2017年10月16日19時31分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時前、松山市束本の市道で松山東警察署の地域課に勤務する女性巡査(20)が、左から走ってきた宅配会社のワンボックスカーにはねられた。
この事故で、女性巡査は頭を強く打ち病院に搬送されたが、まもなく死亡した。
警察は、ワンボックスカーを運転していた27歳の宅配会社社員を過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕した。
現場は住宅街を通る市道で、女性巡査は、交通違反の取締り中にパトカーの助手席から降り、細い通りを抜けて市道にさしかかったところではねられたという。
付近に信号機やミラーはなく、警察は容疑を過失運転致死に切り替えて、当時の状況を詳しく調べている。
出典
『女性警官が取締り中はねられ死亡』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20171016/4841611.html
10月17日9時48分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場周辺は幅4m程度の生活道路が走り、5年前には「抜け道」に使う車の事故を防ごうと、四国で初めて最高速度が30kmに制限された「ゾーン30」に指定された区域だった。
地域住民は、「この地域の道路で死亡事故が起きたのは残念」と口惜しがっている。
松山東署地域2課の女性巡査(20)が、近くの幹線道路で違反車両の取り締まり中、何らかの目的で住宅街の市道を移動していて、運送会社のワゴン車にはねられ、間もなく死亡した。
県警によると、束本と桑原、松末の3地区を合わせた区域は、国道11号など交通量の多い幹線道路に近く、地元住民の要望も受けて2012年9月、ゾーン30に指定された。
区域に入る部分の道路などに緑や白のペイントで「ゾーン30」と書かれ、住宅街への進入車に速度を出させないようにしている。
現場近くに住む自治会役員の三好さん(70)は、「ゾーン30と知らずに進入してくるドライバーも多く、時にはすごいスピードで走る車もある。2か月前、自治会から警察と市役所に規制強化を願い出ていただけに残念だ」と話した。
出典
『取り締まり中の女性警官死亡、現場はゾーン30』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171017-OYT1T50027.html
10月17日18時49分にNHK愛媛からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のこれまでの調べで、女性巡査は近くで摘発した交通違反の処理中で、狭い道路から市道に出てすぐの所でワンボックスカーの右前方にはねられていたことがわかっている。
また、その後の調べで、ワンボックスカーが、当時、制限速度を10km超えた時速およそ40kmで走っていたことが、捜査関係者への取材で新たにわかった。
出典
『警官死亡 制限速度10キロ超』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20171017/4878741.html
(ブログ者コメント)
映像によれば現場は、用水路沿いの幅4m程度の道路に、女性巡査が移動してきた幅2m程度の細い道路が突き当たるT字路。
右側は細い鉄筋フェンスで囲われた駐車場で割と見通しはよさそうだが、車が走ってきた左側にはアパートのような建物が、コーナーに切り込みはあるものの、道路ギリギリに建っていて、見通しは悪そうだ。
ただ、広い道路に出る前に一旦立ち止まり、左右確認すれば、問題はなかったはず。
パトカーから降りて移動していたということで、他のことに気を取られるなどして、左右確認するのを忘れたのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。