2018年2月23日18時19分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前、栗原市でトラックに鉄板を積み込む作業をしていた77歳の男性が鉄板と重機の間に挟まれ、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、23日午前8時ごろ、栗原市築館の工事現場で、市内に住む土木作業員、Sさん(男性、77歳)が土手の補強工事をしていたところ、鉄板と重機の間に挟まれたという。
Sさんは病院に運ばれたが、胸などを強く打ち、およそ2時間後に死亡した。
現場にいた同僚の話などから、警察は、Sさんが重機から降りてトラックの荷台にひっかかった鉄板をなおそうとしたところ事故にあったと見ているということで、警察は、さらに詳しい状況を調べている。
出典
『鉄板と重機にはさまれ男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20180223/0000285.html
2月24日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは重機を使い、同僚2人と1枚800kgの鉄板をトラックの荷台に積み込む作業をしていた。
荷台に引っ掛かった鉄板を外した際の反動で、鉄板と重機の間に胸を挟まれたという。
死因は出血性ショック。
2018年2月23日9時49分に中京テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県春日井市にある金属加工の工場で、22日、作業をしていた男性従業員が機械の間に挟まれ、意識不明の重体となっている。
警察の調べによると、22日午後8時半ごろ、春日井市長塚町にある金属加工業「O社」の工場で、作業をしていた従業員・Mさん(29)がプレス機などの間に胸を挟まれ、すぐに病院に運ばれたが、意識不明の重体。
Mさんは、午後7時50分ごろから1人でフォークリフトのタイヤのアルミホイールをつくる作業をしていて、当時、現場には別の作業をしている従業員が5人ほどいたという。
警察は、ほかの従業員に話を聞くなどして、事故当時の状況を詳しく調べている。
出典
『機械の間に挟まれ男性作業員重体 春日井市』
http://www.ctv.co.jp/ctvnews/news86238223.html
2月24日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プレス機と、そこに材料を送り込む機械の間に挟まれた。
2018年2月21日7時55分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
前橋労基署は20日、労安法違反の疑いで、食肉加工会社のN商店(群馬県伊勢崎市)と経営者の男(60)を書類送検した。
送検容疑は、昨年10月20日、20代の男性作業員に肉をミンチ加工する機械で挽肉製造を行わせた際、必要な危険防止措置を取らずに作業させ、右腕を切断するけがをさせたとしている。
肉の投入口から可動部分に接する危険があったが、同社では普段から投入口に蓋や囲いを設けておらず、男性は腕が食肉ミンチ機に巻き込まれた。
出典
『食肉ミンチ機で作業員が右腕切断 食肉加工会社を書類送検』
http://www.sankei.com/affairs/news/180221/afr1802210010-n1.html
2月22日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
工場で肉をミンチにする工程で、肉を機械内部へと送り込むスクリューに手が巻き込まれないよう、投入口に蓋や囲いを設けるなど、法律で定められた安全対策を講じなかった疑いがある。
2018年2月21日10時50分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時ごろ、群馬県東吾妻町小泉のコンクリート製品製造・販売会社、Bコンクリート工業の工場で、同社社員のMさん(男性、58歳)が機械と柱の間に挟まれたと、作業員の男性(26)から119番通報があった。
Mさんは病院に搬送されたが、胸などを圧迫され死亡した。
警察によると、Mさんがコンクリート製品から鉄板を取り外すための機械を清掃していたところ、機械が作動し、挟まれたという。
警察は、機械が誤作動した可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『機械が誤作動か 58歳男性、挟まれ死亡 群馬・東吾妻町』
http://www.sankei.com/affairs/news/180221/afr1802210020-n1.html
2018年2月15日20時37分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後3時前、防府市浜方の自動車部品メーカー「N装備工業」の工場で、従業員のIさん(男性、28歳)が部品をプレスする機械に下半身を挟まれているのを別の従業員が見つけ、消防に通報した。
Iさんは、事故の直後には意識があったが、出血が激しく、防府市内の病院で死亡した。
警察によると、Iさんはプレス機の金型を交換する作業を1人で行っていたという。
警察は事故の原因を調べるとともに、作業の手順など、安全管理の状況についても工場の関係者から詳しく事情を聞くことにしている。
出典
『プレス機に挟まれ男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065277821.html
2018年2月11日12時58分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後0時20分すぎ、弘前市の建設資材会社で、平川市の会社員、Nさん(男性、50歳)がベルトコンベヤーに巻き込まれているのを同僚の社員が見つけ、消防に通報した。
Nさんは弘前市内の病院に搬送されたが、ろっ骨を折るなどしていて、まもなく死亡が確認された。
Nさんは、午前中から1人で、コンクリートの材料となる砂利を運ぶベルトコンベヤーを水で洗い流す作業をしていたという。
警察は、同僚の社員からNさんが行っていた作業の内容を詳しく聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典
『ベルトコンベヤー巻き込まれ死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180211/6080000070.html
(2018年3月11日 修正1 ;追記)
2018年2月11日付の東奥日報紙面に、下記趣旨の補足記事が掲載されていた。
死因は、あばらの骨が肺に突き刺さったことによる両側血気胸だった。
2018年1月20日20時31分にNHK愛媛から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前7時すぎ、愛媛県松前町の東レ愛媛工場で、ポリエステル繊維の生産施設で勤務していた松山市南吉田町の会社員、Tさん(男性、45歳)が、ベルトコンベアーの上を移動していたポリエステル繊維入りの袋と鉄柵の間に挟まれた。
この事故でTさんは病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
警察によると、ポリエステル繊維は縦80cm、横1m10cm、奥行き70cmの形で袋に詰められ、重さが約250kgあるという。
Tさんは、工場から委託された会社の従業員として、ベルトコンベアーで運ばれてくる袋が正しく流れているか確認する業務にあたり、事故当時、曲がっていた袋を直そうとライン上で作業していたという。
東レ愛媛工場によると、現場では当時、完成した製品をこん包した物をベルトコンベアーで運ぶ作業が行われ、通常はライン稼働中に鉄柵の中に人が立ち入ることはないという。
警察は、Tさんが作業中に誤って鉄柵に挟まれたものと見て、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『東レ愛媛工場で事故1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20180120/0000267.html
2017年12月14日20時13分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国内で働く外国人留学生が急増する中、去年6月、名取市の食品工場でアルバイトの外国人留学生が機械に挟まれ腕を切断する事故があり、労基署は、安全対策を怠っていたとして、工場を運営する法人と当時の工場長を書類送検した。
書類送検されたのは、千葉市に本社を置く食品加工会社「Fフーズ」と、名取市にある仙台工場の40歳の当時の工場長。
仙台労基署によると、この工場では去年6月、当時19歳だったアルバイトの女性のネパール人留学生が総菜用の肉を加工する機械を掃除していたところ、右腕を巻き込まれ切断する事故が起きたという。
その後、労基署が事故の原因を調べていたが、この工場では、留学生のアルバイトが機械を安全に使えるよう教育するなどの対策を怠っていたことがわかったという。
このため労基署は、工場を運営する「Fフーズ」と当時の工場長を,労安法違反の疑いで書類送検した。
法人と当時の工場長が書類送検されたことについて「Fフーズ」は、「厳粛に受け止め、安全管理態勢の改善に努めて参ります」と話している。
宮城県内で働く外国人留学生は、去年10月末時点で2400人あまりと、3年間で2倍近くに急増し、これに伴い労働災害も相次いでいて、安全対策が大きな課題になっている。
宮城労働局によると、県内で働く外国人労働者は去年10月末時点で7800人あまりと、統計を取り始めて以降、最も多くなっている。
在留資格別にみると、留学生のアルバイトが2429人と最も多く、全体の3分の1を占め、次いで技能実習生が2234人となっている。
業種別にみると、「製造業」が2919人と最も多く、次いで「教育・学習支援業」が918人、「宿泊業・飲食サービス業」が745人となっている。
労働局によると、県内の外国人労働者は、沿岸部の人手不足もあって、震災後、急増していて、法令違反など働く環境に問題がないか、企業の指導を徹底していくことにしている。
出典
『労災で腕切断 法人など書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171214/3578621.html
12月15日8時20分にYAHOOニュース(東北放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
肉の加工用の機械を洗っていた際に巻き込まれた。
女子留学生はコンセントを抜いてから機械を洗わなければならないことを知らなかったということで、Fフーズと当時の工場長は、採用時に義務付けられている安全教育などを行わなかった疑いが持たれている。
書類送検についてFフーズは、「厳粛に受け止めている。母国語での安全教育などを行い、再発防止に全力で取り組んでいく」とコメントしている。
出典
『留学生大けが 会社と工場長を書類送検』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000003-tbcv-l04
12月15日12時59分にNHK東北からは、宮城県内の留学生の労災実態について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名取市の食品工場で働いていた外国人留学生の労災事故をうけて、宮城労働局が過去5年間の労災を調べたところ、留学生が巻き込まれる事故が県内で21件起きていたことがわかった。
労働局は、留学生の安全対策について、企業への指導を強めることにしている。
名取市の食品工場では、去年、アルバイトの留学生が肉を加工する機械に腕を巻き込まれ切断する事故が起き、当時の工場長らが安全対策を怠ったとして、14日、書類送検された。
これをうけて宮城労働局は、過去5年間に県内で起きた外国人労働者の労災事故を分析した。
その結果、この5年間で外国人労働者の労災は95件発生していて、このうち外国人留学生のアルバイトが21件に上ることがわかった。
業種別では、貨物運送業が10件と最も多く、次いで食品製造業が6件、飲食店が3件などとなっている。
県内で働く外国人留学生は去年10月末時点で2400人あまりと、3年間で2倍近くに急増し、これに伴い労災も相次いでいて、安全対策が大きな課題になっている。
宮城労働局は、留学生アルバイトへの安全対策が十分に行われないまま働かせている企業があるのではないかとみて、指導を強めていくことにしている。
出典
『留学生の労災21件 指導強化へ』
https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171215/3619971.html
(ブログ者コメント)
「母国語での安全教育などを行い・・・」と報じられている件、安全教育に言葉の壁があったということだろうか?
2017年12月6日12時38分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後10時前、上富田町生馬にある「NTN紀南製作所」の工場で、従業員の男性(53)がコンベヤーで流れてきた鉄製のパレットと「焼鈍炉」と呼ばれる鋼を加熱する炉の入り口の間に挟まれているのを同僚が発見し、消防に通報した。
この事故で、男性は顔をやけどするなどして田辺市内の病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
男性は、パレットが炉の中に入っていく場所の近くで作業をしていたということで、警察が当時の詳しい状況を調べている。
出典
『上富田町の製造工場で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043347941.html
12月6日19時37分に和歌山放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
昨夜9時15分頃、上富田町生馬にあるNTN紀南製作所のベアリングを製造する工場で、炉に入れて製品内部のひずみを取り除く焼き鈍(なま)しという工程を担当していた男性(53)が、炉の入り口とベアリングの入った鉄製の入れ物の間に挟まれた状態になっているのを、次の工程を担当していた同僚が見つけた。
男性のいる辺りから白い煙が上がるのを見て異変に気づいたということで、炉の入り口と鉄製の入れ物に挟まれた男性は、その後、田辺市内の病院に搬送されたが、顔に重いヤケドを負っていて、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察による司法解剖の結果、死因は熱傷性ショックだった。
警察によると、ベアリングの入った鉄製の入れ物は自動的に炉の中に入るシステムで、警察は、なぜ男性が挟まれたのか、事故の原因を調べている。
出典
『上富田町のベアリング工場で作業事故 男性死亡』
https://wbs.co.jp/news/2017/12/06/112503.html
2017年12月2日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都留労基署は1日、廃棄物処理会社「S」(静岡県浜松市)と同社社長(63)を労安法(安全装置設置義務)違反の疑いで書類送検した。
同署によると、昨年12月30日、富士吉田市上吉田の同社施設内で60代の男性社員がベルトコンベヤーを動かした状態でローラー部分を清掃していたところ、左腕が巻き込まれ、労安則に定められた非常停止装置を付けていなかったため、重傷を負わせた疑い。
男性は首付近まで巻き込まれ、外傷性の窒息が原因で約半年後に死亡したという。
(ブログ者コメント)
「外傷性窒息」については、日本救急医学会の下記記事参照。
機械によって挟まれたり,階段で将棋倒しになったり,土砂に埋まったりして胸部を強く圧迫されることで発症する。
声門閉鎖の状態で胸郭に大きな外力が加わった場合,気道内圧の上昇とともに血管内圧も上昇する。
大静脈・頸静脈系は逆流防止の弁がないため,胸部圧迫により上大静脈圧が上昇し,顔面や頸部を中心に紫紅色の腫脹と多数の溢血斑が出現する。
同時に脳循環も障害されて意識障害をきたす。
予後は低酸素血症と脳障害の程度により規定される。
http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/0319.htm
2017年12月2日19時20分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時半前、松本市今井にある運送会社「Nコーポレーション」の事業所の倉庫内で「従業員が機械に挟まれた」と会社の関係者から消防に通報があった。
消防がドクターヘリで駆けつけたところ、従業員の男性(48)がタイヤ交換で使う機械にはさまれて、その場で死亡が確認された。
警察によると、男性はタンクローリーのタイヤを交換するため、1人で「タイヤチェンジャー」と呼ばれる機械を使ってタイヤとホイールを引き離す作業をしていたところ、機械の回転する部分に上半身が巻き込まれたという。
警察は、労災事故と見て事故の原因を詳しく調べている。
出典
『タイヤ交換中に巻き込まれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20171202/1010001110.html
2017年11月8日に仙台放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月8日13時0分にNHK東北からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日夜、宮城・仙台市宮城野区の製鋼所で、鉄の棒をワイヤで束ねる機械を点検していた男性作業員が機械に全身を挟まれ、死亡する事故があった。
事故があったのは、宮城野区港1丁目の「JFEスチール仙台製造所」の工場。
警察によると、7日午後9時すぎ、鉄の棒をワイヤで束ねる機械に男性作業員が全身を挟まれた。
この事故で、若林区一本杉町の作業員・Cさん(男性、47歳)が仙台市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
CさんはJFEスチールの関連会社の社員。
警察によると、Cさんは「棒鋼」と呼ばれる鉄の棒をワイヤで束ねる作業をする前に同僚10人と一緒に機械の点検をしていたが、Cさんは、棒鋼を束ねる位置を自動で決める台車の部分に挟まれたという。
警察は、点検中になんらかの理由で機械が動き出したことが事故の原因とみて、製造所の安全管理に問題がなかったかどうかについても、くわしく調べている。
出典
『男性作業員、機械に体挟まれ死亡』
http://ox-tv.jp/nc/smp/article.aspx?d=20171108&no=6
『機械に挟まれ男性1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171108/5522411.html
11月8日付で河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鉄棒をまとめる結束機の作業前点検中、結束機に挟まれ死亡した。
警察によると、Cさんは同僚10人と持ち場の結束機の動作を確認していた。
死因は窒息死とみられる。
出典
『結束機に挟まれ47歳男性が死亡 工場で作業前点検中』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201711/20171108_13049.html
11月9日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、同僚10人と機械の試運転をしていたという。
2017年10月31日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時25分ごろ、松浦市福島町の採石場で、従業員の男性(48)が腕をベルトコンベヤーに挟まれているのを同僚が見つけ、消防に通報した。
男性は正午過ぎに、搬送された佐賀県伊万里市の病院で死亡が確認された。
コンベヤーのベルトは27日に交換されていた。
男性は30日午前8時ごろから1人でベルトコンベヤーの稼働具合を調整していて、ベルトとベルトを動かす装置の間に右腕を挟まれたらしい。
左腕も、装置とコンベヤーの台の間に挟まれていたという。
(ブログ者コメント)
27日の金曜日に交換し30日の月曜日に調整していた、ということかもしれない。
(2019年3月5日 修正1 ;追記)
2019年3月4日19時6分にNHK長崎から、現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
江迎労基署は4日、危険を防止するための措置がとられていなかったとして、会社と60歳の採石部の部長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、松浦市の「T産業株式会社」と現場の責任者だった60歳の採石部の部長。
同労基署などによると、おととし10月、松浦市の砕石場で、この会社の当時48歳の作業員の男性が石を運ぶベルトコンベアのローラー部分に腕を巻き込まれてぐったりした状態で見つかり、その後、死亡が確認された。
男性は1人でベルトコンベアの不具合を調整する作業していたとみられているが、同労基署によると、この機械には法律で設置が義務づけられた非常停止用の装置が備えられていなかったという。
このため同労基署は、危険防止のための必要な措置がとられていなかったとして4日、労安法違反の疑いで会社と採石部の部長を書類送検した。
T産業株式会社は、「事故の再発防止に全力で取り組んでおります」としている。
出典
『砕石場の死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20190304/5030003383.html
(2019年5月22日 修正2 ;追記)
2019年3月29日付で労働新聞から、ヨレを直す作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎・江迎労基署は、ベルトコンベヤーに巻き込まれ労働者が死亡した労働災害で、T産業㈱(長崎県松浦市)と同社の採石部部長を労安法第200条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで、長崎地検平戸支部に書類送検した。
同社は、建設、製造や車海老の養殖など多角的な事業を営んでいる。
労災は平成29年10月30日、同県松浦市内にある同社の採石場で起きた。
48歳の男性労働者がコンベヤーの“よれ”を直す作業をしていたところ、左腕を巻き込まれた。
労働者は救急搬送されたが、同日、死亡が確認された。
死因は出血性ショックだった。
コンベヤーの非常停止装置は離れた場所にあり、有効に働く装置は設けられていなかった。
採石場では、他県から採ってきた石をクラッシャーで砕き、建設資材の原料を作っており、コンベヤーは砕いた石を次のクラッシャーに送る用途で使われていた。
労安法では、コンベヤーに労働者が巻き込まれる危険がある場合、非常停止装置を備えなければならないと定めている。
同署は、「非常停止装置は長年に渡り設けられていなかったようだ。コンベヤーのよれを直す際は巻き込まれる危険性が高い。作業自体も機械を止めて行わなければならなかった」と話している。
出典
『コンベヤーに巻き込まれ死亡 “よれ”直す作業中 非常停止装置の不設置で会社を送検 江迎労基署』
https://www.rodo.co.jp/column/67193/
2017年10月18日11時39分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時ごろ、昭和町築地新居にある医薬品製造会社「テルモ」の甲府工場で、この会社の社員で南アルプス市に住む男性(26)が機械に挟まれた。
男性は胴体などを強く圧迫され、甲府市内の病院に運ばれたが、18日午前3時ごろ、死亡が確認された。
警察の調べによると、男性は製造ラインでの作業中、ベルトコンベアなどの機械が停止したため機械に近づき状況を確認していたところ、突然、機械が動き出して巻き込まれたという。
警察は、一緒に作業をしていた人や工場の関係者に話を聞くなどして、機械に挟まれた状況や原因を詳しく調べている。
出典
『工場で機械に挟まれ男性社員死亡』
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/20171018/1040000402.html
10月19日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は他の従業員7人と製品をベルトコンベヤーで運搬する作業中、コンベヤーが停止したため点検していたところ、突然動き出したコンベヤーと製品を持ち上げるアームに胸などを挟まれたという。
(2017年11月19日 修正1 ;追記)
2017年10月19日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
死因は外傷性窒息死。
警察によると、男性は機械を使い、液体の医薬品を入れるビニール袋をベルトコンベヤーへ移動させる作業をしていた。
機械とコンベヤーが同時に停止したため確認していたところ、動き出した2つの機械の間に体を挟まれた。
2017年10月11日18時44分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前8時すぎ、名取市飯野坂にあるリサイクル施設『協業組合名取環境事業公社』で、男性作業員が頭と上半身を大型のプレス機に挟まれているのを、近くで作業していた同僚の作業員が見つけた。
男性作業員はすでに死亡していて、警察は、このリサイクル施設で働く60代の従業員とみて、身元の確認を急いでいる。
警察によると、男性作業員は当時、上下に動くアームに縦60cm横90cmの鉄板がついた大型のプレス機で空き缶をつぶす作業を行っていたという。
プレス機には自動で空き缶が運ばれ、周囲には柵があって、通常であれば作業員が入ることはないということで、警察は労災事故として、リサイクル施設の関係者から事情を聞くなどして、事故当時の詳しい状況を調べている。
出典
『プレス機械に挟まれ男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20171011/4710981.html
10月11日付で仙台放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城・名取市のリサイクル施設で11日朝、従業員の男性が空き缶をプレスする機械に挟まれて死亡する事故があった。
事故があったのは、名取市飯野坂のリサイクル施設「E&Rプラザ」。
11日午前8時10分ごろ、空き缶を押しつぶす大型のプレス機械に従業員の男性が挟まれているのを、近くで作業していた別の従業員が見つけ、消防に通報した。
救急隊が駆けつけたところ、男性はうつぶせの状態で頭や胸を挟まれていて、即死の状態だった。
警察は、死亡したのが事故当時、プレス機の近くで1人で作業していた60代の男性とみて、身元の確認を急ぐとともに、事故原因を調べている。
出典
『プレス機に挟まれ男性死亡』
http://ox-tv.jp/nc/smp/article.aspx?d=20171011&no=26
10月12日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、この工場ではプレス機で空き缶をブロック状に固めており、男性従業員は近くで作業していた。
プレス機を止めて、中に入ることもあったという。
2017年10月10日にスポーツニッポンから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
歌舞伎俳優の市川猿之助(41)が9日、東京都中央区の新橋演舞場で、主演舞台「スーパー歌舞伎2(セカンド) ワンピース」の上演中に左腕を開放骨折する重傷を負った。
都内の病院に救急搬送され、そのまま入院し、緊急手術を受けた。全治6カ月。
同日夜には、松竹を通じて「僕は元気です!」などと、気丈にアピールするコメントを発表した。
事故が起きたのは、午後3時15分ごろのカーテンコール中。
警視庁によると、舞台花道上の縦180cm、横90cmの床板が昇降する「せり」と呼ばれる装置に乗って床下へ降りる際、回転する装置に衣装の左袖とともに左腕が巻き込まれた。
猿之助は主人公と女性の一人二役を務めており、この時は袖丈が長い衣装の女性役で出ていた。
本来はせりに乗って再び舞台に姿を見せ、主人公の衣装でカーテンコールに登場する予定だった。
装置内で身動きが取れない状態になり、スタッフ数人が駆け付けて救出作業に当たった。
舞台上では共演の市川右団治(53)が「袖が装置に引っかかってしまったようです」と説明したが、劇場周辺には救急車やパトカー、レスキュー隊などが集まり、騒然となった。
猿之助は都内の病院に救急搬送され、外部に骨が飛び出す開放骨折で全治6カ月と診断された。
深夜から緊急手術が始まり、そのまま入院した。
同庁が、詳しい状況や原因を調べている。
同公演は大人気漫画の歌舞伎化。
猿之助は、大秘宝を探す航海に出る主人公ルフィと女性キャラ・ハンコックの一人二役を務めていた。
猿之助は同日夜、松竹を通じてコメントを発表。
「心配しないでください。僕はゴムゴムの実の能力者のルフィです!僕は元気です!」と、腕が伸縮する主人公の能力にちなんで気丈にアピール。
「なるべく早く復帰し、麦わらの一味として活躍できるよう、まずは治療に専念します」と、物語に絡めて早期復帰を誓った。
復帰時期は未定
10日以降の公演は尾上右近(25)が代役を務める。5日まで。
来年4月に大阪公演、同5月に名古屋公演も予定している。
歌舞伎関係者によると、20年の東京五輪に向け「歌舞伎をアピールしていこう」との思いを背景に、アラフォー世代の役者が次々と新作に挑む傾向があるという。
関係者は、「ベテランが相次いで他界する不幸もあり、アラフォーの役者は多忙。稽古をあまり積まずに出演することが多く、本番でのケガを心配していた」と明かした。
旧歌舞伎座が閉場した10年4月以降、不幸やトラブルが続く歌舞伎界。
関係者の間では、猿之助の一刻も早い回復を祈る声が上がっている。
[開放骨折]
外部に骨が飛び出てしまう状態の激しい骨折。
骨の損傷が激しく、骨片が皮膚の中で筋肉繊維や腱や血管などを傷つけてしまうこともある。
手術後、リハビリなどを行っても後遺症などが残る場合がある。
出典
『猿之助「ワンピース」上演中 左腕開放骨折…全治6カ月 代役は尾上右近』
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/10/10/kiji/20171009s00041000372000c.html
(ブログ者コメント)
本来は主人公の姿でカーテンコールに登場する予定だった由。
主人公の衣装は、サンスポ掲載写真によれば半袖で、あの衣装であれば、巻き込まれることはなかっただろう。
リハーサルと違う衣装で登場したことも事故の遠因になった・・・そんな可能性はないのだろうか?
ちなみに、ネットで女性役の衣装を探してみたが、見つからなかった。
2017年9月30日14時36分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
危険防止措置を講じずに従業員に金属加工作業を行わせたとして、大阪南労基署は29日、労安法違反の疑いで、大阪府八尾市の金属部品製造「T工業」と、同社社員でプレス班班長の男性(33)=大阪市=を書類送検した。
送検容疑は、昨年10月20日午後3時半ごろ、大阪市平野区の同社工場で、安全装置が壊れた状態のまま、男性従業員(36)=同市=にプレス機械で金属製のガードレール部材の打ち抜き作業を行わせたとしている。
同労基署によると、平成27年11月に安全点検を実施し、安全装置が故障していることを把握しながら、そのまま放置していた。
男性従業員は作業中にプレス機械に挟まれ、左腕を切断する重傷を負った。
出典
『30代男性従業員、プレス機に挟まれ左腕切断 労働安全衛生法違反容疑で大阪府八尾市の金属加工業者を書類送検 大阪南労基署』
http://www.sankei.com/west/news/170930/wst1709300051-n1.html
2017年9月28日8時21分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月、北杜市の工場で、現場責任者の男性が印刷機に腕を巻き込まれ切断する大けがをした事故で、甲府労基署は、安全管理を怠ったとして、工場を所有する愛知県の本社とこの男性を、労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は今年1月、北杜市にある「T紙袋」の山梨工場で、69歳の現場責任者の男性が印刷機を使ってセメント袋に字を印刷する作業を行っていた際、不具合が起きた機械を止めずに調整をしようとしたところ、左腕が機械に巻き込まれ、腕を切断する大けがをしたもの。
原因を調べていた同署は、事故を防ぐための注意義務を尽くしていなかったとして、愛知県刈谷市にある「T紙袋」の本社と、けがをした現場責任者の男性を27日、労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『工場労災事故で会社など書類送検』
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/20170928/1040000225.html
(2017年10月15日 修正1 ;追記)
2017年9月28日付の山梨日日新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
甲府労基署によると、男性の容疑は1月30日、印刷機の不具合を改善するため、運転を停止せずに歯車付近のネジの調整作業をした疑い。
同社についても、「男性の違反行為を防止するための注意義務を尽くしたとは認められない」とし、過失があると判断した。
労安法は、機械を調整する場合、労働者に危険を及ぼす可能性があるときは、運転を停止することを規定している。
2017年9月15日18時29分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月15日11時13分に朝日新聞から、9月16日2時0分に神奈川新聞から、9月15日付でテレビ神奈川からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
午前1時半ごろ、横浜市南区のスーパーで、「70代の男性がシャッターに挟まれている」と従業員から119番通報があった。
警察などが駆けつけたところ、このスーパーの警備員の男性(71)が駐車場の出入り口のシャッター(幅7.3m)に挟まれているのが見つかり、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
スーパーは午前1時に閉店していて、警察によると、防犯カメラには閉店後にシャッターが半分ほど降りた状態で男性が原付バイクにまたがったままシャッターをボタンで操作しているところが写っていたという。
警察は、男性がボタンの操作後、バイクに乗ってシャッターの下をくぐろうとして下敷きになった可能性があるとみて、詳しく調べている。
シャッターはボタンで操作する仕組みで、閉店時の操作は通常、男性が担当していたという。
シャッターは、一旦、閉まり始めると、物などが挟まっても自動では止まらない仕組みになっているという。
出典
『横浜市のスーパーで警備員がシャッターに挟まれ死亡』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3158210.html
『シャッター下敷き、警備員死亡 横浜のスーパー駐車場』
http://www.asahi.com/articles/ASK9H3HZMK9HULOB005.html
『スーパーのシャッターに挟まれ、1人死亡』
https://www.kanaloco.jp/article/278040
『駐車場のシャッターに挟まれ男性死亡 横浜市南区』
http://www.tvk-kaihouku.jp/news_wall/post-2833.php
9月16日10時34分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前1時半ごろ、横浜市南区南太田のスーパー「F」で、店の警備員の男性(71)=同区大岡=が駐車場の出入り口にあるシャッターに挟まれているのを帰宅途中の店の女性従業員(41)が発見し、119番通報した。
男性は病院に搬送されたが、同2時過ぎに死亡が確認された。
警察によると、男性は警備業務を終え、帰宅しようと自分のミニバイクにまたがった状態で、シャッターの内側から閉ボタンを押し、動き出したシャッターをくぐるように駐車場を出ようとした際に挟まれたとみられるといい、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典
『シャッターに挟まれて警備員の71歳男性が死亡 横浜のスーパー』
http://www.sankei.com/affairs/news/170916/afr1709160012-n1.html
(ブログ者コメント)
TBSの映像によれば、車2台分の幅がある出入り口。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。