2013年7月24日18時58分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし5月、宇城市にある造船所でタンカーの清掃作業をしていた48歳の男性作業員が、およそ8mの甲板から転落し、死亡した。
熊本労基署が調べたところ、造船所では、この作業員に転落防止のためのベルトをつけさせるなどの安全対策をとっていなかったことが、わかった。
さらに、このタンカーでは、平行して溶接作業が行われていた。
労安法では、溶接作業を行う場所が転落の危険がある場合は、関係者以外の立ち入りを禁止しているが、死亡した作業員は、溶接作業には関わっていなかったという。
同署は、造船所がこうした安全対策を怠っていたとして、24日、造船所と現場責任者の45歳の男を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署に対して造船所は、「これまでに大きな事故がなく、法律上いけないことだとは認識していたが、対策をとっていなかった」と説明しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003256641.html?t=1374699998457
2013年7月16日20時58分にmsn産経ニュース埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前7時半ごろ、埼玉県三芳町北永井の解体作業場で、ダンプカーの荷台に乗り廃材を積む作業をしていた解体工の男性(69)地面に転落、搬送先の病院で同日夜、死亡した。
事故当時、別の男性作業員が操作するユンボが積み込み作業にあたっており、警察は業務上過失致死事件の可能性もあるとみて、当時の詳しい状況を調べる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130716/stm13071620580003-n1.htm
2013年7月11日18時44分にmsn産経ニュース千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また7月12日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
東金労基署は11日、労安法違反の疑いで、タンク等製造会社「M機工」と、同社専務の男(47)を書類送検した。
送検容疑は、2月22日、八街市内の工場内で製造中の高さ5mのタンクの上で従業員の男性(当時65)に作業を行わせた際、手すりや囲いなどの転落防止措置を講じなかったとしている。
同署によると、男性は同日の作業中にタンクの上から転落し、4日後に死亡した。
専務男性は、「時間と手間がかかるので、手すりなどの対策をしなかった」と話しているという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130711/chb13071118440003-n1.htm
11日午後7時ごろ、西海市大島町のO造船所の船の部品を作る作業棟で、屋根の張り替え工事をしていた板金業の男性(49)が10m下の床に転落した。
男性は病院に運ばれて手当てを受けたが、全身を強く打っていて、およそ3時間半後に死亡した。
当時、屋根の上では、男性を含め4人が作業をしていたということで、警察では、関係者から話しを聴いて、事故の原因や、転落防止対策など作業中の安全管理の態勢について調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034514231.html?t=1368391612818
さいたま労基署は8日、労安法違反の疑いで、建設業経営の男(45)を書類送検した。
容疑は昨年5月26日、さいたま市西区のテント倉庫で、転落の恐れがあったにもかかわらず足場を組むなど危険防止の措置を取らなかったとしている。
同署によると同日、高さ約6.7m、幅約4.5cmの梁の上でシートの張り替え作業をしていた男性作業員(50)が転落し、頭を強く打って翌27日に死亡した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130308/stm13030821500009-n1.htm
山口労基署は1日、下関市の運送会社「H貨物運送」と男性取締役(44)を、労安法違反(作業主任者の未選任)の疑いで書類送検した。
昨年10月18日、山口市鋳銭司のJA山口中央の倉庫で、従業員が高さ4mに積み重ねられた玄米袋から転落し、腰の骨が折れるけがを負った。
(ブログ者コメント)
「労安則428条」
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h7-0.htm
30日午前9時10分ごろ、高山市松之木町の「T製薬株式会社高山工場」で、この工場に勤める会社員の男性(51)が工場内の吹き抜けに面した4階の通路からおよそ9m下の床に転落し、全身を強く打って死亡した。
警察によると、男性は同僚3人と一緒に工場の4階部分にある倉庫で棚や床をモップで掃く作業をしていたということで、転落した通路には柵はなかったが、男性はベルトやヘルメットをしていなかったという。
警察は、一緒に作業していた従業員などに話しを聞いて事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083868341.html
19日午前10時半ごろ、日光市柄倉にある高圧線の鉄塔(高さ59m)で、塗装作業をしていた塗装会社社員の男性(34)が、足を踏み外して約20m下のコンクリート地面に転落、病院へ搬送されたが、全身を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、男性は同僚7人とともに、午前7時ごろから作業をしており、事故が起きたときはもう一人の社員と、足場の上でサビ取りなどの作業をしていたという。
事故を目撃した人はいないという。
現場は国道121号バイパス沿い。
命綱をつけていたかどうかなど、警察が安全管理上の問題も含めて、事故原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121119/tcg12111921280008-n1.htm
5日午前8時半ごろ、長崎市深堀町のF造船長崎工場で、作業員の男性(55)が建造中の貨物船内から約8.5m下の船底に転落、全身を強く打って約1時間半後に死亡した。
警察などによると、男性は下請け会社の社員で、前日に取り付けた換気ダクトが外れていることに気付き、別の作業員と2人で手直しをしていた。
作業を終えてデッキに出た際、誤って足を踏み外したとみて調べている。
船は完成間近だったため、転落防止用の安全柵は取り外されていた。
男性は転落防止用の安全ベルトを着けていたが、移動中のため、固定していなかったという。
(2013年4月6日 修正1 ;追記)
2013年4月5日19時1分にNHK長崎から、現場管理者は作業場所が転落の危険性があることを認識していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎労基署は5日、現場管理者が男性作業員の作業場所が転落の危険性があることを認識していた上、事故の2日前に手すりがないことに気づきながら必要な措置を怠ったとして、福岡市にある「F造船」と長崎市にある下請け会社の「H商事」それに、それぞれの会社の34歳と37歳の現場管理者の男を労安法違反の疑いで書類送検した。。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033697481.html?t=1365194789415
15日午前8時すぎ、小国町足野水の山の中で、電柱に上って高さ6mの場所で電話線の接続工事をしていた作業員の男性(65)が、腰に付けていた安全ベルトにつながれたまま宙づりの状態になっているのを、あとから現場に到着した仲間の作業員が見つけ、消防に通報した。
男性は、地面に降ろされた時には意識があったというが、その後、意識を失い、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は胸部圧迫による窒息死で、警察は、腰につけていた命綱がずれて胸を圧迫したとみている。
男性は、電話線と平行しているワイヤーに長さ約2mの命綱を結んでいた。
発見当時は、命綱が巻かれたまま胸まで上がっている状態だったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6025759641.html?t=1350338896455
http://www.yamagata-np.jp/news/201210/16/kj_2012101600459.php
(ブログ者コメント)
安全ベルトを着用していても、落下時に今回のような胸部圧迫とか内臓破裂などを起こすことがある。
使用上の注意点などは、以下に詳しい。
http://www.cranenet.or.jp/susume/susume05_04.html
1日午前9時45分ごろ、埼玉県川口市芝西の建設現場で、木造2階建て住宅の2階の床板を取り付ける作業をしていたとび職の男性(37)が1階に転落した。
男性は頭を強く打ち、約2時間後に死亡した。
警察によると2階は高さ約3mで、男性は足を踏み外して転落した際、梁に頭をぶつけ、ヘルメットが脱げた状態で1階床のコンクリート部分に頭を強打したとみられる。
男性は命綱を身に付けていたが、固定していなかったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121002/stm12100211130000-n1.htm
(ブログ者コメント)
この事例がそうだったというわけではないが、ヘルメットをかぶる際は、あご紐をちゃんと締めておくこと、その大切さが思い浮かんだ。
今年7月、宇検村の道路工事現場で測量をしていた男性が土手から転落し、死亡した事故で、名瀬労基署は25日、工事を請け負っていた建設会社を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は今年7月4日、宇検村湯湾で県道の工事の測量をしていた土木作業員の男性(45)が土手からおよそ14m下に転落し死亡したもの。
この事故について同署は、現場に手すりを設けるなどの墜落防止の措置をとっていなかったとして、工事を請け負っていた宇検村の建設会社と当時の現場監督の47歳の男性を労安法違反の疑いで、25日書類送検した。
同署によると、防護柵の高さ約85cmの手すりは、事故の前日に、斜面の整形作業の邪魔になるとして取り外されていたという。
出典URL
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00229254_20120925
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120925/crm12092512490016-n1.htm
21日午前8時ごろ、丸亀市にあるI造船の工場で、下請け会社の作業員の男性(70)が、ドック(長さ370m、幅約60m、深さ約12m)の底に転落した。
ドックに水は入っておらず、男性は、首や胸などを強く打って病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察の調べによると、男性は、当時、2人の作業員とともにドックを洗っていて、ホースを引き上げるためのロープがドックの側面にひっかかったため外そうとしているうちに転落したという。
警察では、一緒に作業していた作業員や会社の関係者などから事情を聴くなどして、転落した原因や安全管理に問題がなかったのかなどを詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035187991.html
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20120922000176
一方、9月22日付の朝日新聞香川全県版(聞蔵)からは、若干違った、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、現場のドックでは9万5千トンの大形貨物船を建造していた。
男性は、同僚6人と一緒に午前1時ごろから、船体に付いた海水などを洗う作業をしていたという。
ホースを付け替える作業で使うロープが作業用通路の手すりにひっかかり、外そうとした際に誤って転落したという。
30日午前9時25分ごろ、村山市の市西部土地改良区千座川第1段揚水機場で、改修工事をしていた会社員の男性(29)が建物2階の吹き抜け部分から約10m下の1階コンクリート床面に落下、全身打撲で骨折の重傷を負った。
警察によると、男性は他の作業員2人と足場の鉄骨資材を2階から1階に下ろす作業中で、2階でクレーンなどの状態を確認していたという。
命綱などは、着けていなかったという。
(2012年10月28日 修正1 ;追記)
2012年10月26日付で朝日新聞山形版(聞蔵)から、当時の若干詳しい状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。
村山労基署は25日、天童市の建築資材会社「M社」と同社の男性常務(51)を、労安法違反容疑で書類送検した。
同署によると、同社は、足場の設置工事をした際、手すりを設けるなどの安全策を講じず、約5mの高さの場所で資材の搬入作業をさせた疑いがある。
常務が現場を離れたすきに、男性作業員(29)が高さ約11mの別の場所から転落し、胸の骨が折れるなどの重傷を負ったという。
29日午前7時ごろ、大田市の中国電力の電柱置き場で、トレーラーの荷台で電柱を降ろす作業をしていた会社員の男性(51歳)が誤って地面に転落し、落ちてきた電柱の下敷きになった。
男性は病院へ運ばれたが、全身を強く打っていておよそ2時間後に死亡した。
警察によると、男性は今朝トレーラーで13本の電柱を運び込み、荷台から転がしながら降ろす作業を1人でしていたという。現場には4人の同僚がいたという。
電柱はコンクリート製で長さは15m、重さは1.5トンだという。
警察では、近くでトレーラーを誘導していた男性から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4034619421.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。