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2016年12月5日21時45分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後2時40分頃、大阪・枚方市交北の市道で、街路灯の保全作業をしていたアーム車の作業台に、走行していたトラックの荷台が接触した。
この事故でアーム車は横転し、作業台の上にいた男性(42)が病院に運ばれたが、頭などを強く打っていて、意識不明の重体。
警察は、トラックを運転していた京都府宇治市の運転手K容疑者(男性、56歳)を、過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕した。
調べに対し、容疑を認めているという。
事故当時、歩道に停車していたアーム車は、車道側に作業台を伸ばしていたということで、警察が事故の原因を調べている。
出典
『トラック接触 作業員が重体』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161205/4994321.html
12月5日22時56分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
停車中の高所作業車にトラックが衝突。
作業車は横転し、アーム先端のゴンドラにいた会社員の男性(42)が地面に投げ出された。
警察によると、男性はゴンドラで街灯の点検をしており、ほかに3人の作業員が、路上で警備などを行っていた。
ほかの作業員や通行人らに、けがはなかった。
出典
『高所作業車にトラック衝突、街灯点検中の作業員投げ出され重体 大阪・枚方』
http://www.sankei.com/west/news/161205/wst1612050109-n1.html
2016年12月5日13時47分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時ごろ、札幌市南区の住宅街で、「40代の男性作業員が高所作業車と乗用車に挟まれた」と、消防に通報があった。
「見に行ったときは心臓マッサージをされていた。ほとんど動かない状態」(近所の人)
男性は病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
現場は住宅街の下り坂で、男性は新築住宅の工事のため、高所作業車から降りてジャッキで車両を動かないように固定させていた最中だった。
警察は、男性が作業車のサイドブレーキを引き忘れた可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『作業車と乗用車に挟まれ男性死亡、サイドブレーキ引き忘れたか』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2930827.html
12月5日16時0分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日16時25分に北海道文化放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
下り坂を後退してきた高所作業車と乗用車の間に挟まれ、胸などを強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、高所作業車には誰も乗っておらず、駐車していた地点から10mほど後退したという。
サイドブレーキはかけた状態で、ギアはニュートラルという。
男性は住宅の新築工事のため、作業車の後方で作業中だった。
路面は濡れていたが、凍結はしていなかった。
警察は、作業車の固定やブレーキが不十分だったとみて調べている。
出典
『車に挟まれ作業員死亡』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0345328.html
『坂道の現場で・・・ギアは‘ニュートラル‘ 高所作業車と乗用車に挟まれ男性死
亡』
http://www.uhb.jp/news/?id=719
12月5日17時40分にNHK札幌からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性は、車体の外側に張り出した装置で持ち上げていた作業車を1人で路面に戻す作業をしていて、事故に巻き込まれたという。
警察は、現場の状況などから、サイドブレーキのかけ方が不十分だったことから作業車が動き出したのではないかとみて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『車に挟まれ男性作業員が死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161205/4971772.html
12月6日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅2階の換気口取り付け工事の作業を終え、坂道に停めていた作業車後部の固定装置を解除したところ、無人の作業車が約10m後退したという。
2016年12月5日21時23分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月5日18時49分に毎日新聞から、12月5日19時53分にNHK福島から、12月6日付で毎日新聞福島版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は、5日、福島第1原発3号機の原子炉に注水するポンプのうち、1つが同日午前10時2分ごろ停止し、約1時間も原子炉を冷却できないトラブルがあったと発表した。
東電は、別のポンプを使った注水に切り替え、約1時間後に冷却を再開した。
東電は、作業員が誤ってポンプのスイッチに触れたのが原因だと説明している。
普段は人がほとんど入らない、幅約85cmの狭いスペースだという。
東電によると、同日午前10時59分に別のポンプを起動させ、1分後に必要な注水量を満たしていることを確認したという。
3号機の原子炉建屋内や周辺のモニタリングポストで計測される放射線量に、目立った変化はなかった。
東電の説明では、午前10時2分ごろ、協力企業の作業員が別の作業員とすれ違う際によろめき、そのはずみで左肘が注水ポンプのスイッチを覆うカバーに接触し、衝撃でカバーが破損。
スイッチのレバーが動き、運転から停止に切り替わった。
同時刻に、ポンプ停止を知らせる警報が鳴ったという。
福島第一原発では、4日夜も、使用済み燃料プールを共用で冷却するシステムで、装置の弁の1か所が何らかの理由で開いていたため、1号機から3号機の使用済み燃料プールの冷却が一時、停止している。
東京電力は、「重要度の高い設備で人為的なミスが起きたことを重く受け止め、再発防止に取り組みます」としている。
出典
『原子炉注水ポンプが停止 福島第1原発3号機』
http://www.sankei.com/affairs/news/161205/afr1612050025-n1.html
『福島第一 3号機で注水ポンプ停止 東電「人為的ミス」』
http://mainichi.jp/articles/20161205/k00/00e/040/207000c
『第一原発3号機で注水一時停止』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054973601.html?t=1480972640512
『福島第1原発 3号機冷却停止 県、東電に対策要請』
http://mainichi.jp/articles/20161206/ddl/k07/040/019000c
(ブログ者コメント)
東電HPに3枚の写真が掲載されているが、現場は確かに狭い。
また、透明なプラスチックのカバーは、スイッチレバーを箱のように囲むタイプではなく、前面のみ囲い、側面は開いているタイプ。
それが接着剤で配電盤に取り付けられていて、接着部分が剥がれた・・・そのように見える。
『福島第一原子力発電所 3号機原子炉注水停止に伴う運転上の制限からの逸脱ならびに復帰について』
http://photo.tepco.co.jp/date/2016/201612-j/161205-02j.html
(2016年12月18日 修正1 ;追記)
2016年12月16日21時26分に朝日新聞から、警報点検中に警報が鳴ったため点検中の警報だと誤認していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
水を送るポンプが停止したのを知らせる警報が鳴ったのに、作業員が、点検で鳴ったものと誤認して対応をとっていなかったことがわかった。
東電が16日発表した。
ポンプ停止の把握が遅れ、別のポンプを動かして注水が再開するまで、1時間近くかかった。
注水の停止は、5日午前10時ごろ発生した。
幅85cmほどの狭い通路で作業をしていた作業員の服がスイッチレバーにひっかかり、レバーが動いてポンプが停止。
警報が鳴った。
一方、東電によると、この日は、原発内の各種の計器類の警報の点検が行われており、建屋では警報が何度も鳴っていた。
点検担当の作業員は、ポンプ停止の警報が鳴った際、点検かどうかの確認をしないまま、「点検による警報」と判断したという。
レバーが動いたことに気づいた作業員が東電の責任者に連絡し、注水の停止が確認されたのは、警報が鳴ってから約30分後だった。
別のポンプを起動したものの、結果的に、注水が約1時間にわたって止まった。
出典
『ポンプ停止の警報、作業員が点検と誤認 福島第一3号機』
http://www.asahi.com/articles/ASJDJ5CXPJDJULBJ00P.html
(ブログ者コメント)
〇スイッチがOFFとなった経緯、明確には報道されていないが、肘が当たってカバーが壊れ、その後スイッチレバーに服がひっかかって・・・ということだったのかもしれない。
〇似たようなトラブルは、前日にも起きていた。
東電HPによれば、状況は下記。
12月4日、午後10時39分頃、SFP二次冷却系循環ポンプ(A)の吸込圧力低の警報が発生しました。
現場状況を確認したところ、一次冷却系ポンプ(A)の軸受け冷却水(共用の二次冷却系により供給)配管のベント弁が「開」状態であることを確認しました。
これにより、共用の二次冷却系の圧力が低下し、SFP二次冷却系循環ポンプの吸い込み圧力が低下したものと推定しました。
再発防止対策として、一次系冷却ポンプ(A)軸受冷却水配管に設置されているベント弁(当該弁を含めて8個)を結束バンド等で固定しております。
http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1344001_8708.html
http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1344702_8708.html
〇一方、警報点検中に本当の警報が鳴った件だが、ブログ者が勤務していた工場では、点検で警報を鳴らす際は、担当者同士が「これから〇〇の警報を鳴らします」と、事前に連絡を取り合っていた。
今回、『点検かどうかの確認をしないまま・・・』と報道されているが、それは、事前に連絡があった警報が鳴ったのかどうかを確認しなかった、ということだろうか?
2016年12月3日5時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
Q.地震や暴風などで家屋が被害を受けた時、応急処置として屋根にブルーシートを使用していますが、なぜ一般的にブルーシートなのですか?
イエロー、ブラックなどのシートではいけないのですか。
A.今年4月に震度7の地震があった熊本県では、ブルーシートで屋根を覆う家屋が目立ちました。
シート製造大手の「萩原工業」(本社・岡山県倉敷市)によると、同社のブルーシートは、ポリエチレンを主原料とする合成樹脂繊維を加工してつくられています。
農業向けなどに銀色や迷彩色のシートもありますが、定番は青色です。
同社によると、1960年代まではオレンジ色が主流でした。
トラックの荷台にかぶせる用途で作ったシートがオレンジ色で、その後、一般向けに売られるようになったからだそうです。
ただ、その顔料に有害な成分が含まれているという話が業界内に広がり、70年代にシートメーカーや顔料メーカーで話し合って、業界として青色に統一したそうです。
青が選ばれたのは、紫外線による劣化が進みにくいことや、顔料の値段の安さ、さわやかなイメージなどが理由でした。
災害時に見かけるブルーシートですが、自治体ごとに備蓄状況は様々です。
住宅の罹災証明書約11万2千件(11月末現在)を交付した熊本市の場合、備蓄は約400枚。
他の自治体からの救援物資などで補充しながら、被災者に配りました。
東京23区で人口が最も多い世田谷区は、約2万7千枚を備蓄しています。
「避難所に敷いたり、屋外の物資にかけたり、多用途に使えるので多く持っておきたい」と話しています。
出典
『(Re:お答えします)災害時、なぜ「ブルー」シート?』
http://www.asahi.com/articles/DA3S12688063.html
(ブログ者コメント)
〇本件、他に情報がないか調べたところ、以下が見つかった。
(2014年1月28日付 杉田エースHP)
災害時や工事現場などで活躍しているブルーシートですが、名前の通り、ほとんどが青色をしています。
青色でなければいけないのでしょうか。
合成樹脂が出てくる前は綿布や帆布が使われており、オレンジ色が主流でした。
その名残で、合成樹脂製に変わった直後もオレンジ色が主流だったのですが、1965年頃に「オレンジ色の顔料に人体に悪影響を及ぼす重金属のカドミウムが含まれている」という話が広まり、次第に青色に変わっていきました。
ちなみにその後の調査で、オレンジ色の顔料にはカドミウムは含まれていなかったそうです。
オレンジ色の代わりに青色が選ばれた理由は、空や海の色に近く、景観を損ねないことや青色の顔料が一番安かったことなどいろいろあるそうですが、「青はさわやかな色」というのが一番の理由だそうです。
現在のブルーシートは、ポリエチレンの糸を織ってシートにし、ラミネートコーティングしたものがほとんどで、「ポリエチレンラミクロスシート」とも呼ばれます。
青以外にも茶色や銀色、迷彩色などがあり、茶色のシートは周りの景観を損ねないという理由で、奈良県内の遺跡発掘現場などで使われているそうです。
銀色のシートは山形県のさくらんぼ畑で使われており、地面に銀色のシートを敷いておくと太陽光をよく反射し、サクランボの実全体を赤くするのに効果があるそうです。
迷彩色のシートを使っているのは、皆さんのご想像どおり、自衛隊です。
杉田エースでは、一般的に広く使用されている中期使用型のスタンダードなブルーシートや薄くて軽量な短期使用型のブルーシートを取り扱っております。
出典
『ブルーシートはなぜ青いのか?』
http://www.sugita-ace.co.jp/column/2014/entry752.html
〇熊本地震後、ブログ者は行政ばかりに頼れないと、大判ブルーシート2枚と土嚢袋10枚を購入した。
無駄金に終わることを祈るばかりだ。
2016年12月3日23時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時ごろ、福岡市博多区の病院にタクシーが突っ込み、病院内にいたとみられる人が相次いではねられた。
警察によると、男性2人と女性1人の計3人が頭などを強く打って死亡し、女性1人が意識不明。他に男女6人がけがを負ったが、意識はあるという。
運転手にけがはなかった。
警察は、運転していた個人タクシー運転手のM容疑者(64)を、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。
呼気からアルコールは検出されなかった。
病院は、JR博多駅の北西約2kmの博多港近くにある。
出典
『病院に車突っ込み3人死亡 1人意識不明6人けが 福岡』
http://www.asahi.com/articles/ASJD36CTBJD3TIPE024.html
12月7日10時34分に毎日新聞からは、事故当時の詳しい状況が付近の地図付きで下記趣旨でネット配信されていた。
タクシーが病院前の市道右側の縁石に車体の右半分を乗り上げて走行していたことが、捜査関係者らへの取材で分かった。
警察は、M容疑者が車を止めるための操作に気を取られてパニック状態になっていたとみて、調べている。
捜査関係者らによると、M容疑者のタクシーは、病院の手前約60mの交差点を一時停止せずに通過した後、市道左側に路上駐車していた2台の車両をよけるように右側に寄って走行した。
市道右側の縁石の2カ所にタイヤが接触した跡が残っており、タクシーの右前輪と右後輪が乗り上げたとみられるという。
タクシーは、そのまま病院東館1階前にいた3人をはね、東館1階のラウンジに突っ込んで奥の壁に衝突した。
タクシーの前部は壁を突き破って奥の調理室の棚やシンクなど設備の一部を壊しており、かなりのスピードが出ていたとみられる。
また、交差点に進入する前の市道でも中央線をまたぐように走行しているのが、近くの住民に目撃されていた。
M容疑者は、「ブレーキを踏んだが停車せず、エンジンブレーキをかけようとしたが、減速しなかった」と供述しており、警察は、事故直前にシフトレバーなどの操作に気を取られて前方を注視していなかったとみている。
出典
『福岡タクシー暴走 縁石乗って走行、事故直前混乱か』
http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/040/144000c
12月10日2時0分に産経新聞からは、二重に敷かれていたマットが原因かもという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月11日7時0分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故車両の運転席で足下のフロアマットが二重に敷かれていたことが、9日、捜査関係者への取材で分かった。
警察は、上部のマットがずれてアクセルペダルを押さえ込む形となった結果、タクシーが暴走した可能性もあるとみて、慎重に捜査している。
捜査関係者によると、タクシーの運転席の足下には、備え付けのマットの上に別のマットが重ねて敷かれていた。
2枚はメーカーの純正品と市販の社外品で、上に敷かれたマットは特に固定されていなかったという。
国交省などによると、マットを二重で敷くと、上のマットがずれてアクセルペダルにかぶさり急加速することがあるが、M容疑者のタクシーと同型車には、アクセルとブレーキを同時に踏むとブレーキが優先されるシステムが導入されている。
M容疑者は、「ブレーキを踏んだが、車が止まらなかった」と供述しているという。
一方で、タクシーが事故直前に急加速したという目撃情報もあり、車両の不具合やペダルの踏み間違いなど、運転ミスの可能性もある。
警察は、タクシーから事故直前のペダルの操作状況や車速などを記録する「イベント・データ・レコーダー」を回収しており、走行記録の解析などを進めながら、詳しい事故原因を調べる方針だ。
出典
『タクシー暴走事故 運転席のマットが二重 ずれてアクセルが押された可能性』
http://www.sankei.com/affairs/news/161210/afr1612100005-n1.html
『博多タクシー暴走 運転席、二重に床マット ずれた可能性』
http://mainichi.jp/articles/20161211/k00/00m/040/088000c
12月10日2時0分に産経新聞からは、マット二重敷きに関する下記趣旨の解説的記事もネット配信されていた。
暴走したタクシーによる事故は、「二重敷き」のフロアマットがずれたことで車の制御が効かなくなった可能性が浮上した。
マットが原因となったとみられる事故は米国でも起きており、国内でも複数報告がある。
事故は10日で発生から1週間。
事故原因の特定には至っていないが、専門家は、「固定しないマットが思わぬ事態を招く可能性もある」と注意喚起している。
関係者によると、米国での事故は2009年に発生。
トヨタの高級セダン「レクサス」が暴走して4人が死亡した。
二重敷きではなかったが、運転席の床に置かれたゴム製のマットがずれてアクセルペダルに引っかかり、ペダルが戻らなくなったことで車が暴走したとされる。
事故を受けてトヨタは、米国で約711万台に及ぶ大規模なリコールを行った。
国交省は、事故後、国内の各自動車メーカーへの調査を実施。
その結果、平成20年12月~21年9月までに、マットの不具合による事故が13件起きていたことが判明した。
13件のうち9件は、純正品のマットの上に市販のマットを重ねて敷いていたという。
また、国交省が公表している事故・火災報告によると、27年1月にトヨタ「プリウス」で二重敷きのマットによる物損事故が報告されている。
事故を起こしたタクシーが加盟する「博多個人タクシー協同組合」にも、ドライバーから二重敷きのマットがアクセルペダルに引っかかるトラブルが複数件報告されていたという。
国交省によると、現在でも、マットに関する保安基準はない。
日本交通事故調査機構の佐々木代表は、「マットはきちんと固定しないと滑りやすくなる。特に二重敷きは思わぬ事故の原因にもなる。適切な使い方を心掛けてほしい」と呼びかけている。
出典
『過去にもマットがずれる事故 「思わぬ事態招く可能性も」』
http://www.sankei.com/affairs/news/161210/afr1612100006-n1.html
2016年12月3日10時40分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月3日21時14分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県高山市のトンネル工事現場で、3日未明、岩盤を取り除く作業中、作業員1人が崩れてきた岩の下敷きになり、死亡した。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に、捜査を進める方針。
事故があったのは、高山市一之宮町の宮峠トンネルの工事現場。
警察によると、3日午前3時半ごろ、入り口から約200m掘り進んだ地点で、作業員5人がダイナマイトで岩盤を発破したあと、岩を取り除こうとしたところ、岩盤の一部が崩れ、高山市の会社員Yさん(男性、34歳)が下敷きになった。
Yさんは病院に運ばれたが、頭部損傷などで、約1時間後に死亡が確認されたという。
他の4人にけがはなかった。
宮峠トンネルは、急カーブ・急こう配が多い国道を回避する幹線道路として整備中の石浦バイパスにあり、全長約1.9km、高さ約7m、幅約11m。
今年6月から掘削工事が始まり、2020年度に開通予定だった。
警察は、安全対策は適切に行われていたかなど、業務上過失致死の疑いも視野に捜査を進める方針。
出典
『トンネル工事で落盤、1人死亡 高山市』
http://www.news24.jp/articles/2016/12/03/07348121.html
『トンネル掘削工事 落石で作業員死亡…岐阜・高山』
http://mainichi.jp/articles/20161204/k00/00m/040/058000c
(2017年1月14日 修正1 ;追記)
2016年12月4日付の岐阜新聞紙面に、事故時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。(この情報のほうが正確なような感じがしたため、タイトルも若干変更した)
崩落した岩は直径2mほどとみられる。
当時、Yさんは、ほかの作業員と5人でダイナマイトによる発破で崩れなかった岩を機械で取り除く作業をしていた。
機械で取り除いた後の状況を確認していたところ、岩盤が崩落したという。
2016年12月2日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本労基署は、1日、宇城市の造船会社と同社の男性社長(79)と部長を、労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。
部長は8月8日、社内で船の建造作業中、クレーンを無免許で運転した疑い。
鉄骨(長さ約10m)を吊っていた布製ベルトが切れ、落下した部材が手すりに落ち、曲がった手すりが当たった60代の男性社員が胸の骨が折れるけがをした。
社長と部長は共謀し、9月、労基署の調査に対し、クレーンを運転していたのは免許を持つ別の社員だったと虚偽の報告をした疑いがある。
(ブログ者コメント)
この造船会社は、2013年にも人身事故で書類送検されている。
その時は、「これまでに大きな事故がなく・・・」と報道されていたのだが・・・。
2013年7月30日掲載
[昔の事例の顛末] 2013年5月 熊本県宇城市の造船所でタンカー清掃中の作業員が甲板から転落死した事故で安全対策を怠っていたとして書類送検
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3085/
2016年12月2日付で神戸新聞から、下記趣旨の記事が現場状況等の写真付きでネット配信されていた。
駅ホームからの転落事故が後を絶たない中、JR西日本は、2日、酔客の蛇行などを自動検知する「遠隔セキュリティカメラ」を、三ノ宮駅(神戸市中央区)のホームとコンコースに導入した。
検知し、危険と判断すれば、駅係員が現地へ向かい対応する。
京橋、新今宮(いずれも大阪市)に続き3駅目で、兵庫県内では初めて。
国交省によると、ホームから転落し列車に接触するか、ホーム上で接触する事故は、2014年度、全国で227件(自殺を除く)あり、うち6割強の142件を酔客が占める。
同社は、ホームでの事故防止やテロへの警戒を目的に、昨年8月に京橋駅、今年5月には新今宮駅に同カメラを設置した。
カメラは、
▽著しい蛇行
▽ホーム端からの線路内侵入
▽長時間の座り込み
▽不審物の置き去り
▽うろつき
などを画像解析装置で自動的に検知し、センターの担当係員に知らせる。
係員が危険と判断すれば、駅に連絡し、現地対応を依頼する。
同カメラでの検知件数は、1駅当たり1日平均200~250回あり、うち現地対応に至るのは2~3日に1回程度という。
来春には、西明石、天王寺、鶴橋の3駅にも導入を予定している。
三ノ宮駅では、この日、上下線ホームやコンコースで、同カメラ計54台の運用を始めた。
防犯カメラに新たな機能を加えたもので、カメラ側面に「作動中」のシールを貼っている。
JR西は、「今後も、ホーム柵やカメラなどのハード対策と、利用客への啓発活動を含むソフト対策の両面から、ホームの安全性向上に努めたい」としている。
同社はホーム柵の設置も進めており、在来線では六甲道駅(上りホーム)など5駅に整備済み。
三ノ宮、神戸、明石、西明石、姫路の県内5駅を含む15駅にも設ける方針を明らかにしている。
出典
『転落防げ!JR三ノ宮駅に‘千鳥足発見‘カメラ』
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201612/0009717131.shtml
(ブログ者コメント)
蛇行する人を捉えた映像写真では、フラフラしている軌跡が黄色い線で表示されている。
説明用かもしれないが・・・。
12月2日23時47分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後8時45分ごろ、大阪府摂津市のD社製作所で、「塩酸タンクから白煙が上がり、水をかけたら気分が悪くなった」と119番があった。
消防などによると、取引先である物流会社の19~42歳の男性社員6人が気分の不良を訴えて病院に搬送されたが、いずれも軽症という。
警察などが、事故原因を調べている。
D社などによると、同社はフッ素化学製品も製造しており、塩酸はその製造過程で生じたもの。
タンクの配管から約300ℓが漏れ出し、気化して白い煙が発生したとみられる。
近くにいた6人がみつけ、広がるのを防ぐため水をかけて薄めていたという。
出典
『D社製作所で塩酸漏れ 6人搬送、軽症』
http://www.sankei.com/west/news/161202/wst1612020089-n1.html
12月3日0時12分にNHK関西NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日夜9時前、大阪・摂津市にあるD社の製作所から、「塩酸の水溶液が漏れた」と消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、敷地内のタンクの配管から35%の濃度の塩酸の水溶液が漏れていて、薄めるための水が自動的に噴射された際に、近くを通りかかった19歳から42歳の作業員の男性6人が気化した塩酸を吸い込んで「気分が悪い」と訴え、病院に搬送された。
製作所の担当部長は、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後、原因を調べて再発防止に努めていきたい」と話している。
出典
『工場で塩酸漏れ 6人搬送』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161203/4935711.html
(ブログ者コメント)
塩酸蒸気を吸ってしまった6人だが、「水をかけて薄めていた」のと「近くを通りかかった」のとでは、意味合いが全く違う。
おそらくは後者だとは思うが、前者であれば複数の問題がある。
2016年12月2日23時58分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時すぎ、清水町清水基線で、ことし8月の台風10号で川が氾濫して道路が流されたため通行止めとなっていた町道に乗用車が転落した。
警察によると、車を運転していた帯広市の47歳の会社員の男性は自分で車から出て警察に通報し、首の痛みを訴えて病院に運ばれたが、軽いけがだという。
警察や清水町によると、車が転落した地点から100mほど手前にはバリケードが設けられていたほか、通行止めを示す看板もあったということで、午後3時ごろに行ったパトロールでは異常はなかったという。
警察や町では、どのように車が進入したのかなどのいきさつについて、男性から話を聞いて調べることにしている。
出典
『通行止め町道で車転落しケガ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161202/4930531.html
12月3日8時21分に北海道新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後5時ごろ、十勝管内清水町清水基線の町道の復旧工事現場で、帯広市の男性会社員(47)の乗用車が、道路が陥没した地点で約5m下に転落した。
男性は、首に軽いけが。
現場は新錦橋に近く、8月末の台風10号による大雨で、深さ5m、長さ20mにわたり陥没した。
警察によると、事故当時、工事は行われていなかった。
橋の100m手前にコーン標識などを置き、通行止めにしていたが、コーン標識の一部が何らかの理由で移動していたため、男性は通行止めに気付かなかったという。
警察は、コーン標識が移動した原因などを調べている。
清水町によると、町道では、台風10号で被災して通行止めになっている橋が13カ所あるという。
出典
『清水で陥没町道に車転落 コーン移動気付かず 台風復旧工事現場』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0344665.html
2016年12月2日20時37分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日18時27分にテレビ信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前3時30分ごろ、富士見町富士見の国道20号線を走行中の大型トレーラーが側壁にぶつかり、積んでいたプレス機が落下して車線をふさいだ。
プレス機は重さ34トンと大型で、クレーン車による撤去作業や陥没した路面の整備などに時間がかかり、国道はおよそ10時間にわたって通行止めになった。
警察によると、大型トレーラーは、静岡県富士市の43歳の男性が静岡県から新潟県に向かって運転していたということで、男性にけがはなく、現場で巻き込まれた車などもなかった。
現場は緩やかな左カーブで、警察は、カーブを曲がりきれずに側壁にぶつかったものとみて、プレス機の積み方が適切だったかなど、詳しい状況を調べている。
出典
『機械落下 国道が一時通行止め』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014908911.html?t=1480715204586
『プレス機が落下 国道20号が10時間通行止め』
http://www.tsb.jp/news/nnn/news8847197.html
2016年12月1日18時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は、電線を地下に埋設する「無電柱化」を推進するため、都道での電柱の新設禁止を柱とする条例を制定する方針を固めた。
小池百合子知事は7月の知事選で、防災や景観の観点から無電柱化推進を公約に掲げており、近く素案をまとめて来秋施行を目指す。
国交省によると、無電柱化を推進する条例の制定は、都道府県レベルでは初となる見通し。
無電柱化は、災害時に電柱が倒れて緊急車両の通行の妨げになるのを防ぐ意味がある。
阪神大震災では約8100基の電柱が倒壊。
東日本大震災でも約5万6000基が倒れ、災害復旧などに支障をきたした。
歩行空間が広がり、景観が良くなるメリットもある。
新たな都条例では、都道で電柱を新設することを禁止するほか、無電柱化計画の策定などを盛り込む。
区市町村が東京五輪・パラリンピックで使用される競技会場周辺の路線や、防災上重要な路線などを無電柱化する場合、手厚い補助制度を設けることを検討する。
コスト縮減に向けた技術的支援にも取り組む。
出典
『都道での電柱の新設禁止、都が条例制定へ』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161201-OYT1T50096.html
12月3日13時18分に読売新聞から、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
防災や景観の観点から道路上の電線を地下に埋設する「無電柱化」を推進する条例制定を検討していることについて、東京都の小池知事は2日の定例記者会見で、「(無電柱化を)加速度的に進める条例案にしたい」と強い意欲を示した。
無電柱化は、小池知事が衆院議員時代から取り組んできたテーマ。
災害時に電柱が倒れ、緊急車両の通行の妨げになることを防ぐなど、都市防災における喫緊の課題となっている。
小池知事は会見で、「道路は国道、都道府県道、区市町村道があり、連携しないと効果が出ない」とした上で、「都が条例を設けることによって、日本全国にいい波をお届けすることができる」と述べた。
条例は来秋の施行を目指しており、都道での電柱新設禁止などが盛り込まれる見通し。
区市町村が東京五輪で使用される路線や、防災上、重要な路線の無電柱化に取り組む場合、手厚い補助制度を設けることも検討している。
出典
『無電柱化「加速度的に」…小池知事が強い意欲』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161203-OYT1T50044.html
(ブログ者コメント)
市町村レベルでは、つくば市の例がある。
2016年11月7日掲載
2016年10月30日報道 茨城県つくば市は一部の地域に無電柱化を義務付ける条例を全国で初めて施行
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6440/
(2017年6月9日 修正1 ;追記)
2017年6月7日21時43分に時事通信から、無電柱化条例が制定されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京都道での電柱新設を禁止する「無電柱化推進条例」が、7日の都議会本会議で全会一致で可決、成立した。
都によると、都道府県がこうした条例を定めるのは全国初。
9月1日に施行する。
条例では、災害時に電柱が倒壊して道路をふさぐのを防ぐ防災機能の強化に加え、安全で快適な歩行空間の確保、良好な都市景観の創出に向け、無電柱化を計画的に推進すると明記。
電線を地中に埋める工事を進めるため、関係事業者と協力することも盛り込んだ。
都は、既に電力会社などを交えた技術検討会を設け、工事の低コスト化などについて議論している。
無電柱化は、小池知事が昨夏の都知事選で公約に掲げていた。
小池氏は記者団に、「(電線の地中化を進める)国の法律ができ、都の条例もできた。あとは実行していくのみ」と強調した。
出典
『無電柱化条例が成立=全国初、9月施行-東京都』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060701348&g=soc
2016年12月1日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
視覚障害者が8、10月に駅ホームから転落死する事故が相次いだことを受け、国交省は、全国の鉄道会社に対し、原則として視覚障害者の乗車を駅員が介助するように求める方針を固めた。
従来は各社の裁量に任されていたが、駅員が介助を申し出るよう徹底を図ることで、ソフト面での安全対策を進める。
これまでは、駅を利用する視覚障害者を見かけた場合、駅員が必要に応じて声をかけ、介助を提案するという鉄道会社が多かったが、統一の指針はなく、実際に介助するかも現場の判断に委ねられていた。
声をかけてもらった経験がなく、駅員が介助してくれることを知らない視覚障害者もいるとみられる。
このため国交省は、駅員が改札やホームで視覚障害者を見かけた場合、原則として声をかけて介助を提案するよう、求める。
視覚障害者が希望すれば、駅員が寄り添ってホームの乗り場まで案内し、乗車行為もサポートする。
どのような声かけをするかを含めて、共通の指針を作成し、各社の規則に明記してもらう考えだ。
出典
『視覚障害者 事故防止 乗車時、駅員が原則介助 国交省指針』
http://mainichi.jp/articles/20161201/ddm/001/040/124000c
同時に、以下の記事もネット配信されていた。
鉄道駅のホームで視覚障害者が転落する事故が後を絶たないなか、駅員による乗車介助が原則化される方向になった。
車両によって扉の位置が異なることから転落防止の「決め手」とされるホームドアの設置は、一気には進まない。
国は、まずソフト面の対策を強化することで、被害防止を図りたい考えだ。
視覚障害者がホームから転落したり、列車と接触したりする事故は、2009年度からの6年間で426件発生している。
国交省は、駅員による介助を原則化する一方で、視覚障害者がホームの端を歩いていたり、介助を求めていたりする場合、今まで以上に周囲の乗客に協力を求めていくことにしている。
今年8月、ホームドアがない銀座線青山一丁目駅で盲導犬を連れた視覚障害者が転落死する事故が起きた東京メトロ。
事故後、駅員らが視覚障害者の介助を申し出る取り組みを既に始めている。
「何かお困りですか?」「お手伝いしましょうか?」。
駅員や警備員が改札やホームで視覚障害者を見かけた場合、声をかけるよう、社内指示を徹底している。
駅利用者にも声かけをお願いする趣旨のポスターを、全駅に掲示した。
10月以降、ホームドアが設置されていない上、混雑がひどかったり、視覚障害者の利用が多かったりする38駅55カ所に警備員を増員し、配置する時間帯も広げた。
これで、ホームドアの未設置駅すべてで、対応可能な駅員か警備員が配置されたことになるという。
このほか、体の不自由な人の応対や介助ができるように、サービス介助士の資格取得を社内で推進しており、来年度中に全駅員の取得を目指すとしている。
主要な鉄道会社は、現在、車いす利用者が乗車時に改札で申し出れば、ホームと電車の間の「渡り板」を持った駅員が乗車をサポートしている。
降車駅も聞き取って事前に連絡し、車いすの利用者が乗った位置に待ち構えて板を渡す。
国交省によると、近年、こうした車いす利用者の乗車手順は全国的に統一されてきたが、視覚障害者への対応は、現場の判断に委ねられている現状があった。
同省幹部は、「車いす利用者に限らず、視覚障害者への対応も徹底し、悲惨な事故を繰り返さないようにしたい」と話す。
国交省は、東京メトロ銀座線青山一丁目駅(東京都港区)と近鉄大阪線河内国分駅(大阪府柏原市)で相次いだ視覚障害者の転落死亡事故を受け、鉄道各社を集めた再発防止策の検討会を開いている。
12月の検討会で駅員による介助の原則化を提案し、各社に導入してもらう方針だ。
出典
『視覚障害者 転落防止「乗客も」まず一声 鉄道事業者呼びかけ 駅員にサポート
資格推進』
http://mainichi.jp/articles/20161201/ddm/041/040/125000c
(ブログ者コメント)
駅ホームからの視覚障害者転落事例については、対応状況などを含め、本ブログで何件か紹介済。
2016年12月2日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜市は1日、市食肉地方卸売市場で、機械の修理業者「A社」の従業員男性(26)が指を切断するなどのけがをしたと発表した。
市によると、男性は、食肉処理の一環で使う機械のチェーンのたるみを修理していて、試運転でチェーンの張り具合を確認していたところ、チェーンと歯車の間に指を巻き込まれ、指3本が切断されるなどのけがをしたという。
(2017年1月13日 修正1 ;追記)
2016年12月2日付の岐阜新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
1日午後1時ごろ、岐阜市の市食肉地方卸売市場で、牛の食肉処理に使う機械を修理していたA社(岐阜市)の男性従業員(26)がチェーンと歯車の間に右手を巻き込まれ、指3本を切断、1本の先端がつぶれる重傷を負った。
市によると、機械は「腹糞脱水機」と呼ばれ、牛の胃の中に残った未消化物から水分を抜き取るためのもの。
モーターの動力を伝えるチェーンが伸びていたため、同僚と2人で修理をしており、試運転中に負傷したとみられる。
市は同社に、作業場の安全に留意するよう、厳重注意した。
2016年11月30日18時48分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月30日18時29分に産経新聞から、12月1日11時9分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市の弓道場で、高齢の利用者が放ったアーチェリーの矢が100m離れた住宅の壁に突き刺さっていたことがわかり、市ではネットを張るなどの対応を取ることにしている。
札幌市などによると、ことし9月17日、豊平区にある月寒屋外競技場の弓道場から100m離れた住宅外壁にアーチェリーの矢が突き刺さっているのを住民が見つけた。
相談を受けた警察が矢の持ち主を調べたところ、80代の利用者が使っていた物だとわかったという。
市スポーツ部施設課によると、弓道場は弓道とアーチェリーの共用。
男性が矢を上向きに引いたため、軌道を外れたとみられる。
男性はアーチェリー歴34年。
回収時に矢が見つからず、9月13日に施設に紛失届けを出していたが、敷地内で紛失したと報告していて、その時期も明らかにしていなかったという。
記憶があいまいで、誤射の認識はなかったという。
矢は、弓道場の高さ9mの壁を越えて敷地の外に飛んでいたということで、札幌市内のアーチェリー競技者を管理する札幌アーチェリー協会では、矢を紛失した際に十分な捜索を行わず、適切な報告もしなかったとして、練習や試合を行う際に必要な会員証の剥奪などを検討しているという。
地域の住民からは、今回のほかにも過去3回、近くの駐車場の地面に矢が突き刺さっていたと報告があったということで、施設を管理する札幌市などでは、ネットを設置して矢が敷地の外に飛び出さないよう対策を取ることにしている。
再発防止策を完了するまで、弓道場を閉鎖する。
出典
『住宅に洋弓の矢 対策実施へ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20161130/4835141.html
『80代男性がアーチェリーの矢を誤射 約100メートル離れた住宅の壁に刺さる 札幌』
http://www.sankei.com/affairs/news/161130/afr1611300040-n1.html
『アーチェリー 矢が民家外壁に刺さる 札幌の弓道場』
http://mainichi.jp/articles/20161201/k00/00e/040/157000c
(ブログ者コメント)
11月30日付で札幌市などからプレスリリースされた文書によれば、過去に3回誤射があった件は、地域住民への事情説明会で、初めて申し出があった由。
飛び出した矢を発見した住民の方は、なぜ、発見した時に弓道場に申し出なかったのだろう?
突き刺さることなく落ちていた・・・などの理由で、まさか弓道場から飛んできたとは思わなかったのだろうか?
『月寒屋外競技場弓道場における矢の暴発事故等について』
https://www.city.sapporo.jp/somu/koho/hodo/201611/documents/acheribohatsu.pdf
2016年12月1日20時29分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後2時半ごろ、白石市の建具製作所の建設現場で、白石市の建設業Sさん(71)が倒れているのを別の作業員が見つけた。
Sさんは病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、Sさんは平屋建ての建物の建設現場で、地上からおよそ4mの高さの場所に梁をかける作業をしていたということで、近くに足場が落ちていたことから、何らかの原因で足場が外れて転落したとみられるという。
Sさんは個人経営の工務店を営んでいて、転落防止用のロープなどはつけていなかったということで、警察が当時の状況や事故原因を調べている。
出典
『建設現場で転落の作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20161201/4883101.html
2016年11月30日19時26分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原子力発電は30日、運転停止中の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で、放射性物質を含む1次冷却水が漏れ、協力会社の作業員10人がその水を浴びたと発表した。
日本原電は、作業員への放射性物質による汚染や、周辺環境への影響はないと説明している。
日本原電によると、水漏れが起きたのは、2号機の原子炉補助建屋地下2階の1次冷却水貯蔵タンク室。
30日午前10時50分ごろ、作業員がタンクの配管弁を分解点検するために弁のボルトを緩めると、高さ1m付近の弁と配管の接合部から水が噴出した。
漏れた水は、配管に残っていた推定約160ℓ。
水に含まれる放射能量は、国への事故報告基準よりも下回っていたという。
作業員はすぐにその場から退避したが、現場にいた15人のうち、弁から半径2m以内にいた18~60歳の10人が水を浴びた。
うち2人は顔に直接水がかかり、残りの8人は作業着にかかった。
当時は、布製の上下つなぎの作業着、ゴム手袋、ヘルメット、防護メガネを装着していた。
作業員の一人は「霧状に水が噴出した」と話しているという。
作業では、あらかじめ弁から水が漏れ出てくることを想定し、容量20ℓのステンレス製たらいを弁の下に置いていた。
しかし、想定以上の水が配管に残っていたため、水が勢いよく噴出したとみられるという。
水を浴びた作業員10人について、放射線測定器などで検査した結果、身体の汚染や身体内部への放射性物質の吸入はなかった。
水は常温でやけどはなく、けがもなかった。
出典
『放射性物質含む水、作業員が顔などに浴びる 敦賀2号機』
http://www.asahi.com/articles/ASJCZ5KG8JCZPGJB00T.html
(ブログ者コメント)
同社HPに掲載されているお知らせ中の設備フロー図を見ると、当該弁は地上9mまで立ち上がっているオーバーフロー配管(直径15cm)の地上近くに取り付けられている。
ブログ者思うに、本来は当該弁を開けて立ち上がり部の水をタンクに戻し、タンク底部から水を抜いておくという手順だったのかもしれない。
『敦賀発電所2号機 原子炉補助建屋地下2階 A冷却材貯蔵タンク室での作業員の被水について』
http://www.japc.co.jp/tsuruga/news/2016/20161130.html
(2017年1月5日 修正1 ;追記)
2016年12月28日20時9分にNHK福井から、水を抜く範囲を図面上で決める際、配管長さなどを確認しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月29日付で毎日新聞福井版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事業者の日本原子力発電がトラブルの原因を調べ、28日、発表した。
それによると、作業の計画をつくる保修室という部署が、配管にたまった水を抜く範囲を図面上で決める際に、配管の長さなどを確認せず、水が少量しかたまっていないと思い込み、作業の許可を行う発電室に正しい情報を伝えていなかったという。
さらに、発電室は、本来、自分たちが行わなければならない作業を保修室が行うものと誤解するなど、双方の部署で情報の共有が不十分なまま、弁の解体作業が行われたことが原因だとしている。
このため、日本原電は、弁など機器を解体する作業計画をつくる際、現場での確認を徹底するなどの再発防止対策を図ることにしたという。
出典
『配管内の水 少量と思い込み』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055664811.html?t=1482958115700
(ブログ者コメント)
〇12月28日付の日本原電HPに状況などが、お知らせとして、下記趣旨で掲載されていた。
(1)当該弁の点検を行う作業担当部署は、当該弁点検の計画にあたり、水抜き範囲を系統図で検討した際、当該弁の取付け位置や配管の長さを確認しませんでした。
このため、当該弁上部配管の水は少量だと思い込み、系統を管理している運転担当部署に水抜きを依頼しませんでした。
(2)運転担当部署は、当該弁点検の水抜き範囲を系統図で確認した際、当該弁が作業担当部署の管理であると考え、作業担当部署が当該弁上部配管の水抜きを行うものと判断し、作業担当部署に点検作業を許可しました。
出典
『敦賀発電所2号機 原子炉補助建屋地下2階 A冷却材貯蔵タンク室での作業員の被水について(原因・対策)』
http://www.japc.co.jp/tsuruga/news/2016/pdf/20161228.pdf
〇上記お知らせ中、弁付近の写真と説明図が掲載されているが、それによると、開放したフランジのすぐ上に、末端がエンドフランジ状態のドレン弁がある。
漏れを予想して20ℓのたらいを準備していたぐらいなら、フランジを緩める前に、なぜ、そのドレン弁から水を抜かなかったのだろうか?
いくら少量だと思い込んでいたにせよ・・・・。
(2017年1月11日 修正2 ;追記)
2016年12月29日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原電は、28日、現場確認をしないまま作業計画を立てたことが原因との調査結果を発表した。
初めて点検する場所だったにもかかわらず、若手社員が系統図を見ただけで関係会社に弁の分解点検を指示していた。
原電によると、系統図では配管の勾配や高さは確認できないが、作業員には、配管にたまった水は少量と知らされていた。
弁のボルトを緩めたところ、たまっていた冷却水約160ℓが噴き出した。
原電は再発防止策として、「ベテラン社員を活用し、プラントの全部確認を徹底する」とした。
出典
『敦賀原発 「現場見ず計画」 冷却水噴出原因、原電が調査結果』
http://mainichi.jp/articles/20161229/ddl/k18/040/319000c
2016年11月29日8時14分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
お店などで滑って転んでけがをした人が、「床に問題があった」として裁判を起こす例が相次いでいる。
高齢者の死亡原因のうち、転倒事故は年間約5000件で、交通事故を上回る。
未然防止のため、床を滑りにくくする「防滑(ぼうかつ)」に取り組む事業者も出てきた。
大阪市の50代主婦は、4月、市内のリサイクル店を相手取り、約800万円の賠償を求める裁判を起こした。
雨でぬれた床で滑り、足の靱帯を切るけがを負った。
入院生活は約1カ月に及んだ。
主婦側は、訴状で「客が転ばないようにする義務があった」と主張。
足拭きマットを敷いたり、床の清掃回数を増やしたりするべきだったと訴えている。
一方、店側は「転倒には女性の過失が関係している」として、争う姿勢だ。
同様の訴訟では、店側に賠償を命じるケースも出ている。
岡山地裁は、2013年、「ショッピングセンターの床に落ちていたアイスクリームで滑って転んだ」とする70代女性の訴えを認め、店側に約860万円の支払いを命令した。
大阪地裁では、「餃子の王将」店内で転んだ40代女性に対し、店側が解決金100万円を支払う和解が、15年に成立した。
「昔なら『自分が悪い』となった事案でも、ここ10年ほどで提訴になることが増えたように感じます」。
建物内での事故訴訟に詳しい佐藤貴美弁護士(第一東京弁護士会)は話す。
インターネットの普及に伴い、同種事故の訴訟情報が入手しやすくなったほか、権利意識の向上も背景にあるとみている。
ただ、訴訟を起こしても、不注意だったとして、主張が全面的に認められることはまれという。
佐藤弁護士は、「いきなり裁判を起こすと、社会がギスギスする。店側、客側が丁寧な話し合いで歩み寄ることも大切です」と話す。
「防滑」に取り組む企業も増えつつある。
西日本高速道路(大阪市)は、バリアフリー新法が施行された2006年以降、サービスエリア(SA)の店舗など約300施設の床材を、国交省の示す指標に沿うよう選定。
部分的な補強には、特殊な薬剤を塗って対応している。
焼き鳥チェーン「鳥貴族」(同市)は、転倒が数件あったため、約1年前から床に滑りにくい加工をしたテープを貼った。
担当者は、「安全・安心確保は、飲食店を経営する企業の責任」と話す。
10年に設立された「防滑業振興協会」(東京)には、現在、建設業者など約40社が加盟。
独自の試験に合格した「すべり測定士」を派遣し、国交省の指標に合っているか、有償で測定。
10年度は2件だったが、昨年度は36件に増えた。
同協会事務局の田中さん(49)は、「床は時代とともに滑りやすくなった」と指摘する。
店舗の床材は、比較的滑りにくい塩化ビニール製が主流だったが、十数年前からセラミック製タイルが流行。
表面が滑らかで清掃しやすい半面、水や油分が付着すると滑りやすくなる可能性がある。
さらに、塩ビに比べて硬いため、転倒すると危険という。
デザイン重視の建築が要因になっているとの指摘もある。
大阪工業大学の吉村英祐教授(建築安全計画)は、「雨に降られる場所でも表面がつるつるの床を使うなど、配慮に欠けている建物がある。設計段階で安全重視の観点を採り入れないと、誰もが安心して利用できる施設にはならない」と指摘している。
国の人口動態調査によると、平らな場所で滑るなどして転倒し、亡くなった65歳以上の高齢者は年々増加。
2008年には交通事故死者を上回った。
15年は転倒死5337人、交通事故死3187人だった。
日本建築学会は、08年、床の安全を保つための指標として「床の滑りにくさ」を数値化したものを提案。
国交省も、12年、この指標を建物の安全性向上などを目的とした「バリアフリー新報」のガイドラインに明記し、床材選びや仕上げの参考にするように促している。
出典
『滑って転んで賠償請求、相次ぐ 「防滑」取り組み進む』
http://www.asahi.com/articles/ASJCG4V63JCGPTIL01M.html
(ブログ者コメント)
〇王将事例は下記参照。
2015年4月16日掲載
[昔の事例の顛末] 2012年11月 大阪府寝屋川市の餃子の王将で席に向かう途中に滑りやすい床で転倒し複雑骨折したとして客が損害賠償を求めた裁判で和解成立
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4783/
〇ブログ者も、半年ほど前、某中華料理店に初めて行った際、床が油でツルツルしていて滑りそうになったので、「滑るので気をつけろ」と、店員に聞こえるよう、わざと連れ合いに注意したことがある。
それが、1ケ月ほど前に再訪した際は、当該部分にマットが敷かれていた。
ブログ者の仕掛けが奏功したのかどうかは不明だが、今回の情報に接し、ふと、そういったこともあったなあと思い出した。
2016年11月29日付で毎日新聞愛知版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
あま市は、28日、授業でアメ作りをしていた際に顔面にやけどを負った当時小学3年の女子児童に和解金200万円を支払うことで和解したと発表した。
12月補正予算に計上した。
市によると、2014年3月18日の総合学習の際、理科室で3年生児童がべっこうアメ作りをしていたところ、他の児童が、アルミカップが熱くなっているのに驚いて手を離した。
落下した拍子に、中のアメの一部が跳ねて女子児童の顔にかかり、やけどを負った。少し痕が残ったという。
市は両親の弁護士と協議し、紛争を避け、和解することにした。
出典
『あま市 授業で顔やけど 小3女児に200万円の和解金』
http://mainichi.jp/articles/20161129/ddl/k23/010/184000c
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
![](https://bfile.shinobi.jp/5003/yotsuba2.gif)
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。