2023年7月3日10時35分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時ごろ、空知管内雨竜町中島の水田で、旭川市錦町24、会社役員沖野さん(女性、56歳)がコンクリート製U字溝の下敷きになったと息子が110番した。
沖野さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
深川署によると、沖野さんは水田の拡張工事中、U字溝に別の作業員と2人で並んで座っていたところ、U字溝が負荷に耐えきれずひっくり返った。
2人とも深さ80センチの溝に落ち、続いてU字溝も落下。
作業員はU字溝を避けたが、沖野さんは避けられず下敷きになったという。
U字溝は長さ2メートル、幅74センチ、高さ49センチで重さは300キロ以上という。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/871953/
7月3日20時4分にNHK北海道からは、地面から深ささ80cmほどの作業現場に転落したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前、雨竜町中島で田んぼの拡張工事をしていた旭川市錦町の会社役員、沖野さん(56)がU字溝の下敷きになり、砂川市内の病院に搬送されましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
警察によりますと、落下したU字溝はコンクリート製で、長さ2メートル、幅75センチ、深さ50センチほどで、重さは300キロ以上あるということです。
沖野さんは当時、休憩中で、U字溝に腰掛けていたところ、バランスを崩して地面から深さ80センチほどの作業現場に転落し、その上にU字溝が落下したということです。
警察は、現場にいた工事の関係者から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230703/7000058849.html
2023年7月3日19時44分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時前、東京・板橋区にある2階建てアパートで、2階の外廊下の床が抜け、40代の女性と30代の男性が3メートル以上の高さから落下して骨折などのケガをしました。
落ちた廊下の残骸は、ひどくサビ付いているように見えました。
外廊下にいたのは引っ越し業者の3人でした。
2階の部屋の引っ越しのため現場に来ていましたが、事故当時は全員「てぶら」だったといいます。
すると突然、床が崩落。
3人のうち1人は、とっさに鉄筋に足をかけることができましたが、ほかの2人は床とともに落下したということです。
落下をまぬがれた引っ越し業者;
「物を持ってなかったんです。
普通の人間の体重だけで(落ちた)。
やっぱり老朽化してるんで、多分、その管理上の問題」
アパートは築50年以上だということです。
警視庁はアパートの老朽化も含め、管理に問題がなかったかなど、業務上過失致傷の疑いも視野に原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/56c9dd01ba18455ee95135a65b97dcd3745b481c
7月3日22時25分に読売新聞からは、2階に住んでいた大家の転居に伴う作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都板橋区赤塚で3日、木造アパート2階の外廊下が壊れ、引っ越し作業をしていた30~40歳代の男女2人が床ごと約3メートル下の地面に落下した。
2人はともに足の骨を折るなどの重傷。
高島平署幹部によると、3日午前、負傷者を含む6人で引っ越し作業中に、外廊下のコンクリート製とみられる床が幅約90センチ、長さ約4メートルにわたって崩れ落ちた。
2階に住んでいた大家の70歳代女性の転居に伴う作業だったという。
都内では2021年4月に八王子市のアパートで外階段の一部が崩落し、住人女性(当時58歳)が死亡する事故も起きている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230703-OYT1T50192/
7月3日12時23分にNHK NEWS WEBからは、近く建て替える予定だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、現場では引っ越しのため荷物の運び出しの作業が行われていたということで、警視庁や消防が詳しい状況を調べています。
現場の近くに住む男性は、「『ガタン』という大きな音がしたので、外に出ると廊下が崩れ落ちていました。現場のアパートは築50年ほどたっていて、近く、建て替えると聞いていました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230703/k10014116671000.html
2023年7月3日19時28分に九州朝日放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
佐賀県小城市にある遮断機のない踏切で、52歳の男性が列車にはねられ死亡しました。
3日午後3時ごろから、国交省などによる調査が行われています。
現場では事故当時の状況について、列車や道路からの見え方などが調べられました。
警察などによりますと、2日午後6時ごろ、小城市のJR唐津線「二十の坪踏切」で、佐賀駅行きの普通列車が近くに住む52歳の男性をはねました。
男性は、その場で死亡が確認されました。
運転士は警察に対し、「走ってくる人を確認し、汽笛を鳴らして緊急停車しようとしたが間に合わなかった」などと話しています。
男性の家族の話や服装などから、事故当時、男性はイヤホンをつけてランニングをしていたとみられています。
運輸安全委員会の鉄道事故調査官は、「警報機がないっていうことで、踏切の手前ではいったん立ち止まって左右確認するところを注意喚起していければ」と話しています。
警察は、イヤホンの音で列車の接近に気づかず、はねられたとみて詳しい経緯を調べています。
https://kbc.co.jp/news/article.php?id=10464541&ymd=2023-07-03
7月3日19時3分にYAHOOニュース(サガテレビ)からは、列車は250mほど進んだところで停車したなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時前、小城市三日月町にあるJR唐津線の踏切で、上りの列車と人が衝突しました。
この事故で、小城市に住む52歳の男性が死亡しました。
列車はブレーキをかけたものの間に合わず、衝突後、約250メートルほど進んだところで止まりました。
運転士は「人が走って踏切に入ってきたため、警笛を鳴らし止まろうとしたが気付く様子はなかった」と話しているということです。
警察によりますと、シューズなど服装からみても男性は日課のランニング中だったとみられています。
また、男性のイヤホンが列車の前方に引っかかっていて、イヤホンによって周囲の音が聞こえず列車の接近に気付かなかった可能性があります。
さらに、現場はいわゆる“第四種踏切”で、警報器の音や遮断機の進入制限がありませんでした。
警察は自殺の可能性は低く事故とみて捜査していて、踏切の手前では必ず立ち止まって左右の安全を確かめるよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28f7406e91e48a1908b7ad4b8b41a753ba86167a
今回は自分自身の死亡事故だったが、車や自転車運転中だったら、加害者になっていた可能性もある。
2023年7月5日6時45分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月1日の大雨で小川村の河川工事の現場から水があふれ、住宅の浸水被害が発生したことについて、工事を発注した県は、工事の方法が適切ではなかったという認識を示しました。
県は、ほかの河川工事の方法に問題がないか総点検を始めました。
小川村の鴨ノ尾地区では、今月1日の夕方、大雨で土尻川の水があふれ、住宅6棟が浸水被害を受けました。
現場付近の土尻川では、去年8月にも洪水があったため、ことし1月から復旧工事が行われています。
それに使う重機や資材の運搬のため、川を横切る形で盛り土の仮設道路が設けられていました。
今回の大雨では、その仮設道路が増水した川の水をせき止める形となり、水があふれ出してしまったということです。
川の水は、仮設道路に埋め込まれた11本のパイプを通して流されていて、水量が増えた場合は仮設道路を取り壊す計画でした。
しかし、急な大雨で水位が一気に上昇したため、仮設道路の取り壊しが間に合わなかったということです。
浸水被害にあった複数の住民から、工事のあり方に対する疑問や憤りの声が上がっています。
70代の女性は、「大雨が降れば水があふれるのではないかと思っていた」と話していました。
また、40代の男性は、「当日も作業員が午前中からいたのにどうして仮設道路の撤去をしなかったのか疑問だ」と話していました。
県河川課は、NHKの取材に対し、「災害復旧工事をできるだけ早く進めるため出水期に工事を行っていたが、仮設道路の設置や管理に適切でない点があったと考えている」とコメントしました。
そのうえで、県が発注したほかの河川工事の方法に問題はないか、総点検を始めたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230705/1010027274.html
7月4日12時12分にNHK信州からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20230704/1010027265.html
7月4日18時57分にYAHOOニュース(信越放送)からは、住民とのコミュニケーション不足で工事が進められていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小川村の鴨之尾(かものお)地区。
3日前の氾濫で床上浸水した住宅では、4日も住民やボランティアが片付けを行っていました。
住民:
「(県の工事が原因だと)認めたけど、住宅・畑・田んぼもろもろどこまで補償してくれるのか…」
住民:
「(工事は)ちゃんと冬にやるべきだよ」
川の水位が下がったことを受け、昼頃には県の建設事務所の職員が現場を視察しました。
鴨之尾(かものお)地区では1日、土尻川(どじりがわ)が氾濫し、住宅6戸が床上・床下浸水。
県は3日夜、「県の河川工事が川があふれた原因と考えられる」と発表しました。
河川工事は2022年の豪雨災害で傷んだ護岸を補強するもので、重機の行き来などのため川を横断するように盛り土をし、下にパイプを通して水を流していました。
1日は大雨で押し寄せた水をせき止める形になり、水があふれたといいます。
住民:
「どういう工事でも、地元に説明っていうのは、本当はすべてあっていいと思うんですけど…」
そもそも今回の工事に関して、住民に対する事前の説明会はなかったといいます。
また、現場の近くには接岸道路と呼ばれる火災時に緊急車両などが通れる道がありましたが、今回の工事に伴って、なくなったといいます。
住民:
「工事始まる前に忠告はした。
緊急用の道がある。
そこは確保しといてくださいと言ったんだけど、工事のために、ここを平らにしちゃった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0885b670fde1668ebec8cf37988a7f9a8e6fe0b7
7月5日6時2分に信濃毎日新聞からは、出水期でない冬場に行うべき工事ということは承知していたが、梅雨の時季までに終わらせるべく工事していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
県は4日の県会建設委員会で、原因などについて説明した。
委員の藤岡義英氏(共産党)は、工期が出水期と重なっていると指摘し、「河川内に盛り土をする工法は妥当だったのか」と質問。
河川課の川上課長は、施工状況を確認しているとして、「原因究明も含めて調査を進める」とした。
県長野建設事務所整備課の渡辺課長は取材に、「原則冬場に行うべき工事だと重々承知している」とした上で、「できれば梅雨の時季までに終わらせたかった」。
施工業者は4日、現地での取材に対し、急激な増水を「想定していなかった」と釈明。
当日は1人でパイプに詰まった枝や草を手を使って取り除こうとしたが、危険を感じて待避したと明かした。
小川村は、床上に土砂が流入した家庭に一律5万円、床下に浸水した家庭に同2万円を給付する予定。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023070401170
2023年6月30日20時55分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし8月、北九州市小倉北区の国道で西鉄の路線バスが自転車に追突し、自転車に乗っていた当時70歳の女性が死亡しました。
この事故について国の事故調査委員会は30日、調査報告書を発表しました。
それによりますと、運転手からの聞き取りでは当時の状況について「対向車線を走行してくる同じ会社のバスが目に入り、ふだんから顔見知りの運転手には会釈をしているため、バスの行き先や誰が運転しているのかが気になり、2〜3秒間バスに視線を向けた」などと説明したということです。
その上で、報告書では事故の原因について、運転手がバスを注視し続けたため、自転車の認知が遅れ、追突した可能性が高いとしています。
西鉄バスが運転手に配布している手引きには「すれ違う時の挙手や会釈は厳禁する」と明記されているということですが、報告書は徹底されているかどうかの個別指導が不十分だったと指摘しています。
西鉄バス北九州は、「事故調査報告書のご指摘も踏まえ、二度と同じような事故を発生させないよう再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20230630/5020013640.html
※事故当時、2021年9月1日9時35分に西日本新聞からは、被害者の方への誹謗中傷などが相次いだことから西鉄は打ち消すために異例のコメントを発表したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉北区で8月28日夜、西日本鉄道の路線バスが自転車の女性(70)をはねて死亡させた事故について、同社は31日、「事故の原因は乗務員の前方不注意」と認める異例のコメントを発表した。
インターネット上で相次ぐ女性への誹謗(ひぼう)中傷や臆測を打ち消すためだという。
事故は28日午後8時15分ごろ、同区高浜1丁目の国道3号で発生。
男性運転手は小倉北署の調べに「事故直前にブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話した。
西鉄は、ドライブレコーダーや運転手への聞き取りから、自転車は道路に飛び出すなどしておらず、運転手の前方不注意が原因だと判断したが、ネットでは「自転車側に問題があると思う」、「70のおばあちゃんが夜に自転車に乗る方が危ない」などの投稿が相次いだ。
西鉄は「被害者に原因がある旨の投稿は事実と異なる。再発防止に全力で取り組む」としている。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/793951/
2023年6月30日16時37分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時10分すぎ、読谷村伊良皆の石材工場から「石材に男性が踏み潰されている」と、消防を通じて警察に通報がありました。
警察によりますと、当時、工場では1枚500キロの重さがある石板を移動させる作業をしていて、何らかの理由で立てかけられていた複数の石板がドミノ倒しになったということです。
倒れてきた石板と立てかけられた石板の間にいた男性従業員が挟まれ、病院に運ばれましたが、1時間半後に死亡が確認されました。
亡くなったのは、近くに住む我如古さん(48)で、警察は、現場にいた別の従業員から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230630/5090023867.html
6月30日19時3分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、被災者はフォークリフトを使って複数枚の石板を運ぶ作業を行っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
重さ500kgの石板に挟まれ、48歳の男性が死亡した。
30日午前10時ごろ、沖縄・読谷村にある石材会社から「男性が石板に挟まれて意識がない」と、消防に通報があった。
この事故で、石材会社の社員・我如古さん(48)が心肺停止の状態で病院に運ばれ、およそ1時間半後に死亡が確認された。
我如古さんは、立てかけられていた重さ500kgある石板を複数枚、フォークリフトを使って運ぶ作業を行っていて、何らかの原因で倒れてきた石板に挟まれる状態になったという。
警察が、事故のくわしい状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9e40492317cbb411c3e15838d83b0d981332ad
2023年6月29日23時45分に北海道新聞から下記趣旨の記事が、写真と地図付きでネット配信されていた。
29日午前11時半ごろ、後志管内蘭越町湯里(ゆのさと)にある三井石油開発(東京)の地熱資源の調査エリアで、掘削工事中に地中から水蒸気が噴き出した。
現場にいた作業員18人は無事だった。
けが人はなく、周辺への被害もなかった。
水蒸気は高さ約100メートルにも達し、同日午後7時現在、勢いよく立ち上り、周囲にはごう音が響いている。
同社によると、現場では資源量調査のための掘削工事が行われていた。
地下216メートルまで掘り進めたところで水蒸気が噴出した。
同社は緊急対策本部を設置。
今後、水蒸気の成分を調べるほか、噴出を止める対策を検討し、原因も調べる。
「皆さまにご心配をおかけしている。再発防止に努める」としている。
町は防災行政無線で町民に注意を呼びかけた。
当時現場にいた関係者は「爆発音がした。噴出した水から逃げる人もいた」と緊迫した状況を語る。
周辺で目撃した人は「蒸気は当初は灰色で、その後、白くなった」と話した。
付近の温泉施設の利用者や観光客が水蒸気の様子を心配そうに見つめた。
同社は地熱発電所の稼働を目指し、同町と同管内ニセコ町にまたがるエリアで地熱資源を調査している。
道内では昨年8月、渡島管内長万部町の神社敷地内で高さ約30メートルの水柱が現れ、噴出は50日間続いた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/869828
7月4日12時16分にNHK北海道からは、当日に弁当配送女性が軽度の硫化水素中毒になり1日入院していた、噴出物は石英を主成分とする鉱物だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
蘭越町湯里にある地熱発電に向けた資源量調査の掘削現場では、先月29日以降、蒸気が噴出していて、掘削を行っていた「三井石油開発」は、噴出物は石英を主成分とする鉱物だとしています。
会社側は、噴出が始まった29日の時点で、体調不良などを訴えている人はいないとしていましたが、4日になって、噴出が始まった日に現場に弁当を配送した40代の女性が体調不良を訴え、病院に搬送されていたことを明らかにしました。
女性は硫化水素による中毒症状と診断されましたが、症状は軽く、翌日、退院したということです。
会社側は、女性が退院した先月30日には事実関係を把握していたということで、「近隣住民の不安をあおることを避けようと公表を控えていたが、かえって不安を招いたことをお詫びしたい」としています。
会社によりますと、当初、掘削現場付近では硫化水素ガスが検出されたということですが、340メートルから590メートル離れた場所で行っているモニタリングでは、これまでに硫化水素ガスは検出されていないということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230704/7000058867.html
7月4日11時48分にテレビ朝日からは、弁当配達女性の体験談など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月29日、北海道蘭越町にある地熱発電調査の掘削現場に40代の女性が正午前に弁当を届けたところ、ほぼ目の前で蒸気が噴き出しました。
目の前で目撃した女性(40代):
「バリバリって音が鳴って、いきなり煙。
中心は真っ黒でした。
外側は濃い灰色の煙が立ち上がって、硫黄のにおいもすごくて。
現場の人もマスクを着けて逃げて」
その直後、体調に異常をきたした女性は、救急車で病院に搬送され、「硫化水素中毒」と診断されました。
1日入院して回復したということです。
目の前で目撃した女性(40代):
「頭痛と吐き気がすごかった。
2時間くらい横になったけど、良くならなくて」
掘削を行っていた三井石油開発は、「近隣住民の皆様の不安をあおることを防ぐため公表を控えていました」とコメントしています。
(「グッド!モーニング」2023年7月4日放送分より)
(2023年7月17日 修正1 ;追記)
2023年7月7日5時51分にNHK北海道からは、敷地内の水から飲料水基準の1590倍にあたる高濃度のヒ素が検出された、新たに1人から体調不良の訴えがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
「三井石油開発」は6日夜、今月3日と5日に現場の敷地内で採取した水から非常に高い濃度のヒ素が検出されたと発表しました。
このうち5日に採取した水には1リットルあたり15.9ミリグラムのヒ素が含まれていて、これは国が定める飲料水の基準の1590倍にあたるということです。
会社では、これらの水を水道水や農業用水として使われていない近くの沼に放出するなどしているということです。
ただ、現場周辺の川ではこれまでに農業用水の基準の1.8倍のヒ素が検出されていて、会社では噴出している蒸気にもヒ素が含まれているおそれがあるとして、引き続き周辺の住民に注意を呼びかけるとともに、町や消防などの関係機関と対応を協議しています。
また「三井石油開発」は6日、蘭越町が設置している健康被害の相談窓口に新たに1人から体調不良の訴えがあったと発表しました。
会社では「現時点で蒸気噴出との因果関係は不明だ」としています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230707/7000058959.html
7月10日11時58分にTBS NEWS(北海道放送)からは、現場では9日にも基準の2100倍にあたるヒ素が検出された、農業用水などの取水口でも飲料水基準に近いヒ素が検出されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
掘削現場からは、きのうも飲料水基準の2100倍となる高濃度のヒ素が検出されています。
また、農業用水などに使われる取水口でも1リットルあたり0.008ミリグラムの、飲料水基準に近いヒ素が検出されていますが、ヒ素を含む水の放出を止めるのには2週間程度かかる見通しです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/592863?display=1
7月11日8時33分に読売新聞からは、ヒ素が含まれた濁水は1km離れた井戸に移送する方針、噴出は井戸を掘削中に見つかった亀裂をセメントで塞ごうとしていた際に別の熱水亀裂とつながって起きた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井石油開発(東京)の原田社長は10日、町山村開発センターで開いた2回目の住民説明会で、8月下旬までに噴出を止める考えを示した。
高濃度のヒ素が含まれた濁水については、今月15日をめどに約1キロ離れた井戸などにホースで移送する方針も明らかにした。
同社によると、井戸の掘削中、深さ約200メートルの地層で見つかった亀裂を塞ぐためにセメントを注入。
その際、何らかの理由で高圧の熱水をためている別の亀裂とつながり、噴出したと考えられるという。
噴出の抑止策について同社の担当者は、鉄製の蓋を噴出口にのせて井戸に注水する方向で検討していると説明。
8月中旬までに必要な資材を調達し、下旬までの沈静化を目指すとした。
説明会に先立ち、原田社長は町役場を訪問。
面談した金秀行町長からヒ素を含む濁水の処理を急ぐよう要請された。
同社はホースを使った仮の配管を敷設して、同社が以前に掘削した深さ約2500メートルの井戸などに移送することを決めた。
説明会には約80人の住民らが出席。
コメ農家から風評被害への対応を求める声などが上がった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230711-OYT1T50095/
7月16日17時18分に産経新聞からは、現在、蒸気から硫化水素は検出されていないが、噴出当時は含まれていた可能性があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井石油開発(東京)が、硫化水素中毒で体調不良を訴えた女性は、噴出した蒸気によるものと因果関係を認めていたことが16日、同社への取材で分かった。
噴出当初、蒸気に硫化水素が含まれていた可能性があるとしている。
同社によると、女性は蒸気噴出が始まった6月29日に弁当を届けるために短時間現場に滞在。
その後、体調不良を訴えて一時入院しており、今後の健康状況なども踏まえて補償を検討する。
現場周辺では6月30日以降、硫化水素は検出されていない。
同社は「29日は測定できておらず、蒸気に硫化水素が含まれていた可能性がある」としている。
https://www.sankei.com/article/20230716-ZSEOM5EENFJ7VCTDTDWBECXL5Q/
7月16日12時44分にNHK北海道からは、体調不良を訴えている人は15人になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井石油開発は、15日の時点で新たに6人がのどの痛みなど体調不良を訴えたと明らかにしました。
会社によりますと、6人のうち4人は蒸気噴出の現場敷地内に立ち入り、のどの痛みと目の違和感などを訴えたということで、現在、症状は改善しているということです。
また、2人については蘭越町が設置した相談窓口に体調不良を訴えているということで、会社は詳しい症状など確認中だということです。
これで地元の住民など、体調不良を訴えた人はあわせて15人となります。
会社は蒸気噴出との因果関係を確認中だとしていますが、作業員以外に業務で敷地内に立ち入り、体調不良を訴えるケースが増えているとして、現場の安全基準の見直しを検討したいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230716/7000059232.html
・・・
いったいなぜ、蒸気は噴き出し始めたのでしょうか。
掘削を行っていた三井石油開発によりますと、地面を掘り始めたのは先月25日のことです。
地下深くにある地熱が溜まっている層まで掘り進めようとしたところ、200mほどの場所で地下の亀裂に遭遇。
セメントを流し込んで亀裂を塞ごうとしましたが、何らかの理由でこの亀裂が地熱の層とつながり、高温の蒸気などが流れ出したことで突如噴出が始まったとみられています。
会社側は、現在の状況を制御ができない状態にある「暴噴事故」ではなく、「蒸気噴出」だと説明しています。
・・・
日本地熱学会・糸井龍一元会長:
「今回の事例は非常に特異な例。噴出が制御できないのであればある意味、暴噴と言えるかもしれない」
非常に珍しいという、今回の噴出。
作業の安全対策に問題はなかったのでしょうか。
今回の事業に助成金を出しているJOGMEC=独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構は、自主保安指針の中で、蒸気などの噴出の恐れがある場合には噴出防止装置をつけなければならないと定めています。
しかし、装置をどの段階でつけるかの規定はありません。
今回、会社側もJOGMECに対し、噴出防止装置をつけると申請していましたが、深さ200mの時点では、 まだつけていませんでした。
三井石油開発の担当者:
「この井戸では、計画上は700mの深度から設置計画でした。我々の検討が不十分であった可能性もあるかと思っております」
会社側は、この地域ですでに5本の井戸を掘っていて、その実績から地下700m付近まで掘り進めた後に装置をつける予定でした。
専門家も、作業効率や費用の問題から、装置はある程度掘り進めてからつけるのが一般的だとしています。
しかし、それを住民に事前に説明しておくことが必要だったと指摘します。
北海道大学工学研究院・佐藤努教授:
「安全装置を最初からつけられない理由があるとしたら、それも説明して、その理由を理解していただいて、何メートルぐらい掘った時からやりますという理由を説明して、理解してもらうことが重要なのではないでしょうか」
蒸気は一体、いつ収まるのでしょうか。
会社側は、まず鉄板の蓋で蒸気の流れを変えた後、井戸に水を注いで温度を下げて、蒸気を止める計画です。
最終的には、セメントを入れて廃坑にする予定で、早ければ8月下旬には作業を終えたいとしています。
しかし専門家は、簡単な作業ではないと指摘しています。
日本地熱学会・糸井龍一元会長:
「硫化水素の濃度が高いというのは、ちょっと気になりますね。濃度が高いと、(作業員が)危険な状態に陥る場合があるので、安全性に気を付けて作業を進めないといけない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c06d6a3992cf1dc9a1893b39e23d5f3703597a3
(2023年7月23日 修正2 ;追記)
2023年7月20日18時11分にNHK北海道からは、噴出日以降に現場で作業していた作業員が普段と違いガスマスクを着用しなかった18日に体調不良を訴え硫化水素中毒らしいと診断されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
三井石油開発によりますと、今月18日、現場敷地内にいた作業員1人が頭痛や腹痛など体調不良を訴え医療機関を受診したところ、硫化水素中毒の疑いと診断されたということです。
会社によりますと、この作業員は蒸気が噴出した先月29日以降、現場敷地内で作業にあたっていて、これまでにも息苦しさやめまいの症状があったということです。
また、この作業員は主に会社の安全管理基準でガスマスクなどの防護具が不要なエリアでの作業を担当していましたが、普段は自主的にガスマスクを着用していて、18日は着用していなかったということです。
現場敷地内の作業員が体調不良を訴えたのは今回が初めてですが、会社は作業の内容などを明らかにしていない一方、体調不良は蒸気の噴出が原因だとして補償する方針だということです。
これで体調不良を訴えた人は16人になりますが、会社が蒸気の噴出と因果関係を認めたのは2人目です。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230720/7000059322.html
(2023年8月29日 修正3 ;追記)
2023年8月19日18時15分に読売新聞からは、8月12日から冷却水の注水を開始し19日には蒸気の噴出がほぼ収まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
蒸気の噴出がほぼ収まったことが19日、事業者の三井石油開発(東京)への取材でわかった。
噴出を抑えるために行った冷却水注入の効果とみられる。
同社によると、蒸気噴出は6月29日に始まった。
注水作業は今月12日に開始し、18日夕頃から効果が表れ始め、19日朝にはほぼ蒸気の噴出が見られなくなったという。
同社では引き続き注水を続け、今月末までに調査井戸をコンクリートで埋め戻す作業を完了させる方針。
この問題では、これまでに近隣住民など19人が体調不良を訴え、同社はこのうち2人について蒸気噴出との関係性を認めている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230819-OYT1T50157/
8月28日13時32分に産経新聞からは、井戸の埋め戻しが完了したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三井石油開発(東京)は28日、掘削した井戸をセメントで埋め戻す作業が同日午前9時ごろ完了したと発表した。
同社によると、24日から井戸の底で土台となる砂利を投入。
その上にセメントを流し込み、固まったのを28日午前に確認した。
埋め戻しに先立ち、坑内に注水して温度を下げ、蒸気の勢いを抑える作業を26日まで並行して実施していた。
https://www.sankei.com/article/20230828-FUQNETTMUZPBXFDGTJJ7WDUIHU/
2023年6月29日14時48分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時頃、岩沼市の玉浦小学校で、熱中症への対応を想定した訓練に参加していた5年生の児童が相次いで体調不良を訴えました。
訓練は校庭にいた児童が倒れたという想定で、消防が治療の優先順位を決めるトリアージを行っていたところ、呼びかけに応じなかったり頭痛を訴えたりするなど、実際に熱中症とみられる症状が確認されたということです。
消防隊員:
「本当に熱中症かもしれない・・・」
訓練に参加した児童17人のうち6人が体調不良を訴え、うち1人が仙台市内の病院に運ばれましたが、現在は帰宅したということです。
いずれも症状は軽いということです。
あぶくま消防本部 本郷亘理消防署長:
「熱中症にかかるものかと推測される環境における集団災害ということもあると改めてきょう分かったので、訓練の実施の可否について今後検証して、次の訓練の計画の参考にしたいと思う」
訓練は中止され、学校は参加した児童全員に検温や水分補給をさせて体調管理を行ったということです。
岩沼市周辺の午前11時頃の気温は27度、湿度65%で蒸し暑くなっていました。
県内では29日、このほか6人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれました。
例年、熱中症は屋外だけでなく室内でも多く発生しています。
特に子どもや高齢者は注意が必要で、こまめな水分補給やエアコンを適切に使用して予防に努めましょう。
【写真を見る】救急隊員「本当に熱中症かもしれない」小学校で“熱中症想定の訓練中”に児童6人熱中症の症状に「1人病院搬送」緊迫の現場で一体何が?宮城・岩沼市
https://news.yahoo.co.jp/articles/58b8ce9f0f5b7be2a4e605fa96c477bf76d20f1b
6月29日16時230分に東日本放送からは、熱い地面の上に寝そべっていた要救護役の児童などが体調不良を訴えたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時半ごろ、岩沼市の玉浦小学校の校庭であぶくま消防本部が熱中症の患者を搬送する訓練をしていたところ、参加していた男子児童1人が熱中症の症状を訴え、病院に搬送されました。
訓練は中止され、その後、更に7人の児童が頭痛やだるさを訴え、保健室で経過を観察しました。
搬送された児童を含め、8人は軽症です。
訓練は、17人の児童が熱中症で倒れた想定で行われていて、開始から10分後に倒れる演技をしていた男子児童1人が体調不良を訴えたということです。
高橋記者:
「男子児童は訓練の搬送者役として、地面に寝そべっていたということです。この時間、地面を触ってみますと、やけどしそうなくらい熱いです」
学校では、熱中症を防ぐため、校庭に飲み物を持って行くなどの対策を取っていたということです。
https://www.khb-tv.co.jp/news/14944391
2023年6月30日15時35分にYAHOOニュース(時事通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タイの首都バンコクのドンムアン国際空港で29日、動く歩道を通行中の女性(57)が機械に足を吸い込まれ、切断する事故があった。
【写真】動く歩道に足を巻き込まれた女性の救助に当たる関係者ら
機械は日立製だった。
空港や地元メディアによると、事故は29日朝、国内線の旅客ターミナル内で発生した。
スーツケースを持った女性が動く歩道に乗っていたところ、何らかの原因で降り場の安全カバーが外れ、左足が機械に巻き込まれた。
女性は左膝から下を切断する重傷を負った。
動く歩道は日立製で、1996年に設置されたものだった。
空港は全ての動く歩道を停止させるとともに、事故の詳しい状況を調べている。
サイアム日立エレベーター(タイ)の担当者は、「技術者を空港に派遣し、原因を調べている」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d7d009d1adccc3849a9f81e3a35eb382acda98
6月29日19時33分にTBS NEWSからは、つまづいて転倒した直後に巻き込まれた、定期検査は毎日実施していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
空港によりますと、29日午前、利用客の57歳の女性が「動く歩道」に乗って移動していたところ、降り口付近でつまずいて転倒。
直後に女性の左足が、機械に巻き込まれたということです。
女性は病院に運ばれましたが、左足の太ももあたりから下を切断する重傷を負いました。
事故が起きた「動く歩道」についてドンムアン空港は、「日本の日立グループが作ったもので、27年間使用されていた」と説明。
「定期検査を毎日実施していて、けさも異常はなかった」として、原因の詳しい調査を進めています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/571409?display=1
6月30日付でバンコク週報からは、3ケ月に1度の定期チェックでも問題はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性客は左足をひどく損傷したことから、医療スタッフにより足を膝上から切断する緊急手術を受けた後、さらなる治療のためプミポン・アドゥンヤデート病院へ。
その後、バムルンラート病院へと搬送された。
被害者の家族によれば、切断された足の損傷がひどいため、再接着をした場合、感染症等で状態が悪化する可能性が高いとして、再接着は断念するよう助言されたという。
同空港を管理・運営するタイ空港社(AOT)社長によれば、負傷した女性客の治療費、賠償金についてはAOTがすべて負担する。
事故が起きた動く歩道は日立製で1996年から使用されている。
3カ月に1度の定期チェックは6月21日に実施され、問題点は確認されていなかったというが、同空港ではこれまでもエスカレーターにサンダルや靴を挟まれる事故が複数回起きている。
AOTはドンムアン空港内のすべての動く歩道について2025年までに取り替えなどによる改善を予定しているが、今回の事故発生を受けて、来年度(今年10月~来年9月)に早められる可能性があるとのことだ。
https://bangkokshuho.com/thaisocial-1329/
2023年7月1日22時9分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月28日午後5時ごろ、北海道羅臼町の知床岬先端部で、環境省事業でエゾシカの捕獲事業に従事していた40代の男性作業員1人=斜里町=がヒグマに襲われてけがをしたと、環境省釧路自然環境事務所が明らかにした。
作業員は斜里町内の病院で治療を受け、左腕に2針を縫うけがなどを負ったという。
同事務所によると、ヒグマは雄の成獣(150キロ以上)と推定される。
作業員は襲われた際、持っていたクマスプレーを噴射、ヒグマは逃げたという。
現場は知床半島ヒグマ管理計画における世界自然遺産地域の核心地域。
作業員は、捕獲事業を受託した知床財団に雇用され、エゾシカの捕獲のため、台地上の丈の高い草原で気配を消しながら移動中だった。
不意な遭遇で驚いたヒグマが、防衛のために反撃に出たとみられることから、捕獲は考えていないという。
https://mainichi.jp/articles/20230701/k00/00m/040/202000c
6月30日付で環境省HPには、複数名での行動など安全対策をとっていたが、シカが逃げるため熊鈴は使わなかったなど、下記趣旨の報道発表資料が掲載されていた。
1,概要
令和5年6月28日17時頃、知床岬(羅臼町側)の台地上の草原において、環境省発注のエゾシカ捕獲事業(受託者:公益財団法人知床財団)に従事していた作業員1名(40代男性、斜里町在住)がヒグマに襲われる事故が発生しました。
この事故により、作業員は左腕部に2針を縫う傷のほか、左頬部に擦過傷などの怪我を負いましたが、斜里町内の病院で治療を受け、命に別条はありません。
なお、ヒグマに襲われた際、作業員はクマスプレーを噴射し、ヒグマはすぐにその場から逃げ出したとのことです。
ヒグマは1頭であり、オス成獣(150㎏以上)と推定されます。
事故当時、作業員はシカの捕獲作業中であり、シカが逃げてしまうことから熊鈴は使用していませんでしたが、クマスプレーの携帯やヘルメットの装着、複数名での行動などの安全対策は行っていました。
今回の事故は、知床半島ヒグマ管理計画において、世界自然遺産地域の核心地域であり、ヒグマに対する人為的介入は避けることとされている地域であることや、作業員はシカを捕獲するため、極力気配を消して移動している最中であり、見通しの悪い草原部において不意な遭遇により驚いたヒグマが防衛のため反撃に出たと考えられることから、現時点では、知床半島ヒグマ管理計画に基づく当該ヒグマの捕獲の実施は想定していません。
なお、今回の事故発生を受け、環境省発注のエゾシカ捕獲事業については一時休止とし、今後、専門家の助言も得ながら、安全管理のさらなる強化を図った上で再開時期を判断していく予定です。
2.知床岬への入域に当たっての留意事項
知床岬に入域の際は、以下の事項に留意のうえ、十分ご注意ください。
・知床岬では頻繁にヒグマが確認されていること。
・草丈が成人の肩を越えていて見通しが効かない地域があり、人とヒグマがお互いに気がつかない状況で接近し、至近距離で遭遇する危険性があること。
※ヒグマ対策の具体な内容については、『知床半島先端部地区利用の心得Webサイト』(https://www.env.go.jp/park/shiretoko/guide/sirecoco/bear02/index.html)に記載されています。
https://hokkaido.env.go.jp/kushiro/press_00063.html
2023年6月28日18時46分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区で、店の関係者とみられる人が「看板が倒れて、ケガ人が出ました」と交番に申し出ました。
警察や消防によりますと、4階建てのビルの屋上からテントが落下し、通りかかった60代の男性の頭に当たりました。
男性は病院に運ばれ、意識はあるということです。
警察によりますと、このテントは隣のビルの屋上で開店予定だった飲食店のものとみられ、警察がテントが落下した詳しい状況を調べています。
現場は南海電鉄のなんば駅から200メートルほどの、人通りの多い地域です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7dbd408a78a96d03c4ceca21d06a92da9b331b
6月28日20時40分にNHK関西からは、テントはアルミ製だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半すぎ、大阪・浪速区難波中で「ビルから落下したテントが男性の頭に当たった」と、通りかかった人から消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てのビルの屋上からアルミ製のテントが落下して、近くを歩いていた男性の頭に当たったということです。
男性は頭にけがをして、病院に搬送されました。
意識はあるということです。
警察によりますと、落下したアルミ製のテントは高さがおよそ2.9メートルで、警察は、テントが落下した当時の状況などを調べています。
現場は、JR難波駅から東に500メートルほど離れた、ビルが建ち並ぶ地域の一角です。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230628/2000075235.html
6月28日20時59分に産経新聞からは、最大瞬間風速19mの風が吹いていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁によると、大阪市中央区で同時刻ごろに最大瞬間風速19メートルが観測されており、署は風に飛ばされて落下したとみて調べる。
https://www.sankei.com/article/20230628-JQKNMU45HVK3ZC5NB5B4224FUY/
6月29日11時32分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、テントはカフェ開店のため10日ほど前に設置されたが、固定はされていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後3時半ごろ、大阪市浪速区難波中の4階建てのビルの屋上から縦、横3メートルのテントが落下し、付近を歩いていた60代の男性にあたりました。
男性は、頭を14針縫うケガをしました。
警察によりますと、テントは屋上で開店予定だったカフェが10日ほど前に設置していて、その後の捜査関係者への取材で、店長の女性が「テントは重しなどで固定しておらず、急な強い風で飛ばされた」と説明していることがわかりました。
落下した際、屋上では店長らが開店準備をしていて、警察は業務上過失傷害の可能性も視野に、当時の状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/787beae4203428ba84a8c45ae39d762831d7da06
2023年6月27日12時29分にYAHOOニュース(nippon.com;ノンフィクション作家門田氏の寄稿文)から、『日本を救った男-吉田昌郎元所長の原発との壮絶な闘いと死』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信(再公開)されていた。
東日本大震災の際、福島第1原発事故の収束作業を現場で指揮した故・吉田昌郎元所長。
吉田氏への長時間インタビュー、多くの関係者取材を行ったノンフィクション作家が、改めて吉田元所長の闘いを振り返る。
<吉田元所長が亡くなって、2023年7月9日で10周忌の節目を迎えるのを前に、生前の闘いを報じたnippon.comの記事を再公開する(初出:2013 年8月21日、肩書きは公開時のまま)。>
「お疲れさまでした。本当にありがとうございました」
7月9日午前11時32分、吉田昌郎・福島第1原発元所長が亡くなったという一報を吉田さんの親友からもらった時、私はそうつぶやいて、胸の前でそっと手を合わせた。
吉田さんは、最後まで原子力発電に携わる人間としての「本義」を忘れず、「チェルノブイリ事故の10倍」規模の被害に至る事態をぎりぎりで回避させ、文字通り、「日本を救った男」だった。
今も東京に住み続けている一人として、吉田さんへの心からの感謝の念が込み上げてきたのである。
【国家の「死の淵」で闘い、「戦死」した男】
吉田さんは、昨年2月7日に食道がんの手術を受け、回復するかにみえたが、7月26日に今度は脳内出血で倒れ、二度の開頭手術とカテーテル手術を受けた。
しかし、がん細胞は肝臓へと転移、最後は、肺にも転移し、太腿に肉腫もでき、肝臓の腫瘍はこぶし大になっていた。
そのことを聞いていた私は、「いつかはこの日が来る」ことを覚悟していた。
吉田さんは暴走しようとする原子炉と闘い、過剰介入を繰り返す首相官邸とも闘い、時には、理不尽な要求をする東京電力本店とも闘った。
自分だけでなく、国家の「死の淵」に立って究極のストレスの中で闘った吉田さんは、58歳という若さで「戦死」したのだと私は思っている。
昨年7月に脳内出血で倒れる前、私の二度にわたる都合4時間半のインタビューを受けてくれた。
それは、あらゆるルートを通じて1年3カ月も説得作業を続けた末のインタビューだった。
初めて会った吉田さんは、184センチという長身だが、闘病生活で痩せ、すっかり面変わりしていた。
吉田さんは、それでも生来の明るさとざっくばらんな表情で、さまざまなことを私に語ってくれた。
前述のように、あそこで被害の拡大を止められなかったら、原子炉の暴走によって「チェルノブイリ事故の10倍」規模の被害になったこと、そして、それを阻止するべく原子炉冷却のための海水注入活動を行い、汚染された原子炉建屋へ突入を繰り返した部下たちの姿を詳細に語ったのである。
【官邸、東電上層部の命に反して、断固として海水注入を続行】
吉田さんは、いち早く自衛隊に消防車の要請をし、海水注入のためのライン構築を実行させ、1号機の原子炉格納容器爆発を避けるための「ベント」(格納容器の弁を開けて放射性物質を含む蒸気を排出する緊急措置)の指揮を執っている。
空気ボンベを背負ってエアマスクをつけ、炎の中に飛び込む耐火服まで身に着けての決死の「ベント作業」は、すさまじいものだった。
その決死の作業を行った部下たちは、私のインタビューに、「吉田さんとなら一緒に死ねる、と思っていた」、「所長が吉田さんじゃなかったら、事故の拡大は防げなかったと思う」、そう口々に語った。
自分の命をかけて放射能汚染された原子炉建屋に突入する時、心が通い合っていない上司の命令では、“決死の突入”を果たすことはできないだろう。
吉田さんは、彼らが作業から帰ってくると、その度に一人一人の手をとって、「よく帰ってきてくれた! ありがとう」と、労をねぎらった。
テレビ会議で本店にかみつき、一歩も引かない吉田さんの姿を見て、部下たちは、ますます吉田さんのもとで心がひとつになっていった。
吉田さんらしさが最も出たのは、なんといっても官邸に詰めていた東電の武黒一郎フェローから、官邸の意向として海水注入の中止命令が来た時だろう。
「官邸がグジグジ言ってんだよ! いますぐ止めろ」
武黒フェローの命令に吉田さんは反発した。
「なに言ってるんですか! 止められません!」
海水注入の中止命令を敢然と拒否した吉田さんは、今度は東電本店からも中止命令が来ることを予想し、あらかじめ担当の班長のところに行って、「いいか、これから海水注入の中止命令が本店から来るかもしれない。俺がお前にテレビ会議の中では海水注入中止を言うが、その命令は聞く必要はない。そのまま注入を続けろ。いいな」。
そう耳打ちしている。
案の定、本店から直後に海水注入の中止命令が来る。
だが、この吉田さんの機転によって、原子炉の唯一の冷却手段だった海水注入は続行されたのである。
多くの原子力専門家がいる東電の中で、吉田さんだけは、原子力に携わる技術者としての本来の「使命」を見失わなかったことになる。
【最後まで現場で闘った「フクシマ69」】
2011年3月15日早朝、いよいよ2号機の格納容器の圧力が上昇して最大の危機を迎えた時、吉田さんは「一緒に死んでくれる人間」の顔を一人一人思い浮かべ、その選別をする場面を私に語ってくれた。
吉田さんは指揮を執っていた免震重要棟2階の緊急時対策室の席からふらりと立ち上がったかと思うと、今度はそのまま床にぺたんと座り込んで頭を垂れ、瞑想を始めた。
それは、座禅を組み、なにか物思いにふけっているような姿だった。
「あの時、海水注入を続けるしか原子炉の暴走を止める手段はなかったですね。
水を入れる人間を誰にするか、私は選ばなければなりませんでした。
それは誰に“一緒に死んでもらうか”ということでもあります。
こいつも一緒に死んでもらうことになる、こいつも、こいつもって、次々、顔が浮かんできました。
最初に浮かんだのは、自分と同い年の復旧班長です。
高卒で東電に入った男なんですけど、昔からいろんなことを一緒にやってきた男です。
こいつは一緒に死んでくれるだろうな、と真っ先に思いました…」
生と死を考える場面では、やはり若い時から長くつき合ってきた仲間の顔が浮かんだ、と吉田さんは語った。
「やっぱり自分と年嵩(としかさ)が似た、長いこと一緒にやってきた連中の顔が浮かんできましてね。
死なせたらかわいそうだなと思ったんですね。
だけど、ここまできたら、水を入れ続けるしかねぇんだから、最後はもう諦めてもらうしかねぇのかな、と。
そんなことがずっと頭に去来しながら、座ってたんですね…」
それは、壮絶な場面だった。
この時、のちに欧米メディアから“フクシマ・フィフティ(Fukushima 50)”と呼ばれて吉田さんと共に現場に残った人間は、実際には「69人」いた。
どんなことになろうと、俺たちが原子炉の暴走を止める―。
その思いは、事故に対処した福島第1原発の現場の人間に共通するものだっただろう。
こうして、あきらめることのない吉田さんたちの格闘は、ついに福島が壊滅し、日本が「3分割」される事態を食い止めた。
【津波対策にも奔走していた矢先に発生した大震災】
吉田さんの死後、反原発を主張するメディアが、「吉田は津波対策に消極的な人物だった」というバッシングを始めたことに私は驚いた。
それは、まったく事実に反するからだ。
吉田さんは、2007年4月に本店の原子力設備管理部長に就任した。
その時から、津波について研究を続けている。
土木学会の津波評価部会が福島県沖に津波を起こす「波源」がないことを公表し、日本の防災の最高機関である中央防災会議(本部長・総理大臣)が、「福島沖を防災対策の検討対象から除外する」という決定を行っていたにもかかわらず、吉田さんは明治三陸沖地震(1896年岩手県三陸沖で発生、津波による犠牲者が約2万2000人)を起こした波源が「仮に福島沖にあった場合はどうなるか」という、いわば“架空の試算”を行わせた。
これによって「最大波高15.7メートル」という試算結果を得ると、今度は、土木学会の津波評価部会に正式に「波源の策定」の審議を依頼している。
さらに吉田さんは、西暦869年の貞観(じょうがん)津波の波高を得るために堆積物調査まで行い、「4メートル」という調査結果を得ている。
巨大防潮堤の建設は、簡単なものではない。
仮に本当に大津波が来て巨大防潮堤にぶち当たれば、津波は横にそれ、周辺集落へ大きな被害をもたらすことになる。
巨大防潮堤は、海の環境も変えてしまうので、漁業への影響ほか「環境影響評価(環境アセスメント)」など、クリアしなければいけない問題もある。
吉田さんは、津波対策に「消極的」どころか、その対策をとるため、周辺自治体を説得できるオーソライズされた「根拠」を得ようと、最も「積極的」に動いた男だったのである。
しかし、その途中でエネルギー量が阪神淡路大震災の358倍、関東大震災の45倍という、どの学会も研究機関も予想し得なかった「過去に類例を見ない巨大地震」が襲った。
福島第1原発の所長となっていた吉田さんは、自らの命を賭けてこの事故と闘った。
吉田さんのもと、心をひとつにした部下たちが放射能汚染された原子炉建屋に何度も突入を繰り返し、ついに最悪の事態は回避された。
吉田さんが、「あの時」「あそこにいた」からこそ、日本が救われたのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d43892b04225cd55beb631eb8e8d372b49de53b2?page=1
(ブログ者コメント)
〇当時の報道を思い起こせば、確かに、「吉田氏は本店勤務時代に津波対策の責任者だったのに大津波への対応を怠った・・・」的な報道がメディアから繰り返し流され、ブログ者もそれを信じていた。
〇巨大防潮堤を作ると、それた波が周辺の集落に大きな被害をもたらすという件、千葉県では利根川の流れによって津波がそれ、銚子は無事だったが隣の飯岡などに大きな被害をもたらした・・・それと相通じるところがあると感じた。
〇それにしても、権力者の思いつきに振り回され、あの時、海水注入を停止していたら・・・。
考えるだに恐ろしい。
2023年6月28日20時5分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、破損した機械の写真付きでネット配信されていた。
岡山県津山市教育委員会は28日、市立一宮小学校(同市東一宮)のプールに塩素剤を入れる装置の中に、誤って藻の発生を抑制する塩素剤を入れ、ガスが発生するトラブルがあったと発表した。
作業をしていた教諭3人に健康被害はないという。
装置が破損したため、同校は28、29両日のプール授業を中止にした。
市教委によると、27日午後5時ごろ、プール機械室のプール塩素投入機に水質管理用の塩素剤を入れる際に、誤って投入。
直後に装置内から白い泡が発生し、3人が室外に出た後に破裂音とともに塩素臭がしたという。
塩素ガスが発生したとみられるという。
当時、校内には児童が約20人いたが、健康被害の報告はないという。
市教委の有本教育長は「再発防止に努めるとともに、子どもたちが安全・安心に学校生活を送れるよう万全を期します」との談話を出した。
https://www.asahi.com/articles/ASR6X6FHBR6XPPZB00K.html
6月28日17時30分にTBS NEWSからは、プールの塩素濃度を調整しようとして誤って近くの段ボール箱に入っていた別の塩素剤を投入したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(27日)午後5時ごろ、教職員3人がプールの塩素濃度を調整するために、「プール塩素投入機」に薬剤を入れる際、本来は塩素剤「ハイライト」を入れるべきところを、誤って近くの段ボール箱に入っていた藻の発生を抑制する塩素剤「ハイクロン」を投入したということです。
この影響で「ハイライト」と「ハイクロン」が混ざったことによるとみられる塩素ガスが発生し、プール塩素投入機のフタが飛び、配管が破裂するなど破損しました。
この時に、校内には児童クラブに通う児童数十人がいましたが、教職員3人を含め健康被害などは発生していないということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rsk/568329?display=1
6月28日17時52分にYAHOOニュース(岡山放送)からは、本来は酸性に近い塩素剤を投入すべきところ、アルカリ性に近い塩素剤を投入したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、プールで授業は行われておらず、プールの近くには放課後児童クラブがありますが、3人の教職員や児童に健康被害は発生していないということです。
津山市によりますと、本来は水の消毒に使う酸性に近い塩素剤の「ハイライト」を機械に投入するところを、誤って藻の発生などを抑制するアルカリ性に近い塩素剤の「ハイクロン」を投入しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/30575b743bae512ced88a3dda4d46c015f087af6
6月29日15時40分に瀬戸内海放送からは、2つの塩素剤の袋の写真付きで同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://news.ksb.co.jp/article/14944233
(ブログ者コメント)
瀬戸内海放送の写真を見ると、両方の袋ともに『混合禁止』と書かれている。
2023年6月27日18時35分に上毛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前8時55分ごろ、群馬県藤岡市岡之郷のプラスチック加工工場敷地内で、同市の男性社員(53)が成形機械と壁に挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警藤岡署によると、男性は同日午前8時45分ごろから同僚4人と、敷地内の倉庫から台車に載せた重さ約1.5トンのプラスチックの成形機械をフォークリフトで運び出す作業をしていた。
1人がフォークリフトを運転し、男性を含めた4人は四方に立って機械を手で押さえながら移動中、何らかの原因で機械が男性側に倒れたとみられる。
同僚男性が119番通報した。
同署が詳しい事故原因を調べている。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/305465
6月27日18時22分にNHK群馬からは、機械をフォークリフトで牽引して倉庫の外に搬出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前9時前、藤岡市にある、プラスチック製品の加工を行うY工業所群馬工場で、この会社に勤める清水さん(53)が、倒れてきた機械と壁の間に挟まれました。
清水さんは病院に搬送されましたが、およそ2時間40分後に死亡が確認されました。
当時、現場では重さおよそ1.5トンの機械を台車に載せ、清水さんを含めた5人が、その台車をフォークリフトでけん引して倉庫の外に搬出する作業にあたっていたということです。
そして、この作業中に何らかの原因で、運んでいた機械が清水さんがいた方向に倒れてきたということです。
警察では、工場の関係者などから当時の状況を聞くなどして、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230627/1060014731.html
2023年6月27日18時28分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、赤く染まった海の写真付きでネット配信されていた。
沖縄県名護市のオリオンビール名護工場から27日、食紅で染められた液体が近くの川に流れ出し、約700メートル下流の名護漁港近くの海が赤く染まった。
同社によると、人体や環境に影響はないという。
名護海上保安署や同社によると、液体はビールタンク冷却装置の冷却水で、タンク内に混入した際にすぐに確認できるよう、食紅で赤く染められている。
冷却装置の故障で27日未明に河川に流れ出たとみられ、午前9時半ごろに流出が止まったことを市職員とともに確認した。
原因を調べている。
冷却水には、食品添加物などにも使われる無味無臭のアルコールの一種「プロピレングリコール」が含まれている。
同社の村野社長は「多大なご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くおわび申し上げます」とコメント。
再発防止策を講じる考えを示した。
https://mainichi.jp/articles/20230627/k00/00m/040/154000c
6月27日19時55分に朝日新聞からは、目撃者からの110番通報で海保が現場確認したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県名護市の「オリオンビール名護工場」から27日、赤色の液体が流出し、近くの川や漁港が赤く染まった。
液体はビールタンクなどを冷やす冷却水で、食紅で着色されていたという。
「人体や環境に影響はない」(担当者)としている。
同社は液体が流出した詳しい原因を調べている。
名護海上保安署や県警名護署によると、27日午前5時40分ごろ、目撃者から「赤い色の水が川から海に流れている」と110番通報があった。
海保が現場を確認したところ、名護漁港から約700メートル内陸にあるオリオンビールの工場から流出していることが判明した。
オリオンビールによると、流れ出た冷却水には凍結を防ぐために食品添加物が含まれており、誤って流出した際に気付くことができるよう、食紅で着色されているという。
同社は、冷却装置のパイプが何らかの理由で壊れ、冷却水が近くを流れる幸地(こうち)川に流入したとみている。
流出は午前9時半までに止まった。
https://www.asahi.com/articles/ASR6W67HFR6WTPOB001.html
6月27日付で該社HPには、今後は防液堤容量増設や漏れ感知センサー設置などの対策を行うなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
・・・
今回の流出は、設備の冷却に使用しております冷却水に含まれる「プロピレングリコール(食品衛生法施行規則にも記載されている食品添加物)」の漏れが原因と思われます。
プロピレングリコールは食紅で赤く着色しているため、漏れた冷却水が雨水溝を通じて河川に流出し、海が赤くなる現象が発生したものと考えております。
弊社において漏れが発生した際に、外部に漏れ出ないよう、防液堤を作成し対策を行って参りましたが、今回のような流出が発生したことを受け、今後は、二度とこのような事態が生じないよう、防液堤の容量増設や漏れを感知するセンサーの取付け、漏れを感知した際の冷却水の供給停止を迅速に行えるようにするなど、弊社工場設備の管理強化を進めて参る所存ですので、何卒、ご寛容賜りますようお願い申し上げます。
https://www.orionbeer.co.jp/utility/history/h2023/20230627.pdf
6月29日15時43分にNHK沖縄からは、従業員が河口が赤く染まっているのを見つけた、1年半ぶりに使い始めた配管に亀裂が入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オリオンビールによりますと、今月27日午前7時に、名護市東江のビール工場の従業員が近くを流れる幸地川の河口が赤く染まっているのを見つけて会社に報告しました。
30分後、ビールタンクの設備に冷却水を送っている配管から漏れ出ていることを確認し、送水を停止させました。
会社が調べたところ、配管に亀裂が入り、そこから流れ出ているのが確認できたということです。
この配管は、およそ1年半使用されておらず、点検や整備を行ったうえで、ことし3月から再び使い始め、前日の定期点検では異常は見つからなかったとしています。
冷却水には、食紅で赤く着色された食品添加物が入っていましたが、市販の麺類やおにぎり、歯磨き粉などに使用されているもので、人体などに大きな影響を与えるものではないとしています。
これまでのところ、会社には被害の情報は入っていないということで、食紅で着色した理由について、台風などで配管が壊れ、流出した場合に備えての対応だったと説明しています。
オリオンビールは「皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを重ねて深くおわび申し上げます」としたうえで、再発防止に向けてセンサーを設置して監視を強化するとともに、緊急時に対応するための訓練を行っていくことにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230629/5090023847.html
(2023年9月8日 修正1 ;追記)
2023年9月7日10時57分にNHK沖縄からは、冷却水のポンプをバルブ閉状態で稼働したため配管に亀裂が入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の原因について、ビール会社は、冷却水を送るポンプ3台のうち1台のバルブが閉じられた状態でポンプを稼働させたため、配管に亀裂が生じたとする調査結果を発表しました。
会社が6日夜発表した報告によりますと、冷却水を送るポンプ3台のうち1台のバルブが閉じられた状態でポンプを稼働させたため配管に亀裂が生じ、およそ24.8立方メートルの冷却水が漏れ出したということです。
流出による影響については、名護海上保安署から法律で定める基準値以下だったという見解を得ているとしています。
また、再発防止に向けて、事故があったポンプの使用を停止し、冷却水が外に出るのを防ぐフェンスを増やしたり、新たに設けたりするなど対策を講じるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230907/5090024898.html
9月7日17時9分にYAHOOニュース(琉球朝日放送)からは、配管に冷却水が送られ続けたため亀裂が入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オリオンビールは、通常開けておくべき配管のバルブが閉めたままになっていたことが原因だったと発表しました。
バルブが閉まって流れがせき止められている配管に冷却水が送られ続けたために亀裂が入って、そこから約24.8立方メートルの冷却水が漏れたということです。
環境への影響はないということです。
オリオンビールは再発防止策として、今後、冷却水が入ったタンクにセンサーを付けるほか、ハザードマップを書くなどして監視体制の強化をはかる予定で、「多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたことを深くおわび申し上げます」とコメントしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cbc9682eb24d2d74a6e49cbff23ebf18294c967
※以下は報告書抜粋。
亀裂が入ったのはフレキシブル配管とのこと。
(1)事故原因および現状について
弊社内で危機管理委員会を立ち上げて内部調査を進めたところ、6月26日(月)23時頃、冷却水送液 ポンプ3台のうち1台の出口配管手動バルブが閉じられた状態でポンプが稼働したことにより、接続し ているフレキシブル配管に亀裂が生じ、約24.8㎥の冷却水が漏洩したことが判明いたしました。
翌27日(火)9時半に流出が止まったことを行政担当者お立ち合いのもと確認し、以降、下記(2)に 示す通り、再発防止の取組に順次着手しております。
https://www.orionbeer.co.jp/utility/history/h2023/20230906.pdf
(ブログ者コメント)
どのようなタイプのポンプだったのか気になり、調べてみたが、記された情報は見つからなかった。
2023年6月26日6時38分にYAHOOニュース(斎藤・長岡技術科学大学大学院教授の寄稿文)から下記趣旨の記事が、隠れため池の例の写真付きでネット配信されていた。
隠れため池。
聞いたことがない言葉だと思います。
田園地帯を流れる川で、なぜか子供の水難事故が続き、それらを調査したら共通項として浮かんできたのが、隠れため池の思わぬ落とし穴でした。
【四日市の川で中1男子が溺れた】
『妹助け溺れたか、中1男子死亡 三重、川遊びで』
25日午後3時半ごろ、三重県四日市市生桑町の海蔵川で「一緒に泳いでいた友達の姿が見えなくなった」と119番があった。
四日市北署によると、駆け付けた消防隊員が水中で中学1年の男子生徒を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
溺れそうになった妹を助けようとして自身も溺れた可能性があり、署が詳しい経緯を調べている。
(共同通信6/25(日) 20:46配信)
続報では、「深みにはまった」と書いている記事が多い印象です。
昨夜、急に飛び込んできたニュースに、週明けの子供たちの安全が気になって仕方がない方々がおられるかと思います。
この時期、急に気温が上がると、放課後に子供同士で川に遊びに出かけて、そこで水難事故に遭うという機会が増えます。
このような事故が多くなると、「何に注意したらいいのかわからない」と、家庭も学校もあきらめムードになることもあります。
そういう時には、「放課後に川とか池に遊びに行ってはダメ」と毎日口酸っぱく言って聞かせるしかありません。
ただ、水難事故には地域性があって、その地域には何となく同じような事故が続く傾向があったりします。
それを地域ぐるみで認識することが、水難事故を起こさないための、実は一番の近道だったりします。
三重県では、過去にも同じような河川で子供が溺れています。
『川に転落か 小3男児死亡 津=中部』
20日午後3時50分頃、津市一身田豊野の志登茂(しとも)川で、同市大里川北町、小学3年A君(8)が浮いているのを近所の住民が見つけた。
A君は救助されたが、約50分後に死亡が確認された。
三重県警津署によると、A君はこの日午前、1人で遊びに出かけたが、昼過ぎになっても帰宅せず、家族からの110番で、同署員や近隣住民らが捜していた。
前日まで降った雨の影響で、現場は川幅約40メートル、深さ数メートルまで増水していた。
近くのコンクリートののり面から、山本君の虫取り網が見つかり、同署で、誤って川に転落し、溺れたとみて調べている。
(読売新聞 2020.06.21、一部筆者改編)
この記事でも、深さが強調されていました。
なにが「同じような河川」なのかというと、「隠れため池」というキーワードの共通項で事故を理解することが可能だという点で、同じような河川と言えるのです。
【隠れため池の落とし穴】
図1をご覧ください。
これは、四日市市を流れる海蔵川の様子を上空からとらえた写真です。
県道622号の橋が海蔵川にかかっています。
この橋の上流側、つまり左上に堰が見えるかと思います。
この堰は可動堰で、農繁期になると堰を上げて、その上流側に水を貯えるようになっています。
この地域ではどうかわかりませんが、多くの可動堰は農閑期に下げて貯まった水を流します。
普通の流れの川に変わります。
川の顔を持ちながら、夏になると深さのあるため池となる。
これを水難学会では「隠れため池」と呼んでいます。
何が落とし穴かと言うと、水を貯めているにもかかわらず、ため池の概念がないということです。
現在、わが国の多くのため池では、転落防止の柵が設置されたり、万が一の落水に備えて這い上がりのネットを設置したりする動きが出ています。
「ため池に落ちると這い上がれない」という危機感が人々の意識の上に上がっています。
ところが河川の場合には、水を貯めているにもかかわらず、ため池のような概念が意識に上がりにくく、安全対策が遅れる傾向にあります。
2020年6月に津市で発生した小学生の水難事故の現場でも、やはり、下流に可動水門がありました。
繰り返しますが、意識に上がらない、これはまさに落とし穴と言えます。
子供にとっては、冬の農閑期に水位が低くて安全に見える川と、春から秋にかけての農繁期に水位が高くなっている川の区別がつきません。
「見ればわかるじゃないか」と怒られそうですが、子供にしてみれば「川幅が広がった」程度にしか認識できません。
なぜなら、川は濁っていて、深さがわからないからです。
【隠れため池は全国にある】
図2は、九州の田園地帯にある隠れため池を撮影したものです。
ここに写っている可動堰は、図1の上空写真に写っていた可動堰と同じ構造のものです。
この可動堰の付近で昨年、小学校の入学式をひかえた女の子が川に落ちて亡くなりました。
堰の下流側の水深がおよそ1 mで、上流側は2 mに達しています。
対岸の写真左上の建物がポンプ小屋になっていて、ここで貯めた水をくみ上げて農地に水を送っています。
付近の道路から川までは、草をはやしていて簡単に近づけないように工夫されています。
とは言っても、近年のため池水難事故防止対策のような対策はとれていません。
図2より下流に向かい、堰を左手に見るように撮影された写真が図3です。
河川の法面が絶望的なくらいの勾配をもっています。
川に落ちたら自力で這いあがることはできません。
さらに、堤防にあたる取付道路からは直接斜面となっていて、この斜面の草刈り作業時には川に転落する恐れは十分にあります。
【さいごに】
隠れため池の怖いところは、そこに水を貯めているという認識につながらないところです。
どうしても安全対策が後手に回ってしまいます。
子供の死亡事故が繰り返されるばかりでなく、草刈りなど、法面の整備を行う農家の方の命をも脅かします。
農業水利は作物を育て、ひいては私たちの命となります。
大事な水利を守りながら、地域住民の安全、農家の安全を向上することが、今求められているのではないでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20230626-00355233
2023年6月27日8時24分にYAHOOニュース(メーテレ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日夕方、三重県四日市市の化学工場から、「C9留分」と呼ばれる油が近くの川に流出する事故がありました。
T化学工業によりますと、26日午後5時ごろ、四日市工場の危険物を入れるタンクから「C9留分」と呼ばれる油が漏れ出ました。
「C9留分」は、灯油や軽油と同じ分類の引火性の液体です。
配管の接続部分が緩んでいたとみられ、最大2000リットルが流出しました。
大半は工場内で回収しましたが、約300リットル~400リットルが排水溝から近くの川に流れ出たとみられるということです。
けが人はいませんでした。
T化学工業は、27日も油の回収作業を続ける予定で、「多大なるご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございません」とコメントしています。
https://www.nagoyatv.com/news/?id=019449
6月27日3時46分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、C9留分を使ってタンク洗浄後、その液を別のタンクに移そうとして漏れたと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
三重県四日市市にあるT化学工業の工場から、「C9留分」と呼ばれる危険物約300リットルが川に漏れ出す事故がありました。
【写真を見る】約300リットルの危険物「C9留分」が川に漏れ出す 東邦化学工業の四日市工場から 配管接続部分が緩んでいたか 三重県
26日午後5時半ごろ三重県四日市市にある東邦化学工業四日市工場で「C9留分」と呼ばれる危険物が敷地外に漏れたと、消防に通報がありました。
消防によりますと、「C9留分」は引火性の液体で、灯油や軽油と同じ分類です。
当時、工場では「C9留分」を使ったタンクの洗浄作業が行われていて、洗浄後、「C9留分」を別のタンクに移そうとしたところ、漏れたということです。
配管の接続部分が緩んでいたとみられていて、大半は敷地内で回収したということですが、約300~400リットルが排水溝から近くの川に流れ出たとみられています。
けが人はいませんでした。
現在、撤去作業が進められていて、27日にも完了させたいとしています。
東邦化学工業四日市工場は「この度は重大な漏洩事故を発生させ、近隣住民の皆様や関係各所の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございませんでした。原因調査を徹底的に行い、再発防止に努める所存でございます」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/467e6ab69f6f39588003cebdf31cf97e353d6fd9
2023年6月25日13時47分に読売新聞から回収作業の写真や排出量推移の棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
温室効果ガスの一種で、エアコンや冷蔵庫などの機器の冷媒に使われる「代替フロン」の排出増加が止まらない。
地球温暖化を引き起こす温室効果は二酸化炭素(CO2)の最大1万倍超もあり、削減が不可欠だが、機器廃棄時の回収が進まないためだ。
代替フロンは、オゾン層を破壊する特定フロンに代わり普及してきたが、国や自治体は、回収の徹底や代替フロンに代わる新冷媒の開発促進に力を入れる。
【「Gメン」巡回】
東京都内の自動車販売店の解体工事現場に2021年3月、都環境保安課の通称「フロンGメン」が立ち入り検査に入った。
エアコンの配管が切断されているのを見つけ、検知器を近づけるとランプが点灯。
解体業者に「代替フロンが漏れています」と告げた。
フロン排出抑制法は、業務用の冷蔵庫やエアコンを廃棄する際、機器からフロン類が大気中に漏出しないように回収を義務付けている。
機器のユーザーは、都道府県の登録業者に依頼して、代替フロンを吸引・回収し新製品の冷媒に再利用するか、無害化して廃棄する必要がある。
都は、自動車販売店や解体業者に再発防止を図るよう勧告するとともに、警視庁に通報。
業者らは同法違反容疑で書類送検され、全国初の立件となった。
都は20年度、代替フロンの調査担当を2人から12人に増員し、「フロンGメン」と名付けた。
都内全ての解体工事現場に足を運び、昨年10月までに約1万3000件を調査。
代替フロンを回収せずに機器を廃棄したり、未登録業者に引き渡したりするなどの違反を38件見つけた。
都は、30年までの代替フロン削減目標を、14年度比65%減としている。
同課の渡辺課長は、「目標達成には、回収を徹底するほかない。排出削減の重要性を理解してもらうため、粘り強く指導を続けたい」と話す。
【4倍超】
代替フロンは、オゾン層を破壊するとして生産が禁じられた特定フロンに代わって、1990年代から世界中に使用が広がった。
しかし、CO2の数百~1万倍超の温室効果があるとわかり、97年採択の京都議定書で、排出削減義務の対象となった。
国内では、フロン回収・破壊法(現・フロン排出抑制法)が施行された2002年から、回収の義務化がスタート。
しかし環境省によると、代替フロンの年間排出量(CO2換算)は05年度から右肩上がりに増え続け、21年度には5360万トンと、4倍超に達した。
温室効果ガス全体では減少傾向だが、ガス種別で代替フロンだけが増加している。
原因の一つが、21年度時点で40%にとどまる回収率の低さだ。
ユーザーから機器を引き取った業者が部品だけを転売し、代替フロンを不法投棄するケースが後を絶たず、政府は16年、20年度の回収率を50%とする目標を掲げたが、達成できなかった。
新たな計画では、30年度の排出量を1450万トンに抑制するべく、回収率75%を目標とし、解体業者らを対象にした研修会で法律の周知徹底を図る。
しかし同省フロン対策室は、「目標と現実に隔たりがあるのは事実。達成は大変厳しい状況だ」と、危機感を隠さない。
国際社会では、さらに、代替フロンの生産規制も進む。
16年のモントリオール議定書締約国会議で、日本を含む先進国は36年までに85%を削減することになった。
将来の使用可能量が減るため、同省は今年度、温室効果の小さいアンモニアや水などの「自然冷媒」を用いた機器の購入費用を一部補助する事業を始め、代替フロンの使用抑制を図る。
しかし自然冷媒は、エアコンに使用できないなど、技術的な課題があり、当面は、限りある代替フロンの再利用を繰り返す必要がある。
一般財団法人「日本冷媒・環境保全機構」の高島専務理事は、「代替フロンは社会生活を支えるインフラだ。適切な回収を進めなければ、将来、エアコンや冷蔵庫が使えなくなる恐れもある」と警鐘を鳴らす。
◆代替フロン
フロン類の一種で、水素、フッ素、炭素が結合した「ハイドロフルオロカーボン(HFC)」を主に指す。
液体や気体に変わる際に熱を吸収・放出する性質を利用し、温度を制御するエアコンや冷蔵庫の冷媒に使われる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230625-OYT1T50028/
2023年6月25日13時13分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
韓国・仁川のセルフ式ガソリンスタンドで、給油ホースによる事故が起きた。
白いワンピースを着た女性が給油をしている。
【画像】車が給油ノズルを差したまま発進し、男性にノズルが直撃する一部始終(計7枚)
給油を終えると、女性は運転席に乗り込み、車を出発させた。
ところが、車はノズルを差したままだった。
引っ張られると、ノズルが外れ、金属の部分が反対側の男性を直撃。
男性は腕を押さえ、その場でうずくまってしまった。
男性の兄は、弟についてこう話した。
被害者の兄:
「目や頭に当たったら、大変なことになっていました。今は腕にギプスをしている状態です。」
【2年前にはフルサービスの店舗でも】
こうした事故は、フルサービスのガソリンスタンドでも起きている。
2021年、韓国・浦項で、給油している運転手に、ガソリンスタンドのアルバイトが話しかける。
アルバイト:
「給油中ですから、しばらくお待ちください。」
しかし、わずか20秒後、事故は起きた。
突然、車が発進。
ホースがアルバイトを襲い、体が浮き上がり、柱に激しく叩きつけられた。
体と頭を強く打ち、意識がもうろうとするほどだったという。
今回の事故でガソリンスタンド側は、女性に給油機の修理代として、日本円で約11万円を請求したという。
(「イット!」 6月16日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c1ad5ce864b80d39cc80039be5f2729184bdea0
2023年6月24日13時31分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前8時45分ごろ、横浜市鶴見区の大黒埠頭(ふとう)で「小型船が転覆し、乗船者は岸壁に上がった」と118番通報があった。
横浜海上保安部によると、交通船兼作業船(10トン)に貨物を積み込んでいた男性2人がひざを骨折するなどした他、船から油が流出した。
関係者によると、他船の運航による波の影響を受けたとみられ、同保安部が経緯を調べている。
当時、船上にはけがをした2人がおり、うちフィリピン人の30代男性は岸壁に飛び移り、20代日本人男性は転落後に別の作業員に救助された。
カセイソーダが入ったコンテナ10個が水没したが、海中への漏れ出しはないという。
現場付近にいた港湾関係者の男性(31)は、「近くで他の船がすごいスピードで運航しており、引き潮の影響を受けたようだ」と振り返り、「大黒埠頭周辺は航路が狭く、他の船が岸壁で作業しているときはゆっくり走るのがマナーなのに、飛ばしている船が多かった」と話した。
https://www.sankei.com/article/20230624-QLGWX7OGLVNVLHOVHINXLDA4XE/
6月24日18時15分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、負傷した2人は船上で出港準備中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前9時ごろ、鶴見区の大黒ふ頭で「けが人が出ている、船が転覆した」と119番通報がありました。
消防や横浜海上保安部によりますと、転覆したのは10トンの貨物船で、日本人とフィリピン人の男性船員2人が港での荷物の積み込み作業を終え、船上で出港準備中だったということです。
2人は岸壁に飛び移ったり、海に落ちてから救助されたりしましたが、足の骨を折るなどのけがをして病院に搬送されました。
船からは油の流出も確認されていて、海上保安部の巡視船が撤去作業を行っています。
海上保安部が船員2人から話を聞き、転覆の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d28f0bb0411a720f0c8fe262a5daed439f842dcf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。