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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年9月18日11時33分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午前5時40分ごろ、北海道千歳市のJR千歳線南千歳駅構内で、枕木をクレーンでトラックに積み込む作業中にクレーンが架線に接触し、会社員の男性(50)が感電して意識不明の重体となった。

警察などによると、男性1人で積み込み作業を行っていた。
警察が事故原因などを調べている。

事故で千歳線は約1時間半運転を見合わせ、普通列車4本が区間運休、乗客約千人に影響が出た。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120918/dst12091811340004-n1.htm
 
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2012年9月15日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
14日午後3時55分ごろ、甲斐市下菅口の林道沿いの電柱で、電気工事をしていた会社員の男性(53)が感電した。
救急車とドクターヘリで病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
 
警察によると、高さ約9.4mの電柱に登り、電線に補強カバーを取り付ける作業中に、6600ボルトの高圧電線に触れたという。
 

 
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2012年8月11日付のデーリー東北紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
10日午後4時ごろ、むつ市下北町にある民間事業所の変電所内で、変圧器の点検作業をしていた会社員の男性(19)が倒れているのを同僚の男性が発見した。
男性は意識不明の状態で病院に搬送されたが、命に別条はないという。
 
警察によると、男性は同僚と点検作業に当たっていたが、事故当時は一人だった。
作業中に感電したとみている。

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2012年8月20日19時3分にNHK富山から、8月21日16時53分にKNB NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前11時過ぎ、高岡市の中越パルプ工業の工場で地上から2.7mの場所に設置されたパイプの上に男性が倒れているのを、近くで一緒に作業していた男性作業員が見つけ、消防に通報した。
男性は病院に運ばれたが,まもなく死亡した。死亡したのは配管業の男性(60)。


警察によると、男性は足場にのって地上から4.7mの場所に設置された冷却用パイプの溶接作業を行っていて、現場近くにいた人が、男性が見つかる直前に「電気が来た」と言ったのを聞いているという。

警察は、21日に司法解剖を行った結果、男性が溶接作業中に感電して死亡したものと見ていて、引き続き、なぜ感電したのかなどを調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064400611.html
http://www2.knb.ne.jp/news/20120821_33550.htm
 
 
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2012年7月31日13時20分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
30日午前11時45分ごろ、鶴ケ島市鶴ケ丘の住宅で、足場の解体作業をしていた建設作業員の男性(29)が突然倒れた。
男性は病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。

警察によると、男性は作業中、気分の悪さなどを訴えていないことから、熱中症ではないとみられるという。また、遺体には目立った外傷はなかった。
足場付近には電線があったことから、感電した可能性もあるという。
警察で詳しい死因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120731/stm12073113210002-n1.htm
 


(2013年3月25日 修正1 ;追記)

2013319日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)から、感電死だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

川越労基署は18日、足場工事会社「K社」と外壁塗装会社「J社」のほか、それぞれの工事責任者の30歳と38歳の男性社員2人を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

同署などによると、J社はK社に対し、鶴ケ島市の住宅の外壁塗装リフォーム工事の足場組立てと解体を発注。

昨年7月30日に100Ⅴの電気引き込み線に近い場所で男性作業員に作業をさせた際、十分な安全対策をとらなかった疑い。

作業員は感電死した。





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2012年7月18日付で朝日新聞阪神版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午前8時50分ごろ、伊丹市西台のマンション建設現場で「作業員が電線に触れて感電した」と119番通報があった。
建設会社員の男性(63)が搬送先の病院で死亡が確認された。死因は急性心不全だった。
 
警察によると、建設現場では、この日朝から作業員約30人が専用の車を使って基礎部分にコンクリートを流し込む準備をしていた。
車のアームが高さ約12mの電線に引っ掛かったため、男性が足場に上り、ゴム手袋をはめた手で電線を取り外そうとしていた。
 
警察は、男性が電線に触れて感電したのではないかとみている。

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2012年7月5日付で朝日新聞尾張知多版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
5日午前10時半ごろ、半田市の日本ガイシ知多事業所で、従業員の男性(22)が工場内で倒れているのを同僚が見つけ、119番通報した。
男性は、まもなく死亡が確認された。
 
警察によると、工場では電柱と送電線を絶縁する碍子を製造していて、男性は同僚4人と作業中だった。
粘土に通電させる製造過程の場所で倒れていたといい、警察は、感電した可能性もあるとみて調べている。

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2012年5月22日21時7分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

22日午後3時前、苫小牧市の市道で、40トンの大型トレーラーが道路左脇の電柱に衝突して横転した。
この事故で、電柱は根元から折れて電線がトレーラーに垂れ下がり、運転手の男性(60)が感電しておよそ1時間半後に死亡した。


警察によると、現場は、苫東厚真火力発電所近くの片側1車線の直線の道路で、電線にはおよそ6600ボルトの高圧電流が流れていたという。

警察が現場近くにいた人に話を聞いたところ、トレーラーは走行中に突然、車線からはみ出し、そのまま電柱に衝突したということで、警察が事故の原因を詳しく調べている。
トレーラーは肥料を積んで苫小牧港から釧路方面に向かう途中だったという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7005298801.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
車の中にいた時に雷に撃たれたが無事だった、という話を聞いたことがある。
なぜか?
それは、人間が電気を通し難い材質でできたシートに座っていたため、電流は車の外側を流れるものの人体には流れず、よって感電せずに済んだ・・・ブログ者はそう考えている。
しかし、今回は、車の中にいた方が、10億ボルトともいわれる雷よりは、かなり低い電圧で感電死された(電圧と感電とは必ずしも比例関係にはないが)。
これは、トラック横転により身体がトラックボディに接触するなどして、人体経由の電気の通り道ができた・・・そういったことがあったからかもしれない。

 

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2012年4月11日2時3分にmsn産経ニュース岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前11時半ごろ、倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所変電室で、変圧器のあるダクト内から悲鳴が聞こえ、作業員が駆けつけたところ、ダクト下で作業員の男性(37)が倒れているのを発見、死亡が確認された。

警察によると、作業員4人で変圧器の補修工事を行っていた。
男性はダクト内で作業しており、変圧器には高圧電流が流れていたという。

警察は、感電した可能性があるとみて詳しい事故原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120411/oky12041102030002-n1.htm
 
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2012年1月29日19時48分にNHK鹿児島から、また1月30日付の毎日新聞鹿児島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後3時すぎ、阿久根市の肥薩おれんじ鉄道の線路内で「人が倒れている」という連絡が鉄道会社から警察に入った。
警察などが確認したところ、倒れていたのは市内に住む14歳の男子生徒で、病院に搬送されたが、感電していて全身をやけどする大けがを負った。


この中学生は、倒れているのが見つかったとき釣りざおを持っていて、現場の近くの高松川で一緒に釣りをしていた友人らに「場所を移す」と言って1人で線路のほうに歩いていったという。
現場の線路沿いにはフェンスなどはなく、警察は中学生が線路を横切ろうとした際、誤って釣り竿が高さ5mの架線に触れるなどして感電したとみて調べている。

この事故で鉄道の運行に影響はなかった。

鉄道会社によると架線には常時、2万ボルト電圧がかかっていて、半径2m以内に近づくと感電するため、線路に立ち入ったり、架線に物を近づかせないよう注意を呼びかけている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5055621071.html
 http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20120130ddlk46040311000c.html

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2012年1月25日21時2分にNHK甲府から、25日19時10分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午前11時すぎ、甲府市にある県が管理する荒川ダムの管理事務所に隣接する建物で、清掃作業に当たっていた男性(41)が感電した。
この事故で男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡した。


警察によると、清掃作業は年に1回の定期点検にあわせて業者に委託して行われ、午前10時ごろから同僚ら2人と行っていた。
当時、男性は、1人で「受電盤」と呼ばれる設備のホコリを取る作業に当たっていたという。
県によると、受電盤は電線から電気を引きこみ、電気の電圧を調整して管理事務所に配分する機能があるという。


当時、男性が手袋をしていたのかなどは分かっていないということで、警察は作業の手順に問題がなかったかなど、詳しい原因を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1045521021.html
http://news24.jp/nnn/news8881748.html
 


(2012年8月7日 修正1 ;追記)

2012年8月2日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、絶縁対策不十分で現場代理人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

甲府労基署は1日、保守作業を請け負っていた松本鉄工所と現場代理人の男性(53)を、労安法違反の疑いで書類送検した。

同署によると、男性は引込盤の点検でネズミの死骸を見つけて清掃中、誤って電線に触れて感電死した。

会社と現場代理人は、絶縁用具を配線に取り付けたり、作業員に着用させたりしなかった疑いがある。




(2012年9月2日 修正2 ;追記)

2012年8月2日付の山梨日日新聞紙面に、事故時のやや詳しい状況などが、下記趣旨で掲載されていた。

書類送検容疑は、感電する危険があったにもかかわらず、高圧電流が流れる受電盤に絶縁用の防具を付けたり、防護具を身に着けさせたりする措置を講じないまま、男性を作業させた疑い。

被災者は、現場代理人(53)が用意した掃除機で受電盤付近の清掃作業をしていたところ、誤って受電盤の高圧部分に触れて感電死した。


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2011年12月25日付の朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日午前8時半ごろ、青森市のJR奥羽線十川橋梁付近で人が倒れているのを普通電車の乗務員が見つけ、110番通報した。
警察によると、倒れていたのは無職の男性(62)。
感電しており、病院に運ばれたが、右足にやけどをして重傷。

橋の下を流れる川のカモを捕えようとして、炭素繊維でできた道具が架線に近づき、感電したものとみられるという。

この事故で、上下2本が運休、4本に最大1時間40分の遅れが出た。



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2011年8月20日付で、朝日新聞備後版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

19日午前10時20分ごろ、福山市のJFEで、大型クレーンの配線の点検作業をしていた同社社員(57)が倒れていることに一緒に作業していた社員が気付き、119番通報した。

高圧電流に接触して感電したとみられ、病院に搬送されたが、意識不明の重体。警察によると、同日9時40分ごろから2人で作業していたという。




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2011691600分にテレビ大分から、同日1830分に大分朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


9日午前、新日鉄大分製鉄所で配電盤の点検を行っていた男性作業員が感電死した。
警察の調べでは、9日午前11時ごろ、薄板工場の配電盤室内の入口付近で倒れているのが発見されたという。
倒れていたのは新日鉄社員(61)。搬送先の病院で電撃症による心停止で死亡が確認された。
配電盤には6万6000ボルトの電流が流れているためフェンスで囲まれ、鍵がかけられている。作業員は通常、フェンスの外からメーターを目視確認するだけだが、発見された時は配電盤室の鍵が開けられていた。なぜ室内に入ったかは分かっておらず、警察などで事故の原因を調べている。


 
 

(ブログ者コメント)
 
ネット配信された記事では、配電盤と配電盤室とフェンスとの関係が、いまいち分かり難い。



(2011年6月26日 修正1 ;追記)
 
2011610日付の大分合同新聞に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
死因は電撃症による心停止。服が燃え、手などにやけどがあることから、警察は感電したとみて調べている。
警察などによると、現場は配電盤6基が並んでおり、高さ約3mのフェンスで囲まれていた。事故防止のため、日頃はフェンスに施錠、点検は目視でしているという。
十数m離れた場所にいた同僚が「ドン」という音に気付き、駆け付けたところ、フェンス内に倒れていたという。
 
 
(ブログ者コメント)
 
先に配信した記事よりは、こちらの記事のほうが配電盤とフェンスなどの関係が分かりやすい。おそらくは、フェンスで囲まれたエリアを配電盤室と呼んでいるのだろう。


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魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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