2014年4月15日2時7分にmsn産経ニュース和歌山から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
14日午後2時55分ごろ、和歌山市雄松町の皮革製造加工業「T社」から出火。鉄骨3階建て工場の3階部分の一部52m2を焼き、約50分後に鎮火した。
この火事で、消火活動にあたっていた男性従業員(45)が右手に軽いやけどを負った。
警察が、出火原因を調べている。
警察によると、工場では同日午後、革製品を塗装する作業を行い、その後、作業道具に付着した塗料を落としていたところ、火が出たという。
近くに住む70代の女性は「『バーン』という大きな音が聞こえ、窓の外を見ると建物から大きな炎が上がっていた。付近に集合住宅もあるので心配だった」と話していた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140415/wky14041502070005-n1.htm
(ブログ者コメント)
静電気で着火したのかもしれない。
2014年4月1日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
また、4月1日付で該社HPにも、同主旨の情報が第2報として掲載されていた。
31日午後2時半ごろ、上野原市の上野原工業団地内にある「T社上野原第二工場」で、作業員が工業用化学薬品の製造を行う過程で生じた残渣の不活性化処理を行う際に操作を誤り、発火した。
火は約2時間半後に消し止められたが、倉庫の壁などが焼けた。けが人はいなかった。
警察などが、原因を調べている。
出典URL
http://www.nikkan.co.jp/newrls/pdf/20140401-38.pdf
2014年3月28日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時48分ごろ、姫路市網干区の化学メーカー「ダイセル」姫路製造所網干工場で、無水酢酸を製造するプラントの配管から出火し、従業員らが約20分後に消し止めた。けが人はなかった。
同社によると、出火したのは原料の酢酸を高温でガス化させる装置の配管。約500℃の酢酸の蒸気が何らかの原因で外に漏れたため、自然発火したか、管の断熱材などに引火した可能性があるという。
同社は、「プラントを停止して原因を究明し、再発防止策を考える」としている。
鎮火時間について、同社は午後2時10分としているが、市消防局は延焼の恐れがなくなった午後5時半としている。
3月28日付で毎日新聞播磨・姫路版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ダイセルによると、出火した設備は酢酸からタバコのフィルターの原材料となる無水酢酸を製造。
500〜700℃の高温炉につながる金属製配管の損傷部分から酢酸の蒸気が噴出し、管を覆う保温材などに引火した可能性があるという。
出火時、配管内の蒸気温度は約600℃になるよう設定されていた。
約3カ月ごとに定期点検しているが、今年1月の点検では異常が見つからなかったという。
当面は運転を停止し、原因を調べる。
この工場では、昨年6月にも引火性の溶液がタンクから漏れ出る事故が発生。通報の遅れもあり、市網干消防署が安全操業を指導していた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20140328ddlk28040418000c.html
(ブログ者コメント)
昨年6月の漏洩事故については、2013年6月18日付で毎日新聞播磨・姫路版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後7時半ごろ、姫路市網干区新在家の化学工場「ダイセル」姫路製造所網干工場で、「イソプロピルアルコール」がタンク内から漏れ出たと市消防局に通報があった。けが人はなかった。
イソプロピルアルコールは工業用溶剤や消毒薬などに使われる溶液で、第4類危険物に指定され、引火性が高い。
市消防局によると、約600ℓ漏れ出たが、防油堤内でとどまり、海への流出はないという。
ダイセルによると、漏出した場所は、食品添加物などに使われる物質を作る工程で、アルコール溶液を貯蔵する中間タンク。
別の2つのタンクから溶液を移す作業中だったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130618ddlk28040435000c.html
2014年3月12日10時58分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前1時15分ごろ、岐阜県海津市南濃町田鶴の「ナゴヤ塗装工業岐阜工場」から出火、鉄骨平屋1000m2の北側部分などが焼けた。
警察によると、工場は自動車部品などのプラスチック塗装を扱っており、塗装を乾燥させる機械から出火したらしい。
通常の操業時間は午前1時までだが、この日は納品遅れのため従業員が残業していた。当時は6人がいたが、けが人はなかった。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014031290105742.html
2014年2月28日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前2時15分ごろ、周南市の東ソー南陽事業所の第アニリンプラントから出火、タンク同士を結ぶアルミニウム管の表面が約0.45m2焦げた。
出火元は、ウレタンの原料となるアニリンを作るプラント。
従業員がロウソクのような炎が管から出ているのに気付き、消火した。
2014年2月27日付でtysニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によるとプラント内に火元はなく、管から漏れた水素が静電気によって発火したとみて、原因を調べている。
(2014年3月13日 修正1 ;追記)
2014年2月28日付で山口新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
配管には通常、水素ガスとアニリンガスが流れていたという。
2013年11月15日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前7時35分ごろ、吉田町神戸のO社静岡工場が燃えていると、従業員から119番通報があった。
火は約1時間後に消し止められたが、工場内で作業をしていた男性従業員(19)が両足をやけどし、鉄骨スレートぶき工場内の一室の屋根や壁が焼けた。
警察によると、工場は自動車部品を製造。男性は出火時、屋外にある貯蔵タンクの薬品を容器に移す作業中だったという。
警察は、静電気による発火の可能性もあるとみて、原因を調べている。
(2013年12月6日 修正1)
2013年11月14日付の静岡新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
酢酸エチルを一斗缶に移し替える作業をしていたところ、引火した。
2013年9月25日12時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時20分ごろ、北九州市戸畑区の新日鉄住金八幡製鉄所のコークス工場で火災が起きたとの119番通報があった。
市消防局の消防車16台が消火にあたり、午前11時50分ごろ鎮火した。
消防によると、工場内のベルトコンベヤーなどが焼けたが、けが人はいないという。
警察によると、現場は8階建ての工場の2階部分。
コークスを砕いてベルトコンベヤーで運ぶ施設があり、ベルトコンベヤー計約10mと集じん機のフィルター部分などが焼けた。
警察は、コークスを砕く際に火花が出て粉じんに燃え移り、出火した可能性があるとみている。
火災は午前9時40分ごろ鎮火状態になったが、正午前までくすぶり続けた。
新日鉄住金によると、このコークス工場には石炭の貯蔵施設、石炭を蒸し焼きにして製鉄に必要なコークスを作る炉などがある。
製鉄所は24時間操業だが、この火災で、鉄を作る高炉は停止はしていないという。
コークス工場は2008年7月にもベルトコンベヤー付近から火災が発生し、高炉が停止した。
11年1月には、コークス粉砕機の撤去作業中、ガスバーナーの火花が粉じんに飛び散ったことによるボヤも起きている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0925/SEB201309250003.html
2013年8月21日13時41分にNHK徳島から、また8月22日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前5時ごろ、阿南市の王子製紙富岡工場で施設の一部で煙が出ていると従業員から消防に通報があった。
火はおよそ1時間半後に消し止められたが、警察によると、紙の原料に使う木材チップを運ぶゴム製のベルトコンベヤーの屋外の部分、およそ17mが焼けた。
ベルトコンベヤーは高さ5mほどの地点に設置されていて、工場は操業していたが、けが人はなく、ほかの設備への延焼もなかった。
出火当時は、機械のメンテナンスのために、ベルトコンベアーを止める直前だったという。
警察などで火事の原因を調べている。
王子製紙によると、木材チップを運ぶにはこのベルトコンベヤーを使う必要があることから復旧を急ぐとともに、今後の生産に影響が出ないか調査を進めるという。
王子製紙富岡工場では、ことし2月にも倉庫に保管していた古紙が燃える火事があった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023915471.html?t=1377131863140
2013年8月3日1時51分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後7時10分ごろ、大阪府寝屋川市御幸西町のニット工場(木造平屋建て)から出火。
火は工場と棟続きの空き家や隣接する板金工場などに燃え移り、約620m2を焼いた。
工場を経営する男性(72)が左手に軽いやけど。他にけが人はいなかった。
警察によると、工場では当時、男性が糸を巻く作業をしていた。
男性は「ライターで蚊取り線香に火をつけようとしたら、作業で出た糸くずに燃え移った」と話しており、警察が詳しい出火原因を調べている。
現場は、京阪本線萱島駅から約1km北西の、府営住宅やアパートが立ち並ぶ一角。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130803/waf13080301520001-n1.htm
2013年7月22日12時1分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前7時ごろ、愛知県豊田市のトヨタ自動車上郷工場でエンジンを造る機械から出火し、一部を焼いた。けが人はなかった。
警察によると、機械はエンジンのシリンダー部分に穴を開ける「トランスファーマシン」(長さ15m、幅5m、高さ5m)。
20、21日は休業で、22日午前6時55分ごろ、機械を稼働させようと試運転させたところ煙が出て、火が高さ1mほど上がった。
男性従業員(39)が気づき、別の従業員を通じて119番した。
機械を停止させると、火は収まったという。
火災が起きた製造ラインは停止し、復旧の見通しは不明という。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013072290120058.html
2013年6月29日2時54分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後5時前、南相馬市原町区の「S化学工業」の従業員から「トルエンが爆発した」と消防に通報があった。
消火活動の結果、およそ2時間半後の午後7時40分ごろに鎮火した。
会社側によると、火が出た時、工場には5人ほどの従業員がいたというが、けが人はいなかった。
周辺には煙が立ちこめたことから、警察が一時、工場周辺の交通を規制し、住民を避難させた。
会社側によると、火事が起きた時、トルエンを遠心分離器を使ってろ過をする作業をしていたところ、引火し、爆発が起きたという。
「S化学工業」は、農薬や医薬品を製造する化学工場で、近くには住宅が点在している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055664581.html?t=1372453697631
2013年6月29日9時9分に福島民報からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6棟ある工場の一棟から火を出し、鉄筋コンクリート造りスレートぶき三階建ての一部を焼いた。
約3時間後に消し止めるまで、製造していた紫外線吸収剤からごみを分離するのに使う有機化合物のトルエンが燃えたとみられ、海岸近くにある工場から煙が西側の市街地方面に流れた。
市は、異臭で気分が悪くなる恐れがあるとして、防災無線などで市民に屋内退避を呼び掛けた。
出火当時、敷地内にいた従業員28人は避難せず、現場での対応に当たった。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/201306299308
(2013年7月16日 修正1 ;追記)
2013年7月2日付の福島民報紙面に、遠心分離器の軸部分で発生した火花が原因とみられるという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察などの調べで、老朽化した遠心分離器の軸部分で発生した火花がトルエンに引火したのが原因とみられることが、1日までに分かった。
火災発生当時、工場内では、紫外線吸着剤の半製品から、ごみを除去する精製作業中だった。
警察によると、ごみを吸着したトルエンを遠心分離器で分離する作業中、従業員が軸部分から火花が発生しているのを目撃しており、この火がトルエンに引火したらしい。
同社によると、遠心分離器は導入から36年経過していて、経年劣化で物理的な不具合が生じたとみられる。
工場には泡消火装置が設置されており、東日本大震災後も検査していたが、従業員がスイッチを押しても作動しなかった。
同社は1日、火災後、初めて現場を公開した。
火を出した遠心分離器や建物内部は真っ黒に焦げ、2階の金属床や配管が曲がるなど、火力の大きさを示していた。
26日午前3時7分ごろ、東ソー四日市事業所のエチレンプラントの炉から出火し、炉内に取り付けられた温度計の保護カバーの一部が焼けた。けが人はいなかった。
事業所によると、炉では化学製品の原材料のナフサを熱で分解し、エチレンを精製していた。
職員が火に気付き、ナフサの炉への供給と加熱を止めると、数分で自然消火したという。
消防によると、外部への影響はなかった。(ブログ者コメント)
ナフサが燃えたのか?燃料が燃えたのか?はたまた炉内で燃えたのか?炉の外で燃えたのか?
そういった点が、この記事だけではよく分からない。
(2013年7月15日 修正1 ;追記)
2013年6月27日付の伊勢新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
この火事で、分解炉に取付けられていた温度計の保護カバーが焼損した。
同社によると、温度計の温度が異常に上昇したため、現場を確認したところ、火が出ているのを発見したという。
24日午後10時半ごろ、名古屋市南区の大同特殊鋼星崎工場第8工場のチタンを研磨する工程から出火、天井約4m2と床約25m2、工場内の金属くずなどを焼いた。
従業員らが消火用の砂をかけて約3時間後に消し止めたという。
9人が作業中だったが、けが人はなかった。
警察によると、出火当時、従業員が研磨機で金属を加工していた。
研磨機から出た火花が、周囲の箱にたまっていた金属くず(チタン鋼の粉じん)に引火し、高さ約15mの天井まで炎が上がり、屋根に燃え移ったという。
消防によると、重さ約3〜4kg分の金属くずを焼いたという。
星崎工場はステンレス鋼などを製造している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130625k0000m040145000c.html
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013062400918その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。