2017年6月11日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月11日6時27分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時40分ごろ、横浜市中区の県庁新庁舎地下1階の耐震工事の現場で鉄骨が落下し、作業をしていたS工業(東京都中野区)の社員の男性(44)が下敷きになった。
警察によると、男性は胸の骨などが折れ、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察の調べでは、撤去するために吊り上げたH鋼(長さ約5m、重さ約1.7トン)が高さ約3.5mから落下し、男性の背中に衝突したという。
県施設整備課によると、H鋼は柱に免震ゴムを取り付けるために仮設し、ゴムの設置後に取り外すことにしていた。
新庁舎では、2014年から耐震工事が行われているという。
出典
『神奈川県庁の建設中に…鉄骨落下で作業員が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102872.html
6月10日付で神奈川県HPにも、経緯が下記趣旨で掲載されていた。
・10時40分頃 地下1階の仮設鉄骨ブレース取り外し作業中に鉄骨が落下し、下請会社の作業員が下敷きとなり、意識不明となった。
・11時10分頃 救急車が現場に到着し、みなと赤十字病院へ搬送。
・12時40分頃 作業員の死亡が確認された。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1147079.html
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月11日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
庁舎を支える柱を補強する鋼材(全長約4.5m、幅約50cm、重さ約1トン)の撤去作業中だった。
別の作業員とチェーンを取り付けた鋼材を降ろしていたところ、何らかの原因でチェーンが外れ、約3mの高さから鋼材が落下したとみられる。
2017年6月10日18時21分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時前、苫小牧市あけぼの町2丁目の運送会社「H運輸」の敷地内で、フォークリフトが高さ1mあまりの作業台に載ってトラックの荷台から木材や鉄鋼などを下ろす作業をしていたところ、地面に転落した。
この事故で、フォークリフトに乗っていた会社員の男性(56歳)が頭を強く打って、病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時、作業台の上と下にいる2台のフォークリフトで、荷物を受け渡す作業をしていたという。
警察は、作業台の下にいたフォークリフトを運転していた同僚の男性から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典
『フォークリフト転落 男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170610/4159371.html
2017年6月11日9時19分に中日新聞から、事故の概要が状況推定図とともに、下記趣旨でネット配信されていた。
愛知県新城市富岡の東名高速道路上り線で、10日朝、観光バスの正面に、中央分離帯を飛び越えた乗用車が激突する事故があった。
大破した乗用車の男性が死亡し、バスの乗客ら計47人のうち、乗客の男女6人が顔や肋骨などを骨折、運転手(68)を含む39人が軽傷を負った。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、乗用車が対向車線に突っ込んだ経緯を捜査している。
警察によると、死亡したのは浜松市の医師Iさん(男性、62歳)。
勤務先の愛知県幸田町の病院に向かう途中で、自家用車が修理中のため、運転していたのは代車だったという。
事故は午前7時半ごろ、片側2車線の追い越し車線を走行していたバスに、乗用車が宙に浮いた形で正面から激突。
乗用車は対向車線から分離帯の傾斜に乗り上げ、跳ね上がったとみられる。
バスのドライブレコーダーに、乗用車がバスのフロントガラスに突っ込む様子が記録されていた。
バスは左右に揺れながら減速し、300mほど進んだ後に停止した。
捜査関係者によると、乗用車が走行していた下り線側に、横に滑ったようなタイヤのスリップ痕が残っていた。
ブレーキをかけた痕跡はなかったという。
現場は、乗用車から見て緩やかな右カーブ。
何らかの原因で左側のガードレールに衝突後、はずみで右側のガードレールに突っ込んでいった可能性があるという。
警察は、乗用車の走行経路や速度など運転時の状況や、持病の有無を調べる。
現場は、新城パーキングエリアの400m手前。
出典
『路肩に衝突、はずみで分離帯へ? 新城・東名事故』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061190091923.html
6月12日12時16分にNHK NEWS WEBからは、乗用車を運転していた男性にアルコールや薬物摂取は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、Iさんの死因は全身を強く打ったことによる「多発外傷」で、病気によるものではなく、アルコールや薬の摂取も確認されなかったことが、捜査関係者への取材でわかった。
出典
『東名高速事故で死亡の男性 死因は多発外傷』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014631000.html
6月12日21時52分に産経新聞westからは、運転手が衝突直前に左ハンドルを切ったことで被害が軽減されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車がバス前部の強度の高いフレーム(骨組み)部分にぶつかっていたことが12日、警察への取材で分かった。
専門家は、バス側の被害が軽減された要因と指摘している。
民間の事故調査会社「日本交通事故調査機構」の佐々木代表は、「仮に乗用車がバスの天井部分やフロントガラスに衝突していたら、被害はさらに甚大になっていただろう」と指摘した。
佐々木代表によると、バスは軽量化のため、天井部分などがもろい分、フレームが強化されているという。
一方、バスを運行する「東神観光バス」の斎藤社長(56)は取材に、「事前にシートベルト着用を徹底したことと、衝突直前に運転手がハンドルを左に切りながら補助ブレーキをかけたことが、被害軽減につながったのかもしれない」と語った。
実際に、多くの乗客がシートベルトを着用。
軽傷を負った愛知県豊川市の主婦(68)は、「ベルトのおかげで、顔を打っただけで済んだ」と話した。
出典
『大惨事を救ったのは「フレーム」だった 専門家が被害軽減の理由を指摘』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120053-n1.html
6月13日10時39分に朝日新聞からは、バスの運行会社は強い衝撃感知で自動送信されてきたドライブレコーダーの映像で事故直後に状況を把握できていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車が対向車線から飛び込んでくる様子を、バスの運行会社は間を置かずに把握していた。
携帯電話回線を介して映像や運転記録を見ることができるドライブレコーダーを備えていたという。
運行会社の東神観光バス(愛知県豊橋市)とレコーダーの製造会社によると、速度や距離などの運転記録とともに車内外の録画映像をリアルタイムでサーバーに送る機種で、強い衝撃などを感知すると、東神観光バスの事務所に通知する仕組みだった。
出典
『東名バス事故、運行会社すぐ把握 ネット経由で録画映像』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D3WMCK6DOIPE00K.html
6月13日19時15分にNHK東海からは、乗用車は平均時速90km程度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車は事故を起こす13分ほど前、20km離れた浜松市のインターチェンジから高速道路に入り、現場までの平均速度が時速約90kmだったことが捜査関係者への取材でわかった。
警察などによると、男性はこの日、現場から40km近く離れた愛知県内の病院に車で向かっていて、事故の1時間後が勤務の開始時間だったが、男性の妻は「自宅を出るとき、急いでいる様子はなかった」と話しているという。
出典
『事故現場まで平均時速約90キロ』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170613/4222341.html
2017年6月10日13時0分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前2時すぎ、JR北陸線の南福井駅の構内で、線路脇の電柱に上って作業をしていた金沢市の電気工事会社の社員、Nさん(男性、41歳)が感電した。
Nさんは全身にやけどを負い、福井市内の病院に運ばれたが、重体となっている。
警察やJRによると、Nさんは事故当時、電線を支える鋼鉄製のブラケットと呼ばれる部品を電柱に取り付ける作業をしていたが、何らかの理由でブラケットが電線に接触し、感電したとみられるという。
事故当時、地上には他に17人の作業員がいたが、けがはなかった。
警察では、事故の状況や原因を詳しく調べている。
また、この事故で停電がおきたため、JR北陸線は上り線の鯖江駅から芦原温泉駅の間で、一時、運転を見合わせた。
出典
『電柱作業で男性感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054154391.html
2017年6月9日21時46分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時5分ごろ、高槻市の大阪薬科大の研究室で、男性助教(33)が液体の薬品を流し台に廃棄した際に発火し、煙を吸うなどして病院に搬送された。
顔に軽いやけどを負ったが、命に別条はない。
爆発音がして白煙が上がったが、目立った焼損はなく、ほかにけが人は出なかった。
警察によると、現場は助教の研究室で、6階建て研究棟の5階。
別の部屋に引っ越すため、1人で室内を整理していた。
直径約8cm、高さ約15cmのガラス製の瓶に入った液体を捨てたところ、突然火が上がった。
助教は「中身を確認していなかった」と話しており、薬品の種類は不明。
出典
『大阪薬科大、薬品発火し助教軽傷 廃棄処分中、爆発音も』
https://this.kiji.is/245848088503649784?c=39546741839462401
6月9日22時12分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時5分ごろ、高槻市の大阪薬科大の研究室で男性助教(33)が薬品を扱っていたところ、突然、火が上がった。
間もなく消えたが、助教は顔をやけどする軽傷。
警察が原因を調べている。
警察によると、研究施設が入る建物の5階一室で薬品の整理中だった助教が、薬品名の表示がない瓶に入った液体を流し台に捨てた直後だったという。
警察は薬品の特定を進め、廃棄方法に問題がなかったか、助教から事情を聴いている。
煙を感知した非常通報装置から自動的に消防に通報があった。
大学によると、すべての講義が中断され、職員や学生が避難したという。
出典
『やけど 大阪薬科大で助教 研究室で薬品扱って火』
https://mainichi.jp/articles/20170610/k00/00m/040/115000c
6月9日17時59分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時すぎ、大阪・高槻市奈佐原の「大阪薬科大学」にある実験棟の研究室で、33歳の助教の男性がガラス瓶の底に残った薬品を水で洗い流そうとしたところ、突然、大きな音とともに火柱と煙が上がった。
警察によると、この事故でガラス瓶が割れたほか、床の一部も焦げたということで、助教は顔や腕などに軽いやけどをした。
大学では授業を一時中断し、学生や教員を建物の外に避難させる措置を取った。
当時、助教は1人で薬品類の整理をしていたということで、警察は、ガラス瓶を洗う際に水と薬品が化学反応を起こしたとみて、原因を詳しく調べている。
大阪薬科大学の構内にいた薬学部の女子学生は、「バンという音がしてサイレンが鳴った。講義中だったが、研究棟に立ち入らないようにと言われ、そのまま避難した。建物の上のほうには引火性の高いものを扱う研究室もあると聞いている」と話していた。
出典
『大阪薬科大で大きな音と煙 男性助教がやけど』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170609/k10011012171000.html
6月9日16時37分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後3時10分ごろ、高槻市の大阪薬科大で、「白い煙が発生している」と大学職員から消防に通報があった。
同大の生体分析学研究室に所属する男性助教(33)が顔をやけどするなどして病院に搬送されたが軽傷。
警察によると、助教は研究棟5階の部屋で、ガラス瓶(直径8cm深さ15cm)に残った液体を廃棄中、火柱が上がり煙が発生したという。
助教は「バンという音がした」と話しているという。
出典
『実験室から煙、教員1人搬送 大阪薬科大』
http://www.sankei.com/west/news/170609/wst1706090057-n1.html
2017年6月9日14時51分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日付で毎日新聞京都版から、6月9日13時32分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日付で同病院のHPにも、同趣旨の記事が掲載されていた。
9日午前11時前、京都市左京区の京都大学附属病院の研究施設で、「実験中に炎が上がり、2階から煙が出ている」と、近くにいた男子学生から消防に通報があった。
消防や病院によると、4階建ての建物の2階の実験室で、生物試料を処理しているときに実験器具の一部から火で出て服に引火したという。
消防が駆けつけた時には、火はすでに病院関係者が消し止めていた。
実験していた薬学部の大学院生の女性が、腕や背中に軽いやけどをした。
市消防局によると、実験が行われていたのは旧産婦人科病舎の2階。
現在、病棟として使っておらず、複数の研究室が入っていた。
この建物では、去年7月にも低レベルの放射性物質を扱う別の実験室で、ヒーターの電源の切り忘れが原因とみられる火事が起きている。
今回の部屋では放射性物質は扱っておらず、有害物質の漏出は確認されていない。
京都大学附属病院の田中事務部長は、「しっかりと教育していたはずだが、実験そのものか、あるいは学生の処理のどちらかに不備があったのだと思う。早急に、詳しい原因を調べたい」と話している。
出典
『京大附属病院で実験中に出火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014127451.html
『火災 京大病院、実験中に出火 院生軽いやけど /京都』
http://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k26/040/465000c
『京大病院で実験中に火災 大学院生がけが』
https://this.kiji.is/245765923925196805?c=39546741839462401
『医学部旧産婦人科病舎にて火災が発生しました』
http://www.esho.kyoto-u.ac.jp/info/info2.html
(ブログ者コメント)
去年7月の事例は下記参照。
2016年7月9日掲載
2016年7月1日 京都市の京大付属病院実験室から出火し煙を吸った1人が観察入院、医薬品開発実験中に水槽からヒーターを取り出し木製机の上に置いたが電源を切り忘れていた (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6081/
2017年6月10日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
可児市土田の大王製紙可児工場で、8日午後5時20分ごろ、修理加工業者の作業員の男性(45)=静岡県富士市=が、不良紙を再加工する機械内の鉄製ローラーと外枠の鉄板に挟まれた。
機械の解体に時間がかかり、男性は約9時間後に病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は、機械の上にあるベルトコンベヤーの点検中に落下したといい、原因などを調べている。
6月9日9時16分に日テレNEWS24(中京テレビ;四国放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時20分ごろ、可児市土田の「大王製紙可児工場」で、「男性が機械に挟まれている」などと119番通報があった。
救急隊が駆け付けると、45歳ぐらいの男性が紙を製造する際に使われる機械のローラーに挟まれていて、意識不明の重体。
男性は関連会社の従業員で、修理のために工場を訪れていて、何らかの原因でローラーが突然動き出したという。
警察は、男性の身元の確認を急ぐとともに、当時の状況を調べている。
出典
『機械に挟まれ男性重体 可児の製紙工場』
http://www.jrt.co.jp/nnn/news86235060.html
(2018年1月14日 修正1 ;追記)
2018年1月11日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
多治見労基署は10日、機械メンテナンス「A機械」(静岡県富士市)と同社の安全責任者(38)、製造工程を請け負う「Nエコ・パルプ」(可児市)と同社社長(60)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
容疑を認めているという。
同署によると、A機械の従業員(45)が昨年6月8日、製紙機械のメンテナンス作業中、粉砕機のスクリューに巻き込まれ死亡。
同社は、スクリューの可動部分に接触する危険があったのに、開口部に蓋や囲いをしなかった疑いがある。
Nエコ・パルプは、昨年3月から5月までの12日間、製紙機械の断紙の復旧作業で、粉砕機の開口部に蓋や囲いをしなかった疑いがある。
2017年6月7日23時5分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
傘を繰り返し左右に回転させると中棒が折れる危険があることが、国民生活センターの実施した商品テストで分かった。
けがにつながる可能性もあるため、子どもが傘を回さないように注意してほしいと呼びかけている。
同センターは昨年、子ども用の傘4種類をテスト。
開いた状態で柄を持ち、手首を左右に素早くひねる動作を繰り返したところ、19~97回ですべての傘の中棒が折れた。
傘を開く時に押すボタンがある「下はじき」の部分が破損した。
大人用の傘でも、破損する恐れがあるという。
2009年以降、同センターと消費者庁に寄せられた「子どもの傘の棒が折れた」という相談は、少なくとも5件。
「小学4年の娘が傘を回して遊んでいたら折れた」、「露を払おうと傘を回転させたら付け根で折れた」といった相談があった。
中棒の素材は、鉄やアルミが多い。
テストでは鉄製のワンタッチ傘を使ったが、生活用製品の安全性に関する研究をしている一般財団法人・製品安全協会は、「鉄以外の素材や手開き傘でも、下はじき部分は強度がもっとも弱い。扱い方に注意が必要だ」としている。
出典
『傘は回すと折れる 国民生活センター、子ども用をテスト』
http://www.asahi.com/articles/ASK665H8NK66UTFL009.html
(ブログ者コメント)
以下は、ネタ元かもしれない記事。
ブログ者は、勢いよく傘を回したことが何回もあるが、棒が折れたことは一度もない。
すべての傘がそうだというのではなく、メーカーによっては当該部分が折れやすい傘もある、ということではないのだろうか?
消費生活センター等の依頼に基づいて実施した商品テスト結果をご紹介します。
子ども用のジャンプ傘について、
「小学校2年生の男児が、乾かすために傘を開こうとボタンを押した時に、「バン」と音をたてて中棒が手元近くで破損した。破損した原因を調べてほしい。」
という依頼を受けました。
当該品の外観を調査したところ、当該品の中棒は下はじきの溝から破断しており、中棒の円周に沿ってねじれたように、外側に広がる変形が見られました。
力の加わり方と破損の状況を確認するため、同型品を用いて、
(1)閉じた傘を折り曲げる動作
(2)開いた傘の取っ手を持って回転し素早く反転させる動作
の2通りで中棒を破損させ、破損状態を調べました。
その結果、(2)の素早く反転させる動作を繰り返し行うと、下はじきの溝の上下端で円周方向の亀裂が発生し、やがて溶接部の箇所で皮一枚つながった状態となりました。
これは当該品の破損状態に類似していました。
また、参考品として購入した当該品と同じ長さの子ども用傘3本について、同様に素早く反転させる動作を繰り返し行った結果、下はじきの溝から破断しました。
以上、当該品は、傘を開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させる動作を行ったことで、中棒の下はじきの溝付近に過負荷が加わり破損したものと考えられました。
なお、同じ動作を行うと参考品3銘柄も同様の位置から破損したことから、当該品の強度が特に弱かったということではありませんでした。
傘に付着した雨水を飛ばそうとして、開いた状態で取っ手を持って回転し、素早く反転させると、傘が破損する原因となるので注意しましょう。
子どもには保護者から注意するようにしましょう。
出典
(平成28 年10 月20 日 国民生活センター 報道発表資料)
『開いた傘の取っ手を持って素早く左右に回転させると中棒が破損することも』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161020_2.html
2017年6月7日17時29分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月7日17時20分にNHK奈良からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良県吉野町の吉野山にかかるロープウエーで、4月、操作ミスでゴンドラが停留所の設備に衝突していたことが、7日、近畿運輸局への取材で分かった。
けが人はいなかった。
事故後、運休しており、同局は行政処分などを検討している。
同局によると、4月28日午後、吉野山と麓を結ぶ全長約350mのロープウエーで、上りと下りの2基のゴンドラが停止位置で止まらず、下りのゴンドラは鉄製の設備に衝突。
上りのゴンドラも所定の位置を5mほど行き過ぎて木製の柵をなぎ倒して止まった。
上りのゴンドラに乗客は乗っておらず、下りには15人の乗客が乗っていた。
ゴンドラの運行は、山頂付近の運転室で管理。
乗客の人数に応じてブレーキのタイミングを変えて停止させており、運転室の男性職員が乗客の人数を誤り、ブレーキが遅れたことが原因とみられる。
さらに、所定の位置を行き過ぎた場合に自動でブレーキをかける安全装置の電源が入っていなかったということで、近畿運輸局は、重大な事故につながった可能性もあったとして、行政処分などを検討している。
吉野山のロープウエーは、88年前の昭和4年から運行が始まり、現存する国内最古のロープウエーとして、日本機械学会が認定する「機械遺産」にも登録されている。
吉野山のある吉野町は、「一目千本」と賞される春のサクラと秋の紅葉の時期を中心に、毎年100万人前後が訪れる観光地。
ロープウエーは、山のふもとにある停留場と、世界遺産の金峯山寺がある中腹までの350mの区間で運行され、観光客とともに、地元の住民も“生活の足”として利用する、貴重な交通機関となっている。
出典
『奈良・吉野山のロープウエー、4月に衝突事故 職員操作ミス、事故後は運休』
http://www.sankei.com/west/news/170607/wst1706070071-n1.html
『吉野山ロープウエーが衝突事故』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2054022221.html
2017年6月8日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時45分ごろ、山都町北中島の九州横断自動車道延岡線の建設工事現場で、建設会社員の男性(63)=熊本市=が乗っていたクレーン車(約55トン)が建設途中の高架橋から約15m下に落下し、左腕を切断する大けがをした。
男性は高架橋の支柱を建てる作業中で、クレーン車のアームにつけたドリルのようなもので地面に穴を開けていたという。
6月8日15時55分に日テレNEWS24(熊本県民テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日、山都町の高速道路の工事現場でクレーン車が橋の下に転落し、乗っていた男性が左腕を切断する重傷をおった。
事故があったのは、山都町の九州横断自動車道延岡線の工事現場。
7日午後1時45分ごろ、仮設の橋の上で支柱を取り付ける作業をしていたクレーン車が、およそ15m下に転落し、クレーン車に乗っていた63歳の男性作業員が、左腕を切断する重傷を負った。
九州自動車道延岡線は九州を横断する高速道路で、熊本河川国道事務所では、今回事故が起きた北中島インターチェンジまでの来年度中の開通を目指している。
警察は、工事現場の安全管理に問題がなかったか、調べることにしている。
出典
『クレーン転落 作業員が左腕切断 (熊本県)』
http://www.news24.jp/nnn/news8687368.html
6月8日11時56分にgooニュース(RKK熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時45分ごろ、山都町北中島で建設が進む九州横断自動車道延岡線の橋の建設現場で、大型クレーンがおよそ15m下に落下した。
この事故で、大型クレーンを操作していた熊本市の63歳の男性が、左腕を切断する大けがをした。
警察などによると、現場では、工事用の道路となる仮の橋を架ける作業をしていて、大型クレーンで掘削機を移動させていたところ、バランスを崩したという。
警察などは、作業の手順を確認するなど、事故当時の状況を詳しく調べている。
出典
『九州横断自動車道 工事現場で労災事故』
https://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201706081156410111.html
2017年6月7日22時46分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日朝7時45分頃から9時50分までの間に、敦賀市赤崎付近から南越前町の具谷の国道8号線の上下線で、車同士の衝突や追突、それにガードレールにぶつかるなど、合計7台の乗用車やトラックが関連する事故が起きた。
消防によると、この事故で、60代の女性1人を含む30代から60代の男女4人が越前市内の病院に搬送された。
けがの程度は比較的、軽いという。
事故が起きた現場周辺には、ジェル状ものが幅数10cm、約19kmに渡って流れ落ちていて、国道8号線は現在、上り線は越前市塚原と敦賀市余座の間、下り線は敦賀市余座と南越前町桜橋の間で通行止めが続いている。
警察によると、事故は流れ落ちたジェル状のものが原因で、後続の車がスリップしたとみられるということだが、ジェル状のものを落とした車はすでに走り去っているという。
警察では、国道の監視カメラの映像を分析するなどして、車の行方を捜査している。
出典
『国道に液体流れ落ち事故相次ぐ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054057781.html
6月8日7時40分に福井新聞からも、同趣旨の記事が現場写真付でネット配信されていた。
7日午前7時25分ごろ、「白い泡状のものが落ちている」と警察に通報があった。
警察から連絡を受けた福井河川国道事務所が調べたところ、付着物は1mほどの幅で、敦賀市赤崎から南越前町具谷までの約19km続いていた。
同事務所は、午前9時半から上り線を、同10時20分から下り線を通行止めとし、除去作業を進めた。
路面の物質について同事務所が外部機関に委託して調べたところ、シャンプーの原料と分かった。
人に強い害はないという。
通行車両が液体を垂れ流して走ったとみている。
出典
『国道8号の通行止めは全面解除 越前市―敦賀市の一部、路面にジェル』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/202806
(ブログ者コメント)
NHKの映像によると、漏れたジェル状の物質は路面にロウ状になってこびりつき、デッキブラシで擦っても、なかなか落ちないようだった。
(2017年9月14日 修正1 ;追記)
2017年9月9日付で毎日新聞福井版から、運転手らが書類送検された、タンク下の配管パッキンが破損していた、漏れたのはラウリン酸で量は400ℓだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月8日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警交通指導課などは8日、原料を積んだタンクローリーの男性運転手(56)=三重県鈴鹿市=を道交法(転落積載物危険防止措置義務)違反の疑いで書類送検した。
容疑は、6月7日午前7時15~40分ごろの間、国道8号を走行中に積んでいた化合物のラウリン酸を約19kmに渡って飛散させたにも関わらず、除去などの必要な措置を取らずに三重県に引き返した、としている。
指示をしたとして、同乗者で運送会社経営の男性(67)=同=も、同法違反を教唆した疑いで書類送検した。
県警によると、タンク下を通る配管の接続部のパッキンが破損・脱落していたために、ラウリン酸計400ℓが漏れ出て飛散したとみられる。
スリップ事故は8件起きた。
県警は、社会的な影響が大きかったことなどを考慮し、運転手の刑事責任を問うのが妥当と判断したとみられる。
出典
『道交法違反 国道8号付着物、運転手ら書類送検 容疑で県警』
http://mainichi.jp/articles/20170909/ddl/k18/040/287000c
『国道にシャンプー垂れ流し、8日に書類送検 県警、運転手を』
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20170908/CK2017090802000031.html
9月9日付の福井新聞紙面には、当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
タンクローリーに同乗していた運送会社の社長が、社員の運転手に、道路管理者へ通報しないよう指示していたことが8日、分かった。
社長は、危険防止に必要な措置をとらずに三重県内に引き返すよう運転手に指示した疑いで書類送検された。
県警交通指導課によると、タンクローリーは、三重県内から福井県内の運送先に向かっていた。
配管の接続部品が一部破損して、ラウリン酸が漏れた。
運転手が南越前町具谷で漏れているのに気付いて車を止め、応急措置をして国道8号を引き返した。
9月10日17時10分に福井新聞からは、事故の後始末費用を運送会社に請求する方針という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省福井河川国道事務所が、道路法に基づき、原料の除去と交通整理にかかった多額の費用を、垂れ流した三重県の運送会社に請求する手続きを進めていることが9日分かった。
同事務所によると、垂れ流されたシャンプーの原料は路面でろうのように固まり、除去作業が難航した。
路面清掃車で複数回往復したがはがれず、路面を舗装し直す際に使う路面切削機2台を手配。
原料が固着した部分のアスファルトを、延長19kmにわたり、厚さ5mmを削り取った。
このため、上下線が17時間以上にわたり通行止めとなった。
原料が垂れ流された区間では、ワゴン車とトラックが正面衝突し4人が病院に運ばれたほか、7件の単独物損事故が起きた。
県警は、「すぐに通報があれば、事故は何件かは防げたはず」としている。
出典
『シャンプー原料除去費用、請求へ 垂れ流した業者に、道路法に基づき』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/236581
2017年6月6日19時36分にJ-CASTニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県妙高市立小学校の3年生児童らが飲んで食中毒になった湧き水は、県の調べによると、しみ出る場所ではなく、水を通したパイプから汲んでいた。
県では、しみ出る場所が汚染されたことも可能性の1つとして考えられるとしている。
児童らの食中毒は、カンピロバクターという細菌によるものだった。
鳥獣の腸管内にいるとされ、フンなどを通じて感染が広がる。
小学校では、今回、校外学習の一環として2017年5月26日、妙高市の猪野山地区の里山の頂上付近にある湧き水まで足を運んだ。
水を自宅に持ち帰った児童もいるため、児童27人と家族16人の計43人が発熱や下痢などの症状を訴え、児童3人が入院する事態になった。
3人はすでに退院し、ほかの児童らも快方に向かっているという。
この食中毒で、12人の便からカンピロバクターが検出され、県では、児童らが飲んだ湧き水が汚染されていたことが原因とみている。
県の生活衛生課が6月6日にJ-CASTニュースの取材に答えたところによると、湧き水のある場所は、水がしみ出る場所からパイプを1~2m引いて、汲みやすいようにしていた。
湧き水は、土と砂が混じった地面からしみ出ており、県では、ここにたまった水がフンなどで汚染された可能性もあることを認めた。
ただ、水はどこから来ているのか分からないため、もともと動物の死骸などに汚染された水だった可能性もあるとしている。
一方、この湧き水で食中毒になったという報告は、ここ数10年ないという。
新潟県内では、「名水」に選定されたところが60か所以上ある。
今回の湧き水は、選定場所ではなかったが、こうした名水でも危険はあるのだろうか。
新潟県では、名水などでは定期的な水質調査も行っている。
しかし、県の生活衛生課では、地殻変動などで重金属などの毒物が混入するケースも含めて、水質が変動することもありうるとして、「基本的には、飲まないでほしい」と言っている。
県のホームページでも、同様の理由から、選定した名水について「飲用について保証するものではありません」と書いている。
県では、自己責任で飲む場合でも、煮沸してからにするように呼びかけている。
妙高市教委のこども教育課は、小学校の教員らは、地元の人の案内で事前に湧き水の下見をし、その場で飲んだものの、食中毒の症状は出なかったと取材に説明した。
コップも置いてある場所で、これまでにお腹を壊したといった話は聞いていなかったという。
「今回は、『地域のお宝を探す』という総合学習の一環として行い、地元でも自慢の湧き水だけに、先生方も子供たちに飲ませてあげたいという思いがあったのだと思います。しかし、湧き水を巡る条件が変わることを考えれば、認識が甘かったと思っています。今後は、選定された名水も含めて、子供たちに飲ませることは控えたいと考えています」
出典
『妙高「自慢の湧き水」で児童43人が食中毒 「名水もそのまま飲まないで」と新潟県』
https://www.j-cast.com/2017/06/06299898.html?p=all
(ブログ者コメント)
ブログ者は、しばしば銘水の里、久留里まで湧き水を汲みに行っている。
そこでは、上総掘りという伝統手法で地下深く掘られた井戸から自噴した水が、いったん地上にあるタンクに入り、そのタンクから水が出てきているので、汚染される心配は、まずないと思っている。
また、中には水質検査結果を表示している井戸もあるので、ますます安心だ。
以下は、様々な水汲み場の外観。
井戸によって、若干、水の味が違うように感じるのも面白いところだ。
http://www.city-kimitsu.jp/kanko/spot/manabu/ido-kururi.html
2017年6月10日8時25分に高知新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市北端町などの江ノ口川で6月6日夕に発生した魚の大量死について、高知市は6月9日、近くの旭東小学校でプールの清掃に使った消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム)が流入したことが原因だったとの調査結果を発表した。
住民の話では、魚が大量死したのは6月6日午後4時半ごろから。
一時は約500mにわたって、おびただしい数のオイカワやコイ、ウグイなどが死に、住民が不安がっていた。
高知市教育環境支援課などによると、水泳授業に備えて、教員らが6月6日朝からプールを清掃した。
午後4時15分ごろに仕上げとして、校長や教員約20人が次亜塩素酸ナトリウムを成分とする消毒薬(濃度12%)約100kgを水で5、6倍に薄めて、プールの底や壁面などに散布したという。
次亜塩素酸ナトリウムは家庭で使う漂白剤などに含まれ、一定時間で揮発するなどして消失するが、「非常に多すぎる量」(岩原課長)を使ったという。
プールの排水口が開いており、水路を経て江ノ口川に流れ出たとみられる。
旭東小学校周辺は、下水道が整備されていない。
高知市環境保全課は、「30分ほどで魚が死ぬ200ppm以上の濃度で流れ出した可能性がある」と説明。
飲料水の塩素濃度は最大でも0.5ppmといい、「死骸などから残留成分は確認できていないが、状況証拠から原因と判断した」という。
高知市が指導基準にしている冊子「学校における水泳プールの保健衛生管理」(日本学校保健会)は、残留塩素の消失を確認の上で放流するよう求めている。
高知市環境保全課によると、次亜塩素酸ナトリウムは排出規制がなく、今回の川への流出に関して、法律や条例への抵触はない。
人的な健康被害も報告されていないという。
旭東小学校の山本校長は、「今年は汚れがひどく、薬を使う判断をした。希釈の必要性や、排水がそのまま川に流れるという認識が欠けており、本当に申し訳なかった。今後、児童や保護者に経緯を説明する」としている。
出典
『魚大量死の原因はプール消毒薬 旭東小が高濃度で江ノ口川へ』
http://www.kochinews.co.jp/article/104720/
2017年6月10日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日9時44分に佐賀新聞から、6月9日18時22分にNHK佐賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
白石町立須古小学校(115人)で、6日にあったプール開き後に児童47人が太ももの後ろの痛みやかゆみを訴える事案が起きた。
町教委によると、繊維強化プラスチック(FRP)製の排水溝のふたが劣化し、はがれたガラス繊維などが肌に付着した可能性が高いという。
須古小には大、小の2つのプールがあり、症状を訴えたのは大プール(長さ25m、幅12.5m、深さ0.9m)を使った3~6年生の約6割にあたる47人。
うち、6人が病院で受診した。症状は回復に向かっているという。
ただ、翌7日は5年の女児1人が痛みでいすに座れないとして欠席した。
町教委によると、児童77人が、FRP製で格子状の側溝のふたが設置してあるプールサイドに腰掛けて、話を聞いたり水に体を慣らしたりした。
終了後、児童が痛みやかゆみを訴え、10人が保健室でシャワーやお湯で患部を洗うなどした。
症状を訴えた児童の水着を預かり、7日に顕微鏡で確認したところ、FRPの破片らしきものを発見。
このため、FRP取扱店とも相談し、プールサイドの樹脂も採取して顕微鏡で調べた。
町教委と同小、業者が8日に検分したところ、プールサイドの排水溝のふた(幅約30cm)が長年の雨風や日光で劣化し、はがれた樹脂繊維が付着したことによる痛みの可能性が高いとわかったという。
FRPは、ガラス繊維や炭素繊維などをプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料。
ガラス繊維が皮膚に付着すると、痛みやかゆみが生じる場合がある。
かいたりせず、水で洗い流したり、入浴してガラス繊維を取り除いたりするのが有効だという。
翌7日からプールの利用を中止し、現在はプールサイドに保護マットを敷いている。
プールは1986年に建設、排水溝のふたも当時のままという。
ふたは劣化が進んでおり、今後の対応を町教委で協議していくという。
また、町内の別の小学校1校でも、プールサイドの排水溝のふたに繊維強化プラスチックが含まれていることがわかり、9日からプールの使用を禁止し、安全性を確認しているという。
出典
『佐賀)児童47人、プールで痛み・かゆみ 白石の小学校』
http://digital.asahi.com/articles/ASK694QW2K69TTHB007.html?rm=342
『プール開きで皮膚に痛み 須古小』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/436727
『プールで児童が痛みかゆみ訴え』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084130801.html
2017年6月6日20時52分にNHK茨城から、事故発生を告げる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時すぎ、茨城県にある日本原子力研究開発機構(ブログ者注;以降、機構と略す)の核燃料の研究施設「大洗研究開発センター」の燃料研究棟で、5人の作業員が燃料の貯蔵容器の点検をしていたところ、実験で使ったプルトニウムやウランを含む放射性物質の粉末が入った袋が破裂し、放射性物質が漏れ出した。
現場は、放射性物質による汚染のおそれがある放射線管理区域で、当時5人の作業員は、防護服や手袋、それに顔を半分覆う半面マスクをつけていて、手袋や服から放射性物質による汚染が確認されたという。
また、5人のうち3人の鼻の中から最大24ベクレルの放射性物質が確認され、内部被ばくをした可能性があるということで、機構が詳しい被ばく量を評価している。
現場の「燃料研究棟」は、プルトニウムを燃料に使う高速増殖炉用の新型燃料の研究開発などを行っていた施設だが、すでに廃止する方針で、実験などで使った放射性物質を管理していて、漏れた放射性物質は室内にとどまり、外部への影響はないという。
出典
『大洗町の核燃施設で作業員が汚染』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1076083861.html
6月10日付で毎日新聞東京版からは、事故時の詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
核燃料物質の保管状況の確認のため、最も被ばく量の多かった50代の男性作業員が核燃料物質入りのステンレス容器のふたのボルトを外す作業の途中、中のビニール袋が膨張し、ふたが浮き上がる「前兆」があったことが判明した。
機構や、機構から報告を受けた原子力規制委員会によると、ステンレス容器は直径15cm、高さ22cmの円筒形で、ふたは6本の六角ボルトで留められていた。
このうち4本を50代男性が外したところ、ふたが浮き上がり、「プシュー」という気体が漏れるような音が聞こえたという。
放射性物質が漏れていないか調べたが、問題なかったため、ふたを手で押さえながら、残りのボルト2本を外したところ、中にあったビニール袋が破裂、核燃料物質の粉末が飛散した。
ステンレス容器は1991年以来、26年間開封していない。
破裂時、男性は「腹部に風圧を感じた」と説明しており、規制委は、容器内にガスが充満し、強い圧力がかかっていたとみている。
規制委の担当者は、「結果論だが、ふたが浮いた時点で作業を中断していれば、事故は防げた」と指摘する。
容器の開封作業は、周囲に放射性物質が漏れないよう、内部の空気を吸引し、圧力を周囲より低い状態に保った作業台で実施していた。
しかし、前面のガラスには手を入れるための隙間が開いており、破裂の勢いで放射性物質が作業台から部屋の中に飛び散ったとみられる。
機構は規制委に対し、「汚染は部屋全体に広がっている」と説明した。
事故後、室内にいた作業員5人は、体の汚染を確認するための作業場をドアの外に設置する間、そのまま室内で待機。
最も被ばく量の多かった50代男性が部屋を出たのは、事故から5時間後だった。
出典
『原子力機構事故 袋破裂前、ふた浮く「前兆」 ガス充満、強い圧力 室内に
5時間待機』
https://mainichi.jp/articles/20170610/ddm/012/040/072000c
6月8日付で毎日新聞東京版からは、崩壊で生じたヘリウム原子核が長期保管するうちヘリウムガスに変わった可能性も考えられるという下記趣旨の記事が、事故時の推定状況図などとともにネット配信されていた。
飛散した粉末は、敷地内にある高速実験炉「常陽」(1977年に初臨界)で実験する燃料の試料を作った際に出たくずで、約300gあった。
粉末は、まずポリエチレン製の容器に入れられ、二重のビニール袋で密閉したうえで金属製容器に入れ、91年から26年間保管していた。
開封した記録は確認できないという。
今回の点検は、機構の別の施設で、原子力規制委員会から核燃料物質の不適切な管理を指摘されたのを受けて実施していた。
機構は、今回と同様にウランとプルトニウムを含む粉末を保管した金属製容器計21個を点検する計画で、事故が起きたのは最初の1個の点検中だった。
なぜビニール袋が破裂したのか。
出光一哉・九州大教授(核燃料工学)は、「ウランやプルトニウムなどは時間がたつと原子核が崩壊し、ヘリウムの原子核(アルファ線)が飛び出す。長期間保管してヘリウムガスがたまり、容器の内圧が高まって破裂した可能性はある」と指摘する。
機構の関係者もこの可能性を認め、「破損の可能性があるポリエチレン製容器を長期保管で使うのはよくなかったかもしれない」と明かした。
・・・・・
出典
『原子力機構・内部ひばく 2.2万ベクレル 保管26年、ガス発生か 点検最初の袋破裂』
https://mainichi.jp/articles/20170608/ddm/002/040/061000c
6月9日付で毎日新聞東京版からは、規制委からの不適切管理指摘内容とその対応に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4拠点12施設で、核燃料に使う放射性物質を不適切な場所に置いているとして、機構が原子力規制委員会から改善を求められていたことが、8日、分かった。
定められた保管庫に置くべきところ、作業場に35年以上も放置した例もあるなど、ずさんな実態が浮き彫りになった。
大洗研究開発センター燃料研究棟で6日に起きた作業員の被ばく事故は、これを整理する過程で発生した。
保管場所は関係法令に基づいて、事業者の社内規定で定めている。
不適切な管理は、規制委による昨年の保安検査で判明。
指摘を受けた12施設は、同センター3施設、核燃料サイクル工学研究所(同県東海村)4施設、原子力科学研究所(同)3施設、人形峠環境技術センター(岡山県鏡野町)2施設だった。
事故が起きた研究棟でも、作業用の箱「グローブボックス」に、使う予定がない放射性物質101点が、最長25年以上も置いたままだった。
機構は、昨年11月に規制委から改善を求められたが、同棟では保管庫が放射性物質の入ったステンレス製容器80個で満杯。
中身をまとめて空きを確保しようと計画し、内容量の確認のため、今年2月から開封している中で事故が起きた。
出典
『原子力機構・放射性物質、管理ずさん 規制委、12施設に改善要求』
https://mainichi.jp/articles/20170609/ddm/041/040/064000c
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
6月11日11時4分に読売新聞からは、ポリエチ容器の劣化でガスが発生した可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機構は、核燃料物質を入れていたポリエチレン製容器の耐久性を検証する方針を決めた。
ポリエチレンが劣化してガスが発生、破裂につながった可能性があるという。
核燃料物質の長期保管には不向きとの指摘もあり、事故との関連を調べる。
6日の事故で飛散したプルトニウムなどは、茶筒のような形のポリエチレン容器に入っていた。
これを二重のビニール袋に包んだうえでステンレス製容器に密閉。
1991年から26年間、一度も開けていなかった。
今回、男性職員がステンレス容器のふたを開けたところ、ビニール袋が膨張して破裂、粉末が飛び散った。
機構の関係者は、「ポリエチレンが劣化して、粉末がビニール袋内に漏れ出ていた可能性がある」との見方を示す。
出典
『ポリ容器が劣化、ガス発生し破裂か…被曝事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170611-OYT1T50006.html
6月12日21時13分にNHK茨城からは、除染テント設置の間、室内で3時間待機していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力規制庁が12日、機構の担当者から聞き取りをしたところ、当時、同じ施設にいたほかの職員らは別の放射性物質の管理に関わる作業を続け、結果として、除染を行うテントの設置を始めるまで2時間かかっていたことが分かった。
そのため、作業員は汚染された部屋に3時間あまりとどまることになり、原子力規制庁は、機構が事故の緊急性を十分認識していたのか、詳しく調べることにしている。
出典
『被ばく プルトニウム検出されず』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074201691.html
6月12日21時18分に産経新聞からは、5人の肺からプルトニウムは検出されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業員5人の治療を行っている放射線医学総合研究所の上部組織、量子科学技術研究開発機構は12日、5人の肺を3、4回再検査した結果、プルトニウムは検出されなかったと発表した。
一部の患者からはアメリシウムが検出されたものの、減少傾向にあるという。
量研によると、搬送後に4人の体の表面で汚染が確認。
機構も12日会見し、「皮膚のしわに残ったプルトニウムなどを過大評価した可能性がある。緊急医療措置の判断のために対応を急いだためで、過小評価するよりはよい」と述べた。
また、機構での除染は、汚染区域からの退出基準を満たしていたとしている。
放医研は、5人に放射性物質の排出を促す薬剤を投与。
今後は、退院を視野に、5人の排泄物などから体内被曝の評価を行う。
量研執行役で緊急被曝医療に詳しい明石真言氏は、「内部被曝の可能性はあるが、症状が出るような健康影響があるとは考えられない」と話した。
出典
『作業員の肺再検査、プルトニウム不検出 量子科学技術研究開発機構』
http://www.sankei.com/affairs/news/170612/afr1706120022-n1.html
2017年6月13日22時50分に毎日新聞から、別の施設で2004年に密閉ビニール袋が膨張していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
機構は13日、2004年に機構内の別の施設でもビニール袋の膨張を確認していたことを明らかにした。
破裂の危険性を把握しながら、作業員への注意喚起などを怠っていた可能性がある。
機構によると、核燃料サイクル工学研究所(同県東海村)のプルトニウム第1開発室で04年4月、放射性物質入りの金属容器を二重に密封したビニール袋が膨らんでいるのを確認。
内部の有機物が放射線で分解されてガスがたまった可能性が高く、破裂の恐れがあるため、別の箱に入れ直した。
機構は、原子力規制庁から放射性物質の適正管理を求められたことを受け、今年1月にこの経緯を組織内に通知したとしているが、作業手順への反映や注意喚起などはしなかったという。
6日の事故後の記者会見で、機構の担当者は「破裂は想定外」と説明していた。
出典
『茨城被ばく 13年前にも袋膨張 作業員へ注意喚起怠る?』
https://mainichi.jp/articles/20170614/k00/00m/040/127000c
6月13日20時50分に毎日新聞からは、5人が退院したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
放射線医学総合研究所は13日、5人全員が同日退院したと発表した。
容体に変化はなく、全員が退院の意思を示したという。
通院は続け、尿などに含まれるプルトニウムの測定は続ける。
プルトニウムの排出を促す薬剤の投与は10日終了したが、今後の測定結果を見て再開するか判断する。
出典
『茨城被ばく 作業員5人全員が退院』
https://mainichi.jp/articles/20170614/k00/00m/040/084000c
6月15日付で毎日新聞からは、作業した場所も問題視されているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この施設には密閉された作業台が36台あったが、点検は密閉されていない簡易な作業台で行われた。
規制委の田中委員長は14日の定例会見で、「(今回のような)作業をする場所ではない」と問題視した。
出典
『原子力機構・内部被ばく 簡易台で作業、問題視 事故巡り規制委員長』
https://mainichi.jp/articles/20170615/ddm/012/040/090000c
2016年1月6日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5535/
(2017年6月14日 修正2 ;追記)
2017年6月5日21時0分に産経新聞westから、運転士は考え事をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
香川県警さぬき署は5日、業務上過失往来危険の疑いで、元男性運転士(56)を書類送検した。
「信号機を見落とした」と、容疑を認めている。
同署によると、脱線事故では乗客1人が軽傷を負ったが、被害を申し出ないと意思表示したため、業務上過失傷害罪での送検は見送った。
JR四国によると、元運転士は現在も同社の社員。
運輸安全委員会が昨年12月に公表した調査報告書によると、元運転士はオレンジタウン駅に到着後、「年末だが乗客が少ない」などと考えているうちに出発時間になったと気付き、急いで発車したという。
出典
『香川の脱線事故、元運転士を書類送検 27年の大みそか「乗客少ない」…信号見落とし』
http://www.sankei.com/west/news/170605/wst1706050082-n1.html
2016年12月15日付で運輸安全委員会HPに、事故報告書が掲載されていた。
以下は冒頭に要旨として記された内容の抜粋。
出発信号機に停止信号が現示されているにもかかわらず運転士が列車を出発させたことについては、出発信号機を確認すべきタイミングで他の動作をしたため、運転取り扱い作業に関する意識が希薄になったことによりノッチ投入前の出発信号機の確認が抜け落ち、さらに、考えごとをしながら出発時の運転取り扱い作業を無意識に行ったことにより、ノッチ投入後の出発信号機の確認を失念したものと考えられる。
2017年6月5日18時54分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地震など、災害によって損壊した信号機をいち早く復旧するための技術を競う大会が、菰野町で開かれた。
この競技会は、信号機の設置工事を行う業者で作る団体が毎年開催しているもので、ことしは県内外から4社が参加した。
大会では地震などの災害を想定して、損壊した信号機を復旧するための技術を、作業の早さや工事の安全性など、40項目の総合得点で競う。
参加した企業の社員たちは、制限時間の1時間以内に作業が終わるよう、慎重に声をかけあいながら鉄製のポールを立てた後、信号機を取り付けていった。
競技会を企画した団体によると、信号機で使う一部の部品の色や形は都道府県ごとに異なるため、6年前の東日本大震災では復旧作業が遅れた事例もあったということで、今回の大会では、三重県の信号機の特徴を他県の企業に知ってもらうねらいもあるという。
競技会を企画した団体の古市常務理事は、「競技会などを通じて技術を高め、災害時には少しでも早く信号機が復旧できるようにしたい」と話していた。
出典
『信号機の復旧スピードを競う大会』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073892731.html
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、コンクリート製支柱の内部は空洞になっている。
※下記会社からの情報によれば、電柱などのコンクリート製支柱は、型枠を高速で回転させ遠心力でコンクリートを固めるので中空構造となるらしい。
(九州高圧コンクリート工業㈱HP)
http://www.kyuatsu.co.jp/qa.html
その根元空洞部にスポッと入れる形で金属製のポールを立て、ポールに沿わせて倒れた支柱を立て直していた。
〇この大会、おそらくは「交通信号甲子園」と名付けられている、下記団体主催のものだと思われる。
(一般社団法人 全国交通信号工事技術普及協会)
http://www.zenshinko.jp/information/koshien
2017年6月5日18時36分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、電球の取り付け工事のため1車線だけに通行規制されていた北九州市八幡東区河内の県道でオートバイどうしが衝突し、小倉南区の39歳の介護士の男性が胸などを強く打って死亡したほか、相手の53歳の男性もけがをした。
事故当時、規制区間の両側に警備員が1人ずついたが、警察の調べによると、警備員らは無線を持っていたものの、オートバイが通行する際には連絡を取り合っていなかったという。
警察は、警備員が安全を十分確認せずにオートバイを進行させるなどしたのが事故の原因だったとして、警備員2人と現場責任者のあわせて3人を、5日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警察によると、交通事故で誘導していた警備員らが書類送検されるのは、県内で初めてだという。
また、オートバイを運転していた2人の男性についても、安全な速度で走行すべき注意義務を怠っていたなどとして、過失運転致死や過失運転傷害の疑いで書類送検した。
出典
『誘導ミス事故 警備員ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5024006101.html
(ブログ者コメント)
映像によると、現場は直線道路がカーブにさしかかった場所の模様。
2017年6月5日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)で、昨年8月、落雷が航空燃料の蒸気に引火して爆発し、マンホールのふたが吹き飛ぶ事故が発生していたことが、消防への情報公開請求などで分かった。
基地は、落雷については地元自治体に説明しているが、引火により爆発があったことは伝わっていない。
爆発があったと判定したのは、埼玉西部消防組合(所沢市)。
基地側は、判定内容について「把握していない」としている。
昨年10月に作成された消防組合の火災原因判定書などによると、昨年8月18日午後2時10分ごろ、基地で爆発が発生。
地下の航空燃料送油管路から地上につながる点検ピット(点検口)2カ所のマンホールふたが吹き飛ぶなどの被害があった。
けが人はなかった。
判定書は、「火災発生直後、点検ピット内にJP-4(航空燃料)が漏油していた」とした上で、出火原因を「落雷により放電し、JP-4の可燃性蒸気に引火、爆発した」と断定した。
文書は部分開示で、大半が黒塗りだった。
基地によると、送油管路は、滑走路両脇にある燃料施設を地下で結ぶ。
事故発生当時、滑走路には航空機はいなかったという。
基地は落雷の翌日、地元の埼玉県、狭山、入間、所沢の三市に、文書で「落雷によるものと推定される被害が発生」「点検口(マンホール)の一部が破損した」などと説明したが、爆発については触れていない。
判定内容について基地の基地渉外室は、「資料をもらっておらず、把握していない」と回答。
消防組合は、「判定の方向性は担当者レベルで伝えた」としているが、基地渉外室は「承知していない」と答えた。
狭山、入間両市は、「文書の内容が分からず何とも言えない」「事実かどうか確認する必要がある」としている。
出典
『入間基地内で昨年8月、落雷で爆発事故 地元には伝わらず』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201706/CK2017060502000118.html
(ブログ者コメント)
消防の見解どおり爆発があったとして、漏れた燃料油がピット内にあったところに落雷があり爆発したのだろうか?
それとも、落雷により設備が破損し燃料油が漏れて爆発したのだろうか?
今回の報道では、その点が不明だ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。