2018年12月19日19時42分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日、豊川市金沢町で木造2階建ての住宅が全焼し、当時、この家を訪ねていた豊川市一宮町の大高さん(男性、71歳)が死亡したほか、この家に住む男性がけがをした。
警察が火事の原因を調べているが、その後の調べで、この住宅の1階の和室にあった延長コードの付近が最も激しく焼けていたことが、警察への取材で新たにわかった。
延長コードのタップには2台のオイルヒーターがつながっていたということで、警察は、コードの許容量を超える電流が流れて発火した可能性があるとみて調べている。
消防は、暖房器具を使う冬場を迎え、延長コードを使う際は接続可能な電力量を表示などで確認し、消費電力の合計が超えないようにするとともに、上に物を置いたり、巻いたり束ねたりしないよう呼びかけている。
出典
『延長コードの許容量超え発火か』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181219/0002428.html
(ブログ者コメント)
どのような仕様の器具を使っていたか不明だが、延長コードの定格電流は、昔は7Aとか10Aのものもあったらしいが、平成24年に規格が変わり、以降に製造されたものは15Aか20Aになっている。
https://www.nite.go.jp/data/000004254.pdf
ブログ者の身近にある延長コードも、全て15A表示だ。
一方、オイルヒーターの消費電力はというと、1200Wとか1500Wが主流の模様。
http://kakaku.com/energy/article/?en_article=250
ということは、1台をフルに使うと12Aとか15Aの電流が流れることになり、それだけで延長コードのキャパ目一杯ということになってしまう。
ちなみに、延長コードだけでなく、コンセントの定格電流も、差し込み口が複数あっても合わせて15Aなので、注意が必要だ。
http://www.tepco.co.jp/ep/private/guide/detail/aircon.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。