2021年2月17日18時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
手押し式の除雪機の事故による死者が相次いでいる。
消費者庁によると、昨年12月からの2カ月間に少なくとも8人が死亡。
35年ぶりという大雪が影響していそうだ。
事故が減らない背景には除雪機ならではの事情がありそうで、コロナ禍の影響を指摘する声もある。
どういうことなのか。
【コロナ禍の影響指摘する声も】
消費者庁によると、今冬の死亡事故は北日本や北陸で多発し、うち4件は1月上旬に起きた。
事故情報を収集する独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の集計では、2010~19年度の死亡事故は、多い年度でも4件で、今年は特に多い。
NITEの担当者は、「今冬の大雪が一番の原因」とみる。
気象庁によると、1月上旬の東日本の日本海側の降雪量は平年の約3・5倍で、35年ぶりの大雪という。
担当者がもう一つ指摘するのは新型コロナウイルスの影響だ。
他人との接触を避けるため、雪かきを近所の人やボランティアに頼むのが難しくなり、高齢者や久々に除雪をする人が事故に遭っている可能性がある、という。
【30年以上前の機種が】
また、事故がなくならない背景に影響していると考えられるのが除雪機の「寿命の長さ」だ。
新潟県では1月、9歳の男児が除雪機の雪をかき込む刃(オーガ)に巻き込まれて死亡した。
NITEによると、保護者が別作業のためエンジンをかけたまま機体から離れた間に事故が起きたという。
除雪機に関わる国内企業でつくる「除雪機安全協議会」加盟のメーカーが販売する製品には、04年4月以降は全て、操作ハンドルやレバーから手を離すと運転が止まる安全装置「デッドマンクラッチ機構」がついている。
だが、新潟県の事故では30年以上前に作られた除雪機が使われており、デッドマンクラッチ機構がついていなかった。
NITEのまとめでは、10~19年度、手押し式の除雪機を後退させた際に壁との間に挟まれるなどして19人が死亡。
うち17人は、デッドマンクラッチ機構がついていない除雪機を使っていた。
古い型式による事故が相次ぐのは、長年にわたって同じ除雪機を使い続けるのが珍しくないからだ。
NITEの担当者によると、除雪機は構造が単純で壊れにくく、使う時期も限られていることから、買い替えが進みにくいという。
「機体にトラブルがなければ20年、30年と使い続ける人がいるのも不思議ではない」という。
04年度以前に製造された除雪機でも、一時停止のための「緊急停止ボタン」などの機能が付いている機種もある。
しかし、使用中に転倒して除雪機が体の上に倒れ込んでくるなどして、安全装置を作動させられない場合もある。
NITEの担当者は、「費用負担もあり、買い替えが難しい場合もあると思う。どんな事故が起きているかを知り、デッドマンクラッチ機構がついていない除雪機を使う場合は、より一層の注意をしてほしい」と呼びかける。
https://digital.asahi.com/articles/ASP2K5W6VP2KUTFL00G.html?pn=8
(ブログ者コメント)
新潟県(柏崎市)の事例は本ブログでも紹介スミ。
2021年2月23日12時8分に瀬戸内海放送から下記趣旨の記事が、工場外観の写真付きでネット配信されていた。
22日午後6時30分ごろ、高松市鶴市町にあるユニホームをクリーニングする工場で、作業員の俟野さん(男性、45歳)が衣類を乾燥機に運ぶコンベヤーと鉄骨の間に挟まれているのを、見回りをしていた男性従業員が見つけました。
見つかったとき、俟野さんは胸のあたりを挟まれていて、駆け付けた消防が俟野さんの死亡を確認しました。
工場の運営会社によりますと、俟野さんが見つかったのは普段、無人で作業している場所だということです。
https://news.ksb.co.jp/article/14213765
2021年2月15日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重・津労働基準監督署は、くい打ち機の変更作業を行う際の作業手順や方法を定めなかったうえ、作業指揮者が直接指揮を行わなかったとして、建設業のO土木(静岡県浜松市)と現場代理人であった同社取締役を、労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで津地検に書類送検した。
23歳の男性労働者がくい打ち機に頭を挟まれ、死亡する労働災害が発生している。
災害は令和2年12月15日、三重県津市にある須賀瀬大橋の橋梁耐震補強工事で発生した。
労働者はくい打ち機にドリルガイドを取り付ける作業に従事していた。
くい打ち機を操作していた別の労働者の誤操作で取付け部分が回転し、頭を強く挟まれている。
死亡した労働者は、くい打ち機の下に潜り込んで作業していた。
同労基署によると、くい打ち機に頭を挟まれて死亡する事案は多くないとしている。
労働安全衛生法第190条では、…
https://www.rodo.co.jp/column/101388/
2021年2月9日18時50分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年1月、大和町にある包装材を製造する工場で、作業員の女性が機械に手をはさみ、大けがをする事故がありました。
古川労働基準監督署は、機械に安全装置をつけていなかったとして、この会社と経営者を書類送検しました。
書類送検されたのは、大和町にある包装材の製造会社「C社」と40代の経営者で、労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。
古川労働基準監督署によりますと、去年1月、この会社の工場内でトレーの加工作業を行っていた60代の女性が、裁断機の高さを調整する際に、誤って機械を稼動させ、手をはさまれて大けがをし、のちに手を切断しました。
労働基準監督署が調べたところ、この会社では、誤って機械を作動させないようスイッチを複数設けることや、機械の中に手を入れないよう囲いを設けることなど、必要な安全対策をとっていなかったということです。
書類送検された「C社」は、「けがをされた人には大変申し訳ないと思っています。今後、労災事故がないよう会社の装置を見直すほか、安全に関する研修を通して、不備を改善していきます」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20210209/6000013450.html
2021年2月7日6時47分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後5時前、長野市の自動車整備などを行う会社に勤める須坂市八町の鈴木さん(男性、61歳)が凍結防止剤を道路にまく散布車の点検中に、取りつけられた攪拌装置に挟まれているのを同僚が見つけました。
鈴木さんは長野市内の病院に搬送されましたが、警察によりますと、その後、死亡が確認されました。
鈴木さんは散布車を1人で点検していて、車はエンジンがかかっていたということです。
警察は、鈴木さんが攪拌装置に挟まれた原因と死因などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210207/1010016969.html
2021年2月1日23時12分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後、富士宮市の医療機器メーカーの工場で、男性作業員が機械に挟まれ死亡する事故がありました。
午後3時ごろ、富士宮市三園平のT社富士宮工場で、点滴パック製造ラインの点検用の小窓に、男性作業員(48)が挟まっているのを同僚が見つけ消防に通報。
男性は病院に搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。
胸を強く圧迫されたことによる、窒息死だということです。
警察によりますと、製造ラインからエラーの警告が出たことから、男性が一人で確認に行ったということです。
点検用の小窓は金属製の板が自動で開閉する仕組みだといい、警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d64262bad27206f7619ee602e34df2bbbaf678
2021年1月23日17時47分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、現場付近の写真付きでネット配信されていた。
北海道札幌市手稲区西宮の沢2条2丁目で22日午後7時20分ごろ、北海道新幹線の延伸工事の掘削作業をしていた男性作業員2人が、掘削機器に足をはさまれた。
この事故で28歳の作業員が右足を切断する大けがを負い、51歳の作業員も左足首切断の大けがを負った。
札幌手稲署によると、「工事現場で作業員が機器の下敷きになっている」と消防から通報があった。
現場には、けがをした作業員以外にも複数の作業員がいたといい、同署が原因を調べている。
事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、この場所では札幌市と小樽市を結ぶトンネルを掘るための準備として、ボーリングマシンを使用した地盤改良工事が行われていた。
機構は「安全を第一として受注者と連携し、事故防止に努めたい」とコメントした。
北海道新幹線は東京―新函館北斗間が開通し、さらに2030年度までに新函館北斗から札幌までを延伸する計画。
JR北海道は将来、東京―札幌を約4時間半で結ぶことを目指している。
https://www.asahi.com/articles/ASP1R064TP1QIIPE01T.html
1月22日22時49分にYAHOOニュース(北海道テレビ)からは、51歳男性は足の骨折だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後7時半ごろ、札幌市手稲区西宮の沢2条2丁目の、北海道新幹線の延伸ルートの工事現場で、作業員2人が地面を掘るボーリング機械に足を挟まれました。
足を挟まれた2人のうち、神奈川県横浜市の角さん(男性、28歳)が右足を切断する大けが、神奈川県横須賀市の菅さん(男性、51歳)も、足を骨折する大けがをしました。
現場では当時、トンネル工事のための地盤の調査を行っていて、作業には複数の作業員が参加していました。
警察が事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d37ad5ac2a971fa64f9055308bd00734078d7a
1月23日11時50分にYAHOOニュース(UHB)からは、現場には12人の作業員がいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道新幹線の工事現場で、作業員の20代と50代の男性2人がボーリングの機械に足を挟まれ切断するなどの重傷を負う事故がありました。
事故があったのは、北海道札幌市手稲区西宮の沢にある北海道新幹線「札樽トンネル」札幌工区の現場です。
消防によりますと1月22日午後7時20分ごろ、現場の作業員から「ボーリングの機械に作業員2人の足が挟まれた」と119番通報がありました。
警察によりますと、この事故で28歳の男性作業員が右足を切断、51歳の男性作業員が左足首を切断する重傷を負いました。
鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局によりますと、当時現場では作業員12人で地盤を強化する工事を行っていて、ボーリングを使用していたということです。
ボーリングは幅2.5メートル、奥行き1.6メートル、高さ2メートルです。
警察は作業員から当時の状況を聞くなど、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3808bbe9ab4e79827cc649742233a97591a9bf8e
2020年11月30日13時46分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時前、芽室町のN甜菜製糖の工場でアルバイト従業員、道見さん(男性、71歳)がベルトコンベアと柱に挟まれているのが見つかりました。
道見さんは病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。
警察によりますと、道見さんはベルトコンベアに右腕が巻き込まれた状態で見つかったということで、死因は胸を強く圧迫されたことによる外傷性窒息死でした。
道見さんが挟まれたのはビートを運ぶベルトコンベアで、当時はベルトコンベアから落ちた土をスコップで取り除く作業を1人で行っていたということです。
警察は、作業中に誤ってベルトコンベアに巻き込まれたとみて、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201130/7000027473.html
2020年11月24日4時28分にYAHOOニュース(静岡朝日放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
未明、静岡県富士市のミネラルウォーターの製造工場で、男性作業員が運搬機械に頭を挟まれ死亡する事故がありました。
午前0時過ぎ、富士市天間のA社天間工場で、「同僚が血を流して倒れている」と消防に通報がありました。
男性は病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されました。
死亡したのは富士宮市東町の派遣社員、勝亦さん(男性、67歳)です。
警察によりますと、勝亦さんは1人でウォーターサーバー用のペットボトルを入れる段ボールの仕分け作業をしていたということです。
同僚が無線で呼び掛けても返事がなかったことから、確認すると、段ボールをつかむロボットアームとベルトコンベヤーの間に頭が挟まれた状態だったということです。
警察が詳しい事故の原因を調べています
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f0ccc12682f4f3e496b8034ecc29cae35db11c6
2020年11月17日9時37分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時半ごろ、福井市恐神町にある建設会社の資材置き場で、土木作業員の安村さん(男性、46歳)が作業をしていたところ、高さ1.5メートル、幅3.2メートルの鉄板が突然倒れ、立てかけてあった別の鉄板との間に体が挟まれました。
現場にいた同僚が消防に通報し、安村さんは病院に搬送されて手当てを受けましたが、胸などを強く打っていて死亡しました。
警察によりますと、安村さんは当時、工事現場から回収してきた鉄板を同僚と2人で片づける作業をしていて、鉄板は1枚800キロの重さがあったということです。
警察は、現場の関係者から話を聞くなどして事故の原因や安全管理の状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20201117/3050006298.html
2020年11月2日17時56分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前11時ごろ、笛吹市八代町米倉の金属加工会社、S精機本社米倉工場で、ネパール国籍の契約社員、ダハルさん(27)が、金属をプレスする機械と別の機械との間に挟まれているのを別の従業員が見つけ、消防に通報しました。
ダハルさんは頭を挟まれていて、笛吹市内の病院に搬送されましたが、死亡しました。
警察によりますと、ダハルさんは1人で、高さおよそ2メートルのプレス機を使って金属をプレスする作業をしていたところ、プレス機が突然倒れたとみられるということです。
警察で事故の原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20201102/1040011385.html
2020年10月31日17時50分にYAHOOニュース(瀬戸内海放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月31日午前10時10分ごろ、香川県綾川町のFクリーンの中間処理施設で、生ごみを分解するためのスクリューを男性が点検、清掃していたところ、スクリューが動き出し、挟まれました。
10月31日18時55分にNHK香川からは、2人はスクリューに絡まったゴミを取り除く作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時すぎ、綾川町にある産業廃棄物の処理会社「Fクリーン」の施設で、「機械に2人が挟まれた」と会社から消防に通報がありました。
この事故で、男性作業員1人がゴミをかき混ぜるためのスクリューに挟まれ、病院に搬送されましたが、およそ3時間後に死亡しました。
警察によりますと、スクリューはゴミをかき混ぜてメタンガスを発生させるためのもので、2人はスクリューにからまったゴミを取り除く作業をしていたということです。
もう1人の46歳の作業員もけがをしましたが、命に別状はないということです。
2人はスクリューを止めた状態で作業していたということで、警察は何らかの原因でスクリューが動いたとみて詳しく調べています。
2020年10月21日22時21分にNHK鳥取から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時半ごろ、鳥取市古市の製紙会社「S製紙」で、古紙の検品作業をしていた長谷さん(男性、62歳)が古紙の間に挟まれているのを、古紙を運び込む作業を担当していた別の会社の男性が見つけ、「S製紙」の社員を通じて警察に通報しました。
長谷さんは病院に搬送されましたが、およそ3時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、長谷さんは昼食を挟んで午後1時から古紙に異物が混じっていないか確認する作業にあたっていて、事故が起きた時間帯には、複数の同僚と一緒に作業していたということです。
また長谷さんは発見された際、高さ2メートルまで積み上がった古紙の塊の間に挟まれた状態だったということです。
警察は、今後、長谷さんの遺体を司法解剖して死因を詳しく調べるとともに、業務上過失致死の可能性もあるとみて、会社の関係者から話を聞くなどして捜査を進めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20201021/4040006301.html
2020年10月15日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前6時50分ごろ、かすみがうら市宍倉、鉄線加工工場の東京製綱土浦工場で、美浦村大山、アルバイト従業員、男性(69)が、回転式装置で円柱に鉄線を巻き付ける作業中、装置に巻き込まれて頭部外傷などで死亡した。
土浦署によると、同8時44分ごろ、朝礼を終え現場に赴いた同僚が、装置のそばで男性があおむけに倒れているのを発見し、119番通報。
駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。
男性は始業前の同6時5分に出社し、同6時55分に装置が非常停止していた。
同署は男性が1人で作業中に装置に巻き込まれたとみて、事故原因を調べている。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16027595327330
(ブログ者コメント)
東京製綱はワイヤーロープなどを製造している会社。
2020年10月3日19時47分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時すぎ、缶やびん、それにプラスチックなどの資源物を処理する海老名市の施設で、市から業務委託を受けた組合の職員、鈴木さん(男性、71歳)がプラスチックを圧縮する機械にはさまれ、死亡しました。
警察によりますと、事故当時は休憩時間中で、鈴木さんはふだん安全のために閉じられた機械の窓を開けて、ほかの作業員とともに何らかの作業をしていたところ、機械に上半身をはさまれたということです。
警察は、一緒に作業をしていた人から話を聞くなどして、事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201003/1050011739.html
2020年9月16日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡・北九州西労働基準監督署は、令和2年3月に発生した労働災害に関連して、産業廃棄物処理業のY開発㈱(福岡県北九州市八幡西区)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。
機械の挟まれ、巻き込まれ対策を講じていなかった疑い。
労災は、同社のリサイクルセンター内で発生した。
労働者が産業廃棄物の仕分け作業を行っていた際、ベルトコンベヤーの回転軸とベルトの間に左腕を巻き込まれ、上腕を切断している。
同社は、挟まれ・巻き込まれの恐れのある部分に対して、覆いや囲いを設けるなどの対策を講じていなかった。
https://www.rodo.co.jp/column/94281/
2020年9月3日5時1分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二日午後零時五分ごろ、愛知県碧南市新道町一の市道で下水管の埋設工事中に道路が崩れ、「作業員一人がはしごとアスファルトに挟まれた」と一一九番があった。
この事故で同県幸田町横落の土建業宮上さん(男性、43歳)が、頭の骨を折るなどして意識不明の重体。
工事を発注した碧南市によると、幅一・三メートル、長さ十メートル、深さ二・五〜二・七メートルを掘削。
穴が崩れないように壁を押さえる板を取り付けている途中で事故が発生した。
当時は六人が作業しており、宮上さんは穴に入っていた。
碧南署は事故原因や安全対策が適切だったかなどを調べている。
https://www.chunichi.co.jp/article/114483
9月2日18時53分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、崩落防止板とハシゴの間に挟まれたという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男性1人が重体です。
2日正午過ぎ、愛知県碧南市で、下水道工事のために掘られた穴の中で土砂が崩れ、中にいた愛知県幸田町の自営業、宮上さん(43)が、崩落を防ぐための板とハシゴの間に挟まれました。
宮上さんはまもなく救助されましたが、頭の骨を折るなどして意識不明の重体です。
警察は、作業方法に問題が無かったかなど事故の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6983b6556b90aad4e7beed1b79b155ab0ad8ffa9
(ブログ者コメント)
以下は、CBCテレビ映像の3コマ。
穴というよりは溝のような感じだ。
2年前、2018年8月21日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
奈良労働基準監督署は、55歳の男性労働者が金型に挟まれ左手首から先を切断した労働災害で、K産業㈱(大阪府大阪市)と同社の奈良工場の元工場長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで奈良地検に書類送検した。
労働災害は平成30年3月12日に同社の奈良工場で起きた。
被災労働者はペットボトル成形機(射出成形機)の金型に付着した異物を取り除こうとして左手を差し入れたところ、金型に挟まれ、左手首から先を切断する重傷を負った。
成形機には、扉を開くと機械が全停止する安全扉が設けられていたが、機械が全停止すると再度起動までに時間がかかるほか、成形中の樹脂が廃棄になるため、意図的に無効にしていた。
異物を取り除く際は機械を個別に止めるスイッチを押し、金型の部分だけを止めていたが、被災労働者は誤って隣のスイッチを押し、押し間違えに気づかずに左手を入れた。
金型は一定の間隔を置いて動いていたため、止まっているように見えたという。
労働安全衛生法は、射出成形機に労働者が挟まれる危険のある時は、安全扉などの安全装置を設けなければならないと定めている。
また、設置した安全装置は有効な状態で使用されるよう点検・整備をしなければならないとしている。
https://www.rodo.co.jp/column/50706/
2020年8月13日12時34分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後、北上市の製紙工場で点検作業をしていた男性が、タンクに挟まれ死亡しました。
警察は、男性がタンクに体を入れ、抜け出せなくなり死亡したとみて、事故の原因を調べています。
11日午後5時ごろ、北上市相去町の製紙会社、「Kペーパー」の工場で、社員の三浦さん(男性、55歳)が紙に塗る薬品の濃度を調整するタンクに上半身を突っ込んだまま動かなくなっているのを同僚が見つけました。
三浦さんは同僚に救出され病院に搬送されましたが、体を強く圧迫され、まもなく死亡しました。
警察によりますと、タンクは高さが1メートル20センチ、直径が80センチ余りで、上の部分には点検用の窓がついていますが、ふだんは窓から体を入れて作業をすることはないということです。
11日はタンクが不調だったため、三浦さんが1人で点検を行っていたということです。
警察は、三浦さんが何らかの理由でタンクの窓から体を入れたところ、挟まれて死亡したとみて、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20200813/6040008310.html
8月13日にYAHOOニュース(岩手放送)からは、死因は循環不全だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手県北上市の製紙会社の工場で11日、タンクの点検をしていた55歳の男性従業員がタンクから出られなくなり、死亡しました。
11日午後5時頃、北上市相去町のKペーパーの工場内で、紙の材料を混ぜ合わせるタンクの点検をしていた北上市大通りの同社社員・三浦さん(55)がタンクから出られなくなっているのを、同僚の男性が見つけました。
三浦さんは同僚に助け出された後、市内の病院に運ばれ、死亡が確認されました。
死因は循環不全でした。
警察によりますと、三浦さんは高さおよそ1.2メートルのタンクの上部にある窓から上半身を中に入れて1人で作業していたところ、自力で出られなくなったということです。
当時、タンクは稼働しておらず、警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7e4e4330ceb751b867934723921de1ddcb37872
2020年7月20日12時5分にYAHOOニュース(宮崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日夜、都城市の製材所で、作業中の男性の腕が機械に巻き込まれる事故があり、男性は病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
事故があったのは、都城市早鈴町の製材所「M木材」で19日午後8時15分ごろ、男性作業員が機械に挟まれているのを同僚の作業員が見つけ、消防に通報しました。
この事故で都城市高城町の飯盛さん(男性、29歳歳)が市内の病院に運ばれましたが、約1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、事故当時、飯盛さんは1人で作業していて、おがくずを溜めるサイロの下側に設置されている回転式のプロペラがついた「スクリュー」に右腕を巻き込まれたということです。
飯盛さんの死因は出血性ショックと見られ、警察が事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed0f8755e371951bfca58b33f037c4b8dbc60663
7月20日12時14分にYAHOOニュース(テレビ宮崎)からは、サイロ内で作業していたらしいという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後8時頃、都城市早鈴町のM木材会社のサイロ内で社員の腕が「スクリューに挟まれている」との119番通報がありました。
この事故で、木材会社社員の飯盛さん29歳が心肺停止の状態で都城市内の病院に搬送されましたが、通報からおよそ2時間後に死亡が確認されました。
飯盛さんは木くずがたまっているサイロ内で何らかの作業をしていたと見られており、警察で事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c81961021f7bdb38da29ae12e6094f9578a86b8
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ宮崎映像の3コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。