







2025年6月15日21時29分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県は15日、県総合防災センター(厚木市)の地震体験コーナーで、1歳の女児が右足のかかとを骨折する事故があったと発表した。
センターによると、女児は父母と3人で訪れていた。
事故は午前10時55分ごろに発生。
1人で地震体験を終えた母親のもとに女児が駆け寄った際、体験コーナーの出入り口にあるすき間に右足が挟まったという。
コーナーは独立して揺れる台になっており、体験中は出入り口との間に約20センチのすき間ができるが、停止すると次第にすき間が埋まる。
この際に女児の足が挟まり、圧迫されたという。
センターは「事故の原因を究明するとともに、再発防止に努める」とコメントした。
安全体制が確立できるまで、地震体験コーナーの利用は中止するとしている。
https://mainichi.jp/articles/20250615/k00/00m/040/186000c
6月15日21時12分にNHK NEWS WEBからは、事故は係員が柵のロックを解除した後に起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時前、厚木市にある県総合防災センターの地震体験コーナーで、家族と訪れていた1歳の女の子が地震の揺れを再現する装置と床との隙間に右足を挟まれ、かかとの骨を折る大けがをしました。
当時、女の子は、母親が地震の模擬体験をするのを父親と一緒に近くで待っていましたが、体験が終わったあと母親のもとへ行こうとした際に、装置と床の間の5センチほどの隙間に足を挟まれたということです。
事故は係員が柵のロックを解除したあとに起きたということで、県は女の子と家族に謝罪したうえで、事故の原因が判明するまで地震体験コーナーの利用を中止し、再発防止に努めるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250615/k10014836071000.html
(ブログ者コメント)
「試運転時は踏み台に乗って機械の近くで運転確認することになっていた」という記事と、「乗っていた踏み台は試運転する際には必要ない」という記事の2種類あり。
どちらが正かは不明。
もしかすると、どちらも正かもしれないが・・・。
2025年6月13日11時44分にYAHOOニュース(mBSニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良労働局はきょう、奈良県葛城市内にある学校給食用の米飯等製造業者と、その社長(61)について、労働安全衛生法違反の疑いで、奈良地検に書類送検しました。
葛城労基署によりますと今年2月に、給食用の米飯をかき混ぜる「ほぐし機」の試運転をしていたパート女性が、金属製のほぐし羽根に巻き込まれ、左上腕を切断して、いまも意識不明になっているということです。
事故は、その日の米飯ほぐし作業を終え、分解して清掃したあとに、試運転していた際に起きました。
また、この事業者では試運転の際、踏み台にのって、回転するほぐし機の近くで運転を確認することになっていたということで、労働局はこうした労働状況の中では、労働者に危険が生じるおそれがあるのに、開口部周辺にフタや囲いなど遮蔽措置を講じなかった疑いがあるとしています。
この事業者は事故後、機械に囲いを設けているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/189f81593b39a7e79f2f6e0ed35b9517eaeb7d97
6月13日11時43分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、踏み台は機械を洗浄したりする際に使うもので試運転する際には必要ないなど、若干ニュアンスの違う記事が下記趣旨でネット配信されていた。
奈良県葛城市の調理センターで、学校給食用のコメをかき混ぜる機械に従業員の女性が巻きこまれ意識不明となっている事故で、葛城労働基準監督署は13日、労働安全衛生法違反の疑いで、調理センターの社長(61)を書類送検しました。
この事故は今年2月、奈良県葛城市にある学校の給食などを作る調理センターで、コメを混ぜる機械に左腕が巻き込まれた状態の女性従業員が見つかったもので、女性は病院に搬送されましたが、左上腕が切断され、現在も意識不明の重体です。
労基署によりますと、女性は踏み台に乗って機械の試運転を行っていたところ、コメを混ぜる羽根の部分に左腕の部分が巻き込まれたということです。
この踏み台は本来、機械の洗浄や分解の際に使用され、試運転する際には必要ないもので、踏み台を設置する際は身体が機械に巻き込まれる恐れがあるため、蓋や囲いなどを設置することが労働安全衛生規則で求められていましたが、事故当時、この事業所では蓋や囲いなどは設けられていなかったということです。
労基署は13日、安全対策を怠ったとして、調理センターを運営する会社と社長(61)を労働安全衛生法違反の疑いで奈良地検に書類送検しました。
調理センターは読売テレビの取材に対し、「コメントできない」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da887ca9f9118576257c4e76c3d77c21ed3b184
6月13日16時18分にYAHOOニュース(ABCテレビ)からは、当該機械は異常があれば作動しないため踏み台を使って目視する必要はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労働基準監督署によりますと、機械は上部が開口していて、試運転の際に女性は踏み台を使って機械の動きを確認していたところ、左腕が巻き込まれたということです。
機械上部の開口部にふたや囲いはなく、また、事故があった機械は異常があれば作動しないため、踏み台を使って目視する必要もなかったといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9329ae7423657ff0a97fbe109f28b97bd599331d
2025年6月14日10時36分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県稲沢市立稲沢西中で、1年生が理科の実験中、生徒8人が吐き気などの体調不良を訴え、うち女子生徒1人が救急搬送されていたことが14日、市教育委員会への取材で分かった。
使用したガスバーナーからのガス漏れが原因とみられる。
8人は既に回復した。
市教委によると、13日午後2時過ぎに発生。
授業を中断し、搬送されなかった7人も病院を受診した。
教室では全ての窓を5センチほど開け、換気扇を回していたという。
市教委は「原因を究明し、再発防止を徹底する」としている。
https://www.sankei.com/article/20250614-IXDEKY6BKJOMPFQBXHIPV6YVMQ/
2025年6月12日10時27分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力パワーグリッド(東京都)は、スマートフォンの専用アプリを使い、電柱を撮影してポイントを獲得するゲーム「ピクトレ ぼくとわたしの電柱合戦」の実証実験を千葉市、市原市、四街道市の3市で行っている。
ゲームを通じて参加者に写真を投稿してもらい、停電などの恐れがある電柱の早期発見につなげるのが狙いだ。
スマホにダウンロードしたアプリを開くと、地図に電柱の形をしたアイコンが表示された。
実際に電柱がある場所に行ってアイコンをタップすると、撮影画面に切り替わり、カメラが起動する。
周囲の歩行者などに注意しながら、指定された角度から電柱の写真を撮影した。
スマートフォンで電柱を撮影すると、「電柱を制圧しました」と表示される(5月22日、千葉市中央区で)。
「ピクトレ」は、参加者がチームに分かれてマップ上の電柱を奪い合う陣取りゲームだ。
電気にちなんだ名前の「アンペア」「ボルト」「ワット」の3チームから、自分が所属するチームを選ぶ。
電柱を撮影すると「制圧」した状態となり、自分のチームのものとなる。
さらに、アイテムの「電線」を使って制圧した電柱をつなぐと、その長さに応じてポイントが付与される。
定められた期間内にチームでポイントをいくつ集められるか競う仕組みだ。
敵チームが「制圧」した電柱は、アイテムを使って「中立」化でき、再撮影することで奪うことができる。
参加者は稼いだポイント数によって決まるチーム順位と、チーム内の個人ランキングに応じて報酬コインが得られる。
最終的に、コインの数に応じたアマゾンギフト券などがもらえる。
◇
同社によると、県内には約110万本の電柱がある。
数が膨大なため、点検業務の効率化と迅速化が課題となっていた。
市民の力を借りながら電柱の点検強化につなげられないかと、同社がシンガポールのゲーム会社などと協力し、実証実験を企画した。
これまでに群馬、東京、静岡の1都2県で行い、第4弾として県内3市の電柱約16万4000本を対象に4月26日に始めた。
1都2県での実証実験では、実証実験エリアにある電柱の9割以上がゲームを通じて撮影されたという。
◇
本県でのゲームでは「ツル・ツタ大作戦!」と題して、ツタやツルなどが巻き付いている電柱を撮影すると高得点が得られるようにし、参加者の意欲を刺激している。
東京電力パワーグリッドによると、夏場が近づくにつれ、ツタやツルが伸びて電線に触れ、停電が起きる可能性が高まる。
巻き付いている電柱を早期に発見、撤去することが、この時期には特に重要になるという。
実証実験は8月29日まで行う予定。
担当者は「市民の協力を得ながら、点検の強化につなげたい。実験結果を踏まえ、今後の方向性を検討する」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250606-OYT1T50055/
2025年6月14日10時10分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日夜、北海道大学の工学部棟の研究室から火が出た作業事故で、当時、フェノールを精製する実験が行われていたことがわかりました。
【画像を見る】夜の大学研究棟で爆発 学会に向けて“フェノール”精製中の事故
この作業事故は、12日午後10時ごろ、北海道大学の工学部棟の研究室で火が出たものです。
この事故で、部屋にいた30歳の男性助教が右ほほの切り傷や、上半身に薬品を浴びたことで10か所にけがをしました。
いずれも軽傷だということです。
警察によりますと、当時、この研究室では、けがをした30歳の助教と20代の男性大学院生が、学会に向けて、フェノールを精製する実験を行っていたことが新たにわかりました。
警察は、この実験で何らかの爆発が起きたとみて、引き続き、詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e67e4d59f9d75f8092a230110c187cdb059b36e
2025年6月16日13時40分にニューズウイーク日本版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
エア・インディア171便が、インド西部アーメダバード空港を離陸した直後に墜落した。
乗員乗客242人は、奇跡的に助かった1人を除き、全員死亡。
機体が激突した医科大学の建物にいた人を含めると、犠牲者は270人に上るとみられる。
カメラが捉えていた「大爆発の瞬間」...エア・インディア171便の墜落の様子
事故機は、皮肉にもドリームライナーという愛称を持つボーイング787型機。
先進的な技術を詰め込んだ次世代型旅客機として華々しく登場したことは、まだ記憶に新しい。
2011年の運用開始以来で初の墜落事故となった。
171便は6月12日午後、高度625フィート(約190メートル)まで上昇した後、機首を上げたまま急降下して、近隣の建物に突っ込んだ。
事故当時は見通しのよい晴天で気象条件に問題はなかっただけに、機体の構造的問題か、操縦ミスか、整備不良かと、さまざまな原因説が乱れ飛んでいる。
事故の様子を偶然撮影した動画を見て、元パイロットのダン・バブ(Dan Bubb)米ネバダ大学ラスベガス校准教授らは、事故機はフラップが出ていないと指摘する。
フラップは離着陸のとき主翼の前後に伸びるもので、翼の面積を大きくして、揚力を高める働きがある。
元ブリティッシュ・エアウェイズのパイロットであるアラステア・ローゼンシャイン(Alastair Rosenschein)も、事故機はフラップが伸びていないため、「飛行を維持できなかっただろう」と、英スカイ・ニュースに語っている。
また、車輪が出たままになっていることを指摘し、これも上昇を妨げた一因とみる。
「航空機を飛ばすのに必要な要素は2つある」と、英王立航空協会フェローのポール・エドワーズ(Paul Edwards)は語る。
「1つは適切な対気速度で、もう1つは上昇速度だ。事故機にはどちらもなかった」
スミート・サブハルワル(Summeet Sabharwal)機長には、計8200時間以上の飛行経験があった。
これだけのベテランなら、操縦ミスは考えにくいが、現段階では人的ミスの可能性も完全には排除できない。
フラップの設定は離陸前に操縦士がダブルチェックする重要な部分だと、ネバダ大学のバブは語る。
「ドリームライナーのように重い機体の場合は、特にフラップの設定が重要になる」
離陸直後というタイミングだけに、鳥が衝突したバードストライクを疑う説も有力だ。
アーメダバード空港は特に、鳥の衝突が多いことで知られる。
英テレグラフ紙によると、23年にはインドで2番目にバードストライクが多い空港にランクインした。
本誌の独自調査では、事故機は十分なスピードが出るまで滑走していなかった可能性もある。
171便は滑走路をわずか1900メートル走ったところで離陸したようだ。
これは一般に推奨される滑走距離2500メートルを大幅に下回る。
特に気温が40度に達するアーメダバードでは、空気密度が低下するため、離陸速度に達するまでに、より長い距離が必要になるはずだ。
「十分な速度や揚力がない状態で離陸を急ぐと、きちんと上昇できなくなる可能性がある」とバブは語る。
今回の事故をきっかけに、近年、品質問題で揺れる米ボーイングに一段と厳しい目が向けられるのは間違いない。
ドリームライナーはこれまで事故知らずできたが、コンピューター化されたシステムと先進的な機材を使った非常に複雑な飛行機でもある。
事故機は墜落までの短時間に、管制塔に救難信号を発信していた。
「何かががおかしかった証拠だ」とバブは語る。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/06/556249.php
6月14日1時22分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、生存者は壊れた非常口ドアのわずかな隙間から脱出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
こうしたなか、旅客機の乗客1人が生存していたことが分かりました。
イギリス国籍のビィシュワシュ・クマール・ラメシュさん(40)です。
生存者 ビィシュワシュ・クマール・ラメシュさん :
「離陸後すぐに空中で5〜10秒ほど静止したように感じた。
私が異常を感じたのは、機内の緑や白の照明がついて、エンジンの推進力が上がったように感じて、猛スピードで突っ込みました」
乗客乗員242名が乗っていたエア・インディア171便ですが、ラメシュさんが座っていたのは主翼の少し前の窓側、11Aの席でした。
目の前に非常口がありますが、飛行中は開けられないため、自力で脱出した訳ではありません。
今回、離陸した機体は約200メートルほどしか上昇せず、機首を上げたまま落下し建物に激突しました。
この時にラメシュさんが座っていた辺りだけ建物に衝突もせず、爆発炎上からも免れていたと思われます。
生存者 ビィシュワシュ・クマール・ラメシュさん :
「私の席側は地面についていました。
機体の外側にスペースがあるのが見えたので、壊れたドアのわずかな隙間から脱出しました。
反対側は建物の壁だったので誰も逃げられなかったのでしょう。
墜落して自分が着地した場所には隙間があって…
自分も死ぬのかと思いましたが目を開けるとまだ生きていて、座席ベルトを外して脱出しようとしました。
目の前でキャビンアテンダントと乗客が亡くなっていました」
(Q.歩いて外へ)
「そうです。火災が発生して左手をやけどしました。その後、救急車で病院へ運ばれました」
医師の話によると、数日で退院できるといいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2cc69cb04d38e53524cbdc84aeb3b7926bac87f
2025年6月9日19時12分にYAHOOニュース(テレビ大分)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
梅雨入りした大分県内ですが、真夏に備えていまの時期増えているのがエアコンの取り付けです。
最近はインターネットで動画を見て自分で設置しようとする人もいるそうですが、その方法を誤ると火災の危険性があり、注意が必要です。
【写真を見る】エアコンのプラグを“延長コード”に…物価高背景に工事費節約? 「素人配線」で火災の危険性 大分
エアコンの電源プラグのあたりから上がる炎と黒い煙。
これは様々な製品の事故原因などを調べている「NITE」の実験映像です。
エアコンの電源プラグを延長コードに繋いでいたことが火災の原因だということです。
延長コードでは、エアコンの電力に耐えられず発熱して火災が発生する危険性があるといいます。
大分市消防局予防課 柴田さん :
「エアコンは他の家電に比べると電気の消費量が多い家電なので、専用の配線を使用しなければならない。
エアコンを設置する際は、電気の配線を触らないといけないので、『素人配線』をするのではなく、必ず業者に依頼するようお願いします」
消防が注意を呼びかける「素人配線」とは、エアコンを自分で取り付けたり、延長コードを使って使えるようにすることです。
最近はインターネットにその方法を紹介する動画も多く掲載されています。
また近年の物価高を背景に、工事費を節約しようと素人配線に挑戦する人が増え、事故も多く発生しています。
NITEによりますと、昨年度までの5年間に全国で起きたエアコンの事故261件を調べた結果、約6割がエアコン自体に問題は無く、外部からの延焼が原因と考えられるということです。
本格的な夏を前にエアコンを取り付ける家庭も増えています。
こちらの住宅で設置作業を行っていたのは専門の業者です。
豊友設備 桑霍社長 :
「7月から8月にかけては、やはり(エアコン設置依頼が)多くなる」
エアコンを設置するためには、室外機から延びる配管を室内に通しエアコン本体と繋げる必要があります。
壁への取り付けも含めると、専門の業者でも2時間ほどかかる作業です。
また、こちらの住宅ではエアコンの配線がもともと完了していて、壁にコンセントがありましたが…
桑霍社長 :
「もし(専用配線が)付いていない場合は、専用回路をブレーカーから引っ張ってコンセントを付けないといけない。そうなると電気工事士の資格がいる」
室外機の設置には、専門的な知識が必要な作業があります。
こちらは「真空引き」と呼ばれる作業。
専用の道具を使って、配管の中の空気を抜き、真空状態にしていきます。
この作業を行わないと… 配管の中を循環しているガスと空気が混ざることで室外機が破裂するケースもあるということです。
桑霍社長:
「エアコンの引っ越しや移設、新しい家にエアコンを付ける時 はプロにお任せください」
専門的な知識や資格が必要で、一般の人が行うと事故に繋がる危険性があるエアコンの設置。
自分でやろうとせず、専門の業者などに依頼することが大切です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c7cc6054742a6b86c100efa261eb2883d7e6642
2025年6月9日6時1分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道で鉄路の異変を点検する「保線」の現場が揺れている。
国土交通省北海道運輸局などは不祥事やトラブルの続発を受け、27日から2年間にわたり集中的に保安監査を強化する異例の措置を取る。
長年繰り返してきた事故や不祥事を受けて作業ルールは複雑化し、一部の現場では保線員の命を守るためのルールすら順守しきれていない。
「安全に必要だ」、「現場の負担になっている」―。
JRがルールの効率化を目指す中、真夜中の作業に同行し、保線員の葛藤に触れた。
4月下旬の深夜、小雨の降る線路上に保線員がかがんだ。
左右のレールの継ぎ目をヘッドライトで照らし、測定器具を差し入れる。
「10、5」。
隙間のミリ数を読み上げると、そばに立つ作業責任者が復唱しながらメモを取った。
隙間は夏場の気温上昇で鋼鉄製のレールが伸びた場合の「伸びしろ」だ。
保線作業の中でも重要で、雪解け後の恒例となっている。
作業が始まったのは午後11時半ごろ。
JR小樽保線管理室に所属する20~40代の保線員6人が、函館線朝里―銭函間約8キロのレールの継ぎ目約500カ所を計測する。
■計測 数十メートルごと
4人が継ぎ目の検査に当たり、離れた踏切近くに1人が見張り員として待機した。
まだ列車が運行していたため、見張り員は作業中であることを知らせる簡易式の信号機を設置した。
JR北海道では2011~13年ごろ、脱線やレール検査データの改ざんなど事故や不祥事が相次ぎ、15年から安全ルールを大幅強化。
ミスや不祥事を防ぐため、取り決めは細かく複雑になった。
保線員は暗闇の中、砂利に足を取られないよう、数十メートルごとにかがんで計測を繰り返した。
別の保線員はレールをハンマーでたたいた音で固定部分に緩みがないか確認する。
「毎春、腰と膝が痛くなる」。
保線員は苦笑するが、事故防止には不可欠だとの自負がある。
午後11時50分すぎ、作業責任者の無線が鳴った。
見張り員が「(最寄り駅の)銭函、発車3分前」と告げている。
責任者が「待避」を呼びかけると、全員が線路脇に移動し、列車を待った。
列車の通過後、見張り員が信号機を再設置したことを確認し、全員で「設置よし」と声を合わせた。
作業時に簡易式信号機を設置するようになったのも、15年に強化されたルールによるものだ。
昨年11月、函館線砂川駅構内の保線工事を行った滝川保線管理室は、ルールを無視して見張り員や簡易式信号機を置かず、貨物列車を非常停止させた。
さらに保線員はルール破りの発覚を恐れて虚偽の報告をしていた。
JRが後に行った調査では、全34保線管理室のうち10保線管理室の保線員が違反をした経験があると判明。
保線員は自らの命を脅かしていた。
「一つ一つの手順が自分たちの命を守る。全てに意味がある」。
案内してくれた同管理室の竹越所長代理が作業とルールの意味を語る。
午前0時半ごろ、2回目の待避で終電を見送り、保線員は作業を加速させた。
■効率化は危険
3月末、北海道運輸局から行政指導の「改善指示」を受けたJRは、煩雑すぎるルールが違反の背景にあったと捉え、効率化を進める方針だ。
現場はどう受け止めているのか。
札幌保線所の町中管理助役は「今のルールは過去の反省の上で出来上がった。効率を求めると危険だ」と指摘。
多くの保線員も「煩雑だが、必要なことだ」と捉える。
願いは「全員が守れるルール」だ。
取材は午前1時半すぎ、約5キロ歩いたところで終えた。
竹越所長代理が言う。
「毎日、始発が定時で出たと聞いて『あぁ良かった』と思う。だから明日も保線に向かう」。
この日の検査でレールの異常は見られなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/628e611bda1a4807776f38d496cd56301d7f1f90
2025年6月9日18時1分に時事通信から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
9日午後2時ごろ、東京都中央区銀座にあるスイスの腕時計メーカー「スウォッチグループ」の日本法人本社ビルで「大きな音がして、エレベーターが倒れそうになっている」「エレベーターが傾いている」と管理者の男性らから通報があった。
警視庁築地署によると、当時乗客はおらず、けが人はいない。
エレベーターは油圧式で、ビル壁面に外付けされ、1階と3階を行き来していた。
ガラス製のかごは高さ約8メートルの3階辺りで止まった。
日本法人によると、エレベーターの支柱を支える「ガイド」と呼ばれる鉄製の部品が外れた状態だった。
管理会社は同署に対し「チェーンが切れたことが原因とみられる」と説明しており、先月16日の点検では異常はなかったという。
同法人は「通行人や近隣店舗にご迷惑をおかけして申し訳ない。安全の確保を最優先に対応する」としている。
同法人ホームページなどによると、現場は2007年に完成した地上14階、地下2階建ての本社兼店舗。
同グループがスイス以外に建設した初めてのビルで、創業者の名前から「ニコラス・G・ハイエックセンター」と名付けられた。
円形や四角、楕円(だえん)などさまざまな形のガラス張りのエレベーター7台が設置されるなど、特徴的なデザインとなっている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060900622&g=soc
2025年6月9日18時19分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時20分ごろ、消防から「読谷村内の施設で爆発があり、負傷者が出ている。意識はある」と通報がありました。
沖縄県によりますと、爆発があったのはアメリカ軍「嘉手納弾薬庫地区」の敷地内にある、自衛隊の不発弾処理を専門とする部隊が使用している不発弾の一時保管庫で、「小規模な爆発」が起きたとしています。
消防によりますと、現場にいたいずれも自衛隊の40代の男性隊員が左手にやけどをし、20代の男性隊員が爆発による破片が顔などにあたるなどして、合わせて4人がけがをしたということです。
いずれも命に別状はないということです。
消防によりますと、現場の自衛隊員からは不発弾の種類を調べるため、弾の表面のさびを落とす作業をしていたところ、爆発したという説明を受けたということです。
警察や自衛隊が詳しい状況を調べています。
【不発弾の一時保管庫とは】
沖縄では、今でも毎日のように80年前の沖縄戦当時の不発弾が見つかっています。
自衛隊の不発弾処理隊によって回収された不発弾は、ただちに爆発する危険性がないと判断された場合、読谷村にある県が管理する施設である「一時保管庫」に運ばれます。
この施設は、アメリカ軍基地の「嘉手納弾薬庫地区」の敷地内にあり、自衛隊によりますと、一定期間、保管されたあと、別の場所に移して処理が行われることになっているということです。
【沖縄と不発弾】
太平洋戦争末期、沖縄は「鉄の暴風」と言われるほど無数の砲弾や爆弾にさらされました。
アメリカ軍によって打ち込まれた弾薬の総重量はおよそ20万トンと言われ、そのうちおよそ1万トンが不発弾として残ったと推定されています。
1972年の本土復帰までに住民やアメリカ軍などによって処理されたのは、その半数ほどです。
このため、不発弾は本土復帰後も住民を苦しめました。
復帰から2年後の1974年3月、那覇市の幼稚園のすぐそばで、旧日本軍が戦時中に埋めた改造地雷が爆発し、3歳の女の子を含む4人が亡くなり、34人がけがをしました。
対応を求める声が高まり、3か月後、不発弾処理を専門とする陸上自衛隊の部隊が発足し、これまで処理を続けてきました。
部隊の発足後、今月6日までに4万322件、合わせて1892トンの不発弾が処理されています。
このほかにも、海中で見つかった不発弾は海上自衛隊が処理にあたっています。
沖縄戦から80年となる今も、不発弾は県民の暮らしに影を落とし続けていて、平均すると1日に1件以上のペースで見つかっています。
【不発弾 今も威力を維持したまま】
太平洋戦争で使われ、爆発せずに不発弾として残った砲弾や爆弾は、今もその威力を維持したままです。
不発弾処理隊などによりますと、不発弾は密閉された内部に爆薬が詰められているため、弾の表面がさびて劣化していたとしても、内部が破壊されていないかぎり、爆薬はほぼ製造当時の状態を保っているということです。
また、不発弾に起爆装置にあたる「信管」がついている場合、状態によっては少しの振動や衝撃で「信管」が作動し、爆発する可能性もあります。
万が一、爆発すれば、周辺に大きな被害を及ぼすほか、沖縄では、人体に有害な「黄リン」が詰められた不発弾が炎や煙を出している状態で今も見つかり、自衛隊が処理にあたるケースも少なくありません。
こうした不発弾に対して、自衛隊は「信管」がついているかや、ついている場合はどういう状態なのかを確認します。
また、表面がさびついている場合は、さびを落としながら、弾の形状や刻印された型式などから種類を識別し、危険性を判断しています。
【不発弾処理部隊創設以来 爆発事故は初めて】
防衛省によりますと、陸上自衛隊に不発弾処理を専門とする部隊が1974年に創設されて以来、作業中に不発弾が爆発する事故が起きたのは初めてで、爆発によるけが人が出たのも初めてだということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20250609/5090031767.html
6月10日1時42分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、爆発の危険性が低いと判断された不発弾は信管処理せず保管されるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発は、アメリカ軍の嘉手納基地に隣接する国道58号から約400メートルのところで起きました。
不発弾は、危険性の度合いで処理の仕方が分かれます。
爆発の危険性が高い場合には、現地で信管を壊したり抜き取るなどの処理をしたうえで保管庫へ。
危険性が低い場合には、そのままの状態で回収されます。
つまり、危険性が低いと判断され、保管されていたことになります。
終戦から80年経っても、残り続ける不発弾。
問題が深刻化したのは、51年前、本土復帰からわずか2年のことでした。
下水道管工事の重機が接触し、不発弾が爆発。
4人が死亡し、34人が重軽傷を負う事態となりました。
この事故をきっかけに、県内では、地中に潜む不発弾の探索が強化されました。
不発弾は、いまも年に500件ほど見つかっていて、すべての処理を終えるまで、100年かかるともいわれています。
糸満市では2009年、水道管工事の現場で不発弾が爆発する事故が起きました。
住民にとっては、ごく身近な話です。
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【画像】保管庫で自衛隊が作業中に…沖縄で不発弾爆発 戦後80年 いまも年に500件発見
https://news.yahoo.co.jp/articles/e75d452a6eb53447e558fb94dad3f21487f4f0fe
6月9日20時34分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、保管庫脇のテント内で爆発が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、20歳代の隊員が顔と腕を負傷し、40歳代の隊員も腕にやけどを負った。
残る2人は耳の不調を訴えたという。
陸自や県によると、事故は同地区内で県が管理する不発弾保管庫脇のテント内で起きた。
保管庫は県内で回収された不発弾を一時的に置く施設で、4人は弾の種類を調べるため、さび取りなどを行う「再識別」の作業中だったという。
80年前の沖縄戦により、県内には今も約1900トンの不発弾が残るとされる。
爆発したのも戦時中の物とみられ、陸自や沖縄県警が事故の原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c9423e5bcb48e1127215d04336c97365752f41
(2025年7月11日 修正1 ;追記)
2025年7月9日11時32分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、ハンマーやマイナスドライバーを使った錆落としの衝撃が信管に伝わり信管が破裂した、本体部分は爆発しなかった、爆発していれば保管庫前での作業につき更なる大惨事の恐れもあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
米軍嘉手納弾薬庫地区の敷地内で不発弾が爆発した事故で、陸上自衛隊が事故の原因について信管の有無を確認する作業中に加わった衝撃によるものなどと特定し、10日に公表することが分かりました。
【写真を見る】不発弾「信管の有無確認中」に爆発 陸自が10日に事故原因公表へ 米軍嘉手納弾薬庫地区の不発弾爆発事故
この事故は先月9日、読谷村の米軍嘉手納弾薬庫地区にある県管理の不発弾保管庫の前で、米国製75ミリ対戦車りゅう弾が爆発し自衛隊員4人がけがをしたもので、陸上自衛隊第15旅団が事故調査委員会を設置しけがをした隊員に話を聞くなどして調査を進めていました。
関係者によりますと、今回の事故は隊員が不発弾を外注での処分、または爆破処理するかを判断するため信管の有無を確認する作業をしていたところ、不発弾に衝撃が伝わったことが原因と特定したということです。
今後、信管の有無が外見から判断しにくい場合は外注での処分はせず爆破処理することを再発防止策の1つとして検討していて、陸上自衛隊はこうした内容を10日に公表する方針です。
関係者への取材で、事故当時の状況がより詳しく分かってきました。
爆発した不発弾は信管部分が破裂してなくなった状態で、その周りには破片とみられるものやハンマー、マイナスドライバーといった工具が散乱していました。
隊員はこの工具を使って、不発弾に信管があるかを確認するさび取りなどの作業を 手作業で行い、事故にあいました。
こうした作業が、ほかにも複数の不発弾を保管する保管庫の前で行われていたということになり、結果的には、信管が残ったままの安全ではない不発弾が不発弾保管庫の前にあったということになります。
不発弾は、外から見るだけでは安全性が判断しづらいといいます。
今回の事故について陸上自衛隊は、不発弾の本体部分は爆発せず信管部分のみが作動したことから、あくまでも不発弾の“破裂”事故と表現していますが、不発弾本体が爆発すればさらなる大惨事になってもおかしくないケースでした。
県内の不発弾をすべて処理するには、70年から100年かかると言われているなかで、県民に与える不安も大きい今回の事故。
10日に公表される再発防止策が、こうした県民の不安を払しょくするものになるのか、説明の透明性が求められます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ae2d0600fe705e103cef2b7c86b4c64e5677cd1
7月10日18時2分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、今後同様な識別作業はX線で行う、不発弾の爆破処理は米軍施設内で行われるが調整が必要で年に1、2回しか行われないことが事故の背景にあった、今回の不発弾は海水で腐食が進んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸上自衛隊第15旅団は10日に事故原因を公表し、事故の後、全国で中止していた作業の一部を10日以降再開すると発表しました。
公表した事故調査の結果によりますと、当時、回収した不発弾について、外注で処分するか爆破処理するかを判断するため、信管の有無を確認しようと工具を使ったさび取りをしていたところ、衝撃が信管に伝わったことが原因と特定されました。
陸上自衛隊は今後、信管に衝撃が伝わるような工具の使用を禁止したうえで、今回爆発が起きた作業と同様の識別作業を、来月以降はX線を使って行うなど再発防止に努めるとしています。
また、県内で不発弾を爆破処理する場合は米軍の敷地内で行われていますが、米軍との調整で爆破処理の機会が年に1、2回程度と限られていることが、外注処分への過度な依存を生み、事故につながったとも結論付けています。
会見で森下陸上幕僚長は、今後、爆破処理の機会を増やせるよう、アメリカ側と調整を進める考えを示しました。
森下陸幕長 :
「爆破の機会を増やすことによって隊員は精神的な圧迫から取り払われて、しっかりと爆破処理にもっていけるということで、無理をせずに識別作業を実施できると我々は思っておりますので、これからはそれを追求していきたい」
第15旅団は、今回爆発した不発弾がおととし2月、糸満市の沖合にある無人島「岡波島」で見つかった約580発の不発弾の1つだったことを明らかにし、海水などの影響で腐食が進み、外見からは信管の有無の判断が難しかったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee9935bf8188956a42715be0aa79c32ec2891bf4
(ブログ者コメント)
ブログ者も10年ほど前、撮りためたVHSからDVDに自宅デッキ2台を使ってダビングし始めた。
ただ、半分ほど終えた時点でVHSカセットが取り出せなくなり、無理に取り出そうとするとテープが絡まるというトラブル発生。
デッキを修理してダビング続行すべか考えたが、一度撮ってしまえば、それで安心して、以後、見直したことはほとんどないというこれまでの実績に鑑み、ダビングするのは止めにした。
以降、案の定、もう一度見てみたいと思ったことは一度もない。
そういうこともあり、断捨離の一環として残るVHSカセットは全て廃棄した。
売り出された初期の頃は1本4~5千円もしていたのに、なんと先を見る目がなかったことよ・・・。(笑泣)
以下は今回の報道。
2025年6月7日6時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校行事を撮影したビデオや郷土の語り部の肉声を録音したカセットなど、記録手段として広く活用されてきた磁気テープが、再生できなくなる危機に直面している。
経年劣化に加えて、再生機器の生産・修理の終了も要因で、青森県内でもDVDにダビングする業者が対応に追われている。
専門家は家庭内の映像にとどまらず、県の歴史を記録した貴重な資料の喪失につながりかねないと懸念する。
「(依頼は)昨年暮れ頃から3~4倍に増えている。(一度に)50本持ってくる人もいる」。
磁気テープの映像をDVDにダビングするサービスを提供する「カメラのキタムラ青森・青葉店」(青森市)の中岡店長のもとには、多くのテープが持ち込まれる。
結婚式やテレビ中継された高校野球の地方大会といった映像が多いという。
全国で約600店舗を展開する同社では、客から預かったテープを高松市の工場で一括してダビングする。
通常1か月弱の納期は、現在2~3か月だ。
磁気テープの耐用年数は20~30年で、依頼急増の背景には、2025年頃を境に再生できなくなるとされる「25年問題」がある。
再生機器の生産や保守を担うメーカーも撤退しており、国内でビデオデッキを唯一販売していた船井電機(大阪府)が16年に生産を終了。
19年には、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)が「25年までにデジタル化しなければ、テープは永遠に失われかねない」と警鐘を鳴らした。
25年問題は、地域の歴史や文化に関係する資料の消失といった危機もはらむ。
県立図書館(青森市)は、県にまつわるドキュメンタリー映像などのビデオテープ1389点(23年度末時点)を保管し、視聴用のビデオデッキ2台を設置している。
ただ担当者は、「壊れた時に新しいものを買えるか」と不安をのぞかせる。
25年問題の啓発イベントを開催している国立映画アーカイブ(東京都)の冨田・主任研究員は、「地域の文化や生きた記憶が残らず、(歴史に)空白期間ができてしまう」と危惧する。
その上で、映像や音声のデータを複数の記録媒体で保存する「デジタルファイル化」を訴える。
DVDへダビングしても、将来的にビデオ同様に再生できなくなる可能性があるからで、分散保存が不可欠だという。
冨田主任研究員は保存に向け、「図書館や博物館など地域の機関で話し合うことが大事だ」と、関連施設が連携して対応するべきだと強調する。
◆磁気テープ
カセットやビデオに代表される記録媒体。
特にビデオテープを巡っては、1976年に日本ビクター(現・JVCケンウッド)が発売したVHSと、前年にソニーが出した「ベータマックス」が激しいシェア(占有率)争いを展開した。
VHSが広く普及したが、高画質なDVDの登場で下火となった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250602-OYT1T50238/
2025年6月6日20時5分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県伊丹市内の小学校で5月、運動会のフラッグ演目の練習中に、木製の持ち手が6年の男子児童の股間に刺さり、睾丸などを損傷していたことが同市教育委員会などへの取材で分かった。
男児はトイレに駆け込んだ後、痛みとショックで20分以上気絶し、緊急手術を受けた。
同校は救急搬送せず、男児の保護者が市教委に相談するまで約3週間、市教委にけがを報告していなかった。
事故が起きたのは5月上旬の体育の授業中。
投げ技の練習で、男児が落ちたフラッグを急いで拾った際、持ち手が下着を破って睾丸に刺さった。
体育教諭にはけがをした部位を言えず、「気分が悪い」とだけ伝え見学。
痛みに耐えきれず1人でトイレに行き、けがを確認すると陰嚢がめくれ、精巣が見えている状態だった。
男児はショックで気絶、意識が戻った時には体育の授業が終わっていたという。
トイレから出た男児の様子に気付いた養護教諭が声をかけて状況を把握し、両親に「病院に連れて行く」と連絡。
同校は緊急性はないと判断し、タクシーで市立病院へ向かった。
同病院は全身麻酔での緊急手術を行い、陰嚢を数十針縫った。
その後、精巣機能には問題ないと診断されたという。
事故から3週間以上が経過しても、職員への周知や安全管理の見直しなどの説明がないことに不信感を抱いた男児の保護者が市教委に問い合わせると、学校側が事故を報告していなかったことが判明した。
市教委は同校の校長から聞き取りを行い、事故後の対応について指導を実施。
市教委によると、校長は救急搬送をしなかった理由について、「首から上のけがではなく、本人の意識もしっかりしていたため」と説明したという。
市教委は神戸新聞社の取材に「学校で起きた重大事案は市教委に報告する仕組みになっている。救急搬送しなかったことや保護者への対応も含め、同校の認識が甘かったと言わざるを得ない」とコメント。
「学校への再発防止指導や、各校での緊急時対応について意識共有を徹底する」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/299ad6cb29c841308ad34685ca29a26fcfec2363
6月8日13時25分に読売新聞からは、別の児童と投げ合った旗を取り損ねたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、事故は6年生の約190人が校庭で練習中に発生。
男児は別の児童と投げ合った旗を取り損ね、木製の柄(約1メートル)の端で股間を打ちつけたという。
養護教諭が応急処置をし、救急要請はしなかった。
男児は市内の病院で手術を受け翌日、退院した。
市教委は、学校内での事故で児童生徒が手術を要するけがなどをした場合、報告を求めているが、学校は「経過は良好」として報告の必要はないと判断していた。
約3週間後に男児の保護者から連絡を受け、初めて事態を把握したという。
市教委は、「学校の認識は甘かったと言わざるを得ない。今後、緊急時の対応などについて、各校に意識の共有を図る」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250608-OYT1T50027/
2025年6月6日18時9分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月22日、JR山手線の新橋駅近くの外回りで、車両に電気を供給するトロリ線を支える架線が切れて垂れ下がり、接触した21本の列車のパンタグラフが折れ曲がりました。
切れたのは金具で別の電線と接続していた部分で、JR東日本が調べたところ、接続作業の際に間違った種類の工具を使ったことが原因で架線が発熱して切れたことがわかったということです。
接続作業では2つの線を束ねた金具を工具で圧縮して固定しますが、より太い線に使う工具で作業したため、圧縮が不十分で発熱しました。
また、作業後は別の担当が金具の状態を測定して問題がないか確認する決まりになっていましたが、今回の部分は測定せず別の部分の測定結果を報告していたということです。
当時架線が切れてから気づくまでに少なくとも1時間ほどかかっていて、JR東日本は、「施工会社の再発防止に向けた取り組みを確認するとともに、検測車で架線の温度を把握する仕組みなどを検討し、異常の早期発見に努めたい」とコメントしています。
このトラブルでは復旧作業のため、翌日も運転見合わせが続き、前日からあわせておよそ24万9000人に影響が出ました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250606/1000118291.html
6月6日18時17分に朝日新聞からは、工具の設定を誤ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR山手線で5月、走行中の電車のパンタグラフが次々と破損し、長時間運休したトラブルで、JR東日本は6日、昨年11月に実施した架線工事の施工ミスが原因だったと発表した。
その後の点検も怠っていたという。
JR東によると、新橋駅構内の架線で、変電所から届く電力をトロリ線に送り込む「き電分岐装置」と、トロリ線を支える「補助吊架(ちょうか)線」の接続部が破断。
吊架線が垂れ下がり、通過した電車計21編成のパンタグラフを壊した。
接続金具を圧縮してつなぐ際、工具の設定を誤って圧縮が不十分となり、吊架線が発熱して破断したという。
施工後は接続金具の状態から仕上がりを確認する決まりだったが、それも不十分だったという。
https://www.asahi.com/articles/AST662QQCT66UTIL02TM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
6月6日18時59分に産経新聞からは、直近1年間の同種麹箇所を点検したが異常はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本は6日、調査結果を公表した。
昨年11月に架線の取り換え工事をした際、施工業者が使用する工具のサイズを誤ったまま作業し、金具との接続不良が起きて断線したとしている。
JR東によると、作業員は施工後、決められた手順での仕上がり確認をしないまま、正しく完了したと管理者に報告していた。
JR東がトラブル後、直近1年間で同種の工事をした他の箇所を点検したところ、異常はなかったという。
今後、施工状況のチェックなど業者の管理を強化する。
山手線は5月22日夜、外回り電車でパンタグラフの損傷が相次いで見つかったため運転を取りやめ、翌23日は内回りを含む全線で始発から一時運転を見合わせた。
https://www.sankei.com/article/20250606-WVSXNXN5K5ICFBSTLFANBWZFNQ/
2025年6月6日17時28分にYAHOOニュース信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後1時半すぎ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線の法面から火が出て、下草およそ540平方メートルが焼けました。
ネクスコ東日本によりますと、現場では当時、事故処理のため、発煙筒をたいて道路上に置き、作業をしていたということです。
警察では、道路上に置かれた発煙筒が風にあおられて転がり、火が下草に燃え移ったとみて調べています。
安曇野署管内では、発煙筒による下草火災は今年に入り3件目だということで、取り扱いに注意するよう呼びかけています。
【写真を見る】発煙筒の火が燃え移ったか 長野道で法面の下草が焼ける 現場では当時事故処理の作業中 長野・安曇野市
https://news.yahoo.co.jp/articles/23188b19b0bea02e5316d27b96f12dd0eae735ae
6月6日20時1分に信濃毎日新聞からは車線規制のための発煙筒が転がった、5月20日にもほぼ同じ場所で同じような火災があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後1時30分ごろ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線ののり面から出火、下草約540平方メートルを焼いた。
けが人はいない。
安曇野署は、下り線で車線規制のために使っていた発煙筒が風で転がり、火が下草に燃え移ったとみて調べている。5月20日にも豊科南穂高の長野道下り線で発煙筒が火元とみられる下草火災があり、ほぼ同じ場所という。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025060601121
※以下は5月20日の火災を伝える報道。
4月17日にも同様な火災があったと記されている。
(2025年5月20日19時50分 信濃毎日新聞
20日午前8時35分ごろ、安曇野市豊科南穂高の長野道下り線ののり面から出火、下草約150平方メートルを焼いた。
けが人はいない。
下り線では工事に伴う交通規制が行われており、安曇野署は、現場の作業員が使っていた発煙筒が風で転がって火が下草に燃え移ったとみて調べている。
長野道では、4月17日にも東筑摩郡筑北村坂井の下り線ののり面で、交通規制のための発煙筒が火元とみられる下草火災があった。
東日本高速道路長野管理事務所(長野市)は「効果的な防止対策を検討していく」とした。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025052001104
2025年6月5日11時32分にYAHOOニュース(JBpress)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「失敗は成功の母」とは言われるものの、実際には、失敗の危険性の高いことに挑むのは勇気がいる。
特に減点主義が蔓延している日本企業では、あえてリスクを冒さない“無難”志向が強く、それがイノベーションを阻害する要因とも指摘される。
そうした中、グローバルで成功している優良企業の事例を交えながら、失敗を類型化し、失敗を通じて生産性を向上させるためのフレームワークを提供しているのが、『失敗できる組織』(エイミー・C・エドモンドソン著、土方奈美訳/早川書房)だ。
同書の内容の一部を抜粋・再編集し、そのポイントを紹介する。
「ひょっとしたら大丈夫かもしれないが、悪い予感がする」。
誤警報への叱責を恐れることなく、現場の人間が安心して発言できる環境は、どうすれば構築できるか。
トヨタ自動車の事例から考える。
■誤警報を歓迎する
どうすれば、複雑な失敗が起こる前に察知できるだろうか。
多数の要因が過去に例のない特異なかたちで絡み合って生じるという複雑な失敗の性質を考えると、そんな試み自体が無駄に思える。
だが実際にはシンプルで洗練されたやり方がある。
それは誤警報に対する考え方を改めるところから始まる。
トヨタ自動車の工場では、ミスが本格的な失敗に発展する前に作業員がアンドンを引いてチームリーダーに知らせる仕組みがあるというエピソードを思い出してほしい。
チームリーダーとメンバーは、潜在的問題を大小にかかわらず調査し、問題を解決するか、脅威はなかったものと判断する。
アンドンが引かれて生産ラインが停止したケースが12回あったとしよう。
そのうち実際に問題があったのが1回だけだったとしたら、会社は残りの11回の誤警報についてスーパーバイザーの時間を無駄にしたといって怒るだろうか?
まさに、その逆である。
本当のミスではなくアンドンが引かれた場合、それは有益な訓練とみなされる。
誤警報は貴重な学習の機会、どんなミスが起こりうるか、それを減らすために何ができるかを学ぶ場とみなされる。
これは企業文化の話ではない。
実用的アプローチだ。
アンドンが引かれるたびに、長い目でみれば時間を節約し、品質を高める機会が生まれる。
同じようなアプローチが医療現場でも使われている。
緊急対応チーム(RRT)と呼ばれるイノベーションだ。
病室の看護師が患者のちょっとした変化(顔色が悪い、具合が悪そうだ)に気づいたとする。
それは心臓発作のような差し迫った危険の表れかもしれないし、そうではないかもしれない。
そんなとき、数分以内に専門医や看護師を病室に招集し、状況を評価し、必要とあれば治療する仕組みがRRTだ。
RRT導入以前は、看護師は実際に心臓発作が起きたときなど本当の緊急事態しか医師の協力を求めず、それは重篤な状態にある患者を蘇生するためのコードブルー(緊急事態)に直結した。
20年前にオーストラリアで初めて導入されたRRTによって、心臓発作の発生頻度は低下した(73)。
それから10年後、私はマイク・ロベルト、デビッド・エイジャーとともにハーバード大学の学部生ジェイソン・パクの卒業論文を指導した。
優秀賞を受賞したこの論文(74)は、アメリカでいち早くRRTを導入した4つの病院を調査した。
私たちはRRTを曖昧な脅威を増幅させるツールとみなすようになった。
群衆に語りかけるときにはメガホンを使って拡声するように、RRTやアンドンは複雑な失敗の曖昧なシグナルを増幅させる。
増幅は誇張とは違う。
小さな音を聞こえるようにするだけだ。
患者の様子が何かおかしいかもしれないという曖昧な脅威を増幅することが、最終的に心臓発作の減少につながった。
まず看護師(病院のヒエラルキーのなかでは比較的権力の低い最前線の労働者)がたとえば患者の心拍や意識状態の変化など初期の警告サインを報告した場合に無視されるリスクが減った(75)。
RRTがそのような報告を正当なものと位置づけたからだ。
こうして新米看護師でも患者の様子がおかしい、あるいはちょっと具合が悪そうだと思ったら安心して声をあげられるようになった。
みなさんも『オオカミ少年』のイソップ童話をご存じだろう。
羊飼いの少年が「オオカミが来たぞ!」と何度もウソの警告を発する。
ついに本物のオオカミが現れたときには誰も耳を傾けず、結局すべての羊が(バージョンによっては少年も)食べられてしまうという話だ。
世界中の子たちへの教訓は?
もとは「ウソをついてはいけません」だったのかもしれないが、多くの人は「確信が持てるまでは発言するな」という意味だと解釈しているようだ。
悪い予感がしたから声をあげたものの、結局なんでもなかった。
そんな状況に陥って周囲から白い目で見られるのは誰だって嫌だ。
誤警報になったら困るからと、懸念があっても口にしなかった経験はみなさんにもあるだろう。
周囲に笑われるかもしれない、見識不足だと思われそうだと考えたのだろう。
他の人が指摘するのを待っているほうが楽だ。
(引用文献)
こうした一般的な傾向を克服するため、RRTのベストプラクティスには看護師が声をあげるのが妥当か判断するために参照する、初期警告サインのリストの作成が含まれている。
このリストがあることで、看護師は曖昧な直感をもとに声をあげやすくなった。
それが業務手順に従った行動になるからだ。
RRTが患者のベッドに到着したら、本当に患者の容態が悪化しているのか熟練した目で評価できる。
これは単に警戒心を持つというだけではない。
従業員に微弱なシグナルを増幅したり評価したりする権限(アンドンやRRT)を付与するというのは、彼らに全力で業務に取り組むよう促すことに他ならない。
自らの仕事が本質的に不確実なものであることを受け入れ、自らの目と耳と頭脳を信じるよう促すのだ。
優れたRRTシステムは、死亡事故を防ぐことにつながるなら診断に費やす時間は価値ある投資だという姿勢を強く示すために、インクルージョン(包摂性、全員をチームの一員として受け入れること)を重視する。
これから起ころうとしている問題を事前に察知すれば、解決や実害の回避につながりやすい。
スタンフォード大学の調査では、RRTが導入されて以降、コードブルー(心停止に陥った患者を救うための困難な医療行為で、失敗に終わることが多い)は71%減少していた(76)。
また、リスク調整後の死亡率も16%低下していた(*)。
興味深いことに他の研究では、RRTの導入によるパフォーマンス改善は見られなかった。
なぜ、このような差が生じたのだろうか。
*医療業界では研究に参加するグループの品質パフォーマンスを比較する際に、患者の容態の深刻さを考慮してリスク調整を行う。
RRTプログラムを導入すると発表するだけでは不十分だ。
それをどのようなものとして提示するかが重要なのだ。
RRTが招集されるたびに死の脅威に直面する患者が発見されるものと病院スタッフが期待すれば、誤警報が発せられるたびにみんなうんざりして、プログラムはしりすぼみになっていくだろう。
一方、誤警報がチームの技能を向上させるための有効な訓練と位置づけられれば、トヨタと同じように誰もが誤警報はムダではなく価値あるものと感じるだろう(77)。
マイク・ロベルトは名著『なぜ危機に気づけなかったのか:組織を救うリーダーの問題発見力』(英治出版)のなかで、RRTのもたらすマインドセットの変化を「消火活動から煙探知へ」と表現する(78)。
これを、どうすればあなたのチーム、あるいは家族に応用できるだろうか。
誰かが懸念を表明したら、それが最終的に妥当であったか否かにかかわらず、感謝を表明する姿勢を身につけるだけでいい。
確信がなくても声をあげるというささやかなリスクをとった人に感謝をすれば、そういう行動が助長され、それはときに重大な事故を回避するのに役立つだろう。
(引用文献)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b97ce7f116097a996abf27f03838c16c00fb23dd
(ブログ者コメント)
転落先にあった鉄筋に刺さって・・・という事例は過去にも本ブログで複数紹介している。
以下は今回の情報。
2025年6月4日12時52分にYAHOOニュース(TBS NEWS )から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後3時すぎ、台東区東上野にある新築ビルの工事現場で作業員の佐々木さん(男性、22歳)が地上からおよそ3メートル下へ落下する事故がありました。
警視庁によりますと、佐々木さんは基礎工事のため掘られた穴に転落したということです。
佐々木さんは現場監督で、片づけをしている際にバランスを崩し転落したとみられています。
佐々木さんは顔から肺にかけて、長さ60センチほどの鉄筋が刺さっていて、意識不明の重体で病院に運ばれていましたが、その後、死亡しました。
警視庁は業務上過失致死の疑いも視野に、当時の現場の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ffb47652797f7358a1e4965fae3cf672e6990a5
(ブログ者コメント)
本ブログでは過去に多数の同種事例を紹介しているが、先生が実験して生徒たちに嗅がせるパターンと生徒たち自身が実験して嗅ぐという、2つのパターンがみられた。
今回事例がどちらだったかは不明。
以下は今回の情報。
2025年6月3日18時44分にYAHOOニュース(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月3日午前11時50分ごろ、青葉区の尚絅学院中学校で「理科の実験中、生徒が体調不良を訴えた」と教諭から通報がありました。
当時、2年生のクラスで、硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験が行われていたということです。
約30人の生徒のうち、最初に3人が吐き気などを訴え、その後、授業が中断されてから別の部屋に移った生徒7人も体調不良を訴えました。
尚絅学院中学校・高校 吉谷事務長 :
「他の生徒の状況を見て、具合いが悪いと言った生徒もいる。よく教科書であるような実験だった」
生徒10人は病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽く、保護者に引き渡されたということです。
消防が校舎を検査し安全を確認しましたが、尚絅学院は高校も含めて午後の授業を取りやめ、生徒全員を帰宅させました。
硫化水素を発生させる理科の実験は、学習指導要領の関係で5月ごろから行われることが多く、生徒が気体を直接吸い込むなどの事故が全国で起きています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88a1ec8271c53e51e8bda7998f430de8622f81a6
6月3日17時11分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、めまいや頭痛などの症状を訴えた、混ぜる濃度を間違えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによりますと3日正午ごろ、青葉区八幡の尚絅学院中学校で理科の実験中に複数の生徒が体調不良を訴えました。
このうち男女10人が、めまいや頭痛などの症状を訴え病院に搬送されましたが、いずれも症状は軽いということです。
実験では、2年生のクラス約30人が硫化鉄に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験を行っていましたが、学校側は警察の聞き取りに対し「混ぜる濃度を間違えた」と話しているということです。
トラブルを受けて、学校では全校生徒を一時別の教室などに避難させるなどの対応を取りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d84c09ede5ac9ed2512e47f0e7c63643b32041a0
2025年6月1日20時52分にYAHOOニュース(TBS NEWS :毎日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時20分ごろ、東大阪市中石切町にあるコンビニエンストアの駐車場で、通行人の男性から「人が燃えている」と警察に通報がありました。
警察などによりますと、コンビニエンスストアに40代夫婦が車で訪れていましたが、その車に積まれていた発電機が落下したということです。
付近にいた妻が座って作業をしようとした瞬間、突然発火し、火は妻の全身に燃え移ったということです。
その様子に気づいた夫はコンビニの店内に助けを求めに行き、店員らと協力し妻に水をかけるなどして消火を行いました。
妻は病院へ搬送されましたが、全身をやけどする重傷で、夫も腕にやけどをするケガをしました。
発電機が落下する直前には車の付近で物を投げつけるなどして口論となる様子があったということです。
警察は、車に積んでいた発電機が落下した後に燃料が漏れだし引火したとみて、発電機が落ちた経緯を調べるとともに、事件と事故の両面で当時の状況を調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1950220?display=1
6月8日9時0分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、ポットの水をかけても火は消えず、妻は炎に包まれた状態でバックヤードに駆け込み、そこで店員が水をかけて消火したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日曜日の昼下がりのコンビニエンスストアの駐車場で、女性が全身を炎に包まれ、夫が店内に助けを求めて駆け込むという衝撃的な出来事が起きた。
女性は全身にやけどを負い、意識不明の重体だが、出火の原因とみられるのは車に積んでいた“自家発電機”だった―。
■店員に助けを求め…ポットの水をかけても消えず 炎に包まれたままバックヤードに
現場は、大阪府東大阪市のコンビニエンスストアの駐車場。
6月1日午後3時すぎ、「人が燃えている」と通行人から通報があった。
警察によると、市内に住む40代の夫婦がワンボックスカーで来店し、駐車場で車に積まれていた自家発電機が落下。
その直後に火が噴き出し、近くにいた妻の衣服に燃え移った。
夫が店員に助けを求め、店の入り口にあったポットの水をかけても火は消えず、妻は全身を炎に包まれた状態で走って店のバックヤードに駆け込み、店員が水をかけて消火。
妻は全身にやけどを負い、病院に搬送されたが、現在も意識不明の重体で、夫も腕などにやけどを負った。
防犯カメラの映像では、出火の約30分前から夫婦が車を乗ったり降りたりし、けんかをしている様子が確認されたというが、仕事のため荷台に積まれていた発電機が何かのはずみで地面に落ち、ガソリンが漏れ出して引火したとみられている。
捜査幹部の一人は、「生きているのがびっくりするくらい」だと明かす。
■工事現場で作業員3人倒れ搬送 発電機を使用し一酸化炭素中毒か
この5日前にも、大阪府堺市の工事現場で“自家発電機”が関係するとみられる事故が発生した。
3人はアスベストの除去作業中で、屋内で自家発電機が使用されていた。
・・・
■災害時も活用される自家発電機 密室・損傷・熱…危険な“落とし穴”は
自家発電機は災害時やアウトドア、電気が通っていない工事現場など、さまざまシーンで利便性が高い反面、使い方を誤れば命に関わる“凶器”にもなりうる。
密室や風通しの悪い場所での使用は厳禁で、損傷した製品を使用したり、可燃物に接触していたりすることで、発火する可能性もある。
また、燃料の燃焼によって発生する一酸化炭素は無色・無臭のため、気づかないうちに中毒症状を引き起こす危険性がある。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、発電機を安全に使用するために次の点を注意喚起している。
①屋内や車庫などの換気の悪い場所では絶対に使わない。
②使用中は必ず定期的に換気を行う 。
③運転中や熱いうちの給油は絶対に避ける。
④可燃物の近くでは使わない。
⑤定期的に製品の点検・整備を行う。
いま一度、手元にある発電機の取り扱いを見直し、安全確認を怠らないことが重要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44308369e6cdc75f11a8a830153d7315f8c38563
2025年5月31日20時37分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁は各都道府県の庁舎所在地以外に設置されている4つの地方気象台について、県庁所在地への移転を視野に立地を検討し直している。
対象となるのは千葉・銚子、埼玉・熊谷、滋賀・彦根、山口・下関-の4地方気象台。
それぞれの立地には設置当時の社会情勢や地理特性などの歴史的背景があるが、災害時に職員が県庁へ直接駆け付けられるよう、自治体連携を最優先する構えだ。
各地方気象台は、明治20年の勅令で各地に設立された地方測候所を前身とする。
民営測候所もあったが、昭和14年までに全て国営化され、地方気象台が設置された。
現在、4カ所以外は全て都道府県庁所在地にある。
埼玉県は明治20年の勅令で測候所を浦和(現さいたま市)に置くよう定められたが、24年に熊谷へ変更された。
理由は不明だが、産業振興に生かす観点から当時の基幹産業だった蚕(さん)業の中心地、熊谷になったとされる。
海運の要衝に置かれたのが銚子と下関のケースだ。
銚子港には明治19年、海運会社中心に民営の銚子測候所が開設され、昭和32年に地方気象台に。
瀬戸内海への航路に当たる下関は、明治16年に国営の測候所として設立された経緯がある。
彦根は滋賀県中央部に位置し、気象に影響を与える琵琶湖の特性を把握するには適しているという地理的要因が背景にありそうだ。
4カ所は各県庁まで、いずれも車や交通機関で1~2時間かかる距離にある。
通信技術が発達し観測に適した立地の必要性は薄まっている上、近年は防災対応を重視する傾向がある。
ただ、移設にも場所の確保や予算措置が必要になるため、気象庁は中長期的課題として慎重に検討する。
同庁の野村長官は1月の記者会見で、「県庁に災害対策本部が開かれ、市町村や政府の人が集まる時、たどり着けないようなら全く意味のない気象台だ」と立地見直しに意欲を示した。
https://www.sankei.com/article/20250531-IV53BGRXHVJDNCXYZK2QS63UMM/
2025年6月1日12時45分にYAHOOニュース(北海道歩押送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月31日夕方、北海道上川町でロープウエーの運行会社の男性従業員がゴンドラから転落する事故がありました。
男性は足の骨を折る重傷です。
事故があったのは上川町層雲峡の「黒岳ロープウェイ」です。
警察や運行会社によりますと、ロープウエーの営業が終わった31日午後5時40分ごろ、ゴンドラが空中で緊急停止した事態を想定し、客を地面に降下させる訓練を行っていたところ、救助器具に不具合があり、客役を担っていた50代の男性従業員がゴンドラから落下しました。
男性は旭川市内の病院に搬送され、足の骨を折る重傷ということです。
運行会社は黒岳ロープウェイを当面の間、運休にするとしていて、警察が当時の詳しい状況などについて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb05f49fc23632b30b7ec851dae0d13aa965ef1
6月1日0時1分にSTVからは、訓練で使っていたスローダウンという救助装置に不具合があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道上川町層雲峡で2025年5月31日午後5時半ごろ、空中に停止していたゴンドラから50代の男性が転落する事故がありました。
男性は当時、停止したゴンドラから乗客を安全に地上に降ろすための訓練中で、ヘリに救助され、意識がある状態で病院に搬送されました。
事故があったのは上川町の大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイです。
5月31日午後5時半ごろ、空中に停止していたゴンドラから50代の男性従業員が転落しました。
警察などによりますと、営業終了後に運営会社が、ゴンドラが停止した場合に対処するための訓練を行っていたということです。
男性は、スローダンという救助装置を使って高所から地上に客を下ろす訓練をしていましたが、装置になんらかの不具合があって、空中に停止していたゴンドラから山の斜面に転落しました。
周辺にいた別の従業員が通報し、警察のヘリが男性を救助しました。
男性は意識がある状態で旭川市内の病院に搬送されました。
運営会社は「ロープウェイ、リフト共に当面の間運休する」としていて、警察が当時の詳しい状況を調べています。
https://www.stv.jp/news/stvnews/kiji/st1e452aa2758b41a7934360b8049d4ea4.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。