本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年9月22日22時40分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後2時半ごろ、千葉市のJFEスチール東日本製鉄所の工場敷地内で、高所作業中の男性作業員5人が乗っていたゴンドラが突然滑落し、施設外壁に衝突した。
衝突の弾みで、同社の孫請け会社社員(62)が胸を強く打って死亡、残る4人も重軽傷を負った。
警察などによると、5人は高炉と資材置き場の建物をつなぐベルトコンベヤーのカバーを修理するため、コンベヤーに沿って設置されたゴンドラに乗り作業。
ゴンドラはワイヤに引っ張られる形でカバー外側のレーン上を動いていたが、何らかの原因でワイヤが切れ、ゴンドラが下にあった資材置き場まで滑落して外壁に衝突した。
その衝撃で1人がゴンドラからほうり出され、高さ約20mの位置から転落。資材置き場の壁を突き破って足を骨折する重傷を負った。ほか4人は破損したゴンドラにしがみつくなどして落下を免れたが、4人のうち、1人が死亡した。
コンベヤーは高炉に鉄鉱石を運搬するためのもので、長さ約380m。鉄鉱石を風雨から守るためにカバーで覆われていた。同社によると、高炉の高さは100m以上あるという。
5人は台風15号の影響で壊れたカバーの修復作業に当たっていた。 警察は業務上過失致死傷の疑いで、作業方法に問題がなかったかなどを調べている。
出典URL■■■
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2011年9月22日付で、朝日新聞青森版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森市教委は、21日、青森市民室内プールで、天井材の一部のコンクリート片(縦約14cm、横約7cm、厚さ約1~5mm)1個が落下したと発表した。 市教委は、当分の間、利用休止することを明らかにした。
市教委によると、21日午前10時40分ごろ、利用者がプールの底で発見し、職員に知らせた。当時、館内では親子の水泳教室などが開かれており、60人の利用者がいたが、けが人はなかった。
同日午前9時ごろに職員が双眼鏡で天井やプール底を確認した際は、異常は見られなかったという。
同プールは2008年にもプールサイドの天井が数カ所はがれ落ち、約2ケ月間、休止となっている。
2011年9月22日付で、朝日新聞高知版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後9時41分ごろ、高知市の肥料製造会社「Y産業」の工場から、「作業員がスクリューに巻き込まれた」と119番通報があった。
消防が救助に当たったが、男性作業員(49)が、作業中に出たホコリを集める機械の鉄製スクリュー(直径約25cm)に右腕を巻き込まれており、医師が男性の右腕を切断して、約1時間後に救出した。
警察が事故原因を調べている。
(2011年10月2日 修正1 追記)
2011年9月21日付の高知新聞紙面には、以下の表現で掲載されていた。
□消防が救出しようとしたがスクリューから右腕を抜き出すことができず、救助要請を受けた高知医療センターの医師が右肩から腕を切断、約1時間後に救出した。
□スクリューは地面から約2.5mの所に置かれていた。
2011年9月22日12時23分にNHK沖縄から、同日11時43分に琉球朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時前、那覇港の岸壁に置かれたコンテナから火が出て、現場付近一帯が一時、黒い煙に包まれた。
消防がポンプ車など12台を出して消火にあたり、火は、およそ30分後に消し止められたが、機械や塗料の入ったおよそ幅4m、高さ2mのコンテナ4つが焼けた。けが人はいなかったという。
港を管理する那覇港管理組合によると、現場は、那覇と鹿児島を結ぶ船に積むコンテナなどを仮置きする場所で、22日は、古いコンテナを再利用するための溶接作業が行われていた。
警察は、溶接作業中に飛んだ火花が、近くにあったペンキやシンナーなどに引火した可能性があると見て火事の原因を調べている。
近くで火事を目撃した71歳の警備員の男性は「黒い煙が電柱を越える高さまで上がり、火も見えた。ここで火事が起きたことはなく、驚いた」と話していた。
出典URL■■■
(2011年10月2日 修正1 ;追記)
2011年9月23日付の沖縄タイムス紙面には、以下の表現の記事が掲載されていた。
警察などによると、作業員がコンテナの側壁を機械で切断していた際、散った火花が別のコンテナ内にあったシンナーやペンキに引火したとみられる。
延焼した4基は、倉庫として使用されていたという。
2011年9月22日2時6分にmsn産経ニュース茨城から、また同日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前7時半ごろ、常総市の三菱マテリアル筑波製作所で蓄電設備から煙が上がっているのを従業員が発見、119番通報した。有毒の二酸化硫黄ガスが発生したが、けが人は出ていない。
ただ、ナトリウムが水と反応するため、台風15号接近で雨が降り続く中、消火活動は難航し、水では消火できなかったため、砂を使って消し止めたという。
警察によると、蓄電設備は大型のナトリウム硫黄電池を20台備え、夜間電力を同製作所に日中供給するための設備。東京電力が管理している。
大きさは、間口10m、奥行き2.5m、高さ5mで、2棟が並んでいるうちの南側の2台が化学反応で燃えたとみられる。
警察で出火原因を調べている。
出典URL■■■
(2011年10月31日 修正1 ;追記)
2011年10月26日に、朝日新聞(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本ガイシは、25日、主力製品の大容量蓄電池(NAS電池)の新規出荷を停止し、既存顧客に電池の使用停止を求めていることを明らかにした。
三菱マテリアル筑波で起きた火災事故の原因がつかめないため、安全対策を優先する。
火災時は消火に水が使えず、砂で埋めたため、鎮火には約2週間かかった。
日本ガイシは社内に事故調査委員会を作り原因究明を続けているが、なお時間がかかる見通し。
また、10月28日19時3分に、NHK秋田から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力では、震災の影響による電力不足に対応するため、ことし12月の運用開始を目指し、能代火力発電所に、夜間に発電した電気を蓄え、需要が高まる日中に供給する国内最大規模の蓄電設備を設置する工事を進めていて、計画では今月上旬には蓄電池本体の設置工事が始まる予定だったが、ことし9月、茨城県の工場で同じ型の蓄電池で火災があったことを受け、工事は延期されている。
東北電力では、蓄電池のメーカーによる火災の原因調査がまとまるのを待って工事を再開する方針だったが、調査が長引いていることから、当面、蓄電池の設置工事を見合わせることを決めた。
これによって蓄電設備の運用開始の時期は大幅にずれ込み、電力不足が懸念されるなか期待されていたこの冬の運用開始は難しい状況となった。
東北電力では今後、火災原因の調査や安全対策がまとまるのを待って蓄電池の設置工事を再開する方針だが、今のところ設置のめどはたっていない。
(ブログ者コメント)
日本ガイシは世界中で1社しかないNAS電池メーカーだが、その株価は、今回の事故を境に2~3割下がったままになっている。
製品安全に関する事故だった可能性があるが、事故というもの、会社の経営に大きなダメージを与え、かつ社会的にも多大なる影響を及ぼすことがある、これはその典型的な事例だ。事故の規模自体は小さかったが。
(2011年12月22日 修正2 ;追記)
2011年12月20日12時27分に、NHK名古屋から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題で、会社側は19日、安全対策を強化するため、今年度約 600億円の特別損失が生じる見通しを明らかにした。
社長によると、これまでの調査で製造段階での問題は見つからなかったが、通常は行わない取り付け方で設置した場合には、ごく稀に火災が起きるケースがあったという。
日本ガイシでは、NAS電池を使っている国内や海外の 170あまりの施設に対し安全対策を強化することになり、その費用として、今年度は約 600億円の特別損失が発生する見通しで、最終損失は 400億円と、創業以来初めて赤字になるという。
日本ガイシからの12月19日付プレスリリース資料は下記。
■■■
以下は、当該資料中の原因に関する記述。
なお、最終的な火災原因の特定と安全対策の認定は今後、消防当局によってなされますが、当社における原因究明と対策の検討が進捗したこと、また、当期の業績に重大な影響を及ぼすことを考慮し、今回の火災事故に起因して今後、発生が見込まれる各種費用の総額約600 億円を特別損失として推定いたしました。
(ブログ者コメント)
プレスリリース資料中、具体的な原因については、消防発表待ちということで言及されていないが、会社として原因を特定できたからこそ、特別損失金額が算定できたのだろう。
とすれば、NHK報道のようなことが原因だったものと思われる。
(2012年6月12日 修正3 ;追記)
2012年6月7日付で日本ガイシHPに、原因は単電池1本の製造不良だったという、下記趣旨のプレスリリースが図解付きで掲載されていた。
1.NAS電池システムを構成するモジュール電池40台のうち1台(単電池384本収納)に製造不良の単電池が1本あり、その単電池が破壊して高温の溶融物が流出した。
2.溶融物がモジュール電池内のブロック間にある砂層を越えて流出し、隣接するブロックにある単電池との間で短絡(ショート)が発生した。
3.短絡した単電池間にヒューズが設置されていなかったため、短絡電流が継続的に流れて発熱したことで多数の単電池が破壊して火災が発生し、当該モジュール電池全体に延焼拡大した。
4.当該モジュール電池1台の燃焼により、火炎と高温の溶融物が上段と下段に設置されていた他のモジュール電池内の単電池容器を溶解させ、さらに延焼拡大した。
出典URL
http://www.ngk.co.jp/news/2012/20120607.html
2011年9月22日9時42分に、NHK松江から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松江市にある島根原子力発電所で21日に行われた、夜間に津波ですべての電源が失われたことを想定した訓練の際に、配備されている3台の非常用電源車のうち1台が移動できないトラブルがあった。
訓練は、夜間に巨大な津波のため島根原発の1号機と2号機ですべての電源が失われたことを想定して行われ、中国電力の社員14人が参加した。
訓練では、建物の外に配備された発電機で照明を確保した上で、非常用の3台の電源車から伸ばしたケーブルを1号機と2号機の電力を維持するための予備の電源盤につなぐ作業を行うことになっていた。
ところが、このうちの1台がエンジンがかからなかったため決められた場所まで移動できず、訓練は残りの2台のみを使って続けられた。
中国電力によると、発電のシステムそのものに問題はなかったが、セルモーターの部品に不具合があったという。
非常用の電源車は、原発ですべての電源が失われた場合に、運転員がいる中央制御室の空気を循環させる装置を動かすためなどに使われるもので、島根原発には、福島第一原発の事故を受けて3台が配備されている。
中国電力は、「こうしたトラブルがなぜ起きたのかを点検して今後はこういうことがないようにしたい」と話していた。
出典URL■■■
■■■
(NHKの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)
(ブログ者コメント)
福島第一原発の事故では、コンセントが合わず使えなかった電源車があったと記憶している。
そんなことがないよう、普段使うことのない緊急用設備が、イザという時に機能を発揮できるかどうか、実際に動かしてみて試すのが訓練の一つの目的だ。
したがって訓練時には、緊急用設備は可能な限り、実際に動かしてみることが望ましい。
ちなみに 、ブログ者の勤務していた事業所では、訓練時に実際に緊急用車両を現場まで移動させていたほか、宿直者が現場巡回するのに緊急用車両を運転するなどして、常時、運転できる状態にあることを確保していた。
おそらく中電でも、今回のトラブルを受け、何らかの対応をとるだろう。
2011年9月22日0時16分に、中国新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三次市の中国横断自動車道尾道松江線の海田原橋(仮称)建設現場で8月30日にコンクリート製橋桁の一部(約20トン)が落下した事故で、国交省三次河川国道事務所は、台車のレールにストッパーを設置していなかったなどの人為的ミスが原因と特定した。
20日夜、地元で説明会を開き、謝罪した。 説明会には住民約20人が参加。
現場の架橋工事を請け負う建設業Mテックの担当者が、
□橋桁を載せた台車の車輪とレールの接合部に歯止め具を設置するなどの安全対策を怠った
□台車とモーター付き車両を連結するボルトを緩めたままにしていて、連結が外れた
などの点を報告した。
発注主の同事務所は「防げる事故。初歩的なミスだった。申し訳ない」と謝罪。現場の工事監督職員を増やすなど、安全対策を徹底すると強調した。
住民側は、十分な安全確保を前提に工事の再開を了承した。橋桁の落下を目撃した男性(70)は「本腰を入れ、チェック態勢をとれ」と厳しい口調だった。
出典URL■■■
2011年9月21日付で読売新聞九州から、同日14時47分にmsn産経ニュース福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は21日、故障で停止していた火力発電の新小倉発電所4号機(出力60万KW)について、20日夜に通常運転を再開したと発表した。
新小倉4号機は8月23日、蒸気タービンの回転数が異常上昇した場合に非常停止させる装置が作動して自動停止した。
この装置の回転軸(長さ80cm、直径12cm)が折れており、定期点検時の据え付けに不具合があったのが原因とみて交換した。
出典URL■■■
■■■
(ブログ者コメント)
事故原因に関し、msn産経ニュース福岡からは以下のように報道されていた。
点検を終えて据え付ける際に、潤滑油を規定量以下しか入れていなかったということだろうか?
装置の手入れが不十分だったため潤滑油が足りず、軸に大きな力が加わって折れていたことが判明した。
2011年9月20日付で、朝日新聞宮崎全県版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前0時5分ごろ、JR日豊線、西都城駅の高架下駐車場で、石膏ボードが砕けて散らばっているのが見つかった。
JRによると、高架に上がるための保守作業用階段に取り付けられていた3枚が、高さ約4mから剥がれおちたとみられる。けが人はなかった。
落下した石膏ボードは、大きいもので縦60cm、横157cm、厚さ5cmで、重さは30~45kgあった。階段下面に金属ボルトで固定してあったという。
落ちた場所は、タクシー会社の専用駐車場の一角。一般の人が通行するところではないが、運転手が歩いたりする可能性はあったという。
石膏ボードは、階段ができた1979年10月ごろに取り付けられ、2年に1度、目視で点検していた。直近では昨年6月に点検したが、異常はなかったという。
JRは老朽化が原因とみており、同じ時期に取り付けられた駅構内や高架下の他の石膏ボードを調査する。
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2011年9月20日11時51分に、読売新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR西日本和歌山支社は19日、紀勢線・岩代―切目間で、串本発新大阪行き特急「オーシャンアロー32号」(9両)が台風12号の被害による徐行区間(時速30km)を18日午後、通常の時速90kmで進入したと発表した。
支社の調査に対し、男性運転士(48)は「荒れた海が目に入り、『また台風が来るのか』と考えていて信号を見落とした」と話しているという。
発表によると、現場は台風で線路脇の斜面が崩れ、同支社が応急復旧して約150mを徐行区間に設定。
運転士は約500m手前に設けられた徐行の予告信号を見落とし、約100m手前で気づいて減速したものの、区間の終了地点では時速60kmだったという。
出典URL■■■
(ブログ者コメント)
緊張を長時間持続させることは難しい。誰しも、今回のように、ふとヨソ事を考えることが絶対にないとは言えない。たとえ、それが緊張を強いられる大事な場面であってもだ。
幸い、今回は何事もなく済んだが、一つ間違えば大事故になった恐れもあった。
事故防止対策のうち、ハード対応とソフト対応は、カネと時間さえかければ、それなりの効果が期待できる。 しかしヒューマンエラー対応だけは、いくらカネと時間をかけても、全く効果がないことがある。
まことに悩ましく、永遠の課題だ。
2011年9月19日22時47分に、msn産経ニュース神奈川から下記の特集記事がネット配信されていた。御参考まで。
川崎市バスの運行ミスが収まらない-。
経路誤りや行き先表示間違いなどが相次ぎ、昨年度は72件の運行ミスが発生した市バス。
市交通局は汚名返上に向け、間違いの多い交差点を「指定交差点」とし、同交差点では行き先のアナウンスを運転手に義務づけるなどさまざまな対策に取り組んでいるが、今年度の運行ミスは1日現在で22件。昨年同時期の27件と比べほぼ横ばいの現状に、同局幹部は頭を悩ませている。
■ 「うっかり」増加
今年度発生したミスは、経路誤りが19件と大半を占める。
そのうち、昨年度に間違いが多く発生した指定交差点でのミスは6件、残り13件は営業所から出庫してすぐに行き先を間違えるなどの単純な「うっかりミス」だという。
同局では昨年8月、多発する経路誤りを防ぐため、指定交差点の手前では運転手が曲がる方向のアナウンスをするように義務づけた。また、交差点手前の停留所にはアナウンスを指示する標識の取り付けなど指定交差点での再発防止に取り組んだ。
同局幹部は「指定交差点でのミスは減ってきたが、対策が取られていなかったところでのミスが目立つようになってきた」と説明する。
今月14日に開かれた市議会本会議で、阿部孝夫市長は運行ミスの連続発生を陳謝。その上で、「不注意や思いこみが原因の事例が目立つ。職員の意識の徹底を図る対策強化が必要」と述べた。
実際に経路誤りをした50代の男性運転手は、本来曲がるべき交差点の一つ手前で曲がってしまった。間違えた場所は指定交差点ではなく、男性がよく知るルートだったため、「曲がった瞬間に『あれ、何で』と思った。日頃から経路ミスをしてはいけないと強く思っていたのに…」と首をかしげた。
元産業能率大学教授で、心理学者の安本美(よし)典(のり)氏は「重大なミスを犯すまいとして注意したため、細かいところへの注意が抜けてしまった可能性がある」と指摘。安本氏は「緊張するときには心理的エネルギーを使う。ミスが起きやすいところでエネルギーを注ぐが、そうでない場面でエネルギーを抜いたときにうっかりミスが起きているのでは」と分析する。
■全運転手に研修
同局では昨年6月、運行ミスの多発を受け、営業所内で処理していた簡易ミスも、同局に報告するように指示。そのため、一昨年度は11件だった運行ミスが、昨年度は72件に急増したという。
ある同局幹部は「報告の基準を下げたことが、件数増加の一つの要因」とする。
一方、明治大学名誉教授(経営心理学)の山田雄一氏は「交通局全体がたるんでいるとしか考えられない」と厳しい。「交通局が運行ミスをするのは、水道局が断水しているのと同じ。管理者の日々の管理や人間関係で、手抜かりがあったのではないか」と述べた。
同局では「一部の職員が『自分は大丈夫』と思っているから、ミスが続く」として、先月下旬から全運転手を対象に研修を開始。ルートなどが書かれた運行指示書や行き先表示の確認など、基本動作の徹底を図る対策強化に乗り出した。
「市民からの信頼を取り戻すにも、ミスを減らすしかない。指示したことがしっかりできれば、ミスは無くせると信じている」と同局幹部は力を込める。
勤続20年以上の男性運転手は、運行ミスが多発した昨年以降、乗客からの運転席への視線が厳しくなったという。男性は「市民に申し訳ないという気持ちは全運転手が持っている」と話す。信頼回復のためにも「運行ミス0」に近づく結果を早急に出すことが必要だ。
出典URL■■■
(2011年11月10日 修正1 ;追記)
2011年11月7日付で、神奈川新聞から「やまぬ市バス運行ミス」というタイトルで下記趣旨の記事が、また同日21時42分にmsn産経ニュース神奈川から「止まらぬ川崎市バス経路ミス」というタイトルで同趣旨の記事が、ネット配信されていた。
川崎市交通局は7日、運行ミスをした市バスの男性運転手A(54)を停職5日、もう一人の男性運転手B(50)を戒告とする懲戒処分にしたと発表した。
いずれも同日付で、それぞれ22年、27年の運転手歴があるベテラン。
2011年度の運行ミスは33件(7日現在)に上り、ミス多発を受け各種対策を施したが、10年度とほとんど変わらない状況が続いている。
同局によると、運転手Aは、10月13日、所定の交差点を左折すべきところを誤って右折。乗客から間違いを指摘されたものの、営業所への連絡を怠り、自己判断で右折を繰り返して本線に復帰した。
この運転手は昨年10月にも運行ミスをしており、同局の聞き取りに「すぐに戻れると思った。前にもミスをしていたという意識もあって連絡しなかった」などと話しているという。
運転手Bは、10月15日、所定の交差点を右折すべきところを誤って直進した。
同交差点はミスが多発しているため、手前停留所での一時停車と運行表の指差確認が定められていたが怠っていた。
同局はミス防止に向け、民間バスの営業所長経験者を改革アドバイザーに迎えたり、運転手のグループ研修を実施したりするなどしているが、11年度の33件は前年同期比7件減にとどまり、運行ミスによる懲戒処分は今回で6人となった。
同局の担当者は「少しずつ改善はしているものの、指差確認などを徹底していればミスはゼロになるはず。再発防止策に努めたい」と話している。
出典URL■■■
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(ブログ者コメント)
この手のトピックスが複数のメディアで取り上げられることは珍しい。また、msn産経ニュースでは2回取り上げているので驚いた。
公営交通のだらしなさということで、特に厳しい目を向けているのだろうか?
それならば、他の民営バスとの比較といった切り口でも報道してほしかった。
(2011年12月2日 修正2 ;追記)
2011年11月30日9時14分に、NHK横浜から、その後の対応に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「川崎市バス」で運行経路を間違えるミスなどが相次いでいることを受けて、対策を検討する委員会がきょう初めての会合を開き、来年3月までに提言をまとめることになった。
この委員会は、川崎市バスで昨年度多発した運行経路を間違えるミスなどが今年度もこれまでに35件と相次いでいるため、川崎市が外部の専門家に原因と対策を検討してもらおうと設置したもの。
28日は市役所で初めての会議が開かれ、交通政策や心理学を専門とする大学教授や民間の路線バスの実務経験者ら4人の委員が出席した。
会議では、はじめに市の担当者が、ミスの具体的な事例のほか、経路ミスが多発している交差点で、運転手に対し、行き先を声に出したり経路の指差し確認を義務づけたりするなど再発防止策に取り組んできたことなどを報告した。
委員からは「間違える背景には複雑な路線が多いという状況があるのではないか」といった指摘や、「市の防止策は項目も多く、過剰となっている印象なので、整理するべきではないか」という意見が出され、委員会として来年3月までに提言をとりまとめることになった。
会議の終了後、委員長の東京海洋大学の寺田一薫教授らが記者会見し、「公共交通機関として経路の間違いはあってはならないことだ。原因を詳細に調べて効果的な対策を議論していきたい」と述べた。
(2012年2月23日 修正3 ;追記)
2012年2月21日付で毎日新聞神奈川版から、改善委員会の答申の方向性が示された旨、下記趣旨でネット配信されていた。
川崎市バスで相次ぐ運行ミスの解決策を模索する第三者委員会「市バス運行管理改善委員会」の最終会合が20日、同市役所であった。
実施しているミス改善策の見直しや有効なものの継続、公表方法の再考などが答申の方向性として示された。
答申は3月上旬に完成、同月内に発表する。
ただ、31路線213系統を持ち、起点と終点が同じでも経由地が異なるなど経路誤りの大きな要因に挙げられた運行経路の複雑さについては、「経路を単純化することでミス発生の確率が下がるが、限られた経営資源で維持するためにはやむを得ない」とし、抜本的なダイヤ改正の必要性には踏み込まなかった。
対策で見直し検討とされたのは、間違いが多発する「指定交差点」(23カ所)のうち10カ所で行われている一時停車。
混雑時など運転手の心理負担につながるとして段階的に減らすことを課題とした。
継続となったのは、出庫時の行き先確認の徹底やミス発生の場所などを盛り込んだハザードマップの更新など。
現場で有効と判断されたものが多かった。
また、ミスを全て即日発表している公表方法について「運転手に過度のプレッシャーを与えている」として再考の余地があるとした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/archive/news/2012/02/21/20120221ddlk14040230000c.html
ちなみに、同日付の神奈川新聞からは、違った切り口の記事がネット配信されていた。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202200008/
(2012年3月16日 修正4 ;追記)
2012年3月12日付で神奈川新聞から、13日付で毎日新聞神奈川版から、また3月12日21時54分にmsn産経ニュース神奈川から、3月13日7時44分にNHK首都圏から、再発防止策がまとまった旨、下記趣旨でネット配信されていた。
同市交通局は12日、今後の運行ミス防止対策を発表した。
ミス発生について「ヒューマンエラーが最大の要因」との認識の下、「安全最優先のバス運行業務に即しているか」など四つの視点に基づき対策の強化を図る。
同局は2011年度、外部委員による「バス運行管理に係る改善委員会」を設置。市バスの運行ミスの原因を検証し、防止策のあり方を検討してきた。
改善委はミス防止対策の基本指針として、
(1)安全最優先のバス運行業務に即しているか
(2)市バスネットワークの特徴を踏まえた体制・対策が取られているか
(3)業務に対する意識の向上を図る仕組みが取られているか
(4)ミス発生後の対応が的確かつその対応が事後の運行に影響していないか
の4点を提示した。
これを受け、同局は新たな取り組みとして、
□起点と終点が同じでも経由地が違う系統の運行表に路線名と経由地を記す
□335台すべてのバスの運転席にカラー画面の大型モニターを設置して、3つ先までの停留所や間違いの多い交差点でどちらに曲がるかを表示する
□経路ミスが多発する「指定交差点」手前で流れる車内放送に限り、運転手への注意喚起のために通常の女性の声から男性の声に切り替える
□厳正な点呼は緊張感をもった業務につながるとの提言を受け、点呼を出車間際に変更
□各営業所で運転手をグループ分けしてミス防止について討議や研修を行い、ミスがないと「ほめる」評価を導入
□運行経路や出庫時間の復唱の徹底など、運行への集中力の保持
など35の対策を順次導入する。
一方、市はこれまでミスがあるたびに公表していたが、運転手がプレッシャーを感じているという指摘を受けて、法令違反など悪質なものを除き、1年分をまとめて次の年度に公表する。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203120027/
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120313ddlk14040178000c.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120312/kng12031221550007-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1004551143.html
(ブログ者コメント)
ヒューマンエラー防止策として、ハード、ソフト両面からの対策が打ち出された。
よく練られている感じだ。
各メディアには、1年後に効果検証報道をお願いしたい。
2011年9月17日付の毎日新聞愛媛版と朝日新聞愛媛版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時50分ごろ、新居浜市の住友化学愛媛工場菊本地区の有機金属製造プラントから出火。漏れた「トリメチルインジウム」(TMI)が燃えたが、けが人や有害物質の工場外への流出はなかった。
同プラントは7月27日にも火災を起こして操業を停止しており、今月3日再開したばかりだった。
同工場によると、TMI貯蔵タンクの配管の手動弁付近から火が出ているのを作業員が監視カメラで確認し、不燃布をかぶせて消火した。住民には広報塔からの音声で火災を伝えたという。
TMIは半導体の原料で、空気に反応すると自然発火する。漏れたTMIの量は不明。今回出火した手動弁は7月に燃えた配管の隣にあり、8月に交換したばかりだった。
火災を受け、同市消防本部は16日、同工場に有機金属製造プラントの使用停止命令を出した。
出典URL■■■
2011年9月16日20時38分に朝日新聞から、また18日21時7分にNHK仙台から、下記2件の事例がネット配信されていた。
①名取市閖上のがれき仮置き場で16日午前7時30分ごろ出火し、がれきが燃えて大量の煙が噴き上がった。 仮置き場は沿岸にあり、けが人は出ていない。
市によると、津波や地震で生じた閖上地区のがれきが約11万6千m3集められていた。警察によると、鉄くずなど金属がれきの山と、木材やプラスチックなどの混合がれきの山が接する辺りから出火。自然発火の可能性が高いという。
ヘリコプターや消防車24台が消火にあたったが、同日午後8時現在、燃え続けている。
出典URL■■■
②18日午後6時15分ごろ、東松島市と石巻市の境にあるがれきの仮置き場から火が出て、燃え広がった。
現場では、消防車ががれきに放水を行うとともに、建設用の大型機械を出して燃え広がらないよう、がれきの山を崩す作業を行った。
現場は海岸沿いにあるがれきの仮置き場で、火が出たのは100mから150mル程度の区画。
作業員によると、ここにはプラスチック類や自動車のタイヤなどが、4mから5mほどの高さで積み上げられているという。
消防などによると、近くに人が住んでいる建物はなく、けが人の情報はないという。
現場に火の気がないことから、消防はがれきが自然発火したものとみて、消火活動を進めている。
出典URL■■■
一方、自然発火に関する下記趣旨の解説記事もネット配信されていた。
(2011年9月18日3時6分朝日新聞)
被災地のがれき置き場で火災が相次いでいる。多くが自然発火とみられ、専門家は、分別しないまま高く積み上げることで危険性が高まっていると指摘する。
自治体は、内部の熱を逃すパイプを設けるなどの対策に乗り出した。
「民家は目と鼻の先。燃え移ったらと、住民は怖がっています」。気仙沼市の消防団員(35)は話す。
8月28日、同市内の置き場で火災が起きた。民家は約100m先。タイヤや家電、木材などが交じった高さ7mのがれきから炎が上がり、消防車28台が出動。鎮火まで10時間かかった。
消防は、「高く積み上げられ、どこから発火したのか分からなかった」。市は翌日から、警備会社に頼んで夜の見回りを強化した。担当者は「津波を逃れた家に燃え移ったら申し訳なくていたたまれない。できることはすべてやる」と必死だ。
各地の消防によると、火災は17日現在、宮城県で13件発生。16日には名取市閖上の置き場で火が出た。さらに、白煙が岩手県で2件、蒸気の噴出も宮城県で13件、岩手県で11件確認された。「消防を呼ばずに自分たちで消し止めたことは何度もあった」と、置き場の管理業者は話す。
産業技術総合研究所の若倉正英研究顧問によると、微生物の動きが活発になったり、金属と水が反応したりして熱がたまるのが、そもそもの原因という。
出典URL■■■
(2011年9月17日14時40分 河北新報)
震災で発生したがれきの集積場で、自然発火が原因とみられる火災が相次いでいる。 専門家は、微生物によってがれきが分解される際に出る熱が内部にたまったのが出火の原因と指摘する。
予防策は高く積み上げないことだが、がれき置き場のスペースは限られ、自治体は有効な手だてを打てないでいる。
国立環境研究所によると、がれきが5m以上の高さに積み上げられると、外気との換気が難しくなり内部に熱がたまりやすくなる。
周囲に油分があると、比較的低い温度でも「蓄熱発火(余熱発火)」し、微生物が出すメタンガスに引火して火災につながるという。
蓄熱発火の研究をしている秋田県立大の鶴田俊教授(燃焼学)は「震災から半年が過ぎ、がれきの内部で腐敗、発酵が進んでいる。東北地方は(燃えやすい)泥炭地が多く、津波を浴びたがれきが発火しやすい状態にある」と指摘する。
環境省は5月19日、がれき置き場の火災予防策として、「5m以上の高さを避けるべきだ」と自治体に通達。定期的にがれきを掘り返すなどの対策も示していた。
気仙沼市や東松島市は、がれきに通気用のパイプを設置し熱やガスがこもらないよう対策を実施しているが、布団や畳などは熱がこもりやすく、5m以下でも出火したケースがあった。
石巻市は高温になりやすい畳を石巻港に設置したがれき置き場に集める方針で、19日にも作業に入る。さらに、がれき置き場に貯水タンクを置き、「万が一に備える」考えだ。
がれき置き場の面積は限られ、処理に当たる重機の数も限られる。津波被害を受けた宮城県沿岸部の自治体は「敷地にこれ以上の余裕はない。早く2次仮置き場を造り、最終処分を進めてほしい」と、県などに抜本的な対策を求めている。
出典URL■■■
2011年9月19日9時26分に山形新聞から、同日14時32分と20日21時17分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後0時5分ごろ、米沢上杉まつりの一環としてJR米沢駅前で行われた上杉砲術隊の発砲演武で、火縄銃の空砲を発砲した際、弾の代わりに詰めた紙が会場整理をしていたJR東日本社員の男性(53)の顔に当たった。
男性は鼻の骨を折る大けが。 警察は業務上過失傷害容疑の可能性も含め、事故状況を調べている。
まつり実行委員会などによると、砲術隊は立ち入り禁止区域内で横7、8人ずつ3列になり、順番に発砲を2度繰り返す演武中で、2巡目に事故が起きた。
男性は砲術隊の前列から右斜め前方約15mの位置に、一般客と並ぶようにして会場側を向いて座っていた。
銃は実弾も撃てる古式火縄銃で、今回は実弾のかわりにちり紙を丸めて銃口に詰めていた。 砲術隊長によると、銃身に詰めた紙は通常、発砲で散らばるが、まれに塊のまま出ることがあるという。
関係者によると、銃口は当時、およそ30m先の木に向けられていたが、紙の詰め物は目標よりも右にそれて男性にあたったという。
警察によると、火縄銃を扱った隊員は「火縄銃を撃ったとき、衝撃を抑えるために上半身を後に引くタイミングを誤り、狙いがはずれた」と話しているという。
砲術隊は十数年前から同まつりの際に米沢駅前で演武。立ち入り禁止区域の範囲は例年同じで、過去に事故はないという。
今回も事前に県公安委員会に猟銃用火薬類等消費許可を取り、事故当時は安全管理を確認するため米沢署員が立ち会っていた。
まつり実行委員会の担当者は「火薬の量や(立ち入り区域の)規制範囲などは警察との取り決めに従っており、安全管理面では問題がなかったと判断している」と説明。
今後については「警察の調査結果を受けて対策を講じたい」とコメントした。
出典URL■■■
■■■
(NHKの記事は1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)
(ブログ者コメント)
□粉じん爆発の恐ろしさを体験させるための教育では、ハルトマン式実験器具の筒の上をろ紙で塞ぎ、爆発時に大きな音を出させるようにする。 なぜなら、ろ紙がなければ粉じんは筒の中で音もなく燃えるだけで、見ている人に粉じん爆発の恐ろしさが伝わらないからだ。
それと同様、この演武でも、迫力を出すために銃口にちり紙を詰めていたのだろうか?
□ただ、残念ながら、誰も今回のような事故を予見できなかった。よしんば予見した人がいたとしても、「過去に事故はない」とか、「万一当たってもタダの紙だから大丈夫」、といった声にかき消されてしまったのかもしれない。
□今後、水平射撃の必要性とか、紙を詰めることの是非について議論されるだろうが、結果論としては、事故が起きる前に議論することが望ましかった。
その点、産業現場で安全管理に携わる人にとって、教訓とすべき事例だ。
(2012年9月20日 修正1 ;追記)
2012年9月18日12時42分にInfoseekニュース(時事通信)から、同日14時57分にmsn産経ニュースから、隊長らが書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米沢署は18日、空砲を撃った「上杉砲術隊」の50代男性隊員と隊長の60代男性を、業務上過失致傷容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。
送検容疑は、古式火縄銃の実演中に、銃の詰め物の量や発砲後に衝撃を抑える適切な動作などを怠り、会場警備に当たっていた男性(当時53)にけがをさせた疑い
発砲演武は米沢上杉まつりの人気イベントの一つだったが、この事故を受けて、今年は自粛した。
出典URL
http://news.infoseek.co.jp/article/120918jijiX592
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120918/crm12091815010017-n1.htm
2011年9月18日19時20分に、NHK津から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時ごろ、津市にある近鉄大阪線の榊原温泉口駅の待合室で突然、天井の一部がはがれ、真下にあるベンチの上に落下した。
近鉄によると、落下したのは大きさがおよそ90cm四方、厚さが2cm余り、重さがおよそ7kgの石こうの板で、当時、待合室には男女3人がいたが、けがなどはなかった。
近鉄が調べたところ、駅舎の屋根にある雨どいに、風で飛んできたとみられる袋が詰まって水が流れない状態になっていた。
雨どいからあふれた雨水が天井裏にたまり、その重みで、天井の一部が落下したとみられる。
近鉄は「けがをした人がおらず、幸いだったが、こうしたことが二度とないよう点検を強化したい」と話している。
2011年9月19日2時15分に、msn産経ニュース茨城から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前8時45分、かすみがうら市の市道工事現場で、警備員の男性(43)が後退してきたショベルカーの下敷きになり、病院に運ばれたが、全身を強く打ち間もなく死亡した。
現場ではアスファルトの補修工事をしており、男性は同僚4人とともに交通整理、誘導に当たっていた。
出典URL■■■
2011年9月19日7時13分に、産経関西から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東海は18日、新幹線新大阪駅の高架橋からプラスチック製の部品(長さ1m、重さ1.1kg)が落下していたと発表した。けが人はいないという。
同社によると、17日夜、同駅の警備員が巡回中、駅に隣接する歩道脇にプラスチック材が落ちているのを発見。
調べたところ、高さ約11mの高架橋から、雨水を処理するための部品の一部が落下していたことが分かった。他に異常はなかったという。
出典URL■■■
2011年9月17日22時48分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後5時20分ごろ、岐阜市のビル内にあるゲームセンターで天井の換気扇用カバーが落下し、跳躍器具で遊んでいた小学5年生の女児(10)にかすった。女児は右膝を切る軽傷。
警察によると、落下したカバーは36cm×36cmの正方形で重さ約2kgのスチール製。警察が詳しい原因を調べている。
出典URL■■■
(2011年10月2日 修正1 ;追記)
2011年9月18日付の岐阜新聞紙面には、以下のような記事も記載されていた。
天井の高さは2.7mあった。女児が高さ70cmのトランポリンで遊び始めたところ、カバーが突然落ちてきたという。
女児の身長は143cmだが、天井には直接触れてはいないらしい。
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問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し
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③確認ボタンをクリック
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してください。
ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
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[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。