2022年9月21日10時54分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・河内長野市など全国にあるトランポリンの施設で骨折などの大けがが相次いでいるとして、消費者庁は利用者に対して
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視しているかを確認することなど、
注意喚起を行いました。
消費者庁によりますと、2020年12月から先月(8月)末までの間に、トランポリンの施設を利用中に落下したり転倒したりするといった事故が22件起きています。
中には
▼前方宙返りをして隣のトランポリンに落下し、脳震とうを起こしたり、
▼後方宙返りをして腰から落下して、腰椎を圧迫骨折したりする
ケースが報告されているということです。
消費者庁は
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視をしているかを確認することなど、注意を呼びかけています。
また、22件の事故のうち14件が、大阪・河内長野市にある「TパークBIGSTAGE(ビッグステージ)河内長野店」で起きていることから、消費者庁は、この施設が事故防止の取り組みが不十分だったなどとして、消費者安全法に基づき、名前を公表して注意喚起をしました。
これについて、施設の運営会社は、「厳粛に受け止めています。けがの発生防止のため、具体的な対策を講じてまいります」などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220921/2000066576.html
9月20日18時8分に朝日新聞からは、消費者庁が利用者に聞き取り調査したところ事前に宙返り禁止などの説明を受けたり途中で注意された記憶がある人は少なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トランポリンで遊んでいる最中にけがをする事故が短期間で多数報告されているとして、消費者庁は20日、消費者安全法に基づき、大阪府河内長野市の遊戯施設「TパークBIGSTAGE河内長野店」の施設名を公表し、注意喚起をした。
消費者庁によると、2021年12月~22年8月、利用者が宙返りをしたり、高く飛びすぎたりして手や腰から落下するなどし、骨折などのけがをした例が14件確認された。
同庁が同種の事故について注意喚起した20年12月以降、消防などから通知を受けた事故は全国で計22件で、この施設の事故が約6割を占めた。
消費者庁の調査に対し、同店は宙返りなどの禁止事項を設け、係員による監視などの対策をしていると説明したが、利用者への聞き取りでは、宙返りが禁止されていると事前に説明を受けたり、途中で監視員に注意されたりしたと記憶している人は少なかったという。
同庁は、「禁止事項を利用者に認識させて守らせるまでは至っておらず、常時の安全監視が十分なされていないことがうかがわれる」と指摘。
事故防止に向けた取り組みが十分でなく、今後も類似の事故が起こる可能性があると判断した。
同店の運営会社は取材に対し、「宙返りは自己責任で行ってもらうというスタンスだった。5月以降は厳しく注意を呼びかけている」と話している。
消費者庁は、トランポリンパークと呼ばれる同種の施設を利用する際の注意点として、いきなり高く跳んだり、宙返りをしたりするなどの危険な技はやめることや、監視員が配置されているか確認することなどを挙げている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9N5TWXQ9NUTFL00J.html
9月21日19時37分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、店名を公表された施設で取材当日、危険な遊び方をしていて注意されたという利用者が2人いたなど、下記趣旨の記事が施設や注意喚起貼り紙の複数枚写真付きでネット配信されていた。
大阪のトランポリン施設で事故が相次いでいるとして、消費者庁が注意喚起しました。
事故を防ぐための対策は取られていたのか、施設を取材しました。
【全国で報告されたトランポリン事故の6割を占める大阪の施設】
消費者庁が事故防止の取り組みが不十分だとして施設名を公表したのは、大阪府の「TパークBIG STAGE 河内長野店」です。
2020年12月からの1年8カ月で、利用者が脳震とうや骨折などのけがをする事例が14件確認されたということです。
全国で報告されていたトランポリン施設での事故は22件で、この施設での事故がおよそ6割を占めました。
施設を訪れてみると…
【記者リポート】:
「こちらのトランポリン施設ですが、事故が多発していることを受け、注意喚起の紙が至るところに貼られています」
貼り紙には、「空中回転技は禁止」の文字が。
事故が相次いだことから、2022年5月、宙返りは経験者以外禁止になりました。
運営会社によると、スタッフによる声掛けや、どのような事故が何件起きたかを知らせる貼り紙など、事故を防ぐ対策はオープン当初から行っていたといいます。
【利用客】:
「(前は)宙返りはできてたんですけど。
さっきしたときに危なかったんで、やめとこうかなって。
(Q:ストップもらった?)
ストップもらいました。
けがしたらおもろなくなるからな、その日1日」
「僕ら、かばんを持ち込んで跳んでたんですけど、『やめてください。ロッカーに入れてください』と言われたので、きっちりされてると思いました。
正直…自己責任ですね」
運営会社は、「事実を重く受け止め、対策を強化していく」とコメントしています。
【トランポリン事故 施設の責任どこまで?】
施設では従来から、貼り紙やスタッフによる声掛けで注意喚起を行っていました。
経験者以外の“宙返りの練習”は、2022年5月までは許可していましたが、これについて運営会社は、「制限をかけ事故を防げた部分はあったと思う」としています。
現在は、明らかに経験者と分かる場合のみ許可していて、少しでも危ないと思った人にはすぐに「やめてください」と声を掛けるよう徹底しているということです。
こういった中で事故が起こった場合、施設の責任はどこまで問われるのか、菊地幸夫弁護士に聞きます。
【菊地弁護士】:
「完全に事故を防ぐことは無理ですよね。
例えば、指導員がすぐ近くにつくような体制であったり。
一定の危険がある営利事業だと、施設側には『利用客の安全を配慮する』義務がある。
一方、利用客の自己責任の面もあります。
仮に事故が起きて損害が発生すると、全額賠償ではなく、利用客の落ち度の分が引かれると思います」
(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月21日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/962ff0812636f72469199cef29c5d0ad2dd89a2d
2022年9月8日18時35分にYAHOOニュース(テレビ長崎)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日、波佐見高校の野球部員が部活動中に練習で使う器具の下敷きとなりケガをしたことを受け、8日、県の教育委員会が会見を開きました。
部員は現在も集中治療室で治療を受けているということです。
ケガをしたのは波佐見高校野球部に所属する1年生の男子生徒です。
県教委によりますと、9月5日午後4時過ぎ、ケガをした男子生徒を含む野球部員7人が部活動中、顧問からの指示で高さ約3メートル、横幅約5メートルの「バッティングゲージ」を移動させていたところ、何らかの原因でゲージが倒れ、男子生徒が下敷きになったということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「(バッティングゲージを)畳んで、地面に倒す作業をしていた。被害生徒のほうに倒れたというイメージ」
当時、野球部は台風11号の接近に備え、練習で使う器具を撤去していて、作業には外部コーチ1人が立ち会っていました。
男子生徒は病院に搬送され、現在も、ICU=集中治療室で治療を受けています。
意識はあるということです。
県教育庁体育保健課の担当者:
「現場に他の野球部員もいて、目の前で事故が起こっている。学校側としても他の部員のメンタル心のケアも考えながら、スクールウンセラーとも相談しながら進めていく」
一方、学校が警察に報告を行ったのは、事故発生から2日後の「7日」でした。
報告が遅れた理由について県教委は、「被害生徒や保護者への対応を最優先した」と説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4962e8139857eab883f5028fecd4cbdf8b2bf11
9月8日19時59分にYAHOOニュース(長崎文化放送)からは、ゲージ折り畳み時に倒れた、指示した顧問は会議で不在だったためコーチが救急車を呼んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野球部が部活動中、顧問の指示で、部員7人で台風に備え、高さ約3.5メートル、横約5.5メートルのコの字型のバッティングゲージを撤去しようとしたところ、折り畳む時に何らかの原因で倒れ、作業に当たっていた1年生の部員(16)が下敷きになりました。
顧問は会議で不在のため、立ち会っていた外部のコーチが救急車を呼んだということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/076cc459104cb01c7251c5fd028bf173aa99117d
9月9日14時33分に朝日新聞からは、3面のうち1面を折り畳んだ際に倒れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ケージは最大高3・5メートル、最大幅5・5メートルの折りたたみ式。
ネット3面を支柱でコの字形につなぐ構造で、うち1面を内側に折り畳んだ際、生徒側に倒れたとみられる。
9月8日18時56分にYAHOOニュース(長崎放送)からは、ゲージを地面に伏せる作業をしていた、事故翌日は臨時休校だったため翌々日に部員から状況を確認して警察に報告したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の接近に備えて7人でコの字型のバッティングゲージをたたんで、地面に伏せる作業をしていました。
その際、何らかの原因でゲージが倒れ生徒が下敷きになりました。
事故の翌日(6日)は、台風接近に伴い高校が臨時休業だったため、学校側は、7日、現場にいた野球部の生徒に状況を確認し、川棚警察署へ報告しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbf621215a601522c6b791e53cd0a8fd083b5e8a
9月8日18時43分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、専門家は責任者を明確にした器具管理の手順書が必要だと指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
専門家は今回の事故について「器具管理の甘さ」を指摘し、再発防止策として手順書の作成が必要だとします。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表:
「撤去の際のリスクの想定と対策ができていなかった。撤去する際は何人でやれば安全なのか手順書に定められていて、教員や生徒とかに周知されていたのかと」
今回の事故は、片付けを指示した顧問が不在で、コーチの外部指導者しかいない環境で起きました。
中学校の運動部では教師の超過勤務を減らそうと、部活動の指導を外部に委ねる取り組みも進んでいますが、専門家は「誰が責任者なのか」はっきりさせておくべきと指摘します。
学校リスクマネジメント推進機構 宮下代表 :
「事故が起きたときの責任の所在、起きないようにどうしたらよいのか考えることがポイント。事故が起こった場合どうするのか(対応の)動きも悪くなります。しっかりと(対応を)決めといたほうがいい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a75b50f0e53882cc093afa2f09b47e33b460577b
2023年5月11日10時46分に朝日新聞からは、ケージの撤去を指示した後、現場を離れた顧問が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警川棚署は10日、野球部顧問の男性教諭(54)を業務上過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。
当時、生徒は台風の接近に備えてケージの撤去・収納作業をしていたといい、署は顧問が作業に立ち会わず、生徒に任せきりにしたことで事故につながった疑いがあると判断した。
川棚署によると、生徒は昨年9月5日午後4時15分ごろ、顧問の指示を受け、他の部員6人とともにケージを片付ける作業中に下敷きになった。
ケージは全長約14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
3面あるネットがコの字形につながれた構造で、折り畳み式になっている。
けがをした生徒は、各面を折り畳んでケージを片付けようとした際、倒れてきたケージの下敷きとなったという。
顧問はその場におらず、生徒だけでケージを撤去していた。
署は、大人が監督せずに生徒だけで不慣れなケージの撤去をさせれば、事故につながる可能性があると認識しながら立ち会わず、結果的に事故につながったとみている。
下敷きになった生徒は首の骨が折れるなどの大けがを負い、現在も入院しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASR5B7QRFR5BTOLB006.html
5月10日17時35分に毎日新聞からは、顧問は作業の途中から現場を離れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
送検容疑は、22年9月5日午後4時10分ごろ、同校グラウンドで野球部員らにバッティングケージなどの撤去を指示してその場を離れ、現場で作業の具体的な指揮を執らず、男子生徒に首の骨を折るなどのけがをさせたとしている。
同署などによると、倒れたバッティングケージはコの字形で、全長14・3メートル、高さ3メートル、重さ330キロ。
当時は同町に強風注意報が発令されていたが、男性教諭は会議のために作業の途中で現場を離れた。
男子生徒は今も入院中でリハビリに励んでいるという。
県教委高校教育課は取材に「事実関係が確認できていないのでコメントできない」と答えた。
https://mainichi.jp/articles/20230510/k00/00m/040/214000c
2022年6月2日0時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区の六甲学院高剣道部の練習で高次脳機能障害を負ったとして、元部員の男性(32)が1日までに運営元の上智学院(東京都千代田区)に約1億7200万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。
訴状によると、男性は六甲学院中で剣道部に所属し、高校入学前の2006年4月に高校の剣道部の練習に参加。
顧問の男性教諭と1対1の稽古(けいこ)で、教諭に下顎(したあご)付近を竹刀で突き上げられ、後頭部から床に落ちた。
一般的に、中学生の剣道では「突き」の技は禁止されており、防御方法を知らなかったとしている。
男性はその後、睡眠障害や倦怠(けんたい)感などに悩まされ、通学が困難になり留年。
15年に高次脳機能障害と診断され、現在も就労は困難という。
教諭の行為は危険で安全配慮義務に違反し、学校側は使用者として賠償責任を負うと主張している。
男性は学校での災害共済給付制度を運営する日本スポーツ振興センターに給付金の支払いを求め提訴。
20年に大阪高裁で和解が成立し、1465万円が支払われた。
六甲学院高は「係争中なのでお答えすることはできない」としている。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220601/k00/00m/040/182000c
2022年5月26日16時24分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後5時ごろ、玉名市天水町で道路に女性が倒れているのを近くを通りかかった人が見つけ、警察と消防に通報しました。
警察によりますと、倒れていたのは熊本市の千原台高校の自転車競技部に所属する1年生の女子生徒で、ドクターヘリで熊本市内の病院に運ばれましたが、コンクリートの壁で頭などを強く打っていて、一時意識不明の重体となりましたが、現在は呼びかけに反応を示すなど、容体は回復傾向にあるということです。
警察によりますと、現場は緩やかな下り坂から右折した橋脚の間を通る道路で、女子生徒が衝突した橋脚のコンクリートの前には幅30センチほどの側溝があるということです。
ロードバイクの前輪部分が損傷していたということで、警察は側溝に前輪をひっかけて女子生徒が投げ出され壁に衝突したとみて、事故の原因を詳しく調べることにしています。
高校によりますと、現場は千原台高校の自転車競技部のメンバーがふだんから練習で使用するルートで、女子生徒はほかの12人の部員とともに事故当時、一番後ろを走っていて、往復65キロのコースを3時間かけて走り、午後7時に学校に戻る予定だったということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20220526/5000015727.html
5月26日20時36分にYAHOOニュース(熊本朝日放送)からは、創部後23年間同じルートで練習してきたが危ない場所だという認識はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると25日午後5時ごろ、部活動の練習中だった千原台高校自転車競技部の1年生の女子生徒が自転車でコンクリートの壁に衝突。
顔や頭を打ち病院に搬送され、一時、意識不明の重体となりましたが、現在は回復に向かっているということです。
当時、13人が練習に参加していましたが、女子生徒は最後尾を走っていたため、ほかの部員なども事故の状況を見ておらず、警察が事故を見た人を探すなどして原因を調べています。
千原台高校の自転車競技部は創部23年で、全国大会にも出場した実績があります。
学校によりますと、創部当初からこの道路を練習で使ってきましたが、ここでの事故は初めてで、危ない場所という認識はなかったということです。
今のところ目撃者もいないため、どれほどのスピードが出ていたかわかっていませんが、右折や左折の際などには必ず減速するように指導していたとしています。
学校は「事故の原因究明とともに、練習方法に改善すべき点がないか見直しをし、二度とこのようなことが起きないようしていきたい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e642a212cd84216e9c2c13ec2b21de6ef160ab05
5月26日21時45分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、顧問教員が車に乗って指導していたが事故時は周辺にいなかった、路上にブレーキ跡はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千原台高の南校長は26日、熊日の取材に対し、「練習には顧問が同行していたが、最後尾に誰かが付く必要があったかもしれない」と述べ、公道練習での事故防止策に改善の余地があることを示唆した。
南校長によると25日は、自転車競技部員13人が、普段から練習で使う新玉名駅を折り返す往復65キロのルートを走行。
顧問の教員も車に乗って指導していたが、生徒は最後尾を走っており、事故の時は周辺にいなかった。
自転車競技部には今夏の全国高校総合体育大会に県代表として出場する部員もおり、スクールカウンセラーが心のケアに当たる。
事故は25日午後5時ごろ発生。
玉名署は、生徒が県道から玉名広域農道に右折する際、前輪がコンクリート壁手前の側溝にはまって投げ出され、壁に衝突したとみている。
路上にブレーキ痕はなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a341d8985eb49aeb694b17a65b20a266a70c97b4
5月26日19時41分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、現場では年に何回も事故が起きているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記者:
「現場は緩やかな下り坂が続く左カーブで、あちらを右折する際、壁にぶつかったということです」
近所の人によりますと、現場は事故が起きやすい場所だということです。
周辺の店の人:
「(事故が)年に何回も起こってますね。下りもスピードは出ますし。景色もよくて気持ちいいですし、飛ばしたくなるような場所ですので」
5月25日の練習では、部の顧問 1人が車で部員を先導をしたり、後方を確認したりしていたということですが、千原台高校は「当時の状況を検証し、今後の事故防止に努める」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90603559d0805adb9ba0a9f3fb33184fc33a6f4c
5月26日19時11分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)からは、コースは交通量などを考えて設定していた、13人は高校を数分間隔で出発していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、付近で車などとの衝突の痕跡は確認されていない。
女子生徒は頭や顔を強く打ち、一時、意識不明の重体だったが、現在は呼びかけに反応するようになったという。
千原台高校によると、事故当時は練習中で、コースは交通量などを考えて設定していた。
25日は部員13人が高校を数分間隔で出発し、女子生徒は最後尾を走っていたという。
千原台高校では、コース練習を行う前に部員自身で自転車の整備を行い、顧問が車で同行して安全確認を行っているという。
顧問は先頭から最後尾を管理していて、事故が起きたのは前を走る部員の様子を見るため最後尾を離れたあとだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c99d1926f64950a66a2d6d2b303e6ba2b98947ec
2022年5月23日8時20分にYAHOOニュース(ENCOUNT)から、『相次ぐ有名レスラーの事故、どう防ぐ? 蝶野正洋、対戦相手と情報共有「あっていい」』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【不安だった大谷の体調 「あの試合をするレベルの体調ではなかった」】
リング上の事故はどうなくせばいいのか。
プロレス界が今、大きな岐路に立たされている。
ゼロワンの4・10両国国技館大会で、大谷晋二郎(49)がコーナーへのスープレックスでたたきつけられた後、動けなくなり、病院に救急搬送された。
頸髄損傷と診断される重傷で、現在も入院しながら闘病生活を送っている。
マット界で相次ぐ名のあるレスラーの事故。
同大会でアンバサダーを務めた蝶野正洋(58)に対処法を聞いた。
当日、解説席から大谷の試合を見ていた蝶野は「体調は良くないのは分かっていた。メインイベントの、あの試合をするレベルの体調ではなかったと思う。歳とキャリアとけがの状態からいえば、あそこに上げるべきじゃなかったよね」と話し、試合は回避すべきだったとの見方を示した。
ここ20年で、名のあるレスラーのリング上での事故が続いている。
三沢光晴さん(09年)、高山善廣(17年)、ハヤブサ(01年)と、リング上のアクシデントによる頚髄や頸椎の負傷が原因で帰らぬ人となったり、日常生活もままならないほどの重傷を負った。
いずれも、プロレス経験も豊富で人気もあった各団体のエース級が並ぶ。
プロレスファンは事故のたびに悲しみ、また、どこか釈然としない思いを抱いてきた。
そして再び、「なぜ?」が起こった。
「大谷選手とは両国の前に2、3回会っているんですよ」。
昨年9月、左腕を骨折した大谷は長期欠場後、4月3日の栃木大会でリング復帰した。
AED講習のため、蝶野も会場におり、大谷と言葉をかわしていた。
両国大会前の状態を、客観的な目で追っていた検証結果が、冒頭の発言となっている。
何より、左腕の回復具合を気にかけていた。
加えて、エース級ならではの激務がコンディションの調整不足に輪をかけていたと分析する。
「特に橋本(真也)選手とか三沢社長は、経営とリング、それから自分のことと、何個もやらなきゃいけない立場だった。
その中で絶対に削っていくのは、治療をまず削っちゃうんですよね。
治療を削って練習を削るから、コンディションを維持できなくなる。
(ゼロワンも)経営状況は良くないという話は聞いていたから、やっぱり営業であったりだとか、経営であったりとか、そっちのほうをつぶさないためにどうすれば、ということを大谷選手も考えていたと思います」
橋本さんは05年、脳幹出血で倒れ他界した。
リング上での事故ではないものの、社長として団体存続に腐心し、その心労がたたったといわれた。
団体の経営にも携わる選手は、スポンサーとの関係構築やチケットの営業活動など、リング外の仕事も多い。
経営が傾けば、さらに治療やトレーニングの時間は削られる。
練習一本に専念できるレスラーとは異なり、リングに上がれる体作りがおろそかになりかねないと蝶野は主張する。
では、そういった選手の事故を未然に防ぐには、どうしたらいいのだろうか。
【興行優先の流れにメス 選手の自己責任だけにしないルール整備が必要】
蝶野が挙げたのは3つの改善案だ。
1)選手同士の情報の事前共有
2)主催者側の責任の明確化
3)レフェリーの独立
1)について、蝶野は「レスラーの健康状態を全部チェックしたら、けががない選手は誰もいない」と断言する。
自らも首に爆弾を抱えながら長年、闘ってきた。
大なり小なりの負傷を選手が抱える中で、それを前もって共有するシステム作りが必要と訴える。
闘う前に、選手同士が故障個所の情報を共有することも「俺はそれはあっていいと思う」と容認する。
「けがをさせることが目的ではないんだから、もし相手の故障箇所がある程度分かっていれば、そこは攻めずに試合を組み立てていけばいい。事前にある程度の情報をお互いに知っておくことでも全然変わってくると思う」と話した。
2)については、選手の体調管理をしっかりと主催者にさせる目的がある。
事故が起こった場合、選手個人や対戦相手に責任がいきがちだ。
しかし、金銭的な補償も含めて、主催者も一定の割合を負うとなれば、誰でも選手を出場というわけにはいかなくなる。
「興行を優先すると、どうしても名前と名前の勝負になっちゃうから、チケットを売るときにはコンディションはあんまり関係なくなっちゃう。
ただそこは、主催者側が責任を持つ。
そうじゃないと、自分たちが蓄積したけがで今日偶然アクシデントが起こったんでしょうという言い逃れになっちゃう」
と指摘。
自己責任だけにしないルール整備が必要とし、
「選手のケアも含めて、現場でのけがも含めてちゃんと運営に責任を持たせる。
今は一プロモーター的な人たちが単発興行とかやるじゃないですか。
そういうときに事故が起きたときなんかは、(責任は)誰がっていうのがたぶん出てきちゃうと思うんですよね」
と続けた。
3)については、「レフェリーがルール、レフェリーイコールプロレスを競技させる人なんだから、ここは団体所属にしちゃダメだと思う」と自論を展開する。
レスラーが社長を兼ねる場合、体調が悪そうに見えても、自らが申告しない限り、欠場を進言できる人はまずいない。
それを解決させるのがレフェリーの独立だという。
「レフェリーの組織を別に作って、もう明らかにちょっとおかしいなというときには、その興行関係なしに試合を止める。
選手は興行を考えるから、やっぱりいかに試合を成立させるかというのが頭の中で働くし、特にメインイベンタークラスはその思いが強い。
だから自分の体は二の次になったりするんですよね。
そこを止めるのってレフェリーしかいないんですよ。
今はレフェリーもメインイベンターと同じ演奏者になっている。
レフェリーは指揮者でなければいけない。
そこを切り離すには1回、組織から外すしかないんじゃないかなと思いますね」
いずれにせよ、これ以上、悲劇が繰り返されるのはあってはならないこと。
業界全体を挙げての早急な対策が求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8eb1cee838208cb2b87bfc7f10a3d4dd8d921f
(ブログ者コメント)
プロレスには関心のないブログ者。
これまでは、危険だが肉体を鍛え上げたレスラーゆえ事故は少ないのだろう・・・などと勝手に思っていたのだが、そうではなかったようだ。
2022年5月23日22時23分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時40分頃、長野市立中学校のグラウンドで、陸上部の男子生徒(14)の右側頭部に、別の生徒が投げた砲丸(重さ5キロ、直径11センチ)が当たり、頭蓋骨骨折と脳挫傷の重傷を負った。
意識はあり、命に別条はないという。
長野中央署が23日に発表した。
同署と市教育委員会などによると、2人は放課後、部活動で砲丸投げの練習をしていた。
学校は陸上部の活動を当面休止し、事故当時の状況について顧問や部員らへの聞き取りを進める。
市教委学校教育課は「重く受け止めており、速やかに調査する」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220523-OYT1T50187/
5月23日19時1分に産経新聞からは、当初は軽いけがとみられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県警は23日、長野市内の中学校のグラウンドで20日、部活動で練習をしていた生徒が投げた砲丸が、別の男子生徒(14)に当たり、頭の骨を折る重傷を負ったと明らかにした。
生徒は脳挫傷の症状もあり治療を受けているが、命に別条はない。
県警によると、生徒に砲丸が当たったのは20日午後5時40分ごろ。
当初は軽いけがとみられていたが、その後の治療で、頭の骨が折れていることが分かった。
https://www.sankei.com/article/20220523-QVKTDSM575KFDAKH4DJHO4V4GM/
2022年6月10日17時3分にNHK信州からは、砲丸の当たった生徒はメジャーのヨレを直していた、練習に顧問は立ち会っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日、長野市教育委員会は先月、長野市立の中学校で起きた砲丸が生徒に当たった事故について、この中学校が調査した内容を公表しました。
それによりますと、先月20日、長野市立の中学校のグラウンドで部活動で生徒が順番に砲丸投げの練習をしていたところ、投げた距離を計測するメジャーのよれを直していた男子生徒の頭に重さ5キロの砲丸があたり、この男子生徒は頭の骨を折るなどの大けがをしました。
このとき、部活動には顧問や副顧問の教職員は不在で、中学校では顧問などが不在で安全指導が不十分だったことが事故の要因と考えられるとしています。
砲丸投げの練習で顧問などが必ず立ち会うことにはなっていませんが、市教育委員会の調べで、ほかの全ての市立中学校では顧問などが立ち会って練習しているということです。
事故がおきた中学校では、今年度から顧問の判断のもと、生徒だけで砲丸投げの練習を行うことがあったということで、中学校では、今後は顧問などによる立ち会いや直接指導を徹底することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220610/1010022889.html
2022年5月10火11時6分にYAHOOニュース(Number Web)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月7日、世界選手権の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権で、思いがけないアクシデントが起こった。
「あってはならないこと」
日本陸上競技連盟の担当者がコメントしているが、その言葉通りの出来事だった。
【トップがゴールした瞬間、カメラがコースに侵入し…】
起きたのは男子10000mレース。
ふた組に分かれて実施されたその2組目、優勝した相澤晃(旭化成)らがゴールしたあと、大会のテレビ中継を担当していたNHKのカメラクルー2名がトラックの内側からコースに進入。
1人はカメラマンで、もう1人のスタッフはアンテナを所持していた。
カメラとアンテナはケーブルで繋がっている状態だったが、ふいにカメラマンがコース内に進み、両者の距離が空いてケーブルがコース上に張られるような状態に。
ちょうどそのとき、さしかかった三田眞司(サンベルクス)の首にケーブルが絡まった。
三田はすぐさまケーブルを振りほどいて、そのままレースを続けた。
カメラクルー2名は慌ててコースを出てトラックの内側に戻ろうとするが、今度は後続の4名、川瀬翔矢(Honda)、相葉直紀(中電工)、川田裕也(SUBARU)、細森大輔(YKK)と接触寸前になった。
選手たちは減速する、よけるなどしたことで接触は免れたが、進路を妨害する形となった。
【被害選手は再検査、アクシデントはなぜ起こった?】
三田は首の痛みを訴え、当日、病院で診察と検査を受けたという。
その段階では異常は見られなかったが、痛みが続いていることから静養し、再度検査を受けることが伝えられている。
いずれにせよ、「あってはならない」ことが起きてしまった。
おそらくは、優勝者を近くで撮りたいという意図からトラック内側からコースへと進み出たのではないか。
だが、まだ多くの選手がレースを続けている最中だ。
10000mであれば、周回遅れの選手がいるのもごく普通のことだし、実際の映像を確認してみても、選手たちはカメラクルーが位置していた付近へと次々に向かってきている。
あえて推測すれば、優勝者にしか視点が向かず、そこに意識が集中しきっていた可能性もなくはない。
ただNHKによると、「陸上撮影の経験はある」カメラマンだという。
別の業界カメラマンに聞くと、「インカムで撮る画について指示されていて、それに従ったのでは」という指摘があった。
今回に該当するかは別として、カメラマンという立場を考えれば、「一歩前でいい画をおさえたい」という心理が働くこともあるはず。
例えば、プロ野球のあるチームの室内練習場での取材時、打球への対策としてネットが張られていたが、その隙間からレンズを入れて撮ろうとするカメラマンがいた。
気づいたコーチから激しい叱責を受けていたが、それもそうした心理の表れだっただろう。
また、撮影を依頼される際、絵柄についての強い要望を受けているケースも現場ではよく耳にする。
でも、そうした心理はほとんどの場合、本番になれば抑制されるものだ。
選手に危険を及ぼす行為はしない、競技を妨げないことが「大前提である」ことを関係者であれば誰もが承知しているからだ。
だからこそ、撮影ポジションも入念に調べているし、その範囲でどう撮れるかも想定されている。
今回のアクシデントについては、大会を前に細かな安全確認作業を陸連側とNHK側で行なっていなかったと説明されているが、いつでも“前提”が共有されているという思いがあってのことだろう。
実際、多くの場合、それで成り立っている。
ただ、経験のあるスタッフの下で今回のアクシデントが起きてしまったことは理解に苦しむ。
【過去にもあった、選手とカメラマンの接触事故】
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d76ebb78e16bfcce2a4c75c4407bb5dc5fa1a7
(ブログ者コメント
他にも数点、メディアから報道があったが、どれにも動画は添付されていなかった。
以下は個人ブログで見つけた動画の切り取りショット。
(2022年5月20日 修正1 ;追記)
2022年5月18日20時11分にYAHOOニュース(デイリー)からは、カメラはワイヤレスだった、接触後も大丈夫と思い込んで撮影を続けていた、対策としてスポーツ中継における安全管理マニュアルなどを作成するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NHKメディア総局長会見が18日、東京・渋谷の同局で行われた。
5月7日に東京・国立競技場で開催された日本陸上選手権1万メートルで、NHKの中継カメラのケーブルが選手に接触した事故について、辻村報道局スポーツセンター長から、これまでに判明した概要や原因、再発防止策などについて説明があった。
事故は同日午後8時50分頃、BS1で中継していた男子2組目のレースで発生。
1位の選手がゴールするのを第1コーナー内側から撮影していたワイヤレスカメラ担当のカメラマンが、安全を十分に確認しないまま、トラックを横断しようと進入。
当該カメラマンが安全を十分に確認しなかったうえ、2人1組で撮影していた送信機を背負った補助スタッフにも声を掛けず、横断を始めたという。
これが進路をふさぐ形となり、選手の頸部(けいぶ)に接触し、負傷させた。
辻村スポーツセンター長は、「本来なら、すみやかに撮影をやめて選手のケガの確認や謝罪、大会主催者やNHK現場責任者に報告すべきでしたが、接触後に選手が走り出したため、大丈夫と思い込み、撮影を続けた。接触の事実を伝えたのは放送終了後だった」と明らかに。
20代の当該カメラマンはトラック横断の経験がなかったが、「現場責任者であるチーフプロデューサーやディレクターらが、放送前の打ち合わせなどで横断方法やタイミングなどについて具体的に説明すべきだったが、安全に関する指示が不十分だった」とした。
また、スポーツ中継における職業倫理を明文化し、安全管理、危機管理のマニュアルを作成することや、職員等への研修の実施など、4項目の再発防止策を明らかにした。
林メディア総局長は、「スポーツ中継を担当する放送局としてあってはならないこと。極めて重く受け止めています。けがをされた選手ご本人はじめ関係する皆様に深くおわび申し上げます。スポーツ中継に関わるすべてのスタッフに再発防止の取り組みを徹底してまいります」と改めて謝罪した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ebac6af97bf98cee1984a87d85ccd138ca87c4b
(ブログ者コメント)
持っていたのがワイヤレスカメラゆえ、ケーブルはつながっていないと瞬間、思った・・・・そんなことはなかったのだろうか?
キーワード;ヒューマンエラー、人的エラー
2022年1月20日20時43分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県立高校の硬式野球部で打撃練習中に打球が頭を直撃し、難聴などの後遺症を負ったのは、顧問教諭が安全配慮義務を怠ったためだとして、元部員の男性(19)が県に約2492万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、福岡地裁小倉支部であった。
植田智彦裁判長は「教諭の過失は重大」と認め、県に約2261万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2年生だった2019年8月、打撃練習の投手を務めた際、打球が右側頭部を直撃。
外傷性くも膜下出血などで、難聴や内耳機能障害になった。
男性の前にはL字形の防球ネットがあったが、高野連が打撃練習時の着用を義務づけている投手用ヘッドギアが高校になく、男性は着けていなかった。
事故当時、投手と打者の距離は実戦の18・44メートルより短い約15メートルだった。
男性側は「ヘッドギアを装着していれば事故は起きなかった」と主張。
県側は「L字ネット後方で投球すれば、打球が投手を直撃することはない。事故が発生したのは(男性が)指導に従わなかったからだ」と争っていた。
これに対し、判決は「打者との距離が短く、L字ネットだけでは打球が当たる可能性が高くなっていた。ヘッドギアの着用を指導する必要性は高く、職務上の注意義務に違反した教諭の過失は重大」と認定した。
福岡県の吉田教育長は、「判決内容を慎重に検討し、適切に対応したい」とコメントした。
https://mainichi.jp/articles/20220120/k00/00m/040/292000c
1月20日19時59分に産経新聞からは、顧問の教諭はヘッドギア着用が義務付けられていることを知らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県立八幡中央高校(北九州市)で令和元年、野球部の練習中に打球が頭に直撃してけがをし、難聴となった元生徒の男性(19)が、県に損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部は20日、頭部を守るヘッドギアを着けさせなかった義務違反があるとし、約2260万円の支払いを命じた。
植田智彦裁判長は、「日本高野連は打撃投手のヘッドギア着用を義務付けているが、顧問はそれを知らず、同校野球部にヘッドギアはなかった」と指摘。
顧問は注意義務に違反しており、県が賠償責任を負うと判断した。
判決によると、男性は元年8月8日、練習中に打撃投手を務めているときに打球が右側頭部に直撃。
外傷性くも膜下出血などのけがをし、右耳の聴力は大きく失われた。
https://www.sankei.com/article/20220120-D5SHQY6I5RLTHLBQTQJWHXGWNI/
(ブログ者コメント)
県側が「L字ネット後方で投球すれば、打球が投手を直撃することはない」と主張している件、どういうことか調べてみたが、解説している報道は見つからなかった。
詳細不明だが、スピードのある球に打者を慣れさせようと、防球ネットの前から投げていた・・・ということだろうか?
以下の写真は楽天の防球ネット販売画面より引用。
もしそうだったとしたら、なぜネットを前方に移動させなかったのだろうか?
2021年11月30日付で毎日新聞福岡版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
筑前町の町立中学校で2019年6月、1年の女子生徒(当時12歳)が水泳の部活動でプールに飛び込んだ際に首の骨を折って胸から下がまひ状態になる事故があり、町は29日、約1億3790万円の賠償金を支払うことで女子生徒側と和解が成立したことを明らかにした。
町によると、女子生徒は練習でスタート台からプールに飛び込んだ直後、うつぶせのまま浮いてきた。
「(頭は)打っていない」「(脚が)動かせない」などと受け答えはしっかりしていたが、ドクターヘリで病院に搬送され、頸髄(けいずい)損傷と診断された。
頭などに外傷はなく、けがの原因は特定できなかった。
町は、
(1)顧問の教諭は全体を監視し、飛び込みの練習を見ていなかった
(2)スタート台の高さは水面から35センチとする日本水泳連盟のガイドラインに反し、高さが50センチあった
などから、賠償する義務があると認めた。
町議会は29日、日本スポーツ振興センターの障害見舞金などを除く約9290万円を支払う議案を可決した。
また、町は町立小中学校のプールのスタート台を改修する費用を一般会計補正予算案に盛り込んだ。
https://mainichi.jp/articles/20211130/ddl/k40/040/245000c
2021年12月1日9時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県筑前町の町立中学校で2019年、水泳部の女子生徒がプールに飛び込んだ時に大けがをして後遺症が残る事故があり、町が生徒側に1億3792万円の賠償金を支払うことで和解した。
町が11月29日に発表した。
町によると、2019年6月、当時中学1年だった生徒が放課後の部活動中、プールに飛び込んだ際に首の骨が折れた。ドクターヘリで病院に搬送されて治療を受けたが、生徒は頸髄(けいずい)を損傷し、現在も胸から下がまひしているという。
プールは水深1・1メートル、飛び込み台の高さは水面から51センチで、日本水泳連盟の指針より16センチ高かった。
顧問の教諭は当時プールにいたが、約30人の部員全体を監視していた。
スポーツ庁の通知では、飛び込みの練習は指導者が直接立ちあうことになっていた。
こうしたことから、町は全面的に過失を認め、賠償金を支払うことを決めた。
町は来春までに、町内すべての小中学校のプールの飛び込み台の高さを基準にあったものに改修する予定という。
https://www.asahi.com/articles/ASPCZ7314PCZTIPE01C.html
2016年10月5日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6345/
(2021年11月29日 修正3 ;追記)
2021年11月22日21時8分に産経新聞からは、当時の指導教諭に罰金刑が言い渡された、直前に飛び込んだ生徒が危険性を指摘していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
危険な飛び込み方法を指導したとして業務上過失傷害罪に問われた高校教諭、松崎被告(49)の判決公判が22日、東京地裁で開かれた。
鏡味(かがみ)薫裁判官は、「生徒の安全を守るべき立場の教諭としての過失は相当に重い」として、求刑通り罰金100万円を言い渡した。
判決理由で鏡味裁判官は、デッキブラシを飛び越えて入水させる被告の指導方法について、直前に飛び込んだ生徒が、入水角度が大きくなるためプールの底にぶつかる危険性を指摘したにもかかわらず指導を継続したと認定。
水泳部だった内川さんは指導に従わざるを得ず、プールの底に頭をぶつけ、四肢まひなどの重篤な障害を負ったと述べた。
内川さんは、教員免許を失効する禁錮刑以上の有罪判決を求めていたが、鏡味裁判官は、被告が6カ月の停職処分となるなど「一定の社会的制裁を受けた」とし、身体を拘束する自由刑ではなく、業務上過失傷害罪の罰金刑の上限である罰金100万円が相当とした。
https://www.sankei.com/article/20211122-DQ25PYQ7OZLW7OQBZ7LTTIVY6A/
11月22日19時20分に朝日新聞からは、元生徒は被告に対し責任を取って教師を辞めてほしいと訴えてきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
元生徒が公判で読み上げた意見陳述の主な内容は以下の通り。
・・・
『被告は、私の大変さを全くわかっておらず、自らの罪に向き合っているとは思えません。被告は教師に戻り元の生活に戻りましたが、私の母は店をつぶして介護の毎日です。
被告は「教員をやめることも考えた。死ぬことも考えた」と述べましたが、なぜ教員以外の仕事を考えないのでしょうか。不幸になってほしいというのではありません。責任をとって(教員を)やめてほしいのです。私の体は一生戻りません。家族の平穏な生活も戻りません。』
https://www.asahi.com/articles/ASPCQ6CYVPCQUTIL025.html
11月22日19時32分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、直前に思いついた指導方法だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
内川さんは、事故直後、病院に駆け付けた母に松崎被告がかけた言葉が忘れられないといいます。
内川さん:
「(就職は)障害者枠があるから大丈夫とか」
松崎被告は去年12月、業務上過失傷害の罪で略式起訴されましたが、これに対し裁判所は、書面審査のみで行う「略式命令は不相当」と異例の判断を示し、正式な裁判が開かれることになりました。
・・・
東京地裁は、「危険性を十分認識していたにもかかわらず、直前に思いついた指導方法を十分検討することなく行った」、「過失は相当に重い」と指摘しつつも、松崎被告が▼停職6か月の処分など一定の社会的制裁を受けている、▼注意義務違反を認めて反省の言葉を述べていることなどから、求刑と同じ罰金100万円が相当と結論づけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9468131d24f98bb5e61b28e75cc6f4492243d1da
2021年11月9日18時44分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎県都城市立小で平成31年3月、体育のティーボールのバッティング指導中に安全確認を怠り、当時5年生だった女子児童の頭に金属バットを当て負傷させたとして、宮崎県警が業務上過失傷害容疑で、女性教諭を書類送検していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
10月18日付。
関係者によると、軽度の脳損傷と診断され、頭痛などの症状があり、中学に登校できていない。
今年3月、保護者が県警に告訴した。
教諭は既に異動した。
捜査関係者によると、書類送検容疑は平成31年3月7日、担任していたクラスの体育の指導中、安全確認が不十分なままバットを振り、児童の後頭部に当てて、けがをさせたとしている。
市教委の担当者は、「現在、調査をしている。責任は、注意を怠っていた市と教諭にある」と話した。
https://www.sankei.com/article/20211109-3V2KBR5KLVNSTFANCGVFKT4XBU/
11月10日12時0分にNHK宮崎からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
都城市教育委員会によりますと、おととし3月、都城市の市立小学校で、5年生の体育の授業中に、女性教諭が振った金属バットが女子児童の頭に当たり、けがをさせたということです。
授業で行われていたのは、台座に乗せたボールをバットで打つ、「ティーボール」という野球に似た球技で、女性教諭がグラウンドで、児童たちに打ち方を教えていた際、周りをよく確認しないままバットを振ったということです。
女子児童は中学校に進学したあとも、頭の痛みなどを訴えて学校を休む日が多いということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20211110/5060011061.html
2021年9月7日18時46分にYAHOOニュース(京都新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府立西城陽高(城陽市)の野球部で2019年8月、バッティングマシンの囲いの上に設置された鉄製の屋根が落下し、当時部員だった男性の首に衝突して後遺症が出たとして、男性が7日までに府や当時の部員3人を相手取り、計1億7300万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。
訴状によると、西城陽高のバッティングマシンの周囲にはネット付きの鉄枠が置かれ、その上に重さ15キロ超の鉄製の屋根が載せられていた。
当時1年だった原告の男性がマシンを片付けようとして屋根の下に入り、被告の部員らが屋根を移動しようとしたところ、屋根が鉄枠から落下して男性の首に衝突。
男性はその後、強い頭痛や吐き気を訴え、頭頸部外傷後過眠症などと診断された。
長時間寝続けて起こしても起きなかったり、短時間で突然睡魔に襲われたりする後遺症が生じ、出席が困難となって同高の退学を余儀なくされたとしている。
原告側は、屋根が固定されておらず、事故当時、教諭の部長や監督らが屋根の移動に立ち会っていなかったことから、安全配慮義務に違反していると主張。
被告の部員らも屋根が落下しないように支えるなどの措置を怠ったと訴えている。
京都府教育委員会は「弁護士と相談して対応を協議する」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/816685344829127e215bb34eaee9f2752447b2bd
2021年9月4日16時44分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京パラリンピックの大会組織委員会は4日、8月27日にあったゴールボールの試合中、日本選手がけがをする事故があったと発表した。
コートに使う消毒液に滑りやすい成分が入っていた。
2日前に滑りやすさを指摘されていたが原因がわからず、改善する前に事故が起きた。
組織委によると、日本チームは8月25日、千葉市の幕張メッセであった試合後、「コートの床が滑りやすい。(清掃用の)モップに何か塗られているのでは」と指摘。
27日のブラジルとの試合中、チームの主将天摩選手がけがをした。
関係者によると、滑って足首を痛めたという。
組織委のその後の調査で、消毒液に「グリセリン」の成分が使われており、滑りやすくなっていた可能性があることが判明。
翌28日夕方から、別の消毒液に変更したという。
組織委は「25日の指摘をふまえ、すぐに対処できなかった点を深く反省している。負傷された天摩選手におわびとともに心よりお見舞いを申し上げます」とした。
ゴールボールは3日まで行われ、女子日本チームは銅メダルを獲得した。
https://www.asahi.com/articles/ASP945G73P94UTIL00P.html
9月4日20時51分に毎日新聞からは、大会前の練習時からコートが滑るとの訴えがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を巡り、日本代表の市川喬一総監督は、「選手の安全を守れなかった。誰が責任を取るのか」と大会運営を批判していた。
市川氏によると、大会前の練習時からコートが滑ることを運営側に訴えてきたという。
https://mainichi.jp/articles/20210904/k00/00m/050/183000c
9月4日12時1分にNHK NEWS WEBからは、出場した複数のチームからコートが滑るとの抗議があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉市の幕張メッセで3日まで行われていたゴールボールでは、出場した複数のチームから「コートの床が滑る」という抗議があり、組織委員会が調べた結果、新型コロナ対策で使用していた消毒液に含まれるグリセリンが原因と判断されました。
これまで組織委員会は、武藤事務総長が先月30日の会見で「選手が滑ったということはあるようだが、けがをしたという報告は受けていない」としていたほか、高谷正哲スポークスパーソンも記者からの質問に対し「把握していない」と繰り返し答えていました。
25日には日本チームからコートの床が滑ることに関する指摘がありましたが、高谷スポークスパーソンは「原因がすぐに分からなかったので対処できなかった。選手が選手村の診療所に行かなかったこともあり、負傷したことを把握するのに時間がかかった。対処がけがの事案があったあとになったことは反省している」と釈明しました。
公表にも時間がかかった理由については、「記者からの指摘を受けて改めて調べ、JPC=日本パラリンピック委員会に問い合わせたところ、正式には今月2日にけがの事実を把握した。チームの中にけが人がいることを公にできないという事情もJPC側にあり、公表に時間を要した」と説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210904/k10013243301000.html
(ブログ者コメント)
「モップに何か塗られているのでは?」という指摘があったのなら、すぐに消毒液の成分を調べそうなもの。
なぜ調べなかったのだろう。
そう感じたため、タイトルに「放置」と言う言葉を入れた。
2021年7月3日9時0分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県長浜市は、長浜球場(同市宮司町)の野球利用を中学生以下と50歳以上に制限した。
6月に行われた軟式野球の社会人チームの試合で打球が、隣接する北陸自動車道を走行中の小型トラックのヘッドライトを損傷させたためで、市は本年度中に市軟式野球連盟や利用者らと協議して安全対策を示す予定。
長浜市によると、6月6日午前9時半ごろ、ファウルボールの打球が3塁側のネット(高さ12メートル)を越えて北陸自動車道に入った。
けが人はなかった。
事故を受け、同球場を予約していた利用者には、浅井球場など市内2カ所の別の施設を使ってもらうことにしたという。
長浜球場は軟式野球専用で1981年にオープン。
広さは両翼91メートル、中堅115メートル。
2020年度の利用申請は238件で、多くが制限対象となる高校生から50歳未満の利用者という。
近年は道具類が進化し、飛ぶボールとともに、木製や金属バットより飛距離の出る「複合バット」が普及している。
市では関係者らとの意見交換で、利用条件などを検討していくという。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/591418
(ブログ者コメント)
〇グーグルアースによれば、球場の真横を北陸道が走っている。
〇北陸道と球場の、どちらが先に建てられたか調べてみたが、分からなかった。
もし北陸道のほうが先に建てられていたとしたら、球場建設当時は問題にならなかったファイルボールが用具の進歩とともに問題になった、一種、変更管理上の問題だと言えるかもしれない。
(2022年5月1日 修正1 ;追記)
2022年4月30日20時1分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、高校生以上は飛距離の出る複合バット使用禁止という条件付きで全ての人が球場を利用できるようになったという、を下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県長浜市は5月1日から、昨年6月に軟式野球の飛球が北陸自動車道の車に当たった事故を受け、中学生以下と50歳以上に制限していた長浜球場(宮司町)の利用を全年齢に緩和する。
変更後、高校生以上は飛距離の出る「複合バット」の使用を禁止する。
市は事故後、市軟式野球連盟や球場の指定管理者の長浜文化スポーツ振興事業団、利用者などと対応策を協議してきた。
その結果、事故発生時の使用は不明としながらも、利用者の多くが複合バットを使っていたことから、場外飛球の一因だったと分析した。
これを受け、複合バットの使用を禁止することで再発を防げると判断した。
近年の道具類は進化している。
複合バットはバットの芯にウレタンなどの素材を使用しているのが特徴で、ボールが当たったときの反発力が高く、飛距離が出やすいという。
市によると、事故は昨年6月6日午前9時半ごろ、社会人チームの試合でファウルボールが三塁側のネット(高さ12メートル)を越えて、北陸道を走行中の小型トラックのヘッドライトを損傷させた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7c47e579a774abfe0412396ef4e9f0c280c0649
2021年6月23日17時5分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24時間営業している熊本市のスポーツジムで、22日夜、トレーニングをしていた18歳の男性が重さ100キロのバーベルに首を挟まれ、一時、意識不明の重体となりました。
男性は安全器具をつけておらず、店に従業員もいませんでしたが、異変に気づいた別の客の通報で病院に運ばれ、一命をとりとめました。
22日午後10時半すぎ、熊本市東区の「Eフィットネス長嶺南店」で、ベンチプレスでトレーニングをしていた18歳の会社員の男性が、あおむけの状態でバーベルに首を挟まれているのを、店内でいた別の客が見つけ、消防に通報しました。
警察によりますと、男性は意識不明の重体で熊本市の病院に運ばれましたが、その後、意識を回復し、命に別状はないということです。
警察が店内のカメラを確認したところ、男性はこの日、ひとりでジムを訪れ、おもりを少しずつ重くしながらトレーニングしていました。
バーも含めたおもりを100キロにしたあとは一度もあげられず、バーが男性の体に落ちて首を挟まれてから、別の客が異変に気づいてバーを取り除くまでに5分間程度あったということです。
ベンチプレスを行う際には、上げられなかった時にバーが直接、体に落ちないように、両脇に「セーフティーバー」を置くことがルールになっていますが、男性は設置していなかったということです。
警察によりますと、店は24時間営業ですが、夜8時から午前11時までは従業員はいないということです。
警察は、事故の詳しいいきさつを調べています。
ジムを運営する東京の「F Japan社」は、「ベンチプレスを使用する際には、セーフティーバーを置くように周知しているほか、緊急の際にはボタンを押せばセキュリティ会社に通報できるようにするなどの対策をとっている。安全管理には問題はなかったと考えているが、今回の事故を受け止め、セーフティーバーを使用してもらうよう周知を徹底していきたい」とコメントしています。
国内のフィットネスジムの7割弱が加盟しているという、日本フィットネス産業協会の松村事務局長は、「ベンチプレスでのトレーニングの際には、重いものが体に落下する可能性があるという危機意識を施設の提供者側はもちろん、取り組む側も持つことが重要だ。日常的にトレーニングに取り組んでいる方も自分を過信せず、常に事故の危険性を想定してトレーニングしてほしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20210623/5000012613.html
(ブログ者コメント)
画像1枚目は、おそらくは現場検証中の映像。
2枚目は、別のジムで安全バーの説明を受けている時の映像。
(2021年7月14日 修正1 ;追記)
2021年7月13日6時15分にYAHOOニュース(熊本日日新聞)からは、防犯カメラの映像を翌日確認し、安全装置を使っていない客には注意を促すようにしていたなど、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
6月下旬に熊本市のフィットネスジムで、男性がベンチプレスのバーベルに首を挟まれて一時意識不明となる事故が起きた。
ジムは24時間営業で、従業員がいない時間帯に事故が発生。
事故防止のための安全装置を使うかどうかは、事実上、利用者に任せられていた。
専門家は、「安全装置の利用を義務化すべきだ」と指摘している。
熊本東署によると、事故は午後10時半ごろに発生した。
男性は1人で来店し、ベンチプレスを利用。
バーベルの重りを徐々に増やして100キロの時に支えきれなくなり、落としたとみている。
発生約5分後に他の利用客が気付いて119番通報。
男性は、体の両側にあり、バーベルの落下を防ぐ安全装置を利用していなかった。
ジムの運営会社(東京)によると、ジムは午後8時から翌午前11時まで従業員は不在。
その間も、会員契約をしている利用客は自由に出入りできる。
全国の系列店も同様の運営をしているという。
運営会社は、ジム内の防犯カメラの記録を翌日に確認し、利用客が安全装置を使っていないなど、器具の不適切な使用があった場合は注意を促しているという。
国内のフィットネスクラブの約7割が加盟する日本フィットネス産業協会の松村事務局長によると、24時間営業のフィットネスジムでは広く普及している運営方法という。
「利用者が安全対策をしっかりやれば事故はほとんど起こり得ないと考えるが、ジム側もこれを機会に安全対策を徹底してほしい」と話す。
一方、県立総合体育館の岩田トレーナーは、「ジムの従業員がいないのは、安全面で十分とは言えない。利用者にとっては、利便性を取るか安全を取るかの選択になってしまう」と指摘する。
筋力トレーニングを研究する近畿大の谷本道哉准教授は、利用者が安全に対して問題意識を持つことが大事とした上で、「事故は未然に防ぐのが基本。安全装置の利用を防犯カメラを見返すやり方でチェックしても、今回のように、対策にはなっていない」と指摘。
「業界団体が、安全装置をしない利用者のジム利用をできないようにするなど、厳しく自主規制すべきだ」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3e6bc26df0405cbc2213b67bc1457bb69dc9d27
2021年5月14日0時2分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ヘディングに関するリスクを避けるため、日本サッカー協会は、頭部への負担を考慮しながら正しいヘディングの技術を身につけてもらおうと、若い年代の練習方法をまとめたガイドラインを作成しました。
プロサッカー選手が一般の人にくらべて認知症などで死亡するリスクが3倍以上高いとする海外の研究結果などを受けて、イングランドやスコットランドのサッカー協会は、若い年代の一部でヘディングの練習を禁止しているということです。
これを受けて日本サッカー協会は、医学の専門家などを交えて検討した結果、ヘディングの反復が認知機能に及ぼす影響の検証は難しいなどとして、現時点では禁止はしないことになりました。
そのうえで、頭部への負担を考慮しながら正しいヘディングの技術を身につけてもらうため、幼児期から中学生までの練習方法を記載した指導者向けのガイドラインを作成しました。
ガイドラインでは、中学生まで5つの段階に分かれていて、
▼小学1年生と2年生では、落ちてくる風船をキャッチしたり額に当てたりして、遊び感覚で空間を移動するボールに体を合わせる経験を積むのが望ましいとしています。
▼3年生から4年生になると、2人同時にジャンプして空中のボールを手で取り合う動きなどを取り入れます。
▼サッカーボールを使ってのヘディングの練習が導入されるのは5年生から6年生で、1週間に10回程度、高さを変えてジャンプでのヘディングを行うなどとしています。
日本サッカー協会の反町技術委員長は、「現場の指導者としてどうすべきか、ちゅうちょするところもあると思うので、現時点のガイドラインを示した。禁止するのではなく、正しくおそれながら、より適切な方法でヘディングの習得を目指す。今後、新たな情報が出てくればアップデートしていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210514/k10013029721000.html
5月14日付で毎日新聞東京版からは、プロのサッカー選手が神経変性疾患で死亡するリスクは一般の3倍以上という調査結果もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本サッカー協会は13日、15歳以下を対象に年齢に応じたヘディングの練習方法を示したガイドラインを策定した。
頭部への衝撃が脳しんとうや認知障害につながる恐れから、若年世代で禁止する国もあるが、日本協会は「正しい技術の習得が将来に向けて必要。脳へのダメージが少ない強度と方法で段階的に習得する。リスクを避けるため、禁止するのではなく『正しく恐れる』」とした。
ガイドラインでは、未就学の幼児については風船や新聞紙を丸めたボールを額に乗せて慣れる練習を例示し、小学1、2年生には、軽量のゴムボールを10回連続で額に当てるなど遊び感覚の練習を推奨。
小学3、4年生は8人制の試合でヘディングの機会があるため、2人同時にジャンプして空中のボールを手で取り合う運動を取り入れる。
小学5、6年生からは小ぶりのサッカーボールによる反復練習を徐々に導入。
中学生では体幹や首回りを強化し、正しい姿勢でのヘディングを身につける、と定めた。
ヘディングを巡っては、英グラスゴー大が2019年、プロサッカー選手が神経変性疾患で死亡するリスクが一般の3倍以上になるとの調査結果を公表した。
20年秋には元イングランド代表FWボビー・チャールトン氏が認知症になったと家族が公表し、選手時代のプレーとの因果関係が疑われた。
イングランド協会が昨年発表したガイドラインは、11歳以下のヘディング練習を原則禁じる一方、試合では禁止していない。
日本協会は医師、研究者らと試合や練習でのヘディングの頻度などを年代別に調べ、代表経験者や指導者への聞き取り調査も実施して内容を決めた。
https://mainichi.jp/articles/20210514/ddm/041/050/029000c
5月13日21時0分に朝日新聞からは、2018年度の学校でのヘディング事故件数などが、下記趣旨でネット配信されていた。
ヘディングの事故は学校でどのように起きているのか。
国立研究開発法人、産業技術総合研究所の北村光司・主任研究員は、日本スポーツ振興センターの2018年度の学校事故をめぐる災害共済給付制度のデータを分析した。
サッカー全体の事故は小学校5千件、中学3万1千件、高校(高専を含む)3万8千件。
そのうちヘディングの事故は小学校42件、中学756件、高校1824件で、9割近くが部活動中のケガだった。
頭や首の重症率はサッカー全体が1・20%だったのに対し、ヘディングに絞ると10・56%にのぼる。
「頭や首の重い傷害が発生しやすい」という。
ヘディング時の頭や首の重症事故を状況別に見ると、競り合いで「相手の身体」と衝突するケースが58%を占めた。
「ボール」との衝突で生じる痛みや不調は22%。転倒して「地面」にぶつけたのは17%だった。
ボールとの衝突によるケガは、頸椎(けいつい)捻挫が71%を占める。
地面は脳振盪が44%で頸椎捻挫が24%。
それに対し、「相手の身体」との衝突は、脳振盪42%、頸椎捻挫25%に加え、硬膜外血腫や硬膜下血腫、脳出血、脳挫傷の割合が高かった。
北村氏によると、海外の研究では、16歳以下の選手のフリーキックの軌道を元に、守備的なヘディングをした際の衝撃力を測った実験データがある。
それによると、ボールが1回当たった時の衝撃は非常に小さかったが、ヘディングを繰り返すことで、どのように脳損傷などを負うかについては、実験ではまだ分かっていないという。
「近年、ヘディングの繰り返しのリスクに注目が集まっているが、そもそも、頭を使うヘディングがリスクの高いプレーであることを理解する必要がある」
https://www.asahi.com/articles/ASP5F5QKCP5COIPE031.html
2021年4月26日付でyoutube(KBC NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市の中学校で24日夕方、体育館のバスケットゴールが落下する事故があり、部活動中の女子生徒が顔を切るけがをしました。
北九州市教育委員会によりますと、若松区の高須中学校の体育館で24日午後5時半ごろ、高さおよそ3メートルの場所に設置してある可動式バスケットゴールが、位置を変える操作中に落下しました。
ゴールは操作をしていた中学1年生の女子生徒の左目のまぶたに当たり、女子生徒は3針縫うけがをしました。
ゴールは鉄製の金具で壁に取り付けられていて、金具の溶接部分が劣化して折れたとみられています。
ゴールについては、設置された1990年以降、毎年点検をしていましたが、溶接部分の確認は点検項目に入っていませんでした。
市は、所管するすべての学校の体育館で付属設備などの緊急点検を指示する方針です。
https://www.youtube.com/watch?v=x2hC_owhytM
4月26日1時20分に朝日新聞からは、目視点検していたのは教職員らだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委は、壁にゴールを取り付けている鉄製の部品のうち、溶接部分の疲労による劣化が落下の原因とみている。
ゴールは1990年の体育館建築時から使用されており、毎年、学校の教職員らが目視で点検していたが、溶接部分は対象ではなかった。
https://www.asahi.com/articles/ASP4T7XCKP4TTIPE00L.html
4月26日5時57分に西日本新聞からは、ゴール下でレバーを回して支柱を伸ばす際に落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市教育委員会は25日、高須中(若松区)の体育館で24日午後5時半ごろ、バスケットボールのゴールリングが埋め込まれたボード部分が落下、バスケットボール部1年の女子生徒が左目の上部分を3針縫うけがをしたと発表した。
市教委によると、部活動で使うためゴール下でレバーを回して支柱を伸ばす際、ボードが支柱から外れて落下。
壁に当たった後にはね返って女子生徒の顔に当たったという。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/729449/
(ブログ者コメント)
27日朝にフジテレビのモーニングショーを見ていたところ、このゴールを作った会社の人かどうかは不明だが、製造会社の人が、「こういったゴールの寿命は20~25年・・・」といった趣旨のことをしゃべっていた。
2021年6月30日6時0分にYAHOOニュース(西日本新聞)からは、あるメーカーの取扱説明書には業者による2年に1回の点検をするよう記載されている、北九州市は一斉点検し968基の補修交換予算を17億円計上したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市の市立中学校で4月、老朽化したバスケットゴールが落下し、女子生徒がけがをした事故を巡り、同市教育委員会では教職員の目視による点検だけで済ませ、メーカーなどが求める専門業者による点検を行っていなかったことが分かった。
メーカーは、「専門知識が不十分な教職員が目視で異常に気付くには無理がある」と指摘している。
事故は4月24日、同市若松区の高須中の体育館で発生。
バスケ部1年女子生徒が折り畳み式ゴールの下でレバーを回して支柱を伸ばす際、ゴールリングの付いたボードが支柱から外れて壁に当たった後、女子生徒の顔に当たり、左目の上を3針縫うけがをした。
ボードは大人数人でなければ持ち上げられない重さだったといい、市教委は溶接部分の劣化が原因とみている。
市教委などによると、落下したゴールの製造者は記録などが残っておらず不明だが、市内の多くの学校で体育施設機器メーカー「S社」(千葉県松戸市)のゴールが使われている。
体育施設の整備普及を図る公益財団法人「日本スポーツ施設協会」(東京)が定めた基準では、屋内用バスケゴールの点検難易度は5段階評価で4~5と高く、専門業者による定期的な整備が必要とされる。
S社もこの基準に従い、業者による2年に1回の点検をするよう取扱説明書に記載。
同社は、「専門の業者による点検を毎年した上で、ゴールの耐用年数は21~24年」としている。
学校によると、落下したゴールは約30年間使用していた。
事故を受け、市教委では、市立の小中学校などで、業者による屋内バスケゴールの一斉点検を行ったところ、1198基のうち、968基の補修・交換が必要と判明。
市は費用の約17億2500万円を本年度一般会計補正予算に盛り込んだ。
市教委学校支援部施設課は、「こんなにも多くの補修・交換が必要だとは思わなかった。屋内用ゴールが落ちるとは思わず、取扱説明書を確認しなければならないという認識がなかった。協会基準も知らなかった」としている。
【「予算的に難しい」事故後も業者点検進まず】
バスケットゴールのメーカーなどが求める専門業者の点検について、九州7県の県庁所在地のうち、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、宮崎の5市が、北九州市での落下事故が起こるまで実施していなかったことが、西日本新聞の取材で分かった。
文部科学省は事故を受け、全国の自治体などに、バスケゴールを含む学校設備の点検をするよう通知したが、宮崎市を除く4市では、通知後も、業者による点検は実施されていない。
北九州市では、屋外にあるバスケゴールや鉄棒などは定期的に業者点検を行っていたが、屋内用ゴールは未実施。
市教委は「雨風で腐食しやすい屋外設備と違い、老朽化に対する認識が薄かった」と釈明。
市内の中学教諭は、「外から見てねじが緩んでいるとか、昇降がスムーズに動かないとかは分かるが、内部のさびには気付けない」と打ち明ける。
文科省は5月下旬、全国の市教委などに対して、学校内の器具などで点検対象から外れているものがないかを確認し、目視点検では安全性の判断が困難な場合は業者による点検を行うよう、文書で通知した。
屋内のバスケゴールに関して、福岡、大分の2市は、これまでも業者点検を実施。
佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の5市は、北九州市と同様、日常・定期点検は教職員が担い、異常があれば、その都度、業者が対応していたという。
業者点検や補修などについて、複数の市は「予算的になかなか難しい」(ある市教委幹部)などと弁明する。
名古屋大の内田良准教授(教育社会学)は、「そもそも(体育施設の)専門知識がなく、かつ長時間労働が問題になっている教職員が実効性のある点検をするのは難しい」と指摘。
事故の情報を全国で共有した上で、「改修や交換の予算がないのであれば、せめて業者点検だけでも行い、異常があったゴールは使用禁止にするべきだ」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/706c1add46423c8a0afb62edf4ebaac8481d79cf
2021年4月19日3時24分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岡崎城西高校(愛知県岡崎市)のチアリーディング部の練習中に下半身不随の大けがをしたのは、安全対策が不十分なまま、習熟度に見合わない危険性の高い練習をさせられたためとして、元女子部員(18)が同校を運営する学校法人を相手取り、将来にわたる介護費など約1億8300万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。
元女子部員は入部4カ月目で、部の顧問ら監督者の不在中に大技の練習をして事故に遭った。
提訴は2月15日付。
訴状によると、元女子部員は1年生だった2018年7月、低い場所での宙返りも完全に習得できていないにもかかわらず、より高度な技術が必要な、2人の先輩に両足を握られて肩の高さまで持ち上げられた状態から前方宙返りをして飛び降りる練習を体育館でした際、前方のマットに首から落ちた。
その結果、脊髄(せきずい)損傷などで下半身が動かなくなり、排せつも自力でできなくなるなど後遺症が残ったとしている。
部の男性顧問は部活に姿を見せることは少なく、外部の女性コーチが技術指導をしていたが、事故時は2人とも不在だった。
けがを避けるために技の練習で必要な補助者もなく、マットを敷くだけだったという。
元女子部員側は「顧問とコーチは、練習による危険から生徒を保護すべき注意義務をおこたり、習熟度に見合わない練習をさせ、事故に至った」などと主張している。
事故後、弁護士や専門家も参加して同校が作成した事故調査報告書では、顧問は安全指導を含む全指導を外部コーチに一任していたとの認識を示す一方、コーチは「自身は責任者ではない」と考えていたとし、「責任者不在状態のもと、安全指導が徹底されず日々の練習をしていた」と指摘している。
事故後、同校を指導した日本チアリーディング協会(東京都)の担当者は、取材に「危険のある競技なので、安全を最優先に考えるよう、指導者講習会などでも伝えている。本件のような練習は、通常ではあり得ない」と話している。
学校内の事故に詳しい名古屋大の内田良准教授(教育社会学)は「顧問らが見ることが難しければ、危険性の低い練習にすべきだった。極めてずさんな管理のもとで起きた事故」と指摘している。
元女子部員の両親は「学校側からきちんとした説明がなく、事の重大さを分かっているのか疑問。残念でならない」と話している。
一方、学校法人の担当者は「責任を痛感し反省している。裁判所に公正な判断を仰ぎたい」と答えた。
第1回口頭弁論が21日に開かれる。
https://mainichi.jp/articles/20210418/k00/00m/040/183000c
4月22日6時35分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)からは、顧問は指導をほとんど行っていなかった、コーチは部員全員に安全意識を浸透させる立場ではないと思っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、チアリーディング部は教諭が顧問を務めていたものの、具体的な技術指導や安全指導はほとんど行っておらず、学外コーチに一任していた。
一方、学外コーチは立ち会える時間の中で指導は行うものの、部員全員に安全意識を浸透させる立場ではないとの認識を持っていたという。
安城学園は事故の責任については認め、賠償額について争う方針だ。
【“一部の犠牲”で成立してきた部活動「子供がリスク背負う構図を変えて」】
教員の負担軽減などを理由に、2017年に制度化された「部活動指導員」。
学外コーチは、どこまで部員たちの責任を負うべきなのだろうか。
教育社会学者で、部活動や教員の長時間労働の問題に詳しい名古屋大学の内田良(うちだ りょう)准教授は、「状況にあわせて練習方法や練習量を変えていく必要がある」と指摘する。
「この事故は、外部コーチも顧問もいない中で危険な練習をやったことが問題だ。もし顧問やコーチがその場にいないのであれば、通常の筋力トレーニング、近くを走るなど、もっと安全な練習や危険性の低い練習をすればよかった」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cd2a00a6c31b6d476f027492880ba818973cff1
4月22日8時53分に毎日新聞からは、学校側は元部員にも責任ありと主張している、練習メニューは先輩が作っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「当時15歳であるから、ある程度の危険予見は可能」。
請求棄却を求めた学校側の主張は、元部員側の責任を追及するものだった。
専門家からは、本来、子どもの健康を保証すべき学校側の姿勢に疑問を呈する声も。
・・・
活発だった元部員は小学生の時からチアダンスを始め、アクロバティックな技が加わるチアリーディング部にあこがれた。
2018年4月、同部が全国大会の出場経験もある強豪として知られる同校に入学した。
練習はほぼ毎日あり、朝練、昼練、夕練と続く。
父親(55)は、「帰宅は午後9時を過ぎることもあり、毎日疲れている様子だった」と語る。
同部では、当時部員だった姉(19)も事故の数カ月前に脳しんとうで救急搬送されていたという。
指導者不在の時間も多く、練習メニューは先輩が作っていた。
母親(48)は、「先輩が『やるよ』と言えば従わざるを得ない状況だったのだろう」と話す。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd70a7713617b1a71e978c2e5448a3a197cfc21d
4月22日9時6分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイ)からは、学校側の落ち度を判断する3つのポイントなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この事故の状況からは、その安全意識がまったく見えてこない。
顧問とコーチが不在では、元女子部員側が注意義務違反を指摘するのは当然。
新入部員で未熟な元女子部員に習熟度の合わない練習をさせ、大ケガに至ったという主張も合理的だろう。
【死亡は10年間で1025件】
日本スポーツ振興センターは、部活や体育の授業、休憩時間、登下校などで起きた事故を熱中症などの病気も含めて集計。
その2014~16年度分の322万件を産業技術総合研究所が分析している。
それによると、1年間の平均件数は小学校と中学校で各37万件、高校で26万件。
場所別では、校舎内が21万件だが、運動場や体育館、校庭、プールなど運動する校舎外が68万件に上る。
中高では、運動部の部活が半数を超え、部員が多いバスケットボールやサッカー、野球、バレーボールで事故が目立ち、重症例は柔道やラグビーなどボディーコンタクトが激しい種目に多いという。
大事に至らないケースがほとんどだが、死亡事故も16年度までの10年間に1025件報告されている。
それだけに、岡崎の元チア部員のような後遺症に悩まされるリスクもゼロではないのだ。
【学校側の落ち度を判断する3要素】
自分の子どもが被害者になったら、親は顧問の教師や学校に法的責任を問えるのか。
弁護士の山口宏氏が言う。
「部活動中の事故を判断する場合、顧問や学校の落ち度を判断するポイントは、
①練習内容が危険性の高いものかどうか
②日ごろから生徒に練習内容の危険性と安全対策を指導していたかどうか
③生徒の判断能力はどうか
が争点になります。
たとえば、顧問が不在がちだとしても、『オレがいないときはAの練習はやるな』といった指導がなされていて、その練習が事故の引き金を引いた場合は、顧問が安全義務を怠ったとは必ずしもいえないでしょう。
今回のケースも、顧問の安全指導の在り方は大きなポイントになりそうです」
一般に、高校生なら、ある程度判断能力があるだろう。
しかし、顧問が禁じていたことでも、上級生が「やろう」と言ったりすると、なかなか「やめましょう」とは言いにくいだろう。
上級生と被害者の関係において、どんな判断がなされたかが重要だという。
【高めに見積もる逸失利益に司法判断は?】
・・・
【自転車とバイクの衝突で…】
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/beb3d5aabb87c0ceccb484bf8114df927b58295e
2020年12月7日19時59分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
なぜカーリングのストーンが氷の上で曲がるのか。
北見工業大学の研究チームは、もっとも影響を与えているのはストーンの氷と接している部分の表面の粗さと面積であるとする研究結果を発表しました。
カーリングのストーンが氷の上で曲がる仕組みについては、「氷の表面の状態が原因」などとする論文がこれまで20以上出ていますが、定説はありませんでした。
今回、北見工業大学の亀田貴雄教授ら5人の研究チームは、氷の表面の状態ではなく、ストーンの「ランニングバンド」と呼ばれる氷と接触している部分の表面の粗さと面積であることを発表しました。
研究チームは去年、北見市常呂町にあるカーリングホールで「ランニングバンド」を布やすりで削って粗さを変えて曲がり方を計測した結果、「ランニングバンド」が粗い方がより曲がることがわかったということです。
研究チームでは、「カーリング場によってストーンの曲がり幅が一定でないことが競技を普及させる課題になっている。布やすりを使ってストーンの表面の粗さを適切な値にすれば、曲がり幅も一定になる」としています。
ストーンは、個人所有ではなく、それぞれのカーリング場が保有しているため、研究リーダーの北見工業大学の亀田貴雄教授は、「今回の研究結果を受けて、カーリング場でストーンを管理する人が表面の粗さも管理するきっかけにしてほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201207/7000027777.html
(ブログ者コメント)
安全とも、環境とも関係のない情報だが、こういう研究もされているのだということで、参考までに紹介する。
2020年11月6日21時35分にYAHOOニュース(毎日新聞)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
6日午後2時20分ごろ、長崎県雲仙市小浜町南木指(みなみきさし)の国道251号で、全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)県代表選考会の最終7区を走っていた瓊浦(けいほ)高校(長崎市)3年の男子選手(17)に、後ろから追い越そうとした80代男性運転の軽乗用車が接触した。
選手は転倒し、右腰などを打撲する軽傷。
瓊浦高校は棄権となった。
県警雲仙署などによると、現場は見通しの良い片側1車線の直線。
選手は他校の選手2人との3位集団で先頭を走っていた。
選手が集団で走るスタート付近などは県警が交通規制し、全区間通して1位チームの選手は白バイが先導したほか、交差点などで警察官が交通整理に当たっていた。
選考会は県教育委員会、県高校体育連盟が主催し、男子41校、女子23校が参加した。
県高体連の後藤会長は、「細心の注意を払っていたが、事故が起きたことは大変残念。今後の大会に向け再発防止策を講じたい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22f296999638668856138816ef193ff06e587244
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。