2022年2月20日10時22分にYAHOOニュース(食品ロス問題ジャーナリストの寄稿文?)から下記趣旨の記事が、複数枚の解説図付きでネット配信されていた。
英国のチェスター大学(University of Chester)の調査によると、英大手小売の4大スーパー(「BIG 4」と呼ばれる)テスコ、セインズベリー、アズダ、モリソンズで販売されている牛乳は、未開封のまま、4度に保った冷蔵庫に保管してあれば、消費期限(use-by date)を過ぎても安全に飲めることが判明した(1)。
その結果を踏まえ、モリソンズ(Morrisons)は、自社ブランドの牛乳の90%において、消費期限表示をやめて、2022年1月末から牛乳および乳製品には、おいしさのめやすである賞味期限を表示している。
モリソンズは、2022年1月9日にそのことを発表し、「食品ロスを減らすため、牛乳の消費期限を廃止する英国初のスーパーマーケットになる」と宣言した(2)。
消費者に対しては、飲む際に嗅覚テストをするよう、呼びかけている。
モリソンズでシニアミルクバイヤーのイアン・グッド(Ian Goode)氏はBBCの取材に対し、「大胆な一歩」であると述べている(3)。
英WRAPによると、牛乳は、ジャガイモとパンに次いで、英国で3番目に廃棄の多い食品だ。
毎年、約4億9000万パイント(約2億7844リットル)もが廃棄されている。
そのうち、8500万パイント(約4830万リットル)の牛乳が廃棄されているのは、消費者が律儀に表示を守っているためではないかと推察している。
このように、欧州では、消費期限を賞味期限に変えたり、賞味期限表示の横に「過ぎてもたいていの場合は飲食可能」と入れたりする動きがある。
デンマークでは、2019年に賞味期限・消費期限に関するキャンペーンを行った(4)。
牛乳などの賞味期限表示の横に「過ぎてもたいていの場合は飲食可能」と書き、五感で判断する大切さを説明するなど、さまざまな取り組みをおこない、5年間で25%も食品ロスを削減した(5)。
日本の食品の賞味期限は、総じて他の先進国と比べて短い傾向にある。
なぜだろうか。
【加工食品の多くは賞味期限が短く設定されている】
日本の加工食品の多くは、賞味期限が短く設定されている。
品質が保てる期限が5日以内の食品に表示されるのが「消費期限」。
おにぎりや弁当、サンドウィッチ、刺身、惣菜、生クリームのケーキなどに表示される。
時間とともに品質が劣化するので、場合によっては時刻まで書いてある。
先日、話題になった恵方巻なども、消費期限が表示されている。
これに対し、「おいしさのめやす」なのが賞味期限。
消費期限とは異なり、過ぎたからといって、すぐに「安全に食べられる期限」がくるわけではない。
賞味期限の場合、安全に食べられる期限は、もっとずっと先にある。
その「おいしさのめやす」に対し、日本の企業の多くは、1未満の安全係数を掛け算する。
国(消費者庁)は0.8以上を推奨している。
たとえば、10ヶ月間おいしく食べられるカップ麺であれば、0.8をかければ8ヶ月になる。
【なぜ企業は賞味期限を短く設定するのか】
なぜ企業は賞味期限を短く設定するのだろうか。
メーカーの製造工場を出るまでは、保管温度や湿度などが厳しく設定されている。
でも、いったんトラックに載せて出れば、その先では、さまざまな条件下にさらされる。
卸売業の倉庫や小売店のバックヤード、直射日光があたる店頭に置く小売店、真夏に買い物して車のトランクに詰める消費者・・・。
このようなリスクを考え、短めに設定するのだ。
前述の通り、1未満の「安全係数」を掛け算する(6)。
(加工-22)
加工食品に賞味期限を設定する場合、安全係数についてはどう設定 すればいいのでしょうか。
(答)
客観的な項目(指標)に基づいて得られた期限に対して、一定の安全をみて、食品の特性に応じ、1未満の係数(安全係数)を掛けて期間を設定することが基本です。
なお、安全係数は、個々の商品の品質のばらつきや商品の付帯環境などを勘案して設定されますが、これらの変動が少ないと考えられるものについては、0.8以上を目安に設定することが望ましいと考えます。
また、食品ロスを削減する観点からも、過度に低い安全係数を設定することは望ましくないものと考えます。
過度に低い安全係数で期限を設定した後、在庫を解消するために、期限の貼替えを行い、消費者に誤解を与えた事例もあることから、適切な安全係数を設定することが重要です。
国(消費者庁)は、品質のばらつきや環境の変動が少ないものに関しては、安全係数を「0.8」以上に設定している。
が、ある分析センターでは「0.7から0.9」を使っている。
国の推奨より低い値も使っている、ということだ。
拙著『賞味期限のウソ』(7)に書いたが、かつて、0.3を使っていたメーカーもあった。
もし、この商品が10ヶ月の賞味期限だったら、3ヶ月に期間が短縮することになる。
ある冷凍食品の会社は0.7を使っているし、1年以上の賞味期限がある製品に0.66の安全係数を使っている会社もある。
その背景には、食品事故や消費者からのクレームをできる限り防ぎたいという思惑もある。
そもそも、食品にはリスクがつきものだ。
毎年、正月には、餅をのどに詰まらせる事案が発生する。
これは物理的リスク。
あるいは残留農薬などの化学的リスクや、ウイルスなどの生物学的リスクもある。
東日本大震災の時には、放射性物質に注目が集まった。
これらリスクは、どんなに努力しても、ゼロにすることは不可能だ。
食品にゼロリスクはない。
その中で、できる限り安全な食品を届けるために、ほとんどの企業は邁進している。
そんな企業に対し、責任を転嫁する傾向にあるのが日本の消費者だ。
昨年末、生乳5000万トンがあわや廃棄、というときにも、「バターにしろ」、「企業努力が足りないからこんなことになるんだ」といった声が多く見受けられた(8)。
すでに企業は精力的にバターに加工していたにもかかわらず・・・。
2014年のバター不足をふまえて、酪農・乳業業界は乳牛を増やすなどの努力を何年がかりで進めてきた。
そこにコロナが襲い、飲食業界の需要が落ち込み、消費者の消費を促進せざるを得なかった。
そんなことなど何もわかっていない日本の消費者に対峙するためには、賞味期限を短くせざるを得ないという企業の事情もあるかもしれない。
【賞味期限はどうやって決められるのか?】
賞味期限はどうやって決められるのだろうか。
「微生物試験」「理化学試験」「官能検査」といった3つの試験や検査を経て、さらに安全係数を掛け算して決められる(6)。
ただ、大企業であれば、自社内に研究所を持っているが、食品業界の場合、そうでない中小企業の方が多い。
その場合、食品分析センターのような外部機関に依頼したり、類似商品を出している業界トップの会社の設定に追随し、同じ賞味期間に設定したり、業界団体が作成したガイドラインを基に決めたりする。
■短い賞味期限が引き起こす食品ロス
リスクを考慮して短く設定された賞味期限は、当然、食品ロスになりやすくなる。
【商慣習「3分の1ルール」】
日本の食品業界には、小売業界がメーカーに課すルールが多くある。
その1つが「3分の1ルール」だ(9)。
賞味期限全体を3分の1ずつ均等に分け、最初の3分の1が納品期限、次の3分の1が販売期限。
賞味期限が6ヶ月のお菓子であれば、製造してから2ヶ月が納品期限、4ヶ月が販売期限となる。
製造して2ヶ月以内に店に納品しないとならない。
海外で作っている場合、飛行機で飛ばせば早いが、コストが高くなるので船で運ぶ場合も多く、少しでも遅れるとアウト。
納品が許可されない。
なぜか?
小売店は、少しでも新しいもの、作って間もないものを売りたいからだ。
販売期限がくれば、スーパーでもコンビニでもデパ地下でも、商品棚から撤去されることがほとんどだ。
つまり、短めに設定された賞味期限を基準にして、これら納品期限や販売期限が設定されるわけだ。
【商慣習「日付後退品」】
食品業界に存在する商慣習は、3分の1ルールだけではない。
前の日に納品した同じ商品より、1日たりとも賞味期限の古い(短い)商品は納品できないというルールがある(10)。
前日納品のものより賞味期限が短いものを「日付後退品」などと呼ぶ。
この「日付後退品」は納品できないのだ。
消費者の誤解も多い。
「消費期限(しょうひきげん)」と「賞味期限(しょうみきげん)」は、発音すれば「ひ」と「み」の1文字しか違わない。
この2つの意味の違いは中学校の家庭科で履修する。
が、男性は、ある世代から上は、家庭科を履修していない。
家庭科が男女必修になったのは平成になってからなので、少なくとも今の40代以上の男性は家庭科を履修していない。
履修せずとも知識があればいいのだが、残念ながら全員がそうとは限らない。
それは女性も同様だ。
中学校の家庭科の教科書を読むと、野菜の選び方や賞味期限・消費期限の違いなど、生活していく上で大切なことがたくさん書かれていることに気付かされる。
■「短すぎる賞味期限」に対する国内外のさまざまな取り組み
このような、短めに設定された賞味期限に対し、国内外ではさまざまな取り組みがある。
【賞味期限そのものを延長する動き】
その1つが、賞味期限そのものを延長する動きだ。
容器包装の技術を使って延ばすものもある。
たとえば醤油。
以前は、ふたを開けると酸化が始まり、黒くなってしまっていた。
今では密封タイプの容器が開発され、製造から90日間、鮮度を保つことができる。
マヨネーズも、酸素に触れづらい製造方法に変え、容器包装を改良し、7ヶ月だった賞味期限を12ヶ月に延ばした(キユーピーの場合)(11)。
【賞味期限が切れた商品を活用する動き】
賞味期限が過ぎたものを販売するお店が出てきている。
発祥は、デンマークのwefood(ウィーフード)(12)。
日本でも、マルヤスやエコイートなどの店がある。
日本では、省庁に備蓄している食品は、以前は入れ替えのときにすべて処分していたが、今は、福祉団体などに寄付しており、その中には賞味期限が過ぎた缶詰なども含まれている(13)。
英国政府が立ち上げた組織WRAP(ラップ)は、賞味期限が過ぎても「ここまでは使うことができる」というガイドラインを、コロナ禍で改訂して発表した(14)。
2017年に発表されていたものを改訂した。
これは販売目的ではなく、フードバンクなどの福祉団体が安心して再利用できるようにするためだ。
【賞味期限を年月表示にする動き】
賞味期限は、3ヶ月以上あれば、日付まで入れる必要はない。
「年月」でいい。
海外では、18ヶ月以上あれば「年」だけでいい、という国もある。
そこで、日付を省略する動きがある。
筆者の勤めていた食品メーカーでは、20年以上前から年月表示にしていた。
国内では、農林水産省などの呼びかけに対し、比較的動きが早かったのは清涼飲料水の業界だ。
2013年5月の製造分から、2リットルのペットボトルのミネラルウォーターで年月表示への切り替えが始まった。
ペットボトル飲料、小さいサイズでも切り替えているところもあるが、そうでない商品もまだまだ多い。
他にも缶ビール(底に表示)やレトルト食品などで、この動きがある。
ただ、注意すべきは、半端な日付は切り捨てされ、前月表示になる、ということ。
たとえば、「2022.2.10」と表示されていたものは、10日分が切り捨てられ、前月の「2022.1」となるわけだ。
となれば、逆に食品ロスが増えてしまう。
そこで農林水産省は、「賞味期限延長」と「年月表示」を並行して進めるよう、食品関連事業者に呼びかけている。
【消費期限を賞味期限に変える動き】
冒頭に述べた通り、欧州では、これまでused-by date(使用期限・消費期限)表示にしていた牛乳の表示を、best-before date(賞味期限)に変える、といった動きがある。
【賞味期限の別の呼び方を提案する動き】
日本では、表示を一元管理する消費者庁が、賞味期限の愛称・通称コンテストを実施した。
筆者も審査員として参加した。
最優秀賞は「おいしいめやす」(15)。
このように、SDGsでも食品ロスの削減が謳われる中、短すぎる賞味期限を長くする、あるいは関連した動きが世界各国で起こっている。
以上、賞味期限表示とその関連の動きについて述べてきた。
筆者は、拙著『賞味期限のウソ』で、賞味期限のことを「思考停止ポイント」と書いた。
他人が決めたものをそのまま鵜呑みにし、過ぎれば捨てるという行為は、まさに「思考停止」。
自分の頭で考え、自分の五感で判断したい。
*本記事は、ニュースレター「パル通信」34号および32号を基に編集しました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20220220-00282798 アカスミ
(ブログ者コメント)
ブログ者は、つい数日前、冷蔵庫の奥で眠っていた「さつま揚げ」のパックを発見。
賞味期限を5日過ぎていたが、ラップをとって嗅いでも、そうヘンな臭いはしなかったので、煮て食べた。
まさに今回報じられた行動そのものだ。
2022年2月19日21時30分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前11時50分ごろ、茨城県桜川市大泉の石材会社「O砕石」の採石場「大泉工場」の砂製造プラントで、同県笠間市、同社員、男性(55)が、石や砂を入れる筒状の機械「原料ホッパー」内に埋もれているのを同僚が発見し、119番通報した。
男性は約3時間後に救出され、その場で死亡が確認された。
県警桜川署で事故原因を調べている。
同署によると、原料ホッパーは砂の原料をベルトコンベヤーに送る機械で、投入口は縦約6メートル、横約4メートル、深さ約3メートル。
投入口は低い位置にあり、地面に近い高さだった。
事故当時、男性は重機を使って砂や石を入れる作業を1人でしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f3e1db547006c285766620f592e02db80e65b16
2月19日18時42分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、砂が出てこないことを不審に思った作業員が発見したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日正午ごろ、茨城県桜川市の砕石工場で男性作業員が、砂などが入った機械の中に転落し埋もれて死亡する事故がありました。
警察によりますと、19日午前11時50分ごろ、桜川市にある採石工場「O砕石」で作業員の男性が「原料ホッパー」と呼ばれる機械の中に転落する事故がありました。
転落したのは、この工場の社員・石井さん(55)で、その後、死亡が確認されました。
転落した機械は深さがおよそ3mで、下から砂が出てくる構造ですが、当時、砂が出てこないことを不審に思った作業員が、機械の中で砂と砂利に埋もれている石井さんを発見したということです。
警察は、石井さんが転落した当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/339a1eb00969acf24a4d6e33b1e71b53c6b04e37
2022年2月19日12時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前、神奈川県横須賀市で「異臭がする」などといった通報が数十件、消防に寄せられました。
消防によりますと、消防署内でもガスのようなにおいを確認したということで、通報が寄せられた現場にも出動しましたが、午前11時半現在、具体的な原因は分かっていないということです。
最初の通報は午前10時すぎに寄せられ、場所は横須賀市の日の出町、上町、根岸町など市の東側の沿岸付近の地域でした。
その後、通報は、長坂など市の南西の地域へ移っているということです。
消防が原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220219/1050016368.html
(ブログ者コメント)
横須賀市近辺での異臭騒ぎは、過去に何回も報道されている。(本ブログでも紹介スミ)
前回報道されたのは2020年10月。
いまだ原因不明だ。
2022年2月18日20時8分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県国東市で2020年、撤去中に倒れてきた電柱にあたり、作業員が死亡した事故で、会社と現場責任者の男性が書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、大分市向原沖のO電設と現場班長をしていた32歳の男性です。
大分労働基準監督署によりますと、2020年6月、大分県国東市下成仏の住宅敷地内で撤去作業中の電柱が倒れ、作業員の男性(当時56)が死亡しました。
会社と現場班長の男性は、労働者の危険を防止するのに必要な措置を講じなかった疑いが持たれています。
電柱を撤去する際、本来であれば、電柱の上部から分割するか専用の重機が使われますが、今回の現場では使い道の違う掘削用の重機が使われていたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbdfe0caee75b644bb73a062f225c77d20390267
2月18日18時26分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、引き抜いた電柱が頭に当たったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2020年、大分県国東市で電柱の撤去作業中に作業員が亡くなった事故について、現場の責任者などが労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されました。
大分労働基準監督署によりますと、この事故は2020年の6月、国東市国東町にある住宅の敷地内で男性作業員が電柱の撤去作業をしていたところ、引き抜いた電柱が頭に当たって亡くなりました。
現場では、用途が異なる重機にワイヤーを括りつけて電柱を引き抜いていたということです。
このため、危険を防止する措置を講じなかったなどの疑いで、当時の現場責任者と男性作業員が勤めていた会社が18日付けで書類送検されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64ba9c7dbbda8f018b03c26c9d6f0b6cdc3e7eeb
※事故当時の報道は下記参照。
電柱の取り換え作業をしていた、死亡した男性は電柱にロープを巻き付けて誘導する作業を担当していたとのこと。
(2020年6月24日 毎日新聞 大分版)
九州電力送配電大分支社は22日夜、電柱の撤去作業を委託した業者の作業員1人が死亡する事故が発生したと発表した。
同日の記者会見で岡本・副支社長は、「今後は再発防止策を講じ、このような事故を発生させないよう努めます」と陳謝した。
同社や国東署によると、22日午後3時40分ごろ、国東市国東町下成仏で撤去作業中に電柱が倒れた。
作業をしていた大分市葛木の作業員、山下さん(男性、56歳)の頭に電柱が直撃。
山下さんは市内の病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
事故当時、山下さんら4人が、電柱の取り換え作業をしており、ショベルカーで電柱を掘り起こして土中から抜こうとしたところ、電柱が倒れたという。
山下さんは、電柱が倒れないよう、ロープを巻き付けて誘導する作業を担当していた。
電柱が倒れた原因を調べている。
https://mainichi.jp/articles/20200624/ddl/k44/040/213000c
(ブログ者コメント)
電柱引き抜き作業の1例は、下記記事参照。(写真付き)
この時は、電柱を途中で切ることなく、クレーン車で吊り上げて引き抜いていた。
また、電柱に巻き付けたロープで誘導している作業員もいた。
2021年5月11日掲載
『[閑話休題] 古いコンクリート電柱を引き抜いている現場を見かけたので、千載一遇のチャンスとばかり見学した』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11624/
2022年2月18日14時1分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、錆びたワッシャーナットの写真付きでネット配信されていた。
大型トラックやバスのタイヤが走行中に外れる事故が相次いでいる問題で、国土交通省が昨年秋以降の事故車を分析したところ、タイヤを固定するワッシャー付きホイールナットがさびなどで滑らかに回らなくなっている事例が複数確認された。
国交省は、事故多発の要因となった可能性があるとみて、近く専門家の検討会を立ち上げる方針。
大型車のタイヤ脱落件数は2011年度の11件を底に増加に転じ、20年度に131件と過去最多を更新した。
直近の4年間でも、約2倍に急増していた。
大型車のタイヤは重さ100キロ、直径1メートルにもなり、歩行者などにぶつかれば命に関わる。
02年には横浜市で、部品の欠陥でトレーラーのタイヤが外れ、母子3人が死傷する事故が起きている。
国交省によると、タイヤは、ボルトとワッシャー付きナットでホイールを挟み込んで車体に固定する。
ナットを回して締め付ける際、ワッシャーとの間がなめらかなら、ナットだけが回って奥まで締まる。
だが、さびなどで摩擦が生じると、ワッシャーも一緒に回転してナットが締まり切らず、緩みの原因になる。
ボルトとナットを清掃し、潤滑油を塗る必要があるという。
このワッシャー付きナットは、10年以降にホイールの取り付け方式が国内規格から国際規格に変わってから導入された。
以前の国内規格では、ワッシャーはなかった。
脱落事故の増加が始まった時期とも重なるうえ、調査では、古い車で脱落が起きるケースが多い傾向も確認されたという。
整備関係者の間では、ワッシャーとナットの間に潤滑油をさす必要があることは知られているが、国交省は個人や運送業者、タイヤ販売店では十分認識されていないおそれがあるとみており、業界やドライバーらに注意を呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ2L4D6PQ2LUTIL006.html
(ブログ者コメント)
タイヤ脱落事故については本ブログでも、これまで多数の情報を紹介している。
2022年2月18日5時1分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月に横浜市内3区(戸塚、瀬谷、泉)の一部地域に給水した水道水から国の基準値超えの塩素酸が検出された事故を受け、市水道局は16日の市会水道・交通委員会で、事故原因と再発防止策を公表した。
小雀浄水場(同市戸塚区)で本来、産業廃棄物として処理する必要があった次亜塩素酸ナトリウムが混入した雨水を原水として再利用したことが主な原因と結論付けた。
市によると、1月26日に同浄水場の通路にたまった雨水を河川に放流したところ、壊れた配管から次亜塩素酸ナトリウムが混入していたことが判明。
放流をやめて排水処理施設に受け入れたが、あふれそうになり、原水に戻して再利用した。
その結果、高塚配水池(同市泉区)で国の基準値(1リットル当たり0・6ミリグラム)を上回る、1リットル当たり最大0・93ミリグラムの濃度の塩素酸が水道水から検出され、市内3区の一部地域(最大約3万6千戸)に影響した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6780b0445ca6a54546ab7fa0d998b8c681cb03fd
2月3日にタウンニュースからは、次亜塩素酸ナトリウムが移送配管から漏れていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市水道局は1月27日、高塚配水池=新橋町=で採水した水道水から国の基準値(1リットルあたり0・6㎎)を超える0・79㎎の塩素酸が検出されたと発表した。
市はその後、水の入れ替えと給水エリアの配水管洗浄を行い、翌28日には基準値以内に下がったことを確認した。
泉区内では中川・新橋・緑園の各地区の一部、また戸塚区・瀬谷区の一部で最大約3万6千戸が影響を受けた。
基準値を超える数値を測定した原因は、同配水池へ送水している小雀浄水場=戸塚区=で前日26日に発生した、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含む水を河川に放流した事故によるもの。
水道水の消毒に使用する次亜塩素酸ナトリウムを移送する配管の修理のため、作業用通路内に溜まっていた雨水を河川に放流する作業の途中、配管から漏洩していた次亜塩素酸ナトリウムが含まれることが判明し、放流を停止した。
横浜市によれば、今回検出された数値は、子どもが1カ月毎日1リットルを飲んでも健康に影響がない濃度(1リットルあたり3㎎)を下回り、健康には影響ないとみられる。
市は28日早朝から午後2時まで、該当地域の地区センターなど14カ所に一時給水車を配置した。
水道局浄水課は「事故の重大性を真摯に受け止め、再発防止に全力を尽くしてまいります」とコメントした。
https://www.townnews.co.jp/0107/2022/02/03/611176.html
1月28日にJCC(日テレ ミヤネ屋)からは、汚水は5000トンあったと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととい横浜市の浄水場で水道消毒用の次亜塩素酸ナトリウムを国基準の8倍の濃度で含んだ水約5000トンを川に排出する事故があり、川への排水を止めた際に処理施設で水があふれそうになった。
そのため、水をうすめて水道水として再利用し、基準値を超える塩素酸が検出された。
1月28日付で横浜市のHPには、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1 事故の概要
小雀浄水場において、消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムを薬品タンクから注入地点まで移送する配管の修理のため、作業用通路内に溜まっていた雨水を汲み上げ、場内の排水処理施設を経由して河川に放流しました(別途記者発表)が、一部を安全な濃度に希釈して利用する前提で浄水場原水に返送し、再利用しました。
この水に次亜塩素酸ナトリウムの副生成物である塩素酸が含まれていたものです。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/suido-gesui/suido/suishitsu/0127.html
1月27日付で横浜市のHPには、11時に雨水汲み上げを開始し14時30分に放流開始、18時28分に放流を停止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1 事故の概要
小雀浄水場において、次亜塩素酸ナトリウムを薬品タンクから注入地点まで移送する配管の修理のため、作業用通路内に溜まっていた雨水を汲み上げ、場内の排水処理施設を経由して河川に放流しました。
汲み上げ作業開始時点では、雨水の水質に異常がないことを確認していましたが、作業の途中におい て、配管から漏洩していた次亜塩素酸ナトリウムが含まれることが判明し、放流を停止しました。
この間、約4時間にわたり、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含む水を河川に放流しました。
2 経緯
1月26日11時00 分頃
作業用通路内に溜まっていた雨水の汲み上げ作業を開始
1月26日14時30分頃
高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含む水を河川に放流
1月26日18 時28分
放流を停止
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/suidou/2021/0127-1.files/20220127-1.pdf
1月28日付で横浜市のHPには、放流水の一部を安全な濃度に希釈して利用する前提で原水に返したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(「一部」とは、川に放流した残り分ということか?)
1 事故の概要
小雀浄水場において、消毒剤である次亜塩素酸ナトリウムを薬品タンクから注入地点まで移送する配管の修理のため、作業用通路内に溜まっていた雨水を汲み上げ、場内の排水処理施設を経由して河川に放流しました(別途記者発表)が、一部を安全な濃度に希釈して利用する前提で浄水場原水に返送し、再利用しました。
この水に次亜塩素酸ナトリウムの副生成物である塩素酸が含まれていたものです。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/suido-gesui/suido/suishitsu/0127.html
(ブログ者コメント)
〇5000トンの水に塩素酸(Hclo3=84g/モル)が0.79mg/ℓ含まれていたということは、漏れた次亜塩素酸ナトリウム(Naclo=74g/モル))の量は4kg程度だったのかもしれない。
ということはポタポタ漏れ?
〇汲み上げ開始時点で水質に異常はなかったが、途中で次亜塩・・混入が分かったという件。
また、原水に返す際の希釈をどのように行い、どこで間違えたのかという件。
もう少し詳しい情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
〇5000トンも水が溜まっていた通路とは?
気になり、グーグルアースで当該浄水場を見てみたが、それらしい通路は見当たらなかった。
2022年2月16日21時13分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市は16日、O水販(同市南区市場)が販売したフグに毒がある部位が残っている可能性があるとして、同社が自主回収を始めたと発表した。
処理不足が原因。
現時点で健康被害の報告はないという。
市によると、同社は10、12日にスーパーのGマート津高店(岡山市北区津高)などに計22・45キロを販売。
Nフードバスケットの西大寺店(同市東区広谷)と中畝店(倉敷市中畝)にも納品された。
店頭ではパックに小分けされ、ほぼ売り切れたという。
消費者から「(有毒部位の)ひれがついた状態で売られている」と連絡があり、判明した。
2月16日21時8分にNHK岡山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岡山市のスーパーなどで毒があるフグの部位が販売されていたことがわかり、保健所は,購入した人は絶対に食べずに自主回収を届け出た加工会社に連絡するよう呼びかけています。
岡山市保健所によりますと、鮮魚の加工や販売を行う「O水販」が毒があるフグの部位を販売し、岡山市と倉敷市の3つのスーパーに納品されたということです。
スーパーの買い物客から「ヒレが残ったフグが販売されているが大丈夫なのか」といった連絡が15日、保健所にあり、調べたところ、あわせておよそ22キロが販売されていたということです。
フグのヒレを食べると、しびれなどの症状が出るほか、場合によっては、呼吸が止まって死亡するおそれもあります。
これまでのところ健康被害は確認されていないということですが、岡山市保健所は、購入した人は、絶対に食べないよう注意を呼びかけるとともに、自主回収を届け出た「O水販」に連絡するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220216/4020011814.html
(ブログ者コメント)
ブログ者は、フグの種類にもよるが、一般的には内臓と皮に毒があり、たまに身に毒があるフグもいる・・・程度の知識は持っていたが、ヒレにまで毒があるとは知らなかった。
しかし考えてみれば、ヒレの表面には皮があるので、さもありなん・・・という感じだ。
それはさておき、今回問題となったフグは、どういう種類だったのだろう?
気になり、調べてみたところ、鮮魚店や料理屋でしばしば見かけるショウサイフグはヒレに毒があるということだった。
もしかすると、そのフグの切り身にヒレが混じっていた、ということかもしれない。
2022年2月16日21時1分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、三笠市で道路が陥没し、3人が重軽傷を負った事故で、道は、地下の破損した排水管が陥没を引き起こした原因とみられることから、新年度、道内全域の道道を対象に、地下を通る排水管に不具合がないか調査に着手する方針を固めました。
去年11月、三笠市で道道が陥没して乗用車が転落し、3人が重軽傷を負った事故では、道が、地下にあった破損した古い排水管を通じて土砂が流れ出たことが陥没の原因とみられるとする調査結果をまとめています。
これを踏まえて道は、新年度、道内全域の道道を対象に、地下を通る排水管に不具合がないか調査に着手する方針を固めました。
調査は、道がすでに把握している排水管について、管の出口から土砂が流れ出ていないかや、流れている水の量が適切か確認するほか、古い資料などをもとに、把握されていない排水管がないか確認することも検討しているということです。
道は、調査で破損の疑いがある排水管を早期に把握することで、同様の事故を未然に防ぎたい考えです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220216/7000043489.html
(ブログ者コメント)
三笠市の陥没事故については、本ブログでも紹介スミ。
2022年2月16日19時25分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月16日の北海道内は、道南を中心に大荒れの天気となっています。
一方、札幌市では屋根の上に危険な雪庇(せっぴ)が増えていて注意が必要です。
齋藤記者:
「函館市内です。きのうから続く吹雪の影響でしょうか、バス停のポールが根元から折れ曲がっています」
発達した低気圧の影響で大荒れとなった函館市では、市民が雪かきに追われました。
函館市民:
「すごいですね。車出せないです。きょうは出かけない」
函館市民:
「(両手で表現して)こんなもんだな。30センチくらいある。吹きだまりで玄関埋まってるから」
道南では、2月17日朝にかけてさらに30センチの雪が降る予想で、交通障害に警戒が必要です。
一方、先週、記録的な大雪となった札幌市。
特に心配なのが、屋根の雪です。
2月13日には、手稲区で銭湯の屋根が崩落。
2月16日には、札幌市近郊の余市町でも落雪事故が起きるなど、被害が相次いでいます。
札幌市北区の女性:
「落としてない。年を取ってくると(屋根に)上がれないから、近所の人におろしてもらっている」
札幌市北区の男性:
「(指で差して)息子は、ここと上を合わせたら5、6回になるかな。"雪庇落とし"っておっかないけど、落とさないと下のガラス壊れたりする」
除雪中の男性:
「(車を屋根から)1メートル以上、もっと開けないと、屋根から落ちた雪で、車のドアが傷ついたりしますよね」
いま住民を脅かしているのが、自宅にできた大きな雪庇…。
雪庇落としの依頼も除雪業者に相次いでいます。
エイト建設 豊島社長:
「2021年の3倍くらい増えています。1週間はびっしり(予約が)入っています」
この日は、札幌市南区の住宅の雪庇落とし。
雪庇は、暖房などで「解けて凍って」を繰り返し、固く重くなっていました。
落ちた雪庇は、屋根の上にある時よりもはるかに大きく見え、かなりの衝撃です。
除雪業者:
「(雪庇を計測して)30センチくらいはある。ドンと落ちたら家の壁が傷つく、穴が空いちゃうので、窓ガラスとかだと家の中に入ってしまう」
ただ、作業は常に危険と隣り合わせ。
プロでも危惧するのは、屋根の上のこの状況。
白い雪で雪庇と屋根の境界がわかりにくく、判別がつきません。
除雪業者:
「ここからこっちは"屋根の上"だから落ちる心配はないんだけど、普通の人だとわからないかもしれない。もっと長い雪庇だと2メートルくらいある所がある」
さらに、市民らに気をつけてほしいと呼び掛けるのが、カーポートや倉庫など、比較的、屋根が低い建物の雪落としです。
除雪業者:
「(高さが)2~3メートルだと油断して落ちる事故が多い。プロに任せた方がいいんじゃないかなと。1人で登る方いるが、絶対にやらない方がいい」
札幌市では週末、再び大雪となる可能性がありますが、屋根の雪には細心の注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d1f1000cb53495c65de6dbddc6221a5b2dd059
(ブログ者コメント)
雪国で生活したことがないブログ者は、この映像を見るまでは、雪庇といっても雪の塊に毛が生えた程度のものだろうと思っていた。
しかし、落とされた雪庇を見ると透明感があり、ほとんど氷だ。
本ブログではこれまで、雪庇落下による配管損傷とか人身事故を何件か紹介しているが、こんな氷のようなものが落ちてくるなら、さもありなんという感じだ。
2022年2月16日16時47分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県立こども病院は16日、乳児急性白血病で入院していた当時生後3カ月の乳児に昨年1月、抗がん剤治療をした際、薬剤を誤投与する医療事故があったと発表した。
乳児は同11月に死亡した。
病院によると、治療のために静脈内に投与する予定だった抗がん剤を、医師が背骨に囲まれた場所にある脊髄腔に誤って注入した。
本来、脊髄腔には別の薬剤を投与するはずだったが、看護師が取り違え、確認が不十分なまま医師が投与したという。
直後に誤投与に気付いたが、乳児は神経系の障害が起き、自発呼吸ができなくなった。
その後、症状が悪化、同11月に死亡した。
静岡県庁で16日に記者会見した同病院の坂本院長は「家族に心からおわびする」と謝罪した。
https://www.sankei.com/article/20220216-Y4THZ4BKBBIAHB4OKTRFYDT5BA/
2月16日付で静岡新聞からは、抗がん剤投与の頻度が少ない集中治療室での事故だった、今後は髄腔内に投与する薬剤が入った注射器はシールで識別するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同病院は事故の要因として、看護師から医師へ薬剤を受け渡す際に双方が薬剤の呼称確認を怠ったことや、抗がん剤投与の実施頻度が少ない今回の集中治療室のような場所で投与する場合の具体的な薬剤管理のルールが定められていなかった点を挙げた。
再発防止策として、薬剤投与前の確認事項を定めたマニュアルの整備と周知、抗がん剤の取り扱いに関する教育の徹底を掲げた。
髄腔内に投与する薬剤が入った注射器には、他の経路で投与する薬剤と識別できるシールを貼ることなども示した。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1027614.html
2月16日16時23分に時事ドットコムからは、他の薬剤を注射しようとして間違いに気づいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薬剤の受け渡し時に、医師と看護師が名称を十分に確認していなかったという。
他の薬剤を注射しようとして間違いに気付いた。
乳児は呼吸困難になり、白血病が進行して21年11月に死亡した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021600845&g=soc
2月16日17時41分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、4種類の薬剤を3つの経路から投与していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乳児の抗がん剤治療には4種類の薬剤を使用していて、投与する経路が3つあり、医師と看護師の間での確認が不適切だったということです。
医療事故を受けて、こども病院は投与マニュアルの改訂や周知の徹底など再発防止に努めたいとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f88112b9dc9b4302ff247897ca671571f014b13
2月16日18時44分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、髄腔内への投与を禁じられている薬剤が持ち込まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
病院側は、髄腔内への投与を禁じられている薬剤が持ち込まれていた上、薬剤を受け渡す際に医師と看護師の間で適切な確認が行われなかったことを要因に挙げています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a30e47f05d1ec4f633c39c01c20282c91568ef7e
2月16日21時23分に読売新聞からは、看護師が薬剤名を伝えず医師に注射器を渡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乳児は11月、人工呼吸に使う管の交換時に亡くなった。
病院によると、治療時はこの抗がん剤のほか、髄腔に注射する別の抗がん剤も使う予定だった。
看護師が医師に薬剤名を伝えず、静脈に使う薬が入った注射器を渡した結果、取り違えが生じたという。
誤って使用した薬剤の添付文書によると、髄腔に投与して死亡した症例が海外であり、髄腔への投与は禁じられている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220216-OYT1T50270/
2月17日付で毎日新聞東京版からは、投与予定の薬剤は青い袋に入っていたが、その上に透明な袋に入った薬剤があったため医師が見間違えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静脈に投与すべき薬剤「ビンクリスチン」を脊髄(せきずい)の周りにある髄腔(ずいくう)という空間に投与。直後に医師らがミスに気づいたが、神経系の障害が進み、乳児は呼吸などができなくなった。その後も白血病が進行し、21年11月に死亡した。
髄腔に投与すべき薬剤は青い袋に入っており、誤って投与した薬剤は透明な袋に入っていたが、青い処方箋の上に透明な袋が置かれていたため、医師が青い袋と見間違えたという。
https://mainichi.jp/articles/20220217/ddm/041/040/124000c
以下は、2月16日付で同病院HPに掲載されていた事故原因と背景。
・・・・・
4 院内調査で指摘された主たる事故原因とその背景
(1) 髄腔内投与が禁忌である抗がん剤が、髄腔内投与処置の場に持ち込まれた
<背景要因>
・抗がん剤には投与の仕方によって悪影響を与える薬もある(ビンクリスチンは髄腔 内投与禁忌薬)ことから、抗がん剤治療を頻繁に実施する内科系病棟では「髄腔内投与を行う場合には、髄腔内投与予定薬以外は処置室に持ち込まない」ことがルール化されていた。
・一刻を争う緊急対応を求められることが多い集中治療室には、「処置時に使用する可能性のある薬剤を全て処置の場に用意する」ことが一般的であった。
・抗がん剤治療の頻度が少ない集中治療室で抗がん剤治療が行われたため、髄腔内投与予定薬以外である静脈内投与予定薬が持ち込まれた。
(2) 薬剤投与前の薬剤受け渡し時に医師・看護師間で適切な確認が行われなかった
<背景要因>
・抗がん剤の髄腔内投与に特有な薬剤受け渡しの操作(別紙 P.2)を血液腫瘍科医師が教え、集中治療室看護師が教わりながら実施したことにより、医師と看護師は操作に専念し、薬剤の呼称確認を行わなかった(別紙 P.4 Ⅱ-2)。
・当院は医療安全管理マニュアル、医療安全看護マニュアルを含む医療安全対策基準を整備していたが、全職種共通の確認タイミングを明記した安全確認行動の基準はなかった。
・実施頻度の乏しい部署で抗がん剤投与を行う場合、また複数の診療科が合同で処置を行う場合において、明確なルールが定められていなかった。
・・・・・
http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/important/20220216/upload/20220216-110411-5919.pdf
2022年2月16日6時22分にYAHOOニュース(乗りものニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【熟練者でも起こりうる「空間識失調」】
2022年1月31日夕方、石川県の小松基地を離陸した航空自衛隊飛行教導群のF-15DJが、約5km離れた日本海沖で消息を絶ちました。
見つかった破片などから2月10日に墜落と断定。
その後、パイロットも周辺の海域で発見され、残念ながら搭乗していた2名の死亡が確認されています。
原因の究明は今後、機体の引き揚げ後に本格化しますが、推測として真っ先に挙げられているのが「バーティゴ(pilot vertigo)」と呼ばれる「空間識失調」です。
なぜここまで早く「空間識失調」原因説が推測されたのでしょうか。
これは一言でいえば、パイロットを常に狙う危険な現象だからです。
空間識失調は、専門書をあたると「パイロットが航空機の姿勢や運動状態を客観的に把握できなくなった状態」と定義されます。
つまり、自分が認識している飛び方と実際の飛行姿勢などが、著しくかけ離れた状態になるということです。
典型的な原因としては、飛行運動により平衡感覚を司る三半規管が一時的に異常を来たすことをはじめ、雲中飛行で感覚が崩れる、夜間に漁船の灯火を星と間違えるなどが考えられます。
実は、この空間識失調、ベテランも新人も技量も関係なく起き、確実に防ぐ手立てはありません。
異常な飛行姿勢を誘発して事故につながりかねず、そのため大変危険視されている現象のひとつです。
1998(平成10)年2月に起きた海上保安庁のシコルスキーS-76Cの事故、2019年4月の航空自衛隊のF-35の事故でも、空間識失調が推測されています。
前者の海保機の事故報告書でも、空間識失調は「夜間や水平線があいまいで視界があまりよくない状態では陥り易い」と述べられています。
ちなみに、当該機が所属していた飛行教導群、通称「アグレッサー」部隊は、全国の空自基地を回り、「仮想敵」として戦闘機と対空戦訓練をする部隊で、空自戦闘機部隊の技量向上を図るために存在します。
この目的から、乗員は熟練者揃いで、高い技能をもちます。
当該機のパイロットも、曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の隊長を務めた経験もあるほど、腕の立つ人物です。
【「空間識失調」が有力説となった背景】
今回事故を起こしたF-15DJが離陸したのは17時半頃。
テレビニュースで離陸時の映像や、気象サイトなどの情報を見る限りでは、当日は雨あるいは雪の降る、あまり良好とはいえない天候でした。
遠くの景色と空の境は分かるものの、空は広く雲に覆われており、この時期の北陸特有の天気と見られます。
今回の事故では、無線の応答も緊急事態の宣言もなく、見つかった破片や部品からかなり高い速度で海面に衝突したとも見られ、パイロットも予期できない事態が起きたと考えられます。
先述した気象状況から、空間識失調を思い浮かべたパイロット経験者もいたほどです。
また、現時点の報道を総合すると、問題の飛行を実施するまでの当該機に、システムや装置上の異常は確認できなかったとも。
こういったことから、いつ襲ってくるか分からない空間識失調に当該機の乗員が襲われたという仮説が、より注目されました。
その一方で、操縦していた方が仮に空間識失調に陥ったとして、同乗していたもう一人の方も、同じような状態に陥ってしまったのかという疑問もあります。
航空機の事故や異常運航は、パイロットや整備士、管制などの人的要因、コンピューターを含む機体とシステム、エンジン、気象から、原因とそれを誘発した要因を調べ、再発防止策へ導くものです。
正確性の高い原因は、正式な調査結果を待つことになります。
現在、小松基地の公式ウェブページでは、石川県の沿岸に当該機の一部と思われる部品等が漂着しており、自衛隊員が回収している旨を掲載しています。
これらの部品等を拾う行為は、拾得者がケガをする可能性があるほか、「事故原因を究明するための事故調査に(部品等は)必要なもの」とも。
「部品等を探す目的で不用意に海岸に近づくことがないよう、また、当該機の一部と思われる部品等を発見しても、触らず、持ち帰らず、航空自衛隊、警察、消防、自治体等にご連絡いただきますよう、お願いいたします」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/392c447960609a307b2ef499d3ccb2b9d6aaf345
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2022年2月1日0時13分 読売新聞)
31日午後5時半頃、航空自衛隊小松基地(石川県)を離陸したF15戦闘機1機が、日本海上空を飛行中に消息を絶った。
自衛隊が周辺海域に捜索機と救難ヘリを派遣したところ、同日夜、海上で同機の外板や救命装備品の一部を発見した。
自衛隊は同機が墜落したとみて、操縦していた隊員2人の捜索を続けている。
防衛省航空幕僚監部によると、同機は訓練のため同基地を離陸。
その直後、西北西約5キロの空域でレーダーから消えた。
同機は高い技量を持つパイロットが集まる「飛行教導群」に所属している。
この部隊は、同基地を拠点に全国に派遣され、空中戦の訓練で敵役などを務めている。
金沢海上保安部(金沢市)によると、機影が消えたのと同じ頃、石川県加賀市の漁港にいた人から「日本海の沖合で赤い光が見えた」とする通報があった。
海上保安庁は巡視船など3隻を派遣し、状況を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220131-OYT1T50193/
(ブログ者コメント)
空間識失調によるものとみられる国内の墜落事故は、本ブログでも2020年2月の旭川陸自ヘリと2018年6月の沖縄米軍戦闘機事故を紹介している。
いずれも訓練中だった。
(2022年6月4日 修正1 ;追記)
2022年6月2日22時33分にYAHOOニュース(北陸放送)からは、パイロット2名の両名ともに空間識失調に陥っていた可能性が高いなど、下記趣旨の記事が機体の飛行概要図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
航空自衛隊の事故調査委員会が、現場海域から飛行データを記録したフライトレコーダーを回収し、事故原因を調査していましたが、航空自衛隊トップの井筒航空幕僚長は2日の記者会見で、隊員2人が「空間識失調」に陥った可能性が高いとする調査結果を発表しました。
【墜落直前で立て直しも間に合わず】
死亡した隊員2人は、小松基地で戦闘機パイロットを指導する立場で、訓練で敵役を務める通称「アグレッサー部隊」に所属していました。
事故機は当日、夜間の飛行訓練のため、2機編隊の2番機として、午後5時29分に小松基地を離陸。
すぐに雲の中に入って右に旋回する中で、機体が過度に傾いたとみられます。
離陸から約42秒後に、高度約650メートルに達したのを境に高度が下がり始め、機体はほぼ真横の状態で急降下。
墜落の2秒前に異常に気付き、機体を立て直そうとした動きがみられましたが間に合わず、離陸から約53秒後、海面に衝突しました。
墜落直前の速度は時速約720キロでした。
【2人同時に空間識失調に? 】
「空間識失調」は、操縦士が平衡感覚を失い、機体の姿勢を錯覚する現象で、水平線を視認できない雲の中や夜間に生じやすいとされています。
小松基地の石引司令も2日、小松市役所で記者団に対し、「ベテランでも新人でも誰もが陥る可能性がある生理的な現象で、完全に防ぐことは難しい」と述べました。
2019年4月に隊員1人が死亡した青森・三沢基地のF35A戦闘機墜落事故でも原因とされ、同型機では墜落回避システムが導入されました。
一方、小松基地のF15戦闘機は2人乗りで、操縦かんを握る前席のパイロットに緊急事態が発生しても、後席のパイロットへの交代が可能です。
しかし事故調査委員会は、フライトレコーダーを解析した結果、墜落の直前まで操縦かんが握られ、縦や横に動かそうとする力が加わっていないことから、隊員2人がいずれも空間識失調に陥り、機体の姿勢を把握できなかったと推定しました。
航空自衛隊の担当者は2日、「なぜ2人とも気づかなかったのだろうと悩んだが、フライトレコーダーのデータは異常を示していない。他のパイロットの話や過去の経験から、2人とも(空間識失調に)陥ることもあるとわかった」と述べました。
【小松基地は3月に訓練再開 再発防止策は】
・・・
航空自衛隊は今後、隊員への教育を強化するとともに、VR=バーチャル・リアリティの技術を使った訓練装置の導入や、F15戦闘機への墜落回避システムの搭載に向け検討を行う方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d6142b367806f565c5ae2f4d9e41d2363ec13b
6月3日5時1品にYAHOOニュース(北國新聞)からは、前方にいる1機のレーダー追尾操作に気を取られていた可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
フライトレコーダー(飛行記録装置)の解析から、田中1佐が操縦桿を激しく動かした形跡はなく、機体の姿勢が正しいと誤認していたとみられる。
雲の中を飛行し、日没直後で薄暗かったこともあり、空間識失調が発生しやすい状況だったとした。
事故機は2機編隊の後方で離陸し、もう1機と2回、通信していた。
うち1回は前方にいるもう1機をレーダーで追尾できないとの内容だったという。
調査では、レーダー操作に気を取られ、機体の姿勢を立て直すのが遅れた可能性も指摘した。
・・・
空自は再発防止に向け、空間識失調に関する教育訓練の強化や計器確認の徹底、墜落を自動回避するシステムの搭載を推進する。
井筒俊司航空幕僚長(元小松基地司令)は2日の会見で「デジタル技術を教育に取り入れたい」と述べ、空間識失調の体感にVR(仮想現実)ゴーグルなどの活用を検討していることを明らかにした。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/bffc9bc2547515ad3ee4e0be6f2e80ad9d0bc750
(2022年6月10日 修正2 ;追記)
2022年6月9日5時0分に北國新聞からは、2人は空間識失調に陥った場合の感覚を体験する訓練をコロナ禍の移動自粛などで受けていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防衛省は8日、事故原因とされた機体の姿勢を錯覚する「空間識失調」の最新訓練を2人が受けられていなかったと明らかにした。
過去の墜落事故の教訓から、訓練用のシミュレーター一式が空自入間基地(埼玉県)に導入されていたものの、コロナ禍に伴う移動自粛の影響などで、小松から訓練に参加できなかった。
8日に都内で開かれた自民党の国防部会・安全保障調査会合同会議で、防衛省側が説明した。
空自は入間基地の航空医学実験隊にコックピットを再現したシミュレーターを導入し、全国の操縦士に空間識失調に陥った感覚を体験してもらうことで、再発防止に取り組んできた。
自民の会合は非公開で、出席した国会議員からは、「人命に関わる課題については訓練の在り方を考えるべきだ」「航空医学の研究を深める必要がある」などの指摘が相次いだ。
防衛省側は、空自が持つF15戦闘機全201機に衝突警報装置や自動衝突回避装置が備わっていないとし、警報はできる限り早期に全機に取り付ける方針を示した。
衝突回避装置の実装も目指すが、いずれの機体も1981(昭和56)年以降の導入と古く、現時点で対応が可能か不明という。
F35Aには両方の装置が備わっている。
中曽根康隆防衛政務官は、「今後の再発防止策に全力を挙げ、飛行の安全に万全を尽くす」と述べた。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/763326
6月8日21時31分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、シミュレーターはパイロット養成課程で使われていたものだが三沢基地での墜落を受け全パイロットが訓練を受けることになっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防衛省は8日の自民党会合で、2人が、事故原因と推定される「空間識失調」対策のシミュレーター訓練を受けていなかったと説明した。
訓練は全戦闘機のパイロットが対象だったが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響でペースが鈍化していた。
シミュレーターは2006年に空自入間基地(埼玉県)に配備された。
以前はパイロットになる課程で使われていたが、19年4月に空自三沢基地(青森県)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落した事故を受け、全戦闘機のパイロットが訓練を受けることになっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/20dc2b8f55a75f2045b96bd3c6e46bd14e6e6fa0
2022年2月16日6時29分にYAHOOニュース(中央日報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国野党「国民の党」大統領選候補の安哲秀(アン・チョルス)氏の地域遊説バス2台で一酸化炭素が流出し、運転手や党員など2人が亡くなり、別の運転手1人が重傷を負う事故が発生した。
忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)東南警察署は15日午後5時20分ごろ、天安市新富洞(シンブドン)にある天安ターミナル付近の道路に停車していた安氏の45人乗り遊説バスで、バス運転手の50代Aさんと論山(ノンサン)・鶏龍(ケリョン)・錦山(クムサン)地域選対委員長の60代Bさんが亡くなったと明らかにした。
警察によると、救急隊が現場に到着した当時、2人は心停止状態で、病院に運ばれたが亡くなったという。
事故は再び発生した。
国民の党によると、江原(カンウォン)地域でも遊説車両の運転手Cさんが一酸化炭素中毒で意識を失って倒れ、原州(ウォンジュ)地域の病院の救急室に運ばれた。
入院中のCさんは、脈拍はある状態だが意識はないという。
国民の党のチェ・ジンソク常任選対委員長は、この日夜、ソウル汝矣島(ヨイド)党キャンプ事務室で緊急記者会見を開き、「党は45人乗りバスにロゴソングと映像を伝送できるLED電光掲示板を装着した遊説バスを使用中」としながら、「会社側によると、バスで発電機を通じてLEDを点灯させると一酸化炭素が発生するので、窓を開けて走行しなければなければならないと(安全規則を)公示したが、事故車両は寒さのために窓を締め切った状態だったため事故が発生したと推測される」と話した。
続いて、「起きてはいけないことが起きた」とし、「選対委と候補を含めたすべての選挙運動員の選挙運動を全面中断する」と話した。
この日午後、慶尚北道安東(アンドン)で遊説中だった安氏は、事故の知らせに接して天安の病院に移動した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7598e9c127d605de8b0683157925334a36457078
2月16日7時49分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、運転手と連絡が取れないという通報を受けて警察が出動し発見したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、運転手と連絡が取れないという他の車の持ち主の通報を受けて出動し、バスの中で倒れた2人を発見した。
警察関係者は、「発見当時、彼らはバスの中で椅子に座ったまま息をしておらず、外傷もなかった」とし、「正確な死亡原因を明らかにするため、国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、発電装置の異常などの分析も依頼した」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc9f7d247ce1a6759a0c1a06791e77c377931523
2月16日18時57分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、事故が起きたバスの映像などが配信されていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd35397e8fe5c8566709d68f8fceb6cf16841a9c
2月17日14時26分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、通常は遊説にトラックを使うがコロナの関係で対面接触が難しいのでバスを使った、発見当時バスのエンジンと発電機は動いておりドアと窓は全て閉まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
通常は選挙運動車両には主にトラックを使うが、国民の党は公式選挙運動が始まった15日からLEDスクリーンを取り付けた選挙運動バスを投入した。
他の政党は広告用の特殊フィルムを張ったバスを使用しているものの、LEDスクリーンは設置していない。
警察関係者は「死者が発見された当時、バスはエンジンがかかったままでドアと窓は全て閉まっており、発電機が設置された荷物スペースのドアも閉じていた。LEDスクリーンと発電機はいずれも作動していた」と話した。
国民の党は公式選挙運動開始に合わせ、事故車両と同じ種類の選挙運動バス18台を投入した。
コロナの影響で対面接触が難しい状況を考慮したものだという。
しかし、開放型の荷台にステージ、スクリーン、発電機、音響装置などを設置する通常の選挙運動トラックとは異なり、バスを改造した事故車両は密閉された荷物スペースに発電機を設置していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/65b415f8604bbb6930e88785ec6e5be1a693c7e6
2月17日14時47分にYAHOOニュース(Wow!Korea)からは、再現実験結果、30分で車内のCO濃度は2000ppm程度になった、天安市のバスのエンジンは止まっていた、運転席横を除くすべての窓は広報フィルムで覆われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日、韓国ガス安全公社が警察などの関連機関と共に、事故が起きたバスのトランクルームで30分間発電機を稼働した結果、運転席付近の一酸化炭素濃度は1500ppm、後部座席の濃度は2250ppmだった。
LED電光掲示板に電源を供給した発電機があったトランクルーム内の濃度は4080ppmに至った。
チョナン(天安)市の高速バスターミナル近くの道路に停車中の車内にいた運転手の50歳男性と選挙対策委員長の63歳男性が意識を失った状態で見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
発見当時、Aさんは運転席のすぐ後ろの席で横に寄りかかっており、Bさんはバス右側の後ろの座席にいた。
バスのエンジンは止まった状態で、扉の大部分は閉まっていた。
また、バスの外側に設置されたLED電光掲示板と、トランクルーム内にあるガソリンで稼働する発電装置は稼働していた。
警察が確認した結果、バス内部のカメラの映像では、AさんとBさんが車両停車後20分ほどで呼吸困難の症状を見せ、1時間10分ほどが過ぎた時に意識を失っていたという。
専門家らは、ガソリンで作動する自家発電機から流出した一酸化炭素がバス内部に流入したが、運転席横の窓を除くすべての窓が広報フィルムで覆われていて、換気ができていなかったと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0b48e2447efae3fc1ed7e9c89fd03a8e59b48c3
2月17日15時9分にYAHOOニュース(ハンギョレ新聞)からは、バスを改造した会社は技術が良いことで知られているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ソウルで遊説用の車の改造を行っている会社の関係者は、「事故の類型から見て、製作者がミスを犯したものとみられる」とし、「事故が起きたバスの改造に関わった会社は(改造)技術が良いことで知られる専門会社だ。零細企業ではない」と伝えた。
事故が起きた天安の遊説用のバスは慶尚南道のN観光、原州の遊説用のバスは昌原(チャンウォン)のO高速観光所属だ。
国民の党の遊説バスは18台で、金浦の会社が改造したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76afcacf0b7a1a6b45b415b99b6fbf8970800c88
2022年2月15日7時1分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時45分ごろ、茨城県小美玉市与沢にある自動車部品製造会社「F」の茨城工場で、トラックの部品を成型していた同社社員、飯島さん(男性、53歳)=同県石岡市=がプレス作業機に頭などを挟まれ、死亡した。
石岡署が詳しい状況を調べている。
署によると、近くにいた同僚が「ガチャン」という音で振り返り、前かがみの状態で頭や腕を挟まれている飯島さんを発見。
119番したが、その場で死亡が確認された。
ホームページによると、同社の本社は横浜市にある。
https://www.sankei.com/article/20220215-UF3A4TPOWBI3PH5OJPUXYT5C4A/
2022年2月13日12時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
保育士が園児を散歩先の公園などに置いたまま、気づかずに戻ってきてしまう――。
こんな「置き去り」事案が保育現場で多発している。
朝日新聞社の取材によると、東京都に報告されただけで、2017~20年度の4年間で94件(迷子などを含む)。
都は今年度から、保育園向けの資料に「置き去り事故の報告が非常に増えている」と明記し、注意を呼びかけ始めた。
置き去りについては国に報告する必要がなく、施設側に報告を求めていない自治体も多いため、全体像はわからない。
一つ間違えば命に関わる事案だけに、専門家は、実態把握や再発防止のための仕組み作りが必要だと指摘する。
【20年度は28件、増加傾向】
東京都では、置き去りや迷子について、都内の認可園と都が独自に認定する認証園に対し、区市町村を通じて報告を求めている。
都によると、報告件数は17年度は計14件、18年度は計18件だったが、19年度は計34件、20年度は計28件と増加傾向だ。
園児の年齢は、19、20年度ともに、3歳以下が7割超を占めた。
いずれも、園児にけがはなかった。
同じ公園にいた他の保育園のグループに交ざっているのを保育士が気付かなかったり、公園を飛び出していなくなった園児を点呼で発見できなかったりするケースがあったという。
点呼後の一瞬の隙に園児が列を離れてしまったこともあった。
また、園児が保育園から外に飛び出して見失うなど、園内で起きた事例も一部あった。
【報告義務がなく、把握しきれないケースも】
ただ、都も置き去りの発生を把握しきれていないのが現状だ。
足立区では19~21年度に計8件起きていたが、都への報告を怠っていたと今月4日に公表。
都は、認可外にはそもそも報告を求めておらず、実態を把握するのは難しい。
都の担当者は、「置き去りは子どもの安全を脅かしかねない重大な事案だ」とする一方、「ヒヤリハットをどこまで報告するのかは施設によって温度差がある。保護者から役所に連絡があって把握できたケースもある」と明かす。
都は今年度から、保育園向けの講習会資料に「置き去り事故の報告が非常に増えている」と明記し、園外保育時の注意を呼びかけている。
園を出発する際や、目的地に到着した際など、場面が変わるごとに人数確認を徹底するよう求めている。
【園庭のない園、都市部で増加】
置き去りが増える背景の一つ…
(以降は有料)
https://www.asahi.com/articles/ASQ275CQKPDHDIFI007.html
2022年2月11日6時1分にYAHOOニュース(DIAMOND online)から『【ケチるな危険!】 パスワード管理ソフトは絶対に「有料」がおススメな理由』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「パスワードは長くて推測しづらい複雑なものを付けま
しょう」
「パスワードは使い回さないように」
……。
よく言われることだが、「分かってるけど、そうそう、いろいろ組み合わせを思いつかない」、「覚えられない、脳には限界がある」などと開き直って、同じパスワードを使い回していないだろうか。
今回は、パスワード管理ソフト「1Passpword」を使ったパスワード管理の方法を紹介する。
(ITライター 柳谷智宣)
●もしもパスワードが漏洩したら、 どんなことが起きるのか
便利なWebサービスやアプリが日々増え続けており、同時にユーザーが管理しなければならないアカウント情報も増え続けている。
IDはメールアドレスを使うことが多いので、問題はパスワードの管理だ。
覚えやすい文字列をパスワードにする場合、不正アクセスされやすくなるというリスクがある。
重要機密を扱っていたり、お金を扱うサービスではないから別にいい、と油断したりする人もいるが、本当に漏洩(ろうえい)しても問題ないのだろうか?
Webメールサービスなら、知らない誰かにメールのやりとりを見られてしまうし、FacebookやTwitterなどのSNSであれば、プライバシーがもろにバレる。
ストレージサービスなら、画像やドキュメントなどのファイルにアクセスされて、勝手に公開されてしまうかもしれない。
登録されている連絡先やつながっている友人に詐欺的なメッセージを勝手に送信して迷惑をかけてしまう可能性もある。
ビジネスで利用しているアカウントであれば、もっと危ない。
たとえ見積書1枚でも、匿名掲示板などで社名とともにさらされてしまえば、炎上のネタになる可能性がある。
顧客情報が含まれていれば、大問題だ。
ニュースになれば、企業の看板にも傷が付く。
●自己防衛のために「パスワードは複雑に」、「同じものを使い回さない」
当たり前だが、不正アクセスされないように、きっちり自己防衛する必要がある。
パスワードはランダムな英数字で、大文字小文字を混ぜ、@や$といった記号も使うと推測されにくく、不正アクセスの可能性も極限まで抑えられる。
そして、次に重要なのが、パスワードを使い回さないこと。
すべてのサービスで、異なる文字列のパスワードを設定する必要がある。
もし、同じ文字列を使い回した場合、利用しているサービスのどれか一つが情報漏洩を起こした場合、その情報を入手したサイバー犯罪者は他のサービスにも不正アクセスできるようになってしまうからだ。
複雑な文字列のパスワードを、利用するサービスの数だけ管理するのには手間がかかる。
メモ帳やExcelに書き込むのもいいが、そのファイルをどうやってセキュアに守るか、というのも難しい。
●パスワード管理ソフトは 有料のサービスをおすすめする
理由
そこでオススメなのが、パスワード管理ソフトだ。
アカウント情報を暗号化してクラウドに保存してくれるので、安全に保護できる。
マルチプラットフォームに対応しているサービスなら、オフィスでも自宅でも移動中でも、手軽にWebサービスにアクセスできる。
パスワード管理ソフトは、最重要情報であるアカウントとパスワードを記録するソフトなので、セキュリティはよくチェックしておきたい。
基本的には、実績のある有料サービスを利用することをおすすめする。
無料プランだと、何が起きるかわからない。
以前は使えていた機能をどこかのタイミングで無効にしたり、エクスポートできなくして情報をロックしてしまったりといったケースもあるので、これだけは無料サービスに飛びつかないほうがいい。
もちろん、セキュリティツールを提供しているトレンドマイクロやノートン、@niftyなどのISPが提供しているパスワード管理ソフトでもいいだろう。
●おすすめの パスワード管理ソフト
・・・
●パスワード管理アプリ 「1Passpword」の活用法
・・・
●2要素認証アプリを組み合わせて さらに鉄壁の守りを
・・・
●準備ができたら 早速使ってみよう
・・・
●1Passpwordを使って チームでパスワードを共有する場合
・・・
●設定さえしておけば、 覚えておくパスワードはたった一つだけ
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/53eaab4f463d73e1acb9758fcabce6910352bb92
(ブログ者コメント)
関連情報ネットサーフィン中、メールに添付したファイルはパスワード管理していてもすぐに解読されるという、下記の情報を見つけた。
これもご参考まで。
(2021年7月12日12時0分 日本経済新聞)
セキュリティー対策ソフトのデジタルアーツは、メールに添付されたファイルのパスワード解読に関する調査結果を発表した。
一般的に利用できるパスワード解読ソフトで様々な文字列を試したところ、英語の小文字6ケタは1秒未満、8ケタでも20秒で突破できたという。
同社は、「メールの添付ファイルは短時間で解読できる」と警告する。
ウェブサイトのログインなどは、パスワード入力を一定数失敗するとロックされる仕組みが多い。
だが、メールの添付ファイルは入力を何回でも試すことができるため、通常の解読ソフトで容易に突破されてしまうという。
英語と数字を組み合わせた8ケタでも、例えば小文字の「zansin01」では2分13秒だった。
大文字を入れた「Zansin01」では2日と6時間(解読終了までの最長の見込み時間)。
さらに、記号も組みあわせた「Zans!n01」では55日と13時間(同)に伸びたが、同社は「より高度な解読環境なら数十分の1の時間で解読可能。パスワードでの運用は限界がある」と指摘している。
ファイルにパスワードを設定してメールで送る方法は、ファイル内部のウイルスを検知できなくなるなど、セキュリティー上の問題点も多い。
平井卓也デジタル改革相が省庁で廃止する方針を打ち出すなど、官民で見直しの動きが進んでいる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC3074Z0Q1A630C2000000/?n_cid=NMAIL007_20210712_Y
2022年2月13日9時15分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後11時50分ごろ、村上市長政(ながまさ)の三幸製菓荒川工場で火災を検知したと、警備会社から110番通報があった。
村上署によると、工場内で5人が死亡し、安否不明の社員もいる。
12日午前11時すぎに鎮火したが、製造ラインのある1棟を全焼。
同署は、火はこの棟の中央付近から燃え広がったとみて、詳しい状況や出火原因を調べている。
県警は業務上過失致死傷などの疑いも視野に、捜査を進めるとみられる。
消防によると、荒川工場では過去に8件の火災が起きている。
身元が特定されたのは4人で、村上市長政の71歳女性、胎内市下館(しもたて)の68歳女性、同市東牧(とうぼく)の73歳女性、同市土作(つちづくり)の70歳女性。
救急隊が駆け付けた際、4人は棟の東側付近の一角に倒れていた。
重度のやけどは確認されず、鼻や口の内側にすすが付着していた。
もう1人の遺体は棟の南側付近で発見され、身元や性別などは不明。
安否が確認できていないのは製造担当の20代男性社員2人で、ほかに50代女性社員が煙を吸って病院に搬送されたが、意識はあるという。
出火したのは複数ある棟のうち、最も南側にある棟。
この棟は製造ラインが11日午後11時ごろまで稼働しており、出火当時は三十数人が働いていた。
棟には搬入用のシャッターや、複数の出入り口があるという。
亡くなった人の親族の一人は、「避難を誘導していた男性の行方が分かっていないと聞いた」と語った。
荒川工場でアルバイトをしている女性によると、「煎餅を焼く場所から燃えかすが転がったという話が出ている」としており、県警は工場の責任者らの聞き取りを進めている。
三幸製菓のホームページによると、荒川工場の敷地面積は約7万7800平方メートル。
JR羽越線の平木田駅から北東に約1キロの、複数の工場が隣接する地域にある。
◆荒川工場 過去火災8件
三幸製菓の関連工場では、過去にも火災が頻発している。
今回現場となった荒川工場では、過去に8件発生。
新潟市北区にある別の工場でも過去3年間に、警察発表があった火災だけで2件起きていた。
消防によると、いずれもけが人はいなかったが、出火原因は、多くが米菓の生産過程で出たかすが炭化しての発火だった。
荒川工場は1982年に最初の棟が稼働後、88年〜2019年に部分焼4回、ぼや4回を起こしている。
消防に残る19年11月の火災の報告書によると、煎餅を乾燥させる乾燥機内と焼き窯に堆積した煎餅くずがガスバーナーの放射熱で炭化して発火したのが原因という。
同じ敷地内の別の棟での火災だった。
新潟市北区新崎2にある工場でも、19年7月と20年5月に火災があり、米菓を焼く製造ラインや乾燥機の付近から出火していた。
村上市消防本部は荒川工場を対象に2年に1度、立ち入り検査を実施。
直近の20年9月の検査では、避難誘導灯や自動火災報知器の一部作動不良などの不備があったが、工場側からは改修したとの報告書が提出されていたという。
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/25785
2月12日19時18分にNHK NEWS WEBからは、焼き網にカスが落ちたらしい、死亡した4人はアルバイト従業員だった、火事が起きた時間は工場全体の休憩時間帯だった、去年は2回避難訓練していたなど下記趣旨の記事が、4人と1人が倒れていた場所の写真解説図付きでネット配信されていた。
火災当時、清掃作業のため工場にいたという女性は当時の状況について、「製品を焼く網目があって、そこにカスか何かが落ちて、火がついたような話だった」と話していました。
死亡した5人のうち、身元のわかっている60代から70代の4人の女性はアルバイトの従業員で、工場で清掃作業を担当し、夜、出勤して翌朝まで働く夜勤だったということです。
また、連絡が取れなくなっている20代の男性2人と煙を吸って病院に運ばれた女性1人は、製造工程を担当していたということです。
警察によりますと、火が出たのは、荒川工場に複数ある棟のうち、いちばん南側の棟で、会社内では「F棟」と呼ばれています。
ここには製品の生地をこねたり焼いたりする機械が置かれていて、24時間態勢で製品を作っています。
この建物には製品を出荷するトラックが出入りできるよう、シャッターが設置されているほか、複数の出入り口があったとみられています。
消防によりますと、亡くなった女性4人は、いずれも焼けた棟の北側にある玄関を入ってドア一枚を隔てたスペースで重なり合うように倒れているのが見つかったということです。
一方、身元の分かっていない1人の遺体は建物の南側で発見されたということです。
会社によりますと、火事が起きた時間帯は、火が出た棟を含め、工場全体がおよそ1時間の休憩時間だったということです。
また、この工場では去年6月と9月の少なくとも2回、従業員が参加する避難訓練を行っていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220212/k10013480181000.html
2月12日21時32分に読売新聞からは、清掃担当のアルバイトは約30人おり複数のチームを組んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
村上市消防本部によると、同工場では1982年の操業開始以降、米菓を焼いたり乾燥させたりする過程で生じたかすが燃えるなど、軽微な火災が8件起きている。
関係者によると、清掃担当のアルバイトは約30人おり、製造ラインを止め、複数のチームで機械を清掃しているという。
同社によると、荒川工場には商品の製造ラインごとに七つの建物がある。
出火したのは敷地の一番南側の建物で、せんべいやあられの生地を練ったり、焼いたりする工程がある。
同社は本社が新潟市北区にあり、「雪の宿」や「ぱりんこ」などの米菓で知られる。
民間信用調査会社・東京商工リサーチによると、2020年3月期の売上高は約567億円。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220212-OYT1T50250/
2月13日11時51分にNHK首都圏からは、4人は生産工程の担当者が休憩している時間帯に生産ラインを清掃していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性4人は工場の清掃を担当していて、火事が起きた当日は夜勤だったとみられます。
会社によりますと夜勤は会社内で「遅番」と呼ばれ、午後9時20分から翌朝の5時半まで勤務することになっています。
火事が起きた棟では午後11時半ごろまで生産したあと、そこから50分間、生産工程の担当者が休憩に入る計画でした。
ふだんはこの休憩の時間帯に6人から7人ほどの清掃担当者が生産工程の清掃を行っているということです。
今回、火事が起きたのも、この休憩と清掃の時間帯だったということです。
亡くなった伊藤さんの親族によりますと、伊藤さんはせんべいの生産ラインを清掃する仕事を担当していたということです。
具体的には、せんべいの生産が終わったあと、ラインに残った砂糖やしょうゆの残りかすをクリーニングする仕事で、火事が起きた日は、午後9時ごろからの勤務だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220213/1000076603.html
2月13日19時56分に毎日新聞からは、該社の過去の工場火災事例が下記趣旨でネット配信されていた。
三幸製菓を巡る過去の工場火災
◆2020年 5月
新潟市北区の新崎第3工場から出火し、2階にあったせんべい乾燥機の上部などが焼ける。
火元は乾燥機付近の配管とみられ、電気系統がショートした可能性
◆2019年11月
村上市長政の荒川工場から出火し、1階天井の一部などが焼ける。
火元は乾燥機とみられる
◆2019年 7月
新崎第2工場の1階部分の一部が焼ける。
約25人の従業員がいたが、避難して無事。
火元はせんべいを焼くベルトコンベヤー付近で、せんべいを焼き上げる工程で植物性油脂に引火したとみられる
◆2011年 7月
新崎の工場でベルトコンベヤーの一部が焼ける
◆2006年 5月
第1工場2階から出火し、ベルトコンベヤーが焼ける。
従業員3人が軽傷。
焼きすぎた菓子から燃え移ったとみられる
https://mainichi.jp/articles/20220213/k00/00m/040/133000c
2月13日22時8分に朝日新聞からは、4人は防火シャッターの手前で倒れていた、出火直後に火報が鳴り、まもなく電気が消えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4人がいずれも、建物の出入り口の内側で閉じた防火シャッターの手前で倒れていたことが県警や消防への取材でわかった。
県警は、4人が暗い中で避難路を探していた最中に、煙に巻かれた可能性があるとみて調べている。
4人は12日午前1時20分ごろ、建物北側の出入り口近くで、2人ずつ重なるように倒れた状態で救急隊員に発見された。
出入り口内側の防火シャッターは、閉じた状態だった。
一方、通報の6分後に消防隊員が工場に到着した際に、建物はすでに停電していた。
火災後の消防の調査に対し、出火当時、現場にいた従業員は「(出火直後に)火災警報が鳴り、まもなく電気が消えた」と話したという。
https://www.asahi.com/articles/ASQ2F76RLQ2FUOHB007.html
2月14日19時51分に毎日新聞からは、女性4人は防火シャッター付近で倒れていた、炭化した菓子のカスから出火したとの話もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性4人はいずれも、火災があった建物の東側出入り口の手前にある防火シャッター付近に倒れていたことが判明した。
県警や消防によると、4人を発見した時にはシャッターは閉まった状態だった。
そばには迂回(うかい)扉があったが、建物内部は火災で煙が充満していたうえ停電も発生しており、4人は避難ルートを見つけられずに逃げ遅れた可能性がある。
身元不明の2遺体は建物南西側のボイラー室付近で発見され、全身が焼けた状態だった。
火災を巡っては、一部の従業員が消防に対し「炭化した菓子のかすから出火した」と話しているという。
https://mainichi.jp/articles/20220214/k00/00m/040/260000c
2月16日4時23分に毎日新聞からは、隣のE棟は通路のほとんどが台車1台が通れるほどの狭さだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は14日、同工場の従業員を対象にした説明を行った。
・・・
出火当時、隣の「E棟」にいたアルバイト従業員の男性(55)は「閉まりかかった防火シャッターの下半分からF棟の中が見えた。火の海で真っ赤だった」と話す。
この男性によると、E棟で煎餅の味付け機や床の清掃をしていると突然、火災報知機が鳴りビニールが溶けたような匂いがした。
直後に停電も発生。
建物内は多数の機械があるため、通路のほとんどが台車1台が通れるほどの狭さで、暗闇の中で身動きがとれなくなったという。
男性は「『ここだ、こっちから出られる』という声を頼りに手探りで出口にたどり着いた」と、緊迫した状況を振り返った。
従業員の30代女性は「巻き込まれた人たちを思うと心苦しい。(会社側は)最近、防災訓練や避難放送などで安全管理に力を入れているようだったが、火災が起きてしまい、とても残念だ」と話した。
村上市消防本部によると、荒川工場では1988年7月~2019年11月、8件の火災が確認されている。
部分焼が4件、ぼやが4件で、けが人はいなかったという。
2019年11月の火災は「E棟」で発生。
煎餅の乾燥機と焼き窯の上部に堆積(たいせき)した菓子くずがガスバーナーの輻射熱(ふくしゃねつ)で炭化。発火点に達して焼けたことが原因だった。
過去の8件は今回火災が起きた「F棟」とは別の建物で発生し、ほとんどが煎餅の生産工程で生地を乾燥させる機械に堆積(たいせき)した菓子くずから発火したとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20220215/k00/00m/040/018000c
2月16日14時16分に読売新聞からは、該社は2019年の部分焼事故を受け防火対策の強化に乗り出していた、一昨年に消防から避難誘導灯作動不良を指摘されたが対応したかどうかは不明など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社は19年にあった火災を受け、スプリンクラーを整備するなど防火対策の強化に乗り出していた。
マニュアルに基づく避難訓練も年2回実施していたという。
一方、消防が20年9月に実施した立ち入り検査では、火災が起きた建物で
〈1〉消火器の設置場所不良
〈2〉自動火災報知設備の作動不良
〈3〉避難誘導灯の作動不良
など6項目で不備が見つかった。
同社が約1か月後に提出した改修計画書では、消火器や火災報知設備などに関する4項目は改修・交換済み、屋外消火栓設備に関する1項目は改善予定とされていたが、誘導灯の対応に関する記載はなかったという。
その後、誘導灯が改善されたかについて、村上市消防本部は取材に対し、「現時点でわからない」と説明。
同社は「きちんと設置されていたと認識しているが、出火当時、機能していたかは調査中」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220216-OYT1T50163/
2月16日20時11分にNHK新潟からは、避難訓練は日中に行われていたので夜勤アルバイトの中には参加できない人もいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社によりますと、この工場を含むすべての工場で、毎年2回ほど避難訓練を行っていますが、訓練は通常、日中に行われ、夜勤のアルバイト従業員の中には参加できていない人がいたということです。
亡くなった女性従業員4人も、去年9月の避難訓練に参加していませんでした。
また会社は、火事のあと県内に3つあるすべての工場で生産を停止していますが、安全の確認が取れるまで、全工場での生産をおおむね3か月間、停止すると新たに発表しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220216/1030020166.html
(2022年3月15日 修正1 ;追記)
2022年3月14日17時34分にNHK新潟からは、亡くなった4名は深夜従業員で避難訓練には参加できていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社はこれまで記者会見を開いておらず、今月11日の夜、報道各社の質問に書面で回答しました。
その中で、工場で行われていた避難訓練について「今回の火災で亡くなった深夜従業員の4名の方については、避難訓練を実施できていませんでした。勤務時間帯が避難訓練の時間に合わない一部の従業員は参加できておらず、会社としてもフォローができていなかったからです。必ず改善が必要な事項であると考えています」としています。
また、工場の安全管理体制のマニュアルはあったのかという質問に対し、「マニュアルはあります。火災時の自衛消防隊の編成表や通報連絡体制などがこれに該当し、それに沿って対応します。今回の火災については、発見の時点で火の回りが早く、初期消火活動はできなかった」と説明しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20220314/1030020488.html
3月14日19時12分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、夜勤を対象にした訓練は実施されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
書面回答では、避難訓練について、年に最低2回行っていたものの、夜勤を対象にした訓練は実施しておらず、死亡したアルバイト従業員の4人も参加していなかったことを明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/92a9eeb31d63ec4d3be826445dc429435a2111fc
2022年2月15日19時42分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京スカイツリーに積もった雪の塊が、衝撃音をたてて歩道へ落下するようすを捉えた動画が注目を集めている。
ネット上では、周辺の安全性に懸念を示すような声があがっている。
落雪による事故を防止するための対策はどのようになっているのか。
J-CASTニュースが取材した。
動画は、東京都で積雪が観測された翌日の2022年2月11日、TikTokに投稿があった。
見上げた塔の中ごろから落雪するようすが撮影されている。
凍った雪の塊の大半は風に流されて建物の屋根などに落ちたが、1つが歩道に到達。
固さを感じさせるような鈍い音をたてて飛散した。
すぐ近くの軒下には歩行者や、何らかの係員とみられる黄色い服を着た人々が確認できる。
動画は同日にツイッターでも拡散され、「音がヤバ過ぎる」「これマジで危ないな」などと反響を呼んでいる。
東京スカイツリーの広報担当は15日、J-CASTニュースの取材に対して、動画の存在は把握しているとし、「2月11日当日に落雪があったことは、当社としても確認しています」と答えた。
またネット上の反響を受けて、「東京スカイツリーからの落雪に関してご心配とご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません」 と伝える。
動画で撮影された落雪の直接的な原因は「推定ではありますが、塔体に着雪した雪が気温の上昇によって融けて落下したものと考えられます」とした。
今回のように落雪が発生している場合にスカイツリー周辺の歩行者が取りうる対策は、「極力、東京スカイツリータウンの軒下をご通行いただくか、当施設からお貸出しする傘を利用して、落雪に当たらないようにご注意いただきますようお願い申し上げます」 と呼びかける。
なお15日時点で、今回の落雪の影響による怪我人は確認されていないという。
【施設側の落雪対策は?】
広報担当によると、動画内で黄色い服を着用していたのは同施設の関係者だという。
11日の状況については、「周辺を通行される方への注意喚起の立哨、また落雪が確認された歩道における傘の貸出の対応をするとともに、8時15分頃より、塔体に着いた雪を細かくして払う『雪払い作業』を実施」したなどと説明した。
広報担当は「雪という自然が相手であるため、東京スカイツリーの着雪や落雪を完全に防ぐことはできませんが」とも強調。
そのほかの落雪対策を以下のとおり紹介した。
・降雪予報が出た場合、対策本部を設置し、周辺警備や雪払い作業に向けた態勢を整え、関係機関等への情報提供を行う。
・降雪予報時には展望台外壁に設置したヒーターや展望台内の暖房を夜間も稼働して壁面を暖め、展望台自体への着雪を防ぐ。
また、塔体に設置された監視カメラによる着雪状況の監視を行う。
・毎年冬季(12月~4月)には、東京スカイツリー頂部のゲイン塔にネットを設置して、着雪した雪が大きな塊で落ちないようにする。
・雪が溜まりやすい鉄骨の窪みには、金属の板で塞いで雪が溜まらないようにしている。
・塔体に着雪した場合、雪が固まる前に、できるだけ細かくして雪を払う「雪払い作業」を行う。
・東京スカイツリータウン周辺では、24時間態勢で、通行する方への注意喚起の立哨・夜間巡回、軒下を歩いていただくための動線の形成や誘導、落雪が確認される歩道における傘の貸出などを行い、落雪による被害を極力低減する。
さらに毎年、冬が始まる前に自治体や地元警察・消防、近隣町会などに対策内容を個別に説明しているとする。
広報担当は、今後の対応を次のように述べた。
「引き続き、降雪予報があった際には、事前に態勢を整え、周辺地域での注意喚起等を行うとともに、塔体への着雪が確認された場合は雪払い作業を行い、地域の住民の方や通行される方、そして東京スカイツリータウンに来場される方の安全を確保してまいります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c2579a45bcfa1d5f37402ca2cacfe548f3a549c
2月14日18時44分にBusiness Journalからは当該動画が配信されており、道路上に落ちた塊は砕け散ったような感じに見えた。
https://biz-journal.jp/2022/02/post_279627.html
※1年ちょっと前、2020年12月4日11時0分に朝日新聞からは、スカイツリーで雪塊落下を防ぐための作業が報道陣に公開されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本格的な冬を前に、東京スカイツリー(東京都墨田区押上1丁目)で3日、鉄骨に積もった雪のかたまりが落下するのを防ぐ作業の様子が公開された。
地上375メートルの「天望デッキ」の屋上。
ペンやスマホを落とせば大事故になりかねない。
そこで、報道陣は携行品の持ち込みを原則禁じられ、カメラやペン、メモ帳は二重に取り付けたストラップで首からぶら下げての取材となった。
作業員たちは風にあおられて転落しないように、手すりに命綱をつないでの作業だ。
あいにくの曇り空で足元は真っ白。
長い柄の先に機具が取り付けられた道具を使い、一抱えもある巨大な鉄骨に積もった雪を払う作業などを実演した。
昨冬は6回、70~80人ほどの作業員が除雪にあたった。
スカイツリーの展望台は雪の予報が出ると、壁面に埋め込んだヒーターで壁を温めて着雪を防いでいる。
しかし、塔の鉄骨に積もった雪は手作業で取り除くしかないという。
エレベーターは天望回廊の屋上(地上458メートル)までしかなく、634メートルの頂上までは階段やはしごで上がる。
男性作業員(37)は「絶対に道具を落下させないように、また、なるべく雪を細かく砕いて落とすようにしています」と話す。
これまで落雪による人身事故は起きていないが、車のボンネットがへこむなどの事故は毎年のように起きているという。
スカイツリーの担当者は「地域の方にはご心配をかけないよう、お客様には安心して楽しんでもらえるよう、万全の対策で冬に備えます」。
https://www.asahi.com/articles/ASND36X8FND3UTIL01B.html
2022年2月11日19時38分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故があったのは、福島県福島市と山形県の県境にある『二ツ小屋隧道』 。
警察などによると、直径1メートルほどの『つらら』が落下して破片が飛び、福島県外から訪れた60代の男性の頭にあたったという。
二ツ小屋隧道は今は使われていないトンネルで、巨大なつららができる観光スポット。
男性はドクターヘリで病院に運ばれたが、命に別状はないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ccdf0eaaaf772ab3b3c2d119101a96db6683ee9
2022年2月10日12時31分にYAHOOニュース(日刊自動車新聞)から、下記趣旨の記事がプロテクターの写真付きでネット配信されていた。
スポーツ用品メーカーのミズノが、作業靴などに取り付けて足の甲や指を保護するプロテクターを開発した。
20日に販売を始める。
同社では、労働災害を予防する商品として、自動車メーカーやサプライヤー、整備事業者などに提案していく計画。
自動車の整備やものづくりの事業者向けに商品を本格的に提案していくのは同社として初めてとみられ、新たな販路の開拓で業績拡大につなげていく。
新製品は初年度、3千セットの販売を目指す計画だ。
新製品の「足甲プロテクター」は、作業用シューズの上部にかぶせて取り付けることにより、足の甲や指を広範囲で保護できる。
小指までカバーできる左右非対称の形状としたことで、台車などの車輪に足を巻き込む事故でも被害を抑えられるという。
開発では、スポーツ用品の開発で培ったノウハウを応用し、保護できる範囲をなるべく大きくしつつ、素材に樹脂を用いることで重量を抑えた。
重い部品を取り扱う生産工場や整備工場では、部品の落下などにより作業スタッフが負傷するリスクがつきまとう。
新製品の採用拡大を働きかけていくことで、自動車産業に携わる労働者の安全な職場環境の実現に貢献していく考えだ。
新商品は同社の公式オンラインショップでも購入可能。
発売日に先がけて11日からインテックス大阪(大阪市住之江区)で始まる大阪オートメッセにも出展する計画だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2e38edf0d09208685d37f0874c5c62af221a9f6
2022年2月10日19時38分にYAHOOニュース(山口放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日昼頃、周南市の日鉄ステンレスで作業員2人が鋳型の中で酸欠状態で倒れる事故があった。
2人は意識不明の重体となっている。
周南警察署によると、10日午前11時半頃、周南市野村南町の日鉄ステンレス山口製造所で、落下物を取り除こうと鋳型の中に入った40代の男性作業員が酸欠状態で倒れたという。
助けに入った50代の男性作業員も倒れ、2人は心肺停止の状態で病院に運ばれた。
その後、呼吸は戻ったものの、意識不明の重体だという。
鋳型の中にはアルゴンガスが充満し、酸素がない状態だったとみられるという。
アルゴンは無毒で、周辺環境への影響はない。
日鉄ステンレスによると、現場はステンレスを流し込んで固める施設で、鋳型の大きさは高さ2メートル、幅3メートル。
当時は整備作業中で、ガスが充満しているときに落下物があれば中に入らず、器具を使って取るルールになっているという。
日鉄ステンレスは、「地域の皆さまにご迷惑をおかけし、申し訳ありません。今後は関係機関と協力しながら原因究明に努めていきたい。」とコメントしている。
警察で原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/67bbd081b1e6484f04359c07d275dd2be929464c
2月10日19時16分にNHK山口からは、炉の入り口を覆う耐火性の蓋が破れて炉の中に落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、炉で作業をするための準備を進めていたところ、炉の入り口を覆う耐火性のふたが破れて炉の中に落ちたため、40代の作業員が取りに入ったところ、倒れたということです。
そして、救出のためにあとから炉に入った50代の作業員も倒れたということです。
会社によりますと、作業員が倒れていたのは、精製したステンレスを冷やして固めるための炉の中で、当時、倒れた2人を含む4人の作業員で炉の補修作業を行う予定だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220210/4060012581.html
2月10日20時14分に朝日新聞からは、当時は鋳型の補修中で鋳型を覆う耐火紙が破損して内部に落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警周南署や同社によると、2人は同社の下請け会社の社員で、ステンレスを精製するための鉄製の鋳型の補修をしていた。
鋳型は高さ約2メートルのほぼ直方体で、内側の最大幅は1メートルほど。
鋳型内の酸素を取り除くためにアルゴンガスを充塡(じゅうてん)していたが、鋳型を覆う耐火紙が何らかの原因で破損して内部に落ち、取りにいった男性作業員(49)が倒れ、救出しようとした男性作業員(51)も倒れたという。
https://www.asahi.com/articles/ASQ2B6QWBQ2BTZNB015.html
(2022年2月21日 修正1 ;追記)
2022年2月20日18時20分に産経新聞からは、先に炉内で倒れた人が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
山口県警周南署は20日、同市御姫町の会社員、梅田さん(49)が搬送先の病院で死亡したと発表した。
死因は蘇生(そせい)後脳症。
署によると、梅田さんらは同社の下請け会社の従業員という。
事故は10日午前11時25分ごろ発生。
梅田さんが深さ約2メートルの炉に入ったところ倒れ、救助しようとした50代作業員も倒れた。
酸欠が原因とみられる。
https://www.sankei.com/article/20220220-EYF3XQBN55LP5JRLSMH7LNC5BM/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。