2013年11月6日16時22分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島労基署は6日、労安法違反の疑いで、鹿児島市の港湾運送会社「KN運輸」と同社の社長(43)を書類送検した。
容疑は昨年6月30日、鹿児島市七ツ島の波止場で作業員にフォークリフトでの作業をさせた際、周囲に立ち入り禁止区域を設けるなどの措置を取らなかった疑い。
近くを歩いていた男性作業員=当時(58)=が、後ろから轢かれて死亡した。
同署によると、社長は「対策が不十分だった」と容疑を認めている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131106/crm13110616230021-n1.htm
2013年10月4日20時59分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし3月、除染で出た土などを保管する楢葉町の仮置き場で、作業員の男性がショベルカーにひかれて死亡した事故で、労基署は、元請けの前田建設工業などを、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、楢葉町の除染を国から請け負う共同企業体の代表で、東京・千代田区に本社がある前田建設工業と、現場の52歳の責任者、それに、4次下請けで平田村のM自動車商会と、58歳の社長。
この事故は、ことし3月22日に、楢葉町下小塙の除染の仮置き場で、トラックを誘導していた51歳の作業員の男性が、別の作業員が運転するショベルカーにひかれて死亡したもの。
富岡労基署によると、会社と責任者らは、ショベルカーを動かす経路や制限速度の計画を立てていなかったなどとして、労安法違反の疑いがもたれている。
いずれも容疑を認めているという。
前田建設工業は「担当者が不在のためコメントできない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055015991.html?t=1380916743169
(2013年10月31日 修正1 ;追記)
2013年10月23日19時11分にNHK福島から、死亡事故が起きた除染工事の元請け3社が指名停止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
楢葉町の除染現場で、ことし、2件の死亡事故が起きたことを受け、環境省は、工事を請け負った大手建設会社など3社を、23日から3か月間の指名停止にした。
指名停止になったのは、楢葉町の除染を請け負う共同企業体のメンバーで、いずれも東京に本社がある「前田建設工業」と、「鴻池組」、それに「大日本土木」の3社。
楢葉町の除染現場では、ことし3月に作業員がショベルカーにひかれて死亡したほか、5月にも、坂道で動いた無人のトラックにひかれて、作業員が死亡する事故が起きた。
環境省によると、これらの現場では、いずれも作業計画が作られていないなど、決められた安全対策がとられていなかったという。
このため環境省は、この3社に対し、23日から3か月間指名停止にし、環境省が発注するすべての事業について、新たな入札に参加できなくなった。
ことし12月まで行われる予定の楢葉町の除染作業は、引き続き3社が事業を続けるという。
元請けとなる大手建設会社が3社同時に指名停止になったことの影響について、環境省は「他の自治体の除染作業の進ちょくに、大きな影響が出るとは考えていない」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055490871.html?t=1382561190143
また、10月23日付で環境省東北地方環境事務所からプレスリリースされた指名停止を知らせる資料中、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で記載されていた。
平成25 年3 月22 日、下小塙仮置場圧縮梱包施設内で大型土のうを運搬する4tユニック車を誘導していた作業員が、大型土のうを荷下ろししていた0.28m3級油圧ショベルが横向きで前進した際に右足大腿部から股下付近までキャタピラで踏まれ、死亡した。
出典URL
http://tohoku.env.go.jp/fukushima/pre_2013/data/1024aa.pdf
(ブログ者コメント)
これらの情報は、5月に起きた事故の紹介記事にも追記済。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2891/
2013年9月27日付で神奈川新聞から、9月28日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前2時25分ごろ、横浜市金沢区鳥浜町の廃棄物処理会社「Bリサイクルシステムズ」で、作業中だった会社員男性(19)がベルトコンベヤーに巻き込まれ、間もなく死亡した。
警察によると、男性は廃材を再利用した固形燃料の製造ラインで作業しており、冷却用水槽にごみがたまったため、窓から上半身を入れて清掃していたところ、動いていたベルトコンベヤーに巻き込まれた。
男性は、4月に入社したばかりだった。
同社によると、稼働中は作業をしないよう指導していたという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309270012/
今年2月、かすみがうら市の工場で、作動中の機械の脇を通り抜けようとした作業員が機械に挟まれて死亡する事故があった。
労基署は、事故の起きた場所が法律で定めた工場の通路の幅を満たしていなかったとして、労安法違反の疑いで会社と元事業部長の男性を書類送検した。
書類送検されたのは、東京・港区の金属製品メーカー「Sシヤリング」と、当時、かすみがうら市の工場で事業部長だった60歳の男性。
土浦労基署によると、今年2月、かすみがうら市の工場で、金属を加工する機械の横を通り抜けようとした62歳の従業員の男性が、作動中の機械と木の板の間に挟まれて窒息し死亡した。
労安法では、工場内の通路の幅は80cm以上設けなければならないが、事故が起きた場所は、幅が最も広い時でも80cmに満たないことがわかった。
このため労基署は、会社側の安全管理が不十分だったとして、会社と当時の工場の事業部長を労安法違反の疑いで書類送検した。
労基署によると、事故があった場所は、ふだんからほかの従業員も通路として使っていたが、機械が近づいた時は、通路の幅は8cmしかなかったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1074295921.html?t=1378333644210
一方、2013年9月5日付の茨城新聞紙面には、事故時の状況が以下のように記されていた。
稼働中の鋼板加工機械と木製の消火器収納庫の間に挟まれて死亡した。
(ブログ者コメント)
80cmの件、労働安全衛生規則に、以下のように定められている。
第十章 通路、足場等
第一節 通路等
(機械間等の通路)
第五百四十三条 事業者は、機械間又はこれと他の設備との間に設ける通路については、幅八十センチメートル以上のものとしなければならない。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000032.html#1002000000010000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
2013年7月18日19時27分に、msn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プレス機械に安全装置を取り付けず、従業員にけがを負わせたとして、北大阪労基署は18日、労安法違反容疑で、大阪府大東市の金属製品加工会社「トーセパテック」の男性工場長(72)を逮捕、送検し、法人としての同社も書類送検したと発表した。
大阪労働局によると、労災事故をめぐって容疑者の逮捕に踏み切るのは極めて異例。
工場長は任意の調べに「従業員の注意力がなかった。責任はない」などと容疑を否認し、捜査にも協力しなかったため、証拠隠滅の恐れがあると判断した。
送検容疑は平成23年9月27日、女性従業員が工場でプレス機械(圧力能力35トン)を使って金属部品を加工する際、安全装置を取り付けなかったとしている。
従業員は機械に指を挟まれ、左手の人さし指と中指を切断する大けがを負った。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130718/waf13071819290038-n1.htm
2013年7月13日21時6分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前2時すぎ、長野市北尾張部にある電子部品メーカー「富士通インターコネクトテクノロジーズ」の工場で、会社員の男性(30歳)が、機械を操作して部品を加工する作業をしていたところ、機械に首をはさまれた。
この事故で男性は病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察の調べによると、男性は、基板と呼ばれる電子部品をメッキで加工する作業をしていたところ、電子部品を移動させる機械の間に首をはさまれたという。
警察では、工場の関係者から話を聞くなどして、事故の詳しい原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013020371.html?t=1373752861857
(2013年11月29日 修正1 ;追記)
2013年11月28日19時21分にNHK長野から、11月29日付で朝日新聞東北信版(聞蔵)から、機械修理中に挟まれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野労基署は、機械の運転を停止せずに修理をさせたなどとして、この会社と安全衛生管理の責任者の55歳の男を、労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故では、30歳の従業員の男性が電子部品をメッキ加工する機械の修理をしていたところ、機械に首を挟まれ死亡した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013422981.html?t=1385665579890
2013年7月10日14時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県教委は9日、大分市の県立情報科学高2年の男子生徒が、職場体験中に右手人さし指を切断したと発表した。
県教委高校教育課によると、生徒は同日午前11時頃、訪問先の電子部品製造会社の工場(大分市)で、電線のカバーを自動切断する機械の監視を体験。
社員から機械に触れないように注意を受けていたが、誤って指を出してしまい、指先を切断したという。
事故を受け、県教委は、職場体験を実施する県立高校に、生徒への事前指導の徹底など安全対策に万全を期すよう通知した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130709-OYT1T01480.htm
また、2013年7月9日19時0分に大分朝日放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市の電気工事会社の工場で、チューブを切る機械の監視作業をしていたが、何らかの理由で機械に右手人差し指をはさみ、第一関節を切断したという。
教師は当時現場におらず、また工場の担当者も機械に触らないよう事前に注意はしたものの、その場を離れていた。
工場には、ほかにも作業員や別の高校生がいたが、誰も見ていなかったという。
出典URL
http://www.oab.co.jp/news/?id=2013-07-09&news_id=4887
(2013年7月20日 修正1 ;追記)
2013年7月18日21時1分にNHK大分から、会社が安全管理に不備があったことを認めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生徒が訪れていた大分市の会社が、機械などの安全管理に不備があったことを認めた。
機械には歯の部分に指が入らないようにするなどの安全対策をとらなければならないが、会社の説明では事故当時、こうした安全対策はとられていなかったほか、生徒を指導していた担当の社員も、当時、その場を離れていて生徒の行動を把握していなかったという。
会社では安全配慮に不備があったことを認め、「こうした事故が起きないよう再発防止に努めたい」としている。
一方、大分労基署は、会社が機械に安全対策を行っていなかったことを重くみて、会社に対して今月11日付けで法律に基づき機械の使用を停止する処分を出している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073128241.html?t=1374182514800
(2013年7月27日 修正2 ;追記)
2013年7月10日付の大分合同新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
生徒は、不具合が出た場合、周囲に伝える作業を体験していた。
社員と一緒に持ち場にいたが、社員が目を離した間に、誤って指を切ったとみられる。
教諭はいなかった。
ピザ生地を切断する機械を掃除させる際に、安全のため主電源を切る手順を取らず、従業員が大けがをする事故を起こしたとして、京都南労基署は、東京の外食チェーンの子会社「Tジャパン」の宇治田原町にある工場の工場長(44)と法人としての子会社を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、京都工場では今年4月17日、36歳の契約社員の男性が冷凍食材のピザ生地を分断する機械をいったん停止させて内部をヘラを使って清掃していたところ、掃除が終わったと勘違いした別の社員(55)が誤ってボタンを押したため機械が動きだし、契約社員は厚さ約2cmの刃で右手の指4本を切断する大けがをした。
同署では、機械の掃除や検査などの際に危険が及ばないようにする措置を事業者に義務づけた労安法と、実際に機械の電源を切ることなどを定めた労安則に違反した疑いで、工場長と法人としてのこの子会社を書類送検した。
同署によると、工場では掃除時間短縮のため、10年近く、電源を入れたままにして機械を一時停止させる手順しか定めておらず、マグネットを使って一時的に機械が動かないよう施していた。
工場長は「電源を切ると作業効率が下がると思ってやっていた」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015721921.html?t=1372713345929
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20130702ddlk26040432000c.html(ブログ者コメント)
○「マグネット」という言葉から類推するに、たとえば、起動ボタンに「操作不可」といった表示板をつけていただけ・・・だったのだろうか?
○機械の起動ボタンは、いわば水道の蛇口だ。蛇口の上流には圧力のかかった水がある。
誰かが間違って蛇口を開ける、あるいは蛇口が壊れた場合でも安全を確保するためには、水道の元栓を閉めておく、つまり主電源を切っておくことが大切だ。
○労安則第百八条には「刃部のそうじ等の場合の運転停止等」として、以下の条文がある。
事業者は、機械の刃部のそうじ、検査、修理、取替え又は調整の作業を行なうときは、機械の運転を停止しなければならない。ただし、機械の構造上労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りでない。
2 事業者は、前項の規定により機械の運転を停止したときは、当該機械の起動装置に錠をかけ、当該機械の起動装置に表示板を取り付ける等同項の作業に従事する労働者以外の者が当該機械を運転することを防止するための措置を講じなければならない。
3 事業者は、運転中の機械の刃部において切粉払いをし、又は切削剤を使用するときは、労働者にブラシその他の適当な用具を使用させなければならない。
4 労働者は、前項の用具の使用を命じられたときは、これを使用しなければならない。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000032.html
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年7月2日付の京都新聞紙面に、安全装置に細工していたという下記趣旨の記事が掲載されていた。
送検容疑は、安全装置が機能しないようセンサーに細工をした機械を、契約社員に掃除させた疑い。
労基署の説明では、普段から安全装置に細工をしていたといい、工場長は「作業時間の無駄を省くためだった」と話しているという。
28日午後8時20分ごろ、北九州市門司区の氷砂糖製造販売業「O氷糖」の工場で、男性が製造器のローラー(直径約1m)に足を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察が、事故の状況や詳しい原因を調べている。
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月14日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)から、代表取締役らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州東労基署は13日、「O氷糖」と代表取締役の男性(61)を労安法違反容疑で書類送検したと発表した。
6月28日、社員の男性(34)が、製造に使うローラーに足を引きずり込まれ、失血死する事故が発生。
同社は、周囲に巻き込み防止用の柵を設置しなかった疑い。
12日午前11時40分ごろ、佐渡市の市総合体育館の建設現場でコンクリート壁が倒れ、男性がのり面との間に挟まれたと119番通報があった。
男性(38)は建設会社の社員で、約1時間半後に出血性ショックで死亡した。
警察によると、別の会社員男性が重機でコンクリート壁(重さ約1.8トン)を体育館の基礎部分に運んでいたところ、壁が倒れ、男性が基礎部分ののり面との間に挟まれたという。
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月13日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、重機を操縦していた同僚が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐渡市窪田で6月、建設作業中にコンクリート壁と基礎部分の間に挟まれ、建設会社員が死亡した事故で、佐渡西署は12日、壁を運ぶ重機を操縦していた同僚の30代の男性を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
容疑を認めているという。
同署によると、男性は注意を怠って、他の作業員の状況や位置を確認せずに重機を作動させ、壁を同僚に衝突させて死亡させた疑いがある。
新居浜労基督は、平成25年4月に四国中央市で道路工事をしていた建設会社の男性社員がトラックに轢かれて死亡した事故で、安全管理を怠ったとして、四国中央市の建設会社と現場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、四国中央市の建設会社、S道路とこの会社の社員の46歳の現場責任者。
平成25年4月、四国中央市新宮町の国道で、この建設会社の62歳の男性社員が道路を舗装する工事をしていたところ、道路の段差を埋めるための小石を積んだトラックに轢かれて死亡した。
同署によると、トラックなどを使用した工事を行う際には、コーンを置くなど立ち入り禁止の措置をとることが会社側に義務付けられている。
しかし、会社は立ち入り禁止の措置やトラックを誘導する人間を配置するなど、適切な安全管理の措置をとっていなかった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8005217621.html?t=1370985515955
(2013年6月22日 修正1 ;追記)
2013年6月12日付の愛媛新聞紙面に、若干詳しい事故時の様子などが、下記趣旨で掲載されていた。
積載量3トンのダンプカーを使って砕石の積み下ろしをする際、車との接触を防ぐために誘導員を配置するなどの危険防止措置を現場代理人がとらなかった疑い。
同社に両罰規定を適用した。
同署によると、同僚男性(22)が砕石を運ぶためダンプカーを現場へ後退させていた際、男性社員をはねた。
奈良市内の工場で今年3月、ステンレス加工機械の清掃作業中に男性従業員が死亡する労災事故があり、奈良労基署は23日、労安法違反の疑いで、本社のステンレス製造会社「Sステンレスセンター」と元工場長(64)を書類送検した。
送検容疑は3月5日、奈良市藺生町(いうちょう)の同社工場で、男性従業員(当時46)にステンレス加工機械のローラー部分を清掃させた際、機械の運転を停止しなかったとしている。
そのため男性従業員が右腕を巻き込まれて首の骨を折り、死亡したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130524/nar13052402040000-n1.htm
3日午前10時ごろ、神奈川県茅ヶ崎市のガソリンスタンド「T石油茅ヶ崎SS」で、31歳のアルバイト男性が客の乗用車を洗車作業中に自動洗車機の中で機械に挟まれているのを、ほかの店員が見つけた。
男性は病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、意識不明の重体。
警察によると、ほかの店員が叫び声に気付いたときには体を挟まれていたという。
警察によると、自動洗車機は高さがおよそ2m70cm、幅がおよそ3m20cmの門型で、男性は、外側の枠と内側にあるブラシの付いた動く機械の間に挟まれていたという。
このガソリンスタンドでは、店員が手作業で洗車する場合でも、車に水をかけるため自動洗車機を使っているが、作動中は中に入らないよう指導していたという。
男性は、同スタンドのマニュアルで、洗車作業中に立ち入ってはならないとされた場所にいたという。
警察は、ガソリンスタンドの関係者から話を聞くなどして、状況を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130503/e06503a639a3bb705ffa633a4f5463d8.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130503/kng13050321520004-n1.htm
高知労基署は6日、いの町の土木工事業者と同社の男性工務部長(48)を、労安法違反(車両系建設機械との接触防止義務違反)の疑いで書類送検した。
同社と部長は、容疑を認めているという。
同署によると、2012年9月20日午後3時50分ごろ、いの町の国道439号線新設工事現場で、同社の男性作業員(当時58)が後退してきた約22.5トンの重機に轢かれて死亡。
(ブログ者コメント)
「立ち入らせてはならない」という義務を果たすための具体的措置(例;立ち入り禁止区域の設置)がとられていなかった、ということかもしれない。
第二章 建設機械等
第一節 車両系建設機械
(接触の防止)
第百五十八条 事業者は、車両系建設機械を用いて作業を行なうときは、運転中の車両系建設機械に接触することにより労働者に危険が生ずるおそれのある箇所に、労働者を立ち入らせてはならない。ただし、誘導者を配置し、その者に当該車両系建設機械を誘導させるときは、この限りでない。
2 前項の車両系建設機械の運転者は、同項ただし書の誘導者が行なう誘導に従わなければならない。
2013年1月24日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津市芸濃町の工場で昨年10月、作業員が機械に挟まれて死亡する事故があり、津労基署は23日、機械を動かす際の合図を決めていなかった疑いがあるとして、製造業の「S社」と同社三重工場の工場長代行の男性(40)を労安法違反(危険防止措置義務違反)の疑いで書類送検した。
同署によると、男性作業員(当時27)が昨年10月12日、冷蔵庫パネルをプレスする機械(縦約5.5m、横約2m、高さ約4m)の金属を入れる棚に頭などを挟まれて死亡した。
男性が棚の中をのぞいていたところ、別の作業員がプレス機械を動かしたという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。