2023年7月7日に掲載した第1報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正4として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13310/
(2024年7月15日 修正4 ;追記)
2024年7月6日7時13分に読売新聞からは、掘削作業中に亀裂に遭遇した際、状況確認のため冷却注水を停止したことが間違いだった、独立行政法人も自主保安指針を改定したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事業者の三井石油開発(東京)の原田社長が5日、ニセコ町内で記者会見し、原因に現場の判断ミスがあったことを認めた。
周辺の環境回復に取り組む方針を明らかにしたが、地熱開発の継続については未定とした。
被害補償については説明を避けた。
蒸気は昨年6月29日に噴出し、2か月後の8月28日に鎮圧された。
原因について同社は、掘削作業中に地層の亀裂に遭遇した際、状況を確認しようと、冷却用の注水を中止したためと推定。
「注水は継続すべきだった。判断が間違っていた」と説明した。
事故を受けて、地熱開発を所管する独立行政法人「エネルギー・金属鉱物資源機構」は今年2月、地熱井を掘削する際の自主保安指針を改定。
噴出兆候が認められた場合は、保安注水の実施や噴出防止装置の早期設置などを新たに明記した。
同社は「予兆時の注水の徹底」など、再発防止策を明らかにした。
しかし、ニセコエリアでの事業再開については、「有効性の高い地域だが、復旧作業に重点を置いており、先のことは何も決まっていない」とした。
周辺の森林や土壌、生態系などへの影響については、中立的な機関である「環境影響評価委員会」の専門家による調査が続いている。
・・・
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240706-OYT1T50028/
7月6日8時5分にNHK北海道からは、注水停止により井戸内部の圧力が低下して火山性ガスの流入が始まった、また内部温度が上昇して井戸の中の水が沸騰し蒸気が噴出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
掘削を行っていた三井石油開発は5日、報道機関を対象とした説明会を開き、蒸気が噴出した原因について会社側の見解を説明しました。
それによりますと、地下およそ200メートルで亀裂に遭遇した際に、本来であれば水を注入しながら亀裂をふさぐための作業をすべきだったところ、井戸の内部の状況を把握するために注水を停止したということです。
その結果、井戸の内部の圧力が低下して火山性ガスの流入が始まるとともに、内部の温度が上昇して井戸の中の水が沸騰したことで蒸気が噴出したと推定していて、会社は注水を停止した対応が判断ミスだったという見解を明らかにしました。
また、周辺環境への影響について、外部の専門家による委員会で全体像を把握した上で、今後3年程度かけて環境の回復を段階的に進めると説明しました。
説明会で三井石油開発の原田社長は「事態の収拾に向けて責任を持って対応していく」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240706/7000068252.html
7月5日19時15分に産経新聞からは、体調不良を訴えた住民19人のうち因果関係が認められた2人には補償するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井石油開発(東京)は5日、発生から1年が経過したのに合わせてニセコ町で記者会見を開いた。
当時体調不良を訴えた住民19人のうち、補償対象となるのは因果関係が認められた2人だと明らかにした。
同社は住民2人に加え、観光業や農業などの地元業者も補償対象になると説明したが、補償の進捗についてはプライバシーを理由に明らかにしなかった。
掘削した井戸は昨年8月に埋め戻しが完了。
10月から外部の専門家を交えた委員会で周辺の土壌や森林への影響を調査している。
調査は2027年まで計画されており、調査を優先するため、事業再開のめどは立っていないとした。
同社は16年から調査に着手し、昨年6月29日、深度200メートル付近を掘削中に蒸気が噴出した。
https://www.sankei.com/article/20240705-C3WPMFPQBVN7HNWAOO3AAYXNFM/
2024年7月6日19時37分に読売新聞から下記趣旨の記事が、羽田空港付近に落ちる雷の写真付きでネット配信されていた。
関東地方は6日夕、大気の状態が不安定になった影響で、各地で雷を伴う大雨が降った。
羽田空港では雷の影響で午後4時半頃から、約2時間半にわたって航空機が離着陸できなくなった。
国土交通省によると、地上で機体の誘導などを行う作業を中止したためで、天候の回復を待って再開した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240706-OYT1T50117/
(ブログ者コメント)
雷の関係で空港が一時閉鎖される事案は、調べた範囲では年に数回程度の頻度で起きている模様。
以下は今年6月の那覇空港の例。
(2024年6月15日14時15分 琉球新報)
14日に沖縄本島地方に降った豪雨や落雷の影響で、那覇空港を発着する便に遅延や欠航が生じた。
那覇空港事務所によると、同日午後3時半現在で遅延は91便(到着26便、出発65便)、欠航は13便(到着7便、出発6便)。
最大で2時間超の遅れがあり、搭乗待ちの客で空港は一時混雑した。
那覇空港事務所によると、相次いだ落雷の影響でハンドリング業務を担う職員らが午前9時20分ごろから1時間ほど屋内避難した。
そのため着陸機が駐機場に入れず、1時間以上誘導路で待機する便もあった。
離陸にも遅れが出たほか、悪天候のため上空で着陸待機する便もあった。
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3195157.html
2024年7月12日17時4分にYAHOOニュース(東海テレビ)から下記趣旨の記事が、写真付きでネット配信されていた。
愛知県日進市にある市民プールで「釣り針」などが見つかり、営業休止となりました。
日進市総合運動公園にある市民プールで7月6日、流れるプールで遊んでいた小学2年の男の子が、水着のなかに針がついたルアーが挟まっているのに気付きました。
幸い、男の子にケガはありませんでしたが、プールの水を抜いて点検したところ、排水溝などに10個以上のルアーや釣り針が見つかったということです。
2日に今シーズンの営業を始めたばかりですが、7日から臨時休業となりました。
なぜ、プールに釣り針があったのでしょうか。
このプールでは2020年の秋から、オフシーズンにニジマスやイワナなどを放流し、釣り堀として活用していました。
今回見つかった針は、この釣り堀の営業で使われたものとみられ、プールのシーズンの前に約2カ月かけて行った清掃や点検が不十分だったとしています。
プールを管理する日進・アシストの塚本さん:
「発見できなかったというのは落ち度だったと思っています。
管理釣り場の再開については、正直今は何とも言えないところでございます。
それよりも、今シーズンのプールをまずケガ・事故のないように、そこを目標に動くところでございます」
毎日の清掃で金属を集めるマグネットスイーパーという機械の台数を増やすほか、プールの外から風などで異物が入るのを防ぐネットも設置し、16日に営業を再開する予定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c6917bd706ca70389e66fa5c3bceb065d6f7967
2024年7月5日19時40分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プールの中で、10人以上の人たちが水の中で両手と両足を前に伸ばし、じっと座って息を止めています。
さらに、ウェットスーツを着て、全員、目を開けたままです。
これは、海上保安大学校で全国から選抜された研修生たちが、潜水士になるために受ける潜水研修の様子です。
海難事故が発生した際に救助に当たる潜水士。
潜水士になるためには、2カ月間にわたる厳しい訓練を受ける必要があります。
ボンベが使用できなくなるなどの不測の事態に備えて長く息を止める、呼吸停止の訓練は、1日の初めに行う大事な訓練だったのです。
この訓練は、2分半もの間、息を止めているといいます。
ちなみに、なぜ目を開けたままなのかというと、訓練中、失神していないかを確認するためなんだそうです。
人々の命を守るため、日々、過酷な訓練に励む研修生たち。
厳しい訓練を乗り越え、立派な潜水士を目指しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a419a56ae822176a116ad61c896194e857386b5e
2024年7月5日13時33分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県栗原市は4日、市立志波姫中で6月、教諭がプールの水を約31時間にわたって流し続けるミスがあったと明らかにした。
プール1杯分に相当する約600トンの水が流出し、損害額は約41万円に上るという。
発表によると、6月28日午後1時50分頃、体育を担当する教諭がプールの水温を下げようと注水を始めたが、水を止めるのを忘れたまま帰宅した。
水道使用量が増えているのに気付いた市上下水道部の職員が翌29日に同校を訪れて判明した。
市教育委員会は故意ではないとして教諭に損害賠償は請求せず、複数の教員による確認を徹底するほか、止め忘れを知らせる装置の導入を検討するとしている。
市教委教育部の菅原次長は「市民に申し訳ない。再発防止を徹底する」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240705-OYT1T50045/
7月4日18時27分にYAHOOニュース(東日本放送)からは、授業前に給水を開始したが授業後に止めるのを忘れた、市の職員は地区の水道使用量が多いことに気が付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
栗原市教育委員会によりますと、6月28日午後1時50分ごろ栗原市立志波姫中学校で、授業を控えた教諭が水温を調整するためプールに水を入れました。
教諭は授業を終えた後も水を止めることを忘れていて、翌日午後9時ごろまでの約31時間にわたり、水が流れ続けていたということです。
市の職員が地区の水道使用量が多いことに気が付き、発覚しました。
今後、プールに水を入れる際は職員同士で情報を共有することや、退勤前にプールの状況を確認するなど、全小中学校で対策を徹底するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b3aa2588339b32d10595c1841b3d6a5b0f0ba7a
7月4日19時0分にYAHOOニュース(宮城テレビ)からは、放課後の校舎見回りの際にも気が付かなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
放課後の校舎の見回りの際にも気がつかず、28日午後2時から翌日午後9時まで約31時間水を出し続けていた。
市の教育委員会は、プール日誌等に注水・止水の時刻や担当者を記載することや、職員室の黒板に「プール注水中」の表示を掲げることなどを行い管理体制を強化するとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7714b90879a156e319581d0b283012580e555d7d
(ブログ者コメント)
使用量が多いことに気がついた職員の方、他所事例を知っていたため、学校を含む地区での使用量増加にピンときた、ということだろうか?
調べてみたが情報は見つからなかった。
2024年7月5日6時44分に読売新聞から下記趣旨の記事が、当該ポスターの写真付きでネット配信されていた。
秋田県がクマの注意喚起用に作成したポスターのイラストについて、3日の県議会予算特別委員会総括審査で、委員から「かわいすぎて、怖さが伝わらないのではないか」との指摘があった。
ポスターは、「クマに注意」の文字の横に、茂みから愛くるしい顔をのぞかせるクマが描かれている。
3万5000枚を印刷し、県や自治体など関係機関に配布されているという。
質問に対して、伊藤・生活環境部長は「確かにご指摘の通り」といい、「深刻な被害に遭うということがなかなか伝わりにくいように感じる。今後考えていきたい」と述べた。
出席した佐竹知事は「恐怖を感じるような映像を(素材に)使うべきだ」と話していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240704-OYT1T50062/
(ブログ者コメント)
ポスターを見ると、笹の間からプーさんみたいな可愛らしいクマが顔を見せている。
あれでは、怖さが伝わらないどころか、こういったクマに会いたいと思う子供が出てくるかもしれない。
ポスター作製段階で、そのような指摘も出ていたと思うのだが・・・。
2024年7月6日15時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市教育委員会は6日に記者会見し、市立長浜小学校の水泳の授業中に4年生の男児1人がおぼれて意識不明となり、その後に死亡したと明らかにした。
小学校のプールが故障して使えず、市教委の判断で、水深が十数センチ深い中学校のプールで行われていた。
原因究明と再発防止のため、第三者による検証委員会を設置するという。
市教委によると、児童がおぼれたのは5日午前11時ごろ。
直前まで同級生とプールサイド近くでバタ足の練習をしていたという。
水中に沈んでいるのを同級生が見つけ、教諭に伝えた。
教諭が人工呼吸や自動体外式除細動器(AED)による処置をしたが、意識と呼吸のない状態だったという。
児童が通う小学校のプールは水深100~119センチだが、今年6月に濾過(ろか)装置の故障が判明し、使用できなくなった。このため、市教委の判断で、水泳の授業は近くの市立南海中学校のプール(水深114~132・5センチ)を使って行われた。
児童が見つかった周辺の水深は約130センチだったという。
水泳の授業には4年生の36人が参加し、教頭と学級担任2人の計3人で分担して指導していた。
学級担任の2人は水に入ってバタ足の指導をしていて、プール全体を見渡せていなかったという。
また、プールサイドにいた教頭は泳ぎの得意なグループを見ていて、児童がおぼれていることに気づけなかったという。
これまでの水泳の授業の様子から、児童について担任教諭は「泳力がしんどい」と校長に報告していた。
担任教諭に抱きかかえてもらって泳ぐこともあったといい、この日も担任教諭は、児童に浅いところで泳がせるなど危険がないように配慮していたという。
松下・市教育長は会見の冒頭で「ご家族、ご親族の皆様に深く、深くおわびを申し上げます」と謝罪した。
その上で、「(中学のプールを使うのではなく)他の方法を採ることができなかったか、悔やむばかりだ。しっかり検証していくのが私たちの仕事だ。責任を感じている」と述べた。
https://www.asahi.com/articles/ASS761QN4S76PLXB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
7月6日11時28分に読売新聞からは、近くにいた児童2人が溺れた男児に気付きプールサイドに引き上げた、男児は水泳が苦手な児童のグループに入りバタ足の練習をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高知市長浜の市立長浜小の4年生の2クラス36人が、近くの市立南海中学校のプールで水泳の授業を受けていたところ、男児が溺れた。
近くにいた児童2人が気付き、プールサイドに引き上げた。
男児は意識がなく、呼吸もしていない状態で、引率していた教諭が心臓マッサージをした後、市内の病院に救急搬送されたが、同日夜に死亡した。
水泳の授業は教頭と担任教諭2人の計3人が引率。
男児は十分に泳げなかったため、水泳が苦手な児童のグループに入り、プールの縁をつかんでバタ足の練習をしていた。
グループは20人で、教諭2人がプールの中から10人ずつを監視していたが、男児が溺れたことに気付かず、救助された後に状況を把握した。
男児は小柄で、溺れた場所の水深は130センチ。
同小のプールの水深(100~119センチ)よりも深かった。
長浜小では6月にプールの 濾過 ポンプの故障が判明し、水泳の授業を1~3年生は近隣の小学校で、4~6年生は同中で実施。
男児が同中で水泳の授業を受けるのは3回目だったという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240706-OYT1T50058/
7月6日12時31分にNHK NEWS WEBからは、故障していた濾過ポンプは耐用年数20年を10年以上超えていたが財政状況を理由に更新されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会見を開いた市の教育委員会によりますと、男子児童は小柄で十分泳げず、溺れる前に2回行われた水泳の授業で教諭に抱きかかえられる場面があったということです。
小学校のプールが使えない要因となったろ過ポンプは平成3年に設置され、耐用年数は20年だったものの、市の財政状況を理由に10年以上、更新されていなかったということです。
今年度に入ってろ過ポンプが故障していることが判明し、修理に必要な部品が調達できないことから、急きょ、中学校のプールを使用することになったということです。
高知市教育委員会は「事故の原因の一つには小学生を中学校のプールで泳がせたことにある」として謝罪し、事故の経緯を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240705/k10014503221000.html
事故を受け、市教育委員会は小中学校など全市立校で今年度、水泳の授業を中止することを決めた。
7日開催した臨時の校長会で、松下教育長が方針を伝えた。
市教委は今後、第三者による委員会を設置し、事故を検証する。
それを踏まえて、監視体制など水泳授業の在り方を見直す考えで、再開は来年度以降になる見通しだ。
・・・
市教委によると、長浜小の中村校長や教員が南海中に出向いてプールを確認した上で、「4年生以上の授業は可能」と判断。
市教委も了承したという。
事故当時、プールには4年生36人のほか、教頭、学級担任2人の計3人の教員がいた。
市教委によると、担任2人はプールに入って水泳が苦手なグループを指導。
教頭はプールサイドに立って、泳げるグループを見守っていた。
死亡した男児は小柄で、水泳が苦手なグループだった。
プールの縁をつかんでバタ足を練習している時に溺れたとみられ、他の児童2人が見つけて引き上げた。
教員3人は溺れたことに気づかなかったと話しているという。
https://mainichi.jp/articles/20240708/k00/00m/040/086000c
7月10日19時1分にYAHOOニュース(高知放送)からは、事前確認時、中学校のプール深さは最深部で120㎝だったが、その後の雨で水かさが増していたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
ろ過ポンプの故障が見つかった後、中村校長らが南海中のプール利用を検討するため翌5日に南海中に行き、プールの水深を測りました。
その際、一番深いところは120センチだったため、中村校長は長浜小のプールの深さとさほど変わらないと判断し、高知市教育委員会の学校環境整備課に南海中のプール利用を伝えました。
そして、市教委と学校の間でそれ以上安全性に対する協議が行われないまま、6日の中学校のプール利用が決まったということです。
事故が起きた7月5日。
水深は深いところで132.5センチありました。
中村校長は雨で水かさが増した可能性があるとしますが、学校は様々な天候条件を想定し児童生徒の命を守るよう務めなければなりません。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a5c01476e06d458abfcb2c72e71d142d9d484c
(2024年8月26日 修正1 ;追記)
事故を検証する第三者委員会の初会合が24日、同市で開かれた。
詳細は後日、報告書が公表されると思うので、ここではポイントのみ紹介する。
(8月24日21時49分 毎日新聞);練習時にあっぷあっぷして救い上げられる場面もあった
6月21日の4年生が南海中プールを初めて使う授業時、指導する2人の教諭とも「プールが満水」で5日より水位が高いことを目視で確認。
教諭が亡くなった児童(身長113・8センチ)の足がつくかを確認すると、水位は頭の上だったという。
ビート板を使ったバタ足練習では、亡くなった児童を含む3人が「あっぷあっぷ」して、両教諭にすくいあげられる場面があったという。
この情報は校長にも伝えられていた。
事故当日、7月5日の3回目の授業では、指導教諭は水深は初回より10センチ程度浅いと感じたものの、泳ぎが苦手の亡くなった児童はプールサイドで「怖い」と言っていたという。
https://mainichi.jp/articles/20240824/k00/00m/040/189000c
(8月24日21時0分 産経新聞);校長は水位10㎝上昇を認識
6月5日、使用する中学のプールを視察し、最深部が小学校のものと同じ約120センチと市教委に報告して授業実施の許可を得た。
だが同11日に校長が改めて視察し、水位がさらに10センチ高くなっていたのを認識した。
男児の身長は4月時点で113・8センチ。
https://www.sankei.com/article/20240824-6DG6DRMBLBI2VP7JTWIYGPQN2E/
(8月25日10時50分 読売新聞);少なくとも7分は目を離していた
委員会では、長浜小のプールの授業が南海中で実施されるまでの検討状況や事故当日の経緯をまとめた資料が開示された。
同じ授業を受けていた児童への聞き取りなどから、男児の居場所はバタ足の前から確認できていなかった。
事故当日、監視していた教頭は、男児が「怖い」と言うのを聞いていたが、教頭、教諭2人とも、溺れた男児が水中から引き上げられるまで、少なくとも7分間は目を離した状態となっていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240824-OYT1T50197/
(8月25日10時30分 朝日新聞);水深調整台も必要
松下教育長は会合後、身長の低い児童のための水深調整台を沈めておくなどの手立てを講じていなかったとし、「水深調整台も必要。学校側に指示すべきで、安全対策が不十分だった」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASS8S4FPTS8SPLPB001M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
※キーワード;変更管理
2024年7月5日22時11分にYAHOOニュース(サンテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月5日午前2時半ごろ、住友電工伊丹製作所の責任者から「作業員が鉄線の切り口で首を切った。意識はある」と消防に通報がありました。
警察によりますと、工場では当時、エンジン部品のばねの原材料を製造するため、2人1組で鉄線を巻き取る作業を行っていたということです。
30代の男性従業員が作業していた付近の呼び出しボタンが押されたため、同僚の男性従業員(54)が確認したところ、男性は首から血を流して倒れていたということです。
男性は首の正面辺りを負傷し、およそ2時間後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
当時工場で作業していた2人は70メートルほど離れていて、互いの姿は見えず目撃者もいませんでした。
警察は、事故の原因を調べるとともに、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進める方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/751219af572c5ccf4934679a33d77217ff898c29
7月5日12時30分に神戸新聞からは、鉄線が切れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前2時20分ごろ、兵庫県伊丹市昆陽北1、住友電工伊丹製作所の工場内で、30代の男性従業員が首から出血して倒れているのを、そばにいた同僚の男性(54)が発見。
搬送先の病院で死亡が確認された。
伊丹署によると、男性はバネ材料の製造に従事。
機械を稼働させて鉄線の巻き取りをしていたが、何らかの原因で鉄線が切れ、頸部を切った可能性があるという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202407/0017847873.shtml
2024年7月4日20時43分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
労働者の病気やけがを国が労災と認定した際、事業主が不服を申し立てることができるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は4日、「労働者の迅速かつ公平な保護という労災保険法の趣旨を損なう」として、事業主の不服申し立てを認めない初判断を示した。
裁判官5人全員一致の結論。
不服申し立ての権利を認めた2審・東京高裁判決を破棄し、事業主の訴えを却下した1審・東京地裁判決が確定した。
病気やけがをした労働者や遺族は、労働基準監督署に業務との因果関係が認められれば、治療費などの給付を受けられる。
労働者と行政の手続きで、事業主は不服申し立てができないとされてきた。
一方で労災保険には「メリット制」という仕組みがあり、労災認定されると事業主の保険料負担が増える場合がある。
原告の一般財団法人「あんしん財団」は「保険料増額という不利益を被る恐れがある」とし、国に職員の労災認定取り消しを求めていた。
2022年11月の2審判決は、原告の保険料増額が見込まれることから「争う権利がある」と判断。
国側が上告していた。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20240704/k00/00m/040/297000c
※裁判になった労災とは、財団の女性職員が職種変更で転勤させられ再度転勤の内示があったことで体調を崩し精神疾患で休職になったというもの。
詳しくは、1審判決時の下記報道参照。
(2023年12月18日 16時58分 弁護士ドットコムニュース)
中小企業向けの特定保険業等をおこなう一般財団法人「あんしん財団」が、労災認定をめぐって国と元職員2人に対し、計約460万円を求めていた訴訟で、東京地裁(堀田次郎裁判長)は12月15日、財団側の請求を棄却する判決を言い渡した。
判決によると、同財団は経営改革として、2013年に複数の女性職員を事務職から営業職へ職種転換させ、2015年にはそのうち営業成績が下位だった職員を転勤させた。
今回訴えられた元職員2人は、それぞれ北海道と埼玉県で働いていたが、2015年3月に勤務地を入れ替える形の内示があったことで体調を崩し、同年6月に精神疾患で休職となった。
2人は労災を申請し、ともに認められた。
財団側は今回の裁判で、労災の審査にあたり元職員2人が虚偽の事実を申告したことで、国が誤った判断をしたなどと主張。
労災保険料等の損害を受けたとして、国と元職員それぞれに損害賠償を請求していた。
これに対し裁判所は、元職員2人の申告等は虚偽とは言えず、労基署等の判断にも誤りはないと認定し、財団側の請求を棄却した。
なお、2015年の職種転換をめぐっては、退職強要の目的でおこなわれたものだとして、複数の労働者が財団を訴えているが、一審で労働者側の請求が一部認容されたものの、二審で逆転敗訴となり、最高裁の上告に棄却で確定している。
●財団側は別途、労災取消訴訟も
財団側は今回の元職員2人について別途、労災認定取り消しを求める裁判も起こしている。
1人については提訴後に取り下げたが、もう1人ついては一審で法人には訴える資格(原告適格)がないとする敗訴判決が出たものの、二審で原告適格を認め、審理を地裁に差し戻す判決が出ている(国などが上告し、最高裁で審理中)。
元職員側代理人の嶋﨑弁護士は判決後の会見で、「仮に労災が取り消しになれば財団側の損害はなくなるだろう。労災を争うならまだしも、被災者個人を巻き込まなくても良いはずだ」と、今回の裁判に否定的な見解を示した。
元職員2人も、今回の裁判は財団による「スラップ訴訟」だとして、計330万円を求めて反訴していた。
ただし、この点について裁判所は、労働者側が労災の審査に際しておこなった申述には主観的な部分などもあり、財団側がその信用性に疑問を持ったとしても、無理からぬ面があることは否定できないなどとして、提訴自体は著しく不合理とは言えないと判断し、元職員側の請求も棄却した。
なお、元職員2人は2022年5月20日付けで解雇されており、解雇無効を求めて、東京地裁の別の裁判で財団側と争っている。
財団側は今回の判決について、「内容を精査して今後の対応を検討していきたい」とコメントした。
https://www.bengo4.com/c_5/n_16917/
(ブログ者コメント)
この財団のホームページには「従業員の労災事故にプラスで備える」と記載されている。
https://www.anshin-zaidan.or.jp/subscribe/casestudy/executive02/
具体的には、事業主に対し、労災補償で足りなくなるかもしれない分は保険で・・・と勧奨している。
2024年7月4日10時35分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、宮崎市の鵬翔高校のグラウンドに雷が落ちて、遠征で訪れていた熊本県の鹿本高校のサッカー部員18人が搬送され、今も1人が意識不明の重体となっています。
これを受けて県高野連は、6日開幕する夏の高校野球宮崎大会から落雷対策を強化することになりました。
これまでは雷鳴が聞こえたり、稲光が見えたりしてから試合を中断していましたが、今後は晴れていてもおよそ40キロ圏内に雷が接近していることがわかり次第、中断し、選手などの安全を確保します。
具体的な対策として、離れた場所の落雷も探知できる機器の設置やアプリの活用のほか、大会規定を改正し、雷注意報が出ている場合は試合前に対戦する両校と審判団が中断に関するルールを確認しておくこと、場内放送などを活用してスタンドにも中断を伝え、避難を呼びかけることなどを新たに盛り込みました。
県高校野球連盟の兒玉理事長は、「大会の日程を進めることも大事だが、健康、安全あっての大会なので、できる限りの対策を取りたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240704/5060018552.html
(ブログ者コメント)
4月の落雷事故については本ブログでも情報提供している。
2024年7月5日12時37分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後5時半すぎ、大野城市仲畑のマンションの2階の1室で、ベランダの天井や壁のほか、置いてあったダンボールが焼ける火事がありました。
この部屋に1人で暮らしている男性は当時は外出していて、ケガはありませんでした。
警察によりますと、ベランダは南西向きで日当たりがよく、焼けたダンボールの近くには水が入った2リットルのペットボトルが置かれていたということです。
警察は太陽の光が水の入ったペットボトルを通ってダンボールの1点に集中することで火が出た「収れん火災」の可能性があるとみて、原因を詳しく調べています。
消防は、太陽の光が反射したり、屈折したりして1点に集中することで季節を問わず「収れん火災」が起きることがあるとして、水の入った透明な花瓶やペットボトルなどを日の当たる場所に置かないよう、注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20240705/5010024850.html
2024年7月4日18時23分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時ごろ、県が管理する水力発電所「綾第二発電所」のトンネル内で、資材を乗せて斜面を移動する台車のワイヤーが切れて、およそ45度の傾斜を20メートルほど滑落し、積み上げた資材などに激突しました。
この事故で、台車に乗っていたベトナム国籍の技能実習生、チャンヴァントゥ(27)さんが死亡したほか、斜面の下で巻き込まれた30代のベトナム人技能実習生も右足の骨を折る大けがをしました。
発電所を管理する県によりますと、当時は複数の作業員が古くなった鉄管の撤去作業を行っていたということです。
警察は4日、実況見分を行い、業務上過失致死傷の疑いで当時の状況などを捜査しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240704/5060018559.html
7月4日5時45分にNHK宮崎からは、現場は山あいの発電所だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は山あいの水力発電所で、警察によりますと、当時は複数人が作業に当たっていたということで、警察が当時の状況などを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240704/5060018548.html
2024年7月4日17時59分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日夕方、札幌市豊平区中の島2条3丁目のマンションの駐車場で、4階に住む美咲ちゃん(3)が倒れた状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
本間記者) :
「非常階段の壁には隙間があります。小さい子であれば通り抜けられそうです」。
これは住人が撮影したマンションの非常階段。
壁と手すりには隙間があります。
警察によりますと、美咲ちゃんはこの15センチほどの隙間から転落した可能性が高いということです。
15センチという幅に問題はないのでしょうか。
建築基準法には、非常階段や手すりの隙間について定めた条文はありません。
ただ、JIS・日本産業規格やベターリビング・優良住宅部品の基準では、手すりの隙間の幅は11cm以下とされています。
なぜ11cmなのでしょうか。
ベターリビング住宅部品関連事業本部 西本 住宅部品企画部長:
「基準を作るときに乳幼児の身体データを元に頭が通らないという寸法から(11センチと)出させていただいてる。それに比べると150ミリ(15センチ)ですか、やはりちょっと大きいのかなという気はいたします」。
11センチを上回る隙間があるマンションなどについては、転落を防ぐため建物の管理者側から住民に注意を呼びかけるべきだと話します。
西本 部長)
「(建物を)管理される方々、やはり隙間に関して私どもの基準でいうと110ミリ(11センチ)ですけど、ある程度大きいと危ないよというところは皆さん認識を持っていただくというようなことができるといいと思います」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46e22db8515350ab9013ee45d5ef7d333948d390
2024年7月3日23時44分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県の中学校で、陸上競技部の顧問の教諭が投げた砲丸が誤って生徒の頭を直撃する事故がありました。
報告 ;
「こちらの白線付近から砲丸を投げ、6メートル先の見学していた生徒の頭部に当たったということです」
きのう午後4時半すぎ、富山県上市町の中学校で、陸上競技部の1年生部員が練習を見学していた際、顧問の教諭が投げた重さ4.5キロの砲丸が生徒の右側頭部を直撃したということです。
生徒は頭蓋骨陥没骨折の重傷を負いました。
きょう夕方、教育委員会が会見をし、安全確認に問題があったとして謝罪しました。
教諭が模範投てきをした際、けがをした生徒は斜め前方にいて、下を向いていたということです。
教諭は生徒に気づいておらず、声かけをしないまま砲丸を投げたということです。
上市中学校 校長;
「見学生徒が2名おりましたので、配置についてはこちらとしては間違いだったと思っております。これは明らかに管理上の管理職のミスで、さほど徹底していなかったという反省があります」
教諭は陸上競技部で3年間顧問を務めていますが、砲丸投げを含め、陸上競技の経験はありませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f328ea13aec5226e3efb047501ad90861fa0a5a0
7月3日17時12分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、練習には当初、別の顧問教諭が付き添い、練習にも加わっていた、その教諭と交代した顧問教諭が投げた砲丸が左側にそれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県上市町の上市中学校で教諭の投げた砲丸が生徒の頭を直撃した事故で3日、学校側が記者会見を開き、安全確認に問題があったと説明しました。
概要は次の通りです。
説明者:
「きのう7月2日午後3時45分後ごろから上市中学校グラウンドにあります砂場において、陸上競技部の顧問教諭が付き添いの上、陸上競技部員が砲丸投げの練習をしていました。
部員のほか顧問教諭も練習に加わり、砲丸を投げておりました。
砂場の周辺では他の陸上競技部員が練習を見学していたのであります。
その後、別の顧問教諭が現場に来たことから、最初に練習に付き添っていた顧問教諭と交代をしました。
午後4時35分ごろに交代した顧問教諭が砲丸を投げたところ、その砲丸重さ4.5キログラムが左側にそれ、砂場に外側、左前方にいた1年生部員の右側頭部に直撃し、当該生徒はその場に倒れこみました。
養護教諭が事故現場において、当該生徒の様子を確認しました。
生徒には意識はありましたが、生徒本人は自分に何がおきたのか全く分かっていなかったとのことであります。
このあとすぐに校長の指示で救急車を要請しました。
午後4時50分ごろに病院に向け当該生徒の搬送が開始され、搬送先の富山市民病院で検査を行ったところ、右側頭部の頭蓋骨が陥没骨折していることが判明しました。
午後8時ごろから手術を行うことになりまして、手術は午前0時ごろに終了すると保護者からお聞きしております。
当該生徒の本日の様態ですが、手術後に集中治療室において治療を受けていますが、現在受け答えができ、命に別状はなく、会見前の時点でお伺いした時点ではありますが、本日MRIなどの検査を受けて、一般病棟に移る予定だとお聞きしています。
・・・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f85d7f03dbbe175d86d42b34ef21a5cbb61bcce4
7月3日20時22分にYAHOOニュース(北日本放送)からは、生徒に見本を見せるために投げた、全国の学校で起きた砲丸投げ事故は過去20年で9件、うち8件は中学校で起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
部活動が行われていた2日午後4時半ごろ。
グラウンドの砂場で,陸上競技部の20代の顧問の教諭が生徒に見本を見せるために砲丸を投げました。
・・・
教諭は陸上部の顧問を3年間務めているものの、砲丸投げの経験は浅く、日本陸上競技連盟が定める投げる際の声かけなどを行わずに安全確認を怠ったとみられています。
教育施設での事故事例をまとめている日本スポーツ振興センターによりますと、全国の学校などで砲丸投げにより児童生徒に障害が残った事故は、2005年度から2024年1月までに9件で、そのうち8件が中学校で起きています。
日本陸上競技連盟は、事故防止のために気を付けるべき点を挙げています。
投げる人は確実に周囲の安全を確認し、大声で「いきます」「投げます」と周知し、必ず前方と周りの人の反応を確認します。
すべての安全が確認できた時に、初めて、投げる動作に入ります。
また周囲の人は、砲丸が落下するまで目を離さないことが重要としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d9246e90de136997a5d728012b208beb458a38
7月8日21時2分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、事故が起きた場所は砲丸投げの練習場所ではなく、走り幅跳び用の砂場だった、投げた教員の顧問経験は2年目だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日開かれた全校集会で白井校長は、生徒およそ400人を前に事故の経緯を説明し、今回の事故は、学校側の安全管理が怠っていたため起きたとして、けがをした生徒や全校生徒に謝罪したということです。
・・・
当時練習していた砂場の近くには部員4人がいましたが、顧問の教諭は、砲丸を投げる際近くに部員がいるかどうかの確認を怠り、声かけもしないまま砲丸を投げ事故が起きたということです。
顧問は陸上競技は専門外でした。
・・・
事故の3日後に開かれた陸上部の保護者向けの説明会では、保護者への説明が遅かったことの指摘や顧問の決め方を疑問視する声が相次いだといいます。
また、過去に砲丸投げ専用の練習場所がありましたが長年使用しておらず、現在は走り幅跳び用の砂場で練習していたということです。
記者:
本来の砲丸投げの場所は今どうなっていますか?
白井校長:
「実際、自分も確認していなくて、昔はあったということしか聞いていないですね」
また、学校側は教諭が陸上部の顧問をしていた期間を当初「3年間」と説明していましたが、「2年目」に訂正しました。
上市中学校は8日、すべての部活動を停止し、それぞれの顧問が部活動中の事故の危険性について確認を行うということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/276562b3c37f0aab3b1a45c9ebe4f17d50d96fef
(ブログ者コメント)
〇最初に砲丸を投げていた別の顧問教諭は砲丸投げの経験があったのだろうか?
気になって調べてみたが、情報は見つからなかった。
〇本ブログではこれまで中学校4件、高校1件の砲丸投げ事故事例を紹介している。
2024年7月2日17時59分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時半ごろ、市原市の出光興産の千葉事業所の職員から「危険物が燃えている。油が漏れていて黒煙が出ている」と消防に通報がありました。
消防や会社などによりますと事業所にある製油所のうち、潤滑油を製造しているプラントから出火し、消防や事業所の消防車で消火活動を行いおよそ2時間後に火はほぼ消し止められました。
この火災で、プラントで作業をしていた20代の男性1人が足にやけどをするなど軽いけがをして病院で手当てを受けています。
警察や消防によりますと、石油製品を精製する作業中に火が出たとみられるということで出火原因を詳しく調べています。
現場は工場などが建ち並ぶ臨海部で、この事業所は燃料油の精製のほか石油化学製品や潤滑油などを製造しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20240702/1080023510.html
7月2日17時9分に産経新聞からは、脚にやけどした従業員は熱油を浴びていたなど、下記下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時半ごろ、千葉県市原市姉崎海岸にある出光興産の製油所から「油が漏れて引火した」と119番通報があり、地元消防などが消火に当たった。
同社千葉事業所などによると、出火したのは潤滑油を生産する施設。
20代の男性従業員が脚に熱い油を浴びてやけどし、病院に搬送された。
https://www.sankei.com/article/20240702-KSFUGULC2NMR5HTMOBSLZJWIRM/
2024年7月1日16時1分にYAHOOニュース(河北新報)から下記趣旨の記事が、顔の前面が破壊されたレントゲン写真付きでネット配信されていた。
クマの市街地への出没が頻発し、その脅威は私たちの身近に迫っている。
クマによる外傷はどれほどの衝撃で、被害に傾向はあるのか。
昨年、全国最多の負傷者を出した秋田県で、けがの程度が重かった20人分の症例を分析した秋田大病院高度救命救急センター(秋田市)の中永センター長に聞いた。
中永センター長:
「爪と牙の鋭いクマの攻撃はすさまじく、人が受ける力は、車がつぶれる交通事故や高所からの転落に匹敵する。
患者の傷口から折れた爪が見つかるほど、クマは全力を出す。
『命に別条はない』というと大したことはないと思われがちだが、別条がないよう何とか治療しているのが実態だ。
20人の受傷部位は顔が9割、頭部が6割を占めた。
鼻や頬など顔面の骨折も半数いて、一撃で「バキッ」と複数の骨が折れる。
3人は眼球が破裂した。めくれた顔の皮膚を戻したり、現場に落ちた鼻を付け直したりしたケースもあった。
気管損傷は特に危険で、チューブを入れて気道を確保する処置をした。
襲われる場所は従来、ほとんどが山間部だったが、都市部での被害が急増している。
20人のうち、市街地と田畑を併せた生活圏は7割以上に及び、いずれも7~11月に集中。
中でもピークは10月(6人)だった。
傷が治っても、被害者の多くは長い間、心身にダメージを負い続ける。
傷口からの感染症や骨髄炎につながるリスク、失明に加え、嗅覚が戻らないとか、唾液や涙が止まらなくなるといった後遺症が問題となる。
■望ましいのはフルフェースのヘルメット
心的外傷後ストレス障害(PTSD)も見られる。
20人は大半が生活圏にいて、農作業(6人)や散歩(5人)、仕事(4人)の最中だった。
自宅近くなどで遭遇した人ほどショックは大きく、長期にわたる影響を調べる必要がある。
被害を防ぐには、出没情報が出た時は山に入らないことが大前提。
遭遇時は撃退スプレーなどを使う余裕もないとみられ、いかに頭部を守るかが重要だ。
望ましいのはフルフェースのヘルメットだが、農作業中なども帽子のようにかぶりやすく、衝撃を和らげる製品の開発に期待したい。
今年の負傷者に、かがんで手で頭部を覆う姿勢を取り、クマから頭を守ることができた例もあった。
こうした心構えも大切だ。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/da120e698b5c58a42c2fb1be2245970d75b7c1d5
2024年6月30日付で新潟テレビ21から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後、弥彦村の弥彦総合文化会館の配管工事現場で爆発が起き、作業員1人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、警察は、死亡したのは、新潟市南区の35歳の男性と判明しました。
この事故は29日午後、「ピット」と呼ばれる配管が集中している空間で爆発が起き、現場で工事をしていた作業員が巻き込まれ1人が死亡、1人が重いやけどで長岡市内の病院に搬送されました。
また、2人が軽傷です。
警察によりますと、亡くなったのは、新潟市南区の会社員 富樫さん(35)と判明しました。
また重傷者は20代の男性で、新潟市内の病院で治療中だということです。
弥彦村によりますと、弥彦総合文化会館は6月6日からトイレと空調の改修工事のため休館していて、事故当時、利用者や職員は施設内にいなかったということです。
警察と消防は爆発の原因など調べを進めています。
7月1日18時42分にYAHOOニュース(新潟テレビ21からは、工具で配管切断中に爆発が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、6人で作業に当たっていました。
消防によりますと、作業員が工具で配管を切断しているときに爆発が起きたとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4e2de94ef905d9169d10a35e0089a5b7c3b7ef0
7月1日16時11分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、死亡した男性の死因は多発性外傷だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した35歳の作業員の死因が全身を強く打ったことによる多発外傷と判明しました。
また、救急搬送された3人のうち20代男性1人がやけどを負い重傷です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a8152f79ee53ec9294160dd4302b2f9b41800d
7月5日11時59分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、ガスが停まっていない状態で電動工具を使ってガス管の撤去作業を行っていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
村によりますと、1階トイレの床下の配管が集中するピット内ではガス管の撤去作業が行なわれていました。
消防によりますと、富樫さんはピット内で意識がない状態で発見され、近くには切断されたガス管が発見されています。
その後の関係者への取材で、事故当時、配管のガスが止まっていない状態で作業していたとみられることがわかりました。
また工事では、電動工具が使われていたということです。
警察はガスに引火した可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb45d0963bc8be72e5820a23fa0483462706201
2021年9月19日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正9として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11927/
(2024年7月7日 修正9 ;追記)
2024年6月28日14時0分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、事故調査部会の報告書がまとまった、重軽傷者は12人、逆走防止のため取り付けた車輪などが加速度を増大させた可能性大、身構えることを徹底させるよう国交省に意見具申したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の事故調査部会は24日、車両の「ホイールキャリア」や乗客の「乗車姿勢」が原因とする報告書をまとめました。
この問題は富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」で、2020年12月から21年8月にかけて乗客が首の骨を折るなどの事故が12件相次ぎ、12人が重軽傷を負ったものです。
国土交通省の事故調査部会によりますと、事故が起きた車両はすべて、逆走事故の対策として2019年11月以降に順次、導入が進んでいた新しい「ホイールキャリア」の車両でした。
「ホイールキャリア」とは、車両の車輪などが付いた機械部分のことです。
調査部会は「浮き上がり防止車輪」を従来の1個から2個に増やした新しい「ホイールキャリア」と、「ド・ドドンパ」のみに採用されていた「空気入りタイヤ」が乗客の頭部に作用する加速度を増大させた可能性が高いとしています。
また、負傷した乗客の多くは高さ49メートルの大型ループ付近で痛めたと申し出ていて、ダミーを使い衝撃度合いを検証した結果、この辺りで体を下向きに押す力と頭を下に向かせる力が同時にピークとなっていました。
その上で、医学系専門家の見解では、身構えて首に力が入った状態であれば骨折するような事故にはなりにくいと考えられ、乗車姿勢などが関係する可能性も否定できないということです。
このため専門部会は、負傷した乗客はいずれも事故の際に身構えられておらず、施設側が案内する乗車姿勢をとっていなかった可能性が高いとしています。
これらを踏まえ、報告書では安全な乗車姿勢を保ち、身構えることの注意喚起を乗客に徹底するよう、コースターの所有者に周知することなどを国土交通省に対して意見しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/258b474383ec3fe3d510f385620f911ed3513e86
6月28日14時27分にNHK山梨からは、けがした12人のうち5人は前傾姿勢だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、事故が起きた車体は乗客の首に垂直にかかる力と前に押し出す力のピークがそろっていたことに加え、揺れの周波数の影響で首への負荷が増えたと考えられるとしています。
さらに、けがをした12人のうち5人は前かがみやうつむいた姿勢だったと話していて、乗車前に呼びかけられていた背筋を伸ばして下を向かないなど安全な姿勢で身構えられていなかったことも原因と考えられるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240628/1040023634.html
6月28日19時30分に朝日新聞からは、安全姿勢は看板や放送で案内されていた、機体の揺れと頭の揺れが共振し増幅したことも原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、ド・ドドンパの安全姿勢は看板や放送で案内されていたと指摘。
頭をヘッドレストにつけ正面を向き、下を向かないなどの内容だった。
だが、負傷者は案内通りの姿勢を保持していなかったと指摘。
姿勢を保持していれば、首に力が入り、動きを予測して身構えることは可能だったとした。
その上で、安全な姿勢を保持し、コースターの動きを予測して身構えることの注意喚起の徹底について、国交省が遊園地に周知するよう求めた。
原因については、機体の揺れと頭の揺れが共振し、増幅したことも指摘している。
https://www.asahi.com/articles/ASS6X355HS6XUZOB008M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
6月28日14時1分に毎日新聞からは、当初2個だったパンク対応車輪を逆走防止対策で4個に増やしたため重量増加で加速度が増した、高速を出すための空気入りタイヤも頭部への加速度が増えた一因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によるとド・ドドンパは、当初はパンク時に車両が浮くのを防ぐ車輪が1両につき2個付く構造だった。
逆走事故対策として19~21年にかけ、浮き上がり防止車輪を4個にする改修をしていくと事故が発生。
車重の増加などが頭部への加速度を増す原因になったとみられる。
ド・ドドンパが高速を出すため空気入りタイヤを採用していることについて、一般的なジェットコースターは空気を入れないウレタン製タイヤが使われているため頭部への加速度が増大しにくいとも指摘した。
https://mainichi.jp/articles/20240628/k00/00m/040/148000c
6月28日14時5分にYAHOOニュース(時事通信)からは、負傷者はいずれも逆走防止用に車輪を増やした車両に乗っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書などによると、ド・ドドンパは17年の開業直後に起きた逆走事故を受け、車両の逆走防止用タイヤを増やす改良を進めており、負傷者はいずれも新型車両に乗っていた。
報告書は、新型車両では縦方向の振動の間隔が乗客の頭部の揺れとほぼ一致して、首により強い負荷がかかるようになったと結論付けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaf9a77bc6f2bd231d5c9b4d27f8bb169b7ddabc
(ブログ者コメント)
報告書で負傷者が12人とされている件については、下記記事参照。
(2022年1月9日19時49分 読売新聞)
同園は6日、客から同園の相談窓口に寄せられた負傷申告の調査結果を公表した。
同園がこれまでに「負傷が園内の遊戯施設に起因する可能性がある」としたのは、ド・ドドンパの利用客12人と、他機種の利用客3人の計15人となった。
相談窓口は昨年8~10月に設置され、176件の負傷申告があった。
これについて、同園が来園歴や医師の診断書などを精査した。
15人のうち、6人は胸や首の骨折で治療期間30日以上の重傷といい、いずれもド・ドドンパの利用客だった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220106-OYT1T50262/
2024年6月28日21時30分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県名護市安和(あわ)の国道で28日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に対する抗議活動をしていた女性がけがを負い、警備中の男性が死亡した事故で、県警名護署は同日夜、亡くなったのは名護市の警備員、宇佐美さん(47)だったと明らかにした。
抗議活動をしていた那覇市の無職女性(72)は足の骨を折る重傷だった。
捜査関係者によると、現場は辺野古移設工事に使う土砂を搬出する安和港の近く。
土砂を搬入するダンプカーに抗議するため車道に出た女性を宇佐美さんが止めに入り、その際、左折したダンプに2人とも巻き込まれた可能性もあるとみて、事故に至る詳しい経緯を調べている。
土砂の搬出港付近では、プラカードを持ってダンプカーの前をゆっくりと横断する「牛歩」を行い、土砂の搬入を遅らせようとする市民もいる。
ダンプカーにはねられた女性が「牛歩」を行っていた可能性もあり、名護署が周辺の防犯カメラの確認を進めている。
https://www.sankei.com/article/20240628-L42IFIXAUVJ6RCDHHJCMIU3WWM/
6月28日13時54分にYAHOOニュース(琉球放送)からは、移設工事に従事しているダンプ運転手が取材に対し、1年ほど前に警備会社が変わり、搬入のスピードアップを図って無理な誘導が増えていたなどと話したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
辺野古移設工事関連のダンプトラックと警備員の男性が接触し、男性が死亡、70代女性がけがをした事故。
現場そばの名護市・安和港では、工事が進む辺野古沖へ石材を運ぶ船への積み込み作業が日々行われることから、搬入がある時間帯には移設工事に反対する市民らが抗議活動を行っている。
RBCでは、普段この工事で石材の搬出に従事し、今回の事故直後の現場を見たダンプトラックの運転手に話を聞いた。
辺野古移設工事に従事する運転手 :
「(港への)搬入は朝7時から11時ごろがピーク。現場の安和港には150台ほどが1日に出入りする。
警備員は通常5人から6人で、今日も同じくらいだった」
「現場には移設工事に抗議する人が4人ほどいた。トラックは10トントラック。
出口付近は通常徐行で国道に向かって左折し、鉱山に新しい土砂(石材)を積みに行く」
この運転手は、日々危険を感じることがあったと証言した。
運転手 :
「1年程前に警備会社が変わり、土砂搬入のスピードアップを図って無理な誘導が増えていた。いわゆるヒヤリハット事例が何度もあった」
この運転手が、事故当時の様子を目撃した別の運転手から話を聞いたところ、ダンプトラックは「何かに乗り上げたような動きをしていた」そうだ。
そして、この事故は「起こるべくして起こった」と話す。
運転手 :
「工期のスピードアップの指示が上からあったようで、危ない事案が増えた。
ただ、事故の責任は運転手が問われるということで、大半の運転手は無理な誘導に従っていなかった」
「人がまだいるのに進行させるため、事故になりそうなことが何度もあった」
警察は、「ダンプトラックが左折する際に、道路上にいた2人を巻き込んだ」と発表していて、今後さらに詳しく事故原因を調べるものとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4203390c1912192e9024d79788e99d7c441ebe12
6月29日5時56分に沖縄タイムスからは、「ダンプは別の警備員から発進合図を受けた?」などと記された事故時の状況図がネット配信されていた。(記事本文は転載省略)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1387455
(2024年7月11日 修正1 ;追記)
2024年7月11日6時7分にYAHOOニュース(デイリー新潮)からは、抗議のため車道に出た女性を警備員が制止しようとし、それを見ていた別の女性が飛び出そうとして警備員と言い合いになり、その時にダンプに巻き込まれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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現地では基地移設反対を唱える人々が集まり、通過するダンプの台数をカウント。
さらには車道をのろのろと横切ることで工事を遅らせる“牛歩”戦術が繰り広げられてきたのだが、
「今回の事故は、土砂を搬出するダンプカーに抗議しようと女性が車道に出たため、現場で警備にあたっていた民間警備会社の47歳男性が制止しようとしました。
それを見ていた別の72歳女性が飛び出そうとして男性と言い合いになり、左折してきたダンプカーに巻き込まれてしまった。
男性は頭部破裂で死亡、言い争っていた女性は足を骨折する重傷を負っています」
(沖縄県警担当記者)
牛歩を展開している「本部町島ぐるみ会議」に聞くと、
「牛歩は5、6年前から行っています。
ゲートから出る時に一時停止するダンプの前を、手を上げてゆっくり渡る。
終わったら1台出すという、お互いのルールで、安全に続けてきました。
ところが最近は、1台出したら警備員が続けて2台目も出そうとする。
危なくて抗議していたところです」
そう主張するのだ。
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「週刊新潮」2024年7月11日号 掲載
https://news.yahoo.co.jp/articles/a88709bcf7d95e860a668c925730b1fa4d6d1131
7月10日16時25分に産経新聞からは、事業者側から何度もガードレール設置要請があったが県は認めなかった、ダンプ阻止行動は条例違反という看板を設置していたが市民からの反対意見で撤去していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県北部土木事務所などによると、牛歩による抗議活動が行われてきた名護市安和(あわ)の国道では令和4年12月以降、事業者側から何度もガードレールの設置を求める要請があった。
事業者側からは費用を負担するのでガードパイプを設置させてほしいという要請もあった。
だが、県は「歩道であることからガードレールを設置する予定はない。事業者によるガードパイプの設置は歩行者の横断を制限することになる」として認めなかった。
県は昨年2月17日、隣接する本部町の本部港塩川地区に「大型車両の往来を妨害する行為」などについて、県港湾管理条例で定める禁止行為に該当する旨を明記した警告看板を2枚設置。
禁止行為を行った場合は「条例に基づき過料を処することがある」と警告した。
しかし、市民から「なんで過料を科すのか」などと「厳しい意見」が寄せられたといい、県は現場を確認したうえで「状況は危なくない」と判断。
昨年5月2日に撤去したという。
https://www.sankei.com/article/20240710-KE7OGDNCAJJDVJLVRFMFKJJZWI/
2024年8月13日12時11分にNHK沖縄からは、効率アップのためこれまで1台ごとの搬出を2台同時に行っていた、数ケ月前から警備員の誘導が強引になっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダンプカーの運転手たちの労働組合などが、沖縄防衛局に対し、「効率を上げるためこれまで1台ごとの搬出を2台同時に行ったことが原因だと考えている」などと指摘し、安全管理の徹底を求めました。
そして、メンバーの1人が「数か月前から警備員によるかなり強引な誘導が行われていた」と指摘し、ほかのメンバーも「誰が2台出すよう指示したのか」と質問しました。
これに対し、防衛局の担当者は「事故につながるような指示は一切していない」とした上で、「抗議活動をしている人に、工事車両の前に飛び出さないよう必要な警告を行うなどの対応をしてきた」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20240813/5090028961.html
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、オール沖縄会議のHPに、一昨年末に警備会社が、今年2月に元請けが変わったためかダンプ誘導が強引になっていたなど、下記趣旨の記事がダンプ2台、警備員3人、市民3人の位置解説図付きで掲載されていた。
ただ、死亡した警備員以外の警備員2人の動きについては記されていない。
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第1.事故の背景
2018年12月以来、警備会社・事業者・抗議者の間で、「抗議者が出口前を片道を歩いたらダンプを1台出す」、「右側、左側とダンプを交互に出し、同じ側から2台連続して出さない」、「抗議者はダンプ運転手に手をあげて合図をしてから歩き始める」等の「暗黙のルール」ができていた。
抗議行動は安全に配慮して行われてきたので、これまで大きな事故も起こらなかった。
しかし一昨年末、警備会社が変わり、今年2月頃から工事の元請業者が変わったためか、ダンプの誘導方法が強引になり、「2台出し」や、抗議者が渡り終えていないうちに見切り発車のようにダンプを出すなど、危険な状態が発生するようになった。
今年1月から3月にかけて、桟橋出口の国道で、ダンプと一般車両の交通事故が4件、立て続けに起こっていることも、ダンプの出し方が強引になったことと無関係ではないと思われる。
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第2.事故の経過
1.事故発生時、安和桟橋出口には負傷したAさん、一番近い目撃者である B さん、そしてCさんの3名の市民がいた。
同じ側のダンプが連続して出る危険な「2台出し」が行われたので、最初に B さんが、「ルールを守れ」と、抗議に歩きだそうとしたが、亡くなられた警備員Uさんに制止された。
しかし、B さんの抗議により、ダンプは車両乗入部の出口と国道車道部の中間地点で停止した。
ダンプの台数記録のために後ろにいたAさんも抗議しようと立ち上がり、ダンプに近づいて抗議したが、移動した警備員U さんに制止された。
そこに発進してきたダンプにUさんとAさんが巻き込まれた。
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2024年6月27日15時1分にYAHOOニュース(HUFFPOST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電動アシスト自転車、充電式掃除機、スマホ、PC……。
これらに搭載されたバッテリーが突然発火する事故が相次いでいます。
【動画】電動自転車のバッテリーが充電中に爆発…。一度は見てほしい“恐ろしさが伝わる”実験映像がこれだ
原因は、リチウムイオンバッテリーが「非純正」であること。
ネットでも簡単に取り寄せることができますが、なかには建物が全焼する火災になったケースもありました。
NITE(製品評価技術基盤機構)が公開した実験映像には、電動アシスト自転車のバッテリーが充電中に「爆発」する様子が映っていました。
■建物全焼14件、人的被害13件
NITEの発表資料によると、2014~23年の10年間に発生した「非純正バッテリー」による事故は計235件。
最も多いのは、「充電式電動工具」(103件)で、「充電式掃除機」(97件)、「スマホ」(12件)、「ノートパソコン」(12件)、「玩具」(4件)、「電動アシスト自転車」(3件)、「その他」(4件)の順となっています。
また、235件の事故のうち、97%にあたる227件が火災でした。
そのうち、建物の全焼につながった火災は14件に上り、バッテリーから噴出した炎でやけどをしたなどの人的被害も13 件発生しています。
事故が発生した際の状況は、「充電中」が182件と最も多く、「保管中」が26件、「使用中」が10件などと続きました。
また、事故発生時の非純正バッテリーの使用期間は「1年未満」が125件と、半数超を占める結果となりました。
実際に起きた事故は次の通りです。
「兵庫県で2019年4月、ネット通販で購入した電動アシスト自転車用のバッテリー(非純正)を充電していたところ、出火し、床を焼損した。
非純正バッテリーの内部で短絡が生じ、異常発熱したものとみられる」
「兵庫県で2023年9月、ネット通販で購入した充電式掃除機用のバッテリー(非純正)を掃除機に取り付けたまま保管していたところ、突然作動するとともに出火した。
非純正バッテリーの安全保護装置が異常発熱し、出火したものと考えられる」
■非純正では補償を受けられない可能性
また、NITEが公式YouTubeに投稿した実験映像を見ると、火災に発展した際の恐ろしさが伝わってきます。
非純正バッテリーを充電中、突然白い煙と炎が吹き出します。
一度おさまりかけましたが、再び爆発を起こしたように炎が勢いよく吹き出し始めました。
その様子は、まるで「火炎放射器」を噴射したかのように見えます。
バッテリーには可燃性の電解液が含まれているため、一度発火すると、大きな火災に発展する恐れがあります。
事故のリスクを減らすには、安全保護装置の適切な設計や品質管理が不可欠ですが、非純正バッテリーは異常発生時に安全保護装置が作動しないこともあります。
なかには、電池内部に異物が混入していたり、電気回路の部品に不良品が使われていたりする製品があるほか、純正バッテリーで事故を起こした場合、機器本体のメーカー側から対応や補償を受けられない可能性があるといいます。
NITEは、「非純正バッテリーは純正品に比べて低価格のものも多いですが、これらの中には高リスクのものが潜んでいます。機器本体のメーカーとは無関係の事業者から販売されているものは、通常の使用であっても事故が起きる場合があります」と呼びかけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/883fe7d53ce942aea6e8f6b6a525e942b441f73f
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。