2017年10月29日付で朝日新聞岡山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前7時40分ごろ、津山市楢の砕石場「N産業」付近の砕石場で、同社員のGさん(男性、61歳)の頭上にクローラー(無限軌道)が落下する事故があった。
同僚の男性作業員(64)が119番通報したが、Gさんは頭を強く打ち、死亡が確認された。
警察によると、Gさんは同日午前7時ごろから他の作業員2人と、幅60cm、1周9.6mのクローラーを油圧ショベルに取り付ける作業をしていた。
別の重機でクローラーを持ち上げていたところ、かけていたワイヤーが落下。
Gさんが拾おうとした際にクローラーが外れ、落下したとみられるという。
(2017年11月19日 修正1 ;追記)
2017年10月29日付の山陽新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
重機のバケット部分にクローラーをワイヤーで固定して移動する際、ワイヤーが落下。
Gさんが拾おうとしていた時にクローラーも落ちたらしい。
2017年10月24日12時39分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月24日11時32分に朝日新聞から、10月24日15時30分にNHK京都からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後7時頃、京都市北区上賀茂十三石山の府道で、台風21号の影響で電線に倒れかかった杉(長さ約20m、直径約30cm)の一部が撤去作業中に落下し、地上にいた作業員の男性(52)を直撃。
男性は胸などを強く打ち、約3時間後に搬送先の病院で死亡した。
警察によると、チェーンソーで杉を切断中、幹の一部(長さ約3m、直径約30cm)がはずみで電線にはね上げられて落下したとみられる。
男性は関西電力から委託され、同日午後2時ごろから計5人で作業をしていた。
警察は、作業員の話などから、切断した長さ約3mの木の一部が誤って男性の方に向かって落ちてきたとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『台風で倒れた杉を撤去中、幹が直撃…男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171024-OYT1T50053.html
『台風の倒木撤去作業中に男性死亡 京都、幹が直撃』
http://www.asahi.com/articles/ASKBS3FS1KBSPTIL00M.html
『切断倒木直撃で作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2015086181.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は山の中のような傾斜した林間部を通る舗装道路。
斜面の上方にある多数の木が道路側に倒れ掛かっており、それらの木を伐採している時に事故が起きた模様。
2017年10月13日21時51分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都港区六本木のマンション工事現場で鉄パイプが落下し、歩行者の男性が死亡した事故は、14日で発生から1年を迎えた。
警視庁は、業務上過失致死容疑を視野に捜査しているが、その後も同様の事故は続発。
2020年東京五輪・パラリンピックに向け建設需要の高まりが想定される中、業界関係者からは抜本的な対策を求める声が上がっている。
事故は昨年10月14日、11階建てマンションの外壁工事現場で発生。
解体中の足場の鉄パイプ1本が落下し、頭に直撃を受けた通行中の男性(当時77歳)が死亡した。
鉄パイプは留め具が外れて落下した可能性があるが、目撃者の証言と矛盾もあり、警視庁は慎重に捜査している。
厚労省によると、工事現場で足場から資材が落下するなど、「飛来・落下」により作業員が負傷した労災事故は、昨年1年間で1457件あった。
過去5年間では減少傾向にあるが、死亡者数は10~20人台と、横ばいのままだ。
歩行者など第三者が巻き込まれるケースも後を絶たず、平成23年10月には、都内のマンション10階から足場用の鉄パイプが落下し、歩行者の男性が頭を負傷する事故が発生。
今年6月には、大分県で足場用の板が落下して女性が負傷した。
「たまたま下に人がおらず、報告しないケースも無数にある」(建設関連業者)という。
落下事故防止をめぐっては、主に作業員の安全の観点から、法規制が強化されてきた。
21年改正の労働安全衛生規則では、作業開始前に毎回、落下防止設備を点検することを義務づけた。
今年7月からは、足場の組み立てや解体の作業は、有資格者や特別教育を受けた作業員に限定している。
それでも事故が相次ぐ背景には、好況時に建設されたマンションなどが一斉に改修時期を迎え、建設業界が慢性的な人手不足に陥っていることもある。
仮設足場の関連事業者約200社でつくる「全国仮設安全事業協同組合」の杉森安全監理部長は、「安全な足場の設置や必要な点検が、コストや工期の関係から軽視されている現状もある」と指摘。
「来年以降は東京五輪の建設ラッシュも本格化し、経験の浅い人も即戦力扱いせざるを得ない状況が続く。工法そのものを見直すなど、事故を起きにくくする工事環境を整備すべきだ」と訴える。
出典
『落下物による労災事故年間1400件、通行人被害も相次ぐ…背景に人材不足も』
http://www.sankei.com/affairs/news/171013/afr1710130033-n1.html
(ブログ者コメント)
六本木、都内マンション(おそらくは台東区)、大分の各事例は、本ブログでも紹介スミ。
2017年9月21日21時12分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月21日20時42分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時半ごろ、渋谷区宇田川町のビルの外側に設置された足場、約3mの高さから電動ドライバーが落下し、付近を歩いていた40代女性の頭に当たった。
女性は頭部骨折など3週間の重傷を負ったが、命に別条はないという。
警察によると、ビルの足場では60代の男性作業員らが外壁に看板の取り付け作業中だった。
重さ約1.5kgの電動ドライバーを足場に置いていたところ、何らかの原因で落下したという。
警察は、業務上過失致傷容疑の適用も視野に、詳しい事故原因を調べている。
現場はJR渋谷駅から北西約500mの繁華街。
出典
『渋谷区のビルの足場から電動ドライバーが落下 女性がけが』
http://www.sankei.com/affairs/news/170921/afr1709210038-n1.html
『東京・渋谷 看板作業中にドライバー落下、女性けが』
https://mainichi.jp/articles/20170922/k00/00m/040/083000c
2017年9月8日20時18分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前11時半ごろ、埼玉県本庄市児玉町で、橋の点検作業のために飛行実験を行っていたドローンが風にあおられて、近くにいた男性スタッフに接触した。
消防などによると、男性は右手の親指を数針縫うけがをして、救急車で病院に搬送された。
このドローンは、内閣府の事業の一環で東北大学などの研究チームが開発した特殊なドローンで、実際に飛行させて性能を検証する実験を行っていた。
国交省によると、おととし施行された改正航空法でドローンの飛行が大幅に制限されて以降、国内でドローンによるけが人が報告されたのは2例目だという。
ドローンをめぐっては、物流や災害時の調査など幅広い分野で活用が進む一方、墜落や建物への衝突などのトラブルも、昨年度1年間だけで55件報告されている。
国通省は、物流などへの活用に必要な飛行の規制緩和と同時に安全対策を検討していて、安全性を確保しながらドローンの活用をどこまで進められるかが課題となっている。
出典
『ドローン風にあおられ男性けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106118851.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、サッカーボールのような形をしたドローン。
機械保護のためであろうか、枠で全体が囲われており、ライトを照らしながら橋脚の下部などをユラユラと点検していた。
2017年9月5日20時40分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後2時20分ごろ、能代市の「能代火力発電所」で、クレーンでつり上げていた高さ1.5m、長さおよそ20mの鉄製の部品が倒れた。
この事故で、クレーンの近くで作業をしていた北九州市の会社員の男性(66)が部品の下敷きになり、およそ1時間半後に死亡した。
能代火力発電所を管理する東北電力によると、部品は蒸気を通す配管で、重さは6.6トンあるという。
警察によると、事故が起きたのは、3年後に営業運転の開始が予定されている3号機の建設現場だったということで、男性は、建設を請け負っていた会社の作業員だという。
警察が、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『鉄製柵の下敷きに 作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013667861.html
9月7日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後2時20分ごろ、能代市の東北電力能代火力発電所の3号機建設現場で、会社員の男性(66)が鉄製部品の下敷きになり、心臓破裂などで死亡した。
警察によると、ボイラー設備の重さ約7トンの鉄製部品(長さ約17m、幅約1.1m、高さ約1.4m)をクレーンで吊り上げて移動し、木製の台座に下ろそうとしたところ、バランスを崩して、近くで作業していた男性の背中に直撃したという。
2017年7月28日0時16分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後5時15分ごろ、東京都中野区新井のアパート解体工事現場で、鉄パイプの積み込み作業をしていた世田谷区喜多見の解体土木会社社員の男性(26)が落ちてきた鉄パイプに当たり、頭などを強く打って、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、落下した鉄パイプは長さ約1m、直径5cmで、重さは約2.7kg。
男性は、約100本の鉄パイプを束ねてクレーン車の荷台に積み込む作業をしていた。
クレーンで搬送中に何らかの原因で鉄パイプが落下。
男性は複数の鉄パイプに当たったとみられるという。
警察は、関係者から当時の状況を聴くなどして、原因を調べている。
出典
『解体現場で鉄パイプ落下、積み込み作業中の26歳会社員死亡 東京・中野』
http://www.sankei.com/affairs/news/170728/afr1707280002-n1.html
2017年7月9日12時26分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前9時45分ごろ、大阪市西区の京セラドーム大阪で、外野中堅付近の5階席から鉄パイプが落下、約18m下のグラウンドで午後1時開始の試合前にストレッチをしていたプロ野球オリックスの中島内野手(34)にワンバウンドで当たった。
鉄パイプは長さ約2m、重さ6kgで、広告看板取り付けのための作業をしていた作業員が誤って落としたという。
球団によると、グラウンドでは当時、中島内野手をはじめ、オリックスの選手が練習中だった。
練習は一時中断し、現場は騒然となった。
中島選手は担架には乗らずに自力でベンチ裏に下がり、歩いて近くの病院に向かった。
右腰から背中にかけての打撲と診断されたが、午後1時からのロッテ戦はベンチ入りした。
客席にファンも入っておらず、惨事には至らなかったが、オリックスの玉川・事業本部副本部長は、「安全確認については気をつけていたが、申し訳ない。今後はこのようなことがないよう、全ての作業を見直し、再発防止策を含めて対処していきたい」と語った。
出典
『試合前練習中に5階客席から鉄パイプ落下 オリックス選手にあたる 京セラD』
http://www.sankei.com/west/news/170709/wst1707090033-n1.html
7月9日19時45分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前10時ごろ、大阪・西区の京セラドーム大阪で、オリックスの選手たちがロッテとの試合前のウォーミングアップを行っていたところ、グラウンドから17mの高さの外野の5階席から、長さ2mほど、重さ6kgほどの鉄パイプが落下し、バウンドして中島選手に当たった。
中島選手は、病院で検査を受けた結果、右腰から首にかけての打撲と診断された。
試合は予定通り午後1時過ぎに始まり、中島選手はベンチ入りしたが、出場しなかった。
球団によると、当時、ドームの5階席ではスポンサーの横断幕を設置する作業を行っていて、業者が鉄パイプを運んでいる最中に誤って落としたという。
オリックス事業本部の玉川副本部長は、「ふだんは、下に人がいないかなど、安全を確認しているが、きょうはその確認が出来ていなかった。再発防止に向けて作業の工程を見直し、二度とこのようなことがないようにしたい」と話していた。
出典
『オリックス選手に鉄パイプ落下』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170709/5008281.html
7月9日11時14分にスポーツ報知からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日に行われるオリックス―ロッテ戦(京セラD)の試合前練習の最中に、オリックスの中島内野手(34)の腰付近に鉄パイプが当たり、一時騒然となった。
鉄パイプは約2mで重さは約6kgほど。
スポンサーの看板を設置中の、球団が委託した業者の作業員が5階席で作業していたところ、誤って落としたという。
中島は外野の中堅付近で、トレーナーとストレッチを行っている最中だった。
鉄パイプが落下する音に気付いたトレーナーが、慌てて中島をその場からどかせたが、鉄パイプは一度地面にワンバウンドし、中島の右腰から右首付近に当たった。
選手や関係者らが「担架!」と叫び、練習は一時中断。
現場は騒然となったが、中島は担架には乗らずに自力で歩いてベンチ裏に下がり、大阪市内の病院に向かった。
現場に居合わせた別府ブルペン担当コーチは、「『ガランガラン』と音がして、気付いたらパイプが目の前に迫っていた。上から落ちてくるなんて思ってもみない」と恐怖を語った。
出典
『【オリックス】中島に鉄パイプが落下、病院へ…京セラドーム一時騒然』
http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170709-OHT1T50096.html
2017年6月19日21時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後0時10分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設工事現場で、トラックのクレーンでつり上げていた重さ約800kgの鉄板(縦約3m、横約1.5m、厚さ約2cm)がフックから外れて落下し、建設会社員の男性(48)が下敷きになって間もなく死亡した。
新名神の工事を巡っては昨年4月以降、事故が相次いでいる。
警察などが、安全管理に問題がなかったか調べている。
西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、工事は同社が建設会社など2社に発注。
この日は、道路の舗装工事で重機や車両を走らせるために、鉄板を敷き詰めていた。
男性は下請け会社の社員で、土の地面が平らになるよう作業をしていたという。
事故を受け、新名神のクレーン作業の一部は中止となった。
新名神の工事現場では、事故が相次いでいる。
昨年4月には、神戸市北区で橋桁が約15m下の国道に落下し、作業員10人が死傷。
昨年5月も、今回の現場から東に約700m離れた場所で、橋桁を仮支えしていた支柱が倒れ、下を走る箕面有料道路をふさいだ。
昨年10月、兵庫県猪名川町でも、作業員が転落死する事故があった。
NEXCO西日本は、神戸市の事故以降、本社に安全管理の専門部署を設けたり、現場の巡回を強化したりしていたという。
NEXCO西日本関西支社の里深・建設事業部長は記者会見し、「様々な安全管理活動を励行してきたが、再び死亡事故が発生し、誠に申し訳ない」と陳謝した。
出典
『新名神工事現場、止まらぬ事故 NEXCO西日本が陳謝』
http://www.asahi.com/articles/ASK6M6WL7K6MPTIL00V.html
(ブログ者コメント)
〇吊り荷の下に入らない、吊り荷の下で作業しないということは、建設業界でも常識のはずだ。
昨年、事故が続いた中で、どのように安全管理を強化していたのだろうか?
〇昨年起きた3件の事故は本ブログでも紹介スミ。
(2017年7月12日 修正1 ;追記)
2017年6月20日付の大阪日日新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
男性ら4人が、鉄板を1枚ずつ荷台から降ろし、道路に敷き詰める作業をしていた。
鉄板が地面に着く直前、吊るしていたフックが外れ、男性を直撃した。
2017年6月28日付で朝日新聞(聞蔵)からも、やや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
NEXCO西日本は27日、鉄板の真下で作業をさせていたことが適切でなかったとの見方を示した。
工事を発注した同社によると、車両を通すために敷いた鉄板にガタツキがあり、クレーンで鉄板の片側を50cmほど持ち上げた。
男性は、その下でかがんで地面をならしていたが、クレーンのフックから外れた鉄板の下敷きになったという。
事故で中止していた工事は28日に再開する。
(2017年10月8日 修正2 ;追記)
2017年10月6日17時12分にNHK関西から、親フックではなく補助フックだけが使われていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月6日18時37分に日テレNEWS24(読売テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しい状況を調べた結果、クレーンについた2つのフックのうち、重さ3トンまでつり上げられる「親フック」ではなく、500kgまでの「補助フック」だけが使われていたという。
警察は、本来使うべき「親フック」を使わずに、安全管理を怠ったなどとして、クレーンを操縦していた57歳の作業員と55歳の現場責任者を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
警察によると、2人は容疑を認め、作業員は「親フックを使うと手間がかかるので補助フックを使った」、現場責任者は「きちんと指示をしておくべきだった」と、供述しているという。
出典
『新名神工事鉄板事故で書類送検』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20171006/4589021.html
『新名神死亡事故 現場責任者ら2人書類送検(大阪府)』
http://www.news24.jp/nnn/news88920201.html
(2017年12月10日 修正3 ;追記)
2017年12月8日11時29分にNHK関西から、書類送検されていた2人は不起訴や起訴猶予になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪地検は、捜査の結果、現場責任者の男性については、起訴するだけの証拠が得られなかったとして不起訴にし、クレーンを操縦していた男性作業員については、起訴猶予にした。
起訴猶予の理由について大阪地検は、「役割や事故後の状況を考慮した」としている。
出典
『新名神工事の死亡事故で不起訴』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20171208/3418571.html
2017年6月11日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月11日6時27分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時40分ごろ、横浜市中区の県庁新庁舎地下1階の耐震工事の現場で鉄骨が落下し、作業をしていたS工業(東京都中野区)の社員の男性(44)が下敷きになった。
警察によると、男性は胸の骨などが折れ、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察の調べでは、撤去するために吊り上げたH鋼(長さ約5m、重さ約1.7トン)が高さ約3.5mから落下し、男性の背中に衝突したという。
県施設整備課によると、H鋼は柱に免震ゴムを取り付けるために仮設し、ゴムの設置後に取り外すことにしていた。
新庁舎では、2014年から耐震工事が行われているという。
出典
『神奈川県庁の建設中に…鉄骨落下で作業員が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102872.html
6月10日付で神奈川県HPにも、経緯が下記趣旨で掲載されていた。
・10時40分頃 地下1階の仮設鉄骨ブレース取り外し作業中に鉄骨が落下し、下請会社の作業員が下敷きとなり、意識不明となった。
・11時10分頃 救急車が現場に到着し、みなと赤十字病院へ搬送。
・12時40分頃 作業員の死亡が確認された。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1147079.html
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月11日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
庁舎を支える柱を補強する鋼材(全長約4.5m、幅約50cm、重さ約1トン)の撤去作業中だった。
別の作業員とチェーンを取り付けた鋼材を降ろしていたところ、何らかの原因でチェーンが外れ、約3mの高さから鋼材が落下したとみられる。
2017年6月2日22時22分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月2日20時5分に朝日新聞から、6月2日19時0分にテレビ大分からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日正午ごろ、大分市城崎町2のマンション建築現場で、13階に設置されたクレーンで下ろしていた金属製の足場板50数枚が落下した。
現場に弁当配達に来ていた同市のパート従業員の女性(63)が頭にけがをし、女性が乗ってきた軽自動車など車3台が破損した。
女性は入院したものの約1週間のけがで、命に別条はない。
警察で原因を調べている。
警察によると、落下したのは作業用の足場になる板で、1枚の板が長さ2m、幅45cm、厚さ1cmで重さは3~4kgある。
作業員がクレーンを遠隔操作して下ろしていたところ、落下したとみられる。
近くにいた配管設備業者の男性(57)によると、けがをした女性は、当時、乗ってきた車の後ろでハッチを上げて作業中だった。
そこに板が落下してきてリアガラスの窓を突き破り、女性に当たったという。
男性は「『ガシャーン』というものすごい音がした。びっくりして振り返ると、女性が額から血を流して『痛い、痛い』と言っていた」と話す。
板は、作業員が高所でコンクリートを注入する際に足場として使っていた。
事故当時は、13階に設置したクレーンで、約50枚の板をまとめて地上に下ろしている最中だった。
施工業者は、作業中に11階付近の壁に当たり落ちたと説明している。
マンションは14階建てになる予定で、現在はクレーンがあった13階まで建設されている。
現場はJR大分駅から約1kmで、官公庁やオフィスが並ぶ大分市の中心部。
出典
『落下 13階から足場板数十枚 女性けが、車破損 大分』
https://mainichi.jp/articles/20170603/k00/00m/040/039000c
『建設中マンションで足場50枚落下 弁当販売の女性けが』
http://www.asahi.com/articles/ASK624W0DK62TPJB00V.html
『マンション建設現場で資材落下 女性けが』
https://www.tostv.jp/news/533.html
2017年5月31日18時50分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前11時ごろ、東京都品川区八潮のコンテナ置き場で、会社員の男性(45)が落下したコンテナの下敷きになった。
男性は都内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性はコンテナの修繕作業中だった。
別の会社の作業員がフォークリフトで移動させていた空のコンテナが何らかの原因で落下し、男性が下敷きになった。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に状況を調べている。
コンテナは重さ約3840kg。
約3mの高さから落下した。
出典
『コンテナ落下で作業中の男性死亡 品川』
http://www.sankei.com/affairs/news/170531/afr1705310032-n1.html
2017年4月26日14時34分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午前10時前、大阪・此花区島屋のホテルの建設現場で、作業員が給水ポンプを運んでいたところ、横倒しになった。
警察によると、この事故で、男性作業員2人がポンプの下敷きになり、病院に運ばれたが、47歳の作業員が死亡し、46歳の作業員が軽いけがをした。
給水ポンプは、高さがおよそ1m60cm、重さが1.5トンあり、当時、6人で台車に乗せて運んでいたという。
警察が、工事関係者から話を聞くなどして、安全管理や作業手順などに問題がなかったかどうか、詳しい状況を調べている。
現場は、JR桜島線のユニバーサルシティ駅に直結する、ことし夏に開業予定のホテルで、テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのすぐ近く。
出典
『給水ポンプの下敷きに 2人死傷』
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170426/5932101.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、10階以上ある結構大きなホテルの建設現場で起きた模様。
2017年4月25日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後2時半ごろ、名古屋市熱田区花町の市立高蔵小で、隣接する市営住宅高蔵荘の工事の足場用鉄パイプ(重さ約18kg)が約6mの高さから落ち、プールのポンプ室屋根や外壁などを壊した。
授業中で付近に児童はおらず、けが人はなかった。
市住宅都市局によると、老朽化した市営住宅を建て替え、6階建ての建物を新築する工事で、事故は足場の解体作業中に起きた。
手順ミスで固定が不十分だったという。
18日にも、足場に付けられた防護棚が同校敷地内に落下する事故があり、工事を請け負うK建設名古屋支店が同局の厳重注意を受けて、手順の再確認やガードマンの2人配置などの対策を取ったばかりだった。
事故の再発を受け、同局は、安全対策が確認できるまで足場解体作業の中止を指示した。
出典
『名古屋 小学校に鉄パイプ落下 市営住宅建て替え工事で』
http://mainichi.jp/articles/20170426/k00/00m/040/168000c
2017年4月24日8時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時45分ごろ、愛知県半田市川崎町1丁目のJFEスチール知多製造所で、作業中の男性が金属製のパイプの下敷きになっているのを同僚が発見し、会社を通じて119番した。
男性はJFEスチール(東京都千代田区)の会社員(30)で、出血性ショックで死亡した。
警察によると、パイプは直径約50.8cm、長さ約18m、重さ約5トン。
コンベヤーの上をパイプが移動する仕組みで、男性はパイプの切断作業をモニター越しに点検していた。
異常音に気付いた同僚が、うつぶせで下敷きになっている男性を見つけたという。
パイプを直接点検する際にはラインを止めることになっていたといい、警察が事故の原因を調べている。
出典
『5トンパイプの下敷き、30歳会社員死亡 愛知のJFEスチール工場』
http://www.sankei.com/west/news/170423/wst1704230031-n1.html
2017年4月7日18時37分に日刊スポーツから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時25分ごろ、栃木県真岡市鬼怒ケ丘の神戸製鋼所真岡製造所で、アルミを延ばす機械の整備作業中だった会社員のSさん(男性、50歳)が落下した金属製のローラーに挟まれているのを、同僚の男性が見つけた。
Sさんは間もなく、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、Sさんは機械を停止させて作業をしていた。
落下したローラーは重さ約3トンで、台座部分との間で首を挟まれたという。
警察は、ローラーを固定するピンが何らかの理由で外れたとみて、詳しい事故の原因を調べている。 (共同)
出典
『落下したローラーに挟まれ男性死亡』
http://www.nikkansports.com/general/news/1804080.html
4月7日19時27分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時23分ごろ、真岡市鬼怒ヶ丘の「神戸製鋼所真岡製造所」で、アルミを加工する機械から、長さ3m余り、直径1m余り、重さおよそ3トンのローラーが突然外れ、下にいた会社員のSさん(50)が、機械の台座との間で首などを挟まれた。
Sさんは市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察の調べによると、Sさんは7日朝から同僚と、月1回の機械の点検作業を行っていたという。
ローラーには、普段、機械に固定するための部品が取り付けられているが、事故の際は点検作業のため、外されていたということで、警察は、何らかの原因でバランスが崩れ、ローラーが外れたものと見て、事故の原因を調べている。
出典
『工場でローラー外れ 男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1095402761.html
4月8日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Sさんは機械の油圧ホースを取り外す作業中、頭上から落下した機械に首を挟まれたという。
2017年2月28日15時35分にTBS News iから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月28日10時23分に共同通信から、2月28日7時15分に読売新聞から、2月28日15時14分に朝日新聞から、3月1日4時5分に神奈川新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
マンションの建設現場で小型無人機・ドローンが墜落し、作業員が大けがをしていたことがわかった。
ドローンの墜落による人身事故の報告は、国内では初め。
国交省によると、今月18日、神奈川県藤沢市で、上空からマンション建設現場の撮影をしていたドローンが、高さ70mのところでクレーンに接触して墜落。下にいた30代の男性作業員の顔に衝突した。
ドローンは縦横各40cm、重さ1kgほど。
男性作業員はヘルメットを着用していたが、顔を数針縫う大けがをした。
ドローンは、飛行中に何らかの理由(電波障害?)で操縦不能となり、安全装置が働いて自動的に離陸地点に戻る機能で飛行しているときに、クレーンに接触したという。
操縦者は約50時間の経験があったという。
ドローンの飛行を規制する改正航空法が施行され、国がトラブルの連絡を求めるようになった2015年12月以降、およそ50件の墜落事故が報告されているが、人身事故は初めて。
改正航空法では、人工密集地などの飛行には国の許可を必要としており、今回の事故現場は飛行禁止区域だったが、建築関連業者が事前に飛行許可を得ていた。
国交省によると、航空法改正以降に受け付けた飛行許可申請は1万4476件(事前相談含む)で、このうち1万1974件(2月9日現在)が承認されたという。
同省は、「事故原因を分析し、再発防止に努めたい」とコメントした。
同県内では、法改正以前の14年11月に大磯町で、湘南国際マラソンの様子の撮影中に墜落し女性スタッフが顔にけがをするトラブルが起きている。
出典
『神奈川・藤沢のマンション建設現場でドローン墜落、初の人身事故』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2994278.html
『ドローン墜落で初のけが人 神奈川・藤沢の工事現場』
https://this.kiji.is/209118945227292679?c=39546741839462401
『ドローン墜落、作業員大けが…初の人身事故報告』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170227-OYT1T50136.html
『ドローン墜落、工事作業員けが 法改正後初の人身事故か』
http://www.asahi.com/articles/ASK2X45L6K2XUTIL01R.html
『ドローン墜落初の人身事故 藤沢の工事現場で』
http://www.kanaloco.jp/article/234543
(ブログ者コメント)
今回は許可を得た上でドローンを飛ばしていたが、許可を得ずドローンを飛ばして摘発された最近の状況が、この事例後に報道されている。
別途、紹介予定。
2017年2月20日20時57分に時事ドットコムから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時15分ごろ、東京都台東区上野のJR御徒町駅高架下の工事現場で鉄パイプが倒れ、通行中の40代女性に当たった。
女性は頭と右手を打撲するけがをした。
現場では、当時、強風が吹いていたという。
警察は、工事の安全管理に問題がなかったかも含め、詳しい状況を調べている。
警察などによると、倒れたのは長さ4m、太さ約5cm、重さ約11kgの鉄パイプ1本。
同駅の耐震補強工事で、高架下にある店舗を解体するため、鉄パイプで仮囲いを設置中だった。
鉄パイプを支えていた作業員が手を離してしまい、女性に当たった。
出典
『鉄パイプ倒れ、女性けが=強風か、JR御徒町駅高架下-東京』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022001115&g=soc
2月20日20時17分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時15分ごろ、東京・台東区のJR御徒町駅の高架下の工事現場で、金属製のパイプが強風であおられて倒れた。
警察などによると、パイプは近くを歩いていた40代の女性にあたり、頭と右手を打つけがをしたが、命に別状はないという。
JR東日本によると、倒れたパイプは直径およそ5cmで、長さ4m、重さは10.9kgあったという。
現場では、耐震補強工事に伴って高架下にある店舗を解体するため、作業員が金属製のパイプで囲いを設置する工事を行っていたという。
JR東日本は、工事に問題がなかったか、パイプが倒れた詳しい状況を調べている。
JR東日本は「けがをされた方には心からおわび申し上げます」とコメントしている。
出典
『金属製パイプ倒れ 女性けが』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170220/4086911.html
2017年2月6日21時48分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月6日付19時33分に下野新聞から、2月7日8時5分にFNNニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後0時20分ごろ、東北新幹線の那須塩原駅で、下り線のホームの屋根の上に置かれていた工事用の屋根材が、およそ8m下の2番線線路と通過線の間に落ちているのを駅員が発見し、非常停止ボタンを押した。
屋根材はプラスチックの一種のポリカーボネート製で、縦1m80cmほど、横1m30cmほど、重さはおよそ15.6kgあり、一部が割れた状態で見つかったが、当時、駅に車両は停車しておらず、けが人もいなかった。
駅員が撤去作業と線路設備の確認を行い、上下線計2本が遅れた。
JR東日本によると、那須塩原駅では、老朽化のため、去年6月からことし3月までの予定で、ホームの屋根のふき替え工事が行われていて、落下した屋根材は、新しい物と取り替えたあと、ホームの屋根の上に針金で固定し、一時的に置かれていたが、風の影響で落ちたとみられている。
屋根材は強風で飛ばされたとみられ、JR東日本は「ご迷惑をかけ申し訳ない。取り替えの終わった屋根材は屋根から下ろすことにしたい」としている。
出典
『那須塩原駅屋根材落下けがなし』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1093687122.html?t=1486412643369
『東北新幹線の線路に屋根材落下、JR那須塩原駅構内 上下2本に遅れ』
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20170206/2593927
『那須塩原駅の東北新幹線の線路にホームの屋根材落下 けが人なし』
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00349153.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。