2018年2月11日付で中国新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後5時半ごろ、福山市東手城町の手城第3ポンプ場で爆発が起こった、
高さ約15mの煙突上部のステンレス製排気口などが吹き飛び、約50m北側の工場の屋根が破損した。
けが人はいなかった。
出典
『福山のポンプ場爆発 けが人なし』
(2018年3月11日 修正1 ;追記)
2018年2月11日付の中国新聞紙面に、ポンプ駆動用エンジン修繕後の試運転時に爆発したなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
市上下水道局によると、雨水を福山港に送るポンプを動かすエンジンを業者が修繕し、試運転した際に爆発した。
煙突上部の北と西2カ所にあるステンレス製排気口(縦1.1m、横0.8m)や煙突の一部が半径100mに飛散した。
付近では10日までに、排気口の一部の棒状ステンレス(長さ0.6m前後)が7本、5cmほどのコンクリート片も複数確認された。
爆発したのは、煙突とエンジンをつなぐ排気管の間とみられ、同局は、何が爆発したのかなどを調べている。
2017年12月7日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時40分ごろ、東かがわ市三本松の市社会福祉センターから「ボイラーから爆発音がして、館内に煙が蔓延している」と119番通報があった。
警察によると、1階の機械室にある風呂用のボイラーのタンクが爆発し、機械室や隣接する別の施設などの窓ガラス5枚が割れるなどした。
けが人はなかった。
破裂したタンクは円筒形で、高さ約160cm、直径約100cm。
警察によると、ボイラーは約1年半、使われていなかったが、通電状態のままタンク内に水を溜めていたため、破裂した可能性があるという。
社会福祉協議会の女性職員は、「そばで打ち上げ花火が上がったようなバーンという大きな音がしてビックリした。機械室に近づくと白い煙がたっていて、焦げるような臭いがした」と話した。
12月6日に瀬戸内海放送からも、同趣旨の記事がユーチューブ配信されていた。
文字情報はほとんどないが、映像中の字幕情報は下記。
給湯器が爆発。パイプ管や扉などが破損した。
腐食を防止するために通電していた。
給湯機の中に水素ガスが発生し、充満して爆発した可能性が高い。
出典
『東かがわ市 社会福祉センターで給湯器爆発 香川』
https://www.youtube.com/watch?v=t4ZoJWP3bhk
(ブログ者コメント)
ユーチューブ映像には、損壊した室内や吹き飛んだドアなどが映っている。
2017年10月28日8時10分にgooニュース(デーリー東北)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後0時50分ごろ、八戸市卸センター1丁目にあるA自動車販売店の洗車場で自動車用ガス容器1本が爆発し、場内約50m2を焼いた。
ガス抜き作業をしていた20代男性従業員2人が顔面などにやけどを負い、市内の病院に搬送された。
命に別条はない。
爆発直後に事故現場の近くにいた別の従業員が119番通報。
約1時間後に鎮火した。
警察によると、ガス容器はタクシーのトランクに搭載されていた物。
トランクから外して作業していたという。
原因は捜査中。
出典
『ガス容器が爆発 従業員2人やけど/八戸』
https://news.goo.ne.jp/article/dtohoku/region/dtohoku-104950564.html
10月28日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
八戸市の自動車販売店で、26歳と22歳の男性従業員2人が自動車の燃料に使うLPガスを容器から抜いていたところ、漏れたガスが爆発した。
近くにあった洗車機が全焼した。
警察は、何かがガスに引火したとみて調べている。
(ブログ者コメント)
〇デーリー東北掲載写真によれば、ガレージ状の建屋がいくつかの洗車場に区分けされ、その端っこの部屋から黒い煙が出ている。
〇タクシーに搭載されているボンベとは、一体、どの程度の大きさなのだろうか?
調べてみたところ、(株)川口自動車交通のHPに、搭載ボンベをホイストを使って取り出す作業の写真が掲載されていた。
http://www.kawaguchi-jikou.co.jp/seibi/service/124.html
それを見ると、直径40~50cm、長さ1m近くはあろうかという、結構大きなボンベだ。
今回事故が起きたボンベも、それと同じような大きさだったのかもしれない。
〇今回、どのようにガス抜きしていたかは不明だが、この事故の報に接し、1986年に四日市市のLPG充填所で過充填した20kgボンベを横にして液体のLPGを抜き始め、数秒後に爆発した事例があったことを思い出した。
事故の詳細は以下の「失敗知識データベース」参照。
http://www.shippai.org/fkd/cf/CC0000149.html
上記資料中、推定着火源は静電気と書かれているが、ブログ者の手持ち資料(産業における静電気災害・障害の防止、OHM、平成7年10月号別冊)には、もう少し詳しい下記趣旨の記述がある
・当時の気温は23℃、湿度は33%。
・20kgボンベが5kgほど過充填になった。
・放出口を床面に向けてバルブを開けた。
この時、一部が液体のまま飛び出してきた。
・作業者とボンベ間、もしくは気液混合状態のLPGとボンベ間で火花放電が発生したと考えられる。
2017年10月8日17時58分にCBC Newsから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時半頃、岐阜県神戸町(ごうどちょう)の農業、Mさん(男性、70歳)の作業小屋から「爆発音がした」と、通りがかった女性から消防に通報があった。
この爆発で作業小屋が全壊し、Mさんの住宅と隣の住宅の窓ガラスあわせて18枚が割れた。
小屋の近くにいたとみられるMさんは、爆発で壊れた小屋のがれきの中から見つかり、命に別状はないものの、首を骨折するなどの重傷で、病院で治療を受けている。
Mさんは小屋の中にエチレンガスを充満させ、生け花用に育てたヤナギの木の葉を落とす作業をしていたという。
出典
『作業小屋で爆発 男性負傷 岐阜・神戸町』
http://www.hicbc.com/news/detail.asp?id=00044ED7
10月8日19時46分にNHK岐阜からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月9日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時半ごろ、神戸町柳瀬の農業、Mさん(70)の縦横約2.5m、高さ3mほどの、鋼板と断熱材でできた小屋が突然、爆発音とともに壊れたほか、Mさんの住宅とその隣の住宅の窓ガラス合計20枚近くが割れた。
近くにいたMさんがけがをし、病院で手当てを受けているが、命に別状はないという。
警察によると、当時、小屋には生け花に使うヤナギの枝の出荷作業が行われていて、出荷に適した状態にするため、成長を促す作用のあるエチレンガスを充満させていたという。
警察や消防によると、エチレンガスは空気と混ざると爆発する可能性があるということで、警察は、何らかの理由で引火したとみて原因を調べている。
出典
『小屋のエチレンガス爆発1人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084632701.html
(ブログ者コメント)
CBCの映像によれば、現場は農家の住宅敷地内。
エチレンガスは、輸入バナナの成熟などに使われているが、今回のような使われ方もされているとは・・・。
2017年9月17日16時59分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後3時ごろ、上田市常磐城の上田地域広域連合が管理するし尿処理施設「清浄園」で爆発があった。
この爆発で施設の1階部分の窓ガラスが割れ、バキュームカーでし尿を運ぶ作業をしていた53歳の男性作業員がガラスで耳などに軽いけがしたのをはじめ、合わせて3人が軽いけがをした。
17日記者会見した施設側の説明によると、し尿施設はバキュームカーで運ばれたし尿を配管を通して2階に上げ、分離したあと、地下1階のタンクにためる構造になっていて、16日は作業員が1階の配管部分を溶接する作業を行っていたという。
施設の深町所長は、「溶接作業で出た火が、し尿をためるタンクにつながる配管内の気体に引火し爆発が起きた可能性がある」と明らかにしたうえで、「作業員や地域住民の方々に多大なご心配とご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と述べた。
施設側によると、し尿からメタンガスが発生することがあるものの、原因は特定できていないということで、警察が爆発の原因を調べている。
出典
『し尿処理施設爆発 気体に引火か』
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/20170917/1010000110.html
9月17日18時6分にYAHOOニュース(信越放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
上田市のし尿処理施設で起きた爆発事故は、配管の溶接作業の火花が貯留槽にたまったガスに引火したとの見方が強まっている。
これは、きょう午後、施設を管理する上田地域広域連合が記者会見で明らかにしたもの。
この中で手塚事務局長は、「当時、し尿などをためる貯留槽の上の階で腐食した配管を溶接する作業が行われており、溶接作業で出た火花が貯留槽に充満していたガスに引火した可能性がある」との見解を示した。
し尿処理施設での爆発は昨日の午後3時半ごろ発生し、し尿などを溜めておく地下タンク内で爆発が発生した。
この爆発では、バキュームカーの運転手の男性や溶接の作業員、それに施設の職員の3人がけがをした。
出典
『上田市の爆発事故・配管の溶接作業中に引火か』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170917-00313293-sbcv-l20
9月17日付と18日付で朝日新聞長野東北信版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発したのは、し尿をためる高さ約5mの地下貯留槽。
午前8時ごろから作業員5人が、貯留槽の上部にある配管の溶接工事をしていた。
施設内のマンホールの蓋が飛び、窓ガラスなどが破損するなどした。
この爆発で、し尿収集業者のバキュームカーの運転手(53)が、飛んできたガラスの破片で耳にけがをし、溶接作業をしていた作業員(44)が手にやけどを負った。
また、近くにいて駆け付けた施設職員(52)が蓋が飛んだマンホールに転落し、足と腰に打撲の軽いけがをしたという。
運転手や業者は取材に対し、
・バキュームカーを施設内の計量室に入れようと、一時停止している時に爆発が起きた
・バーンという大きな音がして、ガラスの破片で右耳を約1cm切るけがをした
・フロントガラスも割れた
・黒い煙が噴き出し、車を降り、施設内ですくんでいたところを助け出された
と、当時の状況を話した。
原因について施設側は、「(同施設の処理システムでは)メタンガスは発生しにくい」などとしており、警察などで詳しい状況について調べている。
(2017年10月4日 修正1 ;追記)
2017年9月24日付で朝日新聞長野東北信(聞蔵)から、し尿投入量の減少により貯留槽内でメタンが発生していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
「清浄園」は22日、原因は地下1階のし尿貯留槽で発生したメタンガスに1階での溶接作業の火花が引火したためとの見方をまとめ、発表した。
16日の事故について、施設を建設したプラントメーカーの専門家が調査。
貯留槽内のし尿汚泥の滞留時間が長くなり、メタンガスが発生しやすい状態になっていたことが分かった。
公共下水道の普及に伴い、し尿の投入量が減ったことが要因という。
同園は、安全対策として、滞留時間の短い運転に改善するほか、貯留槽内を換気し、メタンガスを定期的に測定するなどの措置をとる。
(ブログ者コメント)
運転条件が設計当初から徐々に変化し、いつの間にか危険ゾーンに入っていた・・・・そんな事例だったような気がする。
設備の管理者は、メタンが発生しないよう設計された設備ということで、事前のガス検知を行わずに火気工事を許可した・・・そんなことはなかっただろうか?
2017年9月8日付で毎日新聞西部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時10分ごろ、山口県下関市彦島江の浦町の三菱重工下関造船所で、船舶建造中にガスに引火する事故が起きた。
作業をしていた男性社員2人が重傷を負い、病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
警察が事故原因を調べている。
警察などによると、2人のうち下関市彦島杉田町のNさん(男性、26歳)が顔面に大やけどを負い、左腕を骨折した。
北九州市門司区のKさん(男性、30歳)は、急性音響外傷で約1週間の入院治療が必要と診断された。
2人は船底部で溶接作業中。
ガスバーナーの火が現場に滞留していたガスに引火したとみられる。
出典
https://mainichi.jp/articles/20170908/ddg/041/040/008000c
9月9日11時54分にNHK山口からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日、下関市の造船所で溶接の作業中に爆発が起き、作業をしていた男性が顔をやけどするなど、2人が重軽傷を負った。
警察や会社によると、7日の午後3時すぎ、下関市彦島江の浦町にある三菱重工業下関造船所の多目的運搬船の船内で、男性作業員2人が船底の溶接工事を始めたところ、突然、爆発が起きた。
この事故で26歳の作業員が顔に重いやけどをしたほか、爆風で飛んだ鉄製の蓋がぶつかり、左腕の骨を折る大けがをした。
また、30歳の作業員も左耳にけがをして、2人は現在も市内の病院に入院している。
警察は、何らかの理由でたまっていたガスに引火して爆発が起きたとみて、ガスの濃度の確認など、溶接作業の手順に問題が無かったか、詳しく調べることにしている。
出典
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063788111.html
(2017年9月18日 修正1 ;追記)
2017年9月9日付の山口新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
船体に使われる塗料が原因の可能性もあるという。
2017年7月28日23時42分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後8時15分ごろ、岐阜県郡上市八幡町にあるホテルの女性従業員から、「ボイラーが爆発したようで、やけどをした人がいる」と119番があった。
消防が駆け付けると、地下のボイラー室で爆発した跡があり、すでにほぼ鎮火していた。
警察や消防によると、ボイラーメンテナンス会社の男性社員(56)とホテルの女性従業員(76)が、やけどを負った。
この日は約100人の宿泊予約があったが、ほとんどが郡上おどりの会場に出掛けており、日帰りの入浴客数人は従業員が誘導して無事だった。
警察によると、ボイラー4台のうち1台の調子が悪く、業者が同日午後3時ごろから点検。
同8時ごろに修理が終わって電源を入れると異常を感じたため、ホテル従業員に立ち会いを求めたところ、爆発したという。
やけどをした女性は、「湯の温度を調整するためボイラー室で業者と待機していると、バーンという大きな音とともに爆発して火が出た。逃げるのに必死だった」と話した。
ホテによると、ボイラー室はホテルに隣接する温泉施設の地下にある。
現場は東海北陸自動車道の郡上八幡インターから南に約4km。
出典
『郡上のホテルでボイラー爆発、2人けが』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017072890222651.html
2017年7月8日19時12分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月8日13時48分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時半ごろ、愛知県豊橋市明海町の化学製品メーカー「KQ社」の工場でタンクが爆発して火災が起きた。
消防車12台が出て、火は約1時間半後に消し止められたが、警察によると、直径約8m、高さ11m余りの筒状のタンク1基が焼けた。
この工場では、鋳物を接着するのに使う薬品を製造していて、8日は従業員約100人が働いていたが、けが人はいなかった。
敷地内の南側には10基ほどのタンクが2列に分かれて並んでおり、このうちの1基から出火した。
近くの運送会社に勤務する男性は、「建物2階分ぐらいの高さの火柱が2秒ほど上がり、その後、黒煙に変わったのが見えた。『ドーン』という大きな音が響き、地響きのような衝撃が伝わってきた」と話した。
調べによると、タンクには、ふだん「フルフリルアルコール」という化学薬品が貯蔵されているが、内部を洗浄するため、6日からほとんど空にして準備を進めていたという。
警察と消防は、爆発が起きた状況や原因について詳しく調べている。
現場はJR豊橋駅から南西に約8km。
渥美半島の付け根にあたる、港に近い工業団地の一角で、爆発が起きたのは大手日用品メーカー「K社」の子会社。
この火事について「KQ社豊橋工場」の山口工場長は、「いまのところ、火事による周辺の環境への影響はないと考えている。事故当時は、来週に予定している原材料の入れ替えのために、作業員1人がタンクのそばで洗浄の準備をしていた。タンクは36年前から稼働しているが、これまでに事故などはなかった」と話している。
出典
『工場火災タンク1基焼ける』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170708/4991321.html
『豊橋の工場でタンクが爆発 K社の子会社』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017070890121714.html
7月8日23時11分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、タンクは爆発時、ほぼ空だったとみられるが、少量が残っていた可能性もあるといい、警察が実況見分して原因を調べている。
化学薬品は鋳物の製造に必要な樹脂を作るためのもので、主な成分は「フルフリルアルコール」。
工場内は火気厳禁だった。
タンクでは数日前から、作業員が薬品を配管から抜く作業を実施。
8日は作業を休んでおり、薬品を完全に抜いた後に洗浄予定だった。
洗浄は不定期に行われていた。
タンクは直径7.7m、高さ11.4mで、容量は約500m3。
近くには他に3基が並んでいた。
出典
『前日まで引火性薬品の排出作業 K社子会社のタンク爆発』
http://www.sankei.com/west/news/170708/wst1707080070-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像などによると、タンクの天板は全周が破断して吹き飛び、隣のタンクの上に裏返し状態で乗っかっているように見える。
2017年6月25日19時23分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日正午ごろ、八幡平市松尾にある医薬品製造メーカー、「Sメディカル」岩手工場の建物で爆発が起きたと、消防に通報があった。
警察や工場長によると、爆発があった建物には、薬品を乾燥させる専用の乾燥機が、1階から2階を吹き抜けにした構造で設置されていた。
このうちの1階部分の製品を投入する筒の部分が爆発し、衝撃で、乾燥機を出し入れする「ハッチ」も破損したという。
当時、建物の中では3人が作業にあたっていて、1人は2階部分で作業をしていたが、爆発による火は出てなく、けが人もいないという。
岩手工場の立柳工場長は、「薬の元になる活性成分を乾燥中の爆発で、静電気が発生したことが原因とみている。作業はマニュアルどおりで特に問題はなく、これまでも静電気の対策を行っていたが、さらなる対策を検討する」と話していた。
警察は、工場の関係者から当時の状況を聞くなどして、爆発の原因などを調べている。
出典
『医薬品製造工場で機械の一部爆発』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044575282.html
6月26日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、同工場の製品室で薬品の乾燥機のパイプ連結部分が爆発し、近くのドアが爆風で外れるなどの被害が出た。
当時、製品室では作業員が1人で、血糖値を下げる薬品「アナグリプチン」を乾燥機に投入していたという。
(2017年7月12日 修正1 ;追記)
2017年6月26日付の岩手日報紙面に、ひしゃくのような物で投入していたなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
製造棟内の製品室で爆発が起きた。
製品室は1階と2階がつながっており、粉状の製品を乾燥させる機械があった。
2階で男性1人がひしゃくのような物で機械に製品を投入中に、パイプ連結部の布製の部品が爆発した。
衝撃で、高さ約2.15m、幅約1.9m、厚さ約8cmの扉が倒れ、壁の一部が壊れた。
同工場によると、製造工程の中で可燃性のガスが発生して連結部にたまり、投入作業中に起きた静電気で引火した可能性がある。
機械に異常はなく、作業はマニュアル通り行っていた。
(ブログ者コメント)
この工場では、これまで静電気対策を行ってきたということだが、どこに盲点あるいは見逃しがあったのだろうか?
2017年6月14日19時8分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時前、熊本市南区城南町にある食肉加工会社「Fジョイ」の工場と事務所を兼ねた建物で「ガスボンベから出火した」と、従業員の女性から消防に通報があった。
消防車など12台が出て消火活動にあたり、火は3時間余りたって消し止められたが、木造平屋立ての建物1棟、およそ300m2が全焼した。
警察と消防によると、当時、工場と事務所では社長や従業員など23人が勤務していて、従業員のうち、60代の女性が右腕の骨を折る大けが、10代から60代の男女4人がやけどをするなど、合わせて5人がけがをした。
また、消防隊員の男性1人が気分が悪くなり、合わせて6人が市内の病院に搬送された。
警察によると、いずれも意識ははっきりしていて、命に別条はないという。
警察は、従業員の話などから、工場にあったガスボンベに何らかの理由で引火したとみて、詳しい火事の原因を調べている。
出典
『食肉加工会社で火事 5人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004257061.html
6月15日付で毎日新聞熊本版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時ごろ、熊本市南区城南町下宮地の食肉加工会社「Fジョイ」のガスボンベが爆発し、木造平屋の事務所兼加工場約300m2を全焼した。
女性従業員(65)が右の手脚を骨折する重傷で、17~63歳の従業員男女4人も顔などにやけどを負った。
警察などによると、ボンベから漏れたガスが生肉などの加熱処理を行う部屋で引火し、爆発したとみている。
建物には、事務所や生肉などの処理室・加熱室などがあったという。
出火時は事務所にいたという女性従業員(28)は、「爆発音は聞こえなかったが、爆風で部屋のドアの一部が吹き飛んだ。従業員から火事と聞いて急いで逃げ出した」と振り返った。
出典
『火災 食肉加工会社の事務所兼工場が全焼 5人重軽傷 熊本 /熊本』
http://mainichi.jp/articles/20170615/ddl/k43/040/252000c
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月15日付の熊本日日新聞紙面に、当時の作業状況が下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
加工肉に焦げ目をつける作業中だった。
2017年3月16日14時26分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マンションでガスを無理やり開栓し、爆発火災を引き起こし2人に重軽傷を負わせたとして、警視庁捜査1課は16日、業務上過失傷害容疑で、「N瓦斯」(東京都渋谷区)の男性作業員(42)を書類送検した。
「ハンドルを強引に開いた」などと供述している。
送検容疑は2015年11月17日、東京都日野市のマンション7階に住む男性(24)宅で、ガス栓がロックされた状態だったのに無理やりこじ開け、ハンドルを破損。
16年6月19日午前10時ごろ、ガスが漏出して爆発し、男性と、廊下を歩いていた女性(24)に重軽傷を負わせた疑い。
同課によると、爆発で約60m2が燃えた。
開栓工事後、壊れたハンドルが地震などで脱落してバルブが抜け落ち、ガスが漏出したとみられる。
このマンションのガス器具は、以前導入していた都市ガス用のままだった。
作業員はプロパンガスの開栓方法しか知らなかったのに、調べずに強引にこじ開けたという。
出典
『ガス開栓で爆発、作業員送検=2人重軽傷、業過容疑-警視庁』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017031600843&g=soc
3月16日17時8分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁によると、現場の部屋では爆発の約7か月前に入居時のガスの開栓作業があり、その際、プロパンガス会社の社員の男が専用の工具を使わずに強引に開栓し、ガス栓のハンドルを破損したという。
その結果、ハンドルやバルブが徐々に緩んで脱落し、ガスが漏れて爆発につながったとして、警視庁は16日、この社員の男を業務上過失致傷の疑いで書類送検した。
調べに対し社員の男は、「開栓のために強引に開いたが、その後の操作は間違っていない」と、容疑を一部否認している。
出典
『日野市ガス爆発 ガス会社社員を書類送検』
http://www.news24.jp/articles/2017/03/16/07356642.html
3月17日付で朝日新聞東京四域版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
専用の工具を使わずに開栓し、栓のロック部分を破損して強引に開栓。
このため栓のハンドルが緩んで、落ちやすい状態となった。
警視庁は、火災発生時、ガス栓のハンドルとバルブが落ちていたためガスが漏れて部屋に充満。
室内の空気清浄機がガスに引火して爆発が起きたと断定した。
2017年3月9日8時29分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月9日付と3月11日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時50分ごろ、福島市のG食品笹谷工場から、「釜が爆発し、男性1人が負傷している」と119番通報があった。
警察や同社によると、50代の男性従業員が死亡、30代の女性従業員が搬送されたが、けがはなかった。
男性の遺体の損傷が激しく、警察は9日、福島医大で司法解剖し、身元の特定を進め死因を調べる。
業務上過失致死の疑いもあるとみて、爆発した釜のメーカー担当者の立ち会いで、現場検証も実施する。
警察などによると、爆発で鉄骨平屋の工場の壁などが吹き飛んだ。
男性も工場の外まで飛ばされ、福島北署は9日、死因について、爆発によって飛んだ物が頭に強くぶつかったためと発表した。
消防は、スポンジケーキなどを焼くガスオーブン釜からガスが漏れ、引火した可能性があるとみて、原因を調べる。
同社によると、釜は高さ約2.5m、幅約3.0m、長さ約6.0m。
工場では通常、6~7人が作業しており、主に洋菓子を製造していた。
事故当時、女性4人と男性1人の計5人が勤務。
30代の女性従業員が午前8時ごろ、釜に火を入れようとしたが着火せず、ガスの臭いがしたため、作業を一時中断したという。
1時間ほど換気した後、女性従業員が再び点火しようとした際、爆発が起きた。
男性は、釜の前で別の作業をしていたという。
出典
『福島の食品工場「爆発」...釜のガス漏れか 男性従業員が死亡』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170309-154894.php
(ブログ者コメント)
なぜガス臭がしたのか、その原因について調査したのだろうか?
また、換気が終了したと、誰がどのような根拠で判断したのだろうか?
(2017年6月13日 修正1 ;追記)
2017年3月10日付の福島民報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
福島北署は9日、爆発に巻き込まれて亡くなった男性は、工場内にあった物が爆風で飛んで頭にぶつかったことが死因だったと発表した。
ガスオーブンは、プロパンガスを使用していた。
屋外のガスボンベとガスオーブンを鉄製のガス管でつないでいたという。
工場内には、ガス検知器が設置されていた。
警察と消防は、ガス検知器が正常に作動していたかどうかも調べている。
(2019年3月8日 修正2 ;追記)
2019年3月7日21時10分にNHK福島から、爆発原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察は7日、当時の工場長ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、福島市笹谷の食品メーカー「G食品」の当時の工場長の男(37)と従業員の女(36)の2人。
警察によると、爆発の原因は、オーブンが故障し燃料のガスが漏れ出して引火したことだとわかったが、その後の調べで、元工場長は、爆発の前からオーブンが故障していると知りながら従業員に使わせていたという。
また、従業員の女は、爆発の当日、オーブンのスイッチを入れたあと、内部が燃焼していない異常を確認しなかったという。
警察は、2人が爆発を十分に予見できたなどとして、7日、業務上過失致死の容疑で書類送検した。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めているという。
出典
『食品工場事故で2人を書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190307/6050004649.html
3月7日17時28分にFNN PRIME(福島テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の調べで、ガスを供給する安全装置が壊れていたにもかかわらず、必要な措置を講じずにオーブンを使用して爆発が起きたという。
出典
『元工場長ら男女2人を書類送検 工場の爆発事故で1人死亡』
https://www.fnn.jp/posts/00071810FTV
(2019年10月11日 修正3 ;追記)
2019年10月8日20時19分にNHK福島からは、工場長は事故の2年前にオーブンのガス検知器が故障したという報告を受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島地方検察庁は、ガス検知器が故障していたのに注意喚起を怠ってオーブンを使い続けたなどとして、当時の工場長を先月18日、業務上過失致死などの罪で在宅起訴しました。
在宅起訴されたのは、福島市笹谷の食品メーカー「G食品」の当時の工場長、中尾被告(男性、38歳)です。
福島地方検察庁によりますと、中尾工場長は、事故の2年前の平成27年11月にオーブンのガス検知器が故障したという報告を受けていたのに、注意喚起を怠ってオーブンを使い続けた結果、おととし3月の爆発事故により50歳の男性従業員を死亡させたとして、業務上過失致死と労働安全衛生法違反の罪に問われています。
事故が発生した日は、およそ1時間15分間、ガス漏れが続き、オーブンの点火作業により火花が引火して爆発したということです。
また、工場の佐藤従業員(女性、38歳)も、オーブンの中にガスを出し続けたあと点火作業をしたとして業務上過失致死の罪で略式起訴され、今月1日に罰金30万円の略式命令を受けました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191008/6050007185.html
2017年2月21日21時34分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月21日19時50分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分ごろ、和歌山市西浜の岸壁で、点検作業中の全地球測位システム(GPS)波浪計(波の高さなどを観測するためのブイ)が爆発した。
警察などによると、作業に当たっていた製造元の日立造船社員のIさん(男性、31歳)が全身にやけどを負って間もなく死亡し、Tさん(男性、28歳)も顔にやけどなどを負った。
警察は、爆発の原因や、作業手順に問題がなかったかなどを調べる。
国交省近畿地方整備局や日立造船によると、波浪計は津波観測のため、2007年12月に同県白浜町沖約17kmの海上に設置。
昨年8月からバッテリーの電圧低下がみられたため、同12月19日に陸に引き揚げ、点検方法などを検討していた。
引き揚げられた部分は高さ約15m、直径約5mで、円筒形をした下部にバッテリーや無線機が格納されていた。
警察によると、この日、初めて内部に入り、Iさんが最下層にあるバッテリー室の扉を開けたところ、爆発した。
Tさんも内部にいたという。
国交省によると、ブイ内部は気密性が高く、通常は、ガス抜き後に入る手順になっている。
GPS波浪計は全国18カ所に設置され、波の高さや潮位、水温などをリアルタイムで観測。
地震発生時には気象庁などに観測データを送り、住民らの避難に役立てる。
白浜沖の波浪計が不調になった後は、徳島県海陽町沖のGPS波浪計や別の海底設置式波浪計などでカバーできているという。
国交省の担当者は、「現段階で原因は想定できない。事故原因の究明に当たり、結果によって他の波浪計の点検が必要か判断する。点検方法の見直しも早急に検討する」と話した。
出典
『GPS波浪計 点検作業中に爆発、2人死傷 和歌山』
http://mainichi.jp/articles/20170222/k00/00m/040/063000c
『波浪観測ブイ爆発 2人死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044111271.html?t=1487709853298
(ブログ者コメント)
〇写真を見ると、ブイの上部には、ソーラーパネルらしきものが沢山取り付けられている。
〇原因はまだ不明だが、バッテリー室の爆発ということから考えると水素かもしれず、暫定的にガス爆発カテゴリーに入れておく。
〇補修中のブイが爆発した事故は2007年にも起きている。原因は不詳。
2014年3月12日掲載
[昔の事例の顛末] 2007年10月 沖縄県浦添市の海保資材置き場で航路を示すブイの補修作業中にブイが爆発し大けがを負った事故で和解成立
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3730/
(2017年5月22日 修正1 ;追記)
2017年5月20日10時22分に読売新聞から、作業者に帯電していた静電気が放電し内部の水素に着火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
和歌山市西浜の岸壁で2月、国交省が設置した全地球測位システム(GPS)搭載の波浪計が爆発し、男性作業員2人が死傷した事故で、「バッテリー室」に充満した水素ガスに静電気で引火した可能性が高いことがわかった。
バッテリー室には換気装置がなく、水素ガスがたまりやすかった。
警察は、作業手順や安全管理に問題がなかったかなど、業務上過失致死傷の疑いで捜査している。
事故は、バッテリーの不調のため、波浪計を海上から岸壁に引き上げ、点検中に発生。
同省や消防も、原因などについて調べている。
関係者によると、周辺に火の気はなく、最下層のバッテリー室の扉を開いた時に爆発しており、亡くなった作業員(31)が静電気を帯びた手で扉に触れたことで放電し、バッテリーから漏れて室内に充満していた水素ガスに引火した可能性が高いという。
また、けがを負った別の作業員も含め、事故当時、静電気除去用の作業服や手袋を着用していなかった可能性があるという。
一方、バッテリー室には、換気用の窓やガス抜きのダクトはなく、気密性は高い構造だという。
出典
『水素ガスに静電気で引火か…波浪計爆発事故』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170519-OYT1T50054.html
(2017年6月9日 修正2 ;追記)
2017年6月7日18時22分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、国交省近畿地方整備局が設置した有識者の検討委員会の会合が、7日、神戸市で開かれた。
会合では、爆発の原因について、波浪計が設置から9年経っていたことから、劣化などのためバッテリーから発生した水素に何らかの理由で火が付き、爆発した可能性が高いと報告された。
また、同じ型の波浪計が、ほかにも全国で17か所に設置されていることから、ほかの波浪計でも爆発のおそれがないか、速やかに緊急点検を行う方針が確認された。
さらに会合では、今後、水素の発生を遠隔でチェックしたり、水素が発生しても換気したりできるよう、波浪計の改善が必要だという意見も出されたという。
出典
『波浪計爆発事故受け緊急点検へ』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170607/4010951.html
2015年2月23日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4483/
(2016年12月31日 修正2 ;追記)
2016年12月27日12時13分にNHK首都圏NEWS WEBから、関係者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月27日17時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、東京・江戸川区の首都高速道路で、塗装工事中に火が出て作業員の男性2人が死亡した火事で、警視庁は、安全管理に問題があったため、作業で使っていたシンナーに引火したとして、工事の現場責任者3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、東京・江東区の塗装工事会社「N社」など、工事の下請け業者3社の当時の現場責任者3人。
去年2月、東京・江戸川区の首都高速道路7号小松川線で、塗装工事中に火が出て工事用の足場などが焼け、逃げ遅れた33歳と21歳の作業員の男性2人が死亡し、3人がやけどなどのけがをした。
警視庁によると、当時、現場では道路の橋桁の塗装を新しく塗り直すために、作業員がシンナーを使って古い塗装を拭き取るなどしていて、このシンナーに引火して火事が起きたという。
その後の調べで、火が出た足場は板やシートで囲われ密閉された状態で、当時、気化したシンナーが充満していて、換気が不十分など、安全管理に問題があったという。
警視庁は、こうしたことから火事が起きたとして、27日、3人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
警視庁によると、3人はいずれも容疑を認めたうえで、「責任を感じている」と話しているという。
シンナーが気化して出火につながった可能性が高いが、出火原因の特定には至らなかった。
捜査関係者によると、火災を予見できる可能性が低かったことや遺族への賠償が済んでいることから、起訴を求める意見は付けなかった。
「N社」は、「事実を確認中なので、コメントできない」としている。
また、この事故で、江戸川労基署は、作業員の避難経路を設けなかった、現場の見回りを怠ったとして、工事を請け負っていた東京中央区の首都高メンテナンス東東京と事故当時の社長を、労安法違反の疑いで書類送検した。
さらに、現場の塗装工事を請け負っていた北海道岩見沢市の会社と、その代表取締役も、労安法違反の疑いで書類送検した。
首都高メンテナンス東東京は、「詳細な送検内容を把握していないため、コメントできません」としている。
出典
『2人死亡の首都高火事 塗装工事現場責任者3人 書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161227/k10010821211000.html
『首都高高架下火災 塗装工事責任者3人を書類送検』
http://mainichi.jp/articles/20161227/k00/00e/040/177000c
(ブログ者コメント)
出火原因は特定できなかったということだが、ブログ者思うに、さび落とし用の工具によるハツリ時の火花、防爆仕様でないための電気火花、あるいは人体にたまった静電気などの原因が考えられる。
(2019年5月1日 修正3 ;追記)
この工法は、鉛含有サビ止め塗装を剥がすために開発されたものらしいが、その後、塗装が剥がしにくいことが明らかになったため、機械で削り取る方法に戻されたとのこと。
(2019年4月27日3時17分 毎日新聞)
・・・・・
工事を発注する側の首都高も、13~14年に鉛中毒の発症者が出たことに危機感を強め、受注業者に対して特殊なマスクの使用や使い捨て防護服の着用を義務づけるなどの対策を打ってきた。
ただ、新たに導入した対策が別の問題を引き起こして再考を余儀なくされるなど、手探りの面もある。
例えば、首都高は14年10月、特殊な薬剤と塗料を化学反応させてはがす手法を全面的に取り入れた。
鉛の飛散を防止するための試みだったが、15年2月に、この工法で作業していた首都高7号小松川線の現場で火災が発生し、作業員2人が死亡した。
薬剤では鉛塗料が剥がしにくいことも明らかになり、機械で塗料を削り取る方法に戻した。
首都高は、粉じんの飛散防止対策を以前よりも手厚くすることで、作業員たちが吸い込まないようにしているという。
出典
『防護対策は手探り 鉛塗料はがす工事増加、飛散リスク高まる』
https://mainichi.jp/articles/20190427/k00/00m/040/003000c
2016年10月16日7時13分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月16日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後4時35分ごろ、静岡市清水区蒲原の日本電極蒲原工場で熱処理炉が爆発し、炉の近くで作業していた男性従業員(32)=同区=が全身やけどの重傷を負った。
警察によると、爆発により、鉄骨スレート建て工場の天井の一部に穴が開いたほか、窓ガラスが複数枚割れた。
警察と消防が詳しい原因を調べている。
爆発した熱処理炉では、固体燃料のコークスを燃やし、リチウムイオン電池の材料を製造しているという。
出典
『工場で爆発、従業員重傷 静岡・清水区』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/291945.html
(ブログ者コメント)
原因不詳だが、とりあえず「ガス爆発カテゴリー」に入れておく。
(2016年12月2日 修正1 ;追記)
2016年11月25日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、重傷だった男性が死亡したという記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
2016年10月15日19時1分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月16日1時50分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後4時ごろ、福岡市博多区の博多駅ビル「JR博多シティ」10階にある飲食店の調理場でガスボンベが爆発、男性従業員2人が軽いけがを負った。
消防などによると、爆風で店の出入り口の扉が吹き飛び、店長ら2人が腕などに痛みを訴えて病院に搬送された。
火災は発生しなかった。
警察や消防によると、当時、店は開店準備中で、店長がカセットこんろ用のガスの残量が少なかったため、ボンベからガスを抜く作業をしていたという。
何らかの原因で、引火したとみられる。
駅ビル周辺には消防車と救急車が計15台出動して騒然となった。
ビル内は買い物客などでにぎわっていたが、大きな混乱はなかった。
隣の飲食店店長、村上さんは、「大きく揺れて、外に出たら煙が上がっていた。扉が吹き飛ばされていたので、近くに人がいたら巻き込まれていたかもしれない」と顔をこわばらせた。
出典
『博多駅ビルの飲食店で爆発、2人けが』
http://www.sankei.com/west/news/161015/wst1610150062-n1.html
『博多駅ビル ガスボンベ爆発、料理店長ら2人搬送』
http://mainichi.jp/articles/20161016/k00/00m/040/115000c
(ブログ者コメント)
「ガスの残量が少なかったため」という表現から考えると、液体のLPGが残っている状態でガス抜きしていたのかもしれない。
とすれば、「ガスを抜く作業」とは、穴開けではなく、ノズルを強制的に押し下げて中の液を抜いていた、ということかもしれない。
もしそうだとすれば、室内で行うには、あまりに危険な作業だ。
2016年8月17日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時ごろ、日田市清水町の市営バイオマス資源化センターの地下にある調整槽付近で「ゴオーン」という爆発音が起き、槽内のメタンガスに引火したとみられる青白い炎と煙が立ち上った。
吹き飛んだマンホールのフタで地上の壁の一部がはがれ、扉や配管が変形したが、けが人はなかった。
同センターは2006年4月に稼働。
生ごみや豚ふん尿などを1日約50トン受け入れ、調整槽(有効容量320m3)の水中ミキサーでかき混ぜて発生したメタンガスを発酵槽に送り、バイオガスでタービンを回して発電するシステム。
途中の工程で堆肥も生産している。
市の梅山・市民環境部長は原因について、「火元は上からつるしているミキサーの配電線しか考えられない。何らかの原因でガスに引火した可能性もあるが、ミキサーは3年前に新規導入したばかりで、経年劣化は考えにくい」と説明。
今年3月までは1時間おきに断続的に運転し、4月からは連続運転に切り替えていた。
ここ連日の猛暑で、ガスの発生量が通常より多くなっていたことも考えられるという。
警察や消防などは、水中ミキサーを取り出して原因を調べる。
市は、原因が解明されるまで、生ごみは市清掃センターで処理する。
豚ふん尿の受け入れと発電は続ける方針だ。
出典
『爆発 日田のバイオマス施設で メタンガスに引火? けが人なし』
http://mainichi.jp/articles/20160817/ddl/k44/040/278000c
以下は、関連情報。
(8月16日18時56分 大分放送)
市によると、当時、調整槽の中で堆肥を混ぜる水中ミキサーという機械の配線が切れ、ガスに引火し爆発が起きたとみられるという。
出典
『日田市のバイオマス資源化センターで爆発』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=08160034715&day=20160816
(8月19日付 大分合同新聞)
生ごみなど「原料」をためる地下タンクは、高さ6m、幅5m、奥行き12.5m。
脱臭設備はあるが、ガスの濃度計はなかった。
生ごみの沈殿を防ぐ攪拌機のコードから漏電し、滞留したメタンガスに引火した可能性があるとみて、市は、メーカーに調査を依頼している。
梅山市民環境部長らは会見で、「連日の猛暑によってタンク内の温度が上がり、通常よりもガスが発生しやすい環境だったかもしれない」と説明した。
出典
『日田バイオマス発電所 メタンガス爆発』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/08/17/002217756
2016年8月3日14時33分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月3日18時00分にKBS京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『京大で実験中に出火 1人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014567831.html?t=1470255364808
『京大で実験中に爆発事故』
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2016/08/post-1.htm
3日午前11時ごろ、京都市左京区吉田本町にある京都大学薬学部の実験室で「実験中にけがをした人がいる」と、消防に通報があった。
消防によると、けがをしたのは26歳の大学院生の男性で、手や足にやけどを負って病院で手当てを受けているが、軽傷だという。
当時、実験室では水素を使った実験が行われていて、薬品を調合する際に火が出たということで、実験器具に燃え移ったが、大学の職員らが消火にあたり、消防が到着した時には、火はすでに消し止められていたという。
警察が、火が出た原因を詳しく調べている。
京都大学では、先月にも、医学部附属病院の研究施設で実験中に火事が起きたばかり。
8月3日13時50分に京都新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
『京大薬学部で実験中ぼや 学生1人やけど』
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20160803000083
3日午前11時ごろ、京都市左京区吉田下阿達町、京都大薬学部本館4階の実験室から出火、室内の一部が焼け、大学院生の20代の男性1人が手や足にやけどを負った。
消防などによると、試薬を使った実験中に引火し、器具や実験台などが燃えたという。
同じ実験室にいたという大学院1年中辻さん(男性、22歳)は、「爆発音の後、2mぐらいの火柱が上がった。講師を含め、出火時は6人いた。メンバーが消火用の砂をかけ、駆けつけた教授が消し止めた」と話した。
2016年6月6日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5991/
(2016年7月9日 修正1 ;追記)
2016年7月1日付で朝日新聞愛知版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
A社は30日、不完全燃焼で燃え残ったガスに引火したのが原因とみられると発表した。
刈谷工場での生産は、8月の復旧を目指す。
事故は5月30日、工場2階のブレーキ部品の塗装ラインで起きた。
部品を乾かす炉があり、そこの排気ファンが故障。
ガスが不完全燃焼を起こし、後になって引火したと推定した。
再発防止策として、排気ファンが止まったら炉が自動停止するようにする。
一つしかなかった排気の経路は、複数にする。
関連会社も含め、類似の設備で同様の対策を進めていく。
(ブログ者コメント)
A社のHPに、事故の経緯等が下記趣旨で掲載されていた。
(設備の概要)
ブレーキ部品の塗装ラインには、電着塗装部と焼付乾燥部があり、焼付乾燥部は、乾燥炉と脱臭炉から構成されております。
今回の事故が発生したのは、乾燥炉です。
(事故の経緯)
午前7 時10 分 週はじめの炉内換気作業の後、設備を起動
11 時5 分頃 故障により、脱臭炉の排気ファンが停止、脱臭炉も自動停止、乾燥炉は運転を継続
12 時0 分頃 脱臭炉の排気ファン修理を完了し、脱臭炉を再起動
12 時1 分頃 脱臭炉内で小爆発発生
12 時3 分頃 乾燥炉本体が爆発
(事故原因の推定)
設備の安全対策としては以下を導入済でした。
・週はじめ、炉内換気運転を実施する
・炉のバーナー点火時は、ガスを出さずに排気ファンを自動運転後に点火
・バーナーの炎は監視モニターで常時監視し、火が消えた時は自動でガスを遮断
今回の事故は、脱臭炉用排気ファンの故障という非定常作業のなかで、以下のような原因で事故が発生したと推定しております。
・脱臭炉用排気ファンの修理中も乾燥炉は運転を継続。排気が止まり、外気の取り込みが不足し不完全燃焼が起こった乾燥炉内に未燃ガスが滞留
・修理終了後、排気ファンを作動させたところ、乾燥炉内にたまっていた未燃ガスが脱臭炉内に導入され、炉内の高温部に触れ、引火
・さらに、乾燥炉内に外気が十分導入され、炉内未燃ガスが燃焼可能になり、引火し事故に至った
(復旧に向けた取り組み)
再発防止策として、不完全燃焼発生のリスクを洗い出し、以下を織り込む予定です。
・排気ファン停止時は、乾燥炉・脱臭炉ともにバーナーを自動遮断
・未燃ガス検知器を追加
・排気経路の見直しおよび循環・排気切り替え装置の自動化
設備フローもなく、状況がイマイチわかり難いが、文面から推察するに、以下のような状況だったのかもしれない。
○乾燥炉と脱臭炉は直列につながっており、両炉の排気を1つのファンで行っていたため、ファン再起動時に乾燥炉内の未燃ガスが脱臭炉に導かれて着火。
乾燥炉側に火が走り、ファン再起動に伴い未燃ガス中に空気が供給されていた乾燥炉が爆発した。
そう考えれば、「一つしかなかった排気の経路を複数にする」という対策は、乾燥炉と脱臭炉それぞれに排気ファンを設置する、ということかもしれない。
とまあ、そのようなことを考えているうち、福島第1原発事故を思いだした。
あの事故では、3号機と4号機の建屋爆発は、それぞれ、共通排気管から水素ガスが逆流したことが原因だった可能性が指摘されている。
2012年1月9日掲載
[福島原発事故] 3号機建屋の水素爆発はベント配管につながる配管を通って水素が原子炉建屋に逆流したことが原因か?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1198/
2011年5月16日掲載
[昔の事例の顛末] 2011年3月15日 福島第一原発4号機建屋の爆発は3号機水素の逆流が原因か?
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/377/
2016年6月16日7時1分に産経新聞茨城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後0時10分ごろ、筑西市寺上野の農業生産法人「T」の堆肥製造工場で「爆発音がした」と、複数の周辺住民から110番通報や119番通報があった。
警察や消防によると、当時工場にいた従業員8人と近くの住民にけがはなかった。
この爆発で工場と倉庫計4棟の屋根や壁が吹き飛び、周辺の住宅では窓ガラスが割れる被害が出た。
現場から約1km離れた県立明野高(筑西市倉持)でも、体育館や教室の窓ガラス6枚が割れたという。
東京電力によると、爆発の影響で電線が断線し、筑西、つくば、下妻各市の2537世帯で停電が起き、現場付近の5世帯を除き、約1時間半後に復旧した。
警察などによると、同工場では、牛糞や鶏糞、スーパーなどから回収した野菜くずなどを発酵させて有機肥料を生産。
梱包のため、機械で圧縮作業をしていたという。
近所の人は、「ドーンという大音響とともに、体が浮き上がるほどの振動で、外を見たら白っぽい煙が上がっていた」と話した。
警察は、工場内で発生したガスに引火し爆発したとみて、詳しい事故原因を調べている。
出典
『筑西で堆肥製造工場爆発 周辺で停電、ガラス割れる被害も』
http://www.sankei.com/region/news/160616/rgn1606160014-n1.html
6月15日22時16分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後0時10分ごろ、茨城県筑西市寺上野の農業生産法人「T」の堆肥工場で爆発があった。
鉄骨平屋建て約1100m2の屋根や外壁が吹き飛んだほか、周辺の住宅や高校の窓ガラスが割れ、同市や隣接する下妻市、つくば市などで一時停電した。
けが人はいなかったが、昼時の爆発に、現場一帯は一時、騒然となった。
警察や消防などによると、敷地内には動物の排せつ物などを圧縮する工場と、それを発酵させる施設3棟がある。
発酵施設のうち、1棟も大きな被害が出た。
同日は8人の従業員が出勤していたが、昼休みで近くのコンビニエンスストアに出かけており、無事だった。
警察によると、同日午前中は、2人の従業員が工場内で作業していた。
圧縮する機械の圧力が一時的に基準より上がり、手動で空気を抜いたといい、警察は、事故との関連を含めて原因を調べている。
現場は、筑西市役所から南に約10kmの住宅が点在する地域。
現場から北東500mにある自動車学校の男性職員(49)は、「爆発と同時に、入り口付近の窓ガラスに大きなひびが入った。すぐに外に出たら焦げ臭く、1〜2時間ほど続いた」と話した。
現場近くに住む別の男性は、「巨大な太鼓が響くような強い短い音がしたと同時に、下からつき上げるような衝撃があった。あの工場で爆発が起きるとは想像していなかった。今思い出しても恐ろしくて震えがくる」と不安げだった。
北に約1kmの県立明野高では、爆発の影響で体育館2階などの窓ガラス計6枚が割れた。
当時、生徒や教職員は別の校舎にいて、無事だった。
出典
『堆肥工場 爆発で屋根が吹き飛ぶ…周辺、ガラス破損 茨城』
http://mainichi.jp/articles/20160616/k00/00m/040/054000c
6月16日19時7分にNHK水戸からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの警察の調べで、爆発は、製造した堆肥を圧縮する装置の内部の圧力が過度に高まって、その圧力に耐えきれずに起きた可能性が高いとみられている。
警察と消防では、16日10時から現場検証を行って、工場での機械の配置や作業の手順などについて従業員から聞き取りを進め、事故の原因をさらに詳しく調べている。
また、警察によると、爆発したとみられる装置は、これまでにも何度か、圧力が上がったり下がったりして不安定だったということで、警察では、装置のメーカーなどにも問い合わせをして調べを進めることにしている。
今回の爆発を受けて、筑西労基署も、工場の安全対策に問題がなかったか調べている。
出典
『堆肥工場爆発で現場検証 筑西』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1073178461.html?t=1466109220123
(2016年10月9日 修正1 ;追記)
6月17日付の茨城新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
装置は、事故直前、圧力が上がり過ぎる異常が発生。
従業員2人が減圧する調整を行ったが、従業員が休憩のため現場を離れてから、約15分後に爆発が起きた。
装置は、愛知県内にあるメーカーと中部地方にある大学の研究室が共同開発した。
メーカー側は、茨城新聞の取材に、「社長不在でお答えできない」とした。
同研究室によると、装置は、食品の残りかすなどを高温高圧で処理し、堆肥や粉末燃料にする仕組みになっていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。