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2014年5月20日17時54分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、盛岡市の国道4号線で道路工事を行っていた作業員がショベルカーにひかれて死亡した事故について、盛岡労基署は、必要な安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた建設会社と当時の現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
この事故は、おととし12月、盛岡市玉山区の国道4号線で、道路の改良工事を行っていた当時66歳の作業員の男性がバックをしてきたショベルカーに轢かれて死亡したもの。
同署によると、事故を起こしたショベルカーは、3mほどの高さの盛り土を上ろうとしていたが、滑って上ることができずにバックで下がったところ、後ろにいた男性を轢いたという。
重機を使う工事現場では、労働者が重機のそばに立ち入らないようにするために柵を設置することや重機の運転手を誘導する人を配置することなどが義務づけられているが、この現場では、いずれの対策も講じられていなかったという。
このため同署は、必要な安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた盛岡市のO建設と当時、現場責任者だった43歳の男性を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署の管内では、平成22年以降、労働災害による事故が毎年、増加しているということで、注意を呼びかけている。
書類送検されたことについてO建設は、「ご遺族にはおわびをして、和解をいただいています。2度とこのような事故が起きないよう、全社をあげて再発防止に努めていきます」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044581871.html?t=1400622228083
(2014年7月4日 修正1 ;追記)
2014年5月21日付の岩手日報紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
重機の作業半径内に立ち入りを禁止する接触防止策などを講じていなかった疑い。
作業中の重機の後方に立ち入った男性作業員(当時66)が、後退した重機に轢かれて死亡した。
2014年5月20日12時23分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月21日付で毎日新聞滋賀版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
陸上自衛隊三軒屋駐屯地(岡山市北区宿)は20日、ストーブに誤ってガソリンを給油して出火させたとして、同駐屯地第305施設隊所属の1等陸士男性(23)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、1等陸士は2月8日午前1時20分ごろ、訓練で滞在していた滋賀県高島市の饗庭野演習場で、宿営用テント内に就寝中、燃料切れになったストーブに灯油と間違えて、近くにあったガソリンを給油した。
直後に出火し、5人で消火に当たったが、うち3人が手に軽いやけど。毛布などが燃えた。
ガソリンと灯油の容器は色分けされ、種類が表記されていた。
同駐屯地は「誠に遺憾。指導を徹底し、再発防止に努めたい」としている。
出典URL
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014052012232629/
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20140521ddlk25040406000c.html
(ブログ者コメント)
暗かったから?
寝起きで頭がボーッとしていたから?
まさかガソリンが近くに置かれているとは思わなかったから?
それとも・・・・。
いずれが原因だったにせよ、表示をキチンとしていても安心できないことがある・・・そんな事例だと感じたので紹介する。
2014年5月14日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月14日付の山口新聞紙面に、より詳しい記事が下記趣旨で掲載されていた。
13日午前5時50分ごろ、下松市東海岸通り1のJX日鉱日石エネルギー下松事業所の岸壁で、貨物船(7万3427トン、長さ234m)が桟橋に着岸する際、左船首が岸壁から船の係留所にかかる鋼鉄製の橋(幅約3m、高さ約3.5m)に衝突した。
衝撃で、橋は深さ約20mの海に落下した。海保によると、けが人や油の流出はないという。
橋は船の係留や桟橋の点検時に作業員らが使うもので、同社の所有。当時、橋の上には誰もいなかったという。
貨物船はパナマ船籍でフィリピン国籍の25人が乗船し、インドネシアから石炭を積んできていた。
タグボート3隻を使って同事業所の岸壁から約150m沖にある桟橋に着岸する際に、操船や水先人の誘導ミスが重なり、衝突したらしい。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20140514ddlk35040303000c.html
2014年5月13日付の福島民友紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
12日午後1時10分ごろ、宮城県岩沼市の日本製紙岩沼工場から出火、建物の一部や製紙機械、排気ダクトなどを焼き、約4時間後に鎮火した。
警察などによると、紙をすく作業をする機械の足場が腐食していたため、作業員が電動工具で足場を切断しようとしたところ、火花が飛び散り、足元にあった紙の粉に引火したとみられる。
(ブログ者コメント)
飛び散った火花が足元にあった紙の粉に引火したとみられる件、今月13日に町田市で起きたマグネシウム火災に通じるところがあるのかもしれない。
火気使用工事前は勿論のこと、常日頃から5S活動に取り組んでおくことも、事故防止上、大切なことだ。
2014年5月21日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月22日14時47分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後3時5分ごろ、大阪市浪速区恵美須西3の路上で、古物商の男性(46)が火の付いたたばこをマンホールに捨てたところ火柱が上がり、男性は顔などに軽いやけどを負った。
マンホールの中には大量の生ごみがたまっており、警察は、ごみから発生したメタンガスに引火したとみている。
警察によると、マンホール(直径約50cm)は車道の端にあり、内部にガスがたまらないよう、鉄製のふたに複数の穴が開いていた。
男性は、吸いかけのたばこをマンホールに捨てたところ、「ボン」と音がして火が上がったという。
現場は、市営地下鉄御堂筋線・堺筋線の動物園前駅の北約100m。
マンホールを管理する市建設局は、「今後は清掃を徹底したい」としておる。
21日に他のマンホールも含めて市が計10か所を調べると、可燃性ガスは検出されなかったか、ごく微量だけだったという。
出典URL
http://sp.mainichi.jp/select/news/m20140521k0000m040134000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140522-OYT1T50112.html
5月21日0時14分にYAHOOニュース(時事通信)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は髪の毛が燃え、腹部と右手に軽いやけどを負った。
警察によると、マンホールは深さ約150cm。鉄製の格子状のふたがかぶせられていた。
マンホール内では、長年たまった生ごみなどが腐敗し、ガスが発生していたとみられる。
男性は「水がたまっていると思い、たばこを火が付いたまま投げ捨てた」と警察に説明しているという。
出典URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140521-00000002-jij-soci
(ブログ者コメント)
5月21日夕方の日本テレビ『ニュースevery』で、投げ捨てた男性からレポーター?が状況を聴いている様子が放映されていた。
それによると、格子上のマンホールの蓋の上に吸殻を置いて靴で踏み消そうと思ったら吸殻が穴に入ってしまい、その瞬間、蓋が浮いた状態になって火柱が頭の上まで上がったという。
従来、タバコの火のような小さな熱源は、高温であっても周囲への熱放散が大きく火炎伝播が起こりにくいので、着火しやすい一部のガスを除き、着火源にはならないと言われてきた。
専門家の実験でも火はつかず、ブログ者もテレビで、ガソリンの入ったバケツの中に火のついたタバコを入れても爆発しない映像を見たことがある。
それが、今回はこの情報。
これまでの通説が間違っていたのだろうか?
捨てた瞬間にたまたま、タバコの巻紙がシュバッと燃えたのだろうか?
落ちた際に火の粉が飛び散り、それらがメタンガスを囲う形になったからだろうか?
それとも・・・・。
2014年5月20日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月19日23時25分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時20分ごろ、福岡市中央区那の津のヤマト運輸天神支店で、作業員の男性(46)が重さ200kgのクールボックス(縦、横ともに約1m、高さ約2m)の下敷きになった。
男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
当時は10トントラックのコンテナにクールボックスを搬入する作業中で、コンテナ荷台で受け取り作業をしていた男性に、フォークリフトで移動中のクールボックスが倒れかかったという。
警察が原因を調べている。
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/89274
2014年5月20日9時39分に福島民報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日22時14分にNHK福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日正午ごろ、川俣町山木屋の除染廃棄物仮置き場から火を出し、地面に敷かれた防水シートと保護マット約18アール、仮置き場を作るための作業で出た土砂の入った遮蔽用フレコンバッグ約80袋を焼いた。
火は、およそ40分後に消し止められた。
現場は、東電福島第一原発事故に伴い、避難指示解除準備区域に設定されている。
仮置き場は造成中で、敷地内には除染廃棄物はなかった。けが人はいなかった。
警察の調べでは、大成・鉄建・西武特定建設工事共同企業体の作業員が出火前、放射性物質の漏出を防ぐ保護マットの表面をガスバーナーで溶かし、マットとマットを接着する作業をしていた。
警察は、ガスバーナーの火が燃え移ったとみて、出火原因を調べている。
作業にあたっていた現場の責任者は、「日中だったので明るくて、火に気づくのが遅れたため火事になってしまった」と話していた。
川俣町は、仮置き場の防火対策が不十分だとして、環境省に再発防止策を要望する。
出典URL
http://www.minpo.jp/news/detail/2014052015771
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054546831.html?t=1400535339666
(ブログ者コメント)
水素が燃えていたが明るくて炎が見えず・・・・といった話しは聞いたことがあるが、シートやマットでも、燃え始めの時には、そんな感じになるのだろうか?
煙で気が付きそうな気もするのだが・・・。
2014年5月19日11時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月19日11時5分にmsn産経ニュースwestからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前4時15分ごろ、大阪市阿倍野区天王寺町のコルク加工工場から出火。木造平屋の同工場や隣接する民家など計4棟延べ計約280m2が焼けた。
近くに住む80代の男性が、避難する際に消防のホースにつまずいて転倒し、座骨を折る重傷を負った。
警察が出火原因を調べている。
警察によると、工場は出火当時無人だったが、従業員は「コルクを乾燥させる機械が稼働していた」などと説明しているという。
近くに住む会社員の女性(40)は、「火柱が高く上がっていた。黒煙もすごかった」と話した。
現場はJR天王寺駅から東に約1kmの住宅街。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140519k0000e040117000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140519/waf14051911050014-n1.htm
2014年5月18日21時33分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前2時50分ごろ、愛知県東海市新宝町の三洋化成工業名古屋工場で、下請け会社に勤める男性(58)が機械に頭を挟まれているのを現場責任者の作業員が発見した。
救急隊員が現場で死亡を確認した。
警察によると、男性は、界面活性剤を袋に詰める機械に袋を補充する作業をしていた。
機械の不具合を確認しようと中を覗いた際、頭を挟まれたとみて、詳しい原因を捜査している。
警察によると、男性は17日午後8時から仕事をしており、現場責任者は、18日午前0時からの休憩時間になっても休憩所に姿を見せなかったため、様子を見に行ったという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140518/dst14051821330004-n1.htm
2014年5月17日12時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の濃度上昇が、イネやムギなど穀物に含まれる亜鉛や鉄分の減少を引き起こすことを、日米などの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
亜鉛や鉄分の摂取を穀物に依存する発展途上国では、温暖化が進めば栄養素が不足する恐れがあるという。
チームは、1998〜2010年、日米豪の農地で、世界の主要穀物であるムギ、イネ、ダイズ、トウモロコシ、エンドウ、モロコシを、同一環境でCO2濃度だけを変えて栽培した。
CO2濃度は、現在の農地の平均的な濃度(363〜386ppm)と、現在より200ppm上昇した場合を比べた。
その結果、全ての穀物で亜鉛の濃度が減り、鉄はモロコシ以外で減少した。
例えば、ムギは亜鉛が9.3%、鉄が5.1%減り、イネは亜鉛が3.3%、鉄が5.2%減った。
亜鉛や鉄分が不足すると、味覚障害や貧血などの健康被害が起きる。
世界で約23億人が、これらの栄養素を主に穀物から摂取しているという。
研究に参加した農業環境技術研究所の酒井英光主任研究員は、「栄養素が減るメカニズムを解明できれば品種改良などに生かせる」と話す。
出典URL
http://mainichi.jp/feature/news/20140517k0000e040200000c.html
2014年5月18日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後7時57分、長野市南長野の県庁から「(本館棟)9、10階に煙がある」と119番通報があった。
市消防局のポンプ車や救助工作車、はしご車など13台が出動し、同9時50分に鎮火した。けが人はなかった。
同局は、トイレ付近にあり配水管などを通すパイプスペースのうち、6~10階のどこかが火元とみて調べている。
9、10階には県警本部があり、職員が煙に気付いて県警総合当直に連絡、総合当直が119番通報した。
県財産活用課によると、パイプスペースは10階から地下1階までを貫いている。
消火作業では、7~10階の屋内消火栓を使ってパイプスペース内に放水しており、各執務スペースに放水の影響はないとしている。
県施設課によると、県庁本館棟では5月上旬から来年3月までの予定で、地階と2階以外の各階のトイレを改修中。
閉庁日の17日は、主に10階の男女トイレの間取りを変えるためにコンクリートブロック壁を解体していた。
県庁本館棟は1967(昭和42)年建築で、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上10階、地下1階。同課によると、完成以来、火災が起きたのは初めて。
県総務部などによると、17日夜に県庁にいた職員らは計30人弱だった。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20140518/KT140517ATI090024000.php
2014年5月19日17時47分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日付で読売新聞長野版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
幅60cm、奥行き5m程度のパイプスペース内のパイプのうち、5階から10階の部分の給水管など3本に巻かれていた断熱材が焼ける火事があった。
警察と消防が現場検証をするなどして原因を調べていて、これまでに10階部分のパイプや断熱材が激しく燃えていたことが、警察への取材で分かった。
10階のトイレでは、17日、建設会社の作業員などがコンクリートの壁の中の鉄筋を電動のこぎりで切る作業をしていて、火花が散ることもあったという。
10階トイレのパイプスペースに扉はあるが、鍵はかかっておらず、作業員は県に対し「換気のために扉を開けていた」と説明。17日午後5時頃には退庁したという。
警察は、飛び散った火花が断熱材に燃え移った可能性もあるとみて、原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1014546291.html?t=1400535576252
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20140518-OYTNT50069.html
また、5月19日付の信濃毎日新聞紙面には、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
パイプスペースには、各階に点検用窓がある。
建設会社社長は18日、取材に「壁の解体で舞うほこりを排出するため、17日は10階の点検用窓を開けたり閉めたりした」と話した。
県財産活用課によると、解体中の壁と点検用窓の間隔は1mほどで、工事終了後は異常はなかったという。
(ブログ者コメント)
信濃毎日新聞紙面に掲載されていた図によると、パイプスペースは、男子トイレの個室と女子トイレの個室の間に設置されていた。
そして、入口から最も遠い場所に点検用窓があり、さらに、そこから1mほど離れた場所にコンクリート壁が、個室と並ぶかたちで設置されていた。
キーワード;養生不足、発火
2014年5月17日22時59分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後4時半ごろ、大阪市平野区喜連東1丁目の住宅解体工事現場で、丸太で組んだ足場が道路側に倒れ、自転車で通りかかった同区の男子中学生(13)に当たった。中学生は頭などに軽傷を負った。
警察が原因を調べている。
警察によると、足場は工事現場を囲むように立てられており、倒れたのはその一部(高さ約5m、幅約6m)。
倒れた部分は、丸太(長さ約6m、直径約10cm)を5本組み合わせて作っていた。
当時は住宅の解体が終了し、作業員の男性2人が足場を解体しているところだった。
最上部に取り付けてあった針金を外したところ、足場がぐらつき、道路(幅約5m)に倒れたという。
中学生は友人と一緒に通行中で、友人にけがはなかった。
現場は、市営地下鉄谷町線出戸駅から北西に約700mの住宅街。
近くに住む男性(67)は、「作業員が『わっ』と叫び声を上げると、丸太が道路に向かって倒れた。当たった男の子が、自転車ごと倒れた。この道は普段は車も多く、危なかった」と話した。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG5K6W1MG5KPTIL01G.html
2014年5月17日21時0分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時ごろ、大阪市旭区高殿5丁目のビル解体工事現場の1階で、男性作業員が倒れているのを同僚が発見、男性は病院に搬送されたが死亡が確認された。
警察によると、男性は40代の作業員とみられる。全身を強く打っていた。
倒れていた場所の頭上には、4階から1階へ資材を下ろすため床に開けた直径約2mの穴があり、警察は、4階から誤って転落したとみて調べている。
男性らは4階で外に向かってホースで水をまき、舞い上がったほこりを落とす作業中だった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140517/waf14051721000019-n1.htm
2014年5月17日12時6分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後11時半ごろ、愛知県豊橋市明海町の金属加工業「トピー工業」豊橋製造所の溶解炉から高温の溶けた鉄が噴出、近くで作業していた男性社員6人のうち5人がやけどをし、うち46歳と20歳の2人が重傷を負った。いずれも意識はあるという。
警察などによると、他にけがをしたのは28歳、50歳、52歳の社員で、いずれも軽傷。
同製造所は、鋼材を生産している。
警察などによると、事故があったのは、金属くずを溶かしてH形鋼を製造する円筒形の電気炉(直径約10m、深さ約4m)で、6人が午後10時ごろから作業をしていた。
金属くず160トンを段階的に炉に入れ、内部の温度を上げるために酸素を注入していたところ、上部にある注入口(2m四方)から溶けた鉄が噴き出したという。
工場の関係者は「炉の内壁にこびりついていた鉄が落下するなどして、溶けた鉄が噴き出した可能性もある」と話している。
現場は多数の工場が立地する三河湾に面した工業地帯で、JR豊橋駅から南西約7km。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140517k0000e040169000c.html
(ブログ者コメント)
溶解炉に酸素を吹き込んでいた際に内部の溶けた鉄が噴き出た事故は、今年3月に氷見市でもあった。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3868/
また昨年も、10月に坂東市で溶解炉から集じん機につながるダクトが爆発する事故、4月に堺市で溶解炉内のスラグを突いた際に突沸する事故があった。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3390/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2790/
ほぼ1年の間に溶解炉関係の爆発、突沸事故が4件発生したことになり、同じような事故が続く時には続くものだという、以前から抱いていた感触を新たにした。
2014年5月16日21時24分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時半ごろ、防府市浜方の鉄工所、「M鉄工」で、クレーンで鉄骨をつり上げていたところ、固定していたフックが外れて落下した。
この事故で、この会社の作業員の男性(26)が鉄骨の下敷きになり、病院に運ばれたが、胸を強く打っていて、およそ1時間後に死亡した。
落下した鉄骨は倉庫の支柱などに使われるもので、長さ10m、重さはおよそ1トンあり、フックの取り付けやクレーンの操作は、男性がひとりで行っていたという。
警察では、事故の詳しい原因について調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064514411.html?t=1400273404232
(ブログ者コメント)
吊り上げ中の荷物が落下したという報道はしばしばあるが、フック自体が外れたという報道は珍しい。
フック自体が外れた事故は結構あったが詳細が報道されなかっただけ・・・ということだろうか?
2014年5月16日21時4分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前、四国電力・伊方原子力発電所の低レベル放射性廃棄物を保管している建物で、作業員が誤って火災感知器のケーブルを切断するトラブルがあった。
四国電力によると、16日午前10時すぎ、1号機と2号機の中央制御室で火災を知らせる警報が出たが、実際には火災は起きておらず、確認した結果、低レベル放射性廃棄物を保管している建物に設置されている火災感知器から中央制御室までつながるケーブル2本が切断されているのが見つかった。
この建物では、16日、新たな消火設備の配管を取り付ける工事が行われており、足場を設置するために、作業員が建物の天井にドリルで穴を開けていたところ、天井裏に埋設されていたケーブルを誤って切断したという。
作業は、図面やレーダーを使った探査装置でケーブルがある場所を確かめながら行っていたということだが、何らかの原因でケーブルがうまく検知されなかったため、ケーブルのある場所に穴を開けてしまったという。
四国電力は、16日夕方までに新たにケーブルを取り付けて仮復旧させたということで、「今後、詳しい原因を調査して速やかに県に報告したい」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004510841.html?t=1400273584424
(ブログ者コメント)
設備を設置する、あるいはシステムを構築する場合、安全面で押さえておくべき考え方の一つに、フェイルセーフというものがある。
具体的には、万一、設備やシステムに故障が発生しても、全体として安全方向に向かうように設計するという考え方だ。
今回の火災感知器は、おそらくは、常時、「火災は起きていない」という信号を出し続けていて、それが、ケーブルが切断されたことで信号が出なくなり、結果、火災発生の警報が出た・・・ということだと思われる。
もし逆に、火災が発生した場合にだけ信号を出すシステムだったとしたら、今回の切断は検知されず断線したまま放置されて、実際の火災発生時に役に立たなかったかもしれない。
2014年5月15日17時45分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時すぎ、横浜市中区山下町の外壁の改修工事中の9階建てのビルの屋上から、作業員が先端に金具がついたロープを投げ下ろしたところ、ビルの出入り口から出てきた40歳の会社員の女性にロープの先端部分の金具が当たり、女性は、頭を切る軽いけがをした。
警察によると、当時、工事現場ではビルの周りに足場を組むための資材を地上から屋上に引き上げる作業をしていたということで、およそ500gの金属製のフックがついたロープを投げ下ろしたところ、事故が起きたという。
現場では、ロープを投げ下ろす際に、歩道を歩行者が歩かないよう警備員を置いていたということだが、警備員はロープを見ていて、ビルから出てくる女性には気付かなかったという。
警察は、作業員や警備員から話を聞いて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054476341.html?t=1400187007598
(ブログ者コメント)
○ブログ者の勤務していた化学工場では、たとえ2階ぐらいの高さからであっても上から物を投げ下ろすことは禁止されていて、下ろす場合はロープで吊るしていた。
建設業界の実状は知らないが、投げ下ろすことが結構あるのだろうか?
○警備員は、自分に当たるかもしれないと思って、ロープを見ていたのだろうか?
もしそうだったとしたら、投げ下ろしの是非は別にして、警備員は歩行者を守るべきか、自分の身を守るべきか、という点で考えさせられる事例だ。
韓国旅客船沈没事故の船長の話しとは次元が違うにしても・・・。
2014年5月14日7時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新石垣発那覇行きの格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション252便が先月28日、那覇空港付近で海面に異常接近したトラブルで、管制官の「メインテイン(高度を維持せよ)」という指示を、アルゼンチン国籍の機長(45)が「降下を維持」の意味に取り違えた可能性が高いことが、国交省への取材で分かった。
国交省によると、那覇空港に着陸する旅客機は通常、空港の手前約5kmで高度300mから降下を始めるが、ピーチ機は約10km手前から開始。
高度100mで対地接近警報装置(GPWS)が鳴ったため、再び上昇して着陸をやり直した。
航空当局の関係者などによると、降下開始後に管制官が「メインテイン、1000フィート(高度約300mを維持せよ)」との指示を繰り返したのに、そのまま降下を続けたことが新たに判明。
副操縦士が「トゥー・ロー(低すぎます)」と指摘し、その直後にGPWSが作動したとみられる。
国交省担当者によると、高度を維持または元に戻す場合は通常、「メインテイン(維持)」、高度を上げる場合は「クライム・アンド・メインテイン(上昇して維持)」と指示する。
だが、航空評論家の小林宏之さんは「管制用語としては問題はないが、300mから100mに降下するまで約1分間あり、『上昇せよ』など違う言い方をすべきだったのではないか」と話す。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140514k0000m040138000c.html
本件、2014年4月30日 5時50分に沖縄タイムスから、トラブル発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日に那覇空港に着陸しようとした格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの石垣発エアバスA320-200型が、空港の北約7kmで高度約75mまで降下、海面に異常接近し、再上昇して着陸をやり直していたことが分かった。国土交通省が29日発表した。乗客乗員計59人は無事で、機体に損傷はなかった。
航空専門家の話では、降下を続けていれば、あと20秒ほどで海面に衝突する恐れがあった。
国交省とピーチ社によると、アルゼンチン国籍の男性機長(45)が操縦かんを握り、日本人の女性副操縦士(38)がサポートしていた。
高度の下がり過ぎを知らせる「地上接近警報装置」が作動し、緊急に機首を上げる回避操作を取った。
機長は「管制官から降下の指示が出たと勘違いした」と説明。当時は雨で視界が悪かったとみられる。
那覇空港への着陸機は通常、約5km手前で高度約300mから降下を始めるが、同機は約10km手前から降下を開始、車輪を下ろし着陸体勢に入った。
高度約100mで警報装置が鳴り、回避操作を取ったが、一時約75mまで下がった。
国交省は、事故につながりかねないトラブル「重大インシデント」だったと判断。運輸安全委員会は29日、ピーチ社が拠点を置く関西空港に航空事故調査官3人を派遣した。
今回の重大インシデントの場面では、客室乗務員が機内アナウンスで「着陸をし直します」と述べただけで、特に機内に混乱は見られなかったという。
ピーチ社は「国交省の運輸安全委の調査に全面協力するとともに、再発防止に努めてまいります」とのコメントを発表した。
出典URL
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=68179
(ブログ者コメント)
指示した側の意図と指示された側の理解内容に齟齬があったということだが、産業現場でも、同じようなトラブルは、しばしば起きている。
今回のケースは用語としては問題なかったようだが、一般論として、指示する場合、相手は分かっているだろうなどといった思い込みは禁物で、主語や目的語を省略しないことが大切だ。
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その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。