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2014年9月13日付で毎日新聞島根版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浜田市は11日、旭温泉(浜田市旭町木田)にある公衆浴場「あさひ荘」で、基準値の8400倍のレジオネラ菌が検出されたと発表した。
8月3日にリニューアルオープンしたばかりで、9月30日まで営業停止し、施設の消毒や清掃を実施して原因を調査する。
健康被害は報告されていないという。
あさひ荘の温泉は循環式で、女湯で基準を大幅に超えるレジオネラ菌が見つかった。
女湯は営業再開前の検査でも基準値の2倍だったため、消毒を行った。
その後、予想を上回る入浴客があったため、念のために8月25日に検査し、9月11日に検査結果が判明したという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20140913ddlk32040564000c.html
2014年9月30日20時41分にNHK島根から、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
その後の市の調査で、お盆の期間中に多くの人が入浴し塩素濃度が低い状態が続いていたことが原因と見られることが分かった。
この施設では、さらに水質調査などを行うため、営業再開は来月末になる見通し。
同施設では、今月11日から営業停止が続いている。
浜田市がその後、施設を詳しく調べたところ、温泉を循環させる装置内の塩素濃度が、先月15日からの3日間、基準より低い状態が続いていたことが分かった。
この3日間はお盆の期間にあたり、ふだんの休日と比べると利用者が3倍以上に上っていたということで、市では、多くの人が入浴し塩素濃度が低下したため、レジオネラ菌が発生したのではないかとみている。
一方、営業の再開は、当初あすを予定していたが、水質調査をさらに進め、施設のスタッフの研修も行うことになり、来月末になる見通しになった。
浜田市旭支所産業課の塚田課長は、「市民の皆さんに安心して入浴してもらえるよう準備していきたい」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034995071.html?t=1412110940867
2014年10月1日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は30日、レジオネラ菌の感染者は確認されなかったと発表した。
41人が発熱などの症状を訴え、24人が医療機関を受診。
また、健康相談・苦情などが26日までに50件あったという。
今後、原因究明の調査などを済ませ、10月下旬に再開する予定。
(ブログ者コメント)
状況変化に対する対応が不備だったらしい事例として紹介する。
2014年9月30日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月30日18時13分に和歌山放送ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時ごろ、新宮市熊野川町の山中で、アルバイト作業員の男性(62)が、深さ約2.5mの窪みに転落して死亡した。
警察によると、他の作業員とトランシーバーで連絡を取り合い、伐採した木材をワイヤーで約30m上に吊り上げるために木材を固定する作業をしていたという。
男性が応答しないため同僚が様子を見に行き、男性を発見したという。
警察は、誤って転落したとみて調べている。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2014/09/30/49311.html
2014年9月30日7時9分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月29日19時51分にFBS;札幌テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時40分ごろ、占冠村にある「星野リゾートトマムスキー場」の工事現場で斜面から岩が落ち、ミキサー車からコンクリートを降ろす作業をしていた運転手の男性(60歳)を直撃した。
男性は体を強く打っていて、ドクターヘリで現場に到着した医師が、およそ1時間後に死亡を確認した。
警察によると、斜面から落ちてきた岩は直径が70cmほどで、重さは400kg近くあったとみられ、斜面に背を向けて作業していた男性の背後から落ちてきたという。
現場では当時、リフトの改修工事が行われていて、警察では、工事関係者から状況を聞くなどして岩が落ちた原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140930/4956721.html
http://www.fbs.co.jp/news/news8813990.html
2014年9月28日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「見たことがない雲がかかった」「井戸の水がかれた」・・。
過去の地震で、前兆現象のように伝えられる気象や不思議な出来事を、高知県が集めている。
県によると、同様の情報の収集を実施後、中止した自治体はあるが、現在も続けている都道府県はないという。
県の担当者は、「科学的裏付けはないが、無関係と断定はできず、まずは情報を集めたい」と話している。
前兆現象に興味をもってもらうことで、防災意識の向上につなげるのが狙い。
県南海トラフ地震対策課は2013年6月から、ホームページ(HP)で、
・普段と違った光や雲、虹が見られたといった気象現象
・地下水の変化
・地鳴り
・動物の異常行動
・その他
の5項目に分類し、前兆現象の情報の募集を始めた。
本人が過去3か月以内に、県内で見るなどしたものが対象。住所、氏名、電話番号などを明記する。
8月末までに寄せられた件数は5件。
地震の前触れではなかったが、「テレビの受信状態が悪くなった」、「カエルの鳴く音がぴたりとやんだ」「飼い犬の様子がおかしい」などの現象が寄せられた。
一方、須崎市では12年12月、民間の機関に依頼し、前兆現象の調査を実施。
しかし翌年3月、「学問的に確立されていない」として、調査を中断した。
静岡県地震防災センターもHPで情報提供を募り、08~13年に少なくとも29件の情報が寄せられたが、「科学的に地震予知に結びつかない。集めた情報を分析する手法もない」として、13年7月で打ち切った。
県南海トラフ地震対策課の担当者は、「将来、生かせるかもしれない情報は、少しでも集めたい。前兆現象と思われる情報があれば、知らせてほしい」と話している。
寄せられた情報の内容は公表されていないが、件数は同課のホームページ(http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/)で月ごとに発表している。
ホームページに紹介されているメールなどで情報提供できる。問い合わせは同課(088・823・9798)。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140927-OYT1T50110.html
(ブログ者コメント)
1987年に起きた千葉県東方沖地震の何日か前、ブログ者が勤務していた事業所に来訪していた大学の先生?が現場を歩いている際、空を見て地震雲が出ていると指摘され、同行者が写真に収めたという、その写真を見たことがある。
それは半球体が下に突き出ているような形の雲で、普通の雲とは明らかに違う感じだった。
それ以来、ブログ者は、地震には前兆現象が現れることがあると信じている。
2014年9月29日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月30日7時9分にmsn産経ニュース埼玉版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時半ごろ、ふじみ野市の日帰り入浴施設「M店」から「減圧室の男女が息をしていない」と119番があった。
消防隊員が駆け付けると、男性(65)と女性(58)の利用客2人が倒れており、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察によると、2人は気圧を人工的に標高3500mと同程度まで下げられる減圧室に入っていた。
同室は高さ約2m、幅約2.2m、奥行き約3mのかまぼこ型で、定員8人分の椅子があり、着衣のまま、従業員が外で誘導して入室し、45分を経過すると自動的に扉が開く仕組み。
発見時の同日午後4時50分ごろ、扉は閉まった状態で、2人は入室から50分ほど過ぎていたとみられるが、気圧の差で外から容易に扉は開かず、助け出すまでにさらに約30分かかったという。
2人に外傷はなく、男性はおう吐していた。
室内外での気圧差が大きい場合は急に外に出ると危険なため、体調に異常があった際などはブザーでフロントに知らせるほか、インターホン越しに室外の従業員と会話ができる。
従業員によると、発見時、減圧室のドアは閉まった状態で、ブザーも鳴っていなかった。
警察は、施設側のブザーへの対応体制や従業員の見回りといった安全対策についても調べている。
同施設はホームページで、減圧室を「パスカル健康房」と紹介。富士山頂程度に気圧を下げることで健康に効果があるとうたっていた。
警察で、司法解剖して2人の詳しい死因を調べるとともに、業務上過失致死容疑もあるとみて、減圧室の操作方法や管理状況を調べている。
減圧室の利用客2人が死亡する事故から一夜、施設を訪れた利用客や従業員からは戸惑いの声が上がった。
施設内で働いているという女性は、「今までこんなことはなかった」と驚いた。女性も減圧室を利用したことがあり、「(減圧時は)だるくなって眠たくなる。続けていると肩こりや足の痛みが楽になった」と話した。
女性によると、減圧中は中からドアを開けることはできないが、室内にある非常ボタンを押すと、自動的にドアが開くという。
施設は、週末には営業時間前から並ぶ利用客も少なくなく、回数券を持っている男性(77)は「近所の人も多く来ている。早く解決してほしい」と話した。
施設の管理運営会社によると、事故のあった減圧室「パスカル健康房」は国内メーカーの製品で、同施設では2007年に導入。直近の修理・点検は13年末だった。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/09/30/01.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140930/stm14093007090003-n1.htm
9月29日17時11分にNHKさいたまからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
入浴施設を運営する会社の大谷社長は、減圧室は7年ほど前に設置したもので、室内の気圧を下げて高山と同じ状態を作り出すことで血流が良くなることなどを売りにしていた。入室前には、ひとりひとり従業員が健康状態やアルコールを飲んでいないかなどを聞きとったあと、承諾書にサインをしてもらってから入室させていた。今回、2人が死亡した原因は分からない」と話している。
この減圧室を製造した会社によると、減圧室」はこれまでに全国に50台ほど出荷しているというが、今回のようなトラブルはなかったという。
室内の気圧を通常の3分の2ほどに下げることにより、体に負荷をかけて血の巡りを良くするなど、実際に運動をしたような効果を目指すとしている。
この減圧室は、7年前の平成19年から設置していたというが、去年5月、運営会社から「圧力が下がらない」という連絡があり、調べたところ特に不具合は見つからなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106764731.html?t=1412025750625
(ブログ者コメント)
○テレビのニュース番組では、他施設の関係者などが以下のようなコメントを発していた。
・この施設では客が機器の操作をしていたが、自社ではトレーナーが操作する。
・自社では1500mの状態まで気圧を下げ、その後、元通りにすることを5回繰り返す。この施設のように3000m程度の状態にまで下げることは考えられない。
○長年やってきたがこんな事故は初めてだ・・・という事例は結構多い。
そういった事故の原因は、
・管理方法が悪く、これまでは運がよかっただけ
・管理方法は問題なかったが、今回だけ従来とは違う、何らかの変化点があった
のいずれかのことが多いが、今回はどうだったのだろうか?
2014年9月27日22時50分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後6時半ごろ、東かがわ市の鋳物工場「S鋳造所」で、「どーん」という音ともに工場の中から火が出て、スレートの壁30m2余りと鋳物を作るための木製の型が焼け、火は、およそ1時間後に消し止められた。
この火事で、作業をしていた従業員12人のうち、中国人の男性3人が顔などにやけどをして病院に運ばれ、手当てを受けている。
警察によると、従業員が一連の作業を終えて後片付けをしようと、鉄を溶かす溶鉱炉の底を抜いたところ、炉の中に残っていた溶けた鉄が床に落ちて周りに飛び散ったと話しているという。
警察では、飛び散った高温の鉄が木製の型に火を付け燃え広がったものとみて、火が出た当時の状況や作業に問題がなかったかどうか、さらに詳しく調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034928792.html?t=1411852494816
2014年9月26日20時59分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月27日0時27分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後4時すぎ、鹿児島市清水町の国道10号線で、乗用車の右後ろのタイヤが、突然、外れ、妹と2人で歩道を歩いていた小学2年生の女の子にあたった。
この事故で、女の子は転倒して顔やひざなどに打撲や擦り傷の軽いけがをして、病院で手当を受けた。
警察の調べによると、現場は、JR鹿児島駅から北東に1kmほど離れた県道との合流地点で、赤色点滅信号前で一時停止しようとした際に外れて対向車線側まで転がり、縁石で跳ね上がって女児のランドセルに当たった。
一緒にいた妹にけがはなかった。
乗用車を運転していた男性会社員(40)は、「一時停止をした際にガツンという衝撃を感じ、その後、周りを見たらタイヤが外れたことに気が付いた」と話しているという。
警察によると、タイヤは直径がおよそ60cm、重さが18kg余りあり、ホイールごと外れていて、タイヤと車軸をつなぐ5本のボルトはすべて折れていたという。
車は1998年製。
警察は、整備不良の可能性も含め、原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5054910301.html?t=1411767722492
http://www.asahi.com/articles/ASG9V7JMCG9VTLTB00W.html
2014年9月26日17時22分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月27日と28日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前7時前、甲府市幸町の食品製造会社の物流センターで、「男性がフォークリフトに挟まれている」と、近くにいた人が消防に通報した。
消防が駆けつけたところ、フォークリフトで作業していたトラック運転手の男性(53)が、運転席とリフトの間に挟まれているのが見つかり、救急車で甲府市内の病院に運ばれたが、28日午前6時半ごろ死亡した。胸と腹が強く圧迫された窒息死だったという。
警察によると、男性は静岡県の会社から訪れ、1人でフォークリフトを運転してトラックに荷物を積み込む作業中に、身を乗り出したところを、誤って車体とアームの支柱の間に挟まれたとみられるという。
山梨労働局によると、ことし1月から先月までに、県内で起きた労働災害による死傷者は465人に上り、去年の同じ時期よりも11.2%増え、全国で2番目の増加率となっていて、山梨労働局では、企業に安全対策の強化を呼びかけている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044892851.html?t=1411766291610
2014年9月26日0時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
名古屋市の市営地下鉄東山線名古屋駅で25日未明、冠水があり、市中心部の区間が始発から約9時間運休し、15万人に影響するトラブルになった。
市交通局は同日、近隣のビル建設現場で、下水管を一時的に塞いでいた「栓」が大雨による水圧で崩れ、浸水につながったと発表した。
施工者の竹中工務店は、宮下社長が「多大なご迷惑をかけた」と記者会見して陳謝した。
同局と竹中工務店の説明では、下水管(直径90cm)は、名古屋駅北側で建設が進む日本郵便の高層ビル「JPタワー名古屋」の工事現場にある。
地下鉄に空気を送る給気ダクトの周囲を掘った穴(広さ約100m2、深さ約5m)につながる箇所で切断され、竹中工務店の下請け会社がモルタルや土囊で切断面を塞いでいた。
しかし、下水管に大量の雨水が流れ、栓が崩れたという。
下水管の水は穴にたまり、水の圧力でダクトのつなぎ目から内部に浸水。ダクトを伝って25日午前2時40分ごろから、東山線名古屋駅地下1階の機械室に漏水した。
機械室が約70cm浸水したほか、隣の仮眠室や駅長室にも水は流入し、地下2階のホームも浸水。線路も約10cm冠水し、線路脇の送電設備が水損した。
竹中工務店は、下水管について「一般的な工法で塞いだ」と説明。ただ、宮下社長は「今回は当社に責任があると思っている」と話した。
同社は崩れた下水管の端を、コンクリートなどでふさぎ直す応急処置を済ませたという。
市交通局は、失った運賃収入やJR東海と私鉄の振り替え輸送にかかった費用を精査し、同社への損害賠償請求を検討するという。
名古屋地方気象台によると、名古屋市では台風16号から変わった温帯低気圧と前線の影響で、25日午前3時46分までの1時間に30.5mmの激しい雨が降った。
台風17号が接近するなど、今後も大雨が降る可能性がある。
名古屋駅周辺では、JPタワー名古屋など高層ビル3棟の建設工事が進んでいる。
市交通局は3棟の工事現場を訪れ、駅への浸水の恐れがないか確認して施工者に注意を促す。
東山線が復旧したのは午後2時45分。始発から約9時間もかかった。
この日開かれた会見で、市交通局は「冠水が線路にまで及び、排水と点検に時間がかかったため」と説明した。
名古屋駅には、1分間に1200ℓ排水できるポンプ4台を備えている。
さらに、1分間で200ℓ排水できる可動式ポンプ4台も投入したが、排水し終えたのは、浸水が始まった午前2時40分から約8時間後。
さらに線路脇の送電設備が水につかったため、電気系統などの安全確認に約2時間半かかった。
その後、列車の試運転をして、ようやく運転再開にこぎつけたという。
今回のトラブルでは、運休区間が岩塚―池下の12駅間と長かったのも混乱に拍車を掛けた。
市の東西を結ぶ東山線は栄駅でも折り返し運転できる。
池下駅よりも名古屋駅に近く、繁華街でもある栄駅で折り返し運転ができれば、利用客への影響はより小さかった。
しかし、名古屋―栄の3駅間は送電システムが一体となっている。栄駅で折り返すと、名古屋駅にも通電して、ショートする恐れがあったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG9T5WBXG9TOIPE03X.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
2014年10月1日22時12分に毎日新聞からは、当初計画にない手順で塞いでいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は1日、排水管が漏水した場所で、事前に承認した方法とは異なる形で工事されていたと発表した。
施工者の竹中工務店は「一時的なものだった」とし、事実関係を認めている。
市や竹中工務店によると、現場では工事の妨げになる排水管(下水管)の位置を変えるため、一部を仮設排水管に置き換え、両端の接続部にできる口をコンクリートブロックとモルタルで塞ぐはずだった。
しかし、撤去するはずだった元の管の一部に雨水を流す別の管がつながっていた。
このため、一時的に元の管の一部を残し、口を土のうとモルタルで塞いでいた。
漏水はこの部分で起こった。
この工事手順を、同社は市に説明していなかった。
同社は、「最終的に市が承認した方法で塞ぐつもりだった。途中の手順も市に連絡すべきだった」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141002k0000m040077000c.html
(2014年10月4日 修正1 ;追記)
2014年10月2日付で朝日新聞(聞蔵)から、経緯などに関する若干異なる表現の記事が下記趣旨でネット配信されていた。
現場では、地上からの掘削で地下鉄に空気を送るダクトと下水管が露出していた。
竹中工務店は、工事のため下水管を切断し、断面にモルタルと土嚢で栓をしていた。
ビル事業主の日本郵便は昨年11月、建設工事に支障が出る下水管の一部区間を一時的に移すため、市上下水道局と協議。
下水管の切断面にコンクリートブロックとモルタルで栓をすることにし、同局は承認した。
竹中工務店は、栓にコンクリートブロックではなく土嚢を使った理由について、下水管に道路の雨水を排水する管が接続しているのを工事中に見つけたためと説明。
この排水管を残しながら下水管を移す作業を進めるため、暫定的な栓として土嚢を使った。
市上下水道局は、下水管は直径90cmで流量が多いため、同社から事前に土嚢使用の相談があれば、「強度が不十分なので認めなかっただろう」としている。
2014年9月26日17時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本航空のボーイング787型機が今年1月、成田空港で駐機中にバッテリーから発煙したトラブルを巡り、国土交通省が、バッテリー内部のショートで過熱した可能性が高いとする調査結果をまとめたことがわかった。
国交省がバッテリーを分解して行った調査では、バッテリー内に8つある電池のうち、一つの電池のプラス極とマイナス極が何らかの原因で接触して大きな電流が流れ、過熱した可能性が高いことが判明。
電池内部からは金属片が見つかったが、ショートの原因は解明できていないという。
成田空港でトラブルを起こしたバッテリーは、安全性を高める改修を施したもので、過熱した電池以外に熱は広がっておらず、損傷の程度は軽かった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140926-OYT1T50063.html
(ブログ者コメント)
前の記事で紹介した宇部発B787型機の発煙トラブルと原因は同じだったのかもしれない。
2014年9月25日12時34分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、焼けたバッテリーの写真付きでネット配信されていた。
全日空のボーイング787型機が昨年1月、山口宇部から羽田への途上でバッテリーから発煙し、高松空港に緊急着陸したトラブルで、国の運輸安全委員会は25日、冬の寒さによるバッテリーの劣化や瞬間的な高電圧が重なり、内部がショートした可能性があるとする調査報告書を公表した。
ただ、発端と考えられる現象の痕跡は見つからず、原因特定には至らなかった。
787型機には、旅客機では初めてリチウムイオンバッテリーが本格採用され、GSユアサが製造。
バッテリー内部を満たす電解液は低温で粘り気を持ち、電気を伝えるリチウムイオンがスムーズに動けなくなって、金属リチウムとして電極の表面にとげ状に付着する「析出」が起きやすい特性があった。
充電時などに瞬間的な高電圧がかかったことなども加わり、プラスとマイナスの電極が金属リチウムでつながり、ショートして過熱したと推定した。
今回、電池内部が熱で溶け、析出の痕跡は確認できなかった。
だが、米国家運輸安全委員会は検証試験で、析出に似た現象を確認。
787型機の同種トラブルは日米でほかに2件あり、ともに1月に発生していることから、日本の運輸安全委は全日空機でも「低温で『析出』が発生した可能性がある」と判断した。
報告書は、開発段階の不備も指摘。
GSユアサが2006年、複数ある電池の一つを人為的にショートさせる試験をしたが、バッテリーにアース線などの外部配線をつながず、過熱は一つの電池にとどまった。
一方、運輸安全委が同型バッテリーに外部配線をつなぎ、同様にショートさせると、アース線を伝わってバッテリー全体に大電流が流れ、過熱して制御できなくなる「熱暴走」が起きた。
全日空機でも起きたとみて、「開発時に危険性を過小評価した」と分析した。
運輸安全委は米連邦航空局に対し、開発時に実際の環境に即した試験を米ボーイング社などに求めるよう勧告。同社にも根本原因の解明を求めた。
同社がトラブル後に進めたバッテリー改修について、後藤昇弘委員長は、「今までの運航状況を見る限り、相当改良されている。我々の勧告をすべて実施すれば乗客の心配はなくなる」と評価した。
787型機は燃費の良さと航続距離の長さが長所の次世代機で、11年11月に就航。全日空機トラブルの時点で世界で49機が運航されていた。
米ボストンの空港でも昨年1月、日航機のバッテリーが発火し、世界で運航停止に。
ボーイング社が絶縁材の追加などの改修を施した後、国土交通省は「考えられる原因にすべて対策を取った」として昨年4月、運航再開を認めた。
全日空と日航は、運航再開までの4カ月間に計4367便を欠航した。
今年1月には成田空港で、日航機の改修後のバッテリーが発煙。
現在、世界21社が187機を運航し、うち全日空が32機、日航が15機を占める。さらに867機の注文があるという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG9S6TD7G9SUTIL044.html
9月25日12時9分にmsn産経ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。)
報告書では、バッテリー容器内に8つあるセル(電池)のうち1つが発熱し、他のセルも連鎖的に異常な高温となる「熱暴走」が生じた結果、バッテリーが損傷し発煙に至ったと指摘。
熱暴走の起点となったセルの発熱原因は最終的に特定できなかったが、バッテリーから出火、発煙した同様のトラブルが国内外で昨年1月と今年1月に起きており、寒冷期の低温環境が内部ショートの発生に影響した可能性を示した。
低温下では、電解液に溶けていたリチウムがとげ状に結晶化する「析出」という現象が起きやすく、正極と負極を隔てるセパレーター(薄いフィルム)を突き破ってショートした可能性があるという。
ただ、バッテリーが適切な条件で使用されていれば、リチウムの析出だけで内部ショートする可能性は極めて低いとも指摘。
瞬間的な高電圧など他の要因が複合したとの見方を示すとともに、製造段階で何らかの関連要因があった可能性も否定できないとした
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140925/dst14092512090004-n1.htm
9月25日12時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
安全委は昨年2月、バッテリー内が連鎖的に異常高温となる「熱暴走」が起きたと発表した上で、「原因は不明」としていた。
今回の報告書では、8つある電池の一つが内部ショートして発熱・膨張し、熱がアース線などを通じて周辺に次々伝わり、大きな電流が起きたと推定。
バッテリーの容器内で生じた放電による火花(アーク)で他の電池も高温となる熱暴走が発生、発煙につながった可能性が高いとした。
内部ショートの原因としては、
・金属片の混入
・正・負極板を分離する「セパレーター」の損傷
・リチウム金属がとげ状に結晶化する析出という現象
などの可能性を指摘。
低温下では、電解液に溶けていたリチウム金属の析出が起きやすく、787のバッテリーが過熱する3件のトラブルが全て寒冷期に発生していることなどから、「特に析出が発生していた可能性が考えられる」とした。
http://mainichi.jp/select/news/20140925k0000e040212000c.html
(ブログ者コメント)
昨年1月の米国でのトラブルは、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2602/
2014年9月26日12時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後9時10分頃、広島市中区十日市のビル(12階建て)の住人から「シンナーのような異臭がする」と119番があった。
消防車などが現場に急行、ビルの9~12階に住む約50人がバスなどに約1時間半、避難する騒ぎとなった。けが人や気分不良による救急搬送はなかった。
消防などの発表では、この日は入居者のいない9階の一室で内装工事が行われており、確認したところ、塗料を薄めるために使ったシンナー数ℓが残った容器が、ふたの開いた状態で置かれていた。
部屋には臭いが充満しており、上階に広がったとみられる。
消防は25日、工事をした同市内の内装業者を呼び、市火災予防条例に基づいて有機溶剤の使用後はしっかりとふたを閉め、換気を行うよう行政指導した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140926-OYT1T50038.html
2014年9月24日21時42分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月25日9時37分にmsn産経ニュースwestからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後5時すぎ、かつらぎ町の織物会社の工場で、糸を巻き取る機械を使って作業をしていた従業員の女性(61)が、ローラーのような部品に腕を引き込まれ、上半身も一緒に挟まれた。
この事故で女性は頭などを挟まれ、病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、機械は、高さ1.6m、幅4.7m、奥行き3.8mほどの大きさで、事故当時、工場の中にはほかに7人の同僚がいたが、この機械の前では、女性1人で作業を行っていたという。
警察は、事故の原因について詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044848321.html?t=1411593703286
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140925/waf14092509370012-n1.htm
(2014年12月18日 修正1 ;追記)
2014年12月16日20時25分に和歌山放送から、社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日19時11分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
橋本労基署はきょう(16日)、労働上の安全措置を怠り、女性労働者を死亡させたとして、かつらぎ町のパイル織物製造会社とその社長を労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、ことし9月24日、かつらぎ町のパイル織物製造会社「M社」で、61歳の女性労働者が糸を巻き取る機械に糸をセットする作業をしていたところ、機械に巻き込まれ、頭などを強く打ち死亡したという。
同署は調査の結果、危険性を認識していたにもかかわらず、機械の回転軸に覆いや囲いを設けるなど必要な措置を講じていなかったとして、M社と会社の47歳の男性社長を、労安法違反で書類送検した。
社長は、「事故のあと、再発防止に努めてきました。今後も適切に対応していきたい」と話している。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2014/12/16/53204.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044025681.html?t=1418764464585
2014年7月3日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4055/
(2014年9月29日 修正1 ;追記)
2014年9月12日23時15分に京都新聞から、第三者委員会の方向性がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第三者委員会は12日、「組織体制」面での原因と再発防止策を検討した。
ばいじんを出した市環境センター(今津町)の運営の透明化を図るため、有識者や地元住民らで構成された外部委員会の設置を提言し、9月中にまとめる報告書に盛り込むことで一致した。
問題が起きた組織体制面での根本原因として、委員の1人は、「センターを管理する組織が環境政策課とセンターの2つ存在したことで、互いに責任を押し付け合い、最終的には数値を隠ぺいするまでに至った」と分析した。
再発防止策として、これまで無かった業務マニュアルの早急な整備の必要性を指摘。
基準超過など非常時の細かな行動手順や、指揮系統の明確化により、「個人任せや隠ぺいを防ぐことにつながる」とした。
さらに、市とセンターが定期的に運営状況を報告し、それをチェックできる外部組織の設置を提起したほか、ごみの搬入量や化学物質の測定記録の統計・公表化なども求めた。
同委員会は、9月下旬に開く6回目の会合で報告書をまとめ、修正後の正式な報告書を9月末に福井市長に提出する予定。
ただし、報告書で示した再発防止策が確実に実行されているかを一定期間、検証する必要があるため、最終でなく「中間報告書」と位置づけるとしている。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140912000145
2014年9月23日付で読売新聞滋賀版から、炉の選定や維持管理がおざなりだったためトラブルが多発したという第三者委員会中間報告が提出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の第三者調査委員会(会長=吉原福全・立命館大教授、計4人)は22日、基準超過の原因や改善策をまとめた中間報告を福井市長に提出した。
職員が基準超過の測定値を隠し続けた点について「法令順守意識が欠けていた」とし、原因として空気予熱器(伝熱管)にほこりが堆積していた上、実際のごみの発熱量が設計値よりもはるかに高くなっていたことを挙げた。
報告書は、技術・組織体制にまたがる問題として、「市がコスト削減を意識する余り、炉の選定から維持管理までがおざなりとなり、結果的に故障が多発した」と指摘。
組織体制面では、今後、ダイオキシン類の測定結果やごみ処理の現状を市のホームページで公開するとともに、施設運営をチェックするため、専門家と市民からなる外部委員会を設けるよう提言した。
同委は、報告書に示した改善策が実施され、数値を確かめた上で最終報告を出す。
福井市長は、「空気予熱器の自動清掃装置の設置や専門技術者の常駐化など、提言の一部はすでに9月補正予算案に盛り込んだ。残る指摘も速やかに検討し、実施したい」と語った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20140922-OYTNT50517.html
2014年9月23日付で毎日新聞滋賀版から、施設の維持管理をコスト優先でメーカー以外の業者に委託していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市のセンター運営上の課題が鮮明になった。
第三者委員会の中間報告では、基準超過が、高度の技術を要するガス化溶融炉の維持管理をメーカー以外の業者に委託していた時期に始まったことを示し、炉の維持管理がコスト優先となって適正に行われなくなったと指摘している。
「組織体制面の課題等の整理」は
(1)組織、個人の関与
(2)業務マニュアル
(3)運転データ
(4)修理・修繕・定期点検
(5)外部委員会
(6)委託業者
の6テーマに分けて、背景・経過と課題整理、是正・再発防止策を一覧にした。
(1)では、ダイオキシンが基準を超えた際、数値を低くするために再測定をする前例踏襲や問題先送りで、結果的に隠蔽。コンプライアンス意識が低かったとし、(2)では、業務マニュアル整備が不十分で、職員は経験値に基づいて運営してきたと指摘した。
(6)では、2003年の本格稼働から3年のメーカー保証期間が過ぎると、維持管理費の低減を最優先して競争入札した汎用品を補修や改良に使用。
(メーカー仕様から)設備に変更が生じて、維持管理の「メーカー離れ」が始まったとした。
しかし、専門知識や高度な技術を持つ職員がいないため、市は07年に嘱託職員を雇用。
補修工事の設計施工監理などを任せたが、この時期に初めてダイオキシン濃度が基準を超えたと関連に言及した。
是正・再発防止策では、コストを抑えた半面、維持管理が甘くなったとの見方を示した。
その後の業務委託先についても、「必ずしも専門的な技術と経験、構造を熟知していたとは言い難く、炉の部分的な補修はできても炉全体の安定稼働にはつながらなかった」と指摘した。
第三者委は技術面の検討で、ダイオキシンの発生抑制には炉の不安定燃焼の解消が必要とし、具体的な対策を提言している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20140923ddlk25040533000c.html
2011年9月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに、副操縦士は3ケ月前まで旧型機に乗務していたなどの新情報を、第2報修正3として掲載します。
(新情報に基づき、タイトルも修正しました)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/722/
(2014年9月29日 修正3 ;追記)
2014年9月25日12時41分に朝日新聞から、運輸安全委員会が調査報告書を公表したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全日空系のエアーニッポン(ANK)機が3年前、静岡県沖でほぼ裏返しになったトラブルで、副操縦士(当時38)がスイッチの誤操作を12秒も続けながら異常に気づくのが遅れ、慌てて操縦したため、余計に機体が傾いたことがわかった。
国の運輸安全委員会が25日、調査報告書を公表した。
副操縦士はトイレから戻った機長(当時64)を操縦室に入れる際、ドアを開けるスイッチでなく、垂直尾翼のかじを動かすスイッチをひねった。
3カ月前まで乗務していた旧型機のドアのスイッチと、700型機のかじのスイッチが似た場所にあり、副操縦士は調査に誤操作を認めたという。
ANKは訓練の際、両機種のスイッチが紛らわしい点を明確に注意していなかった。
誤操作は断続的に計12秒間に及んだが、機体の姿勢を示すモニターや、かじと連動したペダルの不自然な動きなどを副操縦士は見逃した。
結果、機体は左に傾き急降下。異常に気づき、右に立て直す向きに操縦桿を操作したが、失速警報に驚き、慌てて操縦桿を逆方向に戻したため、機体が再び左に大きく傾き、背面飛行に近くなった。
運輸安全委は、米連邦航空局に対し、判別しやすいスイッチへの改善をボーイングに指導するよう勧告した。
ANKと合併した全日空にも、傾いた機体を戻す訓練の改善を勧告した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG9R6RL0G9RUTIL01F.html
9月25日12時22分にmsn産経ニュースから、9月25日13時24分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
副操縦士は3カ月前まで約4年3カ月、旧型機に乗務していた。
副操縦士は14秒後に誤操作に気づいたが、慌てて操縦桿を急激に操作したため、機体が左側に最大131.7°傾き、最大荷重も地上の2.68倍に達したとしている。
急降下からの回復操作が不十分だった点について、運輸安全委員会は、副操縦士が失速警報の作動に驚き混乱したため対応が遅れた可能性があると指摘。
また、失速警報を伴う異常姿勢からの回復訓練が未経験だったことも副操縦士の混乱を助長したとの見方を示した。
運輸安全委員会は再発防止に向け、全日空に対し、運航乗務員が1人で運航を継続する場合の基本的順守事項の徹底と、失速警報を伴う異常姿勢からの回復訓練を実施するよう勧告。
ドア解錠と機体の姿勢制御の両スイッチの形状、操作方法が似ていることも問題だとして、米連邦航空局に、スイッチ構造の変更を製造元のボーイング社に検討させるよう勧告した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140925/dst14092512220005-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140925-OYT1T50082.html
(ブログ者コメント)
2012年1月24日5時1分発信の朝日新聞に掲載されていた図を再確認したところ、コックピットの操作パネルは縦3列に分かれており、今回誤操作したドアスイッチは、旧型機では真ん中のパネルにあった。
それが新型機では左側のパネルに移っており、真ん中のパネルには尾翼かじのスイッチが、従来あった位置よりも上方に、ちょうど旧型機のドアスイッチがあった位置の少し上側に移されていた。
誤操作した副操縦士は3ケ月前まで旧型機に乗務していたとのこと。
これでは間違えても仕方がない。
ハードウエア・システム誘発型ヒューマンエラーの一例だと言えよう。
2014年9月21日21時30分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後6時35分ごろ、大阪府豊中市服部西町の焼き肉店で、客席の煙を吸い込むダクト内から出火。
消防が消火活動中、店の近くを歩いてた女性(64)が消火用のホースにつまずいて転倒し、右ひじを骨折する重傷を負った。
このほか、従業員の男性(60)が煙を吸い込み軽症。ダクトの内部や建物の一部がこげた。
消防によると、ダクト内にたまった油に引火したとみられる。
消防車は現場から25mほど離れたところに停車。数本のホースが店内まで伸びていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140921/waf14092121300019-n1.htm
(ブログ者コメント)
消火活動中の消防ホースにつまずいてケガした事例は、今年5月に大阪市でも起きている。
2014年5月19日 大阪市阿倍野区のコルク加工工場から出火、早朝で無人だったがコルク乾燥機は稼働していた、近所の老人が避難時に消防ホースにつまずいて重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3926/
2014年9月22日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後4時55分頃、札幌市中央区の百貨店「札幌三越本館」の地下1階食品売り場の倉庫内から出火した。
火は数分後に警備員の男性が消火器で消し止めたが、コンセント周辺が黒く焦げ、近くにあった従業員の制服が入った紙袋が燃えた。けが人はなかった。
警察は、漏電の可能性があるとみて、出火原因を調べている。
消防によると、客と従業員約1160人が店外へ避難し、消防車と救急車計18台が出動。現場は一時騒然となった。
警報を聞き、10階から逃げてきたという会社員(52)は、「『避難してください』というアナウンスを聞いて階段の避難経路から逃げた。訓練かと思った」と驚いていた。
地下の厨房にいたという従業員男性(34)は、「避難訓練をしているので、客の誘導など落ちついて対処できた」と話していた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20140922-OYTNT50027.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
同じような電気火災は、3日前に釜石市役所で起きたばかりだ(本ブログ掲載済)。
ことほどさように、コンセントにたまったホコリやタコ足配線などによる電気火災は、頻繁に起きている。
本ブログでは、以前、コンセント火災は、おそらくは東京で、2007年に82件発生したという情報を提供した。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/304/
また、2012年10月に朝日新聞からは、東京では電気配線関係の火災は毎年500件前後発生し、火災原因の約1割を占めていると報道されていた。
(当該記事は消えているのでURL添付省略)
原因ははっきりしているのに管理の目が行き届かないために起きる・・・。
これらは、そういった事故の代表的な事例の一つだ。
(2014年10月4日 修正1 ;追記)
2014年9月22日付で毎日新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時ごろ、札幌市のデパート「札幌三越」地下1階の倉庫から火が出ているのを警備員が発見し、119番した。
従業員がすぐに消し止めてけが人はいなかったが、店内は日曜日で混雑しており、客や従業員計1000人が外に避難したほか、消防車や救急車計17台も出動し騒然とした。
警察によると、倉庫内にある食材保管用の冷蔵庫のコンセントに従業員の制服が入った紙袋が接触しており、ショートし発火したらしい。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20140922ddr041040003000c.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。