2019年4月21日7時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月20日午前10時45分ごろ、福井県大野市大谷の国道158号で、軽乗用車を積載して走っていた同県勝山市、自動車解体業男性(71)の車両運搬車が横転した。
軽乗用車内にいた、同県あわら市、無職女性(66)が胸などを強く打ち、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
同じく軽乗用車に乗っていた女性の夫(69)が右足の骨を折るなど重傷。
車両運搬車の助手席にいた勝山市、無職男性(75)も鎖骨などを折る重傷を負った。
警察によると、現場は箱ケ瀬トンネルから約150m南東で、西進していた車両運搬車がカーブを曲がり切れずに横転したらしい。
岐阜県境から大野方面へ向かっていた女性の軽乗用車がトラブルのため走行不能になり、連絡を受けた無職男性が自動車解体業の男性と車両運搬車で現場へ行き、車を載せて走っていた。
夫妻は軽乗用車の後部座席に乗っていた。
車両運搬車の乗車可能人数は、運転者を含め3人だった。
警察が詳しい原因を調べている。
出典
『運搬車が横転、積載車内の女性死亡 福井県の国道、カーブ曲がり切れず』
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/839588
2019年2月12日18時55分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前6時すぎ、鞍手町小牧にあるJR福北ゆたか線の鞍手駅近くで、トラックが踏切を渡っていた際、荷台に積まれた植木が架線と接触し架線を切断した。
けがをした人はいなかったが、この影響で停電が発生し、JR福北ゆたか線の直方と陣原の間と若松線の全線が、午前11時すぎまでのおよそ5時間にわたって運転を見合わせ、朝の通勤や通学に影響が出た。
また、踏切の近くで2両編成の普通列車が停車したままとなり、29人の乗客は、その場で降りたり、JRが用意したバスで折尾駅まで移動したりしたという。
警察やJR九州によると、架線は高さおよそ5mのところにあり、踏切の手前には、高さ制限がわかるようワイヤーがはられていたが、いずれも切断されたという。
トラックは朝倉市から北九州市まで、長さおよそ10mの造園用のマキの植木を運ぶ途中で、枝が傷まないよう、荷台の中央付近に備え付けた、高さ1mほどの木製の支柱に植木を置いて、斜めに角度をつけて運んでいたという。
このため警察は、斜めに積まれた植木の高さが5mを超え、架線と接触したとみて、トラックを運転していたうきは市の45歳の男性から話を聞くなどして、詳しい状況を調べている。
出典
『トラックの植木JR架線切断』
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190212/0003617.html
2月12日13時52分に西日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、踏切は鞍手駅から南に約100mの場所にあり、高さ制限(4.5m)を示す標識があった。
出典
『トラック荷台の植木 踏切で架線触れ断線 福北ゆたか線』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/486166/
(ブログ者コメント)
以下はNHK解説映像の1コマ。
2019年2月8日18時5分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日昼前、周南市の県道を走行していたタンクローリーから積み荷の劇物のカセイソーダが漏れ出したが、中和したうえで回収され、けが人などの被害はなかった。
周南市の総合化学メーカー「トクヤマ」や警察によると、8日午前10時ごろ、周南市御影町の県道172号線を走行していたタンクローリーから劇物のカセイソーダが漏れ出した。
このカセイソーダは近くにあるトクヤマの工場で生産された液体の製品で、タンクローリーに積み込まれて下関市の納入先に向けて出発したあと、すぐに漏れ出し、道路上に700mあまりにわたって続いていたという。
現場では道路を通行止めにして、トクヤマの社員らが液体を中和する作業を行い、およそ1時間後に回収が終わったという。
けが人などの被害はなかった。
トクヤマは、「近隣および関係者の皆さまにご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。原因については現在、調査中です」としている。
出典
『周南 県道でカセイソーダ漏えい』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190208/4060002063.html
(ブログ者コメント)
走行中のタンクローリーから化学物質が漏れた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介している。
(2019年3月13日 修正1 ;追記)
2019年2月9日付の山口新聞紙面に、やや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
8日午前10時ごろ、トクヤマ前の県道で、同社のタンクローリーに積んでいたカセイソーダの一部が流出した。
同社や警察によると、タンクローリーは10トンのカセイソーダを積み込んで同日午前4時半ごろ、納入先の下関市の樹脂メーカーに向け出発。
同8時半ごろに到着後、運転手が流出に気付いた。
現場では、発生直後から同社やグループ会社の社員約100人が水で路面を洗い流し、吸着マットやデッキブラシを使い、回収した。
(ブログ者コメント)
両情報を併せ考えると、朝8時半ごろ納入先到着時に運転手が気付き、トクヤマに連絡。
10時ぐらいから処理が始まった・・・ということだろうか?
もし、そうだったとすれば、それまでの間、誰も気が付かなかったことになる。
少量の流出だったということだろうか?
2019年2月5日11時44分にFNN PRIME(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
テントを押しつぶし、倒れたクレーン車…。
5日午前11時前、名古屋市昭和区檀溪通の石川橋交差点で、大型トレーラーの荷台に積まれたクレーン車が店舗のアーケード上のテントに倒れかかった。
この事故で、ケガをした人はいない。
トレーラーの運転手は、「走っていたら重機が滑り落ちた」などと話しているという。
警察は、積まれたクレーンが電線に引っ掛かり倒れた可能性が高いとみて調べている。
この事故で、交差点の信号が停止している。
現場では現在、横転したクレーン車の撤去作業が行われている。
出典
『大型トレーラーの荷台からクレーン車滑り落ちる 店舗の軒先テントに倒れ掛かり破壊』
https://www.fnn.jp/posts/3997THK
2月5日12時43分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前11時前、名古屋市昭和区檀渓通5丁目の交差点付近で、トラックに積まれていた建設用重機が横転し、道路脇の電柱やアーケードなどと接触し、アーケードの一部がなぎ倒される被害が出ている。
・・・・・
出典
『昭和区でトラックから重機横転』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190205/0003138.html
2月5日19時39分にNHK東海からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トレーラーの荷台から建設用の重機が滑り落ちた。
重機は、道路脇の電柱や店舗のアーケードなどと接触し、アーケードの一部に倒れかかったが、けが人はいなかった。
警察によると、トレーラーの運転手は「走っていて車線変更したら、重機が滑り落ちた」などと話しているという。
出典
『昭和区でトレーラーから重機横転』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20190205/0003144.html
2019年1月29日12時30分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時20分ごろ、郡山市富田町の国道49号線の上り線を走っていたトレーラーの運転手から、「後輪から火が出た」と警察に通報があった。
トレーラーは2台のショベルカーを積んでいて、うしろのタイヤから火が出ていたが、消防が出て、およそ30分後に消し止められ、けが人はいなかった。
運転手は、ブレーキの異常に気がついてトレーラーを止めたということで、警察は、タイヤから火が出た詳しい原因を調べている。
現場の国道は片側2車線の直線道路で、上りの車線が一時、通れなくなり、付近で渋滞が発生した。
近くの建設会社の支店長は、「『バン』という音がしたので、はじめは近くの工事現場で、何か、物を落としたのかと思った。そのあと数分するとまた破裂音がしたので、外を見ると、トレーラーのうしろのタイヤから火と煙が出ていたので、驚きました」と話していた。
出典
『郡山の国道でトレーラー出火』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190129/6050004197.html
(ブログ者コメント)
以下は映像の1コマ。
2019年1月19日9時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
18日午前8時10分頃、甲府市のJR中央線朝日町ガードの下を通ろうとした大型トラックの荷台がガードに衝突、荷台がひしゃげて挟まり動けなくなった。
トラックは約1時間20分後にレッカー車で撤去され、男性運転手にけがはなかった。
JR東日本によると、ガードの高さ制限は3.2m。
事故による設備の破損や電車の運行への影響はなかった。
現場近くにいた警備員男性は、「『ドーン』という大きな音に驚いて見に行ったら、トラックが動けなくなっていた」と話した。
出典
『ガード下を通れず、トラックが挟まる…80分間』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190119-OYT1T50007.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、トラ塗装の梁の下部に箱型荷台の先端が引っ掛かっている。
見た目、あと数cm荷台が低ければギリギリ通過できたかも・・・といった感じだ。
2019年1月6日9時57分に琉球新報から、下記趣旨の記事が写真や地図付きでネット配信されていた。
5日午後5時45分ごろ、沖縄市美里で、灯油を積んだ3トン級のタンクローリーが横転する事故があった。
警察や給油会社関係者などによると、タンクローリーは無人の状態で坂道の上から下へ約150mを走行し、民家の塀や駐車車両4台などに衝突した後、横転して停止した。
運転手の40代男性は、給油作業中に何らかの原因でタンクの上から転落し、膝にけがを負った。
横転した直後に灯油が漏れたため、警察は付近の住民に対し、一時、外出を控えることを求めたり、避難を呼び掛けたりした。
事故による引火はなかった。
警察が事故原因を詳しく調べている。
付近の住民などによると、横転して停止した直後のタンクローリーからは白煙が上がっていたために、消防が消火剤を散布して発火を抑えていたという。
タンクローリーは坂の上にある民家で灯油の給油をしていた。
運転手は道路にうつぶせで倒れており、住民に「(車が)流れた」と話したという。
事故現場は住宅街の中にあり、車の往来も多い場所だった。
【塀も粉々 衝撃大きく 住民、不安な夜に】
中学校や保育園に近く、普段は子どもや車の往来が多い沖縄市の住宅街で5日発生した無人走行のタンクローリー横転事故。
タンクローリーが通り過ぎた跡には、衝突して粉々になった民家のブロック塀やひしゃげた軽トラックなど生々しい傷跡が残り、衝撃の大きさを物語っていた。
タンクローリーからは白煙が上がり、現場周辺には灯油の臭いが漂っていた。
一歩間違えば大惨事につながる恐れもあった。
週末の夜に外出を控えるよう警告を受け、避難を強いられた周辺住民らは、不安や疲労をにじませていた。
「バーン」「ドーン」。
自宅2階で昼寝していた30代の公務員男性は、突然響く爆発音に目を覚ました。
ベランダから階下を見ると、運転手とみられる男性がうつぶせに倒れ、タンクローリーが坂道を下っていた。
公務員男性は一瞬、「ひき逃げか」と思ったが、タンクローリーは住宅の塀に乗り上げ、再び「バーン」という音とともに横転して停止するのを目撃した。
運転手の男性に話し掛けると、意識はあった。
公務員男性は、「子どもがひかれず、引火もしなくて良かった」と、事故当時自宅にいた小学生の子ども2人を見詰めながら安堵した。
タンクローリーは午後8時半までにレッカー車で移動され、現場は約3時間、交通が規制された。
近隣住民や給油会社関係者らは後片付けに追われた。
出典
『タンク車、灯油積み150メートル無人走行 沖縄市 坂道流れ横転』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-857560.html
2019年1月6日17時39分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後5時半すぎ、沖縄市で住宅に設置されたタンクに給油していたタンクローリーが急に動き出し、下り坂を約50mにわたって走行。
そして周辺の車や住宅の壁に衝突して横転した。
積み荷の灯油約1700ℓのうち1000ℓが流出したが、引火などはしなかった。
タンクローリーを運転していた男性(40)は車の上で作業をしていて、落下して左足の骨を折る重傷。
事故当時、運転席には誰も乗っていなかった。
警察は、ブレーキが掛かっていなかった可能性があるとみて、事故の原因を調べている。
出典
『“無人”タンクローリー横転 灯油1000リットル流出』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000144603.html
2018年12月26日23時30分にYAHOOニュース(テレ朝ニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市の東名高速道路下りの横浜町田インターチェンジ近くで26日、走行中のトラックの荷台が燃える火事が起きた。
消防によると、荷台にあった段ボールや木材などの建築廃材が燃えたという。
消防車8台が出動して消火活動が行われ、運転手にけがはなかった。
警察と消防は、突然燃えた原因を調べている。
出典
『【報ステ】走行中のトラック荷台が炎上…東名高速』
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181226-00000054-ann-soci
※以下は映像の1コマ。(視聴者撮影)
2018年12月15日20時43分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時40分ごろ、埼玉県深谷市にある上武大橋の歩道の橋桁の一部が落下して、橋の下で土砂を運ぶ作業をしていたダンプカー1台が下敷きになった。
ダンプカーには、乗っていた男性の運転手1人が閉じ込められ、午後7時40分過ぎに救助されたが、死亡が確認された。
上武大橋は昭和9年に建設された全長895mの橋で、通行車両の大型化などに対応するため新しい橋に架け替えられ、橋桁が落ちた古い橋は撤去に向けて通行止めになっていた。
橋の下の河川敷では、橋の撤去に伴って川があふれる場所があるため、土手を作る工事が行われていて、ダンプカーが荷台をあげた状態で橋の下を通過した際に橋桁に接触したとみられるという。
橋桁は長さ50mにわたって落下したということで、警察は、荷台が接触したはずみで橋桁が落下したとみて詳しく調べている。
出典
『橋桁が落下 ダンプの運転手死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20181215/1100004291.html
12月16日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
栃木県日光市土沢の会社員、野口さん(男性、58歳)のダンプ(積載量32トン)の荷台が、解体中の旧上武大橋(全長約895m)の下部を通過する際に橋桁に衝突。
橋桁の一部(長さ約50m、幅3.3m、重さ約52トン)が落下して下敷きになった。
野口さんは約9時間後に救出されたが、死亡が確認された。
警察によると、橋は車道と歩道の2本からなり、落下したのは歩道側。
ダンプは荷台を上げた状態だった。
工事現場のみで使用されており、午前7時ごろから盛り土をするための土砂運搬作業をしていた。
橋は利根川に架かり、埼玉と群馬県境にある。
新たな橋を架け替えたため、8月末から通行止めとなっていた。
出典
『橋桁落下 ダンプ下敷き 荷台衝突、運転手死亡 埼玉』
https://mainichi.jp/articles/20181216/ddm/041/040/043000c
12月15日20時49分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
橋桁は地上から高さ約6mにあった。
出典
『橋桁が落下、ダンプカー下敷き 運転手が死亡 埼玉』
https://www.asahi.com/articles/ASLDH5408LDHUTNB00J.html
2018年12月3日1時38分にTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県九十九里町で、事故を起こした車の荷台から土佐犬3頭が逃げ出していたが、無事、捕獲された。
2日午後2時過ぎ、九十九里町片貝で、軽トラックと軽乗用車が正面衝突する事故があった。
事故の衝撃で、軽トラックの荷台に積まれていたおりの扉が開き、中にいた土佐犬3頭が逃げ出した。
警察などが捜索し、2頭はまもなく捕まり、残る1頭も2日午後11時半過ぎに捕まった。
最後の1頭は、事故現場近くの田んぼの中にいたところを飼い主の知人が見つけたが、おとなしく落ち着いた様子だったという。
軽トラックは、千葉県で開催された闘犬大会から帰る途中だった。
出典
『千葉・九十九里町で逃げた土佐犬、3頭とも発見』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3539216.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の1コマ。
トラックに積まれた檻が映っているが、檻の入口は上下に扉をスライドさせるタイプのように見える。
「衝撃で扉が開いて・・・」という報道からすると、その扉には鍵がかけられていなかったのかもしれない。
もしそうだったなら、想定される危険に対する予知不足だったと言えよう。
2018年11月3日9時0分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時35分頃、大阪市淀川区の市道で、JR東海道線の高架(高さ2.4m)下をトラックが走行中、荷台に積まれていた長さ約6mの鋼材が、高架の梁に直撃した。
はずみで、高架上に設置されていた作業用通路の鉄板が跳ね上がり、通過中の下り新快速電車(12両、乗客約600人)に接触。
電車は緊急停車した。
3両目の窓ガラス1枚が割れたが、けが人はなかった。
JR西日本は大阪~西明石間の上下線で、運転を約1時間半見合わせた。
警察は、鋼材の積み方に問題があったとみて、男性運転手(41)から事情を聞いている。
出典
『新快速、窓ガラス割れる…高架の鉄板跳ね上がり』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181103-OYT1T50023.html
11月2日20時33分に産経新聞からは、斜め積み鋼材の運転席の上の部分が高架に突き刺さったかのように見える写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後2時35分ごろ、大阪市西淀川区竹島のJR東海道線(神戸線)塚本~尼崎間の橋で、敦賀発姫路行き新快速電車の運転士が線路上に鉄板を発見し、緊急停止したが間に合わず、先頭車両が接触した。
3両目のドアの窓ガラス1枚が割れたが、乗客約600人にけがはなかった。
警察によると、橋をくぐろうとしたトラックの運転手が、「積み荷の鋼材が高架に挟まり、鉄板をはね上げた」と届け出た。
JR西日本は、橋上の作業用通路の鉄板(長さ約20m、幅約5m、厚さ約3cm)が、弾みで線路内に入ったとみている。
窓ガラスは進行方向左側で、割れた直接の原因は不明という。
出典
『新快速電車が鉄板と接触 JR神戸線、けが人なし』
https://www.sankei.com/affairs/news/181102/afr1811020052-n1.html
2018年9月17日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8810/
(2018年11月6日 修正1 ;追記)
2018年10月28日5時0分に千葉日報から、事故が起きた坂道は逆バンクで大型貨物車は通行禁止になるという下記趣旨の記事が、現場の地図付きでネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
千葉市若葉区中野町の県道交差点で大型トレーラーが横転し、下敷きになった軽乗用車の家族3人が死亡した事故を受け、県警と県公安委員会は、トレーラーが走行してきた現場周辺の道路で大型貨物車の通行禁止を決めた。
再発防止に向けた対策の一環で、12月から標識と案内板を設置して規制を始める方針。
事故は9月8日朝に起きた。
国道126号方面から来た大型トレーラーが、交差点を左折しようとして横転。
対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車の会社役員、吉田さん(43)ら3人が積み荷の鉄くずなどの下敷きになり、死亡した。
県警は、トレーラーを運転していた男性会社員(26)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で現行犯逮捕し、同過失致死容疑に切り替えて送検。
千葉地検は勾留期限の同28日、処分保留で男性を釈放し、任意で事故原因などを調べている。
【バスは規制除外】
規制する区間は、事故が起きた「殿川橋交差点」と国道126号「中野交差点」を結ぶ約350m。
バスを除き、車両の総重量8トン以上か最大積載量5トン以上の貨物車が規制対象。
迂回には、殿川橋交差点から750mほど離れた「中野インター入口交差点」を通行することになる。
県警は、「事故を重く受けとめている。地元住民らからの強い再発防止の声があり、規制する必要がある」と説明。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置する。
事故から5日後、県警や道路管理者の千葉市、地元自治会は、道路調査や再発防止策を検討する現地診断を実施した。
事故を起こしたトレーラー側の道路から左折した場合、交差点内で道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になっていることを確認。
荷物を積んだ貨物車は、特にバランスを崩す可能性があることから、通行禁止を決めた。
県警交通規制課によると、大型車に関する通行規制は県内に約2000区間あり、昨年度は17区間を指定した。
多くが騒音や震動の軽減を求める住民要望で実施され、「事故がきっかけの規制は稀なケース」としている。
【二度とないように】
規制する区間は、国道126号と千葉東金道路中野インターチェンジを行き来する車の“抜け道”になっており、大型貨物車の通行量も多い。
国道側から見ると、片側1車線の、やや曲がりくねった下り坂になっている。
事故現場に居合わせた近所の女性(49)は、「細い道なのに、トラックの通行が多い。子どもたちも通るので心配だった」と、通行規制を歓迎する。
事故現場には、吉田さんらの冥福を祈る花が手向けられている。
近くで会社を営む60代男性によると、花は定期的に新しくなっているという。
交差点そばに住む女性(77)は、「被害者の同級生や友人が訪れていた。今回のような悲しい事故は二度と起こらないでほしい」。
自分のことのように願っていた。
出典
『大型貨物車通行禁止 現場交差点と国道結ぶ350メートル 再発防止へ12月から 千葉市トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/542901
(2018年12月9日 修正2 ;追記)
2018年12月8日5時0分に千葉日報から、事故が起きた区間が大型車通行禁止になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、県警は7日、トレーラーが走行してきた国道126号と現場交差点を結ぶ道路で、大型貨物車などの通行を禁止にした。
規制区間は、事故が起きた県道「殿川橋交差点」と国道126号を結ぶ計約350m。
車両総重量8トン以上か、最大積載量5トン以上の貨物車などが規制対象。
周辺5カ所に標識、3カ所に案内板を設置した。
同日は、午前10時ごろから設置工事を行い、同11時10分ごろ規制を開始。
千葉東署員が標識付近に立ち、規制内容を伝えるチラシを配って周知した。
規制を巡っては、県警や地元自治会が事故発生後に現地診断し、規制区間方向から左折した場合、交差点内の道路がセンターラインに向かって傾斜する“逆バンク”になると確認。
貨物車はバランスを崩す可能性があった。
県警交通規制課によると、本年度の大型規制は同区間が初めて。
事故現場に居合わせたという近所の60代女性は、「危険を感じていたので、もっと早く規制してほしかったが、これで安心」と話した。
出典
『千葉市トレーラー横転3人死亡事故 大型貨物規制開始 現場と国道結ぶ350メートル』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/554009
(2019年8月6日 修正3 ;追記)
2019年8月5日16時34分に産経新聞から、最大積載量を18トン超えた47トンを運んでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県警交通捜査課は5日、過積載の状態でトレーラーを運行したとして、道交法違反(過積載)などの疑いで、トレーラーを運転していた在原運転手(27)=同県八千代市=や、荷主のリサイクル業「M商店」(同県八街市)などを千葉地検に書類送検したと発表した。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
同課によると、送検容疑は昨年9月8日、M商店から依頼を受けた在原運転手がトレーラーの最大積載量を約18トン超えて、鉄くずなど約47トンを運んだとしている。
在原運転手の勤務先である「A商店」(八千代市)についても、過積載を容認したとして、同法違反容疑で書類送検した。
A商店は、無許可で運送業を営んだ貨物自動車運送事業法違反の容疑でも書類送検された。
https://www.sankei.com/affairs/news/190805/afr1908050014-n1.html
8月5日17時56分にNHK千葉からは、積み荷が重いほど運転手の実入りも多かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、トレーラーを運転していた千葉県八千代市の会社員、在原運転手(27)と、鉄筋などを積み込む作業をした廃品回収会社の33歳の社員らを、道路交通法違反の過積載の疑いで書類送検した。
警察によると、在原運転手らは、事件前の去年8月にも合わせて10回にわたって過積載の状態でトレーラーを走らせていた疑いがあるという。
1回に運ぶ積み荷が重いほど、運転手らに支払われる金額は多かったということで、警察は過積載での運転が常態化していたとみて、事故の経緯をさらに調べている。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20190805/1080006637.html
2018年9月22日20時0分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前9時20分ごろ、富士五湖のひとつ、富士河口湖町の本栖湖で、船に給油するための軽油を積んだタンクローリーが湖畔の砂浜を走行中に横転した。
タンクローリーを運転していた富士吉田市の60代の男性にけがはなかったが、横転した車体の一部が湖につかり、油が流れ出したことから、消防が湖の沖合にフェンスを設置したほか、湖面から油を取り除く作業も行ったという。
タンクローリーには、軽油およそ700ℓが残っていたが、タンクに破損がなく、流出していないという。
警察は、漏れ出した油はエンジンオイルの可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。
出典
『タンクローリー横転 湖に油流出』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180922/1040004267.html
2018年9月18日12時22分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日、三好市で、生活協同組合の配送を担当していた50代の男性がトラックのドアに上半身を挟まれたまま死亡しているのが見つかり、警察が事故とみて、詳しい原因を調べている。
警察によると、17日午後1時15分ごろ、生活協同組合の担当者から、従業員が事故を起こしたようだという119番通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、三好市東祖谷の山あいの市道で生協職員の楠さん(男性、51歳)が、トラックの運転席のドアに上半身を挟まれて動けなくなっているのが見つかった。
楠さんは胸や腹部などを強く打っていて、およそ1時間後にその場で死亡が確認された。
発見当時、トラックはエンジンもサイドブレーキもかかっていなかったということで、警察は、坂道に止めていたトラックが動き出し、楠さんが運転席に乗り込んで止めようとしたところ、トラックが道路脇の斜面に接触してドアに挟まれたとみて、詳しい事故の原因を調べている。
出典
『トラックのドアに挟まり男性死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20180918/8020003071.html
2018年9月9日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前8時45分ごろ、千葉市若葉区中野町の県道丁字路交差点で、鉄くずを積んだ大型トレーラーが左折しようとして右側に横転し、対向車線で信号待ちをしていた軽乗用車が下敷きになった。
押しつぶされた軽乗用車から大網白里市、会社役員、吉田さん(43)と妻(37)、吉田さんの父親(70)が救出されたが、午後2時45分ごろ、現場で死亡が確認された。
警察によると、軽乗用車は吉田さんが運転し、助手席に父親、後部座席に妻が乗っていた。
3人の死因は圧死とみられる。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トレーラーを運転していた八千代市神野、会社員、在原容疑者(男性、26歳)を現行犯逮捕。
容疑を過失致死に切り替え、事故原因や鉄くずの積載状況を調べる。
現場は千葉東金道路中野インターチェンジ(IC)から北へ約300m。
トレーラーは国道126号方面から中野IC方面へ走行し、坂道を下った後、交差点を曲がりきれずに横転した。
在原容疑者は「鉄くず37トン分を積み、八街市から東京都内に向かっていた」と話している。
現場には鉄くずが散乱し、重機を使った救出作業などで、長時間通行止めになった。
出典
『トレーラー横転3人死亡 軽乗用車の家族下敷き 千葉市の県道』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529881
9月9日5時0分に千葉日報からは、現場ではよく横転事故が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故のあった道路は高速道路に続き、1日中交通量が多い。
この道路をよく利用するトラック運転手の男性は、「緩やかな下り坂で、急いで曲がろうとすると遠心力で横転してしまう」と、危険性を指摘。
近隣の男性も、「現場は、これまでも横転事故がよく起きているカーブ」と話した。
出典
『下敷き軽乗用車、無残… 事故直後は「2人応答」 救出難航、震える住民 トレーラー横転3人死亡』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/529883
9月12日10時51分に読売新聞からは、横滑りしたようなタイヤ痕があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に横滑りしたようなタイヤ痕があったことが11日、捜査関係者への取材でわかった。
現場は丁字路交差点。
捜査関係者によると、トレーラーのものとみられるタイヤ痕は、交差点を左折し、直線道路に入る付近に残っていた。
横転した場所もほぼ同じで、在原容疑者が速度制御やハンドル操作を誤った可能性があるという。
出典
『横転し下敷き3人死亡、運転手「積み過ぎかも」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180912-OYT1T50052.html
9月13日16時37分にNHK千葉からは、過積載と認識して運転していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このトレーラーの最大積載量は29トンと決められていたが、当時は鉄筋などを積んでいて10トン近く超過した状態だったと見られることから、警察は13日、勤務先の八千代市内の会社などを道路交通法違反の過積載の疑いなどで捜索した。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「積み荷の重さは、運ぶ前に自分も立ち会った上で量った。最大積載量を超える37トン分あった」などと供述しているという。
警察は、最大積載量を超過していることを認識しながら運転したとみて調べている。
出典
『過積載と認識しながら運転か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003700.html
9月13日20時51分にNHK千葉からは、過積載運搬を繰り返していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、警察の調べに対し在原容疑者は、「以前も過積載で積み荷を運んだことがある」などと供述しているという。
警察は、過積載の状態で運転を繰り返していた可能性もあるとみて調べるとともに、事故原因の解明を進めている。
出典
『運転手「以前も過積載」など供述』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20180913/1080003703.html
(ブログ者コメント)
〇映像を見ると、横転したトラック荷台の最後尾が、対向車線信号待ちの停止線付近にある。
トラックは長いため、もし信号待ちの車が何台も並んでいたら、前から3台目ぐらいまでは下敷きになっていたかもしれない、そんな感じの事故だった。
以下は、グーグルアースによる現場の状況。
トラックは、緩やかな坂を下ってきた後、この交差点を左折して横転した。
以下はユーチューブ映像(KyodoNews)から抜粋したトラックの横転状況。
荷台の後ろに停止線が見える。
〇実は、現場は年に数回程度、ブログ者も曲がることがある交差点だ。
これまでも当該停止線で車を停め、信号待ちしたことが何回もあった。
クワバラクワバラ・・・。
信号待ちの先頭であれば、注意していれば急発進して下敷きになるのを免れるかもしれないが、2台目以降に並んでいたら、どうしようもない。
せめてもの対策として、2台目以降に並んだ場合は、前の車との車間距離をタップリとることにしようか・・・。
いやいや、少々遠回りになっても、別の道を通ろうか・・・。
これ、ブログ者の危険予知、事例横展開である。
2018年8月30日17時12分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時15分ごろ、東京中央区日本橋室町の中央通りで、大型トラックの荷台から積み荷の鉄製の足場の一部が崩れて、道路上に散乱した。
散乱した足場はビルの外壁工事で使うためのもので、3車線ある道路のうち1車線がふさがった状態になったという。
荷崩れが起きた時間帯は交通量が多かったということだが、トラックの周辺には車や人はおらず、けが人はいなかった。
トラックが発進したはずみで積み荷が崩れたとみられるということで、警察は、落下防止の措置が十分だったかどうか詳しく調べている。
現場の道路を通行していた20代の男性が撮影した画像では、束ねられた鉄製の資材のようなものが横断歩道をふさぎ、周辺に鉄パイプが散らばっている様子も確認できる。
男性は、「タクシーに乗って近くを通りかかったら、ガシャーンという大きな音がしたので、見たら大量の資材が落ちていた。トラックの荷台から落ちたようだ。反対車線にも鉄パイプのようなものが転がって来ていたので、びっくりして怖いなと思いました」と話していた。
現場の近くにいた男性は、「店にいたらガシャーンという音がして、ちりも上がっていました。トラックの後ろに誰もいなかったのが幸いです」と話していた。
別の男性は、「目の前で崩れはじめて、落ちる瞬間はとても見ていられませんでした。多くの人が驚いて立ち止まっていましたが、人に当たらなくてよかったと思います」と話していた。
出典
『日本橋で積み荷の鉄製足場が散乱』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180830/0017657.html
8月30日19時53分にYAHOOニュース(TBS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
信号が変わって発進した大型トラックが荷崩れを起こし、交差点に金属板などが散乱した。
警察によると、トラックは工事用の足場に使われる建設資材を運んでいて、発進したときの反動で積荷が落下したという。
出典
『東京・日本橋の交差点でトラック荷崩れ、金属板散乱』
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180830-00000060-jnn-soci
(ブログ者コメント)
現場は日本橋三越そばの大きな交差点。
NHKの映像から推察すると、組み立て式足場を荷台に3ブロックに分けて積んでいたが、その最後尾のブロックの足場が崩れて落下した模様。
2018年8月20日11時11分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、カゴ車の写真とともにネット配信されていた。
ネット通販の普及などで、全国で取り扱われた宅配個数は2016年度、40億個の大台を突破した。
多忙を極める物流の現場では、効率よく大量の荷物を運べる格子状の台車、通称「カゴ車」が活用されている。
しかし、死傷事故も起きており、労働局や専門家は、使用上の注意を呼びかけている。
「もうこんな仕事は辞めて、トラックから降りたい」。
千葉県に住む女性(47)は、宅配便大手の協力会社の運転手だった夫(当時51歳)が漏らした言葉を思い出すたび、悔しさがこみ上げてくるという。
夫は昨年3月、東京都内の集配センター付近で、カゴ車の下敷きになり、死亡した。
大手通販サイトの荷物を扱うことが多く、その日も飲料水の段ボールがうずたかく積み上がる状態だったという。
女性の夫は、荷物が満載のカゴ車をトラックで別の拠点に運ぶ業務を担当。
一人で搬入作業をしていたが、何らかの影響でカゴ車のバランスが崩れた。
カゴ車の正式名称はロールボックスパレット。
荷物を効率的に運ぶことができ、物流ネットワークの現場で欠かせない資材だ。
荷物を満載すると、高さ2m以上、重量は500~600kgになるとされる。
視界が遮られた状態で動かす作業が求められるが、不慣れな使用実態もあるという。
全国の陸上貨物運送事業(陸運業)の労災事故は昨年、1万4706件で、16年ぶりの高水準を記録した。
神奈川労働局の管内は、9年ぶりに900件を超えた。
同局は今年3月、物流大手の県内支社に、局長名で要請文を出した。
神奈川県内の事故のうち、大手が占める割合が上昇していることから、その抑制を求める内容の要請文で、その中でカゴ車の労災防止対策についても、「抜本的な見直し」を促した。
カゴ車を含む「人力運搬機」による労災事故は、昨年、全産業で4300件近く発生し、10年間で800件ほど増えた。
だが、カゴ車は統一された名称がなく、国の労災統計にも区分がないため、正確な事故の実態は把握されていない。
労働安全衛生総合研究所は、06年に起きた休業4日以上の労災から抽出調査を実施し、陸運業を中心に年間で1115件が、カゴ車が絡む労災事故にあったと推計した。
同研究所研究員の大西明宏さんは、「適切な使い方が社内で教育されているか疑問だ」と語る。
事故は、倒壊や手足を挟まれる事例が目立ち、調査では作業経験1年未満の労働者の労災が半数近くを占めた。
大西さんは、「歩道などの僅かな段差や傾斜も危険だが、最近は小型スーパーなど、荷さばき場が狭い現場などが多く、改善が必要」と話す。
同研究所と厚労省は、全国の労働者向けに「労災防止マニュアル」を作成。
作業時にヘルメットや手袋、安全靴の着用を義務付けて、段差や傾斜に細心の注意を払うよう呼びかける。
「押し」「引き」「よこ流し」といった操作方法も、細かい解説をつけた。
「いつか(荷物に)つぶされるかもしれない」。
子どもの学費のために数年前ほど前から働き始めたが、女性の夫はそう不安をうち明けることもあったという。
女性は、再発防止の徹底を願っている。
出典
『カゴ車 宅配急増の裏で労災事故年間1000件以上』
https://mainichi.jp/articles/20180820/k00/00e/040/195000c
(ブログ者コメント)
厚労省のHPに「労災防止マニュアル」が掲載されていた。
『ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル ~安全に作業するための8つのルール~』
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098500.html
2018年8月1日13時37分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
道路にある落下物を巡って車が火災を起こす事故が、全国で後を絶たない。
大阪市内の市道で今年4月、タクシーが路上に落ちていたガソリン携行缶を引きずって炎上。
岩手県北上市でも、6人が死傷する同様の事故があった。
全国の主な国道や高速道路では、年間70万件を超える落下物が見つかっており、国はドライバーに注意を呼びかけている。
大阪府警天満署によると、4月26日未明、大阪市北区天神橋1で発生。
数分前にトラックの荷台から落ちたガソリン携行缶を後続のタクシーが約40m引きずって炎上。
約40分後に消し止められ、けが人はいなかった。
摩擦による火花がガソリンに引火したとみられる。
毎日新聞は、タクシーの後ろを走行していた20代の女性から、車のドライブレコーダーを入手。
タクシーの真下で火花が散り始めた約5秒後、爆発したように炎が広がり、女性が「逃げて」と叫ぶ様子が記録されていた。
女性によると、急停止したタクシーから、運転手と乗客2人が炎をくぐり抜けるようにして脱出。
女性は、「黒煙が上がり、一歩間違えれば大事故だった」と声を震わせた。
同署は、防犯カメラなどから、携行缶を落としたトラックの男性運転手(39)を特定。
5月21日、道交法違反の疑いで、反則金7000円の交通反則切符(青切符)を交付した。
ガソリンは工事現場の照明用で、男性は勤務先に戻る途中だった。
岩手県北上市の東北自動車道で2014年、路上にあった金属部品が通行車両のガソリンタンクに刺さって炎上。
4人が死亡、2人がけがをした。
徳島市の国道でも今年3月、タクシーが路上のマットレスを約1km引きずって炎上した。
マットレスのバネが摩擦で燃えたとみられるが、落とし主は不明のままだ。
国交省によると16年度、国が管理する国道で44万3000件、高速道路で31万4000件の落下物が見つかった。
積み荷を覆うシートや建設資材、車の部品などが多いという。
同省は昨年末、「落下物は重大事故のもと」と記したポスターを、全国のサービスエリアなどに掲示した。
道交法では、落下物に対する運転者の罰則を、一般道は5万円以下の罰金、高速道路は3カ月以下の懲役などと定める。
死傷事故を起こした場合は、自動車運転処罰法違反罪(過失運転致死傷)で7年以下の懲役などに問われる可能性もある。
大阪府警幹部は、「路上の落下物を引きずるだけで火花が出て、車両火災や事故につながることもあるので注意してほしい」と呼びかけている。
出典
『道路事故 落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ』
https://mainichi.jp/articles/20180801/k00/00e/040/238000c
(ブログ者コメント)
〇事故の映像はユーチューブにも投稿されている。
『落下物でタクシー炎上も 国が注意呼びかけ(毎日新聞)』
https://www.youtube.com/watch?v=_hrsP9nx0C4
〇北上市の事例は本ブログでも紹介スミ。
2017年5月5日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7070/
(2018年6月14日 修正4 ;追記)
2018年6月7日23時0分にNHK福井から、正しい運転を指導しなかったとして社長に禁固2年が求刑されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月9日17時0分に福井新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死の罪に問われている製材会社の社長の裁判が福井地裁で開かれ、検察側は「正しい積載方法を指導しなかったことが事故につながった」として、禁錮2年を求刑した。
起訴状によると、H被告は元従業員らとトラック荷台に結束バンドで縛られた角材束8体をロープで固定する際、
▽荷台前方に付ける
▽2段目以上の角材束には2カ所以上にロープをかけ固定する
▽ロープと角材の間に緩衝材を挟む
など、適切な落下防止措置を講じないまま、元従業員にトラックの運転を命じた過失があるとされる。
7日に開かれた裁判で検察側は、「トラックにはふぞろいな角材の束が積まれ、積み荷が落下することは容易に予測できた。元運転手は積み荷を積載、運搬する経験に乏しかったのに、被告が十分な指示を与えず、確認も怠っていた」として、禁錮2年を求めた。
これに対し弁護側は、「ふだんから元運転手には積載方法について指導していた。元運転手のスピード超過や急ブレーキなどが事故の原因で、通常の運転をしていれば積み荷の落下は起きなかった」として、無罪を主張した。
この事故をめぐっては、トラックを運転していた元運転手が過失運転致死の罪に問われ、すでに執行猶予付きの有罪判決が確定している。
出典
『落下物事故 社長に禁錮2年求刑』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054528111.html
『角材落下死亡、経営者に禁錮求刑 福井地裁、弁護側は無罪主張』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/496995
(2018年7月19日 修正5 ;追記)
2018年7月18日7時20分に福井新聞から、社長に執行猶予付きの有罪判決が下ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
判決公判が7月17日、福井地裁であった。
渡邉裁判長は、適切な落下防止措置を講じないまま元従業員にトラックの運転を命じた過失があるとして、製材所経営者(62)に禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)を言い渡した。
判決理由で渡邉裁判長は、経験の浅い元従業員にふぞろいな角材束8体を運搬させる際、被告は落下防止措置が十分かどうかを検討し指示しなければならなかったと指摘。
「何ら落ち度のない被害者を死亡させた被告人の過失は重い」と述べた。
「事故は想定外の運転が原因だった」などとする弁護側の無罪主張に対しては、運転は通常想定される範囲内だったと退けた。
一方で渡邉裁判長は、福井県内の製材業界では、事故以前、積み荷の適切な落下防止措置が十分浸透していたとはいえないとし、執行猶予付きの判決とした。
出典
『角材落下死亡、経営者に有罪判決 業務上過失致死で福井地裁』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/623516
(2018年9月13日 修正6 ;追記)
2018年9月7日20時13分にNHK福井から、K製材所の建設業許可が取り消されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井地裁は今年7月、製材所の62歳の社長に業務上過失致死の罪で禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡し、その後、刑が確定した。
これを受けて県は、建設業法の規定に基づいて、7日付けで「K製材所」の建設業の許可を取り消す処分を行った。
出典
『落下物事故 建設業許可取り消し』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20180907/3050000294.html
2018年5月11日7時7分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後10時半ごろ、神奈川県松田町松田惣領の国道で、大型トレーラーの運転手から「積み荷のタイヤを落としてしまい、道路をふさいでしまった」と警察に通報があった。
落下したのは新東名高速道路の工事現場で使用した重機のタイヤで、国道上には直径2.5m、幅1mのタイヤが4本落下し、道路をふさいだ。
タイヤの重さは合わせておよそ30トンに上るということで、落下の衝撃で近くの案内標識が倒れるなどしたが、この落下によるけが人はいなかった。
警察によると、現場は右カーブになっていて、大型トレーラーの積み荷のワイヤーが切れたとみられるという。
現場は国道246号線と国道255号線が交わる交差点付近で、撤去作業が難航したため、現場付近では午前6時半ごろまでのおよそ8時間にわたって通行止めが続いた。
出典
『巨大タイヤ落下 8時間通行止め』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20180511/1050002536.html
5月12日2時0分に神奈川新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、大型トレーラーが右カーブを曲がる際に、タイヤを固定していたワイヤが切れ、積んでいた全4本が落下したとみられる。
タイヤは、大型クレーンが向きを変える際に使われるもの。
出典
『巨大タイヤ落下、8時間通行止め 松田の国道246号』
https://www.kanaloco.jp/article/33069 7/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。