2014年2月17日付で読売新聞和歌山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、2月16日22時13分にmsn産経ニュースwestから、2月16日19時3分にNHK関西NEWS WEBからも、同主旨の記事がネット配信されていた。
橋本署は16日、橋本市市脇のガソリンスタンド「JA紀北かわかみグリーンステーション橋本SS」が、ガソリンが混入した灯油約4000ℓを客105人に誤って販売したと発表した。
ストーブで使うと異常燃焼し、火災になる恐れもあるといい、同スタンドが回収を急いでいる。
発表によると、販売されたのは15日午前10時~午後7時と、16日午前8時~11時25分。
16日に購入した客が「灯油に色がついている」とスタンドに問い合わせ、発覚した。
15日午前10時頃、ハイオクガソリン約4000ℓを搬送してきたタンクローリーが、誤って灯油約1万ℓが入ったタンクに移した可能性があるという。
橋本市では、去年12月下旬にも別のガソリンスタンドで、誤ってガソリンが混じった灯油を販売するトラブルが起きている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20140216-OYT8T00789.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140216/waf14021622150025-n1.htm
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140216/5282911.html
また、2014年2月18日付で朝日新聞和歌山版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋本市消防本部は、タンクローリーから店の地下タンクに給油する際に入れ間違いが約2ケ月で2度も起きたことを「異常事態」と受け止め、17日、市内で営業するガソリンスタンド15店の特別査察を急遽実施した。
職員らが店を回り、タンクローリーから地下タンクへの給油口に誤給油防止措置が備わっているかなどを確認し、注意を促すチラシを店長らに手渡していた。
田中・消防司令は、「タンクローリーから給油する際、13店舗では店側が立ち会うことになっている。しっかり守り、タンクローリー運転手の入れ間違いをなくしてほしい」と話した。
(ブログ者コメント)
去年12月の事例は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3561/
2014年2月16日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後0時5分ごろ、岐阜市上加納山の石油販売業「Ⅾ石油」の石油貯蔵施設で、4トンの小型タンクローリーが爆発し、全焼した。
警察によると、当時、男性社員(60)がガソリンをタンクローリーに給油中だったが、けがはなかった。
警察が、出火原因を調べている。
警察によると、男性が給油用のノズルを車両の給油口に差し込み、約10m離れたところにあるガソリン貯蔵タンクのバルブを開けた直後に爆発したという。
敷地内には事務所のほか、ガソリンや軽油、灯油、重油の貯蔵タンクが計7基あり、ガソリン用タンクには約8800ℓ入っていたという。
タンクローリーは、ガソリンスタンドにガソリンを運ぶための車両という。
(ブログ者コメント)
この報道だけでは、状況がイマイチ、よく分らない。
ローリー車にガソリンタンクから直接、給油しようとしていたということだろうか?
もしそうだとすれば、初速制限オーバー、あるいは静電気対策がとられていないホースを使った可能性などが考えられる。
(2014年3月5日 修正1 ;追記)
2014年2月16日付の岐阜新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。(当該情報に基づき、タイトルも微修正した)
警察によると、男性従業員(60)が貯蔵タンクから販売用のガソリンをタンクローリー(4kℓ)に給油するため、給油口にノズルを差し込み、約10m離れた貯蔵タンクの開閉弁を開けたところ、2~3秒後に給油口付近が爆発したという。
火は、約20分後に消えた。
タンクローリーのタンクには、ガソリンはほとんど入っていなかった。
付近に火の気はなかったという。
2014年1月16日23時57分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大仙市刈和野の有竜(ありりゅう)ガソリンスタンドで15日、ガソリンが混入した灯油計2486ℓが販売された。
16日夜までに全購入者17人に連絡がつき、消防や市などが使用しないよう呼び掛けて安全を確保した。
消防によると15日朝、タンクローリーの運転手が誤って灯油用の地下タンクにガソリンを入れた。
9000ℓの灯油に150〜200ℓのガソリンが混入したとみられる。
スタンドは同日夕方に運転手から混入の事実を告げられ、灯油の販売を停止した。
一方、スタンドでは同日、経済産業省による灯油の品質検査でサンプルが採取されていた。
成分分析の結果、引火点が通常の40℃と比べ18℃と低く、ガソリンの混入が疑われたため、同省東北経済産業局は16日午後、消防に通報。
消防は市などと共に購入者特定を急ぎ、一人一人に注意を呼び掛けた
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20140116z
(ブログ者コメント)
報道から察するに、経産省のサンプリング分析で午後に混入の疑いがもたれ、スタンドがローリー運転手に確認するなどして夕方に混入が判明した、という経緯だったのかもしれない。
一方、経産省では年1回、品確法に基づき、給油所の灯油などを試買分析しているとのこと。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/sekiyu/data/standpanf_201204.pdf
とすれば、たまたま、年1回のサンプリング日だったので、その日のうちに誤混入が判明した、ということだったのかもしれない。
事故とヒヤリは紙一重。運に左右されることも結構あるとブログ者は感じているが、今回の事例もその一つだ。
2012年12月31日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記を参照願います。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2579/
(2014年2月9日 修正3 ;追記)
2014年2月4日19時17分にNHK広島から、社長の初裁判で雇用者の注意義務が論点になっているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転手に具体的な事故防止の指導を行わなかったなどとして、業務上過失致死などの罪に問われている勤務先の社長の初めての裁判が4日、広島地裁で開かれ、社長は起訴内容の一部を否認した。
この事故では、トレーラーの運転手が自動車運転過失致死などの罪に問われ、禁錮3年6か月の判決が確定している。
運転手が勤務していた福山市の運送会社社長(39)は、運転手が危険な鉄板の積み方をしているのを認識していたのに、具体的な事故防止の指導を行わなかったなどとして、業務上過失致死などの罪に問われた。
4日、広島地方裁判所で開かれた初めての裁判で、被告は、「積み荷の落下について日頃から注意義務を果たしていなかったとする点や、事故当日に義務を怠ったとする点について争います」と述べ、起訴内容の一部を否認した。
一方、検察は冒頭陳述で、「被告は運転手が落下防止の措置を怠っていることを認識していたにも関わらず、事故当日に適切に積み荷を固定するよう指示していなかった」と指摘した。
これに対し弁護側は、「検察が指摘する注意義務の要求は高すぎる」として、業務上過失致死の罪にはあたらないと主張した。
事故で夫を亡くした女性(42)は、裁判を傍聴後、「被告側は検察側の指摘する落下防止措置などについてハードルが高いと話していましたが、安全運転のためには当たり前のことだと思います。この程度の措置でいいという考えが運送業界にあるのであれば、それが改善されない限り同じような事故がまた起きるのではないかと思います」と話していた。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004732621.html?t=1391550930944
(2014年10月24日 修正4 ;追記)
2014年10月15日12時39分に朝日新聞から、運転手への指導監督を怠ったとして社長に有罪判決が下りたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死と道路法違反(無許可通行)罪に問われた運送会社(同県福山市)の社長(39)の判決が15日、広島地裁であった。
伊藤裁判長は、「運転手への指導監督を怠った」と判断。禁錮2年執行猶予3年、罰金50万円(求刑禁錮2年、罰金50万円)を言い渡した。
事故は12年12月25日に起きた。
博多被告の会社の男性運転手(36)=禁錮3年6カ月、罰金50万円の判決確定=が東広島市の国道432号でトレーラーを走行させていた際、積み荷の鉄板25枚が落下。
15枚(重さ計約12トン)が対向車線の乗用車を直撃し、乗っていた当時45歳と59歳の男性会社員2人が亡くなった。
被告側は積み荷の縛り方について「日頃から指導していた」と主張したが、伊藤裁判長は「運転手が不適切な縛り方を繰り返していたことを知りながら十分に指導や監督をしていなかった」と認定した。
弁護側は控訴しない方針。
社長をめぐっては、広島県警の逮捕・送検を受けた広島地検が昨年4月に処分保留で釈放。
遺族が起訴を求めて約1万2千人分の署名を集め、地検が同12月に在宅起訴していた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASGBG41DMGBGPITB002.html
2013年12月27日19時15分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
橋本市のガソリンスタンドできのう夕方、ガソリンと灯油を入れ間違えて販売していたことがわかり、警察と消防が注意を呼びかけている。
警察などによると、きのう午後4時12分から午後6時40分までの間に、橋本市あやの台にある小浦石油セルフ橋本彩の台サービスステーションで、ガソリンを灯油として、灯油をガソリンとしてそれぞれ販売したという。
橋本市のこのガソリンスタンドで灯油を買った住民から「ガソリンのような臭いがする」という通報を受けた警察と消防が調べたところ、きのう夕方、タンクローリーから給油タンクに移した際、ガソリンと灯油を入れ間違えていたことがわかった。
ガソリンと灯油がそれぞれのタンクの中で混ざった状態になったため、ガソリンスタンドでは販売を中止して、ガソリンと灯油が混ざった、きのうの午後4時12分から販売を中止した午後6時40分までの間に、このガソリンスタンドで灯油などを購入した人たちに、使用せず、窓口に連絡してくれるよう呼びかけている。
消防によると、ガソリンを灯油として購入したのは21人で、あわせて610ℓ、灯油をガソリンとして購入したのは82人で、あわせて2043ℓだった。
小浦石油によると、きょう午後7時現在、ガソリンが混ざった灯油については、すべて回収したという。
車に灯油を給油した場合、車が急に止まったりする可能性があるということで、消防では、購入した心当たりのある人は、小浦石油などに問い合わせて欲しいと呼びかけている。
出典URL
http://wbs.co.jp/news/2013/12/27/35139.html
2013年12月26日23時36分にmsn産経ニュースwestからは、若干異なる情報が下記趣旨でネット配信されていた。
26日午後4時10分ごろ、タンクローリーがガソリン用と灯油用のタンクを取り違えて補充。混入量は各2000ℓにのぼり、このうちガソリンが混入した灯油は、同6時半ごろまでの間に21人に販売されたという。
ガソリンを給油した客から「車が突然停止した」との指摘があり、混入が判明。消防などが購入者の特定を急いでいる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131226/waf13122623370028-n1.htm
2013年11月30日16時29分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時半ごろ、石垣市美崎町の「R社八重山支店」の職員から、敷地内で出火したと消防に通報があった。
駆けつけた消防が消火作業にあたり、火はおよそ15分後に消し止められたが、近くで作業をしていた30代の男性作業員が右腕に重いやけどを負った。命に別状はないという。
現場の付近には、ガソリンや灯油などを保管するタンクが複数設置されていたが、ほかのタンクへの引火や爆発はなかったという。
警察などによると、出火したタンクローリーは、施設内のタンクからガソリンを積み込む作業をしていたということで、その途中に何らかの原因で出火したという。
警察などが事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093467391.html?t=1385854670497
(ブログ者コメント)
ガソリンなどをタンクローリーに積み込む場所では、静電気を含めた着火源対策を厳に実施している筈。
それなのに、なぜ出火したのだろうか?
(2013年12月27日 修正1 ;追記)
2013年12月1日付の沖縄タイムス紙面に、若干ニュアンスの異なる情報が下記趣旨で掲載されていた。
現場にいた作業員らが消火器を使い、約7分後に鎮火した。
男性がタンクローリー上部でガソリンの積み込み作業をしていた際に出火。周囲には爆発音が響いた。
2013年11月20日14時16分に北海道新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。また、11月21日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同主旨の記事がネット配信されていた。
20日午前11時5分ごろ、札幌市手稲区富丘4の5の市道で、男性運転手(73)のタンクローリーが給油中に無人の状態で突然後退し、付近の住宅の塀と電柱に相次いで衝突して横転。積載していた灯油約50ℓが流出した。けが人はいなかった。
警察によると、現場は緩やかな坂。
男性はタンクローリーを降り、近くの住宅の灯油タンクに給油している最中で、タンクローリーが約50m後退し、塀などにぶつかったという。
警察は、サイドブレーキのかけ方が不十分だったとみて、原因などを詳しく調べている。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/505308.html
2013年9月5日19時51分にNHK東海NEWS WEBから、9月5日16時27分にmsn産経ニュースから、9月5日16時1分に読売新聞から、9月6日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2009年5月13日、名古屋市港区でトレーラーのコンテナが横倒しになって隣を走っていた乗用車が下敷きとなり、乗っていた女性(当時64)と長女(当時41)が死亡、次女が大けがをした。
この事故で、トレーラーを運転していた桑名市のT被告(64)がコンテナをきちんと固定せずカーブで十分に減速しなかったとして、自動車運転過失致死傷の罪に問われた。
検察側は論告で「横転を防ぐためコンテナを荷台に固定する4隅の留め具のうち、前の2カ所が外れたまま運転していた」と指摘。留め具をロックして横転を防止する義務を怠り、横転の危険性がある速度で走行したとした。
これに対し弁護側は「被告は運転前に目視で4カ所の留め具ロックを確認しており、事故までに何らかの事情で外れた」と主張。速度も安全なもので過失はないとし、無罪を訴えた。
5日の判決で裁判長は「トレーラーのメーカー担当者らの証言から、ロックは、構造上、運転中の振動で外れることはなく、被告には固定されていなかったことを見落とした過失がある」と指摘した。
そのうえで「運転手としての基本的な注意を怠って凄惨な事故を引き起こし刑事責任は重い」として、T被告に禁錮3年6か月を言い渡した。
国交省によると、積荷のコンテナが路上に横転するなどしたトレーラーの事故は、2006~2012年に63件あり、14人が犠牲になった。
今回の事故は、国交省がコンテナ横転の実態や原因を調べるきっかけになった。
原因別で最も多かったのが速度超過(38件)で、次いで留め具の不良(9件)、ハンドルの操作ミス、過積載(各7件)、積荷の偏り(4件)の順。
調査の過程で、運転手がコンテナの中身を十分に知らされないまま運転したり、出発前に積荷の偏りを感じ、荷主や通関業者にコンテナの開封を求めても、取り合ってもらえなかったりした実情も明らかになった。
国交省は今年6月、調査結果を踏まえ、事故防止のマニュアルを作成。積荷に不具合があれば、開封するなど適切に対応するよう、荷主に求めた。
また運送会社には、カーブや交差点での徐行運転を徹底するよう求めた。
「事故を境に、業界は大きく変わった」。T被告と同じ会社で働いたこともあるという50代の運転手は、そう語る。事故前までは、留め具による固定が不十分なまま出庫する車両もあったが、「今は絶対、出発させてもらえない」と話す。偏りをなくすためコンテナを開封し、積荷を直す機会が飛躍的に増した。
「一瞬で2人の命を奪った。その事実は重い。」
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130905/3146841.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130905-OYT1T00892.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130905/trl13090516270006-n1.htm
2013年8月30日19時1分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後2時すぎ、旭川市緑が丘東で、住宅の駐車場の舗装作業のため、道路脇に止めていたトラックから火が出た。
警察によると、トラックの荷台には携行缶に入ったガソリンやガスボンベなどが積まれていて、火はガソリンなどに燃え移り、駆けつけた消防がまもなく消し止めたが、トラックは全焼した。
作業員や周りの住宅に被害はなかったが、現場周辺では黒い煙とともに爆発音が数回にわたって響き渡り、一時、騒然となった。
警察によると、トラックの荷台には舗装作業に使うガスで温めるコテが高い温度のまま置かれていたということで、コテからガソリンなどに引火したとみて詳しく調べている。
現場からおよそ200m離れた旭川工業高校では、校舎内にいた教員が事故直後の様子を撮影していた。
撮影した教員は「ドンという大きな爆発音を聞き、窓から外を見たら、トラックが黒い煙をあげて激しく燃えていた。とっさにカメラで撮影を始めたが、トラックはその後も爆発を起こし、赤い炎をあげて激しく燃えていた。現場は煙に包まれていて、けが人が出ていないか心配だった」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130830/4159071.html
2013年8月23日付で佐賀新聞と朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前8時45分ごろ、武雄市若木町のSステンレス鋼管佐賀工場で、タンクローリーから洗浄剤約3000ℓを注入していた貯蔵タンクが破裂、作業をしていた会社員の男性(57)が下半身に洗浄剤を浴び、搬送先の病院で約10時間後、死亡した。
警察によると、貯蔵タンクは工場入り口近くの建物内にあり、直径約2m、高さ約2.5m、容量6000ℓのFRP製。
鋼管の洗浄に使うフッ化水素酸と濃硫酸の混合液を注入していた。
破裂で、底部から約1mの高さに穴(縦50cm、横60cm)があき、洗浄剤が吹き出した。
破裂時はタンク近くに誰もいなかったが、処理作業で男性はタンクに近づき、洗浄剤でやけどを負った。
一緒に作業していた3人にけがはなかった。
男性は、工場に洗浄剤を卸す伊万里市の会社に所属し、現場で納品作業に立ち会っていた。
現場は武雄工場団地内で、周囲の工場や約300m離れた住宅街に被害はなかった。
警察は、業務上過失致死容疑も視野に、破裂の原因や注入作業に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2537536.article.html
※当時の状況に関し、朝日新聞では以下の記述となっていた。
ローリーからタンクに移す際、異音がしたため、作業中の男性らは一旦、退避した。
その後、男性が1人で建物内に戻ったところ、薬品を浴びたという。
2013年8月20日13時9分に読売新聞から、8月21日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、8月20日付の中日新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。
20日午前10時50分頃、愛知県一宮市丹陽町の県道で、走行中のトラック荷台の積み荷から液体が漏れ出した。
警察などによると、液体は「ベッカミンpm60」という化学物質とみられ、24m2にわたって路上に広がった。
警察などが道路約900mを通行止めにして除去作業を行っている。
直後に現場を通ったミニバイクの男性(24)がハンドルをとられて転倒し、ひじに軽傷を負ったとみられる。
ベッカミンpm60は粘度が高いメラミン樹脂で、毒劇物の指定はなく、それ自体に危険はないという。
トラックは液体が入った専用の1トンタンクを荷台に積み、大阪府内から同県稲沢市に運ぶ途中だった。
走行中に急ブレーキをかけた際、タンクが倒れて漏れ出したという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130820-OYT1T00519.htm
14日午後1時前、札幌市手稲区の国道337号線を走っていたタンクローリーの運転手が、後ろのタイヤ付近から煙が出ているのに気づいた。
運転手は車を降りて消火を試みたが、火の勢いはおさまらず、近くを通りがかった人から通報を受けて駆けつけた消防によって、火はおよそ20分後に消し止められた。
警察によると、タンクローリーにはサラダ油400ℓ余りが積まれていたが、タンクに火は燃え移らず、けがをした人もいなかった。
しかし、消火作業などで、現場近くはおよそ1時間にわたり、札幌から小樽に向かう車線が通行止めになった。
タンクローリーを運転していた58歳の男性は「走っていたら『バン』という音がして、車を降りると後ろのタイヤから火と煙が出ていた。積んでいたものが油だったので怖かったし、驚いた」と話していた。
タンクローリーのタイヤは、先月、法律で定められた検査を受けた際には異常は確認されなかったということで、警察が、火が出た詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130614/c043485432c4084d587d3d6f5e34ee1d.html
27日午前9時すぎ、流山市下花輪のゴミ焼却施設「流山市クリーンセンター」で、作業中の男性2人が高い濃度のアンモニア水を浴びたと119番通報があった。
2人は救急車で病院に運ばれ、流山市クリーンセンターによると、このうちアンモニア水を体に浴びた46歳の男性が大けがをして入院し、手当てを受けているという。
また、目にアンモニア水が入ったという41歳の男性のけがの程度は軽く、すでに退院したという。
警察などによると、2人はゴミを燃やしたことで出る窒素酸化物を取り除くため、タンクローリーで運んできた高い濃度のアンモニア水をタンクの注入口から注いだあと、作業で使ったノズルをタンクから外した際、アンモニア水を浴びてしまったと見られるということで、警察で詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084237701.html?t=1367097911265
18日午後、上田市の丸子中央総合病院で、タンクローリーから地下のタンクに暖房用の重油を給油していたところ、およそ1800ℓが病院の敷地のほか、用水路に流出した。
流出した重油は、これまでに消防が回収作業にあたり、上水道への混入などは見られないという。
事故を受けて、病院の職員らは、19日朝、改めて重油が流出した用水路を訪れ、重油を回収するための吸着マットを交換したり、地下タンクの周辺で新たな流出などがないことを確認したりした。
そのあと、病院の職員らは、周辺の住民の家を1軒1軒まわって、今は重油が漏れていないことや事故の原因について説明し、謝罪していた。
病院の防災管理部長は、「現在、重油は流出していないことを確認し住民にご説明しました。今後、このようなことが起きないようにしていきたい」と話していた。
事故の原因について、病院側は、以前に重油漏れがあったため、ことし2月、新しい給油口を設置したものの配送業者がそれを知らずに古い給油口から給油したためと説明している。
出典URL
(ブログ者コメント)
・古いほうの給油口には、使用禁止表示とか蓋を針金で縛るなどの誤操作防止対策をしていたのだろうか?
・「配送業者がそれを知らずに」という点、病院からの連絡がなかったのだろうか?それとも配送業者側の社内連絡ミスだったのだろうか?
・今回が給油口変更後の最初の給油だったとすれば、病院側の立ち会いが必要だったのではないだろうか?
広島県廿日市市峠のガソリンスタンド「M油業友和店」が昨年12月29日~今月3日に販売した灯油約5000ℓにガソリンが混入していたことが分かった。
同市消防本部は「ストーブなどに使用すると異常燃焼を起こし、火災につながる恐れがある」として購入客に回収を呼びかけている。
発表では、同店は12月29日午前、灯油とガソリンのタンクを補充する際、それぞれを取り違え、灯油約7280ℓが残っていたタンクにレギュラーガソリン約4000ℓを、ガソリンタンクに灯油約4000ℓを入れた。
1月3日午前、灯油の購入客が「色がおかしい」と指摘して発覚したが、すでに5026ℓ(20ℓ容器約250本分)を販売していた。
同消防本部は、同店に販売停止を指示し、防災無線や消防車で回収と注意を呼びかけている。
同日午後5時時点で火災などの情報はないという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130104-OYT1T00222.htm
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301040047.html
(ブログ者コメント)
□昨年も同種事例を数件、本ブログに掲載した。
毎年、数件程度、このようなトラブルが起きているのかもしれない。
□報道では触れられていないが、灯油混じりのガソリンを購入した客からエンジントラブルなどのクレームはないのだろうか?
(2013年2月28日 修正1 ;追記)
2013年2月26日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、ローリー運転手が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
廿日市署は25日、呉市の元タンクローリー運転手の男性(46)と勤務先の石油輸送販売会社を、消防法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、運転手はタンクローリーから地下タンクに灯油を入れる際、伝票と照らし合わせるなどの事故防止措置を怠り、誤ってガソリンを入れた疑いが持たれている。
運転手は容疑を認めているという。
25日、東広島市の国道を走っていた大型トレーラーの荷台から崩れ落ちた鉄板が乗用車を直撃し、2人が死亡した事故で、荷台の鉄板を固定していたワイヤーの一部が切れていたことが分かり、警察では事故原因の手がかりになるとみて、さらに調べを進めている。
この事故は25日、東広島市河内町入野の国道を走行中の大型トレーラーの荷台から鉄板25枚が崩れ落ちて、一部が対向車線を走ってきた乗用車を直撃し、乗っていた広島市のレンタカー会社の男性社員2人が死亡したもの。
警察は、トレーラーを運転していたM容疑者(34)を自動車運転過失傷害の疑いで逮捕し、事故の状況を詳しく調べている。
警察によると、トレーラーの荷台に積まれていた鉄板はワイヤーで固定されていたが、事故のあと警察で調べたところ、このワイヤーの一部が切れていたことが分かった。
このトレーラーは、縦1.5m、横3m、重さおよそ800kgの鉄板合わせて30枚を、隣接する三次市から現場近くの工業団地まで運ぶ途中だったということで、警察は運ぶ途中に鉄板の角とワイヤーが擦れるなどして切れたか、鉄板が落下した衝撃で切れた可能性もあるとみて、ワイヤーがどの段階で切断されたのか詳しく調べている。
一方、警察は26日、M運転手が勤務する福山市の運送会社「K商事」を、道路法違反の疑いでおよそ3時間にわたって捜索した。
警察によると、このトレーラーは全長が16mある特殊車両だったが、こうした車両の通行に必要な許可を県から得ていなかった疑いがあるという。
会社への捜索では、車両や走行記録や運転手の勤務状況などが書かれた運転日報など、合わせて60点を押収したということで、警察では押収した資料の分析を進めるとともに、引き続き会社関係者から事情を聞くなどして事故の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004438161.html?t=1356551728753
また、28日18時33分にNHK広島から、29日付で毎日新聞広島版から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後の警察の調べでは、当時トレーラーには国交省の通達で義務づけらている積み荷の落下を防ぐための「スタンション」と呼ばれる鉄柱が設置されておらず、ワイヤー1本で固定されていたことが分かった。
鉄柱は、車体と積み荷をあわせて重量が一定の基準を上回った場合に、荷台の両脇に立てるように定められている。
当時、このトレーラーも基準の重量を上回っており、両脇に鉄柱8本を立てる必要があったという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4004492641.html?t=1356726889025
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20121229ddlk34040334000c.html
一方、12月27日付で読売新聞広島版から、広島県内の荷崩れ事故の状況について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警によると、県内で起きた荷崩れ事故は過去10年で57件に上り、「積載方法のルール化が必要」という指摘も出ている。
県警によると、2002~11年に起きた荷崩れ事故の死者は3人、けが人は67人に上る。
安芸高田市では07年8月、トラックの荷台の棚が落ち、対向車の男性が死亡。08年6月には竹原市で大型トレーラーの荷台の鋼鉄製の架台が落下し、対向車の2人が死傷した。いずれも今回同様、カーブで起きた事故だった。
トレーラーは重心が高く、カーブではバランスを崩しやすいとされる。
国交省は、来年1月から重量制限を超えて無許可で道路を通行するトレーラーの所有者らの取り締まりを強化する方針だ。
東京海洋大の渡辺豊教授(物流安全工学)は、「減速が不十分で強い遠心力がかかったか、鉄板同士が横滑りを起こして(鉄板を固定する)ワイヤが切断された可能性がある」と指摘した上で、「荷物の積載方法については道交法などで明確な決まりがなく、運送業者や運転手任せになっている。きちんとした法整備が必要だ」とする。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121227-OYT8T01005.htm
(2013年3月20日 修正1 ;追記)
2013年3月18日付で中国新聞から、事故の直接の行為者でない運送会社の社長が逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県警交通指導課と東広島署の合同捜査本部は18日、トレーラーの運転手が勤務していた福山市の運送会社「K商事」の社長H容疑者(38)を、業務上過失致死と道路法違反(無許可通行)の疑いで逮捕した。
事故をめぐっては、運転手のM被告(34)が自動車運転過失致死罪で公判中。
合同捜査本部の調べでは、H容疑者はM被告に鉄板30枚を搬送させる際、M被告が以前から危険な積載方法を繰り返していたことを認識しながら、積み荷の落下防止について具体的な指導をせず、2人を死亡させた疑い。
また、トレーラーの全長が道路法の制限を超えるのに、必要な国の許可を得ず通行させた疑い。
出典URL
(2013年6月22日 修正2 ;追記)
2013年6月21日19時19分にNHK広島から、運転手に禁固刑が言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島地裁は運転手の男に対し「過失の程度は非常に大きく、厳しい非難を免れない」などとして、禁錮3年6か月を言い渡した。
判決で、岡崎裁判官は「ワイヤーロープ1本で固定しても、鉄板が落下することはないと安易に考え事故を引き起こした。わずかな手間を惜しみさえしなければ、事故を未然に防ぐことは容易だったことは明らかで、被告の過失の程度は非常に大きく、厳しい非難を免れない」と指摘した。
そのうえで「被害者は何の落ち度がないのに、突然人生を断たれた無念さは計り知れない」などとして、禁錮3年6か月を言い渡した。
出典URL
また6月21日付で読売新聞広島版からは、遺族の立場に沿った記事中、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月からの公判で、検察側は、M被告が事故当日、鉄板30枚(24トン)をロープ1本だけで固定していたことや、以前にも不十分な荷物の固定を繰り返していたことを指摘。M被告は「大丈夫だろうと過信していた」「自分が横着だった」と述べた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20130620-OYT8T01377.htm
21日午前9時ごろ、和歌山県白浜町椿見草の国道42号で、大阪府高石市から串本町のガソリンスタンドに向かっていた石油製品運送会社「K社」の大形タンクローリー(10トン)が横転。タンクに入っていたガソリンや灯油、軽油が流出した。
運転手の男性(47)は軽傷の見込み。現場付近は約3kmにわたり全面通行止めになった。
警察によると、タンクローリーは右カーブを曲がりきれず、道路左側の歩道柵などに衝突した後、横転した。
車にはガソリン12000ℓ、軽油と灯油各4000ℓを積んでいたが、このうち約8100ℓが流出したという。
運転手は、「運転操作を誤った」と話しているという。
車は、助手席を下にして車線をふさぐように横転。事故の衝撃で、運転席のすぐ後ろにあるガソリンを入れたタンクが破損し、灯油を入れたタンクのふたも壊れた模様。
現場では、消防署員が油を吸着するマットや粉末をまいて引火しないように処理に当たった。
現場は、白浜署椿駐在所から田辺寄り約600mの片側1車線。付近住民によると、横転したタンクローリーから油がどくどくと漏れ出ていたという。
道路脇は高さ15mの崖で、海にも油が漏れているのが見つかり、消防署員がオイルフェンスを張るとともに、消防車で住民らに「油が流出しているので近づかないように」と注意を呼び掛けていた。
この事故の影響で紀南の大動脈が半日間使えなくなり、回り道となる山間の県道でも大渋滞が起きた。住民の生活や仕事に大きな影響が出たが、消防などが路面の油の処理を夜通しで続け、22日午前7時25分に規制はすべて解除された。
出典URL
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=244455
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=244489
四国電力伊方原子力発電所の構内で11月、走行中の電気自動車が全焼した火事は、動力のバッテリーが火元だった可能性が高いことが四国電力などの調べで分かった。
11月20日、伊方原発構内で社員が運転していた2人乗りの小型の電気自動車が全焼した。
四電によると、消防や警察などとともに原因を調べたところ、電気自動車の助手席の下に設置してある動力のバッテリーの燃え方が最も激しく、火元になった可能性が高いことが分かった。
バッテリーは全部で8個あり、8月に劣化が確認されたため8個全てを新しいものに交換したばかりだったというが、損傷が激しく、なぜバッテリーから火が出たのかは特定できないとしている。
この電気自動車はインド製で、伊方原発の構内で工事が行われる際に車に取り付けたカメラで監視するために約6年前から使用していて、四電では同様の電気自動車はこの車だけだという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004030811.html
29日午後9時半ごろ、豊橋市西口町のガソリンスタンド「Sセルフ豊橋給油所」から、「灯油を販売する給油機のタンクに誤ってガソリンを入れていた」と消防に通報があった。
28日午後3時すぎに12kℓの灯油が入っていた給油機の貯蔵タンクにタンクローリーから、灯油ではなく誤ってガソリンおよそ2kℓを追加して入れたという。
消防によると、ガソリンが混じった灯油は29日の午後9時ごろまでの間に、20ℓ入りのタンクで 160個分、3.2kℓあまりが販売されたという。
地下タンクの残量と納品伝票の数量が合わないことから、混入が分かった。
このガソリンが混ざった灯油は、ガソリンの割合が低いので爆発の危険性は低いが、ストーブに使うと炎が強くなったり、火が消えにくくなったりするという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003855531.html?t=1354223720385
http://www.asahi.com/national/update/1130/NGY201211300002.html
(ブログ者コメント)
同種事例が後を絶たない。
関係者、注意はしているのだろうが、フトした気の緩みなどあったりすると起きてしまう・・・そんなことだろうか?
27日午前、新居浜市の市道で、走行中の化学薬品販売会社のトラックから塩酸の入った容器が落下し、塩酸が漏れ出す事故があった。この事故によるけが人や、周辺などへ大きな影響はなかった。
事故があったのは、新居浜市前田町の市道で、警察によると、27日午前11時ごろ、21歳の男性が運転する2トントラックから後部の荷台に積んでいた塩酸の入ったポリタンク28個が路上に落下した。
このうち8個が落下した衝撃で破損し、中に入っていた塩酸あわせて20ℓが漏れ出した。
トラックには20ℓポリタンク50個が25個ずつ2段に重ねて積載され、転落防止のため、上からビニールシートが巻かれていた。
現場は、新居浜市中心部に近い大型商業施設や住宅などが立ち並ぶ地域で、駆けつけた消防などが流出した塩酸を重曹で中和し、木くずで吸収した結果、けが人やのどの痛みなどを訴える人はいなかったという。
このトラックは、市内の工場から近くの倉庫に塩酸を運ぶ途中で、警察では、なぜポリタンクが落下したかなど運転手から事情を聴くなどして調べている。
運転手は、「サイドミラーで荷崩れしたのが見えた」と話しているという。
出典URL
http://eat.jp/news/index.html?date=20121127T191218&no=8
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。