







2024年9月13日13時32分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)から、下記趣旨の記事が爆発した瞬間などの写真付きでネット配信されていた。
大阪市の下水処理施設で突然、大きな爆発が起き、4人がけがをしました。
【瞬間画像】「ボーン」…爆発は2回発生か 立ち上る激しい炎 向かいのマンションのガラスも割れる
■車は横転 マンションのガラス割れる
爆発の瞬間を捉えた映像では、爆発音とともに建物の屋根からは大きな炎が上がりました。
窓ガラスは吹き飛び、そこからも激しい炎が噴き出しています。
別の場所から撮られた映像では、火がかなりの高さまで上がっているのが分かります。
12日正午ごろ、大阪市内にある下水処理施設で通行人から「爆発した」と通報がありました。
撮影した人:
「突然ぶつかるような音がしたので、ベランダに出たら火が出ていて、少し収まったかと思い撮影したらすぐに爆発し、ガラスなどが飛び散ったため、すぐ避難しました」
直後の現場では、激しい煙が建物から立ち上っていました。
この大きな爆発には前兆があったようです。
周辺の住民:
「(爆発は)2回だと思う。はじめ軽いのがドーンって感じで地響きはしたけど、2回目は2分くらいしてからボーンって。それで外出た時『えっ?』と思って、ガラスが飛んでいるから」
建物の近くでは車が横転。
吹き飛んだドアがぶつかり、フェンスがゆがんでいます。
影響は向かいのマンションにも及び、ベランダのガラスが割れるなどの被害が出ました。
■汚水から可燃性ガス発生か 過去にも…
施設では当時、臭いを防ぐためにマンホールの隙間をふさぐ作業が行われていました。
市の担当者は、汚水に含まれる何らかの物質が原因で可燃性のガスが発生し、爆発した可能性があると説明しています。
元小田原市消防本部職員・永山さん:
「雨水とか下水とかをためる施設は、いろいろなガスが自然に発生する可能性がある。メタンガスと言われているものと硫化水素ガスというもので、いずれも爆発する危険がある。よくマンホールの中で発生して中毒や爆発を起こす事例もある。それに似たようなことが起きたということが考えられる」
この影響で4人がけがをしましたが、いずれも軽傷です。
(「グッド!モーニング」2024年9月13日放送分より)
https://times.abema.tv/articles/-/10142737?page=1
9月12日17時55分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、一時的に雨水や汚水を溜める施設で隙間埋め作業後に排水ポンプを試運転したところ爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防などによりますと、爆発したのは「長堀抽水所」にある一時的に雨水や汚水をためる施設で、火は約20分後にほぼ消し止められましたが、30代~40代の男性4人がガラスで顔を切るなどのけがをしました。
大阪市によりますと、マンホールの隙間を埋める作業を終え、排水ポンプを試運転したところ爆発したということで、警察が詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52756cc7eda4a95360d1f06475d6b7da3d46e438
9月12日14時25分に日本経済新聞からは、4人はいずれも軽傷らしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警によると、現場で30〜40代の男性作業員4人が顔を切るなどのけがを負い、うち3人が病院に搬送された。
いずれも軽傷とみられる。
けがをした1人は府警に、約3週間前から施設周辺でガスのような臭いがしていたと説明。
府警は、ガスなどに引火した可能性もあるとみて原因を調べる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF124PJ0S4A910C2000000/
(ブログ者コメント)
〇開口部から炎が噴き出るほどの爆発なのに、4人全員が軽傷とのこと。
排水ポンプ起動時、皆、どんな場所にいたのだろうか?
〇可燃性ガスの発生が懸念される下水道。
今回着火源になった可能性があるかもしれない排水ポンプのモーターは、防爆構造になっていなかったのだろうか?
(2024年11月7日 修正1 ;追記)
2024年11月5日14時58分にNHK関西からは、現場で採取した空気からメタンが検出されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・西区にある大阪市の下水道関連施設、「長堀抽水所」では、ことし9月、爆発事故が発生し、職員など4人がけがをしたほか、近くにあるマンションの窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
抽水所の地下にある雨水を一時的にためる施設、「滞水池」から可燃性ガスが発生したとみて、市が現場で採取した空気を分析したところ、メタンガスが主成分であることがわかったということです。
市は排水ポンプを起動した際に、何らかの理由でたまったメタンガスに着火し、爆発が起きた可能性があるとみて、外部の有識者に意見を聞くなどして、発生原因の特定や対策の検討を進めることにしています。
市内には「長堀抽水所」以外にも、5か所「滞水池」があるということで、横山市長は「ほかの場所でも二度と発生させないよう、しっかりと取り組んでいきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20241105/2000088966.html
2024年7月19日17時42分にYAHOOニュース(北海道放送)から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
19日、北海道石狩のバイオマス発電所で、木くずから作られた“ペレット”の搬入していたところ、爆発が起き、作業員1人がやけどを負いました。
爆発の瞬間の映像です。
突然、建物から立ち上る黒い煙…。
爆発の衝撃でしょうか…カメラが小刻みに揺れています。
近くの会社に設置されたカメラが捉えていました。
19日午前9時半ごろ、石狩市新港中央2丁目のバイオマス発電所で「爆発音がして煙が見える」と、従業員から消防に通報がありました。
遠藤記者 :
「爆発のあった建物では、屋根が吹き飛び、骨組みが見えています」
発電所を運営する「Iバイオエナジー」によりますと、木くずから作られた“ペレット”をダンプカーから貯留槽に搬入する作業中、搬入口で爆発が起きました。
警察によりますと、この爆発でダンプカーを誘導していた50代の男性作業員が手や足にやけどを負い、病院に運ばれました。
意識はあるということです。
運営会社によりますと、発電所は去年3月に運転を開始し、木製の“ペレット”などを燃やして発電していて、これまでに事故はありませんでした。
ただ、これまで“ペレット”を扱う発電所では、ベルトコンベアの摩擦熱で発火したケースや、長期間の保管で発酵されて、自然発火したケースがあったと、経済産業省が報告しています。
警察と消防が、今回の爆発の原因を調べています
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca1477eff4a52cbda16022a8bd985566b356a2f
7月19日11時53分に北海道テレビからは、ペレットを地下の貯留槽に搬入していた、ペレット運搬車を誘導していた従業員は両手両足に火傷を負ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
この爆発で50代の男性従業員が両手両足にやけどを負い、病院に運ばれましたが、意識はあるということです。
発電所を運営する「Iバイオエナジー」によりますと、現場では発電の際に燃やす木くずから作ったペレットを地下の貯留槽に搬入していて、その際に爆発が起きたということです。
また警察によりますと、やけどを負った従業員の男性は当時、ペレットを運搬する車を誘導していたとみられるということです。
https://www.htb.co.jp/news/archives_27206.html
7月19日付で日経クロステックからは、近年相次いでいるバイオマス発電所の爆発火災は付帯設備で起きていることが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
同発電所は、バイオ燃料である木質ペレットやPKS(パーム椰子殻)を燃料として発電している。
これらの燃料をトラックなどからいったん受け入れホッパーと呼ばれる装置で受け入れた後に、コンベヤーなどで貯蔵設備(サイロ)に送る。
爆発は、この受け入れホッパー部分で起きたと見られる。
近年相次いでいるバイオマス発電所の爆発火災は、発電設備そのものではなく、直接に燃焼には関わらない、燃料を受け入れたり運んだりする設備で起きていることが多い。
例えば、2023年9月に起きた、中部電力などが出資する米子バイオマス発電の発電所(鳥取県米子市)の爆発火災は、受け入れ建屋で発生している。
爆発の原因は様々だが、木質ペレットが細かく砕かれた粉塵(じん)に着火して粉塵爆発が起こるケースや、自然発酵により可燃性ガスが発生し、それに引火し爆発する可能性などが指摘されている。
爆発が起きたIバイオマス発電所は、石狩湾新港工業団地内に所在しており、2023年3月に営業運転を開始した。
奥村組の連結子会社で九州電力グループなどが出資するIバイオエナジーが運営している。
同工業団地では、石狩市がエリア内の事業活動で使うエネルギーを100%再生可能エネルギーで供給する「REゾーン」の実現を目指している。
発電出力は5万1500kW、年間発電電力量は約3.6億kWhで、一般家庭の約11万世帯分を賄える。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01213/
※7月22日18時31分にYAHOOニュース(STV)からは、3日後にも同じ場所で煙が確認され放水が行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月19日に爆発事故が発生した北海道石狩市のバイオマス発電所で煙が確認され、消防が放水をしています。
火事があったのは、石狩市新港中央2丁目のIバイオマス発電所です。
午後5時半ごろ、従業員から「煙とにおいがする」と消防に通報がありました。
消防によりますと、7月19日に爆発事故があった現場と同じ場所で、堆積しているバイオマス燃料のペレットから煙が確認され、放水をしているということです。
けが人はなく、逃げ遅れもないということで、延焼の恐れはないということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3decfc543e7ab5c5a5db4ee96cd708d0b3e6d756
2024年7月15日16時27分にYAHOOニュース(テレビユー山形)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日の午後5時過ぎ、山形県天童市のNDソフトスタジアム山形。
地元のJ2プロサッカーチーム・モンテディオ山形の試合を見ようと、会場には大勢の家族連れが足を運んでいた。
【写真を見る】「ボン!」サッカーJ2会場のガス爆発直後の様子 消し止めたのは2人の非番消防署員(山形)
試合はもちろん、観客の楽しみはスタジアムグルメも。
この日のスタジアムには、山形や隣県の飲食店が自慢の品を提供しようと、キッチンカーやテントなどで出店していた。
「ボン!」
午後5時過ぎ。
当時会場にいた複数の人によると、「グルメコーナーに並んでいたら、ボン!と乾いた音が聞こえた」という。
音は1回。
「最初は、なんだろう?という感じ。ちょっと大きい音だったが、何かが倒れたのかな?ぐらいに思っていた」
しかし、直後にもくもくと煙が上がったという。
周囲の様子については、「おそらく近くにいた人が『係員の方はいませんか?』と言いながら走っていきましたが、それ以外は特にみなさん慌てていなかった」
・・・
警察や消防によると、爆発がおきたのはキッチンカー。
ガスボンベを交換する際に引火したのが原因とみられるという。
この事故では50代と20代のキッチンカーの店員2人が手や顔にやけどを負ったが、命に別状はないとのことだ。
観客にケガはなかった。
消防によると、爆発音を聞き、現場の状況を察してすぐに駆け付けたのは、2人の消防署員だった。
天童市消防本部に勤務し、普段は消火業務や救急業務にあたっているという50代と30代の2人の消防署員。
この日は非番で、地元のチームであるモンテディオの応援をしようとスタジアムを訪れていた。
「消火器をどこから持ってきたのかなど詳細はわからないが、2人がすぐに消火活動にあたった」と消防の担当者。
偶然現場に居合わせた消火のプロが、冷静に対処したという事実があったのだ。
現場には、消火に使われた消火器がいくつも並んでいた。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/e63e42981ea0b45a94550d1a98d41d75192b4381
7月14日19時36分にYAHOOニュース(テレビユー山形)からは、試合は予定通り午後7時から始まった、ボンベから漏れたガスに引火したらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午後5時ごろ、天童市の県総合運動公園の敷地内にあったキッチンカーの近くで爆発がありました。
中で調理をしていた20代と50代の男性従業員が顔や腕、足などにやけどをしましたが、命に別状はないということです。
観客への被害はなく、試合は予定通り午後7時から始まっているということです。
消防によりますと、ガスボンベから漏れたガスに引火したとみられるということで、詳しい出火原因を調べています。
【写真を見る】J2会場でガス爆発 キッチンカーのボンベに引火か 従業員2人がケガも命に別状なし、観客への被害なし(山形・天童市)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8433949195d172a6e3a776d842be98620018c35c
2024年7月11日15時18分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
福岡県警によると、11日午前9時54分ごろ、福岡県苅田町松原町のUBE三菱セメント九州工場で、「着岸している船が爆発し、負傷者がいる」と消防から連絡があった。
乗組員や岸壁の作業員ら7人が病院に搬送され、うち3人が重傷だという。
県警によると、船は全長約60メートルで、セメントなどの原材料になる土を積んでいた。
土は金属製の容器に入っており、それを降ろすために船のハッチを開けた際、爆発。
乗組員の一人は「一瞬ピンクの炎が見えた」と話しているという。
現場近くの自動車部品製造会社の男性従業員(51)によると、事故当時、ドンという大きな音と地響きがあった。
「大きな花火のような音だった。近くには工場がたくさんあるので、ガス漏れなどだったら心配だと、職場も騒然とした」という。
現場の対岸で作業していた、鉄鋼会社の40代男性も「ドーンという音とともに、船の真ん中あたりから、茶色い煙が上がったのが見えた」。爆発後しばらくして、救急車や消防車が来て、ストレッチャーで人が運ばれているのが見えたといい、「心配です」と話した。
県警は、船が積んでいたのは「管理土」と呼ばれるものだとしている。
芝浦工業大の伊代田岳史教授(セメント化学)によると、管理土は建設現場の残土などが含まれており、石灰石と混ぜてセメントの原材料になる。
土の成分によってはガスを発生させるものもあるという。
伊代田教授は「密閉状態で運ばれてくる過程で何らかのガスが発生し、ふたを開けた際に一気に外に噴き出して爆風のようになった可能性がある」とみている。
https://www.asahi.com/articles/ASS7C0VN6S7CTIPE00FM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
7月11日15時42分にNHK NEWS WEBからは、保管場所のハッチを開けようとガシャンガシャンやっている時に爆発した、顔にやけどを負った人が多いが、1人は足を骨折していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、船の積み荷は土で、保管場所のハッチを操作して開けようとしたところ、爆発音がして熱風が発生したということです。
火災は起きませんでした。
近くの工場で作業をしていた40代の男性は、「船はハッチという積み荷のふたを開けている途中で、ガシャンガシャンと音がしていました。そしてドンという音が聞こえて振り返ったら、茶色や黒っぽい煙が3メートルから4メートルくらい上がっていました。何事かと思いました」と話していました。
福岡県苅田町の小波瀬病院では、爆発で搬送された人のうち男性4人を受け入れたということです。
病院によりますと、受け入れたのは10代が1人、20代が1人、40代が1人、50代が1人で、いずれも顔にやけどをするなどしていますが、命に別状はないということです。
このうち20代の男性は足の骨を折るけがをしていて、入院して手当てを受けています。
ほかの3人は手当てを受けたあと、すでに病院を離れたということです。
この病院では爆発のあとの午前10時ごろに消防からドクターカーの要請があり、現場で医師や看護師が処置にあたったということです。
小波瀬病院の九十九看護師長は、「現場に駆けつけた時は患者は落ち着いた状態ではあったが、顔にやけどをしていた。『熱風を浴びた』と聞いたが詳しい状況はわからない」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240711/k10014508691000.html
7月11日11時20分にFNN PRIME(テレビ西日本)からは、ハッチを開けたことで一気に空気が入り爆発した可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、複数の人が乗っていて、UBE三菱セメントの工場に着岸中、荷降ろしのためにハッチを開けたところ爆発したとみられています。
火災は起きていませんが、爆発時の熱風を浴びてやけどを負った10代から50代の船員ら7人が病院に搬送され、このうち3人が重傷です。
海洋問題に詳しい東海大学の山田吉彦教授によりますと、土の中に可燃性物質があり、ハッチを開けたことで一気に酸素が入って爆発した可能性があるということで、警察と消防が事故の原因を詳しく調べています。
https://www.fnn.jp/articles/-/727091
2024年6月30日付で新潟テレビ21から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後、弥彦村の弥彦総合文化会館の配管工事現場で爆発が起き、作業員1人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、警察は、死亡したのは、新潟市南区の35歳の男性と判明しました。
この事故は29日午後、「ピット」と呼ばれる配管が集中している空間で爆発が起き、現場で工事をしていた作業員が巻き込まれ1人が死亡、1人が重いやけどで長岡市内の病院に搬送されました。
また、2人が軽傷です。
警察によりますと、亡くなったのは、新潟市南区の会社員 富樫さん(35)と判明しました。
また重傷者は20代の男性で、新潟市内の病院で治療中だということです。
弥彦村によりますと、弥彦総合文化会館は6月6日からトイレと空調の改修工事のため休館していて、事故当時、利用者や職員は施設内にいなかったということです。
警察と消防は爆発の原因など調べを進めています。
7月1日18時42分にYAHOOニュース(新潟テレビ21からは、工具で配管切断中に爆発が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故当時、6人で作業に当たっていました。
消防によりますと、作業員が工具で配管を切断しているときに爆発が起きたとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4e2de94ef905d9169d10a35e0089a5b7c3b7ef0
7月1日16時11分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、死亡した男性の死因は多発性外傷だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した35歳の作業員の死因が全身を強く打ったことによる多発外傷と判明しました。
また、救急搬送された3人のうち20代男性1人がやけどを負い重傷です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a8152f79ee53ec9294160dd4302b2f9b41800d
7月5日11時59分にYAHOOニュース(新潟放送)からは、ガスが停まっていない状態で電動工具を使ってガス管の撤去作業を行っていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
村によりますと、1階トイレの床下の配管が集中するピット内ではガス管の撤去作業が行なわれていました。
消防によりますと、富樫さんはピット内で意識がない状態で発見され、近くには切断されたガス管が発見されています。
その後の関係者への取材で、事故当時、配管のガスが止まっていない状態で作業していたとみられることがわかりました。
また工事では、電動工具が使われていたということです。
警察はガスに引火した可能性があるとみて、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcb45d0963bc8be72e5820a23fa0483462706201
2024年6月6日22時14分に産経新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
6日午後2時45分ごろ、大阪市西成区南津守の造船所「S造船 大阪製造所」で「ドック内の船が爆発して燃えている」と119番があった。
大阪府警西成署によると、製造所の10~30代の男性作業員ら7人が顔にやけどを負うなどして搬送されたが、いずれも意識はあるという。
船内では溶接作業をしている付近で、灯油を染み込ませた雑巾で清掃をしていたといい、同署は火花が引火した可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。
同署によると、火は約2時間15分後に消し止められ、船内の一部やエンジンを焼損した。
当時、製造所のドックに陸揚げしていた船の内部で作業員ら5人が溶接作業や清掃などにあたっていた。
負傷したのは作業員のほか、爆発音を聞いて駆けつけた従業員2人。
火災により、消防車31台が出動。
製造所周辺には規制線が張られ、一時騒然とした。
近くを通りかかった男性(85)は、「ヘリコプターがずっと飛んでいて、何があったのかと驚いた」と話していた。
現場は、大阪メトロ四つ橋線北加賀屋駅から北に約800㍍の、工場が立ち並ぶ地域。
https://www.sankei.com/article/20240606-HQCBXQPPWRNE3AH7AO76IGA4ZA/
6月6日19時31分に毎日新聞からは、油をしみこませた布でエンジンを清掃していた、エンジン付近が激しく燃えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警西成署などによると、当時は敷地内の修繕施設で、陸揚げされた船の清掃や修理作業をしていた。
船は広島県福山市の海運会社が所有する引き船「第5天翔丸」(重さ239トン、全長35メートル)で、3日から修理に出されていた。
当時は油を染み込ませた布で船のエンジンを清掃しており、近くでは溶接作業も行われていた。
この際に突然爆発が起き、船内にいた作業員や乗組員のほか、爆発を知って駆け付けた別の作業員ら計7人が負傷した。
火は約2時間15分後に消えたが、エンジン付近が激しく燃えていたという。
https://mainichi.jp/articles/20240606/k00/00m/040/174000c
6月8日7時38分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、スプレーを使って作業していた、火気作業時に立ち会うべき監督責任者は不在だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関係者によりますと、溶接作業の近くでは当時、石油成分を含んだ揮発性の高いスプレーを使った作業などが行われていたということです。
社内では、火気を使う作業の際、監督責任者が立ち会う決まりでしたが、当時は不在でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ccfe1d964c93b6cf6c866c1dc4e7763fe887651
6月7日20時20分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、監督責任者は人員不足のため別の工場にいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
造船所の関係者によりますと、当時、船では修理作業が行われていましたが、本来現場にいるべき監督責任者が、社内規定に反して、別の工場にいたことが新たにわかりました。
会社側は「人員不足だった」としています。
船の中では、溶接作業の近くで、灯油を使う作業も同時に行われていて、溶接の火花が油に引火したとみられています。
警察は、適切な監督が行われていなかった可能性もあるとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/872f0f694e7886fb732d39120b49511327ce4497
2024年3月29日18時33分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・関西万博の会場、「夢洲」で28日、建屋の溶接工事中に出た火花が可燃性ガスに引火し、開幕中に使用されるトイレの床、およそ100平方メートルが破損する事故があったことがわかりました。
博覧会協会によると、事故があったのは、万博会場の北西にある緑地エリア、「グリーンワールド(GW)」工区です。
このエリアは元々、産業廃棄物の処分場で、地下にはメタンガスなどの可燃性ガスがたまっています。
28日午前10時55分ごろ、作業員がトイレの建屋の溶接作業を行っていたところ、火花がガスに引火し、トイレの床およそ100平方メートルが破損したということです。
けが人はいませんでした。
トイレは開幕中に使用されるもので、のべ床面積はおよそ500平方メートルあり、破損部分は、およそ5分の1にあたります。
トイレの床の配管設備を通すための空間(ピット)にガスがたまり、溶接の火花に引火したとみられるということです。
協会は現在、可燃性ガスを配管で地中から上空に放出する設備の整備などを進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61529149454c6d8804def1669d821f74ce3e5717
3月29日13時26分に産経新聞からは、地下のガスが床の配管設備の空気穴を通じて溜った、工区内建設中の30施設について対策検討中など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前10時55分ごろ、会場予定地の北西にあるグリーンワールド(GW)工区のトイレ1階で、作業員が配管を溶接中、火花が配管内にたまった可燃性ガスに引火。コンクリートの床や点検口を破損した。
けが人はなかった。
GW工区の一部は廃棄物処分場になっており、地下にたまった可燃性ガスが床の配管設備の空気穴を通じてたまり、火花に引火したとみられる。
協会は大阪市消防局と地元の労働基準監督署に通報し、火花が発生する作業をいったん停止した。
消防の現場検証を踏まえ、GW工区内で建設中の約30施設についてガス濃度の観測頻度や換気などの強化を検討し、再発防止策をまとめて作業を再開する。
https://www.sankei.com/article/20240329-FRGS6AJN25KQPBSK35NPO35MAE/
3月30日14時3分にYAHOOニュース(日刊ゲンダイ)からは、地下のメタンガスの危険性については国会でも審議されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
開催中に起きていたらと思うとゾッとする。
大阪・関西万博の会場の建設現場で起きたガス爆発のことだ。
3月28日午前11時頃、此花区の夢洲で作業員が屋外イベント広場のトイレの溶接作業をしていたところ、付近にたまっていた可燃性ガスに火花が引火したとみられるという。
この爆発でコンクリートの床が破損したものの、けが人はいなかった。
可燃性ガスは地下のメタンガスとみられるが、この万博会場地下のメタンガスをめぐっては、以前から問題視されていた。
2023年11月29日の参院予算委員会。
社民党の福島みずほ参議院議員(68)は、万博会場となっている現場の土壌改良の必要性について、こう質問。
「何で万博会場は土壌改良をやらないんですか。有害物質の上でやるんですか。今、ここ、現場でメタンガスが出ていますよね。どういう状況ですか」
これに対し、自見英子万博担当相は、
「御質問いただきましたメタンガスは、2014年に大阪市等が設置をいたしました大阪広域環境施設組合が会場を含めた夢洲の一部において発生を確認し、管理を行ってきたと聞いてございます」
と発生を認めた上で、
「大阪市が廃棄物の処理及び清掃に関する法律に関連する省令に基づき配管施設を設置し、また発生しているガスを大気放散していると聞いてございまして、万博の開催時に危険はないと考えているところでございます」
などと答弁。
さらに、
「メタンガスに火が付いたら爆発をします」
と迫った福島氏に対し、「大気拡散」などを理由に適切に管理されているとの認識を示していたわけだが、福島氏の“予想”通りとなったわけだ。
大阪万博のテーマは「いのち」だが、その「いのち」を守るための安全対策、危機管理が現時点では乏しいと指摘せざるを得ないだろう。
《入場者が喫煙所でタバコを吸ったらドカンとならないかコレ?》
《自見大臣、国会で危険はないと言っていたけれど、爆発事故が起きたよ》
《土壌改良するにしても、またカネがかかるんだろうな》
SNS上では不安視する声が目立つようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/071640b5c508765acd17e7be635bbef3a08fcff1
(2024年4月20日 修正1 ;追記)
2024年4月19日17時49分にNHK関西からは、メタンガスがたまっていた地下空間に火花が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
博覧会協会は19日、記者会見を開いて原因を説明しました。
それによりますと、事故が起きたエリアは産業廃棄物などで埋め立てられているため地中からメタンガスが出ていて、トイレの配水管を通すための地下空間にたまっていたとみられ、そこに火花が落ちたことが原因だとしています。
工事事業者のマニュアルには、地上で行う作業では地下のガス濃度の測定は定められていなかったということで、今後は、天井や床下などガスが滞留する可能性がある場所では濃度測定を徹底し、基準以上のガス濃度の場合は換気をするよう、マニュアルが見直されたということです。
事故の後、このエリアでは火気を使う工事が中止されていましたが、今月22日から再開するということで、博覧会協会は「工期への影響はない」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240419/2000083787.html
4月19日14時0分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、管を通じて地中のガスを空中に放出するなどの対策は講じていた、本来なら配管ピット内はガス検知が必要だが今回は火気使用が地上だったためピット内は対象外と認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トイレのあるエリアは「グリーンワールド」と呼ばれるエリアで、協会幹部によりますと、元々産業廃棄物の処分場だったことから、地中からメタンガスを主成分とする可燃性ガスが常に出ているということです。
協会は、管を通して空中にガスを放出したり、建屋の換気をしたりして、対策は講じていたということです。
19日の会見で、博覧会協会は事故原因について、床下に土壌から発生したメタンガスが配管ピット内に滞留し、ガス濃度が高くなっていましたが、その状態で火気使用の作業を行い、火花が引火したことがガス爆発の直接的な原因とみられるということです。
本来であれば配管ピットの中ではガス濃度が基準値未満であることを確認するなどの手順を踏むことが必要でしたが、今回、火気を使用する範囲が地上階であることから、配管ピットの中はガス濃度の測定エリア外であると認識していたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/befff27e93dba9a1ab52a3597f0ae358ddc07a73
4月19日付で万博事務局?HPには、再発防止策としてガス滞留の恐れのある箇所のガス濃度を測定し、従来は30%LELだった基準値を5%LELに引き下げるなど、下記趣旨のお知らせが掲載されていた。
・・・
2.事故の原因
配管ピット内はガス濃度測定の対象エリア外であると認識していた。
結果、1階床上での火気を使用した作業時に、床コンクリート下の配管ピット内のガス濃度を測定せず、火気使用作業を行い、火花が引火した。
・・・
4.再発防止策
今回の事故を受けて、施工者において原因究明を行い、再発防止策として安全作業環境確保手順書の見直しを行いました。
(1)作業前のガス濃度測定の徹底
これまでも実施していた屋外に設置されている埋立ガス抜き管周りでのガス濃度測定に加え、屋内作業においては、埋立ガスの滞留のおそれがある箇所(作業床付近、天井面付近、天井内空間、床下配管ピット内)でのガス濃度測定を徹底する。
(2)作業時の環境改善等の対策
床下の配管ピットは開放性を確保し、自然換気を常時実施する。
また、屋内の作業エリア及び隣接エリアで適用基準値以上(※)の埋立ガス濃度が確認された場合は、送風機等による機械換気を実施する。
機械換気後に再測定し、基準値未満であることを確認してから作業を開始する。
※メタンの基準値について、事故前は労働安全衛生規則を根拠に30%LELを採用していたが、今後は通常の火気使用作業について、より厳しく5%LELを設定する。
・・・
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20240419-05/
(ブログ者コメント)
火気使用前、ガス滞留の可能性がある窪みなどを重点的にガス検知器で調べるのが施工者としての常識だと思うのだが、なぜ、配管ピット内を測定していなかったのだろうか?
そう思い、現場写真を確認してみると、配管ピットらしきものは写っていない。
散乱した破片の下?
それとも、一列に並んでいる直径10cmほどの穴がピットにつながっている?
あるいは、すでにコンクリートで覆われていて、ヒビ割れ部分などから漏れていたガスに・・・?
調べた範囲では、そういった点に言及している記事は見つからなかった。
ただ、NHKからは「火花が落ちて・・・」と報じられているので、どこかに配管ピットとツーツーになっていた場所があった可能性がある。
2024年3月12日11時59分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後10時40分ごろ、富士市中之郷のK化学工業静岡工場で、「爆発音がした」と工場の関係者から消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、工場の屋外にあるダクトパイプを通る引火性のガスが、何らかの原因で発火したということです。
この爆発で直径30cmほどのダクトパイプ1本が破損しました。
建物への延焼はなく、けが人もいませんでした。
この工場は化学肥料などの農薬を扱っているということです。
警察と消防が原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00152b3e9b74ca2bd68bd52372c3035b2838544
2024年2月20日14時47分にYAHOOニュース(産経新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伐採された樹木の枝や樹皮などを加工し、燃料として火力発電に活用する「木質バイオマス発電所」で火災が相次いでいる。
保管施設にある燃料が発酵し、自然発火したとみられる事例が目立つ。
木質バイオマスは環境に優しいエネルギー源とされ、近年発電所の建設が進んでいるが、燃料の保管方法など安全面での課題が浮上してきた。
■建設ラッシュで10倍に
木質バイオマス発電は、燃料のもととなる木が成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収していることから、CO2排出量を削減できる発電方式の一種として扱われる。
計画が国に認められれば、発電した電気を電力会社が買い取る固定価格買い取り制度(FIT)の認定が受けられる。
同じくFITの対象となっている太陽光や風力と違い、自然の状況に左右されず、燃料を確保すれば安定的に発電できることなどから、近年建設ラッシュを迎えた。
林野庁によると、FITなどの認定を受け稼働する木質バイオマス発電所は、平成27年3月末の22カ所から令和5年3月末には219カ所と、10倍近くに増えた。
政府は12年の国内総発電量のうち、5%を木質を含めたバイオマス発電でまかなう計画を立てており、発電所の規模も大型化してきている。
■火元、保管設備付近か
その分、事故も目立つようになった。
今年1月31日、JERA(ジェラ)武豊火力発電所(愛知県武豊町)で火災が発生。
この発電所では石炭と木質バイオマス燃料を混ぜて焼く「混焼」を行っているが、火元は木質燃料を約300トン保管していた設備付近とみられている。
設備に通じるベルトコンベヤーにも延焼した。
停電は発生せず、電力供給にも影響はなかったが、同発電所では昨年にも発煙事故が発生。
事態を重くみたJERAでは2月5日、外部有識者を招いた事故調査委員会を設置した。
同様の火災は昨年5月と9月、中部電力など5社が出資する米子バイオマス発電の発電所(鳥取県米子市)で、3月には関西電力舞鶴発電所(京都府舞鶴市)でも発生。
経済産業省電力安全課によると、平成31年から令和5年までに少なくとも11件発生しており、昨年は6件が集中した。
■「燃料特質踏まえて」
これらの発電所で燃料として広く活用されている木質燃料「木質ペレット」は、乾燥した木材を細かく砕き、圧力をかけて円筒形に成形したものだ。
業界団体の一般社団法人「日本木質ペレット協会」(東京都)では、「水分が加わらないようにする、通気性の良い場所で高温を避けるなど、適切に管理すれば、難しい素材ではない」と説明する。
ただ各電力会社の報告では、推定される事故原因として「サイロ内の木質ペレットの一部が発酵・酸化して可燃性ガスが発生し、自然発火で当該ガスに引火」(関西電力)、「燃料貯留槽内のホワイトペレットが、長期間保管されていたことにより自然発酵し、発火に至った可能性がある」(米子バイオマス発電)など、木質ペレットの発酵に言及している。
燃料が砕けて粉状になり「粉塵(ふんじん)爆発」が起きた可能性も指摘されている。
火元が発電設備ではなく、燃料の保管場所とみられることが特徴だ。
ただ電気事業法上、これらの保管場所は、火力発電所におけるボイラーなど「主要電気工作物」の設備には含まれておらず、破損があっても報告義務はない。
しかし、事故が相次いだことを受け、電力安全課では今月、バイオマス燃料に起因する可能性のある火災が発生した際には、対象でない場合であっても報告するように、全国の発電所に通知した。
再発防止に向けた措置で、担当者は「燃料の特性を踏まえた運用をしてほしい」として、適切な運用管理を呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4300daddf7799d5500051d284d178665d2d6bf46
2024年2月1日7時38分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県武豊町のJERA武豊火力発電所で発生した火災を受けて、JERAは31日午後10時から、名古屋市中村区の西日本支社で記者会見した。
同社の浴田O&M・エンジニアリング運営統括部長は、バイオマス燃料の木質ペレットが入ったバンカーが火元とみられるとし、「ご迷惑をお掛けしおわび申し上げる」と陳謝した。
火元とみられるのは、燃料となる木質ペレットをためておく鉄製の円筒バンカー(直径10メートル、高さ35メートル)。
当時、内部には約300トンの木質ペレットが入っていた。
浴田部長によると、バンカーについているセンサーの温度が通常20度のところ、55度まで上がっており、外壁の損傷もバンカー付近が最も大きかった。
木質ペレットは、荷揚げされた後、ベルトコンベヤーでバンカーがある建屋(高さ約60メートル、幅約15メートル、奥行き約80メートル)に運ばれる。
建屋にはバンカーが6個並んでいて、一番手前側のバンカー内の木質ペレットから出火したとみられる。
同社によると、2022年8月に武豊発電所5号機が運転を開始してから、木質ペレットに着火した事例は同8月、同9月、23年1月の計3度あった。
温度が上がった機械と接触したことなどが原因で、小規模な発煙にとどまったという。
今回の火災については、現時点で原因不明といい、復旧の見通しについても「原因や損傷箇所をはっきりさせた上で、復旧を急ぐ」と述べるにとどめた。
火災は31日午後3時10分ごろ発生。
火力発電所内のボイラー施設13階から黒煙が上がり、施設内部や、石炭などの燃料をボイラーに運ぶベルトコンベヤーが燃えた。
火は約5時間後に消し止められ、けが人はいなかった。
同社によると、出火当時、発電所内では協力企業を含めて約200人が働いていたという。
https://mainichi.jp/articles/20240201/k00/00m/040/004000c
1月31日16時17分にNHK東海からは、当該ボイラーは石炭に木質バイオマスを混ぜたものを燃料にしているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
武豊火力発電所は東京電力と中部電力が出資している電力会社「JERA」が運営している石炭火力発電所で、石炭と木質バイオマスを燃料としています。
発電所内では、かつて1号機から4号機が運転していましたが、電力の安定供給や発電コストの低減などのためにすべて廃止され、それらに代わって新たに5号機がおととしから運転しています。
燃料は、石炭に木質バイオマスを混ぜたものを使い、効率の高い発電設備を採用しているということで、1機あたりの出力としては、国内最大級の107万キロワットの発電能力があります。
(ナレーションのみの情報)
1回目の爆発の後には隣の建物から火と黒い煙があがりました。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240131/3000033988.html
2月2日20時2分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、識者はペレットの入手先などの調査も必要と指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
武豊火力発電所で31日に発生した爆発事故。
おととし、チャントは発電所の内部を取材していました。
山積みにされているのは、木製の「バイオマス燃料」。
これが「バンカー」と呼ばれる別の貯蔵庫に運ばれますが、その付近が火元とみられています。
バイオマス燃料を巡っては鳥取県の発電所でも去年9月、爆発が発生。
空気中に舞った燃料の粉に何らかの原因で引火する「粉じん爆発」が起きた可能性が高いとみられています。
(名古屋大学大学院(農学)・福島和彦教授):
「これ自身は、そんなに危険なものではない」
名古屋大学大学院で、木質バイオマス燃料を研究する福島和彦教授は、燃料自体は危険ではないものの、保管や運搬などの過程によっては、発熱する可能性があると指摘します。
(福島教授) :
「例えば、このペレット(木を固めた燃料)に不純物が混入していたとすると、摩擦によって火花が出ることはある」
さらに…
(福島教授):
「部分的に発酵しているとすると、可燃性のガスが出る場合もある」
仮に、この燃料が原因の場合、福島教授は全容解明にはかなりの時間がかかるといいます。
(福島教授):
「どこの国からどういうペレットを入手しているのか、つまびらかにしないと、結論は難しいと思う」
原因究明と再発防止が急がれます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1709b14ba1d924895261e00b3ab549b92e5f7f50
2月1日21時0分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、バンカーに運ばれた木質ペレットはミルで粉末にしてボイラーで燃やすなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バイオマス発電所では、火災や発煙事故が全国で多く発生しています。
なぜ出火したのか、そして事故を防ぐためにはどうすればいいか、専門家に聞きました。
どのように出火したかについてです。
敷地内の貯炭場に保管されているバイオマス燃料の「木質ペレット」と石炭が、それぞれコンベアで「バンカー」と呼ばれる一時貯蔵施設に運ばれます。
そして、木質ペレットなどはミルで粉末にしてボイラーで燃やすという仕組みです。
JERAによると、今回の火元はバンカーとみられていて、爆発があった時には木質ペレットが入っていたということです。
木質ペレットは、細かくした木材を固めた「木質バイオマス燃料」というもので、木は成長の過程で二酸化炭素を吸収するため、燃やす際にCO2が出ても実質的な排出量はプラスマイナスゼロということで“環境に優しい”とされ、全国で導入が進んでいます。
拡大の一方で、木質バイオマス燃料を扱う発電所で火事が相次いでいます。
今回事故があった武豊火力発電所では、2022年8月と9月、2023年1月と3度もボヤ騒ぎが起きています。
JERAによると、いずれも木質ペレットの粉に着火したことが原因とみられるということです。
全国のバイオマス発電所では2019年以降、火災や発煙事故が13件に上っています。
なぜ事故が相次ぐのか、専門家に聞きました。
エネルギー経済社会研究所の松尾豪代表によりますと、木質ペレットが関係する爆発が起きる原因は2つあるといいます。
一つが『ガス爆発』で、木質ペレットが発酵する過程で生じたガスに引火して爆発するというもの。
もう一つが『粉じん爆発』で、ペレットの粉が空中に舞い、何かのきっかけで引火してしまうことも考えられるということです。
その上で、どうすれば事故を防げるのかについては、「燃料が木材なので生もの。自然発酵などをしてしまうので、期限を区切って管理するなどの対策が必要」と指摘しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcfea7198ba656ebcc38ce1afbf82f2c2da3fbb0
2月6日16時10分にYAHOOニュース(日刊工業新聞)からは、バンカ内温度が55℃まで上がったのは爆発した後、バイオマス発電所では事故が相次いでいるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元とみられるのは木質バイオマス燃料を約300トン保管していたバンカで、燃料を送るベルトコンベヤーに延焼した。
爆発音がした後、通常は20度C程度のバンカ内温度が55度Cまで上昇したことがセンサーで確認されている。
武豊火力は2022年8月に運転を開始したJERAの最新鋭火力。
5号機のみで構成し、出力107万キロワット。
単機の発電設備としては国内最大級で、一般家庭約240万世帯分の年間電力量をまかなう。
石炭火力の低炭素化を狙い、使用燃料の17%を木質バイオマスとした。
武豊火力では22年8月と9月、23年1月に発煙事故が発生していた。
これらの原因の一つとして、「外れた部品が回転部と接触して温度が上がり、堆積していたバイオマスの粉に着火した」(JERAの浴田執行役員)ことが挙げられる。
燃料として使う「木質ペレット」は、粉砕した木材を乾燥・圧縮させて製造する。
振動や衝撃でペレットが崩れると、粉が生じるという。
武豊火力では設備の点検頻度を増やしたり、粉が生じにくいようにベルトコンベヤーを改造したりするなどして対処してきた。
バイオマスを扱う発電所での発煙・火災事故は相次いでいる。
木質ペレットが発酵・酸化して生じた可燃性ガスの自然発火や、機械の摩擦熱による粉の発火など、原因はさまざまだ。
経済産業省によると、23年だけで6件確認された。
中部電などで構成する米子バイオマス発電所(鳥取県米子市)では貯蔵施設が爆発火災を起こし、関西電力の舞鶴発電所(京都府舞鶴市)や大阪ガス傘下の袖ケ浦バイオマス発電所(千葉県袖ケ浦市)では貯蔵設備が燃えた。
バイオマス発電は、再生可能エネルギーの拡大で注目される電源の一つ。
「昼夜問わず安定的に発電でき、環境アセスメントなどの手続きが容易で開発期間が短い」(中部電幹部)という利点があり、全国各地で大型発電所の建設ラッシュが続いている。
林野庁によると、木質バイオマス発電所の稼働件数は22年3月時点で183件。
政府は30年時点で電源構成の5%程度まで拡大させる方針を第6次エネルギー基本計画で打ち出している。
エネルギー供給の基本は「S+3E」にある。
Sは安全性で、3Eは安定供給と経済効率性、環境適合だ。
武豊火力をはじめ、各地で発生している事故は、安全性の観点で無視できない。
早急な原因特定と同時に、事故を防ぐための設備改良や安全基準の策定につなげることが求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d04c657893ed4fc22f550cf0aabbe8a77efb8af
2024年5月1日15時9分に日本経済新聞からは、燃料を貯蔵施設に投下する機械の位置が低かったため接触する部品間に摩擦熱が生じて発火した、清掃点検困難な場所にも粉じんがたまっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火力発電大手のJERAは1日、1月に武豊火力発電所(愛知県武豊町)で起きた爆発事故の原因について発表した。
バイオマス燃料を扱う機械が適切な位置に設置されておらず、接触する部品の間に摩擦熱が生じて着火したという。
6月末までに再発防止策の公表を目指す。
原因を調査したところ、バイオマス燃料を貯蔵施設に投下する機械が適切な位置よりも低い場所に据え付けられていた。
そのため、他の部品と接触するようになり、摩擦熱が生じるようになった。
少なくとも2回以上、爆発が起きたとした。
武豊火力発電所では、大量のバイオマス燃料をベルトコンベヤーで高速搬入している。
搬入路や燃料の貯蔵施設の粉じん濃度が上がり、燃えやすい環境になっていた。
清掃や点検が困難な箇所にも粉じんがたまっていた。
同社のO&M・エンジニアリング技術統括部の石川技術部長は、「現時点で再稼働の時期などは未定だ」とした上で、「機械が本来の位置にあれば(他の部品との)摩擦は起きなかった」と説明した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC013FH0R00C24A5000000/
5月1日17時9分にYAHOOニュース(名古屋テレビ)からは、燃料を高速輸送したことで大量に粉じんが発生した、ベルトに過大な力がかかり摩擦で発熱したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JERAによりますと、木質バイオマス燃料を高速で輸送したことにより、粉じんが大量に発生しました。
また、燃料を運ぶベルトコンベヤーでベルトに過大な力がかかり、摩擦によって発熱して粉じんに着火しました。
これらの複合的な原因が重なり、火災が発生したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd17e5a78f5a327e4aad8f053e9f6cbd201a3d7
※以下は5月1日付の会社HP掲載記事抜粋。
事故原因解析結果などが写真や図など付きで説明されている。
株式会社JERAは、1月31日に発生した武豊火力発電所における火災事故について、「武豊火力発電所における火災事故調査委員会(以下、事故調査委員会)」による徹底的な調査・分析に基づく原因追究をこれまで行ってまいりました。
4月30日に開催した第3回事故調査委員会において、事故原因について報告し、本日、取りまとめましたので、お知らせします。
今回の事故については、以下の複合的な原因が重なり発生したものと考えております。
・木質バイオマス燃料の高速大量搬送に伴い粉じんが多量に発生
・ベルトコンベアから木質バイオマス燃料を供給する投炭装置や、燃料を一時貯蔵するバンカ内部において、粉じん濃度が爆発下限界を超過
・ 投炭装置において、ベルトに過大な力がかかり、ベルト下部の部品が摩擦によって発熱し、清掃困難な箇所に堆積していたバイオマス燃料の粉じんに着火し爆発が発生
当社は、取りまとめた事故原因を踏まえ、事故調査委員会において再発防止対策を検討してまいります。
添付資料:武豊火力発電所における火災事故について[PDF: 3.1 MB]
(添付資料抜粋)
P9/19
【事故の推定メカニズム(全体)1/5】
P12/19
【事故の推定メカニズム(着火源) 4/5 BC9Bカバープレート部の摩擦・発熱】
P14/19
【投炭装置カバープレート摩擦発熱再現ラボ試験】
試験装置を製作し、カバープレートと同材質のステンレス板とコンベヤベルトとの摩擦発熱再現工場試験を実施。
試験データより、過大な力が作用した場合、摩擦発熱により燃料の着火温度に到達する可能性のあることが確認された。
https://www.jera.co.jp/news/information/20240501_1911
2024年1月10日6時29分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市中央区南5条西5丁目にあるビル7階の飲食店で、きのう午後5時40分ごろ、「爆発音がした」と消防に通報がありました。
警察によりますと、59歳の男性店長がガスオーブンレンジを使おうとしたところ火がつかず、ふたを開けて覗き込みながら点火スイッチを回したところ引火したということです。
男性店長はひたいに軽いやけどを負いました。
警察はレンジが異常燃焼を起こし、中にたまったガスに引火したとみて事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8aa00d3e74544ddb3f590f3a01c29ff83fe2c62
2023年11月30日11時28分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、伊良部島の佐良浜漁港に係留中だった漁船の機関室で爆発が起こり、作業員をしていた男性2人が顔や腕をやけどするなどの大けがをした事故について、国の運輸安全委員会は調査報告書を公表しました。
それによりますと、十分な換気が行われないなか、機関室でスプレー式の洗浄剤を使ったため可燃性ガスがたまり、その後、電動工具を使った際に火花が発生して引火し、爆発した可能性が高いとしています。
運輸安全委員会は再発防止策として、狭い場所で引火する可能性がある製品を使用する場合は、電動工具と別のタイミングで使用することや、送風機を使って強制的な換気を行うよう指摘しています。
また、スプレー式の洗浄剤を使った男性は注意書きを読んでおらず、引火する可能性があることを知らなかったということで、運輸安全委員会は複数で作業を行う場合、可燃性ガスを使う際に制限される作業方法などを互いに理解しておくよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20231130/5090025821.html
12月1日8時43分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)からは、可燃性ガスが充満していることを知らない作業員が電動工具を使ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県宮古島市の伊良部島の佐良浜漁港内で7月に係留中の漁船「第七美吉丸」(4.83トン)の機関室で爆発が起きた事故で、運輸安全委員会事務局那覇事務所は30日、スプレー式洗浄剤の可燃性ガスに電動工具の火花が引火した可能性が高いと公表した。
【写真】「ドーン」と爆発音で船体から炎と黒煙 海上には投げ出された人が…ボート爆発の一部始終
事故調査報告書によると、乗組員1人がエンジンの修理中にスプレー式洗浄剤を使用。
可燃性ガスが充満していることを知らない別の作業員が電動工具を使ったことで火花が引火したとみられる。
爆発で2人が重傷を負った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54f9fac99bc260963bc6d7850e3c7065da43634d
2023年11月2日22時46分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時ごろ、山口県周南市開成町の「東ソー・エスジーエム新南陽工場」合成棟で爆発事故があり、その場にいた男性社員(47)が頭を強く打ち死亡、別の男性社員(51)がすり傷など軽傷を負った。
山口県警周南署と地元消防が爆発の原因などを調べている。
東ソー・エスジーエムは、半導体製造装置などに使われる「石英ガラス」などを製造している。
同社によると、爆発当時、社員2人は石英ガラスを試作中で、製造装置の運転を止めて配管に残っていた可燃性ガスを排出する作業をしていた。
何らかの原因でガスに引火したとみられる。
火災は発生しなかったが、合成棟の壁の一部が損壊した。
同社は総合化学メーカー「東ソー」(周南市)が100%出資する子会社。
新南陽工場は、JR新南陽駅(同市)南側の東ソー南陽事業所の一角にある。
https://mainichi.jp/articles/20231102/k00/00m/040/301000c
11月2日22時43分に読売新聞からは、ガラス原料を溶かすための水素とメタンに引火したらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東ソーや県警周南署によると、2人は石英ガラスを試作する準備をしていたという。
同社はガラスの原料を溶かすための水素とメタンに引火したとみている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231102-OYT1T50217/
2023年10月31日8時15分にYAHOOニュース(;Response)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バネメーカー大手のC発条の藤岡工場(愛知県豊田市)内で発生した爆発事故から半月が経過。
取引先のトヨタ自動車の完成車工場が、国内で延べ10日間にわたって8工場13ラインで稼働停止に追い込まれるなどの影響が広がった。
その爆発事故の原因について、C発条によると、10月16日昼過ぎに自動車の足回りに使用する「シャシばね」の製造ラインで、ばねを乾かす「乾燥炉」で発生。
乾燥炉へ送り込む熱をつくる「燃焼室」が高温となる異常があり、燃焼室のバーナーへ供給する空気の量を調整していたところ火が強まり、そこで発生した不燃ガスが乾燥炉に届いてガスへ引火したという。
きょうの日経なども詳しく報じているが、燃焼室が高温となったのは、乾燥炉との間のダクトのフィルターが目詰まりしていたためで、フィルターは6月の点検時には異常はなかったが、9月に実施した近くの設備の撤去工事により粉じんがたまったとみられる。
また、設備の老朽化も事故の一因で、バーナーへ供給する空気の量を一時抑えたところ、燃焼室からガスが発生し、乾燥炉内に流入して滞留したそうだ。
事故のあった乾燥炉は古く、ガスがたまりやすい構造で、再発防止のため、全装置にガスの滞留を検出する機器を設置するとも伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd48902a2e60db94f9e908c29d384941febec73c
10月30日17時22分にYAHOOニュース(共同通信)からは、乾燥炉バーナーの火で引火したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フィルターの目詰まりにより燃焼室内が高温になったが、燃焼室を停止せず操作を続けたところ不燃ガスが発生し、乾燥炉内に流入。
バーナーの火が引火した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2944ce4e9822968009e6f373ca288106775592b
10月30日19時0分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、従業員2人がけがをした、高温異常で炉が止まる機器を設置する予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月16日に、愛知県豊田市の藤岡工場で起きた爆発事故。
従業員2人がけがをして、ばね部品の生産ができなくなりました。
C発條によりますと、爆発が起きた工場は復旧し、10月21日からばねの生産を再開しています。
爆発の原因については、ばね部品を乾燥する炉があるエリアでガスが滞留し、そこにバーナーの火が引火したためということです。
今後、作業手順の見直しや従業員の再教育を徹底し、高温異常を検知したら炉が止まる機器を設置するなど、二度と事故が起こらないよう管理と対策を進めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db60532d85009ffc9d44ca32547fe17e43d88660
10月31日5時15分にYAHOOニュース(中部経済新聞)からは、燃焼室の想定外温度上昇に対処するためのマニュアルを策定するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
C発条の小出社長は30日、藤岡工場(豊田市)で16日に起きた乾燥炉の爆発事故の原因について、燃焼室での「想定外」の温度上昇に対して適切な対応がとれなかったことが原因だと明かした。
異常な温度について対処するマニュアルを整備していなかった。
小出社長は「仕組み上のミスだった」と述べた。
マニュアルの策定や安全教育の徹底などで再発防止を図る考えを示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31cad1051e7b6d24d267f118c2b3f9aea282763
(2024年3月28日 修正1 ;追記)
2023年11月6日付で日本経済新聞クロステックからは、燃焼室と乾燥炉の間を循環する空気のダクト内に設置されていたフィルターが目詰まりを起こしたため熱風が出ていきにくくなり燃焼室が異常高温、対策として空気供給を減らしたところ未燃ガスが発生、それが乾燥炉内に蓄積していったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中央発条が2023年10月30日、自動車用ばねを生産する藤岡工場(愛知県豊田市)で起こした爆発・火災の原因について発表した。
加熱方法にガスを使った事故だった。
日経クロステックが報じた「保守作業に不備があり、ガスによる爆発・火災に発展した」という専門家(製造業の工場の運営・経営に携わった経験者)の見立ては当たった。
同社は再発防止策も発表。
だが、結論を述べると、再発を防ぐには懸念点が残ると言わざるを得ない(後述、図1)。
爆発・火災に至ったのは藤岡工場の第4工場。
事故の発生原因は、ダクトのフィルターの目詰まりだ。
中央発条は当初、爆発・火災が起きたのは材料であるばね鋼に1次加工を施す中の熱処理工程であると説明していたが、実際には「塗装工程における乾燥炉」だった。
この乾燥炉はダクトを介して燃焼室とつながっている。
燃焼室でガスをバーナーで燃やし、その熱を乾燥炉に送り込んでワーク、すなわちばね部品に塗った塗料の焼き付けを行う。
ダクトは燃焼室と乾燥炉との間を循環する空気の通路を形成しており、ダクトの内部にはフィルターが搭載されている。
このフィルターが目詰まりを起こした(図2)。
「隣接エリアにおける撤去工事で発生した粉じんの影響」(同社)だという。
この工事の際に生じた大量の粉じんが何らかの理由によってダクト内に入り込み、フィルターに捕捉されてフィルターが目詰まりを起こした。
これにより、空気の循環が悪化。
燃焼室内から熱風が流れ出なくなったため、異常な高温に達した。
この異常事態を受け、中央発条はバーナー燃焼における空気の供給を減らした。
火力を抑えて温度を下げようとしたとみられる。
ところが、未燃焼ガスが発生*。
この未燃焼ガスが燃焼室から乾燥炉内に流入し、蓄積していった。
その後、乾燥炉内の温度が下がり過ぎたのを受けて、同社は燃焼室側の空気の供給を増やした。
すると、バーナーの火力が増加。
その火が乾燥炉内の未燃焼ガスに到達し、引火・爆発を起こした。
その後、火災に発展した──。
これが、中央発条による事故分析である。
*中央発条は「不燃ガス」と説明するが、引火を引き起こしているため、酸素が不十分で燃えずに残ったガスだとみられる。
併せて、同社は再発防止策も発表した。
(1)高温異常時の設備停止ルールの徹底
(2)作業手順の見直し
(3)作業者への安全に関する再教育
(4)不燃ガス検知器の設置と自動停止機能の追加
などである。
フィルターの目詰まりを見逃すという、ささいな保守作業の不備が招いた事故だが、代償は高くつきそうだ。
トヨタ車の完成車工場が10日間ほど停止(図3)。
これにより、トヨタ自動車は十万台規模の生産遅延を余儀なくされたとみられる。
これに伴い、1次部品メーカーであるデンソーは「中央発条の事故によって、売上高で100億円ほどが喪失した」と説明した。
仮に、こうした取引先の工場を止めた損害賠償の請求をそのままのめば、中央発条は深刻な経営危機に陥るのは必至だ。
ただでさえ中央発条の足元の業績は厳しい。
同社が期初に公表した2024年3月期(2023年度)の業績予想は、売上高が970億円で、営業利益は13億円。
営業利益率はわずかに1.3%しか見込めていなかった。
ここに事故の発生により、先の取引先への賠償に加えて、建屋や設備の復旧・回復費用や、関係会社でのバックアップ生産に伴うコストの増加分がのしかかる。
実際、乾燥炉だけではなく、塗装の前処理の設備や塗料を塗布する設備も破損している。
たまらず同社は「総コストについては算定中」であるとして、同年度の業績予想を2023年10月30日に「未定」に修正した。
追い打ちをかけるかのように、中央発条が打ち出した再発防止策についても不安視する声が上がる。
「このままでは再発を防げない恐れがある」(専門家)。
同社の再発防止策には、3つの懸念点が抜け落ちているというのだ。
・・・(以下は有料)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08584/
2024年3月28日5時15分にYAHOOニュース(中部経済新聞)からは、再発防止のため2年ほどかけて社内全ての乾燥炉に未燃ガス検知装置を導入するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中央発条(本社名古屋市)は、昨年10月に藤岡工場(豊田市)で発生した爆発事故を受けて、社内全ての乾燥炉に未燃ガス検知装置を導入する。
4月から2年程度かけて国内外の工場に約100基設置する。
投資額は約5億円。
再発防止の取り組みを幅広く進めており、二度と同じ事故が起きないよう対策を徹底する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/627e7a8a85873416008386bc4640d62ca12d07c6
2023年9月9日17時48分にYAHOOニュース(日本海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取県米子市にあるバイオマス発電所で9日午前、大きな爆発を伴う火災が発生した。
けが人はいなかった。
突然、真っ赤な炎に建物が包まれ、黒い煙が上空まで上がった。
現場から約2キロの距離にあるカメラがとらえた“爆発の瞬間”。
小田原記者:
「事故の痕跡でしょうか、建物の壁や屋根が大きくひしゃげています」
火災があったのは米子市大篠津町にある「Yバイオマス発電所」の燃料受け入れ建屋。
9日午前9時半ごろ、「発電所内で爆発があり煙があがっている」と消防に通報があった。
火は約4時間後に消し止められ、けが人はいなかった。
近くで目撃した人は…。
目撃した夫婦 :
「爆発音で家が揺れたってみんな出てこられました。
何事かと思ってね、ドーンという音と一緒に炎でしたからね。
ほんの一瞬でしたよ」
火災前の映像と比べると、建屋の壁などに大きな被害が出ているのがわかる。
周辺の建物などに被害はなかったが、近所の人たちからは不安の声が聞かれた。
近くに住む人 :
「今年に入って4回目ぐらい怖いですわ。いつ何が起こるかわからない」
施設は木質燃料を使って発電をしていて、今年5月にはタンク内で燃料が自然発火する火災が起こっている。
米子警察署では、出火原因を調べるとともに再発防止に努めるよう発電所側に求める方針。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f883d9be2aa19a2735d9c5a253e12ef882a46f5
9月9日11時54分にNHK鳥取からは、午前11時に火は鎮圧状態になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時20分ごろ、米子市大篠津町にある「Yバイオマス発電所」で、「爆発音が聞こえて煙が上がっている」と発電所の従業員から消防に通報がありました。
NHKが近くの米子空港から撮影した映像では、燃料を貯蔵するタンクの手前にある建物の外壁がめくれ、煙が上がる中、消防車が活動していました。
消防によりますと、消防車7台が消火活動にあたり、午前11時に、火は鎮圧状態になったということです。
けがをした人はいませんでした。
警察によりますと、火が出たのは、木質の燃料チップを車両から運び入れる施設とみられるということです。
この発電所は、米子空港から南東に1キロほどの工業団地にあり、ことし5月にも、燃料を貯蔵するタンクで火事が発生しています。
警察と消防が詳しい出火原因を調べています。
【発電所の近くにいた人は】
火災が発生したとき、近くの畑で農作業をしていた75歳の男性は「ドーンという爆発音がして、体がのけぞった。そのあと、建物を見るとすごい勢いで炎が出ていました。怖かったです」と話していました。
【Yバイオマス発電所】
「Yバイオマス発電所」は、中部電力など5社で作る合同会社が設置し、去年4月に運転を始めました。
燃料は、ベトナムなどから輸入する木くずのペレットや東南アジアから輸入するやしの実の殻を使用していて、ボイラーで燃焼させて水を熱し、蒸気でタービンを回転させて電気を生み出します。
計画している年間発電量は、一般家庭12万5000世帯分にあたるおよそ3億9000万キロワットアワーです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20230909/4040016057.html
9月11日9時50分に読売新聞からは、ペレットを運ぶエレベーターも燃えたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックで運ばれる燃料の木質ペレットを受け入れる鉄骨建屋(135平方メートル)と、木質ペレットを貯留槽に運ぶエレベーター(75平方メートル)が燃えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230910-OYT1T50087/
(2023年10月8日 修正1)
2023年10月2日20時41分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、県の調査結果が出たが、着火原因と爆発した物質については特定できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鳥取県の調査チームが2日、現地調査の結果を知事に報告し、事業者による安全対策の強化を国に要望するよう求めました。
調査チームは学識経験者のほか、鳥取県と米子市、管轄の消防などで組織され、火災事故後の9月21日に現地を調査しました。
調査チームは、火災事故の原因のうち、火が出た「着火」について、電気系統の火花、コンベアの潤滑油の摩擦、木質ペレットの自然発火の3つの可能性を示し、「爆発」については、木質ペレットの自然発火、建屋内での粉塵の充満の2つの可能性を示しました。
ただ、これらのどの組み合わせで今回の火災事故となったのかを特定するには至りませんでした。
調査チームは、現在の安全基準では事業者に瑕疵があったとは言えないとして、国に安全基準の強化を要望するよう求めました。
これを受けて鳥取県は、4日に経済産業省や消防庁などに要望することにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f9a2aadd07a3c2c3a9c25746fcf77b87ec07b4
10月2日19時34分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、層状にたまったペレット屑の発酵により発生した可燃性ガスに着火した可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告によると、爆発の原因は建屋内に木質ペレットの屑が層状にたまって発酵し、発生した可燃性ガスに着火した、または、ペレットの屑などによる粉塵爆発の2通りが考えられ、火元はベルトコンベアなど設備の静電気や摩擦熱などとしています。
平井知事は、原因が究明されるまでは再稼働は取りやめるべきだとした上で、国に対し、業者への指導を要望するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf3cd3a3dcf5878af38dae71d820ba8ca94cf16
9月22日18時24分にFNN PRIME(山陰中央テレビ)からは、初めて開かれた住民説明会ではコンベアが火元で粉じん爆発が起きたと説明されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日は、発電所がある大篠津地区などの住民を対象に、火事の後、初めて説明会が開かれ、発電所の所長が、直接、住民に謝罪しました。
説明会では、発電所が9月9日の火事の原因について、木質燃料から異物を取り除くコンベアが火元で、この周りで「粉塵爆発」が起きたとみられるとしたうえで、引火の原因になる異物はなく、くわしい原因は調査中だと説明しました。
また、5月の火事については、保管していた木質燃料の自然発火が原因とみられますが、今回の出火場所は燃料が貯蔵される場所ではなく、発電所は別の原因があるとしています。
説明会に出席した住民は…。
地元住民:
「2度と起こさないぞというのが感じられない。予防策をしっかりと考えてもらわないと、不安でたまりません」
「当事者意識が全然感じられない。5月からずっとあったことが、全然生かされていない。全く反映されていない。対処していけばいいという意識が丸見え」
相次ぐ火事への具体的な再発防止策は示されず、住民からは憤りの声が噴き出しました。
このほか、運転時の騒音被害を指摘する声も上がり、発電所と住民との溝が浮き彫りとなりました。
住民:
「原因も何もわかっていない状態で、あまりきょうの説明会の意味はなかったのでは」
米子バイオマス発電所・足利所長:
「原因究明等をして事実関係を的確に、丁寧に繰り返しご説明し、信頼回復を図っていくしかないと思っている」
発電所は22日、運転を停止していて、原因が究明されるまで再開しない方針で、今後も必要に応じて説明会を開き、住民の理解を得られるよう努めていくとしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/590265
(2023年12月10日 修正2 ;追記)
2023年12月6日9時57分にNHK鳥取からは、経産省への途中経過報告によれば粉じん二次爆発が起きていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米子市の「米子バイオマス発電所」では、ことし9月、燃料の木質ペレットを搬入する施設で爆発を伴う火災が発生し、3か月近くたった今も運転を停止しています。
発電所は外部の専門家を招き原因を調べていて、4日に経済産業省に調査の途中経過を報告しました。
それによりますと、2秒未満の間に連続して爆発が生じ、最初の爆発により粉じんが一気に飛び散って、続く大規模な「粉じん爆発」につながった可能性が高いとしています。
また最初の爆発の発火原因については現在も調査中とし、過去に燃料の中に異物が混入していたことがあったため、燃料に金属や岩石などが入り込み、その衝撃や摩擦で着火した可能性があるとしたほか、燃料の発酵による自然発火の可能性を分析している途中だとしています。
米子バイオマス発電所は「火災の原因を究明したうえで再発防止の対策を講じていく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20231206/4040016658.html
(2024年3月27日 修正3 ;追記)
2024年3月26日17時49分にNHK鳥取からは、燃料運搬バケット内に入った異物がバケットと衝突した火花で着火した可能性あり、バケットはナイロン製に置き換えるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発電所は外部の専門家を招いて原因を調べていて、3月、経済産業省に調査の結果を報告しました。
それによりますと、燃料を「バケット」と呼ばれる容器に入れて貯蔵庫に運ぶ「バケットエレベータ」と呼ばれる設備に異物が混入した可能性があると指摘しています。
その上で、この異物がステンレス製の「バケット」と衝突して火花が発生した可能性があるとしています。
さらに、バケットエレベータの点検や清掃が不十分で、粉じんがたまり引火しやすい環境となったことで、爆発を伴う火災が起きた可能性を指摘していて、こうした複数の原因によって今回の火災が起きたと指摘しています。
発電所は再発防止策として、ステンレス製のバケットをすべて異物と接触しても火花が発生しにくいナイロン製のものに置き換えることや、点検や清掃の確認をしやすくするための工事や、点検や清掃の頻度を増やすことなどをあげています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20240326/4040017421.html
(2024年4月24日 修正4 ;追記)
2024年4月22日19時11分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、5月の火災は貯蔵ペレットに別の燃料の水分が混入して発酵が促進された、7月の火災は耐熱材破損が原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、発電所や出資者である中部電力などが2回目となる住民説明会を開きました。
5月の火災は、貯蔵されている木質ペレットという燃料に別の燃料の水分が混入し、発酵が促進されて自然発火。
7月の火災は、構造物の隙間に使用される部品の耐熱材の破損が原因だと説明されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/151a992c4c383eaf43a3d0b9d2a82ef91fd44440
2023年7月13日18時38分にYAHOOニュース(テレビ岩手)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午ごろ、矢巾町広宮沢にある重機などの整備をする事業所の従業員から「作業中、ガスに引火し胸に火が付いた」と消防に通報がありました。
警察によりますと、火は爆発音を聞いて駆け付けた別の従業員によってすぐ消し止められましたが、40代の作業員1人が胸や左手首にやけどを負って病院に運ばれました。
意識はあり、命に別条はないということです。
作業員は当時、「ホイールローダー」と呼ばれる建設用重機の燃料タンクを電動のこぎりで切断していたところ、火花がガスに移って燃え広がり、爆発を起こしたということです。
警察と消防が詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d676d0fad5172b8bd88512be3a2eaf7eb195ae22
7月13日17時11分にYAHOOニュース(岩手放送)からは、燃料タンク残存ガスに引火し火が服に燃え移ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日正午前、矢巾町広宮沢にある建設機械の整備工場の敷地内で、ホイールローダーの燃料タンクの溶接作業をしていた40代の男性従業員が着ていた服が燃えました。
異変に気付いたほかの従業員が駆け付け、すぐに火は消し止められましたが、男性は胸や左手首にやけどをして、町内の病院に運ばれました。
警察によると、佐々木さんは運ばれる際に意識はあったということです。
警察は、溶接作業で出た火花が燃料タンクに残っていたガスに引火し服に燃え移ったとみて、事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/055724edafafec56bc1338ef0e156969bac3a9cd
2023年7月3日20時51分に東京新聞から下記趣旨の記事が、現場写真と地図付きでネット配信されていた。
3日午後3時15分ごろ、東京都港区新橋3の雑居ビルで「爆発音とともに大量の煙が出ている」と110番があった。
警視庁愛宕署によると、ビル2階の飲食店から出火し、男性店長(52)や通行人ら男女4人が重軽傷を負った。
いずれも命に別条はないという。
署によると、店は営業前で客はいなかった。
男性店長は調べに「ガス臭いと思いながら、たばこを吸おうと店内でライターをつけた瞬間に爆発した」と説明。
何らかの理由でガスが充満していたとみられる。
店長は顔に重いやけどを負っており、回復を待って事情を聴く。
店内にいた女性従業員(53)と、ガラス片が当たった通行人の女性(53)も重傷。
別の通行人の男性(75)も軽いけがをした。
現場はJR新橋駅から西に約300メートルの繁華街。
ガラス片や紙片が散乱するなど、一時、騒然となった。
ビルは地下1階、地上8階建て。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/260680
7月3日19時3分にテレビ朝日からは、衝撃波を感じた人もいた、1時間ほど前から100m離れた場所でもガス臭がしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
火が出たのは3日午後3時20分ごろ。
警視庁などによると、直前には「爆発音があった」との通報がありました。
この映像を撮影した人によると、火が出る3分から5分前に「ドン」という爆発音がして、100メートル離れたビルでも揺れを感じたといいます。
目撃者:
「近くのビルでデスクワークをしていたんですけど、そしたら、ものすごく大きなドンッて音が聞こえて、最初『車がぶつかったのかな』と思ったんですけど、衝撃波と音からしてそれは違うなと思って、今まで聞いたことのないすさまじい音でした」
・・・
火が出たビルの2階に入っていたのはカフェバー。
店のホームページによると、営業は午後4時からで、火が出た時は開店の準備をしている最中でした。
店内に客はいませんでしたが、50代の男性店長、50代の女性店員、そして通行人の50代男性と70代男性の合わせて4人がけがをして、3人が病院に運ばれました。
店長と店員は顔にやけどを負いました。
火が出たビルの1階の飲食店に勤める男性は、爆発が起きる前からガスの臭いがしていたと言います。
1階の飲食店に勤める男性:
「2時半ぐらいに新橋着いたんですけど、ちょうど100メートル離れたここの場所でもガス漏れの臭いがして、自分の店に近付くにつれ、激しい臭いがしたのでどこかで漏れてるのかなって思ったが、まさか同じビルだった」
・・・
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000305747.html
7月4日6時8分にNHK首都圏からは、店長はガスや下水のような臭いを感じていた、ビルの中にいた人は午前中からガスのような臭いを感じていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警視庁によりますと、男性店長は、「ガスや下水のようなにおいがしていた。店内の喫煙室でタバコを吸おうとライターをつけた瞬間に爆発した」などと説明しているということです。
また、関係者によりますと、当時、ビルの中にいた人は「午前中からガスのようなにおいがして気になっていた」と話しているということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230704/1000094434.html
7月4日16時22分にYAHOOニュース(デイリー)からは、識者は近場のビルの窓ガラスが割れていないことから「穏やかな爆発」という表現をしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日に放送されたTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」では、3日午後に東京・新橋のビルで起きた爆発事故について取り上げた。
・・・
事故現場から中継で出演した元東京消防庁警防部長で危機対応人材育成研究所所長の佐藤康雄氏は、「皆さんは非常に激しい爆発と思われるかもしれませんが、プロの目から見ると穏やかな爆発だったなと思います」と断言。
このひと言にスタジオの出演者からは、一斉に「エーッ」などと驚きの声が上がった。
佐藤氏は、狭い通りを挟んだ向いのビルの窓ガラスが割れていないことを指摘し、都市ガスによる火災の場合、「150メートルぐらい(先)のガラスとかサッシはみんな吹き飛びます」と説明。
「爆発自体は激しいように素人の方には見えますけど、プロの目から見ますと穏やかな爆発」と改めて解説すると、MCの石井亮次アナウンサーは「へー、これで!」と驚きを隠さなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/511ca6108ec088e6f15512b38e0a7ec5efb47363
7月5日18時56分に産経新聞からは、3階床下のガス管接続部が外れていた、3階空き店舗で水道管撤去などを行っていた作業員がガス管に触った、その真下が喫煙室だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、爆発が起きた3日は、午前9時~午後1時半ごろの間、3階の空き店舗で水道管を撤去するなどの内装工事が行われていた。
現場検証の結果、3階の床下にあるガス管の接続部分が1カ所外れていたことが判明。
作業員の1人が警視庁に「床に出ていたガス管に触った」と話しているといい、内装業者から事情を聴くなどし、詳しい経緯を調べている。
2階店舗はガスを契約しておらず、ガス管が外れていた場所の真下が2階の喫煙室だったという。
https://www.sankei.com/article/20230705-DCAAPRODIRLYPLGELOKMKE3T5Q/
7月5日18時55分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、昔のビルではガス管と水道管は見分けがつかないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発前、内装業者が水道とガスの工事を行っていました。
3階の床下にガス管が通っていて、ガス管の接続部分が外れ、ガスが漏れたといいます。
では、なぜガス管の接続部分が外れたのでしょうか。
一般的にビル内は配管が張り巡らされています。
水漏れの修理などを行う水道業者によれば、ガス、水道両業者とも作業中、誤ってガス管に触れた可能性は捨て切れないといいます。
I工業社長:
「(ガス管と水道管は)同じ材質。外目からはパイプ自体は見分け付かない」
現場のビルは1971年に建てられ、築年数は50年を超えているといいます。
I工業社長:
「(ガス管と水道管)今は見分け付くんですけど、昔だったら同じような形状の管」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/dae0bcd4c868a563d4773d36b09e8c13a1ef24e3
7月6日19時50分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、内装業者が床から出ているガス管の蓋をとろうとパイプレンチで回した際に配管ねじ込み部?がずれたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の上の階で作業をしていた内装業者がガス管のふたを「パイプレンチで回した」と話していることが分かりました。
この作業によってガス漏れが起きたとみられます。
では、「ガス管のふた」とは…。
市民防災研究所・坂口隆夫理事:
「部屋の床の部分に出ているということは、ガス器具を使う場合にはそこからガスを引いて使う」
一般的に、店舗を改装する際、かつてあった台所などは撤去され、ガス管の一部が残されることがあるといいます。
内装業者:
「ガス管のふたの部分が出っ張っているから取ろうと思ってぐるぐる回したら接続部分がずれた」
パイプレンチを使って出っ張りを回して外そうとした際、床下につながっているガス管との接合部分が外れ、そこからガスが漏れていったとみられます。
内装業者:
「ガス管かもしれないが、ガスは通っていないと思った」
午後1時半に作業を終えた内装業者。
しかし、ガスは漏れ続けていたとみられます。
坂口理事:
「3階の床はコンクリートでできている。都市ガスが3階の改装中の店舗内に漏れていくことはない」
作業していた3階ではなく、下の2階に流れ込んでいました。
この時、ガス漏れの警報音などは鳴っていなかったとみられます。
坂口理事:
「都市ガスの場合は飲食店関係の警報器の義務はない。付けた方がいいですよと『推奨施設』となっている。法令上の義務はない」
午後3時20分ごろ、何も知らないカフェバーの店長が一服しようとすると、爆発です。
内装業者がガス漏れしたことが分かっていて現場を立ち去ったかについては捜査中とのことです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d8312bac08add8ba7bedfc7147bead3459f6cb4
(ブログ者コメント)
〇3階の床下というよりは、2階の天井裏にガス管が通っていたということかもしれない。
〇それにしても、ガスのような臭いを感じていながら、ライターに火をつけた。
一般の人のガス漏れに対する意識は、この程度のものなのだろうか?
それとも、自分の店ではガスを使っていないので、ウチで漏れているのではないだろうと思い、火をつけたのだろうか?
〇ガス漏れトラブル時、消防は「火は使わないでください」と巡回広報する。
しかし今回、1時間ぐらい前からガス臭がしていたというのに、「広報していたが・・・」という報道は見当たらなかった。
2023年12月22日10時10分にYAHOOニュース(弁護士ニュース)からは、爆発した店はガス臭いのにライターに火をつけたという当初の報道を否定している、ガスを使っていない部屋でもガス警報器設置が必要か?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
・・・
あの現場は今、どうなっているのか。
忘年会シーズン真っただ中の金曜夕方、多くのサラリーマンが行き交う新橋に向かった。
・・・
事故当時、爆発元となった飲食店の店長が「ガス臭いと感じながらタバコを吸おうとライターをつけた」と話しているとの報道がなされ、批判が集まっていた。
しかし事故から9日後の7月12日、当該店舗の公式サイトには以下のコメントが掲載されている。
「一部報道において、当店店長が、捜査関係者に対し、ガスの臭いを認識しながらライターに火を付けたことが本件の原因であると説明した旨の報道がなされており、当該報道を基に、一部SNS上で、同人の行動を非難する言動がなされております。
しかしながら、当店店長が捜査当局に対し、そのような説明をした事実はございません」
本来、無色無臭のガスには安全のためわざと臭いがつけられているが、今回の事故のように気づけないケースもある。
ましてや、自身がガス契約していないとなれば、まさか部屋にガスが充満しているとは夢にも思わなかったのではないだろうか。
他の部屋からのガス漏れは、住居においても“人ごと”ではなく、爆発のみならず一酸化炭素中毒の巻き添えになるリスクもあり、死亡例も存在する。
現状、一般家庭におけるガス警報器の設置は義務付けられていないが、経産省によると、LPガスの事故だけでも国内で年間200件前後発生しているという。
新橋で爆発した店舗のように、ガス契約がない場合にも警報器を設置するのかといった点で議論の余地はあるが、自分が気をつけるだけでは安全を守り切れない以上、異常をいち早く知らせてくれる警報器の設置を検討してみてもよいかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db781d90ebd4729064ca835327c4ebd8e89aa869
(2024年12月18日 修正2 ;追記)
2024年12月17日14時49分に産経新聞からは、工事した2人が書類送検された、ライターに火をつけた店長と工事した2人はいずれもガスの臭いはしなかったと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づきタイトルも修正した)
警視庁捜査1課は17日、業務上過失致傷と業務上失火の疑いで、事故当時に工事に関わっていたいずれも男性の現場監督(37)=練馬区=と配管業者(62)=同=を書類送検した。
・・・
業者は調べに対し「一度ガス管かもしれないと思ったが、違うと思った」との趣旨の供述をしたという。
漏出源のガス管は数日後にガス供給が停止される予定だった。
爆発は2人が帰宅した約1時間半後に発生。
巻き込まれた男性店長は「ガスの臭いはせず、漏出には気付かなかった」と説明し、送検された2人も同様の説明をしているという。
https://www.sankei.com/article/20241217-RHXWZWD4EBOW5AP2FIBSASEUX4/
12月16日23時20分に時事通信からは、当初は固く締まっていたガス管が途中から空回りするようになったなど、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
・・・
2人は昨年7月3日、配管図を取り寄せるなど構造を事前に確認することなく、工事を開始。
ふたと一緒にガス管をパイプレンチで回し、外れた接続部からガス漏れを引き起こし、爆発で店長や通行人ら5人に重軽傷を負わせた疑いが持たれている。
水道業者は任意聴取に対し、当初は固く締まっていたガス管が途中から空回りするようになったと説明。
その時点で床下にある接続部が外れていたとみられるが、確認せずに立ち去っていた。
同庁は、接続部分を目視できなかったとしても、むき出しになっていた3階天井部分の同様の配管構造を観察したり、元栓を閉めるなどガスの漏出を防ぐ措置を講じたりしていれば、火災は防げたとみている。
火災は昨年7月3日午後3時15分ごろに発生。
開店準備中の店長と女性従業員(54)が顔や手などに激しいやけどを負ったほか、通行人の50代男性らもガラスの破片を浴びるなどしてけがをした。
店長は数十回にわたり皮膚移植などの手術を受けたが、完治していないという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024121601118&g=soc
2023年5月26日16時29分にYAHOOニュース(読売テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、大阪市の平野下水処理場で、加工した汚泥を貯めるタンクが爆発しました。
タンクは、4階建ての建物の2階から4階にかけて設置されていて、爆発により直径4メートルほどの蓋が吹き飛び、4階の壁や窓が大破しました。
当時、この建物では6人が作業をしていましたが、けが人はいませんでした。
事故があった処理場では、下水の中の汚泥を炭のような状態に加工し固形燃料にする作業が行われています。
大阪市の委託業者などによりますと、タンクの中の炭化した汚泥が想定の範囲を超えて発熱し、そこから発生した可燃性ガスと反応し発火したことが、爆発の原因だということです。
委託業者は、発熱を抑える設備を追加することで同様の事故を防げるとしていて、整備にかかる費用をすべて負担したうえで、運転再開に向け準備を急いでいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ca16fd8efbdebc8bfc6f61d44e73e6048f79f62
5月26日20時55分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、タンクの高さは約10m、対策として操作マニュアルも見直すなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、大阪市平野区にある「平野下水処理場」で高さ約10m、直径約4mのタンクが爆発しました。
タンクには汚泥を固形燃料にしたものが貯蔵されていました。
26日に市は、事故の原因がタンク内にあった炭化した汚泥が想定以上に発熱したことにより可燃性のガスが発生し、汚泥に引火したことであると発表しました。
今後は汚泥の異常発熱が生じないよう安全設備を追加したり操作マニュアルを見直したりするなどして、6月中旬にこの設備を再稼働をさせるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a2a28e335a412e002d52fa9d5339ac1e350d6f7
※昨年、2022年12月4日付で大阪市のHPに、当時の状況が下記趣旨で掲載されていた。
・・・
令和4年12月3日(土曜日)15時25分頃、平野下水処理場汚泥固形燃料化事業(PFI事業)施設内において、炭化物ホッパ(炭化炉で発生する炭化物を貯留する槽)が爆発する事故が発生しました。
現在、施設を停止しており、今後、爆発の原因を調査してまいります。
なお、爆発による人的被害及び現時点での周辺地域への物的被害はありません。
・・・
4.経緯
令和4年12月3日(土曜日)15時25分頃、特別目的会社が炭化炉立ち上げ作業をしていたところ、爆発が発生しました。
直ちに特別目的会社により警察及び消防へ連絡しました。
15時40分頃、警察及び消防が現地に同時到着し、直ちに警察による施設西側道路の通行止めが行われました。
また、炭化物ホッパ内が高温状態であったため、降温のため消防により17時20分頃より約20分間炭化物ホッパへ放水が行われました。
18時17分、警察及び消防の現場検証が一旦終了し、同時に道路の通行止めを解除しました。
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kensetsu/0000586033.html
(ブログ者コメント)
異常発熱と発生したガスが原因だったにしても、爆発したタイミングが炉の立ち上げ作業時だったことが気になる。
炉の立ち上げ時に炭化不十分な汚泥がタンクに送り込まれたなど、なにか関連性はなかったのだろうか?
2023年4月2日13時44分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月1日午後2時半ごろ、富山県射水市にあるアルミ加工の事業所で、従業員が電気溶接機を使ってドラム缶を切断していたところ、ドラム缶が爆発する事故がありました。
【写真を見る】ドラム缶が爆発 “くず入れ”にしようと切断中に49歳男性が重傷か 富山・射水
この事故で、作業にあたっていた49歳の男性従業員が頭の骨などを折り、重傷とみられます。
警察によりますと、男性は屋外で1人で作業していて、作業所内にいた別の従業員が爆発音を聞いて外に出たところ、男性が倒れているのを見つけ、通報しました。
男性は、鉄製のドラム缶が不要になったため、くず入れとして利用しようと考えて電気溶接機でドラム缶を切断。
その際にドラム缶が爆発したということです。
現場には、そのドラム缶が残されていました。
切断していたドラム缶は「洗浄剤」が入っていたものだということですが、作業当時にドラム缶の中に何が入っていたかはわかっておらず、警察が詳しい事故原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0318a324ba0e0e3e398ac64b60f60ed07deea0c6
2023年3月11日8時25分に福島民友から下記趣旨の記事が、燃える工場の航空写真付きでネット配信されていた。
10日午後2時55分ごろ、二本松市高平のT社の従業員から「火災が発生した。ガス充填(じゅうてん)室で爆発が起きたようだ」と119番通報があった。
二本松署や安達地方消防本部によると、同社第1工場から出火、周囲の山林にも延焼した。
従業員の男性4人が救急搬送され、うち3人がやけどで重傷という。
同署が出火原因などを調べている。
【12世帯20人避難指示】
火災が発生したのは、卓上用こんろのカセットボンベを製造する工場。
救急搬送された4人以外の従業員は避難し、けが人は確認されていない。
同消防本部は同日午後5時17分、ガス爆発と延焼の恐れがあるとして、工場から半径500メートルの12世帯、20人に避難指示を出した。
避難指示を受け、二本松市は最寄りの岳下住民センターに避難所を開設。
住民20人と同社従業員を合わせて最大で30人が避難した。
また、火災の影響で東北道福島西―本宮インターチェンジ間の上下線が一時通行止めとなった。
現場はJR二本松駅から西に約3.4キロの高台にあり、周囲には山林が広がる。
【住民「大きな音、怖かった」】
現場では時折「バーン」という音とともに火の手が上がり、黒い煙が充満した。
周辺には爆風で吹き飛んだとみられる窓枠のような資材などが散乱し、爆発の激しさを物語った。
工場から上がる黒煙は二本松市役所からも見え、市内には消防車やパトカーのサイレンが鳴り響いた。
工場周辺は二本松署が立ち入りを規制し、従業員や近隣の住民は避難を促された。
火災発生時も勤務していた従業員は「ものすごく大きな爆発音が聞こえ、地震かと思った」と爆発の激しさを振り返った。
工場から約500メートル付近に住む70代女性は庭先を掃除していたといい、「『ドカーン』と大きな爆発音が1回聞こえ、怖かった。黒煙が上がり、煙臭かった」と不安げな表情を見せた。
周辺の山林で木を伐採していた70代男性は、「地響きのような音に驚いた」と話した。
岳下住民センターに開設された避難所に、家族4人で身を寄せた80代男性は、「何日ぐらい避難が続くか分からない。早く平穏が戻ってほしい」と表情を曇らせた。
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20230311-763343.php
3月12日7時4分にYAHOOニュース(福島民友)からは、アラームが鳴り爆発が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
二本松市のT社第1工場で10日に起きた爆発を伴う火災で、従業員が火災直前の状況について「アラームが鳴り、爆発が起きた」と話していることが11日、関係者への取材で分かった。
卓上用こんろのカセットボンベを製造中、何らかの原因で室内に充満したガスに引火した可能性が高いとみられる。
二本松署や安達地方消防本部は13日以降、消防科学研究センターなどと合同で実況見分を行い、原因などを詳しく調べる方針。
二本松署などによると、火災は10日午後2時50分ごろに出火し、約10時間後の11日午前1時10分ごろ鎮火した。
同本部によると、2階建て工場のうち、ガス充填室がある1階南西側の燃え方が激しく、同所から工場内に延焼し、1、2階合わせて6千平方メートルほどを焼いたとみられる。
同本部が爆発と延焼の恐れがあるとして工場から半径500メートルの12世帯、20人に出していた避難指示は、10日午後11時に解除された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/46826bdb7e30a3805026f1bcb260af0ba647d00c


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。