







2015年12月29日19時21分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月29日20時46分に西日本新聞から、12月30日8時59分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時半すぎ、雲仙市国見町にあるそば店の駐車場で、観光バスから火が出ていると、巡回中の警察の交通機動隊員から警察に通報があった。
消防車3台が出動し、火はおよそ30分後に消し止められた。
当時、バスには運転手と一部の乗客あわせて9人が乗っていたが、すぐに避難したため、けがはなかったという。
警察によると、昼食を終えた乗客8人が乗り込み、バスの運転手がエンジンをかけたところ、突然、爆発音がして、トランクルームやバッテリーがある中央部の車体下部付近から火が出たということで、警察が出火原因を調べている。
このバスは、長崎市の警備会社が熊本県への1泊2日の慰安旅行のため貸し切り、社員とその家族あわせて27人が参加していて、そば店での昼食を終えて出発するところだったという。
乗客の男性は、「バスに乗ろうとしたら煙が出ていて、一気に炎が出た。いきなり燃えたのでびっくりしました」と話していた。
また、別の乗客の男性は、「バスに乗っていたら煙のにおいがしたので、急いで降りました。運転手が荷物置き場を開けたら煙が上がっていて、しばらくするとドンと音がなり火が上がり始めました」と話していた。
バス会社の出発前の点検で、車体に異常はなかったという。
運転手は、「バッテリーが爆発したのではないか」と話しており、警察が詳しい原因を調べている。
この観光バス(定員45人)を運行していた「L社」は、「担当者が出火現場にいるため詳細を把握しておらずコメントできない」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034697201.html
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/215737
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151230-OYT1T50011.html
(ブログ者コメント)
今回事例の原因は不明だが、バッテリーの液量が不足していた場合、内部で発生した水素に着火し爆発することがある旨、電池工業会のHPに記されている。
http://www.baj.or.jp/frombaj/10.html
ただ、観光バスともなれば、バッテリーの液量は定期的にチェックしていると思うのだが・・・。
2015年12月28日12時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前8時45分ごろ、東京都豊島区池袋2丁目の路上に停車していた観光バスから出火、座席の大部分や屋根が激しく燃え、東京消防庁が約40分後に消し止めた。
乗客はおらず、運転手にもけがはなかった。
警察によると、20代の男性運転手が、前方の座席付近の天井蛍光灯から火花が出ているのに気がつき、車内の消火器で消そうとしたが火勢は収まらず、車外に出たところさらに燃え上がったという。
警察は、電気系統のトラブルが原因とみている。
現場はJR池袋駅の北西約600m。JR池袋駅西口の東京芸術劇場近くで団体客を乗せるために待機中で、群馬県内のホテルに向かう予定だった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDX42RRHDXUTIL00H.html
(ブログ者コメント)
蛍光灯からの出火パターンには、下記などがある。
○安定器の寿命、劣化
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-akasaka/common/doc/annteikikasaiyobou.pdf
○グローランプの異常放電でソケットの樹脂部が熱影響を受けた。
http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B311&ac2=&ac3=6540&Page=hpd2_view
○ハンダ不良によりインバーター基板上でトラッキング現象
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=56spring&ac3=175&Page=hpd_view
(2016年2月19日 修正1 ;追記)
2016年2月18日9時17分に産経新聞から、天井裏の蛍光灯配線老朽化が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京・池袋の路上で昨年12月末、停車中の観光バスが炎上した火災で、バスは平成5年製で平均使用期間を10年以上超過し運行していたことが、17日、捜査関係者への取材で分かった。
警察は、天井裏の配線が老朽化し出火したとの見方を強めている。
背景に、中国人観光客の“爆買い”などでバス業界が特需に沸くなか、老朽バスも運行せざるを得ない事情があるとみられ、国土交通省は、バスの運行会社の調査結果を基に、詳細な火災の経緯を分析する。
火災は、昨年12月28日午前8時半ごろ発生。
約1時間前に千葉県を出発し池袋の路上に停車中、突然出火した。
乗客はなく、運転手も避難し、けが人はなかった。
運転手は警察の聴取に、「焦げ臭いと思って後ろを見たら、客席の上から火花が出て蛍光灯のプラスチックカバーがたれてきた」と話したという。
警察の調べで、バスは5年に製造され、運行会社が26年に中古で買い取ったものと判明。
同型バスの平均車齢は10年前後といい、大幅に上回っていた。
出発前の点検でバスに異常はなかったことから、警察は、天井裏の配線が老朽化し、突然発火した可能性が高いとみている。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160218/afr1602180008-n1.html
2015年12月19日19時11分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日5時9分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日未明、北見市にあるNHK北見放送局の2階の一部が焼けた火事で、消防は、現場の状況などから、事務室内の配線が火元となった可能性が高いとみて調べている。
NHK北見放送局では、19日午前0時半ごろ、火災報知機が鳴ったため、同局の1階にいた警備員が2階を確認し、火災に気付いて119番した。
2階の窓から煙が上がり、消防車7台が消火活動にあたり、火は3時間半あまりで消し止められた。
この火事でけがをした人はいなかったが、2階の事務室およそ470m2が焼けた。
消防と警察が現場検証をした結果、事務室にあった鉄製の棚付近の配線がとくに激しく燃えているという。
消防は、現場の状況などから、この配線が火元となった可能性が高いとみて、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151219/4459321.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151219-OYT1T50009.html
12月21日0時48分に産経新聞からも、以下の続報的記事がネット配信されていた。
19日に火災のあった北海道北見市の北見放送局が、21日から通常通り、テレビ、ラジオの放送をする。
19、20日は放送予定がなかったため、火災の影響はなかった。
火災は19日未明に発生。
スタジオがある2階の事務室約470m2を焼いた。
札幌放送局によると、放送に使う機材や備品が焼損し、21日は、被害のなかった機材で放送するという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151221/afr1512210004-n1.html
2015年12月1日21時30分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時前、上越市港町2、新日鉄住金直江津製造所で「電気室から炎が上がっている」と、作業員から119番通報があった。
火は午後7時半すぎに鎮火。
警察によると、消火作業に当たった作業員1人が気分が悪くなり、市内の病院に搬送された。
同製造所によると、電気室は鉄骨平屋建てで床面積は約540m2。
隣接する建屋内の金属圧延機に電気を供給する設備がある。
出火当時は無人で、圧延機は稼働していなかった。
隣のステンレスの薄板をつくる棟にいた従業員が、火災に気付いた。
現場は、直江津港に近い工業地帯。
一時、大きな煙が上がり、10台以上の消防車が消火活動をした。
同製造所は、金属板などを製造。
警察によると、2013年1月にも製造ラインで金属くずが発火し、一部を焼く火事があった。
同製造所の総務室長は、「大きな騒ぎを起こしてしまい、大変申し訳ない。原因を究明し、万全の対策を取りたい」と語った。
出典URL
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20151201220818.html
(ブログ者コメント)
隣の棟にいた従業員が火災報知器が鳴っているのに気付いた、ということだろうか?
それとも、煙とか臭いで気付いた、ということだろうか?
いずれにせよ、報道された内容からは、たまたま隣の棟にいた従業員が気付いた・・・というニュアンスしか伝わってこない。
集中管理室とか警備室といったところで、遅滞なく火災を感知できるようにはなっていないのだろうか?
2015年11月2日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後2時10分ごろ、五所川原市栄町の五所川原署内の駐車場で、事故車として保管していた軽乗用車のエンジンルームから出火した。
消防署員が約15分後に消し止めた。
けが人はいなかった。
同署によると、車は10月28日にあった死亡事故でトラックと正面衝突し、前部がつぶれて自走できない状態で、ビニールシートを掛けて保管していた。
近くで作業していた署員が車から煙が出ているのを見つけ、119番通報した。
同署は、事故の影響で自然発火したとみて、原因を調べている。
(ブログ者コメント)
事故後、4日も経ってから火が出たとは・・・。
同じような事例がないかザッと探してみたが、見つからなかった。
原因は不明だが、とりあえず電気火災カテゴリーに分類しておく。
(2015年11月14日 修正1 ;本文修正)
11月3日付の東奥日報紙面に掲載されていた内容を、本文に追記修正した。
2015年8月19日17時15分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日夜、東京・立川市のJRの高架下を通っているケーブルから火が出て停電が発生し、JRと西武鉄道のあわせて5つの路線で運転を見合わせ、およそ7万9000人に影響が出た。
JRによると、火が出た場所は3m50cmの高さの高架から送電ケーブルが、いったん分岐のために地表部分に下りているところで、JRが調べたところ、ケーブルは高架下から地表までの4m近くにわたって、広い範囲で焼けていることがわかった。
このケーブルは4年前に敷設され、ことし2月から4月までに行われた点検では異常はなかったということで、JRは今後、ケーブルを取り外して、火が出た場所や原因を詳しく調べることにしている。
このトラブルを受け、JR東日本は19日、同様のケーブルが敷設された15か所で緊急の点検を行った。
このうち小金井市の配電所では、JRの社員などが高架下からケーブルが伸びる場所を中心に、破損しているケーブルがないかなどを確認していた。
JR東日本八王子支社の三谷設備部長は、「比較的新しい設備から火が出たので、何が原因なのかしっかり調べたい」と話していた。
JR東日本では、8月4日に横浜市内の京浜東北線で架線が切れて停電し、首都圏のJR各線で運転見合わせが相次ぐトラブルが起きている。
JR東日本は、「重大なトラブルが続けて起き多大な迷惑、心配をおかけして申し訳ありません。原因の解明に努めて再発防止に全力をあげたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150819/4248881.html
8月20日19時57分に共同通信からは、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警視庁立川署は20日、現場検証の結果、電気系のトラブルが原因で出火した可能性があると明らかにした。
ただ確定的な原因は分からず、JR東日本は引き続き調査する。
立川署によると、ケーブルには溶けた跡があり、ショートなど電気系のトラブルが疑われるという。
第三者が故意に火を付けた痕跡はなく、事件性はないと判断した。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201508/CN2015082001001606.html
(2015年9月1日 修正1 ;追記)
2015年8月31日17時53分にNHK首都圏NEWS WEBから、関連情報として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月、東京都内のJRの線路脇のケーブルなどであわせて7件相次いだ不審火で、警視庁は捜査本部を設置し、6件について放火の疑いが強いとみて捜査を始めた。
警視庁の調べで、少なくとも3件の現場で焼けたペットボトルやその一部が見つかっていたことが分かり、犯人につながる痕跡がないか詳しく調べている。
立川市の高架下のケーブルから出火し、青梅線など5つの路線が運転を見合わせたトラブルについては、ケーブルが焼損していて、警視庁は事件性は薄いとしているが、改めて現場の状況を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150831/4548091.html
2015年7月4日8時37分に産経新聞westから、「エアコン洗浄で火災!? 5年間で35件、神戸市消防局など注意呼び掛け」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エアコンの室内機に使う洗浄液が原因で火災になることがあるとして、消防などが注意を呼び掛けている。
節電効果が見込まれ、暑さが本格的になる前に洗浄する人が増える。
消防関係者は、「エアコンの構造をちゃんと理解した上で使って」と強調している。
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、平成21~25年度に洗浄液などの液体がエアコン内部に残って発火した事例が全国で35件あった。
フィルターの奥にある熱交換器に詰まったほこりやカビを取ることで、熱効率の改善による節電や送られる風がきれいになる効果が期待される。
だが、洗浄の際に電源の基板や配線に液が付くと弱い電気が流れるようになり、電気の流れ道が炭化して発熱し、発火につながる恐れがある。
洗浄後、長期間たって起きることもあり、エアコンを使っていない時でも発火する可能性がある。
神戸市では、23~26年に洗浄液が原因のエアコン火災が2件あった。
市消防局予防課の担当者は、説明書をよく読み、熱交換器にのみ洗浄液がかかるよう注意を促した上で、「異変を感じたら、すぐにメーカーに連絡してほしい」と話している。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150704/wst1507040018-n1.html
(ブログ者コメント)
平成27年4月13日付で神戸市HPに、「エアコン洗浄が起因する火災」というタイトルの下記記者発表資料が掲載されていた。
「概要」
日ごろのメンテナンスや省エネ対策としてエアコンの洗浄をおこなっているご家庭も多いと思いますが、エアコンの洗浄は、専門的知識、経験が必要で、誤った洗浄方法により火災も発生しています。
このエアコンの洗浄は、梅雨や夏を控えた春ごろから初夏にかけて実施されることが多く、この時期に注意喚起の広報をおこないます。
「火災事例」
(1)平成20年7月 22時ごろ 自宅寝室にて就寝中、居室内の運転中エアコンから異音 がしたため目を覚まし、その後異臭、炎が上がったもの。
(2)平成23年6月3時ごろ自宅にて就寝中、運転中のエアコンから「ポン」という異音と共に異臭がしたためすぐにコンセントを抜いた。
(3)平成26年8月4時ごろ自宅居室の使用していないエアコンから異音がし、白煙が上がってきたもの。
いずれの事案も発見が早く、家人により適切な初期消火がおこなわれたため、幸いエアコン周辺のみの火災で済んでいますが、就寝中やエアコンを使用していなくても火災が発生していることが分かります。
「火災原因」
これらの火災の原因は、うち1件がリコール該当製品でしたが、いずれもエアコン内のファンモーターの端子付近が強焼しており、高圧端子間においてのトラッキング現象と判明しました。
さらに、その端子周辺の炭化物等にはアルカリ性反応(エアコンの洗浄液に含まれる成分)が確認され、いずれも過去に個人や業者にてエアコンの洗浄をおこなっていました。これはエアコン洗浄の際、内部の電気部品周辺に洗浄液が掛からないように養生していない、又はしていても不十分であったため火災に至ったものです。
「類似火災を起さないために」
(1)ご家庭のエアコンがリコール該当製品かどうかを確認して下さい。リコール該当製品や使用時の機器に異常がありましたら直ちに使用をやめ、電源プラグを抜いて、販売店や修理相談窓口に相談してください。
(2)室内機を市販の洗浄剤などを利用して内部洗浄するときは、取扱説明書に従って正しく使用してください。
(3)業者による内部洗浄で起きた事故もあります。異変を感じたら購入店やメーカーに連絡してください。
また、エアコン洗浄を実施する業者にありましても、下記に掲載している関係機関のホームページをご覧の上、引き続き細心の注意を払ったエアコン洗浄に努めてください。
(参考)
News Release(平成26年6月26日)によりますと、平成20年度から24年度までの5年間にエアコンによる事故が347件報告されており、そのうち「洗浄液や結露水等の液体が電源基板等に付着し、トラッキング現象が発生して発火」事故が32件、うち火災により被害拡大したものは4件あります。
出典URL
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2015/04/20150413910201.html
2015年6月26日13時13分に西日本新聞から、「梅雨こそ注意 トラッキング火災 プラグのほこりが湿気で通電」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
じめじめした梅雨の時季にこそ注意が必要な火災がある。
コンセントに差し込んだプラグに付着したほこりが原因となる「トラッキング現象」による火災だ。
湿気を帯びたほこりが異常な放電を促し、発火の恐れが高まるという。
福岡市消防局は、「プラグをしっかり差し込み、ほこりはこまめに取り除いて」と呼び掛けている。
市消防局によると、過去10年間に市内で起きたトラッキング火災27件のうち、11件が梅雨時季や湿度の高い6~8月に集中。
プラグに付着した湿ったほこりは、2本の金属刃間に異常な放電を促す媒体となり、本来なら絶縁体の役割を果たす樹脂部分を炭化させ、発火の危険性を高めるという。
昨年の梅雨時季、同市西区の大型物販店で起きたぼやは、電気器具の電源コードの接続部で生じたトラッキング現象が原因だった。
27件の中には、同市博多区で入院患者ら10人が死亡した2013年10月の医院火災もある。
医院火災では、県警が、治療室の加温器のプラグにほこりがたまって発火したことが出火原因だったと特定している。
医院火災の発生した時は雨で、湿度が高かった。
要注意は、冷蔵庫やエアコンなど常にプラグを差しっぱなしにしていることが多い家電だ。
携帯電話やノートパソコンなどでよく使われている、交流電力を直流に変換するACアダプターなど大型プラグも、重みで傾きやすくコンセントとの隙間ができやすい。
台所や洗面所など水気の多い場所、家具の裏など普段は目につかない場所にも危険が潜んでいるという。
同局予防課の勝野係長は「定期的にプラグを抜いて、乾いた布でほこりを取り除いてほしい」。
プラグの差し込み部分にほこり防止のキャップが付いたトラッキング火災の防止グッズも市販されているという。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/178066
(ブログ者 雑感)
2010年6月26日に初記事掲載以降、ほぼ5年が経過しましたが、お知らせなどを含め、この記事でちょうど5000件目となりました。
途中、ブログ引越しや読者の方からのお叱りなど、様々なことがありましたが、これで一区切りの感があります。
次の区切りは2020年の1万件?
そうなるかどうかは不明ですが、今後もこれまで通り、コツコツと情報を収集し発信し続けたいと思っています。
2015年5月20日10時27分に佐賀新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は19日、歩道などに設置した配電装置の爆発が相次いだため、管内で不具合が起こる可能性のある62台の一斉点検を始めたと発表した。
製造元の佐賀県内のメーカーに戻して、詳しく調べる。
62台のうち、県内では3台が対象となっている。
九電によると、配電装置は停電の際、他の変電所から電力を融通するためのもので、2月に大分市、4月に長崎市で爆発事故が発生。
いずれも1988年に設置され、装置内の変圧器の回路がショートし、密閉状態の内部の圧力が急激に高まり爆発したとみられる。
九電は、管内の配電装置約5700台のうち、同機種62台は詳細に点検する必要があると判断。
応急措置として、爆発による飛散を防ぐ器具を既に取り付けているが、今月末までに装置を取り外し、製造元に搬入して点検する。
大分市の爆発事故は2月20日午前2時半過ぎに発生し、約2800戸が停電。
長崎市では4月2日午後3時半ごろに起き、破片が周囲に飛び散ったほか、約2000戸が4分間停電した。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10102/188589
(ブログ者コメント)
長崎市の事例は下記参照。
2015年4月9日掲載
2015年4月2日 長崎市の思案橋通りで歩道に設置されている開閉器塔が、突然、内部でショートして爆発、けが人なし
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4759/
2015年4月2日19時7分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月3日11時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2日午後3時半すぎ、長崎市浜町の通称「思案橋通り」沿いの歩道に設置されている「開閉器塔」と呼ばれる、変電所から送られてくる電気系統を切り替える装置が、突然、大きな爆発音とともに出火、近くの飲食店員が消火器で消し止めた。
けがをした人はいなかったが、装置の鉄製の囲いなどが破損して破片が歩道などに飛び散り、近くにある2つの店舗の外壁の一部が破損する被害があったという。
この装置を設置している九州電力によると、大きさは縦と高さがおよそ1m、奥行きがおよそ50cmあり、装置の内部がショートしているということで、九州電力で原因を調べている。
この装置は、緊急時の配電に対応するためのもので、設置から27年が経過していたという。
この爆発の影響で、浜町や銅座町などのおよそ2000世帯で停電が起きたが、4分後には復旧したという。
爆発音を聞いたという50代の男性は、「突然ドーンという音がした。離れろといわれて離れましたが、すごい量の煙が出ていました」と話していた。
現場近くには百貨店やアーケード街があるなど、長崎市内で一番の繁華街で、春休みということもあって周辺は一時騒然となった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033726171.html?t=1428008583559
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150403-OYT1T50017.html
(2015年5月24日 修正1 ;追記)
2015年5月20日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九電は19日、機器のショートで熱が生じ、内部のガスが膨張して破裂したことが原因だったと発表した。
九電によると、爆発したのは、変電所をつなぐ「開閉器」。
大分市でも2月に同様の事故があり、3月に長崎市の機器を点検したときには、異常はなかった。
2015年3月31日18時24分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半前、柏崎刈羽原発5号機の発電に使う「タービン」が収納された建屋の最上階で、協力企業の作業員が漏電を防ぐブレーカーを点検しようとしたところ、ブレーカーから火が出た。
火は、その場で消火器で消し止められたが、この際、作業員の28歳の男性1人が左手に軽いやけどをしたという。
5号機は、現在運転を停止していて、東京電力によると、この火事による放射性物質の外部への放出はないという。
火が出たブレーカーは、年に1度行われる定期検査用の電源に設置されたもので、31日は作業員が正常に作動するか確かめるため、電流を流す機器をつなげようとしたところ、突然出火したという。
東京電力は、点検作業中に誤って過度な電流が流れた可能性があるみて、調べている。
同原発の栗田広報部長は、「住民の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。原因を調査して再発防止に努めていきます」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033656283.html?t=1427836755741
4月1日付で毎日新聞新潟版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時25分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発の5号機のタービン建屋2階で、分電盤(高さ1.7m、幅1m)から出火し、盤の一部を焼いた。
東電の協力会社の男性作業員(28)が、左手に軽いやけどを負った。
東電によると、作業員は部下と2人で分電盤の定期点検をしていた。
盤の一部の「漏電遮断器」に点検用の電流を流そうと器具を当てた際、火花が散って炎と煙が出、火災報知機が作動したという。
作業員は、近くにあった消火器で火を消した。
消防は、同11時15分に鎮火を確認した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150401ddlk15040037000c.html
(2015年4月26日 修正1 ;追記)
2015年4月24日付で毎日新聞新潟版から、点検用器具の電源をとろうとした際に接続用金具が別の場所に接触してショートしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
東電は23日、分電盤を点検しようとしていた作業員が、大電流が流れる銅板2枚を誤って短絡(ショート)させたのが原因だったと発表した。
東電によると、作業員は、点検用の器具を分電盤の一部に接続して電源を得ようとした。
この際、手に持った接続用の金具が本来の接続場所から1cmほどずれ、平行して走る2枚の銅板(間隔約1cm)の間に挟まった。
銅板にはいずれも4700アンペア(一般家庭の使用限度の100倍以上)という大電流が流れており、短絡して火が出たとみられる。
東電は点検の作業手順を改良し、銅板に近い部分からは電源を取らないことにした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150424ddlk15040018000c.html
2015年4月23日17時57分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は23日、原因の調査結果について、柏崎刈羽原発の栗田広報部長が会見で明らかにした。
それによると、作業員がブレーカーの点検装置の電源を取ろうとしたところ、持っていた電源クリップが、誤って電気が通っている別の金属部に接触してショートを引き起こし、火花が散って火事になったという。
また、作業には危険が伴うことを認識していながら、点検の作業手順を示したマニュアルには、ショートを引き起こすおそれがあることや、電源を安全に取るための接続場所の指定がなかったという。
東京電力では、マニュアルの見直しを進める共に、電気が通る部分には保護カバーを取り付けるとしている。
栗田広報部長は、「ご心配をおかけして申し訳ありません。危険を伴う作業に対してもう1度立ち戻って安全対策を行い、再発防止に努めていきたい」と陳謝した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034264351.html?t=1429824867961
2015年3月26日18時33分にNHK横浜から、「電源コード継ぎ足し 火災注意」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電源コードを継ぎ足した部分がショートし火が出たと見られているが、こうした電源コードの改造による事故が相次いでいるとして、独立行政法人のNITEが実験映像を公開して、注意を呼びかけた。
今月16日、川崎市でアパートが焼け2人が死亡した火事では、電気ヒーターをコンセントにつなげるコードを別のコードに継ぎ足した部分が激しく焼けていて、この継ぎ目がショートして火災に至ったと見られている。
NITE・製品評価技術基盤機構によると、こうした電源コードの改造や不適切な接続によって発熱した事故は、去年3月までの5年間に36件報告されているという。
このためNITEは、実験映像を公開して、電源コードの導線に別のコードをねじって継ぎ足すなどの改造や修理は絶対に行わないよう、注意を呼びかけた。
NITEの池谷課長は、「エアコンや暖房機器など、消費電力が大きい電気製品は特に危険なので、コードの改造はしないでほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056814231.html?t=1427402502490
(ブログ者コメント)
本件、平成27年3月26日付でNITEから、「電源コード及び配線器具による事故の防止について(注意喚起)」というタイトルで、下記の文書がネット配信されていた。
3月16日に神奈川県で、延長コードをねじり接続したことが原因と推測される火災が発生しました。
また、2月11日には静岡県で、コードリールの定格容量を超えて使用していたことが原因と推測される火災が発生しており、電気製品の電源コード及び延長コード(配線器具)による事故が連続して起きています。
電源コード及び配線器具は、電気製品に電力を供給する重要な役割を担う部分ですが、見た目での危険を認識しづらく、誤った取扱いを続けることによって電源コードが異常発熱して事故に至るおそれがあります。
電源コード及び配線器具の事故防止のための注意喚起に関しては、平成27年1月29日(木)にも実施しているところですが、今回、電源コード及び配線器具が原因と推測される事故が発生したことをふまえ、事故を防止するため、再度注意喚起を行うこととしました。
なお、NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※1において、平成21年度から平成25年度までの5年間に、「電源コード類の改造・修理等、不適切な接続によって接続部の接触不良が生じ、異常発熱した」事故は36件※2、「配線器具の定格を超えて電気製品を使用していたため、電源コードが異常発熱した」事故は12件ありました。
被害状況別に見ると、死亡事故 2件、軽傷事故 3件、拡大被害38件、製品破損※3 5件となっています。
これらの事故のうち、火災と判断されたものは20件(41.7%)ですが、いずれの事故においても、電源コード等の異常発熱によって電源コードやタップ類、電気製品、周囲の家具等が焼損しており、重大な事故へと至るおそれがあるため、注意が必要です。
出典URL
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2014fy/prs15032602.html
2015年1月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4583/
(2015年3月14日 修正2 ;追記)
2015年3月6日付で読売新聞茨城版から、安全対策が県の委員会に了承されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
外部有識者による県原子力安全対策委員会は5日、「再発防止策の実施状況はおおむね妥当」として、事故のあったハドロン実験施設の安全対策などを了承した。
J―PARCセンターは、4月以降に住民説明会を行うなどして地元の理解を得た上で、ハドロン実験施設の運転を再開したい考え。
県は、委員会の結論を参考に対応を決める。
事故後、J―PARCの全ての施設が運転を停止。その後、一部の施設は運転を再開したが、ハドロン実験施設は現在も運転を停止している。
この日開かれた委員会でセンターは、事故時に陽子ビームの出力が異常に高まる原因となった熱に弱い電源基盤について、熱に強いものに取り換えたことや、放射性物質が漏れないよう実験装置や建屋の気密性を高めたことなどを説明。その上で、職員による訓練を行い、外部利用者に対して危険性の周知などをしてきたことも紹介した。
委員からは、新たな電源基盤の交換時期や点検方法を問う声、作業での安全確保を求める声などが上がった。
センターによると、ハドロン実験施設の運転再開時期は未定。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20150305-OYTNT50414.html
2015年2月23日16時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「強風」「暖気」「季節外れの雨」。
三つの気象条件が重なった22日深夜から23日未明の石狩管内で、電線から火花が出るトラブルが相次いだ。
北電には約80件の通報が寄せられ、同社や消防は電線交換などの対応に追われた。
地面から飛ばされた融雪剤の粉末が電線に付着して雨にぬれ、漏電したのが原因とみられる。
火災はなかった。
北電によると22日午後10時ごろから午前4時ごろまで、「電線から火花が出ている」などの通報が札幌や北広島、千歳などの世帯から寄せられた。札幌市消防局への通報も35件あった。
電線を交換する際、一部世帯で数分から20分程度の停電となった。
北電によると、道内上空に入った暖気の影響で急速に雪解けが進み、融雪剤の塩化ナトリウムの粉末が路上に残った。
これが強風であおられて電線に付着し、雨にぬれたため、電気が通りやすい「塩水」と同じ状態となり、電線を覆うビニールの隙間などから漏電したとみられる。
出典
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/594160.html
2月24日付で毎日新聞北海道版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日深夜から23日早朝にかけて、北海道電力に札幌市やその近郊の住民から「電線から火花が出ている」との通報が約70件寄せられた。
北電によると、電柱から各戸に延びる引き込み線で青白く小さい火花が確認されたという。
火災はなかった。
当時は季節外れの弱い雨が降り、風速10m前後の強風が吹いていた。
北電は、「電線の傷から塩分を含む不純物が入り込み、漏電した可能性がある」としている。
被覆に傷が見つかった電線の取り替え工事を行ったという。
その際、一時的に停電した世帯もあった。
沿岸地域では、海水が付着して漏電する場合があるが、札幌市で起こるのは珍しいという。
北電は、原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150224ddlk01040232000c.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に同種現象を2件紹介済。
2012年12月15日掲載
2012年12月8日報道 強風や雪に見舞われた石川県内で電線から火花が出るトラブルが多発
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2531/
2012年4月10日掲載
2012年4月6日報道 新潟県全域で暴風によって電線に傷ができ、一晩で1000件を超す火花発生現象が確認される (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1641/
2015年2月20日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
コンセントと電源プラグの接触が悪いことが原因とみられる火災が全国で相次いでいるため、経産省は、コンセントの耐久性を確認する新しい試験をメーカーに義務づける方針を固めた。
来夏にも適用する。
プラグを何度も抜き差ししたり、コードをつかんで斜めに引っ張ったりすると、コンセント内部の金属部分「受け刃」が緩み、接触不良をまねく。
プラグと受け刃の接触部分が小さくなると発熱しやすくなり、周囲のプラスチックやコードに着火すれば火災を引き起こす。
そこで、経産省は新たに、コンセントに差した状態のプラグに水平(左右)方向に力をかける試験を、メーカーに義務づけることにした。
これまでも、一定の条件でプラグの抜き差しを合計5000回繰り返し、接触の状況を確認するよう求めていたが、その前に水平方向の新たな試験を必ず実施するように求める。
今夏にも、電気用品安全法の技術基準を改める通達を出し、約1年の周知期間を経て義務化する考えだ。
経産省の担当者は、「普段からプラグをコンセントにしっかり差し込み、抜くときはプラグ本体を持つようにして欲しい」と、日頃使う利用者へも注意を呼びかけている。
コンセント付近が火元とみられる火災では、昨年10月、石川県野々市市の教会兼住宅で子ども2人を含む4人が死亡した。
2013年10月には、福岡市博多区の整形外科医院で、入院患者ら10人が亡くなる大火災も起きている。
接触不良が原因とされる火災は、東京都内だけでも13年に34件起きており、経産省は規制強化が必要と判断した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/DA3S11610900.html
(ブログ者コメント)
昨年暮れ、プラグに耐火性試験が義務付けられるという下記の情報を掲載したが、それと同じ流れだと思われる。
2014年12月28日掲載
2014年12月23日報道 経済産業省はトラッキング火災防止のため、家電製品のプラグに耐火性試験を義務付ける
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4528/
2015年1月22日18時50分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前4時半ごろ、京都府長岡京市神足落述の東海道新幹線の高架下で火が出ているのをJR東海の社員が見つけ、119番通報した。
約1時間後に鎮火したが、新幹線は午前6時発の始発から京都―新大阪間の上下線で運転を見合わせた。上りは午前7時30分ごろ、下りは午前8時55分ごろに運転を再開したが、約7万9千人に影響が出た。
警察などによると、火災は高架橋の耐震工事現場で発生し、高所作業のために周囲に組まれた足場の床板計約90m2が燃えた。
車で巡回していた社員が発見し、けが人はなかった。現場の入り口は施錠されていたという。
警察で、原因を調べている。
JR東海によると、線路脇にあった下り用の自動列車制御装置(ATC)の信号ケーブルが損傷し、約5m分のケーブルを交換したため、下りの再開が遅れた。
現場付近では、昨年10月から今年4月までの予定で、高架橋の耐震強化のために鋼板を貼り付ける工事をしており、21日は午後5時半に作業を終え、その後は人の出入りはなかったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH1Q21LDH1QUEHF001.html
2015年1月22日21時20分に産経新聞westからは、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の高架橋の補強工事用に設置されていた電気ケーブルの付近が激しく燃えていたことが、警察への取材で分かった。
警察は、出火元の可能性もあるとみて詳しく調べている。
警察などによると、現場は高架橋の老化対策のため、樹脂や金属板を使った補強工事中だった。
電気ケーブルは、高架下に組まれた高さ約7mの足場に通されており、この周辺の足場の木の板約90m2や樹脂の入った一斗缶などが焼失した。
また、現場では前日午後5時半以降、作業はされておらず、無人だったとみられる。
約3mのフェンスで囲まれたうえ、出入り口も施錠されており、不審者が侵入した形跡はなかったという。
JR東海の最終のまとめによると、この火災で上下16本が運休、91本が最大3時間遅れ、約7万9千人に影響した。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150122/wst1501220080-n1.html
2015年1月17日12時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後3時頃、茨城県東海村の陽子加速器施設「J―PARC」内にある物質・生命科学実験施設(MLF)の変圧器から出火、作業員が消火器で消し止めた。
J―PARCセンターによると、放射性物質の漏えいやけが人はなかった。
2013年5月に研究者らが被曝したハドロン実験施設での放射能漏れ事故以降、施設屋内での火災は初めてという。
MLFは、中性子を使って物質の構造を調べる研究実験施設。
発表によると、変圧器は電源の設置に伴い、新たに取り付けられた。
通電試験として、素粒子ミューオンを取り出して試料に照射するビームラインで電磁石電源に通電したところ、作業員が異臭を感じ、配電盤の扉を開けたところ、白煙を確認。すぐに消し止めたが、縦30cm、横20cmを焼損した。
損傷したのは変圧器だけで、当時、低電流を流す電源と変圧器を追加する工事をしていた。ビームは停止していたという。
工場で行った通電試験では、問題はなかったという。
放射能漏れ事故後、MLFも運転を停止していたが、昨年2月に再開。
昨年末からは、メンテナンスのために運転を停止していた。
県庁で記者会見した斉藤副センター長は、「事故以来、管理態勢を十分なものにしようと対処してきたが、こういうことになりおわびする」と頭を下げた。
県原子力安全対策課は、「原因究明と再発防止策の報告を求める」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150117-OYT1T50043.html
(2015年1月29日 修正1 ;追記)
2015年1月26日20時16分にNHK水戸から、電気回路の設計ミスが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月27日付で東京新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
施設を運営する日本原子力研究開発機構などは、火災が発生した原因を調べ、26日、県などに報告した。
それによると、実験施設に新しく組み込んだ電気回路に設計ミスがあり、通電試験を行った際に電源盤に過大な電流が流れて発火したとみられるとしている。
受注業者は、変圧器の性能試験をしていたが、電気回路に組み込んだ状態の試験ではなかったという。
J-PARCの担当者は、発注先の業者から提出された電気回路の図面を見て、試験の手順は確かめたものの、回路の安全性については確認していなかったという。
「J-PARC」では、おととし5月、別の実験施設で放射性物質が外部に漏えいする事故が起き、すべての施設の運転を停止していたが、去年2月からは、今回火災が起きた施設を含む一部で再開していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074972541.html?t=1422306865764
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150127/CK2015012702000163.html
また、1月27日15時2分にNHK水戸から、専門家会議で厳しい意見が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、東海村の素粒子実験施設JーPARCで電源盤が焼けた火事について、県内の原子力施設の安全性を検討する専門家の会議は、安全管理体制を見直すよう求めた。
水戸市で開かれた会議には、原子力の専門家など11人の委員と、J-PARCを運営する日本原子力研究開発機構などの担当者が出席した。
この中でJ-PARCの担当者は、今月16日に「物質・生命科学実験施設」と呼ばれる施設で電源盤が焼けた火事の原因について、新しく組み込んだ電気回路の設計ミスに気づかずに通電試験を行った結果、過剰な電流が流れて火が出たと説明した。
その上で、再発防止に向けて、電気や高圧ガスなど危険を伴う作業では、小さな部品の取り付けであっても、事前に作業内容や手順を点検する組織を設けると説明した。
これに対して専門家からは、「初歩的なミスだ」とか「設備の変更について点検する体制がなっていない」などと、厳しい意見が相次いだ。
そして再発防止策については、専門家の総意として、「事故のたびに新しい組織をつくるのは本質的ではない」と判断し、現場レベルで安全性をチェックする体制を構築するよう求めた。
J-PARCは、意見を参考に安全管理体制を見直し、報告書を県に提出することにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074924451.html?t=1422392619249
(ブログ者コメント)
○J-PARCのHPに、詳しい報告書が掲載されている。
ポイントは下記。
・電磁石電源にトランスを組み込んだ状態で通電すると、トランスの二次側(定格138V)に入力電圧420Vが印加される回路構成となっていたが、二次側が420Vに耐える設計がなされていなかった。
・設計者は、トランスの二次側に420Vが印加されても、トランスが耐えるものと考えていた。
・受注業者において、トランスを回路に組み込んだ使用条件に近い検査を工場で行っていなかった。
・対策としては、受注業者に対し、原則として実際の使用条件に近い状態で工場検査を実施させ、J-PARCセンターとしてこれを確認する。
http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p15012601/
○単品では問題なかったがシステムに組み込むと問題が出た・・・・そういった事例は、しばしば耳にするところだ。
2014年12月23日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電源プラグにほこりがたまることで発火する「トラッキング現象」による火災を防ぐため、経済産業省はすべての家電製品のプラグに耐火性試験を義務づける。
来年1月に電気用品安全法の技術基準を強化する通達を出し、周知期間を経て、2016年3月17日から実施する。
トラッキング現象は、プラグをコンセントに長期間差し込んだままにすることで、接触部分にほこりがたまって水分や油分が加わると、通電して発火する。
東京消防庁によると、この現象による火災は昨年、都内で86件起きている。
これまで、水に触れやすい冷蔵庫のプラグについては耐火性試験などのトラッキング対策が課せられていたが、経産省はすべての家電製品に対象を広げる方針だ。
メーカー側は、プラグに燃えにくいプラスチックなどを使う必要が出てくる。
部品として単体で販売するプラグについては、15年9月17日からトラッキング対策が義務化される。
経産省の担当者は、「従来の製品でも、定期的にコンセント周辺を掃除すればトラッキングは防げる。年末の大掃除の際にきれいにして欲しい」と呼びかけている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/DA3S11520764.html?ref=nmail_20141223mo&ref=pcviewpage
2014年12月18日21時10分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月19日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前11時5分ごろ、兵庫県姫路市香寺町のネスレ日本の姫路工場で「電気設備から煙が出ている」と従業員から119番があった。
午後3時45分に消し止め、けが人はなかったが、電気の供給が止まり、工場の生産は中止した。
警察などによると、電気施設の2階にある受電設備から煙が出ていた。
コンデンサーなどが焼けた。
19日に警察と消防が実況見分する予定。
ネスレ日本によると、姫路工場では主に粉末タイプのコーヒーを生産しているという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141218/wst1412180074-n1.html
2014年12月10日付で毎日新聞岡山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月9日12時27分に瀬戸内海放送から、12月10日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前1時45分ごろ、備前市久々井の薬品会社「大鵬薬品工業」岡山工場第1原料資材倉庫から出火。
鉄骨造り一部2階建て工場のうち、1階の原料資材倉庫選別室の一部約100m2を焼いた。けが人はなかった。
工場は24時間稼働しており、栄養ドリンク剤「チオビタ・ドリンク」の4種類を、1日100万本を製造していた。
工場内では当時、作業員10人が働いていた。
栄養ドリンクの瓶の選別作業をしていた男性作業員(23)が選別室内のベルトコンベア付近から火が出ているのに気づき、119番した。
全員避難して無事だったという。
ベルトコンベアのモーターや配線付近の焼け方が激しく、モーターからの出火、あるいは配線の断線などが原因とみられている。
大鵬薬品岡山工場の総務課によると、工場は9日夕現在、操業を停止している。同課は「早急に再稼働できるよう、原因究明に努めたい」とした。
また、同工場は、一般の人の見学を受け入れているが、9日は見学予定者がおらず、10日に予約していた人たちには、断りの連絡を入れたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20141210ddlk33040507000c.html
http://www.ksb.co.jp/newsweb/index/2504


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。