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2016年2月10日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森労基署は、9日、作業事故があった運送・倉庫管理会社「B社」(仙台市)と、労働安全衛生の責任者の同社青森営業所の元所長代行の男性(46)を、労安法違反の容疑で書類送検した。
同署によると、2015年9月1日午前10時10分ごろ、青森市野木の倉庫内で、運転台が上下するフォークリフトに差したパレットを作業床代わりにして従業員(34)に検品作業をさせた疑いがある。
作業中に別のフォークリフトが接触し、従業員が高さ約4mのパレットから転落して、鎖骨を折るなどの重傷を負った。
(ブログ者コメント)
本日掲載したS社事例と同じ記事として報道されていた。
2016年2月9日19時23分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後2時半ごろ、四国中央市にある建築用の防水シートなどを製造している「M社」から、「工場内で火災が発生している」という通報が消防にあった。
消火にあたった結果、火はおよそ1時間20分後に消し止められたが、この火事で、煙を吸った39歳の作業員がのどをやけどする重傷を負ったほか、25歳から56歳の男性作業員あわせて5人が軽いけがをした。
現場は、四国中央市役所の北500mほどのところにある工場地帯で、製紙大手の「大王製紙」などの工場が立ち並んでいる。
警察の調べによると、工場は2階建てで、出火当時は1階で作業員が、鉄製の通気口のダクトのひび割れを補修するため溶接作業をしていたという。
消防では、溶接の火花が引火してダクトが焼けた可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160209/5769331.html
2016年2月9日18時59分にCBC NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前、名古屋市港区で、坂道に停まっていた無人のダンプカーがバックで動き出し、交通誘導員の男性がはねられて死亡した。
「あちらが事故を起こしたダンプカーです。坂道に止めてあった無人のダンプカーが突然バックして坂を下り、後ろにいた男性をはねたということです。」 (記者リポート)
警察によると、9日午前10時前、港区寺前町の坂道で、建設会社の男性(31)が、砂を積んだダンプカーを停めて道路わきの水路工事の準備をしていたところ、突然、無人のダンプカーがバックで動き出した。
ダンプカーの後ろにいたアルバイトの交通誘導員の男性(76)が、ダンプカーとガードレールの間に挟まれた後、ダンプカーにひかれたという。
男性は全身を強く打っていて、搬送先の病院で死亡が確認された。
ダンプカーを停めた男性は、「サイドブレーキはかけていた」と話しているということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=0003F9BE
2月9日13時53分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時50分ごろ、名古屋市港区寺前町の道路工事現場で、坂道に停車していた大型ダンプカーが無人状態で動きだし、交通誘導をしていた70代ぐらいの男性が下敷きになった。
男性は病院へ運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察は、男性の身元確認を急ぎ、原因を調べている。
警察によると、現場は県道東海通につながる手前の土地改良区管理道路で、北へ向かって上り坂になっていた。
建設会社の男性会社員(31)が道路修復工事のため砂を積んだダンプを停車させ、降りて現場で作業していたところ、バックで動きだし、男性が巻き込まれたらしい。
ダンプは16mほど坂を下り、ガードレールに衝突して止まった。
会社員は、「サイドブレーキは引いた」と話している。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020990135303.html
(ブログ者コメント)
CBCの映像によれば、高低差約2m、長さ約20m程度の短い坂道の、いちばん下にダンプが停まっていた。
2016年2月10日7時15分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青函トンネル(53.85km)で、9日未明、避難訓練中に北海道新幹線H5系車両を使った救援列車(10両編成)が停電したトラブルで、JR北海道が車両に送電する手順の一部をマニュアルに明記していなかったことが、同社への取材で分かった。
火災発生時に乗客を迅速に避難させる「切り札」と位置付けていた救援列車運行の不備が判明したことで、JRには、3月26日の新幹線開業に向けた安全管理態勢の早急な見直しが迫られる。
トラブルは、9日午前2時50分ごろ、旧竜飛海底駅(青森県外ケ浜町)付近で発生した。
青森側から到着した救援列車が、折り返して右側走行で新青森駅に向けて出発した直後に停電し、急停止した。
停電は約5分間。列車は現場で、約20分間にわたり、立ち往生した。
訓練は、新幹線車両が火災を検知して旧竜飛海底駅に停車したとの想定。
救援列車には、新幹線車両から乗り換えたJR北海道の島田修社長や乗客役のJR社員、報道関係者ら、約310人が乗車していた。
JRによると、青函トンネルは4区間に区切られ、それぞれ異なる変電所から電気が送られている。
通常運行では供給元が自動で切り替わるが、救援列車が通常とは逆向きに右側の線路を走行する場合には、新幹線運行管理センター(札幌)が区間ごとに手動で供給元の変電所を切り替えることが必要になるという。
JRは、昨年8月から行っている訓練運転で、全線通しての右側走行は複数回実施したが、折り返し運転はこの日が初めて。
同社は、運行管理センターでの手動による切り替えがうまくいかなかったとしている。
JRが作成した運行に関するマニュアルには、右側走行する場合に変電所を切り替える一般的な手順は記載されていた。
しかし、島田社長は、訓練終了後の記者団への説明で、折り返し運転する場合の手順については明記していなかったとの認識を示し、「詰めたマニュアルができていなかった」と不備を認めた。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0233147.html
以下は、原因などに関する主な報道。
(2月9日19時6分 NHK北海道NEWS WEB)
国交省によると、新幹線は、不具合が発生した場合に被害の拡大を防ぐなどの目的で、車両に電気を送る架線が一定の区間ごとに区切られていて、車両が走行するのにあわせて自動的に区間が切り替わり、必ず、ひとつの変電所から電気が送られる仕組みになっている。
しかし、本来とは異なる方向に走行する際には、自動で切り替えが行われない場合もあり、今回は、手動で車両に電気を送る変電所を選ぶ手順になっていた。
ところが今回の訓練では、青森側から救助に向かった救援列車が青函トンネルの旧海底駅に到着したあと、再び青森方向に戻ろうとした際、運行管理センターで手動で切り替える操作を行っていなかったという。
このため、車両が架線の区間のつなぎ目にさしかかった際に、2つの変電所から同時に電気が送られることになり、異常を感知して停電が起きたという。
青函トンネル内で火災や車両トラブルが起きた場合、新幹線は、自力走行が可能であれば、まずトンネルの外に出ることを最優先にする。
トンネルの外まで走行できない場合は、北海道と青森県側の2か所にある「定点」と呼ばれる旧海底駅に停車し、「救援列車」としてやってくる別の新幹線に乗り換えて地上に避難する。
JR北によると、新幹線は、運行システムの性能が在来線よりも大幅に優れているため、救援列車での避難が行いやすいという。
ただし、救援列車が向かえない場合は、乗客は階段やケーブルカーを使って地上に避難するしかない。
JR北では、こうした事態に備えて、青函トンネル内の避難所を2か所から6か所にしたほか、乗客を地上に運ぶケーブルカーの定員を15人から38人に増やすことにするなど、安全設備の充実を図っている。
このほか、通信環境も改善され、これまで携帯電話の電波が届かなかった「定点」付近では、一部の携帯電話会社であれば、通話ができるようになっている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160209/5482381.html
(2月10日20時55分 読売新聞)
JR北によると、北海道新幹線は、同トンネルなど、一部で貨物列車との共用区間を走行。
新幹線の専用区間は、折り返し運転など、通常と異なる運行でも車両に電気を送る電源が自動的に切り替わるが、共用区間の一部箇所は、同センターの担当者が手動で電源を切り替える必要がある。
訓練が行われた旧竜飛海底駅の施設「竜飛定点」(青森県外ヶ浜町)は、手動での切り替えが必要な箇所だった。
共用区間での訓練は今回が初めてで、担当者は、電源を手動で切り替える必要がないと思い込み、操作を行わなかったため、異なる電源から電気が流れ、車両のパンタグラフがショートした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160210-OYT1T50149.html?from=ycont_top_txt
(2月11日 毎日新聞北海道版)
JR北は、10日、トラブルの再発防止のため、作業手順の点検リストを新たに作成すると発表した。
訓練にも参加していた島田社長は、10日の記者会見で、「フローチャートのようなものにして、作業手順で勘違いが起きないようにしたい」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160211/ddr/041/040/007000c
(ブログ者コメント)
原因などの詳細は、JR北の2月10日付けプレスリリースを参照。
文中、以下のような記載もあった。
『これまでも折り返し運転の訓練は行っていますが、すべて新幹線専用区間で実施してきました。(共用区間は夜間にも貨物列車の運転があるために、新幹線を訓練運転する時間が限られている)』
『当社のマニュアルは、取り扱い内容によっては、新幹線専用区間と共用区間とで取り扱いが分かれているものがあります。』
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160210-3.pdf
2016年2月8日21時18分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
堺市会計室の元課長補佐(59)=懲戒免職=が市内全有権者の個人情報をインターネット上に流出させた問題を受け、市が住民情報を取り扱う部署のパソコン約1千台のUSB接続口をふさいだことが、8日、分かった。
市の対応などを検証する外部委員会で報告された。
専用の鍵がなければ解除できないという。
市によると、元課長補佐は職場のパソコンのUSB接続口に外付けハードディスクを接続し、有権者情報を保存して自宅に持ち帰っていた。
再発防止のため、USB接続口をふさいだのは、有権者情報や年金、介護保険などを扱う部署のパソコン約1千台で、市役所本庁や7区役所など広範囲に及ぶ。
市は、別の約600台についても、専用ソフトでUSBを使えない設定にした。
市の担当者は、「職員を信用したいが、個人情報流出を完全に防ぐための措置」と説明している。
市内の全有権者約68万人の情報流出は、昨年12月に発覚。
市は、この問題を受けて、全部署で所属長の承認がなければUSBメモリーなど外部記録媒体にデータを記録をできないようにしていた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/160208/wst1602080077-n1.html
2月9日付で読売新聞大阪版からは、600台対応時期は問題発覚前だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
堺市の有権者情報がインターネット上に流出した問題で、市は8日に開かれた専門家による検証委員会の第2回会合で、職員による情報の無断持ち出しを防ぐため、住民情報を扱う部署のパソコンのUSB接続口を市販の器具でふさいだことを明らかにした。
市によると、対象は約1000台。
同じ部署の他のパソコン約600台は、今回の問題発覚以前に専用ソフトでUSBを使用できないようにしているという。
また、この日の会合では、弁護士の赤津委員が、情報提供があった場合の初動対応について、
〈1〉情報の内容があやふやであっても個人情報の漏えいを疑う
〈2〉現場や課長ら幅広い担当者で情報を共有する
〈3〉情報提供者への連絡方法をマニュアル化する
といった改善策をアドバイスした。
検証委は市への提言をまとめ、次回の会合(15日)で公表する。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160208-OYTNT50388.html
2月10日7時55分に読売新聞からは、今回の措置は緊急対応だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
堺市の有権者情報がネット上に流出した問題で、情報の無断持ち出し防止のため、市がパソコンのUSB接続口をふさいだとする部署には、マウスやキーボードをUSB接続しているパソコンがあり、外部の記憶媒体が接続できる状態になっていることが、9日、わかった。
市は、「穴をふさいだのは流出防止への職員の意識付けの意味が大きく、あくまで緊急対応。他の対策を急ぎたい」としている。
市によると、住民情報を扱う部署では、この問題が発覚する前からパソコン約600台を専用ソフトでUSBを使えないように設定。
ほかの約1000台は、1月から市販の器具で接続口をふさぎ、専門家による検証委員会に対して、8日、「完了した」と報告した。
この約1000台の中には、マウスやキーボードをUSB接続で使用しているパソコンがあったが、「業務に支障が出る」として、そのまま使っているという。
市は、マウスやキーボードを接続しているUSBポートを利用してデータを抜き取る場合は、周囲の目がある中でマウスなどを抜き差ししなければならないとして、「ほかの穴をふさいだことで、一定の抑止力になっている」と説明している。
データをパソコンから取り出す場合、現在は所属長の許可を得て接続口に付けたふたを外すことになっているが、来年度は、上司の許可やパスワードがないと取り出せないシステムを導入するなどの対策をとる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160210-OYT1T50002.html
2016年2月8日7時0分に北海道新聞から、「道内外でバス火災相次ぐ 昨年は23件も 競争激しく車老朽化?」というタイトルで下記趣旨の記事が、事故件数推移棒グラフとともにネット配信されていた。
乗り合いや貸し切りなど、事業用バスで発生した火災が、昨年、全国で23件(道内は1件)に上り、11年ぶりに20件を超えた。
今年に入っても、札幌や三笠で貸し切りバスの火災が相次いで発生。
重大事故につながる可能性もあり、国交省は、全国の事業者に点検整備の徹底を求めている。
火災の増加は「バスの老朽化が一因では」(業界関係者)と指摘する声もある。
「逃げるのが遅かったらと思うと、ぞっとした」。
札幌市清田区で、1月4日、水泳合宿に向かう小学生ら12人を乗せた貸し切りバスから出火。
乗客乗員は避難して無事だったが、同乗していた子供の母親(45)は、声を震わせた。
警察によると、炎は右後輪付近から上がり、エンジンルームなどを焼いた。
三笠市でも、1月25日、スキー授業帰りの中学生を乗せた貸し切りバスのタイヤ付近から出火、乗客乗員27人が避難した。
警察が、出火原因の特定を急いでいる。
国交省によると、事業用バスの火災は、過去10年間で159件発生しており、ここ数年は増加傾向にある。
道内は年間1~3件で推移してきたが、今年は既に2件発生した。
業界関係者は、車両の老朽化が一因と指摘する。
国交省が行った2007~10年のバス火災61件の分析では、新車登録からの使用期間(車齢)が16年以上のバスでの発生が26件と、半数近くを占めた。
北海道バス協会(札幌)の今武常務理事は、「車齢の高い車両ほど、経年劣化で電気系統などが傷ついている恐れもあり、火災のリスクが増す」と指摘する。
同協会が昨年9月、加盟社の貸し切りバス1936台を調査したところ、車齢は平均15年8カ月で、00年時点の9年11カ月から6年近く伸びた。
20年が経過したバスは651台(33・6%)あった。
札幌市清田区と三笠市で火災を起こした車両は、いずれも車齢が23年だった。
車齢が伸びる背景の一つには、観光バス事業の規制緩和がある。
国が参入要件を緩和した00年以降、道内の貸し切りバス事業者数は増加の一途で、現在は約260社と、緩和当時から倍増。「新車も中古車も取り合いで、手頃な価格の車両が流通せず、なかなか更新できない」(札幌の事業者)現状という。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0232244.html
(ブログ者コメント)
2月8日にも札幌市で、信号待ちで停車中の観光バスから煙が出て、エンジンを止めると収まったというトラブルがあった。
(02月12日 12時25分 NHK北海道NEWS WEB)
観光バスから煙 乗客乗員無事
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160212/5836531.html
大型バスからの出火トラブルは、おおよその傾向がつかめた感があるので、今後は、特段の事例でない限り、掲載を省略する。
2016年2月9日18時11分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日夜8時すぎ、所沢市元町にある31階建てマンション「フォーラスタワー所沢」の15階の一室から火が出て、火元の部屋に住む53歳の男性と48歳の女性のあわせて2人が逃げる際にやけどをして病院に搬送されたほか、住民およそ230人が近くの公共施設に一時避難するなど、現場は騒然とした。
消防によると、この火事で火元の15階の部屋、33m2が焼けたが、周囲の部屋への延焼はなかった。
また、現場検証の結果、台所のこんろ付近が最も激しく燃えていたという。
警察がこの部屋に住む男性に聞いたところ、「妻が台所で調理中にこんろの火が近くにあった紙に燃え移り、火事になった」と話しているという。
この部屋には、服やダンボールなどが山積みになっていて燃え広がりやすく、消火活動は難航したが、消防隊員らが燃えやすいものを部屋の外に出したり、ベランダなどから放水を続けたりした。
消防によると、火災発生の通報を受けて出動した消防隊が、現場到着とともに消防車のスピーカーで住民に火災の発生を知らせ、「危険なので非常階段を使って屋外に避難してください」と誘導した。
特に、火元の15階に近い16階と17階には、それぞれ5人ずつの消防隊員が非常用エレベーターで上がり、廊下を回りながら大声で火災の発生を知らせ、避難するよう誘導した。
避難誘導の指揮をした責任者は、「火元の15階から煙や炎が及びやすいすぐ上の階を優先して避難誘導にあたった」と話している。
一方、消火活動について、今回のような高層建築の場合、はしご車を使っても放水が届かないため、マンションに設置されている「連結送水管」と呼ばれる垂直の管に消防車のポンプをつなげ、高い水圧で上の階に水を送って15階での放水を行ったという。
消防の責任者は、「これほど高層の建物での消火活動は私たちにとって初めての経験だった。室内にあったダンボールなどの燃えやすいものが消火の妨げになったので、こうした状況では早い段階からより多くの隊員を投入して消火にあたることが重要だと感じた」と話している。
火災発生直後、消防の呼びかけで屋外に避難した住民は、およそ230人。
マンションの前から安全な広場まで誘導したのは、地元の消防団員たちだった。
消防団員になって4年目の菊池さん(31)は、マンションから出てきた人たちを広場に誘導すると、寒い寒いと言っている声を耳にした。中には、寒さで体調不良を訴える人もいた。
菊池さんは、現場近くの市役所の旧庁舎にいた知り合いの青年会議所のメンバーに連絡をとり、避難者を受け入れられるか尋ねた。
ある程度の人数なら受け入れられるという答えを得て、避難者を案内すると、青年会議所のメンバーは、わんぱく相撲の時に土俵の下に敷くマットを倉庫から出して、体が冷えないよう、避難者の待機場所に敷いてくれた。
しかし旧庁舎は、夜間は暖房が止まってしまうため、時間がたつにつれて寒くなってくる。
そこで、暖房のある中央公民館に避難者を移動させようと、近くにいた社会福祉協議会の人が市役所に連絡し、臨時の避難所として使うことになった。
中央公民館には、災害備蓄用の毛布100枚が用意されていたほか、市役所の旧庁舎から電気ストーブが運び込まれ、乾パンや温かいお茶も避難者に配られたという。
菊池さんは、「消防団員はもちろん、自分たちの住む地域のことを日頃考えている人たちが多かったと思います。旧庁舎の方も、臨機応変に対応してもらい、連携がとれていたと思います」と話していた。
東京都によると、地上20階程度にあたる高さ60m以上の高層マンションは、現在、都内だけで500棟以上あるという。
現在も、東京の都心部や湾岸部を中心に高層マンションの販売は好調で、ことしは33棟、来年は38棟が完成する計画で、1都3県の高層マンションは今後もさらに増え続ける見込みだという。
総務省消防庁によると、高層マンションなど、多くの人が住む住宅については、避難のための対策を、消防法で義務づけている。
このうち、50人以上が住むマンションなどでは、防火管理者を定めて消防計画を作り、避難経路を決めたり避難訓練を行ったりすることなどが義務づけられている。
また、構造によって異なるものの、11階建て以上のマンションでは、スプリンクラーや避難経路を示す誘導灯、それに、警報装置の設置などが義務づけられている。
このほか、建築基準法では、地上10階程度にあたる31mを超える建物には、火災などの際に消防隊が高層階にすぐに上がれるように、非常用エレベーターの設置が義務づけられている。
消防によると、今回、火災が起きた埼玉県所沢市のマンションでは、警報装置や非常用エレベーターが作動し、火元の15階に近い部屋では、消防も直接避難を呼びかけて誘導にあたったという。
高層マンションでの火災について、防火対策などに詳しい東京理科大学大学院の菅原進一教授は、「高層マンションは、ひとつひとつ部屋が区切られているために、ほかの高層の建物に比べると、火が広がるには少し時間がかかることが一般的だが、多くの住民を避難階段という限られたスペースで、いかにすみやかに避難させるかが課題だ」と指摘している。
そのうえで、「すべての住民が一気に避難すると、階段が混雑してしまう可能性もあるため、状況に応じてどのように住民を避難させるのか、避難計画をしっかりと作成しておくとともに、住んでいる人も避難訓練に参加して、落ち着いて行動できるように備えておく必要がある」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106927511.html?t=1455052890461
2月10日付で埼玉新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は、出火から約5時間50分後の翌9日午前1時50分ごろ、鎮火した。
消防によると、現場には高さ30mまで消火可能なはしご車2台も出動したが、10階程度までしか対応できず、消防隊員らが男性方の玄関や北側ベランダから室内に入った。
消防によると、火災の起きたマンションは高さ96.8mで、2000年に建設、住戸数は344戸。
耐火構造のマンションでも、ベランダ側から吹いた火が上階に燃え移るケースもあり、ベランダに可燃物を置かないことが防火対策として必要だという。
出典URL
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/02/10/10.html
(ブログ者コメント)
NHKの報道中、以下のインタビューやナレーションも流れていた。
9階の住民「同じマンションに住む友人から燃えているよという電話がかかってきたので慌てて下に降りた」。
19階の住民「外階段を使って下まで降りた」。
このマンションでは毎年避難訓練を行い、避難経路を知らせていため、自分の判断で落ち着いて避難することができたという。
2016年2月8日21時36分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・中央区の地下にあるJR馬喰町駅の構内に水が流れ込んで線路の一部が水につかるトラブルがあり、JR総武線の快速電車は、8日午後7時すぎまで1時間あまり、東京と千葉の間の上下線で運転を見合わせた。
JR東によると、8日午後5時ごろ、JR総武線のうち、東京・中央区の地下にある馬喰町駅の上り線の線路に水が流れ込んでいるのを、駅の職員が見つけた。
線路の一部が濁った水につかったため、JR総武線の快速電車は、午後6時すぎから東京と千葉の間の上下線で運転を見合わせていたが、職員が排水作業を行った結果、1時間あまりたった午後7時15分に全線で運転を再開した。
また、帰宅ラッシュの時間と重なったため、沿線の駅は利用客で混雑した。
JR東によると、馬喰町駅付近では、マンションの建設のため、くいを打つ穴を掘りながら水を流し込む工事が行われていて、トラブルの後、作業を止めて穴を埋め戻したところ、駅に水が流れ込むのが止まったということで、JRは関連があるものとみて調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160208/5745425.html
2月8日21時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後6時5分ごろ、東京都中央区のJR馬喰町駅で、総武快速線上りの線路が、ホーム向かい側の壁を伝って流れ落ちてきた水で冠水した。
駅員らがバケツでくみ出すなどしたが、同線は東京−千葉駅間で上下とも約1時間10分にわたり、運転を見合わせた。
JR東によると、馬喰町駅の駅員が同日午後5時ごろ、壁から濁った水が垂れているのを見つけた。
しばらく運行を続けたが、排水が追いつかず、約1時間後に冠水状態になったという。
駅近くで建設しているビルの掘削工事が原因の可能性もあるとみて、調べている。
同駅は地下区間にあり、ホームは地下4階。
同線は上下計31本が最大1時間12分遅れ、約2万4000人に影響した。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/040/078000c
2016年2月8日付で毎日新聞大阪版夕刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月8日13時26分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時6分ごろ、大阪(伊丹)空港発新千歳行き全日空771便(ボーイング777−300型)が離陸直後、客室内に煙状のほこりが充満した。
同機は緊急事態を宣言し、約10分後、大阪空港に着陸した。
火災などは起きておらず、乗客445人と乗員13人にけがはなかった。
国交省大阪空港事務所などによると、同機は午前9時5分に離陸。
約1分後、高度約150mの上空で、客室後方で異音が発生し、煙状のほこりが機内に充満したという。
同社が着陸後に点検した結果、空調用の配管の断熱材が破損していた。
空気が客室内に送り込まれる時に、断熱材が繊維状のほこりのようになって混じり、客室の足元付近にある空気が通る穴から霧のように吹き出てきたらしい。
客室内には、断熱材のかけらが飛び散っていた。
乗客の兵庫県の女性(66)は、「客室の後方から、白いほこりのようなものが漂ってきた。雪が舞っているような感じだった。何が起きたか分からず、怖かった」と話した。
千葉県の女性(66)は、「かいだことのない異臭が充満し、すぐにマスクをした。乗客もざわつき始め、子どもの泣き声も聞こえた」と不安げに話した。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160208/ddf/041/040/011000c
http://this.kiji.is/69282082671740408?c=39546741839462401
2月8日12時33分にNHK関西NEWS WEBから、2月8日15時3分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時ごろ、大阪空港を出発し新千歳空港に向かっていた全日空771便のボーイング777-300型機から、「客室の後ろの方で煙のようなものが出ている」という連絡が管制に入った。
全日空機は大阪空港に引き返して緊急着陸し、乗客を降ろした。
全日空によると、乗客445人と乗員13人にけがなどはないという。
乗客の男性は、「びっくりするくらい大きな音が鳴り、熱風とともに綿ぼこりが雪のように舞って息苦しくなった。こんなことは初めてで、一時はどうなるかと思った」と話していた。
全日空が調べたところ、客室で出たのは煙ではなく、配管の断熱材の一部が細かいほこりのようになって一部のダクトから噴き出したことがわかったとして、詳しい原因を調べている。
全日空は、「原因が分からず、安全を第一に考えた」と説明している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160208/5727181.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ283QQSJ28PPTB002.html
2016年2月8日付で札幌テレビ放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
占冠村の道東道で、台湾からの観光客を乗せたバスから火がでた。
バスは去年、中古で購入したものだという。
バスから火が出たおよそ1時間半後、午前10時半すぎの道東道では、警察がバスの状況を調べている。
午前9時すぎ、占冠村の道東道トマムインターチェンジと占冠インターチェンジの間で、札幌方向へ走っていた観光バスの運転手から「煙が出ている」と、通報があった。
火はバス後方の車体の下から出たが、運転手によってまもなく消し止められた。
バスには台湾からの観光客ら合わせて37人が乗っていて、別のバスに乗り換え、札幌に向かった。
警察の調べによると、バスの外部には焼損はなく、車内のギアが故障していた可能性があるという。
また、バスの所有会社によると、バスは1999年に製造され、去年、中古で購入したという。
けさ、運転手が点検をした際には、問題はなかった。
道内ではバスの火災が相次いでいて、ことしに入り、すでに3件目となる。
出典URL
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
2月8日16時0分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時5分ごろ、上川管内占冠村トマムの道東道で、十勝管内音更町の十勝川温泉から札幌に向かうナナカマド観光(旭川市)の大型貸し切りバスから出火、車体の一部を焼いた。
台湾からの観光客ら、乗客乗員計37人は避難し、けがはなかった。
この火災の影響で、占冠インターチェンジ(IC)―トマムIC間が、一時、通行止めとなった。
道警高速隊などによると、現場は片側1車線で、トマムICから札幌方向に約10kmの地点。
運転手が走行中に車体から煙が出ているのに気付き、停車して110番通報した。
乗客らは、占冠村が用意したバスに乗り換え、村内に避難した。
同社によると、バスは2011年製で、15年12月に中古で購入。走行距離は約80万kmだった。
8日午前7時ごろの運行前点検で、異常はなかったという。
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0232412.html
2016年2月8日23時1分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月9日9時52分にNHK東海NEWS WEBから、2月8日23時2分に朝日新聞から、2月9日9時0分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時すぎ、JR関西線の四日市発名古屋行き普通上り列車が愛知県弥富駅に停車中、乗客から「車内がアンモニア臭い」と報告があり、JRは、乗客約20人を降ろす措置をとった。
警察などによると、同日午後10時ごろ、弥富駅の係員が下り線ホームのごみ箱の異臭に気付き、警察に通報。
警察が中を調べたところ、発酵食品のようなものが見つかった。
中国などで食べる「臭(しゅう)豆腐」とみられ、警察が鑑定を進めている。
警察や消防によると、電車の1両目中央付近の座席付近の床に20cmほどの無色透明の液だまりが見つかり、異臭を発していた。
臭豆腐の汁とみられる。
この影響で、乗客約20人が後続に乗り換えたほか、同線は約1時間45分、運転を見合わせた。
気分が悪くなった人は、いなかった。
臭豆腐は、中国や台湾などで広く食べられている発酵食品で、独特な風味と強烈なにおいが特徴。
乗客が持ち込んだ可能性がある。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/040/096000c
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20160209/5747771.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ2876GGJ28OIPE036.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020990085951.html
2016年2月7日20時8分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前8時半ごろ、幌延町の天塩川に架かる橋の建設工事現場で、工事関係者のワゴン車が突然、爆発し、原形をとどめないほどに壊れた。
この爆発で、近くにあったプレハブ小屋の壁の一部も吹き飛ばされるなどして、室内にいた36歳の作業員の男性が軽いけがをした。
警察や消防によると、ワゴン車の荷台には、業務用のアセチレンガスのボンベが数本、積まれていて、当時、このうち2本にホースをつないで、車の外で溶接作業が行われていた。
警察は、何らかの理由で漏れたガスに引火した可能性があると見て、爆発原因の特定を進めるとともに、当時の安全管理に問題がなかったかについても調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160207/5710991.html
(ブログ者コメント)
○映像を見ると、バンパーらしきものが10~20mほど飛ばされており、車体はワゴン車かどうか判別不能なほどメチャメチャに壊れていた。
思うに、雪が降るなどの理由で、窓やドアをほぼ閉め切っていたのかもしれない。
○車に積んでいたボンベが爆発した事例は、最近では下記。
今回のように車体が判別不能なまで壊れていたか気になり、当時の報道を確認したところ、佐伯市の事例では、ワゴン車は後部バンパー付近に壊れた跡がみられたものの、車体は健全で窓ガラスも割れていないように見える。
報道されてはいないが、今、考えるに、事故当時は後部ハッチを全開にしていて、そこから爆風が抜けたのかもしれない。
残る2事例は、写真では状況が確認できなかった。
2015年11月24日掲載
2015年11月17日 大分県佐伯市のアパート駐車場で防犯カメラの動力源に使う水素を水素が入ったボンベから予備ボンベに移し替え中、爆発して1人重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5400/
2015年3月4日掲載
2015年2月24日 秋田県大館市で溶接用ボンベを積んでいたほろ付きトラックの荷台に作業員が上がった直後?に爆発、4人死傷、漏れたガスがほろの中に充満していた模様 (修正1)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4664/
2013年6月19日掲載
2013年6月13日 志摩市の林道でトラックの荷台に積まれたLPGボンベが爆発し、吹き飛ばされて全身やけどの重傷
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2951/
2015年8月20日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5135/
(2016年2月13日 修正1 ;追記)
2016年2月6日付で毎日新聞東京版から、乾燥したニトロセルロースが自然発火し、硝酸アンモニウムなどの爆発を引き起こしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月5日23時33分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
国営中国中央テレビ(CCTV)は、5日、天津市浜海新区で昨年8月に起きた爆発事故の調査結果を伝えた。
事故調査チームは、事故を引き起こした地元企業の管理・監督が不十分だったとして、中国共産党の規律違反などで、副市長2人を含む74人を処分するよう求めた。
調査報告は、事故原因について、「コンテナ内の乾燥したニトロセルロースが高温などの影響で自然発火し、危険化学物質の硝酸アンモニウムなどの爆発を引き起こした」とし、消防隊員や警察官など165人が死亡、798人が負傷したとした。
天津市の交通や港、税関、公安当局などが関連法規定を適切に適用せず、事故を起こした地元企業「瑞海国際物流公司」に対して違法な行政許可を出すなど、管理・監督も不十分とした。
公安当局は、企業関係者24人、検察機関は行政関係者25人に対し、強制捜査措置を取った。
直接の経済損失は、昨年12月までに68億6600万元(約1220億円)となった。
爆発では165人が死亡、8人が行方不明となり、798人が負傷。
現場周辺の日系企業にも被害が出た。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160206/ddm/007/030/145000c
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160205-OYT1T50135.html?from=y10
2016年2月12日0時37分にNHK首都圏NEWS WEBから、『複数の磁石誤飲で手術の場合も』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもが誤って複数の磁石を飲み込み、体の中で腸などを挟み込んでくっついてしまい、手術をしたケースが、この5年間に少なくとも11件起きていたことが分かった。
アメリカやEUなどでは、おもちゃへの磁石の使用を制限するなどの対策が行われていて、専門家は、「日本でも実態を把握するシステムを作り、対策につなげる必要がある」と指摘している。
これは、NHKが、専門の学会や小児科の専門誌などに報告された磁石を誤飲した事例を調べたもの。
その結果、誤飲した複数の磁石が体の中で腸などの壁を挟み込んだままくっついてしまい、開腹手術や内視鏡などで取り出したケースが、この5年間に全国で少なくとも11件起こっていたことが分かった。
幼い子どもがおもちゃなどに使われている小さな磁石を飲み込むケースが多く、なかには、腸が挟み込まれたため腸の壁に穴が開いて危険な状態になった子どももいた。
磁石の誤飲事故を巡っては、アメリカやEUでは、子ども向けのおもちゃに強力な磁石を使うことが制限されているほか、最近は、レアアースから作る「ネオジム磁石」と呼ばれる、小さくても極めて強力な磁石が普及したことなどから、おもちゃ以外での使用も規制する動きが出てきている。
一方、日本では、おもちゃの業界団体が独自の規格を設けるなどして注意を呼びかけているものの、国の規制などはなく、実態の把握もできていないということで、子どもの事故に詳しい医師の山中龍宏さんは、「事故は、実際にはかなりの数起きていることが予想される。どのような製品によって事故がどれくらい起きているのかについて実態を把握するシステムを作り、対策につなげる必要がある」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160212/5589641.html
(以下は、活字化されていないナレーションなど)
最近は、強力な磁石がさまざまな商品に使われている。
(映像;ブログ者解説)
女性アナウンサーが、磁石どうしがチェーンのようにつながった製品から一つの磁石を外してみせたが、結構、力が要る模様。
そして、外した5mmぐらいの磁石を手のひらに置き、別の磁石を5cmぐらいに近づけると、手のひらの磁石が別の磁石に向け、吸い付くように飛んで行った。
メーカー側も、注意を呼び掛けている。
日本玩具協会は、子供の口に入る大きさの強力な磁石使用なら、安全なおもちゃにつける「STマーク」を認定しないようにしている。
11件は氷山の一角だという指摘もある。
好奇心のおうせいな小さな子供。なんでも口に入れようとする。もしそれが磁石だったら?内臓に穴が開くことがある。
(内視鏡写真)
磁石が胃の壁にめりこんでいる。
(日本の事例)
2cm程度の細長い磁石を2個飲み込んだ1歳5ケ月の女児のレントゲン写真。
当初は、1個が胃に、もう一個が腸にあり、離れていたので経過観察扱いにしていたが、翌日嘔吐したので再度調べると、胃と腸を挟み複雑な形でくっついていて、3ケ所に穴が開いていた。
(診察した医師談)
粘膜も筋肉もずっと押し潰されていたことで腐った。一歩間違って血管を傷つけていれば、おなかの中が大量に出血し、危険な状態だった。
(ブログ者コメント)
ブログ者は、強力磁石の誤飲問題を初めて知った。
本ブログでは、原則、約1週間遅れで報道記事を掲載しているが、本報道は6分強の放映で、活字化されていない情報もかなりあるため、当日掲載とした。
NHK首都圏NEWS WEBにつき、2月18日(木)まで元記事にアクセスできる。
2016年2月5日19時6分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月5日21時37分に毎日新聞から、2月6日2時34分に北海道新聞から、2月5日付で札幌テレビ放送から、2月7日13時3分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後1時半前、旭川市東旭川町にある旭川市立の旭川第五小学校と桜岡中学校で、作業員12人が2階建ての校舎の屋根に登って雪下ろしをしていたところ、突然、屋根の雪が崩れ、全員が大量の雪とともに地面に落ちた。
このうち、男性2人が雪に埋まり、駆けつけた消防隊などによって、1人はおよそ20分後に、もう1人もおよそ30分後に助け出されたが、50代の男性が搬送先の病院で死亡が確認され、もう1人の46歳の男性も、7日、死亡した。
警察によると、5日は午前中から、作業員あわせて16人が出て雪下ろしの作業をしていて、当時は校舎の屋根からせり出した「雪庇(せっぴ)」と呼ばれる部分を地面に落とす作業をしていたという。
一部の雪が一気に滑り落ちて、全員が5〜6m下の雪の上に落下。
2人は、深さ約1mまで埋もれてしまったという。
ほかの作業員は、自力で脱出した。
屋根は、幅約17m、奥行き約28mで、当日は約50cmの雪に覆われていたという。
屋根に登っていた12人は、全員が命綱をつけていなかったという。
警察は、一緒に作業をしていた作業員から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
落雪のあった旭川第五小学校と桜岡中学校の石塚教頭は、「お昼が終わり休み時間になったときに大きな音がしたという報告を受け、外にいくと3、4人の体の一部が雪に埋まっている状態でした。私たちもスコップをかき集めて救出をしました」と救出時の状況を話した。
また、雪下ろしをしたタイミングについて、「多いところで70cmほどの雪が積もっていて、雪を下ろすにはまだ少ないかなという感じでしたが、これからまた降ることと、張り出した雪庇を危惧して、児童や生徒の安全を考え、業者に依頼しました」と話していた。
救出にあたった旭川市南消防署の柏谷副署長は、「到着したときは2人とも完全に雪に埋まっている状況で、作業員と学校関係者が救出しようとしていました。1m弱くらい埋まっていたとみられ、雪はさらさらしたものではなくかなり重たいものでした」と話していた。
そのうえで、「当時は12人程度が屋根の上で作業をしていて、そのうちのかなりの人が落ちたとみられます。作業員はヘルメットはしていましたが、命綱のようなものはみられませんでした」と話していた。
事故から1時間ほど経った校舎の屋根では、残った雪がポタポタと落ちていた。
今日の旭川の最高温度は氷点下0.8℃と、平年より2℃ほど高かったほか、昨日もプラスの気温となっており、屋根の雪解けが進んでいたとみられている。
道内で相次ぐ、雪下ろし中の事故。
雪下ろしをする際の注意点を、防災科学研究所雪氷防災研究センターに聞いた。
○まず、屋根に登る人は、滑り落ちないよう、命綱を確実につけること。
○雪下ろしに慣れると、命綱がなくても大丈夫だと考えがちだが、雪下ろし中の事故のうち、屋根から落ちる事故が最も多い。
○軒先に近い場所での作業は、雪庇を踏み抜くおそれがあるので、特に注意が必要。
○雪の塊が屋根から落ちて人に当たると、たとえ小さい塊でもけがの原因になるため、作業中は軒下に人が絶対に入らないよう通行止めにすること。
○また、作業はお互いに目が届くよう、2人以上ですることも重要。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160205/5672701.html
http://mainichi.jp/articles/20160206/k00/00m/040/108000c
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0231453.html
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160207/5710911.html
(ブログ者コメント)
NHKからは、4~5m高さから乗用車の上に雪塊を落とす実験映像も放映されていて、フロントガラスに大きなヒビが入っていた。
2016年2月5日21時6分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午すぎ、旭川市などにまたがるJR函館線のトンネルで、作業員が誤って信号機のケーブルを損傷し、JRは復旧作業のため、旭川と深川駅の間でおよそ3時間にわたって運転を見合せた。
このトンネルは、去年12月に火災が起きたトンネルで、JR側は、再発防止に努めたいとしている。
JR北によると、5日正午すぎ、旭川市と隣の鷹栖町にまたがるJR函館線の嵐山トンネルで作業員が線路脇の氷をツルハシを使って除去していたところ、誤って信号機の電源ケーブルを損傷し、電気が通らなくなった。
JRは、復旧作業を行うため、旭川と深川駅の間の全線で、およそ3時間にわたって運転を見合わせたが、午後3時11分に運転を再開した。
この影響で、札幌と旭川を結ぶ特急スーパーカムイ13本を含む19本が運休した。
現場のトンネルは、去年12月に天井や壁に貼られた断熱防水板が焼けて火災が起きたトンネルで、JRは、「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ございません。指導を徹底して再発防止に努めていきたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160205/5671851.html
2016年2月4日19時35分にABC NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月4日18時21分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前、大阪市天王寺区の住宅で81歳の女性がコロッケを調理中、油が飛んで出火し、夫とみられる男性が死亡する火事があった。
近くの小学校では、児童30人が煙を吸うなどし、病院に搬送された。
火事があったのは、天王寺区大道にある2階建ての木造住宅で、およそ80m2が焼けた。
隣の住人は、「居間から火柱が2mぐらい上がっていた。水をかけようが手を付けられない状態」と話している。
当時、女性が天ぷら油を使ってコロッケを揚げていた際、油が飛び火が出たとみられ、警察に対して女性は、「火をかけたまま、いったん台所から離れ、戻ると炎が上がっていた」と話している。
女性は、布団をかけて火を消そうとしたものの収まらず、助けを求め外に出たという。
台所付近には女性の夫とみられる男性が倒れていて、搬送先の病院で死亡が確認された。
この火事による煙がおよそ150m離れた小学校にまで影響し、6~11歳の児童あわせて30人が頭痛や吐き気など不良を訴え、病院に運ばれたが、いずれも症状は軽いという。
市教委によると、児童らは、授業中に煙が入ってきたため、窓を閉め切った教室内で待機していたが、煙の臭いで気分不良を訴える児童が相次いだという。
出典URL
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_008_20160204008.html
http://www.sankei.com/west/news/160204/wst1602040074-n1.html
(ブログ者コメント)
○都市部の小学校、6~11歳の児童という点から考えると、1つの教室だけではなく、複数の教室で何人かずつが体調不良を訴えた、ということかもしれない。
○本件、どの程度の濃さの煙、臭いがどのくらいの時間、教室内に漂っていたのか分からないが、ブログ者は、東日本大震災時の大川小学校事例と相通じるところがあるのかもしれないと感じた。
大川小学校事例では、避難すべきかどうかの議論が長引いて校庭に留まっていたため、多数の児童が津波に巻き込まれた。
2016年2月4日20時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、愛知県豊田市トヨタ町のトヨタ自動車本社工場で「炉の設備から火が噴き出した」と119番があった。
従業員が消火活動に当たり、間もなく鎮火した。
けが人はいなかった。
トヨタ自動車広報部によると、「生産への影響はない見込みだ」としている。
警察によると、出火したのはシャフトを熱して強度を増すための設備で、高温の油が通るパイプの外側に付着していたほこりや油分が発火したとみられる。
トヨタ自動車では、グループの愛知製鋼(同県東海市)知多工場で1月8日に発生した爆発事故の影響で部品供給が滞るため、国内全ての自動車組み立てラインを2月8日から13日まで休止。8日は、部品を含め国内全ての工場を停止する。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160205/k00/00m/040/091000c
2月4日21時11分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、愛知県豊田市トヨタ町のトヨタ自動車本社工場で、排気ダクトの一部を焼く火事があった。
エンジン部品を鍛造する炉に燃え移ったが、2時間後に消しとめた。
けが人はなかった。
消防とトヨタ自動車によると、何らかの原因でダクトに火がつき、燃えたダクトの一部が炉に落下したという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020490133749.html
2月4日18時58分に名古屋テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、豊田市のトヨタ自動車本社工場から「工場内の炉から火がもれ出ている」と119番通報があった。
警察によると、約1時間後に、工場の従業員が消火器で火を消し止めた。
排煙ダクトが燃えたが、けが人はいなかった。
トヨタ自動車によると、火事があったのは金属を加工する建屋で、排煙ダクトから火が出て炉に燃え移ったという。
警察と消防が、出火した原因を調べている。
出典URL
http://www.nagoyatv.com/news/?id=127361&p=1
2016年2月3日7時5分に産経新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月3日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
成田労基署は、2日、労働中の死亡事故について、労安法違反容疑で、米国の貨物運送業「フェデラルエクスプレスコーポレーション」と同社の整備担当の男性部長(43)を書類送検した。
また、茂原労基署も、同日、同容疑で長柄町の産業廃棄物処理会社「ウエスト21」と同社男性社長(38)を書類送検した。
フ社と男性部長の送検容疑は、昨年2月25日、成田空港内で、高さ約2.5mの手すりのない作業台で男性作業員=当時(52)=に航空機の整備作業をさせたとしている。
男性作業員はバランスを崩し、台から約2.5m下に転落し、死亡した。
同署によると、2m以上の高さの作業台には、手すりなどの設置が義務づけられている。
男性部長は、「慣例として、作業台には手すりをつけていなかった」と話している。
ウ社と男性社長の送検容疑は、同6月2日、ベトナム国籍の男性作業員=当時(28)=に非常停止装置のないベルトコンベヤーで作業をさせたとしている。
男性作業員は、コンベヤーに巻き込まれ死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/160203/rgn1602030045-n1.html
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。