







2015年2月24日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力宮崎営業所は23日、宮崎市錦本町の電柱で点検作業をしていた男性作業員(30)が、同日午前9時49分ごろ、約6000ボルトの電流が流れる高圧線に触れて感電したと発表した。
男性は、手などにやけどを負った。
同営業所によると、九電の委託を受けた市内の配電工事会社の作業員5人が、電柱の点検作業をしていた。
感電した男性は、高所作業車に乗って高さ約8mのところで作業していた際、誤って電流が流れていた高圧線に触れたという。
この影響で、同市橘通東4丁目周辺の521戸が2分間、停電した。
2月23日17時55分に宮崎放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、宮崎市で電線の保守点検作業をしていた男性が誤って感電する事故があり、腕に軽いやけどを負った。事故により一時、停電が発生した。
(記者)「宮崎駅の北側にある電線工事をしていたと思われる場所です。目撃者によりますと、男性が作業中に爆発音がなり、やけどを負っていたということです」
警察によると、23日午前9時50分ごろ、宮崎市宮崎駅東3丁目で電線の保守点検作業をしていた30代の男性が誤って感電した。
男性は、腕に軽いやけどを負ったという。
(目撃者)「爆発したみたいな音で煙がバーッとあがった」「やけどして熱いとか痛いとか叫んでいた。ウォーッと」
この事故で、現場付近は一時渋滞するなど、騒然となった。
また、事故により宮崎市橘通東4丁目周辺の521戸で、2分間、停電が発生した。
出典URL
(ブログ者コメント)
6000ボルトの高圧線に触れて、よくぞ軽いやけどだけで済んだものだ。
記事には書かれていないが、恐らくは絶縁手袋などの保護具を着用しての作業だったのだろう。
また、感電時のショックで高所作業車から落ちなかったことから考えると、高所作業車の上であっても安全帯を使用していたのかもしれない。
後者はともかく、前者はおそらくは間違いないと思うので、保護具が役に立った事例として紹介する。
2015年2月14日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時半ごろ、周南市遠石1丁目のマンション敷地内で、作業員の山根さん(男性、34歳)が感電し、胸や腕、足にやけどを負った。
マンション屋上に張る防水シートを大型クレーン車の先端フックにかける作業中、クレーンのアーム部分が近くの高圧電線に接触したためとみられるという。
(2015年3月22日 修正1 ;追記)
2015年2月14日付の山口新聞紙面に、当時の詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
(この情報のほうが正しそうに思えたので、タイトルもこの情報に合せ、修正した)
大型クレーンから垂れるワイヤーと高圧電線が接触。地上でこのワイヤーを使って作業していた作業員が感電し、胸や腕などをやけどする重傷を負った。
警察によると、男性ら8人は、8階建てマンションの屋上にクレーンでシートを吊り上げる作業中だった。
山根さんがワイヤーのフックにシートを引っ掛ける際に、ワイヤーと地上約20mの高さにある電線が接触した。
クレーンは停止していたという。
2014年12月26日15時58分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
感電防止策を取らずに従業員に電気工事をさせたとして、岸和田労基署は25日、労安法違反の疑いで、奈良県広陵町の自営業の男性(42)を書類送検した。
書類送検容疑は、7月16日、熊取町内のドラッグストアで、通電した状態のまま男性従業員(27)に電気工事をさせたとしている。
従業員は感電し、同月23日に死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141226/wst1412260056-n1.html
2014年12月25日付で岸和田労基署から発表された文書は下記。
電気工事業経営者を、労安法違反の疑いで書類送検した。
被疑者は電気工事業を営み、 自ら使用する労働者の安全を管理する者であるが、平成26年7月16日、キリン堂熊取店において、労働者B をして、電路を開路して(停電状態で)、当該電路の修理等の電気工事の作業を行わせるに当たり、 同人に対し、 取り扱う電路の系統について周知せず、 また、 電路を開路して作業を行うときは、 作業の指揮者である自らが、 当該電路の停電の状態等を確認した後に作業の着手を指示することが必要であったにもかかわらず、これを行わず、 もって、 電気、 熱その他エネルギーによる危険を防止するため必要な措置を講じなかったものである。
労安法では、 停電して電気工事を行うときは、 当該工事の作業に従事する労働者に作業内容、電路の系統等について周知させ、 かつ、作業の指揮者を定めて、その者に、 当該電路の停電の状態等を確認した後に作業の着手を指示することを行わせるよう定めているが、 被疑者A はこれを怠った。
出典URL
http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/osaka-roudoukyoku/H26/syosyo/261226-02.pdf
2014年11月22日付で毎日新聞中部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後11時55分ごろ、岐阜県羽島市のJR東海道新幹線岐阜羽島駅で、地下の電源盤付近で点検作業をしていた電気工事会社員の男性(58)が配線に触れて感電し、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
警察によると、男性は同僚らと計8人で、積雪に備えて融雪機の点検作業をしていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20141122ddh041040004000c.html
2014年10月17日付で読売新聞中部版から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
2014年10月17日付で信濃毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、同社HPにもプレスリリース記事が掲載されていた。
中部電力は16日、電線を覆っているビニールが剝がれて漏電している電柱が、計38本見つかったと発表した。
このうち、通行人が触れると感電する恐れのある金属製の電柱が、三重県松阪市と静岡県川根本町で計2本見つかり、低圧電線(100~200Ⅴ)から漏電した電気が地上付近まで伝わっていた。
38本は、修理を終えた。
金属製電柱は、金属製の筒をつなぎ合せて立てるもので、同種の電柱は、コンクリート製と比べ運びやすいため、主に山間部に設置されている。
中電は、「電圧が低いため、漏電してい金属製の電柱に触れても人体への大きな影響はない」と説明しているが、事故防止のため、同種の電柱には近寄らないよう、注意を呼びかけている。
今年8月、長野県駒ヶ根市で、コンクリート製の電柱に登ってケーブルテレビの敷設工事をしていた男性が約8mの高さから転落し、死亡した。
不良部分は、電柱上部の腕金への取り付け箇所で、本来は、ガイシの溝に掛かってなければならない部分が、ガイシの溝から外れていた。
外れた部分を覆う塩化ビニール製の絶縁被覆も破れていたため、電柱本体に漏電していた。
男性は、感電して足を踏み外した可能性があるという。
この事故を受け、中電は営業エリア内の電柱計224万本を対象に調査を始めた。
このうち金属製の電柱は12万本あり、今月19日までに調査を完了する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20141017-OYTNT50041.html
http://www.shinmai.co.jp/news/20141017/KT141016FTI090009000.php
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3241598_19386.html
2014年9月1日12時37分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前6時すぎ、旭川市の旭川実業高校の屋外にある高圧の電気設備の中で、北海道電気保安協会の職員の男性(51歳)が倒れているのを、同僚の男性が見つけた。
男性は、駆けつけた救急隊によって市内の病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
警察によると、男性は午前6時ごろ同僚と2人で電気設備の定期点検に訪れ、見つかった当時は、1人で設備の点検をしていたという。
警察は遺体の状況から、男性が誤って感電したものとみて、当時の詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140901/4241381.html
2014年8月4日0時33分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時20分ごろ、上川管内上川町日東の留辺志部川で、釣りをしていた男性(36)が倒れたと、一緒にいた友人から消防を通じて110番通報があった。
警察は、使っていた釣り竿か釣り糸が近くの高圧電線に触れるなどして感電したとみている。
男性はドクターヘリで旭川市内の病院に搬送されたが意識はあり、命に別条はないという。
警察によると、男性の竿は長さ約9mのカーボン製で、事故当時、竿を立て先端を上に向ける形で仕掛けを作っていた。
突然「バシン」という音がしたため友人が駆け寄ると、男性が倒れていたという。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/554916.html
(ブログ者コメント)
釣り竿などが電線に触れて感電した事例は過去にもあり、本ブログでは、以下の事例を掲載している。
2012年1月29日 阿久根市の線路内で釣竿を持った中学生が感電して全身やけど
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1317/
2011年12月24日 青森市で川のカモを捕えようとして炭素繊維製の道具がJR奥羽線の架線に近づき、感電して重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1166/
2014年8月1日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午後3時ごろ、岩手町川口の缶詰め工場で、会社員の男性(55)が座った状態で意識がないのを同僚が見つけ119番通報したが、現場で死亡が確認された。
警察によると、男性は同僚と電気工事の作業中で、感電死とみられるという。
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
2014年8月1日付の岩手日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、男性ら3人は午前9時半から作業を始めた。
午後1時半ごろ、1人で配電盤の作業をしていた男性と連絡がとれないことから、同僚が工場内を探したところ、配電盤前で座り込んだ状態で発見された。
2014年6月17日21時55分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月18日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後2時半過ぎ、館林市の東武伊勢崎線館林駅の構内で工事をしていた作業員から、「同僚が作業中に感電した」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、会社員の男性(23)が意識のない状態で倒れていて、男性は太田市内の病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
警察などによると、男性は午前9時半ごろから、館林駅の構内で8人で高圧線の接続工事を行っていたが、作業中に高圧線に触れて感電したという。
東武鉄道によると、この事故で列車に最大で2時間近くの遅れが出て、上下線合わせて24本が運休し、およそ2000人の乗客に影響が出たという。
警察では、当時の状況や事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065297161.html?t=1403038116315
6月18日付の上毛新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
東武鉄道によると、古くなった高圧線の取り換え作業では、電気を止めない。
男性は感電を防ぐ長靴や手袋を装着した状態で作業を進めており、安全基準は満たしていたという。
東武鉄道HPには、事故時の状況について、6月17日付で下記趣旨のお知らせが掲載されていた。
高圧配電線改良工事に伴い作業中の請負工事会社の作業員1名が、高圧配電線(交流6600Ⅴ、駅の照明、エスカレーター等の設備に電気を供給)に接触した。
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/94cebf76ce2f25bc89b118e3f8dd667d/140617.pdf?date=20140617205558
2014年5月27日21時12分にNHK松江から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月28日付で毎日新聞島根版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前10時45分頃、出雲市斐川町にある中国電力の直江変電所で、鉄塔の上で作業していた中国電力の孫請け会社社員の男性が現場の足場の上で倒れているのが見つかった。
男性が倒れていた場所は高い電圧の電気が流れている立ち入り禁止区域だったため、送電を一時止めて、およそ2時間後に救出されたが、男性は感電していて、その場で死亡が確認された。
中国電力によると、男性はほかの作業員11人とともに、高さおよそ8mの地点に設置された足場の上で変圧器の定期点検作業をしていたということで、警察は誤って高い電圧の電気が流れている区域に入ったものと見て詳しい原因を調べている。
この事故で変電所からの送電が一時、止まったため、雲南市のほぼ全域と出雲市の斐川町や旧平田市で最大5万3千世帯あまりが停電した。
中国電力によると、停電がすべて復旧したのは午後2時45分頃で、停電は最大で4時間ほど続いたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034753611.html?t=1401234603206
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140528ddlk32040612000c.html
5月28日付で読売新聞島根版からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電気設備会社の社員(26)が電線などの点検中に感電し、まもなく死亡した。
警察の調べや同社によると、この社員は午前10時30分頃から約10人で作業をしていた。
送電を制御する遮断器の周囲にある足場に上り、設備を点検している最中に感電したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20140527-OYTNT50174.html
(2014年7月5日 修正1 ;追記)
2014年5月28日付の山陰中央新報紙面に、男性は旗を設置しようとしていたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
中電島根支社によると、男性は地上約8mの電線付近で、定期点検前の安全対策のため、進入禁止を知らせる旗を設置しようとしたところ、誤って電圧約6万ボルトが通電している電線が張られた区域に入り、感電した。
現場には、男性のほかに監視員や作業員11人がいたという。
(2014年9月6日 修正2 ;追記)
2014年9月4日20時5分にNHK松江から、9月5日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出雲労基署は、工事を請け負う電気工事会社の安全管理に問題があったとして、この会社と現場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、鳥取県米子市の電気工事会社、「Y社」と、59歳の現場責任者。
同署によると、「Y社」は、法律で義務づけられている作業全体を指揮する立場の社員の配置を怠っていたという。
このため同署は、会社側の安全管理に問題があったなどとして、労安法違反(作業指揮者の未選任)の疑いで書類送検した。
事故当時、10人が2組に分かれて作業をし、男性の組は作業責任者とは別の組で、作業指揮者を決めていなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034330491.html?t=1409862358357
2014年5月12日22時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時45分ごろ、北海道小樽市のJR函館線銭函~小樽間の下り線で電車走行用の電流が流せなくなり、約20分後、同市の朝里駅構内で、電気回路の損傷を防ぐ避雷器付近から出火しているのをJR北海道の社員が見つけた。
警察によると、消火した後に同社の男性社員(24)が破損部品を取り除く際、感電して右腕に重度のやけどを負った。命に別条はなかった。
同社によると、このトラブルで手稲~小樽間が約2時間半にわたり運転見合わせとなり、快速列車15本を含む44本が運休し6200人に影響した。
避雷器は2年ごとに目視点検をしており、昨年10月の内部点検では異常がなかったという。
同社は出火原因などを調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140513k0000m040113000c.html
また、5月12日17時49分に北海道新聞からも。同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前10時40分ごろ、小樽市のJR函館線銭函~小樽間で架線への送電が止まるトラブルがあった。
午後1時すぎに復旧したものの、小樽~新千歳空港間の快速エアポート13本など計41本が運休または部分運休した。
JR北海道によると、電流や電圧の異常を変電所で検知し、送電が遮断される「き電トリップ」と呼ばれる現象が起きたという。
消防などによると、送電トラブル後の午前11時50分ごろ、朝里駅から約100m札幌寄りの地点で電柱に上り復旧作業をしていたJRの男性社員が感電し、救急搬送された。
意識はあるが、けがの具合などは不明という。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/538734.html
2014年3月1日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時ごろ、名古屋市港区の旧名古屋港イタリア村内の電気機械室で、変電設備の撤去中だったアルバイトの男性(46)が倒れているのを同僚の男性が発見し、119番通報した。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察によると、男性だけが電気機械室に入っていた。
変電設備には最大6600Ⅴの電流が流れていたといい、警察は何らかの原因で男性が感電した可能性が高いとみて調べている。
(2014年11月5日 修正1 ;追記)
2014年11月1日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、一部に電気が通っている状態で作業させたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年2月、アルバイト作業員の男性(当時46)が変圧器の撤去作業中、電線に接触、感電死した事故で、港署は31日、電気設備会社(みよし市)の代表取締役男性(67)と現場責任者の男性(41)、名古屋市の会社の電気保安担当者の男性(41)を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
同署によると、3人は現場の施設の一部に電気が通っているにもかかわらず、男性に撤去作業をさせるなど安全管理を怠り、感電事故で死なせた疑いがある。
2013年12月13日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎労基署は12日、宮崎市のN造園土木と同社社長(60)を、労安法違反(安全処置義務違反)の疑いで書類送検した。
8月28日午前、従業員が宮崎市内の小学校で樹木を剪定中、電柱支線に絡みついていた植物を取り除く作業をしていたところ、感電し、墜落。下半身不随となった。
同社と社長は、社内の安全措置を徹底していなかった疑いがある。
(2013年12月29日 修正1 ;追記)
2013年12月13日付の宮崎日日新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
樹木剪定作業の際、電線近くにもかかわらず感電防止措置をとらず、50代の男性作業員を小型移動式クレーン車のバケットに乗せ、作業させた疑い。
同署によると男性は感電し、約5mの高さから落下した。
2013年11月28日付で毎日新聞北九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前11時10分ごろ、苅田町松山の三菱マテリアル九州工場で、コンデンサー高圧遮断器の点検中に遮断機から大きな火花が飛び散り、作業をしていた男性2人が重軽傷を負った。
三菱マテリアルによると、けがをしたのは補修工事を請け負った岡住工業(本社・八幡西区)の社員(38)と下請け会社の社員(63)。
1人は顔と両手足に、もう1人は背中にやけどを負った。命に別条はない。
27日は、鉄くずを砕く「スラグミル電気室」の高圧遮断器が老朽化したため補修を実施。部品を交換後、点検中に火花が出たという。
三菱マテリアルは事故後に119番し、労働災害のため労基署にも連絡したが、警察には連絡しなかったという。
警察は、苅田町消防本部から午後3時過ぎに連絡を受け現場検証。小規模爆発事件とみて原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20131128ddlk40040481000c.html
2013年11月15日9時48分にNHK長野から、11月15日7時44分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時ごろ、上田市武石上本入にある長野放送の美ヶ原送信所で、点検作業を行っていた松本市の中部電気保安協会職員の男性(63歳)が倒れているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
男性は、救急車で松本市内の病院に運ばれたが、およそ2時間半後に死亡が確認された。
警察などによると、男性の左手には感電による傷痕がみられ、服には穴が開いていたということで、警察は作業中に誤って6600Ⅴの高圧電気設備に触れて感電したとみて、当時の状況を調べている。
長野放送によると、送信所では電源設備の交換工事が行われていて、社員や委託を受けた業者などの7人が点検作業を行っていたという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013072551.html?t=1384556179069
http://www.news24.jp/articles/2013/11/15/07240317.html
(ブログ者コメント)
日テレNEWS24の写真では、山の頂上のような小高い場所に結構高いアンテナ7~8本が林立している。そういった場所にある送信所の模様。
(2013年12月6日 修正1 ;追記)
2013年11月15日付の信濃毎日新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
警察などによると、同日午後4時ごろから、長野放送社員と同営業所職員ら7人で作業。
15日未明に受変電盤のケーブルを交換する前に新ケーブルが高電圧に耐えられるかを点検しており、男性は点検後の片付け中に感電したという。
2013年11月6日付で日テレNEWS24(11月5日19時11分 テレビ新潟)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後3時10分ごろ、南魚沼市小栗山地内の関越道上り線で、作業員3人が高所作業車で道路の舗装補修工事をしていたところ、JR東日本の送電線に触れ感電した。
3人は、いずれも新潟市西蒲区の「I建興」の従業員(35歳、38歳、30歳)。
消防によると、3人はやけどの症状があり、病院に運ばれ手当てを受けている。うち2人は症状が重いという。
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news8825759.html
(2013年12月6日 修正1 ;追記)
2013年11月6日付の新潟日報紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
警察などによると、送電線はJR上越線への配電用で、電圧は6万6千ボルト。関越道の路面から9.6mの高さを横切っていた。
事故当時は1車線を規制し、舗装補修工事をしていた。
クレーンを操作し、中央分離帯のガードロープの支柱を引き抜く際、電線に接触したとみられる。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。