2024年1月5日19時32分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国の道路をとらえた防犯カメラの映像。
画面奥から手前に向けて、霧のような白い気体が広がっていく。
この気体があたり一面を覆い尽くした次の瞬間、大きな爆発が起こった。
周辺に大きな被害を出したこの爆発は、なぜ起きたのだろうか。
これは、ドライブレコーダーがとらえた爆発事故の瞬間。
画面奥で爆発が起きたあと、炎があっという間に広がり、あたり一帯が火の海と化した。
現場は、2018年にオリンピックが開催された韓国の平昌(ピョンチャン)。
爆発は元日の夜9時ごろに起きた。
事故発生前の映像では、画面奥から白い気体が徐々に広がっていく様子が確認できる。
この気体の正体は、近くのガススタンドから漏れ出した“LPガス”。
このガスが、あたり一帯を覆い尽くしたあとに爆発が起きた。
ガススタンドから200メートル以上離れた場所の映像を見てみると、画面左側が明るくなると同時に、爆発音が聞こえる。
近隣住民:
「爆弾が落ちたと思った。今も足が震えて歩くのが大変です...」
近隣住民:
「戻ったら(家が)灰になっていました...」
現地の対策本部によると、この事故で16人がけが。
また、建物は全焼した9軒を含め、22軒が被害に遭い、車22台が燃えたという。
現地警察は、ガスを移し替える際にタンクローリーが移動したため、ガスが流出し、爆発につながった可能性があるとみて捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d29f7510709828d48da951f06ca9c4701e19cd0a
(ブログ者コメント)
〇白いLPGベーパーは、道路上を這うように、ジョギング程度の速度で拡がってきた。
そして、走行中の車?の下部付近が?光った直後、爆発が起きたように見える。(5番目&最後の画像)
それが着火源?
その後、オレンジ色の炎が急速に近づいてきたが、その前触れというか、周辺で・・というか、青白い炎が走っていた。
今回の現象は、LPG漏洩の災害想定や対策を考える、あるいは見直す上で役に立つ情報ではないかと感じた。
〇以下はユーチューブ配信映像。
https://www.youtube.com/watch?v=TZUzhltgjio
(2024年1月14日 修正1 ;追記)
2024年1月11日11時5分にYAHOOニュース(朝鮮日報)からは、ガス漏れに気付いた近所の人たちは声をかけあって避難した、避難し始めて10分後に爆発が起きた、爆発20分前から消防に多数のガス漏れ通報があったなど、下記趣旨の記事がローリー車の写真付きでネット配信されていた。
1月1日に発生した江原道平昌郡のLPガススタンド爆発事故現場で、全身にやけどを負った60代の男性が市民の避難を助けていたことが分かった。
江原道の民間放送局「G1放送」が10日に報道した。
報道によると、事故発生時、車に乗ってスタンドの前を通りかかり、ガス爆発で全身にやけどを負ったイさん(62)は痛みに苦しみながらも、ある一家を安全な場所に避難させたとのことだ。
宿泊施設に泊まっていたこの一家は、爆発現場から建物の裏側に慌てて逃げたが、どこに避難すればいいのか分からずにいた時、イさんに助けてもらったという。
イさんの助けで避難した人は「(イさんが)『こちらに避難して』と教えてくれた。私たちは当時、爆発現場がどこなのか正確に分かっていない状況だった」と語った。
イさんは現在、ソウル市内のやけどを専門とする病院で手術し、治療を受けているが、全身にやけどを負っており、危険な状態だという。
爆発を最初に通報したキム・テチョルさんも、素早い対応で大惨事を防いだ。
スタンドから20メートルほどの所に住んでいるキム・テチョルさんは、ガスが漏れ始めたのに気付いてすぐ住民に避難するように知らせ、112番と119番に通報したという。
住民のチェ・デチョルさんは「私たちが出て2分後、約100メートル離れた時に(爆発が)起きた。あの人たちがいなかったら、私たちは死んでいただろう」と言った。
1日午後9時3分ごろ、江原道平昌郡のあるガススタンドで火災が発生し、5人が重軽傷を負い、28人が被災した。
カンさん(36)とイさんの2人が全身にやけどを負い、シンさん(57)ら3人もやけどなどで近くの病院に搬送された。
爆発が起きる約20分前から消防には「ガススタンドからガスがたくさん漏れている」という通報が寄せられていた。
住民たちも「町全体に霧がかかったようになった。その霧のようなものは膝の高さまであった」と話している。
漏れたLPガスはわずか10秒で近隣の道路を覆い、約1分で防犯カメラが設置されている宿泊施設周辺を取り囲んだとのことだ。
事態の深刻さを認識した住民たちが避難し始めてわずか10分後の午後9時3分ごろ、爆発が発生した。
迅速な避難で人的被害は減らすことができたが、被害住民の多くは不安を訴えているとのことだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6efb03324a5e9fc55d54763b5504938f780582dc
2021年6月19日18時10分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前8時54分ごろ、周南市のJR徳山駅近くで、水道管の交換工事を行っていた現場の作業員から「歩道を掘削中にガス管を破損させた」と消防に通報がありました。
消防によりますと、ガスは、当初、一酸化炭素だとみられていましたが、その後、出光興産の徳山事業所からコンビナートにエチレンを送る管が破損し、漏れ出したことがわかったということです。
けが人や体調不良を訴えた人はありませんでした。
消防によりますと、エチレンの送出は現在止められていて、ガス漏れはほぼ収まったということです。
現場の目の前の家に住んでいるという70代の女性は、「工事を始めると聞いてから、すぐに大きな音がしたので驚いた。怖かったです」と話していました。
この影響で、近くを走るJR山陽新幹線が、広島駅と福岡県の小倉駅の間で、午前10時前から3時間近く運転を見合わせ、およそ1万人に影響が出ました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210619/4060010025.html
6月19日18時40分にYAHOOニュース(山口放送)からは、漏れ出したガスは可燃性ではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日朝、周南市で道路工事中にガス管を傷つけ、ガスを噴出させる事故があった。
この影響で山陽新幹線やJR山陽線が一時運転見合わせとなった。
ガス漏れ事故があったのは周南市入船町の県道。
周南市消防本部によると、19日朝9時ごろに「道路工事中に誤ってガス管を損傷させ、ガスが噴き出ている」と119番通報があったという。
ガスは可燃性のものではなく、流出に伴う被害もないという。
(近くに住む人は)「臭いは別にしなかった。」
この工事は周南市の上下水道局が発注したものだったという。
事故の影響で、山陽新幹線やJR山陽線が3時間あまりにわたって運転見合わせとなった。
JR西日本では運転休止や遅延などで、山陽新幹線でおよそ1万人、山陽線でおよそ600人に影響が出たとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/965cab389a1aca021bd16ee101011d7fb87623c9
(ブログ者コメント)
〇漏れたのがエチレンガスだったとすれば、可燃性で、独特の臭いがある。
この点、両メディアで報道内容が異なるが、ここはNHKを信じてタイトルをつけた。
〇NHK映像の5枚目は、地面からガスが噴出している様子。
そう大量には漏れなかったため、周辺住民は臭いを感じなかったのかもしれない。
風向きもあることだし・・・。
〇グーグルアースで調べたところ、現場のすぐ裏、運河?を隔てた向こうにはコンビナート企業がある。
そのような場所での埋設管工事。
導管と水道管の見分けが、なぜつかなかったのだろうか?
2021年5月20日20時35分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後5時40分すぎ、豊中市利倉にあるガラスや金属の加工会社、「N社」の工場から黄色い煙が出ていると、近所の人から消防に通報がありました。
煙の中には有毒の二酸化窒素が含まれているとみられていて、消防が近所の人たちに、建物の中に入り窓を開けないよう呼びかけるとともに、警察が付近の道路で交通規制を行っています。
これまでに工場の従業員で31歳の男性が煙を吸って気分が悪くなり、病院に運ばれましたが、意識はあるということです。
消防によりますと、工場側は、廃液のタンク内から煙が出たと説明しているということです。
煙はおよそ3時間がたっても出続けているということで、消防が詳しい状況の確認を進めています。
N社のホームページによりますと、現場の工場はスマートフォンの液晶パネルに使うガラスや金属の加工などを行っているということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210520/2000045901.html
5月21日0時28分にNHK関西からは、水で薄めて中和しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
廃液のタンク内から有毒ガスを含むとみられる煙がおよそ4時間にわたって吹き出した。
現在、工場では、廃液を水で薄めて中和する作業が行われている。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210521/2000045902.html
5月21日1時5分に毎日新聞からは、中和作業により午後10時ごろに煙は収まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
煙を吸った男性従業員は重症とみられる。
煙はリン酸の廃液が入ったタンクから出ており、中和作業を行って同日午後10時ごろにはほぼ消し止められたという。
現場は阪急電鉄服部天神駅から西に約1・5キロの工場地帯。
https://mainichi.jp/articles/20210521/k00/00m/040/007000c
5月20日21時49分に産経新聞からは、何らかの物質が混入して化学反応を起こした可能性があるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防と大阪府警豊中南署は、タンクに何らかの物質が混入して化学反応を起こしたとみて、詳しい原因を調べている。
https://www.sankei.com/affairs/news/210520/afr2105200026-n1.html
2020年6月12日15時30分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日朝早く、富山市婦中町の化学工場で火災が発生し、一時、塩素系のガスが発生したことから、警察などが周囲の住民に外出を自粛するよう呼びかけました。
現在、火は消し止められ、ガスの拡散もおさまっているということです。
12日午前5時前、日産化学の工場で「倉庫から煙が出ている」と従業員から通報がありました。
消防は化学消防車など16台を出動させ、火は約4時間後に消し止められました。
消防によりますと、プールなどに入れる塩素系の薬剤が何らかの原因で化学反応を起こして発熱し、薬剤が入っていた容器などが燃えたということです。
この火事で塩素系のガスが一時、発生したことから、警察などが、付近に住む人に窓を開けず外出を自粛するよう呼びかけました。
また、近くにある速星小学校では登校時間を20分遅らせる対応を取りました。
警察と消防によりますと、これまでのところ体調を悪くした人の情報はないということです。
警察と消防は12日午後1時半から合同で現場を詳しく調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200612/3060004737.html
(ブログ者コメント)
プールに入れる塩素系薬剤といえば、次亜塩素酸ナトリウムが頭に浮かぶ。
当該物質のMSDSを確認したところ、「火災時に有毒なヒュームやガスを放出する」と記されたものもあった。
http://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.display?p_card_id=0482&p_version=1&p_lang=ja
2019年11月25日14時1分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時25分ごろ、東京都千代田区霞が関の警察総合庁舎7階の警視庁科学捜査研究所の一室で、爆発音がして窓ガラスが割れる事故があった。
同庁によると、室内の分析装置に充填されていた液体ヘリウムが一気に気化して噴出したとみられ、近くの観音開き式の窓ガラス1組が割れた。
当時、室内は無人で、ガラスの破片が歩道に落下したが、けが人や証拠品の破損などはなかった。
分析装置は危険ドラッグなどの未知の化合物を鑑定するためのもので、事故当時は使用されていなかった。
ヘリウムは装置の側面から噴出していたといい、同庁では故障の可能性もあるとみて、詳しい事故原因を調べている。
https://www.sankei.com/affairs/news/191125/afr1911250024-n1.html
11月25日16時1分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁の科学捜査研究所で、鑑定用の装置からヘリウムが噴出し、窓ガラスが割れる事故がありました。
けが人はいませんでした。
25日午前7時半ごろ、東京・千代田区の警察総合庁舎7階にある警視庁・科学捜査研究所で部屋の窓ガラスが割れているのを、庁舎を警備していた機動隊員が見つけました。
警視庁によりますと、この部屋に置かれていた危険ドラッグなどを鑑定する装置から液体ヘリウムが気化して噴出し、その圧力で窓ガラス2枚が割れたとみられています。
割れたガラスの破片が歩道に落下しましたが、けが人はいませんでした。
当時、部屋に職員はおらず、装置も使われていなかったということで、警視庁は事故原因を調べています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3839757.html
(ブログ者コメント)
以下は、TBS映像の3コマ。
2019年7月29日17時52分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
下関市の化学メーカー「下関三井化学」が、県に届け出が必要な毒性のあるガス漏れあわせて52件を、10年にわたって届け出ていなかったことがわかった。
県は、届け出が行われなかった経緯について調べ、会社への行政処分を検討することにしている。
山口県が、記者会見で明らかにしたところによると、下関市にある「下関三井化学」は、半導体製造に使われるガスで、いずれも毒性がある三フッ化窒素と四フッ化ケイ素の製造過程で、配管のつなぎ目などから微量のガスが漏れていたものの、県に必要な届け出をしていなかったという。
届け出をしていなかったのが確認されたのは、平成21年以降、10年間にわたって起きたガス漏れ、合わせて52件に上るという。
ことしに入って会社から、4件の微量のガス漏れが相次いで届け出されたことから、県が会社を立ち入り検査して調べたところ、過去10年で起きた異常を記録する帳簿が作成されておらず、別の業務日誌を調べた結果、未届けのガス漏れが判明したという。
会社側は、漏れたガスはいずれも微量で、従業員や周辺への影響はなかったと説明しているが、県は届け出が行われなかった経緯を調べ、会社への行政処分を検討することにしている。
「下関三井化学」では、平成21年にガスをボンベに詰める作業中に火事が起きて爆発し、11人がケガをし、周辺の建物およそ100棟に被害が出る事故が起きていた。
「下関三井化学」の前濱社長らは、29日夕方、記者会見を開き、「関係当局や近隣住民の方に、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と述べ、陳謝した。
また、会社の幹部は、県に届け出をしていなかった理由について、「少量のガス漏れだったため、報告の必要はないと独自に判断してしまった。会社の上層部に報告したケースもあったが、法令に違反するという認識がなかった」と述べた。
その上で、前濱社長は、親会社の「三井化学」と連携して原因究明を進めるとともに、再発防止に向けた取り組みを進めていく考えを示した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190729/4060003274.html
7月29日21時35分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、三フッ化窒素を充塡する工場で計54回、四フッ化ケイ素を充塡する工場で計3回など、ガス漏れ事故は10年間で計59件発生したが、同社はこのうち7件しか報告していなかった。
いずれも、高濃度で長時間にわたって人が吸い込むと死に至る可能性があるため、高圧ガス保安法は微量であっても県への報告や記録作成を義務づけているが、同社は守っていなかった。
今年に入って同社でガス漏れ事故が起きたため、県が報告の徹底を指導したところ、報告が急増。
県が業務改善計画の報告を指示したことを機に、過去の未届けが発覚した。
https://mainichi.jp/articles/20190729/k00/00m/040/262000c
7月30日10時37分にNHK山口からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
会社側によると、ガス漏れの原因の一部は、配管のつなぎ目を締める作業が不十分だったことによるものだという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190730/4060003283.html
(ブログ者コメント)
ブログ者の経験から言うと、一般の高圧ガスであっても、カニ泡ぐらいの漏れが生じただけで、設備許可条件の「気密な構造」が満足できないことになるため、官庁報告が必要ということだった。
漏れを止めるための作業も官庁許可を得てから・・・という話しもあったとか、なかったとか・・・。
2019年4月11日19時35分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津市新東町塔世などの約100世帯の住宅では、9日夕方から10日夕方にかけての丸一日、都市ガスの供給が止まり、夕食の支度や風呂をわかすことができなくなった。
供給を行っていた東邦ガスは、ガス管の近くに埋まっていた水道管で水漏れが発生し、砂混じりの水流がガス管に穴を開けるいわゆる「サンドブラスト現象」が起き、ガスが止まったとみて詳しく調べている。
東邦ガスや津市水道局によると、今回穴が開いたガス管は平成14年に、水漏れがあった水道管は昭和40年に、それぞれ埋設されたものだが、その間隔は10cmほどしかなく、近くに埋設されていたことがわかった。
関係機関がサンドブラスト現象を防ぐため示している指針では、30cm以上の間隔を保つことが求められているが、今回はそれより近くに埋設されていたという。
東邦ガスと津市水道局は、2つの管が近くに埋設された経緯を調べている。
東邦ガスによると、停止が続いていた世帯へのガスの供給は、今日中にすべての世帯で再開できる見通しだという。
出典
『ガス管と水道管が近接し埋設か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20190411/3070001322.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
2017年6月13日18時46分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日13時10分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時すぎ、「掛川市の工場で液化天然ガスが漏れ出している」と、工場の関係者から消防に通報があった。
ガスが漏れ出したのはY水産化学工業の掛川工場で、消防などによると、燃料を貯蔵する施設にガス会社「Sガス」のタンクローリーから液化天然ガスを補充しようとしたところ、ガスが漏れ出したという。
工場では食品調味料の原料を生産していて、当時、工場内には13人の従業員がいたが、けがはなかった。
このガス漏れで、一時、周辺の道路の通行が規制されたほか、工場の従業員が避難するなど騒然としたが、市消防本部とガスを運搬していたSガスが対応に当たり、約2時間半後に漏えいを止め、規制は解除された。
Sガスによると、タンクローリーからガスを移し替える際に使う配管には、圧力を調整するための安全弁が設置されているが、この弁に何らかの不具合が生じ、ガスが漏れたとみられるということで、消防などが詳しい原因を調べている。
出典
『食品工場で「液化天然ガス」漏れ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034212561.html
『工場でLNG漏れ 道路を一時規制 掛川』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369547.html
2017年6月2日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後4時10分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内の発電設備から煙が出ているのに社員が気付き、119番通報した。
市消防局の消防隊員らが設備の冷却作業に当たり、放水した。
けが人はなかった。
製鉄所によると、同5時ごろまでに煙は消えた。
消防や警察は、焼損はなく、火災ではないと判断した。
警察や製鉄所によると、発電設備内にあるボイラー建屋で、電気系統の異常を知らせるアラームが作動した。
建屋では、構内で出た余剰ガスや石炭などを使って水蒸気を発生させているという。
発電設備は、外部販売用の電力を発電している。
製造工程の操業に影響はない。
製鉄所では、1月に厚板工場で消火に約35時間を要する大規模な火災が起きるなど、今年に入って5件の火災が発生。
5月には、市消防局が同製鉄所に、火災の対応マニュアルの見直しを指導した。
1日は午後3時半ごろまで、市消防局による年1回の特別査察があった。
設備の軽微な破損や老朽化で2件の口頭指導を受けた直後の出来事だった。
製鉄所は、「現在、状況を確認中。近隣住民や関係者に心配を掛けて申し訳ない」と話している。
出典
『新日鉄住金で煙 発電設備に放水、冷却』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/06/02/JD0055809039
6月2日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、発生場所はボイラー建屋(高さ64m、幅32m、奥行き35m)で、製鉄所内で余ったガスなどのエネルギーを使って発電する設備。
煙の発生を知らせる警報が鳴り、社員が白煙を確認して製鉄所内の保安センターを通じて通報した。
消防隊が駆け付けたが、建物内に炎は見えず、白煙や水蒸気が充満していたという。
2017年4月19日19時4分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月20日12時55分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、札幌市中心部の大通公園に面した交差点で、周辺のビルに暖房用の熱を供給する地下の配管のバルブ付近から大量の水蒸気が漏れだして、現場は一時、騒然となった。
札幌市中心部のビルなどに暖房用の熱を供給する北海道熱供給公社によると、19日午前8時すぎ、「大通西5丁目の地下の配管から白煙が出ている」とパトロール中の作業員から連絡があった。
現場を調べたところ、180℃の高圧温水が流れる配管の空気を逃がすためのバルブ付近から水蒸気が出ていたという。
漏れ出る水蒸気の量はその後増えて、午後3時ごろには視界が悪くなるほどとなり、熱供給公社の担当者らが車を誘導しながら原因を調査している。
熱供給公社によると、配管のバルブ付近から何らかの原因で温水が漏れ出して水蒸気が出たと見られるということで、19日夜、道路を掘削して復旧作業を行うことにしている。
現場近くを歩いていた会社員の男性は、「ものすごい煙で驚きました」と話していた。
出典
『ビル街に水蒸気 暖房用漏れる』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170419/5730731.html
『札幌オフィス街で蒸気噴き出す 地域暖房のバルブ破損か』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0391447.html
4月20日11時51分に毎日新聞からは、別の推定原因が下記趣旨でネット配信されていた。
北海道熱供給公社(札幌市東区)によると、周辺のビルに温熱を供給するため地中に埋設された熱導管に、何らかの理由で浸透した雨水や下水などがかかり、水蒸気となり噴出したとみられる。
けが人などはなかった。
同公社は現場周辺にバリケードを張って原因を調べており、「みなさまにご迷惑をお掛けして申し訳ない」と陳謝した。
出典
『水蒸気 マンホールから激しく噴出 札幌中心部の交差点で』
http://mainichi.jp/articles/20170420/k00/00e/040/238000c
(ブログ者コメント)
映像によれば、地上に突き出した高さ2mほどの空気抜きパイプ?から勢いよく蒸気が噴出していた。
2017年1月6日21時5分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後2時半ごろ、金沢市野町1丁目で、地下の消火栓を点検していた消防隊員から「ガスの臭いがしている」と市の企業局に連絡があった。
企業局の担当者が付近を掘るなどして調査したところ、およそ3時間後に、ガスの本管をつなぐゴム製のパッキンの部分から微量のガスが漏れているのが分かった。
ガスが漏れたことによる被害はなかったが、漏れた場所を特定して修理するまで4時間近くかかり、消防はこの間、周辺の住宅15棟に対し、火の使用を一時制限する措置を取った。
ガス管は、およそ50年前に敷設されたもので、ガス管をつなぐパッキンの部分が劣化して、そこからガスが漏れた可能性があるという。
去年9月に金沢市が定期点検をした際には、異常はなかったという。
金沢市企業局の桶川局長は、6日夜、会見を開き、「地域住民に多大な心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と陳謝した。
そして、ガス管の定期点検をこれまでの3年に1回から数を増やすとともに、老朽化したガス管の交換を前倒しで進める考えを示した。
出典
『金沢でガス漏れ パッキン劣化か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025834791.html?t=1483734927589
2015年9月28日22時15分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時5分ごろ、コスモ石油堺製油所から「タンクからプロピレンが漏洩している」と専用回線で市消防局に通報があり、大型化学車など12台が出動した。
消防と同製油所によると、プロピレンは原油から重油を精製する際に生じるガス。
作業員が直径約15mの球状タンクの継ぎ目から気体になって漏れているのに、音とにおいで気付いた。
消防が放水してプロピレンを拡散させ、ボルト部分を締めた。
警察と消防で、原因を調べる。
同製油所では、6月にナフサ(粗製ガソリン)、7月にはLPG(液化天然ガス※原文のまま)、8月には廃油が漏洩して消防が出動している。
いずれも大事に至っていないが、配管や装置の老朽化が主な原因とみられる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150928/wst1509280083-n1.html
2015年8月26日11時41分にテレビ西日本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日13時36分に西日本新聞から、8月26日12時52分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前3時ごろ、福岡市博多区上川端町の工事現場で「ガス管が破損した。ガスが漏れている」と、消防に通報があった。
福岡市や警察などによると、午前2時ごろ、明治通りで市発注の側溝改修工事中、業者が重機を使って側溝の撤去作業を行っていたところ、誤って地中に埋まっていた直径20cmのガス管を破損させたという。
この事故で都市ガスが漏れ出て周囲にガス臭が漂い、警察は安全確保のため、一時、付近の道路を全面通行止めにしてガス管の交換作業が行われ、午前8時過ぎ、復旧作業は完了した。
ガスの供給停止やけがをした人はいないという。
市道路下水道局によると、側溝は車道と歩道の間にあり、施工業者がコンクリートを砕く重機を使って作業をしていた。
市東部下水道課は、「工事前の地下埋設物の調査をさらに徹底したい」としている。
福岡市や警察は、事故の原因などを詳しく調べている
出典URL
http://www.tnc.co.jp/sp/news/articles/532
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/191144
http://www.asahi.com/articles/ASH8V3V5FH8VTIPE00G.html
2014年10月21日付で読売新聞九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力は20日、石炭火力・苅田発電所新1号機(福岡県苅田町、出力36万KW)で排ガスが漏れたため、運転を停止したと発表した。
燃焼灰が通る管の一部が破れたのが原因。
修理が順調に進めば月内にも復旧する見通しで、電力の安定供給に支障はないとしている。
新1号機は稼働中の16日夜、ボイラーで石炭を燃焼させて出た灰を送り出す管と、灰を処理する装置の接続部から排ガスが漏れているのが見つかり、運転を止めた。
調べたところ、鋼製の接続部(直径11cm)の1か所に約1cm四方の穴が開いていた。
九電は、「何らかの原因で局所的な摩耗が起きた」とみている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141021-OYS1T50016.html
2014年10月23日13時1分にNHK北九州から、部品締め付け不十分が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の点検で、石炭灰を処理装置に運ぶ鋼管に穴が開いているのが見つかり、詳しく調べたところ、配管どうしをつなぐ部品の締め付けが不十分だったことがトラブルにつながったと分かったという。
九州電力は、損傷した部品の修理や、装置の中にあるトラブルが起きた部分に似た47か所の配管のつなぎ目を点検していた。
九州電力は、一連の修理や点検が完了したとして、けさ9時すぎから新1号機の運転を再開した。
九州電力は、「電力需給が厳しいなかでこのようなトラブルで運転が停止し、大変申し訳ありません。再発防止に努めて参ります」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025630581.html?t=1414099238132
10月23日12時38分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
配管のつなぎ方がゆるく、排ガスの流れが乱れて配管内が摩耗したのが原因とみられ、配管を補修して運転を再開した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGBR3HNVGBRTIPE00J.html
2014年8月18日20時41分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時半ごろ、小松市園町のガス会社の工場で、タンクローリー車に積んでいた液化天然ガス10トンを工場のタンクに移し替えようとしたところ、車のタンクからガスが漏れ出した。
警察によると、作業を行っていたのはタンクローリー車の運転手の54歳の男性で、液化天然ガスが体に触れ、病院に搬送されたが、両手などに軽いやけどをしたという。
消防によると、液化天然ガスに毒性はないということだが、市と消防は現場の近くに住む8世帯13人を、一時、公民館などに避難させた。
消防によると、タンクローリー車の後部にある、管のバルブが何らかの原因で外れ、ガスが漏れ出したということで、警察と消防はさらに詳しい原因について調べている。
近くの公民館に避難した65歳の男性は、「毒性はないということを消防から聞いて少し安心したが、爆発する可能性もあったと考えると危なかったと思う」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023889891.html?t=1408398236793
8月19日付の北國新聞紙面には、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
漏れたガスを止めようとした運転手が、両手と上半身の一部に低温やけどを負った。
警察などによると、タンクローリー後方にあるバルブのハンドルが外れ、あふれた氷点下162℃の液体が運転手にかかった。
運転手は、タンク内の圧力を下げるため、液体を気化させる「大気放散」を施し、消防隊員が約4時間後、ハンドルが外れた箇所に木栓を詰めて応急処置して止めた。
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
(ブログ者コメント)
読者の方から、低温やけではなく凍傷では?というコメントを頂戴した。
まことにその通り。
その旨、コメントに返信し、また、タイトルも変更した。
2014年8月2日付で毎日新聞福島中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前10時20分ごろ、いわき市小名浜の銅精錬工場「小名浜製錬所」で「白煙が出ている」と従業員が119番通報した。
警察などによると、硫酸を製造する過程で生じる三酸化硫黄を約10%含むガスが配管のバルブから漏れた。
先月29~31日にプラントの定期点検を行った際にバルブを閉め忘れたのが原因という。
噴出は2~3分間続き、同物質が推定0.345m3流出したものの、同社はけが人や環境への影響はないとしている。
今後は、バルブが閉じていないとガスが供給されない装置を導入する方針という。
同工場の別の炉では先月1日、溶けた高温の銅が漏れ、付近の電気ケーブルに引火する火災が発生。
1月にも、また別の炉で水蒸気爆発が起き、作業員1人が負傷する事故が起きている。
(ブログ者コメント)
「バルブが閉じてないとガスが供給されない装置を導入する」という報道から考えると、開いていたのは単なるドレン、ベント弁ではなく、例えば大気放出スタックにつながるバルブとかだったのかもしれない。
先月1日の火災事例は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4067/
1月の水蒸気爆発事例は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3593/
(2014年8月25日 修正1 ;追記)
2014年8月2日付の福島民報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
同社が硫酸の製造プラントを停止し、約3分後にガス漏れは止まった。
警察などによると、硫酸を製造する過程で出る3酸化硫黄を1割程度含むガスで、屋外の配管から漏れたとみられる。
3酸化硫黄を含むガスは、水と反応すると有害ガスに変わる可能性があるという。
同社では、7月29日から7月31日まで、定期点検のためプラントを停止し、プラントの配管のバルブを開けた状態にしていた。
1日に運転を再開した際、バルブが開いたままになっていたため、ガス漏れが発生した。
同社は今後、空気を送り込むバルブが閉じた状態でしかガスが供給されない機能を追加する。
2013年9月5日18時6分に福井新聞から、9月6日2時9分にmsn産経ニュース福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は5日、定期検査中の大飯原発3号機(加圧水型軽水炉、出力118万KW)で、タービン建屋3階の低圧タービンと軸受け部のすき間から、高温の蒸気が噴出したと発表した。
現場には作業員が約20人おり、周辺から離れるよう指示が出された。けが人はなかった。放射性物質は含んでおらす、環境や設備への影響はないという。
同日午後1時20分ごろ、低圧タービン部の火災を知らせる警報が中央制御室で鳴り、運転員が監視カメラで蒸気漏れを確認。6カ所から高さ約3mまで噴出しており、直ちに蒸気を止めるための弁を閉めた。火災の発生はなかった。
この蒸気はタービンを回すためのものではなく、タービン周辺を真空状態に保つために使われている。
大飯3号機は2日に定検入りし冷温停止中だが、運転員が電動弁を誤って開放したため、約170℃の蒸気がタービン側に流れ込んだ。
通常は、上流の弁を手動で閉じた後に、問題となった電動弁を中央制御室の操作で開く手順になっているが、上流の手動の弁が開いている状態で電動弁を開放したという。
操作を誤ったのは運転員として6年の経験がある社員。2年前からタービンを担当していた。
関電の原発では2004年8月、美浜3号機で2次系配管から高温高圧の蒸気が噴出する事故があり、作業員11人が死傷した。
出典URL
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/45354.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130906/fki13090602290001-n1.htm
(2013年9月15日 修正1 ;追記)
2013年9月13日付で関西電力HPに解説図付で、原因に関する下記記事が掲載されていた。
手順書では、現場で別の運転員がグランド蒸気供給弁(補助蒸気)を閉止し補助蒸気を止めた後、中央制御室担当の当該運転員が中央制御室の操作スイッチにより同弁下流側にあるグランド蒸気止め弁(補助蒸気)を開放する手順としていました。
しかし、当該運転員は、グランド蒸気系統は既に停止していたこともあり、グランド蒸気止め弁(補助蒸気)を先に開放しても補助蒸気が流れるとは思わず、手順どおりに実施しなかったことが原因でした。
出典URL
http://www.kepco.co.jp/pressre/2013/0913_2j.html
(ブログ者コメント)
間違った理由がイマイチ、はっきりしない。
グランド蒸気は、主蒸気系統と補助蒸気系統の2つの系統から供給されているのに、主蒸気系統からしか供給されていないと勘違いした・・・そういうことだろうか?
12日午前11時ごろ、川崎市の東京電力東扇島火力発電所で、発電燃料で使われるLNGが漏れ出した。
けが人や発電への影響はなかったが、異例の漏出に東電は原因究明を続けている。
同所によると、午前11時すぎ、9号高圧LNGポンプ付近でガス漏れを検知する警報が鳴り響き、白煙が確認された。
その後、ガスを送る配管のバルブが閉められ、午後1時半すぎにガス漏れは停止。全部で0.5m3が漏れ出した。
発電所には高圧LNGポンプが10台あり、LNGの貯蔵タンクから気化器にガスを送っている。問題のポンプは、そのうちの1台。
ポンプ内のモーターと外部の電源をつなぐケーブルが通るステンレス製の管の継ぎ目から漏出していた。
事故当時は稼働していなかったが、ポンプ内やポンプ側の管の一部は常にLNGで満たされているという。
同事業所補修計画グループの副長は、「継ぎ目は点検などで取り外せるようになっており、何らかの理由で緩んだ可能性がある」と話した。
ポンプの定期点検は、社内規定で運転時間が2万4000時間に達するごとに実施しており、最近では2010年に実施し、異常は見つからなかった。
1日3回のパトロールも実施しており、この日午前10時のパトロールでは異常はなかったという。
同グループのマネージャーは、「現場は立ち入り禁止で詳しい状況が分からない。液体が漏れることは珍しく、慎重に原因の調査を進めたい」と話した。
(ブログ者コメント)
報道内容から考えると、キャンドポンプから漏れたのかもしれない。
もしそうだとすれば、漏れないという点が一つのセールスポイントだったポンプだけに、マネージャーの言う通り、珍しい事故だ。
16日午後1時45分ごろ大分市の「JX日鉱日石エネルギー・大分製油所」の敷地内にある装置からLPガスが漏れた。
火災などは発生せず、ケガ人はいなかった。
大分製油所によると、原油を加熱して分離してできたLPガスを保管するタンクでガス漏れが発生したという。
ガスは有毒ではないが、引火する危険性があるため、装置を停止してガスの発生を止める処置をしている。
今後、安全性が確認されたのちに、消防などが原因を調査することにしている。
出典URL
http://www.e-obs.com/obs-news/genko/DD08160020772.html
(2012年9月3日 修正1 ;追記)
2012年8月17日付の大分合同新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
製油所によると、装置内のLPGの残量を示す計器を見た作業員が、漏れていることに気付いた。
(ブログ者コメント)
臭気ではなく、タンク残量を示す計器を見て、漏れに気付いたとのこと。
「残量」という表現から考えると液レベル計か?
しかし、計器を見て気付くほど液が漏れたとなると大事故だが、新聞ではベタ記事扱い。報道どおりガス漏れだったのだろう。
とすれば、計器とはタンクの圧力計のことか?
圧力調節弁の開度が0%なのに圧力が下がり続けて・・・ということだったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。