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2017年11月25日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日18時51分に佐賀テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後0時53分ごろ、大町町福母のコンデンサー開発製造販売会社「Pデバイス佐賀」で「火災報知機が作動し、工場内に煙が充満している」と警備員が119番通報した。
火災は午後3時36分に鎮火した。
2棟ある建物のうち、2階建ての南側工場中央部から黒煙が上がっていたという。
1階には樹脂硬化炉が16台あり、コンデンサーに樹脂を流し込む作業をしていたという。
樹脂硬化炉にはダクトがそれぞれ2本ついており、このうち1本と、全てのダクトがまとまっている部分が焼けていた。
警察によると、出火当時、敷地内にいたおよそ400人の従業員は避難するなどして、けが人はいなかったという。
警察が詳しい出火原因を調べている。
出典
『大町町 パナソニック工場で火事』
https://www.sagatv.co.jp/nx/news/detail.php?id=1728
(ブログ者コメント)
佐賀テレビの映像によれば、工場建屋の屋上に取り付けられたダクト部分からだろうか、真っ黒い煙がモクモクと出ていた。
2017年9月20日14時53分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月20日22時49分にFNNニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前9時すぎ、壬生町の自動車部品工場の従業員から「マグネシウムが燃えている」と、119番通報があった。
マグネシウムは水をかけると爆発する性質を持っているため、消防は消火剤を使って消火活動をし、午後2時前に鎮火した。
この火事で、消火しようとした従業員の男性(43)1人が喉にやけどをして、病院に運ばれた。
警察などによると、従業員がマグネシウムをろうで溶かしていた際に、何らかの原因で出火したという
現場の工場では自動車のアルミ部品を製造していて、警察と消防は出火原因などを調べている。
出典
『自動車部品工場でマグネシウム燃える火事 栃木』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000110461.html
『栃木・部品工場火事で1人やけど』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00371038.html
2017年9月2日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前1時10分ごろ、大分市西洲の新日鉄住金大分製鉄所内の熱延工場で、鉄を運ぶ機械のグリス(潤滑脂)が燃える火災が発生した。
119番し、消防が駆けつけて発生約30分後に鎮火。
けが人や建物への被害はなかった。
同製鉄所などによると、熱延工場では、厚い鉄板を薄く延ばして巻き取った約30トンの「熱延コイル」を製造している。
薄くした鉄板を次の工程を行う機械に運んでいる際、何らかの原因でグリスに火がついたとみられる。
同製鉄所では火災などのトラブルが相次いでおり、毎日新聞の調べでは、今回は今年に入って12件目。
同製鉄所は、「近隣住民や関係者に心配をおかけして申し訳ない。早急に原因を究明し、再発防止に努める」と話している。
出典
『新日鉄住金大分 また火災 熱延工場でグリス燃え トラブル今年12件目』
http://mainichi.jp/articles/20170902/ddl/k44/020/322000c
9月2日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防や製鉄所によると、熱延工場は、鋼の板に熱を加えて薄く延ばしコイル状に巻き取る工場。
鋼板はローラーに載せて運ばれる。
焼けたのは、このローラーを動かすモーターを覆ったカバーの一部。
ローラーに塗られた潤滑油に着火したとみられている。
今年に入ってから火災は9件目。
9月1日18時43分にOBS大分放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
薄く延ばした鋼の板を運ぶローラーから火が出ているのを作業員が発見した。
火は30分後に消し止められたが、この火事で、ローラーに塗られた潤滑油とカバーの一部が燃えた。
けが人はいなかったが、およそ11時間、工場の稼働が停止した。
出典
『新日鉄大分製鉄所で今年9件目の火災』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=09010038617&day=20170901
9月1日14時34分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前1時ごろ、大分市の新日鉄住金大分製鉄所の職員から「熱延工場の潤滑油が燃えている」と市消防局に通報があった。
消防などによると、工場の設備の一部が燃えたが、従業員が消火器ですぐに火を消し止め、けが人はなかった。
熱延工場は火災後、操業を止めたが、午後に再開した。
出典
『新日鉄住金大分で火災 今年9件目』
http://www.sankei.com/west/news/170901/wst1709010064-n1.html
(ブログ者コメント)
今年12件のトラブル事例のうち、いくつかは本ブログにも掲載している。
以下は本ブログに掲載を省略していた事例。
(2017年8月24日付 朝日新聞大分全県版;聞蔵)
構内に2基ある高炉のうちの第1高炉で13日未明、1000℃以上の溶けた鉄が流れる樋に穴が開き、約6.5トンが漏れ、台車の一部が溶けた。
2017年7月18日21時14分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前9時半ごろ、大竹市東栄にある化学メーカー「ダイセル」大竹工場の敷地内にある化学プラントで火災が起きた。
消防車など7台が出て消火活動にあたり、火はおよそ6時間後に消し止められた。
この火事によるけが人はいなかった。
ダイセルでは工場長など幹部が18日夕方に記者会見し、「ご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と謝罪した。
このなかで会社側は、樹脂を作るため化学物質どうしを反応させる工程で、化学プラントの配管から液体が漏えいし、何らかの原因で火がついたのではないかと説明した。
また、7年前にも同じプラントで小規模な火災が発生していたことを明らかにしたが、今回と原因は異なるという。
ダイセルは、「対策本部を立ち上げ、全社を挙げて再発防止に取り組みたい」としている。
現場の工場は大竹市南東部の瀬戸内海沿岸にある工業地帯の一角にあり、警察と消防は19日に現場検証を行うなどして、出火の原因を詳しく調べることにしている。
出典
『工場火災 漏出液体に火ついたか』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170718/5251302.html
(ブログ者コメント)
7月18日付でダイセルのHPには、「過酢酸製造プラント」で事故があった旨、記載されていた。
https://www.daicel.com/news/index.php?act=detail&id=544
(2017年8月15日 修正1 ;追記)
2017年7月19日付の中国新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
過酢酸と、工程で使う酢酸エチルの混合物が漏れ、何らかの原因で出火したとみられる。
酢酸エチルは、毒性は低いが引火点がマイナス4℃と低く、劇物に指定されている。
2017年6月20日付で朝日新聞群馬全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時40分ごろ、館林市苗木町の化学品原料メーカー「N社」の工場で出火、作業用ケーブルや化学物質などが一部燃えた。
火はすぐに工場の従業員らが消し止めたが、警察によると、7人が喉などに軽いけがをした。
同工場などによると、出火当時、化学物質の入った濾過器を洗浄する作業中だった。
空気に触れると発熱する物質を取り出した際、ほかの物質に引火した。
消防が有害ガス検知器で調べたところ、異常は検知されなかったという。
6月19日18時14分にNHK群馬からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前10時半すぎ、館林市苗木町にあるN社館林工場で、「工場内で白煙が出ている」と従業員から消防に通報があった。
従業員が消火活動をして火はすぐに消し止められたが、男性従業員7人がのどの痛みを訴えるなどして、館林市内の病院で手当てを受けた。
いずれも、けがの程度は軽いという。
また、この火事で作業用のケーブルの一部が焼けた。
警察や工場によると、工場では化粧品の原料などが作られていて、工場の稼働中に何らかの原因で火が出て、近くの溶液に燃え移ったという。
現場は住宅が点在する地域で、警察や消防が当時の詳しい状況を調べている。
出典
『館林の化学工場で火災』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064390461.html
2017年1月29日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6713/
(2017年6月22日 修正2;追記)
2017年6月14日20時25分にNHK関西から、事故報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
石油元売り大手の「JXTGエネルギー」は、ことし1月に和歌山県有田市の工場で起きた大規模な火災について、「配管に開いた穴から可燃性のガスが漏れ、静電気などで火がついた」とする最終報告を公表した。
それによると、火災が起きたプラントでは配管に18か所の穴が見つかり、このうち、いずれかの穴から配管を流れる可燃性のガスが漏れ、静電気などで火がついたとみられるという。
また最終報告では、穴ができた原因について、潤滑油を精製する際に発生する硫化水素を含んだ廃液が配管を腐食させたとしていて、会社は来年2月までに、廃液の濃度を薄める設備をプラントに設置するという。
JXTGエネルギーは、「再発防止策を確実に実行し、全社を挙げて安全の確保に努めます」とコメントしている。
出典
『和歌山の製油所火災で最終報告』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170614/4263101.html
6月17日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、同装置の内部にある配管が急激に腐食したことから水素ガスなどが漏れ、静電気によって着火したと結論づけた。
急激な腐食は、製造過程で生成される、アンモニア水に硫化水素が溶解した「アルカリサワーウォーター」によるもので、「(急激な腐食は)予見できなかった」とした。
再発防止策として、製造装置内への洗浄水注入設備などの設置などを挙げた。
(ブログ者コメント)
〇該社HPに事故報告書(全63ページ)が掲載されていた。
以下は抜粋。
(9ページ)
出火のシナリオとして以下を推定した。
①.運転データから15:37に 第二潤滑油抽出水添精製装置水添精製部門(PT-2 HD )の高圧パージガスライン系統において、大量に可燃性ガスが漏えいする開口が発生したと推定される。
②.漏えいしたガスは臨界速度で噴出し、漏えい後速やかに着火したと推定される。
ガス漏えい開始推定場所近傍には着火源がないため、着火源としてはガス漏えい時の静電気や衝突した微粉の火花が推定される。
③.白煙を伴うガス火災が最初に発生したと推定される。
(17ページ)
当該系の通常運転温度は約30℃であり、運転中に開口に至る可能性のある現象は以下の通りである。
①.腐食による減肉
②.割れ
③.フランジからの漏えい
(23ページ)
① アンモニウムバイサルファイドによるアルカリサワーウォーター腐食
潤滑油系脱硫装置においても反応塔下流の高圧高温分離槽の頂部流体中には、一般的な燃料油系脱硫装置と同様に、NH3に比べてH2Sが過剰に存在する。
上記環境下では、冷却されて生成した凝縮水中に溶解度の高いNH3が優先して溶解し、NH4+イオンが形成される。
その結果凝縮水がアルカリ性を帯び、H2SはHS-イオンとして凝縮水に溶解しやすくなる。
PT-2 HD装置の運転は、処理量に大きな変化はないものの、製品需要の変化に伴い原料油組成の重質原料油の処理比率が年々増加している。
これに伴い、PT-2 HD装置で生成されるNH3の総量が年々増加し、1994年に比べると2007年以降は約2倍となっている(資料-IV-22 運転状況の詳細)。
このため、NH3生成量増加に伴い、凝縮水中のアンモニウムバイサルファイド濃度が上昇し、サワーウォーターの腐食性が増加したと考えられる。
http://www.noe.jxtg-group.co.jp/newsrelease_jxtg/2017/20170614_01_1150234.html
〇報告書中、「着火源としてはガス漏えい時の静電気や衝突した微粉の火花が推定される」と記されている。
ただ、「衝突した微粉の火花」は噴出帯電現象の一つと考えることもできるので、本ブログのタイトルでは、着火源は静電気ということで一本化した。
2017年5月26日12時8分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月27日付で毎日新聞大分版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前0時40分ごろ、大分市西ノ洲にある新日鉄住金大分製鉄所から「コークス炉付近で炎があがっている」と消防に通報があった。
消防と製鉄所の自衛消防隊が消火にあたった結果、火はおよそ2時間後に消し止められた。
この火事によるけが人はいなかった。
燃えたのは、石炭を無人で炉に運ぶための軌道用車両「装入車」(縦・横およそ13m、高さがおよそ6m)の運転室などで、警察と消防は26日朝から現地を訪れ、出火原因を詳しく調べた。
同製鉄所によると、午前0時25分ごろ、設備故障のアラームを聞いた社員が工場内を確認し、火災に気づいたという。
「コークス炉」は、石炭を燃やして鉄の生産に必要な「コークス」を作るための設備で、この火事の影響で大分製鉄所は、5つあるコークス炉のうち1つの操業を停止している。
同製鉄所では、ことし1月に造船用などの鋼材を生産する主力工場の1つが燃えるなど、火事が相次ぎ、ことしに入って火事は今回で5回目。
同製鉄所は、「火災が続き、近隣住民や関係者の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因を明らかにして再発防止に努めます」とコメントしている。
出典
『新日鉄 ことし5回目の火災』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/5073729192.html
『火災 新日鉄住金大分、軌道用車両焼く /大分』
http://mainichi.jp/articles/20170527/ddl/k44/040/357000c
5月27日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、事故原因に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災があったのは、5つあるコークス炉のうちの3号炉。
一つの炉に「炭化室」と呼ばれる穴が並び、装入車が線路上から石炭を投入する。
石炭を入れる際に炭化室の蓋が開き、投入時以外は閉じている。
捜査関係者によると、当時、炭化室の蓋が開いたままだったことなどから、炭化室から吹き上げた熱風で装入車が焼けた可能性もあるとみて調べている。
5月26日14時15分に日本経済新聞からは、下記趣旨の解説的叱咤記事がネット配信されていた。
新日鉄住金の大分製鉄所で火災が相次いでいる。
26日未明、鉄鋼原料の石炭を蒸し焼きにする「コークス炉」付近から炎があがった。
生産設備には大きな被害がない模様だが、現時点で稼働再開のメドはたっていない。
大分製鉄所では、今年1月に造船向けなどに使う厚板工場で大規模な火災が発生するなど、今年に入ってからの火災は6件目。
信頼回復に向け、抜本的な再発防止が求められている。
26日午前0時半すぎ。大分製鉄所の作業者から市消防局に「119番」通報が入った。
火災が発生したのは、5つあるコークス炉の1つ「第3コークス炉」近くの無人運搬車。
人的被害はなく、約2時間後に鎮火したという。
消防と警察は朝から出火状況や原因の調査に入っており、同製鉄所は「生産設備そのものに被害はないが、原因究明のため設備を止めている」としている。
今年1月5日発生した大分製鉄所の厚板工場での大規模火災。
厚板を伸ばす機械を制御する電気盤に内蔵された機器が異常な動作を起こし、発火。
その後、燃え広がった。
初動対応が遅れたこともあり、鎮火までに要した時間は1日半。
設備の損傷が激しく、復旧は8月になる見通しだ。
設備の更新や他拠点への振り替え生産などで、18年3月期まで約280億円の減益要因になるなど、経営への打撃も大きい。
大分製鉄所では、消防に通報する事態になった火災が、今年になってから合計で5件発生。
着衣の火災など小さなものもあるが、半年弱の期間に1つの製鉄所で6件も火災が発生するのは異常な事態と言える。
それぞれの原因は異なるが、26日の火災を受け、鉄鋼業界関係者からは驚きの声が広がった。
「これだけの短期間に連続する火災は聞いたことがない。現場の緊張感が保てていないと思わざるを得ない」との厳しい声も聞こえてくる。
鉄鋼大手3社では2016年に9件の死亡事故が発生し、このうちの7件が新日鉄住金だった。
相次ぐ合併で、多くの工場を抱えているとはいえ、労災の多さは業界で突出している。
新日鉄住金の進藤社長は17年を「安全体質特別強化年」と位置付けていたが、事態打開に向けて早くも正念場を迎えている。
「ハインリッヒの法則」――。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその陰には300の異常事態があると言われる。
軽微な異常やトラブルを見逃さず、教訓として重大事故を回避するため、多くの製造業で参考にしてきた考え方だが、新日鉄住金は小さなトラブルをつぶし切れていない。
設備の老朽化、団塊世代の大量退職…。
災害の発生の原因は複雑に絡まっているが、鉄鋼盟主として、いま一度、全拠点の生産設備や生産工程の総点検が必要だ。
出典
『大分で今年6度目の火災 新日鉄住金に必要な「総点検」』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26HIH_W7A520C1000000/?n_cid=NMAIL002
(ブログ者コメント)
〇本ブログでは今年に入ってからの火災3件を紹介スミ。
残る1件は上記記事にある着衣火災と思われる。
1月 5日 厚板工場で大規模火災
2月28日 石炭を運ぶベルトコンベヤーで石炭がくすぶる
3月 8日 溶接時の火の粉が保温材に入り発煙
〇続く時には続くことがある産業界の事故。
同じ製鉄業界では、2015年に千葉市のJFEで人身事故や火災などの事故が続発した。(本ブログ掲載スミ)
2017年1月22日21時3分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日20時38分にNHK関西NEWS WEBから、1月23日17時38分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後3時40分ごろ、和歌山県有田市初島町浜、「東燃ゼネラル石油」和歌山工場の潤滑油精製施設付近から出火した。
工場内に黒煙が立ち込め、午後11時現在も鎮圧のめどが立っていないが、けが人は出ていない。
有田市は初島地区の1281世帯2986人に避難指示を出し、午後11時現在、約570人が市文化福祉センターなどに避難した。
同工場では18日にも、原油を抜き清掃中だった原油貯蔵タンクが燃える火災が起きていた。
警察が出火原因などを調べている。
同工場によると、今回、火災があったのは「第2プロパン脱蝋装置」という、原油から潤滑油を精製する際に出る「ワックス」を取り除くプラント。
火災発生当時は近くに約10人の作業員がいた。
突然、施設から爆発音とともに火柱が上がったという。
作業員らは出火後すぐに避難して無事だった。
同工場は1941年に操業開始し、敷地面積は248万m2。
24時間体制で稼働しており、1日当たりの原油処理能力は13万2000バレル。
会社の説明によると、火災が発生したプラントは1969年に稼働を始め、4年ごとに定期検査をしているが、3年前の検査では特段の劣化などは見つからなかったという。
工場の近隣住民には、防災無線などを通じて避難指示が発令。
工場近くに住む無職女性(74)は、「ドーンという音が響いて、空を見たら煙が上がっていて驚いた。50年住んでいるが、こんな火災は初めてで怖い」と話した。
火災の影響でJR紀勢線では、工場に近い初島駅を通過する措置が取られた。
出典
『東燃ゼネラル石油火災 作業員ら無事避難 和歌山で避難指示』
http://mainichi.jp/articles/20170123/k00/00m/040/081000c
『石油工場火災 周辺に避難指示』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170122/3248067.html
『東燃ゼネラル石油 会見で謝罪』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2043259991.html?t=1485208577340
1月24日9時54分にNHK和歌山からは、40時間後に鎮火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、プラント周辺に放水して火災の拡大を防ぎながら、プラントの中に残る可燃性のガスが燃え尽きるのを待っていたが、発生から40時間あまりがたった24日午前8時半ごろ、火が完全に消し止められた。
出典
『石油工場火災 ようやく鎮火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2046208651.html?t=1485294238902
(ブログ者コメント)
4日前のタンク火災は下記参照。
2017年1月24日掲載
2017年1月18日 和歌山県有田市の東燃ゼネラル石油で内部清掃中の原油タンクから出火、ボヤとは思えないほど大量の黒煙が発生し鎮火まで35時間、出火当時は清掃作業の時間外だった
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6692/
(2017年3月3日 修正1 ;追記)
2017年3月1日10時59分にNHK和歌山から、配管に亀裂や穴があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月1日付で朝日新聞(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東燃ゼネラル石油は、外部の有識者を交えた事故調査委員会を立ち上げて火災の原因や安全管理体制を検証し、28日、中間報告を公表した。
それによると、火災が起きたプラントの配管をX線撮影などで調べた結果、金属製の配管(直径約8cm)に12カ所の穴や亀裂が見つかり、配管のつなぎ目1カ所も変形していた。
この配管には、潤滑油を精製する際に生じる高圧の可燃性ガスが流れていて、これらのどこかから漏れたガスに何らかの理由で火がついた可能性があるとしている。
このプラントでは、作業員が1日2回巡回し、目視による安全確認をしていたが、火災当日の午前の巡回では異常に気づかなかったという。
事故調査委員会では、今後、亀裂などが生じた原因や火災に至ったメカニズムを特定し、ことし5月までに最終報告をまとめることにしている。
出典
『東燃火災 プラント配管に亀裂』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044323891.html?t=1488401693745
(ブログ者コメント)
2月28日付で該社からプレスリリースされた中間報告は、下記参照。
『和歌山工場での火災に関する事故調査委員会の中間報告について』
http://www.tonengeneral.co.jp/news/press/uploadfile/docs/20170228_2_J.pdf
その中間報告には、この事故の4日前に起きたタンク火災の原因は硫化鉄の自然発火だったらしきことも記されている。
2016年12月19日7時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一昨年夏以降、ぼやが相次いでいる王子製紙苫小牧工場で、18日未明、ボイラー施設から出火、ベルトコンベヤーのベルトを焼く騒ぎがあった。
同工場では、昨年、再発防止対策をまとめ、市消防本部に提出したが、今年7月にも貯蔵サイロで木材チップを焼くぼやが起きている。
警察などによると、18日未明、同工場内のボイラー施設「第6ボイラー」で、燃料を運ぶベルトコンベヤー付近から出火した。
消防車両13台47人が出動し、約6時間後の同日午前7時10分に鎮火した。
警察などによると、施設はビル12階建てに相当する建物で、工場内の暖房や発電に使うため、石炭などの燃料を燃やして蒸気を発生させる施設。
発生当時、施設内に作業員はおらず、けが人はいなかった。
消防によると、同工場では、14年7月からの1年間で、6件のぼやなどが発生した。
消防は、昨年4月、同工場に対し、再発防止対策をまとめ文書で提出するよう行政指導。
同工場は、ベルトなどの設備の入れ替えや機械の過熱を防ぐ装置の設置を検討することなどを盛り込んだ再発防止策を提出していた。
出典
『王子製紙苫小牧工場でまたぼや 再発防止策後2度目』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0349867.html
(ブログ者コメント)
2014年11月に起きた事例は下記参照。
2014年12月5日掲載
2014年11月28日 北海道苫小牧市の王子製紙でボイラーまで運ばれていく固形燃料が途中で出火、社員らが消し止める
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4467/
2016年10月21日付で毎日新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日正午ごろ、神栖市東和田の石油精製会社「鹿島石油」鹿島精油所構内で施設から炎が出ているのを職員がみつけ、119番した。
警察や同社によると、同日午後3時15分ごろ鎮火し、けが人はいなかった。
午前11時50分ごろ、千葉県北東部を震源とする震度4の地震があり、職員が安全点検していた。
同社によると、出火した装置では、ナフサという燃えやすい液体からガソリンなどを抽出している。
地震の影響で装置の塔の一部に亀裂が入り、漏れたナフサが原因で火災が発生した可能性があるとみている。
出典
『火災 精油所で 地震が原因か 神栖・鹿島石油』
http://mainichi.jp/articles/20161021/ddl/k08/040/223000c
(ブログ者コメント)
「塔の一部に亀裂発生?」という報道だが、「フランジが緩んだ」ということかもしれない。
ただ、亀裂にせよ、緩みにせよ、震度4ぐらいで漏れるようでは困る。
他に特別な理由でもあったのだろうか?
(2016年11月18日 修正1 ;追記)
2016年10月21日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。 (こちらの情報のほうがありそうな話なので、タイトルもこの情報に合わせて変更した)
警察などによると、燃えたのは原油を精製してできるナフサとみられ、約3時間15分後に鎮火した。
警察は、直前に発生した地震の影響で配管からナフサが漏れ出し発火した可能性もあるとみて、出火原因を調べている。
警察などによると、出火したのは、化学物質を製造する第3接触改質装置の区域。
同装置は屋外にあり、出火したのは同装置から出ている配管。
同社によると、装置は焼けていないという。
同社によると、火災後、所内の全ての装置を停止したという。
2016年8月24日18時59分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日付の福井新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
24日午前9時40分ごろ、勝山市にあるO社の工場から火が出たと消防に通報があった。
火は約3時間半後に消し止められたが、工場内の機械や建物の天井など約400m2が焼けた。
警察によると、この火事によるけが人はいないという。
O社は、自動車などの部品に使うマグネシウム合金などの特殊な合金の製造や販売を行っている会社で、警察によると、鉄とシリコンを混ぜた合金を運搬するクレーンに配線が絡み、火が出たとみられるという。
近所に住む男性は、「消防車が集まって来たので外に出てみると工場から黒い煙が上がっていた。音は聞こえず、匂いもなかった」と話していた。
警察は、従業員から話を聞くなどして、火が出た詳しい原因を調べている。
出典
『勝山の合金工場で火災』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055055191.html?t=1472073417603
(2016年10月10日 修正1 ;本文修正)
福井新聞紙面に掲載されていた「配線が絡み」という記述を、本文中に追記した。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
2016年5月17日11時22分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月17日20時14分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時頃、北海道苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所で、従業員から「装置から出火した」と119番があった。
消防によると、装置から炎が上がっていたが、消火活動の結果、午前7時前に炎は見えなくなった。
延焼やけが人の情報はない。
消防などによると、燃えたのは、400℃近くまで熱した重油から硫黄などの成分を分離する「重油直接脱硫装置」の蒸留塔付近。
装置が高温になっており、消防が放水して冷却作業を行っている。
鎮火確認には時間がかかるという。
出光興産によると、消火活動のため、タンクローリーによる石油製品の入出荷を一時見合わせているが、同装置が停止しても生産ラインに大きな影響はないという。
消防によると、脱硫装置の一部に亀裂が確認されたということで、そこから高温の重油が漏れ、火が出た可能性があるとみて、さらに詳しく調べている。
出典
『苫小牧の出光興産製油所で火災…けが人情報なし』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160517-OYT1T50020.html
『製油所火災で放水12時間』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160517/5372393.html
2016年5月3日11時15分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後1時ごろ、香取市のJ社工場で出火。
二次加工2号棟内に設置されたポリエチレン袋を加工する印刷機3基のうち、1基が燃えた。
消防や警察などによると、印刷用のインキを入れる箱状の物(鉄製、約30cm×約60cm)などが燃えたという。
原因を調べている。
当時、棟内には作業員がいて、初期消火した。
けが人はなかった。有毒ガスの発生もないという。
出典
『香取の工場で印刷機など燃える』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/321418
(ブログ者コメント)
印刷機からの出火は、しばしば発生しているらしい。
ただ、大半はボヤ程度で済むせいか、報道されることはめったにない。
本ブログでは、数件を掲載している。
2016年4月7日19時5分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日16時18分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後6時半ごろ、秋田市向浜の工業団地にある合板メーカー「Aプライウッド」の「向浜第2工場」で火災が発生した。
当時、工場には18人の従業員がいたが、全員、工場の外に逃げ、けがはなかった。
この火事で、鉄骨一部2階建て延べ1万8000m2あまりの第2工場がほぼ全焼したほか、隣にある第1工場も一部が焼けた。
消防車など、およそ30台が消火活動にあたり、7日午後3時半に火はほぼ消し止められたが、鎮火には至らず、丸1日がたった午後6時現在も、大量の木材などがくすぶり続けている。
工場には、原木を薄く切った単板に蒸気を加えながら熱で乾燥させる仕組みの乾燥機があり、消防によると、この周辺の焼け方が激しく、設備から火が出るのを従業員が目撃しているという。
出典
『合板工場火災 消火活動続く』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014335341.html?t=1460063706119
『乾燥機付近を実況見分 秋田の合板工場火災、37時間後に鎮火』
http://www.sankei.com/affairs/news/160408/afr1604080024-n1.html
4月8日付で毎日新聞秋田版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は、7日午後から、中でくすぶっている合板を重機で順次運び出して消火にあたっている。
他の建物に燃え移るおそれはないといい、消防は、8日午前にも鎮火できるとみている。
消防によると、燃え方が激しいのはドライヤーがあった工場中央部。
Aプライウッドの関係者によると、ドライヤーは高さ約5m、奥行き約50m、幅約4m程度の大きさとみられる。
バイオマス燃料を燃やして、約180℃の熱風を発生させる仕組み。
出火当時、居合わせた40代の男性従業員が、ドライヤーから出た火が天井に燃え移るのを目撃したという。
Aプライウッドでは、2003年8月と05年12月、ドライヤーの火に起因する火事が起きたという。
消防法に基づいて行う立ち入り検査を最後に受けたのは、14年6月だった。
Aプライウッドは国内最大の合板製造グループとされるセイホクグループに属し、秋田市川尻町に本社がある。
合板工場は、火災があった向浜第1、第2工場と男鹿市の3カ所。
県の誘致で1963年に前身の太田産業が設立され、合併を経て68年から現在の社名になった。
県林業木材産業課は、「全県にある林業事業者がこの会社に秋田杉を卸している。第2工場の機能がストップすることで、事業者への影響も懸念される」という。
出典
『消火活動一昼夜 火元は合板乾燥設備か』
http://mainichi.jp/articles/20160408/ddl/k05/040/140000c
(2016年4月17日 修正1 ;追記)
2016年4月9日付の秋田さきがけ紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
乾燥機の製造会社などによると、乾燥機は長さ約50m、幅約6m、高さ約5m。
密閉された箱状の機械の中を薄く切られた木材が移動し、最大180℃の熱風で乾かす。
木材から落ちた木くずが内部で発火したり、木材を移動させる際に板が焦げたりすることもある。
Aプライウッドは、「乾燥機の清掃は定期的に行っていた」と話している。
2016年3月16日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前8時45分ごろ、北茨城市の化学製品製造工場「N」から出火、天井約3.5m2が焼けた。
派遣社員の男性(25)が全身にやけどを負い、入院した。
警察によると、出火したのは鉄骨平屋の第7工場。
男性は、高さ4mの作業台の上で、ステンレス製の円柱形乾燥タンク(直径1.5m、長さ4m)に稲を消毒・殺菌する粉を入れる作業をしていたという。
工場内にストーブなどはなかった。
警察は、タンク付近から出火したとみている。
同じ工場内にいた従業員の男性(32)が出火に気付いたという。
Key word ;静電気?
2016年2月17日18時30分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月18日18時56分にわかやま新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう(17日)午後2時前、和歌山市の化学製品を製造しているH社の工場から「トルエンが燃えている」と、消防に通報があった。
この火事で鉄骨2階建て工場(建坪約65m2)が全焼し、火は午後2時40分頃、消し止められた。
ケガ人などはなかった。
警察によると、工場では電子材料の中間物質の製造をしており、可燃性のトルエンなど2種類の化学物質を使っていたところから火が出たものとみて、原因などを調べている。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2016/02/17/76497.html
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/02/20160218_58334.html
2月18日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
工場では、電子材料の中間体を製造しており、トルエンやヘプタンなどを使用している際に出火したという。
Keyword;静電気?
2016年2月4日20時45分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、愛知県豊田市トヨタ町のトヨタ自動車本社工場で「炉の設備から火が噴き出した」と119番があった。
従業員が消火活動に当たり、間もなく鎮火した。
けが人はいなかった。
トヨタ自動車広報部によると、「生産への影響はない見込みだ」としている。
警察によると、出火したのはシャフトを熱して強度を増すための設備で、高温の油が通るパイプの外側に付着していたほこりや油分が発火したとみられる。
トヨタ自動車では、グループの愛知製鋼(同県東海市)知多工場で1月8日に発生した爆発事故の影響で部品供給が滞るため、国内全ての自動車組み立てラインを2月8日から13日まで休止。8日は、部品を含め国内全ての工場を停止する。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160205/k00/00m/040/091000c
2月4日21時11分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、愛知県豊田市トヨタ町のトヨタ自動車本社工場で、排気ダクトの一部を焼く火事があった。
エンジン部品を鍛造する炉に燃え移ったが、2時間後に消しとめた。
けが人はなかった。
消防とトヨタ自動車によると、何らかの原因でダクトに火がつき、燃えたダクトの一部が炉に落下したという。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016020490133749.html
2月4日18時58分に名古屋テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前11時40分ごろ、豊田市のトヨタ自動車本社工場から「工場内の炉から火がもれ出ている」と119番通報があった。
警察によると、約1時間後に、工場の従業員が消火器で火を消し止めた。
排煙ダクトが燃えたが、けが人はいなかった。
トヨタ自動車によると、火事があったのは金属を加工する建屋で、排煙ダクトから火が出て炉に燃え移ったという。
警察と消防が、出火した原因を調べている。
出典URL
http://www.nagoyatv.com/news/?id=127361&p=1
2016年2月2日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前10時10分ごろ、四日市市の三菱マテリアル四日市工場内で火災が起きたと、従業員から119番通報があった。
けが人はいなかった。
工場総務課によると、出火したのは1日午前9時45分ごろで、半導体などに使われる「多結晶シリコン」の精製過程で出る水素を排出する「第5精製設備」近くで発生した。
床を電動工具で切断中に散った火花が、配管から漏れた水素に引火したとみられる。
従業員が、消火器ですぐに消したという。
同社は、配管から水素が漏れていた場所や漏れた原因などを調べている。
(ブログ者コメント)
電動工具を使う前に、付近に可燃性ガスがないことを確認していたと思うのだが・・・。
電動工具使用後に漏れたのだろうか?
2015年12月12日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の昭和四日市石油四日市製油所から出火、製造プラントの熱源となる重油の加熱炉付近を焼き、約3時間後に鎮火した。
けが人はなかった。
消防などによると、ペットボトルなどの原料となるキシレンの製造プラントを稼働させるため、高温の重油を送る前に配管(直径約24cm)を軽油で満たしていたところ、何らかの原因で出火したという。
近くにいた同社の男性社員が炎と煙に気付き、同社を通じて119番した。
配管を流れる重油は約280℃で、漏れ出した場合、空気に触れて発火する可能性がある。
そのため、プラント稼働時に重油を送る際は、軽油を使って配管内を安定させておく必要があるという。
製油所では、ガソリンや灯油などの石油製品を精製している。
火災発生を受け、同社は周辺施設の操業を停止したが、生産への影響はないという。
2015年12月11日19時0分にNHK津からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時50分ごろ、四日市市塩浜町の「昭和四日市石油四日市製油所」で火災が発生したと消防に通報があった。
消防車8台が現場に駆けつけるとともに会社の消防隊が出て消火活動が行われた結果、火はおよそ3時間後の午後3時前に消し止められた。
警察や消防によると、この火災によるけが人はいないという。
会社によると、火災が発生したのはプラスチックの原料となる「キシレン」などを製造する設備で、設備を再稼働させるために常温の軽油を配管に流し込む作業の途中だったという。
出火場所付近の配管には高温の重油と常温の軽油を仕切るバルブがあり、会社では、このバルブ周辺でどちらかの油が漏れ、発火した可能性があるとしている。
現場は、近鉄四日市駅から南におよそ4km離れた臨海部にある工場地帯で、警察と消防で火災の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074231981.html?t=1449866805580
12月11日16時35分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「加熱炉の上部で火災が起きた」と、119番通報があった。
重油と同程度の危険性がある「ホットオイル」が燃えているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151211-OYT1T50108.html
12月11日19時11分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、「加熱炉の上部から出火している」と、同社従業員から119番があった。
同社によると、「ローデック加熱炉」と呼ばれる施設で、比重が大きく粘りけの強い重質油の加熱作業中に火が出たという。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151211/k00/00e/040/250000c
12月11日20時28分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は、加熱炉に延びる配管付近から出火したとみられることが11日、消防への取材で分かった。
消防によると、加熱炉は石油の蒸留や分離などに使う温かい油を作る装置。
炉につながる鉄製の配管に軽油を満たす作業中に、何らかの原因で配管の継ぎ目から油が漏れ、発火したとみて詳しく調べる。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151211/wst1512110086-n1.html
2015年9月30日付でパンパシフィックカッパー社から、下記趣旨のお知らせがネット配信されていた。
1.発生場所
岡山県玉野市 日比共同製錬㈱玉野精錬所内
2.出火及び鎮火の状況
9月9日(水)午前0時30分頃、転炉の炉底から溶湯が工場床面に流出しました。
その際に、溶湯の熱により自溶炉管理室付近の可燃物に着火し、火災が発生しました。
火災は、同日午後2時7分に鎮火しました。
3.被害状況
自溶炉管理室及び自溶炉制御システムが焼損しましたが、人的被害はありませんでした。
また、周辺環境への影響も確認されませんでした。
4.出火原因
転炉の炉内下部の耐火レンガの残存厚が薄くなり、炉本体が溶損したことにより、炉底から溶湯が流出したものと推定しております。
5.今後の対策
(1)転炉等の耐火レンガ更新の機会を増やすことといたします。
(2)各転炉の下部の床面に防湯提を増設し、万一の際の管理区域外への溶湯の流出を防止するとともに、溶錬工場内の可燃物置き場を変更いたします。
出典URL
http://www.ppcu.co.jp/news/pdf/news_0930_2015.pdf
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。