北陸電力は、Sさんに電流が流れているという情報が伝わっていなかった可能性もあるとみて、事故の状況をさらに詳しく調べている。
出典
『電線工事 感電の男性社員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054804771.html
(2017年11月14日 修正2 ;追記)
2017年11月8日18時58分に福井テレビから、作業方法を知らせなかったなどとして現場責任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
武生労基署は8日、危険防止策を取らなかったとして、北陸電気工事(本店・富山市)と現場責任者の男性(48)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署などによると、越前市内で電柱の移設工事を行っていた北陸電気工事の当時21歳の男性作業員が、絶縁用の手袋を付けずに電気が流れていた変圧器に触れて感電死した。
労安法違反容疑で福井地検に書類送検されたのは、法人である北陸電気工事と現場責任者の男性従業員。
同署によると、高電圧の電気が流れる現場にもかかわらず、死亡した作業員に作業の方法や手順を知らせなかったうえ、必要な保護具を使うよう十分に指示するなどの危険防止策を取らなかった疑いが持たれている。
一方、県警も業務上過失致死容疑で捜査を進めている。
出典
『感電死事故 北電工と現場責任者を書類送検~武生労基署』
11月8日19時8分にNHK福井からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電柱にのぼって作業をしていたところ、約6600ボルトの電圧が流れる機器に誤って触れて感電し、死亡した。
死亡した男性社員は、ゴム製の手袋など感電を防ぐための装備をつけていなかったということで、労基署が事故の原因を調べてきた。
その結果、会社が感電を防ぐための工事の正しい手順やゴム手袋をつけるなどの必要な対策を十分に周知していなかったことや、「作業指揮者」と呼ばれる担当者が現場に立ち合って指揮を取っておらず、安全対策を徹底していなかったことが分かった。
出典
『感電死で電気工事会社を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055511191.html
2017年2月17日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県は16日、都城市高崎町の岩瀬川発電所の屋外変電所で、作業中の土木作業員の男性(56)が感電し、病院に搬送されたと発表した。
男性は両手足にやけどを負ったが、命に別状はないという。
県によると、同日午前11時50分ごろ、屋外変電所の周りに防草シートを敷設する工事で、測量作業が終わった後、男性がアルミ製の箱尺を片付けようとした際、誤って110KVが流れている設備に触れてしまったという。
工事は都城市の建設会社が受注し、現場には作業員4人と立ち合いの県職員1人がいた。
県企業局の担当者は、「受注業者に対して、変電機器の危険性や作業の注意点などを分かりやすく説明し、安全指導を徹底していきたい」と話している。
2016年11月14日18時38分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後0時半ごろ、小樽市花園3丁目の工事現場で、「足場の上で20代の男性作業員が意識を失った」と、別の作業員から消防に通報があった。
警察によると、倒れていたのは札幌市白石区の建設作業員の男性(26歳)で、心肺停止の状態で病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
現場は国道5号線沿いにある3階建ての空きビルで、男性は、ビルを解体するため外壁に足場を組む作業をしていて、当時、高さ8mほどの4段目の足場の上にいたという。
4段目の近くには電線があることや、同僚が、バチバチッという音を聞いていることから、警察は、男性が電線に触れて感電したとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『作業員死亡 電線に触れ感電か』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161114/4389691.html
(ブログ者コメント)
映像では、電線から数cmしか離れていない場所に足場が組まれているようにも見える。
2016年9月12日20時9分にNHK佐賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時半ごろ、鹿島市浜町の浜川にかかる歩道専用の橋の上で「魚釣りをしていた人が感電したようだ」と、付近の住民から警察に通報があった。
現場には、近くに住む92歳の男性が倒れていて、男性は佐賀市の病院に搬送されたが、全身にやけどを負う重傷となっている。
警察によると、現場は、JR長崎線の鉄橋脇に平行してかかる歩道専用の橋で、この橋のおよそ5m上には、2万ボルトの電流が流れるJRの高圧の電線があり、男性の近くには焦げた釣りざおが落ちていたという。
通報した男性は、「ボンという音がした。見たら橋の上から煙が出ていた」と話しているということで、警察では、この男性が釣りをしているときに釣りざおがあやまってJRの高圧線に触れてしまい、男性が感電したのではないかとみて、当時の状況を詳しく調べている。
JR九州によると、この事故でJR長崎線に影響はなかった。
出典
『竿が電線に釣り人感電し重傷』
http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5085611001.html?t=1473722681858
(ブログ者コメント)
○映像によれば、橋の欄干部に、上に2万ボルトの電線が通っているので釣り竿や凧が触れると感電する恐れがある旨、イラストで表現された警告板が取り付けられている。
釣りや凧あげをする人が多いからか?
それとも、過去に同じような感電事故があったからか?
○釣り竿などが電線に触れて感電した事例は、本ブログでも数件ほど紹介済。
2016年9月10日20時20分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時1分に時事通信から、9月10日18時14分に読売新聞から、9月10日21時0分に毎日新聞から、9月11日21時46分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時5分ごろ、東京都八王子市暁町の擁壁工事現場で作業員の男性4人が感電し、病院に搬送された。
このうち、50代男性が感電による不整脈で、約2時間後に死亡した。
30代の男性は、意識不明の重体。一時、心肺停止となったが、AEDで呼吸が回復した。
別の30代と40代の男性は、手足のしびれの軽傷を負った。
警察によると、工事は緑地ののり面の補強のためのもので、擁壁に沿って足場を組み、長さ約6mの1本の鉄の棒「アンカー」を5人で持ち上げ、コンクリート製の壁の、地面に対して水平に開けた穴に差し込む作業を行っていた。
5人のうち、1人は無傷だった。
男性らがアンカーを差し込む際、アンカーの端が近くの電線に触れ、感電したとみられる。
男性らは、電線と同じ高さに組まれた足場の上に立っていた。
一方、「防護管」と呼ばれる感電を防ぐためのプラスチック製のカバーが鉄棒に取り付けられていなかったことが、11日、工事元請けの建設会社への取材で分かった。
警察は、4人の身元の確認を急ぐとともに、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、現場の安全確保が適正になされていたか調べている。
現場は、JR八王子駅の北約2kmの住宅地。
近所の男性(77)は、「事故当時、周辺は45分ほど停電した」と話した。
出典
『工事現場で感電 作業員4人死傷 東京・八王子』
http://www.sankei.com/affairs/news/160910/afr1609100007-n1.html
『工事中に感電、4人死傷=持った鉄棒が電線接触-東京』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091000298&g=soc
『鉄棒挿入中に電線に触れ感電、作業員4人死傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160910-OYT1T50066.html?from=ycont_top_txt
『工事現場 作業員4人が感電…1人死亡、1人重体 八王子』
http://mainichi.jp/articles/20160911/k00/00m/040/030000c
『感電防止カバー使用せず 4人死傷の感電事故、東京』
http://this.kiji.is/147684890345832456?c=39546741839462401
(2017年9月27日 修正1 ;追記)
2017年9月25日15時49分にNHK首都圏から、過去にも感電事例があったがケガしなかったので再発防止策をとらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁は、感電を防止する措置をとらなかったとして、現場の責任者を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、当時、鉄製の棒を地面に掘った穴に差し込む作業をしていて、棒を持ち上げた際に高圧線に接触したとみられているが、その後の調べで、感電しないようにするためのプラスチック製のカバーを棒に取り付けていなかったことがわかったという。
また、以前にも同じように作業員が感電することがあったが、けがはなく、再発防止策を取っていなかったという。
警視庁は、安全管理が不十分だったとして、工事を請け負っていた業者の40歳の現場責任者を25日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、容疑を認め「注意不足だった」などと話しているという。
出典
『4人死傷感電事故責任者書類送検』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170925/0000965.html
9月25日18時13分に産経新聞からは、保護具を現場に用意していたが使わなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁八王子署は25日、業務上過失致死傷容疑で、現場責任者だった青森県むつ市の男性会社員(40)を書類送検した。
八王子署によると、工事現場では過去に同様の事故が2度あったため、鉄棒用のカバーとゴム手袋を用意していたが、事故当時は使用していなかった。
男性は「危ないのは分かっていたが、大丈夫だと思った」と、容疑を認めている。
出典
『現場責任者の男性書類送検 感電事故で業過致死傷容疑』
http://www.sankei.com/affairs/news/170925/afr1709250022-n1.html
2016年9月7日19時46分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後、札幌市北区のバスターミナルの変電室で修理に訪れていた作業員の男性が感電し、手や頭にけがをして病院で手当てを受けている。
7日午後1時前、札幌市北区のバスターミナルの1階にある変電室で、修理に訪れていた作業員の男性が倒れているのを警備員が見つけて、消防に通報した。
警察や消防によると、男性は作業中に感電し、右手にやけどを負ったほか、頭から出血した状態で病院に運ばれて手当てを受けているということで、詳しいけがの程度はわかっていない。
この事故で、バスターミナルは待合室などが、一時、停電したが、バスの運行に影響はなかったという。
警察は、男性が感電した詳しい状況を調べている。
出典
『変電室で感電 男性1人けが』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160907/5474581.html
2016年9月3日1時5分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時半ごろ、愛知県みよし市三好次町笠松の市立学校給食センターの天井裏で、電気工事をしていた自営業の男性(52)が倒れているのを別の作業員が見つけ、119番通報した。
男性は市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
感電したという。
警察と市によると、市給食センターは耐震化などの工事中だった。
男性は、発見された際、左手に絶縁体、右手にニッパーを持っていた。
警察は、何らかの原因で過って感電したとみている。
市給食センターは、市内の8小学校、4中学校、7公立保育園向けに、1日計約7600食を作っている。
事故の影響で、5、6の両日は給食を提供できないという。
小中学校では弁当の持参を呼びかけ、公立保育園は園で調理する。
7日以降の対応は未定という。
出典
『天井裏で電気工事の男性感電死 愛知の学校給食センター』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9301X8J92OIPE02F.html
2016年7月13日にテレビ大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月15日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後、別府市のホテルで塗装作業をするため足場を組み立てていた男性が倒れているのが見つかった。
男性は電線に触れて感電したとみられていて、搬送先の病院で亡くなった。
事故があったのは、別府市北浜のホテル。
警察や消防によると、13日午後2時20分ごろ、「男性が倒れた」と通報があった。
倒れていたのは、大分市高江南の足場設置会社役員、石川さん(28歳)で、病院に搬送されたが、その後、亡くなった。
石川さんは、ホテル外壁の塗装作業をするための足場を約7m高さで組み立てていたところ、誤って作業場所近くの電線に触れて感電したとみられていて、警察が事故の詳しい原因を調べている。
この事故の影響で、周辺のおよそ70世帯が一時停電したが、その後、復旧している。
出典
『足場組み立て中、感電死』
https://www.tostv.jp/news/backnum.php?pg=3&wd=
2016年6月18日9時52分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月19日0時55分に千葉日報から、6月19日付で朝日新聞ちば版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前1時半ごろ、成田空港のA滑走路西側にある照明変電所内で「男性作業員が感電した」と、消防に通報があった。
救急隊が駆けつけたときには男性は心肺停止の状態で、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は、滑走路にある照明の管理などを行っている会社の30代の社員とみられ、少なくとも3人でケーブルの保守点検作業をしていて、男性はケーブルにラベルを貼る作業中に誤って通常使用しない変圧器に触れてしまったという。
警察は、死因は感電死とみて、男性の身元の確認を急ぐとともに、詳しい状況や原因を調べている。
成田空港会社によると、この時間は夜間で航空機の発着はなく、運航に影響はなかったという。
出典
『空港変電所で作業員が感電死か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083268701.html?t=1466280873400
『成田空港で点検作業中の男性感電死 成田空港署』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/331473
(2017年1月22日 修正1 ;追記)
2017年1月19日付の毎日新聞千葉版紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
1月19日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
成田労基署は、18日、危険防止措置を取っていなかったとして、労安法違反の疑いで、男性の勤務先だった成田国際空港(NAA)の子会社「NAAファシリティーズ」(成田市)と、同社の航空照明課の男性班長(42)を書類送検した。
容疑は、昨年6月18日、成田空港内の照明変電所で、高圧ケーブルに貼ってあった温度を示すサーモラベルの交換作業を男性にさせた際、電源の停止を確認しなかったとしている。
交換作業中だった同課の男性作業員がケーブルを引き抜き、感電した。
同署によると、男性は班長と同僚の3人で作業していた。
電源を停止するのは男性の役割だった。
男性班長は、「(停電したかを確認する)検電をしなかった」と話しているという。
2016年6月9日付で仙台放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後4時10分ごろ、栗原市栗駒文字の山林で、杉の木を伐採していた岩手・一関市の会社員・後藤さん(男性、64歳)が倒れているのを、同僚の男性が発見した。
後藤さんは一関市内の病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、伐採していた約20mの木が高圧電線に倒れ、後藤さんは、その木を取り除こうとした際に、使っていたチェーンソーが電線に触れて、感電したとみられている。
後藤さんは右半身をやけどしていて、近くには燃えたチェーンソーが落ちていたという。
警察で、事故の原因について、くわしく調べている。
出典
『栗原市の山林で伐採中の男性が死亡 倒木取り除く際に感電か』
http://ox-tv.jp/nc/smp/article.aspx?d=20160609&no=15
(ブログ者コメント)
報道タイトルを見た瞬間、倒木に電流が流れて感電?と思ったが、そうではなかったようだ。
映像によれば、現場は林の中。木々の間に電信柱が立ち、そこを電線が通っている。
なんらかの方法で、その電線の近くまで上り、電線に接触している枝などを切ろうとしていたのだろうか?
21日午後0時半ごろ、群馬県玉村町飯倉にある町立芝根小学校の敷地内にある変電施設で、自営業の男性(23)が倒れているのを、近くにいた別の作業員が見つけた。
男性は救急車で病院に運ばれたが、およそ5時間後に死亡が確認された。
警察によると、この小学校にはこれまでエアコンがなく、新たに設置されることになっていたという。
男性は1人で変電施設の配線作業をしていたということで、警察は、作業中に感電したとみて、詳しい死因を調べている。
出典
『エアコン設置作業中に感電死か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066959061.html?t=1463951347164
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。