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2017年5月15日15時39分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日9時52分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎市の踏切で電車にはねられ2人が死亡した事故から、15日で1か月。
鉄道会社は、踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンの使用を呼びかけるとともに、踏切の中にとどまった人を検知しやすい最新型の検知装置の設置を進めている。
4月15日、川崎市川崎区の京急線の踏切で中に入った77歳の男性と救助に向かった銀行員の男性(52)の2人が、電車にはねられ死亡した。
この事故では、踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンは使用されず、設置されていた障害物の検知装置も自動車の大きさを対象にしていたため、2人を検知できなかった。
このため、京急電鉄は通りがかった人が非常ボタンを見つけやすくするために、ボタンの位置を示す看板や表示を新たに設置したり、踏切内に人がとどまっている時は速やかにボタンを押すよう車内アナウンスで呼びかけたりする取り組みを始めた。
さらに、踏切内の人を検知しやすい最新型の障害物検知装置の設置も進めていて、来年3月までに6か所に増やす計画だ。
京急電鉄の岩切課長は、「亡くなられた方のご冥福をお祈りし、いっそうの安全に努めたい。ただ、最新の検知装置も100%、人を検知できるものではなく、異常を見つけたら踏切の中に入らず、非常ボタンを押して欲しい」と話していた。
国交省によると、平成27年度に全国で起きた踏切事故は236件で、前の年度に比べると12件減るなど、減少傾向が続いている。
これは、踏切の統廃合や立体交差化が進んで踏切が減少していることや、障害物検知装置の設置が進んでいることなどの効果とみられている。
一方、27年度に全国で踏切事故で死亡した人は前の年度より9人増え、101人にのぼるなど、毎年100人前後で推移している。
特に最近は、高齢者の歩行者が死亡するケースが目立っている。
27年度までの5年間に踏切事故で死亡した479人のうち、60歳以上が半数以上の252人、80歳以上が79人と、およそ16%を占めている。
国交省によると、高齢者の事故原因として、歩行速度が遅く渡り切れないケースや、踏切内の段差や隙間に足やカートの車輪が引っかかって転倒するケース、それに遮断機が下がって踏切の中に閉じ込められても棒を持ち上げたりくぐったりできずに外に出られなかったことなどがあげられるという。
このため国土交通省は、鉄道会社や自治体に対し、長い踏切には歩行者用の避難場所を設置することや、踏切内の段差や隙間の解消、それに脱出が容易な屈折できる遮断機の導入などを呼びかけている。
踏切にある非常ボタンは、押されると線路上の信号機が赤く点滅し、周辺の列車の運転士に異常をしらせるもので、踏切の手前で列車を停止させることが可能だ。
京急電鉄では、非常ボタンは90ある踏切すべてに設置されているが、存在を知らない人も多く、事故でも使用されるケースはあまりないため、適切な使用が課題になっている。
このため京急電鉄では、非常ボタンの存在をより目立たせようと、看板の位置を示す文字を大きくして赤色にしたほか、英語の表記も加えることにしている。
京急によると、現在はボタンのカバーに「非常ボタン」と表示され、「強く押す」と書かれている。
ここに、電車のイラストや「ボタンを押す指」のイラスト、「STOP」「Emergency button」といった英語表記を加えるなどし、外国人にもわかるようにする。
反射ステッカーを使い、夜でもボタンが目立つようにするほか、「非常ボタンはこちら」などと矢印で表示した案内板も設置することにしている。
さらに、事故の後、新たに車内アナウンスやホームの電光掲示板などで「踏切内に閉じ込められた人や車を発見した際は非常ボタンを押してください」という呼びかけを始めた。
今後、利用者に実際に非常ボタンを使用してもらう体験会も開いていきたいとしている。
京急電鉄は、踏切内で異常を見つけた際は、ためらわずにボタンを押して欲しいと呼びかけている。
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
また、踏切事故を防ぐために、全国の踏切で障害物検知装置の設置が進められているが、検知技術の向上が課題となっている。
全国でもっとも多く設置されている検知装置は、赤外線で踏切内の自動車の大きさ以上のものを検知するもので、歩行者は、光を遮る位置にいないと検知されない。
先月、男性2人が電車にはねられ死亡した川崎市の踏切には、このタイプの装置が設置されていたが、2人は検知されなかった。
一部で導入が始まった最新型の装置は、3D技術で立体的に検知するもので、車より小さな人なども検知しやすいとされている。
しかし、踏切内に入った小動物やゴミなどに反応することを防ぐため、一定の大きさ以上のものだけを検知するよう設定しているのが一般的で、今月8日に東京・墨田区の踏切で91歳の男性が電車にはねられ死亡した事故では男性は検知されなかった。
踏切での事故が後を絶たない状況を受け、事故の遺族などから、現在の法令では障害物検知装置が検知すべき対象を自動車に限定していて人が含まれていないことに改善を求める声があがっている。
これについて国交省は、「現在の技術では、踏切に入り込んだ小動物やゴミなどを誤って検知することもあり、不要な輸送障害を起こす恐れがある。今後、技術的な動向を見守りながら、人も検知の対象に入れるか検討を進めたい」としている。
出典
『踏切事故1か月 最新検知装置増』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056076731.html
『非常ボタンぜひ使って 京急、踏切事故受けデザイン変更』
http://www.asahi.com/articles/ASK5D44XZK5DULOB00H.html
(ブログ者コメント)
〇NHK報道では、文字情報としては掲載されていないが、踏切内障害物検知装置に関し、音声による以下の説明があった。
一部で導入が始まった最新型の装置は、3D技術で立体的に検出することができ、車より小さな人なども検出されやすいとされている。
さらに最新の画像認識の技術を使い、踏切に入った人の移動を検出する新たなシステムの開発も進んでいる。
東京多摩市と福岡市の企業が共同で開発を進める画像認識システム、踏切内に入った人の行動を見分けることが可能だ。
踏切内で人が倒れたりうずくまったりすると、異常と判断する。
その場合、列車を停止させる仕組みだ。
これまでに複数の鉄道会社から問い合わせや相談を受けているという。
※画像認識システムのデモ画像も放映されていたが、画像中、人が踏切内で倒れると、それまで画面上で人を囲んでいた黄枠が赤枠に変わり、ピンポン警報とともに「「踏切内非常事態発生」というアナウンスが流れていた。
〇川崎市の事例は下記参照 。
『2017年4月15日 神奈川県川崎市で踏切内にいる高齢者を引き戻そうとした銀行員が2秒後に一緒にはねられて死亡、非常ボタンあれど誰も押さず、高齢者は自殺志願だった模様』
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7020/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7047/
5月16日2時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
川崎市の京急線八丁畷駅近くの踏切で男性2人が電車に轢かれ死亡した事故は、15日で1カ月が経過した。
・・・・・
路線バスの誘導員として現場の踏切前で4年ほど前から働いている男性(65)は、事故当時、休憩中だったが、「もし周囲に人がいたなら、ボタンを押してほしかった」と悔やむ。
自身も、踏切内で酒に酔った人が倒れているのを見つけ、押した経験がある。
「泥酔者はすぐに立ち去ってしまったが、係員に事情を説明し、数分で(電車は)復旧した」と振り返り、こうも指摘した。
「意外とボタンが固くて、3回ほど試してやっと押せた」
【親指で体重かけ】
「戻らなくなるまで強く推して下さい」との注意書きがある非常ボタンは、どれほどの固さなのか。
京急電鉄を訪れ、訓練用線路に設置されている非常ボタンを実際に押してみた。
20代の女性記者が人差し指で押してみたが、力を入れてもなかなか凹まない。
親指に変え、ほかの指で非常ボタンの外枠をつかむようにして体重をかけると、ようやく押せた。
京急の担当者は「誤作動防止などで、ある程度の固さがある」とした上で、「女性やお年寄りには少し固いかもしれない。親指を使い、ガチャンと音がするまで中に押し込んでほしい」と説明する。
ただ、タイミングによっては、非常ボタンを押しても間に合わないケースもある。
担当者は、「ボタンを押した後も決して踏切内に入らず、係員が行くまで待ってほしい」と強調する。
【賠償請求はない】
非常ボタンを押して電車を止めると、高額な損害賠償を請求されるのでは・・・。
使用をためらう理由として、そんな声もあるというが、担当者は「いたずらを除き、非常事態で押された場合に損害賠償を求めることはないので、安心してほしい。監視カメラもあるので、後からでも状況は確認できる」と呼びかける。
出典
『川崎・京急踏切事故1カ月 非常ボタンの周知強化』
http://www.kanaloco.jp/article/251177
(ブログ者コメント)
〇誤作動防止などの理由で押すのに力が要るようにしているということだが、それならカバーをつければ済む話しではないだろうか?
緊急時に、一度も押したことがない人が押して固かったら、壊れているなどと思い、押すのをあきらめるかもしれない。
川崎市の事例も、誰もボタンを押さなかったということだが、もしかして、誰かが押したが押しきれなかった・・・そんなことはなかったのだろうか?
〇京急電鉄の場合、緊急時に非常ボタンを押しても損害賠償は請求されないとのことだが、他の鉄道会社でも同様なのだろうか?
ネットで調べてみたが、オフィシャル情報としては、請求があるともないとも、書かれたものは見つからなかった。
※不確実情報としては「踏切で停車中に追突され、車がはみ出したのでボタンを押したら、後で請求された」という情報があった
ただ、JR西日本HPに「踏切内で何かトラブルが起こった際は、まず非常ボタンを押してください。」とある。
そこから類推するに、JR西では損害賠償請求はないのかもしれない。
ちなみに、同じページに「押した場合は、ボタン下部に表示されている連絡先への連絡ください」とも書かれてあった。
滅多にないことだが、ご参考まで。
『非常ボタンの重要性』
https://www.westjr.co.jp/safety/crossing/cp/emergency.html
2017年5月15日11時27分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日々、どこかで耳にする「ピーポー、ピーポー」という救急車のサイレン音。
この音を生みだしたのが、大阪サイレン製作所(京都府京田辺市)だ。
赤く光る警光灯、消防車用のアルミシャッターなどの開発・製造も事業の柱。
使われる地域や社会の変化に応じて、改良を続けている。
工業用機械が休みなく動き、製品がベルトコンベヤーでどんどん運ばれている・・・。
そんなせわしない光景を頭に描いて工場に入ると、全然違っていた。
静寂の中、作業服を着た何人かの社員が手作業で部品を組み立てていた。
救急車や消防車は、大量生産される車ではない。
サイレンや警光灯といった装備の受注単位は数台分から、多くて10数台分。
使い勝手や設計に合わせてカスタマイズすることもある。
しかも、部品が多く複雑な構造なので、経験と技術がある職人でないと作れない。
「価値ある商品とサービスを提供し、社会の安全に貢献するのが経営理念。信頼性は重要です」と上岡社長(57)は話す。
創業から88年。
開発の歴史を聞いていくうちに、子どものころの記憶がよみがえった。
1932年に最初に開発したのは、消防車用のハンドサイレン。
釣り具のリールのような形状で、ハンドルをぐるぐる回すと「ウーー」と鳴る、あれだ。
昭和半ばの邦画などで見たような気がする。
現在の救急車用の「ピーポーサイレン」が開発されたのは67年。
緊急自動車への搭載が国に認められ、70年に「ウー音」からの切り替えが始まった。
72年までに、全国の救急車のサイレンがピーポー音に変わったという。
「ピーポー」音はどうやって生まれたのだろう。
きっかけは60年代、警察から寄せられたある要望だった。
「サイレンで変わった音が出せないか」
消防車やパトカー、救急車のサイレンが同じような「ウー音」では区別がつかない、という理由だったようだ。
先代の社長が欧州視察の際に聞いた緊急車両のサイレン音がヒントになり、あの独自のピーポー音ができた。
大阪や東京など大都市を中心に、サイレンの全国シェアは救急車で約5割、消防車は6~7割を占める。
ピーポー音の誕生から50年たった今でも、ユーザーからは様々な要望が届く。
最近では、「音がやかましい」「音が急に止まるとドキッとする」といった市民らの声に対応。
サイレンを鳴らし始める時は徐々に音が大きくなるようにし、止める時も次第に小さくなるようにした。
サイレンや警光灯を動かすアンプも進化し、2002年に騒音対応型が開発された。
近年は、一つのボタンで複数の機器が作動するよう改良されている。
サイレンを鳴らしながら「救急車が通ります。進路を譲ってください」「交差点に進入します。ご注意ください」といったメッセージを流すこともできる。
こうした行き届いた配慮や生命や財産を守る緊急活動を支援するという会社の使命感が、ユーザーの評価につながっている。
◇
〈大阪サイレン製作所〉
1929年、大阪市で創業した上岡製作所が前身。
現在の会社は大阪府東大阪市で56年に設立。
98年に京都府京田辺市に京都工場を開設し、2011年には本社も同所へ移転した。
従業員40人。
札幌市とさいたま市に営業事務所がある。
15年度の売上高は約15億円。
出典
『救急車ピーポー音、生みの親 全国のウー音変わった理由』
http://www.asahi.com/articles/ASK4L3G5SK4LPLZB003.html
(ブログ者コメント)
この話し、ご存知の方も多いと思うが、今回、会社名まで書かれていたので、参考までに紹介する。
2017年5月15日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
発見が難しい晴天時の乱気流による航空機事故を防ぐため、機体前方からレーザー光を放ち、進路に存在する乱気流を事前に検知する基本技術を宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した。
小型機に搭載した試験で約17.5km先の乱気流の検知に成功し、早期の実用化を目指す。
JAXAなどによると、日本周辺で1990~2012年に乗客乗員が重傷を負った大型航空機の事故の約4割に当たる35件は乱気流が原因で、多くは晴天時とみられる。
既存の航空機搭載のレーダーでは、雨雲を伴う乱気流は発見できるが、晴天乱気流はほとんど見つけられなかった。
開発した装置は重さ約150kg。
航空機前部に設置し、進行方向にレーザー光を照射。
大気中の細かい水滴やちりからの散乱光を受信し、気流に応じた波長の変化から、乱気流の有無や位置を割り出す仕組みだ。
昨年12月から今年2月、小型ジェット機に搭載し、日本近海の高度600~1万2000mで試験した。
計19回飛行した平均で、約17.5km先の乱気流を検知できると結論付けた。
大型機でも接近まで70秒の余裕が生じ、シートベルト着用サインの点灯や客室サービスの中断、進路変更が可能になる。
出典
『JAXA 晴天時、乱気流を検知 レーザー光利用、事前回避』
https://mainichi.jp/articles/20170515/ddm/041/040/104000
(ブログ者コメント)
JAXAのHPに詳しい記事が掲載されていた。
以下は、その冒頭説明文の抜粋。
『乱気流事故防止機体技術の実証(SafeAvio)』
SafeAvioプロジェクトは、2017年1月14日から2月10日までの期間、乱気流事故防止システムを実験用小型ジェット機に搭載し、晴天乱気流検知性能を確認する飛行実証試験を行いました。
・・・・・
「乱気流事故防止機体技術の実証(SafeAvio)」では、これまで検知が不可能だった晴天乱気流を検知できる、航空機搭載用のドップラーライダーを開発し、パイロットへ乱気流情報を提供する「乱気流事故防止システム」を飛行実証します。
・・・・・・・
http://www.aero.jaxa.jp/research/star/safeavio/
2017年5月5日18時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日17時23分にテレビ朝日から、5月16日9時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時10分ごろ、福岡市中央区荒津の沖合で「マストが折れた船舶が旋回している」と海保に通報があった。
海保によると、長崎県壱岐市の壱岐郷ノ浦港所属の貨物船第28壱岐丸(160トン、乗員3人)が近くの防波堤に衝突した。
機関長のKさん(61)=壱岐市=が機関室で血を流して倒れ病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
海保は、衝撃で体を打ち付けられたとみている。
男性船長(64)と男性乗組員(58)も、頭を打撲したり歯を折るなどのけがをしたが、命に別条はないという。
船首が破損したが、油の流出は確認されていない。
船長は調べに「居眠りをしていた」と説明しているといい、業務上過失致死の疑いがあるとみて調べる。
船の所有会社によると、午前9時45分に壱岐郷ノ浦港を出て、午後1時ごろに福岡市中央区の博多漁港に着く予定だった。
船長、機関長ともに乗船歴20年以上のベテランという。
出典
『貨物船が防波堤に衝突、1人死亡 船長「居眠り」と説明』
http://www.asahi.com/articles/ASK5H5D75K5HTIPE02B.htm
『貨物船が防波堤に衝突 機関長の男性死亡 福岡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000100801.html
『防波堤に貨物船衝突…機関長死亡、2人けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170516-OYT1T50016.html
2017年5月15日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月14日23時52分と5月15日20時3分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時50分ごろ、山梨県丹波山(たばやま)村の小室川で、県警ヘリコプター「はやて」が、遭難した男性を引き上げる救助活動をしていたところ、現場の急斜面に石や樹木が落下した。
男性は意識不明の状態で救出され、甲府市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。
右肩を骨折しており、落下した石などが直撃したとみられる。
救助のために近くにいた上野原署員と、ヘリから下りてきた県警救助隊員の2人も、落石などでけがをした。
ともに軽傷とみられる。
県警は、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査を始めた。
県警地域課によると、死亡したのは横浜市在住の40代男性とみられる。
男性が使っていた車が同村内の林道で見つかり、県警上野原署が同日午前9時から小室川付近を捜索していた。
男性は救助前、駆け付けた同署員に「左足首をけがした」と訴えており、応答できる状態だったという。
県警によると、ヘリは現場上空でホバリング(空中停止)中で、斜面では地域課山岳救助隊と同署員計8人が救助していた。
風の影響を避けるためヘリがホバリングの位置を変えた後に落石が起きたという。
事故の経緯について県警は、「石や樹木が現場に落下した原因や男性に当たったかどうかは捜査中」としている。
生活安全部の鶴田部長は、「救助活動中に遭難者が亡くなったことは誠に残念。原因を早急に解明したい」とコメントした。
救助関係のヘリが起こした事故では、2010年7月、埼玉県の防災ヘリが転落した女性を救助中に墜落し、搭乗員のうち5人が死亡。
今年3月、長野県の消防防災ヘリが救助訓練中に墜落し、消防隊員ら搭乗員9人全員が死亡した。
出典
『男性死亡 ヘリ救助中 落石、警察官2人ケガ 山梨・丹波山』
https://mainichi.jp/articles/20170515/ddm/041/040/111000c
『県警ヘリが救助の男性死亡…風圧で石当たる?』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170514-OYT1T50133.html
『ヘリ救助中に死亡「ローターの風圧の影響調査」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170515-OYT1T50065.html
5月15日 4時18分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後0時半ごろ、山梨県丹波山村の山の中を流れる川の斜面で、足首のけがを訴える男性を通報を受けた警察官が見つけた。
男性が自力で歩けないことなどから、山梨県警察本部が午後2時前、警察のヘリコプターで救助活動を行っていたところ、樹木や石が地上にいた男性と警察官の周辺に落下してきたという。
男性にはヘルメットがかぶせられるなどしていたが、警察官が直後に状態を確認した際には、男性は意識不明になっていたということで、搬送先の病院で死亡が確認された。
出典
『山梨県警ヘリ救助で男性が死亡 落下した樹木や石が当たったか』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170515/k10010981591000.html
5月16日18時28分にNHK山梨からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が死因などを詳しく調べた結果、胸を強く打って死亡したことが分かった。
警察は、落ちてきた石や樹木が男性に当たったとみて、落下の原因などを詳しく調べている。
この事故では、国の運輸安全委員会が15日から調査官2人を県内に派遣し、事故原因の調査を行っていて、16日は調査官たちが甲府市の県警察本部を訪れた。
運輸安全委員会は、事故当時の気流の状況やその影響などを詳しく調べ、事故原因を分析することにしている。
出典
『ヘリ救助中に死亡 死因は胸強打』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1043416231.html
2017年5月12日10時14分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県佐伯市で磯釣り中に海へ転落し、約70分漂流した男性(62)の奇跡の救出劇があった。
救命胴衣を着用、波が荒れ漁を中断した帰港中の船が発見という、基本動作と偶然が重なったためだが、生死の最大の分かれ目は「浮力のあるクーラーボックスを抱えていた」ことだ。
佐伯海上保安署は、「自らの力で泳ごうとして体力を使うよりも、『浮くこと』を考えて体力を温存させて救助を待つことが何よりも大切だ」と強調している。
出典
『海転落 男性、漂流70分 クーラーボックス命救う』
https://mainichi.jp/articles/20170512/k00/00e/040/219000c
(ブログ者コメント)
海に落ちた場合、浮力確保のため、蓋をしたクーラーボックスとかペットボトルが効果ありとは、しばしば耳にするところだが、実際にそれで助かったという報道は珍しいと思い、紹介する。
2017年5月12日5時50分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
「カラス侵入禁止」。
そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。
岩手県大槌町にある東大の研究施設は、春になるとカラスに「警告文」を出す。
研究者が放つ奇策だ。
今年で3年目、東大が連勝している。
4月中旬の午後、大槌湾に面した「東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター」の1階で、佐藤克文教授(動物行動学)がパイプや窓枠に紙をつるしていた。
パイプ周りの断熱材は、むしられてボロボロだ。
「カラスが巣作りで持っていきました」。佐藤教授は苦笑いする。
センターは世界的な海洋研究の拠点として、1973年に前身がオープンした。
だが、震災の津波は3階建ての最上階まで到達した。
その後、3階だけ仮修復したが、1、2階はがれきの撤去後、物置になった。
佐藤教授によると、カラスの被害が目立ち始めたのは15年春。
むき出しになった1階天井のパイプの断熱材がむしり取られ、羽根やフンが落ちるようになった。
津波で周囲の住宅が壊滅して人影が消え、センターも扉や窓がなくなった。
このため、カラスが繁殖期に建物に入り込み、巣作りの材料として断熱材を「拝借」するようになったらしい。
センター職員から相談を受けた佐藤教授も決定打がなく、知人で「カラスの専門家」の宇都宮大「雑草と里山の科学教育研究センター」の竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、「警告文を出してみては」とアドバイスがあった。
佐藤教授は「冗談だろう」と思ったが、試しに警告文をつるしてみると、カラスはすぐ来なくなった。
一時的かと思われた効果も長続きした。
竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。
「不思議に思って、みんな空を見るでしょ」
佐藤教授は、今年も数10枚の警告文を建物にぶら下げた。
津波の痕跡が生々しいセンターの頭上を数羽のカラスが飛び交うが、スタッフや学生は出入りの際、ちらちらと空に目をやる。
「見る人が増えれば増えるほど効果が上がる。お気軽にお越しください」
出典
『「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設』
http://www.asahi.com/articles/ASK4L2VWFK4LUJUB003.html
2017年5月16日16時7分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京急電鉄は16日、横浜市鶴見区の京急線生麦駅構内で12日に発生した架線切断の原因について、架線上部にあった駅舎床下の排水管が清掃作業中に破損し、隙間から垂れ下がった清掃機の先端が架線とはりに接触したため、ショートして切れたと発表した。
同社によると、断線は12日午後6時35分ごろ、同駅上り線で発生。
電車のパンタグラフに接するトロリ線をつり下げていた吊架(ちょうか)線が切れた。
約3時間20分にわたって運転を見合わせ、約8万5000人に影響が出た。
同駅は橋上駅舎で、グループ会社の清掃業者が同日午後6時25分ごろから、駅舎床下の排水管の詰まりを取るため、先端が棒状の清掃機を使って作業。
その際、排水管を破損させ、清掃機の一部が銅製の吊架線と鉄製のはりに接触し、ショートして断線したという。
吊架線は垂れ下がり、線路と接触したため停電した。
上り線の特急列車が駅の約300m手前で停止し、乗客約400人が線路上を歩いて避難した。
京急線では、橋上駅24駅中11駅が同様の構造になっており、緊急対策として吊架線に防護管を設置し、排水設備の移設などを進める。
出典
『京急架線切れ、原因は清掃機の接触 詰まり除去作業で排水管破損』
http://www.sankei.com/affairs/news/170516/afr1705160021-n1.html
5月16日19時14分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京浜急行生麦駅(横浜市鶴見区)構内で、12日、架線が切れて一部区間で3時間余り運転を見合わせたトラブルで、京急は16日、駅舎床下の排水管を清掃作業員が破損させ、清掃器具が架線に触れてショートしたことが原因だとする調査結果を発表した。
京急によると生麦駅は橋上駅舎で、架線切れがあった10分前の12日午後6時25分から、グループ会社の作業員2人が床下の排水管の清掃作業をしていた。
清掃器具はステンレス製の先端を回転させて管内部の汚れを取り除くもので、内視鏡のような形をしている。
作業員がつまりを取り除こうと器具で突いた際に管を突き破り、1.3m下にある架線(直径1.6cm)に接触。
架線はショートして切れて垂れ下がり、線路に触れたため、ブレーカーが落ちて停電した。
器具は、架線と管の間にある鉄製の梁にも接触。
電気は梁に流れたため、作業員は感電しなかったという。
作業員は、「管を壊したことはわかったが、架線に触れたことには気づかなかった」と話しているという。
出典
『京急の架線切れ、原因は清掃作業 駅舎床下の排水管で』
http://www.asahi.com/articles/ASK5J56YNK5JUTIL042.html
5月16日16時48分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日、横浜市鶴見区の京急線の生麦駅の構内で、架線をつり下げる「吊架線」と呼ばれるワイヤーが切れて垂れ下がり停電した影響で、一部の区間で3時間以上にわたって運転ができなくなった。
京浜急行は16日、トラブルの調査結果を公表した。
それによると、当時、吊架線の近くにある排水管を作業員が機械を使って清掃していたところ、誤って機械で排水管を突き破り、吊架線まで切断してしまったという。
さらに、切断して垂れ下がった吊架線が電気が流れている線路に触れてショートし、停電が起きたという。
京浜急行は、清掃作業中のトラブルを防ぐため、吊架線の上に排水管が設置されている駅については「吊架線」にカバーを取り付けるほか、排水管そのものを別の場所に移すなどして、再発防止につとめたいとしている。
出典
『京急架線事故 清掃中に誤り切断』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170516/3447731.html
2017年5月13日19時4分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後5時20分ごろ、志賀町酒見にある「あいの風酒見風力発電所」の敷地内で、男性作業員2人がクレーン車につり下げられた鉄製のゴンドラに乗って木の伐採作業を行っていたところ、ゴンドラが崖下に転落した。
2人は周りにいた作業員に救助されたが、1人は頭を強く打ってその場で死亡が確認され、もう1人は全身を強く打って病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、亡くなったのは大阪府富田林市の自営業の男性(53)と富山県小矢部市の自営業の男性(43)という。
2人は12日午後2時から、他の19人の作業員とともに、風力発電機から外した羽を置く場所を確保するため、周囲の木を伐採していた。
警察や消防などが13日午前から現場検証を行った結果、作業開始から約3時間後、クレーン車のアームが何らかの理由で急に縮まり、ゴンドラをつり下げていたワイヤーがたるんで崖下に落下したとみられるという。
警察は、14日以降も引き続き現場検証を行うとともに、関係者から事情を聴いて、安全管理に問題なかったかどうか調べることにしている。
出典
『ゴンドラ事故で死亡2人身元判明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023380381.html
(ブログ者コメント)
映像を見ると、あまり見たことのないクレーン。
支柱の中ほどから2本のアームがハの字形に突き出しており、そこにゴンドラをぶら下げていた模様。
2017年5月12日22時38分に日刊スポーツ(共同)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月12日22時48分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後4時20分ごろ、福岡市東区二又瀬新町の産業廃棄物処理業者「Eマテリアル」の敷地内でガスボンベが爆発した。
警察によると、金属片が飛び散り、約100m離れた敷地外の駐輪場にいた別の会社の男性アルバイト従業員(16)が脇腹に軽いけがをした。
破片は少なくとも約150m先まで飛んでいた。
警察によると、処理場では従業員2人が重機を使って金属類のごみを粉砕していた。
その際、混ざっていた長さ約50~60cmのガスボンベ1本が爆発したという。
この2人にけがはなかった。
近所の電気工事会社では、飛んできた金属片で事務所の屋根に穴が開いた。
男性社長(52)は、「雷が落ちたような、ドン、という音を2回聞いた。近くの道路にも大きな金属片が落ちていた」と驚いていた。
このほか、外壁が壊れたマンションなどもあった。
警察が詳しい原因を調べている。
出典
『産廃施設でガスボンベ爆発、従業員1人負傷』
http://www.nikkansports.com/general/news/1822440.html
『ガスボンベ爆発 破片で100m先の少年けが』
https://mainichi.jp/articles/20170513/k00/00m/040/147000c
5月13日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重機でガスボンベを押し潰す作業中に爆発が起きたという。
2017年5月11日21時6分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年2月、柏崎刈羽原発の作業員が着替えなどに使う部屋で発生したぼやについて、東京電力は、コンセント付近にたまったほこりが発火するトラッキングという現象が原因とみられると発表した。
今年2月、6号機と7号機に隣接する、作業員が着替えなどに使う「サービス建屋」のロッカー室で紙の書類や段ボールなどが燃え、すぐに消し止められた。
このぼやによるけが人はいなかったが、柏崎刈羽原発は現場の再現調査などをした結果、コンセントの差し込み口付近にたまったほこりが出火するトラッキングという現象が起きたことが出火の原因として考えられると発表した。
このため発電所は、コンセントの周りにあった燃えそうなものを取り払った他、使っているコンセントのほこりを払うとともに、使っていないものにも特殊なキャップを取り付けるなどの再発防止を取っていくとしている。
出典
『柏崎刈羽原発ぼや ほこり発火か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033330701.html
当時の状況については、2017年2月23日19時34分に朝日新聞から報じられている下記趣旨の記事参照。
東京電力は23日、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機のサービス建屋2階のロッカー室で、火災が発生したと発表した。
同日午後3時20分過ぎ、火災報知機が鳴り、同原発の職員が119番通報した。
自衛消防隊員らが消火活動をし、約1時間20分後に消し止めた。
けが人はいなかった。
火災による放射能漏れはないという。
この日、同原発の免震重要棟の耐震性不足問題について説明するため柏崎市と刈羽村の各首長を訪れていた東電新潟本社の木村公一代表は、「みなさんが不安に思うようなことを起こさないということでやっている。再発防止を徹底する」と話した。
出典
『東電柏崎刈羽原発の建屋で火災 けが人、放射能漏れなし』
http://www.asahi.com/articles/ASK2R64JVK2RUOHB00T.html
2017年5月11日8時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
詐欺グループがバイク便のアルバイト募集を装った広告をインターネットの求人サイトに出し、それに応募した若者が詐欺グループに狙われた高齢者らから現金を受け取る「受け子」に仕立てられる被害が出始めている。
警視庁によると、知らないうちに犯罪に加担させられ逮捕されたケースは、今年1月以降、5件あるという。
同庁は、「受け子を調達するために偽の広告を出している」とみて、注意を呼びかけている。
バイク便・電車便。免許のない方は電車便で業務していただきます--。
今年3月、バイク便業者をかたる会社の求人広告に応募した東京都内の20代の大学生が詐欺未遂容疑で現行犯逮捕された。
学生は、履歴書1枚をファクスしただけで採用された。
「社員」を名乗る人物から携帯電話で指示された場所に行き、荷物を受け取るという仕事だった。
学生は免許を持っていなかったため、電車で都内の病院に向かい、お年寄りから紙袋を受け取ったところを捜査員に取り押さえられた。
お年寄りは株式投資名目の詐欺話を信じてしまい、1600万円を要求されていた。
学生は逮捕されたが、事件に関与させられていることを知らなかったとみられ、「お金を受け取るなんて知らなかった」と困惑していたという。
同庁犯罪抑止対策本部によると、同様の広告は今年に入って目立ち始めた。
「未経験者歓迎」「会社での待機はなく在宅勤務」。
手軽な仕事内容をPRし、時給1500円を提示する広告もあった。
同本部は、「不自然なほど好条件。何も知らない若者たちを受け子役にするための広告」とみる。
【甘い審査狙われ】
公益社団法人「全国求人情報協会」(東京都)によると、求人サイトの審査や運営に明確なルールはなく、広告内容をどこまで審査するかは各社の判断に委ねられている。
企業側、利用者側の双方が無料で利用できるサイトを運営する会社の担当者は、「内容が明らかに不審ならば広告を削除することもあるが、原則として審査はしない」と明かす。
サイトで詐欺被害に遭わないよう注意を呼びかけており、「自己責任で判断してほしい」と説明する。
一方、審査しているという会社の担当者は「広告主にヒアリングするなど事業実態を確認している」と話す。
同本部は、「悪質な求人広告は審査の甘い一部のサイトに偏りがちで、詐欺グループはそうしたサイトを選んでいるとみられる。面接もなく、応募から採用までの時間が異常に短いケースは要注意」と呼びかけている。
出典
『特殊詐欺 「急募」ご用心 ネット求人悪用「受け子」調達』
https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/211000c
2017年5月11日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車のナンバープレートが盗まれる被害が多発していた春日井市で、昨年、被害件数が大幅に減った。
春日井署が昨年春から「盗難防止ネジ」の無償取り付けを進めており、ネジの普及が被害件数の減少につながった可能性があるとみている。
署によると、市内でのナンバープレート盗件数は、2008~15年に年平均117件。
特に15年は112件で、カーナビ盗やタイヤ盗を含む「部品狙い」の発生件数(247件)は、県内の市区町村で最も多かった。
盗難防止ネジは、ネジ穴を埋めるため、簡単には取り外せない。
署では、普通乗用車用320円、軽自動車用420円で販売する。
署は、「24時間365日、『盗難防止ネジ』を無料で取り付けます」と市民に呼びかけ、普及に力を入れた。
署によると、市内での盗難防止ネジの販売数は、昨年だけで6600セット。
08年からの8年間の累計販売数は計7100セットで、急増ぶりが目立つ。
一方で、昨年のナンバープレート盗の件数は71件。
それまでの年平均被害件数の6割程度まで減った。
景山副署長は、「ナンバープレートは窃盗など別の犯罪で使われる車に悪用される。引き続き、ネジの普及に努めたい」としている。
【春日井市のナンバープレート盗の発生件数】
08年 120件
09年 123件
10年 113件
11年 146件
12年 88件
13年 128件
14年 106件
15年 112件
16年 71件
出典
『愛知)盗難防止ネジ効いた? 春日井のナンバー盗大幅減』
http://www.asahi.com/articles/ASK4X42PPK4XOIPE00M.html?iref=com_rnavi_arank_nr02
本件、過去にも2016年6月10日に毎日新聞愛知版から、春日井市だけでなく愛知県全体の取り組みだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
犯罪への2次利用が問題となっている自動車のナンバープレート盗難を防ごうと、県警の各署は9日、取り外しが難しい「盗難防止ネジ」の使用を呼び掛けるキャンペーンを実施した。
県警によると、県内のナンバー盗難は昨年1694件あり、今年は5月末までに525件発生。
盗まれたナンバーは別の車に付け替えられ、家屋への侵入盗などの犯罪に使われるケースが目立っている。
通常のナンバーは一般的な工具で容易に外せるが、盗難防止ネジは特別な加工が施され、ナンバーが盗まれる恐れは少ない。
このため、県警は防止ネジの積極的な活用を訴えている。
春日井署は9日、県自動車整備振興会春日井支部などの協力を得て、春日井市松河戸町のスーパー駐車場で防止ネジの無料取り付けを実施。
地域住民が続々と訪れ、ボランティアの整備士たちが1台当たり5分もかけずに、次々とネジを取り付けた。
住民からは「盗難が心配だった。これで安心」などの声が上がった。
10日以降も同署に行けば、実費(普通車320円、軽乗用車420円)だけで防止ネジを取り付けてもらうことができる。
出典
『ナンバープレート 盗難 特殊なネジで予防 犯罪への2次利用抑止』
http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k23/040/185000c
(ブログ者コメント)
おそらくは下記会社の製品だと思われる。
2017年5月12日13時43分に西日本新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
北九州市は、12日、小倉北区鋳物師町の駐車場脇にある車道照明灯(高さ8m、重さ約140kg)が倒れ、一時、市道をふさいだと発表した。
照明灯は市の設備で1980年設置。
根元の部分が腐食していたという。
周辺は朝夕、車の通行量が多いが、けが人はなかった。
市は、他の照明灯にも異常がないか、緊急点検を始める。
市によると照明灯は鉄製で、北九州都市高速道路下の駐車場に設置。
11日午後7時ごろ、車道と駐車場を隔てるフェンスを押しつぶして倒れ、車道をふさいだ。
通行人からの連絡で分かった。
同市内では、2016年6月にも八幡西区で歩道照明灯(1967年設置、高さ10m)が倒れる事故が発生。
その際は、70年以前に設置の照明灯を緊急点検したが、今回の照明灯は対象外で、最後に点検したのは2013年だった。
市が設置する照明灯は2万9000基あるという。
出典
『照明灯 車道に倒壊 小倉北区 根元腐食 重さ140キロ高さ8メートル』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/327765
5月12日12時39分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後7時ごろ、北九州市小倉北区鋳物師町の市道で、道路脇に設置された高さ8mの鉄製の照明灯が倒れ、片側2車線の車道を一時ふさいだ。
市によると、通行人や車に被害はなかった。
37年前に設置され、根元部分の腐食が原因とみられる。
照明灯は直径10数cmで、重さ約140kg。
市が5年に1回、定期点検しており、平成25年の点検では異常はなかった。
市は近く、市内にある約2万5000基の照明灯の緊急点検をするとしている。
出典
『8メートル照明灯倒れ道路ふさぐ 37年前設置、腐食原因か』
http://www.sankei.com/west/news/170512/wst1705120042-n1.html
(ブログ者コメント)
事例の横展開対応で、点検範囲を決めることは実に難しい。
67年に設置した照明灯が昨年倒れたので、市は70年以前に設置した照明灯を点検した。
それはそれで一つの考え方だ。
範囲を広げて薄く浅く点検することが望まれる場合もあれば、範囲をぐっと絞って念入りに点検するほうが効果的な場合もある。
その兼ね合いが難しい。
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年5月19日11時33分にNHK北九州から、市は同じタイプの全ての照明灯の緊急点検を始めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月、北九州市の市道で、40年近く前に設置された道路照明灯が支柱の腐食が原因で倒壊したのを受けて、市は、同じタイプの照明灯を対象に緊急点検を始めた。
緊急点検は、昭和42年以降に設置された同じタイプの道路照明灯、およそ1万9000本が対象で、19日は、小倉北区青葉の市道に昭和55年に設置された照明灯の点検の様子が公開された。
点検では、市の委託を受けた業者が照明灯の根元周辺をドリルで掘り返したうえで、根元部分を金づちでたたいたり超音波を当てたりして、腐食していないか確認した。
その結果、根元部分の腐食が判明し、市では、この照明灯を撤去して新しいものを設置することを決めた。
北九州市建設局の石川道路維持課長は、「今回の倒壊では幸いけが人は出ませんでしたが、できるだけ早く点検を進め、必要があれば新しいものに取り替えていきたい」と話していた。
出典
『照明灯の倒壊事故受け緊急点検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023480711.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、照明灯周辺のアスファルトを電動カッターで切った後、ドリルで掘り返していた。
その後、掘り返した後の照明灯根元がアップで映されていたが、白いペンキの塗られていない場所が地面から下だったと考えれば、地中数cmまでは錆びで変色しているだけだが、それより下の部分はボロボロになっているように見えた。
この調子で1万9000本を点検するとなると、そのコストはン10億円規模になるのではないだろうか?
とすれば、数年計画?
2017年5月11日12時45分に時事通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月11日18時25分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時35分ごろ、東京都昭島市武蔵野のS製パンのパン工場で、「従業員が機械に挟まれた」と119番があった。
救急隊員らが駆け付け、女性従業員(22)がベルトコンベヤーと部屋の内壁に挟まれ血を流しているのを発見した。
女性は救急搬送されたが、意識不明の重体という。
警察によると、現場は食パン製造ラインのうち、焼き上がったパンを冷やす「ブレッドクーラー室」。
女性は始業前、清掃のため3層になった機械の中に立ち入ったところ、何らかの原因でベルトコンベヤーが動いて挟まれたとみられる。
警察が原因を調べている。
出典
『パン工場で機械に挟まれる=清掃中の従業員重体』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017051100646&g=soc
『パン工場で22歳女性が挟まれ意識不明』
http://www.sankei.com/affairs/news/170511/afr1705110028-n1.html
2017年5月11日20時13分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月11日19時32分に日テレNEWS24(秋田放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前9時前、能代市河戸川の「H秋田」能代工場で鉄製の型枠が倒れ、近くにいた社員で北秋田市に住む男性(34)が下敷きになった。
男性は頭を強く打つなどして病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
この工場ではコンクリート製品を製造していて、警察によると、男性はほかの担当者2人とともに、固まったコンクリート製品から鉄製の型枠を剥がし取る作業をしていたという。
型枠は、高さおよそ1m80cm、幅2m、厚さが15cmで、重さは1トン以上あるとみられている。
警察が事故の詳しい状況を調べている。
出典
『能代 工場で鉄枠倒れ社員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013312671.html
『鉄製の型枠の下敷きに 男性死亡』
http://www.news24.jp/nnn/news86111783.html
2017年5月10日17時2分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は10日、長野、岐阜、三重各県で2月、約11万戸が停電したのは、新潟県妙高市の鉄塔間で超高圧の電線同士が接近しショートしたのが原因と発表した。
電線に氷が付着して風に吹かれたためと推定している。
「ご迷惑をお掛けし、おわびする」と陳謝した。
中部電によると、ショートしたのは上越火力発電所(新潟県上越市)と長野市の変電所を結ぶ27万5000ボルトの送電線。
付着した氷が飛行機の翼のような役目をして風で電線が激しく動く「ギャロッピング現象」が起きたとみられ、焦げた跡があった。
出典
『超高圧線同士の接近が原因 中部電、2月に11万戸停電』
https://this.kiji.is/234948768938345975?c=39546741839462401
中部電力HPにも、5月10日付で下記趣旨の記事がプレスリリースされていた。
当日の気象状況や電線揺動の解析結果から、今回の停電は、新潟県妙高市内の上越火力線No.72鉄塔~No.73鉄塔間の1号線および2号線が、「ギャロッピング現象(注1)」により接近し、短絡したことによるものと推定しました。
なお、当社27万5千V送電線においては、これまで本事象のようなギャロッピング現象による1号線および2号線の短絡故障実績はありません。
・・・・・
停電が発生した2月21日は、一時的に強い冬型の気圧配置となり、吹雪となっていました。
・・・・
電線損傷が発見された径間について、故障発生時の気象条件に基づき、着氷した電線の揺動(揺れ動く様)を解析した結果、特定の電線着氷状態、風速において、1号線および2号線の電線損傷位置が、電線間で短絡故障が発生する距離まで近づく場合があることを確認しました。
上越火力線の5径間(電線損傷が発見された径間および「気象条件」「線路条件」から同事象が発生する可能性のある径間)について、ギャロッピング対策を講じることとしました。
再発防止対策は、片側電線把持部が回転可能な構造を有することで揚力特性が変化しギャロッピング現象を抑制するルーズスペーサを設置することとし、2017年11月末までに完了します。
出典
『上越火力線停止に伴い発生した停電の原因と再発防止策について』
http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3264203_21432.html
(ブログ者コメント)
ギャロッピング現象による停電は、過去にも起きている。
2015年3月10日掲載
2015年3月2日 長野県塩尻市付近で中部電力の送電線が2系統ほぼ同時にギャロッピング現象でショートし、県内の半分が停電、新幹線は止まり交差点では事故5件 (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4680/
2017年5月10日12時19分にNHK長崎から、佐世保市での事例に関し下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月11日1時6分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、発熱などの症状を訴えて佐世保市内の病院に入院した70代の女性が、マダニが媒介する感染症によって死亡していたことがわかった。
ことし、県内で感染が確認されたのは初めて。
佐世保市によると、先月25日、佐世保市の70代の女性が発熱や全身のけん怠感などの症状を訴えて市内の病院に入院し、今月に入って死亡した。
マダニにかまれた痕は見つからなかったが、長崎県環境保健研究センターで女性の血液を調べた結果、マダニが媒介するSFTS=「重症熱性血小板減少症候群」を引き起こすウイルスが確認されたという。
SFTSはマダニにかまれることで起きる感染症で、発熱や腹痛、意識障害などを引き起こし、有効な治療薬はない。
県医療政策課によると、県内で感染が確認されたのは去年7月以来だという。
佐世保市によると、この女性に海外渡航歴はなく、家族の話では、発症前には庭で作業をしていたという。
ウイルスを媒介するマダニは草むらなどに生息していて、春から秋にかけて活動が活発になるため、佐世保市では、こうした場所に入る場合は長袖や長ズボンを着用して肌の露出を少なくするよう、呼びかけている。
出典
『マダニにかまれて高齢女性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033277571.html
『マダニ 感染症で70代女性死亡 かまれた痕なく』
https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/032000c
5月11日19時21分にNHK香川からは、高松市での事例に関し下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月上旬に死亡した高松市の80代の男性がマダニが媒介するウイルスに感染していたことがわかり、保健所は、草むらなどに入る際は長袖の服と長ズボンを着用しダニにかまれないよう、注意を呼びかけている。
高松市保健所によると、今月3日、高松市の80代の男性が高熱や下痢などの症状を訴え、市内の病院を受診し、数日間、入院したあと死亡した。
検査の結果、男性はマダニが媒介するウイルスに感染し、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」という感染症を発症していたことが、11日、わかった。
保健所によると、県内では、マダニが媒介するウイルスによる感染症のうち、おととし、2人が「日本紅斑熱」を発症して死亡しているが、SFTSを発症して死亡したのは初めてだという。
マダニは、春から秋にかけて動きが活発になるということで、高松市保健所は、草むらや山の中に入るときは長袖の服や長ズボンを着用し、サンダルは避けて足を覆う靴を履くなど、マダニにかまれないよう注意を呼びかけている。
出典
『マダニが媒介の感染症で死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8033327591.html
5月10日20時4分に毎日新聞からは、SFTSではないが、やはりマダニが媒介するダニ媒介脳炎に関し、札幌市で捕獲された野生動物への感染が確認されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道大の研究グループは、10日、札幌市内で捕獲された野生動物が「ダニ媒介脳炎」の原因となるウイルスに感染していたのを確認したと明らかにした。
大都市での確認は初めて。
ダニ媒介脳炎は、ウイルスを持つマダニにかまれることで発症する。
北大大学院の好井健太朗准教授(ウイルス学)によると、市内の山林で捕獲されたアライグマや野ネズミなど84匹の血液を調査。
約1割に当たる10匹から、ウイルスに感染したことを示す抗体が見つかった。
北海道では、昨年夏、草やぶでマダニにかまれたとみられる40代男性が発熱やけいれんなどの症状が出た後、死亡した。
出典
『北大 札幌でダニ媒介ウイルス 野生動物で確認 大都市初』
https://mainichi.jp/articles/20170511/k00/00m/040/095000c
昨年夏の北海道事例については、2016年8月16日10時51分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道は16日、ウイルスを持ったマダニにかまれ「ダニ媒介脳炎」を発症したことが確認された道内の40代の男性が死亡したと明らかにした。
道によると、国内での感染確認は平成5年以来2例目で、死亡は初めて。
道保健福祉部などによると、男性は7月中旬に道内の草やぶでかまれたとみられ、発熱や意識障害、けいれんなどの症状が出て入院していたが、13日に病院で死亡した。
厚労省によると、ダニ媒介脳炎の原因となるウイルスは、北海道の一部地域での分布が確認されている。
ウイルスを持つマダニがいない地域では感染は起きず、人から人への感染はないという。
道の担当者は、「山菜採りなどで草やぶに入る際は、かまれないように長袖と長ズボンを着用し、万が一、ダニにかまれた場合は、速やかに医療機関を受診してほしい」としている。
出典
『ダニ媒介脳炎患者が死亡 北海道の男性、国内初』
http://www.sankei.com/life/news/160816/lif1608160009-n1.html
(ブログ者コメント)
以下の報文の「はじめに」を読む限り、SFTSとダニ媒介脳炎は別物の模様。
file:///C:/Users/ai59k/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/3QBNB0GA/MM1309_02.pdf
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。