2024年3月27日19時27分にYAHOOニュース(大分放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時40分ごろ、大分市中ノ洲にある大分石油化学コンビナートで、従業員から「火災があり、けが人がいる」などと消防に通報がありました。
現場はプラスチックや発泡スチロール容器の原料となる「スチレンモノマー」を製造する設備です。
警察などによりますと、当時、メンテナンスの一環で設備の生産効率を上げるため、化学反応を促進する物質を充填していたところ、発火したということです。
この事故で21歳と22歳の男性作業員合わせて2人が足にやけどをしましたが、命に別状はないということです。
警察と消防が関係者から当時の状況を聴き、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68b8c16d6c5b6f6d16d83d60a5eb3364a9fd5627
(ブログ者コメント)
触媒入れ替え中ということだったのだろうか?
2023年12月5日10時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道苫小牧市の王子製紙苫小牧工場で10月、新聞用紙を製造する「抄紙機」が焼けた火災で、王子製紙は4日、道警や地元消防から「抄紙機の下に堆積した紙粉が自然発火した可能性が高いとの見解を得た」と公表した。
同社によると、抄紙機で製造された紙を乾燥させるドライヤーの下のくぼみに紙粉が堆積していた。
「再発防止に努める」としている。
火災は10月8日午前に発生。
抄紙機1台が焼け、けが人はいなかった。
https://www.sankei.com/article/20231205-DTTLJNQGQRNC7JOQ6757735JVE/
12月4日付で王子製紙からは、地下ピットに堆積していた紙粉だというお知らせが発せられていた。
「抄紙機のドライヤー地下ピットに堆積していた紙粉が自然発火した可能性が高い」との見解を頂きました。
https://www.ojipaper.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/KASAI-1.pdf
※事故当時の報道は下記参照。
(2023年10月8日付 STV)
8日午前5時15分すぎ、北海道苫小牧市にある王子製紙の工場で火事がありました。
けが人はいませんが、現在も消火活動が続いています。
火事があったのは苫小牧市王子町2丁目にある王子精市の工場です。
午前5時15分過ぎ、従業員から工場内で火災が発生していると消防に通報がありました。
現場は紙を乾燥させるなどの作業をしている工場だということです。
工場内では薬品を使用しているなどの関係で消防者による放水ができず、消防隊員によって消火器での消火作業が続いています。
この火事によるけが人はいないということです。
警察と消防で火の出た原因を調べています。
https://www.youtube.com/watch?v=Lv28qLo4ok4
2ケ月前、2023年10月18日22時21分に北海道新聞からは、抄紙機は巨大で構造も複雑につき原因究明は難航している、火が出た場所では高温の鉄筒に紙を巻き付け乾燥させていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
苫小牧市王子町2の王子製紙苫小牧工場で、新聞用紙などを製造する抄紙機から出火した火災から18日で10日を迎えた。
苫小牧署や市消防本部が出火原因などを調べるため行っている実況見分は18日現在も継続中で、抄紙機が巨大で構造が複雑なことから、さらに長期化する見通しだ。
市消防本部などによると、出火した抄紙機は一部3階建ての建物内にあり、幅約100メートル、奥行き約20メートル、高さ十数メートル。
従業員が紙を乾燥させる箇所から火が出たと証言しており、同署と市消防本部は出火原因の解明を急ぐ。
ただ、巨大な抄紙機が広範囲で焼けており、箱形の複雑な構造のため難航。
実況見分は23日以降も続く見込みという。
王子製紙苫小牧工場によると、同工場内には8台の抄紙機があり、出火したのはそのうちの1台。
従業員が火が出たと証言している箇所は、水蒸気で高温に熱した鉄製の筒に紙を巻き付け乾燥させていたという。
苫小牧工場は「引き続き、警察、消防の実況見分に協力していく」としている。
火災は8日午前5時10分ごろに発生。
消防車両18台が出動し、約11時間半後に鎮火した。
けが人はなかった。
9日午前にも、焼けた抄紙機のある建物内で「天井から煙が出ている」と119番があり、消防が出動した。
同工場は9日午後から出火した抄紙機以外の7台を稼働させている。
苫小牧署と苫小牧市消防本部は10日から実況見分を行っている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/927243/
(ブログ者コメント)
地下ピットの設置目的や高温環境下にあるであろう堆積紙粉の清掃頻度など、調べてみたが、情報は見つからなかった。
2023年3月31日11時8分にYAHOOニュース(福島民友)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後5時35分ごろ、いわき市泉町下川字田宿の堺化学工業小名浜事業所で「黒煙が見える」と、近くの会社で働く従業員から119番通報があった。
いわき東署によると、燃えたのは酸化チタンを製造する工場で、製造過程で煙を集める集じん機から発火、機械の一部を焼いた。
けが人はいなかった。
堺化学工業によると、小名浜事業所では白色顔料や電子材料に使う酸化チタンや炭酸バリウムなどの化学製品を製造しているという。
市消防本部によると、火災は午後6時25分ごろに鎮火。
いわき東署などは31日に実況見分を行い、出火原因などを調べる。
同社では2021年5月に同市常磐岩ケ岡町の湯本工場で爆発事故が起きていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbaa1883d1246362604882cb922c00f905a27bca
2023年1月6日13時9分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県袖ケ浦市の住民が新年早々、「異臭」に悩まされています。
市には、異臭に関する問い合わせが4日までに約100件寄せられていて、中には体調不良を訴える住民も出ています。
一体何が起きているのでしょうか。
【写真を見る】「火事のような臭い」元日夜から“異臭”で住民困惑…原因はバイオマス発電の燃料“木質ペレット”の発火か 千葉・袖ケ浦市【news23】
【元日から住宅街で“異臭” 「火事のような臭い」「外に出たくない」体調不良訴えも】
千葉県袖ケ浦市の住民が新年早々から悩まされているもの・・・。
それは、「臭い」です。
周辺住民:
「燃えるような、火事のような臭い。外に出るとやっぱり臭いので、あんまり外に出たくないなっていう気持ちになります」
周辺住民:
「あれ?うちが火事かしらって。帰ってきてすぐだったんで。すごく臭いなって」
周辺住民:
「やっぱり人体に影響があったら怖いですよね」
記者:
「異臭の原因となっているのは、発電所にあるタンクです。現在も白煙が立ち上っています」
消防などによりますと、元日の午後10時半ごろ、大阪ガスの系列会社が運営する「袖ヶ浦バイオマス発電所」で、燃料となる木質ペレットを最大1万トン貯蔵できるサイロから発火。
けが人はいませんでしたが、消防によりますと、ペレットがサイロの9割まで貯蔵されているものもあり、火災から5日目となる現在も鎮火の目処はたっていません。
1月5日放送時点でサイロ内に窒素を注入するなど、延焼防止の措置をとっているということです。
記者:
「発電所から約2キロ離れた住宅街でも、マスクをしていても薪を燃やしたような臭いがします」
袖ケ浦市によりますと、異臭に関しての問い合わせが1月4日までに、約100件寄せられているといいます。
発電所を管理する会社によりますと、人体への影響はないとみられていますが、体調不良を訴える声も寄せられていることから専門機関に依頼し、調査を行っているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d5142c1d7838f1c421b78693c0630cad5c30263
1月6日20時41分に毎日新聞からは、営業運転に向け試運転の段階だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県袖ケ浦市の「袖ケ浦バイオマス発電所」のサイロ内で年明け前後に火災が発生し、6日夕になってもくすぶり続けている。
周辺には焦げたような臭いが広がり、住民から市などに苦情が寄せられている。
発電所は大阪ガスグループの「Daigasガスアンドパワーソリューション」(大阪市中央区)が運営。
現在は営業運転開始に向けた試運転の段階だ。
袖ケ浦市消防本部によると、火災は1日午前3時過ぎに同社から通報があった。
約3時間後に鎮火したが、同日午後10時半ごろ、再び白煙が上がったという。
燃料貯蔵サイロ内に保管していた木質ペレットが発酵し、自然発火したらしい。
散水や窒素ガスの注入によって燃焼を抑えようとしているが、鎮火のめどは立っていない。
同社は「健康被害に至る有害なものは放出されていないと考えている」としている。
ただ、周辺には焦げたような臭いが広がり、住民は困惑している。
現場に近いJR長浦駅近くの商店主は、「窓を閉めても臭いが入り込んでくる。どうにもならない」と話した。
市によると、5日までに約200件の苦情が寄せられた。
同社は「住民の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」とのコメントを出した。
https://mainichi.jp/articles/20230106/k00/00m/040/166000c
(2023年1月17日 修正1 ;追記)
2023年1月16日21時35分に産経新聞からは、火災が収まらないため消防の出初式が中止になった、4日には別のサイロでも白煙や異臭が発生したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県袖ケ浦市のコンビナート地区にある「袖ケ浦バイオマス発電所」(同市北袖)のサイロ内で、元日に発生した火災の収束のめどが立っていない。
市内では、この影響による異臭が発生し、市役所には発生から半月で200件超の苦情や問い合わせが寄せられた。
15日には、市消防本部の出初式が中止に追い込まれた。
× ×
発電所は、大阪ガス(大阪市)のグループ会社「Daigasガスアンドパワーソリューション」が運営。
来月に営業運転を開始する予定だったが、遅れる見通しだという。
大阪ガス広報部によると、昨年2月から試運転を開始しており、保有する燃料サイロは一昨年12月から稼働。
4基(A1、B1、A2、B2)のサイロのうち元日にA1から白煙が上がり、異臭が発生。
消火作業を行っている中、4日にはB1でも白煙や異臭が発生。
こうした事態は今回が初めてという。
原因は調査中だが、サイロ内に保管していたバイオマス燃料の木質ペレットが自然発酵し蓄熱したことが原因ではないかと考えられるという。
異臭も、それに伴って発生したとみられる。
燃焼を防ぐためのサイロ内への窒素注入は、現在も行われている。
× ×
市消防本部総務課によると、サイロには2日でA1に6回、6日までにB1に9回散水した。
現在は指揮隊と4人で構成される消防隊が1隊現場に残り、有毒ガスなどの環境調査をしている。
鎮火を確定するには1サイロに1万トン弱入っている木質ペレットをすべて取り出して火種がないことを確認する必要があり、かなりの時間を要するという。
そのため、消防本部は「火災が現在も継続し、鎮火のめどが立っていない」と、15日の出初式を中止にした。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となる予定だった。
× ×
市民が気にしているのは異臭だ。
Daigasガスアンドパワーソリューションはホームページで異臭について「健康への影響は見られないという評価をいただいています」などと説明している。
市民によると、異臭は発生当初よりは収まったが、風向きによっては焼けたような臭いが広がることもある。
記者は16日、撮影のために訪れた発電所近くで、温泉の硫黄や薫製のような臭いを感じた。
「当初は窓をしめていてもスモークの臭いがすごかった。今は窓をしめれば大丈夫だが、洗濯物はまだ外で干さない」(60代女性)
「今でも洗濯物が干せないから大変と家族は話している」(高校3年の女子生徒)
市民に話を聞くと、臭いが洗濯物につく可能性があるため、外干しができないことに困っていた。
市への200件超の苦情や問い合わせも、「なぜ臭いがするのか」、「いつ収束するのか」など、異臭に関するものがほとんどという。
https://www.sankei.com/article/20230116-5XNPAEJK6NJTHPIDN3Z7WBKQRQ/
(2023年5月2日 修正2 ;追記)
2023年5月1日22時32分に産経新聞からは、4ケ月後に鎮火が確認されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
千葉県袖ケ浦市のコンビナート地区にある「袖ケ浦バイオマス発電所」(同市北袖)の燃料貯蔵サイロ内で元日に火災が発生してから4カ月となった1日、市は鎮火を確認したと発表した。
市消防本部によると、先月17日からサイロ内のボーリング調査を実施。
サイロ内で保管していたバイオマス燃料の木質ペレットから火の元を確認できず、ガス濃度などに問題がないことを1日に確認した。
今後も火災が発生した原因などの調査を続けるという。
この火災は、大阪ガスの関連会社が試運転するバイオマス発電所で、燃料貯蔵サイロ4基のうち、元日に1基から白煙が上がり異臭が発生。
その消火作業を行っている中、同4日には別の1基でも白煙や異臭が起き、鎮火活動が続けられていた。
https://www.sankei.com/article/20230501-5N67VQ3OINNE7HZBHAV4VIZ2NE/
2022年8月1日14時43分にYAHOOニュース(AFP)から下記趣旨の記事が、崩壊するサイロの写真付きでネット配信されていた。
レバノンの首都ベイルートの港湾地区で2年前に起きた大規模爆発で、大きく損傷したまま放置されていた穀物用サイロの一部が7月31日、倒壊した。
サイロでは2週間前に火災が発生し、軍のヘリコプターによる消火活動が続いていた。
AFP特派員によると、港湾地区は一時、サイロの倒壊による粉じんに覆われた。
アリ・ハミーヤ(Ali Hamieh)公共事業・運輸相はAFPに、サイロの北側で「塔2棟が倒壊した。さらに2塔が倒壊の危機にある」と説明した。
当局によれば、夏の気温上昇に伴い、サイロに残っていた穀物が発酵したのが出火原因とみられる。
ベイルートでは2020年8月4日、港湾地区の倉庫に無計画に保管されていた大量の硝酸アンモニウム肥料が爆発し、200人以上が死亡、6500人以上が重軽傷を負った。
市の広域が壊滅的被害を受けたが、高さ48メートルのサイロが盾となり、西部の大部分は無事だった。
政府は今年4月、安全上の理由からサイロの取り壊しを命じた。
だが、遺族が事故の教訓を伝え犠牲者を追悼する記念碑としてサイロの保存を求めるなど、反対が相次いだため、中止された。
当局による事故調査は、組織的かつ露骨な政治的妨害により進んでいない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a8fa39c6f765aef7f8f461cdd4306ba08c129c9
8月1日10時47分にYAHOOニュース(AP通信)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
中東レバノンの首都ベイルート港で2020年、硝酸アンモニウムを保管してあった倉庫が大爆発、都市の半分以上が何らかの被害を受けたが、その爆発事故でも破壊されなかった穀物貯蔵庫の一部が7月31日、倒壊した。
連日の暑さの影響で、倉庫内で発酵した数千トンの穀物が自然発火。
火災が1週間近く続いていたが、貯蔵庫の北側に当たる1角が爆発のような轟音とともに崩れ落ち、建物全体が巨大な灰色の煙に覆われた。
この事故でけが人がいたかどうかは、現時点では分かっていない。
民間防衛隊は、北側の残った部分だけでなく、貯蔵庫の他の部分も倒壊する危険があると危惧している。
築50年、高さ48メートルの穀物サイロは、死者200人、負傷者6000人以上を出した2年前の大爆発に耐えた結果、市の西半分が被害を免れた。
それが7月の暑さで穀物が発酵して火災が発生。
消防も軍隊も手が付けられず、数週間にわたってくすぶり続け、周囲一帯に悪臭を漂わせていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/104e37c5b8d3b5274e41e87c09a91dca4fce6a55
8月5日2時22分にYAHOOニュース(AFP)からは、別のサイロ数塔も倒壊したという下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
レバノンの首都ベイルートの港湾地区で2020年に起きた爆発事故で、発生から2年を迎えた4日、爆発で大きく損傷したまま放置されていた穀物用サイロ数塔が倒壊した。
サイロは先月31日にも一部が倒壊していた。
AFP特派員は、損傷した構造物の一部が倒れる瞬間を目撃。
地元メディアは、少なくとも4塔が倒壊したと伝えた。
サイロは最近、傾斜がこれまでにない速さで進んでいたことから、間もなく倒壊する危険性が指摘されていた。
4日には、数百人の市民がサイロに向けデモ行進を行った。
参加したラマ・ハーシェムさん(30)は、「2年たっても、同じ場所から同じ光景を見ている」と涙をこらえ、今回の倒壊で事故当時のトラウマがよみがえったとAFPに語った。
2年前の爆発事故では、港湾地区の倉庫に保管されていた大量の硝酸アンモニウム肥料が爆発し炎上。
200人以上が死亡し、市内の広範囲で被害が出た。
だが、これまで当局者は責任を問われていない。
政府は今年4月、サイロの取り壊しを命じたが、遺族が事故の記念碑として保存を求めたこともあり、取り壊し計画は停止された。
事故で息子を亡くし、この日の抗議活動に参加したワファ・ザヘルさん(60)は、「サイロはわれわれの記憶だ」とし、「われわれの心を鎮めるために、真実を求めている」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7b8f6806dfce83ecd2a68d643210385cf2c291d
(ブログ者コメント)
2年前の爆発事故は本ブログでも紹介スミ。
2022年5月16日17時45分にYAHOOニュース(四国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前、徳島市の路上でトラックの積み荷が炎と黒煙を上げて激しく燃える火事がありました。
現場は交通量の多い市道で、一時、騒然となりました。
これは、車両火災のあった徳島市中常三島町の市道近くで、出火直後に視聴者が撮影した映像です。
トラックの荷台で巨大な筒のようなものが炎と黒煙を上げて激しく燃えているのがわかります。
16日午前9時40分ごろ、トラックの運転手から消防に「荷台から火が出た」と通報がありました。
消防車8台が出動し、火は約20分で消し止められ、ケガ人はいませんでした。
警察によりますと、燃えたのは解体した煙突の一部で、運転手は運搬中に火が出ているのに気づいたということです。
現場は交通量の多い市道で、一時、騒然としました。
警察と消防が火事の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c63d66a1d03bc5a56cd52ae1277619a5df094563
(ブログ者コメント)
形状から考えると、煙突の先端部分だろうか?
ただのススではなく、何か特別な、自然発火性の物質か何かが煙突内部に付着していたということも考えられる。
2020年9月5日21時5分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時半ごろ、滋賀県彦根市服部町の金属加工工場から出火、約4千平方メートルのうち約17.6平方メートルを焼いた。
滋賀県警彦根署によると、アルミ製の鍋の研磨に使う集じん機から火が出て、従業員4人がのどの痛みを訴えて救急搬送された。
いずれも軽傷という。
https://this.kiji.is/674950073604260961?c=39546741839462401
2019年11月18日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
台風19号の豪雨で浸水した家屋から出た災害ごみが原因で、福島県内で2件の火災が起きた。
いずれもごみ置き場から出火し、ごみに混じった危険物などが原因とみられている。
一方、過去には、ごみの発生から数カ月以上経過して火災が起きたこともあったといい、専門家は「災害数カ月後でも火災への注意が必要」と話す。
1件目の火災は、台風の上陸から5日後の10月17日朝、同県本宮市のごみの仮置き場で発生。
家電ごみ置き場から出火し、約4平方メートルが焼けた。
環境省は翌18日に注意喚起したが、今度は20日夕、同県須賀川市の仮置き場の可燃ごみの山から火災が発生した。
同市の箭内(やない)・環境課長は「可燃ごみの中に混ざった危険物から発火した可能性もある」と推定した。
こうした典型的な火災とは全く違い、数カ月以上経て起きる可能性があるのが「蓄熱火災」だ。
国立環境研究所福島支部の遠藤・汚染廃棄物管理研究室長は「東日本大震災の被災地だけで、30件以上の蓄熱火災が起きていました」と話す。
約3100万トンの災害ごみが出た東日本大震災では、仮置き場の面積が不足し、各地でごみが高く積み上げられた。
福島・岩手・宮城の3県で蓄熱火災は2011年5月から13年6月までに計38件発生した。
なぜ発火してしまうのか。
大震災直後、遠藤室長を含めた専門家らによる「震災対応ネットワーク」がまとめた指針などによると、火災発生のメカニズムは以下の通りだ。
(1)積み上げ初期のころの可燃ごみは、酸素を使う微生物が活発に動くため、発熱する。
(2)さらにごみを積み上げると、ごみの重さや、ごみの山で作業するショベルカーなどの重機の重さでごみが圧縮され、熱が外に出にくくなり、こもってしまう。
(3)ごみの山の高さが5メートルを超えると、ごみの中の発熱の速度がごみの山の表面からの放熱の速度を上回り、蓄熱が促進する。
(4)蓄熱して80~90度を超えると、草木に含まれる油分が酸化して発熱する。
(5)温度が上がれば上がるほど酸化して発熱する速度は速くなり、最終的に自然発火する。
指針では、こうした火災を防ぐ対策として、「可燃性ごみは高さ5メートル以下、一山当たりの面積を200平方メートル以下(畳などの腐敗性のごみはそれぞれ2メートル以下、100平方メートル以下)にする」などと求めている。
今回の台風19号の被災地を巡回する遠藤室長は「大きな水害を経験していない自治体では、ごみを高く積んでいる所もある」と指摘し、低くするよう指導しているという。
https://mainichi.jp/articles/20191118/ddm/001/040/157000c
2019年8月5日に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後7時30分頃、埼玉県伊奈町小室の化学メーカー「DIC」埼玉工場から炎が上がっているのを近隣住民が見つけて119番した。
火は4日午後6時15分に消し止められたが、工場敷地にある鉄筋倉庫(約467m2)が全焼した。
同町によると、この火事で9世帯23人が自主避難した。
警察や同社によると、出火当時、工場は稼働しておらず、宿直の従業員と警備員が数人いただけだった。
けが人はなく、煙などによる健康被害も確認されていないという。
警察幹部によると、工場では両面テープの製造を行っており、全焼した倉庫には、両面テープの溶剤がドラム缶に入って保管されていた。
消防によると、溶剤には引火しやすい酢酸エチルやトルエンなどの物質も含まれていたという。
同社によると、倉庫は無人で、自動で中のものを取り出す仕組みとなっており、普段は人が立ち寄らないという。
警察は、今後、出火原因や延焼などを調べる。
現場となった工場は、埼玉新都市交通ニューシャトル志久駅から、南東に約450mの住宅街の中にある。
爆発音が上がり、ドラム缶が工場の外に飛んで来る様子も見られ、周辺住民らは心配そうに見つめていた。
同町などによると、3日午後9時15分頃から、近くの公民館や中学校を避難所として開設。
一時、9世帯23人が自主避難、翌朝に帰宅した。
自主避難したという60歳代女性は、「外にでると熱風がすごかった」と話していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190804-OYT1T50164/
8月4日20時13分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生産した一般製品は別に保管されており、火災の影響はないという。
https://mainichi.jp/articles/20190804/k00/00m/040/118000c
(ブログ者コメント)
以下は毎日新聞動画映像の2コマ。
メディアでは、炎を上げて工場全体が燃えているかのように見える写真が数多く報じられているが、燃えたのは倉庫1棟だけだった模様。
キーワード;自然発火?
2019年5月21日21時23分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後6時50分ごろ、松山市にある愛媛大学の工学部の建物で「煙が充満している」と大学の職員から消防に通報があった。
消防車など12台が出て、火はおよそ20分後に消し止められ、建物1階にある部屋のごみ箱が燃えた。
けが人はいなかった。
警察によると、当時、部屋では、実験を終えて大学院生が熱を帯びた機械を清掃するため紙で拭く作業をしていて、そのままごみ箱に捨てた紙から出火したとみられるという。
一時、煙は建物の2階まで立ち込めたということで、学生が外に避難し、騒然となった。
警察は、大学の関係者から話を聞くなどして、さらに詳しく調べている。
出典
『愛媛大学で火事 けが人なし』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20190521/0003687.html
(ブログ者コメント)
油を拭いた紙が自然発火した可能性も考えられるが、それにしては出火に至る時間が短すぎる気がする。
自然発火性の物質を拭いていた・・・という可能性も考えられる。
2019年5月6日10時0分に伊勢新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前3時5分ごろ、名張市蔵持町原出の飲食店「U名張店」で出火し、一階部分の約50m2が燃えた。
約1時間50分後の午前4時55分ごろに鎮火し、けが人はいなかった。
警察によると、出火時に店内は無人だった。
厨房の上が焼けており、厨房にあった油と天かすから発火したとみられる。
詳しい出火原因は現在調査中。
出典
『油と天かすから発火か 「U名張店」で火災』
https://this.kiji.is/497936749000705121?c=39546741839462401
5月5日付で伊賀情報タウンyouからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2階建て店舗の1階厨房付近、約50m2が焼けた。
警察の発表によると、4日の営業を終えた店舗は午後10時45分ごろから無人で、警備会社を通じて通報があった。
現場は、近鉄桔梗が丘駅から直線で南東に約300mの国道沿い。
出典
『飲食店で火災 厨房付近焼ける 名張市蔵持町原出』
https://www.iga-younet.co.jp/2019/05/05/14852/
2019年4月5日5時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後5時20分ごろ、苫小牧市真砂町の北海道電力苫小牧火力発電所で、1号機(出力25万KW)のボイラーにつながる配管から重油が漏れて出火、付近の断熱材の一部を焼いた。
警察などによると、けが人はいない。
北電によると、所内を巡回していた従業員が、重油が漏れているのを見つけて1号機の運転を停止し、消防に通報。
発電所の従業員が消火器で消し止めた。
警察などは、漏れた燃料が断熱材にしみた際に熱を持ち、発火したとみて調べている。
北電は「電力供給に支障が生じる状況ではない」としている。
出典
『北電・苫小牧火発で火災 1号機配管から重油漏れ』
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/293480/
(ブログ者コメント)
北海道電力からのプレスリリース中、フロー図の中に漏洩箇所が示されている。
それによれば、燃料油のヘッダーから漏れた模様。
https://www.hepco.co.jp/info/2019/1238721_1803.html
キーワード;自然発火?
2019年3月16日5時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後6時55分ごろ、山北町中川の木造2階建ての店舗兼住宅から出火した。
約1時間後に火は消し止められた。
店舗兼住宅は、10日午後に隣接する平屋建て住宅から出火した火災で全焼し、骨組みだけが残っていた。
警察によると、14日夜と15日朝、この家の住人が布団がくすぶっているのを見つけ、水を掛けて消火した。
出典
『5日前に全焼の住宅からまた出火 神奈川県警松田署』
https://www.kanaloco.jp/article/entry-154676.html
(ブログ者コメント)
布団(断熱材)の中に残っていた火種によって4~5日後に出火したとすれば、これは自然発火の典型的なパターンだ。
2019年3月5日11時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀県多久市に、2年ほど前から燃え続けている山がある。
かつて炭鉱で栄えたまちの象徴「ボタ山」だ。
地下の石炭くずに火がつき、放水しても消しきれない。
最近、煙が出る範囲が広がったらしく、苦情を訴える市民もいるが、いまのところ、消す方法が見つかっていない。
市中心部にほど近い、県立多久高校近くの田園地帯。
高さ10mほどの山の中腹から帯状に白い煙が出ていた。
風が吹くたび、何かが焦げたような異臭が鼻をつく。
近くをよく散歩するという森さん(男性、66歳)は、「ここ4週間ほど、ずっと煙が出ている。近くを歩いて具合が悪くなったこともある。少なくとも、中に入れないよう規制線を張るべきではないか」と話す。
市防災安全課によると、現場は、炭鉱から掘り出した石炭のうち、使えないものを積み上げたボタ山。
煙の原因は、2017年春に発生した火災だという。
土地の所有者が山の木を伐採して焼いていると、地面に燃え移った。
消防車が出動し、地表の火災は鎮圧したが、地下から煙が出続けた。
再び地表が燃え出さないよう、市と消防は、近くに残っていた木を切って取り除き、定期的な放水と監視を続けているが、今も鎮火に至っていない。
総務省消防庁の研究機関・消防研究センター(東京)によると、過去にも兵庫や福岡のボタ山や石炭貯蔵場で火災があったが、2年間燃え続けることはあまりないという。
地中が燃えるため放水による消火が難しく、完全に消すには、掘削して発熱部に直接水をかける方法が考えられるという。
市は、掘り返すと、それをきっかけに燃え広がるかもしれないとして様子を見ている。
消防庁の職員と消防の専門家が現地を調べており、対処方法を検討している段階という。
出典
『「ボタ山」、2年間燃え続ける 消す方法は見つからず』
https://www.asahi.com/articles/ASM2G6KSPM2GTTHB00Y.html?iref=com_rnavi_arank_nr05
(ブログ者コメント)
本件、ブログ者が朝日新聞の記事を目にして以降、翌日にかけて、ブログ者が知っているだけで4つのメディアで次々に取り上げられていた。
さほどニュースバリューがあるとも思えない今回の事例に、それほど後追い取材?があった点に驚いた。
以下は4つの報道。本文は割愛する。
(3月5日22時17分 佐賀新聞)
『多久市のボタ山跡、約2年くすぶる 消防出動180回 有効策見いだせず』
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/345508
(3月6日17時39分 NHK佐賀)
『ボタ山の火災 2年鎮火せず』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20190306/5080002544.html
(3月6日17時53分 サガテレビ)
『2年間燃える山 消防「消し方分からない」』
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/30030
(3月6日18時ごろ 日本テレビ ニュースevery)
※たまたま視聴していた番組。
(2023年5月18日 修正1)
2023年5月15日18時14分にNHK佐賀からは、ここ2年ほど煙などが無くなっているため近く収束判断される見込みだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
多久市にある石炭の採掘に伴ってできたボタ山で6年前に発生した火災について、市の担当者が15日現地を調査し、煙や異臭がここ2年余り確認されていないことから、市は近く火災の収束を判断することになりました。
多久市北多久町にあるボタ山では、6年前の2017年春に伐採した木を燃やしたことで火災が発生し、地中の石炭のくずがくすぶっている状態が続いていました。
ボタ山は10メートルほどの高さがあり、市では煙や異臭が発生した際には消防車が放水を行ってきたほか、周辺の水質や大気のデータを測定して監視を続けてきました。
15日は、多久市の横尾俊彦市長などが現地を訪れ、最近の状況について担当者から説明を受けました。
それによりますと、ここ2年余りの間、放水が必要となるケースや煙や異臭の発生などはなく、水質や大気にも異常は確認されていないことが報告されました。
横尾市長はNHKの取材に対して、「すでに木や草も生え、以前の状態に戻りつつあるので、専門家の意見を聞くなどして最終的な判断を行いたい。今後もボタ山で火災や災害が起きないよう、対策についても検討していきたい」と、近く火災の収束を判断する考えを明らかにしました。
多久市では、専門家や佐賀県の担当者などと会合を開いて、現場の状況やデータを詳しく分析した上で最終的な判断を行うことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230515/5080014495.html
2018年10月4日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前4時半ごろ、美郷町中野字川原の非鉄金属製造業「Yダイカスト」(本社:横浜市)秋田工場で、マグネシウム鋳造工場内の廃棄マグネシウムを入れたドラム缶から出火、ドラム缶3個と工場の壁約18m2を焼いた。
けが人はいなかった。
警察によると、近隣住民が爆発音を聞き、工場内から火が見えたため、119番した。
秋田工場によると、鋳造工場は24時間稼働で、当時、従業員10人ほどがマグネシウムを金型に流し込む作業を行っていた。
マグネシウムは、水と化学反応を起こすと火の勢いが強くなる恐れがあるため、出動した消防隊は放水せず、燃え尽きるまで見守り、約2時間後に鎮火した。
警察が出火原因を調べている。
出典
『山﨑ダイカスト秋田工場から出火 けが人なし』
https://www.sakigake.jp/news/article/20181004AK0029/
2018年3月8日20時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県嘉麻市のうどん店で7日未明、天かすの自然発火が原因とみられる火災が発生した。
熱を持ったままの天かすは、1カ所に集めて置いておくと余熱で燃え出すことがある。
消防や警察は、飲食店や家庭で天かすを扱う場合は十分注意するよう呼びかけている。
警察によると、うどん店は木造平屋で、約90m2が全焼した。
従業員が最後に店を出たのは6日午後10時ごろ。
7日午前4時半ごろ、仕込みのために訪れた従業員が、店内の倉庫内が燃えているのを見つけた。
倉庫には天かすが集めて置かれていた。
直径30cmの鍋の上に直径40cmの金ザルが置かれ、その中に天かすが入れられ、ザルにはアルミ製のふたがしてあった。
ザルなどが内側から燃えており、天かすが発火したとみられるという。
飯塚地区消防本部によると、天かす表面の天ぷら油が空気に触れる面積が大きく、調理された高温の天かすをザルなど1カ所に入れたままにしておくと、酸化反応が促されて発熱するという。
熱は内部から逃げにくく、温度が上昇する。
熱がこもるまで時間がかかるのが特徴で、人がいなくなった夜中などに発火することがある。
量が多いほど危険で、容器に詰めるなど放熱環境が悪いと、さらに危ないという。
同消防本部は、防止策として
①捨てたり調理場を離れたりする場合は、平たく置いて熱を発散させ、十分に水をかけ、冷えていることを確認する
②大量に1カ所に集めない
③通気性が悪く熱がこもる容器には入れない
ことを挙げた。
2014年には、福岡県飯塚市の天ぷら店で、揚げ玉が原因の火災が発生した。
松岡予防課長は、「飲食店だけでなく、一般家庭でも天かすによる火災が起きないわけではないので、注意してほしい」と話す。
消防庁によると、16年の全国の建物火災の原因は、揚げかすが21件、揚げ玉が3件、油かすが12件だった。
出典
『うどん店全焼、天かす自然発火か 消防「保管に注意を」』
https://www.asahi.com/articles/ASL3844YJL38TGPB008.html
2017年1月19日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月18日付で大分朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後9時50分ごろ、大分市下郡の廃棄物処理会社「E社」から出火。
「爆発音がした」などの119番が相次ぎ、消防が出動して、火災は約5時間後に鎮火した。
けが人はいなかったが、現場近くに大分ガスのガスタンクがあったため、近くの住民に避難が呼び掛けられるなど、周辺は一時、緊迫した雰囲気に包まれた。
警察によると、出火当時、同社は操業中で、工場内に従業員2人がいた。
集めた鉄粉や廃油の集積所となっている建物(鉄骨スレート平屋)から大きな音がしたため、従業員が見に行ったところ、火が出ていたという。
18日の実況見分で、廃油や医療系廃棄物を置く別の建物を含め、計2棟350m2とフォークリフトやトラックが全焼したことが分かった。
出火原因を調べている。
一方、火災現場から約15m南に大分ガスの建物と都市ガスのタンクがあり、警察は引火の心配がないことを確認していたが、有毒ガス発生の恐れも含め、念のため一時、周辺住民に避難を呼びかけたほか、交通を規制し、万一に備えた。
現場はJR大分駅の南東約2kmの大分川右岸で、工業団地になっている。
出典
『火災 廃棄物処理工場で 緊迫、避難騒ぎに 大分市下郡』
http://mainichi.jp/articles/20170119/ddl/k44/040/307000c
『大分市でガスタンク側で火事 一時、住民が避難し騒然』
http://www.oab.co.jp/news/?id=2017-01-18&news_id=9191
1月19日19時0分にNHK大分からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日夜、大分市下郡の廃棄物処理業者の施設から火が出た火事は、廃油などを保管していた2つの建物が全焼し、けが人はいなかったが、現場が大分ガスの直径26mのガスタンクに隣接していたため、警察は、周囲の住民に一時、避難を呼びかけた。
警察によると、全焼した2棟のうち北側にある建物の燃え方が特に激しく、警察は、この建物が火元とみている。
この建物には、廃油のほかに、水が付着すると酸化して自然発火する可能性がある鉄の粉=「鉄粉」が保管されていたということで、警察は、何らかの理由で「鉄粉」から発火した火が廃油に燃え移るなどして、建物全体に広がったとみている。
警察によると、「鉄粉」は出火した当日に施設に運び込まれ、「ファイバードラム」と呼ばれる紙製のドラム缶の中で保管されていたという。
総務省消防庁によると、鉄粉が火元とみられる火災は、おととし1年間に全国で2件発生しているという。
警察は、出火原因をさらにくわしく調べるとともに、大分市も、この業者が鉄粉や廃油などを適切に保管していたか調査を進めている。
出典
『ガスタンク隣接火災 鉄粉が火元か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073168491.html?t=1484862253498
(ブログ者コメント)
鉄粉火災事例について調査したところ、以下の記事が見つかった。
包装材メーカーのPR記事ではあるが、ブログ者にとって興味深い内容だったので、参考までに紹介する。
鉄粉の発火防止に帯電防止袋
(包装技術ねっと成功事例マガジン 平成28年3月20日号)
有機溶剤やインク、液体の化学品、揮発性のある液体などをふき取ったウエスを捨てるという用途で、弊社の「fp clean 袋」が使用されています。
労働省産業安全研究所さんの発行する「静電気安全指針」でも、表面固有抵抗値が10の9乗オームレベルが推奨されており品質面でもご好評いただいております。
この帯電防止袋「fp clean」ですが、このほど、他の用途でも評価されることとなりました。
今回ご紹介するのは、金属製品を製造するT社様の成功事例です。
T社様の製造工程では、油分が付着した鉄粉を保管したり、廃棄する必要があるのですが、鉄粉は「体積が増えると発火する」という性質がある上、油分が付着しているので、非常に発火しやすい問題がありました。
それでも、内袋やゴミ袋として、ポリ袋(ビニール袋)を使用する必要があるので、火災という安全面に課題をお持ちでした。
そんなT社様に弊社の担当者が「fp clean 袋」に興味をお持ちとのことでしたので、早速サンプルで評価していただくことになりました。
評価の結果は「発火の予防に効果あり」とのことで、採用となりました。
http://www.housougijutsu.net/backnumber/000559.html
2016年2月25日23時18分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後9時すぎ、千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所で、「鉄粉から火が出た」と消防に通報があった。
消防やJFEスチールによると、製鉄所の一角にあるステンレス工場で、屋外に置かれた鉄製の容器に入っていた鉄粉が焼け、くすぶったという。
消防車10台余りが出て放水を行ったところ、およそ1時間半後の午後10時半ごろに、ほぼ消し止められたという。
けが人はいなかった。
消防とJFEスチールが、火が出た原因などを調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086933441.html?t=1456438682342
2015年11月24日12時12分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後11時15分頃、JR鳥取駅構内で火災報知機が鳴動し、構内にいた人が避難するなど、一時、騒然となった。
消防などによると、構内の喫茶店「Journey(ジャーニー)」の調理場のフライヤー近くの油かすから煙が出ていたという。
閉店後で、従業員もいなかった。
騒動で、消防車と救急車計8台が出動。
周囲は焦げ臭い匂いに包まれ、当時、営業中だった近くの居酒屋や駅で待ち合わせをしていた人が避難した。
駅で友人を待っていた20歳代の女性会社員は、「いきなり駅員から外に出るように言われて、何が何だかわからなかった」と驚いていた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151124-OYT1T50057.html
キーワード;自然発火
2015年8月6日7時59分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時55分ごろ、京都府舞鶴市千歳の関西電力舞鶴発電所から「石炭が燃えている」と119番通報があった。
消防車など9台が駆け付け消火作業を行ったが、同発電所1号石炭サイロに貯蔵されていた石炭約10トンが燃え、午後3時半ごろに鎮火した。けが人はなかった。
同発電所によると、巡回点検中だった同社社員が、1号サイロと隣接する2号サイロの間で、石炭運搬用ベルトコンベヤーのあたりで白煙を確認し、消防に通報したという。
1号サイロで発火した石炭がベルトコンベヤーで運ばれ、白煙を出したらしい。
警察や消防が、火災の原因を調べている。
この影響で、同発電所では一時、出力を抑えるなどした。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150806/wst1508060018-n1.html
キーワード:自然発火?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。