







2017年4月28日15時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市営の公園で、昨年夏、4歳の女児が人工池の噴水で遊んでいたところ、勢いよく出た水が陰部にあたり、重傷を負った。
噴水に、どんな危険が潜んでいるのだろうか。
大阪府内に住む女児の父親(38)によると、女児は昨年6月、大阪市西区の靱(うつぼ)公園内にある人工池(深さ約20cm)で、父親とともに遊んでいた。
池には、数10秒間隔で水柱を作る噴水があった。
女児はパンツ姿で、水中にある噴き出し口をまたぐようにしてしゃがんだ。
その直後、水が噴出。
女児は「痛い!」と叫び、股を閉じて泣き始めた。
パンツが血で赤く染まっていた。
父親と近くにいた母親は、女児を連れてタクシーで近くの病院へ。
この病院では止血できず、別の病院へ救急搬送された。
女児は止血手術を受け、4日間入院した。
手術をした病院によると、パンツはやぶけておらず、傷は体の表面ではなく陰部の中だった。
体内から小石などの異物も見つからなかったことから、水流による傷と判断。
この病院の小児科医(33)は、「水圧や水の角度、噴き出し口との距離など、いろいろな条件が重なったことによるけがと思われる」と話した。
父親は、「水でけがをするとは思わなかった」。
靱公園を管理する大阪市の大阪城公園事務所によると、池は立ち入り禁止で、貼り紙で「危険です 入らないでください」と注意を促していた。
しかし、子どもでも容易に入ることができ、子連れでよく靱公園を訪れる女性(39)は、「暑い日は10人以上の幼児が池で遊んでいる。手や足で噴水の噴き出し口を塞ごうとする子たちを見たことがある」と話す。
日本小児科学会(東京都)の、こどもの生活環境改善委員会によると、水流による陰部のけがは報告例が少ないが、2013年8月、6歳の女児がプール施設のジェット水流によって陰部から出血した事例がある。
噴水の場合は、子どもは興味本位で噴き出し口をのぞき込むことがある。
水圧が強ければ、目や口にけがを負う可能性もあるという。
子どもの事故予防に詳しい小児科医の山中龍宏さん(69)は、「保護者が、こうしたけがが起こりうると知ることは大事。だが、注意するだけでは事故は防げない」と話す。
噴水の管理者側が、水圧が強い噴水には柵を設けるなどして近寄れないようにすることや、水圧を低くすることも必要と指摘する。
今回の場合、現場の公園から救急搬送されておらず、保護者から申し出もなかったことから、大阪市は女児のけがを把握していなかった。
事故当時、水柱は水面から高さ約180cmまで噴き出す設定だったが、記者の取材で事故を知り、今年4月19日から、水柱の高さが約160cmになるように水圧を下げたという。
一方で、市の担当者は、「景観も考慮すると、現時点で池を高い柵で囲うことは難しい」と悩む。
国交省によると、靱公園などの都市公園にある噴水について、水圧に関する国の安全基準はない。
また、噴水メーカーなど20社でつくる日本水景協会(東京都)が作る実用的指針では、防護柵や警告表示などの安全対策について「十分な検討を行うこと」としているが、水圧の数値には具体的な決まりがないという。
山中医師は、「女児がけがをしたような噴水は、全国で他にもあるはず。業界団体にも危機意識を強めてもらうことが大切だ」と指摘する。
出典
『噴水、女児の股間直撃し重傷 水圧の威力、注意を』
http://www.asahi.com/articles/ASK4R7GBQK4RUTFL00C.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に同種事例として、ジェット水流による負傷事故を紹介している。
2016年7月27日掲載
2016年7月20日報道 水中バイクから転落した際にジェット水流を受け死傷する事故が過去5年間に11~14件発生、シーズンを迎え海保はウェットスーツ着用などを呼びかけ中
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6122/
2017年4月26日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力大飯原発(おおい町)で24日午後4時ごろ、コンクリートを壊す作業に従事していた男性作業員(56)が電動式ハンマーと接触し、右足を折る大けがをした。
警察によると、4号機の近くのコンクリート製の見学用通路(幅2m、延長43m)で、別の男性作業員が電動式ハンマーを使ってコンクリートを壊していたところ、ハンマーの先端がそれて、すぐそばでコンクリート片を片付けていた男性作業員の右足に接触した。
関電の原発では、今年に入り、工事作業員が負傷する労災事故が相次いでいる。
大飯原発では、3月30日にも、防潮堤に鉄筋を打ち込んでいた男性作業員(24)が、別の作業員の操作するドリルに手を巻き込まれ親指を切断。
美浜原発(美浜町)でも、1月26日に、地下水を観測していた60代男性作業員が山の斜面で滑落してけがをした。
けが人はいなかったが、1月20日には、高浜原発(高浜町)で大型クレーンが倒壊する事故も起きている。
関電は、「労働災害を発生させ、大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。
出典
『大飯原発 作業員、右足骨折の重傷 関電・労災相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k18/040/198000c
4月25日17時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時ごろ、福井県おおい町の関西電力大飯原発4号機で、原子炉周辺建屋の東側にある歩道の取り壊し作業をしていた下請け会社社員の男性(56)が、右足甲にコンクリートを砕く工具が接触して骨折する重傷を負った。
警察によると、同僚の作業員がコンクリートを破砕用の工具で砕いていたところ先端がずれて、破片を集めていた男性の足に当たったという。
出典
『コンクリ破砕工具、足の甲に接触し男性骨折 福井・大飯原発、歩道取り壊し作業中』
http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250070-n1.html
(ブログ者コメント)
こういった事故は一般の道路工事などでも起きているが、今回は原発敷地内で起きた事故ゆえ報道された・・・そんな気がした。
2017年2月25日22時22分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日19時2分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時ごろ、愛知県東海市横須賀町にある産業廃棄物の処理工場で、会社員のIさん(男性、57歳)=岐阜県下呂市=が全身を強く打ち、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察は、作業中だったクレーンと衝突したとみて調べる。
警察によるとIさんは、トラックの荷台で鉄くずをクレーンで下ろす作業の補助をしていた。
クレーンを運転していた男性従業員が、男性の姿が見えないことに気付いて作業を中断、倒れているIさんを見つけた。
出典
『愛知の産廃処理工場 作業中の男性死亡』
http://www.sankei.com/west/news/170225/wst1702250072-n1.html
『作業中の事故相次ぐ 2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170225/4241581.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像には、アーム先端に丸い磁石がついたパワーショベルのような重機が映っていた。
クレーンではなく、それがぶつかったのかもしれない。
2017年2月16日19時41分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時半ころ、佐呂間町栃木の川から農業用水を引くための取水口の工事現場で、佐呂間町富丘の作業員のSさん(男性、73歳)に、別の男性が運転していた建設作業用の大型機械がぶつかった。
Sさんは病院に搬送されたが、胸などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時、現場では3人が作業をしていて、大型機械の誘導をしていたSさんに掘削をするための先端のショベル部分がぶつかったという。
警察が関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『掘削作業中に機械ぶつかり死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170216/3982871.html
2017年1月12日20時24分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時15分ごろ、観音寺市大野原町で病院の駐車場の造成工事中に、パワーショベルにつり下げられていたセメントが入った袋が男性にぶつかった。
この事故で、今井さん(男性、72歳)が腹などを強く打って市内の病院に運ばれたが、およそ2時間40分後に死亡が確認された。
今井さんは、同僚の42歳の男性が運転するパワーショベルのそばで作業をしていたが、警察によると、突然、パワーショベルが動きだし、アームの先端につり下げられていた粉状のセメントが入った重さ1トンほどの袋が今井さんにぶつかったという。
警察は、同僚の男性や工事関係者から話を聞いて、事故の原因を調べている。
出典
『重さ1トンの袋ぶつかり男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035965991.html?t=1484252373688
1月13日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時15分ごろ、観音寺市大野原町で駐車場を拡張する工事をしていた土木作業員の今井さん(72)に、別の男性作業員(42)が運転するパワーショベルの爪部分に吊り下げられていたセメント袋(1トン)がぶつかった。
今井さんは病院に運ばれたが、出血性ショックで死亡した。
警察によると、今井さんは、セメント袋に穴を開けるカッターがないかと男性作業員に尋ねたという。
警察は、男性作業員が応対しようと身を乗り出した際に、誤ってパワーショベルを動かしたとみて、調べている。
2016年12月22日20時22分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時すぎ、砺波市庄川町示野の市道を自転車で走っていた南砺市山見の男性(33)が風にあおられて、道路の左側にある1mほど下の畑に、自転車ごと転落した。
この事故で、男性はあごの骨を折る大けがをして、病院で手当を受けているという。
警察が男性に話を聞いたところ、「右から強い風が吹いてあおられた」と話しているということで、警察は、風でバランスを崩し、畑に転落したとみて、当時の状況を調べている。
このほか、消防などによると、22日午前9時すぎ、滑川市大島で、屋外で作業をしていた54歳の男性が風にあおられて転倒し、頭に軽いけがをしたという。
出典
『風で自転車ごと畑に転落大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065514171.html?t=1482443874771
2016年12月2日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本労基署は、1日、宇城市の造船会社と同社の男性社長(79)と部長を、労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。
部長は8月8日、社内で船の建造作業中、クレーンを無免許で運転した疑い。
鉄骨(長さ約10m)を吊っていた布製ベルトが切れ、落下した部材が手すりに落ち、曲がった手すりが当たった60代の男性社員が胸の骨が折れるけがをした。
社長と部長は共謀し、9月、労基署の調査に対し、クレーンを運転していたのは免許を持つ別の社員だったと虚偽の報告をした疑いがある。
(ブログ者コメント)
この造船会社は、2013年にも人身事故で書類送検されている。
その時は、「これまでに大きな事故がなく・・・」と報道されていたのだが・・・。
2013年7月30日掲載
[昔の事例の顛末] 2013年5月 熊本県宇城市の造船所でタンカー清掃中の作業員が甲板から転落死した事故で安全対策を怠っていたとして書類送検
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3085/
2016年10月12日16時49分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月12日12時29分に神戸新聞から、10月12日13時0分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前8時ごろ、神戸市垂水区塩屋町1の国道2号で、同区の20代男性が運転するオートバイが電柱を支えるワイヤに衝突した。
男性は即死し、衝突の弾みで切断された上半身が、山陽電鉄の線路内に飛ばされた。
オートバイは事故直前まで、兵庫県警長田署の白バイに追跡されていたという。
長田署によると、事故の数分前、同市長田区内の国道2号で、交通取り締まり中の長田署員が、速度超過のオートバイを発見。
停止を命じる署員の足をひいて逃走した。
白バイが追いかけたが、約7km西で対向車線に入るなどしたため、追跡を打ち切っていた。
直後に女性(25)が運転する別の単車と衝突し、男性は弾みでワイヤに突っ込んだとみられる。
同署によると、男性が運転するバイクは、長田区内で制限速度を33km上回る時速83kmで走行したと記録されていた。
女性も転倒した際にけがを負ったが、命に別状はないという。
この事故で、国道2号と並走する山陽電鉄の線路内に、約2mのフェンスを飛び越えて男性の遺体が入ったため、山陽電鉄は上下27本が運休するなどし、約1万人に影響した。
長田署の池田副署長は、「詳細は調査中だが、違反車両を停止させるため、必要な追跡行為だったと考えている」とコメントした。
出典
『電柱ワイヤ激突 バイク男性、上半身切断 山陽電鉄線路に 神戸のの国道2号 白バイ追跡された後に単車と衝突、弾みで…』
http://mainichi.jp/articles/20161012/k00/00e/040/240000c
『白バイ追跡のバイクが国道逆走 衝突事故で死亡』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201610/0009574527.shtml
『白バイ追跡のバイクが衝突、線路転落の男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161012-OYT1T50067.html
(ブログ者コメント)
今回は人体がピンと張られたワイヤに突っ込んだ事例だが、逆に、ハネたワイヤなどが人体に当たった場合にも同様な危険性が考えられる。
2016年9月15日13時15分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時ごろ、東京都足立区のホームセンターで、30代ぐらいの女性従業員が転倒し、近くにあったラックのようなものに付いていた直径約1cmの棒状の突起が側頭部に1~2cm刺さる事故があった。
女性に意識はあり、警察が状況を調べている。
警察などによると、女性は1階事務室で椅子に座ろうとしてバランスを崩し、転倒したという。
出典
『女性従業員転倒、頭に棒刺さる 足立区のホームセンター』
http://this.kiji.is/149001565332686332?c=39546741839462401
2016年9月13日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
9月13日付で朝日新聞ちば東葛版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
我孫子市は、12日、側溝のふたが割れたことが原因で転倒し、大けがをして寝たきり状態になった男性に5800万円の損害賠償を支払うための議案を、開会中の市議会9月定例会に追加提案した。
市によると、男性は、帰宅途中だった2012年7月14日夜、同市中峠の市道に設置された側溝の上を歩いていたところ、コンクリート製ふた(縦30cm、横60cm)が割れて転倒し、頭部を強打。
頸椎損傷により手足がまひし、現在も介護施設で寝たきりになっている。
ふたの割れは老朽化が原因とみられ、市は、道路管理に落ち度があったと認め、今月2日に男性側との協議が整った。
市によると、ふたはかなり古いもので、いつ設置されたかは不明だという。
2016年8月21日19時20分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時前、小林市真方の田んぼのあぜで、近くの男性(63)が清掃活動をしていたところ、80歳の女性が使っていた草刈り機の刃が左足にあたった。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、きょう、この地区ではおよそ110人が集まり、清掃活動が行われ、男性と80歳の女性は午前8時ごろから、一緒の班で草刈りをしていたという。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『草刈り機で男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064976711.html?t=1471814910931
(ブログ者コメント)
草刈り機の刃が当たって死亡した事故は、過去に何件か、本ブログでも紹介済。
2016年6月21日11時3分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時ごろ、銚子市の犬吠埼灯台から東南東約690kmの沖合で、マグロ漁中の三重県の漁船「三幸丸」(153トン)から「乗組員の右まぶたに直径2mmほどのマグロ釣り用の釣り針が刺さった」と118番通報があった。
銚子海上保安部の巡視船「かとり」が出動し、20日午前10時55分に同灯台の東南東約390kmの沖合で、負傷したインドネシア国籍の男性技能実習生(21)を移乗させた。
銚子港に到着後、男性は旭市内の病院に搬送予定。
同保安部によると、男性に意識はあり、針は刺さったままだが、右目の視力もあるという。
1本釣りしたマグロを男性がかぎ竿で船内に引き込もうとした際にマグロの口が裂け、かかっていた針が右まぶたに刺さった。
出典
『マグロ漁中にまぶたに針が刺さる 銚子海上保安部』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/331924
2016年6月5日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時ごろ、阿賀町五十島の磐越自動車道西山トンネル内で、電気ケーブルの束の一部が壁から落ち、点検作業中のIさん(56)の腹に当たった。
Iさんは、脾臓損傷などで重傷。
束は別の男性作業員(41)にも当たり、右ひじなどに軽いけが。
警察によると、束は直径約5cm。
トンネルは、当時、電気ケーブルの点検作業のため、一般車両は通行止めになっていた。
警察が、落下の原因を調べている。
(2016年6月18日 修正1;追記)
2016年6月5日付の新潟日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、Iさんは、電気ケーブルの下にある棚の取り換え作業を行っていた。
2016年3月29日22時16分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前8時半ごろ、井川町の自動車部品工場で、大型トラックから鋼材を降ろしていた男性社員に重さ約2トンの鋼材の束がぶつかり、2人が死亡した。
警察は、つり上げられた鋼材のバランスが、何らかの原因で崩れたとみている。
死亡したのは同町のKさん(男性、59歳)と、男鹿市のOさん(男性、53歳)。
警察によると、Oさんは、トラック後方で鋼材(直径5cm、長さ約8m)を約20本まとめた束を荷台から降ろすため、天井に設置されたクレーンをリモコン操作していた。
Kさんは、トラックと鋼材置き場の間に立ち、鋼材を引っ張って向きを変えるなどして誘導していた。
警察は、つり上げられた鋼材が振り子のように揺れ、2人に相次いでぶつかったとみている。
2人は、いずれも胸を強く打っていた。
荷台にはトラックの運転手がいたが、けがはなかった。
事故は、最後の7つ目の束を降ろす最中に起きたという。
警察は、現場の安全管理態勢や作業手順に問題がなかったかなどを捜査している。
秋田労基署も、現場を調査した。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20160329q
3月29日22時11分に日テレNEWS24(秋田放送)からは、鉄の棒が落下したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、29日午前8時半ごろ、男性社員2人が工場の天井に設置されたクレーンを使ってトラックの荷台から鉄製の棒を降ろしていたところ、落下し、2人を直撃した。
落下したのは直径5cm、長さ6mの鉄の棒を20本束ねたもので、重さは約2トンあったという。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2016/03/29/07326018.html
3月30日付で毎日新聞秋田版からは、京谷さんはクレーンのフックを外す作業をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックの荷降ろし作業をしていた社員2人に、積み荷の鋼材の束(計約2トン)が直撃した。
警察によると、2人は、クレーンを使ってトラック荷台から鋼材(直径5cm、長さ約6m)20本をつり上げていたらしい。
Oさんはクレーンを操作し、Kさんは鋼材からクレーンのフックを外す作業をしていたという。
トラックの運転手も、近くで作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160330/ddl/k05/040/048000c
(2017年3月18日 修正1 ;追記)
2017年3月14日19時20分に日テレNEWS24(秋田放送)から、クレーン荷下ろし時の合図を定めていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月15日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、3月14日19時31分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
秋田労基署は14日、会社と作業を統括管理する社長(56)や製造部次長(62)、課長(51)、組長(58)の4人を、必要な危険防止措置を講じなかったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。
法人としての会社も、あわせて書類送検した。
同署によると、クレーンで荷下ろし作業をする際は、クレーンの運転について周囲の作業員に動きを知らせる合図を定めなければいけないにもかかわらず、4人はこれを定めず、統一的な作業方法を確立させていなかった。
組長は、クレーンを運転する時の合図や合図をする人を定めなかった疑いがある。
上司の3人は、クレーンの荷下ろし作業が複数の人で行われると知っていたにもかかわらず、合図を定めた作業要領を作っていなかった疑いがある。
同社はクレーン作業の作業要領を作ったことがなかったといい、調べに対し4人は、「これまで大きな事故はなく、作らなかった」などと、容疑を認める供述をしているという。
4人は「クレーン作業に対する危険性の認識が不足していた。」などと話しているという。
出典
『鋼材直撃で2人死亡 会社など書類送検 (秋田県)』
http://www.news24.jp/nnn/news86111511.html
『作業員2人死亡で社長ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014724441.html
2016年3月4日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月4日18時43分に大分放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時55分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内で、協力会社の男性社員(65)の軽乗用車が、歩いていた別の協力会社の男性社員(57)をはねた。
はねられた男性は市内の病院に運ばれたが、腰の骨を折るなど重傷。
製鉄所では、ことしに入って労災の死亡事故が3件起きており、大分労働局が2月19日に再発防止を求める要請をしていた。
警察によると、現場は車両用と歩行者用の信号機のある丁字路の交差点。
車が右折する際に、横断歩道を渡っていた男性にぶつかった。
2人とも、構内の職場に向かう途中だった。
製鉄所の救急車で搬送した。
製鉄所をめぐっては、1月から2月にかけて、転落事故などで計3人が亡くなっている。
今月1日には、大分労基署が構内の緊急安全パトロールを実施した。
また、大分労働局も、先月、製鐵所幹部に対し、事故防止策の徹底を強く求めていた。
4日の事故を受けて、同所の津加総務部長は、「災害の再発防止のみならず、交通安全面でもルール厳守徹底に取り組んでいる中、このような事故を発生させてしまったことを深く反省いたしております」とコメントしている。
出典URL
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/03/04/132853594
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=03040033065&day=20160304#news
2016年2月15日20時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日22時48分に読売新聞から、2月15日19時40分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日正午ごろ、東京都台東区日本堤の多目的センターで、30代の男性の腹部に刀が刺さり、約2時間半後に死亡した。
男性は、センター内のスタジオで、模造刀を使った舞台稽古をしていたとみられ、警察は、司法解剖するなど、詳しい経緯を調べる。
警察などによると、現場には男性のほか、数人が殺陣の稽古中だったとみられる。
男性は、誤って転倒するなどした際、自分が持っていた刀が刺さった可能性がある。
居合わせた人は、「声がしたので振り向いたら、男性がうずくまっていた」と説明している。
刺さった刀は刃渡り73cmで、スタジオ内には他にも同様の刀があり、警察は詳しい鑑定を進める。
警察によると、男性は都内の劇団の劇団員らと殺陣の稽古中だった。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160215/afr1602150019-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160215-OYT1T50093.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ2H6D1DJ2HUTIL04H.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。