2016年12月20日22時28分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全国の救急車の出動件数が6年連続で過去最多を更新し、昨年初めて600万件を超えた。
高齢者の搬送が増えたためで、65歳以上の割合も過去最高の56.7%だった。
総務省消防庁が20日に公表した2016年版消防白書でわかった。
白書によると、昨年1年間の出動件数は605万4815件(前年比1.2%増)。
搬送人数も、過去最高の547万8370人(同1.3%増)だった。
65歳以上が占める割合は、前年比1.2ポイント増だった。
搬送された人の傷病の程度は、入院不要の軽症が最多で49.4%。
消防庁救急企画室は、「軽症の高齢者の搬送が出動件数を押し上げている」と分析する。
119番通報から現場到着までの時間は平均8.6分、通報から患者が病院に入るまでの平均時間は39.4分。
それぞれ、10年前より2.1分、8.3分長くなった。
救急隊の負担を軽減しようと、消防庁は、救急車を呼ぶべきかどうかの判断を支援する取り組みを進めている。
「♯7119」に電話すると看護師や医師に相談できる「救急安心センター」は、07年以降、東京、大阪、奈良、福岡の4都府県と札幌、横浜、和歌山県田辺の3市に開設された。
それぞれの域内から、固定・携帯電話でかけられる。
来年度は、宮城県と神戸市に新設される見込みという。
また、症状などを入力することで判断を助ける「緊急度判定支援ツール」も開発中。
スマホアプリやインターネットのサービスとして、来年3月中にも提供を始める予定だ。
出典
『救急車出動、6年連続で最多更新 全国で600万件超に』
http://www.asahi.com/articles/ASJDM61QTJDMUTIL04B.html
(ブログ者コメント)
〇平成28年版消防白書は下記参照。
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h28/h28/index.html
その中の第2章第5節「救急体制」に、この記事の元ネタが掲載されている。
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h28/h28/pdf/part2_section5.pdf
〇救急隊の負担を軽減するための取り組みだが、以前、110番通報についても同様な動きがあることを、本ブログで紹介している。
2016年9月18日掲載
『2016年9月11日 全国各地の警察で、緊急ではない相談専用の電話番号「#9110」をPRする催しが開かれた』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6293/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。