2018年4月20日17時28分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日正午すぎ、埼玉県所沢市くすのき台の市道で「道路上の車が燃えて、建物に燃え移りそうだ」と、近くに住む人から消防に通報があった。
火は、およそ50分後に消し止められたが、作業用トラックが全焼したほか、道路脇の薬局やクリニックなどが入ったビル2棟に火が燃え移り、壁の一部が焼けた。
けが人はいなかった。
警察によると、トラックは道路に白いラインを引くための作業車で、荷台にはプロパンガス8本が積まれていたという。
現場は、所沢駅から南東に200mほどのビルやマンションが建ち並ぶ地域で、トラックを運転していた46歳の男性は「運転中に通行人から指摘を受けて確認したところ、荷台から火が出ていた」と話しているという。
警察は、何らかの理由で荷台から火が出てプロパンガスに引火し火が燃え広がったとみて調べている。
正午すぎ、所沢駅近くの路上でトラックが燃えている様子を視聴者が撮影した映像では、トラックが激しく燃えていて、炎は隣のビルに燃え移り、黒い煙が3階建てのビルの高さまで上がっている様子が分かる。
消防隊員が消火に当たっている中、「ボン」という大きな爆発音が鳴っているのも確認できる。
映像を撮影した男性は、「ガス管が燃えていたのか、バーナーのように火が車から近くの建物に吹きつけ、ところどころで爆発音もしていた」と話していた。
近くで仕事をしていた30代の会社員の男性は、「ドーン、ドーンと突き上げてくるような爆発音が聞こえました。窓を開けたら炎が見えたので大変なことが起きていると思いました。隣のビルの3階の窓に届くぐらい炎が燃え上がり、とても怖かったです」と話していた。
出典
『トラックから火 ビルにも延焼』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20180420/1100002078.html
4月20日16時18分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
激しく炎をあげる車。
午後0時すぎ、埼玉県所沢市で、近所に住む女性から「車両が燃えている」と119番通報があった。
警察などが駆けつけると、アスファルトに白線などを引くニーダー車と呼ばれる車が燃えていて、消防車など15台が出動し、火はおよそ1時間後に消し止められた。
この火事で、隣接するマンションの壁などがこげたということだが、けが人はいなかった。
警察が出火の原因を調べている。
出典
『埼玉・所沢市で車両火災、警察が出火原因を捜査』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3347681.html
2018年4月20時31分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後1時20分ごろ、軽井沢町長倉の県道で上田市の67歳の男性が運転するトラックの荷台から落ちたはしごが、近くの歩道を歩いていた73歳の女性の足にあたった。
警察によると、女性は町内の病院に運ばれたが、左足を骨折する大けがだという。
警察によると、落ちたはしごは長さ4mほどのアルミ製で、トラックの荷台に固定されていなかったとみられるという。
トラックを運転していた男性は仕事先に移動する途中だったということで、警察は、はしごの積み方に問題がなかったか詳しく調べている。
出典
『車からはしご落下し女性大けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180403/1010002733.html
2018年3月12日21時59分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転中の大型トラックからスペアタイヤを落下させ、後続車の運転手らにけがをさせたとして、石川県警寺井署は12日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トラックの20代の男性運転手=福井市=を書類送検した。
また同日、運行前の点呼時に落下防止措置の指示を怠ったり、昨年8月の車検時にタイヤをつなぎ留めるチェーンの腐食を見落としたりしたとして、いずれも業務上過失傷害の疑いで、男性運転手が勤務する運送会社の40代の男性運行管理者と、自動車整備工場の男性従業員3人も書類送検した。
男性運転手の書類送検容疑は、昨年11月3日夜、石川県能美市の県道で、車体下に取り付けたスペアタイヤを落下させ、後続車4台を次々に衝突させて20~40代の男女3人に軽傷を負わせた疑い。
同署は、チェーンの腐食が落下の原因としている。
男性運転手は落下に気付かずそのまま走り去ったが、同署は付近の防犯カメラの映像からトラックを特定した。
出典
『トラックからタイヤ落下させた疑い、後続車4台に衝突 運転手ら書類送検』
http://www.sankei.com/west/news/180312/wst1803120068-n1.html
(ブログ者コメント)
同じような事故は2017年10月に津山市の中国自動車でも起きている。
2017年10月24日掲載
2017年10月18日 岡山県津山市の中国自動車道で夜間雨天時、落ちていた大型タイヤに乗り上げ非常駐車帯に避難中、後続トレーラーも乗り上げ突っ込んできて2人死亡
(第1報1/2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7699/
2018年2月26日21時33分に朝日新聞から、写真と折れ線グラフ付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大型トラックやバスのタイヤが走行中に外れる事故がこの5年で5倍超に急増していることが、国交省の調査でわかった。
冬タイヤの交換などでボルトの締め付けが不適切なケースが目立つ。
重さ100kg超のタイヤもあり、ぶつかれば被害は深刻。
事故多発の背景には、運送業界の人手不足も指摘されている。
国交省の集計によると、8トン以上のトラック、または定員30人以上のバスのタイヤが走行中に外れる事故は、2016年度、56件にのぼった。
00年代前半に三菱自動車製の大型トラックの前輪と車軸を結ぶ部品「ハブ」で破断や亀裂が相次いだ問題が発覚後、減少傾向にあったが、11件だった11年度からは増加傾向に転じ、5年間で5倍超まで増えた。
昨年は、岡山県の高速道路でトラックのスペアタイヤが落下し、母と娘が死亡した事故が注目された。
ただ、大型車のスペアタイヤ落下は16年度までの5年間で計4件で、使用中のタイヤ脱落の方が圧倒的に多い。
三菱自動車製車両の問題では、1983年からハブのリコールを届け出た2004年までの約20年間に52件の脱落などの事故があったが、16年度は、それを1年間で超える規模の脱落が起きたことになる。
大型車のタイヤは、直径1m、重さは100kgにもなる。
高速で転がって直撃すれば、被害は甚大だ。
17年3月には京都府宇治市で、走行中の大型トラックから左後輪が外れて約400m転がり、信号待ち中の軽乗用車に衝突して運転者がけがをした。
同年1月には新潟市で、走行中のトレーラーの左後輪が外れて対向車線の軽乗用車に当たり、けが人が出た。
犠牲者も出ている。
04年には北海道江差町で、ダンプから外れたタイヤが直撃し、男児(当時3)が死亡した。
00年にも北海道で、トレーラーのタイヤが外れて対向の乗用車に当たって、運転者が亡くなった。
なぜ、外れるのか。
国交省の調査によると、16年度の56件の7割超が、冬のタイヤ交換など車輪脱から2カ月以内に発生している。
東北や北信越など雪が多い地方に集中。
時期は冬から春にかけてが多く、16年度までの15年間でみると、2月が最も多かった。
原因の8割は作業ミスと推定される。
ボルトを規定値よりも強く締め付けたり、逆に締め付ける力が足りなかったりしてボルトなどが破断するケースが多く、「ずさんな作業が増えている可能性がある」(国交省関係者)という。
ある省関係者は、「人手不足にあえぐ業界の余裕のなさも背景では」と指摘する。
国交省などが15年に、全国1252の運送事業者に行った調査では、68.8%の事業者がドライバーが「不足している」と回答。
休日出勤や時間外勤務でしのぐなど、現場に余裕がなくなっている実態がある。
同省自動車局は、「タイヤ交換に特別な資格は不要だが、正しく脱着する知識や能力を持たない人がタイヤを交換している可能性もある」とみる。
国交省は、冬用タイヤを取り外す機会が増える春に向け、正しい方法で取り付けるよう業界に厳しく求めていく方針という。
一般の乗用車のタイヤ脱落事案の情報はないという。
出典
『冬タイヤへの交換要注意 大型車、走行中の脱落5倍に』
https://www.asahi.com/articles/ASL284R94L28UTIL01T.html
(ブログ者コメント)
走行中にトラックやバスのタイヤが外れた事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。
2017年8月13日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7459/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日13時7分に産経新聞から、ガスボンベは固定されていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警視庁生活環境課は23日、ボンベを車で運搬する際に必要な安全措置を取っていなかったとして、高圧ガス保安法違反の疑いで、車を運転していた食品卸売販売会社の男性取締役(42)=川崎市=を書類送検した。
同課によると、取締役は副業として祭りなどでの屋台出店を行っており、事故当時は埼玉県朝霞市内での出店を終えて移動中だった。
送検容疑は29年8月6日午後9時55分ごろ、車でボンベを運搬する際に、ガスの入ったボンベ4本を倒れないように固定したり、火災発生に備えて消火器を積んだりしなかったなどとしている。
取締役は座席の間にボンベを置き、上にごみを置いていた。
容疑を認めており、「他の荷物で動かないようにすれば大丈夫だと思った」などと説明しているという。
この事故で、取締役と助手席に乗っていた男性アルバイト(41)が軽いやけどを負い、近隣の住宅の窓ガラスが割れるなどの被害が発生した。
出典
『東京・練馬の車両爆発火災 ガスボンベ違法運搬容疑で会社取締役逮捕』
http://www.sankei.com/affairs/news/180223/afr1802230023-n1.html
2月24日付で朝日新聞東京南部版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車には、重さ8~10kgのガスボンベ計8本や、機材などが積まれていた。
着火原因は特定できなかった。
(ブログ者コメント)
ボンベが固定されていなかったことが重点的に報じられていることから考えると、振動などでバルブが緩み・・・といったことだったのかもしれない。
2018年1月16日16時53分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後1時50分ごろ、神戸市西区岩岡町岩岡で軽トラックと軽乗用車が接触し、後方を走っていたトレーラーが急停止した際、積んでいた過酸化水素水が路上に漏れ出た。
コンテナ内のタンクが倒れ、液が漏れ出したとみられる。
消防や専門業者が処理にあたった。
警察は、兵庫県稲美町の印南西場交差点~同市西区岩岡町の上岩岡交差点の約1.2kmと、同町の上岩岡北交差点~同町の秋田交差点の約2.2kmを通行止めしている。
警察によると、過酸化水素水は濃度によっては劇物になるが、トレーラーに積まれていた過酸化水素水の危険性は不明。
午後4時現在、けが人や周辺住民から健康被害の報告はないという。
出典
『接触事故でトレーラーから過酸化水素水 2・2キロ通行止め 神戸』
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20180116017
(ブログ者コメント)
神戸新聞には、牽引されているコンテナ2両のうち、前側のコンテナの扉が開いている写真が掲載されている。
2018年1月17日12時20分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、大阪府東大阪市東鴻池町5丁目の府道で、走行中だったトラックの荷台の扉が開き、路側帯を歩いていた市内の男性に接触した。
男性は頭や胸の骨を折る重傷。
トラックは走り去り、警察は道交法違反(ひき逃げ)事件として捜査している。
警察によると、現場は歩道のない片側1車線。
男性から見て左側をトラックが通り抜ける際に、突然、荷台の後部扉が開いた。
付近の防犯カメラには扉が繰り返し開いたり閉まったりする様子が写っており、閉め忘れとみられる。
事故を目撃した女性が110番し、男性は病院に搬送された。
出典
『走行中のトラックの扉が突然開き…歩行者骨折の重傷、ひき逃げ疑いで捜査
東大阪』
http://www.sankei.com/west/news/180117/wst1801170042-n1.html
1月17日8時49分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、目撃者の話から、事故を起こしたのは中型トラックで、後ろの扉を開けたまま走ってきて歩行者の男性の脇を通り過ぎた際に扉が男性にあたったが、そのまま走り去ったという。
警察は、トラックが扉を閉め忘れたまま走って事故を起こしたものと見て、ひき逃げ重傷事件として行方を捜査している。
出典
『トラックの扉があたり男性大けが』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180117/4443071.html
1月17日19時32分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警河内署は17日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で、兵庫県川西市のトラック運転手、O容疑者(47)を逮捕した。
「事故を起こしたことに気がつかなかった」と、否認しているという。
逮捕容疑は16日午後2時半ごろ、同府東大阪市東鴻池町の府道で、8トントラックを運転中に荷台の後ろ扉が開き、路側帯を歩いていた市内の男性(75)に当てて頭部骨折の重傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。
同署によると、荷台扉は数100m手前から開閉していたとみられる。
O容疑者は事故後、現場の数10m先で一度停車し、扉を閉じて立ち去った。
通行人の通報を受けた同署が、防犯カメラでトラックを特定したという。
出典
『トラックの荷台扉開き、通行人に当てて逃走 容疑で47歳運転手を逮捕』
http://www.sankei.com/west/news/180117/wst1801170076-n1.html
(ブログ者コメント)
どのテレビ局だったか、「扉を閉めた際にロックしなかった・・・?」などとコメントしていた。
2017年12月13日17時38分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月13日19時30分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時半ごろ、神戸市東灘区魚崎西町の岸壁で、通りかかった人から「タンクローリーが海に転落した」と警察に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、前の部分が海に沈んだ状態のタンクローリーが見つかり、車内から見つかった大阪・西淀川区の運転手(男性、68歳)が死亡した。
警察によると、現場近くの防犯カメラには、海から20mほど離れた場所に止まっていたタンクローリーがゆっくりと前に進み、岸壁から転落する様子が映っていたという。
現場は海に向かって緩やかな傾斜になっていて、男性は近くのタンクから食用油を積み込む作業をしたあと、後部座席で休憩中だったとみられるという。
警察は、サイドブレーキの引き忘れが転落の原因ではないかとみて調べている。
出典
『タンクローリー海に転落1人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023560591.html
『タンクローリー海に転落、運転手死亡 神戸』
http://www.news24.jp/articles/2017/12/13/07380434.html
(ブログ者コメント)
報道された写真などによれば、ローリーは右側後部のタイヤ1本が岸壁の車止めに引っ掛かる形で宙づりとなっていた。
運転席は水没状態。
2017年12月13日10時57分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前1時15分ごろ、群馬県渋川市赤城町勝保沢の関越自動車道上り線で、大型トラックが落ちていたタイヤに乗り上げて中央分離帯に衝突し、積み荷の水酸化ナトリウムが入ったポリタンク約500個が上下線に散乱した。
けが人はなかった。
県警高速隊によると、落ちていたタイヤは、この事故の直前、乗用車に追突された別のトラックから外れたスペアタイヤだったとみられる。
散乱したポリタンクの撤去などのため、渋川伊香保インターチェンジ(IC)~赤城IC間などで上下線が約8時間通行止めになった。
出典
『関越道事故でポリタンク散乱 トラック衝突、群馬・渋川』
http://www.sankei.com/affairs/news/171213/afr1712130005-n1.html
12月13日14時47分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前1時15分ごろ、群馬県渋川市赤城町勝保沢の関越自動車道上り線で、車やトラック計5台が絡む事故があり、このうち1台の大型トラックに積まれていたポリタンクに入っていた劇物の水酸化ナトリウムが上下線の約300mにわたって路上に漏れた。
事故による死傷者はいなかったが、下り線の車から降りてタンクを片付けようとしていた通行中の男性(32)が水酸化ナトリウムに触れて手足に軽傷を負った。
警察によると、走行車線を走っていた乗用車が大型トラックに追突し、大型トラックの底部からスペアタイヤが落下。
後続の別の大型トラックが、このタイヤを避けようとして中央分離帯に衝突し、荷台が破損。
荷台に積まれていた水酸化ナトリウム入りのポリタンク約500個のほぼすべてが路上に落下し、ポリタンクに後続の別の乗用車と大型トラックの計2台が次々とぶつかった。
出典
『関越道 車5台絡む事故 路上に劇物流出、1人けが 群馬』
https://mainichi.jp/articles/20171213/k00/00e/040/264000c
(2018年1月6日 修正1 ;追記)
2018年1月5日12時15分に産経新聞から、追突した乗用車の運転手から覚せい剤反応が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県警高速隊は4日、道交法違反(危険防止措置義務・事故不申告)の疑いで、前橋市高井町のとび職、Y被告(32)=覚せい剤取締法違反(使用)の罪で起訴=を逮捕した。
容疑を認め、「事故でパニックになって逃げた」などと供述している。
Y容疑者は、乗用車を運転しトラックに追突した後、車両を放置したまま逃走していた。
同日午前6時ごろ、知人に付き添われて渋川署に出頭。
同署で任意の尿検査を行ったところ、覚醒剤の陽性反応が出たため、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された。
出典
『劇物散乱の多重事故 逃走の男を逮捕 県警高速隊』
http://www.sankei.com/affairs/news/180105/afr1801050012-n1.html
2017年10月26日22時6分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
過積載のトラックが見つかるなどした場合に、荷物を運ばせた荷主の名前を国が公表する「荷主勧告」が、1990年に設けられてから一度も出されていないことがわかった。
国交省は荷主情報を収集する仕組みを作り、荷主に対する指導を強化する方針だ。
荷主勧告制度は、旧運輸省が1990年に設けた。
荷主がトラック事業者に過積載を強要したり、無理な到着時間を指定したりするなどした場合、是正を勧告した上で、荷主の名前をホームページなどで公表することができる。
しかし、これまで勧告件数はゼロ。
どんな時に勧告するかの基準が不明確だったほか、荷主の特定が難しかったためだ。
過積載の車両を見つけても、「荷主に対する事業者の力が弱く、荷主について言いたがらない」(国交省担当者)といった事情があるほか、契約書面が残っておらず、荷主までたどり着けないケースもある。
・・・・・
出典
『トラック業者に過積載強要、荷主の公表「ゼロ」』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171026-OYT1T50101.html
2017年10月24日19時42分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックに制限を超える高さの機材を積んで走行し、呉市内で3つのトンネルの天井部に次々に衝突させ、そのまま走り去ったとして、トラックの運転手と物流会社の社員など、あわせて3人が道路交通法違反の疑いで逮捕された。
物流会社の社員ら2人は、容疑を否認しているという。
逮捕されたのは、廿日市市に住むトラック運転手のF容疑者(57)と物流会社「山九」の広島支店の社員、N容疑者(58)ら3人。
警察によると、F容疑者は今年6月、トラックにクレーンの機材を積んで運ぶ際、高さ制限をおよそ1m超えた状態で走行し、呉市内の国道の3つのトンネルで天井部のジェットファンなどに次々に衝突させ、そのまま走り去ったとして、道路交通法違反の疑いがもたれている。
また、N容疑者ら2人は、高さ制限を超えていることを知りながら運搬を指示した疑いが持たれている。
警察は、目撃者からの通報を受けて捜査を進め、現場付近の防犯カメラの映像などをもとにトラックを特定したという。
警察によると、F容疑者は容疑を認めている一方、N容疑者ら2人は容疑を否認しているという。
物流会社「山九」の中四国エリア統括部は、「事実関係を確認中ですが、責任者が不在でコメントは控えたい」としている。
出典
『制限超の機材でトンネル破損か』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20171024/5083171.html
10月24日17時56分にRCCニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、F容疑者はことし6月、クレーンの部材を積んで高さ制限を超えた状態の大型トレーラーを、必要な許可を得ずに運転。
呉市の休山トンネルの天井にあるジェットファンにクレーンを衝突させるなど、合わせて3つのトンネルの天井にクレーンを衝突させる事故を起こし、そのまま逃げた疑いがもたれている。
また、警察は、F容疑者に運転を依頼したとして、荷主の会社の従業員・N容疑者ら2人も逮捕した。
出典
『トンネル天井に当て逃げ 3人逮捕』
2017年9月16日7時58分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時半ごろ、藤枝市のJR藤枝駅南口付近の市道で、通行人から「目に染みるような液体が流れている」と警察に通報があった。
警察や消防によると、液体は付近を通行したタンクローリーから約50mの範囲に70ℓほどが流出した。
現場を通った10人程度が目の痛みを訴えたが、その場で回復したため、救急搬送はしなかったという。
漏れた液体は、プラスチック原料などに使われる揮発性の劇物で、消防が吸着剤をまいてドラム缶に回収した。
液体タンクのふたが完全に閉まっていなかったとみられる。
警察が運転手などから事情を聴き、詳しい原因を調べている。
現場は、藤枝駅南口の複合商業施設・BiVi藤枝前の市道上。
現場の消防隊員によると、初期対応の際に、隊員数名が目の痛みを訴えたという。
警察は、一時、現場周辺を通行止めにした。
現場は、マスクなどを着用した消防隊員や警察官らが対応に当たるなど、騒然とした。
付近で働く女性(26)は、「消防から『窓を閉めて屋内にいて』とのアナウンスがあった。(液体の)においはしなかった」と話した。
出典
『藤枝駅南で液体流出 約10人、目の痛み』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/402619.html
9月15日21時24分にNHK静岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時半すぎ、JR藤枝駅南口近くの道路にいた女性から「通り過ぎたタンクローリーから液体が漏れ、異臭がして目も痛くなった」という通報が警察にあった。
消防によると、症状が重く病院に搬送された人などはいないということだが、警察と消防などが被害が広がらないよう、周辺の立ち入りを規制して液体の回収を行ったことから、現場は一時、騒然となった。
警察や消防などが調べたところ、付近の道路の上におよそ100mの距離にわたって、フェノール樹脂とみられる液体が漏れていたという。
県によると、フェノール樹脂と見られる液体には劇物のホルムアルデヒドが含まれ、揮発したものを吸い込むと炎症を起こすおそれもあったという。
警察では、運搬していたタンクローリーから液体が漏れた原因などを詳しく調べている。
出典
『藤枝駅前で異臭騒ぎ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033976581.html
(ブログ者コメント)
フェノール樹脂というからには、液体ではなく固体ではないのだろうか?
フェノール樹脂の製造方法をネットで調べたところ、漏れたのは付加縮合反応させる前のフェノール樹脂原料かもしれない。
ただ、溶液樹脂という言葉も使われているサイトがあったので、液体のフェノール樹脂も存在しているのかもしれない。
(2017年9月28日 修正1 ;追記)
2017年9月16日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防などによると、液体は接着剤などに使う「水溶性フェノール樹脂」。
県薬事課によると、液体には劇物のホルムアルデヒドが約8%含まれていた。
2017年9月13日10時8分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府警や国土交通省が、大型クレーン車などの特殊車両の取り締まりに力を入れている。
特殊車両の走行には特別な許可や条件が必要だが、ルールを守らない車両が後を絶たないためだ。
1年前には長岡京市で、違反状態で走っていた大型クレーン車がミニバイクの女性(当時39歳)をはねて死亡させる事故も起きており、府警と国交省は合同で検問を行い、注意を呼びかけた。
事故は昨年9月12日夜、同市勝竜寺の府道で発生。
大型クレーン車を運転していた男(48)が自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)などの疑いで逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。
車体の総重量や長さなどが制限値を超える特殊車両は、いったん事故を起こせば重大な結果につながりやすいうえ、道路へのダメージも大きいことから、道路法で
▽事前に走行経路などを申請し、道路管理者の許可を得る
▽周囲の安全を確認するため、走行時に誘導車を付ける
ことなどが定められている。
向日町署によると、男は事故当時、許可されていない経路を通り、誘導車も付けていなかったという。
同署の衣笠・交通課長は、「ルールを守っていれば悲惨な事故は起こらなかったはず」と強調する。
再発防止につなげようと、同署は11日朝、国交省京都国道事務所と合同で、長岡京市や大山崎町などで検問を実施した。
府警航空隊のヘリコプターが上空から特殊車両を見つけると、無線連絡を受けた地上の白バイ隊員が同事務所の大山崎車両計量所(大山崎町)まで誘導。
同事務所の職員が、許可証の有無や走行条件などを確認した。
この日は約2時間で11台の特殊車両を調べ、すべてに違反が確認された。
内訳は、無許可走行が4件、経路違反が2件、誘導車なしが1件などだった。
今後、所属する会社に警告書を送付するという。
誘導車を付けていなかった大型トレーラーの男性運転手は、取材に対し「誘導車を付けていては採算が合わない。律義に条件を守っている業者の方が少ないと思う」と漏らしたが、衣笠課長は「特殊車両の危険性を認識していない運転手が多い。事故を起こさないよう、規則はきちんと守ってほしい」と訴えた。
【荷主にも指導を】
国はこの10年ほどで、特殊車両の事業者に対する取り締まりの強化を進めてきたが、違反車両の割合は依然として高い水準にある。
国交省は2008年に、重量オーバーの車両のナンバーを撮影する車両重量自動計測装置を全国の主な国道や高速道路などで導入。
その後も、違反を繰り返す事業者名を同省のホームページなどで公表したり、悪質な違反者を即時に警察に告発したりするなどの対策に取り組んできた。
しかし、京都国道事務所が16年度に八幡市と大山崎町で計12回行った検問では、91台中73台(80.2%)に違反があった。
そのうち66台に警告書の交付、7台に徐行や荷物の積み替えなどを指示する措置命令を行ったが、刑事告発には至っていないという。
国交省の担当者は、「違反を減らすために、今後は事業者だけでなく、荷主への指導にも取り組んでいきたい」としている。
出典
『特殊車両、後絶たぬルール無視…検問で全件違反』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170913-OYT1T50060.html
2017年8月7日5時54分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後10時ごろ、練馬区の新青梅街道をワゴン車が走行していたところ、突然、積まれていたプロパンガスのボンベが爆発した。
消防などによると、爆発でワゴン車は全焼し、乗っていた40代の男性2人が軽いやけどをするなどして病院に搬送されたが、命に別状はない。
目撃者:
「この音は経験ない。本当にミサイルみたいな音だったよね」
「揺れました。地震みたいに」
「空が赤くなってて、燃えてる中で何回もバンバンって」
警察によると、信号待ちをしていたワゴン車が発進した際に、何らかの理由で、載せていた8本のボンベのうち数本が爆発したとみられている。
ボンベは、祭りで使った後に持ち帰る途中だったという。
警察が爆発した原因を調べている。
出典
『車に積まれたガスボンベ爆発 2人けが 練馬区』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000107125.html
8月7日1時0分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転席と助手席のいずれも40歳代の男性が全身にやけどを負って病院に搬送された。
いずれも意識はあるという。
警視庁石神井署幹部によると、積んでいたボンベ6本のうち1、2本が爆発したという。
現場は西武新宿線上井草駅の北東約500mの住宅街。
爆発の影響で周辺の住宅の窓ガラスが割れ、近所の男性(33)は「バーンという大きな音がして地面が揺れた。驚いて家から外に出ると、車が炎を上げていた」と話した。
出典
『ワゴン車荷台のガスボンベ爆発…2人全身やけど』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170807-OYT1T50003.html?from=ycont_top_txt
8月7日12時20分にJ-CASTテレビウオッチ(日本テレビ「スッキリ」)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日夜10時すぎ、東京・練馬区の新青梅街道の路上で、プロパンガスのボンベを積んだトラックから出火、ボンベが次々と爆発して静かな住宅街が一時騒然となった。
火は1時間ほどで消し止められたが、一夜明けても原因などは不明のまま。
これもまた、解せないところだ。
近くに住んでいたスタッフが、事故直後からカメラを回したという生々しい映像があった。
これに視聴者の映像もあって、状況はよくわかる。
消防が放水する中、ボンベが一つまたひとつと爆発して、破片が飛び散る。
警察官の「破片が飛ぶから、下がって、下がって」という声も聞こえる。
現場近くでは、爆発の衝撃はものすごく、ビルの窓ガラス、駐車していた車のフロントガラスが割れていた。
民家でもモノが倒れたり、時計が落ちたりしたという。
消火後の現場はまるで爆弾事件さながら、車はバラバラになって原型をとどめず、大きな破片が辺りに散乱していた。
トラックに乗っていた2人は、軽傷を負っただけで済んだらしい。
しかし詳細はわからない。「警視庁が原因を調べています」とだけ。
出典
『東京・練馬の幹線道路で、プロパン・ガスボンベが次々に爆発 原因は不明のまま?』
https://www.j-cast.com/tv/2017/08/07305235.html
(ブログ者コメント)
○テレビ朝日の映像によれば、積まれていたのは8kgまたは10kgボンベだったように見える。
○どの局だったか失念したが、テレビに出ていた識者?が、「LPGが漏れ、空気より重いので床付近にたまっていたのではないか?」といった趣旨のコメントをしていた。
ブログ者も同感。
車内にいた2人が軽傷で済んでいるらしいことから考えると、いきなりボンベが爆発したのではなく、漏れたガスに火が着いて爆発的火災になり、その後、あぶられたボンベが爆発した、ということだったのかもしれない。
2017年7月31日19時5分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後5時すぎ、北広島市内の踏切で、トラックが踏切を通過しようとした際に荷台のショベルカーが架線に接触し、札幌と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」が29本運休するなど、およそ15000人に影響が出た。
JR北海道が踏切に設置しているカメラには、踏切手前にある高さを制限するゲートに荷台のショベルカーがぶつかっているにもかかわらず、トラックがそのまま踏切内に侵入し、その後、ショベルカーが架線にも接触する様子が映っている。
また、警察によると、トラックが積んでいたショベルカーはアーム部分が十分に下がりきっていない状態だったという。
JRは、道内では踏切手前の高さ制限のゲートが4m50cmとなっていることから、今後はトライバーに対して、積載物の高さに注意するとともに、ショベルカーなどのアームが下がった状態になっているか確認を徹底するよう、呼びかけを強化することにしている。
出典
『JR「積載物の高さなど注意を」』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170731/5648731.html
7月31日17時17分に北海道テレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
北広島市の高さ制限がある踏切に、30日午後5時過ぎ、重機を積んだトラックが進入し、架線などに衝突して列車の運行などに大きな影響が出た。
トラックに積んだ重機のアームが注意標識にぶつかり、そのまま踏み切りに入ると、「ぱーん!」と勢いよく火花が飛び散った。
この事故は30日、JR千歳線の北広島駅から島松駅の間の高さ制限がある踏み切りで、トラックが2万ボルトの電気が流れる架線にぶつかったもの。
快速エアポートなど61本が運休した。
出典
『トラックが無理やり踏切に進入 JRが映像を公開』
http://www.htb.co.jp/news/#article04
(ブログ者コメント)
○NHKの映像によれば、ぶつかったアームによって高さ制限ゲートが、一瞬、押しあげられ、トラック通過後に、また元に戻っていた。
それほどの抵抗があったのに、運転手は気付かなかったのだろうか?
○JRのHPに掲載されている記事には、架線と接触して火花が出ている画像が掲載されている。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170731-1.pdf
2017年7月9日7時40分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月7日17時51分に宮崎放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮崎県都城市の都城原木市場の敷地内で7日午後1時半ごろ、トラックに丸太を積む作業中に倒れているのが見つかり、意識不明の重体となっていた熊本県人吉市の運転手の男性(58)が8日、搬送先の病院で死亡した。
都城署が発表した。
同署によると、死因は頸椎骨折による脊髄損傷。
同署は、作業中の労災事故とみて調べている。
男性はトラック後方であおむけに倒れ、そばには直径約30cm、長さ約3mのスギ丸太が転がっていた。
身に着けていたヘルメットには、丸太とぶつかったような痕跡があったという。
出典
『3メートルのスギ丸太激突で死亡か 積み込み作業中の58歳運転手』
http://www.sankei.com/west/news/170709/wst1707090013-n1.html
『丸太で頭打ち意識不明』
https://mrt.jp/localnews/?newsid=00023141
(ブログ者コメント)
宮崎放送の映像によれば、現場は集積した丸太をクレーンでトラックに積み込む場所。
2017年6月30日11時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前6時10分頃、愛知県半田市出口町の国道247号で、路面に油のようなものが漏れているのを通行人が見つけ、警察に通報した。
警察が調べたところ、国道など約4.4km区間で、大型トラックから軽油が漏れていた。
この区間では、原付きバイクが転倒したり乗用車が追突したりする事故が7件相次ぎ、2人が軽傷を負った。
警察は、漏れた軽油や降雨の影響でスリップした可能性があるとみて調べている。
発表によると、大型トラックは三重県名張市の会社員男性(45)が運転しており、燃料タンクに穴が開いていた。
男性は車体から異音がしたのに気づいたが、運転を続けたという。
警察は、軽油の除去作業などのため、通行規制を行った。
出典
『トラック軽油漏れ原因か…転倒・追突事故が7件』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170630-OYT1T50081.html
2017年6月7日22時46分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日朝7時45分頃から9時50分までの間に、敦賀市赤崎付近から南越前町の具谷の国道8号線の上下線で、車同士の衝突や追突、それにガードレールにぶつかるなど、合計7台の乗用車やトラックが関連する事故が起きた。
消防によると、この事故で、60代の女性1人を含む30代から60代の男女4人が越前市内の病院に搬送された。
けがの程度は比較的、軽いという。
事故が起きた現場周辺には、ジェル状ものが幅数10cm、約19kmに渡って流れ落ちていて、国道8号線は現在、上り線は越前市塚原と敦賀市余座の間、下り線は敦賀市余座と南越前町桜橋の間で通行止めが続いている。
警察によると、事故は流れ落ちたジェル状のものが原因で、後続の車がスリップしたとみられるということだが、ジェル状のものを落とした車はすでに走り去っているという。
警察では、国道の監視カメラの映像を分析するなどして、車の行方を捜査している。
出典
『国道に液体流れ落ち事故相次ぐ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054057781.html
6月8日7時40分に福井新聞からも、同趣旨の記事が現場写真付でネット配信されていた。
7日午前7時25分ごろ、「白い泡状のものが落ちている」と警察に通報があった。
警察から連絡を受けた福井河川国道事務所が調べたところ、付着物は1mほどの幅で、敦賀市赤崎から南越前町具谷までの約19km続いていた。
同事務所は、午前9時半から上り線を、同10時20分から下り線を通行止めとし、除去作業を進めた。
路面の物質について同事務所が外部機関に委託して調べたところ、シャンプーの原料と分かった。
人に強い害はないという。
通行車両が液体を垂れ流して走ったとみている。
出典
『国道8号の通行止めは全面解除 越前市―敦賀市の一部、路面にジェル』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/202806
(ブログ者コメント)
NHKの映像によると、漏れたジェル状の物質は路面にロウ状になってこびりつき、デッキブラシで擦っても、なかなか落ちないようだった。
(2017年9月14日 修正1 ;追記)
2017年9月9日付で毎日新聞福井版から、運転手らが書類送検された、タンク下の配管パッキンが破損していた、漏れたのはラウリン酸で量は400ℓだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月8日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
県警交通指導課などは8日、原料を積んだタンクローリーの男性運転手(56)=三重県鈴鹿市=を道交法(転落積載物危険防止措置義務)違反の疑いで書類送検した。
容疑は、6月7日午前7時15~40分ごろの間、国道8号を走行中に積んでいた化合物のラウリン酸を約19kmに渡って飛散させたにも関わらず、除去などの必要な措置を取らずに三重県に引き返した、としている。
指示をしたとして、同乗者で運送会社経営の男性(67)=同=も、同法違反を教唆した疑いで書類送検した。
県警によると、タンク下を通る配管の接続部のパッキンが破損・脱落していたために、ラウリン酸計400ℓが漏れ出て飛散したとみられる。
スリップ事故は8件起きた。
県警は、社会的な影響が大きかったことなどを考慮し、運転手の刑事責任を問うのが妥当と判断したとみられる。
出典
『道交法違反 国道8号付着物、運転手ら書類送検 容疑で県警』
http://mainichi.jp/articles/20170909/ddl/k18/040/287000c
『国道にシャンプー垂れ流し、8日に書類送検 県警、運転手を』
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20170908/CK2017090802000031.html
9月9日付の福井新聞紙面には、当時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。
タンクローリーに同乗していた運送会社の社長が、社員の運転手に、道路管理者へ通報しないよう指示していたことが8日、分かった。
社長は、危険防止に必要な措置をとらずに三重県内に引き返すよう運転手に指示した疑いで書類送検された。
県警交通指導課によると、タンクローリーは、三重県内から福井県内の運送先に向かっていた。
配管の接続部品が一部破損して、ラウリン酸が漏れた。
運転手が南越前町具谷で漏れているのに気付いて車を止め、応急措置をして国道8号を引き返した。
9月10日17時10分に福井新聞からは、事故の後始末費用を運送会社に請求する方針という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省福井河川国道事務所が、道路法に基づき、原料の除去と交通整理にかかった多額の費用を、垂れ流した三重県の運送会社に請求する手続きを進めていることが9日分かった。
同事務所によると、垂れ流されたシャンプーの原料は路面でろうのように固まり、除去作業が難航した。
路面清掃車で複数回往復したがはがれず、路面を舗装し直す際に使う路面切削機2台を手配。
原料が固着した部分のアスファルトを、延長19kmにわたり、厚さ5mmを削り取った。
このため、上下線が17時間以上にわたり通行止めとなった。
原料が垂れ流された区間では、ワゴン車とトラックが正面衝突し4人が病院に運ばれたほか、7件の単独物損事故が起きた。
県警は、「すぐに通報があれば、事故は何件かは防げたはず」としている。
出典
『シャンプー原料除去費用、請求へ 垂れ流した業者に、道路法に基づき』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/236581
2017年6月2日18時57分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月2日17時12分にCBCテレビから、6月3日付で毎日新聞岐阜版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時半ごろ、羽島市小熊町外粟野の市道で、走行中のトレーラーに積んであった工事用のショベルカーが落下して横転した。
この事故で、道路脇の電柱が根元から折れて傾いたほか、道路沿いの住宅の敷地にある納屋の屋根や壁が壊れた。
当時、道路や納屋に人はおらず、けが人はいなかった。
警察によると、トレーラーはすぐそばの交差点から右折して、現場にさしかかったところでショベルカーが落下したという。
トレーラーは最大積載量が23トン、落下したショベルカーの重さは約14トンだという。
現場はセンターラインのない道路で、男性は、「対向車を左に避けたところ(油圧ショベルが)落下した」と話しているという。
警察は、トレーラーの64歳の運転手から話を聞くなどして、落下の原因を調べている。
出典
『トレーラーから重機落下で被害』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083950701.html
『ショベルカーが住宅を直撃』
http://www.hicbc.com/news/detail.asp?id=00043C7D
『重機落下 トレーラー荷台から 羽島・けが人なし /岐阜』
http://mainichi.jp/articles/20170603/ddl/k21/040/167000c
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、交差点を曲がって5mぐらいの場所にショベルカーが横転していた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。