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2019年1月23日17時15分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前7時55分ごろ、神戸市須磨区の市営地下鉄西神・山手線名谷駅の改札内側で、天井にある点検口のアルミ製ふた(58cm四方、2.9kg)が約3.5m下の床に落ちているのを女性客が見つけ、駅係員に届けた。
防犯カメラに、直前に落下した映像が映っていた。
通勤ラッシュの時間帯だったが、けが人はいなかった。
市交通局によると、何らかの原因でふたのロックが外れ、衝撃で落ちたとみられる。
21日に外壁工事に伴ってふたを開けたが、担当した業者は同局の聴き取りに対し、異常はなかったと説明しているという。
出典
『地下鉄名谷駅の天井からアルミ板が落下 神戸』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201901/0012003197.shtml
1月23日付で神戸市のHPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。
・・・・・
4.落下の原因
天井点検口の蓋のロックが何らかの原因で外れ、その衝撃で軸受け側が破損し落下した模様です。
蓋のロックが外れた原因は不明です。
5.点検結果
本日、市営地下鉄西神・山手線、海岸線全駅のホーム・コンコースの天井点検口の緊急の目視点検を実施した結果、異常は認められませんでした。
出典
『市営地下鉄西神・山手線 名谷駅コンコース天井点検口の蓋落下について』
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/01/20190123701101.html
2019年1月23日18時10分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・高槻市で23日朝、市の水道工事中に送電線が切断され、大学病院やデパートなどが停電となったことについて、市は23日夕方、会見を開き、「多大なご迷惑をおかけしました」と謝罪した。
高槻市によると、23日午前、市の水道工事で業者が誤って大規模施設向けの2万ボルトの送電線を切断し、午前4時すぎから市内中心部にある5つの施設で停電した。
市によると、大阪医科大学と松坂屋高槻店、第一三共プロファーマの工場では停電が続いているという。
このため、大阪医科大学附属病院では外来の受け付けや救急患者の受け入れを終日見合わせたほか、松坂屋高槻店が臨時休業とするなどの影響が出た。
これについて、市は午後4時半から会見を開き、水道事業の責任者など5人が出席した。
この中で吉里水道事業管理者は、「事業所、工場、市民の皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」と陳謝した。
そのうえで、原因を究明して再発防止に努めたいと説明した。
関西電力によると、これまでのところ、一般の家庭では停電の情報は入っていないという。
関西電力では復旧作業を進めているが、全面復旧は24日未明ごろになる見込みだとしている。
【病院の利用者は】
・・・・・
【臨時休業のデパートでは】
・・・・・
【市と関電 認識に違い】
停電の原因について、高槻市は23日朝、市道の地下に新たな水道管を敷設する工事を行っていた際に、大規模施設向けの2万ボルトの送電線4本のうち3本を工事業者が誤って切断したと説明した。
市によると、工事に先だって市と関西電力との間で協議を行ったということだが、切断された送電線については把握することができず、工事用の図面にも記載されていなかったという。
高槻市は、関西電力とのやりとりについて詳しいいきさつを調査するなど原因を究明して、再発防止に努めたいと説明している。
一方、関西電力は、「工事管理者である高槻市と去年8月以降、複数回にわたって設備への影響について事前協議をしていて、その中で図面を使って、地中ケーブルが埋設されていることを説明している。詳細なやりとりについては、現在、確認を進めています」とコメントしている。
出典
『高槻で送電線切断 病院など停電』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190123/0011864.html
1月23日21時41分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
市によると、昨年11月に現場を試掘した際、切断されたものとは別の幹線があることを確認し、図面に反映させたが、今回の幹線については把握していなかったという。
関電の担当者は、「幹線があることは市に伝えていたが、具体的にどんなやり取りをしたかについては確認中」としている。
停電した5施設のうち、アル・プラザ高槻(同市芥川町)と東レフィルム加工高槻工場(同市桜町)は、同日中に仮復旧した。
大阪医科大付属病院(同市大学町)など他の3施設も、24日明け方までに復旧する見通し。
同病院では病棟の暖房が利かなくなり、病院側の要請で市は毛布790枚を提供した。
出典
『工事図面に高圧幹線記載なく 切断で停電 大阪・高槻』
https://mainichi.jp/articles/20190123/k00/00m/040/231000c
2019年1月22日15時40分にNHK京都から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時半すぎ、京都市北区の賀茂川にかかる御薗橋で、橋の架け替え工事に使われていたクレーン車のアームが突然折れ曲がり、一部が橋の車道に倒れ込んだ。
アームは道路脇のガードレールを押しつぶし、車線の一部を遮るように横倒しになったが、車などへの接触はなく、けが人はなかった。
京都市によると、クレーン車は、当時、川の一部を土嚢でせき止めた場所に置かれ、橋の橋脚の土台を設置するために穴を掘るドリルがふらつかないよう、上からつって支えていたという。
最大で45mまで伸ばせるアームは、36mの長さで作業が行われ、根元に近い側で折れているということで、警察や市が当時の状況を調べている。
現場は、世界遺産に登録されている上賀茂神社から南西におよそ100m離れたところにかかる橋で、クレーン車の撤去のため、一時、通行止めになった。
出典
『クレーン車のアーム折れ橋の上に』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190122/2010002777.html
1月22日19時30分にABC NEWSからは、折れた部位の拡大写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前9時半過ぎ、京都市北区の上賀茂神社近くにかかる「御薗橋」で「クレーンが倒れて道路をふさいでいる」と、通行人の女性から110番通報があった。
警察によると、橋の改修に伴う川の掘削工事をしていたクレーン車のアームが途中で折れ曲がり、橋の上に倒れ込んだという。
けが人はいなかったが、通行が規制された。
警察は、アームに負荷がかかりすぎた可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『京都 御薗橋でクレーン車のアーム折れる』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/abcnews/region/abcnews-443
(ブログ者コメント)
ABC NEWSの写真によれば、アーム本体が座屈しているようにも見える。
2019年1月22日19時7分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前7時すぎ、能代市富町の武田さん(男性、94歳)の住宅が燃えていると、隣の家に住む人が消防に通報した。
消防が消火にあたったが、住宅の密集地のため周囲に燃え広がって住宅など5棟が全焼し、火元の住宅の焼け跡から男性2人が遺体で見つかった。
警察によると、消火活動にあたっていた能代消防署の消防隊員、藤田さん(男性、32歳)と佐藤さん(男性、26歳)の2人と連絡がとれなくなっているという。
警察は、遺体で見つかった2人は連絡がとれなくなっている消防隊員とみて、身元の確認を急いでいる。
また消防によると、この火事で武田さんが煙を吸って病院に搬送されたということだが、意識はあり、命に別状はないという。
現場はJR能代駅から北西におよそ400m離れた、住宅などが建ち並ぶ地域で、消防が通報を受けてから完全に火を消し止めるまでに6時間以上かかった。
夕方、記者会見を開いた能代山本広域市町村圏組合消防本部は、連絡がとれなくなっている2人の消防隊員は、火元の住宅のなかに逃げ遅れた人がいないか捜索のために入り、消火活動を行っていたが、その後、行方がわからなくなったことを明らかにし、当時の対応に問題がなかったか検証するとしている。
火災現場の近くに住む50代の女性は、「はじめに煙が見えたときは、火は燃え広がらずに消えるかと思って見ていたが、建物から炎が見えたあとは燃え広がるのが早かった。住宅が密集した狭い場所なので、燃え広がるのが早かったのではないか。消防も奥にある住宅になかなか向かえず、消火に手間取っている感じがした」と話していた。
また、「火元と思われる家の男性が、消防隊員に助けられながら一緒に歩いてくる様子をみた」と話していた。
また70代の女性は、「窓を開けて外を見たら、ものすごい勢いで煙と炎が出ていた。当時、風が強かったので、燃え広がったのかもしれない」と話していた。
また59歳の男性は、「途中で急に火の勢いが強くなり、大きな音がした」と話していた。
出典
『能代火災 2人死亡は消防隊員か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20190122/6010002898.html
1月23日7時6分に秋田魁新報からは、行方不明の署員2人の消火活動当時の様子が下記趣旨でネット配信されていた。
・・・・・
消火中の消防署員の殉職となれば、本県で初めて。
なぜ2人が命を落とす事態になったのか―。
現場に出動したのは63人。
2人は通報から3分後の午前7時11分、いち早く到着した部隊の一員だった。
火が見えず、煙もほとんどなかったことから、40代男性司令と3人1組で火元の店舗兼住宅に入り、逃げ遅れた人がいないか捜索した。
男性司令は7時25分、室内にいた火元の男性を外へ誘導。
2人は室内に残り、延焼を防ぐためホースで放水した。
しかし、7時30分ごろから10分程度の間に、突然、火が燃え広がったという。
別の1部隊は、装備品を投げ捨てて退避。
午前8時前には、立ち上る炎で中に入れない状態に。
無線で現場の消防士全員に安否確認したが、2人からの返答はなかった。
・・・・・・・・・
出典
『屋内で放水中に炎上か 能代火災、不明2署員「責任感強い」』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190123AK0001/
1月23日付で秋田魁新報からは、フラッシュオーバーが発生したらしいという下記趣旨の記事が、フラッシュオーバーの図解付きでネット配信されていた。
2遺体が見つかった今回の火災は、短時間で急激に燃え広がった状況から、「フラッシュオーバー」が発生した可能性がある。
専門家は、「火災現場でしばしば起きる危険な現象。予測は難しい」と話す。
フラッシュオーバーは、爆発的な燃焼現象の一種。
可燃物が燃えた際に発生する水素やメタンなど可燃性ガスが屋内に充満し、高熱にさらされて連続して発火することで起こるとされる。
札幌市消防科学研究所によると、天井付近の温度は800~1000℃に達する。
温度や酸素濃度などで状況は異なるが、建物が全焼するような火災で、たびたび生じるという。
能代山本広域市町村圏組合消防本部によると、富町の現場では、当初、煙がほとんどなかったが、その後、10分程度で一気に燃え広がった。
本部の聴取に、退避した部隊の署員は、「前後が見えないほど濃い煙が地面まで下り、熱気が強まった」と話したという。
消防関係者によると、フラッシュオーバーは消防士にとって基礎的な知識。
発生前には、煙が黄色を帯びてきたり、火の気がない所から煙が出たりする兆候があるという。
「退避は基本的に自己判断だが、暗い屋内では煙に気付きにくく、兆候に気付かない場合もある」と、県央部の消防士。
後方から活動を見る人を配置するなどの対策は欠かせないとする。
東京理科大学火災科学研究所の松原美之センター長も、死角で兆候が出る可能性もあるとして、「全体の状況を見極める役割が大切」と話す。
フラッシュオーバーと比較されるバックドラフトは、密閉空間で物が燃えている最中にドアを開けるなどした際、酸素不足で弱まっていた火勢が一気に強まり、爆発的に燃焼する現象。
出典
『フラッシュオーバー発生か、専門家「予測は困難」 能代火災』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190123AK0025/
1月25日6時58分に秋田魁新報からは、3隊が一緒に消火活動していたなど下記趣旨の記事が、現場の見取り図付きでネット配信されていた。
不明になっている消防署員2人の隊を含む計3隊が、火元の男性(94)方のボイラー室周辺で合流し、消火に当たっていたことが24日、消防への取材で分かった。
なぜ2人だけが退避できなかったのか、能代山本広域市町村圏組合消防本部は、出動した隊員からの聞き取りや無線記録の分析などを進めている。
火元となった男性の店舗兼住宅では、藤田さんと佐藤さんの隊を含む2隊が市道に面した車庫から、残る1隊は西側から、それぞれ進入。
ボイラー室周辺が燃えていたことから、3隊が一緒に消火に当たった。
互いに会話も交わし、無線を所持した佐藤さんから放水を始めたとの連絡もあったという。
消防本部は24日、「外部の客観的な検証を確保する必要がある」として、調査委員会を設置した。
県や秋田市消防本部の協力を得て、当時の状況を調べている。
また、署員の惨事ストレスに対応する専門チームの派遣を総務省消防庁に依頼。
火災対応を優先するため、文化財防火デーに合わせて市内各地で予定されていた25日の防火訓練を中止とした。
・・・・・
警察によると、ボイラー室は、男性の店舗兼住宅から類焼した薬局の裏手にあり、ブロックで囲われ、煙突と屋根があった。
薪を燃やして給湯器具内の水を温め、配管を通じて風呂場や台所に配湯する仕組み。
男性が日常的に使っており、火災前日の21日夕に薪を燃やした。
当日は燃やしていなかったという。
出典
『ボイラー室周辺で放水 能代火災、不明2署員含む3隊活動』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190125AK0002/
1月26日付で秋田魁新報からは、遺体の身元が特定されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
能代署は25日、火元の焼け跡から見つかった2遺体は、消防士長の藤田さん(32)と消防副士長の佐藤さんだったと発表した。
また、死亡した2人が消火中、何らかの原因でホースの水が出なくなった可能性があることが判明。
消防は、2人が退避できなかったことと関連があるかを調べている。
消防によると、22日の活動開始後、屋内での放水時に通常1回出す「放水開始」の合図が、無線を所持していた佐藤さんから午前7時23分と7時半すぎの2回記録されていた。
水圧不足やホースが折れ曲がるといった原因で水が十分に出ない場合、複数回出すことがあるという。
火元とみられるボイラー室の周辺では7時25分ごろ、藤田さんと佐藤さんの隊を含む計3隊が合流。
その後、10~15分の間に急速に燃え広がった。
他の2隊は2人を見失ったが、濃い煙で視界が遮られたため、屋外に退避。
マスクを着け直して再び中に入ろうとした隊員が、炎の走る瞬間を目撃したという。
出典
『消火活動中、水出ず? 2遺体は消防署員と判明 能代火事』
https://www.sakigake.jp/news/article/20190126AK0002/
2019年1月22日12時40分に新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前2時ごろ、新潟市東区江南6のJR東日本新潟支社の新潟変電所で「煙が出ている」と、JR従業員から119番通報があった。
警察によると、送電設備の一部を焼き、約3時間後に鎮火した。
けが人はいなかった。
この影響で、JR信越線の新潟~新津間など4路線の上下線で、始発から運転を見合わせた。
同日に入試が行われた県内の私立高校では、4校が試験開始時間を遅らせるなどの対応を取った。
警察によると、出火当時、電線の張り替え工事を行うため、作業員が送電を制御する機器の電源を切ったところ、火花が散り、煙が上がったという。
JR東日本新潟支社によると、ほかに運転を見合わせたのは、白新線の新潟~新発田間、羽越線の新発田~村上間、越後線の新潟~内野間。
いずれも午前8時までに運転を再開したが、各路線で大幅な遅れや運休が出た。
県内では同日、多くの私立高で入学試験が始まったが、試験開始に間に合わない受験生が相次ぐなどしたため、北越、新潟青陵、東京学館新潟は1時間、帝京長岡は10分間、それぞれ試験開始時間を繰り下げた。
敬和学園と日本文理は定刻に試験を始めたが、遅れた受験生には面接時間を繰り下げるなど、個別に対応した。
JR新潟駅の万代口改札は午前8時前、通勤通学の時間帯と重なり、運転再開を待つ利用客でごった返した。
高校2年の男子生徒(17)は、「成績に影響する小テストが受けられなくなるのが心配」と話した。
火災現場は、新潟市立江南小学校に近い住宅街。
周辺にはプラスチックが溶けたような臭いが立ちこめ、消防隊員が消火活動にあたった。
近くに住むパート従業員の女性(71)は、「消防の放水の音が大きく、目が覚めた。黒い煙が上がり、驚いた」と声を震わせた。
出典
『JRの新潟変電所で火災 電車運転見合わせで高校入試にも影響』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190122445952.html
1月22日15時6分にNHK新潟からは、アース線を抜いた際に火花が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火事が起きた変電所では、22日午前9時半から、警察と消防あわせて15人が現場検証を行った。
警察の調べによると、火事がおきた当時、JR東日本の変電所では電線を張り替えるため、作業員3人が電気を止めるための作業にあたっていたという。
電源を落としたあと、「アース」の配線を抜いた際に、突然、火花が出て、電気ケーブルなどの設備が燃え、黒い煙が立ち上ったという。
警察の調べに対し、作業員は、「マニュアル通りに作業を行っていた」と話しているということで、警察と消防は、焼け跡などを詳しく検証して火事の原因を調べている。
出典
『JR変電所で警察消防が現場検証』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190122/1030006560.html
1月25日19時35分に新潟日報からは、外したケーブルを高圧線に近づけてしまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東日本新潟支社の今井支社長は25日の定例会見で、火災の原因について、作業員が電流を止めて外したケーブルを、高圧の電気が流れる配線付近に誤って近づけたため、発火したとみられることを明らかにした。
出典
『JR新潟支社長、変電所火災を謝罪 再発防止策を徹底へ』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20190125446888.html
2019年1月23日22時42分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日、成田空港の第1ターミナルで、ペルー人の旅行者が日本国内で土産物として購入した刃渡り20cmほどの包丁4本を手荷物のバッグに入れたまま、保安検査を通過した。
包丁は機内に手荷物として持ち込むことが禁止されているが、空港関係者によると、エックス線の検査で画像として映し出されていたにもかかわらず、検査員が見逃していたという。
旅行者は、搭乗する前にバッグに包丁を入れていたことに気づき、航空会社のスタッフにみずから申告して、4本とも放棄した。
連絡を受けた警察などが協議したところ、事件性はないことなどが確認できたとして、この旅行者は予定どおり、メキシコシティー行きの便で日本を離れたという。
国や成田空港会社などは、保安検査を担当した会社から詳しいいきさつを聞くとともに、再発防止の徹底を図ることにしている。
出典
『空港保安検査で包丁4本見逃し』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190123/1080004718.html
1月23日20時27分に共同通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
旅客は、検査後の出発エリア内で気付いて自ら航空会社に申告し、放棄して出国した。
国交省は、3日成田着の米国発便の機内で女性客が拳銃を所持していたことに対し、「重大な問題」として米運輸保安当局に再発防止を求めたが、日本側の検査にも不備があったことになる。
空港関係者によると、旅客は家族連れで、メキシコシティー行きのアエロメヒコ航空便に搭乗する前、「包丁は機内持ち込みが禁止されているのではないか」と申告した。
出典
『成田空港の保安検査で包丁見逃し 4本、搭乗前に旅客申告』
(2019年2月1日 修正1 ;追記)
2019年1月25日付で毎日新聞千葉版から、発覚当時の状況に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出国審査を終えた旅客が搭乗ゲートで航空会社の地上係員に機内への包丁の持ち込みの可否を尋ね、発覚したという。
持ち込み禁止の説明を受け、包丁は廃棄処分となった。
出典
『成田空港 手荷物保安検査、包丁4本見逃し /千葉』
https://mainichi.jp/articles/20190125/ddl/k12/040/205000c
1月31日16時13分にNHK首都圏からは、騒いでいる子供に気をとられて画面上の包丁を見逃したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田空港会社によると、包丁はエックス線の検査でモニターに映し出されていたが、担当した保安検査員は「近くで子どもが騒いでいたので気を取られてしまった」と、見逃しの理由を説明したという。
保安検査の際、モニターから目を離す場合は、いったん手動で画像を止めることになっているが、徹底されていなかった。
保安検査を担当した会社は、所属するすべての検査員に対し、改めて国が定める保安検査の手順を徹底するとともに、1人がモニターを監視する時間を、これまでの30分から20分に短縮するなどの再発防止策をまとめ、空港会社に報告した。
成田空港会社の夏目社長は31日の記者会見で、「同様の問題が起きないよう、空港で保安検査を担当するほかの会社にも再発防止を要請した」と話した。
出典
『検査見逃し「騒ぎに気取られた」』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190131/0024807.html
2019年1月21日21時59分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後6時ごろ、草津市にある立命館大学のキャンパスで、警備員から「研究施設の火災報知器が鳴っている」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、2階建ての研究施設の実験室から煙が出ていて、室内にあったテーブルの一部、およそ1m2が焼けたという。
この火事で、消火にあたった20代の学生2人が気分が悪いと訴えて病院で手当てを受けているが、命に別状はないという。
警察や消防によると、大学の研究員が材料を入れたビーカーを乾燥機にかけて実験室をはなれた後、物音に気づいた学生が見に行ったところ、火が上がっていたという。
警察と消防で、学生から話を聞くなどして出火原因を調べている。
出典
『立命館大学で火災 2人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20190121/2060001881.html
2019年1月20日9時47分に福島民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2009(平成21)年から昨年12月末までの10年間の夜間に起きた交通事故で、死亡した歩行者216人のうち、96.8%に当たる209人が、夜光反射材を着用していなかった。
65歳以上が過半数を占めており、県警本部は、反射材がお年寄りを交通事故から守る一助になると重視している。
着用率が低迷する中、警察官が高齢者方を訪れ、反射材を靴などに貼り付ける取り組みを強化している。
10年間の日の入りから日の出までに起きた交通事故を県警本部が集計した。
夜間歩行中の死者の67.6%に当たる146人が65歳以上だった。
反射材を利用していなかった高齢者は142人に上った。
負傷者は3101人で、うち未使用者は97.7%の3030人。
反射材を着用していたのは71人にとどまる。
負傷者に占める高齢者の割合は27.5%で、853人いた。
県警は、各警察署、交通安全団体と連携し、10年ほど前から、高齢者らに無料で反射材を配布している。
近年は、年間に少なくとも7万人に提供している。
着用率が低調な現状を受け、昨年11月の夕方から夜間にかけ、反射材着用率の調査を初めて実施した。
県内の高齢歩行者631人に反射材の使用の有無を聞き取った結果、着用していたのは30.6%の193人。
反射材を持っているのに使っていない人は、21.6%に当たる136人だった。
過去10年間に交通事故で死亡した歩行者は、日中も含め308人おり、このうち70%ほどが夜間に交通事故に遭っている。
【有効性の浸透が鍵】
県交通安全協会によると、車が下向きにライトを点灯させて走行した場合、ドライバーは反射材を着けた歩行者を、約60m以上手前で確認できる。
時速60kmでブレーキをかけた後、完全に停止する距離は44mで、比較的余裕を持って止まれる。
一方、反射材を利用せず、白や黄色といった明るい服装の人に運転手が気付くのは38m手前、黒っぽい服を着た人は26mとなり、衝突する危険性は高まる。
福島市の女性(77)は、3年ほど前、交通安全街頭キャンペーンで反射材を受け取った。
「どの程度効果があるのか、分からない」として、夜間に出歩く時でも身に着けないという。
県警は、反射材の有効性が浸透していない点が、着用率の低下につながっているとみる。
高齢者方を訪問した警察官は、「下向きライトの場合、運転手が真っ先に気付く部分だ」などと重要性を解説し、理解を得られた場合には、シールの反射材を靴に貼っている。
昨年9月には、ホームセンターのダイユーエイト全店に、反射材商品のコーナー設置を依頼した。
全店舗がコーナーを設け、反射材を来店者にPRしている。
県警交通企画課の吉田調査官は、「反射材の着用を習慣化してもらうことが重要。定着するよう取り組んでいく」と話している。
出典
『反射材で高齢者守れ 福島県警が啓発強化』
http://www.minpo.jp/news/detail/2019012059457
期せずして?同日、2019年1月20日12時47分に山形新聞からも、山形県内の交通事故死に関する同趣旨の記事がネット配信されていた。
装着率はゼロ%―。
県内で昨年までの5年間の交通事故犠牲者218人のうち、51人の歩行者が、夜間に車にはねられて亡くなっている。
その全員が夜光反射材を身に着けていなかったことが19日、県警交通企画課のまとめで分かった。
「反射材を着けていれば・・・」。
万全ではないものの、最悪の事態は避けられたかもしれないとの思いから、県警の担当者は「夜、出歩くときは、必ず身に着けてほしい」と呼び掛ける。
同課は、2014年から昨年までに、県内の交通事故による死者の状況を精査した。
5年間の死者218人のうち、歩行者は71人だった。
このうち、日没後の夜間にはねられて命を落としたのが51人で、共通している事項として、夜光反射材を身に着けていなかったことが分かった。
「反射材があれば、ドライバーからの発見がもっと早く、事故を回避できていた可能性はある」と、同課の担当者。
夜間、車に歩行者がはねられる事故では、運転者側の注意不足が大きな要因ではあるものの、暗いと車側からは歩いている人の姿がよく見えず、発見が遅れ、はねてしまうケースがあるという。
こうした場合、車の前照灯の明かりで照らされる夜光反射材を身に着けていれば、ドライバーから発見されやすくなる。
たすきやベストなどの他、靴に貼り付けるシールタイプもある。
ホームセンターなどで手ごろな価格で販売しており、交通安全運動期間中に配布している場合もある。
犠牲者の多くは高齢者だ。
県警は本年度、事故同様にお年寄りが被害に遭いやすい特殊詐欺(うそ電話詐欺)対策の一環として、高齢者宅を回り、留守番電話設定にする作戦も展開中。
訪問活動の中で夜光反射材を身に着けることを呼び掛け、靴などにシールを貼り付ける取り組みも進めている。
夜光反射材は、高齢者だけでなく、帰宅後、ジョギングや散歩などをする若い世代にも重要。
同課は、「事故から身を守るための手段の一つ。積極的に活用してほしい」と訴えている。
出典
『夜の外出、反射材が身を守る 県内・過去5年、輪禍犠牲者の装着ゼロ』
http://yamagata-np.jp/news/201901/20/kj_2019012000374.php
2019年1月19日18時50分に日本経済新聞(電子版)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いやが応でも目を引く金髪にしたのは6年前。
「もっと目立つかな」ぐらいで、特に理由はない。
むしろ、騒がしいのは周りの方。
「金髪の言うことなんて信じられない」との言葉も耳に届くが、名古屋大学准教授で教育社会学者の内田良さん(42)はスタイルを変えない。
「外見や肩書にとらわれず、内容で判断してほしい」と思うからだ。
生徒1人にかかる負荷は200kg超――。
2014年、運動会の組み体操で「ピラミッド」が巨大化している危険性を、数字とともに指摘した。
学校現場や教育研究者、ワイドショーまで巻き込む議論となり、16年にはスポーツ庁が、全国の教育委員会に安全対策を求める文書を送付。
全面禁止に乗り出す自治体も現れ、事故は急速に減った。
教育現場の常識を疑い、水泳の飛び込みや柔道での死亡事故など、数々の問題を統計データや事例を分析して提示。
「ブラック部活動」と、刺激的な表現で関心を引く。
教員や保護者に早く、広く伝わるよう、学術誌だけでなく、交流サイト(SNS)も駆使する。
思えば、学校の「当たり前」には昔からなじめなかった。
勉強も部活も、残さず食べねばならない給食も、強制されるのを人一倍嫌った。
高校では英語と数学しか勉強せず、国語や日本史のテストは赤点続きだった。
得意科目を生かして名大経済学部に進んだが、経済学には興味がわかない。
一方で、教養科目の「差別論」で、社会が抱える矛盾に衝撃を受けた。
就職先を探す周囲の男子をよそに、「なぜ主夫という選択肢がないのか」と考え続ける学生は社会学にのめり込み、研究の道へと進んだ。
4年前からは、教員の長時間労働や過労死について調査。
子供たちの問題に向き合うなか、「先生だって弱い立場なんだ」と気付いたそうだ。
金髪への拒否感も相まって、以前は「うさんくさいやつ」と見られることもあった。
ただ、「定額働かせ放題」、「ブラック職員室」と断じているうち、反応は変わり、耳を傾ける教員も増えてきた。
「人生、好きなことばかりやってきた」。
だからこそ、強制や理不尽に苦しむ人の姿に敏感なのだろう。
被害者や遺族と積極的に会う。
かつては、研究者は客観的な事実だけに基づき論じるべきだと考えたが、今は違う。
同じ目線に立ち、心を揺さぶられる。
「問題を繰り返さないよう、絶対に社会を変えてやるという原動力になるんです」
■6000枚のカード集
2006年、学校現場で子供が死亡した事故の事例を約20年分集め、学生5人とカードにまとめた。
その数6000枚。
まるで墓標のように感じた。
「転落」、「熱中症」などと分類し、要因や防ぐ方法を分析した。
研究者としての原点だ。
転落死について論文にまとめたものの、08年には東京で男児が体育館の天窓から転落し、亡くなる事故が再び起きた。
幅広く社会に発信し、警鐘を鳴らす重要性を痛感した。
出典
『学校の「常識」、疑い続け 教育社会学者の内田良さん』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40215750Z10C19A1CC1000/?n_cid=NMAIL007
(ブログ者コメント)
学校関係の事故に関し、何回も専門家としての内田氏の意見が報道され、そのことを本ブログでも紹介してきた。
その内田氏に関する記事ということで、参考までに紹介する。
2019年1月19日11時4分にデーリー東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青い森鉄道は18日、車両の緊急整備によって12日から運行本数を大幅に減らしている問題で、運行列車10編成のうち5編成の車輪に安全基準を超える傷が生じていたことを明らかにした。
原因は、荒天のためレールに多くの落ち葉などが付着し、強くブレーキをかけたため、車輪の負荷が大きくなったとみている。
同社は21日に通常ダイヤに戻す方針だが、天災以外でダイヤが長期間乱れるのは初めて。
合わせて上下123本の列車が運休し、1万人弱の利用者に影響が出る見通しだ。
同社が青森市の本社で記者会見して報告した。
車輪の傷は、列車がブレーキをかけ、回転が止まったままレール上を滑った際にできる「フラット痕」。
法令では
▽長さ7.5cm超の傷が1つでも発生
▽長さ5cm超の傷が2つ以上発生
のいずれかの場合、車輪の緊急整備が必要になる。
同社で問題が生じた列車は、最大で長さ25cm、幅1.5cm、最小で長さ5cm、幅1cmの傷が5編成(1編成2両)に計26カ所あった。
8日から16日までの目視検査で見つかったという。
現在、機械で車輪を削る「削正(さくせい)」を急いでいる。
千葉社長は会見で、「18年は台風の襲来が多く、倒木や停電、レール上の落ち葉の散乱などが車輪の負担増につながった可能性がある」と説明。
「多くの利用者に多大な迷惑を掛けている。心よりおわびする」と陳謝した。
同社の18年度ダイヤは、目時~青森間で1日当たり上下93本。
運行可能な列車編成が半減したため、「通勤、通学時間の朝夕も運休せざるを得なかった」(千葉社長)という。
20日までに9516人に影響が出ると試算している。
短期間に車輪に傷がつき、相次いで判明したことを受け、同社は検査周期を短縮するなどの再発防止策を講じる。
また、19、20日に控えるセンター試験については、「試験開始時間までに複数の列車が走るため、運休前後の列車で対応できると考えている」(千葉社長)として、バス代行は実施しないという。
出典
『【青い森鉄道大規模運休】車輪の傷発見相次ぐ 21日復旧方針』
https://this.kiji.is/459179498146333793?c=39546741839462401
1月19日3時0分に朝日新聞(青森版?)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青い森鉄道(青森市)は18日、記者会見を開き、車両整備による運休が今月12日から連日出ており、20日までに計123本が運休し、約9500人の足に影響が出る見込みだと明らかにした。
千葉社長は、「すべての利用者のみなさまにおわび申しあげます」と陳謝。
完全復旧は21日になる予定だ。
運休は連日10数本にのぼり、17日は最多の19本が運休した。
これほどの運休を出したのは、2002年の創業以来、初めてという。
稼働している10編成(1編成2両)のうち、半分にあたる5編成の車輪から基準を超える傷が見つかり、運行を休んで機械で車輪を削って傷を消す作業が必要となった。
同社は傷の原因について、昨夏の台風で大量の落ち葉がレールを覆ったり、冬の寒さでレールの表面が凍結したりして車輪が空転し負荷がかかったためとみている。
社内規定で6日以内に1回、目視による列車検査を行う。
車輪に5cm以上の長さの傷が2カ所、7.5cm以上の傷なら1カ所でもあれば、傷を消す作業を行う。
同社によると、傷が原因で運転に危険が生じるわけではないが、騒音などが大きくなるという。
出典
『青森)計123本運休、9500人に影響 青い森鉄道』
https://digital.asahi.com/articles/ASM1L6GBQM1LUBNB00J.html?rm=354
1月18日付で東奥日報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車両整備の影響で青い森鉄道の一部列車の運休が長期化している問題で、同社の千葉社長は18日、青森市内の本社で会見を開き、「多大な迷惑をかけた」と陳謝した。
問題のきっかけとなった、複数の車両で見つかった車輪の傷の原因について、冬期間のスリップ防止のため、ブレーキを多用した上に、例年よりも台風の接近が多く、レールに付着した落ち葉による空転を避けるために緊急ブレーキをかけた場面が複数あり、車輪への負荷が大きかった-との見方を示した。
作業のめどが立ち、21日には平常運転に戻る見込み。
出典
『ブレーキ多用原因か 青い森鉄道の車輪傷』
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/141155
2019年1月19日11時29分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時頃、東京都江東区大島で建設中の保育園(地上3階地下1階)から出火、計約200m2を焼いた。
この火事で作業員8人が煙を吸うなどしてけがを負い、このうち男性3人が病院に搬送された。
警視庁城東署幹部によると、現場では同日朝から作業員計29人が作業をしていた。
地下1階で鉄線を電動工具で切断する際、火花が近くの断熱材に引火して燃え広がったという。
同署は、作業手順などに問題がなかったかどうか調べる。
現場は都営新宿線西大島駅の北東約300mの住宅街。
出火当時、屋上にいた男性作業員(34)は、「『火事だ』という叫び声を聞いて驚いて逃げた。すぐに周囲が煙に覆われ、視界がほとんどなくなった」と話していた。
出典
『建設中の保育園で火事、8人けが…火花が引火か』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190119-OYT1T50043.html
2019年1月18日19時17分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、越前市の河川の工事現場でトラックが水路に転落し、下敷きになった建設会社社員の男性が死亡した事故で、武生労基署は安全管理を怠っていたとして、労安法違反の疑いで建設会社などを書類送検した。
書類送検されたのは、越前市横市町の建設会社「U建設」と43歳の男性の取締役。
同署などによると、去年11月、越前市内の河川の工事現場で60代の建設会社の男性社員が作業用のトラックを水路脇の仮設の道路に駐車し、およそ2m60cm下の水路に降りた後、トラックが動き出して水路に転落し、男性が下敷きになって死亡した。
労安法では、トラックなどを駐車し運転者が運転席から離れるとき、運転者に車が動き出さない措置をとるよう定めているが、同署によると、トラックにはサイドブレーキがかかっておらず、タイヤに車輪止めもしていなかったという。
このため同署は18日、建設会社と取締役の男性を福井地方検察庁に書類送検した。
出典
『トラック転落 会社など書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20190118/3050001312.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
サイドブレーキを引いていなかったトラックが動き出したということだが、映像を見ると路肩が崩れたように見えなくもない。
2017年8月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
(1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7478/
(2/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7477/
(2019年1月24日 修正3 ;追記)
2019年1月17日19時26分に大分合同新聞から、危険性を認識しながら作業させた当時の支配人などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月18日3時1分に大分新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は17日、業務上過失致死傷の疑いで、施設の責任者だった男性や死傷した2人を含む4人を書類送検した。
それぞれが安全確保のための措置を怠り、事故に結び付いたと判断した。
書類送検したのは、いずれも同パークの運営会社「城島高原オペレーションズ」の男性社員で、当時の支配人(54)と運行管理者(50)、点検責任者(47)。
亡くなった点検業者の男性=当時(44)=も、容疑者死亡のまま書類送検した。
支配人の送検容疑は、車両を走らせながら点検する危険性を認識しながら、指導・改善を行わず、作業させた疑い。
運行管理者は、走路上から作業者が退避したことを確認せずに車両を走らせた疑い。
死傷した2人は、車両を停止させずに走路上で作業した疑い。
県警などによると、2人は点検に集中していたため、気付くのが遅れたらしい。
同パークは事故発生から約2カ月間、ジュピターの運行を休止した。
再開に当たって、走路の監視カメラを4台から13台に増設。
作業マニュアルも見直すなど、再発防止策を講じた。
出典
『4人書類送検 安全確認怠った疑い 城島ジュピター』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/01/18/JD0057702622
『ジュピター死亡事故で4人を書類送検』
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=01170043889&day=20190117
2019年1月21日16時52分に熊本朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日17時21分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日、熊本市の国際交流会館で壁の一部が落下し女性1人がけがをした事故を受け、熊本市は、市が所有する同様の施設の点検を始めた。
落下があった国際交流会館では、21日午後から修繕工事を行った。
落下事故があったのは18日。
壁の一部85cm四方、重さ10kgのアルミ板1枚が、高さおよそ3mの壁から落ち、当時、現場の6階ホールで会議に出席し、壁のそばにいた女性の左肩にあたって軽いけがをした。
落下したアルミ板は音楽ホールなどで使用されている吸音板で、コンクリートの下地に専用の接着剤で固定されていた。
熊本市営繕課は、工法は一般的なもので不適切なものではないとし、落下した原因については、熊本地震や余震の影響も考えられるとしている。
熊本地震発生直後の2016年4月に、一度、目視による点検を実施しているが、その際は異常は見られなかったという。
熊本市の大西市長は今日の会見で謝罪し、次のように話した。
「パネルボードが落下するということはあってはなりませんし、負傷された方、主催者、会社などには誠意をもって対応させていただきたい」
パネルが落下し、女性がけがをした後も会議を続けたことについては、施設管理者と主催者などの協議の上決めたもので、問題はなかったとしている。
また市は、同様の工法で吸音板が固定されている熊本市民会館のホールなど、熊本市所有の10施設全てについて緊急点検を実施し、吸音材と下地との間に隙間が空いていないか、たるみが発生していないかなどを確認した。
各施設の点検作業は23日までに行う予定で、異常が見つかった場合は修繕も検討している。
出典
『熊本市 壁落下受け他施設でも緊急点検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20190121/5000004355.html
1月21日19時5分にテレビ熊本からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
民間企業が会議をしていたところ、壁のパネルボードが落下。
近くに座っていた女性の肩に当たり、軽いケガをした。
パネルボードは1994年に接着剤で取り付けられた。
市の担当者は、「劣化というよりも、熊本地震を含めた地震の影響があるのではないか」と話している。
出典
『熊本市国際交流会館の壁の一部落下で 大西市長が陳謝 他施設も点検』
(ブログ者コメント)
1月18日20時50分にネット配信された日本経済新聞の記事には、パネルが脱落した状態の壁の写真が掲載されている。
それを見ると、パネル1枚あたり10か所ほど、団子状の接着剤で接着されていた模様。
出典
『10キロパネル落下、1人軽傷 熊本市国際交流会館の内壁』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40205520Y9A110C1ACYZ00/
2019年1月18日23時49分に埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時45分ごろ、埼玉県富士見市東みずほ台2丁目、東武東上線みずほ台駅のホーム上で、富士見市の無職男性(81)が、元町・中華街発森林公園行き下り急行列車(10両編成)と接触した。
跳ね飛ばされた男性は、弾みでホーム上の女性2人に衝突した。
男性は頭などを強く打って死亡、女性2人は頭や肘などにけがを負った。
警察が詳しい事故原因を調べている。
警察によると、80代女性が頭を強く打ち、20代の女性が手などにけがを負って病院に搬送されたが、意識はあるという。
列車が同駅を通過する際、ホームの端で線路上をのぞき込むように立っていた男性を運転士が発見し、急ブレーキをかけたが間に合わず、接触したという。
東武鉄道によると、同線は志木~川越市間の運転を見合わせ、午後0時25分ごろ、運転を再開した。
後続の上下34本が運休、最大1時間48分の遅れ、乗客約1万4000人に影響が出た。
出典
『駅ホームから線路のぞく男性、列車と接触して死亡 跳ね飛ばされた男性に衝突して女性2人けが』
https://this.kiji.is/459007165858088033?c=39546741839462401
2019年1月18日21時2分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時ごろ、沼津市大諏訪のT鉄工所大諏訪工場から「火事でけが人も出ている」と、従業員から消防に通報があった。
消防がポンプ車など10台を出して消火にあたり、火は2時間ほどで消し止められたが、この火事で、工場の作業場およそ100m2が焼け、作業員6人がけがをした。
警察などによると、このうち1人が体の広い範囲にやけどをして、ドクターヘリで病院に搬送されたという。
ほかの5人は、いずれもけがの程度は軽いという。
工場によると、この工場では主に半導体を製造していて、火事が起きたときは作業場で製造された部品をシンナーで洗浄する作業をしていたという。
現場はJR沼津駅から北西におよそ2kmの、住宅やマンションが建つ地域で、警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。
出典
『沼津市の鉄工所で火事6人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190118/3030001723.html
1月18日11時55分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時頃、沼津市大諏訪のT鉄工所・大諏訪工場の職員から「火を起こしてしまった。ケガ人がいる」と消防に通報があった。
消防による消火で午前11時56分に鎮火し、他の建物への延焼はないという。
消防によると、この火事で、建物内で働いていたとみられる男女6人がケガをしていて、うち5人は煙を吸うなどの軽傷だが、男性1人は体にヤケドをしてドクターヘリで病院に搬送されている。
工場の従業員によると、燃えたのは精密部品を溶剤を使って洗浄する部屋で、火災報知器が鳴り、すぐに火が広がったという。
出典
『「すぐ火が広がった」 鉄工所で火災6人ケガ 1人はドクヘリで搬送 静岡・沼津市』
https://www.fnn.jp/posts/2019011800000001SUT
2019年1月19日9時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
18日午前8時10分頃、甲府市のJR中央線朝日町ガードの下を通ろうとした大型トラックの荷台がガードに衝突、荷台がひしゃげて挟まり動けなくなった。
トラックは約1時間20分後にレッカー車で撤去され、男性運転手にけがはなかった。
JR東日本によると、ガードの高さ制限は3.2m。
事故による設備の破損や電車の運行への影響はなかった。
現場近くにいた警備員男性は、「『ドーン』という大きな音に驚いて見に行ったら、トラックが動けなくなっていた」と話した。
出典
『ガード下を通れず、トラックが挟まる…80分間』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190119-OYT1T50007.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、トラ塗装の梁の下部に箱型荷台の先端が引っ掛かっている。
見た目、あと数cm荷台が低ければギリギリ通過できたかも・・・といった感じだ。
2019年1月17日16時0分に読売新聞(栃木版?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
寒さが厳しくなり、栃木県警が道路の積雪や路面の凍結によるスリップ事故の増加に警戒を強めている。
県内では昨年1月下旬に平野部でも30cm近く雪が積もり、22日から25日にかけての4日間だけで、計623件ものスリップ事故が発生した。
日陰になったトンネル出入り口などでは、雪や氷が解けてぬれた路面と見分けがつかない「ブラックアイスバーン」状態になりやすく、一般的な凍結路面と同様に、ブレーキをかけても車が止まりにくいため、県警は特に注意を呼びかけている。
県警交通企画課によると、昨年は1月18日未明から朝にかけても、前日に降った雨により路面が凍結するなどしてスリップ事故が相次ぎ、宇都宮市や鹿沼市など県央地区を中心に、人身・物損で計289件の事故が発生した。
この時の事故について県警が分析すると、事故車の約8割が、スタッドレスタイヤを装着していたにもかかわらず、停止できずに前の車に追突したり、道路外にはみ出してガードレールに衝突したりしていたという。
同課の担当者は、「スタッドレスタイヤを過信せず、適切な速度や車間距離で走ることが何よりの事故防止になる」と話す。
日本自動車連盟(JAF)の実験でも、その言葉の通りの結果が出ている。
時速40kmで走る車が圧雪路面でブレーキをかけて止まるまでの距離を計測したところ、スタッドレスタイヤを装着した車は17.3mで、ノーマルタイヤ(29.9m)やチェーン装着(28.4m)よりも、大幅に短い距離で停止することができた。
しかし、凍結路面(アイスバーン)では、スタッドレスタイヤは78.5mで、ノーマルタイヤの105.4mよりも短かったが、チェーン装着の59.0mと比べると、効果が十分とは言えない結果となった。
県警やJAFが特に注意を呼びかけているのが、ブラックアイスバーンだ。
路面に張る氷の膜が薄いため、ぬれただけのように黒く見える。
その分、路面の凍結に気づきにくく、スピードを緩めないまま走行して、スピンするなど事故につながるケースが多い。
ブラックアイスバーンは、トンネルの出入り口のほか、冷たい風にさらされる橋の上などで、夜や明け方に発生しやすい。
東日本高速道路・宇都宮管理事務所は、東北自動車道の佐野藤岡インターチェンジ(IC)~栃木IC間、北関東自動車道の足利IC~太田桐生IC間などの高架橋やトンネル周辺で、重点的に凍結防止剤をまくなどの対策を施している。
JAFの担当者は、「路面凍結が予想される寒い日には、急アクセルや急ブレーキなど『急』のつく操作を控え、車間距離を多めにとってほしい。もしブラックアイスバーンなどに遭遇しても、ハンドルを動かすと大変危険なので、必ず固定するようにしてほしい」と話している。
出典
『「黒い氷」見分けつかない、スリップ事故多発』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190117-OYT1T50080.html
※本件、昨2018年12月9日19時0分にJ-CASTニュースからも、同趣旨の記事が
ネット配信されていた。
冬になるとドライバーを悩ませるのが、凍った路面だ。
気を付けて運転しているつもりでも、「凍結した路面でスリップした」、「ブレーキを踏んでも車が止まらなかった」という経験をした人はいるだろう。
なかでも昨今、冬場の道路の危険現象としてツイッターで指摘されているのが「ブラックアイスバーン」だ。
その「正体」を探るため、J‐CASTトレンドはJAF(日本自動車連盟、東京都港区)に取材した。
【アスファルトの色が見えているので油断しがち】
「『ブラックアイスバーン』は路面に薄い氷の膜ができ、濡れた路面のように見える状態のことです」
JAF広報部から、このような回答を得た。
ブラックアイスバーンは、見た目として道が凍っているのか濡れているのか判断がつかないのが特徴のようだ。
だが、単に濡れた道とは危険度が段違いに高い。
JAFはウェブサイトで、時速40km走行する車が、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動する急ブレーキをかけて停止するまでの距離を計測したテスト動画を公開している。
その距離は、路面が雨などで濡れている状態で11mなのに対して、ブラックアイスバーン状態では69.5m、6倍以上という結果が出ている。
動画では、ブラックアイスバーンについて「アスファルトの色が見えているので油断しがちだが、表面が凍っているため、氷盤と同じように滑ってしまう」と説明している。
【寒さが厳しい地域特有ではない!】
ブラックアイスバーン状態になっている道では、スリップによる落輪や衝突事故が想定される。
対策についてJAFは、「急ブレーキ・急ハンドル・急アクセルなど、『急』のつく運転をしないこと」、「前方をよく見て車間距離をあけ、早めのブレーキ操作を心がけること」を挙げた。
JAFによると、ブラックアイスバーンが発生しやすい時間は、「昼間に積もった雪がとけたり、雨が降ったりした後の冷え込みが強くなる夜間や明け方」。
また、場所は「多くの車が停止や発進をくりかえす交差点」が考えられるという。
北海道や東北などの寒さが厳しい地域特有の現象ではない。
条件次第では関東でも発生する可能性があり、注意が必要だ。
出典
『濡れた路面と思ったらブレーキ効かない 超危険「ブラックアイスバーン」の
恐怖』
https://www.j-cast.com/trend/2018/12/09345343.html?p=all
2019年1月19日2時41分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後10時25分ごろ、北海道当別町茂平沢の無職、古市さん(男性、66歳)の自宅玄関の数10cm手前で古市さんが倒れているのを、警察官が見つけた。
古市さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は低体温症による凍死だった。
現場付近は、当時、吹雪で視界が遮られる「ホワイトアウト」で、古市さんは玄関前にたどりつきながら、力尽きたとみられる。
そばには玄関の鍵が落ちていた。
当別町は札幌市の北側にあり、札幌管区気象台によると、当時の当別町内の気温は不明だが、隣接する石狩市は氷点下11.2℃にまで冷え込んでいた。
警察によると、古市さんから17日午後4時20分ごろ、「車が雪山に突っ込んだ」と110番があった。
「自力で脱出できる」とも語ったが、その後、連絡が途絶えた。
署員が捜したところ、午後10時過ぎ、自宅から約120mの路上で雪山に突っ込んだ車を発見。
自宅に向かい、古市さんを見つけた。
古市さんは1人暮らし。
運転中にホワイトアウトで視界が利かず、雪山に数回突っ込んだ後、車を置いて徒歩で自宅に向かっていたとみられる。
出典
『猛吹雪「ホワイトアウト」で家見えず 自宅数十センチ手前で凍死 北海道当別町』
https://mainichi.jp/articles/20190118/k00/00m/040/201000c
1月18日21時11分にNHK北海道からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時20分ごろ、当別町茂平沢の古市さん(66)から、「雪山に車が突っ込んでしまった」と携帯電話で警察に通報があった。
警察官6人が携帯電話の位置情報を元に、自宅を含む半径およそ3kmの範囲を中心に捜索したところ、およそ6時間後の17日午後10時すぎになって、古市さんが自宅の玄関前で倒れているのが見つかった。
また、同じころ、車も自宅からおよそ100m離れた路上で見つかったという。
古市さんはまもなく死亡が確認され、警察が調べた結果、18日午後になって死因は低体温症とわかったという。
警察によると、当時、現場周辺は吹雪で視界がほとんどない状態だったという。
また、捜索を始めた当初は、自宅やその近くに車も古市さんの姿もなかったということで、警察は、古市さんが自ら車を雪山から出したあと、自宅に戻ろうと周辺をさまよっていた可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べている。
古市さんを発見するまでにおよそ6時間かかったことについて、対応にあたった北警察署は、「男性の通報内容では現場の特定につながる情報が得られなかった上、その後、繰り返し電話をかけても通じず、発見に至らなかった。残念な結果となったが、当時は暴風雪に伴う事故などが相次ぎ、人員が限られる中で捜索にあたったもので、最善は尽くしたと考えている」とコメントしている。
出典
『自宅前で男性が低体温症で死亡』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190118/0007152.html
(ブログ者コメント)
前も見えないほどの暴風雪で命が失われた事故として、6年前の特に湧別町の事例を思い出した。
(2013年3月3日付 日本経済新聞)
想像を超える暴風雪の猛威が、家族の命を次々と奪った。
北海道中標津町で母子4人が車内に閉じ込められ、湧別町では寒さから守るように父親が娘に覆いかぶさったまま力尽きた。
「もう少し早ければ」。
救出に当たった隊員は唇をかんだ。
「車が雪に埋もれ、人が中に閉じ込められている」。
2日夜、4人が閉じ込められた中標津町の現場近くの人から119番があった。
中標津消防署によると、隊員18人が救急車や指揮車に分乗し、署を飛び出した。
現場まで約11km。
猛吹雪で視界はなく、除雪車の先導で向かった。
通報から到着まで約2時間。
隊員の一人は「30年やっているが、こんな雪と風は初めてだ」と話した。
現場周辺は2~4mの雪に埋もれ、隊員はスコップで掘り進んだ。
車内にMさん(40)と子供の姿があったが、心肺停止の状態。
病院で死亡が確認された。
Mさん方の近所に住む酪農業の女性(59)は、「Mさんは、私が1カ月ほど入院したとき、代わりに犬の散歩をしてくれる、親切で明るい人だった。子供たちも、挨拶をするいい子だった」と、声を落とした。
湧別町の農業用倉庫前では、2日夜から車を残し、行方不明になっていた近くの漁師、Oさん(男性、53歳)と長女のKさん(9歳)が倒れているのが見つかった。
Oさんは、倉庫の扉と自分との間にスペースを作ってKさんを入れ、覆いかぶさっていた。
Kさんは問い掛けに泣き声を上げたが、Oさんは搬送先の病院で死亡が確認された。
凍死だった。
捜索を指揮した遠軽署幹部は、「風雪から娘をかばったのだろうか」とつぶやいた。
3日の夜明けから始まった捜索。
「どこかの建物に避難していてほしい」。
遠軽署員らは祈るような気持ちで、周囲に点在する住宅や牧場を徒歩で回った。
途中、車体が雪に埋まり乗り捨てられた車を何台も見かけた。
〔共同〕
出典
『体張り9歳の娘守った父が凍死 風雪猛威、命奪う』
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0301E_T00C13A3CR8000/
(2019年1月26日 修正1 ;追記)
2019年1月25日18時54分にNHK北海道から、下記趣旨の検証的音声情報がネット配信されていた。
「雪山に車が突っ込んでしまった」と警察に通報してきたが、名前や具体的な場所は言わないまま、電話は切れた。
携帯電話の契約者情報から男性の身元がわかり、携帯電話の位置情報を頼りに捜索を始めた。
しかし、位置情報でわかるのは自宅周辺の半径3kmの範囲まで。
猛吹雪で見つけられないまま6時間が経った頃、車と男性を見つけた。
数年に1度の猛吹雪で、立ち往生の車が少なくとも23台(去年までの3年間は2台だけ)あったため、警察などは対応に追われ、男性の捜索に当たれたのは警察官6人だけだった。
道内で9人が犠牲になった平成25年3月の暴風雪を教訓に、町は警察や消防などと連携して対応する新たな仕組みを作ったが、今回は活用されなかった。
町の仕組みでは、車が立ち往生するなどした場合、町の建設課が警察や消防から一元的に情報提供を受けることになっている。
町は、この情報をもとに、除雪車を出動させたり救助を要請したりといった対応にあたり、その結果を関係機関に提供して情報を共有する。
現場がはっきりわからない場合は、町がパトロールの車を出すこともあるという。
しかし今回、警察から町に連絡があったのは、男性が見つかった翌日だったということで、町が対応する余地がなかった。
警察は取材に対し、町に連絡する必要はないと考えていたと話している。
町の関係者は、仕組みができてから5年以上たち、関係機関で認識が薄れていた可能性があるとしている。
一方、関係機関への周知不足も背景にあったとみられ、町は今回の事態を受けて、近く、関係機関が顔を合わせて話し合う場を設けたいと考えている。
出典
『猛吹雪の中死亡 そのとき何が』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190125/0007350.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
新たな仕組みを使った訓練などは行われていたのだろうか?
2019年1月18日21時38分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は18日、三重県四日市市から愛知県弥富市へ、公道を通って変圧器1台(15トン)をトレーラーで輸送する途中、人体に有害なポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む油が最大約50mℓ流出した可能性があると発表した。
油が漏れないようにする処置が不十分だった。
少量で、トレーラー監視のため後方を走っていた輸送業者の車には油が付着しておらず、飛散は限定的とみられるとして、中部電は「ただちに健康や環境に影響はないと判断している」と説明した。
四日市火力発電所1、2号機の廃止に伴い、17日午後2時から3時半にかけ、変圧器を弥富市の処理施設に運んだ。
流出跡が到着後に見つかり、200mℓあった油が150mℓに減っていた。
PCBは熱に強く、電気機器の絶縁油などに使われる。
毒性が強く、自然界では分解が難しい。
〔共同〕
出典
『中部電、輸送中PCB流出 人体に有害、三重―愛知間 』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40209740Y9A110C1CN8000/
1月19日10時0分に伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は18日、四日市火力発電所(三重県四日市市三郎町)から変圧器を搬出した際、絶縁油に含まれる有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)が県内などの道路上に飛散した可能性があると発表した。
同社によると、変圧器を運ぶトレーラーが愛知県弥富市内の処理施設に到着した際に発覚。
運搬していた委託会社の作業員が、トレーラーの荷台に絶縁油が付着しているのに気付いたという。
このトレーラーは17日午後2時ごろ、変圧器を積んで発電所を出発。
国道23号などを通って同日午後3時半ごろ、処理施設に到着した。
四日市、弥富市両市のほか、川越町、桑名市、木曽岬町を通過した。
絶縁油を抜き出した状態で変圧器を運搬したが、少量が残っていた。
飛散量は最大でも50mℓ程度という。
ビニールシートやテープなどで配管を養生する作業が不十分だったことが原因とみている。
変圧器の運び出しは、この日が初日だった。
残り3台の変圧器を運び出す必要があるという。
同社は、「ただちに健康や環境への影響はないと考えている。飛散を確実に防ぐ対策を講じたい」としている。
出典
『中電、路上に有害物質飛散か 変圧器運搬の車に付着』
https://this.kiji.is/459160934955975777?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
1月18日付で中部電力HPに掲載されていた記事の添付写真によると、大型機器の上部にある小配管に残留していたとのこと。
・・・・・
【飛散した原因・状況】
変圧器の無害化処理にあたり、抜油し輸送する際に、取り外した配管の開口部をビニールシートで覆う養生を実施しましたが、養生が不十分であったため、配管のくぼみ部分に残った絶縁油が、輸送に伴う振動によって養生部分から一部飛散したと考えております。
・・・・・
5 輸送した変圧器
総油量 8,900l(輸送時は、事前に絶縁油の抜油を実施)
PCB含有量 0.65mg/kg
(注)低濃度PCB:0.5mg/kg超過5,000mg/kg以下のものをいう。(0.5mg/kg超過が特別管理産業廃棄物として扱われる)
出典
『変圧器輸送中における絶縁油の飛散について』
https://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/pub_release/press/3270117_21432.html
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。